社会

船とカヌーで抗議 辺野古新基地建設

K9護岸に接岸した台船から土砂をトラックに運ぶ重機=27日、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は27日午前、埋め立て予定区域で土砂投入の作業を継続した。大浦湾側のK9護岸からトラックで土砂を運び、辺野古側の埋め立て予定地区に搬入していた。大浦湾では、土砂の運搬船が3隻確認できた。

 K9護岸周辺では、抗議船1隻とカヌー11艇が新基地建設に抗議した。

 平和丸船長の牧志治さんは「国が法治国家のプライドを捨てて民意を無視した工事を行っている。今日は海も荒れている。このように安全を無視した作業にも抗議したい」と訴えた。【琉球新報電子版】