とうとう曹操を追い詰めた! と思ったら、
何とその前に立ちふさがったのは金髪の巨人呂布! 前作で死んだ筈の彼は生きていた。
本作では馬に乗っておらず、方天画戟も使わず、大剣で攻撃してくるので、
(前作で戟を投げ捨ててしまったからか?)
呂布という感じはしないが、その巨体から来る威圧感は半端でない。
本作ではキョチョも壮絶な巨体だったが、呂布もまた非常識な巨人である。
※ 原作の天地を喰らうにおいては呂布は西洋人の血を引いている事になっている為、金髪である。 ちなみに貂蝉は「呂布の妹」と言う事になっており、同様に西洋人的な金髪美女とされ、 董卓に身を寄せるのも「兄の呂布に天下を取らせるための布石」と言う設定になっている。 「天地を喰らう」は打ち切りになったので話は尻切れ蜻蛉で終わっているが、 長く続いていたらどうなっていたのであろうか…… | |
「五原から来た西洋人の血を引く男」以前に、 何故ローマ兵みたいな格好をしているのか? 曹操が金髪碧眼で孔明がパタリロみたいなアニメ版横山三国志も吃驚の姿である。 |
■ 敵将「呂布」
呂布 | |
---|---|
剣 | 無造作に剣を振り回す。威力が高く、リーチもかなり長い。 |
鞭 | 剣から鞭に持ち替え、鞭でしばき上げる。鞭を出すまでの構えが遅く、 見てからでも避けられるが、威力が非常に高く、直撃すると2ヒットして致命傷になる。 起きあがりに重ねてきたりもするので、その場合はメガクラッシュで。 |
剣刺し投げ | 剣で突き刺してからそのまま振り回して投げ飛ばす。威力が極めて高い。 |
掴み叩き付け | 襟首を掴んでから思い切り地面に叩き付ける蛮勇度の高い投げ。 非常に威力が高いので必ずA+B同時押しで投げ抜けしたい。 投げ抜けしても剣で追い打ちされるケースが多いが、そのまま投げられるよりはマシである。 |
ジャンプ斬り | ゆっくりしたスピードでジャンプしての斬りつけ。 曹仁と違ってジャンプが遅いので見てから避けるのは簡単。 |
ダッシュタックル | 斜め急角度で来ることが多いのでかわしにくく、威力が非常に大きい。 ただ、至近距離からは殆ど使ってこないので、曹仁ほど厄介ではない。 |
ショートジャンプ からのタックル | ぴょんと高速で跳び上がってからタックル。 こちらの攻撃をジャンプでかわしながら攻撃してくるという攻防一体の技。 中間距離で剣を振り回したり、弓で攻撃しようとするとこれが来る。 |
ローリングアタック | 回転体当たり。非常にスピードが速く、2回ヒットすることも。 |
防御 | 曹仁のように打撃を防御する。 飛翔剣や斬断弓などの必殺技もガードされるので呂布に必殺技は危険。 |
メガクラッシュ | 剣を振り回しながら衝撃波で攻撃する掟破りの無敵技。 起きあがりなどで使ってくる。張遼のメガクラッシュより当たり判定が広く、 特に左右への攻撃範囲が異様に大きいので要注意。 |
挑発 | 剣を地面に刺してから手招きし「かかってこいや!」みたいなポーズを取る。 殆どお目にかかれないが、剣刺し投げの後などに使ってくる。 |
出現敵 | 1:女拳士×3、弓兵×2 |
2:デブ×3 | |
3:ナイフ兵×3 | |
4:弓兵×3 | |
5:マッチョ×3 | |
6:デブ×4 | |
7:弓兵×3 | |
1→2→3→4→5→6→7→2→3……のループ。 |
外見の事はさておき、事実上のラスボス戦で、凄く手ごわそうに見えるが、
実は曹仁のコンパチキャラに過ぎないのが彼、呂布。
体力が多い点と、全体的にスピードと攻撃力がアップしている事を除けば、能力的に曹仁と大差なし。
ジャンプ斬りのスピードが曹仁よりかなり遅く、見てからでも余裕で回避可能。
ムチは曹仁のモーニングスターみたいな物。強力だが構えてから出るまでが遅いので回避できる。
確かに一発一発の攻撃力は高いし、護衛はナイフ兵や女、マッチョ、デブなど豪華だが、
