エンジニアって・・・景気いいんですね。。
3位 技術系(IT/通信)は492万円となりました。
2015年のデータでは489万でしたので+3万円増加しています。
2017年6月の求人倍率は、2.43倍
IT系のニュースや転職エージェントのサイトでも、「エンジニア・プログラマのニーズが高まっている」「近年の人材不足を背景に未経験からでも採用する企業が増えている」といった見出しを目にすることが増えてきました。
・・・そのせいでしょうか。。。。
このブログにも
ずっと派遣で、正社員を目指して転職活動をしていますが、エンジニアだったら正社員になれますか?
今、30代ですが未経験からエンジニアを目指すのは無謀なんでしょうか?
初心者からエンジニアを目指す一番いい方法を教えてください。
プログラミングの勉強のほかに、エンジニアに転職するためにやっておいたほうがいいことはありますか?
・・・
といった質問・相談が、特に最近多くなってきました。
そこで今回は・・・第13回 日本e-Learning大賞で「プログラミング教育特別部門賞」を受賞している、今日本で一番有名なオンラインプログラミング教室「テックアカデミー」の中の人に「どうしたら未経験からプログラミングを勉強してエンジニアになれるか」を、東京まで行って聞いてきました。
MFPR渋谷ビル・・・
もっとこじんまりとしたビルを想像していたのですが・・・
デカすぎやろ!!
キラメックス株式会社の入っているMFPR渋谷ビル
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ぶっちゃけ・・・30代・40代から未経験でエンジニアになるのは正直厳しいけれど・・・不可能ではない!
「もしかして・・・とんでもないところに取材を申し込んでしまったのではないか・・・」
などと怖気づいていたら・・・今回、どこの馬の骨とも知れぬ個人ブログ書きにお付き合いくださるお人好しご担当者が現れました。
テックアカデミーを運営するキラメックス株式会社の山﨑さんです。
IT系企業らしく、フリーダムでシャレオツなファッションですね(笑)。
では、インタビュー、スタートです。
ーー 本日はお忙しいところありがとうございます。さっそくですが、僕自身、現在38歳でシステム運用・監視の仕事をしていまして。エンジニア(開発)の仕事に強い興味をもっています。また僕のブログを読んでいる読者さんは20代後半から30代・40代の派遣・非正規の方が多くて「正社員になれる仕事」「安定した仕事」に対して強い関心をもっています。
ぶっちゃけ、そういう人でもエンジニアになることはできるのでしょうか?
山﨑:もちろん不可能というわけではありません。実際30代・40代で未経験からエンジニアになられた事例はあります。ただ正直なお話・・・「開発ができるエンジニア」というところでいうと、35歳くらいまでがエンジニアを目指していただけるギリギリのレンジかと考えています。
IT業界と一言でいいましても、実際にプログラムをつくる業務もあれば、そのプログラムでシステムを動かしたり監視したり軽微な修正程度までが業務範囲である「運用」、お客様の対応をする「サービスデスク」など様々な業務があります。こういった業務であれば30代後半・40代からでも目指していただけるかとは思います。
ただ・・・実情としては、年齢が上がるほど、企業側が採用するリスクを感じるようになりますので、ハードルは上がってきます。
ーー リスク、ですか?
山﨑:具体的なところでお話ししますと・・・例えば、自分に置き換えてみて「10歳・20歳上の人を教えてください」っていわれたらどう思うでしょう?緊張したり、気を遣ったりすることが多いと思いませんか?
IT業界はまだまだ若い業界ですので教える側も若い人が多いです。「気をつかわずに教えられる年下」であれば極端な話、知っていようがいまいが遠慮せずにどんどん教えていけばいいですが、年齢の高い方だと「コレ知ってるかな」「いっちゃって良いのかな」とどうしても気を遣わなければいけなくなりますよね。
教える人間にも仕事はありますから、「教育がうまく進まない」というのは業務を停滞させる【リスク】になるわけです。
ですから、年齢の高い方がエンジニアに転職しようということであれば、自分でつくったプログラムなど【目に見える実績】をどうやってつくるかということを相当真剣に考える必要があります。
ーー なるほど。30代・40代からエンジニアを目指すのであれば、プログラミングの学習をしつつ、自分なりにでも課題以外のプログラムをつくっていかなきゃいけませんね。
山﨑:おっしゃるとおりです。
小鳥遊メモ
エンジニア業界・IT業界が若い人を重宝するのは、一般的な企業が単なる慣習として新卒一括採用するのとは違い、正当な理由があるようです。
もちろん、「30代・40代からエンジニアを目指すのは不可能」というわけではありませんが、もし目指すのであれば、よりシビアな転職活動と、入社してからも世代の違う同僚との人間関係構築等、それなりの苦労をする覚悟が必要といえそうです。
エンジニアの魅力は大きなやりがいと安定した収入!未経験から転職する場合はSIerがオススメ!!
