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【プロ野球】

ロッテのドラ1藤原、開幕1軍生き残りへ満塁で走者一掃の三塁打

2019年3月20日 紙面から

6回1死満塁、左中間に走者一掃の適時三塁打を放つロッテ・藤原=メットライフドームで

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◇オープン戦 ロッテ10-3西武

 ロッテはドラフト1位ルーキー藤原が6回1死満塁で左中間へ3点三塁打を放った。角中とバルガスがともに1号2ランをマークし、涌井は5イニング1失点にまとめた。西武は新外国人のニールが5イニングを投げて10安打7失点と不安を残した。

    ◇

 糸を引くような鋭い打球で左中間を真っ二つに破った。開幕1軍を狙うロッテのドラフト1位、藤原(大阪桐蔭高)は途中出場すると6回1死満塁でオープン戦初打点となる走者一掃の三塁打を放った。外角高めの143キロを完璧に打ち返し「難しい球だったが、体がうまく反応した。芯で捉えることができた」と自賛した。

 オープン戦はこの打席に入るまで21打数4安打と苦しんでいた。自らの打撃の動画を確認する中で、前かがみになっていた姿勢を修正。「打ち損じが減ってきた。フォームが少しずつ分かってきた」と言うように、試合前の打撃練習では快音を響かせ、復調を実感していた。

 「二塁辺りで行けるかなと思った」と50メートルを5秒7の俊足を生かし、一気に三塁を陥れた。オープン戦は最後まで1軍に同行させる方針を示している井口監督は「いい場面で回ってくるのも、もっているのかな。そこでしっかり結果を残すしね」と強心臓ぶりにうなった。

 加藤が3安打するなど、他の外野手の大きな刺激にもなっている。この日を入れてオープン戦は5試合。「1軍にいたいという気持ちが強い」と話す藤原にとって、5番勝負の最初のハードルを無事に跳び越えた。開幕1軍へ。18歳は次のハードルを見据えた。

 

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