AK159 メタルバーニッシュフルード(黒染め液)100ml \1,428(+税)(売り切れ)
フリウルの金属製履帯を黒染めする液です。モデルガン用など様々な黒染め液がありますが、ホワイトメタルが綺麗に染まる黒染め液はあまり売られていません。
AKの黒染め液は専用に開発されただけあって、非常に美しく染まります。また使い方も簡単です。一瓶で1両分を染める事が出来ます。

黒染め液によっては赤茶色になってしまうものもありますが、AKの黒染め液は非常に美しい色に染まります。

写真の例では、フリウルを組み上げた後に黒染めしました。黒染めの過程で、履帯を連結している針金が錆びてしまうため、このように赤錆が出ていますが、却ってリアルな感じになります。

使い方とコツ

用意するもの:

○黒染め液を入れるプラスチックまたはガラスの容器。蓋が出来る方が好ましい。
○食用酢
○中性洗剤
○使い古しの歯ブラシもしくは電動歯ブラシ(後述)
○ゴム手袋
○本製品。※有害ですので、お子様やお年寄り、ペットが触れないよう十分に注意してください。

手順:

1.あらかじめフリウルの履帯を組み上げます。

2.台所用の中性洗剤と食用酢の混合液に漬け、歯ブラシで丁寧に洗浄します

※普通の石けんは弱アルカリ性ですので、(酸性の)黒染め液が中和されてしまいますから、使わないでください。
(パッケージの英文には石けん水で洗うよう書いていますが、これは間違いである旨、メーカーの告知がありました)
※中性洗剤は付着している油分を除去するため。食用酢は表面に析出している亜鉛を除去し、より綺麗な色に染める効果があります。
※中性洗剤は数滴で構いません。また食用酢は、安いもので構いません。
※より良い効果を得るため、洗浄時に安い電動歯ブラシ(数百円で手に入ります)を使う事をお勧めします。「ハピカ」で検索すれば、ヒットすると思います。
※フリウルの履帯には鉛が含まれているため、いったん使用した歯ブラシは歯磨きに使えなくなります。注意して下さい。

3.上記の混合液に一晩漬けたままにしておきます。量はヒタヒタに浸かるくらいで構いません。

※うまく洗浄できていると、ピカピカしたテカリが無くなり、落ち着いた感じの色合いになります。

4.水道水で良く洗浄し、乾燥させます。

5.黒染め液をプラスチックもしくはガラスの容器に移します。

※黒染め液は有害です。いったん使った容器は食器や食材の保存用としては使えなくなります。

6.カラになった黒染め液のボトルに水道水を一杯に入れて、黒染め液と混ぜます。これでちょうど2倍に薄めた黒染め液が出来ました。

7.ゴム手袋を着用し、履帯を黒染め液に浸します。気泡が付くとムラになりますので、必要に応じて歯ブラシで擦り、気泡を追い出します。

8.前処理の洗浄が不十分だと、下記の写真の様にムラになります。色が変わり始めたら、いったん引き上げて、ムラになっていないか確認します。多少のムラは塗装でごまかせますが、うまくいっていない場合は、いったん黒染めを中止し、水道水で丁寧に洗浄した後、手順2からやり直せば大丈夫です。

9.黒染めしている最中、白い析出物が付いている部分が見つかったら、いったん引き上げ、固まる前に歯ブラシで擦り落とします。

10.好みの色合いになったら引き上げて水道水で十分に洗浄します

※黒染め液につけたままにしておくと、化学反応が過度に進行して、表面が荒れてきます。放置しないでください。

11.乾燥させてできあがりです。

Aは前処理の段階で、酢と中性洗剤の混合液に一晩漬けおいたもの。洗浄時に電動歯ブラシを使用。
Bは中性洗剤のみを使用し、つけ置きを行わなかったもの。手磨き。
色合いの違いがおわかり頂けると思います。

おまけ:
2010年のベルトリングから、実際に生きて走っている車両の履帯写真を集めてみました。汚れ方、接地面の光り方やセンターガイドの擦れ方などご参考になれば幸いです。また、走った直後の状態だと、ゴム転輪と擦れ合う部分にはホコリは乗っていないと言うのが解って頂けるのでは無いでしょうか。
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