「パパのご帰還」 No: 4600 [返信][削除]

投稿者:ベン 02/04/15 Mon 22:15:42

うわ~ん。ちょっと反応して下さるだけでとても嬉しい。いちご様ありがとう。
それは分かってるのに、この壊れた魂はどうしようもないのー。またまた書き
逃げだけでごめんなさい。


・・・・・


「もう4時か・・・」


夜明け前にリカが部屋に戻ると タニはソファーでぐっすり眠り込んでいた。

タニに毛布をでくるんで、エミリオのベットに近寄ろうとするとタニが起きあ
がって言った。


「リカさんっ、ダメだよっ。やっと寝たところなんだから。」

「寝顔を見るだけだよ。」

「そうっとね。抱いたりさわったりしちゃダメだからねっ。」


なんだよ、がっかり・・・。

だが、くららとモゾモゾ動いているエミリオの愛らしい寝顔に、リカの胸は幸
せではち切れそうになった。あまりに満たされて涙がこぼれそうだ。

「さあっ、明日も働くゾ。こいつらに食わせないといけないもんな。俺はシャ
ワーを浴びてくるから、お前もちゃんとベットで寝ろよ。」


リカは大急ぎで汗とワタルの匂いを洗い流すと、タニの横に滑り込んだ。
タニはもう寝息を立てている。


「タニ、ごめんな。」


なぜかタニがまだ起きているような気がして、リカはタニの背中に向かって声
を掛けた。



そしてタニの背を抱くとすぐに深い眠りに落ちていった。



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じょーじすたぁく れす。 No: 4599 [返信][削除]

投稿者:鹿目乃 02/04/15 Mon 21:57:12
サド・ポーモント。うっふふ。


>>R20様
 先日は有難いものを…ぷちぷち生まれました。
 実に上等な餌でございます。

>>836番様
 そーなの。ジュード・ロウは…じつわ昔々からすきだったの…(へら)
 オスカー・ワイルドなど、ヨダレもので好きでちた。
 アッパー系の合法モノをR20様に戴きまして、フラフラ復帰。(…)
 七転八倒してくだすった辺りの勿体つけた文章書くのもじつわ好きなのれす(告)
 ミルクセヰキ・・・

>>ショーコ様
 くだらぬ遊びに熱くなるくらい疲弊していたようです♪(死)
 いやはやお恥ずかしい。やまとサンの鷹揚さを見習いたいな、と。(本当か?/笑)
 春野男爵は登場…させる余裕があるとすると、ロードオブザリングばりの
 長編大作に。(泣笑)
 
>>keiko様
 月東上中は否応なしにぺえすだうんですねぃ。
 麻子さんは陽子さんに会えるのでしょうか・・・會津様?(笑)

>>あお様
 ご本人を見かけるほどに、世間一般のイメェジの「たにちゃん」との
 溝をなんとか埋めようと(←自分がきもちわるいらしい)してしまいますかも。
 違う違う、こんなん大和悠河とちがうわー などと。
 作られた「たにちゃん」で遊べないあたりがファンなのかなーと思いますぅ。
 
>>華子様
 華子様、パライソにご登場戴いてもしっくりくるお名前だな、と今。(笑/失礼を)
 會津様が薫子の水着など書かれたものですから、仕返しに(爆)

>>0番様
 グリコ、ビスコじゃあ駄目かしら?(笑)←あたしは好きだ!!
 
>>ぽん様
 薫子さんの太腿は、国宝に指定して永久に保存したい逸品デス。

>>オレンジ様
 脳内でガイズとぱらいそが同時進行でシナプス飛びそうですん。(…笑)
 麻子様、帰国させたうえに訪ねさせてみましたが、
 ・・・會津様、いきてる??
 薔薇の迷路然り、オレンジ様の作品の潔さに日々、清々しい気分にさせて戴いております。(マジだ。)

>>♪HT♪様
 ご本人拝見すると非常に細いんですけどもねぃ。立派な太腿。←好き♪
 コム天、タニ天・・・喰いてぇ――(爆)



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と、レス No: 4598 [返信][削除]

投稿者:0番 02/04/15 Mon 21:34:40
>らん様。
ハートマーク出ました^^ゞラブラブほのぼのの方々にはよろしいですね^^
いや、血みどろハードSM路線で使用でもよろしいですが(笑)

>836番様。
これから考えてって、考えるのは明日にしましょうとスカーレット嬢も
仰っていることですし。
というか、なんで私が人様のお話の設定を考えねばならんのですか。
それこそご自分で考えてくださればよろしいじゃありま専科(爆)
オレンジ様も熱く上にお乗りだし、私の上で二人して!

>オレンジ様。
836番様が女三ノ宮、オレンジ様が柏木ってことは、ショーコ様がひかる、
私がGENJIってことですかしら。こっばっわー諸星でーすっ(爆)

>keiko様。
オサちゃんに大泣きされるのはつらいですが、今のところ、まだ・・・。
オサちゃんのお部屋に遊びにいくの、うちのかよこちゃんはちょっと
無理そうです・・・。そちら様のかよこちゃんをよろしくです。

>HT様。
こ、これはちょっと・・・(号泣)いくら三人の天使につながると仰られても
悲しいでしょー!
自由に、自由に書いてくださいとうるさく言っていた私ですが
これだけはとさらにうるさく、現役の人死にだけは駄目ですと
あれほど言ったはずなのにーーー!!!

もう、(現役の)人死には絶対禁止―――っ!!!
なんの権限もないとわかってはいますけど、死ぬのはダメ―――(泣)



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高校時代 again 6 No: 4597 [返信][削除]

投稿者:いちご 02/04/15 Mon 21:27:57
放課後

「ブン、帰ろうぜ。」
「あ、ごめんワタル、先帰ってて。僕、今日ノルさんと帰るから。」

ワタルが席に座り、ブンにも座るよう促した。

「なに?」
「お前、あのキザヤローが好きなのか?」
ブンの頬がポッと染まり、俯いた。
「うん・・・。」
そして思いついたように顔を上げる。
「あ、またキザヤローって言った。やめてよね、ノルさんていうの!」

ブンの可愛い反抗は無視して続けるワタル。
「あいつはどうなんだよ。」
「え?」
「好きだって言ってんのか?」
「・・・うん。きゃっ・・」
ブンの頬がますます赤くなり、両手で顔を隠した。

きゃっ、じゃねーよ。女子高生じゃあるまいし。



「ブン、行くぞ。」
ノルとトドが教室に迎えに来て、ブンが嬉しそうに駆け寄って行った。
嬉々としているブンを心配そうに見るワタル。

お前がこのキザヤローを本当に好きだっていうんなら、
俺にはどうしようもねーけど、複雑だなあ。
ずっと俺の上着の裾掴んでくっついて来てたお前が、
いつかこいつにヤラレちまうかもしれねーなんてよ。

ノルがワタルの視線に気が付き、側に来た。
「よお、お助けマン。相変わらず元気そうだな。」

ワタルが軽く睨みを効かせる。
「・・・あんた、ブンのことマジなのか?」
「フッ・・・あんたか。一応先輩なんだけどな。」
「マジか?って聞いてんだよ。」
「ああ、本気だ。」

「・・・あいつは?」
ワタルがトドを顎で指し示す。
「ああ、ダチだ。」
「あいつと二人でブンを輪姦す気じゃねーだろうな。」

穏やかだったノルの顔が険しくなった。
ワタルの胸ぐらを掴みそうになったが、ブンを思い握った拳を下ろす。
「お前・・・言葉に気を付けろよ。」

優男かと思いきや、凄むノルは冷ややかな迫力があった。
ワタルは怒りを露わにするこの男が、本当にブンを想っているのだと
感じた。
「わりぃ・・・今まで、何度も危ない目に遭ってんだ。
 何度も、助けて来たんだ。」

「これからは俺が守る。」
「!」

暫く視線を交差させ、ワタルが下を向き、息を吐く。
そのまま目だけを動かしてノルを見た。
「あいつ、ガキみてーでよ、すぐ泣くんだ。・・・泣かせんなよ。」

ノルが表情を崩して微笑んだ。
「ああ、大事にするつもりだ。」

「ノル、行こうぜ。」
トドが横に来て肩を叩いた。
目の前のワタルに何かを感じ、じっとワタルの目を見るトド。
「お前、名前は?」
「そっちは?」
トドが頬を歪めて笑う。
「トドだ。」
「・・・ワタル。」

「ワタルか。いい眼だな。」

廊下からブンが二人を呼ぶ。
「ノルさん、トドさん、早く行こう。
 じゃーねー、ワタル。バイバーイ。」

ノルとトド、この二人が自分に深く関わってくる男達だとは、この時の
ワタルに解るはずもないが、二人から放たれる威厳のようなものに、
何故か「敵わねえな・・・」と思うのだった。



そして将来、ブンが二人に愛され、悩み苦しむのを本能的に感じたの
だろうか。
ブンを真ん中に歩く三人の後ろ姿に、ワタルの心が波立った。

大丈夫か・・・? ブン。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

えーん、話しが進まないよーーーー(泣)

あー!ベン様だー!! (^_^)/



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高校時代 again 5 No: 4596 [返信][削除]

投稿者:いちご 02/04/15 Mon 21:18:52

「ブン、今日一緒に帰るか。」
「うんっ。僕もそう言いに来たんだ。寄り道しようね。」
「またか?」
「だってノルさんと一緒にいたいんだもん。」
ノルの片手を両手で握り、左右に振りながら見つめるブン。

お前は、気持ちがそのまま言葉になって出てくるんだな。
いいな、こういうの。

「どこに行きたい?」
「んー、喫茶店でお茶・・・あっ!」

ブンが後ろを振り向いた。
トドと飲んだ珈琲の味が、口に広がった気がした。

「どうした?」
「うん、トドさん・・・教室入っちゃったんだ。」
「トド?」
ノルが怪訝そうに眉を寄せる。

「トド、知ってるのか?」
「うん、前に助けてもらったんだ。高等部の人に襲われそうになって。」
「襲われ!!?」

ノルがブンの肩を掴んで揺する。

「だ、大丈夫だったのか?」
「だから、トドさんが助けてくれたんだってば。後からワ・・・マミさんも来て、
 その人たち逃げて行ったんだよ。」
「マミも?その人たちって、何人いたんだ?」
「二人。」
「どいつだ、ちくしょう。ぶん殴ってやる!」

歩きかけるノルの腕を掴んで、ブンが止める。

「あ、あの、マミさんが先輩って言ってたから、卒業したんじゃないかな。
 それに、トドさんがぶん殴って蹴っ飛ばしてくれたから。」
「・・・・・・そうか。」

明らかにムッとしているノルに、痴漢のことは黙っていた方がいいな、
と思うブンだった。
電車でトドに密着して、ときめいたのが後ろめたかったのかもしれない。

トドが・・・
あいつ、何で言わなかったんだ・・・?

「でね、その後送ってもらって、カフェで珈琲ご馳走になったんだよ。」
「!・・・・・・。」
ノルの目が座ってくる。
「ノル・・・さん?」
な、なんか、怒ってる?

「あ、ねえ、今日はトドさんも一緒にどうかな?僕、久しぶりだし。」
「・・・・・・。」
目が座り過ぎて瞳が見えなくなっている。

「??? 僕・・・言ってくるね。」
ブンがタッと駆けだした。

「あ、おい!・・・」



ブンが入り口から声をかける。
「トドさーん。」

窓に肘をかけて外を眺めていたトドが振り向いた。

「入って来いよ、うさぎちゃん。」
マミにそう言われ、ブンが入って来た。
「お邪魔しまーす。」


「あの、僕うさぎちゃんじゃなくて、ブンっていうんです。」
「おう、ブンか。よろしくぅ。」
顔の横で人さし指と中指を揃えてピッと立てる。
今、世露死苦って言ったよーな・・・?
「よ、よろしくお願いします・・・。」


「トドさん。」
トドに声をかけると、無言で眉を歪ませた。
「今日ノルさんと喫茶店に行くんだけど、トドさんも行こ?」

いつのまにかブンの後ろにいたノルにトドが言う。
「行こって言われてんだけど、いいのか?」
「・・・ああ。」
憮然としてノルが答え、ブンの方を向いた。
「帰り迎えに行くから、もう戻れ。」
「はぁーい。」


ブンがパタパタと出て行って、ノルがトドを見据える。
「ブンに会ったこと、何で言わなかったんだ?」

トドが面倒くさそうに目を上げた。
「忘れてたよ。」
ケッ、言わなかったのはお前も一緒じゃねーか。

「・・・助けてくれたんだってな。サンキュー。」
トドの片側の眉が大きく歪んだ。
「お前に礼を言われることじゃねえ。」
「!」

ノルが低く舌を鳴らし、いつもの口調で言う。
「・・・パン、残ってるか?」
トドの表情もふっと緩んだ。
「・・・ほらよ。」



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ありがとうレス No: 4595 [返信][削除]

投稿者:いちご 02/04/15 Mon 21:14:00
・0番様  怯えて儚げなかよこちゃんを優しく抱き締めるタカコさん、
 ああ~壊れそうな程ステキ!! 苦悩するりかさんも、俺様あさこ
 ちゃんもカッコいい~。まとぶん、誰かわからない程やられちゃった
 なんてぇー(号泣!) あ、みかげちゃん。わーい!

・オレンジ様  >苺子もいるし  だなんてっ!ぽっ うれし
 ブンちゃん何ともなくて良かった~。綺麗な風景ですねえ。
 突然の雨にも冷静なノルさんと違い、大騒ぎのブンちゃん可愛い。
 わーい、どんどん続けてー!
 
・836番様  すーごぉぉぉぉい!すばらしい実況中継ですわ。
 >タニ、訳も分らず喜びまくって笑っている!!
 笑いまくって読んでたら、ここでドツボに填ってしまって苦しい~~
 >ほんとにこんなんだった?(泪)
 やっぱり、ちょっと・・・すこぉし・・・ちちち違うかなぁ??
 But これも紛れもなく立派なリカタニと思われます。
 シリアスからドタバタ?まで、オールマイティー836番!(様)

・keiko様  オサちゃん良くなって良かったです。う~なんて美味しそう
 メニュー。(涎) 菜の花、蓮華、藤の花、うつくしい・・・
 >トドさんさみしそう・・・・>ですよねー。うう~っ

・らん様  この歳になると(どの歳だ?)ラブレターなどと聞くと、なんて
 新鮮なんでしょう・・・(遠い目) >ゆうか? >すっごい可愛い!!

・ショーコ様  きゃー、チュッ、ありがとうございます。あれ、そうでした?
 気付かずに読んでましたわ。指摘してしまったようでこっちが赤面^^;
 (言葉が言葉ですから・・・)確かに遊具には違いありませんね。(笑)
 >後悔することになるとも知らずに。>てぇーーなに???
 ほんとにもー、次の期待させるのがお上手なんだからっ!気になる~

・元子様  いかさま解っちゃうりかさん凄いぞー、カッコいいぞー!
 8人にブンちゃんも入れてくださるのね?嬉し~い。
 >数々の○作、時々再読・・・ >なんというお戯れを!本当なら光栄
 ですが、恥、恥、恥~ きゃ~~~~~ばたっ(死)

・HT様  3-Bでしたの?私は3-Dでしたわ~。どうでもいいですねー。
 >俺は死ぬのは恐くない。ただお前を悲しませるのだけが・・・
 ノルさーん!ノルさーん!ノルさーん!(←叫びたかった)
 きゃあ、ドラマチックな最期ですねー。私、ブン派の端くれのつもりですが
 怒ってないですよー! 心中~、でも離ればなれになっちゃうの???
 次のお話、楽しみにしてまーす。


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「背中のコムが泣いてるぜ」 ワタリカ No: 4594 [返信][削除]

投稿者:ベン 02/04/15 Mon 21:12:50

すっかり浦島状態です。土曜の貸切から昨日の夕方の部まで3連発でブチ壊さ
れてきました。でも、逆にガイズネタは書けないかも。レスもすっかりご無沙
汰していてごめんなさい。でも今の頭でまともなレスは無理ですし、レスして
ると書き進むことができそうにないので、このまま突っ走りますね。


・・・


リカはまだソファーに横たわったまま美味そうに煙草をふかしている。

煙草が美味いのはワタルとの行為が激しかったからに他ならない。
まだ腰から下が痺れて感覚が戻っていない。

ワタルの方はとっくに起きあがり、いつも通り、裸でリカに背を向けて大量の
牛乳を流し込んでいる。

「お前も飲むか?大声出して喉乾いたろ。」

振り向いて白い歯を見せながら、ニカっと笑う。

がその背中には今日も「コムちゃん命」の文字と桜吹雪のつもりなのだろう、
コムが一生懸命散らせたキスマークの嵐が舞っていた。

今朝会ったコムの唇が腫れ上がっていたのはこのせいだったのか・・・
リカはぼんやりと考えた。

「お前いいかがんにしろよ。自分でわかってんのか?その背中・・・」
「おうっ、もちろんっ!いいだろ~。お前にも書いてやろうか?」

「バーカっ。喜んでんじゃねえよ。しかし、なんだってそんな子供じみた真似
するんだ、あいつは? この前食堂で会った時もスゲー顔でにらまれたんだぜ。」

「ははっ。まあ気にしないでやってくれよ。お前のことそうとう妬いているみ
たいだからよ。」

「俺を妬く?」

カチッッ。
牛乳バケツを脇にどけたワタルは煙草に火を点けた。

「ああ。お前と俺の関係。お前とタニの関係、もしかしたらお前とボスの関係
も・・・その全てにだろうな。コムはああ見えて不器用な奴なんだよ。」

「それは俺にもなんとなくわかる・・・。」

「欲しいモノを欲しいって言えない環境に育ったせいかもしれないがな。」
「でもだからって、どうしてコムが俺を?」

「お前とコムは似てるんだよ。」
「えっ・・・あー?」

リカは長く灰だけが伸びた煙草をあわてて灰皿に落とした。


「コムもお前も、二人ともほっとけねえ、見てるとついかまいたくなっちまう。」

「そうなのか?」
という顔でリカはワタルを上目遣いに見た。

「だがお前がコムと違うのは手を出してくる奴の中からお前は好きなモンだけ
を選べるってことだ。」
「それじゃあ、まるで俺がお前を選んだみたいじゃねえか。」
「違うのか?」

沈黙が流れる。
ワタルとの馴れ初めはムリヤリの、ほとんど犯罪のような暴行からだった。
だが、初めからワタルに惹かれていなかったと言い切れるだろうか・・・


「そうかもしれないな・・・・・」


トド、萬、ワタル、そしてタニ。リカは欲しいモノは全て手に入れてきた。


「コムにはお前しかいないんだもんな・・・・」


うなずいたワタルが、いつもより更に逞しく、いい男に見えた。
コムを思ってるのだろう。
コムの前ではお前、いつもこんなに男前なのかよ・・・

ワタルが灰皿を探してクルッと背を向けた。


「プッ。けどよ~、やっぱ、これはないんじゃねえか~? お前、コムが可愛くてしょうがねえだろ。」

「ああっ。可愛くて可愛くてしょうがねーよ。」
「くっそ。俺もタニに書かせるかな~。」

リカはそう言うと、もうシャツに手を伸ばしていた。
これ以上ここにいたら、またワタルが欲しくなっちまう。
たまには早く帰してやろう。ワタル命のコムの元に。



「じゃあな。あばよ!」


ソフト帽を目深に被ってドアの向こうに消えたリカの頭の中は、すでにタニのことでいっぱいになっていた。



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さよならを許して・7 No: 4593 [返信][削除]

投稿者:0番 02/04/15 Mon 20:54:53
深夜だと言うのに、一台のタクシーが瀕死のまとぶんとレオンを乗せて
轟邸にすべり込んできたとたん、静寂は破られた。
門番のみかげからの連絡を受けて玄関にすっとんできたリカは、
同じく診療所から白衣を引っかけて出てきたドクターと鉢合わせする。

そこに転がっているのが誰なのか、一瞬リカはわからなかった。
血と傷と腫れ上がっているのとで、人と言うより肉塊のようだ。

甲高い声でレオンが吠えた。

「まさか、これ、まとぶんか……?」

何があったのかさっぱりわからず、手を伸ばそうとすると
ドクターが制した。

「そんなことより車出せ。ここじゃとても無理だ」
「無理って、こいつ……」

「どう見たってあちこち骨折してる。肋骨が折れて
内臓を傷つけてるかもしれない」
「なんで……」

ただ茫然とするリカの腕をつかんで、ドクターは叫ぶ。

「そんなことどうでもいい、早く車出せ!こいつが死んでもいいのか?!」


自分がついていくわけにもいかないので、ゆうひとタニを叩き起こして
病院に送らせた後、リカは肝心なことを忘れていたことに気がついた。
まわりを見渡して、誰にともなく聞く。

「おい、かよこは?」

考えたらいの一番に呼ばなければならないかよこのことを、
突然のことでリカは考えつかなかったのだ。
しかしこの騒ぎで、しかも今の今までまとぶんがいなかったのなら
かよこが出てこないわけはない。
なのに、かよこはいまだに姿を見せないのだ。

顔を見合わせるばかりの組員たちをよそに
寝巻で裸足のあさこがぬっと姿をあらわした。

「いねえよ、あいつ」

はだけた胸元も気にせず、まぶしそうに目を眇める。

「なんでだよ、どこ行ったんだよ」
「そんなこと俺が知るかよ。こんだけ騒いでて出てこないんなら
いないに決まってんじゃねえか」

また自分の知らないところで事が起きたと
リカは気分が悪くなる。
巻き込まれるのはまっぴらだが、のけ者にされるのはもっとごめんだ。

「っくしょ……なんだってんだよ、まったく……」
「たぶん、一緒だったんだろ」

いつでもどこか横柄な態度であさこがつぶやく。

「厨房でずっとかよこといたってオサが言ってる。
それが今いないんなら、あいつまとぶんのとこ行って、
まとぶんとレオン帰したんじゃねえのか」
「なんでそんなこと一人でやるんだよ」

あさこは不機嫌そうに片眉をつり上げた。

「んなもん誰に頼むってんだよ。あいつら捕虜だろうが。
なんであんた、ときどきあいつらの身分忘れるんだ?」

言って、柱の陰にひっそりと立っているオサを見て
なお不機嫌さをあらわにする。

「んなカッコで廊下うろついてんじゃねえよ。とっとと部屋帰れ」

やはり寝乱れた寝巻姿のオサを引きずるようにしてあさこは帰っていく。
リカは苛立って震える指で、携帯を取り落としそうになりながら
ゆうひを呼び出した。
こっちが何も言わないうちに、ゆうひの冷静な声がする。

『……今手術中です』

自分の混乱とは正反対の、落ちつきはらったゆうひの声が
かえっていらだたしくて、リカは噛みつくように言った。

「いつ終わる」
『わかりません。だいぶかかるとは言われましたが』

「終わり次第連絡よこせ。搬送車出す」

電話の向こうで一瞬の沈黙があった。ややあって、ゆうひが聞いてくる。

『……連れて帰るんですか?』
「そうだよ。病院にはなんとでも言っとけ。
まとぶんの意識が戻らないうちに連れ戻せ」

『わかりました』

ゆうひの返答は短かった。
携帯を切ると、ドクターが食ってかかる。

「おい、何考えてる。あんな状態の患者、病院が引き渡すわけないだろう。
おまえ、まとぶんを殺す気か?」
「そんなことより部屋用意しとけよ、ドクター。
ヤク中の奴ぶち込んどく特別製の部屋だ」

「なんでそんな……」
「まとぶん殺す気かって?逆だよ。
あいつの意識が戻ってかよこがいなかったら、あいつどうするよ。
かよこがどう関係してるかわかんねーけど、
とにかく普通の病院なんかじゃ手に負えないにきまってる。
絶対あいつ、かよこを取り返しに行くぞ」
「だっておまえ、あの状態で……」

「行くんだよ。まとぶんはそういう奴だ」


あの二人が対だと言ったのは自分だ。
決して片方が片方を守るわけではない。かよこもまとぶんも対等な一人の人間だ。

でも、だめなのだ。
引き離したら、おたがいがきっとだめになる。



それがわかっている自分が腹立たしくて、
リカはドクターを突き飛ばすようにして邸内に入っていった。


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ニューヨーク・・旅の終わりに 6 No: 4592 [返信][削除]

投稿者:♪HT♪ 02/04/15 Mon 18:50:12
雪だるま様:やっぱり今しかないと思うの。いろいろありがとう・・・。

らん様:ありがと、やってみるね。  ?  出たかな?

元子様:私の生きる望みはぶんちゃんがこの板で活躍してもらう事ですので
どうぞどんどん出してやってくださいませね。


NORU☆BUN★NORU☆BUN★NORU☆BUN★


「ゴホゴホッ!」
ノルが体の奥が軋んだような苦しそうな咳をする。
「だ、大丈夫?」
ぶんはノルの背中を一生懸命さする。

「さっき俺が死んだら後を追うつもりだったって言ったよな」
「うん。生きてたってしょうがないと思ったもん」
「そういうの、やめてくれないか。生きていたからこそお前は
トドに愛され幸せを掴んだんだ」

「何で?違うってば。僕の心にはずっとノルさんが住んでた!」
「ああ。それを聞いて嬉しかった。だがトドをも愛しただろう?」
「確かにそうだったけど、もう決めたって言ったでしょ!」
ぶんの語勢が荒くなる。

「俺はあいつの所には戻らない。だがお前はトドの元に戻れ。
俺は遠く高い所からお前をみるのを楽しみにするよ」
「何言ってるの?・・・まさか!体そんなに悪いの?」
「お前はしっかり生きて俺をずっと心の中に住ませて欲しい・・・」
「ちゃんと答えて!そうなの?死んじゃう程悪いの?!」

ぶんが目を見開いてノルの腕を掴んで揺らす。
ノルはもう口をつぐんだままこの上なく優しく微笑むだけだ。
(俺は死ぬのは恐くない。ただお前を悲しませるのだけが・・・)

「いや!何とか言って!」
くぐもるような涙声で訴えていた声がだんだん大きくなって
人目も憚らずぶんは泣きじゃくった。
ノルは辛そうに震える手でぶんをきつく抱きしめる。
「・・・嘘って言って・・・」

小さな声でノルが呟く。
「・・・嘘だよ・・・」
「ホントに嘘?」
ぶんはピタリと泣き止み、目をこすりながら尋ねた。
「ああ」
ノルの瞳に星が一つ流れていった。


(ノルさんのバカ!嘘つき!男垂らし!
僕が見抜けないわけないじゃん・・・さよならなんてしてやらない!)


ぶんの思いつめた顔がふわっと柔らかくなった。
「ノルさん・・・じゃあ、僕と違う世界に行かない?」
その後で妖しく微笑む。
(こいつの小悪魔の誘い、相変わらず撃ち抜かれるな・・・)

「ぶん・・・それって・・・」
(これがお前の気持ちなんだな。
今まで俺も回りもお前を考えてやっているようで、
ちっともお前の意志を尊重してやれなかった)

「とても遠い所へ・・・」
「そうだな。お前とならどこへでも」
(ああ、地獄だってどこだって!一緒なら天国だ!)

「死なばもろとも?」
「そうだ。抱き合って行こう」


ふと見上げた夜空に翼の生えた光る物体がよぎる。
その限りなく優しく愛に満ちた光に誘われるように二人は
ベンチから立ち上がった。

橋から見下ろした海面には満月が揺らめいている。
真冬のブルックリンブリッジから、恋人たちが飛び立った。

微かなしぶきをあげて冷たい海の水に静かに沈んでいく。
お互いのぬくもりを確かめるように抱き合ったまま。
きっと幸せの絶頂を心から噛み締めながら。
何にも邪魔されず、永遠に見つめあい・・・


NORU☆BUN★NORU☆BUN★NORU☆BUN★

はーはー。休憩タイム。
私が心中物書くなんて自分でも驚き。
ちょっと違う終わり方をしてみたかっただけで~。
ぶん派の皆様、ごめんねー。土下座。
殴られても、蹴られても
メールに剃刀を貼り付けられても、爆弾送ってこられても
素直に総受けさせていただきますので、ひらに・・・

だってノルさんたら私を置いてとっとと退団して結婚しちゃってさ、
せめてお話の中で位、一緒になりたかったのよ・・・byえまおゆうこ

NORU☆BUN★NORU☆BUN★NORU☆BUN★

翌朝NYは快晴だった。
バラ色に朝焼けしている雲の隙間から
まだあどけない子供の天使が2人、舞い降りてきた。
水面を戯れながらうつろう輝く微粒子の塊をそっと抱える。

コム天「ねぇ、この二つの魂、綺麗だね。
 あれ?くっついて離れないよ!」
タニ天「ひっぱりっこしよう。せーの!!」

2人が思い切り引っ張っても二つの魂はくっついたまま。
笑っているかのように煌いている。

コム天「じゃあ、半分ずつもって運ぼうか」
並んで魂を抱え、白い羽を小刻みに動かして天に昇っていく。


ぶん魂「お花畑が見える!真っ青な空も!
 ノルさん、魂に戻るって素敵な事だったんだね!」
ノル魂「こんなふうに光輝く世界もいいんだが・・・(思案中)
 (肉体がないって事は・・・どうやってアレやるんだ??)」


タニ天「きっとこの二人、愛し合ってたんだね・・・
 生まれ変わって、また同じ世界で出会えるかな?」
コム天「・・・心中はね、しちゃいけない事なんだよ。
 だから、たぶん。離れ離れになると思う・・・」
タニ天「・・・可哀想だね・・・」


ぶん魂「!?ウソー。知らなかったよー。
 しかも再会したっていうのにキスしかしてないんだよ!」
ノル魂「!?マジかよ。あの世でゆっくりやろうと思ってたのに!!」
 どうせ死ぬんなら体なんていたわらずにやっちゃえば良かったぜ!」

二つの魂が天使たちの腕の中、
ジタバタ暴れだしたけど「時、既に遅し」。
そして話は<3人の天使>へ強引に続くのでした。   ≪お・わ・り≫


日本へ帰ったトドさんは、悲しすぎて書けない。
書いたら救ってあげたくなるし、三角関係に終止符が打てない。
たぶん、ブルックリン橋に佇み、指輪とブレスレットを海に
投げたと思うんだけど・・・それとも大事にとって置くタイプ?

(あ、終止符打たなくていいんだっけ?
みどり様、トドブンノル三角関係友の会、「破門だす~」って言わないで~。
いつかはエロエロドロドロ△関係めざすから。
ごめんね!ぶちゅううー!(いつもより濃いやつを♪)



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レスです No: 4591 [返信][削除]

投稿者:keiko 02/04/15 Mon 13:25:06
>0番様
レスありがとうございます。
>うーん助けをよく呼ばれる今日この頃ですが・・・
だってかよこちゃんの心なんてボロボロじゃないですか・・・・
かよこちゃんとまとぶんがこんなボロボロになっているの
うちのオサちゃんに知れたら大泣きです。
それに遊びに来てもらいにくくなってしまいます。

>元子様
レスありがとうございます。
2人は菜の花見に行きますよ。
リカちゃんは賭け事の才能があったのですね~。
水晶玉のおかげなのでしょうか?

