「少女は下半身で語る」。
いきなりエロっぽくて恐縮だが、これは僕のポリシーだ。

塩田明彦監督の『害虫』という映画で、若かりし時の宮﨑あおいを観て、僕はそう確信した。

まぁぶっちゃけちゃうが、確かにエロっぽい意味合いも含まれている。
しかしそれ以上に、少女の下半身はあまりに雄弁なのだ。
顔を撮る以上に、あらゆる情感を語り尽くす力を持っている。

それを『らき☆すた』あたりから、僕は後輩達に散々吹聴して回った。
作品本編でもかなりこだわって作ってある。
あ、いや、『AIR』あたりから、既にやってたな。

まぁそれを真に受けすぎた某監督は、やたら下半身しか映さなくなるのだが・・・。
要らんこと教えてしまったな・・・。


少女の下半身、股、ふともも、ふくらはぎ、そのフェティシズムにこだわる絵師もかなり多いだろう。
『かんなぎ』の武梨先生もふとももフェチだとおっしゃってた。

いや、性的嗜好ではないんだな。
女性の女性性とはやっぱり子宮なのだと思う。
女性は18歳で一番妊娠率が上がるそうだ。だから冗談ではなく、「子宮が語っている」のだ。そうとしか思えない。
僕らは少女の子宮から出る匂い立つ強烈な誘惑に圧倒され、知らず知らずに胎児の時の記憶を呼び覚まされるのかも知れない。
「胎内回帰」の発想だ。


・・・うーん、ここまで書いてもただの変態のキチガイ駄文にしか見えん。
なんとか説明したいんだがなぁ。


でも最近、なんかみんなやり始めたから、僕は意図的に(差別化の意図もあって)下半身を避けていた。
『WUG』も、パンチラとか散々言われる割には、異様に下半身のカットが少ない。
避けたのだ。

でもまぁ、そういうストイックさも、もういいでしょ。


つー訳で、『薄暮』ではリミッター外して、いつもよりマシマシで下半身を描いています。
乞うご期待!