いきなりバリ編32 No: 1500
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/24 Thu 03:34:03
『懐かしいな…、まだ一ヶ月もたってないのに…』
コムは屋敷の自分の部屋に入り、荷物を置いた。
ベットに座り、部屋の中を隅々まで眺めた
「コム…俺だけど入っていいか?」
「あ、ワタルさん…」
ワタルは両手にカップを持って入ってきた。
「ほら、ねったん特性のカフェ・オーレーだ。」
ワタルはコムに手渡す。コムは一口飲んだ。
「美味しい…懐かしい味がする…」
ワタルは自分のカップを持ったまま、ソファに座った。
コムもワタルの隣に座った。
そして、ワタルにそっと寄りかかった。
「ね、ワタルさん…」
「なんだ?」
「ちょっとの間こうしてても良い?」
「ああ…」
「なんか、不思議だよね…この部屋は僕にとって、凄いつらい場所だったのに
今、こうしてワタルさんといっしょに居ると、凄い幸せな場所に感じるんだ…」
「コム…」
ワタルは自分のカップをテーブルに置く。そしてコムのカップを手から取ると
テーブルの上に置いた…
「ワタルさん…」
コムはワタルの顔を観る…
「俺、まだコムに言ってなかった言葉があるんだよな…」
「え?」
「コム、一度しか言わないから、良く聞け…」
「え?」
「コム…お前を愛してる…」
「ワタルさん…」
コムはそのままワタルの胸に顔を埋める。ワタルはそのままコムの背中に手を回した。
「ワタルさん…僕も愛してる…」
--------------------------------------------------------------------------------
いきなりバリ編31 No: 1499
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/24 Thu 03:33:10
「コム、帰えちゃったね…」
リビングのソファーに座る、ずんこに声をかけた。
「ああ」
「寂しい?」
「まーな…」
「じゃ、僕が励ましてあげるよー」
ブンはずんこの背後に回って、抱きついた。
「お前に励ましてもらってもな…どうせ、何か目的があるんだろう」
「どうして、素直に僕の行いを受け取れないだよ」
ブンはブスくれて、ずんこの隣に座った。
「ね、ずんこ、今夜は飲みに行こうよー」
「どうせ、俺のおごりだろう…」
「決まってるじゃん、僕がずんこを励ましてあげるんだよ」
「ったく…、良い根性してるよ…」
「なんか、文句ある?」
「ところで、ブン、お前は日本に帰らないのか?」
「僕、そうだな…」
おもわず口篭もるブン…
「どうしたんだ、何かあるのか?」
「そうじゃないんだけどねー」
ブンはバリで会ったノルのことが気になっていたのだった。
*************************
この続きは、HT様に続きます・・・
--------------------------------------------------------------------------------
受難9 No: 1498
投稿者:ショーコ 02/01/24 Thu 01:34:03
壮達から別れて、物思いに沈みながらアサコは、オデット姫の噴水まで歩いてきた。
何が言いたいんだ、あいつら...........
その時、誰かが、アサコの手をそっと引っ張った。
またかよ!
「誰だ!」
「シィー」
いづるんが、唇に人差し指をあて、アサコについて来るようにと、手招きする。
「なんの用だ」
アサコが大人しく付いて行くと、いづるんが木の上を指差した。
「登れってか?」
「はい。SS席です。」
「SS?なんの?」
「とにかく、登って。今ちょうどいい時です。」
「何が?」
いづるんがそれ以上何も言わないので、仕方なく木を登り始めるアサコ。
木の上は、身を隠しやすいように、剪定されている。
いったい、何の為に、こんなとこに?(もちろん、ミズ君とゆうかちゃんのため)
そこからは、驚くほど間近に、二階の窓辺があって。
今、煌煌として明るい室内では、オデット姫のバレエ.......いえいえ、
まとぶんとかよこちゃんのちょうど良いところ?
優美にして、ド迫力のHが繰り広げられていて.......
アサコは、しっかりそれを目にする事になり.....
心配なのは、アサコの彫り師としての職人魂。
肝心なものを目にしても、彫りたい対象に没頭して、
その肌(素材)以外何も見えなくなるところ。
ちゃんと、学習できたのかどうか...........
どのぐらいの時が流れたのか、アサコは静かに木から下りてきて、
満天の星をしばらくじっと見つめた。
それから、大きく深呼吸すると、轟邸の正門の方へと歩きだすアサコ。
その日から、轟邸にアサコの姿を見ることは出来なくなった........
--------------------------------------------------------------------------------
受難8 No: 1497
投稿者:ショーコ 02/01/24 Thu 01:13:36
夜もだいぶ更けて、冷え冷えとした冬の夜空は満天の星。
まだ、煌煌と明るい、リカの部屋。
カーテンを引かない窓は部屋の中が丸見え。
「おい、なんだよ。この寒いのに、わざわざこんな所に」
「アサコさん。いいから、しばらく静かにしていてください。」
壮がアサコの胴に刀の抜き身をあてたまま、ささやく。
アサコの反対側には、ねったんが、しっかりガード。
「あの窓、リカさんの部屋じゃないか。」
「そうです。今から始まる事を、しっかり見ていてください。」
「おい、壮。お前オサに逢えなくて、頭に血が上ってるんじゃねえか?」
「いえ、けっしてそんな事は...........」
「普通、考えられないぜ。なんで『覗き』が俺の将来のためになるんだよ。」
「なるんです。」
ねったんがきっぱりと。
「とにかく、何がなんでも、しばらく居ていただきます。」
壮のキラキラ輝く瞳が、有無を言わさず、アサコを見据える。
一方、リカの部屋では、タニがリカと真剣に向き合っていた。
「リカさん.......覚悟はいいですか?」
「タニ~、なんの覚悟だ。」
「教育者としての覚悟です。」
「教?育?」
「はい。今からリカさんと僕は『正しい男の抱き方』の、実技演習を、」
「お、おい、タニ。まさかお前、俺達のをアサコに見せるってか?」
「はい。一番いいと思うですよね。俺達二人って。」
「なんで?」
「だって、ワタルさんとコムさんじゃあ、
アサコさんがまたコムさん抱きたくなっちゃうと困るし。
俺なら、ほら、強いでしょ?アサコさんには負けないと思うから」
「ハ~~、そうだな........」
「轟さんとぶんさんだと、ぶんさん張切りすぎちゃいそうで....
そうなると、轟さん怒るだろうし........」
「おまえなあ、その前に人に見せろなんて言ったら、ぶっ殺されるぞ。」
「だから、俺とリカさん。」
とタニがニコっと笑う。
ああ、神様、なんで俺がこんな目に..........
「あのなあ、タニ。やってるところを偶然見られるのはしょうがない。
途中で止めるわけにもいかないから不可抗力だ。
(ええっと......途中で止めても構わないと思うけど........私)
だけどなあ、見てるから、さあどうぞって言われても........」
「リカさんがやりにくいって言うなら、俺がリカさんを抱くからいいよ」
と、またニコッとタニ。
「バッ、バカ、そんな事できるか!」
珍しく赤くなるリカ。
「そうだね。じゃあ、はい。」
と、キスを受ける体勢のタニ。
リカがグズグズして、なかなかキスをしないのにじれたタニが、
リカに無理やりキスをする。
「ウッ......ム.....」
タニがキスをしながら、リカのブラウスを思いきり引き裂く。
「お、おい、タニ!」
リカを押し倒すと、タニが、リカの胸に唇を這わせて行く。
「ちょ、ちょっと、待てよ.......」
言っても聞かないタニにじれて、リカの平手がタニに飛ぶ。
「少し、待てって言ってるだろうが」
「いてぇな。何するんだよ、りかさん。」
アサコ達が見ているだろう事を考えて、焦り出すタニ。
「もう、しょうがないなあ」
そう言うと、リカを無理やりもう一度押し倒して、
傍にあったネクタイで、両手を後にして縛ってしまうタニ。
タニ、いつのまにこんなに強くなったんだ.........
妙に感慨深いリカ。
「とはいえ、やられてたまるか!」
と、覆い被さろうとするタニを片足で蹴り上げるリカ。
もう、こうなったら、殴ったり蹴ったり、蹴ったり殴ったりの世界........
外で、この光景を見ているアサコ達。
「あのなあ、壮。これ見て何になるか知らないけど、
縛ったり、殴ったりなら、俺とオサの見る方が役に立つかもしれないぞ。
まあ、お前は見たくないかもな。じゃあな。」
あきれて立ち去るアサコ。
このまま見つづけて良いものかどうか、迷うねったん。
あまりの脱力感に厭世的になってしまう壮。
轟邸を覆う受難の暗雲はいつ晴れるのだろうか..............
(って、陰陽師、呼ぶほどでもないとは思うけど..........)
--------------------------------------------------------------------------------
レスです。 No: 1496
投稿者:ショーコ 02/01/24 Thu 01:01:25
管理人様。 お帰りなさい。新公、良かったようですね。
楽しんでいらっしゃったようで、何よりでございます(^^)
HT様。 ぶんちゃん、かわいいですね。
『赤ちゃん、欲しい』にちょっとドッキリ。
トドさん、小雪にもやきもち妬くかしら?妬きそう(^^)
0番様。 そうですか、『情』なのですね。ところで、
潔くて、凛としたかよこちゃん、コムちゃんが知ったら、
激しく嫉妬しそうです。
だって、ワタル君の方は完全に惚れちゃってるだろうし(^^;
華子様。 実は、コムちゃんとワタルくんに、
手を繋がせたかっただけなんです(^^)
で、ワタル君にアサコちゃんを襲わせないように、手を繋いで
離さないって言う設定にしました。たまにはコムちゃんも
やきもち妬かないとね。
いちご様。 ノルさん、いいですね。優しい。それにH(^^)
ぜひ「カーット」無しで、お願いします。
パナマ様。 キャラクター・カードには、脱帽。それから、良かった。
だって、カード(普通のネ)では、
ワタル君勝てないの目に見えてますもの。
ベン様。 すごくドキドキしています。この暴力的なワタル君大好き。
それに応じているリカちゃんも、なんだかとっても
男らしく感じます私。
あお様。 タニ君、良くがんばりましてね。良かった。
りかちゃん、元に戻るといいけど、まだまだ何かありそうで
気になります。
ももんが様。可憐で、カワイイゆうかちゃん。
ミズ君、心配の種は尽きない事でしょうね。
ぽん様。 コムちゃん、S度が増しましたね(^^;
でも、ワタル君ていじめがいがあるかも。
らん様。 こうなったら、出すだけ出す覚悟(って、何を?)です。
収集がつかなくなりつつあるかも(^^;
keiko様。 がんばります。いつもありがとう(^^)
KARARA様。ぶんちゃんとトドさん、とってもHで、良かったです(*^^*)
836番様。早く帰ってきて~。続きが知りたい。
--------------------------------------------------------------------------------
レスだけです。 No: 1495
投稿者:KARARA 02/01/24 Thu 00:35:28
[管理人様]お帰りなさいませ。月組を観劇なされたのですね。
管理人様の作品もお待ちしてます。
[ベン様] 毎回ドキドキして読んでます。ワタル激しいわ。
現在のワタル&リカがあんなんなので、とっても興味津々。あ・・・リカさん骨砕けちゃったの・・・??
ちょっちょっとーホントに死んじゃうよぉー(涙)
[あお様] リカさん、戻ってよかった~。(ホッ)タニちゃんの気持ちにジーンときました。。。
山あり谷ありですね、、、ありすぎか。。。
[いちご様]ノルブン。やっぱり二人の愛は永遠なんでしょうか?
この2人大好きです~。もっと書いてください~。
[パナマ様]「めんずごーごー」楽しいです~♪なにげにファンしてます。
いつものように堅くないトドさん、好きです。続きまってます。
[HT様] ハムスターの小雪ちゃん。かっわいい~。ぶんちゃんトドさんに
みつからないようにがんばって!!
[ぽん様] ワタル、コムちゃんに参ってますね。コムちゃんもつよくなったのね・・・。
ムースポッキー(抹茶味)ってのがいいわぁ~★(笑)
本当はこのあとに書くつもりでしたが、(最終回)明日にします。
ではでは。
--------------------------------------------------------------------------------
りかちゃん・・・、痛そう。 No: 1494
投稿者:ごんた 02/01/24 Thu 00:18:11
この所、各所で(心も体も)流血続きのりかちゃんですね。
そろそろ輸血もしてあげて~。(笑)
--------------------------------------------------------------------------------
白鳥狩り・和央邸2 No: 1493
投稿者:0番 02/01/23 Wed 23:54:39
「やめろ、お嬢ちゃん!おまえ、何考えてんだ!」
かよこがタカコのものになったからといって、ワタルが助かる保障など
どこにもない。
だったら、ワタルを見捨てて戦った方が、かよこの腕なら逃げられる。
「ちょーっとうるさいぞ、ワタル」
タカコはつかつかと歩み寄ると、ワタルを押さえている組員をどかせる。
「痛めたの、右肩だよな?俺は優しい男だから、怪我してる方の肩は
そっとしといてやるよ」
そう言うなり、長い足でワタルの左肩に強烈な蹴りを入れた。
ごき、といやな音がする。骨の砕ける音が聞こえた気がして、
ワタルは声も出ずにうずくまった。
頭上から、タカコの楽しそうな声がする。
「なんだよワタル、見ないのか?せっかくお姫さんがおまえのために
脱いでくれてるんだぞ?」
ほら、とワタルの髪をつかんで前を向かせる。
かよこは、着ていたものを全部足もとに脱ぎ落としていた。
二日前にあれほどまとぶんがつけた刻印は、一つ残らず
その美しい白い肌に吸収されている。
まだ誰も手をつけていないような清楚な白さに、全員の目が
釘付けになった。
痛いほどの視線を浴びながら、かよこはタカコの前に立つ。
上から下まで視線を這わせ、タカコはごくりと喉を鳴らした。
「すごいな、お姫さん。ビデオで見るより、ずっといい」
細い首と腰に手をまわして引き寄せると、タカコは柔らかいその唇を奪った。
すぐに深くなるキスを嫌がって逃げる体を強く抱きしめて、
満足するまでじっくりと口内を味わう。
長身痩躯を上質のオーダーメイドのスーツに包んだ美貌のタカコが、
生まれたままの姿の美しいかよこを抱いているさまは、一幅の絵のようだった。
組員たちが息を呑んで見守る中、舌を絡める濡れた音が響く。
タカコの骨ばった手につかまれた腰から下が、震え出した。
翼をもがれる白鳥の姿を見たくなくて、ワタルは下を向く。
ずるずると、体が床へと崩れ落ちた。
が、視界に入ったその姿に、ワタルはぎょっとして上を見る。
床に崩れ落ちているのは、タカコだった。
「おまえ……なにしやがっ……」
なんだかろれつが回っていない。体にも力が入らないようだ。
「弛緩剤を、盛りました」
やさしい顔をして、なんでもないことのように言って、かよこは
へたりこむタカコの喉のあたりに細い指を当てた。
「人間はなかなか死にませんけど、簡単にも死ぬんです。
急所ってものがいくつかあって、たとえばここにちょっと力を入れれば、
あっという間に死体ができるんですよ」
虫も殺せないような顔で言うかよこに、タカコは言葉を絞り出す。
「おい、ワタルを殺れ!!」
予想外の展開に固まっていた男たちが、あわてて銃に手をかけたとき、
しゅっ、と音がした。
「なんだ、サイレンサーつきかよ。音が出ないと気分出ねえな」
ぼんやりしていた組員を殴り倒したワタルが、しっかりと銃口を
タカコの顔に向けている。タカコの整った顔から一筋、血が流れた。
「ワタル、てめ……怪我してたの、始めっから左肩だったのか……!」
「あたりまえだ。芝居の轟組をなめんな。
てめえの性格なんざお見通しだ」
手早く衣服を身につけたかよこにほらよ、ともう1丁放る。
華奢な手に不釣合いの銃を受け取って、かよこは儚げな微笑を
足もとのタカコに向けた。
自分ではどうにもならずに床から起き上がれないタカコが恨めしげに言う。
「……ったく……とんだお姫さんだな……」
かよこは、天使のように微笑んだ。
「それが好みだって、あなた言ったじゃありませんか」
そして、ワタルと出ていくときにもうひとこと。
「あなたは、俺の好みじゃありませんけどね」
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 夜のいとなみ編-4- No: 1492
投稿者:ベン 02/01/23 Wed 23:50:39
>勢いで書いてると一杯抜けてました、私もHT様の「赤ちゃんが欲しいの」
発言には(言ったのはブンちゃんですが)にはぶっ飛びました。でもなんか
可愛い、男のトドさんと男のブンちゃんの間に本当に赤ちゃんが宿って欲しい
なんて思いました。
>ショーコ様のワタルの手を離さないコムちゃんがいじらしい・・・でも何よ
りコムちゃんと手を繋ぎっぱなしにされてるワタルくんが微笑ましくいです。
リカさんといる時とは全然違うワタルくん、私には書けないので楽しみ~!!