ーー 「エンジニア」と一言にいっても様々な業務があることがわかりましたが、テックアカデミー様が専門とする「プログラミング」という観点で、エンジニアという仕事の良いところ・魅力を教えてください。
山﨑:実際に開発を担当している方の話を聞くと、一番の魅力は「自分がつくったものが世に出て、どんな形でも誰かの手に触れるというのが大きなやりがいだ」というのが多いですね。
例えば家電量販店で携帯が並んでいるのを見て「あの携帯、俺が組んだプログラムが入ってる」とか、電車の中で人が使っているスマホ見て「そのアプリ、俺がつくったヤツだ」なんてことが普通にあるそうです。
あと給料という面では、国家資格があるわけではありませんが・・・手に職をつけるという意味で給料は下がりにくいですし、社会情勢や景気に左右されにくく、高い水準で安定した収入を得られる職業といえます。
大きなやりがいと、高水準かつ安定した収入が両立できるのが、エンジニアという仕事のいいところではないかと思います。
ーー 「安定している」とのことですが・・・プログラマ30歳定年説(35歳といわれることもある)という言葉がありますよね?歳を取ったらポイなんてこと、ありませんか?
山﨑:30歳定年説というのは、信憑性のない話ですので信じなくて大丈夫です・・・「30歳までにどの方向に進むかを決めましょうね」という意味合いで考えると良いと思います。
要するに、フリーランスを目指す方以外は会社員になると思いますので「スペシャリストとして技術を追求していくのか、会社内でマネジメントの方に向かうのか」ということです。
そこをあやふやなままにプログラマを続けていると、若いプログラマに押しのけられたり、若いうちから準備を進めていた人で席が埋まっていて上流階級に進めなかったり、といった事が起こります。
ただ、年齢を重ねて30代以降で入社した方も、そう悲観することもなくって・・・それまでのキャリアで培ってきた「業種を問わず使える仕事のスキル」というのは使えますから、マネジメント力などを武器に地位をとっていくことはできるかと思います。
ーー ありがとうございます。次はもう少しエンジニアという仕事を掘り下げて行きたいと思います。エンジニアが働くフィールドは大きくわけて「WEB業界」と「SIer」の2つかと思いますが、その違いを教えていただけますか?
※SIer・・・システムインテグレーション(SI)を行う業者。一般的には、幅広いシステムの開発から企画、構築、運用サポートまでを提供する会社のことを差す
山﨑:まずWEB業界とSIerの違いですが・・・どちらがいい、とかではなく守備範囲の違い、程度の認識でOKだと思います。
あくまでも一般的な見方ですが・・・WEB業界は単純にインターネットを使ったサービスに特化した業界であるのに対して、SIerは個人向けのアプリ・企業向けのアプリ・業務システムだけでなく・・・組み込みの開発やスマホ向けアプリの開発等、幅広い業務を受け持ちます。
※組み込み(=組み込みソフトウェア)・・・産業用機器、医療用機器、家庭用機器など、特定の用途に使う機器を制御するソフトウェア
ーー なるほど。それぞれで求められるスキルや姿勢という面で違いはありますか?
山﨑:どちらも基本的には「技術に対するアンテナ」というところが一番かと思います。
たとえばWEB業界にいきたいのであれば、今はやりのWEBサービスのことを知っていなければいけませんし、SIerで・・・たとえば組み込みの開発がしたいというのであれば、その分野・業界に対しての知識を身につけていくことが必要とされます。
ですので、言語・環境といった小さなことではなく、その「業界のトレンドや、そこで何を使っているのか、これから何が使われるのかを追いかける」のが、WEB業界・SIer問わず大切なことになりますし、そういうことにアンテナを張っている人は、「この人、成長してくれるんだな」という期待を企業にもってもらうことができます。
ーー なるほど。ちなみに「未経験からの転職」ということだと、オススメなのはどちらですか?
未経験から転職するという点でのオススメはSIerです。
理由は簡単で、やったことのない業界にいくのであれば、いろいろなことがデキる会社にいたほうがあとから方向転換がしやすいからです。
たとえば「WEBをつくりたいと思ったけれど違った」とか「スマホアプリをつくりたいと思って入ったけれど違った」となった場合・・・「じゃあ会社辞めますか」って話になってしまいますよね?でも同じ会社の中でいろいろな開発をやっていれば、同じ企業風土・人間関係の中で横移動ができます。
逆に「自分はコレだ」という確固たる思いがある方でしたら、最初からWEB業界に進むのもアリだと思います。
エンジニアの辛いところ~プログラミングができるのは当たり前!大切なのは広く深いコミュニケーション能力!!