「忍者は出てこない」ので、冷静に戦えば徐晃より楽な相手だ。
戦法も曹仁と同様、軸ずらしパンチ投げと上下から近づき、掴みからの掴み攻撃→投げで攻めれば問題ない。
ただ、呂布はガードをしてくるのでダメージを与えづらいのと、
体力が膨大なので倒すのに時間がかかり、タイムアップになりやすいのが苦しい部分。
体力の多いマッチョあたりが「肉の壁」と化し、こちらの攻撃を遮断してしまい、
なかなか呂布にダメージを与えられずにタイムアップで窮地に陥ると言ったケースもある。
特にパンチのない黄忠ではありがちなので、集中して呂布を狙いたい。
また、呂布はローリングアタックで無意味に左右を往復する事も結構あり、
これをやられると、別に自分がダメージを受けるわけではないが、手の打ちようが無く、
そのままタイムアップになってしまうと言う悲劇もある。一度狙ったら逃がさずに攻めきってしまいたい。
ある程度腕前のある関羽や魏延プレイヤーの場合は、
一人も失わずにノーミスで呂布を倒すのはさほど難しくない。意外と拍子抜けだ。
黄忠以外のキャラクターは、始まったらすぐ上に動いて呂布、
女との軸をずらし、そのまま軸ずらしパンチで攻めるか、倚天の剣で斬りつければよい。
呂布を狙いつつ、周囲の女と増援の弓兵を巻き込んで倒し、女か弓兵が1人残ったら、
そいつを残して雑魚封印すれば、勝利はほぼ確定。
呂布をダウンさせたら、呂布の上下に位置し、起き上がったら掴み攻撃。
あるいは呂布と軸をずらして、パンチ投げか倚天の剣で斬りまくる。
なお、このステージの画面左側は背景の「木」がジャマで画面が見にくいので、
出来れば左側で戦うのは避けよう。
呂布は倒したときのタイムボーナスの値が異様なほど大きいので、
もし残機に余裕があれば、呂布を倒す寸前までダメージを与えたら廻りの雑魚を倒して点稼ぎをしつつ、
「敢えてタイムアップで死ぬ」事でタイムをリセットし、大きなタイムボーナスをゲットするのも良い方法。
関羽は足が遅く、投げが放り投げなので起き攻めは考えない……と言うより出来ないので、
何も考えず敵の群れごと呂布をパンチ投げしていけば良い。これで問題なく勝てる。
護衛の女や弓兵、マッチョは倒していくと回復用の肉まんなどを出すため、
無理に雑魚封印をする必要もなく、ある意味曹仁より弱い相手と言える。
張飛は関羽に近いごり押し戦法で行けるが、パンチの弱さの分ちょっと苦しくなる。
攻撃力自体は高いので、雑魚封印まで出来ればあとは楽になる。
掴んでからジャンプ投げで起き攻めするのも良い。
趙雲は攻撃力が低いため、時間との戦いになる。
倚天の剣が消えてしまうとちょっと苦しい戦いになるだろう。
雑魚を無視し、タックル移動で呂布だけ狙って攻撃しないとタイムアップが恐い。
不幸にして必殺技の飛翔剣はガードされてしまう為、掴みからでも使うのは厳禁。
よって、なかなか呂布にダメージを与えることが出来ないし、
掴みから投げてしまうと呂布が遠くへ吹っ飛んでしまうため、起き攻めが難しくなる。
趙雲の場合は掴んだら投げず、掴み攻撃3回でとどめて、すぐに起き攻めに行った方が効率がよいかも知れない。
魏延は雑魚封印して起き攻め。
掴み攻撃→斬馬蹴り(投げ)→タックル移動で接近→掴み……の黄金パターンで楽勝。
一番呂布戦が楽なキャラクターかも知れない。
黄忠はちょっと辛い。
なるべく早く初期配置の敵を一人残して雑魚封印出来るかどうかで全てが決まる。詳細は後述。