・・・
リカのむき出しの胸にワタルのこぶしがめり込んだ。
「ゴフッ、ゲホッ・・」
ワタルは膝から崩れ落ちたリカの髪をつかんで引き起こすと、両腕をきつくね
じり上げてから床にうつぶせに押し倒した。そのままリカの腰を抱え上げると
、ワタルは怒りにまかせて深々と侵入していった。
グッ、グッ、床がきしむほどの力でワタルはリカに自分をねじり込んだ。
床はリカの吐いた血と、脚の間から流れ出した血で真っ赤に染まっていく。
「うっうっ・・・」
床のきしむリズムに合わせて、リカの口からも苦しそうなあえぎ声が漏れる。
『バキッ、グシャッ』
痛みと恐怖でパニック状態のリカの耳に別の音が響いた。
リカは自分の骨の砕ける音を聞いたのだった。
息が止まるほどの苦痛とともに暗黒と静寂がリカを待っていた。
--------------------------------------------------------------------------------
レス、しかも長い No: 1491
投稿者:華子 02/01/23 Wed 23:49:36
>0番様 白鳥狩り、楽しませて頂いてます。パート1の時と違ってカタコさん、
ずいぶん雰囲気が強い?感じですね。かよこちゃんを“お姫さん”て呼ぶのが、いいですね。
かよこちゃんとワタルくんの関係って、?また、ドップリ嵌りました。
>ショーコ様 こちらのワタコム、いいなぁー。しっかり手を繋いで離さない。
ワタルくんには、しっかりとコムちゃんを守って頂かなくては、、。ですよね。
>ベン様 ワタリカ、やっぱり凄い!私の書いたワタルくん、コムちゃんを平手しちゃったの、
もしかして、こちらのワタルくんだったりして、、?
>いちご様 ノルブン、素敵ですぅ。で、出来ればカットはなしで、お願いしたい、、です。
>HT様 “赤ちゃんが、欲しい”には、本当にビックリしました。でも、ブンちゃんが可愛い。
そして、トドさんの“お前は、俺だけ見ていろ”には、やられました。
>836番様 最近コムちゃんが、妖しいと思ったら、タニくんまで、、ですか。
もう、ワクワクしちゃいます。早く、帰ってー。
>ももんが様 ゆうかちゃん、だんだん感化されてきたのかしら?行く末が、、
楽しみです。
>ぽん様 コ、コムちゃんが、妖しすぎます。ワタルくんとそんなコムちゃんが、好きです。
>あお様 リカさん、これで大丈夫なのでしょうか?元に戻れますよね。タニくんが、なんかかわいそうで、、。
>KARARA様 ブンちゃん、これでトドさんを思い出したんですよね?ちょっと、気になってます。
>パナマ様 可笑しすぎます。正装でキャラクターカードとは、、。その発想が、凄い。
しかも、ブンちゃんは、スパン付きピンクタキシード。これって、もしかして、、?!
--------------------------------------------------------------------------------
今回はレスです No: 1490
投稿者:ベン 02/01/23 Wed 23:13:58
ワタリカ暴力編(タイトル違うけど)にレスして下さってどうも有り難うござ
いました。リカさんの鼻っ柱をへし折ってやりたかったのと(これでもファン
よ)とにかくワタルくんとの固い絆をどうしたら築けるのか?と悩んだらこう
なってしまって・・・
>雪だるま様、ですよね、タニちゃんの髭。私も一生懸命背伸びしてるネイサ
ンと此処のタニちゃんが重なってなんだかとっても好きになってしまったの。
今はあと、トドさんのバトラーとブンちゃんの舞台が観たいかな~。
>パナマ様の思いがけない展開にはこちらもビックリ。てっきりエッチになだ
れ込む(私なら間違いなく安易にそうしますわ)と思いきや、宇宙人的発想で
キャラクターカードですと~面白すぎます!!!。
>0番さま。白鳥狩り、私もワタル君が狩りをするものとばかり・・・でもこ
の展開とっても刺激的です。かよこちゃん潔いわ。でもどうなるの??誰か他
に助けに来ないの?
>いちご様私の感動に感動して下さるなんて感動を越えてもったいない・・・。
Hの合間の美しい表現に酔っています。此処ってエッチなだけでなく本当に皆
さん楽しい綺麗な文章で大好きっ!!
>836番さまが2日もお留守って凄く大変なことかも。
>あお 様のきれたタニって新鮮でした。最後までリカさんに従順なタニだと
思ったら、立派な一人のおのこだったのね。
--------------------------------------------------------------------------------
えーと、とにかく、レスを^^ No: 1489
投稿者:0番 02/01/23 Wed 23:07:58
>keiko様。かよこちゃん、タカコさんのものになっちゃだめですか?^^
私も、やめてほしいです(笑)
>らん様。かよこちゃんとまとぶん、出してくださって嬉しい^^(だって、
どう考えても、出していただいたって感じ…)
らん様が書くと、なんとなくうちの(?)二人も可愛い感じが^^
>HT様。ぶんちゃんは子供っぽいところが魅力ですので、無理して
大人にならなくても・・・やってることはアダルトですし(笑)
>ショーコ様。今回の私の目標が「いい人」で「カッコいい」ワタルくん
なのですが、惚れるというより、やはり情が移るという感じでして・・・。
しかし、妙な取り合わせの話になってしまいました。
>管理人様。笑っていただけたならありがたいです。私の書く壮くんは、
あんな人。
>ももんが様。「脱いで」というセリフ、素敵ですか?^^;
どうも私のセリフって、いつも変(泣)
>あお様。カーペットの意味のご理解、おめでとうございます(笑)
ワタルくんとかよこちゃんは、くっつきません(そういう質問ではなかった
ですか?)
>いちご様。大作どころか、毎度の駄作を勢いで書いております。
しかしなぜに、またしてもまとぶんが心配されるのか・・・
>パナマ様。題名ほめてくださってありがとうございます。
でも私、タイトルつけるの下手で、いつも皆様の題名に感心してます。
皆様、いつも素晴らしい作品を読ませてくださってありがとうございます^^
ちょっと自画自賛したいのは、轟組の庭と邸宅を無限大に設定したこと(笑)
図書室やら屋根裏やら診療所やら、皆様が作ってくださるたびに
無限大の広さに設定してよかったとうぬぼれております。
--------------------------------------------------------------------------------
堕天使コムちゃん16 No: 1488
投稿者:ぽん 02/01/23 Wed 23:07:03
まずは、レスから~~
パナマ様 私のイメージの中では、わたる君は勢いの人で、コムちゃんは、じっくりねっとり(!?)タイプだったりします(^^;)
いちご様 コムちゃんを暴走させてしまったかも・・いちご様の書くみたいに、かわいいのが書けたらなぁ~~~。
あお様 ほめていただけてうれしいです!あお様の想像力には、全然かないませんわ~
ももんんが様 コムちゃんのS、ドキドキしてもらえて、うれしいです。
ところで、私のハンドルは、とりあえず、PONです。どうでもいいことですが・・(^^)
*************************************
次の日の夜、コムは元通りに、わたるの部屋にいた。
「コム、もう、俺のこと、許してくれたんだな?
もう、あんなことにはならないよな?」
「んー、わかんない。もう、僕以外の人を抱かなければ、大丈夫だろうけど。」
「浮気は男の甲斐性なんだよ!!」
開き直るわたる。
「わたるさん、僕も男なんだよ?ってことは、僕も浮気していいのかなぁ~?」
真っ青になるわたるを、コムは、ムースポッキー抹茶味をくわえながら、楽しそうに眺めていた。
「コム・・・でもな、俺が他の奴を抱くのは、例えば、お前を100回抱いてたら、他の奴は1回くらいなんだよ。
つまり、俺にとってはちょっとした気分転換みたいなもので・・・・お前の価値もそれでいっそうわかるっていうか・・・・」
ぼそぼそと弁解を始めるわたるを、コムは面白そうに見つめながら、言った。
「じゃあね、1000回に1回くらいの割合にして♪」
「コム・・・、この、Sめ・・・」
わたるがぼそりとつぶやく。
「なぁに?今何か言った?」
「いや、何にも。」
このお姫様にはかなわないな・・・と思いながら、わたるは、コムが自分を許してくれたことを感じて、ほっとしていた。
*************************************
これを書いてると、私の意思とは無関係に、勝手にコムちゃんがムースポッキー(しかも抹茶味)を食べ始めてしまった・・。
--------------------------------------------------------------------------------
ぶんちゃんの友達 No: 1487
投稿者:♪HT♪ 02/01/23 Wed 23:06:34
題名だけで送信しちゃったの、管理人様。ガイズ疲れのところすみません、
削除して下さいませ。
レスから。
ベン様:ピクニックってそういう事だったのね、いちいち感心してしまいます。
ももんが様:雑誌名、大ウケしたわ。秘密の扉の事深く考えてないのーさらりと
流してくださいませね。
keiko様:「赤ちゃん」て言葉にブーイングの嵐がきたらどうしようと
おそるおそる投稿ボタンを押したので反応してくれてウレシイです。
あお様:チー坊もトドワタもカッコいい!リカが元に戻ってホッとしたけど
まだまだ何か起こりそう。
いちご様:ホントにあなた様は毎晩私のツボを刺激して下さいます。今日のツボは
「トドの元に返すくらいなら壊してやりたい!」です。ハイ。
(カーット!!)は無しにしてね、今度は。
KARARA様:ハッピーエンドでいいんですよね。トドさんも辛かったろうけど
自分が蒔いた種なのよね?
パナマ様:面白い!!轟組ってホント奥が深いわ・・・
****本文*****今日の刺激指数0%*****
ペットショップであれこれ物色するぶんとタニ。
「ぶんさん、インコ可愛いねー肩にちょんと乗るよ」
「余計な事覚えてしゃべられたら困っちゃうよ」
「イグアナなんてどう?お手入れいらずだよ」
「ちょっと・・・僕はもう少しキュートな方が・・・」
「熱帯魚は?きれいだよー」
「抱いて眠りたい時もあると思うんだよね、もっとふわふわしたのない?」
「じゃあ、ウサギとか・・・あっハムスターは?」
「そうだね、手のひらに乗る位だからバレないよ!」
ぶんちゃんは真っ白いハムスターを1匹、プラチナカードでご購入。
「名前は・・・ちっちゃくて白いから小雪にしよう!小雪ちゃん、可愛い!」
轟邸前。「いつもありがとう」
ぶんはぎゅっと門番の男の手を握り、素早く屋敷の中に消える二人。
ぶんのぬくもりが残る手を頬にやる門番。
駐車場でトドの車を一心に磨くキム。
「キム~!」
「あ、ぶんさん、タニさん」
(何で二人が?)ちょっと焼きもちキムちゃん。
「お願いがあるの。イナバ物置にあるダイエット用キャベツ、
少し分けてくれない?」
「いいですよ!」
キムはすぐさま走り出し、袋いっぱいのキャベツを持って戻ってきた。
「速いね・・・ダイエットもきっと成功するよ」
「でも一体何に使うんですか?」
「う~ん、ごめんね。今は言えないの」
眉間にちょっとしわを寄せてすまなそうに謝るぶんを目の当たりにしたキムくん、
ヘリでの悩ましい息遣い、ぶんの白い肢体を想像しそうになり・・・・
「すみません!すみません!」
「何でキムが謝るの?」冷静なタニの一言。
「いいんです!ぶんさんを困らせちゃいけないんだから!」
「ふ~ん。そうだったの。キムってぶんさんを?」
「ちっちが・・・それよりタニさん、ねったんさんが探してましたよ。
厨房の仕事に日曜はないんだぞーって!」
「あ、やば・・・」
気がつくとぶんは既に玄関の前、大事そうにポケットを撫でながら
「ありがとねー。タニ、キムまたねー」
手の中縮こまる小雪。黒い丸い目で何か言いたげだ。
手を合わせてくしくししたり、懐っこく首をかしげてみたり
とにかくちょこちょこ動いている。
(ホント可愛くて見飽きないなー)
幸いトドは部屋にいなかった。
自分のウオークインクローゼットに小雪のスペースを作る。
「小雪、ちょっと狭いけど我慢してね。明日たっぷり庭で遊ぼうね」
夕食前、書類を抱えてトドが帰ってきた。
「ぶん、帰ってたのか」
「うん♪トドさん。休みなのに仕事してたの?ご苦労様」
「あ、ああ」
(ぶんの口からねぎらいの言葉が出るとは・・・
怒って出て行った割に機嫌が良すぎやしないか?)
「ね、夕食は久しぶりに皆と食堂で食べない?
今日のメニューはパスタだから、かよこも来ると思うし」
「そうだな、たまにはそうするか」
「僕、着替えてから行くからトドさん先に行ってくれる?」
「わかった、あまり着飾ってくるなよ」
「わかってるって・・・くっふっふ」
ぶんは小雪の存在を気づかれないように思う限りの工夫をして部屋を出た。
*****このままでは、小学生の作文並・・・次回がんばります。
--------------------------------------------------------------------------------
レス~ No: 1486
投稿者:らん 02/01/23 Wed 22:58:16
>HT様
着せ替えショーはまとぶんにぜひビデオを出してもらいましょう(笑)
ぶんちゃんの「赤ちゃんが欲しい」発言に笑わせていただきました。
>ショーコ様
手をつないでるコムちゃんかわいい~
誰が麻子ちゃんに教えることができるんでしょうね?楽しみです
>836番様
消えちゃうって?必ず戻ってきてくださいね~
>管理人様
私もガイズ新公観てました(笑)
>ベン様
夜のいとなみ編・・・・ドキドキしながら読んでます
不器用なリカちゃんが大人になっていくんですね・・・
>ももんが様
ゆうかちゃんの魔性の魅力に私もやられております(笑)
特にダンスピの炎の場面はゆうかちゃんの瞳、怪しいですよね~
続きをお待ちしております。
>いちご様
のるさんとぶんちゃんいいですね~
トドさんとぶんちゃんも好きなんですけど、いったいこれからどうなるのかしら?
>パナマ様
キャラクターカードの試合おもしろい~~
轟邸遊技室/カステラ・ミラージュなんですね(笑)
さて、どんな対決になるのでしょう?
--------------------------------------------------------------------------------
トドブン&ノルブン両方大好き No: 1484
投稿者:雪だるま 02/01/23 Wed 21:43:00
はい…。毎日皆様の作品を朝に晩に読んでいます。
どうして皆様こんなにアイデアが浮かぶんでしょう?
私もまた何か書いてみたいと思うのですが、なかなか頭の
中の情景が文章に出来ません。いやホント皆様凄いです。
ここのおかげで月組観るのが物凄く楽しくなって、感謝!
たにちゃんがひげを伸ばしたらこうなっていたのね、と
ニヤついて観てます。
いちごさんが声かけて下さったのでノコノコ出てきて
しまいました。ライターの皆様ごめんなさい。
いちごさん>私ここのトドブンファンですが、もともと
のるさん&ぶんちゃんの星ファンなんです。
いちごさんがのるさん書いてくれて嬉しい♪
やっちゃえ―!ノルさん!ドンドコいっちゃえ―!