ーー いいにくい部分ではあるかと思いますが、エンジニアをやっていて「厳しいところ」「辛いところ」はなんでしょうか?
山﨑:まず厳しいところ・・・当てはまるかわかりませんが・・・基本的に一生勉強していかなければいけないことと、「やる気だけではできない仕事」という点でしょうか。当たり前のことですが、プログラムが書けなければ仕事になりません。やりたいという思いがどんなに強くても、デキない人は採用されません。そこはほかの業種よりシビアです。
何かをしたいと思ったときに、どれだけ勉強をしているか、キャッチーなものをやっているか、積み重ねてきたことの差がダイレクトに出ます。エンジニアは学校のテストや勉強と違って教科書の内容を詰め込むだけではなく、「何かを作り出す」ということをやらなければいけませんから。そのためには時間や設備、教材等へ投資しつづけていかなければいけません。他の仕事は勉強しなくていい、とはいいませんが・・・エンジニアの仕事は怠け者には絶対に務まりません。
ーー 一度なったら一生安泰・・・とはいかないんですね。業務の上で辛いところはどうでしょう?
「非技術職の人とのコミュニケーションエラー」の話をよく聞きます。たとえば・・・「プログラミングって何でもできるんでしょ?」とか「ササッとできるでしょ?」という無茶な要求をされると辛いようです。
ーー あぁ・・・ありますよね、そういうの・・・(遠い目)
山﨑:もちろん、エンジニアだけに限った話ではありませんが・・・同僚、部下はもちろん、他の部署やお客様とも話をすることになりますから、プログラミングだけではなく、理解力・説明力・・・幅広いコミュニケーション能力を磨くことが大切になります。上流工程を目指すならなおさらですね。
ーー ちなみに・・・プログラマ・エンジニアというと「デスマ」のイメージがあるのですが実際どうなんでしょうか?御社では転職サポートのサービスも展開されていますが、御社に紹介いただく会社は、、、大丈夫でしょうか?
山﨑:基本的に大丈夫と考えていただいていいと思います。
ーー えらい自信ですね。なぜですか?
山﨑:それを説明するには、まず「なぜデスマーチが起こるのか」を理解する必要があります。
デスマーチが起こる理由は2つあって・・・
1つは「身の丈に合わない仕事を受けているから」。・・・要はそのお客様の仕事をどうしても断れない。お金的な問題ですね。
もう1つは「上流工程と呼ばれる作業の計画を立てる人たちの見積もりが甘いから」。1週間で終わると思っていたのに2週間、3週間・・・それを取り返すためにプログラマが死の行進をする、というパターンですね。
弊社がサポートする会社は、資金力という点で安定している会社、無理な要望を聞かなくてもやっていけている会社、お客様のいいなりにならない提案力のある会社様が多いです。
そういう会社様は、お金があって、ちゃんとした計画を立てられるから自分たちのやり方を通せるわけです。もちろん、優秀なエンジニアであっても・大丈夫だったプロジェクトであっても、トラブルを100%回避することは不可能ですから「絶対」とはいえませんが、それでも、かなり信頼性は高いかと思います。
ーー なるほど、会社の数字、資金力を見れば、入る前からある程度、どんな会社なのか見えてきますね。勢いやうわべの情報だけで踊らされてはいけませんね。
山﨑:コーポレートサイト(会社の案内ページ)を見て、「企業の尖ったカラーが見えない会社」は、危ないかもしれませんね。
「組み込みはお任せください」というように業務を絞っている会社は安心ですけど、「組み込み、アプリ、ウェブ、何でもご相談ください」という会社は・・・裏を返せば「何でも受けるしかない」・・・「何でもやらされている会社」とみても良いと思います。
小鳥遊メモ
自分にあった企業を選ぶ最終的な判断材料は「その企業の評判」であり「面接」になりますが・・・「会社の数字」を見れば、かなりの精度で「良い会社」と「そうでない会社」を選別することができます。
売上・平均給与・従業員数・取引会社数・何年続いている会社なのか・・・などなど。コーポレートサイトは情報の宝庫です。
エンジニアに限らず、転職活動をするときは、求人と「転職会議」だけでなく、コーポレートサイトを見るクセをつけましょう。
独立してフリーの在宅エンジニア・・・世間が思うほど気楽ではないけれど選択肢として検討する価値はある!