>らん様
レスありがとうございます。
ゆうかちゃんミズくんのシャツ着て
寝たのですね。
ミズくんが忙しくてすれ違いな2人・・・・
2人の手紙のやりとりとても可愛いですね。

>ショーコ様
レスありがとうございます。
風邪は大丈夫ですか?
あまり無理しないで下さいね。
アサコちゃんとオサちゃん菜の花見に行きます。
この2人だけのほほんとしていますね。
壮くんの具合早くよくなるといいですね。
赤い薔薇を持って部屋に入った人物が気になります。
堕天使コムちゃんの家には誰が入って来たのでしょう?

>HT様
レスありがとうございます。
菜の花かわいいですよね。
マザー牧場の菜の花畑奇麗なんですか?
見に行きたいです。

>雪だるま様
また書いて下さったのですね。
とても嬉しいです。
とうこちゃんとかしげちゃん2人で
鬼ごっこやカード遊び・・・・
なんだか可愛いですね。

>みどり様
ブンちゃん声掠れてしまったのですか?
あらら・・・・・

>はつこ様
好きな人が他の人にちょっかい出してばかり
いたら悲しくなりますね。
でも,ワタルくんこりずにゆうかちゃんや他の人に
ちょっかい出しちゃいそうですね・・・・・

>くーろ様
続き書いて下さって嬉しいです。
コムちゃんはタキシードではなくて
ドレスなんですね・・・・・

>管理人様
いつもお世話になっております。
親知らず大丈夫ですか?
無理して抜くと後が大変です。
気をつけてください。



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じゃ、オレンジ柏木なのね No: 4590 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/15 Mon 11:41:01
直ちゃん、結構好きだからいいかぁー。うふ。
三ノ宮さまぁーー、の、乗ってもいいか・・・?

掲示板無駄遣いしてすみません。



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わたしが女三ノ宮かしら?(笑) No: 4589 [返信][削除]

投稿者:836番 02/04/15 Mon 03:08:03
>0番さま
だから~、これから考えて、書いてください~
いつでもよろしくってよ。
(えらいゴリ押しのおねだり/笑)

とか言って上に乗っちゃうのだわっ♪



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まだ起きてますレス No: 4588 [返信][削除]

投稿者:0番 02/04/15 Mon 02:52:30
>オレンジ様。
あら、オレンジ様に乗られていますわ^^ゞ
836番様との一夜の逢瀬・・・なんか、柏木と女三ノ宮を思い出しました。
源氏と藤壺でないのは、ばれてしまったと仰るところが(笑)

>836番様。
書きません。(笑)をつけないとエライ失礼なレスですな。
考えてないので書けませんと言った方が正しいかも。

>keiko様。
うーん助けをよく呼ばれる今日この頃ですが(笑)
あさこちゃんとオサちゃんは四季を通じてお花見しそうな幸せぶりで
うらやましいです。

>らん様。
すっかりロミオとジュリエットと呼び合うラブラブカップル、いいですね~。
和央組、タカコさん以外で覚えてるの、私はミズくんの双子の弟しか
いなかったりして(爆)

>管理人様。
いつもお世話になっております。親知らず、お大事に~。
チャーリーは、東京公演大丈夫なんでしょうか・・・心配。

>はつこ様。
ワタルくん、あなたって人は・・・やれやれ(ため息)

>ショーコ様。
脇にそれてって、壮くん壮くん壮くーーーん!
またしても壮くんに試練ですかっ!?風共であんなに笑いをこらえて
観たのにっ(激しく違う)

>HT様。
意外と思っていただけたら嬉しいです。しかしこの組み合わせは
何の脈絡もない・・・って言い方は間違ってるでしょうか(笑)

>元子様。
超大作の予感なわけですね?がんばってくださーい^^

?


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1・天才賭博師の巻その三 No: 4587 [返信][削除]

投稿者:元子 02/04/15 Mon 02:46:06
 たった一回きりの勝負、と決まって、リカにゲームを選ぶ自由が与えられた。
 「大小で。」
 リカが選んだのは、サイコロ三つの合計数で勝敗を決めるゲームだった。
 ディーラーがサイコロの入った壷を操作する時に、サイコロの目の合計が
大(11~17)か小(4~10)かに賭ける。
 賭け金が少なくても参加できる上に、特別な技術を必要としない、とされている。

 「リカ、賭けろ。」
 リカは、轟に促されるままに、大に賭けた。
 ポケットの中の水晶の玉をしっかり握り締めて、ディーラーの動かす壷を
見守る。
 サイコロがカタカタ回る音に神経を集中する。
 止まった。ん?
 「そこまで。」
の声が掛かると同時に、リカが小に賭け直した。
 「2,3,5で10。小の勝ち。」
 轟も小に賭けていたため、もう一回勝負が行われた。
 こんどもまた引き分けだった。三回目も同じだった。またその次もずっとだ。
 「リカ。私は一回勝負、と言ったが、このままでは勝負がつかない。次を最後にする。いいな?」
 「ああ、いいぜ。」
 いよいよ最後のサイコロが振られた。引き分けだった。

 「何回やったって同じことだぜ。」
 リカは臆面も無く言い放った。顔には笑みさえ浮かべていた。
 「どういう意味だ?」
轟の眼は笑ってはいない。
 「つまり、あんたたちがテーブルの下でサイコロの目を換えたって、俺にはわかるってこと。」
 「何だと!?貴様、イカサマだとでも言いたいのか?」
ディーラーが顔色を変えた。
 「ど素人の客ならともかく、このリカさま相手にそれは通用しないぜ。」
 「小僧!つまみ出されたいか!?」
轟を囲んで立っていた黒服の男たちが、リカの腕を取った。

 「ハッハッハ!私の負けだな。」
 「ボス!」
 「リカ。お前の勝ちだ。何故、お前がそんなに自信たっぷりなのか、その理由は
後でとくと聞かせてもらおう。おめでとう。」
 「それじゃあ、俺も今夜のゲームに参加させてもらえるんですね?」
 「いや、それは別だ。」
 「どうして?」
 「お前はキャッシュで1千万持っているのか?当然ないだろう?」
 「そりゃないけど・・!でも!」
 「それならおとなしく、黙って私の言うとおりにしろ。お前には何か特別に
持って生まれた力のようなものが備わっている、と見える。おまえ自身わかって
いることのほかに、磨けば光る才能のようなものがな。そこで、ものは相談だが
私の相棒として、仕事を手伝って貰うわけにはいかないかな?」
 「えっ!俺があんたのい相棒に!?」
 「お前さえ良ければ、だが。」
 「よ、喜んで!あの、ほんとに俺を?うまいこと言って、後でボコボコにされた
揚げ句、つまみ出されるっていうんなら、俺、貰うもん貰って、ここで帰らせて
もらうぜ?」
 「私は冗談でこういう話はしない。どっちにするのもお前の自由だ。」
轟の眼はやはり笑っていないが、表情は真剣だった。
 「よろしくお願いします!」
リカが右手を差し出す。 
 「ようこそ、轟組へ。覚悟はいいな?」
握手を返した轟の眼が、このとき漸くリカに笑いかけた。
 「はいっ!!!」
互いにすばらしい笑顔になった。
 
 この日から、リカは轟の下で、信じられないほどの厳しい修行に耐え、凄まじい
努力によってたちまち頭角を現して行く。
 「忠」の文字が刻まれた水晶の玉を持つ、天才賭博師リカさまの誕生は、
もうすぐ。



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こんばんわレス No: 4586 [返信][削除]

投稿者:元子 02/04/15 Mon 01:45:41
UPさせてみて、皆様方のご苦労が身に沁みています。
ああ、なんて皆様方は凄いんでしょうか!(結構自己嫌悪)
私、書いてみる、なんて思ったことが、甚だしく迂闊でした。今ごろ気づいて。
でも、ボヤキなんて何も生み出さないので、とにかく前を見ることをしようと
思います。(私も風共でやられてます)

まだリカさんしかお出ましいただけていなくて、こんなペースじゃ冗談でなく、
どこぞの大河ドラマ並の冗長なものになってしまいそうで・・・(泣)
いえ!スピードアップして、ちゃんとHも?書かなければー!!
お邪魔しないようにいたしますので、お許しください。

諸先輩方に厚かましくもレスということで、ご挨拶させていただきますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

ぽん様   師匠になんと突き放されても、お慕いしてます。(ご迷惑!)

雪だるま様 ROM専撤回で嬉しいです。これからも続きますよね?

♪HT♪様  続きが気になります。ブンちゃん、八犬士にお借りいたします。

836番様 八犬士の数名が出会う重要な場面に、女将が一役、と考えてまして。

あお様   リカさん最初の八犬士です。タニくんもお借りします。すみません。

0番様   かよこさん、美しすぎて、切な過ぎて。ステキです。

みどり様  その頭脳明晰なこと、憧れてました。勿論H描写も魅力です。

オレンジ様 ブンちゃんを気にするようになったのは、あなたさまゆえ、です。

いちご様  数々の名作、時々再読させていただいてます。高校時代もステキ。

Akko様   ショーコ様のお話を見事に踏襲されてすばらしいです。続きぜひ!

keiko様  オサちゃん快復してよかった!菜の花見も楽しみにしています。

らん様   労わり愛とちょっと意地の張り愛?その気持ち、わかります。

はつこ様  しっかり核心を突いていても、優しく甘い空気が漂う二人ですね。

華子様   師匠の次回作は新たな分野を開拓なさるようで、楽しみです!

ひかり様  風共に関するコメント、楽しかったです。作品もお待ちしてます。

ショーコ様 私のは大長編などと考えもしていないのに、こんな調子じゃ・・。
      爪の垢(美しい爪だとわかっていますが)をおねだりしたい心境。
      二本共大好きで、続きが気になって夜更かしです!(嬉しい)

くーろ様  続き拝読できて嬉しいです。行ったことないローマにいるみたい。

管理人様  お世話になっております。親知らずは疲労が蓄積すると腫れやすい
      ということですので、抜歯後も、まだ残っている歯も、どうぞお大事
      になさって下さい。
      今後とも、よろしくお願いいたします。



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原題:マフィアの日に寄せて (副題:僕って淫乱?) 15 No: 4585 [返信][削除]

投稿者:みどり 02/04/15 Mon 01:35:19

>こんなHだけの駄作にレスつけて下さった皆様、どうも有難うございました。
どうやら需要があるようですので、もっと真面目に書きます。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

「もう一度、俺と一つになるか?」
トドはまだやる気まんまんらしい。

「うん・・・。でも、どうしようかな?」
躊躇い顔のぶん。

「だってこの間、トドさん、僕のこと、淫乱って言ってたよね。
さっきみたいに意地悪なことされた後で、
また頂戴なんて言ったら本当にそう思われちゃうよ」

「さっきのことに、まだ、むくれてるのか?」
トドはぶんの頬をつついた。
「少しだけね」
「でも、お前はああいう風にされる方がイイんだろ」
ぶんの耳元で意地悪そうに囁くトド。
「またっ!そういうこと言われるのが嫌だって言ってるの~(怒)!!!」

「お前、声が掠れてるぜ」
「あ・・・(ホントだ)」
「ハハハハハ、声が掠れるほど
ヨガったくせに今更、嫌だはないだろ」
「お願い、もうそんな恥かしいこと言わないで~(涙)!!!」
ぶんはトドの胸をバンバン叩く。

「恥かしいって言う奴が、
あんなカッコでねだるかな~♪」

(イジワル~~~~~~~~~・・・・・・・・・・・・。もうトドさんの顔が見られない)
ぶんは自己嫌悪で耐えられないとでも言うように
ソファーに顔を埋めた。

他の男には行為の後でそんな野暮なことは決して言わない俺だ。
だが、こいつにだけは別だ。

ぶんは行為の後で正気に戻った時は
俺にされたことを思い出して
身を捩るほど恥かしがったり悔しがったりする。
そんな姿が可愛くてたまらない。                 <-ただのエロボス

そのくせ、一度俺に抱かれて豹変すると
限りなく俺を誘ってくる。
お前をもっともっと乱してやりたいよ。

「ぶん・・・恥かしがってないでこっちを向けよ」
トドは無理やりぶんの顔を自分の方に向けさせると
ぶんが悔しそうにトドを睨んだ。

「最近はせっかく優しくなってくれたと思ったのに
そうやって、す~ぐ意地悪になるんだから・・・」
「意地悪?俺はお前を本質に戻してやっただけだ」
「本質って?」
「淫乱な状態だよ」

「(ムカッ!)
トドさんだっていつもヤリたがってるくせに
僕だけを淫乱と呼ぶのは不公平なんだからね」
ぶんは真っ赤になってトドに平手を食らわそうとする。

「おおっと・・・!」
素早くぶんの手首を掴むトド。

「でもお前は俺に犯られるのが好きなんだろ」
「う・・・・・(悔しいけど)」
恨めしそうにトドを見上げるぶんの様子に
トドは満足げにニヤリとする。

わかり易い奴・・・。
イヤな人~~~・・・。

「じゃあ怒ることないじゃないか」
「ちょっと待ってよ!
淫乱って誰にでも欲情する人のことでしょ?
僕はトドさんにはそんな気分にされても他の人には決して・・・!?」

ん?・・・いや、やっぱりされるか・・・、
ここで墓穴を掘るのはやめておこう。

「ぶん・・・もう一度しよう」
トドはぶんに既に熱くなったモノを押し付け耳元で囁く。
「あんっ、もうこんなになっちゃって・・・。
トドさんだってよっぽど淫乱じゃない」

「男に淫乱とは言わんだろ、フツー」
「ずるいっ、僕だって男だよ!」

ぶんはさくらんぼのようなふっくらした唇をとがらせる。
こんな表情は中坊時代とあまり変わらない。
可愛いな。お前がイヤだと言ってももう一度お前を食っちまうぞ。

トドさんの顔が近づいてくる。
前髪が額にかかって、初めて知り合った頃のニヒルな高校生みたい。
こういうトドさんも野性的でカッコいいな。
何でもこの人の言うことを聞いてしまいたくなる。


トドはぶんの唇を貪りながら突起の部分に指先を滑らせる。
「は・・・ぁ・・っ」
トドの指の動きにすぐ反応し、身を捩りながらいやいやするぶん。

「いい子だ」
トドは嬉しそうにクククと笑う。

「(ううう・・・、僕、何だか今日は感じすぎ・・・)」
「ふっ、こういうHな躰の持ち主を
淫乱と呼べないなら一体誰をそう呼べばいいんだ?」
トドは勝ち誇ったようにそうに囁くとぶんの耳の中に舌を這わせた。

「どうしよう・・・。
やっぱりトドさんの言うことの方が正しいのかな?」
しかも催眠効果のように淫乱、淫乱と言われていたら
ホントにそういう暗示にかかっちゃうじゃない。
この人、何か僕に恨みでもあるのかな?

ぶんはこれ以上、そういう気分にさせられないうちに
トドの身体を自分から引き離そうと懸命にもがいた。
「ねぇ、トドさん、こんな時間だよ。お願いだから寝かせて」

トドは再びぶんの耳元に顔を寄せて囁く。
「ぶん・・・もう一度お前を犯りたい・・・」
トドの指に下腹を撫でられ、ぶんの身体が白魚のように跳ねる。
「トドさん、今日はもう許して・・・(涙)」
「さっきよりもっとよくしてやるから・・・」
トドにセクシーな顔で囁かれると
ぶんはそれだけで身震いするほど疼いてしまう。

「ホンットに愛人泣かせなんだからぁ・・・(溜息)」
「ああ・・・もっともっと泣かせてやる」
「そういう意味で言ってるんじゃないのっ(怒)!!!」

トドの手が再び身体中を這いまわると、
抵抗する意思が奪われてしまう。
熱くなったモノを何度も突きつけられ
欲しくてたまらない気分にされた。

「・・・は・・ぁ・ん・・・」
「俺はお前をこういう状態にするのが好きなんだ。
その掠れ声でもっと鳴いてくれ」
「・・・・・恥ずかしい。
いつもトドさんの思いのままにされてしまう・・・」
「お前は口より躰の方が正直だからな」
トドは口の端を上げ、悪魔のようなニヤリ笑いをした。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~< 続 く >



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私もマック No: 4584 [返信][削除]

投稿者:くーろ 02/04/15 Mon 01:21:14
あ、結構マックな方がおいでで嬉しい。
わたしも(特)とか、(企)とか(^^;にみえます。
ローマ数字はI(アイ)V(ブイ)とかで代用していただけると
大変有り難いです。m(..)m



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はあと? No: 4583 [返信][削除]

投稿者:836番 02/04/15 Mon 01:13:55
おや、うちではハートに見えている。
てことは♪HT♪さまとらんさまはマック使い?
で、なければ、なぜにはつこさまのところはだめなのかしらん?

ところでこの機会に皆様(特にウィンドウズ派の方々)に

ローマ数字とかの機種依存文字はなるべく避けて頂けるとありがたいです。
うちでは(月)とか(木)とかに見えていますんですのよ(涙)



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らん様へご質問 No: 4582 [返信][削除]

投稿者:はつこ 02/04/15 Mon 00:41:24
あの、お話の水を差してごめんなさい。

ハートマーク…
私のPCでは、四角い箱にしか見えません。
文字化けかとエンコード触っても出てこないのです。

どうしたら見られるようになるのでしょう??
ウィンドウズだから?バージョン古いから?
私もハートマーク見たい~~ジタバタ…



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個人レスです~HT様♪ No: 4581 [返信][削除]

投稿者:らん 02/04/15 Mon 00:30:12
ハートマーク(?)ですけど、
私が作ったものではありません~

えっと、半角で&#9829(←都合上、今は全角でいれてます)
といれれば、投稿ボタンをおしたら画面には?が出ます~

もしよければ、他の方々も使ってみてくださ~い♪(笑)
?だらけになったりして・・・ふふふ



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夜明け前  オレンジ様に捧ぐ… No: 4580 [返信][削除]

投稿者:雪だるま 02/04/15 Mon 00:15:11
まずは、オレンジ様へ個人レス

≫ロムなんてだめですよー。かしちゃんはー?(←しつこい)
もう!仕方ないなぁ~。

≫力尽きるまではがんばりますわ・・・。
聞きましたわよ!よろしくお願いいたします。
  
ここまでロムと叫んでて、出てくる私ってあまりにも優柔不断!?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ねえトウコ~、次はなにする?
鬼ごっこでしょ、花占いでしょ、カード遊び…
うーん、さすがに雪投げは出来ないね。」

「もうすぐ夜が明ける。かしげ、いいかげんに寝ようぜ。」

「ダメ!ダメ!明日は何もないんでしょ?
せっかくの夜なのに勿体無いー。
僕は明るい昼間は苦手なんだから、ね!」

「仕方ないなぁ…じゃあ、狼男ごっこでもするか?」
トウコはかしげに覆い被さろうとする。
「うお~っ」

「ふふふ、トウコ……あっ!」
「ン?どうした?かしげ。」
「しっ!…静かにして…、ほら…」
「?」
「義兄さん達、まだやってる…」

かしげの部屋はトドの部屋に近い所にあるので、
こんな明け方前の静かな時間だとかなり筒抜けだ。

「うーん、なんか今日はいつもと違って激しいな…」
「そう?… んー、そういえば…なんか義兄さんいつもより乱暴な感じだね。 
ふふ、ぶんちゃん、又義兄さんを怒らしたんじゃないの?」
「の割にはぶんさんの謝る声とか、泣いてる声は聞こえないなぁ…」
「んー、そうだね。  ねえ!トウコ、どうでもいいじゃん、そんなこと!
僕達もしよ♪」
かしげがトウコの首に両腕を回した。

「どうでもいいって、お前から言い出したんだぞ。
お前ホント、ころころ気が変わるヤツだなー」
トウコは苦笑しながらも、まとわりついてくるかしげの腰に手を回し
自分の体に密着させると、上目遣いで求めてくるかしげの唇に吸いついた。

「あ~ン」
かしげの甘い吐息が漏れる。

トウコは唇を離さないままベッドに倒れ込み、かしげのガウンの紐を解いた。
かしげももどかしげにガウンの裾から手を入れて、トウコの下着を下ろす。
「ねえ、今日は義兄さんみたいに乱暴に抱いてみて…」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


薄く陽が差し始め、かしげとトウコが寝ているベッドにも明るさが射してきた。
「ン!眩しい…」
うつらうつらとしていたかしげは目が覚める。
「ねえ、トウコ!カーテン閉めてよ。」

「なんだよ、お前。世間はこれから目覚めて活動するってのに…」
トウコは(わがままなヤツだな…)と苦笑しながらも、ベッドから下り窓の所へと行く。
窓からさす光で、トウコの裸のシルエットが浮かびあがった。

(あー、なんかギリシャ彫刻みたい…。素敵だなー)

「あっ!」
カーテンに手をかけたまま、トウコが外を見て小さく叫んだ。
「…?…どうしたの?」
「あれ…、ぶんさんじゃないか?」
「ぶん?」

かしげもベッドから抜け出し、トウコの傍らに行く。
トウコの視線の先には、庭を走って横切るぶんの姿があった。

「ほんとだ!ぶんちゃんだ…」
「どうしたんだろうな?こんなに朝早く。
かばん持ってるぜ。散歩じゃなさそうだ。」
「どうせ、昨日義兄さんに責められて、すねて家出の真似事
してるんじゃないの?」
「…そうかな…? そうだといいけど…、なんか様子が…
目的があって、急いで出かけてるって感じだ。」
「ふーん。そういわれてみれば…」

「昨日、確か誰かがぶんさん尋ねて来てたよなぁ」
「あの大きな人?」
「ああ…。ぶんさん一人で出かけるなんて…。何もなけりゃ良いが…」
「いいじゃない。何かあった方が面白くて。」
「かしげ!?」
「だってこの頃退屈だったんだもん。義兄さんとぶんちゃんに
何かあるなんて、ここじゃ大スクープだよ。義兄さん機嫌悪くなるからみんな大変だ♪」
「お前、嬉しそうにそんなこと言うな。」

かしげとトウコがそんな会話を交わしている間にも、
ぶんは屋敷の門から外へと姿を消していった。

轟邸に、土曜日の朝日が昇ろうとしていた。



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今日はレスだけに~ No: 4579 [返信][削除]

投稿者:♪HT♪ 02/04/15 Mon 00:12:36
AKKO様:客席のぶんちゃん&まひるちゃん・・・羨ましすぎです!ねったんの
出会いはあなた様の他に誰が続きを書いてくれるのでしょう?

いちご様:ワニさん!(爆)白い恋人(ふにゃ~)ノルさんの毒牙(ドキ)
ちなみに私も3-Bでした。四天王とクラス同じだったら勉強なんて手につかぬ。
あ、ここは男子校でしたね。トドさん・・・哀愁漂うわ~。

0番様:お!意外な展開。さすが!でもまとぶ~ん!は・や・く~。

オレンジ様:来てくれたのね♪チュ。「旅行中」・・・辛いものがあるわ。あの、
取り越し苦労かもしれないけど、私とかぶらないようにってコース変更してない
よね?オレンジはそのまま食べるのが一番おいしいので思う存分、美しく切なく
進んで行ってくださいまし・・・私はちょっと躊躇する問題が勃発。

keiko様:菜の花って素朴で可愛いよね。そして強くて。
マザー牧場の菜の花畑、綺麗だったな~

らん様:ゆうかちゃんの手紙、可愛い。ところでハートマークってもしかして
作ったの?コピーして保存させてもらいたい!いい?

管理人様:お久しぶりです。怒涛の毎日だったのですね。ぶんちゃんをエンドレス
で?この板ができてから?わ~い!自己満足の投稿しつつ、皆様の作品で楽しませ
てもらい、その上ご贔屓を良いと思ってくれる人が増えてくれたらもう、
生きてて良かった!!ってカンジです。ハイ。

はつこ様:こんなに可愛いケンカなら、ワタル君、前よりもっと好きになって
しまうよねぇ。いいな。ラブラブ。

ショーコ様:そ、壮くん!事件?ああん。壮くん何時になったら幸せになれるの
でしょうか?堕天使コムはワタルの魅力に気付いてしまったのか?



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風邪気味レス(^^; No: 4578 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/15 Mon 00:12:31
>みどり様。20話!!なんだか、その数字に感動してしまいました(^^)
がんばれーーートドさん!、ぶんちゃーーん!

>HT様。せっかく決心したのに(涙)ノルさん....どこかへ行ってしまうのでしょうか?

>keiko様。オサちゃん、よくなって良かったですね。今度は菜の花を見に?芸術家の生活だわ~~ウラヤマシイ(^^)

>ひかり様。≫もしや あなたさまは 黒木瞳さま?←うれし泣き(^^)
≫コムちゃんには心動かされっぱなしで←今回は、多分、あまり(^^;
それから、風共では、いつも私は理不尽にも、「コラーー、ワタル、浮気すんな!!」と叫んでおります(笑)

>元子様。りかさんからスタートして、次第に八犬士がそろって行くのでしょうか?大長編の予感が(^^)

>ぽん様。風共風味のワタ・コム・トド楽しかった~~。明日と明後日で、雪の風共も終わりますね(寂)私、コムアシュレ見てみたいなぁ。似合うと思いますよね(^^)

>華子様。やっぱり?当たったのね(^^)通じ合ってて(これって意味深?)うれしいですわ。次回作が楽しみ(^^)

>Akko様。ねったんのお話、ほのぼのとした気持ちで読ませていただきました。ところで、
≫夏の太陽が顔を出す頃、ねったんの前にある出会いがあることを、コムも誰も知らない・・。
って、Akko様意外に誰が分かるのでしょう(笑)続きお待ちしてますわ。

>0番様。だって、私、0番様のかよこちゃんの純粋ファンなんですもの(ポッ)
無事に帰さなかったら、鍋釜(まな板も)、投げちゃいますよ(笑)
私の方は、少し脇にそれて、0番様の結果待ちをしたいと思ってます。邪魔だって、0番様のファンにしかられそうです(泣)

>836番様。壊れかたが、なかなかいい具合(^^)、ハバナナイスホリデー、とっても面白いです。タニちゃんは酔っ払うとアブナかったんでしたねぇ、そう言えば。

>いちご様。無邪気なぶんちゃん可愛いですし、ワタル君がねーー、この感じ好きです。単純でまっすぐで屈託のない...あーー、いい奴だぁ。

>オレンジ様。ウチのワタル君誉めてくださってありがとう。
そちらのノルさんも素敵です(^^)やっぱりお互い『愛』でございましょうか?ああ、今度は雨...ロマンティックなシチュエーションですねぇ(^^)

>らん様。二人のお手紙のやり取り、新鮮です。もう、ミズ君どんどんいい男になっていきますね。ステキ!

>管理人様。歯を抜くのって、とっても大変なことですよね。どうぞお大事に。コムスカはお嫌いなの?(涙) 私もアサコスカ観たいんですけど、チケットーーー(泣)

>はつこ様。ああーー、ケンカもいい感じですね。コムちゃんの怒りかたが、コムちゃんらしくて。優しくて(^^)



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再び出会う時(6) No: 4577 [返信][削除]

投稿者:くーろ 02/04/15 Mon 00:12:25
皆様の御優しいお言葉に、ひたすらじ~~~~んと感謝感激雨霰。
えっとですね、じらしてるんじゃなくて何にも考えてないから進まないんです。
ただ、彼等の動きを追っかけてるだけなもんで……すんません。
ことを仕掛けるなんて、高度な技術はござらんし……
明日は明日の風が吹く。って吹いてる風に気がついてなかったらどうしよう……
遅れをとってるのは重々承知の息ゼイゼイ……
自分の心の中に有る締め切りに間に合えば来れ幸い……
何で皆様はつらつらと指先から素晴らしき文章がほとばしるのでしょうか……
メモをとってあれとこれッと思っても結局書いてるうちにあっちへ脱線こっちへ
脱線。本末転倒も甚だしく、日々是反省でする。

本日若槻御夫妻ご観劇。バトラー様ってば、なげキッスまで飛ばして超ラブラブ
モード。ん~~~~楽しかった。(^^)

***

朝からっと言うよりは、もう昨夜よりパラッツィオの中はてんやわんやで、準備
がされている。
服、ヘアースタイル、メイク、バックなどの小物はもちろんアクセサリーとファ
ッション全体を網羅してコラボレイトされるこのコレクションは、参加したデザ
イナーが何を担当したかは伏せられている。
それだけに、いつものデザインではない別の新しい何かを求められている。
ある意味挑戦で楽しいが、失敗を恐れる気持ちも有る……
自分のチェックは終わったし、後は本番で舞台に上がるのは作品だし一段落着い
たトドは、パラッツィオの緊張から抜け出したくて、ドウオーモへ……
祈ると言うには、ごちゃごちゃしている気がする……っと思いながら、教会の中
を彷徨う。

考えたくて、人込みの中の一つの窪みに身を置いて、力を抜いたとたん見てしま
った…二人を………俺はどうしてこう運がないんだろうか……
ブンは来たくないのだろう……今夜の……約束……覚えていないなら尚更だ……
嫌々と首を振って拒否をしているのを、ノルがなだめすかしているようだ……
何も説得をここでしなくても……

Dio(神よ)!我いかに背徳の身であろうともこの罰は……辛過ぎます……。
もう少し優しい罰を……
頭を垂れしばらく身を縮こませ、二人が立ち去るのを待った……
自分らしくない。そう、これが日本ならこんなことはしない。
だが、だからこそ、誰も知ることのないイタリアへ来たのだ。
1人の人間に戻る為に………

よほど酷い顔をしていたのだろうか、隣にいた老婆が俺に声を掛けている…
「あなたの心の中に神はいる。そんなに悲しそうな顔をしないで、心の中をしっ
 かりのぞいてごらんなさい。」っと
「グラーツィエ」
そう答えて、パラッツィオに戻った。
まだ……答えは出ない……

***

俺達は、トドさんが用意してくれた、タキシードに身を包み、パラッツィオへ
向かった。
実は互いのタキシード姿を見て盛り上がっちゃったんだが、トドさんの約束に
おくれそうなので、後でってことにした……

コムに4月の組創立記念の一大イベント「風と共に走る」の大まかな企画を話
しながら、トドさんの控え室へ行く……
部屋をノックすると、チー坊が飛び出して来た。
「あっ、ワタルさんでしたか……」
「どうした?」
「あっ、あの……トドさんが、いなくて……」
チー坊がおろおろとしているのは珍しい、そんなに突発的なことか。
「何時からいないんだ?!」
「そろそろ2時間……ぐらいかと……スミマセン、スタッフと打ち合わせをし
 ていて…戻ったらいらっしゃらなかったデス……」
「誰もついていなかったのか?」
「ハイ、ノルさん達の方へ、ついてましたので……」
「トドさんは、俺達に4時に来るようにと言っていたが……」
「ワタルさん留守番してて下さいマスカ?」
「ああ、俺達が動こうにも言葉があれだし、頼むよ」
「ハイ、お願いします」
チー坊が飛び出そうとした時、扉がいきなり開いた。
「トドさん!!!」
チー坊が膝から崩れ落ちる。
「ああ、チー坊悪かったな、ちょっとドゥオーモへ行って来た」
「お前達も御苦労、隣へ案内しよう。」
隣の部屋には、変わりエンビと、ドレスが数着づつボディに着せられて置いてあった。
白のレースが段々になっているドレスを来たコムは食べちまいたいぐらい綺麗だ!
イタリア人のデザイナーがあれこれ体を触っているのが気に入らないが、その間に
ドレスが体に合って来て、更に綺麗になる。
「きれいだぁ~~~」溜息と共に声が出た。
「僕ドレスばっかり……」っとちょっと拗ねている。
「だからいいんじゃないか!」
「お前もみとれてないで、とっとと着ろよ、時間までに終わらないぞ」
っとトドさんにどやされて、ブルーのから試着した……

***

ふふ~完璧どっかからぱくってぱくって、こわれてま~っす。



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恋歌・4 No: 4576 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/15 Mon 00:05:29
開いている窓から、潮の香りを連れて春風が入って来た。
遠くに、春の海が、うっとりと広がっている。

壮が枕を背に当てて、ベッドに起き上がって、外を見つめている。
あの日以来、こんな日が多くなった。

本来なら、もっと早く、回復してもいいはずなのに、
病状が一進一退している。

何が原因なのか、医者達は首をひねるが、しぃにははっきり分かっていた。
頭で納得はしていても、正直な体が抗議しているに違いないのだ。

コムさんに来てもらえれば....

