本木雅弘、ロンドンで訃報　「ただただ感謝しかない」

　内田裕也さんの娘婿にあたる俳優の本木雅弘（５３）が１８日、所属事務所を通じてコメントを発表。入院していた内田さんの容体を見て「覚悟はしておりました」と苦しい胸の内を明かした。

　本木は内田さんと樹木希林さんの長女でエッセイストの内田也哉子（４３）と１９９５年に結婚。長女で女優の内田伽羅（１９）ら３人の子どもをもうけている。

　本木は今月１３日から仕事で英ロンドンに滞在。本木はもちろん、日本にいた也哉子も最期を看取ることはできなかった。本木は訃報を也哉子から「英国時間で１７日に日が変わった深夜に電話で知らされました」と説明。内田さんと最後に会ったのは１０日で、入院先の病院に長男と次男とともに見舞いに行ったという。その際、内田さんは熱はあったものの、とても穏やかで孫たちの話にもうれしそうにうなずいていた。現在放送中の本木のＣＭについても「なかなかいいな」と褒めてくれたという。

　しかし、そんな内田さんを見ても「容体を見守る日々の中で、私も妻もどこかで覚悟はしておりました」と吐露。さらに「時代を切り開いてきた業界の先駆者をなくしたということにおいても非常に残念ですが、岳父として、常に紳士的に接してくれたことに、ただただ感謝しかありません」と芸能界の先輩、義父としても内田さんを慕っていた思いを示した。

　本木の事務所によると、本木は４月上旬までロンドンに滞在する予定だったが、緊急帰国するか調整している。