【閲覧注意】実際にあった怖い心理学実験。真似してはいけません。
2017/07/12
恐ろしい・・・こんな実験が実際に行われていたとは・・・。
これから紹介する心理学実験は、絶対に真似してはいけません。
何があろうと自己責任になります。
怖い怖い
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怖い心理学実験
心理学実験というと堅苦しいイメージがありますが、大規模な「心理テスト」って考えれば身近に感じます。
心理テストって、自分が試されているようでとっても恥ずかしいんですけど、友達同士や合コンでやると異常なほど盛り上がりますよね!
でも、今回紹介するものは、そんな生半可なものではありません。
戦時中の捕虜や、実際の死刑囚を使った人道に背く悪魔のような実験なのです。
もちろん閲覧注意です!
ゲシュタルト崩壊実験
これは有名な実験ですね。
ゲシュタルト崩壊とは「全体性を持った構造物から、全体性が失われる事」です。
有名なのは、文字のゲシュタルト崩壊ですね。
同じ文字を何回も書き続けていると、ある時から「あれ?この字ってこんな形だったっけ?」と文字全体を認識できなくなってしまいます。
そして、過去には文字ではなく「人間の人格」に対してこの現象を試した実験が行われていました。
それはどういった内容の実験だったのでしょうか?
ナチスの語り掛けの実験
まず、被験者を鏡の前に立たせます。
そして、鏡に映った自分に対し・・・。
「お前は誰だ?」
と、1日数回語り掛ける。たったそれだけです。
そんな事を何日も何日も繰り返させ、被験者の精神状態を観察していったのです。
結果
この恐ろしい実験の結果がこちらです。
実験開始後、1週間程で判断能力が鈍り、単純なミスが増え始めた。
実験開始2週間で、独り言をつぶやく回数が増え、時折独りで会話をする事があった。
3週間経つと、身振り手振りを交えて誰かと会話をするなどの異常行動が目立ち始めた。
完全に、自分以外の誰かを妄想で作り上げている。
2ヶ月後には、完全に自我を失い、自分が何故ここに居るのか分からなくなっていた。
最終的には、自傷行為を行ったり自殺しようする人が現れた。
恐ろしすぎるよ・・・。
自傷行為については「自分という存在を確かめるために、強い刺激を求めていたから」と考えられています。
真似しちゃダメよ。
ミルグラム実験
俗称として、アイヒマン実験とも言われています。
この実験は「閉鎖的な環境で、人は権威者にどこまで従うことができるのか」という内容です。
また、別の角度からこの実験を見ると「人はどこまで残酷になれるのか?」という事も観測していたと言われています。
この実験から、ごく普通の環境で育ち通常の良心を持っていたとしても、ある一定の条件下では、どんな残酷なこともやってしまう可能性があることが分かりました。
前提条件
まず、この実験には「教師役」と「生徒役」がいます。
そして、それぞれが別の部屋に分かれ、互いはマイクとスピーカーを通してだけ接触出来ます。
つまり、教師役と生徒役はお互いの姿が見えない状況で実験することになります。
そして、教師役の人は生徒役に対し簡単な「問題」を出題し、正解なら次の問題へ、不正解なら「電流を流すスイッチ」を押します。
そうすると、生徒役に電流が流れ痛みが襲います。
もう怖い。
しかも・・・
しかも、生徒役に流れる電流は不正解ごとに次第に強くなっていきます。
最初は45ボルト。
それ以降は、間違えるごとに15ボルトずつ上がって行きます。
最終的には、最高値である450ボルトの電流を流すまで続けられます。
いや・・・そんな実験やりたくない!
でも安心して!実は、被験者は教師役だけ
実はこの実験、被験者は「教師役」だけです。
「生徒役」には役者を使い、実際に電流が流れているかのように演技をしてもらいます。
しかし「教師役」の人はそれを知りません。
そして、役者の「生徒役」は、流れる電流の強さが上がる毎にマイクを通して「うめき声」や「実験を中止してくれ」などの声を上げます。
200ボルトを超えると、ドアや机を叩いたり、泣き叫んだりと強く実験中止を呼びかけます。
そして・・・「300ボルトを超えると突然、無反応になります。」
その時、被験者である「教師役」はどういう行動を取るのか・・・という実験です。
止めさせてくれない
実は教師役は、実験前に45ボルトの電流がどのような痛みかを体験させられます。
その痛みを経験しているからこそ、生徒役が痛みに苦しんでいる状況になれば、もちろん実験中止を訴えかけますよね?
しかし、教師役の人が実験中止を呼びかけても、この実験の責任者に「続けてください」と言われてしまうのです。
つまり「教師役の人も止めるに止められない状況」に陥っているのです。
そのような環境の時、人間はどのような行動を取るのでしょうか。
実験結果
この実験の結果、全員が一度は実験中止を呼びかけるも、なんと40人中25人も最高値である450ボルトの電流を流すという結果でした。
相手の金切り声を聞きながらも、高圧電流を自らの手で流したのです。
同じ痛みを経験したはずなのに、何故そこまでしてしまうのでしょうか・・・。
実は、この実験は「教師役が4回以上、実験中止を訴え掛けると終わり」というルールがあるのです。
なので、40人中15人は4回以上「これ以上電流を流したくない」と訴えているのですが、残りの25人の訴えかけは4回以下・・・。
完全に良心を失っている事が分かりました。
考えられる心理
この実験から「止めたくても止められない状況になると、良心が鈍る」という事が分かりました。
被験者、つまり教師役の人の思考回路は次のようになっていると考えられます。
「俺は止めたいと思っているのに、実験の責任者が止めさせてくれない。
つまり、俺は悪くない。悪いのは責任者。
今すぐ助けに行きたいけど、そういう立場じゃないから続けるしかない。」
このように、自ら電流のスイッチを押しているのにも関わらず、罪の意識が薄められているのです。
本来ならば、すぐにでも実験を放棄して助けに行くべきなのに・・・。
人って追い詰められると、何でも他人事になっちゃうんですよね。
最悪の結果
実は、実験を中止することに成功した15人も、決して褒められた結果ではありませんでした。
何故なら「300ボルト以下で実験中止を申し出た被験者は0だったからです!」
思い出して下さい。
300ボルト以上になると「生徒役」はどうなりますか?
そう、「無反応」になります。
なんと被験者全員が、相手が無反応になるまで電流を流し続けるという、恐ろしい結果になったのです。
もう・・・いや!
良心ってなんだろう
「実験だから」「続けろって言われたから」「問題に答えられないからしょうがない」
被験者は恐らくこのようなことを考えていたのでしょう。
何故「450ボルトで人が死ぬかもしれない」と考えられなかったのでしょうか。
これが、この実験の恐ろしい所。
「実験だから、人が死ぬわけない」と脳内に刷り込まれているのです。
ある一定の条件下では、ごく普通の人間でもここまで恐ろしい事が出来てしまうのです。
これがもし、戦時中の拷問で活用されたら?・・・。
そう考えるだけで、身震いが止まりません。
アドセンス
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