だからといって、組にそれを言ってやるわけにはいかない。
壮が承知するわけもない。

俺、何の役にも立たなくて。

しぃが唇をかむ。
だけど、せめて明るい顔だけは見せていたい。

病室の前で深呼吸して、しぃが、ドアを開ける。

「壮!、起きていていいのか?」
「ああ、今日はだいぶ楽だから。」

「体が冷えるぞ。」
しぃがそう言って、壮の肩にガウンを着せ掛ける。

「ああ....」
「少しは、元気になろう、って思え。」

「思ってるよ。」
壮が綺麗な笑顔を見せた。

しぃの胸が、切なくしめつけられる。

お前、そんな顔で笑うな....

「あっ、そうだ。女将さんから」

美しく咲き誇る白藤の切り枝を抱えて見せる。

「いい匂いだな....ひかるみたいだ。」
「壮...」

しぃが言葉につまる。

白藤の花の甘く柔らかい香りと色が、どこか、ひかるの幼い笑顔を思い出させる。

涙が出て来そうになるのを、押さえて、しぃがわざとふざける。

「へーー、ひかるは、そんな匂いか。やーらしいな壮。」
「ばかやろう」
壮の蒼白な顔にほんのりと朱がさす。

お前が忘れられないでいるなら、
俺はいつまでだって、思い出につきやってやるよ。

「昨日、組の方から、電話があった。」
「組から?こっちに居る方?」

「いや、本部からだ。病院変えてみたらどうかって。」
「どうして?」

「お前の様態を心配してる。もう治ってもいい頃なのにって。」
「そうだな.....」

「無理はさせたくないけど、早く戻って欲しいって。」
「誰から....?」

「ワタルさん」
「そうか.....」

ワタルが、こうして時々問い合わせて来てくれるのを、ありがたいと思う。
その度に、早く帰ってこい、と言ってくれる。

帰りたいという思いと、帰れないという思いが交叉する。

帰れば、コムに逢える。
逢えば、そこにもういないひかるを思い出すだろう。
寂しさが増すだけだから。

でも、逢いたいと思う。
あの暖かい、美しい笑顔にもう一度逢いたい。
逢って、『壮君』と呼ばれたら、完全にひかるを忘れられるかもしれない。
本当は、『壮...』と呼ぶひかるの声を聞きたい.....

「俺、未練がましい奴だよな。」
壮がぽつんと呟く。

「お前が未練がましいなら、他の奴は、皆ストーカーだ。」

しぃはそう言うと、花瓶に花を生けるために、出て行った。
すれ違いに、大きな真紅の薔薇の花束を抱えた見知らぬ少年が、病室に入って行こうとする。

しぃが、気になって振り向く。
キャップを目深にかぶり、大きなエプロンをしている。

花屋か...

真紅の薔薇を、壮に送った人に思いを巡らせて、しぃは病室を後にした。
後悔することになるとも知らずに。



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堕天使物語・12 No: 4575 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/15 Mon 00:03:13
「もう、諦めろよ。惚れてるくせに。」
そう言って、ワタルが、コムの素肌のあちこちにキスをする。

「だから、なんでそうなるんだ!」
コムが2・3の抵抗を試みながら言う。

「じゃぁ、聴くけど、なんで、あの時俺を助けた?」
「助けたわけじゃない!」

「どうみたって、助けたんでしょ、あれは」
「...お前が...苦しそうだったから...」
コムが口篭もる。

「ホラ、見ろ。お前、仮にも堕天使だぜ。
人の苦しむの見るの楽しいんだろうが、普通は。」

コムの可愛い顔を両手に挟んでキスをする。

「そっかぁ...ほんとに、なんでだろう?」
「だから、俺に惚れてるんだって」

「な、納得出来ない!」
コムが、もう一度ジタバタと抵抗し、

「今、納得させてやるよ」
ワタルの声が、影を帯びる。

ワタルの声の調子に、コムが一瞬手を止める。
ワタルの真剣な目がコムを捕らえ、
コムは、急にワタルがとても男らしいことに気付く。

あれ?素敵かも....

ワタルが、うっとりとくちづけを受けるコムの変化に驚く。

「お前、どうしたの?変じゃねぇ?」
「どうして?」
聞き返すコムの声が甘い。

「やけに素直だ....」
「うーーーん、早くぅ」

「あん?」
「ねぇってばぁ」
コムの目の色が変わって、妙に淫らだ。

ワタルが、まじまじとコムを見つめる。

「あのさぁ。酒の中にも、なんか入れたか?」
「うん。普通そうでしょ。媚薬とかって。ねぇ、それよりも...」
コムが、ワタルの手を自分の微妙なところへ、誘う。

「ふーー。まったくなぁ、お前は....」
「なあに?」
可愛く首をかしげるコム。

「さっき、キスした時、少しだけ、酒を口移しにしたよな?俺。」
「うん。おいしかった...」
コムが、ペロっと舌をだして、唇を舐める。

「じゃぁ、ダメダ。やーめた。」
「えっ?なに?何がだめなの?やめちゃヤダ。」

「正気じゃない奴、抱いたって、面白くねぇ。」
「お前、逃げるの!?」

「逃げねぇよ。しっかり目が覚めるまで、待っててやるから。」
「ヤダ!ヤダ!ヤダ!」
コムが、今度は焦れて、手足をジタバタさせる。

コムが、ワタルの首に腕を巻きつけて、無理矢理キスをしようとした時、
突然、ドアが開いて、誰かがパタパタと飛んで入って来た。



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涙の天使 No: 4573 [返信][削除]

投稿者:はつこ 02/04/14 Sun 23:27:54

コムが中庭を歩いている。
その10歩ほど後ろをワタルが歩く。
コムが止まるとワタルも止まり
コムが歩きだすとワタルも歩きだす。
二人の距離は縮まらないし、離れない。
前を歩くコムは俯いたまま一度も振り向かない

これがかよことまとぶんなら、もう少し距離が開いていても
いつもの散歩風景なので見慣れているが
ワタルとコムだから見ている者は手に汗を握る。
レオンだってくららだって、コムタンも(?)
肉球に汗を握る(そうよね?836番様!)

「お前ら、犬も食わねえ喧嘩は、
 見て見ぬ振りしてやんのが男ってもんだ!」
リカが食事をしながらも低く一喝して、
食堂の窓に張り付いていた連中が
コソコソと元の席に戻って食事を続ける。


ついさっき、事件(?)は食堂で起きた。
ボスの部屋から食器を下げてきたゆうかがワタルの横を通った。
その瞬間にワタルが手を伸ばしてゆうかの身体に触れ、
ゆうかが驚いて食器を落としてしまった。
それを始めから厨房で見ていたコムが
厨房から飛び出すなりワタルにピンタをお見舞いして
そのまま走り出ていってしまった。
ワタルがそのコムを追いかけていったのだ。


黙って後ろを付いて歩きながら
コムの気が静まるのを待っていたワタルが
少しだけ距離を縮めておそるおそる声を掛けた。
「あの、コム??」
「 ……… 」
「…聞こえてる…よな?」
「 ……… 」
「…あの、ちょっといたずらしてみただけって言うか…」
「 ……… 」
「決して深い意味はないわけで…」

さらに近づいたワタルが後ろから抱きしめようとする。
いつもなら、ひどい喧嘩のあとでも
抱き寄せるとワタルの胸に添ってくるコムが、
身体を固くして引き寄せようとするワタルの腕を振り切った。

「意味があってもなくてもそんなの関係ない!」
コムが目に涙をいっぱいに溜めて振り向く。

「ワタルさんはどうしてそう弱い者いじめするの!!
 自分より弱くて逆らえない者に手を出して楽しいの?!!」
「自分より弱いって、言われても…
 ここで俺より強いのって、ボスとブンとお前くらいで…」
「!僕が何!!」
「…イヤ、何でも…」

「とにかく、ゆうかちゃんはワタルさんに何されてもダメって言えないんだし
 水さんも大事なゆうかちゃんに手を出されても黙ってるしかないんだし
 そういう人に手は出さないで!!」

「コム…落ち着いて…」もうワタルはオロオロするばかり…
「僕だって…
 ワタルさんのこと全然満足させてあげてないみたいで恥ずかしいじゃない!」
コムが涙をポロポロと流しながらも目を見開いて訴える。

「…コム…」
「そんなに僕一人じゃ、満足できないの?
 もう、僕のコトいらないの??」
「…コム…俺が悪いんだよ…ただ、俺が悪いだけなんだ…」
ワタルが腕を突っぱねるコムを抱きしめて
泣いているコムに胸を叩かれるままにしている。
「…ウッ…ヒィック…グスッ…」

「コム…愛してるから…お前だけだから…」
「…信じ…られないもん…ヒィック…」
「…じゃあ、お前はもう俺をいらないのか?もう、愛してないのか??」
「…愛…し…てる…から…哀しくって…悔しくって…寂しいんだもん…」
コムの声が段々小さくなってきて、胸を叩く力が段々弱くなってくる。
突っぱねていたコムの腕の力がすっかり抜けてワタルの胸により添ってくる。

「ゴメンな、コム…」
そういった後、ワタルはしばらく黙っている。
コムを抱きしめて、背中をなで、髪に何度も口づける。
コムが黙ったまま、上を向いてワタルの唇に触れる。
「嘘つきの唇…でも、僕の喜ぶコトをしてくれて…言ってくれる唇…」

コムが背伸びしてワタルの唇に軽くかみつく。
「次になんかしたら、噛み切っちゃうんだから…」
涙でグチャグチャの顔でコムが微笑む。
コムがワタルの首に腕を巻き付けてきた。
ワタルは壊れ物のように優しくコムを抱き上げて館に入っていく。


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とりあえず、書いてみました~~
この効力は、何日間続くのでしょうね?
うちのワタルちゃんは他の方の書くワタルちゃんよりも記憶力ないようなので…



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月組新公とか抜歯とか・・・ No: 4572 [返信][削除]

投稿者:管理人 02/04/14 Sun 22:45:54
ムラでチャーちゃんを見送った後 9日は新人公演でしたねー
本当疲れ果てました・・・。
で10日は飲み会・・・。あー・・・。
6日から10日までから怒涛のようでした。
さて 2001年主題歌集買いました。その中の5枚はシングルで買ってたので5枚分の
得って感じで
まー ぶんちゃんのRoseGardenエンドレスです(笑)
いつからこんなにはまったの?<(この板ができてからに違いない)
月新公の出待ちでのさららん♪ いいものを見せていただいた 最高です この方!

そしてカウンターもいつのまにやら13万・・・
おそろしやー
金曜に親しらずの抜歯・・・ 下の歯だから痛いよ とか 物食べれないとか
言われましたが 私の場合 平気みたいで かなり準備していたのになー
でも顔は腫れてます・・・
左の歯の時はかなり痛そう・・・ あと親知らずは2本だー

読みごたえありましたー
でも どれが本筋で どれがパラレルなんだか わけわからなくなってました。
しかし かしげ様はいつになったら普通になるのかなー??
でもわたるとかよこ や 誰かとかしちゃん とうこと誰か
誰かととうこ など違うカップリングで見てみたいこの頃・・・
自分で書けや って感じですね 苦笑
皆さんコムスカ見てるようですねー
私は見れたのですがチケを手放しましたね。
でも麻子スカはみるぞー! 楽しみ♪
麻子様はスカ終わったら速攻で髪切ってそうです。コムちゃんもか・・・。
ガイズは私の観劇はきっともうおしまいです。



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ラブレター No: 4571 [返信][削除]

投稿者:らん 02/04/14 Sun 22:44:44
夜になっても、今日もミズくんは帰ってきません。

(今ごろ、訓練なんだろうな・・・)

ゆうかちゃんは昼間の図書室での光景を思い浮かべます。

(うん、淋しくない、大丈夫。
そうだ、こないだオサさんに教えてもらった事しよ・・・)
<keiko様お借りします

と、ゆうかちゃんはクローゼットの中から
ミズくんのシャツをだしてきて着替えました。

(うわっ、本当だ。ミズさんの腕の中に包まれているみたい。
今夜はこれで寝よう。その前に・・・っと)


ミズくんは深夜(ていうか明け方)戻って来た。
部屋に入るなりまっすぐ、ベッドに直行。
ベッドの脇に座って、ぐっすり眠っているゆうかちゃんに優しくキス。

(ただいま、ジュリエット・・・
こいつオレのシャツ着てる、可愛い奴(にっこり)
ん?なんだ?)

と、ミズくんがベッドサイドの机に置いてある紙をみつけました。


『愛しのロミオ様へ
今日も、訓練お疲れ様。
僕ね、今日で、ぶんさんのお手伝いが終ったんだ。
だから明日からまた厨房とレオンの散歩の仕事に戻るの。
どこかで僕を見つけたら絶対声かけてね♪
だって、ミズさん僕に会えなくって淋しいでしょ?
                 ゆうか?』

ミズくん手紙を読みながら静かに笑いながらぼそっと
「お前は淋しくないのかよ、バカ・・・」

次の日、ゆうかちゃんが目を覚ますとミズくんの姿はもうありませんでした。
ベッドサイドの机をみると紙がおいてあります。

(なんだ、ミズさん気が付かなかったのかな)

と、ゆうかちゃんが紙を手にとると・・・・


『天邪鬼なジュリエットへ
ぶんさんの仕事、無事に終ってよかったな。
誉めてやりたいけどオレは忙しい。
だから、淋しくなんかないんだよ!
じゃあな、仕事頑張れよ。
                ミズ』

(もう~~~ミズさんったら、素直じゃないんだから・・・)



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レスで~す♪ No: 4570 [返信][削除]

投稿者:らん 02/04/14 Sun 22:39:05
>いちご様
マミちゃん、ワニさんって・・・・(^^ゞ
高校時代のぶんちゃん可愛いです♪
>あお様
やっと、薬が出来たのですね~
リカちゃんお疲れ様ですね(*^ ^*)
>華子様
ここで、おしまいなんて・・・いや~ん(^^ゞ
また、次の作品でラブラブなわたコム書いてくださいね
>keiko様
アサコちゃんの膝枕で眠るオサちゃん可愛いですね
オサちゃんの風邪治ってよかった♪
>0番様
かよこちゃんを助けにくるのはわたる君かな・・・
和央組もなんだか立派に(笑)敵組となりましたね~
ミズくんの双子の弟もいた筈なんだけど(爆)
>ぽん様
マグノリアの君、楽しいです
私も風共観たかった・・・
ビデオでないのかなぁ~
>ショーコ様
コムちゃん、無事に到着したんですね
堕天使なコムちゃんも可愛いっ!
>みどり様
20話でも30話でもどんどん続けてください(にっこり)
>雪だるま様
ロム専はダメですよ~
書いて下さいねっ
>HT様
ぶんちゃんはノルさんを選んでしまったのですね~
>元子様
宙組公演で、ミズゆうかを観てくださったんですね♪
今回は全ツとバウと離れ離れの二人でどっちも行かなくっちゃと
頑張る私です(笑)
>Akko様
ねったんにも本当に幸せが来るといいですね~



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堕天使物語・11 No: 4569 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/14 Sun 22:31:15

昨夜UPしました物を削除して訂正いたしました。
「両性具有」を「両性有具」と書いてしまいましたので(恥)
いちご様ありがとう。長年の記憶違いを直すことが出来ました。お礼の(チュッ)
いらない、なんて言わないで(笑)
それにしても、有具→ゆうぐ→遊具、には違いないんですけど。キャッ、なんてことを!私ったら(ポッ)
続きとレスは後程、改めまして(冷や汗)


*************************************

「お前....女?」

ワタルの大きな手のひらにすっぽりと包み込まれて、まだ手のひらが余るほどに小さな
ふくらみが、そこにはあった。

「わっ!手、手をどけろ!」

コムが真っ赤になって叫ぶ。

「お前、女か!?」

「ち、違う!!」

「だって、これって、もしかして...」

「そうだよ。ドスケベのお前が考えてる通りだ。」

「そうだよなぁ。わっ!かーわいい。」

「ばかあー!、やめろーーー!!」

ワタルが手の動きを再開したので、パニックになったコムが、手足をやたらに動かして
抵抗する。

「だけど...なんで?」
「堕天使は、両性具有。」
「えっ?!!、それって、もしかして、一粒で三度おいしい?」

「三、三度って...?」
「ここが女だろう?」
ワタルが胸に手をやる。
「ここは...男だろう?」
ワタルがコムの下半身に手をやる。
「それから...?」
ワタルの手がコムの下半身を探しまわる。

「こ、この、ドスケベ!!んなもんあるか!!!」
コムが身をよじる。

「なんでだ?」
「だ、だって、種を増やす必要はないんだから。」
「あっ、そうかぁ。」
ワタルが妙にがっかりした声を出す。

「お前、女が良かったわけ?」
コムがワタルの顔を覗き込む。

「いや。お前なら、どっちでもかまわないさ。」
「だって、すごくがっかりしてない?」
「ああ、ただ両方あったら、どんなかな?なーんちゃって。」

「どっちにしても、ドスケベだな。お前。」
「おおせの通りにございます。堕天使様。」

ワタルの唇が、少し大人しくなったコムの唇を覆い、唇を割って、柔らかく舌を絡ませる。
胸をさまよっていた手が、次第に熱を帯びはじめた小さなふくらみを愛撫しはじめる。

「あっ....」
コムが小さく声を上げ、ワタルを押し返そうと、無駄な抵抗を試みる。

「ヤ...ヤメ..ロ..」
「やめたくはありません。堕天使様」

ワタルが耳元でささやく。

「ず、ずるいぞ、お前...」
「何が?でございますか?」

「そんな、丁寧な言葉使ったって...」
ワタルの手の行方が刺激的だったので、次の言葉が出なくなる。

「うん?」
「手...手、どけろ...ちっとも丁寧じゃない...」

そう言えば、ワタルの手は言葉とは裏腹に、乱暴に服を脱がせ始めていて。

ベッドが見つからなかったので、暖炉の前のフカフカとした、毛皮の敷物に
コムを横たえる。
もちろん、大人しく横たえられたわけではないけれど。


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熱を出すオサちゃん(最終回) No: 4568 [返信][削除]

投稿者:keiko 02/04/14 Sun 22:29:44
アサコの膝枕でぐっすり眠っているオサちゃん。
『ほんとこいつの寝顔かわいいよな~』
眠っているオサちゃんの寝顔を見ながらアサコは
頭をそっとなでているとオサちゃんが目を覚ましたので
「目が覚めたか?」
「うん」
「熱さがったみたいだな」
アサコの言葉にニッコリするオサちゃん。
「アサコ、僕の頭なでていたでしょ?」
「ああ・・・イヤだったか?」
「ううん。そんなことないよ。
 頭なでてもらうの気持ちいいね。
 お願い。もうちょっと頭なでて」
「いいよ」
再びオサちゃんの頭を優しくなでるアサコ。
「アサコ、今何時?外暗くなってきたね」
「今?6時だ」
「もうそんな時間なんだ」
「もう少ししたら夕飯食べに行くか?」
「うん。一緒に行く。僕着替えるね」
オサちゃんは起き上がると着替え始めます。
「アサコ、着替えたからご飯食べに行こうよ」
「そうだな。行こうか」
2人は食堂へ向かいます。

食堂に入るとゆうかちゃんが嬉しそうに
2人のそばにやってきて
「アサコさん・オサさんこんばんは。
 オサさんもう大丈夫なんですか?」
「こんばんは、ゆうかちゃん。もう大丈夫だよ」
「良かった~。じゃ、菜の花見に行けますね」
「ゆうか。朝、食事持ってきてくれてありがとう
 助かったよ」
そういうとクシャクシャっとゆうかちゃんの
頭をなでます。
「いいえ。今日はゆっくりできましたか?」
「ああ、ゆっくりできたよ」
「そうですか、良かったですね。
 じゃ、僕食事持ってきますから」
そういうと厨房に夕飯を取りに行きます。
しばらくして
「お待たせしました。熱いので気をつけてくださいね」
そう言うと厨房に戻って行きました。
今日の夕飯はオニオンがたっぷり入ったグラタンスープと
海老とマッシュルームがたくさん入っているオムライス
そしてオレンジ(様)ムース。
2人は仲良く食べ始めます。



「ふぅ~。おいしかった。ごちそうさま」
オサちゃん全部ご飯を食べ紅茶を飲み始めます。
「もう完全に治ったみたいだな」
アサコもオサちゃんが元気になったので
嬉しそうです。
「うん。もう元気になったよ。
 アサコの仕事落ち着いたら菜の花見に行こうね」
「ああ・・・そうしよう。
 今年はもう蓮華も藤の花も咲いているぞ」
「そうなの?見たい!連れて行ってね」
「いいよ。でもはしゃぐなよ。また熱出ると
 困るだろ?」
「うん、そうだね」
「さっ、そろそろ部屋に戻ろう」
「うん♪」
2人は仲良く部屋に戻りました。

***************************
オサちゃん元気にしました。
終わり方なんだか中途半端になってしまいました・・・・
これ以上まとめられませんでした。
ゴメンナサイ・・・・・
2人は菜の花見に行かせます。



--------------------------------------------------------------------------------
レスです。 No: 4567 [返信][削除]

投稿者:keiko 02/04/14 Sun 22:20:19
>0番様
 レオンはまとぶんと一緒に戻ってしまったのですね・・・・
 まとぶんは大丈夫なのでしょうか?
 かよこちゃんの記憶が1部飛んでしまったのですか?
 え~ん。早く誰か助けに来て~

>HT様
 レスありがとうございます。
 ジャムはやはりいちごですよね。
 オサちゃんもう元気になります。
 
>華子様
 レスありがとうございます。
 私ものんびりしたい今日この頃です。
 
>Akko様
 お久しぶりです。
 ねったん疲れがたまってしまったんですね。
 コムちゃん手作りのおかゆ食べられて良かったですね。
 早く良くなって欲しいです。
 あの・・・・続き書いてください
 お願いします。

>836番様
 レスありがとうございます。
 タニ茶だったのですね。
 とてもビックリしました~。
 タニちゃんドルセデレーチェたくさん飲んで
 酔っ払って大暴れ。
 お店無事に出られて良かったですね。

>いちご様
 レスありがとうございます。
 紅茶にジャム入れて飲んでみてください。
 ブンちゃんノルさんに会いに教室に行ったんですね。
 マミちゃんのこと「ワニさん」って言っちゃう
 ブンちゃんたら~。
 ノルさんしか目に入っていないのですね。
 トドさんさみしそう・・・・

>オレンジ様
 ブンちゃんケガしていなくて良かったです。
 お花畑私も見たいです。
 雨でずぶぬれな2人・・・・・
 風邪ひかないようにしてほしいです。



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すれ違いの方々へ No: 4566 [返信][削除]

投稿者:836番 02/04/14 Sun 22:20:06
いちごさま。つ、次ぎこそは、シ、シリアスにっ‥‥っ!(拳を握る)
3-Bになんとなく異常反応のわたくし。マミちゃん登場うれし。

オレンジさま。夜の逢瀬楽しゅうございました。
──って、わたくしぼそっと一言申し上げてそのまま寝てしまったような‥‥

0番さま。そこんとこ、書いて戴かないとーー!!
あの話しは確かに書いたら最後わたしはどーなるのか分りませんが
──と、いっても、スケジュールを考えてみたらいつ書けるものやら。
ガイズ中は壊れてて無理な上に、りかさんのイベントが5月中旬。
そこでどうせわたくし消えますし、そーすっと次は全国ツアー‥‥。
壊れてないちゃんとしてる時に書きたいと思うと‥‥なかなか‥‥。(呆)
でも、他にネタがなくなったら書くと思うので、その話は作っといてくださいよー。お願い。



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ハバナナイスホリデー♪(5) No: 4565 [返信][削除]

投稿者:836番 02/04/14 Sun 21:40:09
歩いているだけでいろんな男や女に声をかけられたり、
腰に手を回されたりするので、ドリンクを持ってくるだけで
りかはずいぶん手間を取ってしまった。

両手にドリンクを持って席に戻ると、タニの姿がない。
辺りを見回すと、少し離れたところで踊っている。タニが。

「わ~~ぉっ。じゃ、なくって‥タニ‥おまえ。(なんか飲んだのか‥)」

それに、良く見るとタニはひとりで踊っているのではないようだ。
数人の男女に囲まれて、やんややんやと言われながら踊ってる。

りかは慌ててドリンクをテーブルに置くと人混みをかき分けてタニに向かって走った。
タニのところまで行き着くと、後ろからタニの腕を掴んでぐいっとひっぱって抱き寄せる。
タニは急にひっぱられてバフッと顔をりかの胸にうずめる。
「ん?んぁ~~りかさんーー。おかえんらさ~い~」

タニ、やっぱり‥。酔っぱらっちゃったのかよ、おまえ。

「おまえー、何飲んだんだよ」
「ん~~、このおりさんたちがぁ、くれらぁ、あまくっれおいしい~
ミルクみらいのぉ~~。お酒はいっちゃってらみらい~~」
(みたい~~じゃ、ねーよっ。ばかやろー)

りかはまわりの男たち(女もいる)の方に向き直って鋭い目線で威嚇した。
しかし、みんなはにこにこしているばかりだ。

「いったいこいつに何飲ませたんだよっ」
老若男女がばらばらと同じことを言う。

"Dolche de Leche!!"
   "Dolche de Leche!!!"

「‥‥ドルセ・デ・レーチェ‥(ああ、あの口当たりのいい‥。なるほど)」

りかの一番近くにいた男が
"No problema, amigo!"と楽しそうに言う。
「‥‥問題大ありだよ」

「りかさ~~ん~」
タニが両手をりかの首にまわしてもたれかかってくる。
客と一緒に店のダンサーも混じって
"Salsa!" "Salsa!!" と言っている。
どうも、いまサルサ教えてたから、つづきをやろう、と言ってるらしい。
ダンサーの男がタニの腕をりかからほどいて自分の方に引き寄せようとする。
「待てよ。こいつに触んなっ」
りかはタニの身体を引き戻そうとして男の腕を払う。
男は勢いでりかの胸ぐらを掴みかける。
「あああーっ、おりいさん。りかさんりらりするんらよーーっ」
タニがその腕に噛み付く。

うわっと男が思わず大きな声をあげると、
それを聞いた店のダンサーがどっと集まってきてしまった。
皆が一緒になって腕に噛み付いてぶらさがっているタニを引き剥そうとする。りかがダン
サーたちを払いのけてタニをかばう。あっ!ダンサーAのアッパーがりかの顎に! さっと
身をかわしてりかの拳がダンサーAのみぞおちに!! ああっ!さっきの男がタニと地面に
倒れ込むと、ずっとタニに注目していた店の客が我も我もとタニに覆いかぶさる!! 何や
ってんだ、てめえらっ!とりかがまたひとりずつタニの上から引き剥がそうとする~っ!!
そのりかを後ろからダンサーBが抱え込む~!! しか~しっ!! りか、肘で後ろにツキ
を入れる! おおっ! よろめいたダンサーBが後ろに集まってきた他のダンサーCDEF
の上に倒れこんでド・ミ・ノ・倒しぃぃーーっ! おっと、りかがまだタニに覆いかぶさっ
ている客たちを剥ぎ取り、タニの腕をつかんで引き起こそうとする。ああーっ、すると
さっきの男がタニの腰に食らいつくーーーっ! 馬鹿やろう放しやがれ!とりかが蹴りを入
れるぅ!! よーーしっ!! 見事な回し蹴りだーーっ!! 男、腹を抑えて前のめりに倒
れる!! タニ、訳も分らず喜びまくって笑っている!! ああ、だが足下はふらふらだぁ
ーーっ! タニ、このばかやろう来いっとりか、タニの腕を引く。おっと-逃すもんかーー
っと、ステージの奥からもダンサーが出てくるぅ!! タニ落ちの客も、りか落ちの客もど
さくさに紛れて二人を抱きとめようと飛びかかってくる! ああっ、右からおやじたちが飛
びついてくる!! タニ、蹴れーーっ!!はいーーーっ!!! どかーーーーっ!!!!! 
よしぃぃっ!! おお、左からおばさまたちが飛びついてくる!! タニ、殺しの目線で追
い払えーーーっ!!! はいーーーっ!!!! ああ、効かないようっりかさんっ! 
タニ、馬鹿っ、こーやるんだっ!!! バシーーーーッ!!!! ぎゃーーーーーーっ!!!!! 
この隙に走るぞ、タニーーーーっ!! はいーーーっ!!



