iPadをテレビ出力しよう!連携するための3つの方法
目次
iPadのテレビ出力方法は主に3つあります。どれでもiPadでのテレビ出力が可能ですが、価格や手段によってメリット、デメリットがあります。
ここではiPadをテレビ出力する方法を、メリットを中心に紹介します。iPadをテレビで楽しむための一助になれますように。
iPadをテレビ出力する方法とは?
iPadのテレビ出力方法は主に3つあります。それぞれ「HDMIケーブル」「Apple TV」「Chromecast」を利用する方法です。
iPadのテレビ出力はそれぞれに価格や性能、有線・無線かなどの違いからメリット・デメリットがあるので、自分にあった方法を探してみましょう。
iPadのテレビ出力、まずは手軽にやってみたい!比較的お手頃な「HDMI接続」
iPadをテレビ出力する方法の中で、最も手軽にセットアップできる方法です。必要な費用はHDMIケーブルと変換コネクタを併せて7,000円程です。
HDMIケーブルでiPadとテレビをつなげるだけで、簡単にテレビ出力ができるようになります。さらに、利用するアプリは限定されないのもメリットの一つです。大画面で映画やゲームを楽しむことができます。
HDMI接続の方法
HDMIケーブルを利用してテレビ出力する方法はいたって簡単。HDMIケーブルを使って、iPadとテレビを接続するだけです。
ただ1つだけ注意点があります。iPad側にHDMI端子が無いので、HDMIケーブルの端子の一つをLightning端子に変換する変換コネクタが必要になります。変換コネクタのLightning端子側をiPadに、もう片方のHDMI端子側をテレビにつなげれば、iPadをテレビ出力するための準備は完了です。
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後はテレビ側の入力切替で「HDMI入力」に切り替えれば、iPadの画面がそのままテレビ出力されます。音声もHDMIケーブルを通じてテレビ出力されるので確認してみてください。また動画を再生すると映像はテレビに流れて、再生コントローラーはiPad側に表示されるので、停止や早送りをしたい場合はiPad側で操作する必要があります。
これだけで接続完了です。簡単に接続できるので、購入するHDMIケーブルや変換コネクタを間違えさえしなければ、電子機器があまり得意でなくても容易に設定できるかと思います。
※現在Appleは2019年からiphoneやiPadからLightning端子を廃止するような動きを見せています。現に最新のiPad proは、既にLightningの代わりに「USB-Type C」端子に変更されています。自分が持っているiPadの端子がどのタイプかを見てから変換コネクタを用意しましょう。
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HDMI接続でテレビ出力するデメリット
HDMIケーブルを使用してテレビ出力するデメリットは、やはり有線であることです。無線と比べると、ケーブルがつながった状態はあまり見栄えが良くありません。
しかし、有線接続は無線接続よりも安定したデータ転送ができるので、映画やドラマを見ているときにノイズや遅延を感じにくいというメリットもあります。
iPadのテレビ出力はワイヤレスで設定したい!単体でも楽しめる「Apple TV」
iPadをテレビ出力する方法の中で、最もリッチなのが「Apple TV」を使った方法です。Apple TVは端的に言うと「動画を見るためのパソコン」です。この方法はApple TVが必要で、価格は最新モデルの「Apple TV 4K」で1万9800円。1世代前のApple TVでも1万5800円と、HDMI接続でのテレビ出力より高価なことが分かっていただけると思います。
しかしそれだけ多くの機能が備わっています。例えばDolby Atmosというサウンドシステムを持つサウンドバーやスピーカーと組み合わせることで、音楽が頭上から降ってくるような感覚を味わえます。従来のホームシアターよりさらに臨場感のあるサウンド体験ができます。またApp Storeからアプリをインストールすることで、動画配信サービスをテレビ出力で楽しむことも可能。Wi-FiでiPadとテレビを接続できるので、有線接続の煩わしさを感じなくて済むのもメリットですね。ただしApple TVとテレビの接続はHDMIケーブルが必要なので注意が必要です。
iPadのテレビ出力は「AirPlay」を使って接続します。もしiPadの画面をテレビ出力する「だけ」であれば、1万5800円の先代Apple TVがあれば十分可能です。
Apple TVのテレビ出力方法
それではWi-Fiを使って、無線でiPadの画面をテレビ出力しましょう。先にちらっと話しましたがApple TVとテレビの接続にはHDMIケーブルが必要です。Apple TVには標準でHDMIケーブルが同梱されているので、それを使用しましょう。
Apple TVとテレビをつなぎ、入力切替で「HDMI」に合わせると、テレビ画面にApple TVの初期設定画面が表示されるのでマニュアルや画面に従って設定しましょう。