★黄忠の場合★ 他のキャラだと楽な呂布だが、黄忠にとっては結構厄介な相手である。 忍者がいないのは良いのだが、黄忠の天敵である女が出てくるため、意外と安定しないのだ。 また、女と弓の連携はなかなか凄まじい物があり、下手に敵をまとめてしまうと、 こちらがダウンした後に弓矢と投げナイフの雨嵐でハメ殺されることもある。 雑魚封印をして、呂布を掴み投げ→タックル移動で近づいて…の、 起き攻め投げハメパターンにはめられれば楽勝なのだが、 このパターンにはめる前に女に包囲されて殺されたり、 雑魚封印に失敗してナイフやデブが沢山出てきてしまうと言うケースも多々あるため、 黄忠にとっては「楽勝のボス」とはとても言えない。 本ゲームでは黄忠は敵と戦う際に一対一の形に持ち込めれば最強のキャラクターであるが、 多数の敵が出てくると誰よりも辛くなってしまうのだ。 よって、この呂布戦や晏明戦のように、タフな敵がうじゃうじゃ出てくると、 じいさまの弓では対応しきれずに押しつぶされてしまうことが多いのである。 初期メンバーの弓兵か女を1人残してなんとか雑魚封印しよう。 これが出来れば残機ゼロでもクリアが見えてくる。 黄忠にとっては有り難いことに武器である倚天の剣は置いてあるし、 倚天は落としても消えにくい為、ある程度ダメージを受けても再起はしやすいのが幸い。 ■ 具体的な戦法 まず戦う前の注意点として三点。 ・呂布はこちらの必殺技をガードしてしまうため、例え掴みからでも必殺技「斬断弓」を使うのは御法度。 ・タックルもガードされると危険なので、呂布相手にはあまり使わない方がよい。ここではあくまで移動手段。 ・開始前に倚天の剣は拾っておく 戦いが始まったら上に移動して呂布と女と軸をずらして攻撃をかわし、 そのまま軸をずらして女ごと倚天の剣で呂布を斬って行く。 その後は少しずつ上に移動しながら剣で斬る事を繰り返しつつ、 画面の上に到達したら左へタックル移動で画面の左上部分まで逃げる。 後は画面左の壁を背にして、右へ3連弓を連打する。 ここなら背後に廻られる心配はなく、呂布のローリングアタックも際どいが弓で落とせるので、 比較的安定して攻められる。恐いのは女の投げナイフと突発的な跳び蹴りである。 敵が近付いて来たら3連弓連打を止めて、倚天の剣で斬る。 下から回り込んできた相手は掴み投げで投げ返す。 投げナイフが来たり、複数の敵に接近された場合はメガクラッシュで仕切り直し。 投げナイフ連発や跳び蹴りを喰らったりした場合は、一端下へ移動して、安全圏まで逃げるのも有効。 取り敢えず女と弓兵が残り二人くらいになるまで粘ろう。 敵が二人位まで減少したら、そのまま呂布だけ狙って掴み攻撃から起き攻めパターンに移行。 掴み攻撃1回、右へ投げ→右へタックル移動→様子を見つつ呂布が起きあがったら上下から近づいて掴む→ →掴み攻撃1回、左へ投げ→左へタックル移動→様子を見つつ呂布が起きあがったら……の繰り返しである。 倚天の剣がまだ残っているなら、掴み投げではなく、軸をずらしつつ剣で呂布を斬りまくればよい。 呂布はある程度攻撃をガードしてしまうのだが、幸か不幸かそれのお陰で、 「何回斬りつけても呂布はなかなかダウンしない」ので、効率よくダメージを与えることが出来るのである。 なお、この際雑魚封印の相手は弓兵でも女でもどちらでも良い。 個人的には誘導しやすい女の方が雑魚封印には都合が良いと思う。 ともあれ、ここまで来れば、後は楽な相手だ。 しかし、晏明戦と徐晃戦で一人ずつ死んで、残機がゼロの場合は、 ここでのミスは許されないため結構プレッシャーがかかる。 逆に、呂布戦で残機が一人でも残っているなら、ワンコインクリアはほぼ確定である。 |
呂布を無事倒せれば、遂に曹操とご対面である。
戦う前に、プレイヤーには曹操を殺すか、殺さないかの選択肢が与えられる。
ここで「曹操を殺さない」と選ぶと、その時点でゲームは終了となり、エンディングが始まる。
「曹操を殺す」を選んだ場合は、曹操と戦うことが出来る。
こう言ったエンディング間近での選択肢は、同社の横スクロールアクションゲーム、
「マジックソード」のラストを思い起こさせる演出である。
※ マジックソードは1990年にカプコンが発表した、ヒロイックファンタジーの世界観を持つ、
横スクロール型のアクションゲーム。1987年に登場した同社のブラックドラゴンの進化改良型とも言えるゲーム。
