提督の憂鬱 作:sognathus
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提督は何を用意したんでしょうか。
出撃しなかったレベルが低い子にはクッキーをあげるそうです。
しかも手作り。
提督「さて、今日は前回出撃したお前たちに慰労の意を込めて報酬を用意した」
提督「出撃しなかった組にも細やかではあるが労いの物は用意してるので、今回はそれで我慢してほしい」
五十鈴「何を用意してくれたのかしら。楽しみね」
響「興味あるな」
陸奥「あらら。なにかしら♪」
提督「まぁそう急くな。まずは酒だ」ドンッ
隼鷹「ひゃっはー!お酒だ―♪」
足柄「わかってるじゃない!」
霧島「これはこれは......」
提督「次はこれだ」トン
電「ケーキ! ケーキなのです!」
潮「わぁ......たくさん」
瑞鶴「いいわね!」
提督「お次はこれだ」ドン
日向「ほう。これは塩漬け豚か」
比叡「美味しそうです!」
文月「た、食べてみたいけど食べられるかな」
提督「次はこれだな」コン
榛名「紅茶ですよ姉さま!それもこんなにいろんな種類」
金剛「Nice ネ。大佐!」
鳳翔「まぁ日本茶までこんなに」
提督「これは、最後になるが......。まぁ、お前たちは見た目は女だから欲しい奴も居るかもと思ってな。ヌイグルミだ」ドドン
長門・摩耶・利根・矢矧「!」
龍田「あらぁ~? 何か意外な視線を感じちゃったような」
北上「へぇ~、いろいろあるねぇ。1個くらいいいかも」
提督「後は、食事をバイキングで用意した。赤城、遠慮するなよ」
赤城「ありがとうございます!待ってましたよ♪」
ゴーヤ「わぁ、いっぱいあるでちねぇ」
卯月「卯月嬉しいぴょん!早く突貫したいなぁ」
白露「む、一番は譲らないよ!」
提督「待機組には自家製のクッキーだ。口に合うかは分からないが、まぁ食べてみてくれ」
艦娘達「......」
提督「ん? 意外か?」
妙高「そ、その。失礼ながら驚きました」
暁「お菓子を作れるなんて大佐やるじゃない!」
多摩「にゃにゃ、ちょっと羨ましいにゃ」
提督「分かってると思うが。報酬も料理も大目に用意してある。余ったりしたら待機組とも分けるようにな」
通常戦力組「はーい!」
待機組「ありがとうございます!」
提督「それでは待たせたな。始めようか」
艦娘達「わぁぁぁぁ」
ガヤガヤ
提督「ふぅ」
加賀「お疲れ様です大佐」
提督「ああ。ありがとう加賀」
加賀「ところで報酬の中に指輪がなかった様ですが?」
一部の艦娘達「......」ピク
提督「あんなもの報酬として出すもんじゃないだろ。あの前提を気にせず使うにしても常に指輪を見られるのはちょっと、な」
加賀「私は構わないんですけどね」
提督「何でお前はそう積極的なんだ」
加賀「好きだからですが?」
提督「この基地に男は俺だけだからそう感じてしまっているだけかもしれないだろう?」
加賀「いいえ。この気持ちは本物です」
提督「だとしても俺にはまだ受け入れる用意はない」
加賀「いつかその鉄壁爆砕してあげますよ少尉」
提督「物騒な事を言うな。尉官最下位一歩手前にするほど悔しいのか」
加賀「一歩手前にしたのは情けですよ」
提督「もう少しお手柔らかに頼みたい」
大井「あの、指輪って何のことですか? 」
提督「む?」
加賀(しまった)
大井「いえ、わたしは北上さんがいるから気になりませんけど。念のため一応教えてもらえますか?」
神通「え? 指輪って何の事ですか?」
初春「ほほう? 面白そうな事を話しておるな?」
扶桑「指......輪?」
提督(本能が一時撤退して部屋に閉じこもれと言っている」
利根「んん? 大佐何処へいくのじゃ?」
不知火「怪しいですね。彩雲と水上観測機準備お願いできますか?」
千代田・蒼龍「了解」「任せて!」
提督(何なんだ? どうしてこうなった?」ダッ
ハーレムですね。
でもこの提督はまだ誰にも恋慕を抱いてない硬派な男、という設定です。
俺も早くケッコンカッコリしたいもんです。