和菓子がそこにあれば、幸せな笑顔が広がります。和の空間デザインやおもてなしの専門家である森 荷葉さんに、みるく饅頭『月化粧』、『朝焼みかさ』、『木の実ひろい』から広がる素敵なスタイル、時間をご紹介いただきました。

和菓子は、わたしの日常に欠かせないもの。
疲れたわ、あーほっとしたい、というときに、和菓子をいただきます。
特に好きなのはみかさです。
資料を読みながら、考え事をしながら、つまみます。
締め切り原稿に集中して取り組んで、ひと段落した夕方。
みかさをいただいて、一息つくのがわたしのお気に入りの時間です。
夕食までの間のリラックスタイム。
わたしにとって夕食は大切なoff time。
お酒と合わせながらゆっくり、ゆっくり楽しみたい。
忙しかった1日と大切な夜の時間の切り替え。
みかさや和菓子と過ごす幸せなひとときです。

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リラックス時間ですから、面倒は少ないほうがいい。ふくろ入りの小分けされたお菓子は、とても便利。わざわざキッチンに入って切り分けて…というのは面倒ですものね。1人の時はもちろんですが、お客様との会食でも、一緒に皆さんと楽しむことこそ、おもてなし。
共有する時間は楽しくお酒を飲んで、最後に、ふくろに入ったお菓子を数種類バスケットに入れてお出しして、あれこれ選ぶのも楽しいものです。
ふくろ菓子は、それ自体、一袋ごとに完成品。デザインを含めてそれこそ美味礼讃。

ふくろ菓子という完成品。「便利さ」もおもてなしの大切な要素。

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その「完成品」をさらに一工夫すると、違う景色が生まれます。『月化粧』のよう な和洋菓子はイメージが広がりますね。見た目も食感もしっとりの『月化粧』。
洋菓子のテイストもあるお菓子を、逆に純粋な和の世界でお出しするのは楽しいものです。
コーヒーや紅茶もすこぶる良いし、抹茶と一緒なら風情がありますよね。
色合わせ・甘み・苦味のバランスがとても良くなります。『月化粧』にのせたのは、 庭で育っている葉です。それを少し濡らして、『月化粧』のお味のしっとり感とあわせて…。和と洋が自然に溶け込んだ風景になります。

3年連続モンドセレクション金賞受賞!口当たりなめらかな「月化粧」はこちら

『月化粧』の洋風なテイストと和の伝統。コンビネーションはワールドスウィーツ。

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みかさとフォークとナイフと。

ふわふわの生地と瑞々しい粒餡。究極の「朝焼みかさ」はこちら

和と洋という発想なら、『朝焼みかさ』をアフタヌーンティや、優雅なブレックファーストのような雰囲気で、フォークとナイフでいただくというのもおしゃれです。
和風パンケーキですよね。ほっとする甘さの餡と、フレッシュな酸味のアレキサンドリア(ぶどう)と、深みのある甘さの干しぶどうを添えて。いわば新旧のぶどうの競演。『朝焼きみかさ』は、手作り感のある少し緩やかな形ですから、フルーツと合わせると、お皿もふわっと優しげな雰囲気になります。
おともはすっきりテイストのハーブティ。和菓子は煎茶やほうじ茶というのが定番。でも、それは情報が国内だけにとどまっていた時代のお話。
今は世界中から素敵なものが取り入れられる時代です。お茶はもちろん、多様なソフトドリンクと組み合わせて楽しんでいただきたいですね。

『朝焼みかさ』とフルーツの組み合わせ。一工夫がおもてなしの気持ちを伝えます。

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景色をつくる。広げる、広がる。

森の香りを感じる木の実たちの香ばしい味わい「木の実ひろい」はこちら

かわいくてさくさく。『木の実ひろい』からわたしは、野趣あふれる遊びを感じます。そこで、木の器にのせて、秋の風景を。
トマトに軽くお塩を乗せて、あわせる飲み物はシャンパーニュ。優雅で可愛らしいヨーロッパ風ピクニック。お菓子だけれども「おつまみ」。
そんな世界を室内で楽しんでいただけたらな、という想いを込めました。
テーブルクロスにしているのは北欧のテキスタイル。ブラウンとレッドのグラデーションで、スタイリング。添え物は特別なものでなくても、自宅で取れた植物、トマトや色のきれいな野菜。身近なものと和菓子を組み合わせ、自分だけのコーディネートでおもてなしの演出をしてみてはいかがでしょうか。

お菓子を菓子世界に留めない。豊かな食の風景として和心でおもてなししてみてください。

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おもてなしの気持ちが見えるお菓子

切り分けなければいけないお菓子ですと、楽しみの時間がシャットダウン。
もてなし側=ホストは、どこまでも主役=お客様を楽しませるので重要、そのホストが頻繁にキッチンに立ってしまって、しばらく帰ってこない、というのでは場の雰囲気もさびしくなってしまいますよね。おもてなしの心というものは、そんなことも含まれていると思うんです。
手軽で、美味しい、『月化粧』、『朝焼みかさ』、『木の実ひろい』は、そのものだけで、心の和が広がるわけですが、さらに素敵な世界をつくるなら、ほんのちょっとの工夫でお客様の喜ぶ姿が倍増してみえてきます。良きお菓子はおもてなしの手助けをしてくれます。

お客様が喜ぶ姿を、おもてなしの主役としてイメージしてみましょう。良いお菓子はその助けになってくれます。

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今回ご案内いただいた商品はこちら

月化粧

3年連続モンドセレクション金賞受賞。口当たりなめらかな、みるく饅頭。

朝焼みかさ

ふわふわの生地と瑞々しい粒餡。できたてだから味わえるおいしさ。

木の実ひろい

豊かな森の香りと恵みを感じる木の実たちの香ばしい味わい。

プロフィール

和文化プロデューサー 森 荷葉(もり かよう)

和とおもてなしのエキスパート。テレビ・ラジオのパーソナリティやCMモデルとしても活躍。
テレビ・雑誌・単行本の和文化監修、大手企業、名門旅館などのマナー研修をはじめ、和空間、レストランのコンサルティング やデザイン、和装、香道のプロデュースなど多彩な角度から、和の世界、おもてなしのあり方を提案。
NHK「おしゃれ工房」、TBS「2時っチャオ」「イヴニングワイド」コメンテーター、テレビ朝日「徹子の部屋」テレビ東京 「ソロモン流」など出演多数。著書に「きものレッスン」(筑摩書房)「知って得する和のお稽古」 (筑摩書房) 「和風えれ がんとマナー講座」(PHP文庫)など。

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