たけしのこれがホントのニッポン芸能史 愛され続けて○年？長寿番組のヒミツ・のど自慢、３分クッキング、題名のない音楽会… New!
出典：『たけしのこれがホントのニッポン芸能史▽愛され続けて○年？長寿番組のヒミツに迫る』の番組情報（EPGから引用）
たけしのこれがホントのニッポン芸能史▽愛され続けて○年？長寿番組のヒミツに迫る[字]
さすが長寿！思わず「へぇ～」なエピソード満載！「題名のない音楽会」はテレビ東京だった！？「３分クッキング」は全国５バージョンだった！？「のど自慢」は鐘ではなく…
詳細情報
番組内容
「のど自慢」鐘ではなく「もう結構」だった！？「世界の車窓から」同じ語り出しで１万回！？「新婚さんいらっしゃい」椅子コケギネス！？大発見！長寿番組暗黒時代＝テレビ最盛期だった！？たけし・所の短命番組が一周回って面白すぎる件！？「世界ふしぎ発見」第１回の草野仁が若すぎる件！スーパーヒトシくんは最初いなかった！？久本雅美の野望は「徹子の部屋」を…！？最長寿のど自慢の舞台裏に迫ったら爽やかな感動が…
出演者
【出演】ビートたけし，所ジョージ，草野仁，久本雅美，メイプル超合金，【アナウンサー】久保田祐佳
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ちょっと私も行きますよ｡
何ですか それ～｡
なんか取り立てかなと思って｡
世間話してて その間に
こんなこと考えてんですね｡
びっくりしますよ｡
この番組は
私 ビートたけしが 日本の芸能の歴史を
ひもとく壮大な番組です｡
なに読み切ってんですか｡
読んでくれって言うからさ｡
今日は…
そうそうそう｡
この番組も長いですよね｡
もうね 4年近くやってるんだよ｡
そうですよね｡
っていうことは
今日 制作側も見てると
あ こういうことやれば
長寿番組になれるんだなってことも
わかっちゃうんですね｡
わかっちゃうんですね？
(笑い)
テレビの宇宙で輝きを放ち続ける
長寿番組の星たち｡
私たちの暮らしに溶け込み
長く愛され続ける国民的番組には
多くの共通点があった！
48年間 イスから転がり続ける
あの司会者が語る
長寿番組誕生の意外な秘密！
1980年前後に起きた東西漫才対決｡
ここに長寿番組の原点が!?
長寿番組の申し子 たけしと所｡
30年以上 第一線で走り続ける
その極意を明かす｡
たけし 所にもあった
長寿じゃなかった番組｡
貴重映像に思わず爆笑！
更に！
どうも～！
ガチャガチャピンピン ガチャピンです！
ムクムクのムックですぞ～！
えぇ!? NHKに出ていいの？
キャラクター界のご長寿コンビが
この際だから ぶっちゃける！
テレビ界を知り尽くす二大モンスター
たけしと所が 長寿の秘訣を大公開！
さあ 始まりました ｢たけしの
これがホントのニッポン芸能史｣｡
17回目となる今回のテーマは
こちらです｡
｢長寿テレビ番組｣です｡
｢ニッポン芸能史｣も
やることなくなっちゃって
ついに｢長寿番組｣っていうタイトル付けて
これで最後だったら笑うな｡
北野さんの番組なんだから
そうやって言わないで下さいよ｡
だけど 随分ひねり出したよ｡
(久保田)たけしさんと所さん
ご自分が思い浮かべる長寿番組って
どんなものですか？
何だろう…
僕は｢笑点｣とかがピンときますね｡
ずっと見てたから… 見てるからね｡
(久保田)たけしさんは？
オレは…
草野さんが オレの前の…
｢ふしぎ発見！｣っていうのやって
次が｢ニュースキャスター｣｡ スタジオの
テレビは ｢ふしぎ発見！｣が映ってる｡
こうやって ｢あ ここで コマーシャルだ｣
｢そろそろですよ｣ なんつったら
みんな集まりだすんだよ｡ だから
ずっと クイズ答えたりなんかして｡
では ここで
ゲストの皆さん ご紹介しましょう｡
今もお話に出ました 33年にわたって
続いている｢世界ふしぎ発見！｣の司会者
草野 仁さんです｡
よろしくお願いいたします｡
(拍手)
33年やってると 初めの頃にあそこの
解答席にいた方と随分かわりますよね｡
かわりましたね｡
黒柳さんとあれが いつもいるじゃない｡
(草野)真君ですね｡
(久本)｢あれ｣… ｢あれ｣って｡
ってことは
真君 もう相当な年ですね｡ いい年？
そうです｡ 東京オリンピックの
昭和39年生まれで｡
へえ～！ そうなんだ｡
最近は 岡田がエンディングで
こっち向いて手を振ってるけど
｢お前が一人 邪魔だよ｣って言ってたの｡
なんやかんやいって…
さあ 続きまして96年から およそ23年
続いている｢メレンゲの気持ち｣で
司会を担当されていらっしゃいます
久本雅美さんです｡
よろしくお願いいたします｡
ありがとうございます｡
(拍手)
私 30代後半に
土曜のお昼の話をもらった時に
ぜひ やって頂きたいっていう熱に
驚かされたというか
まあ ありがたく受け入れて頂いて｡
ただ口下手だったりとか
トークがやっぱり専門じゃない人は
緊張されてるので そこはもう本当に
自分の自虐ネタ言いながらとか
｢来てよかった｣って…
続きまして 冠番組｢メイプル超音楽｣が
放送2年目に突入｡
今後の長寿番組入りを目指す
メイプル超合金のお二人です｡
よろしくお願いいたします｡
2年目？
名古屋で細々とやってる…
そんな番組を冠として出されるのも
恥ずかしいですけども｡
こないだ仙台放送行ったら 三又又三が
｢お願いします｣って｡
｢5年続いた番組が
今日で終わるんです｣って
お願いされちゃって｡
｢頼みます！｣って言うから
仙台放送 行ったよ オレ｡
(久本)えぇ!? 優しい～｡
それで社長に会って 掛け合ったら…
(笑い)
よっぽどダメなんだね｡
(安藤)今日 楽屋のほうで
ちょっとお弁当 頂いたんですけれども
のしが付いてる…｡
｢長寿祈願｣みたいなやつ｡
(安藤)桜のご飯で｡
ほんとに のしに｢長寿祈願｣って
書いてあったんで｡
長寿を目指したら ろくなことに
なんないんじゃないですか？
だって小出しにすることになっちゃう｡
全部出しきったほうが 次を一生懸命
探すんじゃないですか きっと｡
(久保田)なるほど｡ 全力でいくほうが
いいのかもしれません｡
今回のテーマの
｢長寿テレビ番組｣ですけれども
番組が調査したところ
こんなキーワードが見えてきました｡
(久本)何だ これ～｡
違うと思います｡ 冠 二郎さんの名前
見たことないですもん｡ (笑い)
(久保田)長寿番組と
どんな関係があるのか｡
番組見ながら
ひもといていきたいと思います｡
まずは こちらの年表をご覧下さい｡
(久本)うわ すげえな～｡
(久保田)今回 番組では放送開始から…
(久保田)
時代を追って見ていきたいと思います｡
皆さんに注目して頂きたいのが
今 ｢？｣マークになっている1964年｡
東京オリンピックが開催された
この年に…
それは こちらです｡
はい 出てきました｡
黛さんがいた時かい？ 違うか？
この2つの番組
音楽番組というだけでなくて
もう一つ 共通点があるんですが
皆さん お気付きになりますでしょうか？
これはですね 一番高齢の
古いことは知ってるはずの私には
分かります｡
分かりますか？
(久本)ちょっと待って下さい｡ いきなり
クイズで正解 当てちゃうってことですか｡
ちょっと私たちも
ボケさせてもらっていいですか｡
同じスポンサーじゃないの？ 違うか｡
2つの番組の共通点は一体何なのか｡
テレビ創成期の長寿番組と共に
ご覧頂きます｡
♬～
日本で最も長寿なテレビ番組は