そうそう、カ―ット!は無しにして~
「お・ね・が・い(ハート)チュッ!」
--------------------------------------------------------------------------------
めんずごーごー4 No: 1483
投稿者:パナマ 02/01/23 Wed 21:26:26
【4】
リカとワタルは思わぬ展開に目が点になったかが、
トドの仕切りを断わることもできずそれに従うことになった。
タニ :「リカさん、こんなことよりドクターのところに行きましょう。」
タニはリカの傷の手当てをしながら何度となくこの言葉を繰り返した。
リカ :「たとえ、カードの露と消えようとも、オレはゲームに参加する。
なぜなら、オレ、リカは轟組大幹部なのだから・・・。
お前も行くなら用意しろ。でも、うるさく言うならついて来るな。」
タニは仕方なく立ち上がると黙って箪笥からタキシードを取り出す。
リカは鏡台前で殴り合いでできた傷をかくすためにドーランを必死になってぬっていった。
トド仕切りによるワタルとリカのカード勝負が行われようとしていた。
参加者全員、黒タキシード着用。
ただし、ぶんにいたってはスパン付ピンクタキシード許可。
場所は轟邸遊技室/カステラ・ミラージュ
競技者(ワタルvsリカ) 判定人(ボス・トド)
サポーターにリカには当然タニ。ワタルにはミズがついた。
(暴れたとき彼を殺れるのはエキスパートだけだというトドの判断から)
ワタルはコムが来てくれないのを少し寂しく思ったが
元の喧嘩の理由が理由だけに内心ホッともしていた。
トドがゲームの説明をする間、ワタルとリカはその後に並んで立った。
ワタルはリカを見た。相変らずの決めぶりだったが、それはそこ長年連れ添った友人、
どんなにきれいにメイクされていてもリカの額の汗を見逃さなかった。
ワタル:「オメ-大丈夫かよ。」
リカ :「始める前から同情なんかすんなっ。
テメ-こそ、プロを相手にしたこと後悔させてやる。後で吠え面かくなよ。」
ワタル:「そーじゃ・・・」
トド :「うっ、うん・・(咳払い)」
ワタル:「・・・・・・・」
リカ :「・・・・・・・」
ここは厨房。
ねったんが心配しながらコムの顔を覗き込む。
ねったん:「コムさん、試合始まるみたいですけど。ワタルさんの応援いいんですか?」
コム :「いいの。今日のワタル嫌い。リカさんにあんなケガさせて。」
ねったん:「いつものことじゃないですか。珍しくリカさん応戦してましたが。」
コム :「うん。そこがポイントだよ、ねったん。いつもボロボロにされてる
リカさんが、ワタルに殴りかかったんだから、ワタルがよっぽど悪いこと
したんだよ。だから、応援なんかしなくていいの。」
ねったん:「・・・そういう考え方が・・・ありましたか。
あのー、コムさんは、ワタルさんとリカさんの関係をどう思って
いるんでしょう? あっ、答えたくなかったら答えなくてもいいです。
すみません、変なこと聞いて・・・・。」
コム :「ホント、変な質問。何で今さらそんなこと聞くの?
どうって、親友同士なんでしょ。(ニッコリ)」
ねったん:「・・・はい。そーでした。(そういう捉え方もあります。)」
コム :「ねったん。僕に気を使ってくれなくていいから、試合見に行ってきて。」
ねったん:「いえ、いいです。ここで・・・(コムさん)好きだから。」
コム :「厨房が? じゃあ、コックさんは天職だね。」
ねったん:「・・・はい。そーですね。( そういうことにしておいて下さい。)」
コム :「ねえ、お願いしてもいいかな。ねったんのカフェオレ飲みたいな。」
ねったん:「喜んで。(いいんだ。これだけでも・・・・・・)」
轟組は男を磨く場所である。(個性も・・・・愛も・・・・アレも・・・・)
男としていかなる状況、窮地、恥辱に対しても勇敢に対処し、戦い耐えることが
できるように常にプレイ・ディスカッションが行われていた。そしてそれらの
内容を今後、資料として活用できるように毎回それぞれの衣装を身につけた姿を
写真に撮り残している。若手への配慮に、その資料で勉強してもらおうとカード化し、
気に入ったものは手に入れることができるようにしてあった。
(ただし、若手間での高額取り引きは禁止、定価でおこなうこと。)
ゲームの内容はこうだ。競技者それぞれが手持ちのカード(自分が演じた役)から
5枚選び交互に順番で1枚でも2枚(ワンペア)でも3枚(スリーカード)でも・・・
好きなようにカードを出していく。とにかく両者5枚出し切ったところで、
その内容についてボス・トドが判定を下すというものだ。《たぶん・・・・・・・》
テーブルの中央(お誕生日席)にトドが座り、左右に向かい合ってワタル、リカが座る。
サポーターはそれぞれ競技者の後に立った。コインでワタルが先行と決まる。
トド:「それでは・・・レッツ・プレイッ!!」
ぶんはトドの椅子の背もたれに寄り掛かかりゲームの成り行きを眺めた。
--------------------------------------------------------------------------------
めんずごーごー3 No: 1482
投稿者:パナマ 02/01/23 Wed 21:18:49
【3】
立ち上がったリカとワタルの目が合う。
カ~ン! (ゴング)
バーーー-ンッ!! ガタッ! ドンッ! ガシャッーーーン!!!
トイレの個室のドアは呆気なく壊された。そればかりか、タンクも壊したので
水が溢れだす中で、リカとワタルはヤリあった。
どつき合いの喧嘩を...。今回はいつもの通りに裸のお付き合いにならなかった。
壮 :「何してるんですか! 止めてください!!」
キム :「ああ、この2人じゃあ、オレらだけじゃ止められないよ!」
壮 :「ソウだな。」《偶然よ、偶然....》
キムの知らせで、ボス・トドが呼ばれ、ぶんもおもしろがってついてきた。
すでにトイレの前には人だかりができている。
チ-坊がワタルを、ミズがリカを羽交い締めにしていたが、2人の勢いはまだ荒かった。
しかし、どちらも服はぼろぼろ、口から血を出し、至るところに傷を作っていて、
かなりのダメ-ジは受けているはずだった。
トド :「何やってんだ! あー、お前たちは、またこんなに壊して・・・・
ちょっとの間、静かにしてると思ったら、この騒ぎか! このドアホがっ!!」
ぶん :「へえ、リカけっこうやるじゃない。ワタルとここまでやりあうなんて。」
トド :「こら、ぶん! 感心している場合か。」
ぶん :「へへ、ごめん。でもさ、何かいつもと事情違うみたいよ。」
トド :「お前たち、何があったんだ?」
ワタルもリカも肩で息をするだけで、お互いから目をそらさず何も言わなかった。
そこに、タニとコムが駆け付けた。コムはワタルをちらっと見るとその場から
すぐに離れた。ねったんが後を追った。
タニ :「何、どうしたの!? コレ、ワタルさんが・・・・
ひどいよっ! ワタルさんっ!!」
リカ :「うるせーっ!! オメ-は黙ってろ!
これはワタルとオレの問題なんだからよ。」
タニ :「リ、カさん・・・」
トド :「お前たち2人の問題なら、他人に迷惑かけんるんじゃない。
理由は、もう聞かん。お前らが口開かないなら、てこでも無理だろうからな。
だが、いいかげんにしとけよ。威勢がいいってのは極道には必要なことだが、
何ごとにも程がある。でないと、痛い目にあうぞ。
(って、もうかなり痛そうな状態だ。)・・・うーん・・・・
そうそう、お前たち、若手のお手本にならなきゃいけない立場なんだから
立ち振る舞いには気をつけろ!(・・・これで納まったかな。)」
ぶん :「えー、つまんない、トドさんっ。こういうときこそ理由を
ハッキリさせたほうがいいよ。」
トド :「えー、つまんないって、言われてもなあ。どうせ、2人しか分からない
ことなんだろうよ。しかしだ、ハッキリさせるってのはいい。
このまま、喧嘩を中途半端に終わらせて、もやもやした気分のままの2人を
放置するのは危険だ! さらなる破壊行為が行われるのは目に見えてる。
修理代が追いつかん。だから、ケリだけはちゃんと着けさせよう。
だが、殴り合いの喧嘩はもう終わりだ。
ここは轟組!!! 勝ち負け、白黒つけたいなら他にも方法があるっ!」
一同 :「どんなっ!?」
トド :「決まってるだろ。 カードだよ、カード。」
一同 :「そんなの、ギャンブラーのリカさんが勝つに決まってるじゃあないですか!」
トド :「違う! トランプのカードじゃない。キャラクターカードだっ!!」
一同 :「ああ、キャラクターカード!!・・・でも、どうやって勝負するの?」
リカとワタルは思わぬ展開に目が点になったかが、
トドの仕切りを断わることもできずそれに従うことになった。
「わー、なんか楽しくなってきた。」大層御満悦のぶん。
--------------------------------------------------------------------------------
すみません。長いレス。 No: 1481
投稿者:パナマ 02/01/23 Wed 21:10:58
【管理人様】お帰りなさいませ。ハードスケジュールながら楽しまれたご様子。良かったです。
【ベン様】若かりし頃の2人いいー。ワタルはすでに野獣なのですね。生まれつきかしら。
本を読むワタル、初めての設定かも・・・新鮮。でも最後に結局アレになだれこんじゃう
のが・・・通常通りでまたいいわ~。ピクニックセット常備されているのですね。
【華子様】ワタルの「いいかげんにしろよ」のセリフにおいおいそれは自分だろっと・・・(笑)
もしかしたらコムちゃんも初殴られかしら・・・。(当然、拳じゃなくて平手で・・)
【R20様】今さらのユウヒじゃございません。これからのユウヒです。嫉妬すべき相手にも
リカを求めちゃうのがまた涙・・・。清々しいH・・それはお空の下だから。(笑)
【らん様】コムもときどき妖しくなる今日このごろ、純情なゆうかちゃんは、貴重でした。
あんなに話すゆうかちゃん、これも初めて。
【いちご様】「小便」ごときで喜んでもらえるとは・・・いい人だ。(笑)
リカワタのトイレの個室・・・ノルぶんのスウィ-トルーム・・・違い過ぎる。
【keiko様】私も、ベン様作品で同じこと思いました。ワタル人望はあったんだと...(笑)
【あお様】引き延ばしはミステリーの醍醐味でございます。結末が楽しみです。
【ぼん様】コムちゃん腕力なくても持久力はワタルより上だったようですね。
もしかしたらアレの腕も!?(笑)
【0番様】内容もさることながら、題名もいつも素敵だわ~(笑)かよこちゃん本当にかっこよい。
【836番様】今度はタニのお話、タニは「危ない』なんですね。リカとタニ2つのお話からめて
進んでいくのかしら・・・。次が楽しみなので少しでも早いお帰りを。
【ショーコ様】わーい、壮くん復活。でも、タニとねったんと・・・いい人ぞろいで、
あのあさこと対決!? ひと事ながら大丈夫なのか・・・と。(笑)
【TH様】ぶんちゃん、ペットショップで何に目をつけるんでしょうか。(笑)
【KARARA様】記憶のないぶんちゃんに、トドさんってば・・・。でもぶんちゃんも
まんざらじゃない熱い情事にドキドキ・・・・でした。
【ももんが様】私もゆうかちゃんの意見に同意。抵抗してもしなくてもワタルにはかなわない・・・
そんな気がいたします。(笑)
【今日の懺悔室】
あんな始まりかたしてごめんなさい。ちょっと盛り上げるかなー程度に考えておりました。
これからアホ路線になるのに・・・変な(Hな・・・笑)期待させてしまったようです。
H期待されたお方々、盛り下がる一方・・・でございます。すみませんっ。
【今日の質問箱】
前回、暮はたいした見直しもせず投稿して、ミスも多いし、読みやすさっていうのも全然
考えていなくて、投稿して少したって初めて『あちゃー、これはヒドイ』と。今回はきちん
と・・・と思っているのですが、見直しって以外に手間取りますね。だいぶ書き上がっては
いますが、この作業が・・・。他ライター様(特に定期的に投稿されてる方々)、いつも
読みやすく、誤字脱字などほとんどありませんが、やはりコレは『慣れ』なのでしょうか。
始めから投稿スタイルで文字を打っていくのでしょうか。私の場合、後先考えないで勢いで
まとめて打つのが問題かな(誤字脱字の言い訳にはならないが・・・)。
--------------------------------------------------------------------------------
涙の一日 5 No: 1480
投稿者:いちご 02/01/23 Wed 19:02:34
ブンをベッドに下ろすと、ノルはしばらくブンの体に見惚れていた。
「綺麗だよ、ブン。」
いつも言ってくれた言葉を口にする。
「綺麗って言われたの、久しぶり・・・」
ノルが微笑んで 覆い被さっていく。
ピッタリと馴染む 2人の体。
ノルは以前と同じように 優しく愛おしみながらブンを高みへと
追いやっていく。音楽を奏でるように、指が滑る。
(ノルさんの指で何度イカされただろう・・・
僕を知り尽くしている 永遠の恋人。)
「ノルさん・・・素敵・・ノルさんだけが、僕を酔わせる・・・」
「俺は狂わされるよ。」
ノルがブンに沈んでいった。
「くぅっ!!」
ブンの歪められた顔を見て ノルが思う。
(お前は 毎日トドにこんな顔を見せているのか。)
優しい愛撫に反して ノルが激しく突き上げる。
「ああっ!・・・こわ・・・れ・る・・・」
「トドの元に返すくらいなら、壊してやりたい!」
「ノルさん・・・大好きだよ・・・ずっと・・はぁっ!」
(もう、愛しているとは 言ってくれないのか・・・)
「ブン!!!」
ノルの渾身の一突きで ブンが絶叫して気を失った。
ノルがブランデーを含み、ブンの口に流し込んだ。
「んっ!(ゴホッ、ゴホッ)まっ、まず・・・」
「気が付いたか。まずいとは何だ。高いんだぞ。」
「・・・ぜんぜんおいしくないよ。」
「今度イタリアのワイン送ってやるからな。トドと飲め。」
「ノルさん・・・抱きしめて・・・」
ブンが とろけるような目で両手を伸ばす。
「そんなこと言うと、またヤッちまうぞ。」
「いいよ・・・夕方まで、抱いていて。」
「いいのか・・・」
ブンが聖母のように微笑んだ。
「愛してるよ、ノルさん。」
「! 愛・・・ 俺もだ・・・愛してる、ブン。」
ノルはブンを抱きしめると 今度は抱き上げてバスに向かった。
「スイートの風呂だ。広くてきれいだぞ。」
「洗いっこする?」
「隅々までな。」
「きれいだねー。」
ノルがブンを下ろすと ブンが大理石の浴槽にバシャッと入った。
「おい・・・洗ってから入れよ。」
「ノルさんが洗いなよ。ん~、気持ちいい。」
「まったく・・・」
ノルはシャワーで体を流してから 足を入れた。
ブンが隅の方に移動する。
「どうしたんだよ。」
ノルがニヤニヤして言う。
「べっ、べつに・・・」
「逃げるなよ。」
ノルが腕を掴み、腰を引き寄せる。
「洗いっこするんだろ。」
「い、いいよ・・・やっぱり。」
「ほらっ。」
ノルがブンを引っ張って 湯船から出た。
(カ――――ット!!! )
「はぁ・・・んもう・・・髪まで泡だらけじゃない。」
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
あああー ごめんなさいー (誰にあやまってんだろ)
--------------------------------------------------------------------------------
レスです No: 1479
投稿者:いちご 02/01/23 Wed 18:55:07
ベン様 嬉しい!ベン様に感動して頂いたことに感動しています。
恋愛しましょう! 「あの写真」はこうして撮られたの
ですね。バスケットにロープとはすごい。ドクターに
ときめいてしまいました。
0番様 >すがすがしい>テレッ^^;
大作になりそうな予感。かよこちゃんもだけど、まとぶん
もとっても心配。冷たい和央さんも素敵。
らん様 >トドさんもせつないですね。>グサッ! ですよねー。
HT様 HT様のぶんちゃん ほんとに可愛い。何を買ってくるので
しょう?
ももんが様 「ごめん…まだ帰れないんだ」byブン
ゆうかちゃんの魔性、いつ出て来るのでしょうね。
ショーコ様 頭の中の… 才能、アイディア、妄想、あとは~
手を繋いで食堂、可愛すぎ!
華子様 >攻めの妖しいコムちゃんもいいかも
いいと思います。なぜかゾクゾクしてしまう。
ぽん様 コムちゃん・・・・・・・・・すごっ!!!
あお様 やだー、嬉しいけど誤解してらっしゃるわ。
それが あまり優しくないんですよ。^^;
すごーい、ドラマ見てるみたい。みんな格好いい!
