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【社会】原発に「さようなら」 1万人参加 反対集会
脱原発を呼び掛ける「さようなら原発全国集会」が二十一日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。汗ばむ陽気の中、約一万人(主催者発表)が参加。「福島の原発事故は終わっていない」と声を上げ、集会後、渋谷や原宿の繁華街をデモ行進した。 「『さようなら原発』一千万署名市民の会」の主催。各地で脱原発を目指して活動する人たちが登壇し、原発の危険性や東京電力福島第一原発事故での避難者の窮状を訴えた。 避難者支援に取り組む「避難の協同センター」世話人で、自身も福島県から避難している熊本美弥子さん(76)は「避難先の住宅の無償提供や家賃補助の打ち切りは、正しい政策と言えるのか」と切実な思いを語った。 (西川正志、荘加卓嗣)
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