1953年 テレビ放送開始から続く
｢NHKのど自慢｣｡
実に今年で 66年｡
皆様 こんにちは｡
(カズレーザー)マイク ちっちぇ～な｡
歴代の司会者の中で 最も長く司会を
務めたのが 金子辰雄アナウンサー｡
♬～ (笑い)
(鐘1つ)
(金子)お疲れさまでしたね｡
その中には 美空ひばりも！
北島三郎は 17歳の時に出場したが
鐘は残念ながら2つ｡
意外と厳しい｢のど自慢｣で
見事 合格を果たしたのは…｡
デビュー前
25歳の時に出場｡
♬｢たとえどんなに 恨んでいて…｣
(合格の鐘)
こっちのほうが面白いじゃねえか｡
(拍手)
(山本)いや さっちゃんがね
もう譲ニそっくり！ そっくりだって！
｢のど自慢｣は 66年間
地元の出場者が歌い 歌の途中で
判定されるというフォーマットで
長い間 変わらず続いている｡
♬～
(テーマ音楽)
1957年
おなじみの この音楽で始まる
｢きょうの料理｣が放送開始｡
4月のプロのコツは
ホテルの調理長の
小野正吉さんに
フランス料理を2回にわたって
紹介して頂きます｡
(カズレーザー)口 悪ぃな！
(久本)自然体だな～｡
61年続く番組で…
記憶に残る個性的なスター講師が
続々と生まれた｡
帝国ホテル料理長の村上信夫は
当時 高級なイメージだった洋食を
家庭に広めた｡
たまねぎを あめ色になるまで炒める
という工程の説明で
炒めている途中に
出来上がりのものを紹介｡
放送時間内に調理をおさめるため…
そして ちょうど鼻の横
私でしたら…
中国料理を家庭に広めたのは
陳 建民｡
中華の鉄人でおなじみ
陳 建一の父だ｡
｢こげしない｣ これ言葉
少しおかしいですな｡
(陳)よくね 煮込む｡
ちょうどいい おいしい｡
これ 覚えて下さい｡
中国料理ですね 上手できます｡
番組最多出演は 土井 勝｡
料理研究家 土井善晴の父｡
話題の料理講師が
解説しながら調理するスタイルも
おなじみのテーマ曲で始まり
終わるのも
61年間 ずっと変わっていない｡
1959年 今も続く…
毎日放送の｢皇室アルバム｣｡
第1回目は
｢新しくなる千代田区一番｣
というサブタイトルで
皇居周辺の風景の紹介だった｡
その年の皇太子ご成婚を機に
日本中がミッチー･ブームに
沸いていたこともあり
番組は 開始当初から
注目を浴びた｡
当時 昭和天皇も
番組をご覧になっていたそうで
開始当初のプロデューサーは
こう語っていた｡
この番組によって 両陛下をはじめ
ご家族のプライベートな様子が
うかがえるようになり
皇室は 国民にぐっと身近な
存在となっていく｡
｢皇室アルバム｣と同じ 1959年
教育エンターテインメント番組
｢おかあさんといっしょ｣がスタート｡
初代うたのおにいさん…
♬～
うたのおにいさんや おねえさん
体操のおにいさんが
子どもたちと一緒に
歌や体操を楽しむ形は
59年間
いまだにずっと受け継がれている｡
同じように 長年
子どもたちに愛されている
｢みんなのうた｣が始まったのは
1961年｡
第1回に放送されたのは…｡
♬｢おお牧場はみどり｣
第1回がチェコ民謡ってすごい｡
♬｢おお牧場はみどり｣
♬｢よくしげったものだ ホイ｣
映像と歌を一緒にした
ミュージックビデオのはしり
とも言える 新しい番組だった｡
そして1962年から 立て続けに
今も続いている
長寿番組が
3つスタート！
こちらには ある共通点が…｡
そう 一社提供！
1つの企業が50年以上
ずっと番組を支えているのだ！
(久本)すごい｡
1962年にスタートした料理番組｡
皆様 こんにちは お元気でしょうか｡
いよいよ秋の味覚ですね｡
(司会者)もう まいたけは
そうするとサッと炒めれば…｡
ちょっと最後に火を強くしまして
まいたけを こういうふうに混ぜながら
自然の水分で あと おいしく煮込まれた
豚肉とくりが なじむようにすれば
もう出来上がりなんですね｡
…というスポンサー企業
二代目オーナーの
思いから始まった番組｡
57年前…
現在は日本テレビと愛知の中部日本放送
2つの局が 同じタイトルで
それぞれで制作し 放送している｡
｢題名のない音楽会｣は 東京12チャンネル
現在のテレビ東京でスタートした｡
しかし
東京12チャンネルが経営危機に陥り…
…と継続を決断｡
番組スタッフごと
現在のテレビ朝日へ移動させた｡
初代の司会者 音楽家の
黛 敏郎は 自らの著書で…｡
｢題名のない音楽会｣は
現在まで…
テレビ創成期に始まり
現在でも続く長寿番組は
長年 ずっと形を変えず普遍的で
数年ぶりに見ても
ホッと落ち着く安心感がある｡
そんな長寿番組の中でも
初回から全くフォーマットを変えず
1万回以上 同じ音楽 同じナレーションで
始まる番組がある｡
♬～
｢世界の車窓から｣｡
今週はイギリスのロンドンから
エジンバラまでの旅を紹介します｡
1987年にスタートした
やはり一社提供のミニ番組｡
この機関車は ディーゼルながら
最高時速 125マイル
約200キロで走るところから
そう名付けられました｡
場所や列車は 毎回違うが
現在まで31年 全て同じナレーションで
始まっている｡
♬～ ｢世界の車窓から｣｡
♬～ ｢世界の車窓から｣｡
♬～ ｢世界の車窓から｣｡
｢世界の車窓から｣｡ 今日から
夏のニュージーランドの旅が始まります｡
ずっとナレーションを担当してきたのが
俳優の石丸謙二郎｡
石丸は これまでいつも…
その理由を聞いてみると…｡
だから僕は…
では…
そこを 何とか我慢して…
例えば 海外に旅行に行って
あるいは住んでて
3～4年たって帰ってきて 見たら…
変えない勇気が生み出す
視聴者との信頼関係｡
これが 番組を長寿にする
大きな要素なのかもしれない｡
(久本)面白～い｡
この人は やっぱり映像が… 見て
邪魔にならないんだよ｡
1万回ですもんね｡
(久本)すごい｡
今の技術だったら スタッフが
この石丸さんの ｢あいうえお｣を録って
全部 合成しちゃうよ｡
いや だって 窓を見て
新鮮な気持ちでって言ってるのにさ｡
(久保田)草野さんの｢世界ふしぎ発見！｣も
一社提供の番組ですけれども｡
私の番組の場合には
本当によかったと思いますのは
番組がスタートしてですね…
｢おお いい感じね｣｡
よく覚えてますね それ｡
3回目 これが5月3日…
ど～んと落ちまして ｢危ない！｣｡
特にあの 広告宣伝会社の皆さんは
大慌てになりました｡
ところが その時に
日立の宣伝部長の方がですね…
｢あなた方は 歴史と楽しく遊ぶ番組を
作るといって始めたんでしょう｣と｡
｢だったら それを徹底的に
やって下さいよ｣という そのひと言で｡
変な ひねりみたいなこと
考えなくていいよと｡
もう一切 沈静化しまして
なんか こう みんなで一つになって｡
これ 1社だからですね｡
そうですね よかったです｡
テレビの業界って
1％って 130万人じゃないですか｡
例えば
ソーシャルネットワークなんかで
みんな 100万人を超えたとかなんか
言ってるけど それって1％ですよ｡
…ってことは
テレビの1％ってダメだなって…
もっと自信持った方がいいと思うんですよ
ダメじゃないからと｡
(久本)確かに よくね 視聴率じゃなくて
いいものを作ろうって言ったとしても
やっぱり視聴率 取れないと
終わっちゃうっていうのが 業界の…｡
難しいとこですよね｡
(草野)まあ しかし長い歴史の中では
ねえ 放送局の経営危機で
放送する局がかわるなんてことも
あるんですね｡ 驚きましたよねえ｡