雪だるま様(お元気でしょうか)初め、数少ない?トドブンファンの
皆様 どうか目を瞑っていて下さいますようお願いいたします。<(_ _)>
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 夜のいとなみ編-3- No: 1478
投稿者:ベン 02/01/23 Wed 18:36:19
>ももんが様、あの雑誌全部読んでみたーい。「正しい目線の落とし方」って
誰が書いてるんだろ・・・ゆうかちゃんの魔性の魅力、私はイーハトーヴの楽
屋入りで何度か感じました。生身の人間とは思えなかったんですよ・・・
すみません、暴力的なワタルくんもう少し続きます。
・・・
「ばっかヤローっ!!!」
ワタルが顔色を変えて、狂ったように怒り始めたのはリカにも意外だった。
「お前がそこまで腐った奴だとは・・・情けないぜ・・・」
ワタルは肩を震わせ、泣きそうになっている。
「そっ、そこまで言うか~?おいっ、ワタル・・・」
リカはホンの軽い気持ちでしたことが、何故こんなにもワタルを怒らせるのか
わからず途方に暮れていた。
震える声をなんとか平静にもどすとワタルは静かに言った。
「お前、ダチいねえだろ?」
「えっ・・・・」
「ホントに人の気持ちを考えたこと、ねえだろ~。」
「それとこれと・・・」
ワタルはリカの胸元をぐっと締め上げると低い声ですごんだ。
「お前にとって何でもないただの約束だったかも知れねえよ。でもな、ここの
連中は楽しみにしてたんだぜ。お前はここの幹部候補なんだよっ。それがどう
いうことか分かってんのか?ああ~」
「くうっ・・・」
「お前みたいに上に立つのが当たり前と思ってる人間ばかりじゃねえんだよっ
、この世界でしか生きられねえハンパな連中や、学もなにもねえけど、ただ、
極道の世界が好きで・・・大好きで、一生下っ端で生きていく奴がほとんどな
んだよー。そいつらの純粋な気持ちを踏みにじりやがって・・・」
ワタルはまたも怒りで涙がこぼれそうになっていた。
リカは社交辞令でほんの軽い気持ちで下っ端の連中と約束しただけだった。で
も急に都合がつかなくなって、リカは大した考えもなしに後から入った用事を
優先させてしまった。
今までうち解けなかったリカが誘いに乗ってくれたことを、皆がどれほど喜ん
だか、その為に皆がどんなに頑張って仕事の合間をぬって準備をしたか、幹部
候補でエリートのリカが来ることで皆がどんなに緊張してその日を迎えたかを
考えもせず・・・。
「お前みたいなチャラチャラしたお坊ちゃまに何が分かるっ!」
「俺がチャラチャラしたお坊ちゃまだとー!!!」
カールした前髪の間からリカの目がキッとワタルをにらんだ。
「その人を見下したみたいな目が気にくわねえんだよっっ!!」
「バシッ!!! 」
ワタルの力の限りの平手がリカの頬にとんだ。
よろけながら口の血をぬぐうリカに、ワタルはなおも殴りかかった。
「そういう目で人を見るなっ!・・・その人を小ばかにしたような小さな口が
むかつくんだよ~~!!!」
反対側の頬も思いっきり殴られ、リカの目に火花が散った。
呆然と立ちつくしているとブラウスが引きちぎられ、はだけた胸や腹にワタル
のこぶしがめり込んだ。
--------------------------------------------------------------------------------
タニはリカを助けられるか・・4 No: 1477
投稿者:あお 02/01/23 Wed 17:52:00
轟は薬を持ってリカの前に立った。
気絶しているほうが飲ませやすいかもしれない・・
そうつぶやいて、一口、含んだ。
うつむいているリカの顔を自分の方へ向けると、手でそっと
口をこじ開けた
唇を重ねて、ゆっくりと液を流し込む。
どうだ、飲んでくれ・・・轟は唇を離した。
だが、リカの口の端から液がこぼれてくる。
困った・・・どうすれば・・・。
瓶に入っている薬の量は確実に減ってくる。
チー坊は、ここに入っている中で、半分飲めれば効くはずと言っていたが
すでに量は、三分の二ほどに、なっている。
「ボス、今、密偵の一人が、これを使って飲ませれば・・って」
「ストロー?!・・・どうやって?」
「いや、なんか、これで吸って、薬をストローの中に入れたまま、
リカの口の奥の方へ入れて、薬を入れろって・・・」
「え・・・?そんな事・・・できるのか。ストローで、そのまま、
俺が飲んでしまいそうだ」
「はぁ・・・そうですよね」
このやりとりを見ていたタニは「僕できる」と言った。
「タニ・・・今の話で、どうやるのか、わかったのか?できるのか?」
「それ、貸してください」
タニはストローを受け取ると中ほどまで液を吸い上げて
ストローの口元を指で押さえた。
「すいません、リカさんの口を開けてください」
ワタルがリカの顔をタニの方へ向けた。
轟が口を開けさせる。
タニは、ストローを入れて、このあたりかと思い、指を放すと
ストローの中の薬が喉の方へ流れていく。
「ん・・・」
リカが飲み込んだのがわかった。
できた、飲んでもらえたっ!
何度も繰り返し、少しずつ薬を飲ませる。
あと少しだ・・と思った時、タニにとって、懐かしい声がした
「おい、タニ・・・それ、まずいんだよ。まだ飲まなきゃダメなら
お前が直接飲ませてくれ・・・」
え?・・・と、タニがリカを見つめた。
「り、リカさん・・僕が・・わかるの?」
リカは、ふっと笑った。
「当たり前だろ、何言ってんだよ・・」
さっきまでの冷たい笑みではない。
「リカさんっ!!」
タニは残っていた薬を全部口に含むと、リカに飛びつき、唇を重ねた。
轟とワタルは後ろを向いた・・・
「なんで、タニしか呼ばねぇーんだよ、ちきしょう・・」
ワタルがつぶやく。
轟が、まぁ、しょうがない。許してやれ・・・と肩を叩く。
タニは、リカの唇から離れると胸のあざを見た。
薄くはなっているが、まだ、はっきりと消えてはいない。
轟はリカのあざの変化を見るとタニを呼び、言い聞かせるように、ゆっくりと言った
「タニ、わかってるな。まだ、リカの鎖をはずすわけにはいかない。
まだ、やらなければいけない事がある。そして、あざが完全に消えたのを
確認したら、あそこに置いてあるナイフだ。まだ、油断はするな
俺たちは、一度外に出る」
轟のことばに、タニは大きくうなづいた。
&&&&&
飲ませるまで、こんなに時間がかかるとは、思わなかったーー。
すいません。かなり、ひっぱってます、私。
--------------------------------------------------------------------------------
タニはリカを助けられるか・・・3 No: 1476
投稿者:あお 02/01/23 Wed 17:43:49
せっかく飲ませようとした、薬を吐き出され、
どうしようかとうろたえるタニ。
薬が入った瓶をひとまず離れたところに置いた。
「リ、リカさんっ!この薬、飲まないとダメなんだよっ!!」
そう言ってタニはリカに近づき、両手でリカの顔を押さえた
いや、押さえようとした瞬間、リカがタニの腕にかみついた。
「!!いっ!!つっ!痛っ!痛いっ!放せ、放せーーー!!!」
タニは、思わず、拳でリカの顔を何度も殴りつけた。
やっとリカが放したタニの腕は
皮膚の下の組織までえぐり取られたのではないかと
思うほどの血がボタボタと下に落ちていく。
「リカさん・・」
そう、つぶやいてリカの顔を見ると、リカは口の端から
血を流して冷たく
「ふっ」と笑っただけだった。
緊張と恐怖が入り交じり、たくさんの複雑な思いがからみあう中、
精神状態が極限まで追い込まれ、やっとの思いで、そこにいたタニは、
このリカの冷たい笑みを見た時
きれた・・・
近くにころがっていたムチを無意識に拾い上げると、
リカに向かって、強く振り上げた。
「ぼ、僕、リカさんを助けようと思って来たのにーー!!!
何で、何でーー!!」
タニは、泣きながら何度も何度もリカに向かって振り下ろした。
「タ、タニ・・ボス、どうしよう。止めなきゃ」
「う・・だが、あんなにムチを振り回していたら、止めに行く俺たちも
当たってしまう」
「でも、止めなきゃ、リカが・・・」
タニは、荒く息をしながら、一度動きを止めた。
目に入ったのは、さっき、自分が置いた薬が入っている小瓶。
「くっそーー!!こんなもんっ!!」
タニは、小瓶をつかむと、リカに向かって投げつけようとした。
「あっ!タニっ!バカっ!!」
と、その時、そのタニの手をつかんだサングラスの男。
「あれは・・?」ワタルがボスに聞いた。
「チー坊だ・・・変装してるつもりか?でも、あれじゃタニに
わかってしまうんじゃ・・」
だが、パニックに陥ってるタニには、わからなかったようだ。
男(チー坊)はタニから小瓶を取りあげると静かに話しかけた
「タニさん、おちついて・・・よく、見てください、あれを」
男(チー坊)が指さす方向には衣服がすべてビリビリに引き裂かれ
全身血まみれで気を失ったまま繋がれている、リカがいた。
そして、それとは何の関係もないかのように胸に浮きあがっている
三日月のあざ。
「タニさんの気持ちはわかります。でも、もっとかわいそうなのは
リカさんだと思いませんか。その瓶を割って、薬をこぼしてしまったら
新しく作るまで、リカさんはここにいなければいけない。
早く、元通りになって、帰ってきてほしいと思いませんか。」
「だ、だって、僕だって、僕だって助けようと思って・・やってるのに・・
リカさんが・・」
タニはまた泣き出した。
「だから、今は催眠術のせいで普通じゃないんですよ。
わかってあげてください。」
「タニ、3人でやろう。」
いつのまにか近づいてきた轟が言った。
男(チー坊)は、リカにかみ切られたタニの腕に薬を塗り、
素早く包帯を巻くと、すっと轟のそばにより、二言、三言、話しかけ
では、こちらはまかせてくださいと言って、走り去った。
「ワタル、今回の犯人グループは捕まえたそうだ。こちらには、もう手出し
できないよう、チー坊と密偵達が手を下す。あとは、リカだけだ」
まだ、グスグス泣いてるタニに向かって轟が叫んだ
「タニ!自分がやると言ったんだろ!」
--------------------------------------------------------------------------------
まずは、レスからです No: 1475
投稿者:あお 02/01/23 Wed 17:36:19
ベン様 あの写真のパターンですか?確か木に縛られたりつるされたり
というような事を書いていたような・・・と、思ったら、
そのパターンの写真もさっそく撮ってるのね。
新人(?)の頃のワタリカ話、楽しみにしてます。
ベンさんの「ワタリカ」でほっとする理由はわからないけど
なぜだか好きなんですよ。
keiko様 レスありがとうございます。 たぶん、タニちゃん、がんばって
くれると・・・思います。
華子様 最初の頃はコムちゃんは、ひたすら受けだったのに、こんなに妖しく
変わるなんて・・・。ワタル君の教育(何の?)の結果でしょうか。
いちご様 2人の心情が切ないです。
いちご様自身も優しい人なんでしょうね。
0番様 う・・・なんか、カーペットの件、
うまくごまかされた気がする(笑)・・・が、
急に、わかってしまった(爆)
そうかーー、そういうことかーー。
さすが、愛セレの作者だ・・・
で、わたるくんとかよこちゃんはどうなるのでしょう。
ぼん様 攻めのコムちゃんも、いいですよね。
らん様 レスありがとうございます。
もうーー、この話、ちゃんと終わるのか心配になってきました。
何、その終わり方・・になったら、すいません。
836番様 続き、待ってますよー。タニちゃんも、危なくなってくるの?
HT 様 なぜか、タニくんってば、どんどん、あんなセリフを私に
書かせてしまうのよ。どうしてかしら。
くららねこの赤ちゃんには、どんな名前をつけるんだろ。
まひる?
ショーコ様 続きが気になります。
コムちゃんと手をつないでるワタルくん、かわいい。
KARARA様 ぶんちゃん、抱かれることで思い出したんですね
トドさんの愛は深いわ。
ももんが様 ゆうかちゃんも、少しずつ変わっていくのでしょうか。
コムちゃんのようえに、妖しくなるのかなー。
--------------------------------------------------------------------------------
もーすぐ仕事終わり No: 1474
投稿者:管理人 02/01/23 Wed 17:30:15
keiko様
新公 私的には 前の宙新公より好きですね 格段と上手くなってるさららん
なんか羨ましいなー と思ってます。
宙にいるより良い役もらってますしね(専科が出てないからかもしれないですが)
歌が歌えていいなー と でもダンスは・・・ まー それは仕方なしです。
でも 上手いなーって思ったけど
雪の新公蹴ってでも観たかいあったなー もう一度観たい!
ほっくん上手いですよ。 エドガーの時に上手いなー と思いましたが 予想通りでしたね。
るいちゃんも良いなー 可愛いんだよね。 でもちょっとした台詞で男役が出てました。
あとは城咲ですが 下級生にしたら上手いな とは思いました。
最初は台詞噛んでドキドキしたけど。
顔はもとがいいだけに舞台化粧は・・・かもなー 勿体無い。
あと 月下級生は全然ご贔屓の組でないので判らずでした。
星の業平といい 良かった新公が続くので 2/26はどうなるのか? って思います。
私的にはこんな感じでしたー
ベン様
りかが可哀相ですが ハードボイルドで頑張ってください
あなたの書く ワタリカ リカワタ も大好きですよー
では帰るぞー
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 番外編 No: 1473
投稿者:ベン 02/01/23 Wed 16:59:22
初めて外回りの仕事をワタルと一緒にした帰りのことだった。
大股で数歩前を歩くワタルの広い背中を、リカはくすぐったい様な気分で眺め
ていた。
轟組の組員達と違って、むさ苦しい”いかにも”、という連中との交渉でも全
くひるまず、相手を巧みな話術とドスの利いた声で圧倒したワタルがリカには
なんだか誇らしかった。
そんなリカの視線には気づかず、道路からはずれた雑木林の中、枝ぶりのいい
大木を見つけたワタルは嬉々とした表情で振り返った。
「リカ、ここでピクニックしていこうぜ。車に道具取りに行ってくるわ。」
「おいっ、ピクニックて、なんでそんな道具が極道の車に積んであるんだよ。」
実際、ワタルはレジャーシートとバスケットを手に戻ってきた。
大きな木の下にシートを広げると、予想どうりワタルはリカを押し倒した。外
でのいきなりの成り行きに驚いていたリカも、ワタルの惚れ惚れするような仕
事ぶりを思い出し、素直に身を任せた。
「んん、ワタル・・・あああっっ・・・いい・・・」
屋外で、しかも屋敷の敷地外で抱かれる気分はまた格別だった。
リカのチリチリの髪に落ち葉がまとわりつき、あえぎ声をもらす喉元に午後の
日差しが暖かい。リカは何度も絶頂に達し、腰から下がドロドロに溶けた様だ
った。しばしまどろんだリカはワタルに抱き起こされ、木の下に立たされた。
まだ足腰に力が入らないリカは、やっとの思いで木にもたれかかった。
『ここで立ったままするのだろうか、それもいいかな・・・』
「倒れないように縛ってやるよ。」
「ええっ!!!」
ワタルはバスケットからロープを取り出すと、全裸のリカを木の幹に縛り付け
た。逃れようとすると、木の堅い樹皮がリカの皮膚に細かい傷を付ける。
「痛っつう・・・おいっ、ワタルやめろよ。こっこんな、人が来たらどうする
んだよ。」
「そんなこと気にするお前じゃあねえだろ?人に見せるのが好きなんだろ?」
ワタルは立ったままリカの脚を高く持ち上げ、下から串刺しにした。いつもよ
り鋭い角度で突かれたリカは激しく身を悶えさせた。
「あうう・・・バカっ。やめろ~~。ああ・・・」
身をよじるたびにワタルの挿入は深くなり、ますます身悶えするリカの背中と
腰は傷だらけになった。ワタルがリカの体から支えを抜き取ると、リカは一人
では立っておれずロープに身をあずけた。肌に食い込むロープを見たワタルに
新たな欲望を抱いた。
バスケットから例のカメラを取り出すとリカに向けた。
カシャッ、カシャッ。
リカはカメラを睨み付けた。
「撮るなら撮れっ。もうヤケクソだっ。この変態野郎!!!」
悔しそうに小さな唇を震わせているリカの表情がたまらなかった。
ワタルはカメラを置くとロープをほどき、前のめりで倒れたリカを背後から襲
った。
「ん」
声もたてなくなったリカの体をワタルは突きつづけた・・・。
--------------------------------------------------------------------------------
レスです。 No: 1472
投稿者:keiko 02/01/23 Wed 16:57:57
>管理人様
おかえりなさい。
ガイズ観てきたんですね~。
新公も観たんですね。
良かったですか?
>ベン様
夜のいとなみ編。
ワタルくんメチャメチャ暴力的ですね。
ドキドキします。
>KARARA様
次回で最終回なんですね。
トドさんとブンちゃん幸せになってほしいです。
>836番様
あぶないタニちゃん・・・・
若手と遊び始めちゃっているんですね~。
あやしいです。
お帰りお待ちしています。
>HT様
ブンちゃんが「赤ちゃんほしい~」ってセリフ
読んだ時ビックリしました。
秘密の抜け道気になります~。
>ショーコ様
今度は厨房チームがアサコさんを。。。。。
どうなるんでしょう??
