夜の海地獄とは
湯気の向こうに鬼遊ぶ森
夜の海地獄には、湯煙の向こうから鬼がやって来ます。1200年前、鶴見岳噴火によって出来た海地獄。赤い灼熱のマグマの熱を受けていながら海の様に青い湯が、闇の底で白い雲のような湯気を吹き上げる森、そんな夜の海地獄はこの世と異界が隣り合わせ。だから湯気の中からのっそりと鬼どもが滑り込んで来れる。鬼に襲われるのか、鬼に浄められて幸せになれるのか。それは、鬼のそばに近寄って闇の中の地獄巡りをする、あなたの心しだいなのです。
夜の海地獄には、湯煙の向こうから鬼がやって来ます。1200年前、鶴見岳噴火によって出来た海地獄。赤い灼熱のマグマの熱を受けていながら海の様に青い湯が、闇の底で白い雲のような湯気を吹き上げる森、そんな夜の海地獄はこの世と異界が隣り合わせ。だから湯気の中からのっそりと鬼どもが滑り込んで来れる。鬼に襲われるのか、鬼に浄められて幸せになれるのか。それは、鬼のそばに近寄って闇の中の地獄巡りをする、あなたの心しだいなのです。
ここは夜の海地獄の奥へといざなう森の小道です。波の様にうねる妖しい光、そして風、雷、地響きが渦巻く音の中に鬼のうなり声も低く、太く響きます。それは鬼からの挑戦状かもしれません。
青い熱湯からもうもうと上がる白い湯煙に、妖しい光が当たると、のっそりと赤青の鬼どもが現れます。ふざけ戯れる鬼の中に地獄の盟主、閻魔大王も登場。コラ!と叱る閻魔様、逃げる鬼。賑やかな湯屋です。
光の切り絵がきらめいて、可愛い子鬼たちがチラリと現れては消えてゆく。こちらが鬼を観察しているのか鬼がこちらを見ているのか分からなくなる内に、子鬼たちは「さあ、右の坂道を登るんだよ!」と誘います。
屋内の水面一杯に広がる大鬼蓮。水音に合わせて幻想的な光の粒が踊る。ここは鬼が眠る寝床です。鬼のイビキも静かに響く中、ふと天井を見上げると鬼の大目玉がギョロリと開いて水面に映り込んだり…
赤池地獄の周りには、光る蓮の花。ここは地獄と極楽浄土が混ざり合う場所。鬼たちは邪気を祓い、表情は怒りから微笑となり体の色も赤や青から白色に変わって光を放ちます。
鬼は人を襲い、呪うのではなく、人の邪気を浄化して 幸せを運んでくる神の使いだったのです。館の前ではここまで出会った鬼が歌って踊る賑やかなフィナーレ となり、閻魔大王も微笑んで来場者に見送りのご挨拶。
〒874-0045 大分県別府市大字鉄輪559番地1
●自家用車
大分自動車道別府ICから右折、県道11号を鉄輪温泉方面に約3km直進、車で約5分 ※無料駐車場あり。最大220台収容可。
●路線バス
JR別府駅西口より、亀の井バス2・5・41・43番 鉄輪行きで20分、海地獄前もしくは鉄輪下車、徒歩1分
●タクシー
別府駅より、海地獄 約15分・約1500円/亀川駅より、海地獄 約10分・約1200円