【プロ野球】王者広島が投壊…開幕ローテ白紙 ジョンソン、ローレンス離脱…2019年3月25日 紙面から
◇オープン戦 広島6-6ソフトバンク広島は田中広が5回の適時打を含む3安打。先発の岡田は5四球と制球が乱れ5イニング5失点。ソフトバンクは先発枠入りを狙う高橋礼が6回途中3失点。危険球で退場した甲斐野ら救援陣にも不安を残した。 ◇ 試合後、広島の佐々岡投手コーチは険しい表情で駐車場に現れた。開幕まで1週間を切り、ローテは白紙の状況に。「やりくりは今は全く分からない。もう一回考え直します。大幅に変わる? そうでしょうね」と明かした。 巨人との開幕2戦目(30日・マツダ)に先発予定だったジョンソンが、コンディション不良で23日のソフトバンク戦を回避。24日はキャッチボールなどで汗を流し、「大丈夫。問題ない」とコメントしたが、開幕カードから外れる可能性が高くなった。代わって床田の名前が浮上している。 4月2日からの中日3連戦(ナゴヤドーム)の顔ぶれも変わりそうだ。もともと野村、床田に加えて、九里か新外国人ローレンスの登板が予想されていた。だが、ローレンスが祖父の葬儀参列のため25日に離日することが決定。30日に再来日予定だが、佐々岡コーチは帰国後の調整期間を「必要でしょうね」と明言。中日戦の登板は極めて難しくなった。 2軍ではアドゥワ、薮田、中村祐らが先発で好結果を残している。佐々岡コーチは1軍抜てきに「今すぐは考えていないが、それも踏まえて考える」と含みを持たせた。 今季は「先発10人構想」を掲げ、準備してきた。最善の策を練り、いきなりの試練を乗り切りたい。 (杉原史恭)
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