走り去る足下に累々と屍体を並べてふたりは一目散にトロピカーナを後にした。


+++++++++++++++++

いちごさま。重ねて伺います。ほんとにこんなんだった?(泪)



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せっかくレスので No: 4564 [返信][削除]

投稿者:0番 02/04/14 Sun 21:36:58
>華子様。
タカコさん・・・ああです、はい(泣)
かよこちゃん、潔いでしょうか。今回は、ちょっと・・・

>Akko様。
あれで続きが書けないと仰られても、ここは他力本願と言うより
自分のまいた種は自分で始末するがいい的な板だと私は思うのですが(笑)

>836番様。
二人とタニちゃんの関係・・・だって、そこらへん作ったら
836番様あの話書いちゃいそうで怖いんですもの(泣)
それでいなくなられちゃいそうなんですもの(怖)
そんなことになったら皆様に恨まれる~~(号泣)

>いちご様。
>>プンプンって・・・オレンジ様と一緒の擬音でお怒りとは
さすがフルーツ姉妹だか軍団だったか(笑)でございます。
それにひきかえ、高校生は、やはりさわやか^^
やっぱりタモさん、なんかいいです~



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ハバナナイスホリデー♪(4) No: 4563 [返信][削除]

投稿者:836番 02/04/14 Sun 21:29:23
>あいあい、いちごさま。いっきまーーす!!

+++++++++++++++++++++


さて、ディナーも終わり、夜行性のハバナはやっと楽しい時間帯だ。22時。

「ハバナは飯より夜のトロピカーナだよな、やっぱり。」
野外キャバレーのトロピカーナに来てりかは上機嫌だ。
「よーしっ、一杯いこうかぁっ」
「え、俺もいいの?」
「んや‥‥‥おまえはミルクセーキでも飲んでろ」
「‥‥え  ミルクセーキ?  (ついに?)」

既に予約してあった中央ステージ近くの席まで入って行こうとしたが、
変に期待に満ちたタニの顔が目の端に入り、りかは足をとめて一瞬考えた。

「おい」
「?」
「‥‥‥秘密兵器、じゃ、ないからな?」
「あ、なんだ‥。りかさんの秘密兵器飲ませてくれるっていうから、俺‥‥(ぽっ)」

だぁぁぁーーーーーっっ タニ!! ここで頬を染めなぁぁぁぁーーーっ!

赤面している(←なぜ?)タニに目を奪われそうになるのを振り切って
りかはすたすたと入って行く。タニもそれに続く。



きらびやかでな衣装のダンサーが2000人収容の大きな野外キャバレーで踊りまくるトロピカーナ。
ダンスも圧巻だが、なにしろ野外のこと、夜空の下のサウンド効果もまた格別だ。
タニはびっくりして食い入るようにステージを見ている。

一生懸命見ているので、タニは自然に口がすこ~し開いてしまっている。
そんなタニの顔がかわいくて、りかは椅子にもたれて
ステージよりもそっちを楽しそうに眺めている。

24時近くになるとショーが終わってディスコタイムに。
「すごー。すごかったねえ、りかさん。豪華ーっ! 俺こんなの初めてー」
りかの方に向き直るタニは興奮して頬を上気させている。

りかは微笑むとタニの顎に手をやって、顔を覗き込む。
「おまえ、そんな一生懸命見てて、大丈夫か。喉乾いてないか」
親指で乾いた唇をなぞる。
「あ‥‥うん‥」
手元のミルクセーキはとっくになくなっていた。
「りかさんの飲んでる、それは何?」
りかはなぜか、ふふっと鼻で笑うと、長い脚をこれ見よがしに組み換えて
「バッカ~ルディ」
と、キメた。(なんでだ ←ほんとだよね)

ああ、りかさん。脚長いなー、かっこいーなー。
タニはうっとりと見とれてしまう。タニを殺すに刃物はいらぬ。
りかがちょっと脚を組み換えりゃいい。

ふたりは気づかないが、
この超長脚の組み換えをうっかり目にした近くのテーブルの客が数名、爆撃を受けたようだった。
ガタガタッと音がして床に崩れるもの続出。男女を問わぬ破壊力。

そんなことは知らぬふたり。
「俺はそれ飲んじゃだめ?」
「これはかなり強いからなぁ。他の頼んでやるよ」
ちょっと待ってな、と言ってりかは立ち上がって、
手近を歩いているウェイターを捕まえようと少し歩いてテーブルを離れた。

りかがタニの元を離れると、
さっきから二人に注目していた周りの席の客がタニによってきた。
数人がスペイン語で何か話しかけてくる。

え?何?なんて言ってるの?りかさーーーん。

タニは言葉が分らなくて困りながらも、
客の内の誰かがにこにこと笑いながらすすめる飲み物を受け取った。
その人も、まわりの人も飲め飲め、と言っているみたいだ。
タニは(悪い人たちではなさそうだし‥‥)と、ストローに口をつけて
一口だけ飲んでみた。

「おいしいっ」

もう一口飲んでみる。
「これ、ミルク、だよね。あとは、何が入ってるんだろ。甘くておいしー」

喉が乾いていたので、タニは残りをちゅーーっと一息に飲んでしまった。



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薔薇の迷路 ―― 日曜日・4 ―― No: 4562 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/14 Sun 21:06:53

「どこか、ぶつけたか?怪我したか!?」
「・・・痛い」
「ど、どこがだ!?」

「胸・・・痛い」
「ここか!?」
ぶんの心臓のあたりに、ノルは手をやる。
「もっと、下・・・」
ノルはぶんの身体に負担をかけないようにしながら、手を下に滑らせた。
「ここか?」

「もっと・・・」
「?」
「もう少し」
「???」
「もー、ちょっと・・・あ、そこそこ!!」

ぶんは、下半身まで降りてきたノルの手をしっかりと握り、
ぎゅうと自分の身体に押し付けた。

「・・・。ぶ、ん・・・」

ノルの怒ったような、呆れたような目と、
ぶんのいたずらっこのような目が合った。

「ぶん、お前・・・」
ノルは、ぐっと握った握りこぶしをぶるぶると震わせた。

「ノルさん、心配したぁーー?」
ぶんは、ノルの首に手を伸ばし、嬉しそうに聞いてくる。

「・・・ったく、寿命が縮んだぞ!!たちの悪い冗談はするなっ」
(これは・・・昨晩のお返しか?)

「へっへー。ごめんなさーい」
ぶんは悪びれず、小さな赤い舌を出した。

「・・・・・」
ノルはがっくりとうなだれた。
心底、呆れていた。

その呆れの半分はむろんぶんに対してなのだが、あとの半分は、
そんな危険な冗談を本気で仕掛けてくる(←良い子の皆さん、真似しないように)ぶんを、
どうしようもなく可愛く、愛しいと思っている自分に対してのものだった。


「うわー、すごい・・・!!」
車を降りたぶんは、足下に広がる美しい光景に感嘆の声をあげた。

途中いろいろと寄り道をしながら、数時間のドライブのすえ、
ノルとぶんは見晴らしの良い小高い山の頂上へたどりついた。

誰もいない、360度近いパノラマが広がる山頂から、下界を見下ろす。

二人の足元から山のすそ野にかけて、
一面に白や黄色やオレンジの色とりどりの野の花が咲き乱れ、
鮮やかな絨毯のような花畑が眼の前に広がっていた。

「ノルさん、これ、野生の花畑なの?」
「ああ、そうらしいな。なかなか良いところだろう?」
「うんっ!!」

近くで見ると、ひとつひとつは小さくて名前も知らない素朴な野の花なのに、
こうして大群で咲いている野生の花々は絵のように美しく、すがすがしかった。

「綺麗・・・」

髪を乱す、少し強い風さえも心地良い。
ぶんはしばし、自然の描き出す美しい光景に見とれていた。

ノルが、そんなぶんの横顔を、花々より美しいと思って
微笑みながら見ているのには気づかないで。

花畑のもっと下、山のふもとの方には、
ノルの別荘があるあたりの街並みも、おもちゃの町のように、遠く小さく見えた。

そしてそのさらに向こうには、青く澄んだ海が鮮やかに広がっていた。
昨日ノルの姿をみつけ、抱き合った砂浜はどのあたりだろうか・・・。

こうして見ると、たしかに日本の海もまだまだ美しいのだとぶんは素直に思う。

「小さいね・・・何もかも。ちっぽけだ。人間なんて」
「お前、らしくないことを言うんだな」
ノルが、物珍しそうな顔をしてぶんを見る。

「僕だってたまにはそんな感傷にひたったりするよ。
 旅行中ってさ、そういう普段思わないこと思ったりするじゃん?」
「旅行中、か・・・」

(あっ・・・)

ノルはなんでもない風につぶやいたが、
自分の何気ない言葉が、ノルの心にわずかに影を落としたことに気づき、
ぶんはノルの手に自分の手を伸ばし、そっと握った。

「ごめん」
「謝るな」
「うん・・・」

ぶんは、ノルと自分の指をしっかりと絡め、力を込めた。
ノルもその手を黙って握り返してきた。


風にそよぐ野生の花々と、高地の澄みきった空気でリフレッシュし、
そこでしばらく休憩したあと、また二人は車に乗り込んだ。

山の天気は、意外なほどに変わりやすい。

車が走り出してまもなくすると、
さっきまで晴れ渡っていた空がにわかに灰色に色を変え出した。

「ねえ、ノルさん。なんだか嫌な天気になってきたよね・・・?」
「ああ。天気予報見てないしな」
「う・・・。早く帰ろうよ」

しかし、二人がそんな会話をしている間にも、
空はあっという間に黒い雲におおわれてしまった。

大粒の雨が、天からひと粒、ふた粒と落ちだすと、
それが土砂降りになるのに時間は掛からなかった。

「ちょっとー、ノルさんっ。車の屋根つけてよ!ルーフ動かしてっっ」

オープンカーの助手席で、ノルの上着をかぶって雨をよけながらぶんが叫ぶ。
しかし。

ノルは車を走らせながら、ルーフを作動させるスイッチを動かそうとするが、
カチッ、カチッと虚しい空音がするだけで、何度やっても反応がない。

「おかしいな・・・。壊れてるらしい。
 この車の管理も他人まかせにして、ずっと乗ってなかったからな」

ノルが、顔を雨に打たれるのに任せながら、フッ・・・と諦めの笑いをもらした。

「もおーーーーーっ、ノルさん、格好悪いーーーーー!!」

ぶんのブーイングが、雨の山中にこだました。

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ぶんちゃんの怪我を心配して下さった方、すみません。しょーもない展開で・・・。



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レス No: 4561 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/14 Sun 21:04:45
雪だるまさま、♪HT♪さま
  取り乱してすみません。あんまり感動しちゃったもので。身に余るお言葉をいただいて恐縮ですが、
  そう言って下さる方が若干名でもいる限りは、力尽きるまではがんばりますわ・・・。
  静かにロムってる方々の中にも、ノルぶんファンは大量にいるはず!!
  その中でオレンジの書いたものを読んでる方も数名(推定5名)はいるはず・・と信じて。
  ♪HT♪さま、続き待ってます!!
  雪だるまさまも、ロムなんてだめですよー。かしちゃんはー?(←しつこい)

ショーコさま  ひえーーー。一粒で二度、三度おいしいのね、コムちゃん!!(大興奮~)
  ああ、やっぱりショーコさまのワタルくん好き。格好いい。オレンジ、ファンですぅー。

0番さま  836番さまとの一夜の逢瀬、ばれてしまったのね。うっく・・・恥ずかし。
  しかし、色三昧って・・・(涙)。20人斬りのあおさまと20話連続Hのみどりさまと
  そんな、恐れ多い義姉妹の契りは結べません。(苺子もいるし・・・っ)

あ、苺子ーーーー。
苺子さまの上に乗ってもいい?と一瞬思ったけど、0番さまの上に乗ってしまいそう。



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さよならを許して・6 No: 4560 [返信][削除]

投稿者:0番 02/04/14 Sun 20:56:24
天気予報のとおり、雨が降り出した。
さらさらと静かに降る雨の音なのに、かよこはひどくおびえて
小さく体を丸めようとして、不自由な格好でそれもできず、固く目をつぶる。

薄暗い部屋の中で、言いつけどおりにかよこは裸にされ、
両手を縛られて頭上でベッドにくくりつけられていた。
けれど、これから始まることより、雨の音にただおびえて、
かよこはまとぶんの名前を呼んで、返事のないのに絶望する。
雨の日の記憶と、まとぶんがいないことがかよこの心を食い荒らす。


「あいかわらず細いな、お姫さん」

いつの間にかタカコがベッドの横に来ていた。
サイドランプを点けられて、淡いオレンジ色の光の中に
ぼうっと白い裸身が浮かび上がっている。

「こんな体で、ほんとにワタルと寝たのか?」

無駄な肉どころか、必要な分もなさそうな腰に手をすべらせると
タカコはベッドに乗り上げた。

目をつぶったままのかよこにキスをすると、嫌々をするように首を振る。
たいした抵抗もできない唇をこじあけるようにして舌を絡ませ、
口腔内を侵す。
極上のシルクの手ざわりの肌をくまなくたどると、
手の跡が残るほど力をこめてタカコは胸を揉みしだいた。

「……いっ……」



タカコがそのことに気づいたのは、しばらくしてからだった。

歯を食いしばって耐えているかよこの体は
異様なくらいこわばって、いくら愛撫してもまるで熱くならない。
拒絶していると言うには感度のよすぎる体なのに、その唇からもれるのは
喘ぎではなく、苦しげな呼吸音だけだ。

「お姫さん、おまえ、こんなんで……」

よくワタルの相手ができたな、と言いかけてタカコは
ワタルが言ったことを思い出した。

ワタルとまとぶん、どっちがよかったと嘲った自分に対して
ワタルが言ったのは。

『そんなんじゃない。お嬢ちゃんは……俺が無理やり……』

不本意ながらワタルと今の自分が同じ状況だとしたら、
ワタルはこの状態のかよこを無理やり凌辱したのだろうか。

(そりゃ、やってやれないことはない、が……これは……)

いまどき初めての中学生だってこんなおびえ方しねーぞ、と思ったとき、
細い、ほとんど泣いているような声がかよこからもれた。

「………わい………」
「なんだ?」

枕に埋めるようにしていた小さな顔を仰向かせると、かよこは
涙でいっぱいになった目ですがるようにタカコを見る。

「……こわい……」

それは自分に対してなのか?と思ったタカコだったが、
かよこの様子は前のときと明らかに違う。

「たすけて………」

「おい、お姫さん!何が怖いんだよ?」

肩をつかんで揺さぶると、かよこはとぎれとぎれに何か言おうとした。

「雨は……やだ……死んで……ひとりに……しないで……」

なんだかよくわからないが、
雨の日に何かよっぽどショックなことがあったらしい、とタカコは悟る。

縛られた両手に爪が食い込んで血が滲んでいるのを見て
しかたないのでほどいてやると、かよこはタカコにしがみついた。

「おい……」
「こわい……こわいっ……」

「怖くねえよ。お姫さん、あんなに強かったくせに何泣いてんだ。
調子狂うからそんなに泣くなよ」

なんでこんな妙なことになったんだと思いながら
タカコはしがみついてくるかよこを抱きしめてやる。

ちょっと力を入れれば折れそうな体は、ちょっと優しく抱きしめると
急に安心したようだった。
タカコの腕の中で、かよこは向きを変えてぴったりと裸の胸に
自分の背中を押しつける。
長い腕でかよこを抱き込むようにして、タカコがしっかり足まで絡めて
密着すると、かよこはほうっと息をついて全身の力を抜いた。

「お姫さん……?」

呼んでも答えはなかったけれど。

(なんだよ、おい……こんなはずじゃなかったぞ……)

縛り上げてさんざん弄んで、その体に楔を思うさま打ち込んで
泣き叫ばせてやろうと思っていたのに。

なんでこんな、恋人にするようなことをしてるんだ?

けれどそう思うたびに、眠りに落ちたかよこが身じろいで、
そのつどタカコは抱き寄せてしまう。

(このお姫さんは、なんなんだよ………)



タカコの中で、歯車がひとつ軋んで狂い出す。
それとは別に、かよこの中である記憶の歯車がひとつはじけ飛んでしまったことを
タカコはもちろん、かよこも知らない。




************************************

私の話では、和央組に女帝はいらっしゃらないようです・・・m(_ _)m



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高校時代 again 4 No: 4559 [返信][削除]

投稿者:いちご 02/04/14 Sun 20:53:34
「なにしてんだよ、マミ。」
「このうさぎちゃんが俺をっっっ」
「うさぎちゃん?」
「いやーー、助けて~」

その声・・・

「おい、離せマミ!」
トドがブンをマミから引き離した。

「ありが・・・」
顔を上げたブンとトドの目がぶつかる。

「ブン・・・」
「・・・トド・・さん・・・」


トドさん・・・
そうだ、ノルさんに会えて浮かれて忘れてたけど、トドさんも高等部に
いたんだ。                 (忘れないでくれ・・・^^;)

「あ・・・こ、こんにちは。」
何言ってんだろう僕。
「よお・・・」

「トドに用らしいぞ。」
「あ、ちがっ・・」
「もうワニって言うなよ。」
マミが顔をしかめてブンを指さし、教室に入って行った。


今ちがうって言ったよな。
「ノルに会いに来たのか?」
「うん。」
「今パン買いに行ってるよ。もうすぐ来るだろ。」

トドが一瞬にして頭からつま先に視線を走らせ、眩しそうにブンを
見つめる。

ドキッ・・・過去のときめき再び。
どうしてこんな色っぽい目で見るんだろう。

「少しは成長したようだな。」
「少しだけ?」

いや・・・匂い立つようだ。


廊下の向こうを見て、ブンの顔がパァーッと輝く。
初めて見たその表情に、トドは言葉を失った。

「ノルさんだ!ノルさーん!」

タモと一緒に歩いて来るノルに嬉しそうに駆け寄って行く。

ノルにはそんな顔をするのか・・・


「ブン。どうしたんだ?」
「へへー、遊びに来ちゃった。」

隣りのタモがニッコリと笑う。
「へえ、可愛いなぁ。一年生?」
わ、優しそう。
「あ、はい。」

「ブンって言うんだ。こいつはタモ。生徒会長だぞ。」
「会長さん?そうだ、入学式で挨拶してた・・・ブッ、ブンです。」
「ははっ、よろしく。なに、どういう知り合い?」

「俺の白い恋人ってとこだな。」
ノルが片手をブンの肩に乗せた。

「やだぁ、ノルさんたらー、恥ずかしいじゃん。」
ブンがノルを叩く真似をする。

タモが目を丸くしている。

「え・・マジ?ノルー、下級生、毒牙にかけんのいい加減やめろよー。
 可哀想にすっかり騙されて。」
「毒牙?」
「てめっ、よけーなこと言うんじゃねえ!これ持って先行け。」

ノルにパンを押しつけられ、タモが教室に向かった。
入り口に立っているトドに声をかける。

「買って来たぞ。」
「あ、ああ。」

いちゃいちゃしている二人を横目で見ながら、トドも教室に入った。

なんだ・・・この焦りは・・・
いや、恐れか?
何かを失うような・・・


トドが席に戻ると、マミが声をかけた。

「うさぎちゃん、もう帰ったのか?」
「・・・あいつはノルに会いに来たんだよ。」
「ノル?」

なんでノル・・・と言いそうになったマミだが、トドの顔が寂しそうで、
言葉が出なかった。

トドがこんな顔するなんてな。
うさぎちゃんとノル?
トド、お前・・・



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高校時代 again 3 No: 4558 [返信][削除]

投稿者:いちご 02/04/14 Sun 20:46:16
ブンの高校生活も数日が過ぎた。
二、三日は、一年生の下校が早く、ノルと一緒に帰ることは
出来なかったが、夜に長電話をしてどうでもいいことを語り合っていた。
と言っても、電話を掛けるのはブンで、喋るのも殆どブンなのだが。


今日から普通授業。
ブンは母が作ってくれた弁当を広げた。
忙しい母が、お弁当ぐらい作るわ。といつもより早起きして作ってくれた。
嬉しかった。
だが、今日はノルと帰れるかも、と思うとなかなか喉を通らない。
箸を持ったまま、頭に浮かぶのはノルのことばかり。

この間の夢、リアルだったなあ。唇の感触まで残ってた。
キスって、ああいう感じなのかな。
押しつけられて、包まれて・・・暖かかった。
・・・!もしかしてノルさん、僕にキスしたのかな・・・?
う~、聞きたいけど、違ったら恥ずかしいし、聞けなーい!

ダンッ!!

隣りから物音がして、少しビクッとして目を向けると、
ワタルがふてくされたように、机に両脚を乗せていた。

「ったくよー、何で頼によってお前と同じクラスなんだろーなぁ。
 そんでもって席が隣りたぁ、こりゃ悪夢としか言いようがねーな。」

「またまたぁ、嬉しいくせに、素直じゃないなあ。」
「嬉しいわきゃねーだろ!」

あー、こんなに側にいたら嫌でもお守りさせられんじゃねーか。
冗談じゃねえぞ。

「あっ、お前、それ美味そうじゃん。もらいっ。」

とっくに弁当を食べ終わったワタルがブンの弁当をつまみだす。

「ワタル、足りないの?そんなおっきい二段重ねのお弁当
 平らげたくせに。おばさんもこれから毎朝大変だよねー。」
「育ち盛りなんだよ。」

もう充分だと思うけど・・・
栄養が全部頭に行けばいいのにねぇ。

「あ?なんか言ったか?」
「ううん。ワタル、これ全部あげるよ。」

ママ、ごめんね!明日は絶対食べるから。

「何言ってんだ、ちゃんと食ってもっと肥えろ。」
「胸がいっぱいで食欲ないからさ。いいよ、食べて。」

胸がいっぱい?
こいつ、とうとう俺に惚れたのか?
そりゃ、あんだけ面倒見てやりゃあ惚れるわな~
まいったなぁ、まあ、どうしてもっつーなら考えてやらねーこともねえな。

「ワタル?はい、いいよ。」
「おう!お前の気持ち、ありがたく受け取るぜ。」

ブンが眉を顰める。
「・・・何言ってんの?」
「テレんなよ。わかったわかった。うん。」

またなんか勘違いして納得してるよ・・・

「じゃあ、僕ちょっと3年の教室行って来るから。」
とブンが席を立った。

「3年?何しに行くんだよ。」
「ふふっ、ノルさんに会いに。」

ブンが頬を染めて可愛く笑った。

「ノルさん???」
「ワタルも前に会ったことあるでしょ。」

「・・・・・・ああ!あのキザヤローか?」
「ちょっとー、そういう言い方やめてくれるぅ。じゃーねー。」

「おいっ!襲われるぞ。」
「王子様はそんなことしないも~ん。」

ブンが軽やかな足取りで出て行った。

王子様ぁ?はぁ~・・・イカレてるぜ。

ワタルが呆れて首を振り、ブンの弁当をガッついた。


えーと、3-B は・・・
ここだ

教室の入り口からそっと中を窺っていると、後ろから声をかけられた。

「誰かに用か?」
「!?」
驚いて振り向くと、その男が目を見開いた。

「うさぎちゃんじゃねーか。」
「え?」
「なんだよ、忘れたのか?まあ俺はちょっと記憶力良すぎんだけどな。
 トドに用か?」

トド・・・?

ブンが「ああ~」と頷いた。%0 D
「ワニさん!」    (←ごめんなさい!マミさん大好きです!!)
はっ!しまった・・・

慌てて口を塞いだが遅かった。
マミの眉がピクッと上がった。

「てめぇ・・・今ワニっつたな。」
「いっ、言ってないっ」
「ワニじゃねーよ。マミだよ!似てねーだろうがっ!」
「そっ、そうですよね・・・前に会ったとき、ニッって笑った顔が・・・
 似てるなあ、って思っ・・・
 きゃーー!ごめんなさいぃ~~~」


ん?マミのヤツ何やってんだ?

マミが廊下で下級生の頭を脇の下に挟み、拳でグリグリしているのが
見え、トドが出てきた。



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今日は疲れたレス~ No: 4557 [返信][削除]

投稿者:いちご 02/04/14 Sun 20:39:09
・あお様  タニちゃんに会えましたね。良かった。耳を掴んで、チュー
 なんて、可愛いぞー!タニちゃーーーーん!

・華子様  若葉の美しさ、コムちゃんの美しさ、映像が浮かんでくる
 ようです。ラブラブでも、そうじゃない?のでも、お待ちしてます。

・keiko様  甘えんぼのおさちゃん可愛いですね。膝枕いいなぁ。
 私も紅茶にジャム入れて飲みたくなりました。

・0番様  ばたばたして下さって嬉しい!
 まとぶん、痛そうどころか死にそう・・・何て事をするんだー(プンプン) 
 あー、今度はかよこちゃん・・・そんなぁー! こういう凄まじい表現も
 流石でございます。

・ぽん様  板汚しなんてとんでもない!おもしろーい!もっとー
 最後のトドさん、ホントにそういうこと言いそうで爆笑!

・オレンジ様  いや~ん、サングラスかけて運転するノルさん、
 カッコいいわー!!(惚れ惚れ) 何々?!ブンちゃん、どこが痛いの?
 あー、心配してるノルさんもやっぱり素敵ー!

・ショーコ様  そ、そうか、両性具有。そうだったのか・・・
 ブンちゃん優しくて嬉し~い。トドさんもなんていいことを言ってくれて、
 ショーコ様は皆を魅力的に書いて下さるのね。

・HT様  綺麗なお話ですねぇ。もー、うっとり・・・。ブンちゃん、ノルさん
 を選んだのですね。なのに、ノルさんの最後の言葉は???
 やーーーーーん!!!(大泣き!!)

・836番様  まずはってことは、これから作品が?楽しみです。
 でも、あなた様はレス読むだけでも楽しいわ!
 >(寂) >ごめんなさーい



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よしっ、まずは長~いレス!! No: 4556 [返信][削除]

投稿者:836番 02/04/14 Sun 20:22:42
オレンジさま。ガイズ未見の方になんてことを‥。
変な予習をさせて、わたし(ら)ファン失格でしょーかね?(涙) 

雪だるまさま。もーロム専発言は諦めて、どんどんお出ましになればよろしーのですわ。(笑)
わたくしと0番さまが「ナンバーコンビ」?まあっ!!どーしましょー(狼狽)
どっちがぼけでどっちが突っ込み?(違うってば)

ショーコさま。そうでした。濡れ場、もとい、現場を目撃したからといって
電柱の陰にかくれてはだめで、踏み込まないと3(ぴーーーー)にはならないのですわね。
次は踏み込みます。(でも、入れない雰囲気だったのよー)
大崩壊の前に復旧‥‥無理かも。つまりわたしって壊れてる方が多いってこと? 

鹿目乃さま。淳子さまの「紺の」水着!! あああ‥。薫子さんの太腿!!ううう‥。
>あの子がゆったりと睫毛を上下させた一瞬 きゃああ‥。 
>駆け抜けたこの部屋にうす甘い残り香が泳いだその時 ぐううぅ‥。
(七転八倒)

らんさま。かわいいタニちゃん。書けるうちに書いときたいですの~。

しずくさま。いいなあ、風共。観れなそうなんですよねぇ‥。

あおさま。すいません、謎を口走ってしまいましたか。タニ茶です。

華子さま。↑のように、「良からぬこと」ではありません。
気を持たせてしまったようで、すいません。

keikoさま。↑というわけでした。重ね重ねすいません。

0番さま。オレンジ様と夜のボート(ぽっ)‥‥は、おいといてっ、
「ふたりとタニちゃんの関係の話はーーー?」の問いに反応してくださいよっ!
親指‥‥痛いよーー。ひどーい。 もしかして、タニちゃん単独で助けにきたりして‥。

ぽんさま。ああ、なんか前向きな壊れ方をしてらっしゃる。見習わねば。
日曜も 夜は出てくる りかタニ派。(わたしだけじゃないと思うけどー)

みどりさま。あなたのことを誰も止められは致しませぬ。
本能と指の赴くままにどうぞ行くところまで行ってしまってください。(放任)

♪HT♪さま。思い残すことは‥‥って、ノルさーーーん?

元子さま。いまさらなんですが、キャラ的に酒処轟組の女将っていうのは‥‥
りかさんの隣にそぐわないので‥(って、隣に行かせてもらう気か?!)。
いや、好きに使ってください(涙)

いちごさま。初デート、初告り。いーですねー。
りかタニ「そんなん」でしたか。シリアスに書いてた気がしてたのは錯覚っつーか、
記憶のねつ造だったんですね‥。そうか‥。(寂)

ひかりさま。壊れていらっしゃるのですね? いーことですわっ。
みんなで壊れていれば、恐くないわっ。(にこっ)

Akkoさま。来たばかりなのにすぐ走っていっちゃうタニ、かわいい。
ねったんにある出会い‥‥とまで仰っておきながら、続きが書けないですと? そんなーーっ。



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私もレス No: 4555 [返信][削除]

投稿者:0番 02/04/14 Sun 19:57:28
>ぽん様。
「これをつけて腰乃リュウとしたところをみんなに見せたら、
羨ましがるだろうなあ」
・・・すみません。私バカなんです。

>オレンジ様。
オレンジ様に死んじまえと言われるなんて、(うちの)タカコさんも
悪役冥利に尽きると言うものですね(笑)
ドライブぶんちゃん、楽しそうですねえ。でも「痛い」のは「心」とか
言い出さないでね。

>ショーコ様。
クローバーが恋歌のきっかけになったのなら、ショーコ様のファンの方々の
お役に立ったということでしょうか?(でも展開によってはお怒りを買うはめに
なるのかも・・・泣)
私の話はショーコ様を追っかけているため、ワタルくんとコムちゃんが
そのまま無事帰還するかわからなかったので、時間的にわりと前にしたんですが
私のほうは気になさらず書いてくださいね~タイムラグはもう、どうにも(泣)
あれだけコムちゃん帰らせなかった方にかよこちゃん帰ってきてと仰られても(暴)

>みどり様。
なんだかんだ言っても気持ち良さそうなお二人^^ゞ
所々入る心の声とbyぶんがまた可愛いぶんちゃんでした。

>HT様。
そうかと思えば(みどり様から続けて失礼致します)こちらはまたせつない・・・
この三人は分けて考えるわけにはいかないのですね。(あ、4人?)
私の話、ぶんちゃんは外遊中のトドさんに同行してます。

>keiko様。
なぜかレオン君に助けを求める方が多いような気がするのですが、
もうお帰りなので・・・許してください。
そちら様の膝枕でラブラブ状態には程遠くて・・・



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ねったんの幸せ No: 4554 [返信][削除]

投稿者:Akko 02/04/14 Sun 19:50:46
朝の光が差し込む部屋で、うわ!寝過ごした!!と慌てて起き出すねったん。
ベッドから立ち上がろうとしたとたん、ふらっと倒れこむ。

「あ~、この頃忙しかったし、コムさんのことも心配だったし、
僕、いっぺんに気がぬけちゃったのかな・・・?」

そばのケージで心配そうに見上げるこむたん。それを見たねったん、
「なんだかコムさんに心配してもらってるみたいで、うれしいな・・・。」

とにかく、厨房に行かなきゃと再び立ち上がろうとしますが、やはりどうもだめで・・・。
さて、厨房では、みんなが顔をだしているのに、まだ出てこないねったんに心配顔。
「ワタシ、みてきまーすネ!」とチー坊。
「めずらしいね、ねったんさんが遅刻だなんて」とレオンに話し掛けるキムくん。
ゆうかちゃんは、眉にしわをよせて、とにかく朝食の用意をと、もくもくと働いています。
めずらしく朝早く顔を出したコムも心配そうに、ゆうかちゃんと黙々と・・・。

そこへ「おはよー!!」太陽のようなタニ。満面の笑顔で
「ごめーん、ねったんさん。ちょっと起きれなくて、だってリカさんが・・・アワワ」
と言わずともよいいい訳を・・・。

さて、ねったんの部屋では(ねったんって個室ですよね?)チー坊がねったんの様子を見てびっくり!!
ねったんは、ベッドの柱にもたれて身体を支えて座っています。その顔は真っ青・・・。

「オー、ねったんさん。どーしました?そー、これにっぽんのことわざでおにのかくらんデスネー!」
ってチー坊そんなこといってる場合じゃないのよ!!