あんなこと あるんですね｡
(久本)出光さん かっこよかったですね｡
男気があって すばらしい｡
1964年以降 長寿番組は
ギネスにも認定された
｢サザエさん｣をはじめ
時代劇 クイズ トークなど
さまざまなジャンルで
コンスタントに誕生していく｡
このころの長寿番組に共通しているのが
土曜 日曜 つまり週末に
放送されているということ｡
冒頭に出てきた
｢週末｣というキーワード
ここから
出てくるんですけれども
｢サザエさん｣も日曜日ですし
土曜日 日曜日にかけて
放送されることが多い
長寿番組が多く登場しているんですね｡
(久本)え 何でだろう？
夕方に｢笑点｣見ると 日曜日が
終わったなって感じがするんですよ｡
たそがれちゃうんですよ｡
だから いまだに
見てますもんね｡
｢笑点｣の大喜利の前に漫才あるじゃん｡
あれが夢なのよ 大体 漫才師になると｡
まず あれで出て 人気が出るんだ…
ある程度 実力ないと出られないでしょ｡
で ｢笑点｣が決まった時は
うれしくてしょうがなかった｡
で 後楽園ホールかなんかで あの当時ね｡
で すごいウケるんだ｡
で うれしかったんだけど
だんだんだんだん
漫才やんなくなってきたら
｢笑点｣の大喜利が気になって｡
もうちょっと うまくボケろ
この野郎と｡
昔 ｢日曜映画劇場｣とかあった頃は
それ見ると
なんかもう｢あ 日曜日だ｣ってなるという｡
(久本)ああ 分かる｡
(草野)うん ほんとですね｡
この中で｢同一司会者による
トーク番組の最長放送｣で
ギネス世界記録に認定された番組が…｡
それでは今週も
楽しくまいりましょうか！
｢新婚さん…｣｡
(2人)｢いらっしゃい！｣｡
(桂)寂しい…｡
そうなのよ～！
(笑いと拍手)
これまでに出場したカップルは
およそ4, 000組｡
48年もの間 番組の形は
ほとんど変わっていない｡
番組名物の イスこけ｡
イスは転びやすい
丸いものにしていて
今もほぼ変わらない形｡
現在は ステージから段差はなくなり
着地する場所にクッションを入れ
負担のないように
スタッフが配慮をしているのだそう｡
長寿の秘訣を この方に聞いてみた｡
こんばんは ご無沙汰いたしております｡
桂 文枝です｡
家族で安心して見られる長寿番組が
多く誕生した一方で
若者にターゲットを絞り
桂 三枝だからこそできた
違ったテイストの番組が
同じ頃に始まっていた！
はい ようこそいらっしゃいました｡
桂 三枝でございます｡
Let's get it on！
｢ヤングお－！おー！｣｡
関西の若者に熱狂的な人気を誇った
｢ヤングおー！おー！｣｡
桂 三枝は 若い女性ファンから
黄色い声援を送られる
アイドル的な存在だった｡
あ～い！
フィーバー？
(観客たち)フィーバー！
当時
｢ヤングおー！おー！｣で出てきた時は…
我々 ｢ヤングおー！おー！｣のもの
というのは
全然 そのレベルがやはり…
…ような感じがするね｡
｢ヤングおー！おー！｣と同じ頃
全国放送のバラエティー番組では
ドリフターズや コント55号が大活躍｡
25年を超える
長寿番組とはならなかったが
爆発的な人気を誇った｡
東京の ダイナミックなお笑い番組｡
それとは対照的に 関西では
観客と わきあいあいと進める
番組が多かった｡
当時 東京で活躍していた芸人たちを
桂 文枝は どう見ていたのか？
意識してもしかたがない みたいなのが
ありましたね｡
1973年には 関西で制作された
お見合い番組がスタート｡
一目会ったその日から…｡
恋の花咲くこともある｡
見知らぬあなたと…｡
見知らぬあなたに…｡
デートを取り持つ…｡
(2人)｢パンチDEデート｣！
桂 三枝と西川きよしが 初めて会う
男女の仲を取り持つ この番組は
全国ネットで放送され 一躍人気に！
まあ しかし
ああいうふうに 嫌なもんは嫌と
はっきり言うのはいいね｡
そう！ そうよね｡
70年代前半 王道の長寿番組が
数々生まれていく中
その裏では…
懐かしい｡
懐かしい｡
この時は カウス･ボタンがものすごくて｡
若い子に人気が… 漫才が出てきたのは
｢ヤングおー！おー！｣のライブだね｡
久本さんは｢ヤングおー！おー！｣は
ご覧になった…？
めちゃめちゃ見てますよ｡
もう ｢パンチDEデート｣も
｢ヤングおー！おー！｣も｡
｢ヤングおー！おー！｣の日曜日の夕方｡
これがもう
家族で見ながら げらげら笑って
それこそ｢ヤングおー！おー！｣を見ないと
次の日の話についていけない｡
でも
ほんとに三枝さんは大スターですし
そこには仁鶴さんも
出てらっしゃいましたし
それこそ カウス･ボタンさんなんかも
キャーキャー言われてて｡
このころから関西の芸人さんが東京に
で 活躍されるということも
増えてきたんですけども
この東京の芸人さんたちは どんなふうに
ご覧になってたんでしょう｡
この時は まだ大丈夫だったね｡
ただ やっぱり
文珍さんとか さんまとか
ああいうのが
団体で ｢ヤングおー！おー！｣で
若手で出てきてんだよね｡
(久本)｢ザ･パンダ｣とかって…｡
ああいうグループが出てて
あれは関西のドリフターズだなっていう
感じがあったんだけど｡
だから
一番おいらがまいったのは やっぱり…
それで…
我々 使ってるのは
関東弁じゃなくて標準語だっていう｡
関西弁は それなんだから
言葉を関東弁でやろうっていって
｢おめえんとこよ だから
ばか野郎 この野郎｣になっちゃったの｡
そうしたらウケだしたね｡
その前までは対抗できなかった｡
もう関西弁の早いやつって こう
こういう波で｡ 心地いいんだもん｡
(久本)人情味があふれるってことですかね
やっぱり そういう｡
だから リズムができてきて
もう 漫才ブームの最後の方だね｡
どうにか もう 対抗できて トップを
争うぐらいまでいったと思うけどね｡
(久本)いや 確かに 確かに｡
そして このころの番組は
｢コント55号｣や｢欽ちゃん｣といった
芸人さんの名前がタイトルに付く
いわゆる冠番組も
多く登場してくるんです｡
ということで
2つ目のキーワード ｢冠｣とは
｢冠番組｣のことです｡
長寿の冠番組といえば
現在43年で…
私はあるよ｡
なんか多分ね 心の…
よくそれで6回も出てますね｡
機械に向かって話してる感じが｡
ここにね 質問事項が書いてあるからね｡
え～ 次はあれですか… みたいなね｡
そうそう そう｡
私なんか
子供のころから あまりに普通に
｢徹子の部屋｣というタイトルも
徹子さんも拝見しているので
黒柳徹子さんというのは
あの部屋に住んでる方で
いつも自分の部屋に誰かが来て
それをテレビで放送しているものだと｡
本当だね｡ あそこ以外のプライベートなり
仕事 あんま見ないもんね｡
で 穴通って あそこに出てくるらしい｡
まあ でも いろんな方に
お会いになりますので
ものすごく いろいろ勉強をされて
準備して
その辺は すごいなと思いますね｡
(安藤)1回は出てみたいというか｡
(久本)出れるんじゃない？
出れる？ 出させて頂けるならコンビで…｡
作り物感はすごいですね｡
(久保田)ここまでは 年に1つは
長寿番組が誕生していたんですけれども
1978年から
長寿番組の歴史に
大きな転機が訪れます｡
ああ そうなの？
(久保田)はい こちらをご覧下さい｡
(久保田)この年表 何か皆さん
気付くことはありませんか？
1978年から81年にかけて
長寿番組が4年間 一切誕生しない｡
(久本)ないの!?