捕まっているNPCを救出して、オプション代わりに使うことが出来るのがユニークだった。
仲間のNPCは強い者と弱い者の差がハッキリしており、やたらと重宝する盗賊から、まるで使えない大男まで様々。
中でも大男の使え無さっぷりには、今は亡き月刊ゲーメストの読者投稿などでもよくネタにされていた。
最後のボスを倒すと、力の源であるオーブを取るか取らないかの選択肢が現れ、それによってエンディングが変化する。
■ 敵将「曹操」
曹操 | |
---|---|
爆弾投げ | 爆弾を投げる。爆弾に当たっても、爆発に巻き込まれても、ダメージはたったの1 |
選択肢で「曹操を殺す」を選択すると曹操と戦うことが出来る。
曹操は爆弾を投げることしかできず、その爆弾のダメージはたったの1しかないので、負ける可能性は無い。
が、ここは制限時間がタイム15しかないので、ぐずぐずしているとタイムアップになってしまう。
ここでタイムアップになると、体力が減ったり死んだりするのではなく、
「曹操に逃げられた」と言う事になり、そこでゲームオーバー(バッドエンド)になってしまう。
そう言うわけで、死ぬ可能性はないが、任務失敗の可能性は十分にあり得るので注意しよう。
特に、爆弾の爆風に巻き込まれてダウンすると大きな時間のロスになる。
ダメージは1だが、1でも喰らえばパーフェクトボーナスは失われるので、この点でも爆弾を喰らってはならない。
また、自分が喰らうだけでなく、曹操は自分の爆弾の爆風に巻き込まれて自爆し、
ダウンしてしまう事があり(当然ダメージはたったの1)これも大きな時間のロスとなる。
この自爆を繰り返されると時間内に倒せなくなってしまうのだ。
曹操が爆弾を手に持っているときにパンチすると爆弾を取り落としてしまい、曹操の足元で爆発するので、
曹操が爆弾を出したら、自爆されないように画面の逆方向へパンチ投げすると良い。
倒し方は爆弾を避けながらパンチ投げを4~5回喰らわせればそれで終了である。
腕に自信があるならワンパン投げを使えばもっと早く倒せる。
ワンパン投げでダウンさせたら起きあがりに再度ワンパン投げ。
曹操が爆弾を出す前に速攻で叩きのめすのがコツ。
最後に掴んで、掴み技×2→必殺技のコンボで終了。これで勝利ボーナス点も入る。
魏延や趙雲の場合は、最初から掴みからの掴み攻撃2回→必殺技を使った方がもっと効率が良いし、
黄忠は遠距離から3連弓だけでいとも簡単に倒せるだろう。
とにかく爆弾に当たってダウンしないように。
さて、宿敵曹操を倒した人も、倒せなかった人も、
関羽のように見逃した人も、これにて天地を喰らうⅡは終劇。
その後は倒した敵将に応じたボーナスポイント等が加算され、エンディングへ……
エンディングは、
1:「曹操を殺す」を選択して殺した場合
2:「曹操を殺す」を選択して殺せなかった場合
3:曹操を見逃してやった場合
の三つ。
この中でも2番目の物が最悪のエンディングと言えるだろう。
史実(?)の三国志演義に忠実なのは3番目。
まぁ、道中でキョチョやら徐晃を殺してしまっている以上、史実に忠実も何もないのだが。
2のバッドエンド以外のエンディングを迎えると、各武将の後日談的な一枚絵が見られるので必見である。
それ以外にも1コインクリアすると、最後に劉備暗殺隊の3人娘が祝福してくれる。
その画面下ではストⅡのリュウ、ケンに扮した「モビちゃん」が演舞を披露してくれるおまけもある。
(まぁ、今の時代の人はモビちゃんなんて言われてもわからないだろうが……)
是非1コインクリア、ノーミスクリアを目指してみよう。
※ モビちゃんはカプコン往年のアクションゲーム、サイドアームの自機をSD化したマスコットキャラである。
当時はよく隠しキャラとして他のゲームに出演していた。
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