ーー フリーランスというと「在宅」をイメージするのですが、エンジニアの場合「派遣会社を通して仕事先を見つけて通う=常勤の派遣型フリーランス」が主流な気がします。それぞれのメリット・デメリットを教えてください
山﨑:常勤のメリットとしては、技術力であったり、顧客との人脈・コネクションをつくりやすい点があります。特にフリーランス1年生は顧客がいませんから、「仲良くなって仕事をもらえる」といったこともありますので、まずは常駐型をやってみると良いと思います。
一方、在宅のメリットは「自由な時間」です。ただ自由な時間を算出するにはそれなりの技術力が必要になります。また打ち合わせに出なければいけないなど、動かせない時間はある程度出てきます。フリーのエンジニアは一般に思われているほど自由ではないことが多いです。特に最初のうちは過度な期待をせず、会社員だと週2日の休みが3日・4日に増やせる・・・くらいに考えたほうが良いかもしれませんね。
ーー 子育てなどの事情で在宅で仕事をしたいという理由から、エンジニアになりたい人は多いと思うのですが、そういう人が身につけるべきキャリアやスキルを教えてください。
山﨑:エンジニアが在宅のフリーランスを目指す上で大切なスキルは2つ。
1つは見積もりが取れること。何をするのにどれくらいの時間がかかって、お金に換算するといくらになるかがわかること。
もう1つは当然のことながら「やりたいことをやる上で必要な技術」です。
見積もりというのはかなり難しいですので、在宅のフリーランスを目指して受講される方であっても、一度は企業に入ること(=常駐型のフリーランスを経験すること)をオススメすることが多いです。
もっとも、これまでのお仕事で見積もりをしてきた方であれば、労働時間・物の値段など、業界を問わず転用できる知識は身についているはずです。業界独自のしきたりさえ身につければ、自分のやりたいこと・顧客の要望に技術が追いついていれば、独立はできるのはないでしょうか。
未経験からエンジニアに転職するコツは、問題解決能力を磨き、一貫性・説得力のあるストーリー(=転職理由)を用意すること
ーー 結局は「自分のやりたいことなど総合的な判断」、ということになるでしょうが「未経験からのエンジニアデビュー」という視点でオススメの言語や学習方法を教えてください。
山﨑:オススメなのはJavaになります。言語はたくさんありますが単純に仕事にすると考えた場合、日本の市場で一番使われている言語を習得するのがベスト!そういった意味でJavaは業務系・WEB系いずれでも使える汎用性の高い言語ですからオススメですね。
あと学習法という観点からは少しズレるかも知れませんが・・・
エンジニアに必要な素養はプログラムが書けることではなく、「問題がどこにあるかわかること、その問題を解決する方法を探せる能力」です。よほどの人でない限りプログラムソースをすべてペラで暗唱できるなんてことはありませんが、そんなものはグーグルで調べれば済みます。むしろ「正解がないこと」「調べても分からないこと」に対してその原因を見つけ、解決の施策を考えられるかが大切。ですから学習する際も「わからない」で立ち止まらず「何がわからないのか」「どう解決すれば良いのか、あたりをつけること」を習慣づけると、優秀なエンジニアになれるのではないかと思います。
ーーなるほど。では次に「こんな資格を取得しておくと良い」「プログラミング以外にこんなスキルを身につけておくと良い」といったことがあれば教えてください。
山﨑:そうですね。資格については・・・特に必要ないと思います。
「経理をやりたいなら簿記が必要」とか、そういうことは世の中にいくつかありますが、エンジニアにおいては絶対必要な資格はありません。実際、転職活動においても企業側から求められたり、重要視されることはほとんどありません。
ーー 聞かれないんですか?
山﨑:あまり聞かれませんね。どちらかというと、「今その会社に向かうべきキャリアに正しい物をちゃんと身につけているか」が大切です。
例えば、簿記の検定をとって経理の仕事をしようと思っていたけれど実際の転職活動では営業職を目指している人がいたとします。でもその場合、人事担当の方は「いや君。将来、経理をやりたいからってやめるでしょ?」って思いますよね?
ですから、そのストーリーにあまり関わらない資格を持っていても、有効には使えませんね。
要は・・・「説得力・一貫性のあるストーリー」を持つということが大切、ということです。
まぁ、「勉強を頑張れる方だな」くらいの印象は与えられるかも知れませんね。「継続的な勉強ができるんだな。」くらいですかね。でも「その資格ってどうやって活かすの?」と問いかけてみて思い浮かばないなら、そんな資格をとる必要はありませんよね。
ーー なるほど。
山﨑:まったく未経験の業界に進むのはもちろん構わないのですが・・・転職を成功させたいのであれば「納得感」というか「地続きであること」が大切です。「もともと興味があった分野」なのか「途中から興味が出た分野」なのか、いずれにしても「この分野に興味をもった出発点はどこで」「どんな転換ポイントがあって切り替わって」「どうして今、その業界・会社を志しているのか」・・・その過程を相手に納得してもらえる「ああ、なるほど。それでうちに応募してきたんですね」って思ってもらえる理由をきちんと用意するということが大切だと思います。
そこがブツッブツッブツッと切れてしまうと・・・きついですね。「なんとなく大学行って、内定出た会社に入って、つまらないから辞めました」だと「この人はキャリアの一貫性がないからうちにきても役に立たないだろうな。」と判断されてしまうわけです。
ーー 確かに。これってエンジニアに限らず転職活動全般にいえることですよね。
山﨑:そうですね。あと先ほどもいいましたが、「エンジニアだったらそれに付随するオリジナル作品をつくりましょう」ってことですね。聞いたこともない資格を取るよりずっと有効です。
テックアカデミーはココが違う!~オンラインによる24時間の学習環境と、現役エンジニアによる仕事で使えるレッスン!!
