No: 1600
投稿者:Read Only Member 02/01/27 Sun 17:41:02
0番様
ROMな者としましては、おこがましくてレスだけカキコできないんですが
(きっと、私みたいなのが山のようにいる筈)
今回だけはのこのこと出てこさせていただきました。
いつもワクワクと見させていただいております。後編公開も心待ちにしてます。
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私も、レスです。 No: 1599
投稿者:0番 02/01/27 Sun 16:38:23
>パナマ様。
読んでくださってる方がいらして、レス頂いて、嬉しいです^^
いかんせん、私浮いてるので。
>あお様。
私のレベルは低いんです(断言)皆様のとは比べ物になりません。
TCA・・・生で見てみたいです。行ける人、いいなあ^^
>ショーコ様。
ハッピーエンドでよかったです~。あ、もちろん終わりって意味ではないですよ。
これであさこちゃんもやりたい放題(今までだって似たようなものでしたが…)
それにしてもなんて名作ばかり書かれるのでしょう。
私、ショーコ様がす・・・好・・・酢の物はお好きですか?
(妙なリアリティを出すな、自分)
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レスです No: 1598
投稿者:あお 02/01/27 Sun 15:48:22
華子様 レスありがとうございます。
ちょっと、浮いてるかなーーと思いつつ、何とか最後まで書けたのも
レス下さった皆様のおかげです。
ぽん様 Hに行く前の描写がすごい。んーー。
0番様 そんな、0番様がレベル低いなんて言ったら、私のH描写なんて
どうなるの~~。
しかし、今年のTCA、楽しみですね。
ショーコ様 オサちゃん、よかったですね。アサコもきっと、オサちゃん抱きながら
さらに、修行(?)を続けるんでしょうね。
いちご様 ぶんちゃん、ノルさんをやっちゃうのかと思った。
2人の男に心から愛されていいね、ぶんちゃん。
HT様 小さい、赤ちゃんのうちからなら、一緒に暮らせるようになるって、
できないのかな。ぶんちゃん、2匹の世話、大変ね。
でも、幸せだよね。
パナマ様 ついに、ミズにも、抱かれちゃうのかと思った(笑)
それにしても、パナマ様の世界はすごい。
あ、タニくんのご褒美編は・・・まぁ、その、想像してください(笑)
書けないです~そんな長いの。
836番様 ああ、836番様の作品だーー。よかったーー。
そのまま、帰ってこないんじゃないかと心配で。
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ショーコさま、やっと(;;) No: 1597
投稿者:すみれ 02/01/27 Sun 14:43:37
あ~、やっとあさこちゃん、知ったのね(;;)
でも、誰を練習台にしたの?どこで修行?うっ知りたいかも。
おさちゃん、今までで、一番感じたのね、ウンウン、良かった。
この二人の「受難」は終わったかもしれないけれど
これからも、また書いてくださると嬉しいな~
他の作家さんたちの作品も、毎日楽しみに読ませていただいてます。
お一人お一人にレスしなくて
失礼します。ごめんなさい。
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天気の良い午後 No: 1596
投稿者:836番 02/01/27 Sun 13:14:45
まだちゃんと「帰って」来てないので
書いたものだけ放り込んでいきます。
レスとかはまたゆっくり、ってことで。
パナマさまの後でぼんくら入れてすいませーーーん!
+++++++++++
目覚めるとベッドに午後の光が差し込んでいた。
いい天気だ。
「あ、おはよう、りかさん。」
「ん…」
「ねったんから苺ジュースもらってきたよ。
そろそろ起きるかなーと思って」
「ん…」
りかはベッドから出てタニからジュースを受け取ると
またベッドに戻って座わるり、ぼーーっとジュースを飲んだ。
「ねえ、今日は何か用事あるの?」
「んん…」
「じゃあ、日曜だし、ずっと一緒にいられる?」
「んー…」(<日曜日仕事がお休みの極道って…)
そこへくららが勢いよくベッドに飛び乗り
りかの伸ばした脚の太腿のあたりに丸まった。
「あ、くらら~。ああ、りかさんの脚のあたり
陽があたってるんだね」
そういうとタニもベッドにあがり
くららが丸まっているのと反対側の脚に頭をのせた。
「あー、なんか、確かにぽかぽかして気持ちいいや~」
ちょっと重いなあ、と思いつつ
りかは二人をそのままのせている。
「あ、あのねえ、お昼ご飯
ねったんに頼んで部屋に持ってきてもらうことにしたよ。
……ふたりで…食べたいと、思っ…て…」
タニはあくびをし始めたと思ったら、うつらうつらしてきたようだ。
「りかさーん、タニく~ん。ご飯ですよーっ」
二人分の昼食をワゴンに乗せてねったんが部屋に入って来たときは
ベッドの上あたりの、陽があたっているところで
りかの脚の上にくららとタニが丸まって(いや、実際は
タニは頭しか載せていないが、そんな風に見えた)、
りかは上体をヘッドボードにもたせかけて
3人とも眠っていた。
ねったんはいちおう昼食をテーブルにセットはしたが
声をかけずに部屋をでた。
「誰かと一緒にいたいな~~」
ねったんは珍しくしみじみと思った。
思わずうらやましくなるような、平和で幸せな風景だったのだ。
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めんずごーごー10 No: 1595
投稿者:パナマ 02/01/27 Sun 05:36:35
あまりにミスがひどいので1回投稿したものを入れ替えました。 すみません。
すでに読まれた方、内容は変わっておりませんので、お飛ばしになってください。
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【10】
リカは苦痛で油汗を流し、ぐったりしていた。リカの人生のなかで、こんなにもろっ骨を
意識したことがあったろうか。今までのケガを思えば、ろっ骨折ったぐらいたいしたケガ
でもないと思っていたリカだったが、何をするにも痛さが響き予想以上に体力を消耗させた。
トイレに行って帰ってくる、今回はタニのこともあったが、それだけでくたくただった。
タニはリカの汗を拭こうとベットの傍らに立った。
(リカさん、辛そう。だからここですませようって言ったのに・・・・)
言葉に出してこそ言わないが、リカが痛がっているのがわかる。
しかし、リカの体をいたわるそんな思いとは裏腹に、別の思いも沸き上がる。
(どうして、こんなに色っぽいのかなあ。)
たとえ、おでこに湿布を貼っていようが口の脇に青タン作っていようが、苦痛に
顔をゆがめるリカの顔はなやましげで、ついあの瞬間を想像してしまう。
タニはリカの汗ばむ首筋にキスをした。
リカ :「なっ、・・・」
驚くリカの口をふさぎ、熱い舌を入れていく。
タニのむさぼるようなキスにリカは息苦しくなるが、タニはすぐには離れなかった。
リカ :「はあーー。何だよ、お前、急に・・・」
タニはその質問には答えず、リカに掛けられた布団の中に手を入れ、リカの下半身に触れた。
リカ :「えっ、さっき便所行ったばっかりだろう。」
タニ :「ここって、違うものも出ますよね。今度はそれをすませましょう。」
リカ :「へ!?」
タニ :「リカさんはジッとしてて、何もしなくていいんです。
オレがしてあげるから。・・・・任せてください。」
リカ :「任せるって何を!」
タニは布団をめくり、リカのパジャマを下ろそうとした。
リカ :「ちょ、ちょ、ちょっと待ったー!、あっ、たた、うー・・・。」
タニ :「だから、動かないでって、じっとしてて下さいって言ったでしょ。」
リカ :「言ったでしょじゃないっ! 勝手に始めるな!」
タニ :「こんなに長く書いてるのに、この話Hシーンが少なくありませんか。」
リカ :「唐突に何に言いすんだっ!!」
タニ :「多少は読者サービスっていうのも考えたほうがいいってことを言ってるんです。」
リカ :「それは、最初に頑張ったろーが、しかもオレの『受け』で!!」
タニ :「ふんっ、あんなせこいのここではダメですよ。もっと濃いのでなくっちゃ!
それに、オレ背中しか描写されなかったじゃないですか。
今度はきっちり書いてもらいます!」
リカ :「その怖いぐらいの意気込みは何だ。」
タニ :「覚悟してくださいね。それでは、いかせていただきます。」
タニはリカのパジャマと下着を一緒に勢良くはいだ。
「あっ!!!・・・」リカは、タニにいきなり口に含まれ、思わず身を硬くした。
ガシャッ...
「あっ!!!・・・」ドクター・ケロは、思わぬ場面にいきなり遭遇して、身を凍らせた。
「あっ!!!・・・」タニは、思わぬ人物のいきなりの登場に、身を縮こませた。
タニは驚きで、含んだモノの大きさのまま、開いた口がふさがらなかった。
轟組の面々にはよくても、さすがにドクターに見られたのは痛かった。
3人とも固まったまま動けない。しばしの沈黙があった。
ここで最初に動けるヤツが男ってもんだ...たぶん。そして、それはやはりリカだった。
リカ :「ノックもしないで入ってくるんじゃねーよ。」
ケロ :「あっ、すまん。」
ドクターは素直に謝ると開けたドアをそのまま閉めた。そして呟く。
「タニ、お前もか・・・・」別にタニはドクターを裏切ってはいない。
しかし、ドクターがこの言葉を吐くのをいったい誰が咎められようか。
でも、ドクターは医者なのだから、もっと早くに気がつくべきだった。
あの轟邸には強力な色魔ウィルスが蔓延してて、どんな純情な人間をも侵してしまう
のだということを。人の裸なんか見なれている(特にリカのは)ドクターだったが
さすがに今回は吹いてしまい鼻血を流しながら診察室に戻る。
リカを気遣い、長めの入院を設定したり、ワタルとの友情を取りもってあげたり、
タニがシビンを持っていったが、リカが使うはずはない...2人で揉めていないか
と気になって、わざわざ病室に足を運んであげたドクター。彼は優秀な医者だったし、
人格者でもあった。しかし、ここには彼の鼻に優しくティッシュを詰めてくれる人は
いない。診察室で彼を待っているのはコムくれた熊の置物だけだった。
《 だっ、誰かっ! ドクター・ケロに愛の手を.....。》
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No: 1594
投稿者:ロビン 02/01/27 Sun 02:43:38
久し振りにロムりに来ました。
オレンジ様のまっひー最高です。
女だらけの職場でゥ・の件、かなりウケました。
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ああ、嬉しい・・・。 No: 1593
投稿者:ごんた 02/01/27 Sun 02:21:21
心身ともに救われたりかちゃん。ライターの皆様ありがとうございまっす!
切ない思いに思わず涙したかと思えば、またまた野獣化しちゃったり、
お笑い入っちゃったりして、まるでりかの芸風のようにバラエティに富んでますね。
でもさー、どんなりかも何となく納得できちゃうって、一体この男はどんな人
なんでしょ。ま、ワタルもそうですけどね。(笑)
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エステティシャンは見た! 4 No: 1592
投稿者:オレンジ 02/01/27 Sun 02:12:27
エステサロン独立の日まで想像し、思わずニヤける自分の両頬を押さえながら、
まひるはキングサイズのベッドにころがって足をバタバタさせた。と、その時。
「失礼しまーす。紅茶をお持ちしま・・・」
紅茶を乗せたトレイを持ったねったんがドアを開け顔を出した。
100人乗れるベッドの上にパンツ丸出しでころがっているまひるに
眼を大きく見開き、一瞬絶句するねったん。
「・・・あの、ぶんさんは・・・。お茶をお持ちしました、が・・・」
「あ、今シャワーをあびてます。私、待ってるだけなんで気にしないで下さいね~」
「シャワー!?待ってる・・・!?」
まひるは自分の言った言葉がさらにこの青年を困惑させたことには気づかず、
ベッドから起きあがると、立ち尽くすねったんからにっこりと紅茶のトレイを受け取った。
「ぶんさん・・・どうですか?」
まひるは、風呂上がりのぶんの背中に惜しみなくバラの高級オイルを塗りたくり、
己の持てる技を駆使して、ぶんのつややかな肌に両の手をすべらせる。
「うん・・・すごく気持ちいい・・・。まひるちゃんやっぱり上手いよ」
「うふふ。今日はがんばっちゃいまーす。せっかくぶんさんのお部屋に誘って頂いたんだし」
「あーもうどうにかなっちゃいそう・・・」
「かまいませんわ。あとはわたくしに任せて・・・」
「うん・・・」
「・・・」
まひるは、うつぶせになったぶんの耳元にささやき、
ここが腕の見せ所といわんばかりに、指先に力を込めていった。
例によって、ぶんの部屋の扉の前には
息を潜めて中の話し声と物音に耳をこらす野郎たちの集団があった。
(し、静かになったぞ)
(いったい中で何が起こってるんだ?)
(何って・・・ナニじゃないの、やっぱり)
(だって・・・相手女だぞ・・・)
(・・・)
(・・・)
「ボスの女嫌いは有名だけど、ぶんさんはどうなのかな」
「ああ見えて実はぶんさん女好きだったりして」
「えぇーーっ。想像できないなぁ・・・」
「でもあの子、あられもない格好でベッドに寝そべってたよ。
ぶんさんがシャワーあびてるの待ってるって言ってた。間違いないよ!」
何が間違いないのか、自信満々に胸をはるねったん。
男たちはモヤモヤと女を弄ぶぶんを思い描こうとしたが、誰もが力なく首を振る。
「・・・だめだ。どうしても想像できない」
「妄想能力の限界が・・・」
「俺ショックだよ。ぶんさんが女なんかと・・・。不潔だよ」
「ぶんさんがそんな人だなんて・・・見損なったよ。憧れてたのに」
「そうだよ。こんなことして、ぶんさんが妊娠したら俺どうしたらいいんだか」
キムをはじめ、ひそかにぶんに思いを寄せていた若い組員の何人かはこらえきれず泣き出した。
なぜか野郎どもにまざっていたドクターは、轟組の保健体育の講義項目に
『男女の性差について』を追加で設けるようボスに提案しようと心ひそかに思ったのだった。
と、その時。
「何をしているんだ、お前たち」
ふいにドスのきいた低い声が後ろから響き、振り返った連中は全員真っ青になった。
「ボ、ボス・・・!!」
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ごめんなさい。まひるちゃん、変な人になってしまった・・・。
しかもだらだら続きます(たぶん)。
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エステティシャンは見た! 3 No: 1591
投稿者:オレンジ 02/01/27 Sun 02:10:55
いちごさま、濃ゆいのるぶん、どんどんガンガンいっちゃって下さいね。
HTさまの書かれるいつも可愛ゆいぶんちゃん大好きです。
しかし、不倫したりハムスター飼ったり記憶喪失になったりイタリア行ったり(行く予定?)
まひるちゃん連れ込んだり、ぶんちゃん大忙しだなあ・・・。
ショーコさまのオサアサ、ハッピーエンドでよかった~
パナマさまの行け行け男達、面白すぎますーー
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「入って。ここが僕の部屋」
「おじゃましまーす」
まひるを招き入れると、ぶんは厨房に電話をかけた。
「あ、ねったん。紅茶を入れてくれる?僕の部屋まで持ってきてー。よろしく」
「僕ちょっとシャワーあびてくるね。もうすぐお茶が来るからそれ飲んで待ってて」
「かしこまりました。ごゆっくり」
にっこりと微笑んだまひるにバチッとウィンクを残し、
ぶんは着替えのバスローブを持ってバスルームへ消えていった。
(うちのサロンよりよっぽど広くてゴージャスだわ・・・)
まひるは好奇心に目を輝かせながら、ほのかに甘い香りのするぶんの部屋を見回した。
壁にさりげなく飾られた高そうな絵画やアンティーク調の家具も見る価値があったが、
何より目を引いたのは、部屋の真ん中にどぉ~ん!と置かれた天蓋つきのキングサイズのベッドである。
「で、でか・・・!!」
(絶対、ひとりで寝るためのものじゃないわ、これ・・)
きっとこのベッドで夜な夜な繰り広げられているに違いない○○○なことや、×××なこと・・・。
ぶんの、いつ見ても艶やかに輝いているバラ色の肌を思い出し、まひるは思わず赤くなる。
(トドさんってどういう人なのかしら)
トドという男がぶんのパトロンであろうことは、ぶんがトドの名前で
サロンに落としていく莫大な金から薄々感づいていた。
トド・・・。
名前から察して、きっと脂ぎった中年太りのイヤらしいエロおやじに違いない。
ぶんはあるいは、生きるために、不本意な愛人生活を強いられているのだろうか。
囚われの美少年、という言葉が脳裏をよぎり、ふっと乙女らしい感傷に涙ぐむまひる。
しかし、はっと我にかえり、まひるは涙を拭いて立ち上がった。
(でもこれはチャンスよ、まひる!!)
今日、ぶんの機嫌をそこねないよう上手く話を運べば、
これからときどき、この屋敷で出張エステサロンを開けるかもしれない。
この部屋に来るまでに、廊下の端々で珍しそうにぶんとまひるを見ている
若い男たちが多くいたが、なかなかの色男たちがそろっていた。
この屋敷には金の匂いがプンプンしている。
あの男たちをみんな私の顧客に囲い込めれば・・・。
美しい青年たちをはべらせながら、荒稼ぎが出来る!
うまくいけば、自分だけのエステサロン開業の日も遠くないわ!!
(ふっ・・・ふっふっふっ・・・)
野望に燃えるまひるの両目はすっかり$マークになっていた。
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めんずごーごー9 No: 1589
投稿者:パナマ 02/01/27 Sun 01:25:27
【9】
「何してるの、ミズさん・・・。」タニが立っていた。
リカ :「何でもないっ。誤解するな。トイレに行こうと思って
立たせてもらってたんだ。なっ、ミズ。」
ミズ :「はい、そうです。何もしてません。(まだ)」
タニ :「なんだ、そうか。でも、よかった、間に合って。」
リカ :「何が間に合ったって?」
タニ :「じゃ~~~ん」
リ/ミ :「うっ!!」
タニ :「どこでもトイレ~(大山のぶ代風に)。」
リ/ミ :「似てねえよ!!」
リカ :「つうか、それシビンじゃんっ!」
タニ :「へへっ、ドクターに貸してもらった。」
リカ :「冗談じゃねえ! そんなもんにできるかっ!」
タニ :「だってリカさん体起こすたびに痛がるでしょ。これならそのままで、
できるよ。オレがちゃんとしてあげるから心配ないよ。」
リカ :「絶対、嫌だ!」
タニ :「どうしてだよ。オレとリカさんの間で何を恥ずかしがることあるんだよ。」
(だって、もうあんなことや、こんなことまでしてお互い体の隅々まで知ってる仲なのに)
リカ :「恥ずかしいわいっ! オレの美学に反する!」
タニ :「ああ、そうか。ミズさん、ごめん席外してもらっていい?」
ミズ :「ああ、オレ、もう帰るよ。」
タニ :「すみません。なんか追い出すみたいになって。
でも、リカさんのこういう姿、人に見せたくないし・・・。」
リカ :「違うっ! そーいう意味で嫌がってるんじゃない。」
ミズ :「リカさん(ニヤ-リ)、また今度、
(攻める)機会うかがって来ますんで。お大事に~。」
リカ :「ミズッ! 帰るな! タニを止めろ。ミ~ズ~~~。」
タニ :「じゃあ、リカさん。(ニッコリ)」
リカ :「よせっ! 止めろ、ダメだ、ダメ! こらっ、タニ~~~。」
リカはトイレの個室に座っていた。なんとかタニを制止してシビンは免れた。
無理に体を動かして、かえってリカは痛い思いをしたが、リカはそれを我慢した。
痛みを口にしては、それみたことかとシビンを差し出されてしまう。
タニに腰を抱かえられトイレまで来た。便器の前に立つにもタニが寄り添って、
しまいにはズボンまで下ろそうとする。さすがにタニに「いい加減にしてくれ!」と
怒鳴りたくなるのを押さえて、個室に逃げこんだ。
(そもそもなんで、こんなに苦労してトイレに来なきゃならなかったんだ・・・・
さしせまった欲求があったわけでもなし・・・・そうだ、ミズのヤツ!)
リカ :「くっそ~~~(あの野郎!)。」
タニ :「ああ、そっちがしたかったんだ。突然、ドア閉めちゃうから・・・・」
リカ :「ちっ、違う! そうじゃない。(タニ、お前、ドアに張り付いてるのか!?)」
タニ :「言ってくれれば、そっちのほうもベットでできるように考えたのに~。」
リカ :「そんな考えは捨ててくれ!!」
タニ :「オレたちの間に遠慮はなしですよって何度も言ってるでしょ。」
リカ :「遠慮なんかしてんねえっ! っつ、いてて、あー・・・。」
タニ :「便秘ですか? それとも・・・痔?」
リカ :「なんで、そーなるんだよ。」
タニ :「だって、最近ソコ、酷使させてたし・・・少しはいたわってあげないと・・・。
座薬でも浣腸でもドクターにもらってきます。言って下さい、正直に!」
リカ :「だーーーー!!!どっちでもないっ!!
あた、たあ・・・大きな声出させるなよ。」
タニ :「無理しないでください。今、ドクターから貰ってきますね。」
リカ :「まっ、待て、タニ。ネクタイはいい、縄もいい。
だが座薬、浣腸はだめだ。絶対に!
ここは、縛り系はOKでも汚物系は許されない。いいなっ!」
タニ :「何、ワケのわかんないこと言ってるんですか。つまんない見栄はってないで
使えるものは使って、早く楽になったほうがいいですよ。」
リカ :「オレのは見栄じゃない! 美学だっ! それがわからんヤツとは付き合えん。」
タニ :「付き合えないって・・・リカさんオレと別れる気なんですか。そんな・・・・
うっ、オレ・・・オレ・・・リカさんのこと・・・ぐすっ・・・ぐすっ・・・」
リカ :「タニ、泣いてんのか!? 泣くなよなー、便所のドアの前でー。
・・・・・・・泣きたいのはこっちだよ。」
その後リカは別れるつもりはないからと何度も言い、ドアの前に人が立っているかと思うと
気になって用がたせないからとタニに頼み込み、ほんの少しの間だけ1人になれた。
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個人レスですが No: 1588
投稿者:♪HT♪ 02/01/27 Sun 01:20:06
私がゆっくり打ってる間に
大感動物語がアップされていたので。
いちご様・・・ありがとう。させてくれて(笑)この感動を何て言葉にしたら
よいのやら。それにしてもH描写、上手すぎますわ~。臨場感溢れてます。
のるぶんの友達感覚の会話も良くって・・・あ~でも、もうだめよね?
もう1回ってお願いしても(←しつこい)
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レスです。 No: 1587
投稿者:パナマ 02/01/27 Sun 01:18:56
【keiko様】いつもレスありがとうございます。ガイズの感想お待ちしております。
【あお様】最終回おめでとうございます。ミズリカまだないですよね。
でも私には手におえないシロモノかも。タニ君ごほうび編は? (笑)
【華子様】PC復活よかったです。作品待ってます。
【オレンジ様】続いて欲しいです。後が気になる・・・。
【らん様】あなた様の一途なミズの後に私のしょうもないミズが・・・コレも投稿リレー
小説の醍醐味でしょうか。トドさん何か企んでますね。
【ぽん様】脱がせるために着るパジャマ・・・いろっぺーでございます。作品また待っています。
【0番様】しっかり読んでます。まとぶん・・・電気・・捕虜ながらトド資金に貢献してますね。
【ショーコ様】もしかしたら私の思っているリカ像は他の方々とだいぶ違うかも・・・。
アサコ・・・人の情がわかるようになるとは・・・こんなことで。(笑)
にしても、密偵(私も大好き)・・・絵文字連絡ウケでございます。(笑)
オサちゃん、よかったです。これで少しは不幸体質改善できたかな。
【いちご様】セリフ、そう言っていただけてよかったです。私、野郎系だから・・・こことだいぶ
ずれているかねーと、ちょっと心配でした。ぶんの本領発揮はなんとなく想像できるの
ですが、ノルの本領発揮・・・こっちは考えたことありませんでした。だもんで、
かえって、本当になんか、すごそうって感じが・・・。堪能しました。
【HT様】コムスター・・・私、ウケタ・・・・。ネコとネズミ・・・どなるんでしょう。
【今日の懺悔室】
【8】「十分すぎるぼど」→「ほど」です。すみません。
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レス&ぶんちゃんの友達5 No: 1586
投稿者:♪HT♪ 02/01/27 Sun 00:51:32
レスくれた皆様、有難うございます。ちょっと時間がないのでお返事今度
させてください。
管理人様。。ごめんなさーい!猫の出産についてよく知らないのに
ぶんちゃんに「赤ちゃんが欲しいの」と言わせたくてこんな展開に・・・
猫、可愛いですよねー。飼いたいけど飼えないんです、うち。
パナマ様。。本筋に関係ないのにちょこっと名前を出してくれた・・・幸せです!
オレンジ様。。新年会以来ですねーお待ちしてましたわ。何か起こりそうな予感、楽しみです。
:::::::::
「小雪、今戻ったよ」
ハムスターの小雪。ぶんちゃんの友達。
ぶんがクローゼットをあけると急いでケースのふちに
跳んできて、立ち上がってくんくん頷いている。
(お前、本当に懐っこくて可愛いなぁ。
でも、小雪の顔って誰かに少し似ているような・・・)
「あっ!コムだ!・・・コムスター・・・なんちゃって!」
くだらない洒落も小雪はニッコリ聞いてくれます。
「さっきね、くららが赤ちゃんを産んだんだよ」
小雪はつま先立ちしてぶんを見つめ、首をかしげる。
「とても神秘的だった。僕も小雪もあんな風に生まれてきたんだよね」
「何だか涙が出ちゃったよ」
「カツカツカツ・・・」
トドの足音だ。ゆっくり近づいてくる。
それに気づいたぶんはさっと小雪をケースにしまい、クローゼットを閉めた。
トドはドアを開けるなりいう。
「ぶん。お前にいいものをやるぞ」
少し照れたような笑顔、この顔がぶんは大好きだった。
「わ、嬉しい。何?」
「目をつぶって手を出せ」
「うん・・・あ、くすぐったい、暖かい!!」
ぱっと目を開いたぶんの大きな瞳が、驚きで更に丸くなっていた。
「いいの?本当に?かわいい・・・」
赤ちゃん猫に頬擦りしてトドを見上げるぶん。
トドはそんなぶんをみて満足げに頷いた。
「俺の魅力が猫なんかに負けるわけない。そうだな?ぶん」
「当たり前だよ。僕の一番大事なのはト・ド・さ・ん!
ね、名前は何にしようか」
「雪のように白いから白雪だ」
「え・・・くすっ。トドさんもう考えてたの?」
(僕と同じようなセンスしてるんだな)
「今、お前を見て思いついた。俺は白い物が好きでな。お前の肌もそうだ」
トドはぶんの淡雪のように柔らかい頬を撫る。
「トドさん、今日は3人で一緒に寝ようか」
「お前は案外寝相が悪いって事を忘れるな。白雪がつぶれる」
「やだもう!いいよ。じゃあトドさんをつぶしてやる!!」
「ハハ。楽しみだ。先にシャワー浴びてくるぞ」
(トドさんったら、本当に優しいんだから)
ぶんはほろりとして白雪をじっと見つめる。
(猫とねずみじゃ同棲できないよね・・・)
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涙の一日 8 No: 1585
投稿者:いちご 02/01/26 Sat 23:44:47
まず レス
keiko様、せつないですよね。今回でちょっと救われれば・・・
ショーコ様、口移しでこんなにドキドキさせてくれるなんて!
アサコちゃん修行してたんですね。素敵なHでした~
この後に自分の載せるの恥ずかしい・・・
パナマ様、コイツのために死ねるとか生きてやるとか、リカさんのセリフ
カッコいい!
