田んぼで釣り!?タウナギってどんな生き物?生態や特徴、釣り方解説!

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タウナギの食べ方

釣ったらウナギのように食べたいところですね。さばき方はウナギやアナゴにと同じです。ただし、いわゆる「蒲焼き」にはむかないので大陸風な調理がよいようですね。中国や台湾、東南アジアでは普通に庶民の食べ物として食べられています。日本とは違いウナギよりポピュラーな食材です。肉がウナギと違いかたくて血が多くて、日本人から見れば魚に見えないような黒い身の色で、ウナギと違い油が少ないです。中国、台湾では小さく切って炒め物や煮物、から揚げ、麺類に乗せてなどで食されています。

日本でも中国人向けに販売されることもあるそうです。サクサク、プリプリの歯ごたえある食感で、現地では滋養強壮のための食材としても食されます。生き血も精力剤として飲まれたりするようですが、淡水魚なので寄生虫の心配があります。釣り上げたものでは加熱調理したものが賢明です。調理方法は細切りにした炒め物や、ごま油風味の甘い炒め煮、から揚げにした甘酢あんかけ、ほか麺料理などにも使われます。ぶつ切りでスープなどに使われることもありますが、基本さばいたものが販売されているようです。

タウナギを飼う

タウナギを飼育する方もいます。飼育方法は体長と同程度のフタ付きの水槽を用意すれば(フタが無いと脱走するので注意)大丈夫です。干上がった水田の泥の中で生きられる魚なので、水質悪化には強い生き物ですから、エアーポンプなどは必要ありません。温度変化が少ない部屋ならヒーターも不要です。人に慣れるので、慣れてくれば水槽に近寄ると振動を察知して、水面に顔を上げるようになります。エサは基本的には生餌しか食べません。適当な昆虫、ミミズ、ゴキブリなどを捕獲してあたえますが、動きが早いと追いかけられないので注意が必要です。慣れてくれば市販の魚のえさも食べるようになります。同程度の大きさの固体同士ならば同じ水槽で飼育出来ますが、大きさが違うと共食いするので注意が必要です。

 

タウナギは害獣?

タウナギが直接稲などに悪さをするわけではありませんが、体長40センチ以上になる生き物が田んぼに穴を掘って生活します。場所によっては水路を決壊させて、張ってある田んぼの水が抜けてしまいます。一夜にして田んぼが干上がってしまうこともありますので、農家の方にはまさしく「害獣」となります。しかも水が無くても生きられ、沼などに金魚などがいればすべて食べつくす獰猛な食欲。卵も稚魚も保育する繁殖力。外来種であるので増えすぎれば日本の生態系にも影響します。飼育する方は放流はしないようにしましょう。

まとめ

以上、タウナギの生態と釣り方や飼育、食べ方をまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?日本はお米の国ですから、田んぼが近くにあって、比較的温暖な地域にお住まいの方には近所にいる魚です。身近にいるのにほとんどの方が知らない生き物「タウナギ」という生き物に興味をもっていただけたら、近所の田んぼに会いに行くのも面白いかと思います。