ーそれではいよいよ御社のPRタイムとなります(笑)まずはテックアカデミー様のサービスの簡単な説明をお伺いできますか?
山﨑:ありがとうございます(ニヤリ)。
現在、テックアカデミーで用意しているプログラミング学習からエンジニアへの転職までをサポートするサービスとして「テックアカデミーキャリア」があります。
弊社コンサルタントが、受講生の皆様が実際の学習で身につけたスキルや、日々収集している希望やお悩み等を反映した上で、優良企業をご紹介させていただきます。
また、Javaコースを受講した上で、テックアカデミーで転職先を決めていただいた方には10万円のキャッシュバックをさせていただいております。
※年齢・勤務地等条件あり
ーー この数年でプログラミング教室が急に増えてきたような気がするのですが。それらと比べての御社の強みを教えていただけますでしょうか?
山﨑:当社としましては2点あると思っています。
まず1つめはオンライン完結型で時間と場所を選ばないこと。何をやるにしてもいえることですが「毎日何時間勉強しよう」と決めても、急な飲み会とか・・・予定通りにいかないことが多いと思います。でもオンライン完結型であればパソコンとネットの環境さえあれば、いつでもどこでも勉強することができます。時間のない方には大きなメリットかと思います。
もう1つの強みとしては、テックアカデミーでは「メンター」という形で学習のサポートをするエンジニアがいるのですが、これが全員「現役のプロのエンジニア」となっていることです。
他のプログラミング教室ですと、現場を知らない方や、カリキュラムを受講した優秀な学生さんがアルバイト感覚でメンターにつくことが多いようですが、当社の場合はあくまでもプロの現役エンジニアですので、現場で使われるスキルであったりとか、現場感・トレンドをしっかりと反映したコミュニケーションが取れることがメリットかと思います。
ーー 御社の講座から実際に転職できる人は何割くらいなのでしょうか?あと全受講生の中でドロップアウトしてしまう人は何割くらいでしょうか?原因はどんなところにあると思われますか?
山﨑:うーん・・・正直ベースでお話ししますとこの数字は出せません。というのも、入校いただいた方の中には就職を希望していない方は一定数いるからです。純粋にJavaを勉強したい方や、すでにエンジニアだけどJavaを使った仕事をしなければいけなくなって必要に迫られて、といった場合などですね。エンジニアになるかどうかはまだ固まっておらず、まず考える材料にしようという動機で勉強されている方もいらっしゃいます。ですので単純に転職をする受講生の割合を正確に出すことは不可能ですし、出せたとしても解釈次第ですから参考にはならないと思います。
ただ、転職を目的にカリキュラムを受講し、修了を迎えた方というのは基本的には次のステージに進んでいただく方が非常に多いです。もちろん求人の場所、ボリューム(地方が良いとか)によってズレてしまうので、我々の紹介で必ず決まるかというと、そうでないケースもありますが、転職を望む方がカリキュラムをやりきったという場合であれば・・・何らかの形で転職しきれているのかな、という印象はあります。
あと、ドロップアウトしてしまう方ですが・・・
ーー いるんですか?
山﨑:いますね。はい。どうしても・・・何人かは・・・いらっしゃいますね。
ドロップアウトしてしまうパターンには大きく分けて2つありまして。
まずはまとまった時間でやろうと思って間が空いてしまうパターン。昨日やったことを読み返すだけでもいいので毎日30分でいいので勉強しないと・・・毎日継続しないと忘れてしまうんですね。それをあけてしまうと、やっとまとまった時間が取れても復習だけで終わってしまって進まない。で、モチベーションが下がってしまうと。。。
ーー ・・・耳が痛いです。。。
山﨑:(笑)もう1つは期間内で終わらないことが分かった段階であきらめてしまうパターンですね。Javaコースは4週間・8週間・12週間・16週間と4つのプランから1つを選んで学習を進めていただきます。メンターの指導は期間を過ぎると受けられなくなってしまいますが(※ただし所定の手続きを行うことで延長は可能)コンテンツの閲覧はできます。誰だって予定通り進まなかったり、事情が変わってしまうことはあります。でもそこで期間が過ぎてしまってもあきらめずに時間ができてから手を付けてみてほしいですね。
ーー 確かに。続けてさえいれば、必ず蓄積されるものはありますからね。
あとは就職・転職が目的であれば、修了はしていなくても「受講中」の状態で就職活動・転職活動をはじめてみるといいと思います。そうすると「今の自分に足りないモノ」が見えてきます。そこでカリキュラムを見直してもらうと「もう一度やってみようか」という気持ちになれるはずです。
こういったモチベーションを保つスパイス・起爆剤を自分なりにつくって、それをうまく使っていっていただければ、と思いますね。
ーー Javaコースのカリキュラムは合計160時間の学習(目安)と、週2回のメンタリングを受けることとなっていますが・・・これってちょっとした受験生並の勉強量ですよね?
