時は2XX0年12月初旬
僕は非常に頭にきている。
僕は10年ほど前に、義妹夫婦と義母と僕の夫婦でお金を出し合い、1億数千万円で世田谷区にある物件を購入した。
その物件が、今年の3月に義妹夫婦によって都との立ち退き交渉を勝手に進められ、奴らは僕が
海外で仕事をして知らないうちに1億数千万円をゲットしやがった!
多少、僕にもくれると言うが、僕の取り分が少なすぎる。
駄目だ。持病である火病(↓リンク参照)が止まらない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%97%85
국물도 없을 줄 알아!(絶対に許さないからな!)
僕はこの一億数千万円をどうやってゲットするか考えようと思う。
義母は寿命で死ぬからほっといて良い。
義妹夫婦は非常に邪魔だ。
そうだ、殺そう!義妹夫婦を殺せば、僕が全てを相続できる!
困った事に義妹夫婦には子供が複数いる。
こいつらを生かしておくと僕が全てを相続できなくなる。
じゃあ、義妹夫婦一家を皆殺しで行こう!
計画実行は僕が日本に帰国した数日後の大晦日だ。
お正月が終わってから、僕は仕事の関係で外国に戻る予定だから、日程的にこの辺が狙い目だ。
そして、何よりこの大晦日からってのは日本人が一番油断する日だ。
警察もこの日から1月3日までは警戒が薄いから、捜査の撹乱に都合が良い。
また、僕が実行すると怪しまれるから、知り合いの外人留学生を雇って僕は裏方として彼を補助しよう。
彼は日本社会で阻害され日本人を憎んでるしお金に困ってるから協力してくれるはずだ。
2XX0年12月後旬
今日、僕は日本に帰って来てある陰気な喫茶店にいる。
今回の実行犯となる外人留学生のKに合って詳しい話をする予定だ。
待つこと30分、午後の2時、約束の時間だ。
Kがやって来た。走って来たようで、額に汗が滲んでるが時間には正確な奴だ。
Kに今回の計画の大事なポイントを話す。
・一番大事なことは僕が相続できるように一家を皆殺しにすること。
・金は取ってもいいが、キャッシュカード・貴金属など後で手に付きそうな物には手を出さないこと。
・僕が疑われるのは嫌だから、僕の服のサイズと違う衣服を着て行き、現場に捨てて行くこと。
・彼らが持っている相続や土地に関する書類を調べ、僕が相続する上で不都合な物は全て持ち帰ること。
Kに犯行を行う資金100万円を渡し、成功報酬は500万円、さらにコネで大企業への就職の斡旋も手伝うと告げて別れた。
犯行数日前
Kがレンタカーを借りてやって来た。犯行を成功させる為、車の中で詳しい状況を話した。
また、義妹夫婦一家の合鍵を渡す。
そして犯行日
今日がついに待ちに待った決行日だ。頼んだぞK。
これより、この物語の主人公K視点からの話に移行する。
私はKだ。
私は日本の大学で色々な差別を受けた。
我が祖国では日本人が悪であることを幼少より教えている。
その通りだった。
悪魔の日本人め、今日こそ殺してやる。
今日の犯行を成功させ依頼者から500万円を受け取ってやる。
これは祖国と私の未来に必要な事だ。
依頼人の義妹夫婦一家を皆殺しにすべく、世田谷の1億~2億円はするだろう豪邸の目の前にやって来た。
良い家に住んでやがる。やはり悪者はいつも金持ちだ。
数日前から奴らの行動を観察していて下準備は完璧だ。
依頼人によると、既に電話線は抜いてあるという。
全員が今、新年を迎えるべく家の中に揃っている。
母親の寝室の明かりが点いてる。
また、子供部屋の明かりが点いて消えたのを確認した。
今、起きてるのはおそらく父親だけであとは部屋に居るな。
作戦決行だ。
進入方法は簡単だ。依頼人から合鍵を受け取っている。ほら、見ろ一発で玄関が開いた。
さて、正義の執行を始めよう!
