【再掲】12/21 テセントリク 乳癌(転移性・手術不能局所進行) 祝 薬事承認『申請』 | HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌ステージ3C 経過観察中シングルマザー

HER2タイプ乳癌のこと、治療のことなどを書き残しておこうと思います。温かい目で見守っていただければ、幸いです。アメンバー申請、コメント、メッセージ、リブログについては、「はじめに(私のスタンス)」テーマ内の記事をご一読下さい。

ご訪問ありがとうございます。

再掲の主旨は、

       ⬆上記のパージェタのドラッグラグが
           改善されつつある、
          トリネガ・アテゾリズマブの動向です


(特に手術不能な)局所進行乳癌
(ステージ3C、3B)の、
命の賭かった治療で

欧米との5年のドラッグラグ
 (欧米では手術不能な局所進行乳癌
  ステージ3C、3Bの術前化学療法でも
  承認されていたパージェタが、
  日本では未承認で使えなかった)
に悔しい思いをした
一乳癌罹患者である私の心情、

しかし、
そういう悔しい思いをした者から見れば、
ここ2~3年で、医療、薬事承認が、
急速に喜ばしい進歩をしている、
ドラッグラグも劇的に短縮されてきている
と感じています。

何て言うのかな、燻っていた思いが昇華し
医療不信に陥らずに済んだということを
お伝えしつつ、

アテゾリズマブ(テセントリク)の、
手術不能局所進行乳癌も含めた承認を
期待をもって待っています。



の補足として、

治験参加者のAKANEさんが
情報提供して下さった過去記事を
再掲してきました。(補足1、補足2)



AKANEさんが、ちょうどタイムリーな
近況記事を発信して下さっていたので、
リブログさせていただきました。

    (補足3)

AKANEさんも参加した、
すなわち、
手術不能な局所進行乳癌も含んだ
臨床試験IMpassion130の結果に基づき

昨年2018/12/21に、
アテゾリズマブ(テセントリク)の
乳癌への適応拡大が薬事承認『申請』
されました。

なお、同じ薬事審議会で、キイトルーダが、
MSI-Highの乳癌も含む固形癌患に対して、
大腸癌の患者群の臨床試験結果に基づき
 (乳癌の、キイトルーダの臨床試験は
  いくつも実施されていましたが、
  その結果はまだ公表されていない)
ステージ4のラストラインとして
迅速承認されました。

アテゾリズマブ(テセントリク)も、
手術不能な局所進行乳癌
(ステージ3C、3B)も含めて
迅速に承認されることを、切に願います。

再掲します。補足4です。

ー◆ー◆ー◆ー

(元投稿:2019/12/22  13:40、12/31再掲)

ご訪問ありがとうございます。

昨日12/21に中外さんがニュースリリース

免疫チェックポイント阻害剤の
テセントリク(アテゾリズマブ)

転移性または切除不能な局所進行乳がん
     に対し、
     効能・効果追加、用法・用量追加、
     および840 mg製剤の剤形追加」

承認申請を行った、とのこと。

中外さんの予定通り、
2018年(度)に申請していただけて、
まずは、嬉しい、喜ばしいですよね~❗

以前から何度も書いているけれど、
「手術不能な局所進行乳癌」が入っている
のを、私は、とても嬉しく感じます。
(後輩患者さんのために&医療界の進歩が)

IMpassion130試験に基づく申請だから、

・対象はトリネガ
・1stライン
・ナブパク(アブラキサン)併用

での適応追加、もしかしたら、PD-L1陽性
が条件に入るかもしれないけど、

それだけでも、喜ばしいですよね❗

ただ、
キイトルーダがMSI-Highの患者群に対して
臨床試験結果で良い結果が出せて、申請の
根拠となった患者群の大腸癌だけでなく、
全固形癌対象に承認されたってことは、
(標準治療がない、という条件がついて
 いますが)