仕事しながらやりきるのは相当厳しいと思うのですが、何か救済策を用意されているとか、夜勤やシフト勤務でなかなか時間が取れない人に向けてのアドバイスがあればお願いします。
山﨑:学習方法の前に、まず期間内にカリキュラムが終わらなかった方向けのサポートについてご説明しますね。まず手続きを踏むことでメンターとのマンツーマンコーチングや、メール等で相談を延長することは可能になっています。
また期間内にカリキュラムが終わらない場合であっても、転職先企業のご紹介や転職相談への対応等は随時行っております。
ーー え?そうなんですか?期間内にカリキュラムをこなさなければ転職サポートを一切受けられないんじゃないんですか!?
山﨑:いいえ。テックアカデミーキャリアでは、受講いただいた方は受講中であろうが、受講後であろうが求人をご紹介することは可能です。ただ、受講から期間があいてしまうとどうしても講習で身につけた技術・スキルを忘れてしまいます。ですからプログラマとして転職を希望される際は受講中、もしくは受講終了後できるだけ早い段階で転職活動をはじめていただくことをお勧めします。
ただ、IT業界はプログラマ以外にも営業やサポートデスク等々、様々な業種があります。1度プログラミングを学んでエンジニアの仕事の大枠を理解されている方でしたら、学習からブランクがあっても紹介できる求人はあります。
ーー へぇ~。テックアカデミーってプログラマ以外のエンジニアの求人も扱っているんですね。
山﨑:はい!あとは・・・プログラミングだけテックアカデミーで学んでいただいて、転職活動は自分のつてなり、他の転職エージェント様をつかってやってみるという方もいらっしゃいますね。それはそれで良いと思いますし、もちろん自力でうまくいかなければ「やっぱりサポートお願いします」というのも歓迎します。
ーー なるほど。そういうやり方だったら自分のペースでプログラミングの学習ができますね。
山﨑:そうですね。話を学習方法に戻します。実際うまく学習される方を見ていると、先ほどもお話ししましたが「0の日をなくす」「30分でもいいから1章読むだけでいいから、とにかく続ける」ことが大切だと感じます。先へ進めなくても、現状維持でも後退はしないといいますか。「手戻りを発生させない・少しずつでも継続して積み重ねることができる人」が成功しているような気がします。まとまった時間が取れなくても、たとえ30分でもテキストを開いて読む、キーボードをたたけなくてもいいからテキストを読む、というのが大切ですね。
テックアカデミー中の人の本音・・・応援してあげたい人、こいつ無理だと思う人
↑例えばこんなヤツ、とか(笑)
ーー 会社としての発言だと問題になっちゃいますので(笑)個人的なご意見で構いませんが、応援してあげたいと思える人と、正直この人は無理だろうと思う人の特徴を教えてください。
山﨑:(笑)そうですね。未経験での転職というところでのお話ですと・・・自分の想いを強くもつというのは確かに大切なのですが・・・「いったん、こちらの話を聞いてくれる人」がいいですね。こちらの話を聞いたうえでちゃんと修正をかけられる人、もしくは理解した上で「それでもこだわりたいです」という結論を出してくださる方・・・いずれにしても客観的に自分を見ることのできる人は、スムーズに進むのでありがたいです。
一方でこちらの話は一切聞かずに自分の意向だけ、という方は・・・私たちは構わないのですが・・・企業様との面談の際に見抜かれてしまいますので・・・受講生にプログラミングを習得していただいた上で転職を幸せな成功させるのが私たちの使命ですので、、、このままではうまくいかないと分かっているのに、こちらが手を尽くしてもそれを受け入れてもらえないのは、つらいものがあります。
ーー ええと・・・「見抜かれる」というのは、どういうことですか?