(久保田)
長寿暗黒時代が訪れてしまったんです｡
何があったんだ この4年間は｡
1979年 ゴールデンタイムには
8割近くがテレビを見ていたという
調査結果が発表された｡
テレビが最も見られていた
時代だったのだが…｡
驚いたことに このころ
長寿番組は一つも生まれていない！
なぜなのだろうか？
調べてみると この4年間には
長寿ではないが
爆発的な人気となった新番組が
次々に登場していたのだ｡
このころ
歌番組ではアイドルが活躍！
そして もう一つ
最も活躍したのが
漫才師たち！
長寿番組が生まれなかった
1980年前後
漫才師が活躍する
インパクトの強い番組が
多く誕生したのだ｡
｢てなもんや三度笠｣の
演出をはじめ
｢新婚さんいらっしゃい！｣
を企画するなど
数多くのヒット番組を
手がけた
澤田隆治に聞いた｡
どっちかっていうと…
舞台じゃないから…
だから こっちも次から次から
出していかないといけない…｡
そういう…
それが あったからね
バタバタバタバタやってましたね
ほんとに｡
70年代 東西の芸人たちが作ってきた
バラエティー番組の礎が
ここで 一気にテレビの主流となって
花開いたのだ！
その代表として
澤田が手がけたのが…
東西の漫才師を同じ舞台に立たせ
競い合わせた｡
ようこそいらっしゃいました｡
はい どうも｡
西川きよしでございます｡
横山やすしです どうも｡
本日は
どうぞよろしくお願いいたします｡
国立劇場 初めてですね｡
とにかく漫才は大阪やからね！
いや それ まあまあ まあまあ…
あんまり… 強調せんでも分かっとる｡
しかし 君が人に注意するなんて珍しい｡
(笑い)
そんなお前な 大阪の漫才がええって
そんなん言わんでも決まっとる…！
東京の代表者が来たよ｡
(拍手)
はい セント･ルイス…！
(拍手)
何？
(西川)とにかく漫才は大阪…｡
(観客)セント･ルイス 頑張れ！
はい どうもありがとうございました！
東京の漫才が一番なの！
いや これはお前 地元だけ…｡
愚か者が… 情けない｡
愚か者は口数が多い｡
(拍手)
やんや 言いなはんな｡
ちゃうちゃうちゃう｡
東京も大阪もあらへん｡
漫才っていうたら やっぱ広島！
(笑い)
1980年前後
長寿番組は生まれなかったが…
そのころ視聴者の一人だった
この人に話を聞いた｡
｢え～ 猫も しゃくしも
オリンピック オリンピックで
日本で初めてオリンピックに出たのが
金栗四三でありまして…｣｡
どうも 松村邦洋です｡
よろしくお願いします！
もう激戦だったですよね｡ 80年代は
なんか世の中が動いてたような｡
やっぱり ツービートさんの漫才も…
あれ 早口でしたんでね｡
(早口で)
｢…なんてことが ありますからね｣｡
(早口で)
｢こんなことありますけど…｣｡
｢ひょうきん族｣ 見るように
なりましたですよね そのまま｡
やっぱり…
♬｢チャラッチャララ ヤッチャッチャ｣
アチチチッ…｡
♬｢チャラッチャララ チャッチャ｣
♬｢海が泣いてる…｣
｢マッチで～す！｣って言いながら
こう…｡
(スタジオの笑い)
1980年代前半は
才気あふれる芸人たちが続々登場｡
このあと誕生する長寿番組の
司会を務めることになっていく｡
(久本)なるほどな～｡
漫才が占めてたの ここね｡
見てた｡ 面白かった｡
(久保田)ほんとに
大人気番組が続いたんですけど
25年というような
長寿番組にはならなかった｡
｢ひょうきん族｣だって
8年がいいとこじゃないかな｡
漫才ブームなんてのは
もう4年か そこらじゃないの？
だから｢花王名人劇場｣ ｢THE MANZAI｣
あと他に いろいろ… 正月近くになると
漫才番組がいっぱいあって
もう掛け持ちしてるんだけど
ネタが作れなくて｡
(久保田)
そうですね 花開いたとも言えます｡
それで うちの… 男の子がいたんですけど
当然 ドリフなんです｡
学校行ってね みんなと一緒に話ししたり｡
で 私が そのテレビのチャンネルを
持ってるものですから
もうね 悔しがってですね｡
あ ドリフ見たいから｡
で 私は第1回から
｢ひょうきん族｣をずっと見ました｡
(久本)
でも怖いことに ｢8時だョ！全員集合｣
あんだけ見てた子どもたちも
｢ひょうきん｣に移行していくんですよね｡
(草野)そうなんですよ そう｡
これはすごい戦いでしたね｡
(久保田)
この当時の漫才ブーム アイドルブーム
実際に肌でどんなふうに
感じていらっしゃいました？
地方行くと 会館からホテル行くのは
ダミーの車が行って
追っかけが車で行ったあと
おいら違うとこから行って
これ まるであの ジャニーズじゃねえか
って言ったんだけど
そういうことはよくあった｡
すごかったですよ ビートたけしさんの…｡
当時 ｢漫才ブーム｣といいましたけど
ブームどころじゃなくて
もう大ブレイク 大ヒットのね｡
そういう存在でしたもんね 皆さん｡
(久保田)演芸番組の人気によって
長寿番組にとっては
暗黒時代が訪れたんですが
一方で この時代は
次なる長寿番組を生む
大きなきっかけにも
なっていったんですね｡
漫才ブームで大人気となった
たけしさんを筆頭に
82年に タモリさん 85年に さんまさんが
長寿番組を生み出して
いわゆる｢ビッグ3｣が
誕生していくわけなんです｡
(カズレーザー)もう変な話…
ビッグ3が
ずっと占めてるわけじゃないですか｡
その下の おこぼれのおこぼれの
おこぼれぐらいを
我々が なんか つまみ合うみたいな｡
(笑い)
何にも変わってないですよ もう｡
倒し方も思いつかない｡ すごい｡
(久本)またみんな元気でさ
現役でバリバリできるから
もうみんな ほんとにね
早く くたばんないのかと思っちゃうよね｡
誰か毒盛れって思うんですよ｡
全然元気なんですもん｡
(久本)そこにまた所さんが
参戦してくるわけですよ｡
ミュージシャンが｡ ビッグ4｡
私なんか静かなもんですよ｡
この 歌にも絡んでない
お笑いにも絡んでない
でも もうデビューしてんですよ
これず～っと｡
(笑い)
…とか言いますよ｡
(笑い)
さんちゃんと北野さんと私の関係は
すごく面白くて｡
さんちゃんは 意外と北野さんのことを
小ばかにして笑いを取るんですよ｡
｢この男がな…｣とか手出したりするんで
オレは止めるじゃないですか｡
で 北野さんは私の歌を 何とか何とかって
ばかにするんですよ｡
で オレは さんまのこと
ばかにするでしょ｡ このぐるぐるが
そろそろ やめた方がいいんじゃないかな
と思って｡ 延々だから｡
｢じゃんけん 所
あいこで たけし｣っていうの やれば｡
グーチョキパーみたいな関係だから これ｡
グーチョキパーみたいなの これ｡
(久本)だからいいんですよ｡
だから もってるんだね｡ すごい｡
(久保田)そして 86年には
今日のゲスト 草野さんが
司会を務めていらっしゃいます
｢世界ふしぎ発見！｣の
放送がスタートしました｡
草野さんは放送開始当初のことは
先ほども少しお話しになってましたが…｡
(草野)もちろん覚えてます｡
といいますのは 私はNHK時代に
スポーツ もしくは報道系の
仕事しかしてなかったんですね｡
で この
バラエティー番組といいますか
こういう娯楽番組を
お願いしますって依頼があった時
あ それはとても無理ですと
お断りしたんです｡
で いろいろ話してるうちに
最終的にやってみましょうか
ということになりました｡
実は今日 ｢世界ふしぎ発見！｣の
放送第1回目の映像と
草野さんのNHK時代の貴重なVTRが
あるそうですので ご覧頂きます｡
♬～
1967年 NHKに入った草野 仁｡
プロ野球の速報を
ご覧頂くことにいたしましょう｡
