【プロ野球】DeNA・筒香、ドカ~ン! 新設「ウィング席」へ130メートル特大弾2019年3月18日 紙面から
◇オープン戦 DeNA7-4ロッテDeNAは筒香が1回に右前適時打で先制点を挙げると6回に右翼へ特大の1号ソロを放った。井納はオープン戦に初登板して140キロ台後半の速球を軸に5イニング2安打1失点と好投した。ロッテは新人の東妻が1イニングを三者凡退に抑えた。 “メモリアル弾”はやっぱり、この男だった。DeNA・筒香が、オープン戦復帰2戦目で4打席3打数2安打3打点と大暴れ。6回の第3打席には今季から新設され、16日にお披露目された右翼席上部の「ウィング席」に推定130メートル弾をたたき込んだ。 「これほどすばらしい球場で野球ができることは幸せですし、打てることができてうれしい。手応えも良かった」 約3万人の観衆をくぎ付けにしたのは6回だ。2番手の酒居が投じた真ん中、低め145キロのストレートをフルスイング。昨年までのスタジアムの形状では、場外に越えている推定130メートルの大飛球が、約3500席増設された真新しいスタンドに突き刺さった。 2019年の“本拠地1号”を新スタンドに運ぶ姿は、まさに千両役者。ラミレス監督も「新しい席にホームラン。素晴らしいプレゼントになったね」と主砲の活躍を喜んだ。 心配されていた左ふくらはぎの張りも順調に回復しており、21日の日本ハム戦からは守備にも就く予定。筒香も確かな手応えを口にした。 「ボールに向かって体のセンサーが段々鋭くなってきている感覚はある。オフシーズンにやってきたすべてのまとめ作業に入っている」。開幕まで残り2週間弱。ハマの主砲に死角は見当たらない。 (石井智昭)
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