また心境書いてみます。
頑張って下さい。
>ももんが様
ミズくんとゆうかちゃん編。
ゆうかちゃん色っぽくなってきましたね。
続きあります??
--------------------------------------------------------------------------------
ミズとゆうか No: 1471
投稿者:ももんが 02/01/23 Wed 15:52:35
ミズはあれからずっと考えていた。
どうしたらゆうかを守れるのか。自分が側にいてやれない
時の事を思うと、やはりゆうかを鍛えて強い男にしておか
なければならない。でも・・・。
ゆうかの方は相変わらずで、レオンの散歩と厨房の
手伝いをたんたんとこなして日々を送っていた。
最近ちょっと読書に熱中しているみたいで、時間があると
ミズの隣に来て、本を読んでる。
どこから見つけてきたんだか、
「週刊極道!」「男の花道」「月刊エキスパート」
「正しい目線の落とし方」
なんて本を読んでいたりするのだ。
いかんせん集中力が続かないのか、よく本に突っ伏して
寝てしまっている事が多いが・・。
今も部屋の隅の机で眠そうにしながら
「特集!黒燕尾で美しく決める!!」を開いている。
「おい、ゆうか。こっちにおいで。」
ベッドサイドでミズが呼ぶと、ゆうかは嬉しそうに
駆け寄ってくる。
突然ミズは乱暴にゆうかを押し倒した。
両腕を押さえつけて、一気にシャツを引き裂く。
「ど、どうしたの?ミズさん。」
「お前なんで全然抵抗しないんだよ。」
「・・・どうして?ミズさんに抵抗しないよ。」
「じゃあ、もしこの状況がワタルさんだったらどうする?」
「・・・。」
「どうするんだ?!」ミズの声が少し荒くなった。
「(ワタルさんだったら?なんてそんなぁ・・・。)」
ゆうかを押さえつける力がだんだん強まっていく。
「たぶん・・・。」
「たぶん?」
「何もしない・・・。」
「何もしないーーーっ?!じゃあお前ワタルさんに簡単に
犯られちゃうぞ。それでかまわないのか?」
「・・・だって・・。抵抗したらもっと酷い目に合わされ
そうだもん・・。」
「・・・・・。」今度はミズが黙り込むばんだ。
「あ、でも僕その前に必死で逃げるから。こんな風にされる
前に、絶対。それになるべくワタルさんには近づかない
ようにするよ。大丈夫。大丈夫だから。(たぶん・・。)」
自分が言ってしまった事をさほど重大に思わず、とりあえず
ミズを安心させようと、必死になるゆうかだった。
「(確かに。抵抗すれば野獣はますます凶暴な牙をむき出し
て・・。だよなぁ・・。あー、でも、でも・・。)」
「(朝晩レオンと走り回ってるゆうかだから、必死で逃げれ
ば逃げ切れるか? いや・・どうだろう・・・。)」
ゆうかを押さえつけていたのも忘れて、一人考え込むミズ。
「ねぇ・・。ミズさん・・。」
ゆうかはミズの首に両手を回して、耳元でそっとささやく。
「は・や・くぅ。」そして、にっこり微笑むのだ!
(か、可愛い~。)
(こいつ、いつの間にこんな事できるようになってんだ!)
複雑な思いを残しながら、可愛すぎるゆうかの誘惑に
ミズはゆっくり沈んでいった。
ゆうかちゃんの奥に潜む「魔性の魅力」。ミズはもちろん
のこと、ゆうか自信もまだ気づいていないのである。
======================
私自身も、ゆうかちゃんの良く解らない魅力に知らないうちに
はまって行ってしまってる気がしたので、書いてみました。
(いったいどんなんでしょう???よーわからん。)
0番様。「全部脱いで・・。」だなんて、素敵すぎるセリフ!
早く脱いでー・・じゃなくて・・続きお願いします。
836様。タニちゃんほんと怪しいですねー。私もコムちゃんと
どのへんまでか気になって気になって・・・。
お早いお帰りお待ちしてます。
ショーコ様。受難、まさしくショーコさまにとっても受難ですね。
ワタル君の手を離さないコムちゃん、可愛い!
HT♪様。「赤ちゃんが欲しいの。」大ウケです。ここでは絶対
聞けないセリフと思っておりましたもの。スッポリと
つぼに入ってしまいました私。扉が開いているうちに
ってところも異次元みたいで良いわぁ。
KARARA様。 次で最終回なんて言わないで。もっとー。
強引なトドさんが素敵。
パナマ様。 ゴーゴーシリーズ待ってましたわ。どんどんいっちゃ
って下さい!
華子様。 バスルームシーンに私も落ちてしまった一人です。何度
も読み返してしまいました。
ぽん様。 Sコムちゃん、ドキドキです。
ぼん様・・PON?BON?どちらが正しいのでしょう?
スミマセン。
いちご様。 せつなすぎる・・。早く帰ってらっしゃい!
らん様。 またまたお待ちしています。私も着せ替えショー行きた
かった。次回は誘ってちょ!
ベン様。 図書室がとても淫靡なところに思えてきてしまう私。
壊れそうです。。。
あお様。 タニちゃん、しっかり!と叫んでしまいそう。鎖に繋がれ
てるリカさんって・・きゃあぁー・・?!
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 夜のいとなみ編-2- No: 1470
投稿者:ベン 02/01/23 Wed 15:45:43
リカは見た目よりずっと不器用な男だった。
プライドの高さも邪魔するのか、ワタルと過ごす夜も、ただ力でねじ伏せられ
るだけで、二人の心が本当に通じ合うことはなかった。
だがそこは成りきりタイプのリカ、いったん自分の役どころを掴むと強い。
ワタルの野獣プレイにどんどんのめり込んでいき、ワタルの縛ったり、殴った
りは度を超して激しくなり、ドクターストップがかかることもしばしばだった。
今日も明け方近く、ドクターの診療所にリカが運び込まれてきた。
疲れてイライラしたワタルが、荷物のようにドサッと手荒にリカを床に放り出
した。
「ドクター、こいつ、息してねえみたいなんだ。」
「ええっっ!!!」
ドクターは慌ててリカを抱き起こすとその背中にまわって胸に圧力をかける。
「ブフォッ・・・ゲホゲホッ・・・」
リカの土気色の唇から大きな血の塊が飛び出すと、蒼白だった顔に血の気が戻
ってきた。
「フッー。ワタル、お前、今にほんとうにリカを殺してしまうぞ。」
ケロはまだあどけなかったリカの寝顔が、見るたびにやつれて険しくなってい
くのを見るのが忍びなかった。
「リカお前、どうしてこんな目に遭ってるんだ・・・?」
酸素と点滴を与え、リカの呼吸が落ち着いたのを確かめるとケロはワタルを部
屋に帰らせ、リカと二人きりになった。
汗でチリチリになった前髪から可愛い丸い額がのぞいている。丸い瞼は殴られ
紫色に腫れ上がっている。同じ側の唇も裂けて、まだ血の痕が生々しかった。
ケロはリカの体の他の部分も調べにかかった。今日は下の出血や裂傷は無いよ
うだ。傷は上半身に集中している。肩と胸は所々皮膚が裂けるほど強く噛んだ
痕が無数にあり、首には絞められた指の跡がまだくっきり残っていた。
「ふうう~~~」
命に関わるような怪我の無いことを再度確認したケロはめまいを覚えた。
気が付くと、リカのベットに倒れ込むように腕をついていた。
そして目の前には、苦しそうに荒い呼吸で上下するリカのはだけた胸と、小さく開いた赤い唇があった。
「リカ・・・」
ケロはリカの唇に吸い寄せられるように舌を差し込むと、胸に手を這わせた。
リカの口腔は血の匂いで溢れ、胸は熱っぽかった。こんな状態なのにリカの舌
は絡みつく相手を求め、胸は波打って愛撫に応えた。
「んん・・・ワタ・・ル・・・」
ドクターは慌てて身を起こした。
「リカ・・・お前・・・」
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 夜のいとなみ編-1- No: 1469
投稿者:ベン 02/01/23 Wed 14:04:10
管理人さま、お帰りなさい。ガイズ観てらしたのですね~それも新公まで。観
たかったです~、特に今回はスカイもネイサンも他の人が演じるとどんななの
か凄く興味があるのですよ。どうしてだろう?
・・・
今日もワタルに一日中張り付いてヘトヘトのリカ。その上ワタルの部屋で過ご
す夜は信じられないほどハードだった。
「俺が逃げも隠れもしないしないのはわかってるだろ、だから殴るなよ。」
リカがいくらそう言っても、ワタルはリカの血を見ないことには収まりがつか
ないらしい。
殺るか犯られるか、そんな激しいバトルが今夜も始まる。もちろんワタルが負
けたことなど一度もなかった。
「うっぐ・・・」
腹部を押さえてへたりこむリカの髪を、ワタルはわしずかみにして立たせた。
リカの顔面に何発か拳をおみまいし、血だらけになって倒れた所をベットまで
引きずり、両腕を頭上で押さえ込みながら覆い被さった。
リカの引き裂かれるような絶叫が今夜も屋敷中に響く。
仰向けでワタルに突き上げられるうち、鼻から喉に血が流れ込み、絶叫がガラ
ガラになってかすれていく。
「この野太いかすれた声がたまらんのだ・・・」
今夜も轟の酒は美味かった。
今日一日の激務の疲れが、轟の肩からハラハラとこぼれ落ちていく。
この声が聞きたくて猿ぐつわを禁じたのだが、ワタルも感づいただろうか?
--------------------------------------------------------------------------------
非常に読みごたえありました。 No: 1468
投稿者:管理人 02/01/23 Wed 13:19:57
全部見ました 仕事をしながら? してないか・・・。
2時間とかくらいかかりましたわ。 すごかった。
でレス
0番様
かよこちゃん失踪・愛の嵐の後始末 かなり笑った!
「はい、朝晩の吐血は欠かしません」
「違います。冗談はガタイだけにしてください。
この2つ ひれ伏しましたー。
もー 楽しいです愉快だなー。
皆様 本当にありがとー 新しくカキコしてくださった方も頑張って書いてね 待ってます。
っていうか自分も書けよ って感じ すみません。
--------------------------------------------------------------------------------
東京に帰ってきました No: 1467
投稿者:管理人 02/01/23 Wed 08:45:49
22日 月組見ました。日帰りで強行突破でしたよ。
なんか上手いですね 役者が。羨ましいなー と思いながら嬉しくなりましたー
新公みんな上手いし いいなー
でもごめん さららん 私はあなたをタモちゃんと思って見てたわ
タモちゃんがこんなに上手ければ(死)と思い・・・。
(だってマジ似てるんだもん スカイ☆)
で2日間いなかったのでこれから頑張って読みます。
どんな風になってるかなー?!
--------------------------------------------------------------------------------
しばしの… No: 1466
投稿者:836番 02/01/23 Wed 04:41:20
まだ話は途中ですが、丸一日(あるいは二日)ほど消えます。
レス戴いた方々、それも復帰後お返事させて戴きます。
(って、別に、んなことどーでもいーですわよねえ、きっと。苦笑)
--------------------------------------------------------------------------------
ぶんちゃん記憶喪失<12> No: 1465
投稿者:KARARA 02/01/23 Wed 01:30:28
みなさま、レス本当にありがとうございます。
もう、読んでくださっている方がいてくれるなんて・・・。
わたしの力もまだまだで本当に申し訳ございません。
そろそろ終わりなので、暇な方だけ、目を通してくださるとうれしいです。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ぐったりしているブンをトドはそっとベッドへ運んだ。
「ん…トド…さん…」
寝言のようにブンが言う。
トドもベッドの中に入り、ブンの髪をかきあげ寝顔をじっと見つめる。
ブン…お前、思い出したのか?俺のことを。それとも…あれはただの夢だったのか?
俺は、もうお前なしでは生きていられん。こんなのは生まれて初めてだよ…もう離さん。
トドはブンを引き寄せ強く抱きしめた。
ぶんはかすかに意識をとりもどした、が、トドのやさしい香りに包まれてまた深い眠りについた。
ピチチチチ……
朝がきてベッドに窓から日の光が差し込んできた。
「ん…。」
ブンは目を覚まし、体の向きを変え、まぶしそうな目で窓の外を見た。
ブンのゴソゴソ動いたので、トドも目を覚ました。
「う~~ん…。良く寝た……。」
トドは布団に入ったまま体を伸ばしていた。
「え…?あ…。…???」
ブンはトドの方に再び向きを変え半寝ぼけの顔で不思議そうにトドを見つめた。
(覚えてねぇのか…。昨日のこと…俺のことも…。)
ブンはハッ!!!として自分の裸体を布団を引き寄せてかくした。
その時、
ガバッ
急にトドがブンを押さえ込み
「覚えてねぇのか…昨日…」
「な…なん…」
(途中までは覚えてる…この人に押し倒されて…それから、覚えてないよ…)
ブンは目を合わせようとしなかった。
そんなブンの顎を掴み正面を向かせると唇を激しく奪った。
「覚えてないんなら、おもいださせてやるよ……」
トドはブンにキスしながら布団を放り投げた。
「や…だ…」
そういいながらもぶんの抵抗は小さかった。
トドは昨夜のようにブンを優しく、激しく攻めていった。
「ト…ドさん…」
またもやブンはその名を口から漏らす。
トドはブンの中に一気に入っていき、腰を動かした。
「あ・・ああ…うく…ん…トド…さ…」
すると、トドは急にぴたりと動きを止め、ブンから体を離した。
ブンは余韻に身を迷わせながら、トドを求めて手を伸ばしてくる。
しかしトドはそれを一切無視した。
「ト・・ドさん…?どうし…たの?」
ぶんは目をゆっくり開けながら言ったが、トドはブンの手からすり抜けベッドから降りた。
そしてそのままドアへと向かった。((いや・・そのままでたらやばいよ?とどさん))
ブンは慌てて上体を起こし、ガクガクの身体でなんとかバランスをとって
トドの所へ駆け寄り後ろから倒れこむように抱きついた…。
「いかないで…僕の…そばにいて……トドさん……」
トドはブンの方に振り向くと、何も言わずに抱きしめた。
(もどってきてくれたんだな…ぶん。。。。)
2人は再びベッドへ倒れこみ、最高の海へ沈んで行った。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
ごめんなさい。<11>を書いた後にどうも想像力が働かなくって。。。
レスをくださった方々の思ってた風になってないとおもいます、ごめんなさい。
これでもがんばったので、許してください。。。。
えー。なんか・・・次で最終回になりそうですね。
これが終わったらなんにもなくなるので。しばらくレスだけになりますけど、
みなさんの作品楽しみに待ってますね。
--------------------------------------------------------------------------------
ぶんちゃんの友達 No: 1464
投稿者:♪HT♪ 02/01/23 Wed 01:24:39
日曜のブランチを終えて、トドとぶんはバルコニーで
紅茶を飲んでくつろいでいた。
昨晩は仕事で殆ど寝ていないトド、頭は半分睡眠状態だった。
(もう一眠りしたいところだが・・・)
トドと一日過ごせる休日を待ち構えていたように
楽しそうにしゃべり続けるぶんがいじらしくてそっと欠伸をかみ殺す。
「ねぇ・・・だから・・・赤ちゃんが欲しいの」
「ブッ」いきなり耳に入って来た言葉に飲み込む瞬間の紅茶を噴出すトド。
(女性と見まごう程の美貌といわれるぶんだが、それだけは無理・・・)
「せっかく妊娠したんだからさ~」
(な、な、何~!?)
「ちょっと!トドさん、聞いてるの?」
「おい、待て。何かの間違いだろ、ぶん」
「何で?くららだって女の子だよ。恋もするし、赤ちゃんだってできるよ」
「くっ、くららの子か・・・」
「リカさんとタニはこれ以上屋敷に猫が増えると迷惑だからってよそにあげちゃう
って言うんだよ、でも僕、赤ちゃん欲しい!赤ちゃん可愛いもん!!」
「赤ん坊が欲しい、欲しいとお前が連発するなー!!」
「何?トドさん誤解したの?えっ、僕が?トドさんとの?
