ルーシィ・ハートフィリア(FAIRY_TAIL)

登録日:2011/11/09(水) 22:58:18
更新日:2018/11/05 Mon 09:06:39
所要時間:約 4 分で読めます






そうよ! あたしだって「妖精の尻尾」の一員なんだからね!!




FAIRY TAIL」のヒロイン兼もう一人の主人公。
外伝『フェアリーガールズ』では主人公を務める。

CV:平野綾
年齢:17歳→19歳(ギルド再結集後)→20歳(最終回)
所属ギルド:「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」
好きな物:本、星霊
嫌いな物:父親

右手に桃色の紋章がある金髪の星霊魔導士。
彼女が憧れであった魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入することによって本編が始まる。
モノローグを務めることも多く、物語はナツやルーシィの視点で進んでいく。

ナツ、グレイ、エルザなど色々とぶっ飛んでいる「妖精の尻尾」のメンバーの中では比較的常識人で、貴重なツッコミ役。
そのため彼女がいない時には空気が変になることもあった。

本を読むのが好きで、これがきっかけとなってレビィと親友になる。本に関する造詣も深く、これが大いに役立った任務もあった。
将来はギルドでの経験を小説にして広めようと思っている。

ギルドに近いアパートで独り暮らしをしているが、ナツやエルザが不法侵入していることが極めて多い。
加えてナツらが暴れすぎて任務の報酬を減らされることが多く、家賃のことが悩みの一つになっている。


自らに従える星霊に対しては「オーナーと従者」ではなく「友達」として見ている。
戦闘の際もただ手駒として使うだけではなく、護衛用の鞭を振るって前線に立つ際もある。

星霊は盾じゃないの。一緒に戦うのがあたしのスタイル!

彼らへの愛情や思いやりの心は本物で、その心は星霊界を司る星霊王や、敵対した星霊の心を動かすほど。
星霊との信頼関係という面においては、全星霊魔導士の中でも彼女に勝る者はそうそういないだろう。

「星霊との絆」を武器にするルーシィは、仲間との絆を最大の武器とする「妖精の尻尾」の一員にふさわしいと言える。


何気にメイド服やチアガールなどのコスプレをする機会が多く、作中では何度かお色気作戦を行使しているが、全くと言っていいほど効かない
最早お約束である。(勿論モブのエロ野郎共をニヘラつかせることは両手両足の指を使っても足りないほどある)
作中で効いたのはアニオリ回「星空の鍵編」に登場する超惚れっぽい魔法騎士・ダンただ一人。

アニメオリジナルでは、偶発的とはいえ透明人間に変身して街中を全裸で歩きまわるという大暴挙をやらかしたこともあった。
放送時には実況スレが異常な盛り上がりを見せたらしい。

原作331話では、成り行き上、ナツと全裸のルーシィが鐘の中で密着状態になったり、ナツが全裸のルーシィの生お○○○を揉まれてしまうなど、
ナツとはある意味で一線を越えてしまった。
まあ次の次の長編ではリサーナもほぼ同じ目に遭うが

リョナ要員でもあり、シリアス・ギャグ問わず、酷い目に遭いまくっている。
ギャグ面では、ナツとハッピーの起こしたトラブルの巻き添えや、アクエリアスの怒りでぶっ飛ばされることがほとんど。
シリアス面ではバトルゆえに傷つくのは定番だが、「幽鬼の支配者」時代のガジル、「大鴉の尻尾」時代のフレア、「剣咬の虎」のミネルバとの戦いは、
戦闘というよりも一方的な嬲り殺しの印象が強い。


◆魔法について
異界の星霊を呼び出して使役する星霊魔導士
戦闘時は星霊を呼び出すことがほとんどだが、上記のように自ら鞭を振るって戦線に立つ時もある。
初期は前述の通りほぼやられ役みたいな扱いであり、小学生の読者から「ルーシィって妖精の尻尾で一番弱いんじゃないですか」などと質問が来たほどで、
実際序盤に登場した傭兵ギルドの兄弟が「俺達のように常に肉体を鍛錬している戦士に、精神鍛錬中心の魔導士が接近戦で勝てる物か」などと嘯いていた。
……そんなわけで、中盤以降はリアルファイトにも通用する魔法を習得することとなる。
まずエドラス編からは「エリダヌス座の星の大河(エトワールフルーグ)」という伸縮自在の光る鞭を使用している。