両親に見つからないように、一人目の子供部屋に直行する。
よく眠ってやがる。悪魔の子供は悪魔だ。
私は寝ている一人目の子供の首を騒がないように布団を顔面に被せ絞めた。
寝たまま窒息死しろ。
あっけない、一人目はもう死亡だ。
さあ、次だ。
部屋の外からこの悪魔の子供を呼ぶ声が聞こえる。
しまった!父親にばれたか!
だが、こいつは馬鹿だな。子供を呼ぶ声でどこにいるか丸分かりだ。
部屋に入ってきた途端ドアの横から、この包丁で不意打ちをしてやる。
案の定、子供部屋に入ってきた。そして、自分の子供が死んでるのを見て驚いている。
子供を見て驚愕し私に全く気付いていないようだ。今だ!父親の脳天に包丁を突き刺してやった。
「はっはっはっ、悪魔の日本人め、ざまあみろ。」
父親は死に掛けながら、どうやら私に気付いたようだ。
なんと、脳天に刺さった包丁を使って、私に切りつけて来た。
「やられた・・・。痛い!右手を切られた」
なんて生命力だ!悪魔め!逃がしてなるものか!逃げられたら計画が失敗する。
父親の頭蓋骨のせいで欠けた包丁を奪い返し、後ろから、足、尻などを切りつける。
父親は1階階段下でようやく仕留めた。
「ふう、一番厄介な奴を仕留めた。残るは母親と他の子供だ。」
しかし、私の猛攻で包丁が折れてしまった。
まあいい、そのまま、折れた包丁を持って3階の屋根裏部屋に向かう。
見つけたぞ!悪魔の日本人の母親とその子供だ。
のうのうと寝てやがる。早速、母親の顔面に何回も切りつける。
もう死んだか。
次は子供だ。
同じように顔を中心に何回も切りつける。
あっけない、所詮、女なんてこんな物だ。
我が祖国の教えによると、男の方が優秀なのだから女は引っ叩いて地べたを這わせるのが丁度良い。
「Mission complete!」
無事犯行が終わったので、あまりの嬉しさに英語で呟いてしまった。
私は高学歴で英語も流暢だ。
そんな選ばれた私に屈辱を与えた悪魔の日本人達を私は許さない。
火病で体が熱くなりすぎた。冷蔵庫で何か冷たい物を頂こう。
冷凍庫に複数のアイスを見つけた。アイス2つを取り出すと獣のようにスプーンを使わずがぶりついた。右手が痛くてスプーンを使えないからしょうがない。
まだ体が熱い!カップを左手で潰し押し出して、全て平らげる。
ようやく火病の火照りが納まってきたぞ。
落ち着いて来たら、悪魔達がまだ生きているか、少し不安になって来た。
折れた包丁は捨てて台所から包丁を拝借して確認しに行こう。
父親は一階の階段下で絶命している。
2階へ向かう。
一人目の子供は窒息死して顔色が真っ青だ、完全に絶命している。とても良い子だ。
3階屋根裏部屋へ向かう。
なんと、母親が虫の息だがまだ、生きていた。
折れた包丁じゃ殺し切れなかったようだ・・・。
やはり悪魔の生命力は凄まじい。
早速、新しい包丁で全身を中心に滅多刺しにする。父親と同じように完全に絶命した。
「はっはっはっ!やはり先ほども言ったように、女は地べたを這わせるのが丁度良い。我が国の教えは絶対だ!」
「今度こそMission Completeだ!」
さあ、後の雑用を済ませよう。
しかし、また火病で体が少し熱くなってしまった。
アイスをもう一つ頂こう。
ふう、ようやく精神的に落ち着いてきたぞ。
まずは負傷した右手を治療しよう。タオルでよく拭いて、消毒、あとは絆創膏でも張っておくか。
良く見ると、返り血で服が汚い。几帳面な私には耐えられない。
父親の衣服を拝借し着替えた。家の中が血だらけだ。
足を汚したくないから靴を履いて移動しよう。
さあ、次のMissionは依頼人が相続する上で不都合な書類を探し出すことだ。
甘いアイスを食べ過ぎてのどが渇いた、麦茶を頂こう。
今日は大晦日で警察の手が遅れる、安心して時間を掛け冷静に書類探しをしよう。
あと、依頼人にMissionが成功したとインターネットを使って伝え、また指示を頂こう。
私がすることはあるホームページを見るだけだ。