キャハハハ。やだ~~~!可笑しい~~!お腹よじれる~~!!」
「うるさい!くららの子でもダメだぞ」
「どうして?いいじゃない。大事にするからさ」
「それがいけない。お前は俺だけを見ていろ」
「そんなー」
「俺は気まぐれ猫はお前だけでいい」
「ひどい!!」
ぶんは飲んでいた紅茶のカップをわざとガシャッ!と置いて
部屋を出て行ってしまった。
(僕には厨房の仕事もさせてくれないし、組の仕事も蚊帳の外。
トドさんを待ってるだけじゃやりきれないよ・・・わかってくれないのかな。)
「タニ、いる?」
「あ、ぶんさん。リカさん、今出かけたところだから遠慮なく入って」
「くらら~元気か~、お前だいぶお腹が重そうだな」
くららを撫でながらぶんがタニにふくれっつらで言う。
「ダメだったよ、トドさん。
猫はお前だけで充分だなんて言うんだよ。酷いだろー!!」
「ハハ。ボスったら本当にぶんさんが可愛いんだなぁ」
「そう言われるとウレシイけどさ、やっぱり残念だよー」
「くららは結構手がかかるからね。もっと小さな生き物なら
ボスも気にならないんじゃない?」
「そうかな・・・そうだよね。こっそり飼えばわからないよ。
タニ!つきあって!」
「え、どこへ?」
「ペットショップに決まってるじゃん」
「ボスには何て?」
「へへ~ん。僕には秘密の抜け道があるの!着いておいで!」
ぶんは背の高い門番の男に連絡をとり、手はずを整えてもらい
二人は無事に轟邸の外に脱出した。
「あ~気持ちいい!何だか学校抜け出して遊んだのと同じ感覚だー」
タニが思い切り伸びをして笑う。
「ハハ。何だかタニといると遊園地とか行きたくなるなー」
「あ、いい!行こうよ、ぶんさん!」
「ダメ、また今度。抜け穴が開いてるうちに帰らなきゃ。ペットショップに直行」
「また今度ってことは約束したって事だよね。だったらいいよ」
(タニったら子供みたいに無邪気。あの時本当にやっちゃえば良かったかな・・)
「ぶ・ん・さ・ん♪」
腕にしがみついてくるタニはぶんにはすこーし重かった・・・
-----------------
危険な匂いが全く漂いません、私。次回?その次?いつかは!!
妖しいの目指して皆さんのを熟読中。
836番様。。お宅の箱入り娘のくららちゃんを勝手に妊娠させちゃって
ごめんなさい!!お相手は??誰が良いでしょう。
--------------------------------------------------------------------------------
受難7 No: 1463
投稿者:ショーコ 02/01/23 Wed 01:20:07
すみません。皆様の秀作の後に出すのは憚られますが...........
あんまりアホで。
リカタニファンの皆様もごめんなさい。
**********************************
朝食でにぎやかな食堂。
ワタルが照れたようにコムと手をつないで入ってきた。
「よう、ワタル、朝から熱いな。」
とタニと向かい合って食事していたリカが、わざわざちょっかいを出す。
「まあな。」
憮然として、乗ってこないワタル。
「どうかしたのか?」
コムと手をつないだままの、ワタルを不思議がって、タニに聞いてみるリカ。
「さあ?」
「離さねえんだよ。ずうっと。」
「なんで?」
「例の話。参加させねえ気だ。」
「リカさん。そう言うわけで、ワタルさん、当分仕事お休みします。」
ニコッと、天使の笑顔のコム。
オイ、何とかしろ、と目で合図するワタル。
スックと立ち上がったリカ。
「コム。」
思いきりキザって、コムを見つめるリカ。
「ワタルの仕事は俺が引きうけた。もちろん、君の唇も俺が守ろう。」
コムの細い顎を人差し指で持ち上げて。
「おーい、リカ!」
ワタルが情けない声を上げる。
「コムさんの唇は、僕が守るからいいよ。」
お日様の笑顔でタニがコムに笑いかける。
「タニ君」
コムも笑顔を返す。
なんで、タニがコムの唇と関係あるんだ?
と、納得いかないワタル。
そこへねったんが、ワタル達の朝食を運んできた。
「ねったん、ごめんね。当分、厨房手伝えないけど。」
「大丈夫ですよ。コムさんがんばってください。」
コムが何をがんばると言うのだ........
そこへ、傷心の壮が.......
「あっ、壮君、もう、歩いてもいいの?」
「コムさん、俺じっとしてられなくて........」
「アサコさんの事?」
「はい。俺のところにもいろいろ聞こえてきますから。
俺、オサさんの唇は、俺が守らなければって.........」
と、蒼白な頬にほんのり赤みがさす。
「お前らあ....。ガキがアサコになに教えられるって言うんだよ。」
あきれるワタル。
「俺に任せて。」
「タ、タニ!お前、まさかアサコに.......」
慌てるリカ。
「俺達協力しますから.....」
と、ねったん。
「な、なにを協力するんだ」
と、あきらめたように問うリカ。
「だ、か、ら、これはガキには出来ねえ仕事だって....痛テッ。」
コムに、思いっきりつねられるワタル。
「タニ君、壮君、アサコさんとオサちゃんの為にがんばって。」
コムは、ワタルとつないでいない方の手で、二人に厳粛に握手をし、
「ねったん、いつもありがとう」
とねったんの頬にキスを。
「皆の成功を祈ります。」
「ラジャー」
(あのぉ.....別に戦争に行くわけじゃないと思うけど.......)
--------------------------------------------------------------------------------
レスです。(長いです、ごめんなさい) No: 1462
投稿者:ショーコ 02/01/23 Wed 01:10:34
今日は、ドラマティックですね。いえいえ、いつもそうなのですが、今日は特に。
0番様。『白鳥狩り』ため息が出てしまいます。ドラマティックな上に、
かよこちゃんの魅力的な事といったら(*^^*)
改めて惚れなおしてしまいました。
ところで、0番様はワタル君に惚れ始めてません?ウフ。
それから、個人レッスンですが、私もちろんご教授いただく方です。
836番様と二人がかりで教えていただけるなんて、幸せ(^^)
836番様。ご教授お待ちしております(^^)
あの~、ところで、タニちゃんとコムちゃんて、どの辺りまで.......
知りたいんですけど.........ダメ?
keiko様。いつも励ましのレスありがとうございます。アサコちゃん難しくて
泣きそうな毎日です(^^;
すみれ様。お褒めの言葉、うれしいです。せっかく褒めて下さったのに、
ろくな展開にならずごめんなさい。もう少し待っててくださいね。
ベン様。よけられずに受け取っていただけたようで、うれしい(^^)
若いワタル君、ステキです。
流石、コムちゃんが惚れるだけの事はあるなあって思いました。
HT様。私も、舞台見ていて、時々思います。
此間も、『コムちゃん、トドさんにそんな色っぽい視線送ると、
ぶんちゃんに怒られるよ』なあんて思っちゃいました(^^;
ワタコム応援団に入ります様。ずんちゃんの気持ち思うと切ないです。
パナマさま。いえいえ『親切』を『受ける』だけで.......
でも相手がミズ君なら、やっぱり.........でしょうか?
それにしても、タニちゃん、すごい。ドキッとするぐらい
ワタル君から、上着を受け取るところ、魅力的でした。
R20様 乱入していただきたかったです。私にリカタニは無理でした(^^;
R20様の作品は、詩を読んでいるようです(^^)
華子様。 野獣なワタルくん。いいなあ。しかもコムちゃんへの愛も深くて。
バスルームのシーン褒めてくださってありがとう。
私の拙いH描写にドキドキしてくださったなんて(^^)
チュ、も。うれしい(*^^*)
いちご様。 私の頭の中は.....でいっぱいで~す(^^;
......は適当に入れてください。
ぶんちゃん、ノルさんに逢っちゃったんですね。
その気持ち、痛いほど分かるけど、トドさんどうするんでしょう?
あとが気になる~~~
らん様。 ゆうかちゃん本当にかわいいですね~。
かよこちゃんとまとぶんの感じもとても自然で、
きっと0番様喜んでいらっしゃる事でしょうね。
あお様。 本当におもしろい。タニちゃんがんばれ~(^^)
ぽん様。 バスルームのところ、気に入ってくださってありがとう。
私はSなコムちゃんにドキドキです。
--------------------------------------------------------------------------------
レスから No: 1461
投稿者:♪HT♪ 02/01/23 Wed 00:30:03
今日も楽しい夜のお時間。皆様のお陰です。
らん様。。ゆうかちゃんと水君、いい雰囲気。着せ替えショー、チケット
余ってません?
華子様。。キャラが変わってきてる~。刺激的なコムちゃんもいいわ。
ベン様。。ちょこちょこっとではないH,激しく期待してます。
あお様。。リカの為にタニ、カッコいい!!感動しました。私も強いぶんちゃんが
書けたらなあ・・・(涙)
いちご様。。全身で感じまくってしまいました・・・でも題名『涙の一日』
なのね?う~~~ん!のるさ~~~~ん!(私が叫んでどうする)
0番様。。かよこちゃん、実は凄く強かったのね!潔さにもホレボレ・・・
ああ、それに引き換え私はぶんちゃんをどうしていつまでも
子ども扱いしてしまうのだろう・・・・(涙)
K様。。お元気ですか?いちご様の作品掲載、ありがとうございました!
作品、お待ちしてますよ!!できれば強いぶんちゃん書いて~(懇願)
--------------------------------------------------------------------------------
その後:危ないタニ No: 1460
投稿者:836番 02/01/23 Wed 00:15:42
今、邸中に流れているもうひとつの噂がある。
それは「タニが若手と遊んでいる」というものだ。
この噂をあまりおおっぴらには振れまわる者はいないが、
(りかの反応が怖いからだ。色んな意味で)
誰にとっても意外なことなので、静かに広まるのに時間はかからなかった。
タニはもともと綺麗な男だから
本人にその気があれば、相手にはことかかない。
しかし、それも組のことをまだよく把握していない新米に限る。
物の分かった連中ならば、
りかの、文字通り「掌中の玉」に手出しするわけはない。
物のわからない、名もない新米が何人いるのか知らないが
いまは、タニが厨房の仕事を終えたあと
あいつと歩いていた
そいつと歩いていた
こいつと歩いていた
という噂話がそこここで聞こえる。
実際、仕事をしていても、ウロウロと食堂を徘徊する若手の数が増えた。
見ているとタニは、いつの間に覚えたのか
ニッコリ笑ったり、流し目をくれたり、ウインクを飛ばしたりと
目線攻撃を加えている。
目線を受けた奴は、その場で爆死するか
自分のことではないのでは、と思って横の奴を見るか
恥ずかしくて俯いたりする。
タニはそんな相手の反応を面白がっているようだ。
さらには仕事中にふっといなくなったかと思うと
小一時間ほどしてから、額に汗をキラキラ輝かせて帰ってきたりもする始末。
「…怪しすぎる」
キムは黙っていられずつぶやいた。
「最近のタニくん、怪しすぎる!!」
(って、言われてもなあ…)
キムは偶然にも遭遇したことがないらしいが
ミズはタニが若手と林でキスしているのを目撃している
ちー坊はタニが若手と林でねそべっているのを目撃している
壮はタニが若手と林でソフトマッチョな肢体をさらしているのを目撃している
ねったんは、姿こそ見ていないが
「あ、だめだよ。そんなところに痕つけちゃ」などという
タニの声が茂みから聞こえてきたのを覚えている。
なので、誰もキムの問いには答えない。
ところでやはり、図書館などを真昼の情事に使えるのは
幹部か幹部候補と限られているので
下っ端は林とか中庭とか野外が多い。
エキスパートのミズが戸外の木の上を好むというのは
やはり、…単なる個人の趣味なのだろう。
とにかく
タニの若手との浮気の事実は(どこまでやってるか知らないが)
火を見るより明らか。
キムを除く厨房の面々は
「どうしちゃったんだろう」とは思いながらも
静観を決め込んでいるのだった。
++++++++++
るりさま。あのー、それもわたくしでございました。ははっ(笑)
覚えていて戴きまして、ありがとうございます。
--------------------------------------------------------------------------------
レス~ No: 1459
投稿者:らん 02/01/22 Tue 23:53:39
>0番様
きゃ~きゃ~かよこちゃんいったいどうなるんでしょう?
心配ですぅ
>華子様
わたる君とコムちゃん、可愛い~
コムちゃんもとうとう野獣になってしまったのね(笑)
>ぽん様
Sなコムちゃんもなんだかいいわ~
わたる君もついにコムちゃんにも野獣になっちゃったんですね
>ショーコ様
巨大化・・・どこまでいくのか楽しみにしています
>あお様
タニちゃんはどうやってリカさんを助けるのでしょう?
ハラハラです・・・
>いちご様
ぶんちゃん・・・・ノルさんもせつないけどトドさんもせつないですね
>ベン様
極道初期のお話し、楽しいです。
ワタリカの原点ですね
ライターの皆様、本当にいつも楽しく読ませていただいています。
皆様の作品に刺激されつつ私も頑張ろう~っと
私の文にレスを下さった皆様ありがとうございましたm(_ _)m
--------------------------------------------------------------------------------
レスです。 No: 1458
投稿者:keiko 02/01/22 Tue 23:17:49
>0番様
今度はワタルくんが和央邸に連れ去られてしまったんですね。
しかも救出に来たのがかよこちゃん・・・・
うわ~。
かよこちゃんどうなっちゃうんでしょう???
タカコのものになってしまうの?
それだけはやめてほしいです・・・・・・・・・
>華子様
ワタルくんはコムちゃんが心配で仕方ないんですね~。
でも仕事中なのに・・・・って思ってしまうのは
私だけでしょうか?
>ぽん様
コムちゃんちょっとSっ気ありますね。
また違った一面のコムちゃんがみれて
私は好きです。
(なんだか告白しているみたいですね・・・)
--------------------------------------------------------------------------------
白鳥狩り・和央邸 No: 1457
投稿者:0番 02/01/22 Tue 22:26:33
思いもよらない客を迎えて、タカコは男たちに声をかける。
「なんだ、その細いのは?おまえら、手でも引っかかれたか?」
「そんな生やさしいもんじゃありません。
あんまりきれいな顔してるんで油断してたら、こいつ素手でうちの若いもん
5、6人半殺しにしちまったんです。
全員でいっせいに取り押さえて、やっとここまで」
押さえている男の一人が、息を荒げながら言った。
タカコはすいと立ち上がって、かよこの前まで来ると、顎に手をかけて
上を向かせた。
「ん……?おまえ、どっかで見たことが……」
会ったことはないはずだが、とつぶやいてはっと思い当たる。
「おまえ、あのビデオのお姫さんか!うちの若いもん、全員見たぜ」
タカコがそう言ったとたん、周囲から「あのビデオの…?」という
ざわめきが広がる。
「そうだ、『愛セレ2001』とかいうやつ。
まさかあのお姫さんがそんな腕っぷし強いとは、ギャップありすぎて
わからなかった」
かよこは目の前の、ワタルに負けず長身の男を見上げた。
端正な顔立ちの中に、炎がくすぶっているような、そんな男だ。
ビデオがどこに流出しようが、どうでもいいことだった。
黙ったままのかよこに、タカコは別のことを思い出したようだった。
「そう言えばおまえ、妙なこと聞かれてたよな?