サブタイプ関係なく全ての
転移性、手術不能な局所進行乳癌に対して
テセントリクを承認して欲しい
ところですよね、

1stラインの国際第3相臨床試験で
結果を出したロシュ/中外さんとしては…。

(PD-L1陽性、という条件をつけてトリネガ以外でも
 少なくとも、キイトルーダが承認された
 『標準治療がない』、という条件のラストラインでは
 承認されないと製薬会社としても不公平だし、
 患者としても、 キイトルーダの乳癌の臨床試験は
 まだ結果が公表されているわけではないから
 不安、というか効果のほども不透明ではあるし…
 私、個人的にはPD-1抗体よりPD-L1抗体の薬剤を
 使いたいのだけど…素人感覚ですが、T細胞側に
 発現しているPD-1抗体より、癌側に発現している
 PD-L1抗体の方を使いたい)

少なくとも、アンスラサイクリンや
ハーセプチン、カドサイラの心毒性の影響
などを受けて、
抗HER2薬が使えない、HER2タイプの
乳癌患者であれば、
トリネガ同等、あるいはそれ以上に
進行が速い可能性が高いわけで
 (「患者集団」の統計上、エビデンス的に。
  私自身の癌について言えば、ハーセプチン後3年は
  再発転移していないから、結果的に、そんなに
  速いとも思わないけれど、速い人だっているでしょ。
  また、初期治療でハーセプチンを使った上で、
  進行、 再発転移するってことは、 理論的には、
  ハーセプチンが効かずに残った
  微小転移が目に見える大きさに なったもの
  なんだよね…。)

是非とも1stラインで全乳癌(転移性または
手術不能局所進行性)への適応拡大が
迅速承認されますように❗

※迅速承認ってのは、きちんとその後、使った結果の
  解析はする前提ってこと。
  1stラインで承認されるってことは、その後、
  乳癌で数多く承認されている殺細胞性抗がん剤を
  全て使い終わらなくても、どのタイミングでも
  保険診療で使えるってことだと思います。
  (使いたくない人、使う必要のない人は、
    使わなければいいだけなので…。)

AnswersNews(株式会社クイック)
より引用
(包括的にリンク、引用の許可をいただいています)


乳癌の国際大規模臨床試験をしているのは
アテゾリズマブ(テセントリク)の他には
ペンブロリズマブ(キイトルーダ)。
乳癌に関するキイトルーダの結果は、
まだ公表されていません。

が、12/20の薬事審議会で
MSI-Highであれば、使える標準治療が
なくなったところで使えるようになりました


===

ブログを始めた昨夏の、初期の頃からの
読者さんは、ご存知のことかと思いますが
新しい読者さんもいらっしゃるので
また、書きますね。

私はステージ3C
(手術不能局所進行ってこと)の
乳癌罹患者であり、

約4年前の初期治療時に、
パージェタの欧米との5年近いドラッグラグ
に悔し(悲し)涙を流し

  ※2018年10月、ようやく、
    手術不能局所進行乳癌の術前化学療法
    への適応のドラッグラグは解消されました。


  ※因みに、術後補助化学療法(ステージ2までの早期
     と、手術可能な局所進行で手術を先にすることを
     選択した人)の適応追加は欧米とのタイムラグは
     1年内に短縮されています。喜ばしい進歩❗

標準治療でそれ以上足せる薬剤がなかった
から
   (ステージ3Cでは、たとえ、
    手術不能で手術で癌を切り取ってもらえず
    ~昔は切り取ってもらえたのよ、でも、
        今は標準治療では、切り取ってもらえないから~
    術前化学療法でハーセプチンの効きが悪いのを
    目の当たりにしたとしても、
    座して目に見える転移になるのを待たなければ、
   ステージ4では使える薬剤が、使えなかった)

私は、自由診療の免疫療法、活性化自己
リンパ球を追加しました。
   (お勧めするわけでも、詐欺と思っているわけでも
      ないです。)

保険適応がないばかりに、悔しい思いのまま
お亡くなりなる患者や、その無念さが残った
ままのご家族が減ればいいな、と思います。

   (医療の不確実性以前に、効く可能性が
    高いのに、保険適応がないばかりに
    使えずに終わる、それは医療の不確実性
    よりも遥かに残酷であり悔しさが残る、
    私はそう思います。)

