7道府県で25億円被害 窃盗団60人逮捕
神奈川県や静岡県など7道府県で、貴金属や携帯電話などの窃盗を組織的に繰り返していたとして、神奈川県警などの合同捜査本部が約60人を逮捕し、主犯格の指定暴力団稲川会系組幹部も2日に逮捕したことが、捜査関係者への取材で分かった。被害総額は約25億円に上るとみられ、県警などは長引く不況を背景に暴力団の資金源になっている可能性が高いとみて、グループ上層部の逮捕で大規模窃盗事件の全容解明を進める。
捜査関係者によると、被害は平成20年ごろから神奈川、静岡、群馬を中心に北海道、埼玉、茨城、京都の7道府県で相次いでいる。
逮捕されているのは指定暴力団の稲川会や山口組の組員とその周辺者、外国人など。グループは当初、自動車を盗んで海外に密輸していたが、税関などの取り締まりが厳しくなり、徐々に高い値段で処分できる貴金属や携帯電話などを盗むようになったという。犯行はバールなどで店舗入り口の扉をこじ開けたり、ガラスを割ったりする手荒な手口で侵入し、大人数で大量に盗み、一件当たりの被害額が大きいのが特徴。
稲川会系組幹部ら主犯格とみられる上層部数人の下に、複数のグループがあり、メンバーの一部が逮捕されると、残ったメンバーが別のグループに合流するなどして窃盗を繰り返していたという。
神奈川県警の調べによると、今年3月、水戸市内原町の宝飾品店「トンプキンス水戸」で、腕時計149個と貴金属4点(計約1億3619万5千円相当)が盗まれた。昨年10月には、神奈川県平塚市の携帯電話販売店から携帯電話約40台(販売価格約220万円相当)が盗まれた。
水戸の事件では10月に県警などに逮捕された横浜市瀬谷区三ツ境、飲食店経営、佐々木弘美被告(47)と、韓国籍の同市南区平楽の無職、朴聡被告(28)が、窃盗と住居侵入の罪で起訴されている。
県警は、被害の確認された各道府県警と協力して捜査している。
(産経ニュース12月3日より抜粋)
長引く不況から犯罪が多発しています。
(泥棒が目をつける店舗 )
1. 深夜営業、24時間営業などの店。
2. 夜間無人であることが外部からすぐにわかる。
3. 昼間客を装って下見をすることができる。
4. アルバイト・パート、取引業者の出入りが頻繁である。アルバイトが辞めても錠前の交換などをしていない。
5. 住宅が近くになく、夜間無人時に少々音がしても誰も気づかない場所にある。
泥棒に最も効果のある「威嚇・撃退」。突然サイレンやベルが鳴る、ライトがつくというのは、誰かが自分の侵入に気づいたことです。周りの人に顔を見られる可能性が非常に高いため、泥棒は最も嫌います。
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