長崎の高校生ら28人韓国へ 核廃絶求め街頭署名や被爆者交流
核廃絶を求め活動する高校生1万人署名活動実行委のメンバーを2003年から毎年派遣。今年は8県から計21人が選ばれた。長崎からは県立長崎南高1年の今田涼加さん(16)と、市立西浦上中3年の大隈ゆうかさん(15)のほか、通訳など4人が訪問する。
一行は韓国東南部の陜川(ハプチョン)にある原爆被爆者福祉会館へ被爆者を訪問したり、釜山(プサン)で在韓被爆者2人の体験を聞いたりする。詳細な場所は未定だが、街頭での署名活動もする。
今田さんは「日本は唯一の被爆国とされているが、長崎や広島には強制労働させられていた韓国人が大勢いて被爆した。在韓被爆者の話を聞いて真実を知り、世界に発信したい」、大隈さんは「在韓被爆者の方に、被爆した直後の気持ちや時間がたった今、被爆の事実をどのように認識しているのかを聞いてみたい」と話した。