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南方熊楠先生と石川良輔先生とカメたち。

飼育にセオリーはない。

南方熊楠は言うまでもなく、万学の人。
論文も多すぎて、
全部読んだ訳ではないが、
植物の系統分類の資料は原本で観た。

石川良輔先生は
鱗翅類やオサムシの分類学で功績をのこし、

二人とも
分類学に情熱を注がれたが、
今なら、
遺伝子を解析すれば一発なのが、ちょっと・・・


さて、
お二人に共通することは、
カメを飼育していたことだ。

石川先生のカメコさんは著書でも有名で、
先生は今年で88歳になると思うが、
先生が70歳を超えるときまでご家族だった。
45年、生きたカメとして有名。

熊楠先生のカメは
飼育年月日が定かではないが
平成に入っても生き続け、
推定(60-100歳)は生きたと考えられる。

写真もある。
平成になってからのね。


南方熊楠先生の時代にテトラレプトミンはないし笑
石川先生の時代は、
ドイツでアクアリウム(魚類と人類が共に生活する方法)を考えている博士がいたので、

ぼちぼちカメのエサも出てきた頃だけれど、

二人とも
きっと観察すること、
関心を持つことで、
大切に接したんだと思う。

食べさせていたものを考えると、
飼育書を盲信している方からは

虐待だ!

とか
言いそうだけれど、
そうではない。

医学も個性だし、
飼育も個性なんだ。

誰だった、
好きなように生きたい。

飼育とは
その「好きにさせる」ことと「制限させる」ことのバランスのなか、
如何に、
「好きにさせてあげるか」が肝要だと僕は思っている。

まあ、
ネズミの飼育記録はある種で樹立したし、
最後まで排尿チェックを記録と写真でつけていた僕なので、
論文も書ける資料は持っているが、
書く気はない。
家族の話だから、
家族の話として、石川先生のように語りたい。

だから、
堂々と言ってやる。

セオリーなんてないんだ。

個性に寄り添うってのは
そういうことなんだよ。




ky

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プロフィール

画家・文筆家ky

Author:画家・文筆家ky
ネズラー通信のkyです。

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綴っていこうと思います。