特に推敲していませんので、内容がチグハグかもしれません。いつものことですが。
2週間ほど有った有休中は、誰かからメンションが来た時のみ以外は原則Twitterを利用しませんでした。
現在も基本的にアクセスしていません。
多くの人たちをフォローしているので、常に色々な情報が流れてきて「今はこの技術が熱い!」「hogeはもう時代遅れ!」「fooが出来ない奴はゴミ」というような内容のツイートや記事のシェアが流れてきて、それらに触れていると只々劣等感に苛まれる、という状況になってしまいました。

当然話題になったり、多く流れてくるような内容なんかも、広い世界の中の一部の出来事を切り取ったものであり、それが唯一無二の正解ではないということは分かっていますが、それでもそれらの輝きは自分を卑下するには必要十分すぎる程眩しいものです。

シェアされてくる「個人の意見」が自分の頭の中に蓄積されていって、その結果「存在しない架空の完璧な常人」が自分の中に確立されてしまっているという感じでしょうか。
そしてその「架空の完璧な常人」と自分を見比べれば当然自己嫌悪に陥らざるを得ません。
それは超人ではなくて常人なので、自分が常人と劣っている、という状況しか発生しないので。完璧な常人と比べると自分が勝っている部分なぞ存在し得ません。

とはいえ、自分がフォローしている他の実際に存在しているエンジニアの方と比べても自分がいかに下らない人間、開発者であるかという現実を浮き彫りにされてしまい、結局ネガティブな感情を持ってしまうという流れも当然有ります。

結局、自分自身の評価の軸を「自分」では無くて、「他人」に置いてしまっている状態です。
これはわかったからと言ってそうそう変えられるものではありません。

2週間ほどTwitterをやめてみて、感じたメリットデメリットをパッと纏めてみました。

メリット

  • イザコザに巻き込まれない
  • 無意識にマウンティングしてくる人に関わる必要がなくなる
  • 自分への情報のインプットが極端に減るので頭も心もそこまで疲れない
  • 他人に気を使わないので楽(そもそもコミュニケーションを取らないので)

まとめると、心の安寧が得られる、という感じです。

デメリット

  • 情報感度が低くなる
  • 愚痴を言う場所が無くなる
  • 開発者とのコミュニケーションの場が無くなる

特に会社で唯一の開発者として働いている場合、Twitter(私の場合は現状SNSはTwitterしか使っていません)が無いともうほかのエンジニアとコミュニケーションすることが基本的に不可能になります。
そして情報感度も低くなるので、現状このままTwitterをやめているともう名実ともにプログラマとして飯を食うのは早晩無理になるだろうなと感じています。
年々技術トレンドの移り変わりも加速して、内容も複雑なものになってきていますので、やはりプログラマ35歳定年説を実証することになりそうです。
ただ、最新の技術を追いかけ続けないとダメ、というこの考え方自体、「架空の完璧な常人」に押し付けられた考え方なのかもしれませんが。

何かしらSNSは利用したいな、というのが本心ではあるのですが、今までの使いでTwitterを続けるといつかやっぱり自己嫌悪の更に向こう側にたどり着いちゃうのかな、という感じがしていて躊躇しています。

これらはTwitter限定の話ではなく、恐らくマストドン等でも全く同じで単純に自分がどのように他人と接するか、情報の取捨選択をするか、そしてそれらの行動を取る際に感じるストレスを如何にコントロールするか、これらが問題なのだろうなと感じています。

30超えたおっさんが何みっともないことを言っているんだ、という嘲笑を受けるのでしょうが、その嘲笑を受けてしまう(感知してしまう)ということはTwitterなどのSNSを使っている上では避けられないことだと思います。
それを「無視する」というのが一番スマートで現実的な解決策だしSNSとの付き合い方だとは理解していますが、一旦自分が感知した自分へのネガティブな誹りを無視する、という選択を行い、実行するということ自体、中々に心に負担がかかることだなと感じています。
子供の頃からネガティブで打たれ弱い人間なので、いまさらその根っこ修正するのは難しいです。自分自身に対して上っ面を誤魔化すことは出来るでしょうが。

結局の所、架空の完璧常人と、実際に存在しているエンジニアの方々と自分を比較して、自分の価値の無さに一人嘆いて落ち込んでいるだけなので、Twitter等のSNSを止めたところで何の解決にもなりません。ただの逃げですね。
二十歳からシステム開発を生業として生きてきて、当時から誰の助けも得られない環境で(今考えれば助けを求める方法を知らなかっただけですが)、逃げるぐらいなら死んだ方がマシだと思い、自分なりに頑張ってきましたが、年を取ったのでしょうか、今はただただ自分の逃げ道を探している真っ最中です。

もしかしたら、他人と比較して自分を嘆く、という事が本質ではなく、自分が今まで頑張ってきたその道筋の付け方自体を、自分で否定しないといけなくなってしまった自分自信に嫌気がさしてしまったのかもしれません。

常に前言撤回を是とする適当な人間ですので、そのうちしれっとTwitterをまた普通に使い始めていると思いますが、今は少し疲れてしまったので、お休みです。