今日は粕屋町福祉センターにて、
「子どもの発達に関する勉強会」に行ってきました。内容は、

パーソナルグラフアイックス代表
小松佳弘先生の

「子どもの発達と視機能の関係性
ビジョントレーニングで眼の力を育てよう」

というご講演でした。


小松佳弘先生は、
発達に障害をもつお子さんからプロのスポーツ選手まで幅広い分野の目のトレーナーとして活躍されてます。

その他、

文科省指定プロジェクト(専門家7名構成)MIM(ミム)学習障害児童対策メンバー

としてのご活躍や、

福岡市内・飯塚市内小学校の先生に向けて子どものビジョントレーニング指導

その他、

ソフトバンクホークス始めプロ野球選手・桐蔭学園高等学校・社会人硬式野球強豪クラブチーム 

他多数の実績があられます。


以下ざっと、講演内容のメモになります。
わかりにくいかとは思いますが、備忘録も兼ねてシェアします。


人は90%は目からの情報で判断して動いてます。

落ち着きがない、集中力がない、読み書き運動ができない、それは、

眼の問題かもしれませんというお話。

胎児の時に、心臓は早くから心臓としてできて来ますが、目は脳の一部として分化してできてきます。

脳の12神経のうち6本は視覚が繋がっていること。

人間の五感認識のうち

視覚情報が83%
聴覚情報が11%
嗅覚情報が4%
触覚情報が2%
味覚情報が1%

であることからも、視覚情報がいかに認知機能に影響が大きいかわかりますよね。

ちなみに、嗅覚情報は、直接、脳に働きかけられる感覚だそうですよ。

アロマなど香りが脳に働きかける効果も、納得できますよね。

視覚認知が落ちてくると、認知症のリスクが高まるそうですよ。


子どもが10人いると、
目が問題なく使える子は2人、
困難な子が2人、
6人の子はきっかけが必要な子。

つまり、10人中6人が、
ビジョントレーニングが必要な子だそうですよ。

昔の日本の子どもは、遊びの中で、
自然にこのビジョントレーニングが
できていたそうです。

お手玉、あやとり、缶ぽっくり、竹とんぼ、
細い塀の上を歩く他、ありとあらゆる遊びが、

空間認知や運動企画能力、視覚認知能力など、
ありとあらゆる能力を育てていたんですね。

これは、ゴールデンエイジと言われて、
3歳~6歳の間が敏感期と言われて
最もこの機能が発達して、逃すと取り戻せない大事な時期といいます。

目の調節力はなんと、8歳が発達のピークで、
それからは徐々に低下していくそうです。


ところで、本当に良い目ってなあに?
というと、

2つの眼を動かして見る力。
眼でみた色や形を頭の中でイメージする力。
頭でイメージした通りに体を動かす力。

だそうです。



眼で網膜に像を結んだ情報は、
まず後頭葉にそのまま伝達されます。

正視で像を結んだ情報は、
かなりの情報を持ってますが、

近視や遠視でぼやけた像は、
情報量が少なくなってしまいます。

だから、近視や遠視の場合は必ず、
眼鏡の常用が原則となり、眼鏡視力で正しく見えるようにしてあげることが必要だそうです。


後頭葉からの情報は側頭葉へ。

側頭葉からの情報は頭頂葉へ。

頭頂葉からの情報は前頭葉へ。

こんなふうに眼からの情報は処理され意味付けされていくそうです。



この図は、
視野の限界と認識できるものの関係です。

子どもの文字の認識は正視中心の2度より少し広がって20度。

視覚運動が自由に楽にできるのが30度。
寝転んでゲームは視覚運動が楽にできる遊びですが、視覚運動が広がらないんですね。


あとは。

内斜位というのは、
目が内側に寄る傾向にものを捉える人。
顎が下を向いて見ようとする人。


外斜位というのは、
目が外側に寄るようにものを捉える人。
顎が上を向いて見ようとする人。


上下斜位というのは、
右目と左目で上下認識がずれるため、
体を傾けて水平にして見ようとする人。


こんなふうに見えかたと姿勢も関係していて。
姿勢からその人がどう見えているかがわかるそうです。


そして脳が、

継次処理が優位な人は、
順番にひとつずつ説明してあげるとわかり、

同時処理が優位な人は、
大きくざっと広くいっぺんに捉えるので、
みてどうなっているからどうと説明してあげるとわかりやすい。

継次処理が優位な人は言葉も、
順番に話そうとするのに対して、

同時処理が優位な人は、
ざっと広く話そうとするそうです。


見えかたと性格や姿勢も、繋がっているんですね。


詳しくはこちら↓









リブログ(1)

  • 遠視・内斜の矯正で字がきれいに書けるように

    今朝、息子が宿題をしてた時です。漢字の宿題の字が、ふとみると、きれいになっている❗❗息子は5年生ですが、遠視のほかに内斜もあるんですね。内斜というのは眼の周りの筋肉が、強く内側を向いてしまってます。正常に像を結んだときに比べて、左右に7㎝のずれが生じてしまい、縦に1㎝のずれが生じている状態でした。パーソナルグラスアイックス飯塚店の小松佳弘先生の講演会に参加して、そのまま息子の眼鏡を作ることになりました。ドイツ式の眼の測定器で、普通の視力だけでなく、内斜や外斜までがわかるようになっていて、両眼視で眼からの情報がちゃんと入るように、矯正する眼鏡を作成していただけるんですよ。息子は3月の終わりに眼鏡を作成しましたが、いま2ヶ月弱くらい経ちました。「字がきれいになったね❗凄い❗眼の見えかたが変わってきたかな」と聞くと、「あのね。お母さんが近づいてくるやろ。耳がちゃんと顔より後ろの方についてるように見える。」「絵みたいじゃないっていうか、立体に見えるみたいな感じかな。」これが両眼視というのかと感動してしまいました。視覚からの情報がこんなに矯正できることに驚きました。お子さんの眼はちゃんと見えてますか?脳の情報処理の9割は、まず、ちゃんと見えることからスタートします。もし、ちゃんと見えていないなら。是非とも見える眼鏡の作成をしてみませんか?

    西村晶子

    2018-05-25 23:48:53

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