山﨑:「人の話を聞かない」「素直さがない」「成長しないな」「教育が難しいな」と思われてしまうということです。人間、緊張すると素が出ますから言葉の端々にそういう部分が出てしまうんですね。素直さというといい過ぎかもしれませんが、周りの意見を受け入れずすべてシャットアウトしてわが道をいく方だと苦しいですね。実際、私がそういう印象を持つ方は、実際の転職活動でも苦戦される方が多いです。
ーー なるほど。僕のブログでも「面接のときに緊張してしまって本来の力が出せない」という相談をよく受けるのですが、「逆だよな」って思うんですよね。「緊張して背伸びできないあなたが本来のあなたです。小手先のテクニックではなく、普段の行動や考え方、言葉の選び方・使い方を振り返ってみてください」とアドバイスすることが多いです。で、それっきり音信不通になってしまうという(苦笑)
山﨑:あはは。いますよね、そういう方。未経験でその会社に入るということは、向こうからすれば「時間やお金というコストを使って教育しなければいけない」わけです。だから「素直じゃない」というのはとても大きなリスクになります。採用側のそういう考え・事情を理解すると面接で話すことも変わってくるのではないでしょうか。
エンジニアへの転職は楽じゃない!厳しいこともいいます!!本気の人だけ申し込んでください!!
ーー 最後に、これからエンジニア・プログラマを目指す人に向けてどうしてもいっておきたいこと、アピールしておきたいことがあればお願いします。
山﨑:そうですねぇ。すでにお話していますが、エンジニアの仕事は、勉強をちゃんと毎日少しずつでもできて、目標に向かっていろいろなことを柔軟に取り入れていく姿勢があれば誰でも目指せる仕事ではあると思います。もちろん年齢であったりとか、求人などの状況でハードルはありますが決して不可能ではありません。これからエンジニアになるんだ、ということであれば、着実に設定されたゴールに向かって情報収集と学習を積み重ねていただければと思います。
で、そのときに受け身で教科書に載っていることを学ぶのではなく、学習の過程で出てくる問題や疑問を見つける練習と、その解決方法を考えるスキル、見つけるスキルを伸ばしていただきたいです。そうすることで途中でエンジニア以外の仕事・・・これはIT系・非IT系問わずですが・・・別の道に進むという方向転換がしやすくなります。
あとは・・・
ぜひテックアカデミーを使ってください!!!
ーー あははは。最後に本音が出ましたね。
山﨑:それは、まぁ(笑)。興味があるのでしたらぜひ。無料のカウンセリングもご用意しておりますし、何かお悩みを抱えていらっしゃる方は気軽に相談していただければ。ただテックアカデミーは相談の段階からいろいろなことを正直にお伝えしています。たとえば「今の段階ではこれくらいのレベルの目標でないと厳しいです」とか。カウンセリングでは一人一人にあった現実的なお話ができると思います。いわゆる販売戦略で「誰でもエンジニアになれますよ。」とは決していいません。本音のお話がしたい方はぜひお申込みいただければと思います。
ーー 昔、ウェブの学校に通ったことがあるんですけど、そのときは「ウェブ業界はいいですよ。」とかなりゴリ押しされましたが・・・テックアカデミーの場合、無理なことは無理っていう方針なんですね。
山﨑:もちろん頭ごなしに否定はしませんよ。ただ・・・「その方向でいくのでしたらこれくらいの努力は必要ですよ」とか「そういう想いでやられるのでしたらこっちのほうがよくないですか」というのは提案させていただいています。
ーー 想いとのミスマッチって結構あるんですか?
山﨑:そうですねぇ・・・やっぱり勉強しなきゃいけないんですけど、甘く見ている方は多いですね。「講座受ければ誰でもプログラマ」みたいな。
ーー そうなんですか?なんか逆のイメージがありますけど。「プログラミングなんて難しくて無理だ」みたいな。
山﨑:エンジニアの世界の年齢のハードルを甘く見て成果物も作らずに「終わったらなれるんだよね?」みたいなことを夢見ている方とか、面接の対策をほとんどしない、ですとか。
そういう方には「こういう成果物をつくりましょう」ですとか「面接対策やりましょう」といったアドバイスはさせていただいております。ただ、それでも納得いただけない方は・・・エンジニアはあきらめたほうが、という方向に向かってしまいますよね。
そのあたりも含めて、カウンセリングではじっくりお話をさせていただいております。
ーー なるほど。カウンセリングというのは電話でするんですか?
山﨑:電話・オンラインチャット・直接面談をご用意しています。お勧めはオンラインチャットですね。電話でもいいんですが長時間のお話しは難しいですよね。どうしても集中力が切れますし。オンラインチャットだと顔が見えますので自然なやり取りができると思います。
ーー ちなみに面談というのは、ここでやるんですか?