そこに被害者宅のIPからアクセスする事で依頼人はMissionが成功したことを知る。
そして、そこには私への指示も書いてある。
ほう、翌朝10時までに安全な逃走経路を確保して、その方法をここに記す。
それまで、書類を探せか・・・。
ああ、あとちょっと見たいサイトがあるな、少しくらい見て行こう。
私に屈辱を与えた大学のサイトだ。相変わらずあいつらは馬鹿だな。
いつ見ても、私の研究の方がよっぽど優れている。
おっと依頼を忘れてインターネットに没頭するところだった。
まだ、9時間以上ある。
あらゆる書類をまとめ、風呂場で取捨選択しよう。
ごみは浴槽に捨てて行こう。
・・・・・・・・・・・・。
くそっ!ゴミばかりだ、いらつくな・・・。
ストレスが溜まってきた、要らない書類を引きちぎってやる。
ああ、持病の火病がまた出てきた。
ゴミ書類を被害者達のようにはさみで切り裂いてやる。
また体が熱くなってきた。4つ目のアイスを頂こう。
ついでに好物のメロンも頂いておくか。
ふぅ~、大分落ち着いてきたぞ。
ああ、絆創膏じゃ傷が深くて駄目だな。
ノートの裏に絆創膏を張って、包帯でも巻いておくか。
よし、もう一回作業開始だ。
通帳やキャッシュカードとかは大事かもしれないから別の所にまとめておくか。
おっ、財布から20万円ほど見つけた。ボーナスとして頂こう。
キャッシュカードや貴金属も欲しいが、そこから足が付くから駄目だ。
なんか、書類探しの調子が良くなって来たな。
おっ、ついに依頼人が欲しい書類を見つけた。
これで、ほとんど今回の目的を終わらした。
そうだ、合鍵を使って進入したのがばれると不味いから、この浴室から入った事にしておこう。
窓を空けて網戸を落としておこう。高学歴の僕ならこれくらいの細工は簡単さ。
あと、依頼どおり犯行に使った服は現場に残す。依頼者が疑われるのを避けるためだ。
これで全てのMissionが完了した。
あっ、アイス食べ過ぎたせいか、お腹が痛くなってきた。
トイレでうんこしよう。
お昼に食べたインゲンの胡麻和えが出てきた。
逃走するまでまだ時間があるから、ソファーで仮眠を取ろう。
そして朝の10時
逃走準備は既に完了した。それでは例のサイトにアクセスして逃走経路を確認しよう。
なるほど、この方法なら安全に逃走できる。
玄関から出て合鍵で鍵を閉めてさよならだ。
そして犯行発覚
義母が電話が掛からないので不審に思い、被害者宅を訪れる。
凄惨な現場を見た義母が帰ってくる。
義母「隣が殺されちゃったみたい…」
妻が見に行こうとしたので止めた。何も知らない精神的に不安定で優しい妻が見るとショックを受けるだろうから・・・。
僕は凄惨な現場を既に知ってるから、ただ一言、言った。
「何も見るな!触るな!」
せっかく高学歴のKが捜査撹乱の為に作った現場状況を乱されたくないしな・・・。
後日
依頼人「君のおかげで一億数千万円を私が相続できそうだ。あとは年老いた義母が死ぬのを待つだけだ。これは、成功報酬の500万円。そして私のコネをつかって大企業の研究職を紹介してやろう。」
K「有難うございます。あと、犯行に使った合鍵をお返しします。これで貴方は大金を手に入れ、高学歴な私は大企業で就職し、エリート街道まっしぐらですね。」
ああ、そうだ。一つ言い忘れた。このKが何故アイスを4つも食べたのか不思議だった。
だって、真冬で寒いはずだ。火病で熱くなったのかもしれんが、もしかしたら負傷した右手を
冷やす目的で使っていたかもしれない。
あと、浴室が進入経路と言われているが、もしかしたら犯行失敗を危惧する依頼人が浴室の外の木かフェンスの上から必要な書類への指示を出していたかもしれないね。
僕は非常に頭にきている。
僕は10年ほど前に、義妹夫婦と義母と僕の夫婦でお金を出し合い、1億数千万円で世田谷区にある物件を購入した。
その物件が、今年の3月に義妹夫婦によって都との立ち退き交渉を勝手に進められ、奴らは僕が
海外で仕事をして知らないうちに1億数千万円をゲットしやがった!
