投稿者: Hirasawa
投稿日時: 02/07/01 19:45:09
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消費者本位の工業製品をお望みなら、そもそも
商品選びを間違えている悲劇の消費者がここで迷子になっている。
彼らはいち早くそのことに気づき、無駄な出費を止め、
憎悪による有害物質によって自らの身体を傷つけることから
開放されるべきだ。
素晴らしい音楽?
「お客様の声代表団」は今、彼らのいう"素晴らしい音楽"がどのようにして
出来あがっているかを垣間見て困惑しきっている。
そして、素晴らしい音楽と、消費者本位の工業製品が必ずしも一致しない
ことを知るのに時間をかけすぎている。
垣間見た現実を受け入れるか、拒絶して立ち去るかは彼ら次第だというのに。
しかし、留まるにあたってはこの際知っておくべき事がある。
私の音楽はそれほど安全なことばかりを歌っているわけでは無い、ということ。
「お客様の声代表団」は、音楽を彼らのCDプレーヤーの中に閉じ込め、所有できたと
思っただろうか?音楽はリスナーを取り巻く環境とリスナーとの間に産まれ、
機能して行くことを知るのに時間をかけ過ぎている。音楽や音楽家を滅ぼして
来たのは、「音楽は消費者の恣意的な感情だけに奉仕すべきだ」と主張する
リスナーと、「ごもっともです」と迎合し、「何も言わない音楽」で大量消費を
煽動する音楽商人たちだった。彼らは、その"量"においてキミたちの圧倒的
な教師であったろう。いわく、「ファンの減少はアーティストの命取り」。
「ポプリ」というアルバムによって、多くのファンを失いながら生き延びた
アーティストをご存知か?彼は、音楽と自らを滅ぼさないためにそうした。
分かりやすさがお望みなら、一度だけ噛み砕いてさしあげよう。
私は「我々が楽しんでいるその日に、何千人もの人々が殺されている事
を、せめて知っていたいものだ」と言った。これは、私の言いたいことの
1%にも満たない。
さて、私は今、またしても「お客様の声代表団」を困惑させる現実を披露する。つまり、
平沢というアーティストが滅びるのはいつか?
それは、あの1%さえも口にしなくなった時である。
さあ、もうGREEN PAGEは終りだ。ここには"お客様が"望む
サービスなど何一つ無い。
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