先ほど少し触れましたが、iPadの画面をテレビ出力するためには「AirPlay」機能を使います。AirPlay上にApple TVが表示されているので、ミラーリングをオンにします。
ミラーリングをオンにするとiPadの画面がテレビ出力されます。iPadの画面を回転させるとテレビ側も同じく回転します。これで接続完了です。
Apple TVでテレビ出力するデメリット
「端末が高価」につきます。
apple TV単体で映画やドラマを購入して試聴できるなど、できることは確かに沢山ありますが、iPadの画面をテレビ出力するだけが目的ならここまでのお金を投資するのは理由付けとしては薄いかもしれません。
どうしても無線が良いという場合やお金が潤沢に用意できる場合を除けば、HDMI端子での接続の方が費用を抑えてテレビ出力できるのでおすすめです。
iOS以外の端末でもテレビ出力する予定がある!Android端末も出力できる「Chromecast」
iPadをテレビ出力する方法の最後は「Chromecast」を使う方法です。ChromecastとはテレビのHDMI端子に接続するだけで、Wi-Fiを経由してすぐにiPadの画面をテレビ出力できる方法です。
この接続方法はiPadやiphoneなどのiOS端末だけでなく、Androidスマートフォンやタブレット、WindowsOSのパソコンとも接続できるのが最大のメリットです。もしiPad以外の端末もテレビ出力できるのが便利と感じるのであればぜひおすすめです。
あとは価格もリーズナブル。ChromecastはUSBケーブルなどの同梱物がセットで1つ4980円で購入できます。
ただし、Chromecastはほかの接続方法と違い、使用できるアプリが限定されてしまうので注意が必要です。
Chromecastのテレビ出力方法
Chromecastには4kに対応した「Chromecast Ultra」や、音楽専用デバイスの「Chromecast Audio」といったデバイスもありますが、ここではスタンダードな「Chromecast」で解説します
Chromecastとテレビを接続する
まずはChromecastから出ているHDMIケーブルをテレビのHDMI端子に接続します。次にChromecastにACアダプターをつなぎ、コンセントに接続して電力を確保しましょう。
テレビとつないだら入力切替で「HDMI」に設定しましょう。するとChromecastのセットアップ画面が表示されます。これで接続完了です。
Chromecastのセットアップ
次にChromecastのセットアップをするために、iPadの操作に移ります。後々Bluetoothを使用するので、このタイミングBluetoothを「オン」にしてください。Bluetoothをオンにしたら、次はApp Storeから「Google Home」をインストールして起動します。ログイン画面が表示されるので、お手持ちのGoogleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
iPadとChromecastの連携
ログインしたら、今度はiPadとChromecastを連携させます。既にiPadのBluetoothが「オン」になっていれば、Chromecastを自動で認識してくれるので、そのままセットアップに進みましょう。
指示通り進めていくと、「コードが表示されていますか?」と表示されるので、iPadに表示されているコードと、テレビに表示されるコードが同じかを確認し、同じであれば「はい」をタップします。
Chromecastを使用する場所を選択
次に使用する場所を選択します。いくつかの場所がピックアップされるので、テレビがある場所を選択してください
Wi-Fiネットワークの設定
最後にWi-Fiネットワークの設定を行います。使用するWi-Fiネットワークを選択して、Wi-Fiパスワードを入力します。パスワードが正しく入力されるとそのままソフトウェアのアップデートに移行し、終了したらChromecastのセットアップは完了です。
Chromecastでテレビ出力するデメリット
最も大きいデメリットは「対応アプリ以外使用できない」ことです。例えばiTunes Storeで購入したコンテンツを楽しむのはChromecastではできません。そういった場合はApple TVやHDMIの有線接続が必要になります。
あとは他の2つの方法に比べると、テレビ出力までの手順がちょっと多い印象です。とはいえ基本的には指示に従っていけば設定可能なので、手間はありますが複雑ではありません。
Chromecastは「ミラーリング」ができないので、YouTubeやHulu、Netflixといった動画サイトをテレビ出力する用途で光ります。
まとめ
iPadをテレビ出力する方法をご紹介させていただきました。いかがだったでしょうか?
用途の違いや必要な費用、設定の容易さといった点で、接続方法は異なってきます。自分にあった接続方法で、iPadをもっと楽しんでみてくださいね。