「ちょっとふらついてさ、起きれないんだよ。もう少ししたら大丈夫だから・・。」
と言いながらも目に力がないねったん。

「イケマセーン。今日はゆっくりお休みしたほーがイイデース。厨房は、ダイジョーブデース。任せてねー」
とチー坊はなぜかやる気満々。

ねったんは、体調が悪いのと、今日一日の厨房のことが心配なのとで、目がますますうつろに・・・・。

でも、これでは無理と諦めたねったん、運を天にまかせて
「じゃあ、チー坊、今日一日休ませて貰うね。」と言って横になりました。

厨房に帰ってきたチー坊、
「ねったんさん、今日は一日お休みデース。今ドクターに来て貰ってマース。
ドクター、過労だって言ってマシタネー。今日休んだらダイジョーブって言ってマシタ。
だから今日はみんなでがんばりマショー!」

「え、チー坊さんがねったんの替わりに??」とキムくん、目を白黒・・・。

「わー、大変、今日はリカさんに外食しようって言わなきゃ!」
と今来たばかりなのに、走って行っちゃったタニくん。

こんなときのためにとねったんが用意した冷凍食品を品定めしているゆうかちゃん。

ゆうかちゃんと一緒に冷凍庫見ていたコムちゃんですが、いてもたってもいられなくて

「ねったん、どんな具合?過労だってドクターが言ってたの?」

だって、だって、きっと僕のあのことだって、原因なんだよね。
ううん、うぬぼれなんかじゃなくて、あの時僕のところに飛んできてくれたねったんの様子。
本当に僕のこと心配してくれて、それに壮くんのことも・・・。ごめん、ねったん。

コムは、ねったんのためにおかゆを持って部屋に行きました。

部屋に入るとねったんは、青い顔で息も荒く・・・。
そっとそばに寄り、ねったんの顔を覗き込むコム。

気配を感じたねったんが目をあけると心配そうに覗き込むコムの顔が・・・。

「あ、コムさん、どうして・・・?」

「ねったん、大丈夫?じゃないよね。でも大丈夫?何か食べれる?
僕、おかゆ作ってきたんだけど・・・」

「え、コムさんがおかゆを!僕のために?」と目はうつろながらも感激のねったん。

「うん、僕、ワタルさん以外の人に作ったの、ねったんが初めてなんだ・・。」
「食べれる?無理だったらいいから・・・。寝てるほうがいいかな?」

「い、いえ、食べます。食べたい、コムさんのおかゆ。」
「じゃあ、起きれる?起こしてあげるね。」とねったんの背中を起こすコム。
さっきまで青ざめていたねったんの顔が少し良くなる。
食べさせてあげるというコムの申し出を、そんなことしてもらっちゃ、僕死んでしまうかもと、必死で断るねったん。
押し問答のあと、コムはねったんの気持ちを鑑みて、ねったんが食べるのを見ている。

「ねったんの部屋初めてだね。」
と少し殺風景な部屋を見て、あとで、お花を持ってこようと思うコム。

ねったんが感激しながらおかゆを食べ終え、

「ごちそうさまでした。美味しかった。ありがとうコムさん」

「ううん、ねったん。僕の方こそ、いっぱい心配かけて、
いつかねったんにお礼言わなきゃと思ってたんだけど、いろいろ差し障りもあるし、
あんまり動いちゃいけなくて・・・・、ほんとうにありがとう。
壮くんが帰ってきたら、またねったんにお世話かけるね。よろしくね。ねったん。感謝してる。」

ねったんは、もうどう言っていいか分からなくなって、うつむいてしまった。
「ねったん・・?」とちょっとびっくりしたコム、しんどくなったのかと思い
「じゃあ、食器下げるね、今日はゆっくり休んでて。厨房は本当に大丈夫だからね。」

はっとして顔を上げたねったんの目はうっすらとうるんでいた。

「コムさん、僕コムさんにそう言ってもらえてうれしいです。僕が勝手にしてることなのに・・・。」
「ううん、ねったんの料理おいしかったよ。あのときのこと僕あんまり覚えてないけど、
ワタルさんが運んでくれた食事のおいしかったこと、はっきり覚えてるんだ。だから・・・。」
これ以上言うと、ねったん泣いちゃうね、もう戻ろう。
「じゃ、ホントにお休み!あ、なにかあったらいつでも呼んで!」
食器をもってコムが出て行った。

だるい感じはまだあるけど、ねったんの心は、晴れやかだった。
僕、コムさんのことが好きでよかった。
コムさんが幸せでよかった。

今日一日寝て、明日はまた頑張ろうとちょっぴり幸せな気持ちでベッドに横たわるねったんだった。

コムは、どうしてもねったんに言いたかったことが言えて、うれしかった。
いつか、ねったんにももっともっと幸せが来るように、とふと思うコム。
さあ、今日はねったんの分も頑張ろう!と気合をいれて厨房に向かうのでした。

春の日差しもだんだん強くなり、汗ばむ日もあるこの季節。

夏の太陽が顔を出す頃、ねったんの前にある出会いがあることを、コムも誰も知らない・・。

そう、ねったんも・・・・。

************************************

ごめんなさい。これ続き書けないです。ワタクシの頭ではこれが精一杯。
ねったんに幸せあれ!!



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お久しぶりのごあいさつ No: 4553 [返信][削除]

投稿者:Akko 02/04/14 Sun 19:48:39
お久しぶりです。皆さま。
管理人さま、いつも御世話になっております。

仕事が忙しくて、久々に参りました。
本当にROM専でいくつもりでした。

本を読むのは大好きだけど、国語力ゼロのAkkoが
なんだか、ヘンになっちゃって、(魔がさして?)
こんなもの出来ちゃいました。

どうしようかと思いましたが、これっきりということで
お目汚しお許しくださいませ(ぺこり)
(ショーコさま、ワタクシが投げた鍋釜、今こそ投げ返しくださいませ・・)

先日東上し、風共見てまいりました。
なるべく思わないようにと心していましたが、
な、なんと客席にぶんちゃん、まひるちゃんが~~~。

あ~なんという偶然、なんというシチュエイション。
だ、だめだ・・・・。

でもコムスカ、かわいい。それにワタルアシュレ!!ステキでした。

アサコスカも見たかったな~~。来週は星見てまいります。
では、覚悟して、ボタン押しちゃいます。



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レス~ No: 4552 [返信][削除]

投稿者:華子 02/04/14 Sun 19:42:13
>Keiko様
 膝枕で過ごすオサちゃん、幸せそうー。あー、わたくしも、膝枕での~んびりしたいです。

>0番様
 かよこちゃんの潔い姿、大好きなんですよー!>このお姫さん裸に剥いで、ベットに縛りつけとけって、タカコさん、何すんのよー!心配です。

>ポン様
 ポン様、素敵に壊れていらっしゃるようで、羨ましい!仕事もあって、コムスカ観れないわたくし、、、観れない寂しさで、壊れそうでございます。

>オレンジ様
 颯爽とアルファロメオを運転するノルさん、カッコイイー!でも、ブンちゃん、怪我ですか?>前髪をかき上げて、顔をのぞき込むって、顔に怪我??

>ショーコ様
 >なんだか次は、ドキドキなお話のような予感って、、、ドキッ!!なんか、ショーコ様に見透かされたようで、、、。やっぱり、通じ合うものが、あるようで
 うれしい、、(ポッ)
 コムちゃんが、“ドスケベ”って、連呼するのが、たまらなく可愛い。
 ブンちゃんではありませんが、トドさんの言葉には、わたくしもちょっと深読みしてしまいそうです。それにしても、2本立てって、いいですね。

>みどり様
 もちろん、需要おおありです。素敵で、Hで、、、、もう、ドンドン続けてくださいませ。毎日、楽しみにしております。



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今は時間があるので長レス No: 4551 [返信][削除]

投稿者:♪HT♪ 02/04/14 Sun 17:04:31
K様:4ピッ!凄かった~。そこへぶんちゃんも乱入しちゃうかと思ったわ。
私の続き・・・・怒らないで・・・

雪だるま様:終わってしまったの?簡単に心は靡かないぶんちゃんも好きだけど
体が正直なぶんちゃん、可愛かったわ~。

ショーコ様:編纂などと・・・過去ログ読み返す時間がなかったので全て記憶の中
からひっぱり多分細かなミスや欠落があるかと。あくまで外伝なのでね、許して。
コムを抱えるぶんちゃんが「トドさんの妻」?キャー照れるわ。焼きもち妬く
ぶんちゃんも好きなのでうれしい♪ありがと。

0番様:タカコちゃんに薬を盛った話、凄く印象的だったのよ。体中の筋肉が
挽肉ってすごーくすごーく・・・本来の極道物の原点に戻ったようで心が引き締ま
ったわ。本筋に関係ないけど、ぶんちゃんはどこへ出かけてたのだろう。

みどり様:ぶんちゃんは「後ろから」が嫌いでも、そんな風にされるぶんちゃんを
読むのはとっても好きだわ、私・・・。トドさん、激しく優しく切なくこれからも
ぶんちゃんを責めつづけてね。20話?結構結構。いやもっともっと大劇場始まる
まで続けてほしいかと・・・??

keiko様:ジャム薬(やはりいちご味よね)飲んで膝枕してもらって
きっとオサちゃん元気になるわね。

ぽん様:マグノリアの君、可笑しい~。花瓶を片付けるコムちゃん可愛いわ。
次回はコムアシュレで書いてみて~。

はつこ様:るいちゃん、すぐ死なせてごめ~ん!!でも信じて。あの頃の星娘の中
でも、とても好きだったから出てもらったのよ・・・。ねったんの斬新な味付け、
一度食べてみたいわ。

オレンジ様:ノルさんはぶんちゃんを決して殴ったりしなかったね、トドさんとの
決定的な違いだわ。アルファロメオのノルさま~~すてきだ~!!

鹿目乃様:いよいよ麻子登場ですね!健康的な太腿が魅力的なのよね~、
それに気付いてない所がまたいいんだわ~、か・お・る・こ。

らん様:ノルさんの体はですね・・・あ~殴って。

いちご様:禁断の果実・・・きっと虜になっちゃうわ~。ノルさん我慢できて
偉いぞ。トドさんはぶんちゃんからほっぺにチュだったから、今はお口に触れた
ノルさんが一歩リードね!!大大大好きなの。高校時代。やっぱり爽やかで
甘酸っぱいわ~。うっとり。

あお様:タニちゃんはそろそろ元に戻れるのでしょうか??
それにしてもリカちゃんはお疲れ様でしたわ。

華子様:絵のようにラブラブなお話、大好きでした。また書いてね~。

元子様:リカちゃんとトドさんの出会いの場面ですね。これからどんどん面子が
揃っていくのでしょうか?続きがとっても楽しみです!



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今日はレスのみ No: 4550 [返信][削除]

投稿者:ぽん 02/04/14 Sun 16:46:31
元子様 すばらしい!!私にはとてもこんな凝った内容のものは書けませんわ。
師匠と呼ばれてはいても、弟子の方が優秀、のパターンになりそうですわ、これでは。次回作ですか?もう、私の頭の中には、何も残っておりません(^^;

HT様 ああ、なんと切ない・・・(;;)ぶんちゃん、また心が傷だらけになりそうですね。

みどり様 怒りながらも感じてるぶんちゃんが可愛い♪もう、永久に続けちゃってください!

ショーコ様 まったく本当に、早く男役のコムちゃんが観たいですねえ。それまではビデオで我慢でもしてましょうか。
にしても、そうなの、堕天使って・・・まったくわたる君ってば、ほんとにドスケベなんだから(^^)

オレンジ様 ぶんちゃん、どこか怪我しちゃったの!?続きが気になる~。

0番様 カ、カヨコちゃんがぁ~~!!ああ、もう!誰か助けにきてくれないかしら~~。

明日はmy風共楽日です。
花組バージョンは、見に行けない・・・アサちゃんのスカーレット、観たいよぉ。

土日は、リカタニ派が静かですね(寂)



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続・超個人レス・オレンジ様 No: 4549 [返信][削除]

投稿者:♪HT♪ 02/04/14 Sun 16:11:44
>もう自分のなんか書かなくてもいいや。
だっめ~~~~!!そんな事言わないで!!
私、全宇宙のオレンジ様ファンから血祭りにあげられてしまふと思われます。
私も絶叫するわよ。
ノルさーーーーん!ぶんちゃーーーーん!!オレンジ様ーーーーーーー!!
だから今晩は絶対来て!約束よ!
私も起きて待ってるからね。好きよ、チュ♪



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感謝レス No: 4548 [返信][削除]

投稿者:ひかり 02/04/14 Sun 15:49:55
おぼえていらっしゃるでしょうか?いつも突然お邪魔しております
ひかりでございます。
皆様 お忙しいところ大作をUP。いつもながら楽しませていただいて
おります。

以下 超個人レスですみません。
>ショーコさま メルヘンながら詩のような調べ。そのお名前といい
もしや あなたさまは 黒木瞳さま?
「恋歌」・・・続き書いて下さってありがとうございます。
わたくし ショーコさまのコムちゃんには心動かされっぱなしで、
ただただ終わってしまうのがいやだったのです。(すごいわがまま?(^^;)))

>ぽんさま 書いてくださってありがとうございます。ワタコムパラウソ・・・
これで私も思い残すことはございません。
ラブラブコムちゃんも大好き!です。


皆様 壊れ方はさまざまですね。
かくいう私も「風共」で間近で朝海さんの涙を見てしまって以来
何に対してだかわかりませんが「私もがんばらなくちゃ」などど
思いを深め 清く正しく美しい日々を送っておりました。

「風共」をご覧になったかた・・・
脳内変換することなく観劇することができましたでしょうか?
私は ご本人が出ている時は全然妄想することはないのですが、
ここだけは何回見ても・・・。
メラニーが倒れるシーン 第1部「メラニーは妊娠しているのです」
   (ワタルくんやっちゃったのね)
第2部 「メラニーは子供を産めないのに・・・うんぬん」
   (ワタル~我慢できなかったのね)
ごめんなさい。ワタルくん。あなたがそのシーンに舞台に出てれば
絶対そんなこと思わないのに・・・。(激後悔)



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超個人レス・オレンジ様 No: 4547 [返信][削除]

投稿者:雪だるま 02/04/14 Sun 08:50:02
≫もう自分のなんか書かなくてもいいや
なんてことおっしゃるんですぅ~!ダメダメ!だめですよ。
オレンジ様の作品を、今のオレンジ様のお気持ちのように
感動して読んでいる読者の代表として、そんな発言許しませんわ♪

うっ… 今度こそ本当にロムります。もう出てきません。ごめんなさーい!
 


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レスです No: 4546 [返信][削除]

投稿者:keiko 02/04/14 Sun 08:04:08
>0番様
 まとぶんボロボロ・・・・
 かなりひどそうですね。
 かよこちゃんはこれからどうなっちゃうの?
 レオン頑張ってかよこちゃんを助けてあげて~

>ショーコ様
 レスありがとうございます。
 コムちゃんを抱き上げて邸に入るブンちゃん
 とても優しいですね。
 堕天使コムちゃんの焦りっぷりかわいくて
 大好きです。

>ぽん様
 レスありがとうございます。
 オサちゃんもう元気になります。
 コム命のネクタイ笑ってしまいました。
 花瓶の片付けまで・・・・
 笑いすぎてお腹痛いです・・・・・・
 
>オレンジ様
 レスありがとうございます。
 いちご(様)入り紅茶(ロシアンティーですね)
 私好きなんです。
 時々家で作って飲んでます。
 ブンちゃんケガしてしまったのですか?
 ひどいケガでなければいいのですが・・・・・・・

>みどり様
 2人はまだまだ熱い夜が続くのですね。



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1・天才賭博師の巻その二 No: 4545 [返信][削除]

投稿者:元子 02/04/14 Sun 03:40:06
 リカがこのカジノでマネージャーを務めるようになって、もうどのくらい
になるだろうか。
 ポケットに、わずか2千円ぽっちのほかには、子供の頃から何故か
肌身離さず持っていた、小さな水晶の玉があるっきりで、
たったひとりでこの店に乗り込んできたのだった。

 店ではちょうど、今年の「賭博王」を決める戦いの、第一回戦が始まろうと
していた。
 参加者は各自最低でも、1千万円のキャッシュを用意しなければならず、
ドレスコードは男性はタキシード、女性はイブニング、と決められており、
着古しのジーンズにスニーカー、ネクタイも無いリカは、
当然入り口でガードマンに止められた。

 「おい、頼むよ!俺、腕だけは確かだぜ。」
 「お客様、今夜は特別な会が催されておりまして、一般の方はご遠慮
いただいております。どうぞお引取り下さい。」
そう言って、リカは両脇を屈強な男たちに抱えられてしまった。
 「痛ってぇなぁ!客に乱暴すんなよ!」
 「お帰りください。」
 「いやだって言ってんだろう?離せよ!」
 「わからねえ野郎だぜ!叩きのめされてぇのか?」
食い下がるリカ対ガードマンたち。

 「どうした?」
 表の騒がしさを聞きつけて、奥から現れた男がいた。
 声の大きさに比べてさほど長身ではなかったが、眼光鋭くやや浅黒い肌の
その男のスマートな身のこなしは、リカたちを黙らせるのに十分な迫力だった。
 「ボス!」
 ボス?これが、このカジノのボスか?
 リカは、不自由な体勢の中からその男を見上げた。
 「腕は確かだ、と言ったな?よし、一回勝負で、お前が勝てば入れてやろう。
負けたら、おとなしく出て行け。それでどうだ?」
 「ボス!」
 「お前たちに聞いてるんじゃない!」
 「わかった。ありがとうよ。俺、あんたの言う通りにするよ。」
 「轟だ。」
ボスと呼ばれた男が、自ら挨拶をする。えっ?俺に?
 「あ、俺、リカって言います。よろしく。」
リカは一瞬、眼の前の男の手をぎゅっと握り締め、その眼にじいっと見入って
しまった。
 帝王の眼。そのときのリカには、そう思えた。



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新解釈・南総里見八犬伝「轟組版」  1・天才賭博師の巻その一 No: 4544 [返信][削除]

投稿者:元子 02/04/14 Sun 03:02:40
 轟組の事業内容は、実に多岐に亘っている。
 その大きな一翼である賭博場を、ボスから全幅の信頼を以って任されている
男がいた。
 彼の名は、リカさま。何故、さま、が付くのかって?それは本人がそう言うん
だから、まちがいないんだろう。
 でも、これからいちいち、さま、って付けるのもなんだから、ここではリカって
呼ばせてもらう。おっと、リカさまには、内緒だぜ。

 リカは轟組きっての伊達男を自負していた。
 キザで、ダンスが大得意で、彼がひとたびキレの良い腰を捻れば、道行く男も
女もたちまち腰砕けだ。
 弱点を探すのは、ちと、難しいが、あっちの疲れが溜まってくると、声が掠れる
ことくらいだろうか。
 まあ、そんなことはこのダンディーなリカには、どうでもいいことだった。
 とにかく、やたらとカッコいいのであるから。

 「おい、今日はどんな感じだ?」
リカがカードのテーブルにそっと近づいて来る。
 「さっきから、もっとレートを上げろと言ってます。どうします?」
ディーラーを務めるチー坊が、向かい側のタキシードの男を、そっと眼で示す。
 「うちには新規の客です。一時間程前から、ひとり勝ちしてます。」
 「バックは?」
 「今、洗わせてます。隣にいる狐目の女が連れでして、どうも女が耳打ちする
通りに、男が賭け金を決めているようです。」
 「よし、わかった。俺が話そう。」

 「ようこそ、カジノ・悠にお越し下さいました。マネージャーの、リカです。
お客様は、大変にお強い、とお見受けしました。誠に恐縮ですが、レートを下げて
いただくよう、お願いできませんか?」
 「まああ!ここは随分と失礼なところだこと!」
狐目の女がキーキー言う。
 「まあそう喚くな。我々は新規の客なんだから、そう簡単にこっちの言う通りにはならないさ。」
 「でも、あなた!」
 「リカさん、でしたね?私はこれで失礼します。キャッシュを。」
男はそう言って精算させると、リカにスッと右手を差し出した。
 「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。」
と、リカも握手を返した。

 「お前、気付かないのも無理はないな。あれが和央組のボス、タカコだよ。」
リカがチー坊に囁く。
 チー坊は普段はねったん率いる厨房チームの一員で、ある時はリカたちの
ボディーガード、そして今夜は、カジノでディーラーにも化ける。
 迂闊なところはあるが、ポーカーフェイスは役に立つ。
 「とうとう現れやがったか・・。」

 それが、リカとタカコの初めての遭遇であった。



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超個人レス・♪HT♪さまーー No: 4543 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/14 Sun 02:44:47
ぶんちゃん、ノルさんを選んだのね。感動です・・・。
>この橋の上でキスした恋人たちは、永遠の愛を手に入れられるんだって ぶんちゃん、素敵過ぎる思いつきです。
本当に絵のような光景。薔薇のピアスもつけてくれたのね。でもでも、思い残すことはないって、ノルさんーーー(絶叫)!!
はあはあ、なんだか大興奮のオレンジです。もう自分のなんか書かなくてもいいや。
ノルさーーーーーーーーーん!ぶんちゃーーーーーーーーーーん!!♪HT♪さまーーーーー!!



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こんばんわレス No: 4542 [返信][削除]

投稿者:元子 02/04/14 Sun 02:15:53
はつこ様   すみません。心地良い読後感、という私の気持ちを込めて、
       あのように書いたのです。はつこ様が書かれる人たちのように
       人を和ませることができたら、どんなにすてきでしょうか!
       
836番様  お言葉に甘えて、酒処轟組の美貌の女将として近くご登場して
       いただきまーす!(事前にお断りってことでお許しを)
       あの、早速リカさんにも、お出ましいただきますので、イエロー
       カードにレッドカードも、バシバシ出して、ご指導下さいね。

華子様    お名前の通り、華やかでしっとりと艶やかな作品を、堪能させて
       いただきました。ワタルくんもコムちゃんも、華子様のお蔭で
       益々愛しさが増して、嬉しい悲鳴です。
       次回作も、楽しみにお待ちしています。

keiko様   良かった!これからも作品お書きいただけるのですね。
       私の方に、オサちゃんアサコちゃんにもお出ましいただく予定
       なのですが、よろしくお願いします。
       (お邪魔にならないようにします。)

らん様    らん様のお蔭で、先日の宙組公演では、なんと言いますか、
       普通の顔をしているミズくんとゆうかちゃんが、おかしくって。
       それで、今ではすっかりおふたり共、好きになりました。
       いろんな組に気になる人が増えて、嬉しいです。

ぽん様    師匠!本当にかなりの壊れっぷりでいらっしゃるんですね。
       それでも、なんのかんのとおっしゃりながら、こうして次々と
       作品UPされるとは、やはりただ者ではありますまい!
       回復されてもされなくても、次回作楽しみです!

ショーコ様  昨日は不躾なことを言いまして、申し訳ございませんでした。
       お気に留めていただけて、舞い上がってしまいました。
       人の出来ない凄いことをされておいでで、尊敬しています、と 
       伝えたかったんですが・・。(これでも愛読者のひとりです)



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ニューヨーク・・旅の終わりに 5 No: 4541 [返信][削除]

投稿者:♪HT♪ 02/04/14 Sun 01:53:58
ワイン飲み過ぎ~。お酒で頭が溶けてます。
作品読んでて体も溶けそう~。危険!!
とんでもないレスしてしまいそうなのでレスは後日レス。
アップだけして出直しますううう。


NORU☆BUN★NORU☆BUN★NORU☆BUN★


時の経つのも忘れ語り合っていた二人。
たとえ言葉が途切れてもただこうしていたかった。
ノルのコートの中で一つになって。
沿岸をライトアップした豪華客船がすべるように進んでいく。

「ノルさんの腕の中、懐かしいな」
「ああ。夢の中ではいつも抱いていたけどな」
「え、ノルさんも?実は僕もノルさんの『凄い技』、
体が忘れられなくて・・アハ」

「ぶん・・・キスしていいか・・・」
(たかがキスするのにどうして一々ことわるんだ?、俺)
「そんな事・・・答えられないよ・・・」
(あんな話、聞いた後だよ?して欲しいに決まってるけど)


また、二人の間を風が吹き抜ける。
ぶんはノルのコートをしっかり合わせた。
もう風など絶対に入ってこないように。

(でも・・・もう僕は全てを捨ててもいいって思ったんだ。
ノルさんもそうだと思っていいの?)

「見て!ノルさん」
急にはずんだ声を出したぶんが両方の人差し指と親指で
長方形を形づくっている。
輝きを放ち聳え立つ摩天楼の夜景が、ぶんの手の中に収まる。

「ね、いいショットでしょ。
この橋の上でキスした恋人たちは、永遠の愛を手に入れられるんだって」
(↑ぶんちゃん、思いつき・・・(^。^))

ぶんが目をキラキラさせてノルを覗き込んだ。

(ぶん・・・)
ノルの唇がそっと目を閉じたぶんの唇に触れる。
ずっと待ち望んだその感覚にぶんは気を失いそうになる。
舌先で唇をなぞられ、体に熱いものが走る。
暖かいノルの舌が柔らかいぶんの舌と絡み合う。

(あ、ノルさん。涙が出ちゃうよ・・・)
再会しても涙を堪えていたぶんの瞳から涙の雫が流れ落ち、
まるで星のようにまたたいた。
でも一人で泣いた時の涙とは違う、暖かい涙だ。


夜のブルックリンブリッジ。恋人があちこちで抱き合っている。
そのうちの何組が本当に幸せを感じているんだろう。
そのうちの何組が誰も傷つけないで幸せを手に入れたのだろう。


そっとぶんが唇を離した。
「ノルさん・・・決めて」
(僕を選ぶ?・・・それともあの人をとる?)
すがるような瞳。

「お前はもう決めたのか?」

「もう僕は、答えをみつけたよ」
くすっと笑う。(本当はずっと待ってたんだから)

「そうか!俺も決めたぞ」
ノルも陽気な声を出す。
(ずっと前から決めていたよ・・・)

もう一度ノルが今度は激しく堰を切ったようにぶんの唇を吸い上げた。
体中からこみ上げてくる歓喜の叫びにぶんが小さく喘ぎ声を上げる。
「ん・・・」
力の抜けたぶんの腕がぶらんと垂れ下がる。

その途端、ぶんの指輪がベンチにぶつかりゴツンと鈍い音がした。

ドキッとしてぶんはノルから唇を離した。
そして慣れない指使いでポケットにずっと仕舞っていた
ノル手作りの薔薇のピアスをつける。

プラチナの指輪と買ってもらったばかりのシルバーのブレスレットは
はずして、ベンチの隅に置いた。
(トドさん・・・ごめんね・・・さよなら・・・)

ぶんがやるせない目をしてノルに呟く。
「僕はもう、トドさんに合わせる顔がない・・・」
「俺もあいつにはすまないと思っているよ」

「でもノルさんさえいてくれれば、何もいらないって解かった」
「ああ、もう何も望む事はない・・・な。
あれからお前に逢う為に生きてたんだからな」

(ああ、ぶん。お前の答が聞けて、俺の胸に抱けて、キスもして
もう思い残す事はないよ・・・ごめんな。またお前を残してしまう・・・)



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ああやっと寝れる…(ごめんなさいの個人レス) No: 4540 [返信][削除]

投稿者:雪だるま 02/04/14 Sun 01:27:29
みどり様(個人レスです)
 今夜も起きて待っていました…
 ≫こんなモン需要あるのだろうか?
 他の方は存じませぬが、私にはありますのよ♪
 トドさん、ぶんちゃん、みどり様、夜は長いの、頑張ってね!
 それではお休みなさい。
 (ああっ!ロム専になるんだった!!!!!)



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原題:マフィアの日に寄せて (副題:僕って淫乱?) 14 No: 4539 [返信][削除]

投稿者:みどり 02/04/14 Sun 00:57:20

>>雪だるま様、
昨夜はあんな時間まで起きてらしたの?(ちゃんとam10時から某衛星チャンネルの舞台中継見た?)
それに、回数まで勘定してるなんてスゴイ・・・。
書いてるこっちが忘れてたわ。そうか、まだぶんちゃん4発、トドさん3発しかしてないのね。
>し・しかしぶんちゃんが待つ? 
んなわけないだろっ!僕はあんなエロ親父なんて絶対待ってないからねっ、ぷんぷん(by ぶん) <-お口は天邪鬼だからね~^^;;
>15回は軽いわよね?
私は回数より中身の濃さで勝負したいのですが・・・。
でも、しゃあない、まだまだやらせるか。<-いつまでたっても寝かせてもらえない~(泣)(by トド&ぶん)
しっかし、こんなモン需要あるのだろうか?板汚しですみません。ああ恥かし・・・。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

「本当に嫌かな・・・
お前の躰に聞いてみるか」
トドはぶんの耳元でそう囁くと
ぶんの下腹に手を伸ばし、いきなりぶんのモノを掴んだ。

「(あっ)・・・!」
「もう元気になってるじゃないか、ん?」
「(ううう、サイッテー・・・(泣))・・・」

ぶんは羞恥のあまり再び抵抗しようとした途端、
トドに熱くなったモノをしごかれ始め大人しくなる。
「(はぁっ)・・・」
「いい子だ・・・」
トドに熱い先端を押し付けられ無意識のうちに身体を開いて誘う。

「くっ!」
背後からトドに思いきり貫かれ唇を噛み締める。

トドはそんなぶんの中で自分のモノを抜き差しし、
腰の動きを徐々に早めていった。
「あんっ・・・・・!!!  やっ、もう・・・、
そんなに激しく突かないで。
また、さっきみたいに大声で叫んじゃうよ!」

「フロントから苦情がきたってかまやしないぜ。
いいから俺の名を叫んでくれ」
「だって・・・!」
「いいから!」
更に激しく突き上げてくるトド。

「ひど・・・い、
今夜は・・優しく・・して・・くれるんじゃ
・・・な・かった・・の?」

トドの言いなりになることへの恥かしさから
暫く声を上げるのを躊躇っているぶん。
恨み言の一つも言いたくなるのだ。

「あ・・・は・ん・・・
(でもやっぱり素敵かも・・・)」
目を閉じて自分の中のトドの激しい動きに陶酔し始めたぶんは、
トドが急に自分から身体を引こうとするとビクッとした。

「あん!行かないで・・・」
「でも嫌なんだろ?」
「(ったくも~、人が折角ノッテきた時にトボケたこと言わないで(怒)!)
お預けはもっと嫌なの~!!!」
「何だ、結局、もっとして欲しいのか」
トドがぶんの耳元でフフンと笑う。

「(ひどい、トドさん、わかってて言ってるでしょ・・・)
んんん、もっと~・・・!(悔しいけど)」
「お前、俺に命令する気か?
『もっとして下さい』って言えよ」
ぶんの耳元に勝ち誇った声が聞こえる。

何この人、いい気になっちゃってサイッテー(怒)!
そんなこと絶対に言うもんか、でももっとして欲しいし・・・、
一体どうしたらいいんだ、僕?!

「いやだったり、もっとだったり
お前の気紛れで俺を振り回すのはやめろ。
何も言わないなら俺は疲れたからやめるぜ」
ぶんから身体を離すトド。

「あ゛あ゛あ゛~っ、ダメ~~~~~ッ!!!」
「ボスに対してダメはないだろ、え?」
「もっとして、下・さ・い~!(もうヤケクソ)」
「素直でよろしい♪                <-いちご様、表現拝借します
・・・・・・・・・・・・・・・次は最初からそう言えよ」


(キーッ、く、悔しい~~~(涙)!)
「お前・・・、相変わらずわかりやすいな」
トドの意地悪なセリフにムカッとして
身体の下でモーレツに怒っているぶんが可愛くてトドはクククと笑う。

「怒るなよ、可愛いって言ってんだよ」
(ふんっ、バカにしてっ!
そんな言い方されても全然嬉しくない!)
怒りのせいでぶんの背中は震えている。

「ほら、いつまでもキーキー怒ってないで
いつもの可愛い声を聞かせろよ」
(絶対にイヤだっ!)
ぶんは背中まで赤らめ怒っている。

「おいっ!して欲しいって
ねだるからしてやってるのに、お前、少し我儘だぞ!」
(そっちが意地悪するからだもんっ!)
ぶんの怒りが激しい締め付けとなってそのままトドに伝わってくる。

「ああ、暴れるな(ったく折れちまう・・・)。
ご褒美にうんとヨクしてやるから、暫く大人しくしてろ!」
「(ううう~っ)・・・」
ぶんが後で強烈な自己嫌悪に陥る姿を見せるのがまた嬉しくて、
トドはいつもいたぶってしまう。

頭では怒っていても躰の方の反応はもともと素直なぶんである。
やがて自分とは全く別の人格にのっとられて
いつものようにトドに支配されるままとなってしまうのだ。

「はぁっ!」
「そう、そのまま・・・。
よ~し、よし・・・・・・」
「ああ!  トドさん・・・、トドさん!」
ぶんが何度もトドの名を叫ぶ。

「いい子だ・・・」
「あっ、あっ、あ~~~~~~っ!!!」
ぶんはトドにそのまま盛大に突き上げられ続けると
ついに耐え切れなくなり絶叫して果てた。
そしてトドもその叫び声を合図に同時に果てていった。

------------------------------------------------------------

「クシュンッ」

ぶんの背後から果てた後、
トドはぶんの背中に覆い被さりほんのわずかの間、眠っていたが
ぶんのくしゃみの音で目を覚ました。

「俺、今、寝てたか?」
「うん・・・ほんの一瞬だけ」
「悪い・・・、重かっただろ」

ぶんは自分の背後から身体を離そうとするトドをおしとどめる。
「やだ、まだ出て行かないで!」
「苦しくないか?」
「ううん、ずっと僕の中にいて・・・」
「ああ・・・」

終わった後にトドさんを僕の中に感じるのが好き。
このまま溶けて一つになれればいいのに・・・。

ぶんはトドに突き上げられている時より、こういう状態の方が好きである。
行為そのものよりも、行為の後にトドと繋がっていることの方が大事に思えるのだ。
だってトドさん、最中は凄~く意地悪なんだもん (by ぶん)

「や・・・」
行為の後で自分の中に留まっていたトドがやがて出て行くとき、
ぶんはいつも悲しそうな声を出す。

自分と繋がっている状態をそんなにも欲してくれるぶんが愛しくて
トドは「もう一度、俺と一つになるか?」と聞いた。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~< 続 く >

>836番様へお詫び
「12夜」にひっかけて当シリーズの第4話から第15話まで12話連続でHをするはずだったのに、
12話だけじゃおさまらなくなってしまった。20話くらい連続Hしてもいい?
だって、指が、指が勝手に・・・(涙)。誰か私の暴走を止めてくれ~!!!



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恋歌・3 No: 4538 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/14 Sun 00:23:57
轟邸の玄関を入る時、本当にぶんはコムを抱き上げて入ってくれた。

「お帰り。」
そう言うと、ぶんはコムにくちづけて。
ワタルが一瞬、誰にも分からないほどではあったが、苦い顔をする。

その、ほんの少しの顔色の変化を見逃さずに、ぶんが笑い出す。
「もう、ワタルのヤキモチ妬き。」

「そんなんじゃ、ありません。」
周りに何人か組の若手がいたから、ワタルは言葉づかいだけは丁寧だ。
その目は怒っていたけれど。

「さっ、トドさんに挨拶に行こう。お待ちかねだよ、きっと。」

コムの顔に緊張が走り、ワタルを見上げる。
ワタルが頷いて見せ、ぶんがコムの肩をそっと抱く。

トドの執務室のドアを開けて、ぶんが満面の笑みをトドに向ける。

「トドさん、コムとワタルが帰って来ました。」

無言のトドに向かって、ワタルが最敬礼をする。
コムがそれに倣う。

「ご迷惑をおかけしました。」
ワタルが言う。

「うん。...怪我の方はもういいのか?」
「はい。すっかり。」

「まあ、今度のことは怪我の功名というところだったが....」
「風輝組の始末は、ほぼ完了したかと。」

「うん。ご苦労だった。もう少し、休ませてやりたかったが、
こちらも、少し厄介なことになっているからな。」

「はい。勝手言ってすみませんでした。」
ワタルが途中下車で山荘に行ったことをわびる。

「あまり、溺れるな。」
トドが苦笑いをする。
「はい....」
ワタルが、密かにこぶしを握る。

「コム。」
不意にトドが、厳しい声で、コムの名を呼んだ。

「はい。」
コムの目がまっすぐにトドを見つめる。

「今度勝手なことをしたら、ワタルとは別れてもらう。」
「はい....」

「トドさん!」
ぶんが驚いて、何か言いかける。
ワタルの顔が青ざめて見える。

「今回のことは、ワタルがけじめをつけたから、もう済んではいる。」
コムは驚いて、ワタルを見る。ワタルからは何も聴かされてはいないのだ。

「だが、組の大事な幹部であるワタルと、
これから組の為に働いて貰わなければならない壮を、
お前の為に、失うところだった....」

「はい...」
コムが唇をかんで俯く。

「トドさん!だって、それはコムのせいではない...」
トドが一瞥して、ぶんの言葉を押さえる。

「お前は、もういい加減に、自分の存在がどれほどのものか、
わきまえなければならない。」

「僕は....」

「お前は、二人の男が命を懸けるほどの人間なのだ、ということだ。」

コムが驚いて目を見張る。
トドが薄く笑う。

「分かったら、自分を、もっと大事にしろ。間違っても、組の若い者の前で、
卑屈になるな。ワタルが恥をかくだけだ。」

トドはトドなりに、コムが噂の渦に巻き込まれて、
傷つくのを気遣ってのことらしいと分かって、ぶんが微笑む。

「一人で、勝手に悩んで、また皆に迷惑をかけることになったら、
その時は、ワタルと別れて、俺のところに戻って貰う。いいな。」
「ト、トドさん!まさか、それが言いたくて...」

ぶんが、トドに詰め寄る。

ワタルが、いい潮時と悟って、
「では、俺達、この辺で失礼しても...」
と、トドの様子を伺う。

「あっ、いや、ワタルはもう少し...」
「ワタルには、後で話して!どうしていつまでも、コムを!」

「ぶん、落ち着け、あれは、言葉の綾で....」

ワタルとコムは、白熱しそうな二人を残して、トドの部屋を後にした。

「フフ。ぶんちゃん、相変わらずだね。」
コムが帰って来て初めて微笑んだ。

「ああ。トドさんもな。コム。気を付けろよ。」
「本気じゃないの知ってるくせに。」

「いや、結構本気だった.....」
「ワタルさん....ヤキモチ妬いてくれるんだ。」
コムが嬉しそうな顔をする。

「お前、俺が一度もヤキモチ妬かなかったと思ってるのか?」
「ううん。でも、あんまり言わないから...」

ワタルが超人的な我慢をしていることを、コムは痛いほど知っている。

「俺、すげぇ、ヤキモチ妬きだぞ。覚悟しろ。」
「うん...うれしい....」

本当は、もっと早くに、素直にヤキモチを妬きあっていれば良かったのだ、二人とも。

廊下の外れで、見詰め合って、唇が重なる。
やっと、帰り着いたのだという思いが、二人の中に広がっていった。

「厨房によって行くか?」
「うん。ねったんのカフェ・オレ、飲みたい。」
「ああ。」

厨房では、きっとねったんが首を長くして、待っているに違いない。
コムタンは、冬眠から目覚めたろうか。

俺のコムは、冬眠から戻って来たぞ。
これからは、暖かい日が続きそうだな、ねったん。



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お邪魔レス No: 4536 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/14 Sun 00:15:04
>0番様。≫今回の話、なるべくショーコ様のお邪魔にならないようにしたいです。
いいえ。私こそお邪魔しないようにいたします。
だから、無事に帰って来てーーー(泣)
かよこちゃんがいないと、話が進められない( ←しっかり、邪魔してますね私。すみません。)
クローバーの件はですね、あれがないと、私は、「恋歌」を書こうとは思わなかったので、
無視出来ないのです。気になるでしょうけれど、お許し下さいませ。

>ぽん様。 私もーーー!!男役のコムちゃん観たいーーー!!ああここで叫んでも(涙)私の壊れかたが変形なのは、
その辺に原因がありそうです(^^;いつもいつもぽん様の作品に慰められております。

>keiko様。うーーん。仲良しな二人。見てるだけでホワーンといい気分です(^^)

>華子様。木々のみどりが目に浮かびます。綺麗でラブラブなお話をありがとうございました。なんだか次は、ドキドキなお話のような予感が。楽しみにしてます。

>836番様。ひと様宛のレスに失礼いたします。風邪はいかがですか?お大事に。4月下旬~5月の大爆発(笑)前に崩壊状態、復旧されますように祈っております。

>あお様。ちっちゃいタニちゃんのキス、かーわいい(^^)エリ王様、お薬作ってくださったようで良かった。
ホッとしてもいいんですよね?それから、慰めてくださってありがとうございます。でもやっぱりバカだとしか思えない私(泣)

>いちご様。今日、WOWOWで、ノルさんとぶんちゃんを観て、なんとなくムフフフとなってしまいました。
高校生の二人が純で可愛い。あーー、ノルさんとあーんなことやこーんなことしちゃうのは、いつの日でしょう。

>しずく様。コムスカーレット、可愛いですよねぇ(喜)私は、監獄に尋ねて行く時のグリーンのお衣裳が好きです。次の作品、お待ちしてますね。

>らん様。エラそうに二本立てなどと宣言してしまいまして(泣)いつまで続くか分かりませんの(^^; らん様も早く書いて下さいね。

>かめ乃様。いよいよ。瀬奈麻子様登場ですわね。そうなりますと、男爵様もご登場されるでしょうか?
(すみません、爵位はこれで良かったでしょうか?記憶力皆無の私(汗))その組み合わせにドキドキしておりますの。

>オレンジ様。キャー、ぶんちゃん、怪我しちゃうのですね?でもなんとなく、それも二人の愛を深める材料なのかな?なあんて(^^)ほんとに大怪我ならごめんなさい。



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薔薇の迷路 ―― 日曜日・3 ―― No: 4535 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/13 Sat 23:37:13

「ノルさん・・・」
「どうした?乗れよ。
お姫様みたいにドア開けて乗せてやらなくちゃダメか?」

玄関先まで車を出してきたノルは、
運転席に座ったまま、隣りの助手席をあごで指す。

「ノルさん・・・この車、日本で走らせるにはちょっと派手過ぎない?」
「そうか?飛ばすとなかなか爽快だぞ。
 ともかく、これしかないんだから文句言うなよ」
「文句は言わないけどさー」

ノルの車はアルファロメオのスパイダーだった。
エメラルドの輝きにも似た深い緑色のスタイリッシュなボディが目にまぶしい。

もう4月でだいぶ暖かいとはいえ、
オープンカーをブッ飛ばすにはまだ気が早いのではないだろうか?
と思わなくもないが、ノルにせかされ、ぶんは助手席に座りこんだ。

ノルは、慣れた手つきでエンジンをふかし、ハンドルをにぎる。

トドは自分で車を運転することはめったにないが、
ノルにとっては、車の運転は数多くある趣味のひとつだった。

(ノルさんの運転する姿見るのってすごく久しぶり。
 やっぱりノルさん、格好良いな)

自分の横顔を見つめているぶんに気がつき、ノルがニヤリと笑った。

「(んっ?)ノルさん、今、笑った?」
「いや、別に」
「うそ。笑ったよ。なに、ヤな感じ」
「お前が考えてることがわかるって思っただけさ」
「何?」
「どうせ俺のこと格好いいって思ってたろ」(←ズバリ、正解です)
「お、思ってないよ、自信過剰!」
あまりにそのまんまなのが悔しくて、
どうでもいいことなのだがぶんは意地になって否定する。

「素直じゃないな」
「昔っからです。ノルさんと一緒だよ」
「俺は素直だぞ」
「そうかなー?結構いっつもひとりで格好つけてるじゃん。
 隠し事多かったしさあ。さえこのこととかさー」
「出発するぞ。ベルト締めろ」
「あーっ、話そらそうとしてるっ」

ノルは無駄のない仕草で色の薄いグレーのサングラスを掛けると、車を発進させた。



「ひゃっほーーーーーーー!!」

「気持ちいだろ?」
「うんっ!最高ーーー!!!」

鮮やかな緑の高原の中をノルとぶんを乗せたアルファロメオが風を切って駆け抜ける。
見上げると、雲ひとつない突き抜けるような青空だ。

すれ違う車もほとんどなく、整備された道路は、
二人を乗せた車を吸い込まれそうな走りへと導いていく。

風に髪をなびかせながら、ぶんが楽しそうにノルに笑いかける。
今朝の泣き顔とはうって変わって、一点の曇りもない最高の笑顔だ。

(ぶん、お前の泣き顔も好きだが、やっぱりお前の笑顔が俺は一番好きだよ)

ノルは、満足そうにアクセルを踏みしめ、徐々にスピードを上げていく。

「う、わーーーーーすごい風!」
ぶんは、ボードに手を掛け、助手席から立ち上がった。
「こら!あぶないぞ、ぶん」

「平気、平気~。気持ちいいーー・・・うわっ!!」

「!!ぶん・・・!」

一瞬、バランスをくずし、よろめいたぶんを見て、ノルが急ブレーキを掛けた。

鋭い摩擦音を立てて、車が地面をすべっていく。
あと数センチで車のボディがガードレールをかする直前、
ぎりぎりの所で車は停止した。

「ぶん!大丈夫か!?」
「・・・・・・」

急停止の衝撃に、自分も一瞬ハンドルに突っ伏したが、
ノルは、すぐさま身を起こし、
助手席にうずくまってるぶんを抱き起こした。

「どこか、ぶつけたか?怪我したか!?」
「・・・痛い」
消え入りそうな声でぶんがつぶやく。

「ど、どこがだ!?」
真っ青になって、ノルがぶんの乱れた前髪をかき上げ、顔を覗き込む。


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レス~ No: 4534 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/13 Sat 23:35:14
みどりさま  雷鳴、雷光をバックに愛し合うトドぶんて、格好いいです!しかし、本当にすごいわ・・・(絶句)。

ショーコさま  堕天使コムちゃん、可愛い。ついに!?うふ・・・。わーい。ぶんちゃんだー。
  >轟邸に、さまよう紙飛行機が、今やっと、着地した。 うんうん、よかったぁーー(涙)!!

かめ乃さま  淳子ーー紺の水着姿!!健康的な太腿(笑)!!!陽子好きです。ついに、麻子がっ。続きを・・・!

いちごさま  ノルさんに無理やり告白させて照れるぶんちゃんが可愛いーー!!(爆死)
  一生やってろってノルさんも好きだーー。苺子さまぁーーーーーー。初夜、期待せずに静かに待ってます(笑)。

あおさま  あっ、タニちゃんだ~。何も知らずに(知るのかしら?)無邪気なタニちゃん・・・しみじみ可愛い。
  ノルぶんトドの三角関係、どうなるんでしょうね~ノルさん次第ですかね~。

華子さま  華子さまはそのままでいいんですよーラブラブは必要です!この板には!!

0番さま  いやいや、まとぶんーー(挽肉・・・)!かよちゃんーー!!ついでに(すまん)レオンー!!
  タカコ死んじまえーー(いや、現実のたかちゃんは好きなんです・・・)。

ぽんさま  うっ・・・わ、笑わせないで下さいっっ!!コム命ネクタイから後片付けを頼むとだけはまで、
  ツボツボすぎますーー!!第二弾、待ってます・・・っ。

keikoさま  いちご(様)ジャム入り紅茶!いいな~おいしそう!!



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ぽん様へ個人レス~~~ No: 4533 [返信][削除]

投稿者:はつこ 02/04/13 Sat 23:27:23
キャァ~~~
拍手、喝采、雨アラレ~~~
もう、面白い~~
観劇日が楽しみ~~~
(コムちゃんの楽日なの…アサコちゃんも出ないかなと密かに期待)



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マグノリアの君 No: 4532 [返信][削除]

投稿者:ぽん 02/04/13 Sat 23:11:02
~Ⅰ~

「わたるさん、僕からの贈り物、受け取ってくれる?」
コムは、わたるに、綺麗にラッピングされた箱をわたす。

中からは、「コム命」とプリントされた、シルバーのネクタイが出てきた。

「嬉しいよ、コム。」
「僕がつけてあげるね。」

コムは新妻のように、嬉しそうにわたるの首にネクタイを掛けている。

「これをつけて、リュウとしたところをみんなに見せたら、羨ましがるだろうなあ。」>そんなことはございません

「はい、終わったよ。お仕事いってらっしゃい。」
「ああ、いってくる。」

「わたるさん!」
「ん?」
「おでこに、キスして!」

わたるは、コムの腰に手をかけ、コムの唇に自分の唇を押し当てる。

しばらく味わった後に、ようやく、わたるはコムを解放する。

「違うの!おでこにしてほしかったの!!」
コムがむくれる。
「俺もそのつもりだったんだけどなあ。
 お前のこの唇が俺を誘ってるんだよなあ。」
わたるは、にやにやしながら、コムの唇を指でなぞる。

「もう、バカ。いってらっしゃい!」
「ん。いってくる。」



~Ⅱ~

朝の食堂。
わたるが、コムに話し掛ける。

「コム、昨日のお前は激しくて、最高だったなあー。
 また、今夜も楽しもうな。」
人のたくさんいる食堂でそんなことを言われたコムは、赤くなる。
「わたるさん!ベッドで抱き合うのが、そんなに楽しいのっ!?」

「俺は楽しいんだが・・・お前は楽しくないのか?」
わたるが不安そうな顔をする。
「えっ・・・ん・・・・楽しい・・よ。」

「だろ!?問題ねえじゃんか。」
「・・・・・・・」



~Ⅲ~

わたるとコムは、暖かな午後の日差しの中、轟邸の広大な庭を散歩していた。
ねったんが料理に使ういろいろな野菜を栽培している畑のところにくると、突然、わたるは、コムを抱き寄せ、キスをした。
背中に回されたコムの手にも、力が入り、わたるのシャツをつかむ。

わたるは、唇を離すと、熱っぽい目でコムを見つめる。

「愛している!
 俺は、かつて持ち合わせた理性の全てを忘れて、この泥の中でお前を犯したいほどにお前を愛している!!」

「・・・僕、土まみれになるの、ヤダ。」

「・・・やっぱり、ダメか?」
「ダメ。」



~Ⅳ~

ある日の午後、コムは、図書室でソファにくつろぎながら、本(『風と共に去りぬ』の続編、『スカーレット』)を読んでいた。
その傍では、轟が、何かの本を探しているようだ。

「おっ、あった。」
轟が手を伸ばして目当ての本を抜いたはずみで、隣にあった本が、下に落ち、机の上にあった花瓶に当たった。
その花瓶は、いきおいで床に落ちる。

ガシャーン!

あっ・・・・・・・・(二人の心の声)

しばしの沈黙。

「コム・・・」
「はい?」
「俺はな、一度壊れてしまったものを元に戻すよりも、そのまま壊れたものを眺めていたいんだ・・・」

それだけ言って、轟は、部屋を出て行こうとする。

「ちょ、ちょっと、トドさん?」
「無駄だ、コム。俺を止めようとしてもな。」

「トドさん!トドさーーーーん!!後片付けぇー!!」


パタン、轟はドアを閉める。

「コム、お前に、後片付けを頼む、とだけは、言いたくなかったんだ。
 後片付けを頼む、とだけは、な・・・」

部屋では、取り残されたコムが、ぶつぶつ言いながら、壊れた花瓶の後片付けをしていた。



*************************************

板汚しにすぎないことくらいは自覚しております。
なにぶんにもただいまぶっ壊れておりますので。
さーて、叱られないうちに逃げようっと。



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レスレス♪ No: 4531 [返信][削除]

投稿者:ぽん 02/04/13 Sat 23:02:56
ああ~!!コムちゃんの男役が見たいっ!!
コムスカもとーってもかわいいのだけれど、やっぱり私は男役のコムちゃんが大好きなのです・・・
コムアシュレが見てみたいなあ~。そして、レットはわたる君で。レットとアシュレ、禁断の愛の世界♪
本気で壊れてきたらしい。やばい(汗)。

keiko様 オサちゃん、薬もちゃんと飲んでるから、もうじき良くなりそうですね(^^)

華子様 ええー!?そんな、ここでおしまい!?いよいよこれからね♪、と思ってたのに・・・。
私の知恵袋、きっと、ひっくり返しても、何も出てこないのではないかと思われます(^^;)またのお出ましをお待ちしています。

あお様 >何か小さなものが、何度もキスをしてくる。 タニちゃん、かわいいーーっ!!

いちご様 いやあ~、ぶんちゃん、かわいいわあ。告白された後の反応がなんとも高校一年生らしい(^^)

かめ乃様 >それに較べてわたしの健康的な太腿ったら! いいえ、薫子さんはそれでよろしくてよ(笑)

ショーコ様 ああ、ついに、帰ってきたのね(涙)でも、堕天使なコムちゃんのブラウスの中に入っていったわたる君の手も気になる(笑)

みどり様 すごいすごい!!まだまだ続くのね?そうね、トドさんなら、連続15回だって平気だものね!

オレンジ様 トドさん、ちゃんと迎えに来てくれると良いのだけれど・・・。ああ、やっぱり切ないわ。この3人。

はつこ様 ええ、私は、はつこ様のものでございますわ♪じゃれあうワタコム、素敵。斬新なねったんの味付けって、どんなんだろう。

0番様 さよならって、さよならって、そんなあ~!!ここはやっぱりレオンにがんばってもらいましょう。



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836番様へ No: 4530 [返信][削除]

投稿者:あお 02/04/13 Sat 22:46:14
2月のショックも、5月の特大ショックもわかる。
でも4月下旬の大ショックがわからん。んーーー。
でも、きっとそのうち、わかるでしょう(笑)

すいません、こんな事でレスして。



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さよならを許して・5 No: 4529 [返信][削除]

投稿者:0番 02/04/13 Sat 22:28:33
体中の筋肉が挽肉になった気がする。
腕と言わず足と言わず紫色に腫れ上がり、胸にも腹にも
無数の傷が血を滲ませて走っている。

地下の一室で、天井から親指だけ縛って吊るされて、
まとぶんはさっきの二人組に竹の束で延々殴打されつづけた。
病院での鬱憤を晴らすように交代で叩き、同じ場所を何度も打っては
皮膚が破れて鮮血が噴き出すのを見て嘲笑う。

気を失っては、氷水を浴びせられて意識を戻される。
手元が狂って顔面を直撃したので、血が目に入ってよく見えない。

いいかげんにしないと本当に死ぬぞと兄貴分に言われて、
ようやく二人が出ていった後も、まとぶんは吊るされたままだ。
足がつくぎりぎりのところで吊るされているので、力を抜くこともできない。
縛られている親指の感覚はとうになくなっている。

(これじゃ……本当に生きてられるかわかんねーな……)

何か吐かせるための拷問ならともかく、手加減を知らない素人のリンチは
死ぬとは思わなかった、とか思ってるだけタチ悪いよな、と
まとぶんは痺れた頭で考える。

がちゃりとドアが開いて、誰か入ってきた。
親指の縄をいきなり切られて、まとぶんは床に崩れ落ちる。

「ぐ……っ……」

錆の塊が喉元までせりあがって、黒ずんだ血塊を吐く。
同時にものすごい激痛が全身を走ったが、その体に乱暴に服を着せられて、
よりいっそうの痛みにまとぶんは呻いた。

両脇を抱えられるようにして地下室を出る。
引きずられていくまとぶんの足跡のように、血が廊下にしみを作っていた。



再び大広間に引き出されて、タカコの前に投げ出されたとき、
まとぶんは意識が朦朧として誰かそばにいるのに気がつかなかった。
傷だらけのまとぶんを気づかって体のどこにも触れようとはせず、
ささやきかけるようにゆう、と呼ぶ。
それだけでまとぶんは重いまぶたを上げた。

目の前にいるのは確かにかよこだが、髪も着衣もどこか乱れて様子が変だ。

「かよこ……あんたまさか……」

それだけでも切れた唇まで痛んで、まとぶんは顔を歪める。

「まだ何もしてねえよ」

頭の上からタカコの声が降ってくる。
転がっているまとぶんからは、やたらと長い足と黒いエナメルの靴しか見えない。

「このお姫さん、どこに何を隠してるかわかったもんじゃないからな。
とりあえずうちの若いのが身体検査させてもらったぜ」

楽しげなタカコの声と裏腹に、かよこは凍りついたような目で
まとぶんを見ている。

「見たいとこ好きなだけ見ろって言ってやったからな。
かなりいいもの見せてもらったらしいぞ。若いもんには目の毒だったかもな」

抵抗できないのをいいことに、よってたかって体中を
さんざん調べると言うよりいじりまわされて、屈辱と羞恥で
かよこは気がおかしくなりそうだった。
それでやっと会えたまとぶんの惨いありさまに、自分が発狂しないのが
不思議なくらいだ。

「約束です。こいつとレオンを轟組に帰してください」
「いいぜ、約束は守る。
けど犬はともかく、こいつも轟組に帰していいのか?
おまえら、捕虜なんだろ」

「………いいんです。轟組に帰してください」

まあ、野垂れ死によりはマシかもな、とタカコがつぶやく。

「うちの車じゃ信用できないだろうから、タクシーに突っこんで
送っといてやるよ。
それでも信用できなけりゃ、自分でタクシー拾うか、お姫さん?」

まとぶんを見つめていたかよこは、傲然と立つタカコを振り仰いだ。
ワタルより怜悧でシャープな感じの容貌のタカコは、
冷徹な目をして見下ろしてくる。

「信用します」

半分また意識を飛ばしかけているまとぶんの
血の滲んだ唇にかよこはそっと自分の唇を重ねた。
柔らかいかよこの唇の感触にも、まとぶんはもう反応しない。

広間に連れてこられたレオンが、尻尾を垂れたまま寄ってきて
かよこの手を舐めた。

「レオン……ごめんな」

優しくレオンを撫でるかよこの後ろで、タカコは吐き捨てるように言った。


「このお姫さん裸に剥いて、ベッドに縛りつけとけ。逃がすなよ」



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熱を出すオサちゃん(その9) No: 4528 [返信][削除]

投稿者:keiko 02/04/13 Sat 22:15:19
食事も食べ終わりアサコが食器を厨房に戻しに行っている
間オサちゃんはカフェオーレと紅茶を用意しています。
「ただいま」
「おかえり。カフェオーレ用意したから
一緒にお茶しよ~」
「そうだな。でもお前まだ熱あるんだから
無理するな。薬飲んだか?あと1回分残ってただろ?」
「これから飲む・・・・・」
相変わらず薬を飲むのを渋るオサちゃんを見て
「オサ、ジャムと混ぜる飲みやすくなるみたいだぞ」
(HT様さっそく活用させていただきます♪)
「ほんと?誰に教えてもらったの?」
「ねったんだ。あいつ子どもの頃そうして飲んでいたそうだ」
「そうなんだ。さっそく試してみるね♪」
オサちゃんはいちご(様)ジャムを持ってきて
さっそく薬をまぜ飲みます。
「甘くておいしい♪今度からこうしてお薬飲んでもいい?」
「オサがそうしたいならそうすればいい」
『オサ子どもみたいだな。でも子ども扱いすると
またふくれるから黙っていよう』
仲良くお茶を飲んだあと
「さ、おとなしく寝てろ」
「うん。アサコはどうするの?」
「俺はここで本を読むけど?」
「ふ~ん」
オサちゃん立ち上がるとベッドから毛布を持って
アサコのそばに戻ってきたので
「どうした?毛布持ってきて」
「アサコのそばで寝たいの・・・
 アサコ膝枕して・・・・」
「いいよ。おいで」
「うん♪」
オサちゃんは嬉しそうにアサコの膝の上に頭をのせ横になります。
2人はのんびりとした午後を過ごし始めました。


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レスです。 No: 4527 [返信][削除]

投稿者:keiko 02/04/13 Sat 22:08:51
>らん様
 レスありがとうございます。
 オサちゃん元気になってきました。
 ゆうかちゃんにはたくさん助けていただき
 感謝しています。
 星組初日観劇されたのですね。
 うらやましいです。 