多少、僕にもくれると言うが、僕の取り分が少なすぎる。
駄目だ。持病である火病(↓リンク参照)が止まらない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E7%97%85
국물도 없을 줄 알아!(絶対に許さないからな!)
僕はこの一億数千万円をどうやってゲットするか考えようと思う。
義母は寿命で死ぬからほっといて良い。
義妹夫婦は非常に邪魔だ。
そうだ、殺そう!義妹夫婦を殺せば、僕が全てを相続できる!
困った事に義妹夫婦には子供が複数いる。
こいつらを生かしておくと僕が全てを相続できなくなる。
じゃあ、義妹夫婦一家を皆殺しで行こう!
計画実行は僕が日本に帰国した数日後の大晦日だ。
お正月が終わってから、僕は仕事の関係で外国に戻る予定だから、日程的にこの辺が狙い目だ。
そして、何よりこの大晦日からってのは日本人が一番油断する日だ。
警察もこの日から1月3日までは警戒が薄いから、捜査の撹乱に都合が良い。
また、僕が実行すると怪しまれるから、知り合いの外人留学生を雇って僕は裏方として彼を補助しよう。
彼は日本社会で阻害され日本人を憎んでるしお金に困ってるから協力してくれるはずだ。
2XX0年12月後旬
今日、僕は日本に帰って来てある陰気な喫茶店にいる。
今回の実行犯となる外人留学生のKに合って詳しい話をする予定だ。
待つこと30分、午後の2時、約束の時間だ。
Kがやって来た。走って来たようで、額に汗が滲んでるが時間には正確な奴だ。
Kに今回の計画の大事なポイントを話す。
・一番大事なことは僕が相続できるように一家を皆殺しにすること。
・金は取ってもいいが、キャッシュカード・貴金属など後で手に付きそうな物には手を出さないこと。
・僕が疑われるのは嫌だから、僕の服のサイズと違う衣服を着て行き、現場に捨てて行くこと。
・彼らが持っている相続や土地に関する書類を調べ、僕が相続する上で不都合な物は全て持ち帰ること。
Kに犯行を行う資金100万円を渡し、成功報酬は500万円、さらにコネで大企業への就職の斡旋も手伝うと告げて別れた。
犯行数日前
Kがレンタカーを借りてやって来た。犯行を成功させる為、車の中で詳しい状況を話した。
また、義妹夫婦一家の合鍵を渡す。
そして犯行日
今日がついに待ちに待った決行日だ。頼んだぞK。
これより、この物語の主人公K視点からの話に移行する。
私はKだ。
私は日本の大学で色々な差別を受けた。
我が祖国では日本人が悪であることを幼少より教えている。
その通りだった。
悪魔の日本人め、今日こそ殺してやる。
今日の犯行を成功させ依頼者から500万円を受け取ってやる。
これは祖国と私の未来に必要な事だ。
依頼人の義妹夫婦一家を皆殺しにすべく、世田谷の1億~2億円はするだろう豪邸の目の前にやって来た。
良い家に住んでやがる。やはり悪者はいつも金持ちだ。
数日前から奴らの行動を観察していて下準備は完璧だ。
依頼人によると、既に電話線は抜いてあるという。
全員が今、新年を迎えるべく家の中に揃っている。
母親の寝室の明かりが点いてる。
また、子供部屋の明かりが点いて消えたのを確認した。
今、起きてるのはおそらく父親だけであとは部屋に居るな。
作戦決行だ。
進入方法は簡単だ。依頼人から合鍵を受け取っている。ほら、見ろ一発で玄関が開いた。
さて、正義の執行を始めよう!
両親に見つからないように、一人目の子供部屋に直行する。
よく眠ってやがる。悪魔の子供は悪魔だ。
私は寝ている一人目の子供の首を騒がないように布団を顔面に被せ絞めた。
寝たまま窒息死しろ。
あっけない、一人目はもう死亡だ。
さあ、次だ。
部屋の外からこの悪魔の子供を呼ぶ声が聞こえる。
しまった!父親にばれたか!