あお様、お疲れ様でした。タニちゃん良かったねー。うんうん
くーろ様、その設定いいです。ぜひお願いします。
オレンジ様、続けて頂いてありがとうございます。また書いて下さって
嬉しい。こちらこそ多謝!
今回、ブンちゃんは邸に帰るはずでしたが
HT様の >何度でもさせてあげて!!今だけトドさんを忘れてる
二人の時間が少しでも長く続きますように。
というレスに心を打たれ(笑)、予定を変更して 「させてあげたい」と
思います。確かに、あのままでは切ない。引っ張ります。
濃いかな・・・嫌いな方、読み飛ばしをお薦めします。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
ノルが握っていた手を引き寄せ、抱きしめた。
息もできないほどに締め付けられ、ノルの気持ちが痛いほど伝わってくる。
(こんなにも、僕を想ってくれてる・・・)
ブンはノルの胸に両手をあて、強く押して体を離した。
「ノルさん、ちょっと後ろ向いてて。」
「なんだよ。」
「いいから。いいって言うまで見ちゃだめだよ。」
ブンがムリヤリ後ろを向かせた。
ノルの耳に服の擦れる音がして、それがバサバサと床に落ちるのが
わかった。
「なっ!」
ノルが振り返ると、ブンが全裸になっていた。
「?!」
「遅くなってもいい。もう一度、ノルさんに・・・」
ブンが柔らかに微笑んだ。
「バカ野郎っ!!!」
ノルがそう叫んでブンを抱きしめた。
「何やってんだよ・・・哀れむな・・・何また脱いでんだよ!」
「哀れんでなんかないよ。言ったでしょ。愛してるって。」
ブンがノルのバスローブのベルトを解き、胸の合わせに手を差し入れて
下に落とした。
動けずにいるノルの胸に頬を寄せ、ブンが妖艶に見上げる。
「お前のその目・・・誰も逃げられないだろうな。」
(フンッ 所詮トドも俺と同じただの男か・・・)
ブンの手がノルの頬に触れ、口づけながら囁いた。
「そうだよ。誰だって、誘い込んだら離さない・・・」
「今ごろ本領発揮か?初めからそうして欲しかったな。」
妖しい笑みを浮かべながら、ブンがノルをベッドに押し倒し、胸に口づける。
軽く歯を立てるとノルが低い声を漏らした。
少しずつ、唇が下腹の方に下りていき、愛しいものを口に含む。
ブンの頭を押さえ、ノルが目を閉じた。
十分すぎるほどに血が通ったものを口から離し、ブンが上から身を沈めよう
とするとノルがそれを止めた。
「せっかくだが、俺は下は嫌いなんだ。わかってるだろ?」
「あっ」
ノルが体を返してブンを見下ろし、唇の端を上げながらブンに沈んでいく。
ブンの上体を起こしてノルが突き上げると、細い体が弓のように反り返った。
ノルの荒い息づかいとブンの嬌声が混じり合い、部屋中に飽和した。
二人が同時に達して、ブンがノルの肩にもたれ掛かった。
ノルが頭を撫でてやる。
「大丈夫か?」
「・・・ん。流石だね、ノルさん・・・強いや。」
「バーカ。俺を酔わせようなんて100年早いんだよ。」
「なんだよー。結構溺れそうだったくせに。」
ノルがブンの髪をくしゃくしゃにした。
「ああ。お前が最高だ。」
「とーぜん。」
「こいつっ!」
ノルがブンを寝かせ、覆い被さって口づけた。
「俺の番だ。」
ニヤッと笑うノルに、ブンが慌てて耳を塞ぐ。
「みっ、耳はやめて!」
「お前がイイのは耳だけじゃないだろ(笑)。」
流れるようなノルの手がブンの体を這う。
まだ少年の面影を残す頃から、男を抱くことを強制されてきたノル。
ノルに一度でも抱かれた者は虜にならずにはいられなかった。
ブンが全身で悶える。
(すごい・・・ノルさん)
ノルが下腹をまさぐると、ブンの口から大きな溜息にも聞こえる吐息が
こぼれた。
「ノルさ・・・ん・・・ハァ、ハァ・・・もう・・・」
「もう?」
「き・・・て・」
「まだ だめだ。」
ブンが首を振って腰をくねらせる。
「いっ・・・ちゃ・・うっ」
「イケよ。」
「や・・・お願・・・きてぇ・・・」
「いけ。」
「んっ・・・あっ・・・ああっ!!」
ブンがノルの手の中でほとばしった。
グッタリしたブンの腰を掴み、ノルがゆっくりと入っていった。
快楽の波が押し寄せ、ノルのするがままに身を委ね、ブンが溶けていった。
ベッドで煙草を吸うノルの腿にブンが頭を乗せている。
「ノルさんたら、なに本気出してんだよ。もう、ヘトヘト・・・」
ブンがノルの腰にしがみついた。
「お前が俺の体を忘れないようにな。」
「・・・忘れるわけないのに。」
ノルが煙草を置き、身を屈めてブンにキスをする。
別れを惜しむように長い口づけを交わした。
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受難・番外 No: 1584
投稿者:ショーコ 02/01/26 Sat 23:38:34
ワタルが部屋に帰って来た時、コムはもうすで入浴を済ませたらしく、
バスローブのままだった。
すんなりと伸びた足が、まぶしいほどに白くて、
ワタルは見とれてしまう。
「コム、また鍵もかけないで.......」
「あっ、お帰りなさい。」
何かを熱心に見ていたコムが振り返って微笑む。
「また、忘れちゃった、鍵。」
小さく舌を出して首をすくめる。
「大体、そんな格好で...何かあったらどうするんだ。」
「何かって?」
「こーんなことするヤツが、突然入ってきたら?」
ワタルが、コムを抱きすくめて、襟から、胸に手を入れる。
「あっ、ダメ......」
首筋に、強く唇を押しつけて、きつく吸い上げる。
「ワ、ワタルさん、ヤッ......」
「だから、俺じゃなかったらどうするんだ?」
「もう....忘れないから.....」
コムの瞳にはもうすでにいっぱい涙が浮んでいて。
「怒ってるわけじゃない。」
深いため息をつくワタル。
抱きしめたコムの肌から、風呂上りの甘い香りが立ち上って
ワタルは軽いめまいを覚える。
「コムさぁ、もう10日もやってないぜ、俺達。お前、平気?」
「うん。」
「うん、てお前.........」
「だって、今日はもう.......」
「うん?」
はい、と言って、ワタルに一枚の紙切れを手渡す。
『無事収容す。任務完了。 密偵より』
「なんだよ、これ」
「多分、アサコさんのことだと思うよ。」
「なんで分かるんだ?」
「ほら、この絵。唐獅子がすみれの花をたべてるでしょ?」
「なんで、これが唐獅子に見えるんだ?どうしてこれが、すみれなんだ!」
「ちょっと解釈に無理があるけど.....」
「で、なんで、こんな厄介なことするんだ?文字にすれば良いだろうに。」
「それは、ホラ、密偵だから、いろいろ大変なんだよ、きっと」
「分かった。それじゃあ、百歩譲って、
これが唐獅子で、こっちのがすみれだとしよう。
で、それがどうしたんだ?」
「ヤダなぁ、ワタルさんたら」
突然、首筋まで真っ赤になるコム。
「うん??」
「ワタルさんだって、僕の薔薇の花...食べるでしょ。」
キャッと言って、ワタルの胸に顔を埋めるコム。
「おっ、そ、そうか。やったか、遂に!」
「ウフフ。良かった、オサちゃん。」
「それはそうと、密偵がなんでまた.......」
「さあ?さっき、バスルームから出てきたら、そこの、サイドテーブルに
置いてあったんだ、その紙。」
「だ、だから、鍵はかけておけって!」
「だって、何かされてないよ。」
「されてからでは遅いだろうが!」
「も、もう分かったから。ワタルさん.......」
「なんだよ」
「何か....して.....」
**********************************
『受難』、何が受難なんだか、というわけの分からない展開のまま
最終回となりました。
読んでくださったり、お声をかけてくださった皆様、
どうもありがとうございました。
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受難12・最終回かな? No: 1580
投稿者:ショーコ 02/01/26 Sat 23:12:53
今夜は新月。
暗闇に、うごめくのは、獣?欲望?
星だけは満天に輝いて.....
その夜、誰かが、部屋にそっと入って来て、
ベッドに横たわるオサを背後から静かに抱きしめた。
コムちゃん?
その抱き方があまりに優しくて、コムの昼間の抱擁を思い出すオサ。
シィーっと言うように、後からオサの唇に指が重なった。
顔を見せてくれないの?
声に出して聞いてるつもりなのに、不思議に声が出ない。
背後から廻された手が、オサの浴衣の襟に滑り込む。
胸の敏感な蕾に、その指が触れた。
「あっ!」
今度はちゃんと声になって、オサの小さな悲鳴が暗い部屋に飲み込まれていく。
もう片方の手が、オサの浴衣の紐を引いて解く。
肩からするりと、浴衣が脱がされて、きれいな雪白の背中が、
夜目にほの白く浮かび上がる。
優しい指が、感じやすい背中を上から下へとたどって行き、
オサの一番敏感な所へたどり着く。
もう片方の手は、まだオサの胸の蕾に置かれたままで......
唇が熱く、首筋から背中へ押しつけられて行き、
オサはこらえきれずに喘ぎ始める。
コムちゃん、こんなことしたら、ワタルさんに.....
「叱られる......」
オサが喘ぎながら、やっと声に出して言う。
「誰に?」
「!!!」
オサは一瞬耳を疑って、必死に振り向こうとする。
背後から強い力で抱きしめられて、振り向く事が出来ない。
「オサ........」
耳元で熱い息を吹きかけられて、オサが耐えがたい快感に唇を噛む。
「お願いだから.........」
顔を見せて。
「なんのお願い?」
「もう.....イジワルしないで.......」
うれしさで、涙が込み上げてくる。
「お前、相変わらず、泣き虫だな。」
「アサコ..........」
「せっかく帰ってきてやったんだから、泣くな。」
「う...ん」
「あっ、そうじゃなくて...泣くのはこれからだぜ。」
「えっ?」
「何しろ修行中だからさ、俺。」
「修行中?」
「10日じゃ、覚えきれなかったけど。
しょうがないじゃないか、お前が死にそうなんじゃさ。
なんの為の修行か分からなくなっちまう。」
「誰に聞いたの?」
「俺の部屋に手紙が置いてあって、密偵ってサインがあったけどな。」
「密偵?.......でも、なんの修行?」
「俺が修行するって言えば、決まってんだろう?」
「刺青?」
「天才には修行なんていらない」
「じゃあ........」
「これのだよ。」
「あっ!」
突然、突き上げられて、オサが身もだえする。
「い、痛い!............」
「だから、泣くのはこれからだって言っただろう.......」
「ア....アサ....コ...」
「俺さぁ、すっげえ恥じかいたぞ。なんで教えねえんだ?」
「だって...アサコ....傷つくと思って.....」
「絶対許さないからな。」
強く突き上げながら、アサコが言う。
「ゆ、ゆる.....して.....」
「ウソだよ。.....俺、皆の優しさ身にしみた......」
「でも、あのままじゃ、俺様のプライドが許さねえから......」
「それで、修行?......あっ....あう...ん....」
いつのまにか、オサの腰がアサコの動きに合わせるように動き出していて。
「惚れたヤツを楽しませることも出来ねえんじゃあ、しょうがねえ。」
「あっ....あっ......うーーん.....」
「イイのか?」
「ア..サ..コ..は?」
「すげぇイイ。お前。」
「ほ、惚れたって言った?さっき」
「もう、言わねーよ。」
「アサコ.......」
「うん?」
「お願い....もっと....酷くして......」
「バカヤロウ.....お前の体が元気になったらな。しっかり酷い事してやるよ。
覚悟しとけよ。」
誰に抱かれた時にも感じた事のない悦びが、オサの体の深い部分から
次第に湧き上がってきて..........
やがて、オサの甘い絶叫が暗闇に響き渡り、
アサコの腕の中で力尽きた。
「で、ええと、これからどうするんだっけ.....」
(もう、坊や、いったい何を教わってきたの?~by百恵・山口 古!)
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836番様。『密偵』使わせていただきます。
大晦日の除夜の鐘、の時からの気になる方でございます。
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レスです。 No: 1579
投稿者:ショーコ 02/01/26 Sat 23:03:22
0番様。 大変失礼いたしました。
よく似た題名のビデオ、見ちゃったみたいです(^^;
ドクターから、絶対『完全ノーカット版』手に入れて見せます。
もう、本当に、ドキドキワクワク、血圧まで上がりそう。
後編、早く~~、って、このレス書いてる間にUPしてたら
いいのにな(^^)
すみれ様。そんなに褒めて下さると、
私、調子に乗ってしまうではありませんか(^^;
今日、受難・最終回、UP致します。
あまりご期待に添えないかもしれません。先に謝っておきます。
ごめんなさい。
くーろ様。イタリア紀行、楽しみにしておりまー-す。
らん様。 ゆうかちゃん、可愛すぎて(^^)ミズ君、心配の種が尽きませんね。
パナマ様。りかさんもコムちゃんの事、妬いていたとは.......
いえ、実は、眼中にないのかと(^^;)思っておりました。
オレンジ様。『まひるちゃん』ってある意味、世間の目代表みたいな.....
どう見えるのでしょうね?
keiko様。 オサちゃんの『イヤイヤ』気にっていただいて、ありがとう。
おかげさまで、今日で「受難」終われそうです。
あお様。 無事にりかさん戻って来れて、安心いたしました。
>ゆっくり、時間をかけて行かせてやるから・・・
このセリフ、ため息が...........
華子様。 PC、もう大丈夫ですか?
また書いてくださることを楽しみにしております。
先駆者なんですもの。コムちゃんについての(^^)
ぽん様。 『耽美』だなんて。うれしいです(^^)
ぽん様んのコムちゃん、確かに『淫ら』。キャッ(*^^*)
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激愛病棟24時・前編 No: 1578
投稿者:0番 02/01/26 Sat 21:18:02
いくら頼んでも病室の電気を消すのをまとぶんがいやがったので、
しかたなく明るい光の下で、かよこちゃんシャツに手をかけます。
手はかけたものの、どうしてもそれから先に進めず、うつむいていると
まとぶんが、どうした?と聞いてきます。
まとぶんの足の間にすわっている状態のかよこちゃん、まとぶんを見下ろして
小さな声で、
「……て」
「聞こえない」
ほんとは聞こえているくせに、わざと聞き返すまとぶん。
シャツをぎゅっとつかんだまま、かよこちゃん何とかもう少し大きな声で。
「脱がせて……」
「自分で、できない?」
自分で脱ぐ、ということに関しては先日の「愛セレ2001」と言い、
数時間前の和央邸でのことと言い、あまりいい印象のないかよこちゃん。
いつもまとぶんに優しく脱がされるのがあたりまえで、
自分ではどうしてもできないようです。
「しかたないなあ」
言葉と裏腹に、実は脱がせたくてしょうがなかったまとぶん、
嬉々としてボタンを外していきます。
するっと肩からシャツをすべり落とすと、かよこちゃんは安心したように
ため息をひとつついて、まとぶんの胸に倒れこんできました。
とっくの昔に全部脱ぎ捨てたまとぶんの胸にぴったりくっついて、
幸せそうに甘えるかよこちゃん。
他人に嘲笑されようがなんだろうが、死ぬときは絶対腹○死だ、と
妙な決意を固めるまとぶん。
二人の気持ちに、一ミリたりともズレはありません。
優しいキスから始まって、夢中でキスをくりかえすお二人様。
かよこちゃんの頭をしっかり押さえたまとぶん、
ベッドの中での主導権は譲りません。
「……ふ……」
濡れた唇から、こらえきれないような声がもれたのを合図に、
まとぶん体をずらして、かよこちゃんの胸の下あたりに顔を持っていきます。
「あんなに跡つけたのに、何も残ってない。
いくらオレのだって印をつけても、すぐ消えちまうんだな」
心臓のあたりを軽く噛まれて、かよこちゃんびくんと大きく震えます。
シルクの手触りの肌はしっとりとまとぶんの手になじんで、
吸いついてくるようです。
「オレのなのに……こんなに、キレイなのに」
ざわざわした感覚に襲われたかよこちゃん、まとぶんの頭を抱えこむような
体勢になります。
「だったら……毎日つけてっ……、
いつも、おまえのだって……みんなに見せてやるから……」
半分涙声のそれは、まとぶんには天の声のごとくに聞こえます。
「あんた……可愛い。ベッドの中じゃ、ほんとに可愛いな」
わざと音を立ててちゅっと胸にキスすると、おもしろいくらい反応して
かよこちゃん、泣き出しそうです。
「ベッド以外じゃ……可愛くないのかよっ……」
精いっぱいの抗議に、ああまた三途の川が見えてしまいそうだと
クラリズムのまとぶん。
胸の下から体をずり上げて、涙がこぼれそうなかよこちゃんとご対面。
「あんた、いろいろ呼ばれてるだろ。オデット姫とか、お嬢ちゃんとか。
でもあんた、姫じゃない……あんたは、あんただ。
オレだけの、かよこだ」
厳密に言うと答えになってないような気もしますが、
かよこちゃんにはそれで充分だったようです。
涙をぽろぽろこぼしながら(また轟組の財政に貢献)まとぶんに
すがりついて、
「もっと言って……おまえのだって……言って……」
*************************************
まだ続いてしまいます~自分がわからなくなってきました~(泣)
読んでくださった方(いらしたら)、大丈夫ですか?
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レスですー No: 1577
投稿者:0番 02/01/26 Sat 20:35:27
>らん様。
そちらさまのかわいいゆうかちゃんには、ビデオは見せられません。
なぜなら実は・・・・・・だからなんです^^
それは、また後日(笑)
小とりあのん宮、使ってくださって嬉しいですわ。
>あお様。
私、いつも皆様に載せてもいいかと聞いてるような気がします(泣)
前後があっての盛り上がる話に、一人で勝手に盛り上がってそれだけ
書くってのも皆様嫌かなあと。皆様みたいにうまく書ければいいんですけど、
どうにも一人でレベル低いので(涙)
どなたかお一人でもいいよと仰ってくだされば、それで安心しますので、
どうか嫌な方は見なかったことにしてください。
>keiko様。
ドクター、いい人なのに、私が書いたらまるで変態ドクターになって
しまいました。ビデオ、見たいと言っていただけて感謝です^^
>ショ-コ様。
ビデオ、ごらんになったんですか?^^
でもそれ、たぶん怪しいですよ~だって・・・まとぶん××で
○○だったですから・・・よく似た別物つかまされたんじゃあ・・・(笑)
あら、ドクターと同じような目に?
>パナマ様。
しょうもないタイトル、ほめてくださってありがとうございます。
それでは本編、行きます。
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堕天使コムちゃん18 (お揃いのパジャマ編 後) No: 1576
投稿者:ぽん 02/01/26 Sat 16:10:44
ショーコ様 さすが~~。コム×おさ、とっても耽美でうっとりしてしまいました。アサコちゃんも気になります。
ももんが様 ムースポッキーは・・あの時のコムちゃんのイメージと重なってしまったんです(笑)。
コムちゃんが買ってきたパジャマは、私の中では、無地です。でも、シ・ル・クということで、
かわいさよりも、妖しさ(?)をだしてみました。
*************************************
夜には、わたるは、しっかりコムとお揃いのパジャマを着せられていた。
青いシルクのパジャマ。コムの趣味も、なかなか悪くないな・・と思うわたるだった。
「ふふっ、わたるさん、かわいー。」
はしゃぐコム。二人は、ソファでくつろいでいた。
コムの白い肌が、青い生地と対象的で、よく映えている。
わたるの顔が、にやついた。
「コム、パジャマっていうのはな、もっといい着方があるんだよ。」
そういうと、わたるは、一気にコムが下半身に身に付けているものを剥ぎ取った。
「えっ!うそ・・・」
「そうしてる方が、ずっと色っぽいぜ。」
コムの白い脚が露わになる。わたるの視線が注がれる。
「なんだ、コム、俺に見られて感じてるのか?」
コムは、わたるが自分の下腹部を見て言っているのがわかり、恥ずかしさのあまり、ソファに顔をつけ、うつぶせになる。
「もうー、やだ!!」
「コム、こんどはお尻がみえてるぜ」
小さくかわいいお尻に、わたるは見入っていた。コムは、耳まで真っ赤にしている。
わたるは、たまらなくなって、コムを自分の方へ抱き寄せ、膝の上に乗せた。耳もとで囁く。
「淫乱だなぁ、お前は。いつの間にこんな体になったんだ?」
そう言いながら、わたるはコムの下半身を愛撫していた。
「い・・淫乱じゃないもん・・・ん・・・ああっ・・」
コムは、わたるの愛撫に体をのけぞらせて応えてくる。
服をつけたままといういつもと違う状況に、二人はいつも以上に燃えていた。
しばらくわたるの愛撫が続いた後、わたるも下半身につけていたものを脱いだ。
「コム・・・俺が欲しいか?」
「欲しい・・・もう、僕、我慢できない・・・」
「じゃ、お前から来るんだ」
「そんな・・・」
わたるは、ソファに座ったまま、動こうとしない。
コムは、恥ずかしげにわたるの方へ向き直り、わたるの上に乗っかった。
コムは自分の中にわたるが入ってくるのを感じた。
「ん・・んんん~~・・・や・・・こんな・・深く入って・・る・・」
「お前が・・自分から入れてるんだ・・ぜ・・」
わたるが腰を激しく動かすと、コムの苦痛の顔が恍惚としてくる。
「ああ~・・いい・・・わたるさん、もっと・・」
「いつから・・お前は、自分から求めるような奴になった・・んだ・・」
「わたるさんが・・んっ・・そう・・させたんだ・・」
「俺は・・もう・・いくぞっ・・」
「だめぇ~・・まだ・・もっとっ・・して・・・」
「もう・・そろそろ、限界だっ・・・」
「ああぁ~・・僕も、いっちゃいそう・・」
わたるは、そんなコムの表情にみとれながら、頂点に達し、コムもまた、わたるの動きに満足して、達していった・・・。
*************************************
華子様の作品の台詞、「淫ら」を、無意識のうちにパクッてるかもしれません(汗)。お許しをっっ!!
今回、わたる君いじめは無しでしたね(^^)。
でも、コムちゃんのイメージをどんどん壊してしまいそうなので、ロム専にもどりますっ!
ではっ、ライターの皆様、がんばってくださいませ~~。
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レス(^^) No: 1575
投稿者:華子 02/01/26 Sat 15:08:41
先日、思いがけず間近でコムちゃんを観て壊れて帰ってきたら、なんとPCも壊れてしまっていて、
ずっとここに来れなかったんです。(グスン!)やっと来れました。良かった!!
(凄い書き込みで読むのが、大変でした)
皆様、凄い力作ばかりで、感動の嵐。ワクワク・ドキドキ・ジーンでした。
PCが、復活して一安心。また、皆様の邪魔にならないように書き込みに来させていただきます。
>シヨーコ様 一緒の日に観ていらしたのですね。1人でニヤニヤしていたのが、多分私です。
“受難”ますます盛り上がってますね。コムちゃんが、オサちゃんに食べさせるシーンには、
私も思わず“ゴクンッ”で厨房チームと一緒に卒倒してました。
>あお様 タニくん、頑張りましたね。タニくんの思いの深さにじ~~んとしてます。
また、リカタニの素敵な作品を楽しみにしています。
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タニはリカを助けられるか・・・最終回・・2 No: 1574
投稿者:あお 02/01/26 Sat 13:34:12
轟は2週間ぐらいでと言った
あれから・・・今日で10日目か・・・。
タニは部屋のカレンダーを見て、数字に印をつけた。
椅子に座り、頬杖をついて、窓の外を見る。
「どうしてるだろう・・・リカさん。ちゃんと治ってるのかなーー
お医者さんの言うこと聞いてるかなー」
そんな事をぼーーーっとしながら考えていると、
いきなり、ドアが激しく音を立てて開いた。
「うわっ!びっくりした・・」
タニが驚いてドアの方を見ると、そこには・・・
ソフト帽をかぶり、パリっとスーツを着こなして、ポーズをとってる
男がいた。
「誰・・・?」(そこで気付けよ、タニちゃん)
男は、ソフト帽を取ると、首をかしげて、言った
「タニ・・・ただいま」
「あ・・あ・・!!リカさんっ!!」
タニはリカの首に抱きついた。
「どうして・・・、あれ・・・二週間って・・何で・・、どうして
こんな・・・」
「おい、落ち着けよ、タニ。退院してきたんだよ」
「だって、二週間ぐらいって・・・二週間って・・・」
リカはスーツの上着を脱ぐと、椅子にかけた。
ベッドの上に座り、ネクタイをゆるめ、シャツのボタンを1~2個はずすと
う~ん・・と身体を伸ばした。
「やっぱり、自分の部屋はいいな。おい、タニ、ここに座れ」
タニはリカの上着をハンガーにかけていた。
(これ・・・ラメが入ってる・・!!)