インチキ医療と、巷の免疫療法クリニック
を、一部の医師たちが叩いたところで、

効く可能性のありそうな薬剤を、まだ
適応外であるために使えない患者にとって、
納得性のある説明がなければ、

自由診療でも使いたいと思っちゃって、
副作用対策の出来ないクリニックでも
試そうとする患者は、出てきちゃうと
思います…。

効く可能性のある患者が悔しい思いをせずに
保険適応で使えるよう、
  (使いたくない適応患者は使わなきゃいいだけなので)
迅速承認されることを切望します。

===

(2018/ 12/13に投稿した記事)

   (トリネガ・ステージ3C、テセントリク)
       ⬆リンクを貼っておきました

ご訪問ありがとうございます。

トリネガ、ステージ3Cで、
免疫チェックポイント阻害剤
アテゾリズマブ(テセントリク)
治験を選択したAKANEさんが

術前化学療法(AC➡ナブパク=アブラキサン)
      +アテゾリズマブ(テセントリク)
⬇
手術
⬇
放射線
⬇
アテゾリズマブ(テセントリク)
 ※放射線とは平行治療だよね

全治療終わった~❗

という記事を
リブログさせていただきます。

 【AKANEさんの記事は、上記リンクの
    リブログ記事からどうぞ】

お疲れ様でした~ビックリマーク

近い将来
  (おそらく、手術不能な局所進行の
   術前療法としては、転移性と同時に、
   今年度中に申請していただけるんじゃ
   ないかなぁ、と期待しています。
   術後の再発転移予防は、もう少し先に
   なるかなぁ? )
きっと保険診療になって、
似たような後輩患者さんが保険診療で
使える日が来ると期待しています、

そのアテゾリズマブ(テセントリク)の
治験に参加して下さって、

情報共有もして下さったAKANEさん。

もう1年近く前になるのね、
AKANEさんにコメントいただいた時、
本当に嬉しかった、
思いの通じる方がいた、って。

強さと温かさを感じました。

心から、ありがとう♥

AKANEさんのブログから
元気をいただいた人、
たくさんいらっしゃると思います。

かっこいい❗

AKANEさんの、
普通の生活に戻って、元気にしてるよ、
というブログ更新、
これからも楽しみにしています。

AKANEさんからのコメント

みゆさん、ありがとうございます(^^)
みゆさんのおかげで沢山の人に
治験のことを知ってもらえたと思います。
どうか
アテゾリズマブが保険診療に承認されて
沢山の人を助けられますように!

===

▼商品名テセントリク(一般名アテゾリズマブ)

私は、トリネガ再発(転移)の可能性も
十分あり得るので(&上記の思いがあるので)
自分のこととしてウォッチしている
臨床試験です。

AKANEさんの情報提供

下矢印

ESMO2018  (欧州)

     テセントリク
     (ESMO、NEJM)

     開く2つの臨床試験データ
      AnswersNewsさん

下矢印

FDA(米国)

      (免疫チェックポイント阻害剤)

下矢印

そして、本記事でお伝えしたように、
予定通り、中外さん
12/20に乳癌への適応追加(拡大)を申請ビックリマーク

=====

AKANEさん(ステージ3C)や
すののさん(ステージ4)が、
ご自分の治験経験を
情報提供下さった記事は、

「5★アテゾリズマブ治験事例(ブロ友)」
テーマに格納しています。
よろしければご参照下さい。


にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村

   私がフォローさせていただいている方々、または
   癌に罹患した経験のある方、 がん患者の家族
  (の経験者)、 保険診療での癌治療や癌緩和治療の
   経験がある医師 以外の方々からの 
 「いいね」は固くお断りします。

  癌罹患または癌家族の経験が最近のブログ記事や
  プロフィールに書かれていない方からの
  共感、応援は  「いいね」でなくコメントで
  お願いいたします。

みゆさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります