首位陥落　今季初黒星　永井にやられた

　名古屋グランパスはＦＣ東京に０－１で敗れ、開幕４連勝を逃し２位に後退した。ＦＣ東京は勝ち点１０として首位に立った。大分は横浜Ｍに２－０で快勝し３位に浮上。３連覇を狙う川崎は試合終了間際の失点でＧ大阪に０－１で敗れ３分け１敗となった。鳥栖は新加入クエンカの初得点で磐田に１－０で勝って初勝利。広島は松本を退け、鹿島は札幌、浦和はＣ大阪をそれぞれ下した。

　最後はＦＷジョーを目がけてロングボールをひたすら蹴り込んだ。だが、パワープレーも得点には結び付かず。グランパスはＦＣ東京のＦＷ永井に決勝点を献上し、今季４戦目で初黒星。風間監督は０－１の完封負けを淡々と振り返った。

　「課題が出たというのは、もっともっと厳密に正確にやらないとチャンスをつくれないということです」

　指揮官が求めるのはプレーの正確性。失点もミスからだった。後半９分。右サイドバック宮原のパスをカットされたのが始まり。ディフェンスの裏へ走り込んだ元グラ戦士にパスを通された。永井には昨季から３戦連続の３被弾。ＤＦ吉田はミスが散見される内容も含めて「裏を突いてくるのは分かっていたんですけど…。もう一度、突き詰めてやらなければいけないことが出ました」と課題を口にした。

　ただ、好材料もあった。下半身のコンディション不良で出遅れていた新加入のＦＷマテウスがグランパスデビュー。後半からピッチに立つと、ドリブルで仕掛け続けた。