ワタルとどっちがいいとかなんとか。お姫さん、ワタルと寝たのか?」
かよこの表情は変わらなかったが、唇は血の気が引いていた。
そのわずかな変化を見逃さず、タカコは続ける。
「深窓の姫君みたいな顔して、男好きなんだな。
あのビデオのまとぶんとかいうのと、ほんとはどっちがよかったよ?」
「よせ!」
たまらず、ワタルが大声を出した。
「そんなんじゃない、お嬢ちゃんは……俺が無理やり……」
なんだそりゃ、とタカコが失笑する。
「それじゃ何か?このお姫さんは、自分を犯った男を助けに
わざわざこんなとこまで来たってのか?たまげたお人好しだな」
俺だって驚いてんだよバカ野郎、とワタルは心の中で毒づく。
かよこが自分を助ける理由などない。しかもまとぶんとあんなに
離れていた後なのに。
(こんなとこまでお嬢ちゃんなトコ出すなよ……)
何を言われても、かよこは表情を変えない。
それは、白鳥が捕らえられてなお、はるかな空だけを見はるかして
いるようだった。
いつでもそうだ。自分がどんなに狼藉を働こうと、この白鳥は決して屈しない。
けれどそれは、相手の征服欲や独占欲を煽ってしまうのだ、
自分がそうだったように。
はたして、タカコはその形のいい唇を歪めて笑った。
「お姫さん、ワタルを助けたいか?」
かよこは初めてわずかに表情を動かした。
「いいぜ、助けてやっても」
唐突な申し出に、ワタルは次に来る言葉に耳を塞ぎたかった。
「おまえが俺の女になるならな」
足元をすくわれたような気がして、かよこは無意識に足に力をこめた。
「俺ははねっ返りはキャンキャンうるさくて好きじゃない。けど、
おとなしすぎるのも、張り合いがなくてつまらないからな。
お姫さんみたいにきれいな顔して、その実中身は強いの、俺の好みだぜ」
「断ったら、どうなるんです」
ここに来てから、初めてかよこが口をきいた。
「ワタルはコンクリートの靴を履いてどっかの海で海水浴だし、
お姫さんはここにいる奴ら全員の相手をしてもらおうか」
途中で死ぬかもしれないけどな、と付け足すのを忘れない。
「悪い取引じゃないだろう?ワタルを助けたかったら、俺一人の女に
なればいいんだぜ」
離してやれ、と言われて男たちはかよこから離れた。
タカコは酷薄で美しい笑みを浮かべて、命令する。
「俺の女になるなら、全部脱いでここまで来い」
かよこは、黙ってシャツのボタンに手をかけた。
*************************************
和央組って、敵対だか友好だか把握してないままにこんなことに・・・。
えーと、ごめんなさい(誰に謝ってんだか)
--------------------------------------------------------------------------------
白鳥狩り No: 1456
投稿者:0番 02/01/22 Tue 21:38:50
ご大層なタイトルをつけてしまいましたが、ワタルくんが白鳥狩りを
する話ではありません^^
かよこが帰った翌々日、見事にまとぶんは栄養失調と睡眠不足で
診療所にかつぎ込まれた。
「一週間、ほとんど飲まず食わずで寝てないんじゃなあ。
本来ならもっと設備の整った病院に入院させるべきなんだが」
きみと離したら、また飲まず食わずで寝なくなるからな、とドクターは
ベッドの傍らでまとぶんにつきそっているかよこに言う。
「一日くらいは眠りっぱなしかもしれないが、栄養剤も点滴も打ったし、
何より若くて体力があるから大丈夫だろう。
きみも病み上がりなんだから、無理はするなよ」
返事の代わりににこりと微笑むかよこに、ドクターはふとビデオのことを
思い出す。
(とてもじゃないが同一人物とは思えないな)
「はい?」
「い、いやなんでもない。
コーヒーでも飲むか?いい紅茶が手に入ったんだ」
焦って妙なことを言うドクターに返事をしようとして、ふいにかよこは
窓の外に目をやった。つられてドクターも外を見る。
「何か…エンジンの音が変だ」
そう言って立ち上がったかよこは、轟邸に近づいてくる車を見た。
あれは、ワタルの乗った車だ。
門を入る前に、車が急停車したかと思うと、いきなりボンネットが火を噴いた。
「……!?」
運転席からよろめくように長身のワタルが降りてくる。その横に、
すべるように黒塗りの車が止まった。
出てきた数人の男たちが、ワタルを車に押し込む。野次馬が集まって
来る前に、車は猛スピードで発進した。
「な、なんだ……?」
あわてるドクターの横をすり抜けるようにして、庭に通じる出口から
かよこが飛び出した。
振り向きざま、眠っているまとぶんを指差して叫ぶ。
「そいつに、鎮静剤10倍くらい打っといてください!!」
「馬鹿、よせ!」
ドクターの制止も聞かず、かよこは車を追って出ていってしまった。
残されたドクターは、とんでもなく悪い予感に襲われる。
「冗談じゃないぞ……また帰ってこなかったら……」
半分朦朧としていたワタルが連行されたのは、和央組邸だった。
右肩を打ったらしく、左でかばいながら組長のタカコの前に引き出される。
「よう、やっぱりあれくらいじゃ、簡単にはくたばらないもんだな」
長すぎるほどの足を優雅に組んで、タカコは笑いながら言った。
「やっぱり、おまえか……手荒い小細工してくれるな」
肩が痛んで、息を乱しながらワタルが答える。
「リカがあの坊やを追っかけて手薄になってる今が、轟組を叩くいいチャンス
だと思ったんでな。ミズのことは偶然だったんだが、これも運てやつだ。
おまえ、コンクリートの靴って履いたことあるか?」
「履かせたい奴なら、おまえを筆頭にごまんといるけどな」
憎まれ口をきいたとたん、タカコの平手打ちが飛んだ。
「口のきき方には気をつけた方がいいぜ。
俺は優しい男だが、気は短いんだ」
思いきり叩きやがってとワタルが思ったとき、入り口の方がなにやら
騒がしくなった。
「なんだ、どうした?」
まだかぎつけられるには早いだろうとばかりに、タカコの顔が険しくなる。
数人の男たちが、汗だくになってこちらに誰かを連れてきた。
その誰かを見たとたん、ワタルは仰天する。
「お嬢ちゃん!?」
自分よりはるかに体格のいい男たちに全力で押さえ込まれているのは
かよこだった。
*************************************
帰ってきたとたん、出てってしまいました、かよこちゃん・・・。
でも、話の流れから(うわ、偉そう)今出ないと出られないので。
ああ、どうしましょう。
--------------------------------------------------------------------------------
ワタルくんの悩み?パート2最終回 No: 1455
投稿者:華子 02/01/22 Tue 21:21:34
>ベン様 リカさんの様子、楽しみにしています。期待してまーす。
>いちご様 ノルさんの心情、ブンちゃんの心情、それぞれに苦しいですね。
読んでいて、胸が痛くなってしまいました。先が、気になります。
ブンちゃんは、、。
***************************
気を失ってしまったコムに、そっとシーツを掛け優しく髪を撫でてやる。
「コム、本当に心配なんだぞ。」
可愛い唇に口づける。
コムの切れた口角には、まだ血が滲んでいた。
コムに噛まれた唇も、今ごろになって痛み出す。
「いっ、まったくコムもやってくれるよ。?だんだん俺に似てきたのか?」
(それは、困ります。ハイ!)
眼を覚ましたコムは、恥ずかしそうにワタルを上目遣いに見た。
「ワタルさん、ごめんなさい。痛かった?」
ワタルの少し腫れ上がった唇を細い指で、そっと撫でる。
「ああ、少しな。俺こそ悪かった、、殴ったりして。
明日は、もっと腫れるかもな。」
ワタルは、大きな手でコムの頬を優しく包んだ。
「うん。でも、丁度いいね。この顔じゃ外に出られないから
ワタルさん、安心して仕事行けるし、、。」
と天使の笑顔で微笑むコム。
「こいつ、いつまでもからかうなよ。」
チョンとおでこを小突く。
「4~5日は大人しくしてるから、安心して仕事行ってね。
そういえば、今、仕事中じゃなかったのー?いいの?ワタルさん。」
心配そうにコムは聞いた。
「あー、もう今日は、いい。コムが、池に落ちて風邪引いたから
看病するとでも連絡入れとくよ。」
と、電話に向かうワタル
「えー、いいのかなぁー。嘘ついて、トドさんに知れたら
叱られるよ。僕、知らないからね。フフッ、、」
笑う転げるコムに
“シッー”の仕草をして電話を入れるワタルでした。
*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ワタコム応援団の皆様、またまた、ごめんなさーい。ワタルくんたら
コムちゃんにも野獣になってしまい、傷つけてしまいました。
私ったら時々書くと思ったら、とんでもない事ばかりして、、。この前は、コムちゃんが、
ワタルくんを抱いてしまったり、、。それ以来コムちゃん、攻めに成りつつあるような気も、、。
トョッと心配。でも、攻めの妖し~いコムちゃんもいいかも。また、当分書けなくなりそうです。
(きっと、話が浮かばないので。)
--------------------------------------------------------------------------------
堕天使コムちゃん15 No: 1454
投稿者:ぽん 02/01/22 Tue 21:17:12
「わたるさん、今度は僕がしてあげるね」
コムがわたるの上に覆い被さる。
「コムっ。もう、何回したと思ってるんだ。もう、寝ようぜ。」
「僕、まだ満足してない。」
コムは、わたるの胸に唇を這わせ始めた。わたるは、自分の体が反応するのを感じていた。
コムが、わたるの乳首を強く噛む。
「っ・・・つうっ」
「わたるさんの体に、僕が跡をつけてあげる・・」
コムは、わたるの体に歯を立て始めた。わたるは、コムから受ける甘い痛みに気が遠くなり始めていた。
コムの華奢な手が乱暴にわたるの下肢を愛撫する。わたるは、おとなしくされるがままになっていた。
「わたるさん・・僕を、その体に刻み付けてあげるね・・」
コムは、ゆっくりと、わたるの体に入っていった。
そのまま、じっとしている。こらえきれなくなったわたるは、腰を動かそうとする。
その途端、コムの手がわたるの腰を抑えつけた。
「コム・・・・頼むから・・・」
「ふふ・・・もうちょっと、我慢してなよ・・」
コムは、わたるから、出て行った。ちょっと間をおくと、また、わたるに入っていく。
そして、またじっとしたままでいる。
「ねぇ、僕の感じ、もう、覚えた?」
コムが妖しく微笑みながら聞いてくる。
「ああ、よくわかった・・だから、もう・・・」
コムは、再びわたるから出て行った。
「コム!!・・・・」
「だって、よくわかったって言ったじゃん。じゃあ、もういいでしょ。」
「よくない!もっと・・もっと教えてくれ・・」
わたるが息を荒げながら言うと、コムは満足したようにわたるの中に深く入っていった。
コムの激しい腰の動きに、わたるは意識が朦朧となりながら果てていった・・・・。
*************************************
コムS、書いてみました(汗)ああー、しょーもないもの書いちゃったかも。
コムちゃんのイメージ壊してしまった方、いたらごめんなさい!!
--------------------------------------------------------------------------------
堕天使コムちゃん14 No: 1453
投稿者:ぽん 02/01/22 Tue 21:13:03
わたるはコムを抱き上げ、部屋に入り、ベッドにコムをおろすと同時に、自分はコムの上に覆い被さる。
もどかしげにコムの服を取り去ると、自分の服も脱ぎ捨てる。
コムのおでこ、眉、頬、鼻、とまんべんなく口付ける。唇を重ね合わせると、コムの方から滑らかな体を絡ませてきた。
「くぅ・・・コム・・・」
首筋をきつく吸い上げると、コムから声が漏れる。わたるは、コムの体中を吸い上げるつもりだった。
肩、そして腕・・・と、唇をずらしていく。コムの華奢な指を口に入れ、舐めながらコムの顔を見ると、
うっとりとした顔をしている。
「わたるさん・・愛してる・・」
わたるの指がコムの腰にのびてくると、コムは身を捩じらせる。
優しく、激しく動くわたるの指に反応して、コムは喘ぎ声を出す。
「あっ・・ああっ・・・」
喘ぎながら、コムはわたるのをつかむ。
「ううっ・・・」
わたるは、今度はコムの足先から唇を這わせる。
内股に唇が届くと、コムの反応が顕著になる。
「わた・・る・・さん・・・僕・・おかしく・・な・り・・そう・・」
「俺の・・愛で、お前を狂わせて・・・・やるぜ・・・・」
わたるは、コムの腰をつかむと、唇で刺激し始めた。
「あっ・・・はぁっ・・ううぅん・・・・もう、来て・・・」
わたるは、コムを下から一気に突き上げる。
腰を動かすと、コムの声が大きくなった。
「聞こえるぜ・・・・他の奴らに・・・・」
「いい・・・どうなっても・・・・」
コムの方からも腰を動かしてくる。
二人が果てるのにそう時間はかからなかった・・
二人の様子を窺うために、ドアに耳をくっつけていた奴らが大量の鼻血を出していたのは、いうまでもない・・・
--------------------------------------------------------------------------------
まずはレスだけ・・ No: 1452
投稿者:ぽん 02/01/22 Tue 21:03:12
もー、皆様ステキすぎです。毎日欠かさずここにきてしまいますわ~。
華子様 キャー(><)わたる君、ついにコムちゃんに乱暴をっ。ドキドキしちゃいました。
ショーコ様 どんどん巨大化させちゃって下さい!バスルームのシーン、コムちゃん、かわいくって大好きです。
ももんが様 コムちゃんのS、ステキ!怒って出ていっちゃうのも、かわいー。
あお様 タニくん、この後どうするのでしょう!?がんばれ、タニくん!
らん様 らん様のゆうかちゃん、かわいいです。燕尾を着たゆうかちゃん、本当に男前ですもんね。
いちご様 ぶんちゃんが、切ないよぅ~~。どっちも思い切れないのね・・。
パナマ様 おかえりなさいませ!まだまだ続けてくださいね。
0番様 0番様の日本語、やっぱ最高ですわ~。イナバ物置、久しぶりにでてきましたね(^^)
--------------------------------------------------------------------------------
レスです。 No: 1451
投稿者:0番 02/01/22 Tue 21:00:01
>ベン様。笑っていただけたなら嬉しいです^^私の基本は、この文体。
>HT様。韻が踏めて、いーんでないかい?・・・ああ、くだらない!(泣)
>836番様。ショーコ様と二人がかりで、ヤるのですか・・・楽しそう
ですけど、ショーコ様は攻だと仰っていましたねえ・・・
>パナマ様。感想の方がHな感じです^^;(二人だけが熱く…とか)
>R20様。自ら陰惨系と名乗られるとは・・・私は、陰惨系大好きで
ございますが(笑)
>白い星様。お謝りにならないで~誤解しているわけじゃないんですけど、
広い意味でやっぱり私が独占してるから、と言う意味では私が勝手なこと
書きすぎてるってのは確かなんですよ。
数少ない(ここではお二人くらいなのでしょうか)方が書いてくださった
あの事件(笑)のおかげで刺激されて延々書いてる私としては、
またどなたかが事件を起こしてくださることを願っております^^
それから『愛の嵐』は、いきなりなだれこんだので撮るひまもなかったと
うちのまとぶんが申しております^^(撮りたかったのか?)
>華子様、あお様、keiko様。お三人揃ってカーペットカーペットと…^^
わからないならわからないで結構!←おお、久々のベルばら調^^
まとぶん、壊した家具で破いたんじゃないですかね・・・(笑)
>いちご様。はるひくんは新人庭師です。前、ちょこっと出しました^^
ぶんちゃんをお出しになったの、いちご様でしたか。
強制的に連れてこられたタイプが多い中で、「愛人」と思い切りよく
設定されたのがすがすがしいと思っていました^^
私、名前を出したのは初めてですね。総受けの貴公子と書いたことは
ありますが(笑)
--------------------------------------------------------------------------------
レスのみですが・・・ No: 1450
投稿者:ベン 02/01/22 Tue 19:46:55
>keiko様 華子様のレスを読んでいて気が付いたのですが私、今のリカワタで
書いてしまっていたかも。リカさん変わらなきゃいけないのですよね。次回か
らまた少しずつ人格か変わってしまうかもしれませんが、今の硬い絆で結ばれ
る前のワタリカになるよう、頑張ります。
>いちご様。すごく感動しました。一人で後悔の念にさいなまれているノルさ
んには涙が出てきました。こんなに素敵なノルさんトドさんに愛されているブ
ンちゃんがとても羨ましい。私も素敵な恋愛がしたくなりました。
>あお様。タニちゃんの愛リカさんに伝わるといいですね。この二人ホントに
灼けるほど良い関係になってきましたね。先が楽しみです。
--------------------------------------------------------------------------------
涙の一日 4 No: 1449
投稿者:いちご 02/01/22 Tue 18:48:15
ブンは指輪を見つめていた。肌身離さず付けていたそれに触れる。
(ノルさんに抱かれたことを知って、トドさんは傷ついたのに、これを
くれた。許してくれた。それなのに、僕はまた裏切ろうとしている。)
抜こうとすると、指輪が抵抗してうまく抜けない。
それが虚しくて、力を入れて引き抜いた。
「ごめん。」
ブンは指輪を財布にしまい、立ち上がった。
部屋に戻ったノルはブランデーに溺れようとしていた。
手のひらで温めながらグラスを回す。
ブンは帰ってしまったのかもしれない。もう会うこともないだろう。
あいつが俺を望まないのなら消えるまでだ。
今は穏やかに暮らしている。
だが、自分の半身を失ったような この喪失感はどうだ!