続いて パシフィック･リーグです｡
スポーツはもちろん
報道番組のアナウンサーとして活躍｡
(草野)後楽園で行われております
日本ハムと西武…｡
1985年にNHKを退職｡
(草野)｢世界ふしぎ発見！｣｡
♬～
(拍手)
旅は冒険 夢は宝探し
知らない世界の謎に挑んで
歴史と遊ぶ ｢世界ふしぎ発見！｣｡
今夜から始まる
トーク アンド クイズ ショー｡
司会の 草野 仁です｡
初代ミステリーハンターは…
エジプトを訪れ
ファラオの秘密に迫った！
ああ…｡
実は おなじみの｢ヒトシ君人形｣は
当初 全く登場しておらず
｢ガリンペイロ｣という 番組独自の
通貨が用いられていたのだ｡
ふしぎ発見！
若い 草野さん若い｡
目元がもうキリッとなって もう…
(笑い)
何を言ってる｡
(カズレーザー)男前じゃないですか｡
ほんとほんと かっこいいですよね｡
役者さんみたい｡
(久保田)
｢ふしぎ発見！｣の長寿の秘訣って
今 30年以上たって
どんなところだと思いますか？
チームワーク みんなが同じ方向を
なるべく きちっと向くように
チームワークをとろうということを
いろいろやってまして｡
リハーサルをね 本番の前にやるんです｡
その時は 音声さんとか
いろんな他の方々が解答者役になって
初めて聞く問題にチャレンジするんです｡
で 正解したらですね
ミステリーハンターが
お土産として買ってきた…
大したことはないんですよ
2, 000円 3, 000円のものですけど
現地のなんかお土産をゲットする
ということで
みんな 一生懸命やってましてね｡
まあ 三十何年たっても
あまり変わらない｡
何となく そういう
いい雰囲気があるっていうのも…｡
オレは あの
よく ここんとこ ずっと見るじゃん｡
するとね エジプトっていうと
まあ あの ピラミッド クフ王
大体あれになるんだけど
何回もやってるから
じゃんじゃん話が深くて このネタ
知らないわって問題が出てくんだよ｡
だから マニアック以下の…｡
スタッフがリポーター連れて
通うのが多くなれば
地元からも
情報入ってくるんじゃないですかね｡
やつらが来てるから この情報をっていう｡
大体の雑学じゃ済まないのよ｡
だから面白いんだよね｡
(久保田)草野さんご自身も番組の内容に
意見を言われることもあるんですか？
もう 当初3年ぐらいは 番組の制作全体に
一緒に関わって作業をしておりました｡
それから もう だんだん軌道に乗ったんで
少しそれは離れましたけども
最近また少しね 視聴率がなかなか
思いどおり上がってくれないんで
そういう意味では
制作の内容とか その他についても
私なりの意見はキチッと言って
それで みんなに考えてもらうというのは
やっております｡
久本さんも ｢メレンゲの気持ち｣も
放送開始から 23年｡
これほど長く続くとは
思ってらっしゃったんでしょうか？
いや 思ってなかったですね｡
私は スタッフさんの努力だと
思いますけどね｡
(草野)私も何度か出させて頂いたこと
あるんですけれども
まず第一に あの久本さんの 本当に
ゲストに対する こまやかな気遣い
ほんとに心優しい そういう気遣いが
やっぱり皆さんをホッとさして
本音をね 話したりできるように
なってるんだと思います｡
いやもう草野さん 何すればいいですか
私 今日 草野さんに｡
じっとしてるのが一番ですよ｡
(久本)
じっとしてるのがご褒美？ ばか野郎｡
長寿番組の歴史を語るうえで
欠かせない一年がある｡
1989年 平成元年だ｡
なんと
今も続く番組が7つも誕生していた！
その中の3つが たけしと
所がMCを務める番組｡
ここからは そんな
長寿番組を抱える2人に
その秘訣を
語り尽くしてもらう｡
(カズレーザー)さあ 今年 放送開始30年を迎える
長寿番組を持つ たけしさんと所さん｡
今回 番組では
そんなお二人がMCを務め
10年以上続いてる番組を
調べてまいりました｡
まずは たけしさんの長寿番組がこちら｡
はい こちらで～す｡
(カズレーザー)さあ こんなにございます｡
(久本)こんなにやってるんだ｡
(カズレーザー)全部 もう僕らも
子どもの頃から見てました｡
仕事大好きだからね それでね｡
(カズレーザー)働き過ぎなんですよ ほんとに｡
さっき話してたんだけどね…
だから 30年間
同じ本数をやってたっていう｡
(久本)すごいなぁ たけしさん｡
(カズレーザー)こちらをご覧になって 皆さん
お気付きになること ございませんか？
こちら 特に この辺ですね｡
(草野)全局｡
(久本)そういうことか｡
(カズレーザー)
民放全局で番組をお持ちになってると｡
多分 他には
いらっしゃらないんじゃないですか｡
(カズレーザー)
前人未到なんじゃないでしょうか｡
そもそも 全局で番組を持つっていうのが
ほぼほぼ不可能な話ですから｡
さあ 続いて 所さんの長寿番組が
こちらでございます｡
こちらで～す はい｡
(久本)ああ 所さんもすごいなぁ！
(カズレーザー)ほぼほぼ 30年の番組が3つも｡
こんな やってんだね｡
(カズレーザー)これは すごいことですよ｡
(笑い)
(カズレーザー)そうですね｡
失礼な｡
番組に決まってるじゃないですか｡
ただ カメラ持ってって
生き物の生態を撮ってるだけ…｡
｢まる見え！｣と同じつくりです｡
仕事としてやってますよ｡
ただ 所さんがなんか
バイクいじってるとこ…｡ ちゃうちゃう｡
あれも計算上やってる｡
(カズレーザー)何も しゃべってない回が…｡
茶の間に対して
ちゃんとやってるんですからね｡
｢目がテン！｣も
あれですよね こっち側は出す側なのに
いつも クエスチョンマークで
やってますからね 私｡
茶の間と同じ気持ちでっていうか｡
前情報は ほとんど入れずに？
こっちが用意してるのに
疑ってますからね オレ｡ 全部を｡
作りにくくて
しょうがないじゃないですか 番組｡
私がうるさいから みんな
ちゃんとやってくれますよ｡
(カズレーザー)締めるとこは締めて｡
さあ なぜお二人の番組は
これほど長く続くのか
｢世界まる見え！｣や
｢笑ってコラえて！｣を手がけた
元日本テレビのこの方に
お話を伺ってまいりました｡
放送開始から28年続く
日本テレビの長寿番組
｢世界まる見え！テレビ特捜部｣｡
世界各国の｢テレビ番組｣を紹介する
この番組を立ち上げ
長寿へのきっかけを作った 吉川圭三に
その秘訣と たけし 所について聞いた｡
驚きましたけど 半分…
これ聞くと
相当 嫌みな答えなんですけれども
そういうことですね｡
ただ 所さんとたけしさんが
いらっしゃるので…
そういう番組を見せてた結果
番組のクオリティーが高められ
視聴者の皆さんの目にも堪えられる
番組になったんじゃないかなと
僕は考えておりますね｡
番組当初は 所と楠田枝里子が司会の
2人体制だったが
1991年から スペシャルパネラーとして
ビートたけしが加わった｡
予測できないじゃないですか
たけしさんの反応って｡
それと やっぱり たけしさんに関して…
10点ぐらいあったんですよ｡
1個 150万とか200万ぐらいのやつも
あるんですけど…
何回見ても これには とまらない
ってやつもあったりとかして｡
たけしを飽きさせないための努力が
あのおなじみのふん装に込められていた｡
そして実は 吉川は
同じく所がMCを務める
｢笑ってコラえて！｣も手がけた｡
なぜ 所ジョージのMC番組が
多いのだろうか？
あの 僕の場合は やっぱり…
所さんっていうのは
番組をやっぱり こう 非常に…
むちゃくちゃな企画でも｡
バランスをとってくれるというか
お茶の間に適した形に
トランスフォーム
してくれる人なんですよね｡
まあ いわゆる
