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【グラニュース】

米本、「和製メッシ」へ先輩からのお願い

2019年3月17日 紙面から

ミニゲームでボールを奪いにいく米本(右)=14日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで(牧原広幸撮影)

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 名古屋グランパスは17日、第4節FC東京戦(味スタ)に臨む。MF米本拓司(28)は昨季まで10年間在籍した古巣と初対戦。開幕4連勝に向け、スペインの名門バルセロナの下部組織で育ち、来年の東京五輪で中心選手として期待される元同僚のMF久保建英(たけふさ、17)に直接対決では活躍しないよう「眠れる獅子指令」を出した。16日は、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習し、東京へ移動した。

 勝負の世界に私情を挟むべきでないのは、百も承知。だが、それでも米本がお願いしたくなるほど今季の久保はグランパスにとって脅威。幼い頃から「和製メッシ」と騒がれた才能を近くで見てきたからこそ、それを強く感じている。

 「15歳の時からレベルが違った。今まで見てきた中で1番。パス、ドリブル、シュート全てができる」。類いまれなサッカーセンスを絶賛した上で、笑みを浮かべてこう続けた。「僕らの試合以外で活躍してほしいな、と思います」

 今季、久保は開幕から3戦連続で先発起用されている。14日には、飛び級でU-22日本代表へ選出。古巣の試合をチェックするという米本は「チームがタケ(久保)を生かそうとしている。のびのびやれている」。後輩の成長は喜びだが、今は首位を争う敵同士。直接対決では、おとなしくプレーしてほしいと願う。

 ボランチとして久保だけに構っていられない事情もある。堅守速攻のFC東京はFW永井、ディエゴ・オリベイラが先発予想。走力のある2トップが、グランパスの高い最終ラインの裏を狙ってくる。2月の沖縄キャンプでは、練習試合(45分4本)で大量9失点した苦い経験がある。

 

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