20日
22時52分
1分8秒
覚醒剤“原料”の違法薬物密輸しようとした中国人、逮捕・起訴
覚醒剤の原料になる違法な薬物を大量に日本に密輸しようとしたとして、中国人の35歳の男が逮捕・起訴されました。
関税法違反などの罪で逮捕・起訴されたのは、中国人で添乗員の汪長輝被告(35)です。汪被告は先月27日、香港から成田空港に入国した際、違法薬物の「t―BOCメタンフェタミン」およそ7.3キログラムを密輸しようとした罪に問われています。
成田税関などによりますと、「t―BOCメタンフェタミン」は化学変化させると覚醒剤が製造できる液体状の薬物で、今回押収された分でおよそ5.5キロ、末端価格にしておよそ3億円分の覚醒剤を製造できるということです。おととし12月に「指定薬物」に指定されましたが、税関が摘発するのは今回が初めてです。
汪被告は警察の調べに対し、「荷物は知人に持っていくよう頼まれた」と話しているということです。