カンペという紙を出すわけですよね｡
そこで 目線がずれた時に
その人間が
本来 言いたいことが逃げてしまって
なんか
言わされてる感になってしまうとか｡
本来だったら
お茶の間が ぐっとくるものであって
スタジオの人が
やっぱり泣いてしまったら
それは自作自演になってしまう
ということがあるわけですよ｡
なんか やっぱり…
だから…
こんなすばらしいコンビ
ないんじゃないですか だから｡
あら 褒められちゃったこと！
大体 吉川さん おかしいだろう｡
そっちが聖人君子みたいなことで…
なんか餌で釣ってるみたいな｡
上質な毒ってこと…｡
たけしさんは毒ですから
衣装で釣って 今日来るかなって
わな仕掛けてるみてえな｡ 困った時は
所さんがやってくれます みたいな｡
休んでしまうからっていう理由がもう
我々は想像がつかないというか｡
番組に来ない…
｢まる見え！｣は来て頂いてますけど
ゴルフのコンペあるじゃない 番組の｡
来ないもの｡
それで ｢風邪ひいちゃった｣とか｡
意味分かんない話ですよね｡
何ででしょうね｡
だって 僕んとこにメールで…
私のとこに写メが来て
自分で顔色をペンキみたいなので
青く塗っちゃって｡
(カズレーザー)ばか元気じゃないですか もう｡
やること全部やっちゃって｡
だったら来りゃいいじゃん｡
そんなメール送ってくるんですよ｡
体が調子が悪い 肉が食べたいとか
わけ分かんない｡
所さんにも カンペを見ないと…｡
(カズレーザー)それは
うその気持ちになってしまうから…？
だって もう 局に向かってる時に
頭の中で何回かリフレインするじゃない｡
(カズレーザー)今日の番組の内容は こうだと｡
そうそう｡ そうすると もう邪魔｡
あと 打ち合わせも邪魔｡
オレなんか カンペだらけだよ｡
えっ？
芝居なんかやる時
この間 ｢…｣って ただ沈黙のとこ
｢てんてんてん｣って
その｢…｣も読んじゃったもん｡
｢う～ん てんてんてん｣｡
(笑い)
あと ドキドキしてやりたいんですよ｡
先が このあと分かっちゃうと
なんかもう ドキドキ
しなくなっちゃうじゃないですか｡
だからもう わかんないまんま
何とか 番組を
この時間内に終わらせる力を
なんかこう 感じたいわけ｡
やった！ みたいなのを｡
でも どこかに
向かっていかなきゃいけないから
もう私なんか カンペ命だもん｡
カンペがないと安心感がない｡
だって カンペより
浮かんだ言葉の方が面白いんだもん｡
確かに確かに｡
ほんと｡
(久本)すばらしいですね｡
ほんと 困った時の司会は所さん
っていうの 分かる｡
(カズレーザー)確かに信頼されてますよ｡
せっかくなんで僕らが気になってることも
質問させてもらいたいと思います｡
すいません｡ これもう
ずっと気になってたんですけど
お二人は
ご自分の番組って見られるんですか？
オンエアの確認 チェックみたいのは？
あ～ たまに見ますよ 何かの流れで｡
｢笑点｣は
いつも日曜日 見てたんだけど
その前に TBSで｢お届けモノ｣っていうの
始まったんですよ｡
(久本)あれも面白い｡
あれを見ちゃうと
自分の それが日曜日の感じするんで
｢笑点｣をだんだん見なくなってきたね｡
ああ～｡
｢これでいいや｣に
なってきちゃったかな ちょっと｡
それで見ますね｡
(カズレーザー)
たけしさんは ご覧になりますか？
オレは たまにチャンネル かえるじゃん｡
たまにオレが映っちゃって 驚いて
急いでテレビ消しちゃったりなんかする｡
見ればいいじゃないですか｡
(久保田)
こんなにたくさん出てらっしゃるのに｡
(久本)シャイだわぁ｡
やだね｡
先ほど草野さんは もう
｢ふしぎ発見！｣の最初 立ち上げ当初は
意見をおっしゃってたと
おっしゃってましたが
お二人は番組に対して
提言されたりするんですか？
言いますよ｡
(カズレーザー)番組内容には｡
いろいろと… レギュラーを
かえようとするじゃないですか｡
やめてくれと｡
スタンダードにしたいんだから
同じ人でやって下さいと 僕は｡
リニューアル的なのは
あんまり好まれないってことですか？
というか
まあ時間帯にもよるんですけど
ゴールデンは 茶の間で
おじいちゃん おばあちゃんから
小学生まで見てるんで そこに…｡
若い方が分かって
おじいちゃん おばあちゃん置いてけぼり
っていうのは ちょっとダメなんですよ｡
できるだけスタンダードになって
｢芸能界にいますね この人は｣
っていう人にして下さいと｡
はやりの人とか旬なタレントじゃなく？
うん｡
その人たちが何年かたって
もう旬も終わった頃に出して下さいと｡
(久本)
へえ～ 何でダメなんですか？ 旬は｡
旬は おじいちゃん おばあちゃん
ついてこれないじゃん｡
誰？ ってなっちゃう｡
(カズレーザー)なるほど｡
何が一番
私たちが気をつけなきゃいけない？
何が一番大事？
僕が思うのは 単純に
物が出てきて ああ これ食べたいな
とかっていうリアクションじゃなくて…
つまり 茶の間を通して
自分の意見を言わないと｡
なるほど 自分の意見じゃなくて
茶の間の人の意見｡
私はこう思うじゃなくて 茶の間は
きっと こう思うんじゃないかっていう｡
お茶の間目線を忘れないこと｡
僕は結構 気にしてますよ｡
なるほど｡ いい話ですね｡
たけしさん どうなんですか？
オレは茶の間の人にね
あんただけだよって言う｡
でも茶の間の人は 自分だけだと思ってる｡
そういうの あるかも…｡ お前だけよ
教えてやろうかっていうのはある｡
面白いな｡
さあ そんなお二人が
長寿番組が多いという一方で…
(カズレーザー)これは やっぱ それも
ちょっと今回は長寿番組の回なんで
逆もね やっぱ見ておいた方が
いいんじゃないかと思いまして
お二人のレギュラー番組の中で
放送回数の少なかったものを
今回 番組ではお調べしまして
ピックアップしてきました｡
まずは所さんの番組 こちら｡
こちらです｡ バン！
(カズレーザー)覚えてらっしゃいますかね これ｡
あったな～｡
(カズレーザー)7回っていうのは
1クールつながってないってことですか？
ああ そうだね｡
(カズレーザー)覚えてらっしゃいますか？
全然… 何となく｡
(笑い)
めちゃくちゃ面白そう｡
実は今回 そんな伝説の番組のVTR
入手いたしました｡ ご覧下さい｡
♬～
[ スタジオ ]
こんな格好してんだ｡
(久本)若いな｡
力をバーッと
よりパワーアップしてですね
この… すごいタイトル
アバンギャルドですね｡
(一同)｢レッツ･ラ･ゴー！｣｡
なぎらさんが…｡
｢所ジョージさんの表現学入門｣！
[ スタジオ ] あんなこと やってんだ｡
なぎら先生です｡ どうぞ～！
(拍手)
三つ指ついて おかえんなさい｡
この場合 あなたなら どうする？
ただいま！
パオーン！
おっどろいた おっどろいた！
(笑い)
(笑い)
これ いいなぁ この番組｡
スタジオもうスカスカだもんね スカスカ｡
いいね これ｡
いいじゃない これ｡
セットもひどいですよね セットも｡
こういうスカスカは大好き｡
やめて下さいよ｡
もうね 下町の駄菓子屋みたいなね
何とも言えないね｡
そんな感じで｡ 恥ずかしいわ これ｡
さあ 続いて たけしさんの 残念ながら
短命に終わってしまった番組がこちら｡
はい ペロン｡
(カズレーザー)さあ たけしさんもございます｡
12回 9回 7回とございますが｡
桂さんの番組じゃねえか？
(カズレーザー)すぐ終わってますね｡
さあ 今回 特別に
｢たけしのホッカホッカタイム｣
こちらですね こちらの映像を
入手いたしました｡ ご覧下さい｡
変なの やだな｡
♬～
局長！ 局長！
どうした 書留か？
一大事です！
