提督の憂鬱 作:sognathus
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大会に参加する代表選手は静かに闘志を燃やしています。
波乱がありそうなこの大会、果たして無事に終わるのでしょうか。
提督「それではこれより、水泳大会の開会式を行う」
艦娘達「ワァァァァァァァァ」
提督「司会進行役、後は頼んだ」
青葉「はい!お任せ下さい♪」
提督(楽しそうだな)
青葉「はい。皆さん注目です!大佐より司会進行役を仰せつかりました青葉です!」
青葉「まず、初めに競技の進め方について改めてご説明しますので、どうかご清聴を!」
青葉「今回の大会は、各艦種のグループから選出された代表5名による団体戦です」
青葉「ルールは簡単。各グループの代表が一名ずつ自由な型で同時に一定距離泳いでもらい、タイムを合計して割り出した平均で競います!」
青葉「因みに入賞は3位まで! 入賞したグループには順位に応じて素晴らしい景品が用意されています!」
青葉「そして、なんとなんと今回は団体の成績とは別に、最も個人成績が良かった選手にはご褒美として大佐に何でもお願い出来る権利が与えられます!」
艦娘「ワァァァァァァァアアアアア!!」
青葉(明らかに後者の方に熱い何かを感じるなぁ)
青葉「故意に競争相手を妨害する行為は勿論反則! それに加えて艦娘として持ってる力も使ってはいけません! 必ず自力で泳いでください!」
青葉「あ。あと一番最後に目玉イベントがあります!」
青葉「個人成績最下位の選手は大佐と勝負をしてもらいます!」
青葉「こちらは勝っても負けても大佐個人からご褒美が貰えちゃいますよ!」
青葉「えーと、説明はこのくらいでしょうか......うん。はい、それでは各グループの紹介に入ります!」
青葉「各グループの紹介の後には代表選手のリーダーに大会に向けてのコメントも頂きますので、どうかよろしくお願いします!」
青葉「それでは早速行ってみましょう!先ずは戦艦グループです!」
<戦艦グループ代表選手:長門・金剛・伊勢・ビスマルク・扶桑>
青葉「では、割れた腹筋が眩しい戦艦グループのリーダー長門さんにコメントをしてもらいます。どうぞ!」
長門「こら、腹筋とか言うんじゃない!あーこほん。リーダーの長門だ!」
長門「今回は世界のビッグセブンとしてではなく、鎮守府のビッグファイブとして戦う所存だ! 無論、優勝は私達が頂く!」
青葉「はい、ありがとうございます素晴らしい意気込みでしたね!」
青葉「では、次は航空母艦グループです。どうぞ!」
<航空母艦グループ代表選手:加賀・翔鶴・瑞鶴・飛龍・蒼龍>
青葉「では、絶対零度の氷の女王リーダーの加賀さんコメントお願いします!」
加賀「......貴女、大会が終わったら後で鎮守府の裏に来なさい?」
加賀「こんにちは、加賀です。私達に敗北は有り得ません。勝ちは既に決まっています」
青葉「何とも凄い自信! 流石ですね!」
青葉「では次、軽空母グループの方どうぞ!」
<軽空母グループ代表:鳳翔・龍驤・瑞鳳・飛鷹・千歳>
青葉「それでは我が鎮守府のお母さん、リーダーの鳳翔さん一言お願いします!」
鳳翔「お、お母さんなんて、そんな。どうも皆さんこんにちわ、鳳翔です」
鳳翔「今日は私達軽空母の本当の力をお見せできると思います。期待しててくださいね?」
青葉「凄い!和みました!ありがとうございました!」
青葉「それでは次は、重巡・航巡の混成グループです。どうぞ!」
<重巡・航巡チーム:加古・那智・摩耶・最上・筑摩>
青葉「これは意外な人選! 居眠り王、リーダーの加古さんコメントどうぞ!」
加古「居眠り王なんてやめてよ! あー加古です」
加古「普段、ぼーっとしてる事が多いかもしれないけど、いざという時はやるので見てて下さい!」
青葉「はい!本当にお願いしますね!」
青葉「お次、雷巡・特務艦の混成グループです。どうぞ!」
<雷巡・特務艦チーム:北上・大井・木曾・あきつ丸・明石>
青葉「これも意外な人選ですね。ではマイペースなら誰にも負けないリーダーの北上さん一言どうぞ!」
北上「あたしはリーダーなんてやりたくなかったんだけどね~」
北上「でもやる時はやるよ~? チーム北上の活躍こうご期待ってね」
青葉「はい。ありがとうございます。何だか不思議な安心感ありますね!」
青葉「それではお次は軽巡グループです。どうぞー!」
<軽巡グループ:矢矧・天龍・長良・川内・夕張>
青葉「お、これは頼もしい人選! クールビューティー、リーダーの矢矧さんどうぞ意気込みを!」
矢矧「クールビューティって......まぁ悪い気はしない? か」
矢矧「矢矧だ。軽巡と侮るなよ? 私達が一番優勝に近い事を証明してみせよう!」
青葉「凄い!カッコイイですね!流石です!」
青葉「さて、残りも少なくなってきました。お次は駆逐グループAです!」
<駆逐グループA:初春・菊月・深雪・綾波・雷>
青葉「はい、それでは煙管を持った姿が良く似合いそうなリーダー初春さんお願いします!」
初春「別に妾は喫煙はしないのだがな。初春じゃ。先ほどの軽巡のリーダの言葉と被るが言っておこう」
初春「駆逐艦と侮らぬことだ。さもなくば、気づいた時には全て手遅れだぞ?」
青葉「凄い自信ですね! 駆逐艦とは思えません! ありがとうございました!」
青葉「残るは2グループ!はい、それでは駆逐グループBどうぞ!」
<駆逐グループB:陽炎・白露・霞・長波・島風>
青葉「いいですね!駆逐艦のアイドル、リーダーの陽炎さんコメントどうぞ!」
陽炎「あ、アイドルなんかじゃなわいよ! 陽炎よ!」
陽炎「今日は私達駆逐艦の真の力を見せるわよ! 期待しててね!」
青葉「わー可愛い! これは誰だって期待しちゃいますね!」
青葉「はーい!それではいよいよ本大会の大本命、潜水グループの皆さんです!」
<潜水グループ:伊168・伊58・伊19・伊8・まるゆ>
青葉「おお、何と今回は全員独自の水着を着るそうです!これはますます期待です!」
青葉「それではリーダーのイムヤさん、一言お願いします」
イムヤ「私達潜水艦は全力を尽くすわ! 勿論手加減抜き! 楽しみましょう!」
青葉「いやー、実力者らしい堂々としたお言葉でしたね!」
青葉「グループの紹介は以上です! それでは、最後に大佐に開会の合図をして頂きます! 大佐お願いします!」
提督「皆、今日は競技に参加する側も応援する側も一丸となって大会を盛り上げ、そして楽しんで欲しい」
提督「それでは、堅苦しい話はするつもりはないので、早々に大会の開始を宣言させてもらう」
提督「これより水泳大会を開催する。一同、全力を尽くせ」
艦娘一同「ワアアアアアアアァァァ!!」
つ、疲れた......。
やっぱり登場人物が多かったり、会議のような流れだと区切ることができないから文字が多くなってしまうなぁ。
まぁ、話を広げたからにはしっかり最後まで畳んでみせます。