「タニ、いいから、こっちに来い」
ベッドの端に座ったリカがタニを呼ぶ
タニは、なんだか、リカの顔を数ヶ月ぶりに見たような気がした。
おそるおそる隣に座る。
「タニ、お前、俺に何か飲ませようとしてたよな」
(あ、あの時の薬・・・)タニは思った。
「でも、それ以前の記憶はない。一部が抜けてる。どうして
ああなっていたのか、わからない」
「リカさん・・・」
「でも、ボスとワタルに聞いたよ。まさか、ナイフで刺そうとしたなんて
信じられない・・・。そんな覚えは全くないんだ・・・」
タニはリカの横顔をじっと見つめた。
「でも・・」と言って、リカはタニの左腕を取った。
「この傷・・・」
リカにかまれた傷跡は、すでに包帯をするほどでもなく、ほとんど治りかけて
いたが、それでも、まだ跡は残っていた。
「俺がやったんだよな・・・みんな聞いたよ・・・・だから、この傷が
できたんだろ?」
リカはシャツのボタンをさらにはずし、胸元を大きく開け、シャツの袖を
まくりあげた。
だいぶ薄くなっているとは言っても、まだ身体中に残っている傷跡。
「あ・・・ごめんなさい。」
タニは見ていられなくて、目を背けた。
あの時のリカの姿が目の前に浮かんでくるようで、強く目をつぶった。
涙が出てきた。
「タニ、泣くな。攻めてるわけじゃない。俺も、もう忘れることに
する・・・
ただ、ボスからお前が、俺の為にがんばったという事を聞いている。
だから・・一度しか言わない。よく聞け。」
タニは、(え・・?)と思い、顔をあげた。
リカはタニの耳元に口を近づけると「ありがとう・・」と一言つぶやくように
言った。
タニはそのまま、自分が倒れるのではないかと思うほど、
うれしくて、
「え?え?」と、聞こえなかった、もう一度という身振りを見せたが
リカは、「もう言わないっ!」とタニから視線をそらし、
顔も合わせようとしなかった。
「リカさんっ!!」と思わずタニが抱きつくと、ふいをつかれたのか、
リカは、そのまま、「うわっ」と一言叫び、タニと一緒にベッドに倒れこんだ。
「タニ・・・」
リカは、タニのシャツのボタンをはずし始めた。
「抱きたいけど、いいか」
「いいよ」タニが答える。
「でもね。僕もあとでリカさんを抱きたい。元気になったリカさんを
抱きたいんだ・・。」
「わかった・・・。今日はお前の好きなようにしていいよ。」
リカはタニの髪をなでながら、
「ゆっくり、時間をかけて行かせてやるから・・・」そう言って
唇を重ねた
&&&&&&&
がんばった、タニちゃんへのご褒美・・・と言うことで・・・、
はい。
ようやく終わりました。
今回は、リカさんをかなり痛めつけてしまいました。
こんなにする予定はなかったのですが、まさか・・の、まさか・・で。
不愉快に思ったリカさんファンもいると思います。ごめんなさい。
これでも、リカさんは大好きなんです。
思っていたより、長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださった方
ありがとうございました。
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タニはリカを助けられるか・・・最終回・・1 No: 1573
投稿者:あお 02/01/26 Sat 13:03:33
タニはリカを抱きかかえたまま、いつしか、別の世界に
いるような気がしていた。
リカの無数の傷から流れ出ている血がまるでリカを包んでいるようで
血の色と青白い肌とが重なり合い、きれいだと思った
蒼白になっているリカの顔を、そして血で包まれた身体を
そのまま、どこか別の世界で、見続けている自分を感じていた・・・
「僕・・・どうしたんだろう」
だが、誰かが入ってくる音で、いきなり現実に戻された。
「タニ、よくやったな・・疲れただろう。」
轟だった。
「あ、轟さん・・・僕、」
その後ろからついてきたワタルは床の上に毛布を広げた
「タニ、悪いけどな、リカを早く連れて行かないとダメだから・・」
と、タニの腕からリカを抱き取り、床の上の毛布に寝かせると
すばやく、くるんだ。
「ど、どこへ連れていくんですか?ドクターに見せればいいんでしょう?」
「それがな・・ドクターとも、話したんだが、今回はドクターの知り合いが
いる病院の方へ入院させることにした。」
「どうしてっ!ここでだって、入院はできるでしょう?」
「今、ベッドが足りないんだよ。うちも、病人やけが人だらけだからな。
たぶん、平気だと思うが、今回はケガはもちろんだが
変な術をかけられたあとだから、一応、ちゃんと・・見てもらったほうが
いいだろう。うちのドクターは一人しかいないから、
リカ一人に、かかりっきりになるわけにもいかないし。」
「どこの病院?僕、着替えとかいろいろ持っていかなきゃ。
付き添いが必要なら、僕がやる」
「いや、タニ、落ち着け。完全看護の病院だから、いらないんだよ。
それに、他の準備もすべてすんでるから、いいんだ。
あとは、本人を連れていくだけだから。」
「ボスっ!車を待たせてるから、連れて行きますよ。」
「ああ、頼む」
ワタルに抱かれて連れて行かれるリカを追いかけようとしたタニを
轟が止めた。
「轟さん、僕も一緒について行きたいっ!」
「いや、今回はリカを安静にさせたいから、病院の場所は言わない事に
しているんだ。心配しなくても大丈夫だから。それにタニ
お前だって、ケガしてるだろ。」
リカにかまれた左腕の傷から再度出血し始めていて
包帯にしみ出してきている。
「リカの血で、お前の顔も服も、真っ赤だぞ。ちゃんとドクターに傷を
見てもらって、シャワーを浴びろ。リカはたぶん2週間もすれば
退院できるだろうということだから、お前もそれまで、少し休め。
かなり、疲れたはずだからな。」
リカさんのそばにいれば、そんなの感じないのに・・とタニは思ったが
しかたなく、轟のあとについて歩いた。
「血で染まったリカさん、きれいだったな・・・」
「ん・・・何か、言ったか」
「あ、いえ何も・・・・・・・・やっぱり、疲れてるのかな、僕」
タニはため息をついた。
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レスです No: 1572
投稿者:あお 02/01/26 Sat 09:28:32
いちご様 2人の会話がいいですよねー。やはり、いちご様の性格も出てるからではと
思いますよ。
HT様 トドさん、やさしい。でも、小雪と新しい猫ちゃんの間に立って、
ぶんちゃん、どうするのかな。
ぽん様 堕天使コムちゃんの続きですね。
お揃いパジャマがどんなのか、とっても気になる
らん様 もしかして、ゆうかちゃんが変わるのかな・・・とタイトル
見て思いました。
くーろ様 どうぞ、ゆっくり構想をねって、続き書いてください。
keiko様 レスありがとうございます。
これから、最終回書きます。
ショーコ様 ありがとうございます。誉めことばとして、受け取らせて
いただきます。 でも、ここのみなさん、すごいですよねー
修行しなきゃ・・・。
ショーコ様の作品はドキドキさせながら、笑いもちょこっと入って
好きです。
パナマ様 あら、ミズリカ?と、思ったらタニくん登場。
「俺はあげ〇〇か」ということばに、受けました。
オレンジ様 まひるちゃんですね。娘役さんで、ここに出てくるのは、パート1
の時の花ちゃん以来?あ、ダンちゃんも出てきてましたね。
トドさんに・・・見つかっちゃうのかなーーと思いながら
読んでます。
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レスです No: 1571
投稿者:keiko 02/01/26 Sat 08:26:53
>オレンジ様
まひるちゃん轟邸に潜入しちゃったんですね。
トドさんに見つからないことを祈ってます。
>ショーコ様
受難すごくいいです。
私はオサちゃんがイヤイヤするのちょっと好きです。
少しでもご飯を食べて元気になってほしいです。
>パナマ様
ミズくんがリカちゃんにチューしようとなんて・・・・
タイミングよくタニちゃんもどってきましたね。
続き気になります。
リカちゃんが無事に退院したら再度ガチンコしてしまうのでしょうか?
>らん様
ゆうかちゃん愛読書の「色っぽい目つきの研究」を読んで
鏡で練習しているなんて。
かわいいですね。
トドさんがどうでるかが気になります。
明日「ガイズ」観劇してきます。
楽しみです。
あまり色々考えて見ながらニヤニヤしないように
気をつけてきます。
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エステティシャンは見た! 2 No: 1570
投稿者:オレンジ 02/01/26 Sat 04:24:18
「まひるちゃん!」
「あっ、ぶん様」
「様はやめてよ。Bunちゃんて呼んで。今日はどうしたのまひるちゃん」
「あの、この前ご注文いただいた特製バスオイルをお届けに」
「わーい!待ってたんだー。わざわざありがとう」
ぶんは輝くばかりの笑顔で、まひるからきれいにラッピングされた箱を受け取った。
今日のぶんは、黒のモヘアのセーターと黒いパンツでくつろいだ格好をしている。
いつもサロンでは仕立ての良い高級ブランド服に身を包んでいるぶんを見慣れているので、
まひるは彼女らしくなく、少しどきどきした。
「それにしても、ぶん・・・さん・・・すごいお屋敷にお住まいなんですね。
私びっくりしましたわ」
まひるは周囲を見回し、正門の少し奥に銃を装備した警備員が
直立不動で立っているのをみつけてさすがに少し驚いた。
「ああ、ごめんね。物々しくって。でも気にしないで。中はいたって平和だよ」
そうだ!まひるちゃん今時間ある?」
ぶんはいいことを思いついた、という顔をしてまひるを見た。
「えっ・・・ええ。大丈夫ですが?」
「せっかく来てくれたんだし、出張エステしてくれない?
まひるちゃんのマッサージ僕大好きなんだ」
「中にお邪魔してもよろしいんですか」
「もちろん。今はトドさんも出掛けてるし、ヒマだったんだよね」
「トドさん?」
「ここの屋敷のボス。トドさん女嫌いだからさ。でも今はいないからヘーキ」
「(女嫌い・・・)そ、そうですか・・・」
「じゃ、決まりね。さ、入ってー。立ち話もなんだし。あ、車乗って」
「は?くるま?」(ここ、庭の中よね?)
「うん。僕の部屋まで歩くとちょっと遠いから。どうせ乗ってきたし」
正門を入ると、すぐ中に黒塗りのベンツが停まっていた。
運転席から若い男が降り立ち、さっと後ろのドアを開けた。
絶句しながら、ぶんにうながされ、車に乗り込むまひる。
ぶんも続いて車に乗り込んできた。
「キム、本館までね」
「いいんですか、ぶんさん。ボスの留守中に・・・」
「いいからいいから。車出して」
車は森のような道をしばらく走っていたが、
急に視界が開け、中世の城のようなりっぱな豪邸が目の前に現れた。
(ひょえーーー!!)
女ばかりの職場でNo.1エステティシャンの座を保つために日々戦い続け、
すっかり女としてのしとやかさも色気もなくしたまひるだったが、
ゴージャスなお城の出現に、一瞬夢見る女の子に戻った気がした。
しかも横には、おとぎの国から出てきたような美しい青年が上機嫌で微笑んでいる。
(なんだかすごいところに私来たみたい)
未知の世界へ足を踏み入れる期待と好奇心に、
No.1エステティシャンまひるの胸の鼓動は高なった。
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続く・・・かも。
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エステティシャンは見た! 1 No: 1569
投稿者:オレンジ 02/01/26 Sat 04:22:13
力作がいっぱいで、可愛いぶんちゃんも切ないぶんちゃんもあって、のるぶんも大盛況で、
もうすっかり満足しきってただひたすらに読ませていただいてました。
皆様、本当にありがとうございます!!
また、たまに思い出したように書き出す私の駄文をどうか許して下さいませね・・・。
いちごさま、ぶんちゃんがエステ行ったのもうずいぶん前ですよね。
今はのるさんとの不倫愛に忙しそうだし(笑)。
にもかかわらず、勝手につなげさせていただいてまーす・・・(多謝)。
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「す、すごいお屋敷・・・」
とある冬の日、数千坪はある轟邸の正門の前で立ち尽くす女がいた。
ぶんいきつけのエステサロンのNo.1エステティシャンまひる嬢である。
彼女は顧客名簿の住所をたよりに、先日、ぶんが注文したバスオイルを届けに来たのだった。
郵送にしてもよかったのだが、
ぶんはまひるにとっては最上級&最優良顧客(ようするに金のなる木)である。
ここはやはり誠意を持って自分自身の足でお届けに上がるべき、
と男らしく営業思考で考えたまひるだった。
「ちょっと気後れするけど、来ちゃったし。レッツゴー」
まひるはピンポ~ンとインターホンを押した。
「はーい」
「ぶん様、いらっしゃいますかー?お届け物にあがりました、まひるでーす」
「え・・・っ」
このところぶんと懇意にしている門番の背の高い若い男は、
いきなり現れた若い女に動揺を隠せなかった。
男同士の付き合いに関しては一から百までとことん教える轟組だが、
その心得の中に対女性の分野は一切ないのだった。
「誰もいないの?勝手に入っちゃいますよー」
まひるは、雄々しく鉄の扉に手をかける。
「まっ、待って下さいっっ」
背の高い男はあせって、防犯モニターがつながっている厨房部屋に泣きながら助けを求めた。
「だ、誰か助けて下さいっ。お、お、おんなの人が・・・!」
防犯モニターに映し出された若い女の子を見て、
門番部屋も兼ねてる(ホントか?)厨房でも右往左往するねったん達。
「お、おんなだっ。ぶんさんあてに女が来たぞーーっ!!」
「この女人禁制の轟邸に身の程知らずな・・・」
「オーゥ。ボスに知られたらタイヘンですぅー」
「でもぶんさん宛ての荷物届けに来ただけみたいですよ。僕、受け取ってきますよ」
ひとり冷静なミズが席を立ちかけたとき、ちょうどタイミングよく厨房にぶんが入ってきた。
「ぶんさん!ちょうどよかったー!」
「ん?どうかしたの?みんな」
「ぶんさんあてに女の子が・・・!!」
「えっ?おんな?僕、女に知り合いなんていないけど」
いいながらモニターを見て、ああ、とぶんはうなづいた。
「なんだ、まひるちゃんじゃん。僕出てくるからミズはいいよ」
(なになに?ぶんさんのガールフレンド??)
(ボスは?)
(さっき出かけたところです・・・)
ざわつく周囲の声と視線を背に、ぶんは厨房を後にした。
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めんずごーごー8 No: 1568
投稿者:パナマ 02/01/26 Sat 01:38:05
【8】
「ミズ、後頼むわ。」ミズに声を掛けてワタルは帰っていった。
ワタルが部屋を出るとミズが再び椅子に腰掛けた。
ミズ :「リカさん、ひとつ聞いていいですか。」
リカ :「何だよ。」
ミズ :「リカさんにとってタニとワタルさんどっちが大事なんですか。」
リカ :「そんなのタニに決まってるじゃん。」
ミズ :「そーなんですか。」
リカ :「だって、タニのこと愛してるもん。ワタルは惚れた男だよ。」
ミズ :「はあ・・・・。」
リカ :「惚れた男は、コイツの為なら死ねるって思わせくれるヤツ。
愛した男は、コイツの為に生きてやるって思わせてくれるヤツ。
男が男に惚れんのは、任侠でヤクザな世界だからさ、長生きできねえ。
オレとワタルじゃあ、先がない。だから、きっと神様がオレにタニ、
ワタルにコムをくれたんだと思う。愛は人を生かすって言うだろ。
ワタルの為に死んでもいいって思っても、タニがいるから死ねない。
タニはさあ、神様からの贈りものだから、大事にしなきゃな。」
ミズ :「なるほどねえ。」
リカ :「それに、ワタルなんか大事にしなくても、十分すぎるぼど逞しいから大丈夫。」
ミズ :「もう一ついいですか。」
リカ :「なんだよ。」
ミズ :「惚れた男には、いつまでもカワイイ野郎と思われたいリカさんが何故、
ワタルさんとあんな喧嘩になったんですか。」
リカ :「・・・ワタルがタニを引き合いに出してオレを抱こうとしたからだよ。
オレ、いつだってあいつには応えてやったのに。」
ミズ :「でも、そんなふうにヤキモチ妬かれるのってうれしくないですか。」
リカ :「オレとワタルのことはオレとワタルだけの問題だから、タニには関係ない。」
ミズ :「本当に、理由はそれだけですか。
リカさんも本当はワタルさんとコムさんの間にヤキモチ妬いてたんでしょ。」
リカ :「・・・・・・・・・・。」
ミズ :「XDayすませて、ワタルさん誰の目から見ても機嫌よかったですもんね。
リカさんとも暫くなかったんじゃないですか。
だから、素直に受けれなかった。どうです。」
リカ :「オレの美学辞典にはなあ、嫉妬の文字なんかねえの。」
ミズ :「なら、なんでさっきコムさんのこと気にかけたんですか。
一番大事なタニでさえ、2人の間に入るのを嫌がったリカさんが・・・。
それに、ワタルさんに謝らせなかった。
嫉妬してムキなったのはリカさんも一緒だったからでしょ。」
リカ :「・・・・ふっ・・痛いところ突いてくるねえ。」
ミズ :「オレ、一応襲撃のプロだから。相手の弱いところを攻めるのなんか定石ですよ。」
ミズはベットに腰掛けると、横たわるリカの肩を掴み、リカに顔を近付ける。
ミズ :「でも、そんなそぶりワタルさんに見せないで、コムさんのことも認めてる。
オレ、そーいうリカさんに惚れちゃいました。」
リカ :「動けないケガ人襲うのはよせ。」
ミズ :「リカさん、この前ワタルさん襲ってたんでしょ。」
リカ :「うっ。(それを言われると・・・)」
ミズ :「それに言ったでしょ、襲撃のプロだって。機会は逃さないんです。」
(コイツ、人が動けないのいいことに調子こきやがって・・・
コルセット付けてなんてカッコ悪くて、冗談じゃねえっての!)
リカにとっては問題はヤラれることよりも、格好らしい.....。
リカ :「あっ、お前には、カワイイゆうかがいるだろ。」
ミズ :「ゆうかは愛してる。リカさんには惚れている。」
リカ :「うっ。(それはオレの詭弁だろ。勝手に使うな。)」
ミズ :「それに、リカさんとヤルと男の株が上がるっていうじゃないですか。」
リカ :「んなワケねえだろ オレはあげ◯んか!」
ミズ :「試しましょう。」
ガシャッ...
「何してるの、ミズさん・・・。」タニが立っていた。
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めんずごーごー7 No: 1567
投稿者:パナマ 02/01/26 Sat 01:24:42
《【5】-1.2の参考資料 》
『望郷は海を越えて』蔵人 『ミレニアム・チャレンジャー』大漁ソーラン /宙組 平成12年公演
『黒い瞳』プガチョフ 『ル・ボレロ・ルージュ』少年オルフェ /月組 平成10年公演
『激情』エスカミリオ 『ザ・レビュー’99』ゴールド・ディガ-ズS /宙組 平成11年公演
『ルナ』ブライアン/ピート 『ブルー・ムーン・ブルー』ナ-ガ /月組 平成12年公演
香港公演「夢幻宝寿頌」筆獅子/宙組 平成10年公演 『大海賊』エミリオ/月組 平成13年公演
【7】
ケロ :「リカ、本当にこんなこと続けていたら、死ぬぞ。
この前手術したばっかりだろ。どうして、ワタル来ないんだよ。
ケガさせたときには必ず一緒にくるのに。」
リカは黙っていた。というより口から内視鏡を飲み込んでいて答えられない。
こんな姿を他人に見られるのはリカの美学に反する。例えそれがタニであっても。
いや、タニだからこそ見られたくない。やっとの思いでタニを自分から引き離し、
診察でドクターのこごとをひとりで聞いていた。
ケロ :「よかったな。思ったより、ひどくない。薬で治るだろ。
ワタルに殴られたんだ。胃の中だって傷つくよ。
でも、それとは別に胃が荒れてるぞ。なんか心配ごとでもあるのか。
タニもヒステリックになってるし・・・・。」
リカ :「まあ、いろいろね。急に悪かったな。それじゃあ・・・・。」
ケロ :「何言ってんだ。次、レントゲン・・・リカ、お前、ろっ骨折れてるぞ。」
リカ :「えっ!?」
満身創痍でどこが痛いのか、もう自分でも分からなくなっていたリカだった。
結局、ろっ骨1本骨折、1本ひび、軽い胃潰瘍で入院となった。
ドクターはリカの無茶を心配して1ヶ月という少し長めの入院期間を設定した。
当然、そんなことは本人にもまわりにも内緒にして。
ただ、ボス・トドには一言連絡を入れた。
リカ、入院3日目 ミズお見舞いに来る。
ミズ :「リカさん、大丈夫ですか。」
リカ :「大丈夫じゃないから、入院してんだ。」
ミズ :「あっ、確かに。」
リカ :「タニ、お前になんか言っていったか。」
ミズ :「ワタルさんが来ても病室に入れないでって。ワタルさん、ここに何度か
足運んでると思うけど、この様子じゃあ会わせてもらってないですよね。」
リカ :「・・・うん。」
ミズ :「どうしたんですか、リカさんらしくないですよ。タニに敷かれてるなんて。」
リカ :「まあな、でも、タニはタニなりに一生懸命だから。好きにさせとくさ。
それに・・・あいつ可愛いいし、最近カッコよくもなってきたし、
更にだ、これがどーして、なかなか、結構うまかったりもするんだよねー。」
ミズ :「は、はあ、リカさんに余裕があるならいいんですけど。」
リカ :「・・・・・・・で?」
ミズ :「・・・? あっ、ワタルさんね。なんかへこんでます。元気ないです。
朝飲む牛乳の量が減りました。」
リカ :「それは、元気ないな。」
ワタル:「誰が元気ねーんだよ。入院患者に言われたくねえな。」
リカ :「おっ! ワタル! 元気だったか。」
ワタル:「だから入院患者に言われたくねえ。」
ミズ :「タイミング良かったですね。今タニ屋敷に帰ったところなんですよ。」
ワタル:「知ってる。ドクターが電話くれた・・・・・・」
ミズが席を立って、ワタルに席を勧めたが、ワタルは座らなかった。
リカ :「いいよ。」
ワタル:「は?」
リカ :「謝らなくっていいよ。オレたち本気で喧嘩したんだ。そうだろ?
最初から手加減なんか期待してないよ。こうなるのも当然の結果だからな。」
ワタル:「ああ、でも・・・・」
リカ :「うざってーな、お前もういいや、帰れ。」
ワタル:「何だよ、今来たばっかりだろーが。人がわざわざ・・・」
リカ :「誰も頼んでねーよ。顔見たんだから、用事すんだろ。
大丈夫、生きてるよ。オレの心配いいから、コムの心配しろ。
ここに来てること気にするといけないから・・・・・。」
ワタル:「いや、アイツもちゃんと謝って仲直りしてこいって。」
リカ :「ははっ、っつう。」
ワタル:「大丈夫か。」
リカ :「笑うのにも痛いってのには、さすがにまいる。
でも、やっぱりコムはただもんじゃあねえな。」
ワタル:「どういう意味だよ、それ。」
リカ :「お前選んだ時点で、神経どうかしてるなって思ったけど、
本当にいい神経してるぜ。」
ワタル:「・・・・それって誉めてねえだろ。」
リカ :「誉めてるよ。最高に。大事にしてやれよ。オレが言うのもなんだけど・・・・」
ワタル:「お前はオレとコムのこと妬きもしないんだな。
オレは、お前の言う通りお前とタニにつまらないヤキモチ妬いた。
だから・・・オレ・・・」
リカ :「謝るなよ。」
ワタル:「ふっ、謝らねーよ。・・・オレ、ガキだったよな。」
リカ :「体ばっかりでかくて、本当にガキだよな。」
ワタル:「否定しろ。」
リカ :「自分から言ったんだろ。・・・もう、とっとと帰りやがれ。
タニが帰ってきたらまた、面倒だから・・・・。」
ワタル:「ああ。・・・・そうだ、お前、最後のカード何だった?」
リカ :「お前、めくらなかったのか?」
ワタル:「だから、聞いてんだろ。最後トドさんが持っていっちゃったしな。」
リカ :「(ニヤッ)そいつは、教えられねーぜ。
キャンブラ-は墓場に行っても手の内見せねー職業なんだよ。」
ワタル:「ふんっ。知りたかねーよ。どうせオレが勝つ勝負なんて。(ニヤッ)」
リカ :「だと、いいけどな。(ニッコリ)」
ワタルが苦笑しながら部屋を出ようとする。
リカ :「ちゃんと歯医者行けよ。」
ワタル:「な・・・・」
リカ :「昨日、ぶんから聞いた。お前、歯医者嫌いだからな。 痛くするのは好きでも 、
痛くされるのは嫌いなんだよな、ワタルは。ガキだから。」
ワタル:「うるせー、だいだい誰のせいで・・・ふんっ、お前だってガキくせえぜ。
おでこに湿布なんか貼りやがって。
たんこぶ作るくらいなら頭突きなんかするんじゃねえ。」
リカ :「喧嘩まだ終わってないからな。帰ったら、続きだ。当然ガチンコのほう!」
ワタル:「ああ、待ってるぜ。」
「ミズ、後頼むわ。」ミズに声を掛けてワタルは帰っていった。
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レスです No: 1566
投稿者:パナマ 02/01/26 Sat 01:17:36
【管理人様】ワタルのソーランを初めて見たときはぶっ飛びました。嫁入り前のお嬢さんに
こんなことさせていいのかと・・・でも、似合っていて・・・男だ・・・と思いました。
【KARARA様】お疲れさまでした。トドさんの「ほらよ。」がなぜか妙に男っぽく感じられて
ツボでした。また、投稿してください。楽しみにしています。
【ベン様】大ウケしてくださって、ありがとうです。妄想ふくらませて早く返って来てくださいね。
【くーろ様】トドさんの涙欲しい・・・。とても質のよいダイヤかと・・・。
【ショーコ様】大笑いしていただけましたか。ほっとしました。いづるんのナイスフォローは
チー坊の指示だったんですね。エキスパート組のチー坊とミズの落ち着いてる感じがグー。
【投稿初心者様】私もレス長くなってしまいます。(笑)ぶんが通ると頭を下げる若手の設定が
「大名行列」の農民が頭を下げて殿様を見ないようにするのと同じようで笑いました。
【あお様】タニ頑張っていました。(笑)「もう、これダメだから脱がしていいよね」ってこれから、
するのに律儀なところがかわいいです。
【keiko様】あんなコムをかわいいと・・・ありがとうございます。(笑)
【いちご様】私はあなたの豊かな感性に救われているそんな一人でございましょう。ぶんちゃんに
とってノルさんは稔らない、忘れられない初恋の人のようですね。
【HT様】やさしいお言葉ありがとうございます。実はぶんちゃんの出は暫くないのですが・・・
ちょっこっとながらも、おいしいところでその名が。くららの出産に立ち会う面々がよい。
【らん様】よかったです。楽しんでいただけて。少し公演が前のものなのでどうだろうと・・・。
【0番様】ナイスなネーミングです。「激愛病棟24時」好きだわ~。
【ぽん様】お名前の件、そのように言っていただけて、ありがとうございました。
ワタル・・・いつも裸で寝ていたんですね。パジャマの柄はどんなんでしょう。
【今日の懺悔室】
たぶんカードゲームの内容は公演を見ていない人しか分からないかと・・・・
本当に自分の趣味、意見を書いてしましました。しょうもないものをすみませんっ。
相変らずミスってしまいました。人様のお名前を間違えてしまいました。
作品中「窓とのところ」→「窓のところ」
レス836番様「わががまま」→「わがまま」失礼しました。
だーーーー、いったい、いつになったら懺悔室はなくなるのっ! ・・・・精進します。はい。
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豹変 2 No: 1565
投稿者:らん 02/01/26 Sat 00:31:13
轟邸の庭の中を見回りしていると、
「ミズさ~~~ん」
と、レオンに引きずられてる(散歩なはずだけど・・)
ゆうかがミズに手を振っている。
レオンの綱を離すとこっちに向かって走ってきた。
毎日の散歩の成果なのか、はたまたミズに向かって走ってるせいか
レオンより先にミズの胸にダイビ~ング。
弾みでそのままミズを押し倒す形になってしまった。
「ハーハー」
息を切らすゆうか。
頬が紅潮し、うっすら汗がキラキラ。どことなく妖しい瞳・・・
「おい、大丈夫か?(って、オレの方がヤバイぜ・・・)」
「うん、僕、早かったでしょ?」
コロコロっと屈託なく笑うゆうかの笑顔にミズは
たまらず強く抱きしめ深いキス。
「ん・・・・ミズ・・・さ・・・ん・・苦し・・・・」
深くゆうかの口の中を味わったあと唇を離すミズ。
「なんか、いつもと違うみたい」
「イヤか?」
「ううん、ミズさんとなら僕どんなことでも平気だよ(にこっ)」
(あ~可愛い~~~~!!!)
「ゆうか、久しぶりにいってみるか?」
「うんっ♪(にこっ)」
ミズはゆうかを抱き上げ森の奥にある懐かしの小とりあのん宮へ・・・・
実はその様子を部屋からずっとボス轟がみていた。
いや、偶然、レオンの吠える声に気をとられ
ゆうかを目で追ったあげくだったのだが、
轟の顔に不適な笑みが・・・・
「ふふん」
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
小とりあのん宮、使わせていただきました(笑)
本当に轟邸って奥が深いわ・・・
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豹変 1 No: 1564
投稿者:らん 02/01/26 Sat 00:27:51
ミズのケガも無事に治り、当たり前の日常生活が戻ってきた。
ゆうかの身の上を心配はするものの、
ミズの心配などおかまいなしにゆうかはレオンの散歩や厨房の仕事に出かけてしまう。
おまけに今、愛読書にしている「色っぽい目つきの研究」を読みながら、
あーでもないこーでもないと鏡に向かって練習している。
時々ハッとするほど妖しい瞳をするのでこっちがドキっとするくらいだ。
しかし、ゆうか自体は気にもとめてないのか「どう?」なんて目の前でやってみせる。
オレはそんなゆうかが可愛くってすぐに押し倒してしまうのだが・・・・・・
あーいやいやそうじゃなくって・・・・
しかしいったい、そんな練習が何の役にたつというのだ。
だいたい外でそんな顔して誰かに襲われでもしたら・・・・・・
あーーーーーー!!!!
オレ、ちょっとヤバイかも・・・
しかし無邪気なゆうかをみていると、
なんとなく大丈夫ではないかと思う、いや思いたい・・・
「はー・・・・」
ミズはため息をついた。
とりあえずわたるさんもだけど、ボスは特に要注意だな。
もし、直接ボスから「連れて来い」といわれてしまえば、ここにいる以上オレは
それに逆らうことは出来ない。
今は、ぶんさんがいるけど、いや、もしぶんさんがいても昔のボスなら
もうとっくにゆうかは犯られてるはずだ。
もし、本当に「連れて来い」といわれたらどうすればいいんだろう・・・
いや、いきなりどこかで犯られてしまうかもしれない
ゆうかはどうなってしまうんだろう・・・
そして、オレはどうすればいいんだろう・・・
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100人寝れるベットで独り泣く人は No: 1563
投稿者:くーろ 02/01/25 Fri 23:45:10
ん~~私いつも書きっぱなしなので、続きは考えてないんです~~
あの話もトドさんを泣かせたいばっかりに手が動いていたもので(^^;;;
孤独な背中フェチなのかも>>自分(へんなやつですって自己申告しとこ(笑))
でも、せっかくだから、トドさんにはもう少しないといてもらって、4人にイタ
リア旅行をしてもらいましょうか。
コムには「ローマの休日」が似合いそうだし、ブンには、花の街フィレンツェで
宝石と、革と買い物三昧でもしてもらいたいですかしら~~。
ヴェニスの水の都で出合いと別れが会って…
って構想だけ大きくて、書けるかしら…ネタだけふって消えるかも(((^^;
取りあえずチャレンジ!って小学生の雑誌の名前みたいなことだけだ…
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ショーコさん、さすがです No: 1562
投稿者:すみれ 02/01/25 Fri 23:22:42
ショーコさん、
めちゃくちゃいいです、「受難」。
あさこちゃんには、早く帰ってきてほしいけれど
コムちゃんとオサちゃんの
ふたりも何だかいいです。
同じ受け同士の色香が・・・
それに厨房の諸君がかわいい^^
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No: 1561
投稿者:管理人 02/01/25 Fri 23:22:07
いっきにパラダイスの久々の樹里の大漁ソーラン見れてうれし
あのハッピの下には宙の文字が??! アハッ
その字を出して欲しかったわ。
でも私はワタルのソーランの方がいいかな 樹里の方が見せ方もダンスも上手いけどねー
そうそうベン様の
>今日TCAを見てて、一つの組ならともかく、4(5)組で選抜すると
>ほとんど轟組レギュラー総出演、という感じで笑い死にしそうでした。
>このごろはキャトルレーヴに足を踏み入れるだけで笑ってしまいそうです^^
これわかる。私もPART1の時凄かったよ キャトル言って爆笑してた。ワタルとりかの写真見て。
では今後キャトルで笑ってる人をみたら この板みてるのかな? とか思ってしまいましょー
HT様
一応 動物って赤ちゃんは親もとで育たせないと って思うのですが
いや 親が怒って他の子を傷つけてしまうから。
あと外野が見ると駄目なんですよね 確か。
すみません現実み帯びてて トイレとか親がしつけてからでないと駄目なんで
でも私もくららの産んだ猫欲しいなー 猫大好きなんですよー
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受難11 No: 1560
投稿者:ショーコ 02/01/25 Fri 22:55:00
点滴のチューブが、オサのやせ細った腕につながれていて、
部屋にはドクターが心配そうに付き添っていた。
看護士のシィがかいがいしく、オサの汗を拭いている。
「ケロ先生。」
「ああ、コム君。厨房の皆も。」(いづるんはじゃんけんで負けてお留守番)
「オサちゃん、どんな様子ですか?」
「少し微熱はあるが、今のところ、まあまあだよ。
でもなにぶん生きる気力がないからな。」
「僕、何か食べさせてみようと思うんですけど。」
「コム君が?どうやって?」
「口移しで.....」
なんとなくポッと頬を染めるコム。
つられて、赤くなりそうになって、慌てるドクター。
「うん、そうだな.....やってみるか。」
「はい。」
ドクターからのOKが出て、うれしそうに微笑むコム。
部屋が、少し明るくなったような気がした。
「ケロ先生、点滴のチューブ、はずしてもいいですか?」
「ああ。シィ君、頼む。」
シィが、オサの細い腕からチューブをはずし、
コムがベッドに登って、オサにそっと寄りそう。
ベッドの背に寄りかかるように座って、
コムが、オサを抱き起こす。
オサの頭を胸に抱いて、優しく頬を寄せるコム。
誰かのゴクンと喉を鳴らす音が.....。
「オサちゃん....可哀想に.....」
同情をこめて、コムがオサを強く抱きしめる。
少し俯いて、オサを見つめるコムの、少年の面影を残す横顔が凛々しくて、
コムも充分に男だったのだと、見ているものに感じさせた。
オサの寂しげな青白い顔にほんのり赤みがさして、閉じていた目蓋が
ゆっくりと開く。
「コムちゃん...........」
「何か、食べなきゃだめじゃないか。死んじゃうだろ?」
「だって、もう.....生きてても....」
「アサコさんが帰ってきて、オサちゃんが居なかったらどうするんだ。」
「アサコ、もう帰らないよ....」
「帰ってくるよ。絶対。描きかけの絵も、彫りの道具も、それに
オサちゃんだって、置いてったままなんだから。」
「本当?」
「うん。絶対、本当。だから、ネ、少し食べよう?」
コムの胸の中で、イヤイヤをするオサ。
「僕がネ、食べさせてあげる。」
まだ、イヤイヤをしているオサの細い顎を、
ほっそりとしたコムの指が持ち上げる。
汗に湿った前髪を、人差し指でかきあげてやりながら、
コムがもう一度優しく話しかける。
「少しだけでいいんだ。食べて見よう、ネ?」
真っ直ぐに瞳を見交わすコムとオサ。
「ねったん。野菜スープを」
「はい。」
ねったんがスープの入った皿をコムの前に持っていく。
「ごめん、手がふさがってるから、食べさせて、ねったん。」
「は、はい」
震える手で、コムの口元にスープの入ったスプーンを持っていくねったん。
コムがスープを口に含んで、目だけでほのかに微笑む。
胸に頬を寄せているオサの顎をスッと持ち上げて、
コムの唇が、オサの唇を覆った。
堅く閉じているオサの唇を、コムの舌先が押し開ける。
コムの舌を通って、スープがオサの口の中に入っていく。
そっと舌を絡ませて、スープがこぼれないように。
コクン。オサの喉が鳴る。
コクン。コムが少し飲み込んでしまった音。
コムが、オサの柔らかい唇から唇を離す。
「ねったん。」
「はい。」
少し濡れたコムの唇に、スプーンを運ぶねったんの手がかすかに触れた。
もう一度スープを口に含んで。
今度は自分で飲み込まないように、もう少しオサを引き寄せて、
しっかりと頭を抱えて。
オサの唇の端からスープがこぼれて、首筋を伝っていく。
コムが人差し指でたどって、そのスープの跡を拭いて行く。
「クッ......」
オサが喉を鳴らす。
オサがすがるように、コムの首に両腕を絡ませる。
コムの唇がオサの唇にもう少し強く押しつけられて......
淫らな静寂が部屋全体に流れ.........
バタン!
キムが、ちー坊の支えを受ける前に、卒倒し、
ミズがゆうかちゃんの目を両手でふさぎ、
ドクターが必死で、タバコに火をつけようと、ライターをこする。
ねったんはといえば、最も間近で、皿を持ったまま、
完全に気を失っていて、
壮が背中を必死で支え、それをシィがまた支え..........
美しい二人の光景は、傍には少し迷惑?だったらしい。
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受難10 No: 1559
投稿者:ショーコ 02/01/25 Fri 22:49:41
0番様、「激愛病棟24時」ビデオ、しっかり拝見いたしました。
何てひたむきなHなんでしょう。
まとぶんがいじらしくて、Hで、ステキです(^^)
こちらの方もそろそろ、オサちゃんにアサコちゃんを、
返してあげなければいけないんですけど。
なかなか、そこにたどり着けません(^^;
ごめんなさい。アサオサファンの皆様。
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アサコがいなくなってから、10日が経っていた。
オサは、それ以来、食べる物を口にしなくなっていたし、
コムもまるで自分の責任のように感じて、
ワタルとの×××を断っている。
厨房には暗雲が立ち込め、あまり話したがる者もいない。
「オーゥ、皆さん元気だしてくだサーイ。
コムさん、そんな顔してたら、皆悲しいデス。」
「ちー坊、でも、僕が悪いんだから....」
「オーゥ、コムさん何もしてません。勝手に噂流れただけ。」
「だけど、僕が、さっさとワタルさんに話して、僕がやきもち妬かなかったら
ワタルさんが、きっとアサコさんを......して、
そうすれば、オサちゃんだって悲しまずに済んで.....」
(オイオイ、相手がワタルじゃ、もっと悲しい事になってたかも......)
そこへ、ねったんが、アサコの部屋から帰って来た。
「ねったん、オサちゃん、何か食べた?」
ねったんが、黙って首を振る。
「ドクターが点滴をしてくれてます。
でも、何か食べなきゃいけないって、言ってます。
食べる事は生きることだって......」
「食べることは、生きること......」
「はい。食べようと思う気持ちが生まれれば、
生きようとする気力が出てきたってことだって。」
「それじゃあ、オサちゃん、死のうと思ってるんだ.......」
不意にコムの瞳に涙が溢れ、
そこに居た全員(除ミズ)が、抱きしめたい、という気持ちにおそわれる。
「ゴッホン。」
ねったんの咳き払いで、我に帰る厨房チーム。
「皆、何考えてるんですか、まったく。」
(ねったんこそ........)
「やっぱり、俺があの時、りかさんをさっさと抱いてりゃ、良かったんだ。」
「タニ君。でも、それが原因かどうかは......」
タニの過激発言に頬を染めるコム。
「オーゥ、私がいづるんに頼んで、木登りさせたの、いけなかったデスネ。」
「ちー坊さんが?」
「ハイ、私だと警戒するねネ、アサコさん。」
「で、俺、気絶しちゃったから、あの.....」
「なあーるほど」
全員、かなり納得。いづるんが、あの状況を(どの状況か分かりますネ?)
冷静に見ていられるわけもなく.........
「そっかぁ、それで、アサコさん止められなかったんだ。」
「ハイ。すみません.......」
「いづるんのせいじゃないよ。」
「コムさん、俺どうしたら.....」
「壮君.......」
壮の苦しそうな顔が痛々しい。
「分かった。僕、決心したよ。」
「何をですか?コムさん。」
テーブルに両手をついて、思い切り良く断ちあがったコムにキムが聞く。
「僕、オサちゃんに食べさせてみる。」
「どうやって?」
ねったんが心配そうに。
「口移し。オサちゃん、前に僕だったらいやじゃないって言ってたから。」
「それなら、俺が.......」
「壮は止めておいたほうが良いな。」
恋するミズが止める。
「どうして?」
「お前、余計辛くなるだけだ。あきらめたんなら、もう係わるな。」
寂しげにうなだれる壮。
「壮君、大丈夫。僕に任せて。」
天使の笑顔が戻ったコム。
全員、なんとなくホッとして、ニッコリ。
少しだけ希望が見えてきたような気がして。
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今日もレスから。 No: 1558
投稿者:ショーコ 02/01/25 Fri 22:31:26
くーろ様。イタリア旅行、いいなあ。トドさんて何て優しいんでしょう。
トドさんのダイアモンドの涙、一個欲しい~~(^^)
あお様。 見事にタニ君成功しましたね。
Hが下手だなんて、お上手でしたよとても。
あれ?変?そうか『H描写』って書かないと、なんか褒め言葉がH(^^;
投稿初心者様。『ファン』って言った下さった上に『チュ』まで(^^)
うれしいので、お返しに『チュ』
それにしても、強いぶんちゃんも色っぽくてステキ。
いちご様。 ノルぶん、せつないです。こんな大人の恋、書いてみたいけど
無理だなあ、としみじみ思いながら読ませていただきました。
HT様。 かわいいお話ですねぇ。本当にりかさん、自分の事のように(^^)
子猫ちゃんが来るとなると、小雪ちゃんの危機?かな?
0番様。 かよこちゃんに惚れちゃったのは私?らしいです。
昨日キャトルで、かよこちゃんのポートにじっと見つめられて
ドキドキしてしまいました。重症です(^^)
ぽん様。 『パジャマ編前』のコムちゃん、とてもカワイイんですけど(^^)
堕天使、になるのは、これから?
ワタル君、またいじめられるのでしょうか?
可哀想なような、楽しみなような........
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レスです。 No: 1557
投稿者:keiko 02/01/25 Fri 22:30:37
>0番様
まとぶんはかよこちゃんがいなかったのに気がついていたんですね~。
ドクターは隠し撮りですか・・・・・
修正版だったのがくやしかったんでしょうね~。
『激愛病棟24時』観たいです。
しかも和央組に着払いで送りつけようとしているワタルくんて・・・・
>ぽん様
コムちゃん、おそろいのパジャマ買ってきたんですね。
一生懸命選んでいるコムちゃんかわいいかも・・・
柄が気になります~。
>HT様
くららが子猫出産ですね。
トドさんがブンちゃんの為に子猫をもらうの
なんだかいいですね~。
でも小雪ちゃんが・・・・・
どうなっちゃうんでしょう?
>いちご様
ノルさんとブンちゃん・・・・・
なんだかせつないです。
は~。
>投稿初心者
野外訓練にブンちゃん乱入ですね。
ちがったブンちゃんがみれて良かったです。
>あお様
リカちゃん痛そうです。
最終回気になります。
>くーろ様
トドさんせつなさすぎです。
旅行でブンちゃんたちがどうなるのか
続き気になります。
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0番様へ No: 1556
投稿者:あお 02/01/25 Fri 22:28:02
ビデオの公開、いやだと言う人はいないと思うのですが・・・。
そんなの、断りなんか入れなくて、そのまま、書いちゃえばいいのに。
ああ、すいません、こんな言い方。
今年6月のTCA、轟組大集合、楽しみですね(笑)
よく考えたら、その前に4月(?)日生の風共、東宝月組のガイズ、
そしてブンちゃんの殉情と、東京にも集合するんですね
なんか、楽しいです。
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今日もレス♪ No: 1555
投稿者:らん 02/01/25 Fri 22:25:04
>パナマ様
おもしろ~い!!PCの前で笑い転げましたわ(爆)
カード対決楽しかったです。
>0番様
またもやおねだり(笑)
『激愛病棟24時』の公開お願いします、ふふっ
うちのかわいいゆうかにも見せれます?
>HT様
くららちゃん出産にたちあうりかちゃん可愛い~ですね
>あお様
リカちゃん元に戻ってよかったです。
でも、すっごい傷だらけ(^^ゞ
>くーろ様
ああ、トドさん・・・せつなすぎです・・・
>KARARA様
最終回お疲れ様でした。
ぶんちゃん記憶が戻って良かった~
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白鳥狩り・病室 No: 1554
投稿者:0番 02/01/25 Fri 21:49:18
病室に入ると、もうすっかり陽は落ちて暗くなっていた。
かよこはカーテンをきちんと閉めて、まとぶんのベッドの横にすわる。
この一週間で、心身ともに疲れきったまとぶんの顔からは、
なんとなく抜けきらなかった少年らしさが消えていた。
「心配ばっかりかけて、ごめんな」
小さくつぶやくと、それが聞こえたようにまとぶんが目を開けた。
「……かよこ」
確かめるように、名前を呼ぶ。
「夢、見てた……あんたが、またいなくなる夢」
「いるよ、俺は。おまえのそばに」
点滴をしていない方の手を握ると、まとぶんは強く握り返してくる。
「いい匂いがする」
「匂い?俺、まだ風呂入ってないけど」
香水なんかつけてないぞ、と言うかよこに、まとぶんは言う。
「あんたの匂いだ。すっげーいい匂い」
握った手に頬ずりするようにして、ふいにまとぶんは真剣な目になった。
「だから、わかる。
あんた、今までいなかっただろ?」
握られた手が、ぴくりとする。それは肯定でしかない。
「怒るか?」
「なんで?何か連れてかれたとかってんなら、あんたのせいじゃないし、
自分で行ったんならあんたの意志だ。
それに、あんたは絶対帰ってくる。どこに行ったって、オレのとこに、絶対」
あんたはオレのだって、言っただろう?
手を握りしめたまま、かよこはゆっくりと唇を重ねた。
まとぶんとするキスは、他の誰のキスより心を熱くする。
その温かさに、思いはつのるばかりで。
名残惜しげに唇を離すと、まとぶんがじっと見つめていた。
大きな黒い瞳に、どうしたんだろうといぶかしむ自分の姿が映っている。
「あんたの匂いに、欲情した」
力いっぱい手を引っぱられて、まとぶんの上に倒れこむ。
布団も点滴も蹴り飛ばして、まとぶんはかよこを抱きしめた。
「今日一日は絶対安静だって、ドクターが言ってた。
今日は、だめ」
まとぶんの胸の中はとても居心地がよくて、できるならこの腕で抱かれて
眠りにつきたかったけれど。
ぎゅっと抱きしめたまま離そうとしないまとぶんに、だめだとくりかえす。
「このまま寝るのも、だめなのかよ」
不服そうなまとぶん。
「このままじゃ、俺が寝られない」
かよこがそう答えると、まとぶんはなんだか嬉しそうな顔をした。
耳もとで、そうっとささやく。
だったら、上に乗って。
体のいちばん奥に、小さな火がついた気がした。
翌朝。
「……おい、先生。そのビデオなんだよ?」
「(ギクリ)え?い、いや、これはその、医学的見地から見ただな……」
「(ピーン)お嬢ちゃんとまとぶんの、撮ったんだな?
おい、隠すなよっ!」
「わーーーっ、やめてくれ!せっかく今度こそ完全ノーカット版をっ!」
(ドクター、よほど修正入りが残念だった様子)
「独り占めなんてさせるかよ!
おい、壮!んなとこで血なんか吐いてないでダビングだ!死ぬほどダビングして
和央組に着払いで送りつけろ!!!」
「はいっ!!」(ゲホッ)
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と、いうわけで、『激愛病棟24時』(私にタイトルのセンスを求めないで
ください【泣】)ドクターがビデオを撮りましたが、
公開してもよろしいでしょうか?いや、誰に聞いてんだって。
でも、もういいと言う方がいらしたら悪いので・・・m(__)m
すみません、しつこくて。
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堕天使コムちゃん17(お揃いのパジャマ編 前) No: 1553
投稿者:ぽん 02/01/25 Fri 21:05:20
コムちゃんのバースデー話、とっても幸せな気分になれました♪
書いてくださった方、ありがとう~~。
HT様、心温まるお話ですね~。リカさんの反応も、トドさんの行動もほんわかしてしまいました。
BONだと思っていた皆様へ 気にしないで下さいね!ちょっとわかりにくいですよね~~。
そんな中、またくだらない話をupします。今回短いので、お許しを~~。
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わたるは、今日は仕事が早く片付いたので、自分の部屋でゆっくりしていた。
しかし、その部屋にコムはいない。今日は、ねったんたち厨房のメンバーと、買出しに行っていた。
「買出しにしては、時間かかってるな・・」
外を眺めると、ちょうど、コムがみんなに囲まれながら、帰ってきた。みんな、それぞれ色んな荷物を抱えていた。
数分後・・・コムが、わたるの部屋に勢いよくやってきた。
「わ~た~る~さぁ~~んっ(<りゅーたんか?君は)」
「おかえり、コム」
まずは、優しく軽いキス。
「あのね、今日買い物してきたのっ。何買ってきたかわかる?」
コムが、包みを見せる。
「何か、服っぽいな・・燕尾服でも新調したのか?」
「ちがーう!あのね、お揃いのパジャマ!!」
「何!?お揃い??俺はパジャマなんてかわいーもんは、着ねーぞ!」
「だからお揃いなの!わたるさん、いっつも裸で寝るでしょ!風邪ひくよ。僕とお揃いなら着るかなーと思って。」
「着ねーよ。」
「僕とお揃い・・・いや?」
コムが目を潤ませ、見つめる。たじろぐわたる。
「お、おい、わかったよ、着るよ」
「わーい、やったね」
途端にコムの顔がにこやかになった。
あいつ・・・ひょっとして、今の、芝居か・・・?
いまいち腑に落ちないわたるだった。
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レスですー No: 1552
投稿者:0番 02/01/25 Fri 21:03:43
>らん様。ああ、かよこちゃんはそんなにもかっこいいのですか^^
じゃあ、なんでらん様のとこのゆうかちゃんはそんなにも可愛いんでしょう?
(意味がつながってない・・・)
>パナマ様。いくらでも部屋でも隠し部屋でも作ってください^^
皆様がお話を広げてくださって嬉しいです^^
>ベン様。かよこちゃんはどうしてこう強い強いと・・・いや、私なんです
けどね、責任は。私もベン様のバイオレンスを勉強したいです^^
>keiko様。まとぶんが意識回復してなくてよかった・・・ってのは
よかったことなんでしょうか?^^ずっと、寝っぱなし^^
>ショーコ様。請け負わなくていいです~(泣)ワタルくんに情が
移ってしまいます~コムちゃんにも怒られます~
>あお様。タカコさん、好きなんですけどね。あまりに接点のない
二人でございました。好きなもんくっつけりゃいいってものではないですね^^
>投稿初心者様。どうしてそんなに0番なの?・・・って、
私、ロミオになった気分でございます(図々しいことこの上なし)
今となっては別の名前もつけられません(笑)
>♪HT♪様。「あんたの書くかよこちゃんは、ほんとのかよこちゃんとは
全然別物でしょ」と、勿論内容を知らない母から言われました。
お母様、私の書くかよこちゃんは、性別からして別物です。
皆様、いつもレスありがとうございます。
今日TCAを見てて、一つの組ならともかく、4(5)組で選抜すると
ほとんど轟組レギュラー総出演、という感じで笑い死にしそうでした。
このごろはキャトルレーヴに足を踏み入れるだけで笑ってしまいそうです^^
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ぶんちゃんの友達4 No: 1551
投稿者:♪HT♪ 02/01/25 Fri 20:08:06
くららが産気づいた。
ドクターケロとトド以外のメンバーは殆どリカの部屋に集合して
固唾を飲んで見守っている。(極道らしくないなー)
その中で一人リカは頭を抱えて部屋中を歩き回っている。
「くらら~、可哀想にあんなに苦しんで・・あ~・・・」
ワタルが腕組しながらビシッと言う。
「お前、娘の出産には父親はでんと構えていろ!」
「娘?出産?ちっがーーーう!!俺とくららは・・・」
「リカさんとくららは?」
コムが不思議そうに聞く。
タニが当たり前と言う顔で答える。
「飼い主と飼い猫でしょ、リカさん?もう落ち着いてって。
母は強しなんだから。もうすぐだよ・・・あっ、ホラ・・・」
くららは血まみれになりながらも
薄桃色の小さな赤ちゃんを産み落としていた。
「おおおーーー!」一堂低くどよめく。
愛しそうに赤ちゃんの体を舐めてやるくららの顔には
いつのまにか母の慈愛が満ちている。
次々と5匹の子猫を産み、休む暇もなく乳を与え始めた。
「くらら・・・お前。偉いぞ!カッコイイぞ!!」
リカは感動に震えていた。
「良かったね!くらら、リカさん、皆!」
タニもコムやぶんやワタルと手を取り合って喜びを分かち合った。
(またまた極道にふさわしくないなー)
リカは目頭を押さえながら思う。
(お前の赤ん坊は俺が責任を持って預けるからな。時々は会わせてやるよ)
その夜遅く子猫たちを入れたダンボールの箱を持ち、
車に乗り込もうとするリカにトドが声をかけた。
「リカ・・・」
「ボス、お騒がせしました。預けにいってきます」
「一番可愛いのはどいつだ」
「えっ・・・たぶん、このほんのり白いヤツだと」
「俺にくれないか」
「はっ?ボスは猫がお嫌いなんじゃ・・・」
「ぶんにだ。他の猫もお前らの好きにして良いぞ」
「あ、ありがとうございます!タニも喜びます」
コートのポケットにほんのり白い赤ちゃん猫を入れたトドは
我ながら甘いなと含み笑いをしながらぶんのいる部屋に戻った。
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涙の一日 7 No: 1550
投稿者:いちご 02/01/25 Fri 19:53:46
「起きれるか?」
ノルが、ブンの背中に手を入れて起こしてやる。
「冷たい・・・」
ブンが缶ビールをグイッと飲んだ。
「ハーッ。風呂上がりはビールだよねー。」
「なに今上がったようなこと言ってんだよ。」
「え・・・。僕どれくらい気を失ってたの?」
「目はすぐ開けたんだけどな、水飲ませたら眠ってしまったんだ。」
「覚えてないや。あっ、もうこんな時間・・・起こしてくれればもう一回
できたのにぃ。」
ブンが恨めしそうに睨むと、ノルはフッと笑い、視線を落とした。
「寝顔・・・懐かしくてな・・・」
「やだなぁ。ずっと見てたの?」
ノルは、それには答えずに苦笑いした。
その顔が切なくて、ブンが泣きそうな顔でノルを見た。
「いつも、一緒に眠ったね。夜中に目を覚ましても、隣に必ずノルさん
の顔があった。」
「楽しかったなあ・・・俺とお前の部屋。」
ノルが遠い目をして言った。 ブンの頬を涙がつたう。
「ごめんね・・・ノルさん。」
「なぜお前が謝る。」
「だって・・・僕、トドさんを、愛してしまった・・・。
もう、離れられないほど・・・」
ノルの瞳に影が差し、目をそらして言った。
「そんなこと、とっくの昔にわかってる。あの教会で思い知らされた。
あのとき俺は死んでいたはずなのに、どうして助かってしまったん
だろうな。あのまま死んでいれば・・・。」
「でも生きてた・・・。ノルさんが生きててくれて、本当に良かった。
死んでいればなんて、言わないで。」
「トドが、お前に本気になるとはな。俺への当てつけで、お前を引き
取ったはずなのに、とんだ計算違いだ。いや、運命だったのか・・・」
ノルが缶を取り上げ、唇を奪う。
唇が下に移動して、胸をはだけて顔を埋めた。
「少しだけ・・・こうしていてくれ・・・」
(!ノルさんが、泣いてる・・・?)
ノルの頭を抱きしめ、天井をあおぐブン。
2人が、声を殺して 静かに涙を流した。
ノルが顔を上げ、ブンの肩に手を置いた。
「そろそろ時間だろう。」
「うん・・・」
ブンがバスローブを脱ぎ、着替えようとする。
華奢な白い背中が眩しい。
ノルが、思わず後ろから抱きしめてしまう。
「ノルさん。」
ノルの腕にブンが手を重ねた。
「帰したくない。」
ブンの髪に口づけながら、ノルが呟いた。
(ノルさん・・・。海のように大きくて、広くて、優しく僕を包み込む。
ずっと一緒に、漂っていたかった・・・)
「悪い・・・」 ノルが体を離して、後ろを向いた。
ブンが唇を噛みながら服を着る。
「また、会えるよね。」
ブンが手を差し出した。ノルが力強く握り返す。
「ああ、いつか・・・。お前が会ってくれるなら。」
「待ってる。」
「トドに、可愛がってもらえよ。気むずかしい奴だからな。
機嫌損ねて追い出されたら、連絡しろよ。」
「何言ってるの、ノルさん・・・僕、お嫁に行くみたいじゃない。
だいたい、 ノルさんにも大事な人がいるのに、そんなこと、
できるわけ・・・」
ブンが、泣き笑いした。
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レスポンスです No: 1549
投稿者:♪HT♪ 02/01/25 Fri 19:39:30
くーろ様・・トドさん切ない~。
「幾度も共に過ごした夜よりも・・・ノルか・・・」←凄くツボ。
ここも国際的だわ、イタリア旅行。思い切り長く引っ張ってくださいね。
0番様・・私の中のかよこちゃんはもう0番様のかよこちゃんです・・・なので
その昔ぶん、かよこ、まとぶんのジェッツチームで焼肉云々の話をベラベラしゃべってる彼女を久しぶりにビデオで見て、
今日はどうしたの?と思ってしまった私。
いちご様・・何度でもさせてあげて!!今だけトドさんを忘れてる二人の時間が
少しでも長く続きますように。
パナマ様・・ハンドル名なんてどーでもいいですので、今後もぶんちゃんを
出してあげてね(笑)懐かしい作品あり、そのもじり方も巧みで見物人の
コメントもいいです!こんなカード欲しいわ~。
KARARA様・・凄くほっとしました。皆丸く収まるってステキ。
あお様・・タニ、おめでとう!Hの後も清清しい気分で読めちゃいました。
投稿初心者様・・愛人になる前のぶんちゃんが垣間見れて良かったです。
ベン様・・再び野獣化したワタルをおいてムラに行ってしまわないで~。
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レス No: 1548
投稿者:いちご 02/01/25 Fri 19:37:30
くーろ様 私も先ほど読ませて頂いて、あれ、これはKARARA様の
では、と思っておりました。良かったわ、気付かれて。(^^)
続きが読みたいのですが、続かないのでしょうか?
KARARA様 お疲れさまでした。いつも楽しみにしていました。
ハッピーエンドで良かった。
ショーコ様 ワタルくん、クサかったかしら、と投稿ボタン押したこと
後悔していたので、カッコいいと言って頂けて嬉しいです。
keiko様 かわいかったですか。良かった。
卑猥と思われなくてほっとしました。^^;
パナマ様 いいわー。人を笑わせられるっていいですね。羨ましい。
まだ「小便」を引きずっている私。なんでだろう?やたらウケ
てしまったんです。私事ですが最近ドツボにはまったのは、
パナマ様の「小便」、HT様の「イグアナ」、ぽん様が
あるお方にBon様と思われていたことでした。(ぽん様
ごめんなさい~)わかってますよ、人と感覚ずれてることは。
ベン様 あら、私はベン様の「格闘エッチ」がとても好きですー。
お早いお帰りを・・・
あお様 リカさんがもー、痛そうで・・・。元に戻ったんですよね。
最終回、楽しみにしています。
836番様 お帰りになりました?あなた様のお名前が見えないと
寂しいです。(甘えっ)
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新米の憧れ!それはブンちゃん No: 1547
投稿者:投稿初心者 02/01/25 Fri 19:34:33
また、皆様のお話の流れをとめてしまいます。
しかも、色んな方の設定が混ざり合ったお話になってしまいました。
最近読み直した、とある漫画の影響で書いちゃいました。
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ワタルは、週に一度はデスクワークを離れ、
轟組新米メンバーの実戦訓練の監督をしていた。
今日は、市民の皆さんがご好意で貸して下さった
埠頭の倉庫を使ってのサバイバルゲーム方式の実践訓練の日だ。
全員へのルール説明を済ませ、スタートの合図を送ろうとしたところで、
みんなの目線がワタルの更に後ろへ走った。
ワタルが振り向くと、そこには、
どこから調達したのか仕立ての良さそうなサバイバルスーツ(なぜかラメ入り)
を身につけたブンが微笑んでいる。
「な、何しておられるんですか!」(立場上、新米達の前では敬語使用のワタル)
「うん!僕も参加しようと思って、最近ちょっとなまっちゃてるしさ!」
「とんでもありません、私がボスにしかられます。」
「平気だよ!僕があとでトドさんには説明するから…」
「じゃあ、その後でお越し下さい。
ダメだと言われて、勝手に来られたんでしょう?」
「ねぇ!お願ぁあ~~い!僕もやりたいよ~!
毎日トドさんを部屋で待ってるだけなんて耐えられないんだよ~
退屈なんだよ~~」すがるようにワタルの腕にしがみついて頼むブン。
「ダメです!」
「なんでさ~~?僕だって、トドさんの愛人になるまでは
命がけで銃を持って戦ってきたのは一緒にいたワタルが
一番知ってるじゃないか~~
ここにいる誰よりも腕は立つつもりだよ!!」
「昔の話です。」
うつむいてため息を付き、笑顔で顔を上げたブン。
「わかったよ!」
「ご理解ありがとうございます。では、館にお戻りを…」
「どうしてもダメって言うならキスしちゃう!」ワタルの首に腕を絡めるブン。
「何でそういう事になるんですか??」驚いて振り払おうとするワタル。
「しちゃお~~」チュッ!
「ブンさん!!」驚きで目がまん丸のワタル。
新米組員一同は驚きと羨ましさで声も出ない。
「さ、どうする??ここにいるみんなが証人だよ!
この事知ったら、どっちからのキスだとしてもトドさん怒るよ~
僕はベットでちょっと甘いお仕置き受けたら良いだけだけど、
ワタルはどうなっちゃうんだろうね~~」
「(はぁ~~)ブ~ン!」ワタルは新人達の前だということも忘れて、
二人だけの時のように兄弟のような状態で情けなくブンを呼ぶ。
「ね!ね!こいつらだってトドさんが怖いから、
僕がばらさなきゃ自分からはこんな事報告出来ないし…
黙っててあげるから!ね?!」
「一回だけだぞ!!ほんの少しでもケガしたらその時点で退場だ!!
ほんの少しの掠り傷でも、俺はどんな目に遭うか…」
「うん!ありがと!ワタル!」ブンはワタルの首から腕をはずすと、
満足そうに、ゴーグルを付け肩にライフルをかけて新米達の列に加わる。
「では、始めるぞ!GO!!」ワタルの声で、全員が一斉にスタートする。
いまや轟の愛人におさまって、穏やかに日々を送っているとはいえ、
元は優秀な組員だったブン、誰よりも早くコース中に作られたあらゆるハードルや
妨害チームの行動をねじ伏せて折り返し、一番にゴールを果たすブン。
「ほら、トップでゴールだよ!」
ヘトヘトになりながらブンの後にゴールする若い奴らを後目に
ゴーグルをはずして、上気し汗を浮かべているブンの顔は輝いている。
「さすがはブンさんだ!」
「何たってボスの愛人だもんな~」
「汗かいてても綺麗だぜ~~」
「強いし綺麗だし、かなわねぇや~」
「息も切れてないぜ~~」
みんなは普段、廊下などで遠目に見る
(近づいてきた時は頭を下げるので身近では顔は見られない)
着飾って妖しさをたたえた顔もいいが、
こんな爽快そうなブンも一層綺麗だと思った。
ワタルは久々に見るブンの昔の顔に近い笑顔に
『これ一度きりでは済まなさそうだ。ボスにバレたら、俺どうなるのかな~』
と覚悟を決めて始めていた。
「これ、来週もあるんでしょ? また、来るね~!バイバァ~~イ!」
ブンは、楽しげにサバイバルスーツのフィットしたお尻をユラユラさせながら
満足そうに帰っていった。
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作家の皆様方へ
本当は、毎回感想レスを書きたくて仕方ないのですが、
素晴らしすぎて言葉が短く表現できず、下書きだけで、投稿できずにいます。
(おひとりおひとりに書いていたら長すぎて、読んで頂けそうにないんだもの)
でもでも、絶対書きたいこの方々…
ショーコ様
やっぱりあなたのファンです私、どうしよう~~ チュッ
アサコちゃんはどこへ??早くオサちゃんに返してあげて下さいね?
アサコちゃんのいない間のオサちゃんもちょっと見たいかも…
しぃちゃん出して下さってありがとうございました。
看護士でしたね。優しい笑顔がピッタリです。
0番様
どうしてそんなに0番様なの?(なんのこっちゃ?)
独創的で、Hなのに可愛くって…毎回大笑い(イエ、大感動!)しています。
強いかよこちゃん、そうなんですよね、
ほんわかしているイメージなのに
時々ダンス場面とかで突然に鋭い視線を客席に刺すかよこちゃんに
何度もドキドキさせられてます。
836番様
タニちゃん成長してますね~~
以前ガイズの直前にちょっとだけ大人にしてあげたくって書いた短編の中の
『ソフトマッチョ』書いた本人も忘れていたというのに(^^;)
使っていただいてありがとうございます。
東京にガイズが行くころにはどんな大人になっているのやら…
クラップシューターの場面でコンビシューズの白い部分を
キラキラさせつつ後ろに走って下がるタニネイサンの後ろ姿が
近頃男らしくてマイツボです。(誰にもわかってもらえない密かなツボ)
ワタコム応援団に入ります様
お疲れさまでした。
コムちゃんがやっと幸せになれて、なんだかホッとしました。
次回作、待ってます!!
KARARA様
ブンちゃん、トドさんの元に戻ったのですね??
よかったぁ~~
やっぱりここには、あの3ルキーニのカップルは不可欠です。
(タニちゃんがルドルフしてたらルキ&ルドで完璧だったのに…)
やっぱり長くなってしまった。
又、何か思いつくまではロム専に戻ります。
ここまで飽きずに読んで下さった方、有り難うございました。
(朝に投稿したのですが、タイトル考えられないままに、
なぜか投稿してしまい、削除して再投稿し直しました)
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ああ~~すみません No: 1546
投稿者:くーろ 02/01/25 Fri 17:00:44
KARARA様
ぶんちゃんの記憶喪失はあなた様の作品でした~~~
なんか勘違いをしていた様です。m(..)mm(..)m
沢山パクってごめんなさい。
私の記憶は幼稚園児以下…トドと轟すら統一できないし、
どなたの作品かも覚えてないし((((((--;
やっぱり、ひたすら読み手をしてた方がましでしたぁ~~
ライターズの皆様の作品の感想はまた、感想文が苦手で、
幼稚園生の絵日記の文章になってしまうので却下。
いつも楽しませて頂いています~~~ありがとうございます!!!
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ありがとうございました No: 1545
投稿者:読専1512 02/01/25 Fri 17:00:07
コムちゃんバースディの素敵な作品をたくさんありがとうございました。
本物のコムちゃんはどんな誕生日だったんでしょ~って
お仕事でしたね(笑)
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タニはリカを助けられるか・・・6 No: 1544
投稿者:あお 02/01/25 Fri 13:08:55
リカを包んでいた衣服は、ムチをふるわれたせいでビリビリに
なっており、
もうそんな意味は無くなってしまったかのようになっていた。
「ごめんね。リカさん。僕・・つい・・・。これ、もうダメだから脱がして
いいよね。」
気力も体力も無くなってしまったかのようなリカは、タニのことばには
答えなかった。
リカの白い肌に無数に刻み込まれた傷。したたり落ちてくる血。
もう、立っていられず、今にも前のめりに倒れてきそうなリカを
壁に止めているのは手首にかかっている鎖だけ。
全身の重みが、かかってくるので手首に感じる痛みは、強烈なものだった
タニは、そんなリカを抱き上げるようにして支え、耳の後ろから
首すじへと、ゆっくり、舌で愛撫し始めた。
だが唇を重ねてもリカの舌は反応してこなかった。
(リカさん・・・)
タニの舌の愛撫は胸へと移動していった。
リカを支えていた両手のうち、タニは右手をはずすと、すーーーっとなでるように
下へ移動させて行く
タニの舌の愛撫と指の動きで
自分では立っていられなかったようなリカの身体が
逃げるように反応する。
タニはリカの口元から荒い息づかいが聞こえてくるのを感じていた。
タニの指がリカの秘部へと到達した時、リカの身体が
大きく反応した。
「タニ・・・やめ・・・」
タニの指は確実にリカのそれを捕らえ、攻めていく。
「あっ・・タ、タニ・・・うっ・・!!!・・・」
肩で大きく息をするリカを、もう一度、支えるように抱きかかえると
タニは耳元でささやいた。
「リカさん、まだだよ、まだ終わらない。」
タニは、もう一度リカの首すじから愛撫を始めた。
「タ、タニ・・・頼む・・もう、やめてくれ・・」
だが、タニは、ことばとは反対にリカの身体が強く、反応しているのを
見逃さなかった。
「リカさん、ここ感じているんでしょ?」
タニの指が執拗にリカを責め立てる。
そして、もうリカの体力も限界かという時、タニはリカを貫いた。
「うっ・・あ・・タニっ!!ああっ!!」
タニはそっとリカから抜けると、
座りこんでリカを見上げた。
そして、ふらつきながらも、たちあがり、
荒い息と共に動くリカの胸を凝視した。
無数の傷、流れる血。
そして・・・あざが消えている。消えているっ!!
や・・・やった・・・。
タニはうつむいて気を失っているかのようなリカを支えるように抱くと
「やった。やったよ、リカさん、僕、やった・・・」とつぶやいた。
なぜか涙がこぼれてくる
だが、まだもう一つやることが残っている。
タニは涙をふいて例のナイフを持った。
「リカさん、リカさん・・」
軽くリカの頬をたたく。
「ん・・・」
タニはリカの右手の鎖に鍵を差し込んで、はずした。
「リカさん、これ、わかる?持ってみて」
タニはリカの右手にナイフを持たせた。
「・・・・なん・・だ?俺のじゃ・・ない・・・ぞ・・」
リカはナイフの柄の模様を見ると、
「俺の・・趣味じゃない・・・」とつぶやいて、カランとその場に落とした。
「り、リカさん、リカさんっ!」
タニはうれしさをかくしきれないという様子で、両足、左手の鎖と
順番にはずした。
そのまま、倒れ込んできたリカを抱きかかえると、うれしいのに、
また涙が出てきた。
「リカさん、僕のリカさん・・」と、つぶやきながら、タニはいつまでも
抱きしめていた。
&&&&&&
ああ、Hシーンって、うまく書けない
すいません、今度こそ、次回は最終回になるかと・・・。
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レスです No: 1543
投稿者:あお 02/01/25 Fri 13:02:51
ももんが様 え?赤くなりました?私は、もう、みなさまに呆れられたのでは
ないかと、ドキドキで・・・。
るり様 パタリロって、いろんなキャラクターが出てきて、
おもしろかったです。
同じ作者のラシャーヌも好き。
いちご様 カットしようとしたところ、書いてくれたんだ・・・と思ったら
そうか、そうなのか。もっと、すごいのがあったんですね(笑)
ベン様 ここならではの解決方法(笑)ほんと、すいません
また、公演を見に行くのね、うらやましいわ。
ところで、よく医療関係の描写が出てくるので
そっちの方面にくわしいのかなと思ってました。
HT様 ぶんちゃん、小雪が来てよかったですね。
でも、くららと一緒にはいられないだろうな。
猫とハムスターだものね。
パナマ様 タニは、がんばってます。
ところで、キャラクターカードゲームの発想がすごいと思っていましたが
期待通りのおかしさ。
話の続きは、まだあるんですよねーー。
0番様 ああ、そうか、たかこさん(笑)・・・そうですよね。
でも、次の作品の「たかこさんって誰?」のセリフもなんか、
すごいなーーって思って。
KARARA様 ブンちゃんとトドさん、よかったです。
また、何か思いついたら、出てきてください。
らん様 ショーコ様
レスありがとうございます。思いがけず、長くなってしまいました。
リカさんも、タニちゃんも今回、つらい思いをさせてしまったかなと
思いますが、何とか最後はハッピーエンド(?)にしたいですね。
そうなる予定です。
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輸血サンキューでっす! No: 1541
投稿者:ごんた 02/01/25 Fri 03:20:22
ああ、貧血状態が治りましたわ。(笑)
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今日はレスだけ。しかも長い(^^; No: 1540
投稿者:ショーコ 02/01/25 Fri 01:33:51
今日(正確には昨日)コムちゃんの誕生日だったんですね(しみじみ)
コムちゃん、今日(正確には昨日)とってもいい舞台でした。
美しかったし、丁寧だったし、幸せそうでした(^^)
きっと、もう誰かに祝ってもらっていたのかな?
なあんて、妄想しまくりの私。
しかも、舞台見ながら、ここで書く?つもり?の、
不倫ネタばかり、頭に浮かんでいたし(^^;
ワタコム応援団に入ります様。Xday、ステキでした。
もしかして、コムちゃんの誕生日に合わせました?
また書いて下さるのをお待ちしております。
0番様。 かよこちゃんも0番様も惚れてなくても、
ワタル君、惚れちゃいましたよ。
私が請合います(って、私が請合ってもどうしようもないですけど)
それから、アサコちゃんへの伝言ですが、ただいま失踪中で(^^;
多分、大丈夫です。勝手にかよこちゃんとまとぶん出演させてごめんなさい。
836番様。 せつないほどの『愛の孤独』感じさせていただきました。
それにしても、タニ君成長しましたねぇ。
それから早くお帰りになって、タニコム真相、書いてくださいね。
ベン様。 轟組の『出入り』、見てみた-い(^^)
もしかして見物料とか取られたりして(^^;
今回、ワタリカの絆の深さ、しっかり記憶させていただきました。
華子様。 今日、観劇されていたんですね。もしかしてお隣だったりして(^^)
るり様。 るり様も(^^)。お誕生日書いてくださってうれしいです。
コムちゃんの過去、私の勝手な設定でしたのに、
リンクして下さってありがとう。
読専様。 ステキなご提案ありがとう。おかげで、
良いパーティーの様子が見られました(^^)
keiko様。 ご安心下さい。出ていったまんまだと、
アサオサ友の会の皆様に叱られそうですから(^^;
あお様。 タニちゃん、辛いでしょうね。愛の深さで乗り切ってください。
ももんが様。 ありがとうございました、コムちゃんのお誕生日の話。
トウコちゃんの会話、思わず涙ぐみそうになりました。
いちご様。 コムちゃんの『お誕生日記念』ありがとうございました(^^)
ワタル君、黒燕尾で白薔薇なんて、カッコよすぎー♪
私的には、オサのくらーいセリフがすごーく好きです。
しかも、三歩下がってって.....
HT様。 そうか。クララちゃん、リカちゃんの視線で.....
今度、りかちゃんの舞台見るときは、
視線追わないようにしなくっちゃ、なあんちゃって(^^)
パナマ様。 PCの前で、大笑いさせていただきました。
面白かったあ~~。また、絶対書いてくださいね。
あれ?まだ続くんですね?良かった(^^)ごめんなさい。
KARARA様.。 「祝・記憶回復」。コムちゃんとも仲良しのままだし。
めでたしめでたしですね。
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トドを泣かすと… No: 1539
投稿者:くーろ 02/01/25 Fri 00:13:24
おひさしぶりでございます。
いちごさまの文章にちょっと触発させて頂きました。
ライターの皆様のあちこちも、もらってますm(..)m
パラレルって事でお願いします~~
(一回削除したので2度読みになった方がいたらごめんなさい)
~~~
ブンは意識を戻すと、トドの事を忘れている。
夜の闇の中で体は覚えているのに、意識下で何かを強く拒否をしているのだろ
う…
ドクターの見立てでは、その拒否を取り除くか、求めているものを見つけ出さ
せないと、記憶は戻らないと言うことだった。
ブンの求めているもの…それが何かトドには解るような気がしていた。
ブンの部屋を出て屋敷の森をさまよい孤独の闇の中で声にならない声で泣く。
幾度も共に過ごした夜よりも…ノルか……
極道の世界では「氷のトド」と言われているが、愛するものを失うことに心が
締め付けられ、悲鳴をあげていた…表に一つも出しはしないが、目だけは隠し
ようがない程の悲しみをたたえていた…ただ、解るはずのブンは記憶をなくし
、トドの事をよくわかっているワタルも、リカもそばにはいない…
自分の部屋へ戻る途中、ワタルの部屋へ行く。廊下には鼻血をだした若い衆が
累々と転がっているが…目に入らないかのようにかき分けて部屋の扉を叩く…
「ワタル。拙宅の所を悪いが、30分後に私の部屋へ来てくれ。
コムも一緒にだ。」
それだけを言うと、自分の部屋へ戻っていった。
部屋へ戻り、机の引き出しの中から、1枚の紙を出す。
横文字のアドレスと数字の列。しばらくその紙を睨んでいた…
~~~~
ワタル達が部屋へ着くとそこにはチー坊と打ち合わせをしているトドの姿が
あった。
「何かあったんですか?ボス」
自分だけでなくコムも呼ばれたことにワタルは内心驚いていた。
(普通のヤマならコムをつれてこいとは言わないし、今急ぎはないはずだが…)
チー坊と打ち合わせを終えたトドが厳しい表情のまま書類から顔をあげた。
視線はコムにむかっている。
「コム、ワタルとチー坊と一緒に、ブンをイタリアまでつれていってくれるか?」
「えっ、なんで!ブンちゃんは1人でさみしいっていってるのにっ!!」
「だから、ちょっと旅行してきてくれ…、私は今忙しいんだ。」
「ひどいよ、ちゃんとお見舞いにも行かないで忙しいからって追っ払うの!?」
そう言い捨てると、コムはワタルがとめる間もなく部屋を飛び出して行った。
ワタルはトドの手の中のペンが折れ手の中から血が滴り落ちていくのを見た。
「トドさん!!手がっ」
無理矢理手のひらを開かせると、バラバラになったペンのボディが手のひらに
いくつも刺さっている。
「ん、ああ」
傷付いていることにすら気付いていない様子のトドに、なにかあったとさすが
に気がつくが、何も言わずに、チー坊と手のひらのかけらを取り手当てをする。
手当てされる間黙っていたがぽつりと口を開いた。
「旅行は2週間だ。それ以上お前とコムに休みはやれん。
……ノルに………連絡を取ってある……
旅のどこかでノルが接触をとってきたら、ブンを預けていい。
そこからはノルが面倒を見るから、お前達は少し楽しんで来い。」
「ノルさん!??ブンを預けてどうするんですか。」
その言葉に顔を窓の方へ背け、けしてワタルとは目をあわそうとはせずに
「ブン次第かな。ノルにあって記憶が戻るなら、それが幸せだろう。
もどらなくてもそれで幸せそうなら、そこに……いればいい…
…そうでなければ……つれてかえってこい…………」
そう答えるトドの声は心無しか少し震えているようだった。
ワタルは言葉を失い、窓の外を見ている轟の背中を見つめた…
~~~~
トドの部屋を飛び出しブンの部屋へ来たコム。少しためらってそっとドアをノッ
クする。
「誰?」と扉の向うで警戒した声がする。
「ぼくっ、あの…コムだけど…」
「あっ、コムちゃん!」っと扉が細めに開いた。
誰も周りにいないのを確かめてから扉を開き、コムを引っ張り入れた。
ブンは泣いていたのか目が赤い。
「ブンちゃん大丈夫?」
勢いで来たものの、コムはどう声をかけていいのかわからずにいた。
「…あいつ…」
「えっ?」
「あいつはなにものなの?」
「誰の事?」
「僕のと同じ指輪をしてた……」
「同じ指輪って、えっ、トドさん?!、トドさんが来たの!?」
「誰?それ?」
「…まだ思い出してないんだ…」
「思い出さないってなに?僕はどうしちゃったの??」
コムは何をどう言っていいかわからず、自分が泣き出しそうだった。
~~~~
トドは窓の外を見つめたまま、話をしようとはしない…
ワタルはチー坊を見るが、チー坊もそっと首をふるだけで、それ以上の事は何も
言いそうにない…
「ブンにこの事は?」
「まだ何も言ってはいない。ノルのことも会うまで本人には言うな。思い出せな
ければ、悩むのはブンだろう。ただの旅行と言っておけばいい。
コムにもそう言っておけ。余計な事は知らせなくていい。
詳しい日程は、チー坊が把握している。後はおまえに任せる。
出発は今日の夕方の便だから、昼過ぎには出ろ。支度もあるだろうし、
いっていいぞ…」
「あなたは、それでいいんですか?(ワタルにしてはまともな問い?)ブンに会
ったんでしょう?」
こちらを向うともしないトドにワタルがじれて肩を掴むと、トドの肩は細かく揺
れていた。(この人は声を出さずに泣くんだった…強い人だからつい忘れてしま
うが、ナイーブな人だったんだ…)
ワタルに掴まれた肩から手をはずさせ席を立つ、
「ああ…ブンには会ったよ。私の事は思い出さないようだ…
それも仕方がないだろう。
嫌がるあいつを抱いてきたんだ…
抱かれている間は私の名前を呼ぶが、意識が戻ると知らないと言うんだ。
何度抱いても同じだった…」
ワタルは返す言葉が見つからない…
「さぁ、時間がない。支度してさっさといけっ」
そういうと、事務所の奥の私室へ入って行きカギをかける音がした…
チー坊が口を開く
「ワタルサン、時間アリマセン。12時ニデマス。アチラで足りないモノ買いま
すからホントに必要ナモノだけバックにつめて下さい、あと1時間デス。
ブンサンとコムサンにも支度してもらって下さい。玄関でオマチシテイマス。」
~~~
トドは部屋に入ると後ろ手に締めたドアにもたれて一つ小さく溜息を着いた…、
その時緊張が解けたのか、涙が一筋こぼれた。
こぼれ出した涙は止めようがなく、小さな雫が光る固まりとなって足元にたまって
いく…
(誰かの涙は真珠でしたが、めったに泣かない轟の涙はダイヤモンドってことで
どうでしょう(^^;、これで当分、誰が無駄遣いしても大丈夫ですが、無駄
遣いする本人がいなくなっちゃうのかも…??)
誰か涙をとめる方法を教えてやって下さい。
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レスです。 No: 1538
投稿者:keiko 02/01/24 Thu 23:47:39
今日コムちゃんのお誕生日だったんですね~。
>ももんが様・いちご様・るり様
バースデー記念のお話かわいかったです。
私もねったんが作ったケーキ食べたいです。
>ベン様
リカちゃん少しずつ組の皆と打ち解けはじめたんですね。
そのきっかけがあの大怪我とは・・・・・・
輸血しているのを見て野獣になってしますワタルくんて
いったい・・・・・・・
>HT様
「小雪ちゃん」かわいいハムスターなんですね。
小雪ちゃんに話かけるブンちゃんかわいいですね。
>0番様
無事に2人とも帰ってこれてよかったです。
まとぶんが意識回復していなくて良かったです。
かよこちゃんはパスタを持っていなくても強いんですね。
>いちご様
お風呂でのぼせちゃうブンちゃん。。。。
かわいいです。
>パナマ様
カードゲームおもしろかったです。
歯をなげちゃうコムちゃんかわいいです。
>KARARA様
ブンちゃん記憶喪失編最終回。
記憶が戻ってよかったです。
また素敵な作品書いてください。
厨房メンバーはパタリロに出てくるタマネギ部隊に
似ていますね。
私もタマネギ部隊好きです。
普段はおとぼけなタマネギさんも実はエキスパートの
集まりですよね。
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ごめんなさいレス No: 1537
投稿者:パナマ 02/01/24 Thu 23:34:08
HT様、お名前のアルファベットが逆さになっていました。
ごめんなさいです。.....私ってヤツは本当に注意力がない。
すみませんでした。
個人レス失礼致しました。
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ブンちゃん記憶喪失<13:最終回> No: 1536
投稿者:KARARA 02/01/24 Thu 23:28:06
やっと最終回。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
2人が深い海の底から帰って来たころには昼をとっくにまわっていた。
「ぶん・・。」
「ん?なぁに?」
すっかり元通りのブンの甘い声。
「―――、。」
トドはブンをそっと優しく抱き寄せた。
「……よかった……。」
トドは消えそうな声でブンの耳元でつぶやいた。
「え??なに?トドさん。」
トドは場黙ったままブンの頬をほおずった。
「なんなの~?・・・・変なトドさん。」
っとブンは自分が記憶喪失になっていたことを全然知らない様子。
しかし(いつも以上にトドさん・・・やさしい・・・☆)と、
こちらからも頬をスリスリした。
「ねぇ、トドさん。僕さっきから思ってたんだけどさ、ここトドさんの部屋じゃない。」
「あ・・・ああ。」
「なんでこんなところにいるのー?」
「えっと、それはだな。……気分的に他の部屋でしたかったんだよ。いつも同じ所じゃつまんねーから。」
「……ふーん、そ。(よくわかんないけど、ま、いいや!)」
2人はやっとのことでベッドから出て、その部屋を出て行った。
「お腹空いた~。トドさん、やり過ぎだもーん。うふ、ご飯たべよーよ!!」
「わるかったな・・・。じゃぁ(アレの)回数減らすよ。」
「え??ヤダヤダ!!!もっとしてよ!」
「(苦笑)お前って奴は・・・。」
そういってブンに軽いキスを交わす。
トドはブンの肩に手を回し、ブンはトドの腰に手をやった。
2人はラブラブしながら厨房へたどり着いた。
そこにいた人はみんなビックリたまげて目をまんまるにして二人を見た。
記憶喪失のままのはずのブンと、めったに厨房に来ない(しかも今はブンのことで魂ないはずの)
トドが一緒にテーブルに座った。
「ちー坊~~。お昼食べるからなんかちょーだぁぁい。」
「オオーウ!!!OK。オ?ブンサァァァ~~~~~~ン!!!!!!」
ちー坊は感激★感激
そのほかの厨房組(ブンさん・・・もっどたのか・・な?よかった~。)
そこへ・・・・
「ブ・・・ブンちゃん!!!!!!!!」
誰かが厨房に入ってきて、こう叫ぶとブンの体に抱きついてきた。
「コ・・・コムちゃん?ど~したのぉ~??」
「ブ…ンちゃん。(グスっ)・・・」
「なーに泣いてんの?ワタルにまたいやなことでもさせられた?」
コムは首を横に振った。
そして、今まで沈みかえっていた顔がほんわか元どうりになっているぶんを見て微笑んだ。
ぶんもつられてにっこり。
トドさんの言葉といい、みんなの視線といい、コムのこれといい、
ブンはさっきから?マークが飛び散っている。
トドとコムの目がバチッっと合った。
「・・・トドさん。……ありがとう」
コムはトドにだけ聞こえるように言った。
トドは少しだけ口の端を上げて笑った。
(お前のためにやったんじゃないんだかな。ま、お前のおかげかもしれないが。)
本当は厨房の仕事にきたコムだったが、ワタルの部屋へ走り去って行った。
ガチャッ
「ワタルさん!!!!!」
ドアを開けると同時にコムは叫んだ。
「お、コムか。久しぶりだな。なんだよ。そんな大声で。」
「ブンちゃんが・・・ブンちゃんが治った。」
「え?ブンが?記憶が戻ったのか?」
「うん、でも「あのこと」はなんにも覚えていないみたい。いつものブンちゃんだったよ。」
「よかったじゃん。じゃぁお前もやっとここにもどってくるんだな。」
心の中でガッツポーズのワタル。
「うん、そうだね。」
コムから満面の笑みがこぼれた。
「そーいえば、お前ボスにキスされたっつってたよな。」
ワタルはコムに近づきながら言う。
「う・・・うん。(な、何?コワイ)」
「クッソ……」
ワタルはコムを強く引き寄せ唇を押し付けた。
「んん・・・わたるさん・・イジワル・・・」
「わたるさんあの時、なにも言わなかった・・・くせに・・・」
コムはわたるから唇を離し俯いていった。
「今になってトドさんとのこと責めないでヨ・・・。」
「わりぃわりぃ。俺は早く・・・お前を抱きたいだけだ。」
そういって再び唇を寄せコムを喋れなくしていった。
そのころトドとブンは遅い朝食&昼食を終え、部屋に戻っていた。
「なんか・・・なんでだろ。すごく懐かしいカンジ。昨日も一昨日もここにいたはず・・・。」
たたづんでしまっているブンをトドは「どうした?」とソファへ座らせた。
「ま、今日はゆっくりしよう。」
「うん………。」
「あ!!!!!!!!!!」
「ど・・どうした、ぶん。」
「僕の指輪!!!僕・・はめてない~~~~((涙))。」
慌ててパニックになりソファから立ちあがろうとしたブンの腕をトドが引っ張った。
「ほらよ。」
トドはポケットからブンの指輪を取り出した。
「あ・・よかった~、もう!!ありがと、トドさん。」
ブンがその指輪をもらおうとするとトドがブンの手首を掴み
「もう1回、はめてやるよ。」
と言ってブンの薬指にそっとはめてやった。
「ありがと…。僕、幸せ。。。」
ブンはそういってトドの肩に寄り添った。
しっかりと握られた二人の手にはめられた指輪は、
真昼間の太陽の光に負けないほど輝かしく光っていた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆☆★☆★☆★☆★☆★☆
ふう、おわった~。長々と本当に御迷惑おかけ致しました。
はじめててホント未熟熟熟な文でしたが、よんでくださった方、
ほんとうに感謝しております。。。。
では、しばらくはレス専(あるいはロム専)となりますので、みなさまの
すばらしい作品まっておりますね♪
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めんずごーごー6 No: 1535
投稿者:パナマ 02/01/24 Thu 23:04:44
【6】
「うっ・・」リカが小さな咳をした。と同時に鮮血を吹いた。
今までのざわめきが一瞬にして止まった。
ワタル:「リカッ!!」
タニ :「リカさんっ!!」
ワタルが立ち上がりリカに触れようとした瞬間、タニがすごい剣幕でその手を払った。
タニ :「触るなっ!!!」
ワタル:「えっ!?・・・・・」
トド :「おいキム、車、表に回せ! 吐血専科・壮、ドクターのところに連絡いれろ!」
リカは何度か咳き込むと再び血を吐いた。リカは片方の手で口を押さえ、
もう片方の手で大丈夫というふうに合図したが、タニに抱え上げられて
車に運ばれ病院に向かった。
その間ワタルは、何もできずにいた。ワタルはリカの最後のカードに手を延ばす。
しかし、それをめくらずにカードの上に落ちたリカの血を親指で拭い、しばらくそれを
見つめてから口に運んだ。玄関先までリカを見送ったトドが再び戻りワタルを見ると
大きなため息をついた。そうして机の上のリカの最後の一枚を取って
「ほう、なるほどねえ」と呟き、それをポケットにしまう。
トド :「皆・・・ゲームは終わりだ。競技者が欠けたからな。
でも、結論から言ってワタルとリカは変わらずオレの右腕、左腕だということだ。
まあ、そういうことだから、ワタル、リカとうまくやってくれよ。」
それだけ言うとトドは先に行くからとぶんを見て、部屋を後にした。
ゲームはお開きとなった。ギャラリーはリカの最後の1枚が気になったが、
しぶしぶと部屋からはけていった。部屋に残ったのはワタルとぶんとミズだけ。
ワタルはこの前のように再び茫然と立ち尽くした。
ぶんもミズも立ち尽くした。
2人ともこのワタルの姿にはさすがにかける言葉がなかった。
ワタル:「あっ・・・」
ワタルが口を押さえた。
ミズ :「ワタルさんも!?」
ぶん :「えっ!?」
ワタル:「奥歯、抜けた・・・・。」
ミズ :「奥歯ですか・・・奥歯は保険きくから大丈夫ですよ。
前歯じゃなくて良かったですね。」 (一応なぐさめてるつもり)
ぶん :「ワタルなら歯の1本や2本なくても大丈夫だよ。
腕じゃなくて良かったね。」 (一応なぐさめてるつもり)
ワタル:「・・・・オレ、部屋に戻る。」
ぶんとミズはいつもより半分ぐらいの大きさになったワタルの背中を見送った。
普段のワタルの背中はモノは言わぬが、誰よりも大きくその威勢を誇っていた。
それなのに、今は...ぶんとミズは顔を見合わせた。
ぶん :「なんか、調子狂っちゃうねー。」
ミズ :「ワタルさん、やっぱりリカさんとタニのことショックだったんですね。
さっきもタニに押されちゃって・・・・。」
ぶん :「そりゃあ、タニがリカの恋人だもん。タニの気持ちも分かるよ。
でも、ワタルとリカがうまくいってないと、なんだかなあ・・・・・」
ワタルが部屋に戻るとコムは1人でオセロをやっていた。
ときどき思うがコムは変わっている.....。
落ち込んでいる理由がリカのことなのでワタルはコムに声をかけづらい。
コム :「ワタル、元気ないね。」
ワタル:「・・・・・・・・・・。」
コム :「リカさんと喧嘩したからでしょ。」
ワタル:「・・・・・・・・・・。」
コム :「早く、仲直りしてね。元気のないワタル、ワタルじゃない。」
(コムはオレとリカのこと、どう思ってるんだ・・・
タニみたいに嫉妬するわけじゃなし・・・・・・・)
だが、そんなことは聞けるはずがない。自ら地雷を踏むようなもんだ。
ワタルは言葉に窮する。
コム :「それ何持っているの?」
ワタルは黙ったまま、手にしていた奥歯をコムに渡す。
コム :「これワタルの? どこの歯?」
ワタル:「左下の奥歯。」
コムはワタルから渡された歯を持つとすたすたと窓とのところまで行き
「えいっ!」と歯を放りなげた。
ワタル:「へっ?」(オレの歯が・・・・・)
コム :「ワタル、これで大丈夫だからね。きっとりっぱな歯が生えてくる。
上の歯は下に、下の歯は上に投げるんだよ。知ってる? このおまじない。
じゃあ、僕もう寝るね。」
にっこり笑うコムにワタルは、それは永久歯だから、もう生えてこないよとは言えなかった。
(たぶん・・・・コムはオレのことなぐさめてくれているんだと思う・・・・だぶん・・・)
《ボス・トドの「なるほどねえ」・・・書いてる私も何がなるほどなのかわからない・・・
なにも聞かないでくれっ。頼みますっ!!》
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レスだけでスカイ No: 1534
投稿者:ベン 02/01/24 Thu 22:56:11
>パナマ様、ああおかしいい~~~お腹の皮よじれる~~~
もう大好きっ。フー・・・酸欠で倒れるかと思った。
ワタリカの夜の勝負も、もっと気に入っていただけるよう頑張ります。
>いちご様のエッチやっぱ好きですわ。でもこのタッチはブンちゃんがらみ
だからこそなのかな・・・私がマネしてもダメそう。
>あお様の繋がれてるリカさん何度読んでも哀れで可哀想で、でもそこがいけ
てます。声も出さずに泣いてるリカさん、弱々しい情けないリカさんも魅力的
>0番様すごい、まさかあの状況で二人だけで逃げ出せるとは思いもしませ
んでした。強いかよこちゃんとっても素敵っ、格好いい!!
>HT様、くららの妊娠に(やっぱリカがさせたの??)うろたえて荒れてる
リカさんがらしくていいですね。皆の一人一人細かい様子やセリフが気が利い
ていて楽しかったです。笑いのツボ満載でした~
さて、私事で恐縮ですが私も836番様に続いてここ3日ばかり留守にします。
もう次のも考えてるのですが、荷造りせねば・・・そうまたムラへ・・・
今週はずえ~~ったい行かないつもりだったのにいいい・・・
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めんずごーごー5-2 No: 1533
投稿者:パナマ 02/01/24 Thu 22:50:11
【5】-2
リカも再び2枚組。1枚めくる。
一同 :「おお、渋いっ!! 『フナ』の野望の男ブラリアン!!」
見物人4:「でもちょっと、渋すぎて地味かな。」
見物人1:「おい、お前はさっきから目に見えるモノしか追っていないな。
もう少し深く考えろっ! これにはタニも出ている。
世界征服を夢見るブラリアンが複数いる若者の中で唯一、拉致した若者が
ピーポのタニだった。このカード選びにオレはリカさんの『愛』を感じた。」
一同 :「おーーーー!!! うらやましいぜっ、タニッ!!」
タニ :「リカさん・・・・・」
タニが思わずリカの肩に手を置く。リカはワタルを見たまま、タニの手に自分の手を重ねた。
ワタル :「・・・・・(勝負の世界に色恋持ってくるんじゃねーっ!)」
リカ :「・・・・・(コムが来てくれないからって妬くな、妬くな。)」
リカは残りの1枚に手をのばす。
ワタル :「・・・・・(お前、手が震えてるぞ、びびってんのか?
まさかな・・・おい・・・・)」
そして、めくる。
一同 :「わおっ!! 『ハニ-・ムーン・ハニ-』のガーナ!!
当然、これも『フナ』の繋ぎもの!」
見物人1:「妖しすぎるのもたいがにせいっ、ていうくらい妖しかったぜ。」
見物人2:「死を意味する蛇の化身・・・確かに、これはリカさんならではだったなあ。」
見物人4:「ちょっとメデュ-サちっくだったね。
実際、オレは見た瞬間は石になって動けなかった。」
見物人3:「あーー、オレは命を引き換えにしてもいいから、リカさんに誘惑されて~~~。」
一同 :「オレも・・・・オレも・・・ヤリて~~~・・・オレはヤラレて~~~・・・・」
ワタル :「・・・・・(やるじゃねーか。)」
リカ :「・・・・・(ふんっ、当然。)」
ワタル :「・・・・・(でも、おまえ・・・大丈夫なのか・・・汗が・・・)」
トド :「ラスト・カードッ!」
ワタルはリカの異変に気がついたが、そのままゲームを続けた。
ワタルは最後の1枚を出し、めくる。
一同 :「どわーーーーー!!! 香港旅行宴会芸『夢か幻か宝の山』の太筆獅子!!」
見物人2:「ああ、これはまさしくワタルさんっ!」
《筆獅子:歌舞伎の「連獅子」でよく見る、フサフサと床まである白い長い髪を、これまた
長めのもみあげ(?)を持ってぐるぐる頭を回しながら振りまわす、アレでございます。》
見物人1:「この轟組広しといえども、他にいったい誰にやれらせればいいのだという
くらい困った役だったが、みごとにやりきった。『男』を感じた。」
見物人4:「オレらは確かに濃いめのメイクだが、歌舞伎メイクで顔全部を白くぬって
しまうのはいかがなものかという心配をよそに、オレはワタルだっ!と
主張しきった逸品だった。」
一同 :「さすがだーーーっ!!!」
会場は興奮と歓声に包まれていた。いよいよリカの最後の1一枚で勝負が決まる。
「うっ・・」リカが小さな咳をした。と同時に鮮血を吹いた。
今までのざわめきが一瞬にして止まった。
《0番さま『不幸体質』お借りしています。》
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めんずごーごー5-1 No: 1532
投稿者:パナマ 02/01/24 Thu 22:34:36
【5】-1
ぶんはトドの椅子の背もたれに寄り掛かかりゲームの成り行きを眺めた。
《 以下は『ガラスの仮面~観客が突然評論家となり解説する』様式でお楽しみください。》
ワタルはカードを2枚出した。そして1枚めくる。
一同 :「おーーー!! これは『欲望は海を越えて』の倉庫人っ!」
見物人1 :「これは、やっぱりワタルさんじゃなきゃー出来ねー役だった。
痲酔打たないで腕切ったり、好きな男のために(つまり愛欲のために)
異国の地に残ろうなんざワタルさんしか、できねーよ。」
見物人2:「ああ、ワタルさんなら腕の1本や2本なくても・・・寒いロシアの地でも、
なんとかやっていけるだろうと思わせてくれたな。結局、船に乗って最後まで
生き残ったのは主人公とワタルさんだけだったし・・・・。
初っぱなから、すごいカード持ってくる。」
一同 :「まったくだ!!」
ワタルは2枚目のカードをめくる。
一同 :「だーーーー!!!
これは、『ミレニアム・電子ジャー』のソーラン節ロングはっぴ姿っ!!!」
見物人1:「しかも、『欲望~』の繋ぎものだっ。すごいっ!」
見物人2:「コレを見たときに、
オレはこの人だけには逆らわないようにしようと心に決めたよ・・・・。」
一同 :「激しく同意っ!!!」
ワタル :「・・・・・(どうだ、リカッ!!)」
リカ :「・・・・・(まんまじゃねーか、お前、頭使ってねーだろ。)」
今度はリカが2枚カードを出す。そして1枚めくる。
一同 :「あーーーー!!!『危ない瞳』のペガチョフッ! コサック反乱の首謀者!」
見物人3:「でも、反乱に失敗して捕まって・・・ロープで縛られ黒髪乱れたリカさん・・・
・・・・オレ、コレでイちゃったんだよね。」
一同 :「オレもだよ・・・・ああ、オレも・・・・実は、オレも・・・・」
リカは2枚目のカードをめくる。
一同 :「こっ、これは?・・・・」
見物人1:「あっ!『ボレロ・ドーラン』の少年おる平だっ!」
見物人2:「これも『危ない瞳』の繋ぎになってる。確かにあのペガチョフの後に
金髪白いふりふりブラウスぶりっこリカさんには驚かされた・・・・・・」
見物人4:「しかし、ワタルさんのはっぴ姿にくらべるとインパクトがないなあ・・・」
見物人1:「いや、そーじゃない。オレたち最初何で迷ったかを考えろ。
『どこが大?海賊』のヘミリオ少年じゃないか? そーだろっ。
つまりどんな役も、これから得るだろう大役のための大切な1歩だと
いうことを教えてくれている!」
一同 :「おーーーーー!!! さすが、リカさん。カード扱いが違うっ!!」
リカ :「・・・・・(見たかっ、プロの技ッ!)」
ワタル :「・・・・・(ふんっ、まだまだっ)」
ワタルは1回大きく肩で息をすると再び2枚組でカードを出した。そして1枚めくる。
一同 :「うーーーーんっ、納得の1枚っ!! 『欲情』のエスカプリオ!!」
見物人2:「ああ、暗い話だったにもかかわらず、ひとりアホみたいに明るい闘牛士。
これもワタルさんじゃなきゃ出せない、いい味だしてた。」
見物人4:「『オンダルシアの太陽~』と歌われたときには歌詞の内容に反して
なぜか寒くなったが、最後まで堂々と歌いきるワタルさんが、
らしくていいって思ったな。」
見物人1:「そーゆー見方もある。だが、ここではエスカプリオはカルメン・マキコの
カードのいかさまを見破る設定になっている。が、あんたそんな器用なこと
できねーだろっと思わせてしまった、というところにも着目してもらいたい。」
見物人2:「うーーーん、これは難しい。あくまで本人らしかったことを評価すべきか、
それとも役らしかったかことを評価すべきか・・・この問題はプレ・ディスの
永遠のテーマだからねえ。ボスの采配にまかせよう。」
ワタルはギャラリーが静まるのをまって、もう一枚をめくる。
一同 :「わーーーーーっ!!!
こっ、これは『ザ・ドビュー'99』のラインダンス、ゴールド・フィンガーズS!
金色に輝くレオタード姿っ! とってもビック・インパクト!!!」
見物人1:「・・・オレはコメントをひかえさせてくれ。眩しすぎて、よく見えなかった・・」
見物人2:「・・・でも、これもちゃんと『欲情』の繋ぎものになってる。」
見物人3:「コレ、確かオサさんも・・・なんかちょっと、痛々しかったね・・・・・・・
レオタードのしわが・・・今にして思うと、不幸体質だったからかなって・・」
見物人4:「その点、ワタルさんはやっぱり堂々としてて、
(いろんな意味で)本当にいい身体してるよ。」
見物人2:「ああ、健康ってすばらしーって思わせてくれたよな。」
見物人1:「敢えて言わせてもらえれば 『アンタ、もう怖いものねーだろっ』と感じさせた。」
一同 :「まさに最強の男だーーー!!」
ワタル :「・・・・・(どうよっ!)」
リカ :「・・・・・(ばかだねー。評価の采配次第で
裏にも表にもなるもの持ってきやがって。)
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とんでもなく長いレス。すみません。 No: 1531
投稿者:パナマ 02/01/24 Thu 22:26:50
【らん様】御期待にそえる展開になりますでしょうか・・・。(笑)
【KARARA様】ファンだなんて・・・(ぽっ)。照れるです。・・・ありがとうでございます。
【TH様】ハムスターでしたか。小雪ちゃん・・・確かに聞き上手でしょうね。(笑)
【ぽん様】わー、私もBONかと・・・・ごめんなさいでした。
たしかにワタルは堪え性がない感じがいたします。今回の会話にも2人の性格が。(笑)
【0番様】でしたか。大きなお屋敷にしてくださったのは。私も部屋をひとつ作らせていただき
ました。ありがとうございます。(笑)「芝居の轟組」かっちょいいっ!
【ベン様】・・・よかったです。カードごとき子供の遊びで許していただいて。でも、私、
読むほうになると、ベン様のワタリカ『夜の本番勝負』のほうが好きでございます。
【華子様】もしや・・・何でしょう。正直に告白します。私はここに来てから、ぶんさんが気に
なって。(苦笑)何かでそんな姿を見たなーっていう記憶しかなくて。(笑)
【ごんた様】リカさん痛くしてごめんなさい。...もう暫く痛いかも・・・ごめんなさい。
【ショーコ様】私もタニをワイルドに書きましたが、ここでもワイルドに...リカさんじゃない
ですが、タニ強くなったな-と。(笑)いづるんナイスフォロー。でもアサコは何処へ。
【ももんが様】野郎系の私には天使とよばれるコムは手強くて一番動かせにくいキャラです。
【るり様】ねったん、ここでも健気。トウコさん・・・やさしい。ジーンです。
【あお様】タニに伝言を・・「かんばれっ!!」
【keiko様】私のここでのぶんちゃんのイメージって、ノルさんともうまくヤルし(笑)、トドさん
にも愛されてるちゃっかりものです。でも、ニクメナイヤツって感じなんです。
【いちご様】私はねったんの牛乳たっぷりのケーキ食べたい。しかし、すごい面子のパーティー。(笑)
【836番様】わががままなリカを受け止めちゃうタニの成長っぷりったら・・・キャラが育って
いってる・・・・なんか私のほうこそ感慨深いです。これは、やはり短期投稿タイプで
はできないことです。
【ワタコム応援団様】お疲れさまでした。コンスタントに長きにわたって作品を送りつづけて大作を
完成さる。・・・短期爆発の飽きっぽい私は見習いたいです。すぐ、投げちゃう・・。
餞別も持たせなかったのにつまらないことをお願いしました。ごめんなさいです。
コムが天使なら、ずんこは守護天使でした。ワタルもいいけど・・・こればっかりは
しかたないんですよね。コムの幸せがずんこの幸せだから。また、投稿お待ちしてます。
【今日の懺悔室】
見直しをしていると言ったくせにミスってしまいました。すみません。
「目が点になったかが」→「なったが」
今後もこのようなことが多々あると思いますが、皆様の読解力をもって修正していただきたく、
よろしくお願いいたします。当然私の方でも気を付けていきたいと思います。
パタリロ・・・なつかしー。初めて読んだときに、バンコランの目の上の斜線が気になって
「この人なんでいつも血の気が引いてるの?」って貸してくれた友達に聞いたら「それは
アイシャドーじゃないかなっ」と答えられ「なんで男の人がアイシャドウなの?」
(このサイトでは当たり前のことだが・・・笑、あの頃私も幼かった・・・遠い昔)
という問いに「ホモだからじゃないっ」と答えられた・・・あの斜線はアイシャドーなのか
顔の彫りの深さを現すものなのか、それとも万年貧血ぎみを現すものなのか私の中では
いまだに謎だ・・・・。
********** コムちゃんお誕生日おめでとう。 ***********
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レス No: 1530
投稿者:らん 02/01/24 Thu 22:00:03
コムちゃんお誕生日おめでとうございます(笑)
ここのみんなにもお祝いしてもらってたけど
実際にもお祝いしてもらってることでしょうね(誰に?)
キャトルで新しいポストカードが出ていますが、
それぞれの方のポストカードをみながら頭の中にここのお話しが
出てきて困ってしまう私です(爆)
>0番様
かよこちゃん格好良いですね。
無事に戻ってこれてなによりです。
かよちゃんの誕生日って28日でしたっけ?
0番様特性の何かイベントあるのかしら(わくわく)
>HT様
小雪に話し掛けるぶんちゃん可愛いですね
>ももんが様、るり様、いちご様
コムちゃんのバースデー可愛い♪ほっこりしました。
>あお様
タニちゃんとリカちゃんいいですね~
後は抱くだけって・・・ふふふっ
>ベン様
これからピクニックに反応してしまいそうです(笑)
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涙の一日 6 No: 1529
投稿者:いちご 02/01/24 Thu 21:56:22
「はぁ・・・んもう・・・髪まで泡だらけじゃない。」
「流してやるから そっち向け。」
ノルが手桶でザバッとブンの頭からお湯をかける。
「うわっ!ちょっ・・・ひっどー。いいよ自分でやるから。」
ブンはそう言って、まだ泡が残っているのに浴槽に入った。
「あーっ。お前!流せよー。」
「フフーンだ。ノルさんも入ったら?」
ブンは頭までスッポリとお湯の中へ。
「あーあー・・・ったくよお。」
ノルもそのまま入り、湯船に泡が浮いた。
「プハーッ。」
お湯の中から顔を出したブンを強引に引き寄せて、ノルがキスをした。
「あっ・・・・・・んんっ。」
耳から首筋を唇と舌で攻め、体中を愛撫する。
「やっ・・・いや・・だ・・・ハアッ!」
「イヤじゃないだろ?」
「ねえ・・・だめ・・・・・・んー」
ノルの口から耳を離そうと、ブンが全身をよじって抵抗するが、
ノルの手がブン自身を捕らえ、あっけなく体がノルの手に堕ちた。
抵抗をやめた体が底から浮き上がる。
「あつい・・・よ・・・はあ・・・ねえ・・・のぼせちゃう・・・」
ノルはブンの手を浴槽の縁につかせると、後ろから入っていった。
「っ!!」
ノルの動きが激しくなると、ブンは息も絶え絶えになり、縁についた手は
ガクンと肘が折れた。
(もう・・・だめ・・・)
ズルッとブンの体から力が抜けた。
「おいっ!ブン!!」
ブンが気が付くと、ベッドの上だった。濡れた体も髪もノルが拭いてやり、
バスローブも着せてやった。
「ノルさん・・・僕・・・?」
「風呂で気を失ったんだ。2度も気絶するなよ。」
「だから のぼせるって言ったのに。」
「よがり声しか聞こえなかったなあ。」
「言ったの!・・・・・ね、何か飲ませて。」
「ブランデーか?」
「そうじゃなくて、冷たいの。」
「はいはい。」
ノルが冷蔵庫からビールを持って来た。
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
Hだけでここまで引っ張る私って・・・ すいませんねえ・・・
パナマ様、らん様、ぽん様、0番様、華子様、KARARA様、
ショーコ様、836番様、keiko様、るり様、あお様、ももんが様、
ベン様(正装はだるまって、〈爆〉)、HT様(トドさんすてきっ!)
雪だるま様(そうですよね。ノルさんも好きなんですよね。良かった)
お名前だけでごめんなさい。レスありがとうございました。m(_ _)m
カットの内容は、やっぱり書けません。
手で泡立てて、ソレに塗って さすり上げるとか、なで上げるとか
体をつけて滑らせ合うとか、そんなこと書けません!
(書いてんじゃん^^;)
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白鳥狩り・~轟邸 No: 1528
投稿者:0番 02/01/24 Thu 21:39:51
「なあ、お嬢ちゃん。おまえなんであんな……つーか、
助けになんかきたんだ」
帰りのタクシーの中で、ワタルはもっともな疑問を投げかけた。
流れてゆく風景を見ていたかよこは、こちらも向かずに返事をする。
「借りがあったからです」
「借り?そんなもんあったか?」
どう記憶をたどっても思いつかず、ワタルは首をひねる。だいたい自分が
かよこにしてきたことを考えれば、そんなもの皆無だ。
「病院に迎えにきてくれたじゃないですか」
「は?二日前の?
だっておまえ、あれは別に俺が迎えに行かなくたって一人で帰ってきただろ?」
「病院のこと、わざわざ調べて来てくれたんでしょう?
あいつのために、あなた動いてくれたじゃないですか」
なんだかわかりにくくて、ワタルは不可解な表情をする。
「あいつって、まとぶんか?俺別にまとぶんのためにお嬢ちゃん迎えに
いったわけじゃないぞ」
「あいつが死ぬかもしれないからって、あなた言いましたよ。
俺のために来たわけじゃなくて、ねったんさんのためでもないなら、
あいつのために来てくれたんです。
あいつのために動いてくれたあなたには、借りがあります」
言っていることが難しすぎてよくわからないと、ワタルは頭を抱えた。
なんだか自分のやったことを過大評価されている気もするが、
もっと深いところで、考えたくもないことを言われている気がする。
「つまり、こういうことか?
まとぶんのために俺が何かしてやったから、おまえあんな危険を冒してまで
俺を助けようとしたってことか?」
「そうですよ」
わかってるじゃないですかというように言われて、ワタルはめまいを覚える。
「おまえ……それで帰ってこられなかったらどうする気だったんだよ。
俺を助けるためにまとぶんのそば離れてどうすんだ」
「帰りますよ。どこに行っても、何をしても、俺はあいつのところに帰ります。
俺の帰る場所は、あいつのところしかない」
そんなことより、とかよこはさっき渡された銃をワタルに返す。
「これ、ずいぶん重いんですね。本物ですか?」
今度こそワタルは本物のめまいを覚えた。
「ちょっと待て、お嬢ちゃん、おまえまさか銃撃ったこと……」
「て言うか、見たのも初めてなんですけど」
「見たことないって、おまえ、タニんとこの組のモンじゃないのか?」
極道のはしくれなら、いくらなんでも本物の銃くらい見たことあるだろう。
「誰がそんなこと言ったんです」
なんだか頭がくらくらする。
「お嬢ちゃん、おまえいったい何者なんだよ?」
かよこは、あいかわらず窓の向こうの風景をじっと見つめているだけで
何も答えなかった。
轟邸に着いて、診療所のドアを開けると、十も老け込んだ感の
ドクターが顔を出した。
「……ドクター、ちょっと見ないうちに老けましたね」
「誰のせいだと思ってる。きみが帰ってこないうちにまとぶんが目を覚ましたり
したらどんなことになるか、考えただけで寿命が縮んだぞ」
「じゃあ、まだ目を覚ましてないんですね」
嬉しそうな顔をするかよこに、そうくるか、とがっくりくるドクター。
「おまけに薬棚の鍵までこじ開けられてる。何を持ち出した」
「おかげで役に立ちましたよ」
「……なあ、俺怪我人なんだけど」
地の底から這い上がってくるような低い声で、ワタルが呼ぶ。
わかったから早く来いと手招きするドクターの診察室に入る前に、
ワタルはかよこにそっと耳打ちした。
「ところで、俺とタカコと、どっちのキスがよかった?」
かよこはかわいらしく首をかしげる。
「タカコって……誰でしたっけ?」
*************************************
まだまとぶんのとこまでたどりつきません・・・(泣)
ちなみに、かよこちゃんの正体は何も考えてないので
突っ込まないでください^^
以前どなたかが書いてくださったような、刑事さんではないようです(笑)
(あくまでも私の書いている流れでは、です。その設定で書かれる方が
いらしても勿論オッケーにきまってますが)
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ぶんちゃんの友達 3 No: 1527
投稿者:♪HT♪ 02/01/24 Thu 21:06:06
食堂ではコムの誕生パーティで盛り上がっていた。
(とてもタイムリーな事に、続きは食堂の場面でしたわ)
お酒も入り、お祝いムードでとっても華やかなところ
一人荒れているのはリカだった。
「俺の可愛いくららに手を出したヤツはどこのどいつだ・・・ったく!」
(自分が視線で妊娠させた事には気づいてないご様子です)
ワタルが立ち上がってなだめる。
「まあまあ、落ち着けよ。今日は特別な日なんだから。でもな、
いい女ってのは難しいんだよ。俺みたいに誠心誠意尽くしていればだな・・・」
コムがニヤっとして口をはさむ。
「もしもし、ワタルさーん。誠心誠意ってことは他の人とは寝たりしないって
事だよねぇ。僕、誕生日だし誓ってもらおうかな~」
「おいおい、話の矛先が違う方向になっちまったじゃんか」
かよこは優雅にパスタを口に運びながら
「やはりパスタもも誠心誠意茹でればこそ、このような深みのある歯ごたえ、
ねったんさん、いつもながらおいしいです」
まとぶんは何も考えずに
「それにしてもくらら、いつのまにやったのか?」
話を戻されたリカ
「・・・っくしょー!!タニ、来い!一緒に泣こう」
平然とタニ
「それよりくららが丈夫な子を産めるように、おいしい物作らなきゃ」
ぶんは皆の様子をニコニコと見ながら、パスタをほおばっていた。
トドが気遣う。
(ぶん、どうした?会話にも入らないでさっきから笑っているばかりじゃないか)
ぶんと目が合った。嬉しくてしょうがないって顔で微笑み返される。
トドはぶんの髪を撫で
「いい笑顔だ。あとでもっといい顔にしてやろう」
そう囁いて先に部屋に戻ろうとした。
「あ、ちょっと待って。一緒に帰ろう。
ねったん、ごちそう様。みんな、バイバイ」
歩き出す二人。
ぶんはトドの腕にそっと寄り添う。
優しく包むように腰に手を添えるトド。
その自然な流れに感嘆のため息がもれる。
キム「あのエスコートぶり、カッコイイよなーボス。(悔しいけど・・・)」
チー坊「あのお二人、とってもお似合いデスー。(悔しいけど・・・)」
ぶんは部屋の照明を暗めにしてBGMを流す。
「タンゴか。珍しいな。情熱的な曲だ」
「うん。いいでしょ、たまには・・・」
(小雪!少し位は音を立てても平気だよ)
「今日はやけに香水臭いぞ。香水瓶でも落として割ったのか?」
「違うの。今晩は色っぽい気分になってもらおうと思って・・・」
(小雪の匂い位なら、これで大丈夫だよね)
「お前に見つめられればいつでもそんな気分になるよ」
トドはぶんの顎をくいっと上げ柔らかいぶんの唇に自分の唇を押し当てる。
ぶんも素直に反応してうっすら口を開いて待っていたように舌を絡ませる。
感情も体も高ぶりを抑えきれなくなると
トドは片手でぶんを抱きあげ、ベッドに運ぶ。
(トドさん、逞しいな・・・)
ぶんは一層悩ましく乱れていった。
・・・心地いいまどろみの中、トドは寝息を立て始めた。
「トドさん、寝ちゃった。昨日も殆ど寝てないんだもんね。
無防備な寝顔が可愛いな」
そっとトドにキスをし、ぶんはクローゼットへ。
「小雪、出ておいで!キャべツ食べたか?」
「あのさー今、僕とトドさん、何してたか知ってる?」
自分で言って頬を赤らめるぶん。
話し相手(・・・とても聞き上手の)を得てぶんは生き生き。
それからは暇を見つけては小雪相手に語りかけているぶんだった。
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轟組の男達 夜のいとなみ編-7- No: 1526
投稿者:ベン 02/01/24 Thu 21:05:00
>いちご様。そうそう、幸せだからいいの。もう放っときましょ、あの二人。
前回はエッチ無しどころかブツブツ独白シリーズで皆様を退屈させちゃいまし
たね、そろそろ元気に野獣化して欲しいところです。
・・・
半殺しの目にあいながらも、リカはなぜかワタルに恐怖も憎しみも感じていな
かった。それどころかワタルのいない夜が寂しくてしかたなかった。
ワタルもリカの体と心の傷が気になって、仕事の合間をぬっては日に何度もリ
カの病室を訪れた。
ワタルだけではない、厨房の連中、リカがほとんど口をきいたこともなかった
玄関掃除の仲間達、ワタルと毎日まわった様々な部署の組員たちがポツリ、ポ
ツリとリカを心配してやってきた。
「うざって~な~。病人は静かに寝せとくもんだろっ。」
初めは心の中で毒づいていたリカも、次第にこの訪問時間を心待ちにする様に
なっていた。
「出入りに一度だけ代役で参加したが、シャンシャンがダサクてまいった。」
とか
「燕尾に憧れて極道の世界に入ったのに、いまだ正装はシッポに羽やリボンを
つけた”だるま”なんだ。」
とか、
組員達の愚痴やうわさ話を聞くのもなかなか楽しいものだった。
「リカ、だいぶ良いようだな。輸血もあと一回でやめにしよう。」
朝からリカを訪れていたワタルの目の前でリカの輸血が始まった。
休日のその日、リカに輸血されたのはワタルの血液だった。
「気分悪くねえか?リカ、今日はずっとそばにいてやるからな。」
リカの髪を指で梳きながら優しい眼でワタルが言った。
「ああ。」
リカは素直に頷くとワタルに握られた手をそのままにしてうとうとし始めた。
ワタルはリカの寝顔と点滴の打たれた細い腕を交互に見やった。
まだ幼さの残るふっくらとしたつややかな頬、対照的に腕はほっそりとしなや
かで、そのあまりの白さのせいだろうか、透けて見える血管でリカの腕は緑色
に見える。そこに差し込まれている赤黒い血液を含んだ点滴チューブが、一滴
また一滴、とワタルの血液をリカの体に送り込む。
「俺の血が今、少しずつリカの中に満ちている。」
自分の体の一部がリカの体の隅々までを陵辱しているような、卑猥な想像が、
ワタルを少しずつ野獣にしていった。
「リカ・・・。」
気が付いたときにはリカの唇を激しく求めていた。それはリカも同じだった。
二人は数日ぶりにねっとりとしたくちづけを交わし、夢中になって舌を絡め合
った。だがうっとりと離れたリカが目にしたのは、野獣の目をして大きく肩で
息をしているワタルの姿だった。
「バキッ、ドスッッ。」
「ひいい~~」
ワタルの拳に貫かれて、枕の中身は散乱し、マットレスの数カ所からスプリン
グが顔を出していた。
『俺は毎晩こんなモノを体に受けていたのかよ・・・』
リカは本気でびびっていた。
「うお~~」
リカを殴っているつもりでいるのだろう、目をつぶったままワタルはベットに
拳をめり込ませ続けた。
「ふ~~」
ひとしきり暴れて満足したのかワタルはやっとリカの肩を抱いた。
「リカ、これだけはやらせてくれ。許せっ・・」
「えっ??何を・・」
ビリビリッッ!!
『ああっ俺のシルクの寝間着があああ~~~』
「このけだもの~」
「リカあああ~~」
「んん・・・」
「ああ・・・ん~~~ん・・・」
ケロの前のモニターがリカの急変を告げた。
「ピーピーピー」
アラームがけたたましく鳴り始める。
心電図の脈拍がどんどん激しくなり、大きく揺れたかと思った次の瞬間ピーと
一直線になった。
「しまったっ!!輸血のショックか!!!リカっ死ぬなよっ!!!」
真っ青な顔でケロは病室に飛び込むと、カーテンをむしるように引いた。
「リカっ死ぬなー・・・???」
引きちぎられた心電図のコードが大破したベットの上に放り出されている。
「こ・・・これは? なんなんだいったい・・・ん・・・?」
輸血の袋が一定のリズムで揺れている。
その袋の先の赤い管がベットの向こう側の床の方に伸びていた。
「あっ・・・はうっっ・・・ワタ・・ル」
「んん・・・リカ・・・うっくっうう・・・」
「あ・・・もう・・・いっくう・・・・くく・・・」
「俺も・・・ああ・・・リカ・・・・・・・」
「おっお前ら~~っ!!!リカーっ、とっとと退院しろっ!!!」
あまりに唐突に下りた退院許可だった。
・・・
すみません、前にも一度ゆうひ君で輸血ネタ使った気がします。本当は輸血す
るところなんて一度も見たことないのに・・・。血液フェチ??
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はい、レスですっ。 No: 1525
投稿者:0番 02/01/24 Thu 20:54:23
>ベン様。ワタルくんが狩りをすると、コムちゃんが悲しむので、
今回はタカコさんでした。そして、誰も助けにきやしませんでした^^
それにしても、ベン様のハード路線はすごい。見習いたいものです。
>華子様。以前のタカコさん、あまり覚えてなくて(保存とかできないので)
女帝がいらしたのを勝手に削除して話を作ってしまいました。
で、かよこちゃんとワタルくんの関係は、何がどうなろうとかよこちゃんに
その気がないので、進展しません^^いや、私の場合は。
コムちゃんにも怒られたくありませんので^^
>keiko様。↑で申し上げたごとく、かよこちゃんはまとぶん一筋
なのでございます。ワタルくんには、大事なコムちゃんが。
>836番様。そうですか、二人でショーコ様にですか。
私たち、他の方々に殺されませんでしょうか?
>あお様。最後のセリフ、決まってるとしたら、タカコさん、
立ち直れるでしょうか?(笑)
>ももんが様。またしても強いかよこちゃんなのですね・・・
というか、強く設定したの、自分じゃん(爆)個性を出さんと影が薄くなると
思ったのですが、こんなに強くなるとは・・・
>HT様。自分の身は自分で守れる・・・そんな強い受でもよろしいので
しょうか・・・^^
そーか、コムちゃん、お誕生日ですか。おめでとうございます。
あなたをこんな設定にしたのは私ですが、おかげで私自身は幸せです^^
どうか、コムちゃんも幸せな年でありますように。
・・・非常に気になるんですけど、もうすぐかよこちゃんのお誕生日では
ないかと。
私、そのとき、何書いてるんでしょう・・・って、書いてる気なのか?
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コムちゃんおめでとう! No: 1524
投稿者:♪HT♪ 02/01/24 Thu 20:03:12
ももんが様、いちご様、るり様のバースデイ記念のお話、どれも可愛い!
コムちゃん、喜ぶでしょうね・・・
レスです。
0番様、かよこちゃん、自分の身は自分で守れるのね。素敵!
ベン様、くららの生みの親(?)はベンさんだったのね、相手がリカさんなら
許してくれる?
ワタコム応援団に入ります様、とうとう最終回がきちゃった(T_T)自分の部屋が
一番って言うのも可愛い・・・
836番様、題名だけ見てもう、ひれ伏してしまいました。リカの胸のうちが
じ~~んときましたよー。
あお様、そうこなくっちゃ!とにんまりした私です。
ぽん様、PON様だったのですね、私も間違ってました・・・
華子様、私のトドさんはぶんちゃん一筋なので・・・ああなってしまいます。
ショーコ様、アサコが何かを掴んで帰ってくるのを待ってます。
るり様、パタリロ・・・顔がうかんできました、なつかし!
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轟組の男達 夜のいとなみ編-6- No: 1523
投稿者:ベン 02/01/24 Thu 18:43:02
>るり様、ボスからの伝言、しかと受けとりました。射撃訓練はばっちりお願
い致します。夜は夜できっちりやらせて頂きますので。とお答えしました。
ただ、大事な身体にあんまり傷を作るなよ、とのことですがこちらはリカさん
ワタルさんの趣味、といいましょうか、二人の意向もあって私の一存では・・・
「僕ね、物なんかほしくないんだ。」なんて言われたらたまらないだろうな~
>あお様。私も「抱くこと」にのけぞりました、いえ私の好む方への全く喜ば
しい発展なのですが、そのストレートな解決方法に・・・此処ならではですね
>ももんが様、ゆうかちゃんの魔性は、私がソナタの入り出待ちで何度か凄い
金髪で白っぽいお洋服で「す~~~~っっ」と楽屋口前を通りすぎたゆうかち
ゃんから感じことなんです。舞台はあまり知らなくて・・・星ベルで、お顔の
小さい綺麗な人が荒くれ部隊にいるな~あっこの人がゆうかちゃんか、くらい
で。すみません勉強して書けるようになったら頑張ります。でも今はスカイで
頭一杯カナ? クルクルの巻き毛とミルクをあげてたとうこちゃんのお話よか
ったです。
>くーろ様が書かれるトドさん大人ですてきですね、でもホントにイタリア?
バリだけでもすごいと思っていましたが、世界に羽ばたけ宝塚ってリカさんも
確か言ってたわ。
>パタリロ~!?懐かしい!!!
確かにタマネギ部隊は厨房チームにぴったり。あのわさわさと何かと首突っ込
んでかき回していくところなんか特に。バンコランタイプ、マライヒタイプが
どっさりなのはやっぱ宝塚の中でもお耽美系が集まってるからかしらん?でも
なぜかブンちゃん、突然マライヒからパタちゃんに変身しちゃうの・・・・
きゃ~書き捨て。突っ込まないように。
前回のNo:1514 は4でなくて5の間違いでした。なので今度は-6-です
・・・
「ドクターどうなんですか?あいつは、リカは・・・元通りに・・・」
「ああっ、それは大丈夫だ。時間はかかるがな。」
「よかった・・・・。俺も大人げないことをしちまって、恥ずかしいですよ。
リカの野郎があんまりひでえんで・・・つい、・・・」
ワタルは幾分あおい顔で、まだくすぶってる気持ちをあらわにした。
「なんだワタル、弁解なんてお前らしくないな。まあ、リカは特別だからな。
リカの妙に人を挑発するようなところは俺も危険だと思っていたんだ。」
ケロはカーテンの向こうのリカを慈しむようにカーテンに触れながら言った。
火に油を注ぐような、危険を、自分の安全をかえりみない自虐的なところがリ
カには確かにある。
「これで懲りてくれればいいのだがな。鉄砲玉に徹するのならそれでもいいが
、トップがそれでは下を守れんよ。」
リカは痛みにジッと耐えながら二人の会話を聞いていた。今は体だけでなく、
心の中まで猛烈に痛む。
「俺はそんなに自暴自棄になっていたのか・・・プライドが高いのは分かって
る。だから今まで誰も寄せ付けずにここまで一人でやってこれたんだ。だが、
だからって、危険を省みないとは・・・。やはりターと萬教授のことがあった
からなのか・・・夢を諦めてこの世界に踏み込んだからか・・・バカなっ。
そんなことに俺は負けてしまっていたのか・・・。」
リカの胸の奥深くから流れ出る涙が、あとからあとから頬を伝わリおちた。
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コムちゃん お誕生日記念 No: 1522
投稿者:いちご 02/01/24 Thu 18:03:47
「コムー。」
「ブンちゃん、遊びに来てくれたの?」
「ワタルが食堂で呼んでたよ。僕をパシリに使うなんていい根性
してるよね。」
「ふふっ。ありがと。ブンちゃんも行こう。」
ブンが食堂の扉を開け、皆に目配せする。
一斉にクラッカーが鳴り、コムが身をすくめた。
「ハッピーバースデイ!コム!(ちゃん! さん!)
厨房チーム、リカ、オサ、アサ、まとぶん、カヨコが笑顔で拍手する。
「え・・・そうか、今日、僕の・・・。グスッ・・みんな・・・」
そこにジャジャーン♪とBGM。
コムの前に並んでいた皆が左右にはけると その奥には黒燕尾を
着たワタル。
イスに片足を乗せ、そのひざに肘をつき、人差し指と親指で顎を持ち、
斜め45度からコムを見る。
背中に隠していた片手を出すと、ばさっと白薔薇の花束が現れた。
「これをお前に。」
眉間に皺を寄せ、まっすぐに片手を伸ばしてコムを指さした。
皆は吹き出しながらヒューヒューとはやし立てる。
コムが歩を進めて、花束を受け取った。
「ワタルさん・・・こんなこと出来るんだ。」
ひざについた肘がガクンッとはずれた。
「でも、カッコいい。」
「だろう?」 ワタルが髪を掻き上げた。
「おい、2人共こっち来い。」 リカが声をかけた。
テーブルには大きなケーキ。
「すごい。これ、ねったんが?」
「はい!コムさんのための「ミルクめちゃくちゃたっぷりスペシャル
スイートハニーケーキです。」
(なに?そんな乳くせーもん、くえっか!)リカ
(牛乳入ってんのか。うまそうじゃん。)ワタル
(どうしてパスタにロウソク刺さないんだろう)カヨコ
(しょーがねーな。付き合ってやるか。)まとぶん
(コムちゃん・・・みんなに祝ってもらえて幸せだね・・・〈暗〉)オサ
(何で俺様がここに・・・)アサコ
「コムさんどうぞ。」ねったんに言われ
コムが一気にロウソクを○本吹き消した。
「おめでとーう!!」
皆が拍手して、コムの目に涙。
「みんな・・・ありがとう!」
目をこするコムの手を取ってワタルがキスをした。
「コム、来年も再来年もずっとずっと俺のそばで誕生日迎えろ。」
「ワタルさん・・・」
「コム。」「ワタルさん。」「コム。」「ワタルさん。」
(以下エンドレス)
固く抱き合う2人。
「あ~あ~やってらんねーな。一人で燕尾なんて着て目立ってんじゃ
ねーよ。 タニ、行くぞ。」 リカがタニを促して部屋へ戻る。
「パスタ、出前とるか?」
「うん。」 まとぶんとカヨコも席を立った。
「あ?帰っていいのか?」
「待って、アサコ。」 歩き出すアサコの3歩後をオサが追う。
厨房チームも仕事を始め、ブンもドアに手をかけて見ていたトドに
寄り添って部屋へ。
そして
クリームを鼻につけ、仲良くケーキを食べるワタルとコムが残された。
幸せだから いっかー。
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バースデー記念。 No: 1521
投稿者:ももんが 02/01/24 Thu 16:33:22
ようやくケーキが出来上がって、午後のティータイムに
ささやかながらお祝いの会が開かれる。
極道の面々、自分の誕生日を覚えているものはけして多くない。
「コムさん、おめでとう!!」
パンッ!パンッ!! クラッカーがなって、皆がコムにキスの
嵐をふらせる。
もちろんワタルはハラハラするけど、しょうがないのだ。
嬉しそうに微笑むコムちゃん。。。でも誰?口紅付けてるのは。。。
コムちゃんの顔が真っ赤になっちゃってる!
ねったん特製のバースディケーキ。ローソクは何本?
一気に吹き消すコムちゃん。
和やかなひと時が過ぎていく。
一心にケーキを頬張るかしげちゃん、ふっと意地悪心が・・。
「ねえコムちゃん。コムちゃんって孤児院にいたんでしょ?
なんで誕生日知ってるの?」
「・・・・。」コムの微笑みが一瞬にして消えてしまった。
かしげのおでこにゲンコしながら、トウコちゃんが答える。
「コムの誕生日は俺が決めたんだ。」
「トウコちゃん・・。」
「静かな冬の日に、まだ赤ちゃんだったコムが、俺の部屋に
やってきたんだよ。雪みたいに真っ白で、可愛いかった。
髪は栗色でクルクルして・・・。俺、嬉しくて宝物みたいに
大事にして、ミルクも必死でやったんだよ。
誰も誕生日なんて知らないけど、コムの誕生日は俺が決めたんだ。」
「トウコちゃん、ありがとう。」コムに笑顔が戻る。
「ふーん。やっぱりコムさんって天使だったんだね~。」
ゆうかが嬉しそうにつぶやいた。
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こんなんどうでしょ? Hはまったく出てきませんが。。。
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コムちゃん バースデー No: 1520
投稿者:るり 02/01/24 Thu 15:12:33
観劇しながらお祝いします、と言いつつ、思いついてしまいました。(仕事しろ、自分)
ワタコム応援団の皆様に石を投げられそう・・・。Xdayと同じように、単なる1バージョンだと思ってくださいませ~。
あお様、そうそう、タマネギ部隊って厨房チームみたいなんですよ。そして、タニがんばれ。
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「おっ、いい匂いがするなあ」
ワタルが厨房をのぞくと、ねったんがケーキを焼いていた。
「うまそう」と生クリームを人差し指でとってなめる。
「ワタルさーん、つまみぐいしないでくださいよー」
「誰か誕生日なのか?」
厨房チームが急にざわつく。
「えっ、ワタルさん、知らないのかな」
「まさか、あんなにラブラブなのに」
「でも、コムさんのことだから・・・」
ワタルの眉がぴくっと動いた。
「コムーーー!」全速力でワタルは走った。
急にワタルが入ってきたので、びっくりするコム。
「ど、どうしたの、ワタルさん。また忘れ物?」
「お、お、おまえ、きょ、きょ、きょう」
「何言ってるの(笑)」
「た、誕生日だっていうじゃないか」
「あ・・・うん、それで?」
「それでって、何かほしいもんとかないのか? 貴金属とか、服とか、
うまいもん食べたいとか」
「うーん、別に・・・」
「俺なんかガキんときは、誕生パーティやってもらったもんだぜ」
「・・・・」
ワタルはコムの過去を忘れたわけではなかった。つい言ってしまったのだ。
「わ、悪かったよ」
「ううん。僕ね、物なんかほしくないんだ。
それより、ワタルさんがそばにいてくれれば」にこっ。
ワタルの鼻の下は一気に30センチぐらい延びる。
「ねえ、お仕事は大丈夫なの? お散歩しようよ」
コムはワタルの手をとって中庭に出た。
「あ、僕ね、あれがほしい」
コムが指差したのは、冬枯れた楓に、一枚だけ残った葉だった。
太陽の光をうけて金色に輝いている。
「あんなもんがほしいのか?」
「うん、とってきて」
ワタルはひょいひょいと木にのぼる。
(おサルさんみたいで、かわいいなあ。そいでもって、かっこいい!)
「ほら」
「ありがと」
コムはワタルの手をとって、葉と重ねてみる。
「見て、この葉っぱ、ワタルさんの手みたいにおっきいでしょ、
だからほしかったんだ、お部屋にかざるね。」
「コム~~(なんてかわいいんだー)」
ワタルはぎゅーーーーーっとコムを抱きしめた。
「ちょっと~、葉っぱが折れちゃう~」
その様子を厨房の窓から見ているのは、ねったん。
(僕にできるのは、こんなことぐらいだもんなあ)
スポンジ台の上に生クリームを、ぺたぺたぺたぺた・・・
「ねったんさん! 生クリーム!」「えっ?」
ぼーっとするあまり、
自分の左手にも生クリームを塗っている、ねったんなのだった。
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1月になっても残ってる葉っぱなんか、あんのかー。
と、自分突っ込みをして、去ります・・・
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ハッピーバースディ♪コムちゃん No: 1519
投稿者:WK 02/01/24 Thu 15:11:44
今日はコムちゃんのお誕生日なのですね。
長年ファンをしていながら知りませんでした(^^;
こういう時 読専は辛いですね。
素敵なお話が書けるといいのに。。。
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レスだけです。 No: 1518
投稿者:ももんが 02/01/24 Thu 15:08:47
ほんとのコムちゃん、お誕生日おめでとう!?
keiko 様 私に「つづき」はお求めにならないでぇー。
ゴメンナサイ。一回完結。無責任な奴なんですぅ。
トウコちゃんも何処に行ったのやら。。。
ベン様 ゆうかちゃんの「魔性・・」感じたのですね。
書いて下さい!お願い! 危うい感じで・・お願い!
ピクニック・・怖くて行けなくなりそ。
ぽん様 お返事ありがとうございます。何度もBで打って
しまってました。ゴメンナサイね。
ムースポッキーは抹茶がお気に入りなんですか?!