騒々しいぞ 沖田君｡
私が このラブちゃんと
遊んでる時は
誰も部屋に入ってはいかんと
言ってるはずだぞ！
<桂 小五郎と
秘密の会談を行っていた>
ごわす｡
この変装は どうだ？
いくぞ！ どわ～っ！
面白いじゃないですか これ｡
これは ゆっくり見たいね｡
(カズレーザー)そうですね フルサイズで
見たいですね｡
ゆっくり見たい｡
どっかに動画あげてほしい｡
洗練されてないとかね みんな粗っぽくて
めちゃくちゃなのがね
今見るとね いいんだよ｡
ブリキのおもちゃを今見るみたいなね
良さがあるんだ｡
だって ｢局長｣って 郵便局長に
なってるだけのことよ｡ 面白いわ｡
でも前の番組で情けないんだけど 意外に
あの ぬいぐるみとか作ってるんだよね｡
意外に金かかってんだよ｡
あれ ボーンでも｡
新しく番組を立ち上げるわけですから｡
この桂さん 久本さんも番組を？
桂さんには ほんとにお世話になった｡
私も 桂さんのやってた
TBSの ダチョウ倶楽部がMCの
｢つかみはOK！｣って番組
あったんです｡
(カズレーザー)ありました｡
あったでしょ？
ちょっと 早く終わっちゃって…
(笑い)
私さ いろいろやってて 渡辺正行さんと
やってた深夜番組もあったの｡
｢Z･U･T･T･O｣ってタイトルだったけど…
(笑い)
お二人のように
こんなにすばらしい方も
実は過去の歴史の中で
7回で終わった番組もあった｡
(笑い)
長寿番組を語るうえで
忘れてはならない存在
それが人気キャラクターだ｡
1959年に始まり
今年で60年となる長寿番組
｢おかあさんといっしょ｣の
人形劇コーナーからは
多くの人気キャラクターが
生まれた｡
♬～
♬｢ブーフーウー
さんびきの こぶた｣
放送開始の翌年からスタートした
｢ブーフーウー｣は
日本で最も古いキャラクターで
黒柳徹子や大山のぶ代が
声優を務めていた｡
じゃあ 歌うよ｡
♬～
♬｢かわいいペロちゃん
ぼくはすきだ｣
でも 小さい順だよ｡
だから ペロちゃんが一番先さ｡
そうだなぁ｡
およそ3年ごとにかわっていく
キャラクターの中で…｡
1982年に誕生した3人は
なんと 10年も続く
大人気キャラクターとなった！
♬｢いるんです｣
♬｢じゃじゃまる ぴっころ ぽろり｣
♬｢ときどき あっちむいて ぷん｣
フンボルトペンギンをモチーフにした
ぴっころは
人形劇コーナー初となる
女の子のメインキャラクターとして
話題をさらった｡
はっけよ～い 残った！
それ！
えい！
(ぴっころ)ぽろり海～｡
(じゃじゃまる)待って 今のたんま！
そして 民放の
最長寿子ども番組といえば…｡
1973年に始まった
｢ひらけ！ ポンキッキ｣｡
タイトルを変えながらも
40年以上 愛された番組だ｡
そこから生まれたキャラクターが
ご存じ ガチャピンとムック｡
今回 彼らが
なんとインタビューに答えてくれた｡
彼らが愛される理由の一つが
スキューバダイビングなど
さまざまな企画に
チャレンジしていたこと｡
しかし そこには 苦労もあったのだとか｡
何だと思います？
実はね…
あ～ そうだね｡
実は彼ら 番組の5, 000回を記念して
放送局の枠を超えて
｢にこにこ､ぷん｣の3人とも
共演を果たしていたのだ！
(ガチャピン)わあ わあ わあ～
じゃじゃまるに ぴっころに ぽろり｡
(ムック)どわ～！ 本物ですぞ～！
♬｢みんなともだち
ずっとずっとともだち｣
♬｢はなれていても ずっとともだち｣
彼ら以外にも
｢できるかな｣のゴン太くんや
｢おーい！ はに丸｣の はに丸君など
子どもたちに愛されている
キャラクターは
数多く存在する｡
そんな 子ども番組を盛り上げる
多くのキャラクターを手がけ
長寿番組を陰で支えている会社がある｡
ここでは 着ぐるみや かぶりもの
模型など
ありとあらゆる美術品を制作している｡
♬～
♬｢波をちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷ
かきわけて｣
♬｢(ちゃぷちゃぷちゃぷ)｣
♬｢雲をすいすいすいすい追い抜いて｣
♬｢(すいすいすい)｣
♬｢ひょうたん島はどこへ行く｣
♬｢ボクらを乗せてどこへ行く｣
♬｢(ううううーううううー)｣
♬｢丸い地球の水平線に｣
｢ひょっこりひょうたん島｣を
担当して以来
子ども番組に惹かれて
会社を立ち上げたという
社長の佐藤さんに話を伺った｡
光子館というのは…
他にも 1990年から
20年間続いた
｢こどもにんぎょう劇場｣の人形も
数多く制作している｡
子ども番組以外にも
｢紅白歌合戦｣の司会者の人形や
｢ビートたけしのスポーツ大将｣で
人気を博した カール君なども手がけた｡
｢おかあさんといっしょ｣では
劇中歌のキャラクターも担当していた｡
♬｢さあ げんきに ぜんいん あつまって｣
♬｢おすしの ピクニック｣
♬｢レッツ ゴー！｣
直接ね 子どもたちは会わないけども…
最後に この2人も
意外なつながりを
教えてくれた｡
(ムック)そうそうそう ねえ！
これからも
日本中 世界中のお友達のための番組を
みんなと作れたらいいなって
思っています｡
(2人)お願いします！ NHKさん！
お願い｡
期待してますぞ｡
子どもから 時には大人まで
その魅力に惹かれてしまう
キャラクターは
長寿番組になくてはならない存在なのだ｡
今年で テレビ放送66年を
迎える ｢NHKのど自慢｣｡
今も記録を伸ばし続ける
最長寿番組だ｡
毎週日曜のお昼12時15分
全国各地から生放送｡
番組の魅力は 何といっても
出場者たちの人間味あふれる熱唱ぶり｡
♬｢消えたネオンの｣
♬｢すれちがいや まわり道を｣
これまでの参加者は…
まさに視聴者参加番組の
草分け的存在と言っても過言ではない｡
(合格の鐘)
今回は そんな｢のど自慢｣の
制作現場に完全密着｡
長く愛され続ける その理由に迫る｡
全国47都道府県を回り
これまでに およそ1, 300もの
市区町村を訪れている｢のど自慢｣｡
今回の舞台となるのは…
放送前日 会場となる
八代市総合体育館には
予選会に出場する多くの参加者の姿が｡
そもそも
｢のど自慢｣の本選に出場するまでには
2つの難関をクリアしなければならない｡
まずは 書類選考｡
およそ2か月前から
募集が開始され
往復はがきでエントリー｡
多い時で 1, 000組もの
応募がある中から
番組スタッフによる
選考のもと
250組に絞られる｡
そして 放送前日に行われる
この予選会で
本選に出場できる 20組が選ばれるのだ｡
もともと｢のど自慢｣は 戦後間もない…
♬｢赤いリンゴに くちびる寄せて｣
当時は 鐘をたたいての判定ではなく…
この｢結構です｣というフレーズを
歌の出来が…
そのため ｢チューブラーベル｣と呼ばれる
楽器での判定になった｡
この｢鐘｣をたたき続けて
17年の秋山さんは
｢のど自慢｣の魅力を こう語る｡
こんな来るんだもんね｡
一組の持ち時間は 40秒～1分程度｡
一方 ステージの下には
司会者の小田切アナウンサーの姿が｡
歌い終わった全ての参加者に声をかけ
それぞれの魅力を探るべく
インタビューをしていた｡
はい｡
インタビューしている間も
ステージ上では次の出場者が歌を披露｡
小田切アナは 目の前の出場者とステージ
両方に耳を傾け
本番に向け
キャッチコピーを考えているという｡
そして ｢のど自慢｣の
大きな魅力の一つが
グループの個性豊かで
楽しいパフォーマンス｡
これ作りました！
(参加者)ローラースケート…
はたきの羽根です｡
盛り上げたい！
実は このユニークなコスチュームや
華やかなダンスチームなどが
必ずと言っていいほど出場しているのには
とある理由があった｡
