「せんせい」「越冬つばめ」などのヒット曲で知られる歌手森昌子(60)が25日、年内で芸能活動を引退すると発表した。
公式ホームページにファンに向けたメッセージを寄せ、「昨年還暦を迎えるにあたり、人生の残された時間を具体的に考え始めた時に、もう少し穏やかな時間の中で、芸能活動以外の事に時間を使って人生を充実させたい」とコメント。後日、会見を予定している。
森は1971年、テレビのオーディション番組「スター誕生!」で初代グランドチャンピオンになり、翌年13歳でデビュー。山口百恵さん、桜田淳子さんと共に「花の中3トリオ」と呼ばれ人気を集めた。86年にいったん引退し、06年に復帰。
関係者によると、昨年夏に恩人が亡くなり、自身も2010年に子宮頸(けい)がんの手術をするなど闘病を経験。現在までに再発はないが休養を望んでいるという。
また05年に歌手森進一(71)と離婚後、3人の息子をシングルマザーとして育て、長男はロックバンド「ONE OK ROCK」のボーカルTaka(30)、次男は会社員、三男は「MY FIRST STORY」のボーカル・Hiro(25)として活躍中で、子育てが終了したのも引退を決意した理由という。