だが、こいつは馬鹿だな。子供を呼ぶ声でどこにいるか丸分かりだ。
部屋に入ってきた途端ドアの横から、この包丁で不意打ちをしてやる。
案の定、子供部屋に入ってきた。そして、自分の子供が死んでるのを見て驚いている。
子供を見て驚愕し私に全く気付いていないようだ。今だ!父親の脳天に包丁を突き刺してやった。
「はっはっはっ、悪魔の日本人め、ざまあみろ。」
父親は死に掛けながら、どうやら私に気付いたようだ。
なんと、脳天に刺さった包丁を使って、私に切りつけて来た。
「やられた・・・。痛い!右手を切られた」
「씨발」(「くそったれ!」)
父親は必死に逃げようと階段に向かう。なんて生命力だ!悪魔め!逃がしてなるものか!逃げられたら計画が失敗する。
父親の頭蓋骨のせいで欠けた包丁を奪い返し、後ろから、足、尻などを切りつける。
父親は1階階段下でようやく仕留めた。
「ふう、一番厄介な奴を仕留めた。残るは母親と他の子供だ。」
しかし、私の猛攻で包丁が折れてしまった。
まあいい、そのまま、折れた包丁を持って3階の屋根裏部屋に向かう。
見つけたぞ!悪魔の日本人の母親とその子供だ。
のうのうと寝てやがる。早速、母親の顔面に何回も切りつける。
もう死んだか。
次は子供だ。
同じように顔を中心に何回も切りつける。
あっけない、所詮、女なんてこんな物だ。
我が祖国の教えによると、男の方が優秀なのだから女は引っ叩いて地べたを這わせるのが丁度良い。
「Mission complete!」
無事犯行が終わったので、あまりの嬉しさに英語で呟いてしまった。
私は高学歴で英語も流暢だ。
そんな選ばれた私に屈辱を与えた悪魔の日本人達を私は許さない。
火病で体が熱くなりすぎた。冷蔵庫で何か冷たい物を頂こう。
冷凍庫に複数のアイスを見つけた。アイス2つを取り出すと獣のようにスプーンを使わずがぶりついた。右手が痛くてスプーンを使えないからしょうがない。
まだ体が熱い!カップを左手で潰し押し出して、全て平らげる。
ようやく火病の火照りが納まってきたぞ。
落ち着いて来たら、悪魔達がまだ生きているか、少し不安になって来た。
折れた包丁は捨てて台所から包丁を拝借して確認しに行こう。
父親は一階の階段下で絶命している。
2階へ向かう。
一人目の子供は窒息死して顔色が真っ青だ、完全に絶命している。とても良い子だ。
3階屋根裏部屋へ向かう。
なんと、母親が虫の息だがまだ、生きていた。
折れた包丁じゃ殺し切れなかったようだ・・・。
やはり悪魔の生命力は凄まじい。
「~년!」(「くそったれ女!」)
二人目の子供をティッシュペーパーで止血して抱えながら屋根裏部屋下の2階踊り場付近で唸りながら這いずり回っている。早速、新しい包丁で全身を中心に滅多刺しにする。父親と同じように完全に絶命した。
「はっはっはっ!やはり先ほども言ったように、女は地べたを這わせるのが丁度良い。我が国の教えは絶対だ!」
「今度こそMission Completeだ!」
さあ、後の雑用を済ませよう。
しかし、また火病で体が少し熱くなってしまった。
アイスをもう一つ頂こう。
ふう、ようやく精神的に落ち着いてきたぞ。
まずは負傷した右手を治療しよう。タオルでよく拭いて、消毒、あとは絆創膏でも張っておくか。
良く見ると、返り血で服が汚い。几帳面な私には耐えられない。
父親の衣服を拝借し着替えた。家の中が血だらけだ。
足を汚したくないから靴を履いて移動しよう。
さあ、次のMissionは依頼人が相続する上で不都合な書類を探し出すことだ。
甘いアイスを食べ過ぎてのどが渇いた、麦茶を頂こう。
今日は大晦日で警察の手が遅れる、安心して時間を掛け冷静に書類探しをしよう。
あと、依頼人にMissionが成功したとインターネットを使って伝え、また指示を頂こう。
私がすることはあるホームページを見るだけだ。
