【ドラニュース】根尾、開幕1軍ならず まずは2軍でじっくり鍛える2019年3月18日 紙面から
中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=が、開幕1軍メンバーには入らないことが決定的となった。17日、ウエスタン・リーグのオリックス戦(ナゴヤ球場)に出場した根尾は、18日以降も2軍メンバーとして、大阪、東京と続く遠征に同行する。まずは2軍でじっくり鍛えて、チャンスを待つ。 DeNAと対戦する29日の開幕戦、注目のドラフト1位新人の姿は敵地・横浜スタジアムにはなさそうだ。 根尾は17日のオリックス戦に1番・遊撃で先発出場し、2試合連続安打をマークしたものの、2三振を喫するなど4打数1安打。ウエスタン開幕3連戦では14打数2安打で8三振。試合後に1、2軍の首脳陣が今後について話し合い、18日以降も2軍メンバーとなることが決まった。「『このままこちらで』という1軍からの指示がありました」と小笠原2軍監督は報道陣に説明した。 2軍は19日から阪神3連戦(鳴尾浜)があり、18日に大阪へ移動する。根尾もそこに同行することになった。さらには23、24日は巨人2軍との交流試合(ジャイアンツ球場)があるが、「コンディションなどに何も問題なければ、東京遠征にも行きます」と小笠原監督は続けた。 1軍は19日からナゴヤドームでオープン戦最後の6連戦がある。与田監督は静岡で行われた17日の楽天戦後、「(6連戦は)開幕へ向けて準備をしなければいけない時期」と位置付けた。そこに1軍にいないということは、開幕1軍が事実上ないということを意味する。 与田監督はこれまで、根尾に限らず開幕1軍を選ぶ上で「オフからキャンプ、オープン戦を通じてしっかり準備できた選手を選びたい」と何度も話してきた。2軍首脳陣も根尾の状態はまだ途上とみており、石井2軍打撃コーチはこの日、「今はキャンプの後半戦みたいなもの。3月の終わりごろでキャンプ終了という感じ」と表現。根尾も必死に取り組んできたのは間違いないが、まだ1軍抜てきというところまではいかなかった。
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