山﨑:そうです、そうです。来ていただける方はご対応いたします。ただ交通費も時間ももったいないですからオンラインチャットをお勧めしております。・・・今の時期、暑い中、外に出るのも大変でしょうし(笑)。
<写真>
ーー あとずっと気になっていたんですけど・・・テックアカデミーの講座ってJava以外も見てみましたけど・・・他社と比べて安いじゃないですか?某大手なんて50万円オーバーとか普通ですし。これだけ安いと逆に不安になるんですけど。
山﨑:当社の社名「キラメックス」というのは「キラメキを最大に!(=キラメキ(KIRAMEKI)+最大化(MAXIMIZE)」という意味を込めてつけられたものです。その名の通り、就職して自分のキャリアをかなえていただくという社会的意義があると考えておりますし、お陰様でビジネスとしてもやっていけていますので、この価格設定にしています。
もちろん安いからといって手は一切抜いていません。相当濃い内容です!!
ただ・・・それでも安い金額ではありません。ですから「覚悟がなければ出せないけれど、覚悟のある方には手の届く」バランスの取れた額だと考えております。
逆にいえば・・・濃いということは本気でやらないと習得できないということです。本気で取り組んでいただける方に申し込んでいただきたいですね。
ーー 最後になりますが。今日はいろいろ良いお話をお伺いしましたので、お礼といってはなんですかそちらから質問はありますか?ブログ読者さんのプライバシーを守れる範囲でしたらお答えしますけど。
山﨑:エンジニアの求人は東京が圧倒的です。エンジニアをやるなら東京に出てきて就職活動をするのがベストなんですが、小鳥遊さんのブログの読者に「東京に出て仕事を探す」という意欲のある方っていらっしゃいますか?
ーー 1人、いましたかね。ただ「地元に愛着がある」とか「お金がない」っていう人が圧倒的です。僕も実際そうでしたし。
山﨑:やっぱりそうなりますよね。そこがネックかなぁ。当社でも地方に手を広げようとは考えているのですが、何分まだ若い会社ですので。まずは東京をしっかり固めて、そこから地方の方にもいいサービスをご提供できるよう準備を進めていきたいと思います。
ーー ぜひ大阪でもお願いします。
山﨑:頑張ります(汗)
小鳥遊メモ
僕も転職活動をしていた時期に「奥様と東京に引っ越されるか、単身赴任される気はありませんか?それだと選択肢は10倍増えるのですが。」という申し出を受けたことがあります。結局粘り強く大阪の求人を当たって今の仕事を手に入れましたが・・・「IT系の仕事に就きたいけれど求人がない」という人は、東京での転職活動を考えてみると良いかもしれません。
また、この数年でプログラマがリモートで仕事を完結できる環境は急速に整ってきています。それを見越して数年は東京で経験と顧客を開拓し、独立できる目処が立ったら地元に戻る、という選択肢もあります。
インタビューを終えて
問答無用で「エンジニアは給料もいいし仕事はあるし最高ですよ!!」とゴリ押ししてくるかと思っていたのですが「プログラミングを勉強する・習得することの難しさ」であったり、「30代以上の未経験者がエンジニアになることの難しさ」を包み隠さずお話しいただけたことにも好感が持てました。
・・・どことはいいませんけど・・・IT系の教室って「とりあえず申し込みさせて、あとは自己責任」っていうところが多いので・・・
キャッシュバックをしっかり受けようと思うと、東京近郊に住んでいる人が有利になってしまいますが・・・
大手のプログラミングスクールが50万円以上の料金を設定していることを考えると、たとえキャッシュバックなしでも、現場を知るエンジニアから本当に仕事で使えるプログラミングを教わることができてこの料金というのは、コスパが高いなと感じました。
調べもせずに質問ばかりする「教えてクン」や、自分の人生を自分で決められないお子ちゃまには、大金をドブに捨てて終わるのが目に見えているので、オススメできませんが・・・
本気で人生を変えたい!やり直したい!!エンジニアになりたい!!!という人には。
最適なプログラミング学習方法の一つだと確信しました!!!!
最後に。
この長い記事を最後まで読んだということは、あなたは・・・
手に職をつけたい
自分の手で何かをつくりたい
未経験からIT業界に入る足がかりをつかみたい
独立や在宅での仕事を考えている
搾取される側の人間をやめて、努力と実力が正当に評価される仕事をしたい
・・・
言葉にできない気持ちをくすぶらせているからではありませんか?
そんなあなたが、この記事に目をとめたのは、きっと運命です。
エンジニアは決して楽のできる仕事ではないし、もしかしたらエンジニアよりあなたにふさわしい仕事・人生があるかも知れません。
だけど、一つだけハッキリ言えることがあります。
それは・・・
チャンスをつかむことができるのは、「今」行動することを決断した人だけ、ということです!
山﨑さんもおっしゃっていましたが・・・
未経験からエンジニアになるには、若ければ若いほど有利です!
この記事が少しでも心に響いたなら。。
「いつか」ではなく「今すぐに」申し込みをしましょう!!
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