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大阪ダブル選 立民、維新包囲の「初陣」は自民候補に相乗りか

大阪府知事・大阪市長の入れ替えダブル選(4月7日投開票)で、野党第一党の立憲民主党は結党以来初めて大阪での日本維新の会との本格的な対決に臨む。辻元清美副代表(党大阪府連代表)は「運動展開は得意芸だ」と語る。独自候補を立てる地力はなく、自民党候補への相乗りが大前提だ。(平成30310日 産経新聞)

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自民擁立候補を自主支援=大阪ダブル選で-共産

共産党大阪府委員会の柳利昭委員長は18日、府庁で記者会見し、47日投開票の大阪府知事・市長ダブル選への対応について、自民党が擁立した候補を自主的に支援すると発表した。(平成31318日 時事通信)

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大阪府知事と大阪市長の選挙、維新と自民・立民・共産の対決となるが、公明党については「虎ノ門ニュース」(平成31318日)で須田慎一郎が詳しく裏事情を説明していた。以下、須田慎一郎の発言。

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大阪維新の会と公明党大阪府連は「大阪都構想」については協力することになって密約文書を交わしていた。

 

その密約には「大阪都構想については、任期までに法定協議会で原案をまとめて大阪市議会と府議会で了解を取って住民投票する手続き」になっていた。

 

問題は何の任期なのかがなかった。普通は府議会議員と市議会議員の任期が常識である。だから大阪維新の会は4月に選挙があるから、それまで法定協議会で原案をまとめると公明党に伝えると、公明党は「府知事と市長の任期だから年末だ」と言った。

 

ここで話が食い違った。

 

平成301226日に松井府知事は記者会見で公明党との密約合意文書を公表した。「任期はどちらかはわかるだろう!」とブチ切れていた。

 

すると公明党は「密約を公表するのはけしからん」と反発

 

そして維新と公明党が完全に決裂したのは平成31118日だった。この日、大阪府内で創価学会本部と公明党大阪府本部の合同会合があった。

 

そこで学会本部の佐藤浩副会長が「維新と喧嘩しないで住民投票やったらどうだ」と言った。この佐藤副会長のバックには菅官房長官がついている。これは松井府知事がかねてから親しい菅官房長官に「創価学会に働きかけて」と言った。

 

ところがこの席には佐藤副会長のライバル谷川佳樹副会長がいて「売られたケンカは買う」と言い、この谷川副会長のバックには二階幹事長

 

佐藤と谷川がこの席でぶつかった。学会の原田稔会長は谷川を支持したため、学会公明党と維新が対立することになった。

 

なぜそこまで公明党が大阪都構想を批判(=反対)するのか?

 

創価学会には「常勝関西」という言葉があるくらい、大阪は特別な地で、昭和31年の参議院選挙で公明党は6人候補で3人が当選して国政初進出を果たしたことによる。

 

この時、大阪では池田大作(当時は参謀室長)がシャカリキになって勝った“池田神話”の最初が大阪だった。しかし池田大作はこの時、選挙違反で逮捕された。

 

これにより学会は大阪で捕まらないように大阪府警を押さえている大阪府と大阪市は特別な地域となる。

 

今、公明党の衆議院議員8人のうち4人が大阪で、うち2人が兵庫。これが「常勝関西」である。

 

 

また大阪市は特別政令指定都市で物凄い大きな権限と予算を持っている。これを配分できるのは大阪市議会議員と市長。

 

しかし大阪都構想は政令指定都市と大阪市を解体して特別区にして予算も権限も全部大阪府に吸い上げられてしまうことになる。

 

学会公明党にとって大阪市が「常勝関西」の力の源泉であるのに、これを都構想で解体するのは当然反対である。

 

しかし公明党の衆議院議員8人のうち大阪から4人出しているが、その4つの選挙区は大阪維新の会が候補者を出していない。しかも公明党の得票が減って来ていて、大阪で大きな影響力を持っている大阪維新が候補者を出されたら公明党は勝てない

 

こういう裏事情があって、公明党は大阪都構想は反対だが、大阪維新は敵に回すことが出来ない。これが密約になる。これに影響力があったのが菅官房長官である。

 

ではなぜここに二階幹事長が出てきたのか?

 

今度、大阪万博やIRがある。松井府知事は「和歌山県選出の二階幹事長に近い土建屋は反対」と言っているので、二階幹事長は首を突っ込んできた。

 

公明党本部は大阪府知事候補と大阪市長候補には推薦は出していない。公明党大阪府本部が推薦を出している。

 

これは公明党本部は維新に国政選挙で協力してほしいからである。公明党は「大阪維新と日本維新が違うように、公明党本部も公明党大阪府本部は違う」という使い分けをしている。

 

今回、自民党の擁立は、府知事には小西禎一元副知事、大阪市長には柳本顕元市議。この柳本はすごい人ですよ。家の近所に西成の暴力団があって「しゃぶ屋さん」と言われている。

 

 

321日が府知事選告示、324日が大阪市長選告示で、47日が投開票。

 

当選は松井・吉村。大阪は盛り上がっていない・・・

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大阪が特殊なのは、対維新に対して自民党が立憲民主党や共産党とも一緒になることが出来るということである。

 

たとえ維新が強くても、立憲民主党や共産党と組むという節操なさはどうなのか?

 

自民党は過去には自社さ連立、今は公明党と連立もやる政党である。

 

目指すべき方向性や思い描く国の姿が全く違うのに、維新に対抗したり政権にしがみつくために何でもありになっている。

 

それを政治と言って正当化するよりも、筋を通すのが本来の政治であり、選挙で単独で勝てなくなった過去の自民党の不甲斐なさを反省して生まれ変わることが、一番必要なことではないのか、と思う。

 

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