認知症や知的・精神障害などの影響で判断能力が低下すると、お金の管理や介護サービスなどの契約をすることが難しくなる場合があります。
成年後見制度は、後見人などが本人に代わり、財産の管理や日常のさまざまな契約などを行い、判断能力の低下した人の生活を支える制度です。
久留米市は、成年後見制度をより利用しやすくするため、平成26年に、成年後見センターを開設しました。
社会福祉士の資格を持つ職員が常駐。成年後見制度の説明や手続き方法のアドバイスを行い、利用を支援します。
専門的な法律上の相談には、必要に応じて弁護士が対応。ただし、事前の予約が必要です。
高齢化が進み、認知症などで支援を必要とする人は増えると予想され、今後、成年後見制度の必要性はさらに高まっていきます。
【問い合わせ先】長寿支援課(電話番号0942-30-9038、FAX番号0942-36-6845)
成年後見センター職員 深川剛さん
認知症などで判断能力が低下しても、成年後見制度を利用することで、安心な生活を送ることができます。
「離れて暮らす認知症の親が心配」「障害を持つ子どもの将来が不安」などの悩みは、一人で抱え込まず、成年後見センターへ気軽に相談に来てください。
声掛けや見守りなど、一人暮らしの高齢者の支え手として、民生委員や地域の人の存在はとても大切です。
一方で、後見人などは、財産の管理や医療、介護サービスの利用契約などの法的な手続きを担います。
地域の人たちと後見人などが力を合わせることで、今まで通り、住み慣れた地域で暮らし続けたいという本人の気持ちに寄り添った支援が期待できます。
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