現在、以下の星霊と契約している。
リラ(琴座)
ニコラ(小犬座)
クルックス(南十字座)
ホロロギウム(時計座)
ピクシス(羅針盤座)
アリエス(白羊宮)
タウロス(金牛宮)
ジェミニ(双子宮)
キャンサー(巨蟹宮)
レオ(獅子宮)
バルゴ(処女宮)
スコーピオン(天蝎宮)
サジタリウス(人馬宮)
カプリコーン(磨羯宮)
アクエリアス(宝瓶宮)※鍵消失につき捜索中

ちなみにアリエス以下の10体の聖霊は「黄道十二門」と呼ばれる、世界で12しか存在しない聖霊である。

星霊たちの詳細は星霊(FAIRY TAIL)にて。

ガルナ島で強制閉門(召喚中の星霊を強制的に星霊界へ戻す技)、ウルティアによる第二魔法源解放からは二体同時開門を取得するなど、着実にスキルアップしている。
冥府の門編では三体同時開門にも成功し(ただし、さすがに体に負担が来たようではあるが…)、星霊王の召喚の条件を満たした。


ニルヴァーナ編では「青い天馬(ブルーペガサス)」のヒビキによって「ウラノ・メトリア」という超魔法を取得した。
だが、膨大な魔力を必要とするため使用機会は非常に少ない。
後にジェミニとの連携で完全に取得した。

そしてギルド再編成後は星霊衣(スタードレス)の魔法が使用可能になり、星霊の力を短時間だけ自分自身でも使用できるようになった。
これにより近接戦闘力は非常に上がっている。巻末資料によれば「エルザの魔法がモデル」らしい。
ちなみに冥府の門編で使用した水瓶座のドレスはこれと同一とのこと。



◆家族について
父・ジュード・ハートフィリアはハートフィリア鉄道という鉄道会社を運営するハートフィリア財閥の経営者。
母・レイラ・ハートフィリアは星霊魔導士。

両親からも使用人からも愛され、何不自由ない裕福で幸せな日々を過ごしていた。
だが、幼い頃にレイラが亡くなり、そのショックからか、ジュードは仕事にのめり込んで、
ルーシィを顧みなくなっていき、ルーシィも父を嫌うようになった。
ついには、「跡継ぎのための男性が必要」という理由だけで、望まない縁談をさせられそうになったルーシィは我慢の限界を迎えて家出する。

これが原因となって、「幽鬼の支配者(ファントム・ロード)」との戦争が勃発。
自責の念からギルドを抜けようとするもナツやレビィに励まされ、抗争終了後は帰郷し、父親へ自らの決意を告げて、ケジメを付ける。











以下ネタバレ

のちにハートフィリア家は没落する。どうやら事業に失敗したようである(しかし、質問コーナーでこの点のつっこみが来ており、詳細は不明)。
その際に父親と一悶着するが、前向きな気持ちでやり直そうとする父親を見て悪感情は氷解した。

ちなみに件の父親はルーシィが天狼島から帰還する一か月前に死亡。
行方不明の間、ルーシィの部屋の家賃を払い、手紙や誕生日プレゼントを贈るなどをしていた。
アニメオリジナルストーリーでは、彼の遺品の一つがある問題を起こすことになる。













以下、さらなるネタバレ

彼女自身は全く関係ないが、彼女の祖先であるアンナ・ハートフィリアから彼女の母親であるレイラ・ハートフィリアまでが
ゼレフやイグニールの計画に加担していたことが判明した。
レイラの代でその計画は終わったが、その時のイレギュラーを自分の生命力で無理やり解決したため、レイラは魔力欠乏症に陥ってしまう。

にしても父が結婚前からハートフィリア姓なのは従弟同士か何かだったのだろうか





◆余談
名前はよくある西洋人名であり、作中ではアンナとジュードが知り合った時、
ギルドの看板の「LUCKY」の「K」が外れ「LUC Y」になっていたのが由来とされている。
裏モチーフはビートルズの「Lucy in the sky with diamonds」がモデル。
勿論父は「Hey Jude」、先祖は「Anna」が元ネタであり、母は映画「愛しのレイラ」から取られている。






「開け! アニヲタ宮の扉!



追記・修正!


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