>0番様
 レスありがとうございます。
 >二人とも戻ってきた方がよろしいですか?
 もちろんです~。
 戻ってきてほしいです。
 
>しずく様
 レスありがとうございます。
 ほんわかしていていいですか?
 そう言っていただけてとても嬉しいです。

>いちご様
 レスありがとうございます。
 私が壊れている状態を見たいですか?
 それはやめたほうが・・・・・・
 初デートでノルさんに告白されて
 照れまくるブンちゃんとてもかわいいですね。

>あお様
 久しぶりにタニちゃん登場しましたね。
 お薬できあがったんですね。
 タニちゃん元の大きさに戻れるのですね。

>836番様
 風邪大丈夫ですか?
 早く良くなってくださいね。
 4月下旬の大ショックって何なのでしょうか?
 すみません・・・私よくわかっていませ~ん・・・・・
 
>華子様
 コムちゃんの足はほとんど完治したようですね。
 これから2人は甘い時間を過ごすのですね。



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ほほえみの天使 6 No: 4526 [返信][削除]

投稿者:華子 02/04/13 Sat 21:39:55

2人寄り添いベンチに座る。
すっと吹き過ぎる風が、若葉の香りを運ぶ。
コムは、傍にある木を見上げていた。
「うーん、気持ちいい!ねえ、見て。若葉が、綺麗だよ。」

青空に向かって伸びた木々の枝先には、若葉が光っている。
明るい陽射しに照らされて、輝く若葉。
その輝きが、コムの顔に降り注ぐ。
まるでコム自身から、緑の光を放っているように
眩しい程に美しいコム。

「コム、この前ここで抱かれていたお前も妖しくて綺麗だったけど
 今日のお前も緑に輝いていて綺麗だ。」
そう言いながら、コムを膝の上に抱き上げる。

「もう、また、、からかわないでよ。」
恥ずかしそうに顔をワタルの胸に埋めるコム。
ワタルは、コムの顎に手をかけ、優しく上を向かせた。
コムは、恥ずかしくてワタルの瞳から眼を逸らせる。

「コム、ちゃんとこっち見ろ、、」
緑の映るコムの瞳に、そっと口づける。
そして、頬に、最後に唇に辿り着く。

ワタルは、ゆっくりとコムの可愛い唇を楽しみながら、コムの唇が開くのを待つ。
ウットリと唇を預けていたコムの手が、ワタルの首に廻される。
それが合図のように、ワタルはコムの唇を優しく割って舌を差し入れる。

コムもそれを待ちかねていた様に
甘い吐息を漏らしながら、舌を絡めてくる。
コムの様子に愛しさが増し、更に深く口づけるワタル。

激しい口づけにワタルの腕の中で、身悶えしながら体を反りかえすコム。
明るい陽射しの中に天使がいる。
緑の天使

ワタルの激しくなる口づけに、息苦しさと共に朦朧としてくる。
「ワ、タルさん、、、苦し、、い。」
ワタルは静かに唇を離して、コムを見詰める。
コムの頬は、すでに上気して緑の輝きから
ほんのりピンク色になっていた。

潤んだ美しい瞳でワタルを見詰めるコムの姿に
このまま抱きたいと思う気持ちを抑える事が、出来なくなりそうだ。
ワタルは必死で抑える為、強く強くコムを抱きしめる。
「コム、コム、、、早く良くなれ、、、」

息苦しいほどに抱きしめられ、コムも体が疼くのを感じた。
「ワタルさん、、、抱いて、、もう、大丈夫だから」
ワタルの耳元で囁く。

「いいのか、、?」
心配そうに優しく見詰めるワタルにコムは、
“コクン”と頷いた。
「でも、、、部屋が、、、、いい。」
真っ赤になって答えるコムの様子が、可愛くて思わずまた口づける。

「ああ、戻ろう。部屋にな、、、、。」
ワタルは、コムを抱きかかえたまま、ゆっくりと部屋に戻っていく。
コムは、そんなワタルに身を預け、幸せそうに微笑んでいる。

“ほほえみの天使。
緑の天使。
ずっと俺の腕の中で、幸せを感じさせてやる。”

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
部屋に戻っての甘い時間は、皆様の思いのままにっと言う事で、お願い致します。
で、これにて、このお話は、終了に致します。拙いお話を読んでくださった皆様に感謝いたします。
いつもラブラブお話ばかりなので、たまには違った形にも挑戦したいと思っておりますが、
なんせ考える頭が無いもので皆様のようには、上手く行かないようです。
皆様のお話で、しっかり学習をさせて頂きます。



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皆様お元気レス^^ No: 4525 [返信][削除]

投稿者:0番 02/04/13 Sat 21:32:47
>はつこ様。
二人とも帰ってくるんだか、こないんだか(笑)
ねったんの斬新な味つけ、どんなんでしょう?
>元子様。
ひとことの相談もせず、と仰られましても、仮にかよこちゃんを
懸賞にしたいですと相談されたら、どうお答えすればいいのでしょう???
私の書くかよこちゃんは私のですが(笑)、皆様の書くかよこちゃんは
皆様のですからそんなにお断りされずとも(笑)
>鹿目乃様。
藪がにじゅうになったら織田?ああ、ふたえですね(爆)
淳子おねい様の水着に驚愕した私ですが、よく考えたらそれが普通でしたね。
病んでいるようですわ、わたくしも。ああ、ビスキュイが食べたい。
>836番様。
マリリン主水は、ハリウッドで一世を風靡した金髪の仕事人です。
ご自分こそオレンジ様と夜のボート、もといデートをなさっていたくせに。
浮気なさるなんてわたくしをもてあそんだのですね(鹿目乃様から引きずり)
>らん様。
初日をご観劇とはいいですね~。まとぶん、ぼこぼこですか?
じゃあ、かぶっちゃうかも(いやですね、そんなのがかぶるのは)
>華子様。
ワタルくんはお嬢ちゃん、タカコさんはお姫さん、タニちゃんはオデット姫。
やたら呼び名をつけるのが好きな私(笑)そしてまとぶんはあんた^^ゞ
>オレンジ様。
タカコさん、なにげに大人気(笑)なにしろ轟組発足当時から、ほとんどの
スターさんを轟組にしてしまったので対抗できる人が・・・^^ゞ
私もタカコさん、好きですわ。
>ショーコ様。
考えたらクローバー、別にかよこちゃんだと書かれていませんから、
ワタルくんと庭師の汝鳥さんとの禁断(?)の愛の話なのかもしれないですね(爆)
今回の話、なるべくショーコ様のお邪魔にならないようにしたいです。
>みどり様。
犯り殺しが気に入っていただけたようで(笑)
ぶんちゃん、その体勢は一番負担がかからないって聞いたんですが、
苦手なの?苦しい方がいいの?マゾなの?(爆)
>keiko様。
二人とも戻ってきた方がよろしいですか?でも、タイトルがタイトルですから
どうなんでしょうね。
>いちご様。
悪役がいないことには、ほのぼの以外のどのお話を書いている方々も
大変なのでタカコさん大忙しなのかと(笑)
初デート、初(?)告白、読んでいるこちらも足ばたばた(笑)
>あお様。
ほらやっぱりあお様が一番上に(笑)あっぷしたら違ってるでしょうけど。
色姉妹、オレンジ様も名乗りをおあげになったので、色三昧(笑)
悠淳、じゃあやっぱりサイコロのTとRって、トドさんだったんですね・・・って
しつこすぎるわ、私(爆)



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レスです。 No: 4524 [返信][削除]

投稿者:華子 02/04/13 Sat 21:22:45
>836番様
 ハバナホリデー、楽しいー!2人の様子に、爆笑でした。4月の下旬に大ショックがって、、、
 何かよからぬ事があるのでしょうか?疎いわたくしは、わからな くて、、。

>オレンジ様
 あー、ノルさんの暖かく優しい言葉に、わたくしが溶けてしまいそう。絵のような雰囲気の中での展開が、素敵です。

>みどり様
 残業でお疲れなのに、こんなに濃~~い素敵なHをUPできるなんて、、、。
 好きです!(ワァ、こんなときに告白?!)わたくしなんて、残業でボロボロです。

>ショーコ様
 堕天使のコムちゃんの感じも、ワタルくんのな~んかニヒルな感じも大~~好き
 恋歌のワタコムの胸の詰まるような世界も好き!あー、幸せです。ショーコ様の
 2つの世界に浸れるなんて夢のようです。

>古屋様
 お待ちしておりましたわ。いつもながらのセピア色の世界。ウットリ致します。
 淳子お姉さまのお姿に、、眩暈を覚えましたわ。

>いちご様
 高校生のノルブン。柔らかい雰囲気にときめきます。高校生にして、この誘い受けのブンちゃん、美しさが、伝わります。

>あお様
 そうですね。あちらの世界のお薬は、強力そうですものね。タニくん、やっともどれるのかしら?
そろそろリカさん・タニくんの甘~いシーンが、見たいかも。



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風邪ひいたれす個人レス No: 4523 [返信][削除]

投稿者:836番 02/04/13 Sat 20:12:57
>あおさま。
ひとさまレスにすいません。いや~、2月のショックは大きかったっすよね。
今回は4月下旬に大ショックが、その後5月中旬に特大ショックが‥‥
ッつー予定ですね。
ほほほっ。わたくしまた消えるに違いありませんわ(予告)。
書くなら‥‥い、いまのうち、かもしれんっ。(でも壊れてるしーー)
タニちゃん、久々登場で嬉しいっ。ああ‥‥ううっ‥かわいいっ(涎)



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悠淳・・・33 No: 4522 [返信][削除]

投稿者:あお 02/04/13 Sat 19:26:41
「リカさん、リカさん・・・」

何か小さなものが、何度もキスをしてくる。

「ん・・・」
リカは、ゆっくり目を開けた。

目の前にタニがいる

「タニっ!」

「リカさんっ!」

リカはあわてて起きあがったが、ベッドの上に座ると秘部が痛む。
うつむいて、いってぇぇ~~とつぶやいた。
へたくそな初心者20人に、連続、貫かれたあとだ・・・。
いくら、痛い系受けキングのリカ【パナマ様、お借りします】でも
ちょっと、きつかった・・・。

「リカさん?どうしたの?」

「ん?あ、いや・・何でもない・・・。」



リカは小さなタニを両手で抱え込み、
頬ずりするようにして、ぎゅっと抱きしめた。

「タニ、会えてうれしいよ」

ベッドから降りようとしたリカは、あっ!と思ったが、
自分がきちんと服を着ているのに気づき、ほっとした。

「リカさん、」

「ん?・・・」

「俺、リカさんの肩に座っていい?」

リカは、微笑むとタニを肩の上に乗せた。

「う・・・落ちそう・・・」

タニはリカの耳をつかんだ。
かわいらしい、感触だ。

タニが落ちないように、片手で押さえるとタニはリカの耳にちゅっとキスをした。

「くすぐったいよ、タニ・・・・」

「ねぇ、リカさん、ほんのちょっとの間だけしか離れてないはずなのに、
リカさんがすごく色っぽく見える。何で?」

(あ・・・それは・・・言えない・・・)
「・・・そ、そうか?どうしてだろうな・・・」

(お前と、こうしてまた会えたからだ・・・とか、言ったら、
口、うまいんだからーーもうっ!とか言って、叩かれそうだな・・・
この、天然プレイボーイっ!とか言われて、いや、お前と会ってからは、
ずっと、お前一人・・・えーーー、そんな事言って、ワタルさんとは、どうなのさっ
とか言われて・・・それで・・・)

思わず、一人の世界に入りかけたリカの目の前に兵士達が現れた。

「リカ、薬ができた。今、王が来る」兵士の一人が言った


¢¢¢¢¢¢¢¢

明日、また見に行ってきます。続きは月曜日・・かな。



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レスです No: 4521 [返信][削除]

投稿者:あお 02/04/13 Sat 19:17:36
0番様   悠淳のタイトル見ながら、いつも書いているんですか?悠って、
      タニちゃんから取ったつもりでしたが、よく考えたら、
      トドさまも、そうでした

はつこ様  いつも幸せそうで、まわりが見てると、
勝手に2人で、やってろと言われそうな(笑)
      はつこ様のワタコム好きです。

元子様   かなりの下準備なんて、そんな・・・簡単に全体のストーリーを
      考えてるだけですよ。下準備というのなら、みどり様だと思います。
      私なんて、そんな・・言われるほどの事、してないです。(恥)


鹿目乃様   舞台も、もちろんそうだけど、
       オフを見てしまうと(入り待ちとか、お茶会)書けないって事ありません?
       私は、そうなんですけど。
       本家のパライソ、読めてうれしいですー。

836番様  すいません、陰惨系(笑)なんなんでしょうね。ほんとに。

華子様    あちらの世界の薬で、応急処置してもらってるから、たぶん
       大丈夫ではないかと・・・。

オレンジ様   どうなるんでしょう・・・この三角関係・・・。

みどり様    私、色姉妹は抜けさせてもらった方がいいのではないかと思うようになってきました。
        みどり様に比べたら私なんて・・・

ショーコ様  2本立てで、さらに、描かれてるワタコムの性格が違うというのが
       すごいですね。バカなわけないじゃないですか。
       ショーコ様だから、できるのよ。


いちご様   まだ、高校時代のあどけない(?)カップルって感じで、いいですねー。
       もしかして、初キス・・ですよね。



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高校時代 again 2 No: 4520 [返信][削除]

投稿者:いちご 02/04/13 Sat 16:58:16
静かに時が流れる公園。
見事に桜が咲き誇っているというのに、殆ど人がいない。
遠くから子供のはしゃぐ声がする。

そういえば向こうの方に遊具があったな。
子連れの母親はこっちには来ないのか。

「ここはあまり人が来ないんだな。」
「うん。でも、もったいないね。こんなに綺麗なのに。」
「向こうにも咲いてるからな。
 でも穴場だよな。カップルには打って付けだ。」

ノルがチラッとブンに視線を流す。

「カップルって僕達のこと?」
「他にいないだろう。」
「だって、ノルさんまだ僕を好きって言ってないよ。」
ブンが不満そうに上目で見る。

「ずっと待ってたって言ったじゃないか。
 さっきの聞いてればわかるだろ。」
あんなことやこんなことしたいっても言ったしな。

「わかんない。」
ブンが口を尖らせてそっぽを向く。

「ブン。」
「(つーーーん!)」

はあ~、しょうがねえな。
「言うからこっち向け。」

振り向いたブンは、笑いたいのを我慢したような、期待でいっぱいの
表情だった。
膝の両脇に手を付き、首を肩に埋めてノルの言葉を待っている。

ノルは込み上げてくる笑いを必死で押さえ、なんとか王子様的な
顔を作り、微笑みを向けた。

「お前が好きだ。ブン。」

ブンの顔が瞬時に火を噴き、自分の膝に突っ伏して頭を抱えた。
「ぅぅぅうわぁぁぁ、恥ずかしーーー!テレるぅぅぅぅぅぅ。」

ノルが溜息をついた。
「言わせといて恥ずかしがるな。」
「だぁってぇーーやだもーノルさんたら、好きなんて・・・好きなんてぇー」
「だぁから!言わせたんだろ。」

ブンが俯いたまま、足をドタドタさせる。
「きゃあぁぁぁぁ」
「おい・・・」
「いやぁーーー」
「・・・一生やってろ。」


ノルが反対側を向いてコーヒーを飲もうとすると、
ブンが顔を上げ、伸びをして「ふわぁ~」っとあくびをした。
ノルの目が点になる。

おい・・・好きだって言った直後にあくびするかフツー?

「ぽかぽかして気持ちいいねー。」
目を細め、眩しそうに空を見るブン。
「は?」
「僕・・・眠くなっちゃった・・な・・・」

何なんだ、こいつは。
今の盛り上がりは何だったんだ?

ブンがノルの方に少し首を傾け、瞼を閉じた。
無防備に瞼を閉じるブンに、心を許されているのだと嬉しくなる。

ふっ・・・掴めないヤツだ。

頬を撫でる風が暖かく心地いい。
ノルにもゆったりとした微睡みが訪れ、静かに瞼を閉じた。

ふわっとブンの髪の匂いが増し、肩に重さを感じた。
ノルの肩に頭を預けたブンが、僅かに唇を開き、睫を震わせている。

「もう眠ったのか?」

ブンのあどけない寝顔を見つめる。

綺麗だ・・・


瞳を隠して揺れる黒い別珍が誘っているようだ。
形のいい唇に、胸の奥が疼く。
裂けたざくろに口を付けくて、たまらなくなる。
口にすれば、その味の虜になるであろう禁断の果実がそこにある。

ノルの喉が波打ち、音をたてる。
瞳に映るのは、紅い唇だけ。

腰を支え、顎を上に向け、親指で唇をなぞる。
下唇を弾くと、きゅっと引き結ばれ、また緩んだ。

ノルの顔が惹き寄せられる。

火照った唇がそっとざくろに触れ、包み込む。
電流が流れたような耽美な刺激が、体の奥底から沸き上がった。

この唇だ。
欲しくて焦がれた唇だ。
吸い付くように、馴染んでくる。
このまま貪ってしまいたい。

もどかしい・・・!

それ以上の行為を押さえるように、ノルの全身が硬直した。

「ん・・」

ブンの喉から漏れた声音に、慌てて口を離す。
瞼がゆっくりと持ち上げられ、瞳にノルが映し出された。

気付いてたのか?

ブンがふわりと微笑んだ。

「今ね、夢見てた。王子様が迎えに来て、僕にキスしたんだよ。
 ノルさんにそっくりだった。・・・子供っぽいって、笑わないでね。」

肩に凭れたまま幸せそうに微笑み、また瞳を閉じた。




これだから、何も出来やしないんだ。


∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

してるじゃんって突っ込まないでー



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かなり遅くなってしまいましたレス No: 4518 [返信][削除]

投稿者:しずく 02/04/13 Sat 15:27:08
風共観てまいりました!!
コムちゃんかわいいーーーーーー(絶叫)
そして細っっ!!
わたし的には、バトラーとの婚約発表パーティーの白いドレスが好きです。
やっぱりコムちゃんは白が似合うのね、と思いました。
ビデオ販売絶対してほしいなぁ・・・。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

パナマ様→プログラムのコムちゃん、可愛いですよね!!
     なんだか最近めっきり綺麗になったなぁ…と思っております。

らん様→たまにはコムちゃんの尻にしかれるワタルくんを書いてみました。
     気の弱いワタルくん好きなんですよね、わたし…。

836番様→おひさしぶりです~!!
       836番様の書かれるタニくん、可愛くて好きです♪

keiko様→keiko様のオサちゃんとアサコちゃんのお話、
        ほんわかしていて好きです~!

ぽん様→いつもぽん様のお話、楽しく読んでます!
     わたしには書けないような内容が書けて、うらやましい限りですねぇ。

はつこ様→座薬で照れてるコムちゃん可愛い~!!

ショーコ様→堕天使物語大好きですっ!!
      さすがショーコ様、って感じですねー。恋歌も素敵で大好きです♪

華子様→ワタルくん、やさしーい!!
     やっぱりワタルくんは優しくなきゃ!と思うのはわたしだけでしょーか?

 

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やっとレスれす♪ No: 4517 [返信][削除]

投稿者:らん 02/04/13 Sat 14:08:10
>836番様
レスありがとうございます。
ハバナの熱い日々でタニちゃん可愛いです♪
>keiko様
おさちゃんの風邪、良くなってきたんですね
よかった(にっこり)by.ゆうか
>雪だるま様
ぶんちゃんとトドさん、ここからはじまっていくのですね
>元子様
かよこちゃんが懸賞だなんて、まとぶんはりきっちゃいますよね
で、レオンも?(笑)
>くーろ様
いよいよ再会ですね
どうなるのか心配です
>いちご様
ぶんちゃんが高校生になった~
ノルさんとぶんちゃんいよいよなのかしら?
>0番様
かよこちゃん、さよならって・・・・(号泣)
>ぽん様
独占欲終っちゃったんですね、お疲れ様です
また、らぶらぶなわたコム書いてくださいね
風共通われてるそうで、うらやましいです~
>HT様
ノルさんのお体はいかがなのでしょうか?
>はつこ様
わたる君は熱をだしてもやっぱり元気なのね(笑)
>ショーコ様
レスありがとうございます
二本立て、素晴らしい(拍手)
コムちゃん、いよいよ轟邸に戻ってきたのですね
>華子様
らぶらぶで甘々なわたる君とコムちゃんいいですね~(*^_^*)
コムちゃん可愛い♪
>みどり様
みどり様の書くHって素敵です~
ドキドキしちゃう(照)



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レスです No: 4516 [返信][削除]

投稿者:keiko 02/04/13 Sat 07:35:23
>0番様
 レスありがとうございます。
 今回長いのはオサちゃんがアサコちゃんに
 甘えたいからだと思います。
 今でも充分甘えているのですが・・・・・
 かよこちゃん、「さようなら」って・・・・・
 それはいやです。
 2人ともちゃんと戻ってきますよね?

>雪だるま様
 レスありがとうございます。
 また書いて下さいね。
 お待ちしております。

>ぽん様
 パラウソ久しぶりですね~。
 なんとなくで素敵な作品を書けてしまうなんて・・・・
 尊敬してしまいます。

>あお様
 レスありがとうございます。
 オサちゃんはもうかなり元気になっています。
 今度はリカちゃんが受けに・・・・・
 しかももうボロボロ・・・・
 大丈夫なのでしょうか?
 いよいよタニちゃん登場なのですね。

>はつこ様
 レスありがとうございます。
 藤ももう咲き始めていますよね~。
 藤棚の下でじゃれあう2人いいですね。
 ねったんの斬新な料理がとっても気になってしまいました。

>836番様
 レスありがとうございます。
 淡々と壊れているように見えますか?
 私自身としてはかなり壊れている状態です。
 はやいところ修正しなくては・・・・と思っています。

>元子様
 レスありがとうございます。
 これからも頑張って書きます。
 最終回は、今書いているものを終わりにして
 また他の書く予定でいますので・・・
 大丈夫です。
 元子様もまた書いて下さいね。
 お待ちしております。

>ショーコ様
 レスありがとうございます。
 ちょっとどじな堕天使コムちゃんかわいくて
 大好きです。
 ワタルくんとコムちゃんいよいよ轟邸に戻りますね。
 2人を優しく迎えるブンちゃんいいですね。

>みどり様
 すご~い。刺激的です。
 みどり様の書くHって読んでいて
 ドキドキしちゃいます。

>オレンジ様
 レスありがとうございます。
 オサちゃんはアサコちゃんにとっても
 甘えています。
 確信犯ですよね・・・・・ 
 私の世界は遠くないです!!
 ブンちゃんノルさんのそばで幸せそうですね。 
 ノルさんが作ったお味噌汁私も食べたいです。
 
>吉屋信夫様
 お久しぶりです。
 パライソ読めてとても嬉しいです。
 麻子さん登場ですね。
 続きがとても楽しみです。

>華子様
 レスありがとうございます。
 コンスタントに作品書いていますが
 うまくかけず毎回頭悩ませています。
 コムちゃんの捻挫も少しずつ良くなっていますね。
 2人の散歩ほのぼのしていていいですね。



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パライソ24 No: 4515 [返信][削除]

投稿者:吉屋信夫 02/04/13 Sat 04:05:02


                          吉屋かめ乃




時間が流れた、と思う瞬間がある。
揺られるレテの川すら、
流れが静止しているのではないかと思うわたくしの一日一日。
それは、あの子がゆったりと睫毛を上下させた一瞬であったり
駆け抜けたこの部屋にうす甘い残り香が泳いだその時であったりする。
薫子は、唯一わたくしを人間の営みの世界へと引き戻してくれる鍵。
それをこの処、海風に洗われて痛切に感じるのです。








贅沢に重ねられたレエスが、
夢のように打ち寄せるドレエプが、わたしに見せた麗しい幻。
わたしは気付かなかった。
そのドレスが、どんなにか陽子お姉様の大切なものであったか。
陽子お姉さまは確かに難しい方。とても理解などしきれそうにない。
けれど、解らないは解らないなりに、御機嫌くらいは察知できるようになった。
瞳の色が、違う。



「 薫子さん?」
「えっ・・・・あ、出来ました」
「ええ、いいのだけれど・・憂鬱なお顔。」
「 ・・・! 」


葉山の微々たる蔵書は、そうは云っても随分な量であることに間違いは無い。
いつ、誰の手にとられるとも知れない古ぼけた紙とインクの山が
天井近くから反り返って、影を垂らす。


「・・・・・・憂いがおは、お姉様ですわ。」

・・・わたくし?

「 そんなことなくてよ。」
「いいえ、いつもの陽子お姉様じゃぁありません。
 あっ ・・でもわたしが心配差し上げてどうとなることでもないです、よね・・
 御免なさい・・。」


存外に事物をよく見ている。
それも易々と自身に投影されたりしない処を、
わたしは今、とても気に入っている。
わたしの扉の前に右往左往し、或いは扉に耳をつけて
決して立ち入っては来ず、覗きたいと願っている。
大きな瞳。
好き嫌いの感覚の後ですら、理論などで言い訳付けはしない子。
麻子はわたしを責めるだろうか。
わたしは麻子に逢えるだろうか。
船は、どこを渡っている。









「・・・・じゅん っこ ・・  おねぇ、さ ま・・・?!! 」

いつもは欠課している授業に現れた淳子お姉さまに、
一同一斉に驚きの視線を向け、感嘆の声をもらす。
紺の水着は、持て余しているかのようなすらりと長い手足を見せ付け、
つばの広いお帽子から注がれる、眩しげな視線に息を飲む。



「薫子さん、あなたのよ。」


ご自分が差されているのとは別で、白いレエスの日傘を差し出される。
すぐには声が出ない。


「・・・っ 淳子お姉様・・・、きれい 」


率直な瞳の奥から言葉を発する。
わたくしは愛をこめて微笑みかえす。


ドレスがわたしに見せた魔法。
本当に洗練されて美しい方は、水着ひとつでも美しいのですね。
それに較べてわたしの健康的な太腿ったら!








蝶番が音をたてる。

「 あの、済みません 」
「はい?」
「貴女、こちらの生徒さんでらっしゃる?」
「・・・ええ、そうですけれど・・」

「陽子は、・・大空陽子に面談したいのです。
 嗚呼、わたくしは・・瀬奈 と申します。
 瀬奈 麻子、ですわ。」







--------------------------------「クラップ・ゲーィム!」(囁)←昇天



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恋歌・2 No: 4514 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/13 Sat 04:03:51
長いホームを列車が滑るように入ってきて、ミズとゆうかが、出迎える。

グリーン車の出口から、ワタルとコムが降りてきた。
ゆうかが、コムに用意してきたスプリングコートを着せ掛ける。

コムが、懐かしい笑顔で、ゆうかに微笑みかける。
この、寡黙な青年が、もうワタルのボディーガードをするほど成長したのだ。
自分の長い不在を改めて思い知らされる。

4人は互いに、目礼を交わしただけで、何も言わず、歩き出す。

ワタルはコムの肩を抱きながら。
ミズとゆうかはその二人を囲むように、少し距離をおいて、ひっそりと付いて行く。

長身で体格の良いワタルはそれだけで、かなり目立つ存在で、
その傍らのコムの、ほっそりとした立ち姿が、際立って美しく、
標的にしようと思ったら、これほど容易な対象もめずらしい。

ミズとゆうかが油断のない視線で辺りを確認しながら、歩いて行く。
その警戒の物々しさを、コムに知らせたくはなかったけれど。

「ワタルさん?」
「うん?」
「何か、あったの?」
「まぁ、いろいろ....」
ワタルはいつも、コムにあまり詳しくは話たがらない。

「僕、何も知らなくて...呑気だね。」
「お前が、知っても仕方がない。」
俯くコムにワタルが微笑みかける。

ワタルは、さっきから、いくつかの柱の陰からの、鋭い視線を感じてはいたけれど。
この人込みの中で、問題を起こしたいと考える相手ではないことは
分かっているので、そのままにしておく。

何を、確認に来ているのか?俺の帰還をか?ガードの様子をか?

無意識に、コムを庇いながら歩く。
あまり、一目にさらしたくはない。

駅の前には、リムジンが迎えに来ていた。

俺達のために?

「コム!!」
ぶんがにこやかに降りて来た。

「ぶんちゃん...!!」

ぶんがコムを抱きしめる。

「心配したんだよーー。」
「ごめんなさい。」

「ハーーイ、皆さん、早く乗ってください。」
ちー坊が、ドアを開ける。

「ぶん。俺達のために。」
「うちの大事な大幹部様のお帰りだもん。」
「でも、わざわざ迎えに...」

「コムに早く会いたかったし。それに抱えて入ってやらなきゃならないし。」
「どういうこと?」
コムが首をかしげる。

「だって、敷居高いだろうと思って。」
「ぶん....」
「これは、ワタルじゃだめなんだ。僕じゃなきゃ。トドさんの妻の役目。
誰にも、後ろ指差させないからね。」

「ぶんちゃん。ありがとう...」
コムの瞳に涙が溢れ出して。
「泣き虫も前のまんまか...良かった、無事で。二人とも。」
ぶんも微かに涙ぐむ。

「でも、トドさん、怒ってるよーー。覚悟しておくように。」
ぶんが、からかう。

「うん。ちゃんと叱られるから....」
コムがニコッと笑う。

天使のご帰還か.....

それぞれの思いを乗せて、藤の花が満開の、轟邸の門を車が通り抜ける。
風に乗って、馥郁と藤の花の甘い香りが漂う。

轟邸に、さまよう紙飛行機が、今やっと、着地した。



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堕天使物語・10 No: 4513 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/13 Sat 03:50:00
ほらね。簡単さ。こいつ、薬効きやすいみたい。

ワタルがうっとりとコムを見つめる。
コムが再びワタルに近づき、ワタルの頬を両手で包んでキスをする。

「どうしても、抱きたい?」
コムが首をかしげて問い掛ける。

「ああ....」
ワタルはまったく抵抗出来ないほど、コムにとらわれてしまったように見える。


「それじゃぁ、この光輪外してよ。そしたら....」
コムが。ワタルの両手を自分の腰に巻き付けさせながら言う。

「光輪?何だっけ?それ。」
「うーん、もう。ほらこれだよ。」

コムがあきれて、ワタルの頬を両手で包んで、光輪を見せるために上をむかせる。

「ああ、それか...分かった....」

コムが横を向いてにっこりする。

ウフ。掛かった!

後は、光輪を外した瞬間に、飛び立ってしまえばいい。
このドスケベが、がっかりするのを見るのは楽しいし、
媚薬の効果で、欲望が溢れ出して、それがかなえられずに、悶える姿を見るのも
気分がいい。

ワクワクしながら、ワタルが光輪を外すのを待つ。

...あれ?