そこに被害者宅のIPからアクセスする事で依頼人はMissionが成功したことを知る。
そして、そこには私への指示も書いてある。
ほう、翌朝10時までに安全な逃走経路を確保して、その方法をここに記す。
それまで、書類を探せか・・・。
ああ、あとちょっと見たいサイトがあるな、少しくらい見て行こう。
私に屈辱を与えた大学のサイトだ。相変わらずあいつらは馬鹿だな。
いつ見ても、私の研究の方がよっぽど優れている。
おっと依頼を忘れてインターネットに没頭するところだった。
まだ、9時間以上ある。
あらゆる書類をまとめ、風呂場で取捨選択しよう。
ごみは浴槽に捨てて行こう。
・・・・・・・・・・・・。
くそっ!ゴミばかりだ、いらつくな・・・。
ストレスが溜まってきた、要らない書類を引きちぎってやる。
ああ、持病の火病がまた出てきた。
ゴミ書類を被害者達のようにはさみで切り裂いてやる。
また体が熱くなってきた。4つ目のアイスを頂こう。
ついでに好物のメロンも頂いておくか。
ふぅ~、大分落ち着いてきたぞ。
ああ、絆創膏じゃ傷が深くて駄目だな。
ノートの裏に絆創膏を張って、包帯でも巻いておくか。
よし、もう一回作業開始だ。
通帳やキャッシュカードとかは大事かもしれないから別の所にまとめておくか。
おっ、財布から20万円ほど見つけた。ボーナスとして頂こう。
キャッシュカードや貴金属も欲しいが、そこから足が付くから駄目だ。
なんか、書類探しの調子が良くなって来たな。
おっ、ついに依頼人が欲しい書類を見つけた。
これで、ほとんど今回の目的を終わらした。
そうだ、合鍵を使って進入したのがばれると不味いから、この浴室から入った事にしておこう。
窓を空けて網戸を落としておこう。高学歴の僕ならこれくらいの細工は簡単さ。
あと、依頼どおり犯行に使った服は現場に残す。依頼者が疑われるのを避けるためだ。
これで全てのMissionが完了した。
あっ、アイス食べ過ぎたせいか、お腹が痛くなってきた。
トイレでうんこしよう。
お昼に食べたインゲンの胡麻和えが出てきた。
逃走するまでまだ時間があるから、ソファーで仮眠を取ろう。
そして朝の10時
逃走準備は既に完了した。それでは例のサイトにアクセスして逃走経路を確認しよう。
なるほど、この方法なら安全に逃走できる。
玄関から出て合鍵で鍵を閉めてさよならだ。
そして犯行発覚
義母が電話が掛からないので不審に思い、被害者宅を訪れる。
凄惨な現場を見た義母が帰ってくる。
義母「隣が殺されちゃったみたい…」
妻が見に行こうとしたので止めた。何も知らない精神的に不安定で優しい妻が見るとショックを受けるだろうから・・・。
僕は凄惨な現場を既に知ってるから、ただ一言、言った。
「何も見るな!触るな!」
せっかく高学歴のKが捜査撹乱の為に作った現場状況を乱されたくないしな・・・。
後日
依頼人「君のおかげで一億数千万円を私が相続できそうだ。あとは年老いた義母が死ぬのを待つだけだ。これは、成功報酬の500万円。そして私のコネをつかって大企業の研究職を紹介してやろう。」
K「有難うございます。あと、犯行に使った合鍵をお返しします。これで貴方は大金を手に入れ、高学歴な私は大企業で就職し、エリート街道まっしぐらですね。」
ああ、そうだ。一つ言い忘れた。このKが何故アイスを4つも食べたのか不思議だった。
だって、真冬で寒いはずだ。火病で熱くなったのかもしれんが、もしかしたら負傷した右手を
冷やす目的で使っていたかもしれない。
あと、浴室が進入経路と言われているが、もしかしたら犯行失敗を危惧する依頼人が浴室の外の木かフェンスの上から必要な書類への指示を出していたかもしれないね。
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