「デジタル時代だからこそ手書きを大切に」と考える男たちからアツい支持を受けてきたモンブラン 銀座本店が、オープンから12年の時を経て昨年末にリニューアル。ハイライトは、日本で初めての試みとなる「インクバー」と「トラベルコーナー」だ。
この2つが、男の「伝える力」を上げるという。ただ新作を探しに行くだけの場所ではなくなったモンブラン 銀座本店の扉を、さっそく開けてみよう。
モンブランの「インクバー」で手に入れる自分色のメッセージ
見どころ満載の新生・銀座本店にあって最大の目玉は、日本初&世界でも3番目となるインクバーだ。
その名のとおり、マイスターがバーテンダーさながらお好みの万年筆とインクを“味わわせてくれる”というもので、カウンターには太さや構造が異なる全8種類のペン先、ならびに限定ライン含む10色を超えるインクが揃う。その組み合わせの妙と繊細な書き味を、ここでは心ゆくまで試すことができる。
また、その人の筆圧に合わせた万年筆選びのポイントや、モンブランのインクにまつわるエピソードなど、書くことが楽しくなる話が聞けるのもメリットだ。
そして空間も至高のひと言。壁面には色とりどりのインクボトルが飾られ、視線を上にずらせばインクをモチーフとしたムービーが映し出され、幻想的なムードが漂う。
文字のクセ、インクの色、記された言葉。すべてに自分らしさを込めたメッセージは、特別なものになるに違いない。
トラベルコーナーも新設。新トロリーで絶えず届けられるメッセージ
もうひとつの目玉が、新設されたトラベルコーナー。ブリーフやバックパックといったレザーグッズからトロリーまで、老舗の美意識が貫かれたコレクションにはどれも風格が漂う。
そこで手に取ってもらいたいのが、トロリー「MY4810 キャビン」。昨年リリースされたばかりの傑作だ。
クラフツマンシップを感じさせるレザーをアクセントにしたポリカーボネートのシックな佇まいもさることながら、ユーザビリティがすこぶる優れている。過不足ないコンパートメント構造、取り回しがスムーズで、走行音も気にならない360度回転のホイールあたりは好例だろう。
なかでも注目は、ハンドル下に設けられたスマートフォンなどの外付けバッテリー用スペース。旅先で充電切れを心配することなくメッセージがやりとりできるのは心強い。
ラグジュアリーでありながら落ち着ける、モンブラン 銀座本店の魅力
店内はホワイトとウッドを基調とし、ラグジュアリーでありながらも落ち着きがある空間に。以前に比べ壁面を使ったディスプレーや椅子を増やすことで、商品をゆっくり見られるよう工夫も施されている。
そんな1階には、ブランドの象徴である筆記具と腕時計、レザー小物が並んでいる。
腕時計に関してはフルラインナップが揃い、新作もいち早くショーケースに。今は、ヴィンテージテイストが人気の「モンブラン 1858」などが注目を集めている。
男の「伝える力」を上げるモンブラン 銀座本店。その魅力が伝わったのならば、ぜひ一度、足を運んでいただきたい。
[店舗詳細]
モンブラン 銀座本店
東京都中央区銀座7−9−11
03-5568-8881
[問い合わせ]
モンブラン コンタクトセンター
0120-39-4810
清水将之(mili)=写真 菊池陽之介=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク 竹川 圭=文 ダンヒル=衣装協力