20190325 下関工業高校で教諭が生徒に暴言・バリカンで髪の毛を丸刈り
https://www.tys.co.jp/NewsDetails.aspx?CID=76ad61b3-5ac1-42ee-8fa2-cee84f622f1e&DID=afecc0e5-3956-4f56-8c02-bbc6f0eb0532
http://web.archive.org/web/20190325124737/https://www.tys.co.jp/NewsDetails.aspx?CAT=News-Local
山口県下松市・生徒に暴言の教諭免職求め嘆願書提出
2019年3月25日 19:41
山口県下松市の下松工業の男性教諭が、男子生徒に暴言を繰り返し、髪の毛をバリカンで丸刈りにするなどしていたことが分かりました。生徒と保護者は、この教諭の処分を求める嘆願書を県教育委員会に提出しています。関係者によると下松工業高校の40代の男性教諭は、自身が担任を務める1年のクラスの男子生徒に、「学校ではなく、精神科に行け」などと暴言を繰り返しました。また、去年12月には同じ男子生徒の頭髪をバリカンで丸刈りにしたということです。これらの発言や行為に対し、クラスの生徒全員40人と保護者39人は先月、県教育委員会に教諭の懲戒免職を求める嘆願書を提出しました。教諭は一部の行為を認めて謝罪をしていますが、県教委では現在、教諭や生徒らから事実確認を行っていて、今後、対応を検討していくとしています。
http://kry.co.jp/news/news16321212.html
下松工業高校、生徒が一時退学届を提出
県立下松工業高校の教諭が生徒に対し「いじめ」ととれる、暴言などを続けたとして、教諭の処分を求める嘆願書が提出されている問題で、暴言を受けた生徒が一時、退学に追い込まれそうになっていたことが分かった。処分を求められているのは下松工業の40代の男性教諭で、嘆願書は、先月26日、県教育委員会に提出されている。男性教諭が担任していたクラスの生徒、40人全員と、保護者39人が提出者となっているという。関係者の証言などによると男性教諭は、去年12月初め、「お前が来るのは学校ではなく病院だ。受けるのは授業ではなく治療だ。などと、暴言を繰り返すなど「いじめ」ととれる行動をとったと指摘されている。また、暴言を受けた生徒は、2週間程度、学校を休み、精神的に追い込まれて12月中旬、「退学届け」を学校側に提出していたことが新たに分かった。学校側は男性教諭の問題を把握し、退学届は受理されずに、後に生徒と保護者が取り下げたが、2か月後に県教委に嘆願書が出されるまで具体的な対応が講じられなかったという。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190325/4060002344.html
県立下松工業高校の生徒が担任の男性教諭から繰り返し暴言を受けたり、髪の毛をバリカンで丸刈り頭にされたりしたなどと訴え、クラスの生徒全員と保護者が県教育委員会に教諭の懲戒免職を求める嘆願書を出していたことが分かりました。
学校側は暴言などを認めた上で「不適切な行為で生徒と保護者に謝罪した。経緯については分からないところもあり、教育委員会の調査で明らかになると思う」と話しています。
県立下松工業高校に通う男子生徒と父親によりますと、去年10月中旬、担任の男性教諭に昼休みに呼び出され「髪が長い」という理由でバリカンで丸刈り頭にされたということです。
また、授業中に教室で「ばか」とか「お前は病気だ」などと日常的に言われ、去年12月には10日間ほど学校を休んだということです。
さらに同級生によりますと、教諭はほかの生徒に対しても「ぼけ」とか「あほ」などという言葉を繰り返し発言していたということです。
男子生徒のクラスの生徒40人全員と保護者はこのままでは安心して学校に通うことが出来ないとして2月26日、謝罪や教諭の懲戒免職などを求める嘆願書を県教育委員会の浅原司教育長に提出しました。
これを受けて学校と教育委員会は3月15日に説明会を開き、この場で教諭本人が生徒と保護者に謝罪したということです。
下松工業高校の高橋等校長は教諭の暴言などを認めた上で「担任には丁寧に指導するよう口頭で注意した。どんな理由であれ不適切な行為だが経緯については分からないところもあり、教育委員会の調査で明らかになると思う」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20190325/4060002349.html
担任の教諭から暴言などを受けたと訴えている男子生徒はNHKの取材に対し「クラスの準備室に呼び出され『髪切ってやるから、坊主な』と言われたときは嫌でしたが、されたあとは特に何も感じませんでした。ただ、その後も授業中などに『病院に行け』とか『おまえが行くのは精神科』などと言われたことは傷付き精神的に疲れてしまいました。そのときは考えるだけ無駄だと思って、死にたいと思いました」と話していました。
その上で教諭については「何を言っても変わらないと思うし、根本的に変えることは無理だと思う。クラスのみんなが言ってくれたように懲戒免職がいいと思う」と話しています。
【同級生『残ってほしくない』】
男子生徒と同じクラスの同級生は「特定の生徒に当たりが厳しく、かわいそうだと思っていました。もしかしたら自分もやられるのではないかと怖い思いがして、怒られないようにしていましたが、みんなで守ろうと団結しました。怖い思いをしながら学校生活を過ごすことになるので、先生には残ってほしくないです」と話していました。
【父親 「子どもが納得できる結果に」】
男子生徒の父親は「担任の先生から連絡が来て『息子さんを坊主にしてもいいですか』と言われ、何か悪いことをしたのかと思いそのときは了承した。その後、別の人たちから詳しい話を聞いて状況が分かった。正直、はらわたが煮えくりかえる思いで、先生に対する信頼は無くなった。子どもたちが納得できるような結果になってほしい」と話しています。
【下松工業高校は県教委に報告せず】
下松工業高校の※タカ橋等校長によりますと男子生徒の髪の毛をバリカンで丸刈り頭にしたことについて男性教諭から直接報告を受けその際、校長から男性教諭へ丁寧に指導するよう口頭で伝えたということです。
その後、生徒やほかの教諭などから男性教諭の行為についての報告はなく、改善されたと考えていたということです。
学校では一連の行為について、嘆願書が出されるまで県教育委員会に報告していませんでした。
学校では県教育委員会への嘆願書の提出を受けて、3月15日に委員会の担当者と校長、それに男性教諭が出席してクラスの生徒と保護者を対象に説明会を開き、暴言やバリカンで髪の毛を丸刈りにしたことなどについて謝罪しました。
学校側は来月からの新年度は、男性教諭に担任を持たせないことを含め対応を検討しています。
※タカ橋校長は「学校でバリカンで頭を刈ること自体が不適切なので、教諭には複数回指導を行った。言葉が不適切だという自覚は教諭にもあり、反省の態度を示していた。一連の経緯については本人が刈ってくださいと言ったのかもしれず、私の聞き取りでは分からないところもあるので県教育委員会のヒアリングで明らかになると思う」と話しています。
【県教委 調査の内容差し控える】
山口県教育委員会は「2月26日に嘆願書を受けて生徒からの訴えを初めて把握した。その翌日から学校関係者や当事者への聞き取りを始め、学校での説明会にも教育委員会として立ち会っている。現在も事実関係を確認している段階のため、調査の内容については差し控えたいが、生徒が落ち着いて学習や部活動に取り組める環境を取り戻すべく対応している」と話しています。
※下松工業高校校長の「たか」の文字はいわゆる「はしごだか」です。
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