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【サッカー】

南野、真のエース弾決める! 香川にトップ下譲らない

2019年3月22日 紙面から

練習で笑顔を見せる南野(左)と安西=日産スタジアムで(平野皓士朗撮影)

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 サッカー日本代表は22日午後7時20分から、横浜・日産スタジアムでコロンビア代表との国際親善試合に臨む。トップ下で先発することが濃厚となったMF南野拓実(24)=ザルツブルク=は、約8カ月ぶりに代表復帰したMF香川真司(30)=ベシクタシュ=とのポジション争いに打ち勝つべく、ゼロベースのサバイバルを宣言した。両チームは21日、試合会場で最終調整した。

 これからきっと、“真のエース”の階段を上って見せる。準優勝に終わったアジア杯ではカタールとの決勝で挙げた1ゴールが大会唯一の得点で、不完全燃焼に終わった南野だ。

 W杯カタール大会に向けてリスタートを切った森保ジャパンに、長年日本をけん引してきた香川がW杯ロシア大会以来となる復帰を果たした。トップ下の定位置を争う新たなライバルの出現に、「(香川は)一番経験のある選手なので、いい部分を見て学んでいきたい」としながらも、「みんなが競争相手。自分らしいプレーをしたい」と、簡単に席を譲るつもりはない。

 森保体制では、大迫に次ぐチーム2位の5得点を挙げてきた。そのゴールの数で、指揮官からの厚い信頼を勝ち取ってきた。だからこそ、「ゴールで存在感を出していきたい」と口にする。

 再出発の相手は、南米の強豪コロンビア。南野は「どんな相手にも隙はある」と言い、吐き出す言葉に熱を込めた。

 「アジア杯で一区切りとなり、一からのサバイバル。アジア杯で何を学んだか証明したい。(これまでの)プレー時間が長かったからといってポジションが確立されているわけじゃない。ゼロからのスタート。地に足をつけてチームの勝利に貢献したい」

 自らの存在意義を懸けた一戦。南野は、その一振りに魂を込める。ゴールこそ、自らの価値と信じて。 (馬場康平)

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