1953年に ラジオからテレビへと進出した
｢のど自慢｣｡
当時は 参加者同士の
本気の歌のぶつかり合いが好評だった｡
しかし それが逆に
マンネリ化につながり
出場したいという希望者が
徐々に減っていったという｡
これはまずい
何とかしなければ…｡
危機感を感じたという
元ディレクターの田澤さんは
当時をこう振り返っていた｡
だから もう…
そんな状況を打破しようと…
熱演賞は 14番 ｢赤いグラス｣を
お歌いになりました
さくばさんでございます｡
おめでとうございました｡
歌唱力だけでなく
エンターテインメント性に優れた
出場者に｢熱演賞｣を贈るように｡
更に 出場者の人となりが伝わるよう
歌唱後の…
歌の楽しさを伝える人々にも
スポットを当てたことで…
その形式は 現代にも受け継がれ
｢特別賞｣として
番組を盛り上げた出場者を表彰している｡
250組が参加した
4時間以上の審査が終わり
いよいよ結果発表｡
≪｢恋しさと せつなさと 心強さと｣を
歌われた おやまさん｡
185番 ｢パラダイス銀河｣を歌われた
6名の皆様｡
あしたの生放送で
全国に向け 歌声を披露する20組
総勢33名が決まった！
(小田切)礼！ おめでとうございます！
明日は こちらの20組の皆さんと
八代を盛り上げてまいります！
いよいよ 本格的な番組作りが
スタートする｡
下は 13歳から
上は 83歳までの出場者たちの魅力を
どう放送で伝えるか｡
これまでの人生や 曲に対する思いなどを
僅か数時間で丁寧に取材していく｡
更に 別室では
ピアノに合わせてリハーサル｡
ふだんのカラオケと違い
あしたは生バンド｡
出場者を より輝かせるため
イントロの長さや
音程も細かく決めていく｡
出場者との打ち合わせは
夜8時過ぎまで行われ
その後も スタッフの作業は続いた｡
ここから 12時15分までの
およそ4時間
打ち合わせや
カメラリハーサル
サウンドチェックなど
さまざまなスケジュールを
こなさなければならない｡
この手間がね｡
まず 発表されるのが今日の歌う順番｡
更に このあとは…
昨日 集まったばかりの20組が
徐々に打ち解けていき
まるで ホームルームのような
一体感が生まれてきた｡
7番 熊本市 ふるや｡
イチゴ農家やってます！
盛り上がっていくぜ～！
(拍手と歓声)
会場は満員｡
出場者たちは というと…｡
さあ みんなでいっちゃって！
頑張っていこう～！
(一同)はい はい はい オー！
イエーイ！
観客の拍手に迎えられ
いよいよステージへ｡
(小田切)手拍子！
♬～ (手拍子)
(小田切)
それでは 20組の皆さん 気をつけ！
礼！
(拍手)
(スタッフ)30秒前｡
30秒前です｡
(小田切)さあ 10秒前ですよ｡
皆さん緊張しなくていいですからね｡
(笑い)
♬～
(小田切)
｢NHKのど自慢｣ 今週は
球磨川の豊かな水の
恵みを受ける
熊本県八代市から
お送りいたしま～す！
おじいちゃん おばあちゃん見てる～？
(小田切)さあ皆さん こんにちは
｢NHKのど自慢｣です｡
それでは まず最初の方 いきましょう｡
高校2年生です｡
篠原涼子さんの この大ヒット曲から
スタートです！ はい どうぞ！
1番 ｢恋しさと せつなさと 心強さと｣｡
(久本)1番 緊張するやろな～｡
♬｢恋しさと せつなさと 心強さと｣
♬｢ようこそここへ 遊ぼうよパラダイス｣
♬｢胸の林檎むいて｣
7番！ ｢誕生｣！
盛り上がってくぞ～！
♬｢俺の時計の針が
ちょうど午前零時を指した｣
♬｢過ぎ去る時は新しい日の中に｣
出場者20組｡
そして ステージを支えるスタッフ
みんなで番組を盛り上げる｡
♬｢まっかに燃えた 太陽だから｣
そう 前日の予選から当日の本番まで
この2日間で番組を作り上げてきたのは
｢のど自慢｣という一つのチームなのだ｡
(合格の鐘)
(小田切)やった合格～！ 2組目～！
ありがとうございます｡
よかった～ 大丈夫？
さあ それでは これより
審査の結果を発表してまいります｡
まずは 特別賞の発表です｡
鳥羽一郎さん
よろしくお願いいたします｡
3番目に歌われました ｢パラダイス銀河｣｡
(小田切)｢パラダイス銀河｣の主婦の皆さん
や～ おめでとう！
(鳥羽)元気があって よかったよ！
(小田切)今週のチャンピオンは
6番 ｢三日月｣を歌われた
おがたさん おめでとうございます！
(拍手)
う～ おめでとうございます｡
おめでとう！
｢のど自慢｣に携わる全ての人々の思いが
視聴者へと伝わり
今も愛され続けている｡
すごいエネルギーですね こうやって｡
(一同)え～!?
やりたい？
昔は だって これで優勝して
プロになった人いるんだもん｡
だから歌のクラシックとか
みんなやってた
自慢の人が みんな出てきちゃって
普通の人は ダメんなっちゃったんだね｡
スタッフ総勢でですね
あれだけの努力をして
みんなが一体感を持てるような
そういう番組になさってるって
すごいと思いました ええ｡
始まる前に こうやって
みんなでこう車座になって
こうやることによって
落ちようが何しようが
なんか にこにこ帰れますもんね｡
1つの地区で出演した人たち
全ての人が
同じ思いで
このことを振り返ることができる｡
きっと…
(久保田)今日は長寿番組ということで
ここまで見てきましたけれども
改めて 草野さんは今日いかがでしたか？
(草野)いや やっぱり長寿番組は
当然そこにいらっしゃるね
司会者の方もそうなんですけど
その方々を取り巻くスタッフの
総結集した力が いつもコンスタントに
もうすばらしい力をこう
発揮できる状況になってる｡
だからこそ続くんだと思いますね｡
やっぱり
たけしさんや所さんみたいにね
この使ってくれる方が 使う側の方が
もう番組を全て
この人たちに任せますみたいな｡
まあ 草野さんもそうですけども｡
ほんと そういうふうに
なりたいなってことを改めて
私 ｢徹子の部屋｣ねらってますんで｡
いつか｢マチャミの部屋｣にして｡
｢マチャミの部屋｣でね｡
しちゃおうかな なんつって 思ってます｡
｢のど自慢｣も
ああやって ずっと追っかけてると
あの番組って すごいエネルギーが
いろんな方たち
必要なわけじゃないですか｡
多分 うちらのやってる番組も
こうやって引くと
すごいエネルギーなんだろうなと思って｡
そうですね
企画から 放送になるまで｡
ご飯とかパンと同じなんだよ｡
何気なく食べてるもんね｡
お百姓さんがね…
苗からね やって 植えて
水抜いたり 太陽当てたりして
刈り取って 脱穀して｡
そうするとね あの タレントもね
お米とかね パンみたいなタレントが
一番いいんだ｡
いくら おかずが変わっても
お米は食べるから｡
いいこと言う｡
だから お米タレントが最高｡
でも お米になるのには
いろんな面倒を見てもらわないと
ならないってことですもんね｡
たまに チャーハンにされちゃったり｡
アチャアチャ アチャ…｡
なるほど｡
いつも ここの手元にあるような
感じになれればねっていう｡
今 たけしさんがおっしゃった
お米とかパンのような
その何気ない 当たり前のように
あるような番組こそ長寿｡
そういうタレントになるべきだって
言われたら…
絶対 長く残れねえじゃねえか
っていうのは…｡
毎食は ちょっときついですからね｡
でも
だんだん人柄が
分かってくるわけじゃない｡
この人は こういう人柄だっていうのは｡
その人柄が お米になるんじゃないの？
こっから徐々に徐々に
2人とも色合いを薄くしてって｡
♬～(｢You Are My Sunshine｣)
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