光輪ばかりを見ていた、コムの視線がワタルに戻る。

ワタルがニヤっと笑って、ウィンクする。

「???」

気付くと、コムの腰にまわされていた腕の力が増していて....

「あっ!!」

飛び立とうとして、強い力で引き戻される。

「お、お前、なんで...?」
「お前、さっき、あのイカサマの前で、俺に何してくれたんだっけ?」
「何って、なんか飲ませ...あっ!」
「そう。あれは、神様の爪のあかだからな。効き目は24時間、しかもオールマイティー。」

「それじゃぁ...」
コムが必死で、ワタルの手を外そうと試みながら、呟く。

「そういうこと。堕天使ごときの媚薬なんて、なんて事もない。」
「きたないぞ!」
「あーー、言ってやろう。神様の爪のあか、汚いって言ってたって。」

「そ、その汚いじゃなくて。お前が騙したってこと!!」
「それって、お前に言われたくないぞ。騙そうとしたのはお前だし。」

ワタルが楽しそうに、コムを見つめる。
抱きしめている手は、そのままで。

「と、とにかく、離せよ。」
「ヤダネ。」

「だって、媚薬が効いてないんじゃ、別に、その...」
「お前はまったく...何にも分かってない奴だな。」

ワタルが、座っている自分の高さまで、コムを引き寄せる。

「俺は本気で、お前を抱きたい、って言ったんだ。」
「やなこった。」
コムがそっぽを向く。

「お前が、嫌とか嫌じゃないとか言う問題じゃないんだ。
もう、この態勢になるとな。」

ワタルの手がドレープのいっぱいきいたコムのブラウスの衿口から、手を滑り込ませる。

「わっ、やめろ!」

コムが身をよじる。

「うん?」

ワタルの手の動きがパタリと止まった。



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真夜中レス No: 4512 [返信][削除]

投稿者:ショーコ 02/04/13 Sat 03:47:35
>0番様。ただいまブレイク中の和央組(笑)よい響きですねぇ。
あーー、でも良かった。タニちゃんが知ってるのですね?何とかしてくれるかしら?タニちゃーーーん!かよこちゃん呼ばんでどうする(笑)

>keiko様。堕天使のつもりで、書き始めたのですが、どうも、どんどんドジになって行くコムちゃん(泣)オサちゃんお熱下がって良かったです(^^)

>雪だるま様。お早いお戻りを。どうかよろしく(^^)ところで、私はもう既に後悔中(涙)

>CATS様。お早いUPお待ちしてます。壮君としぃちゃんですけど、シーソー(しぃ・壮)って言うぐらいですから(笑)私には分かりませんわ。

>華子様。甘えっ子コムちゃん、可愛いわ。まだ続きがありそうで、楽しみです。私の方は、もう既に息切れしてます(ハーハー)

>ぽん様。待ってました~~(^^)月湖おねぃ様~~。でもどうしても女学生姿が...(困)

>あお様。≫2本立て、すごいですね。←バカだとお思いでしょう?ほんとバカなんです私(泣)それにしても、りか様とうとう....お疲れ様です(笑)

>はつこ様。そんなに喜んで下さって。でも多分期待外れです。
二本立てだなんて、まったく呆れてます(^^;はつこ様の方は、何気ないワタルとコムの風景なのに、ラブラブでHでステキ。

>鹿目乃様。だいぶお疲れのご様子(笑)息も絶え絶えな、私達。息も絶え絶えながら頑張りぬきましょう(って、何を?^^;)

>836番様。いえいえ、皆様はきっと絶好調。見紛うばかりは私。昨夜いらっしゃったのですか?お声をかけて下されば、念願の3(ぴーーーー)が(笑)お忘れなのね?

>オレンジ様。ぶんちゃん、ノルさんの傍で幸せそう(^^)でも、トドさんのところへも帰りたいのですね?それを聞いてなんとなく安心(あら、不思議^^)

>みどり様。わーーん、Hだわ(^^)お休み前には毒かしら?どうしてひと様の書くHはこう刺激的なんでしょ(笑)



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私も…みどり様限定レス No: 4511 [返信][削除]

投稿者:雪だるま 02/04/13 Sat 03:05:59
>あら、毎晩待って下さるのね?   
 もちろんですわ(はーと)
>トドさんを待ってるぶんちゃんみたいに?  
 私がぶんちゃんでいいの?(し・しかしぶんちゃんが待つ?)
>もういい加減休ませろ byトド&ぶん
 大丈夫!まだぶんちゃん4発、トドさん3発しか…
 後は回想シーンだからね♪ 15回は軽いわよね?

あら、ロム専になろうと思っているのに出て来ちゃった…
0番様&836番様のナンバーコンビ様達が笑っているのが見える…(^^;



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原題:マフィアの日に寄せて (副題:僕って淫乱?) 13 No: 4510 [返信][削除]

投稿者:みどり 02/04/13 Sat 02:43:18

「俺はお前をこういう状態にするのが一番好きなんだ」

トドは満足そうに笑い、ぶんの耳の中に
フーッと熱い息を吹きかけるとぶんは切なそうに身を捩る。

「お願い・・・今日はもう許して」

今にも消え入りそうな声でそう懇願するぶんの下腹にトドが手を伸ばすと、
ぶんはもうそれだけで耐えられないとでも言うように
白い喉を仰け反らせて薄く唇を開く・・・トドにとってはたまらない表情だ。

唇からのぞく赤い舌を捉えるかのように、トドがぶんの花片に
激しく吸い付き口腔を侵すと、ぶんの息が徐々に荒くなってくる。

濃厚なキスで躰の中の魔物が次第に目覚めたぶんは、
トドの首に両腕を廻すと自分から舌を絡め出し・・・妖しい生き物に豹変した。

ぶんの内腿にツーッと指を這わせ敏感な部分を微かに刺激すると、
ぶんは自分から誘うかのように腰を浮かせて脚を開く。

トドは、ぶんの躰の中で目覚めた魔物を引き出し、自分を求めさせるかのように
容赦なくぶんの躰に愛撫の手を加えていった。

「はぁっ・・・」
ぶんの切なげな吐息がトドのサド心をかきたてる。

トドはぶんに膝を立てさせると脚を乱暴に押し広げた。
瞬間、身を固くし、サイドランプに手を伸ばそうとするぶん。
「いやだ・・・。
ここだと明るくて恥かしいよ」
「でもその方がお前は感じるだろう?」
トドはぶんの手を強い力で押しとどめると意地悪そうに言った。

「お前のイク姿をよく見せてくれ」
有無を言わさぬ態度で強引にぶんの下腹に顔を埋めるトド。

「あああっ・・・!!!」
ソソリたったモノをトドの口に含まれ、
敏感な部分を舌先で焦らすように刺激されたぶんは
大きく身を捩りいやいやをするかのように首を左右に振る。

俺が一番好きな姿だ・・・

「はぁ・・・・・・・、
僕、 も・・う・・ダメ・・、
来・・・て・・」
「まだだ」           <-っつーか、やり続けでもういい加減たたなくなってるでしょう^^;;?
ぶんの白く細い指がトドの頭を抑えつけトドの髪を乱していく。

「トドさ・・ん!!!」
トドがぶんのモノを吸い上げると
ぶんが激しく絶叫する。

「もっとその声を聞かせろよ」
「あっ・・・!はぁ・・・、
もう・・イキそ・・う」
瞳から涙が溢れ息も絶え絶えのぶん。

「イケよ」
「いやだ・・・(ヒック)、一緒にイキたいの・・・。
入れ・・て、トドさ・・(ヒック)、
お・・ねが・い・・・(ヒック)」
ぶんの躰の中の魔物がトドを求めて激しく咽び泣く。

たまらん姿だ・・・このままにしておくのもいいか

ぶんはトドにそのまま激しく吸い上げられ、
トドの口の中にほとばしるとぐったりと動かなくなった

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「ひどい・・・(ヒック)
一緒にイッてって言ったのに」
自分だけ先に果てた後で恨めしげに『じとっ』とトドを見上げるぶん。

「でも、良かっただろ?
それとも一人でイカされるのは嫌いか?」
ぶんの涙を優しく指で拭うトド。

「トドさんと一緒じゃなきゃ い・や・な・の」
「甘ったれだな」
(ふんっ!)ぶんはトドの胸を齧った。
「イテッ!
(やれやれ・・・)
じゃあしてやるよ(お前の嫌いなカッコでな)」

トドはぶんの身体をうつ伏せにすると
今度は背後から愛撫を加え始めた。

「はふ・・・。
くっ、くるし~・・・。
僕、後ろからってどうも苦手・・」
「俺が欲しいなら少しは我慢しろよ」
トドの意地悪声が背後から聞こえる。

「だってトドさんの顔が見えないと不安なんだってば・・・」 <-ある意味、優秀な戦闘員の証明です
「どうしたら不安じゃなくなる?」
「耳元で僕の名を囁いて・・・手を握って欲しいんだ」
「ホンットに甘ったれだな」
「ふんっ、どうせ!」

「ぶん・・・愛してるよ」
トドに耳元で囁かれ手の甲を強く握られて
やっと安心したのもつかの間、
ぶんはトドの手で高々と腰を持ちあげられる。

「あんっ!嫌だよ、こんな格好・・・!」
ぶんは抵抗を試みたが、トドにがっしりと
腰を押さえつけられてしまい身動きができない。

「やだ・・・トドさん・・・
意地悪しないで・・・」
「本当に嫌かな・・・
お前の躰に聞いてみるか」
トドはぶんの耳元でそう囁くと
ぶんの下腹に手を伸ばし、いきなりぶんのモノを掴んだ。

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~< 続 く >



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原題:マフィアの日に寄せて (副題:僕って淫乱?) 12 No: 4509 [返信][削除]

投稿者:みどり 02/04/13 Sat 02:15:02
「ん・・・(冷たい)」
ぶんはトドにビールの缶を頬につけられ目を開けた。

「トドさん・・・僕・・・?」
「大丈夫か?」
心配そうにぶんの顔を覗き込むトド。
ぶんはトドからビールの缶を受け取るとシュポッと開けて口をつける。

「僕、途中で寝ちゃったの?」
小首を傾げながら無邪気な様子でトドに尋ねるその顔は
さっきまでの妖しい生き物とは全く別人のようだ。

トドはそんなぶんに意味ありげなニヤリ笑いをしながら答える。
「寝ちゃった? いや・・・、気を失ったんだ。
最中に俺の名を叫びながらな」
ぶんはプハッとビールを噴出しゴホゴホと咳をした。

「何、今更、赤くなってんだ」
トドはぶんの顔めがけてポイッとタオルを投げた。

「だって・・・恥ずかしいよ。
(そこまで感じちゃうなんて・・・!)
それにフロントから苦情が来たらどうしよう」
何故だろう。ノルさんとの時もそうだった。     <-いちご様、以降設定拝借します。
このホテルだと気絶しやすいのか? いや、そんなバカな・・・^^;;。


ホテルの部屋の窓ガラスには雨が激しく叩き付けられている。

「すごい雨・・・、これで桜が全部散っちゃうね」

雷光の後に雷鳴が轟き渡り、その音でぶんはベッドから半身を起こした。
ぶんはトドから裸身を隠すかのように
トドにそっと背中を向けるとバスローブに手を通す。

何で今更、俺達の間でいちいち隠したがるんだ???
コイツ、最中以外はやたらとお上品なんだよな・・・。
ま、その落差がコイツの魅力ではあるんだが・・・。

さっきのぶんの乱れ具合を思い出し一人でニヤケているエロ親父トドを尻目に
ぶんは窓の外をしげしげと眺め始めた。

<<ピカッ!>>

「春雷だ・・・。
綺麗、花火みたい。
まるで僕たちのあの日みたいだね♪」
「ああ・・・」

ソファーに腰掛け、グラスにブランデーをついだトドは
ぶんにこれ以上ないほどの優しい笑みをすると両手を広げた。
「ぶん・・・来いよ(また乱れさせてやるよ♪)」
「うん・・・」

ぶんはトドの膝の上に坐るとトドの首に両手を廻す。

「トドさん・・・それ美味しい?」
「ああ・・・俺にとってはな」
「僕とどっちが美味しい?」             <-♪HT♪様、表現拝借します
何でコイツはいつもこういうバカな質問をしたがるんだ^^;; ???
ま、そこがコイツの可愛い所なんだが・・・。

『さぁな』と言いかけてトドはやめた。
「ふっ、勿論、お前に決まってるだろ(きっぱり)」
「トドさん、今日はやけに素直なんだね」
嬉しそうにニコニコするぶん。

「俺がそう言わなけりゃ、お前はまた
『このお口は一体どっちが好きなのかナ~』      <-♪HT♪様、表現拝借します
とか言い出して俺の唇を指でなぞるんだろ」

うっ、トドさんがそう言うと気持ち悪いよ・・・ by ぶん

「ね、それ、僕に口移しで飲ませてくれる?」
「ブランデーだぞ。お前、嫌いじゃなかったのか?」
「トドさんと同じ物が飲みたい・・・」
「じゃあ、グラスについでやろうか」
「ヤダ、口移しがいいの~・・
(あの時のノルさんとおんなじにして・・・)」      <-いちご様、設定拝借してます。

ふっ、どうしたんだ、いきなり・・・?
可愛い奴と思ったトドは、
ブランデーを口に含むとぶんの口に流し込んだ。

「美味いか?」
「ん~・・・喉が熱くて味がわからない」
「わからないとは何だ、高いんだぞ」
「わかるまで 飲・ま・せ・て♪」
トドはぶんに何度も何度も口付けしブランデーを飲ませた。

同じようにされてもこの人はノルさんとは違う。
僕はこの人の手を取り、この人と共に歩いていくんだ。

「今日はここまでだ(きっぱり)。
強い酒をあんまり飲ませて、
この間のようにキレられてもこまるからな」       <-いちご様、設定拝借します
トドは、ブランデーと濃厚なキスで
ぶんの目がトロンとして来た頃合を見計らうとそう言った。

「どうした?さっきから俺の顔をしげしげと眺めて」
何か言いたそうに口をもごもごさせるぶん。
また天邪鬼なことでも言うのかな、こいつ。

トドの予想に反して出てきたのは、案外素直な言葉だった。
「こういう風に優しくしてくれるトドさんって素敵だなと思って」
「(ふっ、可愛い奴だ)そうか・・・。
お前がいい子にしていれば俺はずっと優しくしてやるよ」
トドは愛しげにぶんの頭を撫でた。

こいつといると何で俺はこんなに穏やかで優しい気持ちになれるんだろう。

元々少しサディスティックな気のあるトドは、
ぶんと関係を持ち始めた当初はHバトルで
無理やり征服したり懇願させたりすることに強い快感を覚えていた。

勿論、トドは最初からぶんを愛してはいた。
しかし、愛するぶんを慈しんでやりたいと思う気持ちと、
容易に自分の思い通りにはならないぶんに焦れて
滅茶苦茶にしてやりたいと思う気持ちが、トドの中で常にせめぎ合っていた。

しかし最近、ぶんが素直に自分の感情を表現してくれたり、
トドを自分から求めて感じてくれるようになり、
トドの気持ちはようやく落ち着いてきたのだ。

全く・・・、俺らしくもないな。


この人といると何で僕はこんなに幸せな気持ちになれるんだろう。

轟組に来た経緯のせいで、すぐトドに心を許すのも癪だったぶんは
ノルに見せていた素直な面をなかなかトドの前では出せずにいた。
また、もともとの天邪鬼な性格も禍して、ぶんにはトドが怒る
ギリギリの線まで反抗してトドの反応を眺めては楽しむようなところもあった。

しかし、NYでトドに「犯り殺し」されそうになって以来、
ぶんの中で何かが変わった。つまらない意地をはるのはやめて
トドに対する本当の思いを口に出そうと決めたのだ。
そして、トドはそうしたぶんの変化をとても喜び、ぶんに優しく接してくれる。

全く・・・、僕らしくもないよね。


ブランデーが相当廻ってきたせいかトロンとした目つきをし
自分をさっきからじっと見上げてくれているぶんが可愛くて
トドはぶんの胸をまさぐり始めた。

ビクンと躰を震わせたぶんがトドの手を制止する。
「ねぇ、暫くただこうしていよ?」
「何故だ」
「だって今夜の僕、なんだかおかしいんだ」
「どういう風に?」
「トドさんに触れられた所が熱を持ったように熱くなるの」
「ふっ、感じすぎるからだろう?」
「っ・・・!」
トドはぶんの突起の部分に指を這わせると、ぶんの躰が白魚のようにはね上がる。

「ねぇ、だから嫌だって・・・」
「俺はお前をこういう状態にするのが一番好きなんだ」

*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~< 続 く >



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雪だるま様へ限定レス No: 4508 [返信][削除]

投稿者:みどり 02/04/13 Sat 02:09:51
>昨夜はお目にかかれず残念でしたわ。毎晩楽しみにしておりますの。今夜は必ず来て下さるわよね?

あら、毎晩待って下さるのね?トドさんを待ってるぶんちゃんみたいに?(自惚れ過ぎだぞ、自分!)
昨夜は投稿ボタンを押した途端にサーバーが故障してしまったので、結局UPできなかったのです(それって私の駄作のせいか^^;;?管理人様すみません)。
今日は残業でこんな時間になってしまいごめんなさい。
それでは昨夜の分も含めて2発いきま~す。   (もういい加減休ませろ byトド&ぶん)



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Re: 妙な個人レス。もー寝ます Prev: 4506 / No: 4507 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/13 Sat 01:48:46
そ、そうだったんだ・・・836番さま、するどいっ。
オレンジがにぶちんなだけかー?

おいらも、もー寝ます。


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妙な個人レス。もー寝ます Follow: 4507 / No: 4506 [返信][削除]

投稿者:836番 02/04/13 Sat 01:39:57
実はわたしも思ってた(1)
“オレンジ”(一人称)     つぼです。

実はわたしも思ってた(2)
>オレンジも実は色姉妹に片足つっこんでる・・・?    はい。



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薔薇の迷路 ―― 日曜日・2 ―― No: 4505 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/13 Sat 01:38:09

ノルを好きだ。
愛している。
だから、ここまで来た。
けれどそれは、トドを愛していない、失ってもいいということと同意義ではない。

トドは、“俺をノルの身代わりにする気か・・・”と怒りを露にした。

それは、断じて違う。
二人はぶんにとって、互いに身代わりになれるような存在ではない。
だが、そのことをトドにも、ノルにも、うまく説明する自信はないし、
もとより理解してもらおうとすること自体が間違っているとぶんもわかっている。

うつむいたぶんの顎に、ノルの指先がそっと触れた。
「昨日よりはだいぶアザが薄くなった。ひどくやられたみたいだな」
「!・・・気がついてた?」
「気がつかないわけないだろう?」
ノルの端正な顔が微妙にゆがむ。

「トドのやつ・・・!ブッ殺してやる」
「やめて!そんなこと言わないで」
思いがけず大きな声を出したぶんに、ノルはわずかに眉をひそめた。
ノルの澄んだ瞳が、一瞬曇ったのをぶんは見た。

ハッとしてぶんも声を控える。
「ごめん・・・。でも、本当にたいしたことないから。大丈夫」

「大丈夫なもんか、お前の身体に傷をつけるなんて・・・!」
ノルはそれでも、納得しかねるように、言葉を吐き捨てた。

「身体の傷なんてたいしたことない。僕は・・・トドさんの心を傷つけた。
それでも、ノルさんに会いにここへ来た・・・」

洗い終わった皿を置き、
ぶんがノルの胸に頭をもたせかけてきた。
ノルがぶんの身体を両腕で抱き、寄せてきた頭をかき抱く。

「自分を責めるな、ぶん。責めるなら俺を責めろ」
「優しいね・・・ノルさん。トドさんだけじゃない。僕はノルさんのことも、」
「言わなくていい」
「・・・。うん・・・」

ぶんの声が、涙まじりになってくる。
自分を抱いているノルの腕の暖かさがノルの心をぶんに伝える。
ノルの優しさと、切なさと。
そして、そのずっとずっと奥深くにある激しい想いとを。

(ぶん。お前を・・・帰したくない。叶うことなら、このまま、ずっと・・・!)

(どうして僕はノルさんの手を放してしまったんだろう?どうして・・・どうして。
 神さま!出来ることなら、僕の身体と心を引き裂いて、二人の前に捧げたい・・・!)

ノルは、ぶんの身体に回した両腕に静かに力を込めた。
ノルの腕の中で、懸命に泣くのをこらえているぶんの肩が細かく震えた。

「いつまで、ここにいられるんだ?」
「・・・・・」

ぶんのためらいを見抜いたように、
この上なく優しい声で、ノルはぶんの言葉をうながした。
「お前がここまで会いにきてくれた、俺は、それだけで充分だと思っている・・・」
「うん・・・」

ぶんは、ノルの胸に顔をふせたまま、小さくうなずいた。

「土曜日、トドさんが迎えに来てくれる・・・たぶん。
 それまで、一緒にいていい?ノルさんと・・・一緒にいたい」

ぶんが顔を上げる。
ほんのちょっとつついたら、途端にこぼれ落ちそうな涙を
いっぱいにたたえぶんの瞳がノルを見上げた。
ノルのくちづけに潤されるのを待つように、薄くひらかれた唇が渇いている。

「ああ。一緒にいよう」

(ぶん、お前を・・・苦しめたくない。
 俺にとってただひとりの、かけがえのない運命の相手)

ノルは微笑み、運命の天使の唇に、心からの愛おしさを込めてくちづけた。



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薔薇の迷路 ―― 日曜日・1 ―― No: 4504 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/13 Sat 01:35:41

日曜日も朝から晴れていた。
窓から差し込む明るい日差しと、呼びかけるノルの声でぶんは目覚めた。

「ぶん、起きろ。朝めし食べるだろう?」
「んー・・・」

ぶんは、昨晩ベッドに入ると、
ノルの腕枕に頭をあずけ、そのまますぐに眠りに入ってしまった。
考えてみれば、その前の日は、ほとんど眠っていなかったのだ。

ノルの腕に抱かれてひと晩を過ごしたのは、ずいぶんひさしぶりだ。
それだけでぶんは満たされていた。

「わあ、お味噌汁、作ってくれたんだ。おいしそう」
「残さず食べろよ」
「うんっ。いただきまーす」

ノルの準備してくれたご飯と味噌汁と焼き魚の朝食に、
ぶんはノルと二人で暮らしていた昔を思い出す。
昨日の夜も、ノルが手早く作ってくれたパスタとサラダを食べた。

(ノルさんがいれば、二人でいられれば、それだけで幸せだった・・・あの頃)

「ぶん、今日は外に出掛けないか?」

食べ終わった食器を洗っているぶん(←片付け係らしい)に、ノルが話し掛けた。
ぶんが振り返る。
「どこへ行くの?」
「ドライブだ。場所は適当に。少し走ると高原もある」

それを聞いてぶんの目が嬉しそうに輝いた。
「車あるんだ?」
「ああ」
「いいね!ノルさんが運転してくれるんだよね?」
「当然だ。お前の運転する車の助手席に乗るほど命知らずじゃない」
「失礼なっ!僕、これでもニューヨークではトドさん助手席に乗せてねえ・・・」

「ん?トドだ?」
ノルの声が半オクターブほど、低くなった。

(げっ。僕のバカッ。わざわざ自分から余計なこ~と~を~)

ノルに背中を向け、流し台の方に身体を向き直したぶんの横にノルが来た。
ノルは流し場にもたれて、腕を組んでぶんを見る。

「お前、トドにはなんて言ってここに来たんだ?」
「・・・。うん・・・」

ノルは、昨日ぶんがここに来てから初めてまともにトドの名前を口にした。

「『うん・・・』じゃ、わからないだろ」

ぶんはノルの真意をさぐろうとして、自分を覗き込んできたノルの顔を見つめる。
ぶんの瞳が、その胸のうちの戸惑いを表すようにかすかに揺れる。

「『行く』・・・って言って来た」
「トドはなんて?」
「・・・・・・」

“俺が迎えに行くと思うのか。勝手なことばかり言うな”

最後に、トドが火のような眼をしてぶんに投げつけた言葉が
その時のトドの表情とともにまざまざと脳裏によみがえる。

(本当に勝手だよね、僕は。トドさんがもう許してくれなくても仕方がない)

だが、そう思う一方で、もし本当にトドの元へ戻れなかったら・・・、
ということは、恐くて考えることが出来ないでいた。


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レスです No: 4503 [返信][削除]

投稿者:オレンジ 02/04/13 Sat 01:33:22
レス書ききれなくてごめんなさい。
オレンジにレス下さった方、ひっそりと読んで下さってる方、本当にありがとうございます。

白星さま  最終回、感動でしたーー。うんうん、かよちゃんとまとぶん、より強く結びついたよね。
  お互いにお互いを本当に想いあってるのね・・・。よかったーーー(涙)!!
  で、ロム専なんて“オレンジ”(一人称・・・気づきませんでした。自覚ナシ)、絶対、許しませんよぉーー!!
  また書いて下さると信じて、待ってまーす。“オレンジ”を寂しくさせないでね。ほんとよ、白星様(はあと)。

いちごさま  ワープしたのですね~。桜の下で再会!素敵。トドぶん、トドノル、ノルぶん、それぞれのカップルが
  醸し出す雰囲気がみんなそれぞれに違くて、らしくて、いいですー。ノルぶんの初夜、あるのですね?待ってます!!
  あ、カメさん、ご存知でーす(笑)。懐かしきかな。

♪HT♪さま  NYで、ノルさんとぶんちゃん会えたのですね!ノルさんの隠された過去が明らかに・・・。
  久城さーん。にゃんちゃーん。ノルさん、寿命って・・・切ない展開の予感が・・・(涙)。
  たいした事ないってのはこの板の他の素晴らしい方々(色姉妹・・みどりさまーあおさまー)に比べたらもう全然てことです。
  オレンジ的にはあれで精いっぱいですわ。はっ・・・今気が付いたけど、オレンジも実は色姉妹に片足つっこんでる・・・?

みどりさま  >一人Hか・・・う~む、負けた  大きな誤解が。というより、Hでみどりさまに勝ってどうします・・・(涙)。
  トドぶんの絆はやっぱり強いのよね~。オレンジの書いてるもんは、どこか遠くの世界でひっそりと起こってる
  パラレルなので、見逃して下さいね。あ、エロドロ友の会入会は恥ずかしいからいいわ~でもじゃ、会員番号は198番で。

ぽんさま  かしげちゃんと猫の組み合わせがお気に入りなオレンジ(笑)。あと、「おう」っていうワタルくんも。
  『独占欲』最終回にふさわしき濃ゆ~いワタコムでーー(鼻血)。で、次は月湖ひかるですか!?

Kさま  あーーーーーん、ノルさーーーーーーーーーん!!! ぶんちゃんの恐竜の足跡型、超、ツボです。
  オレンジの続きは待たないで・・・もうあとは(最初からだけど)自己満足の世界なんで。

ショーコさま  二本立てなんて嬉しい。堕天使コムちゃん、妖しい~。四葉のクローバー・・・ああぁーー春の嵐・・・!?

0番さま  またたかちゃんなのね、もおーーーっ。プンプン!!いえ、実際のたかちゃんは好きなんですが。

雪だるまさま  お帰りなさいませーと思ったら、ロム専なんてダメですよー!!かしちゃんはー?さえちゃんはーー?
  切なくも独り言が笑えるぶんちゃんの過去、よかったです。また書いて下さいね。待ってます!

keikoさま  オサちゃん、絶対、確信犯よね。アサコちゃんにずっと抱かれてたいのよ~。そりゃそうよねー幸せそうだもん。
  しかし、keikoさまの世界はやはり遠かった・・・身のほど知らずと諦めました。すみません。

836番さま、ベンさま、R20番さま、Zさま他、お壊れ中のりかたに派の皆様
  皆様の激しい壊れ具合が作品からもレスからも痛いほどに伝わってまいります。
  ネイサン×スカイの「ガイズ」観劇、オレンジも皆様のおかげで充分予習したので、楽しみにしてまーす。



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やっとレス(亀亀含む)^^ No: 4502 [返信][削除]

投稿者:華子 02/04/13 Sat 00:17:20
>はつこ様
 坐薬を使うのに躊躇するコムちゃんが、とっても可愛い。>自分は俺のに入れたくせによ。
って、ワタルくん、ちょっと、、、。藤娘。これからの季節、藤の甘 ~い香りに反応してしまいそうですわ。

>あお様
 リカさんの体が、やっぱり心配です。練習台にまでなってしまって、、、。
 「ガイズ」と共に壊れませんように。

>K様
 うわ~~~!すご~い!!この4人で、、、。美しい?官能です。

>雪だるま様
 トド・ブン、久々のこの強引な感じ。大好きです。

>0番様
 まとぶん・かよこちゃん。またまた、波乱ですね。
0番様のこういう展開、またわたくしをせつなくするのですね。わたくし、“お姫さん”って言う響き好きな んです。

>Keiko様
 コンスタントに書き込まれるKeiko様に、いつも感心しております。
 この季節、なかなか風邪は、抜けにくいようです。オサちゃん、お大事に。

>ポン様
 “パラウソ”月湖お姉さま、、、。ポン様もいろんなテイストのお話の展開があって、素晴らしい。その知恵袋を少しお貸しいただけませんか?

>元子様
 拙いお話に、またまた身に余るお言葉。恐縮でございます。
 元子様のお話の続きを、楽しみにしております。

>みどり様
 ますます色濃くなる中に、2人の思いの深さが織り交ぜられていて、読み応えバッチリ!みどり様素敵!!

>白星様
 遅くなりましたが、長編大作、お疲れ様でした。2人の思いが、ますます深く、強くなりましたね。エンディングの抱擁は、美しくて素敵でした。

>らん様
 >愛しそうな瞳で見つめながら、左手の指輪に軽くキス。う~ん、素敵。
 こっそり見詰めるゆうかちゃんが、可愛い。それを見て体を熱くするなんて、、
 キャッ!こういう感じ、大好きなんです。



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とりあえず・・・ No: 4501 [返信][削除]

投稿者:らん 02/04/13 Sat 00:16:52
今日、星組初日観てきました~
瞳子ちゃんも、ねったんも、かよちゃんも、ゆうちゃんも素敵♪
お芝居でね、ゆうちゃんがボコボコにやられる場面があり、
君たちは和央組か~~!と思って観てたのは私だけかしら?
なんか、タイムリーでしたわ>0番様
ちなみにかよちゃんはお芝居で撃たれてしまうの、悲しい(T_T)
ショーもみんな格好良かった!
当たり前だけど、レオン君は犬じゃなかった(^^ゞ

ちょっと興奮しているので皆様へのレスはまた明日~~~♪