ここ最近、新薬、臨床試験の動向の動向を
再掲してきた主旨は、
改善されつつある、
トリネガ・アテゾリズマブの動向です
ですが、
初期治療時の術後病理検査結果、
特に抗がん剤効果判定が、
術前のMRI、CT検査から期待したよりも
さらに芳しくなくなかったことから
術後に、効いた方の抗がん剤
(FEC、アンスラサイクリン、経験者は
ご存知の赤い液体)
を追加できないか
(経験者で、術後補助化学療法にさらに
追加したいと思う人は、そうはいない
でしょう… 珍しい患者であったとは思う)
パージェタを追加できないか、ハーセプチン
をカドサイラに変更できないか、
セカンドオピニオン3院+問い合わせ2先生
のお話を伺い、
病理医説明も受けました。
(私の通う病院は、申し出れば誰でも
説明を受けられる仕組みであり、
セカンドオピニオンも受けていました)
あの時は、
腑に落ちなかった抗がん剤効果、
ハーセブチンの効果のことばかりに
気持ちが集中していました。
※因みに、
ハーセプチンは、効く人にはよく効き、
抗がん剤併用のpCR率は、
HERタイプの場合、約50%超え。
(一般的な抗がん剤の奏効率に比べて
画期的な数値)
だから、期待も大きく、がっかり度も
大きかったです、当時は。
最近のハーセブチン+パージェタ+
抗がん剤では70%超えの臨床試験結果も…。
HER2が3+(治療前)
2+(治療後)になり、
Fish法(遺伝子増幅検査)での判定になった
のですが、
私は、ハーセプチンが効いたのか、
偶々検査の場所によってなのか、
ハーサセプチンの効果ばかりが
気になった質問をしました。
病理医の先生は一言、
「(術後補助化学療法でも)
ハーセブチンを使える、ということ」
その時も、ハッとしました。
臨床試験の動向をかなりウォッチしてきた
今振り返ると、
さらに、しみじみ、
検査の目的
(ハーセプチンを使える対象か否かの見極め)と、
ハーセブチンを使えた、使える有難さ
を心から思う、感じることができます。
大切なことなんだけれど、
術後病理検査結果が出た直後は、
そうは思えなかったし、
主治医との煮詰まったやり取り
(別の不可解なことがあったから…)
だけでは気付けなかったけれど
重要なことを、
ハッと気付かせていただけた、
病理医の先生の一言、
を思い出したので、
追加で書きました。
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