新年幕開けに催される箱根駅伝。日本中を活気づける国民的行事とも言える。15回目の出場権を手に入れ、練習に励む青学陸上部を支えるのは、笑顔が素敵な姉妹マネージャー、飯島彩子さん(姉)と優子さん(妹)だ。
「選手を箱根駅伝に導く！」との想いでマネ業に携わり、連続2回の駅伝出場を果たした彩子さんと、新米ながらも力を発揮する優子さん。来年1月は2人揃っての駅伝入りで、エールもサポート力も、より強力です！
｢まじめでおおらかさがあるのが青学陸上部の魅力ですね｣とふたり。｢厳しさを熟知している選手たちには偉そうなことは言えない。その分、自分たちが出来ることは全部してあげたい｣と、接するマネ姿勢に、聖母の姿あり。
｢最初は“姉に言われている”感覚でムッとすることも(笑)。今は先輩として素直に聞けます｣と優子さん。｢でも家では立場が逆転することも～｣と彩子さんは苦笑い。部活も一緒なのでますます仲良しになったとか。
選手の父兄から部員全員に贈られたチームカラーの靴下。｢個別に各自のイニシャルが入っているんですよ！履くのがもったいなくて｣。陸上部は家族ぐるみのエールも熱い。2人の手首には女子マネ手製の応援ミサンガ。
去年の駅伝予選会後、結果発表前に他大学のマネ間で事前採点。彩子さんから｢うちは落選しました｣と報告された部員はがっくり。が、正式発表では入選だった！青学にとって33年ぶりの駅伝出場、一転して喜び倍増。失敗も結果オーライ？！写真は誤報報告中の決定的瞬間。
★入部のきっかけ：
彩子さん：勧誘時に陸上部の真剣さに触れ、箱根駅伝に一緒に行こうと思った。
優子さん：日常生活で、姉から陸上部の楽しさを聞かされていて迷わず入部。
★スポーツ歴：彩子さんは高校時代はバンドのギタリスト。優子さんは中学で短距離、高校はカラーガード部。
★テキパキした妹と癒し系の姉。姉は妹にマネージャーの襷をつなぎ、箱根駅伝を見届けて来春卒業する。
箱根駅伝には1943年に初参加。しかし、76年を最後に、出場が途絶えていた。2004年より、チームの強化が始まり、前回は 33年ぶりの復活。2010年は、全日本大学駅伝初出場、昨年に続き2年連続で箱根駅伝出場が決定している。