16日のフラワーCをコントラチェックとのコンビで快勝。今年重賞3勝目を挙げた丸山元気騎手(28)=美浦・根本=が、16回目のJRAGI騎乗(昨年のJpnI・JBCレディスクラシックも含む)となる高松宮記念に初騎乗となるダイメイフジとのコンビで挑む。
騎乗経験がないため「どんな馬か分からないが」と前置きした上で「今の中京は内が荒れているし、あまり前に行くとしんどそう。ダノンスマッシュの後ろくらいの位置にいられたら良いですね。ある程度行けるだろうし、ためが効けば」とレース展開を描く。
騎手生活11年目を迎えた今年、絶好調だ。17日の開催終了時点で17勝。昨年の同時期は7勝で、倍以上の勝ち星を挙げている。「特に何か変えたわけじゃない。いい感じで馬が回ってきている。あとは気持ちの切り替えがうまく行ってるかな。次も乗せてもらえるか分からないし、一戦一戦なんで」。
自身だけでなく、弟弟子の野中悠太郎、妹弟子の藤田菜七子も活躍。菜七子とは高松宮記念でGI対決も実現する。「彼らの活躍に焦ってます」と笑い「頑張ってますよ、みんな」と家族のような存在に刺激を受けている。
GIではこれまで2013年オークスと16年NHKマイルCの4着が最高。来週は大阪杯でGI馬ステルヴィオにも騎乗する。コントラチェックもオークスで期待される存在だ。丸山は「今年のチャンスをものにしないと駄目だと思っているんで」ときっぱり。今春のGI戦線から目が離せない存在になりそうだ。 (美浦取材班)