いちご様 カットはいけませんわ。かなり楽しみにしてますのに。
でもって、やっぱりそろそろ帰ってらっしゃい。トド様お怒り?!
0番様 潔い良い脱ぎっぷりでございました。美しい!
強いかよこ妃、またやられてます私。。。
パナマ様 のほほんなコムちゃんとスパン付きピンクのぶんちゃんが可愛い!
ショーコ様 あさこちゃん、何処へ~。私もそんなお部屋が覗けるなら
木登りの練習します!
ワタコム応援団様 お疲れ様でした。コムちゃん強制的でなく抱かれると
いうのが大切な所ですね。幸せな気持ちになりました。
836様 今回はしっとりと切ない感じで、涙が出そうになりました。
HT様 「小雪ちゃん」可愛い。でも私はハムスターが苦手・・。(--;)
あお様 抱くこと。。。PCの前で何故が私は赤くなっちゃった。。。
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タニはリカを助けられるか・・・5 No: 1517
投稿者:あお 02/01/24 Thu 13:37:45
轟とワタルが出て行ったのを見送ると、タニはリカの方へ歩いてきた。
もう一度、改めてリカの胸のあざを見る。
消えてはいない。
まだ、薄く残っている。
これを消すためには・・・。
完全に術をとく為には・・・。
タニは地下牢に来る前に轟に言われたことを思い出していた。
「タニ・・・タニ・・・」
タニを呼ぶ声がする。
はっと顔をあげると、不安そうな顔をしたリカがまわりを見渡していた
「ここは・・・どこだ。なぜ俺はここにいる。なんで、なんで
こんなものに繋がれているんだ。」
リカは鎖に繋がれた手や足を動かそうとしたが、痛みとけだるさで
思うように動かせなかった。むなしく鎖の音がするだけだ。
一度、止まっていた血がまた、流れ出した。
「リカさん・・・」
タニは別のリカの顔を見たような気がした。
「まだ・・まだ、それは、はずせないんです」
「なぜっ!!・・・・あっ・・・痛ぅぅ・・・」
鎖がリカの動きを封じる。さきほどタニがムチで傷つけた体中の傷跡からも
一度止まりかけた血液が流れ出してきた。
タニはリカの頬にひとすじだけ流れた涙のあとを指でぬぐった。
「リカさん、どこで・・・どこで、あんな・・・あんな催眠術になんて
かかったんですか?どうして、どうして、リカさんともあろう人が
そんなものに・・・」
「タニ・・・言ってることがわからない。どういう意味なんだ。
俺は何もわからない。記憶が抜けているんだ・・・。
ここは・・・思い出した。地下牢だろう・・・。
なんで、ここにいなきゃいけない。何をしたんだっ!
もう、俺は立っていられない。横になりたい。せめて座らせてくれ。
これを、これを・・・はずせーーーーっ!!!」
リカは激しく手を動かした。だが、状況は変わらない。
「リカさん、まだダメなんだ。まだそれは、はずせないんだ」
タニはリカの頭を抱きしめた。
腕の中で、リカが声を出さずに、泣いているのがわかる。
「リカさん・・・助けなきゃ、僕の知っている、強い大人のリカさんに
戻ってもらうためにも。」
タニは一度腕を離すと、リカの顔を両手で包み込み、軽くキスをした。
「リカさん、聞いて。つらいだろうけど、もう少しがまんしてほしい。
僕を信じて、身体を預けてほしいんだ。何とか、薬は飲んだから
あとは・・・あとは・・・抱く・・ことなんだって。
轟さんが言ってた。
だから、僕がリカさんを抱く。他の人にはやらせたくない。
絶対、僕が助ける。」
&&&&&&
なんだ、そりゃ・・・と、PCの前で、のけぞった方、ごめんなさい。
でも、最初から、そういうふうに考えていたんです、私・・・。
もっと早く、ここまで来るはずが、なんでこんなに、手間取った・・・。
ああ、なんだか話の方向が・・・もう・・・すいません。
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レスです。いつも、長くてすみません。 No: 1516
投稿者:あお 02/01/24 Thu 13:20:52
いちこ゜様 え、えーーと思ったらカット(笑)
うーーん、みんな(どこのみんな?)許してくれないのでは?
パナマ様 カードゲーム?と思ったら、そう来るかーーーです。
2人のどんなキャラクターが出てくるのか、
トドさんが、どんな判定を下すのか、楽しみにしてますね
HT様 「小雪」の存在、いつか、トドさんにも、バレちゃうのかな
ぽん様 ごめんなさい、私、BON様かと、思ってた。
0番様 すごい、かよこちゃん。最後のセリフも、決まってる。
ベン様 ワタルくんの気持ち、リカさんにも通じたのですね。
ショーコ様 リカタニ、ベッドシーンになるはずが、プロレスのシーンに、なっちゃなんて(笑)で、
アサコちゃんは、どこへ?
836番様 う~ん・・・。ごめんなさい、私もまさか、こんな展開・・・
こんなにも長引くことになるとは、思いもよらなくて。
歌劇やグラフで笑ってるリカさんの顔写真を見ると、
こんな目に合わせてごめんなさいと謝る私。
ところで、「まだ帰ったわけではない」とは?
まさか、また消えようと思ってはいないですよね。
836番様の、ほのぼのリカタニ、読みたいです。
keiko様 華子様 KARARA様
感想レス、ありがとうございます。
ようやく、リカさん薬飲んでくれました。
タニちゃんのがんばりも、あと一息で報われると思います
るり様 パタリロに思わず反応。私はタマネギ部隊(でしたよね)が好き
だった
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ちょこっとレスです No: 1515
投稿者:るり 02/01/24 Thu 12:26:53
華子様 私も今日雪観劇なんです。思わず反応してしまいました。
お近くだったりして。ともに妄想しましょう!
読専様 今日、コムちゃんバースデーなんですか、知らなかった。
えっと、えっと、私は文才ないので、観劇しながらお祝いしますう。
836番様 は~、切ないぃぃ、深いぃぃぃ。
こういうの読めるだけで、ここに来てる甲斐があります。
くららの相手はリカさん、で、全然オッケーっす!! それ以外の男とやっちゃダメ!
HT様 赤ちゃんがほしいって、かわいい~。『パタリロ』を思い出しました。
ハムスターは大事なお洋服をかじっちゃわないかな?
産まれた子猫は里子に出さないで、チー坊やねったんに世話してもらいたいところです。
いちご様 ブンちゃん、ほんとかわいいです。細かい会話が、うまいんだなぁ。
思い出してはニマニマしています。「カット」の緩急も、さすが。
ベン様 ボスから伝言です。
射撃訓練はいつでもいいから、じっくりリカを鍛えてやってくれ、と。
しかし、大事な身体にあんまり傷を作るなよ、とも。
野太い声をがんがん聞かせてください。
(ワタリカルームの隣の住人はさぞ大変でしょうね、って、なってみたい私)
あ~、むしょうに『パタリロ』が読みたくなってきました。
轟組って私のなかでは『パタリロ』のイメージなのです。
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轟組の男達 夜のいとなみ編-4- No: 1514
投稿者:ベン 02/01/24 Thu 12:18:52
>「芝居の轟組をなめんな。」ってワタルのセリフ、よく考えるとすごく深い
わ。私もかよこちゃんのクールな魅力に嵌っています。お嬢ちゃんなんて怖く
て呼べません。まとぶんって凄いのね。
・・・
ケロの診察室ではカチャカチャいう器材の音と、リカの弱々しい心臓の鼓動を
伝える心電図の音だけが聞こえていた。手術用ライトの強い光の下のリカは、
まだ生気を失ったまま人形の様に横たわっていた。
ケロはあまりに惨いその姿に始終無口で厳しい表情を崩さなかった。
大きく裂けた傷口は止血するだけでも何針も縫わなければならなかった。
数カ所で折れた肋骨はバンドで固定され、砕けた腕は肩からギブスでガチガチ
に固められた。
血だらけの手袋をゴミ箱に放り込むとケロはやっと口を開いた。
「なんだってこんなひどい事を・・・仲間相手にやることじゃねえだろ。」
「仲間なんかじゃない・・・リカは仲間でなんかあるもんか・・・」
青ざめたままのワタルは吐き捨てるように言った。
「何~~~!?」
ワタルに殴りかかろうとしたドクターの手を誰かがつかんだ。
「リカ・・・」
リカがうっすらと目をあけ、ドクターに向かって必死で首を振っていた。
「・・・じゃない・・・悪い・・は・ワタ・・・じゃ・・・ない・・・」
「ばかっ、リカ動くなっ!今しゃべるんじゃねえ。」
ドクターとワタルが同時にリカの体を押さえて安静にさせようとした。
リカはなおもドクターをつかむ手に力を入れ、声を振り絞る。
「オレが・・・オ・・・レが・・・」
「わかったもういい、わかったから。」
ワタルの目から大粒の涙があふれ出した。
「こくんっ」
と頷くとリカは目を閉じ、再び暗い世界に落ちていった。
・・・
ぜんぜん夜の営みではないのですが一応続きということで、
同タイトルで続けさせていただきますね。
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レスです・・・・ No: 1513
投稿者:keiko 02/01/24 Thu 11:52:51
>0番様
かよこちゃん素敵です。
強いかよこちゃんに惚れてしまいそうです。
華子様もかいてありますがワタルくんとの今後
が気になります。
>ショーコ様
アサコちゃん出て行ってしまったんですか?
あ~。
戻ってきますよね??
そうじゃないとオサちゃんがかわいそうです・・・・・・
>ワタコム応援団に入ります様
長編お疲れさまでした。
最後優しい雰囲気でうっとりしてしまいました。
>836番様
リカちゃんの涙にビックリです。
自分でも気がつかないくらいタニちゃんのことが
大切なんですね~。
>ベン様
男のいとなみ編・・・・
すごすぎです・・・
ワタルくん容赦ないですね。
リカちゃんの体心配です。
番外編もすごかったです。
ワタルくんはいつもピクニックセットを
常備しているんでしょうね・・・・・・
>あお様
タニちゃんなんとか薬飲ますことができて
良かったです。
チー坊もすてきですね。
続き待ってます~。
>いちご様
ノルさんとブンちゃん。。。。。
私はノル・ブンけっこう好きです。
次回は「カット」無しでお願いします。
>パナマ様
キャラクターカードで決着ですか・・・・
おもしろいです。
ブンちゃん1人でおもしろがっていますね。
続き待ってます。
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コムちゃんバースデー No: 1512
投稿者:読専 02/01/24 Thu 11:49:41
毎日楽しみに読ませていただいてます。
本日はコムちゃんバースデーなので、
ぜひ何かこちらでもイベントをさせて
上げて下さいませんか~。
と勝手なお願いです~。〉ライターの皆様
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また、レスだけ(^^) No: 1511
投稿者:華子 02/01/24 Thu 11:27:00
>0番様 かよこちゃん、かっこよすぎー!あのセリフ“人間の~死体が出来るんですよ。
”で、すっかり惚れましたわ。この様子では、ワタルくんの今後が大変そうな気も、、。
>ショーコ様 アサコちゃん、出て行ってしまったんですか?ど、どこへ?
戻ってきますよね。ワタコムが大好きなんですけど、最近オサアサがどーしても気になって、、。
ショーコ様、早く何とかしてくださいませー。(懇願)
>ワタコム応援団に入ります様 長編お疲れ様でした。優し~い雰囲気のうちに結ばれた2人。
やっぱりこの感じ、いいですよね。最近、コムちゃん、ワタルくんの行動を妖しく書きすぎている私は、
少し反省しなくてはいけませんね。
>836番様 まだ、お帰りじゃないんですか?でも、アップしてくださって嬉しい。
リカさんが気になっていたんです。リカさん、しっかりとタニくんに抱かれて、
これで元気になるといいんですけど、、。でも、タニくんって、一途過ぎるんですね。
今日は、雪を観に行ってきます。ドキドキして、冷静に観ていられるか心配
ここでの事とリンクしないように、真剣に観ようと思ってますが、、。
きっとダメでしょう。色んな光景が浮かびそうで、怖い。
でも、それも楽しいかも?!では、行ってきます。
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ひとまずレスです。 No: 1510
投稿者:ベン 02/01/24 Thu 11:18:28
>「大人の男のキス」をタニちゃんがするようになったのね~私も年とるワケ
だわ・・・しみじみ・・・。この二人のやり取りは胸にぐっと来ますね。
836番様のリカさんは殴られてるリカさんよりもっと儚げなに感じます。
そういえば確かに私くららを風呂敷に包みましたわ。何かエピソードが欲しく
って。でも>「くららが妊娠」と言えば、 相手はりかさんに決まっています、
とは・・・朝から大鼻出血しております。確かにリカさんのスカイは目があっ
ただけで妊娠間違いなしの色男です。思い出してうっとり・・・ぐふっ。
>ワタコム応援団に入ります様、二人の初々しい頃、Xday新鮮でした。コム
ちゃんってホントワタルにはもったいない(?)くらい可愛い・・・
>ショーコ様のまたも斬新なストーリー、先が気になってしかたありません。
でもリカさんって意外に照れ屋さんなのですね。その分タニちゃん節操無くな
ってる?
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No: 1509
投稿者:WK 02/01/24 Thu 08:51:46
ワタコム応援団に入ります様 バリ編最終回おめでとうございます!!
最近 少しS気味のコムちゃんの XDAYを迎える頃の純粋さが
とてもいいです~♪
やっぱりかわいいコムちゃんが好きっ
また書いて下さいね。
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いいかげんにしろっ、と言うほど長いレス No: 1508
投稿者:836番 02/01/24 Thu 07:39:45
パナマ様。祝再登場!!
「深い」と言って戴き、感激しました。ありがとうございます。
R20様。「同じ人でもこうも違うのか」っていうのは、
りかさんのこと?ですか?
わたしの書く物は果たして浮いていないんでしょうか?
華子様。りかさん、だ、だいじょうぶかあ?と一番思ったのは
わたしかも…。
いちご様。りかさん、わたし的にはせつない通り越しちゃって。
書いてるうちにシンクロしてきちゃったもんで、本人死にそうに…(^^;
ちなみにうちの密偵がのぞくは、決してHだけでは!ない!…はず…。
あお様。きれたりかさん、好きなんですけど…ちょっと今回…
かわいそうだったかも…。
keiko様。ご、ごめんなさい。首なんて絞めちゃって、
どうしようかと思っちゃいますよね、すいません。
(しかしわたしの指はツルツルとあんなものを簡単に……)
また絞めます。(おいおいおいっ)
0番さま。そうか、0番さまは「受け」宣言されてましたものねえ…。
じゃ、わたしが攻めの場合、受けの0番さまにどう教えて戴くのでしょう。
やっぱわたしも受けになるべきか、
あ、すると受け二人でショーコさまの餌食に?(いいかげんにしろっ)
ショーコさま。ご教授お願いいたします(上参照)。
ショーコさま&ももんがさま。タニちゃんとコムちゃんがどこまで?
え~っと…、そのうち書くべきでしょうか?お二人で書いて下さいます?
HTさま。くららちゃんに人格ならぬニャン格与えたのは
わたしだったかもしれませんが(しゃべらせちゃいましたからねぇ…(^^;)
もともとはたしかベンさまが風呂敷に包んでお持ち込みになったんでは
なかったかと。なので、わたしの箱入りではありませんが、
でも、でも、妊娠!!? 「くららが妊娠」と言えば、
相手はりかさんに決まっています(<無理は承知)
らんさま。ありがとうございます。
ベンさま。「2日もお留守って凄く大変なことかも」だなんて、
ありがとうございます。でも別に全然大変ではありませんねえ。
このままいなくてもいいような気もしたんですが、
まあ、話途中でしたしね…ええ…。
やりっぱなしはやはり小学生以下のそしりを受けますし。
ワタコム応援団に入りますさま。ああ、こちらのワタコムもとうとう…。
好きな人って、やっぱ、特別ですよねーっ(^^) お疲れさまでした。
でも、また、書いて下さいますよね?
帰って来いと言って下さった方々。
続きを楽しみにしていると言って下さった方々。
嘘でも嬉しいです。ありがとう。まだ「帰った」わけではないのですが、
途中のものを持ってると気になるので、一気にアップします。
今回りかさんを悩ませたり困らせたりしようと思って、一連のものを
書いたのですが、あんなにりかさんがお悲しみになるとは
思わなかったんです。書いてて辛くなってしまいまして…。
りかさんのそばにずっとタニくんがいてくれますように。
(何を感情移入してるんだ。わたしっ(^^;)
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その後:闇と光と涙と汗とvol.4 No: 1507
投稿者:836番 02/01/24 Thu 07:35:13
ほんの少し沈黙の時間が流れた後
「俺……そりゃ…先のことは分かんないって、りかさんは
言うのかも知れないけど…
俺は、絶対…」
りかの方に振り返ると、タニは唇を求めてきた。
いつの頃からこんなキスをするようになったのか、大人の男のキスだ。
「りかさん」唇を離すと真剣な目で言う。
「抱いて、いい?」
りかが笑い返してやると
タニはりかのシャツのボタンをはずしながら
首筋に舌を這わせ、器用にシャツをりかの腕から抜き取って行った。
丹念にゆっくりとりかの感覚を刺激し、身体を温めてから
タニはやっとりかの中に入ってきた。
「りかさん。思いっきり、泣いて?」
そう言うとりかの一番感じやすいところを愛撫しながら
巧みに腰を使う。りかはすぐに口を半ば開いたままで、
シーツを握りしめて快楽の淵をさまよい始める。
何度も何度も体位を変えて、タニはりかを繰り返し攻めた。
途中からりかはわけが分からなくなり、
身も世もないという声をあげて、涙を流しはじめたが、
それでもタニは攻めの手を少しも緩めない。
やさしく、激しく攻められ、
涙の流れるままに、頬も顎も胸元も涙で濡らして
声も枯れるほどに叫び、身をよじっていると
りかのめまいは快楽のめまいに
りかの闇は甘やかな暖かい光にかき消されていった。
「りかさん。もっと泣いて?」
タニの前髪から汗がしたたり落ちる。
「タニ…も、もう…」
涙と汗にまみれて遠ざかる意識の中でりかは、
この光がいつまでも俺とともにあるようにと、運命の女神に祈った。
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きっと、みなさまの御期待(してくださったとしたら…ですが…)とは
違う方向だったのではないかと思います。ごめんなさいね。
今回、「投稿ボタン」いつになく重かったわっ…。
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その後:闇と光と涙と汗とvol.3 No: 1506
投稿者:836番 02/01/24 Thu 07:28:18
「で、ね、もう一つ思ったよ」
「ん?」
「自分がどんなことしてても、相手には自分だけを見てて欲しいってこと」
「……」
「俺がりかさんだけしか知らなくても、そうでなくても
他の人と何しててても、してなくても、
りかさんに俺のことだけ見てほしいのは、変わんないや、やっぱり」
膝小僧に頭をのせて「勝手だね」と、ふふっと笑いながらりかを見るタニ。
「きっと、無理なのに」
りかはまためまいがした。
たぶん、同じ事を感じているのに、どうして俺は闇に誘われるんだ。
おまえはそれでも、変わらず光の中に立っているのに。
めまいがして、
倒れそうで、
何かにつかまりたくなった。
胸の奥から熱い塊りがノドへと逆流してくるようだ。
気がついたら、思いが言葉になっていた。
「タニ」
「はい?」
「お前は、だめだ」
「何が?」
「お前は俺以外の奴とは寝るな」
「……」
「お前が抱かれるのも、抱くのも、俺だけにしとけ」
言葉でも、約束でも、暴力でも縛れないと知っていながら
俺はいったい何を言ってるんだろう。
だいたい、このセリフは聞いたことがあるぞ。
タニは口を尖らせてりかを見たが
りかの上にかがみこむように顔を近づけてくると
かわいいキスをした。
「わがまま~、りかさん」
ニコっと笑う。
「でも、俺、それでいいや」
りかは黙っていた。
「やっぱ、怒ってる?」
怒ってるのかな、俺は?
「しないよ、もう。約束する」
「約束なんてすんなっ」
思わずぶっきらぼうに言ってしまった。
俺は一体何を言っているんだ。
タニは少し心配気な顔になる。
「やっぱ、……ものすごく怒ってる…?」
みるみる涙目になってきた。
それを見てりかは呆れて苦笑した。
「おいっ、浮気されて泣きたいのはこっちじゃねえのか?」
「泣きたいの?りかさん」
「……」
「じゃ、泣いてよ」
「なに、言ってんだ。バカ…」
しかし、その瞬間、コムの部屋で見た光景と
タニの胸の上の消えかかったあざが脳裏に浮かぶと
考える間もなく、りかの目には涙があった。
ハッと思った時には、まつげから一滴頬に落ちていた。
りかは自分で自分に驚いた。
なんなんだ?今のは。何で涙が出るんだ?俺は
タニは自分で言っておいてびっくりしたのか
思わずりかの涙から目をそむけた。
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その後:闇と光と涙と汗とvol.2 No: 1505
投稿者:836番 02/01/24 Thu 07:25:06
タニに見つめられて自然に口が動く。
「なあ、タニ」
何を言おうというつもりもないのに、
勝手に言葉が口をついて出てくる感じだ。
「おまえ、最近何してるんだ?」
あれ?こんなことを言いたいのかな、俺は。
ちょっと自分でも意外に思いながら
りかの右手の人差し指はタニの首から胸の辺りへ滑って行く。
そこには、本当に見えないくらいうっすらと唇の痕が残っている。
自分でつけたものでないことくらいは、分かる。
タニは自分ではりかの指の先を見ることはできないが、
何を言われているのかはすぐ分かった。
「怒ってるの?」
怒っているのかな、俺は?
「どうかな…」
タニはりかの手を胸の上からはずすと、起き上がってベッドに座った。
膝を抱えるようにして、横になっているりかを見る。
「俺ね、りかさんのこと、分かりたいと思ったんだ」
「俺のこと?」
「うん」
りかはタニを見上げる。
「俺のこと、一番だって言ってくれるのに、他の人とも、しちゃうでしょ」
「……」
「俺、りかさんしか知らないから、
それで、そういうの、イマイチ納得できないのかな、って思ったんだよね」
また、どうしてこいつはそういう馬鹿なことを考えるんだろう、
と思いながら、それがタニなんだよなあ、とりかは心の中で少し笑った。
「で?ヤッたら納得できたのかよ」
「できないよ」タニは明るく笑って即座に答えた。
「でも、誰と何しても、りかさんが特別で一番だっていうのは、
当たり前すぎるくらい当たり前だっていうのは、分かったよ。
当たり前すぎて、ばかみたい。確かめる必要もなかったよね」
タニはチラッとりかの反応を盗み見て続けた。
「で、さ、りかさんもそうかなあ、って…。
そりゃ、俺にはりかさんのワタルさんみたいな人はいないけど、さ」
りかは黙っていた。
呆れるほどストレートな奴だ、タニは。
その素直さが、どうしようもなく愛しくて
今は、どうしようもなく痛い。
俺のものなはずなのに、俺の手の中にいる気がしない。
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その後:闇と光と涙と汗とvol.1 No: 1504
投稿者:836番 02/01/24 Thu 07:22:33
りかはずっとめまいがとまらない。
夢見も最悪だ。
無気力で、なにもかもがどうでもいいという気分だが
それでもやはり、部屋に戻ってタニの笑顔を見ると
無条件に救われてしまう。
不思議な奴だ。魂浄化装置でも内蔵しているのか。
今俺にこんな闇を見せているのもおまえなら
その闇の中で俺を照らしてくれるのもおまえか。
自嘲気味に笑って、寝ているタニのうなじに触れてみた。
暖かく血液が脈打つのを感じたとき
ふと、また、目の前に闇が生まれた。
誰よりも自由に生きてきたつもりだ。
人と同じはごめんだと。
なのに、今、こんなにもこいつに捕われている。
うなじに触れていた指を、スッと首の前にかけると
タニがコクリと唾を飲み込んだ。
その生きた感触がりかの中の魔を呼んだのだろうか。
指に力を加え、さらにもう片方の手でも首をつかむ。
別に殺したいわけじゃない。そんなことは考えてもいない。
いや、何も考えていないのか。
ただ、そこに白く柔らかい首があるから
両手を回して力を加えてみたくなった。そんな感じだ。
ほんの数秒静かだったろうか、
タニはすぐに苦しそうにのどをならして
目を覚ました。
何してるの?苦しいよ、という顔をして見上げるタニに
さあ、何してるんだろうな、という顔をするりか。
タニがせき込むと、りかはあっさり手をゆるめた。
タニは別に驚いた様子もなく、深く息を吐いてりかを見た。
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レス No: 1502
投稿者:0番 02/01/24 Thu 04:45:29
>ぽん様
遅くなってしまいました。せっかくイナバ物置を覚えていてくださったのに。
イナバ物置は、轟邸御用達です^^
>ショーコ様。
えっ、ワタルくん、惚れちゃってるんですか?
でもかよこちゃんの方はまるでその気なしのようですが^^
コムちゃん、大丈夫ですよ、と言ってあげたい・・・(どこのコムちゃんに?)
そしてあさこちゃん、お願いだからうちの二人(半ばヤケ気味)を
引き裂かないでね、とお伝えください。
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いきなりバリ編最終回 No: 1501
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/24 Thu 03:34:59
ワタルはコムの身体を自分の身体から少し離すし、片方の手でコムの顎を上げて
優しくキスをした。
そして、その手でコムの前髪をかきあげた…
「コム…お前の全てが欲しい…」
コムははにかむ様に小さく頷いた
ワタルはそのままコムを抱き上げると、ベットにそっと寝せた。
そして、コムに添うように、横になる…
ワタルがコムのシャツに手をかけようとすると、コムの手がワタルの手を止めた。
「コム…」
「あの…僕…」
ワタルの頭にバリの別れ際にブンた言った言葉が蘇った
『「好きな人に抱かれるってどんな気持ちかな…」って』
「怖いのか?」
コムは黙って頷いた。
「僕…何時も…無理やりにしか…」
コムにとって、「抱かれる」という事は苦痛ののことでしかなかっのだった。
「コム…」
ワタルは優しく目でコムを見詰め、コムの前髪を手の甲でなでた。
「俺がいやな思い出は忘れさせてやるよ…」
ワタルはコムに優しく、激しいキスをすると、コムの全身の力が抜けていくのがわかった。
そしてコムのシャツのボタンを一つ一つ丁寧にはず行く…
翌朝…
コムは目が覚めるとワタルの腕に包まれていた…
コムはワタルの寝顔を見詰めながら、
『ブンさんが言ってたことは本当だったんだな…』と考えていた…
ワタルの目が覚める…
「おはよう…コム」
コムはワタルと目が合うと恥ずかしそうに背中を向けてしまった。
ワタルはコムの背中から抱きしめる
「どうしたんだ?」
「だって…」
ワタルはコムの首筋に唇を這わせる…
「ちょっと、ワタルさん朝から…」
コムは赤くなりながら、ワタルの方を向いた
「やっと、こっちを観た」
「もー、ワタルさんたら」
お互い顔を合わせ、微笑み合う…
コムはワタルの肩にそっと頭をのせた。
「ね、ワタルさん…」
「ん?」
「好きな人に抱かれるって本当に幸せなんだね…」
「コム…」
「僕さ…何時も、強制的に抱かれてから…」
ワタルはそのままコムを抱き包んだ。
「これからは、俺がいつでも幸せを感じさせてやるよ…」
「うん…」
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長々とお付き合いありがとうございました。
なんとか二人は結ばれる事ができました。
最後まで、私の拙い文章を読んでくださった皆様
後、レス等で励ましてくださった、皆様、本当にありがとうございました。