なぜ手放してしまったんだ・・・
麻路さんがブンをトドの元へ入門させると言ったとき、
何が何でも止めるべきだった。2人で逃げたって良かったんだ。
悔やんでも悔やみきれない・・・
ブンが部屋の前に来た。ノックをする手がためらわれる。
(帰るなら今だ。でも、帰ったら二度と会えないんだ。
この扉の向こうにノルさんがいるのに、帰れないよ・・・)
コンコン・・・ 小さくドアを叩く音がした。
「ブン?」
ノルがドアに駆け寄った。
「・・・はい。」
「僕。」
勢い良くドアが開かれ、ノルが信じられないという顔でブンを見た。
「来てくれたのか・・・。」
ブンは俯いていた。
「さあ、入れ。」
足を踏み入れたブンは部屋の中を見て驚いた。
「・・・スイートだったの・・・?」
「お前を、シングルで抱けるか。」
ブンは険しい顔をして後ずさり、背中がドアにぶつかった。
「ブン?」
「ずるいよ・・・ノルさん。」
「ブン、なにを・・・」
「わかってたんじゃないか。僕が抱かれに来るって・・・。
わかってて、僕を試すようなことしたんだ。」
「違う!」
「僕が、どんな思いでここに来たか・・・」
ブンはドアに背中を付けたままズルズルと座り込んだ。
「ひどいよ・・・」
俯いて 絞り出すようにそう言った。
「そうじゃない。万が一にでもお前を抱けるなら、最高の部屋でって
思ったんだ。勝ち目のない賭だ。さっきまで落ち込んでたんだぞ。
お前は帰ってしまったんだ・・・ってな。」
ノルが上着を脱ぎ捨て、ネクタイをはずして床に落とした。
両手を前に差し出して微笑みかける。
「来いよ・・・ブン。」
「あ・・・」 ブンが立ち上がる。
ノルが差し出した腕を左右に大きく開いた。
「来い!」
「ノルさ・・・ノルさん!」
ブンがノルの腕の中に飛び込んだ。
ノルがしっかりと受け止める。
「ブン!やっと、お前に触れられた。」
「ああ、ノルさん・・・」
ノルがブンの唇に熱い思いをぶつける。
長い、長い口づけを交わし、2人の手が互いの服を脱がせていく。
唇が離れない。
「ん・・・はぁ・・・んっ」
ブンの漏らす声にノルが高ぶった。
体が宙に浮き、ブンがノルの首にしがみついた。
ノルがベッドへ向かう。
「俺が買ってやった香りだな。」
「ノルさん、こればっかり買って来て・・・」
「お前に一番似合ってた。」
--------------------------------------------------------------------------------
ワタルくんの悩み?パート2その6 No: 1448
投稿者:華子 02/01/22 Tue 18:30:41
>らん様 ミズくん、無事で、そして元気になって良かった。ゆうかちゃんのひたむきさが、堪らなく可愛いです。
>ベン様 ワタリカのこの様子。ますます、楽しみです。リカさんの戸惑いながらの様子が、とても興味ありです。
コムちゃんに対して、少し野獣になってしまったワタルくん、、もしかしたら、ベン様の影響かも、、?!
>あお様 タニくんのリカさんに対する深~~い愛ですよね。タニくん、がんばれー!!
********************************
ワタルの表情の変化にコムの白い肌が
いっそう透き通るように青白くなった。
あっと思う間にワタルの平手が、コムの両頬を、、、
「うっ、、」
コムの口角が切れて、血が流れ出す。
青白い頬に真紅の花びらを落としたように、血を流しても美しいコムの表情
「コム、、お前が、悪いんだ、、。」
流れ出す血液にウットリと唇を這わせ、深い口づけをするワタル。
コムも逆らう事無く、舌を絡ませる。
「あっ、、ワタル、、さん。ごめん、、なさ、。」
泣きながら、ワタルに身を任せていくコム。
ワタルは、コムのバスローブを剥ぎ取り
恐怖で青ざめた肌を丁寧に愛撫していく。
優しくキスの雨を全身に降らせる、、。
少しずつコムの気持ちもほぐれ始め、上気していくコムの肌。
薄紅色に染まりだし
美しく輝きだすコムの肌にワタルは、顔を埋める。
「コム、綺麗だよ。本当に綺麗だ。俺は、心配でたまらないんだ。
お前が、誰かに取られるんじゃないかって、、。
お前は、無邪気すぎる。誰にでも無防備に向けるあの笑顔。危険すぎるんだよ。
まあ、自分じゃ気が付いていないんだろうけどな。
なんまり心配させるな。」
そう言いながら、コムの体に溺れていくワタル
コムのあのバラも、今、大輪の花を咲かせている
真紅になり、香りたつ様な美しさ
ワタルは、ゆっくりと口づけた。
「あっ、ねぇ、、ワタ、ル、さん。来て、、早く、、来て、、」
そのコムの甘い声に促され
ワタルは、コムの体を一気に貫く。
「うっ、、ワタル、、さん」
コムは幸せに満ちた表情のまま、気を失っていた。
レスです。 No: 1447</b><p>
投稿者:keiko 02/01/22 Tue 17:33:59
>ベン様
轟組の男達・・・・・
ワタルくんは野獣なんだけれど人望はあったんですね~。
リカちゃんがどう変わっていくのか楽しみです。
>あお様
いよいよ大詰めですね。
タニちゃん頑張って薬を飲ませることが
できますよね??
>0番様
カーペットの理由私も知りたいです・・・・・
私もわかりません・・・・・
>らん様
ミズくんちゃんと戻ってきてくれて良かったです。
ゆうかちゃんとラブラブでいいですね~。
まとぶんもゆうかちゃんに優しかったし。
最後のかよこちゃんに色々な衣装をプレゼント。
いいですね~。
ファッションショーをさせてしまうまとぶんかわいいです。
>華子様
コムちゃんワタルくんを野獣化させてしまったのでしょうか?
続き気になります。
>パマナ様
お久しぶりです。
ワタ・リカすごいですね。
タニちゃん皆の前で刺激的なことを・・・・・
これからも書いて下さい。
>836番様
あやういリカ編。
本当に危険です・・・・・
首しめ始めちゃった時はどうしようかと思いました。
>R20様
久しぶりにユウヒくん登場ですね。
ユウヒくんとタニちゃんなんだか違った雰囲気で
良かったです。
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 ワタリカ Vol.4 No: 1446
投稿者:ベン 02/01/22 Tue 17:29:48
「おっおい、ワタル、図書室って・・・今メシ食ったばかりじゃねえかよ。
食欲のあとは性欲かよっ、まったくこれだから野獣は・・・」
「バーカっ。それしか考えられねえお前の方がよっぽど野獣だぜ。今日は知性
と教養の方よっ。」
ワタルは真っ直ぐに本棚に近づくと、読みかけの本を脇にはさみ、しゃがんで
本棚の下にある隠し扉からウイスキーのボトルとグラスを二つ取りだした。
「ロックでいいか?」
「いやっ、ハイボールを頼むよ。」
ワタルはグラスにソーダを加えると、ソファーまで来てリカに手渡した。
本当はこのままワタルにヤラれるのではないか、と身を硬くしていたリカには
目もくれず、ワタルはスタンドの下で本に熱中し始めた。
「へえ~。」
ワタルが手にしているのは外国の詩集の様だった。
何だかんだ偉そうにしているリカは政治経済の頭しかない。詩や文学はからっ
きしダメである。昼間駆け回ったのとハイボールの酔いも手伝い、リカは読書
をする気にもなれずただボーっとワタルの姿に見入っていた。
長い脚を組み、無意識にグラスの氷を指で回すワタルの手は非常にセクシーだ
った。小さな口をすぼめて真剣な眼差しで読み進むワタルには、乱暴な極道の
面影は全くなかった。
『極道っていうよりは、精悍な青年実業家って感じかな・・・ZZZ・・・』
「おいっ、こんな所で寝てたら襲っちまうゾっ。」
ワタルに肩を揺すられてリカは目を覚ました。
「んん・・・」
まだ寝ぼけまなこのリカは、あまりに窮屈で思わずネクタイとシャツの胸元を
ガバッ、と大きく緩めてしまった。
「うおお~~~リカーーーーっ!!」
「うわあっ、ワタルっっやっやめ・・・」
結局襲われてしまいましたとさ。
・・・
長くなったので今日はひとまずここで終わりです。
この後は夜のエッチ編に移ります。
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 ワタリカ Vol.3 No: 1445
投稿者:ベン 02/01/22 Tue 16:30:25
>きゃ~あお様、写真ネタ勝手に使わせて頂いてます。ご無礼をお許し下さー
い。写真のパターンって細かくは覚えてないのです。すみません。過去ログを
さがせって?でもこの膨大な量。探すのに一苦労も二苦労もしそうで・・・
探すだけでこれなのですから管理人さんの過去ログ作業はホント大変なのでし
ょうね(尊敬!)。でも私の「ワタリカでほっとする」って・・・何故・・?
・・・
「ワタルから学べって、いったい何をだよ~?」
リカは、廊下を風のように大股で走り抜けるワタルの背中を必死で追っていた。
「ゼーゼーッ・・・まあ体力だけは大したもんだと思うけどよ・・ハーハー」
「よおっ!!」
ワタルは屋敷内の様々な部署に次々と顔を出していく。
ワタルの大きな手が振られると、その場が活気づく。
ヤクザな連中が顔をほころばせ、びしっと姿勢を正す。
だがワタルからリカの方に目を移すと、輝くような笑顔が消え、警戒の色が皆
の顔に浮かぶのがはっきりと分かる。
「ナンなんだよ。この違いは何なんだっ! 俺の方がイケテルのによー・・・」
ガンを飛ばしまくるリカに組員達の視線はどこまでも冷たかった。
リカはワタルの後をついてまわるだけで、夕食までにヘトヘトになっていた。
「おいリカっ、晩メシ食いに行こうぜっ。」
「俺はいいよ。それにこの時間は混んでる。もう少し空いてからにするよ。」
「この時間でなけりゃダメなんだよ。とにかく来いっ!」
食堂は確かに混雑の極みだった。やっとバラバラに二席見つけた。
「やっぱいいわ、俺。後で一人で来るよ。」
帰ろうとするリカの腕をワタルは掴んで離さなかった。
「おーい、そこっちょっと詰めてくれ。こいつも居るんでな。」
「おうっ、仲いいな~お二人さんっ。」
「ピーピー」
食堂中のあっちこっちからひやかしの声が聞こえてくる。
それと同時に次々と大皿がまわされ、二人の前は豪華な食事が山盛りとなった。
「こんなに食えねえよ・・・」
「だまってありがたく食えっ!!残したら今夜×××××するゾっ。」
「うげっっ、わかったよ。食うよ。」
リカはここでの食事を初めて美味いと思った。
食事のあと、ワタルが向かったのは図書室だった。
「おっおい・・・ワタル・・・」
--------------------------------------------------------------------------------
タニはリカを助けられるか・・・2 No: 1444
投稿者:あお 02/01/22 Tue 15:57:25
長い廊下を歩き、別棟のほうへ連れていかれた。
前は轟、後ろには、ワタルがついて歩いている。
「ここを降りる」
轟は重い鉄の扉に鍵を差し込むと、ゆっくり開けた。
階段が続いている。
薄暗い中降りていくと、また廊下が続いていた。
こ、こんなところがあったなんて・・・。
タニは足がふるえて来るのを感じていた。
3号と書かれた扉の前で、轟が止まった。
「タニ、ここから見てみろ、中にリカがいる。あれだ」
鉄格子の入った小窓がついていて、中がのぞけるようになっていた
タニは言われるまま、中を見た。
奥の壁に、立ったまま、両手・両足を鎖でつながれた男。
ちょうど、大の字に近い形だ。
顔はうつむいていたが、リカだとすぐにわかった。
「もう一度、聞くが、本当にやるか。」
タニは胸の鼓動が早くなるのを感じていた。
足を一歩も踏み出せないような・・もう、ことばを発することができない。
それでも、今さら戻れない。僕がリカさんを・・との思いで、うなづいた。
「今、ワタルに変わってもいいんだぞ」
タニは激しく首をふった。
「よし、じゃー行け。俺たちは、ここにいる。」
轟が鍵を開けた。タニは、深呼吸をして、よし・・・とつぶやき、
ドアを開けて中へ入った。
タニは、ゆっくりと一歩一歩、歩いて行った・・・が、何か空き缶を
蹴飛ばしてしまったらしく、大きくカランカランと音を響かせてしまった。
壁に繋がれた男がゆっくり、顔をあげた
「誰だ・・」低くかすれた声はリカのものであるようでも
また、違うようにも聞こえた。
顔をあげたリカを見たとたんに、タニは一歩も動けなくなった。
昔、轟組に来た頃を思い出した。
そこにいたリカは、タニが知っている今のリカではない。
今にもきれそうで、ナイフなど持たせたら、すぐに飛びかかって
きそうだった。
さんざんに、リカに痛めつけられた様々な記憶がよみがえり
全身がガタガタ震えだしてくるのを感じていた
ど、どうしよう・・・どうすれば・・・ワタルさんっ!
心の中で呼びかけたが聞こえるはずはない。
だが、後ろから、「タニ、どうしたっ!ダメかっ!」と声がして、
はっ、そうだ、僕が・・僕が・・・と思い、「平気っ!」と
自分にも言い聞かせるように大声で叫び、またもゆっくり歩き出した。
近くまで来ると、まず、薬を一口含み、いきなり、リカへ口移しで
飲ませようとした。
だが、リカは思いっきり、それを吐き出した。
「だ、ダメか・・・」
目の前のリカは目つき鋭くタニをにらみつけた。
「おい、俺はやることがあるんだよっ!これをはずせっ!!」
リカは鎖でつながれた手を動かした。だが、はずれるわけはなく、
鎖がすれる音がするだけだ。
はずそうとして、だいぶ動かしたのだろう。リカの鎖でつながれた手首は
血がにじみ、幾筋も血が流れたあとがあった。
足も同じで、血だらけだった。床にしみたあとがある
どうしよう・・・どうやって飲ませれば・・・
タニの頭の中は、パニックになっていた。
&&&&&
すいません。書き出したら長くなっちゃって。
最終回は明日に延びましたーー。
--------------------------------------------------------------------------------
タニはリカを助けられるか・・1 No: 1443
投稿者:あお 02/01/22 Tue 15:51:58
リカが地下牢につながれてから、数日・・・
轟は机の上に黒い液体の入った小瓶を置き、
部屋の中にいるワタルとタニ(?!)の方へ
振り向いた。
今回のリカの事については、邸内では内密にしてあった・・・が、
なぜか、知ってしまったブン(ベッドの中でつい、轟がしゃべって
しまったらしい)から、タニには知らせておくべきだ。
もし、トドさんが今のリカさんと同じ状況になっちゃったら、
僕なら、知っておきたい
知らせてほしいと強く訴えられてしまったのだ。
「ボス!それは?」
轟は小瓶を手に取った。
「ちー坊がドクターにも協力してもらって作った薬だ。
材料を集めるのに苦労したらしい。これをリカに飲ませなければ
いけないそうだ・・それから・・・」
「僕がやるっ!」
は?と、轟とワタルが声の方を向いた。
タニだった。
あ、そうか、ここにいたんだ・・と思う間もなく、
もう一度タニが力強く答えた
「僕がやりますっ!!」
ふぅ・・と、ため息をついたあと、轟がゆっくりと口を開いた。
「あのなー、タニ。よく聞け。これは危険なことでもあるんだ。
この薬を何とか飲ませて、まぁ、他にもやることはあるんだが
たぶん術はとけるだろうと言うことだけどな。
だが、あまりにも、古い方法の催眠だから、その方法でとけるかどうかは
確信は持てない。昔の記憶を思い出しながら、作った薬だそうだしな。」
ワタルがタニの肩に手を置いた。
「お前の気持ちもわかるが、今回は俺がやる。そんなよこしまな理由からでは
ないということは、わかるだろう?」
タニは、力強い瞳をワタルに向けて、もう一度答えた
「それでも僕がやりたい。僕がリカさんを助けたい」
ワタルと轟は顔を見合わせた。
「わかったよ、タニ。気を付けなければいけない事と合わせて
くわしく説明しよう。それを聞いた上で、やると言うならもう止めない
まかせる。俺たちも影で、様子は見るけどな・・」
轟は金庫から、ナイフを持ち出してきた
「タニ、リカが持たされていたナイフだ。これも、重要なアイテムに
なっているらしい
本当に術がとけたかどうか、最終的に確認するのは、
このナイフを持たせることだ。とけていれば別に平気だろうが
もしダメだった場合、リカは、お前を刺そうとする。言っておくが、この薬を
作ったものによると、成功率は80パーセント。100パーセントではない。
それでも、やるか?」
「タニ、いいから俺にまかせろ。」
横からワタルが口を出した
タニは一瞬、迷った様子を見せたが、一言「やる」と答えて、
「その薬を下さい」と手を差し出した。
「そうか、そこまで決心が固いなら、もう止めない。」
轟はタニの手に小瓶を握らせた。
そして、ほらこれも、とタニに手渡したもの。
それは、防弾チョッキだった。
「か、貸してくれるのですか?」
「万が一、ナイフで刺されそうになった時の為にな。
別の意味でも、お前を守ってくれると思うぞ。」
ワタルがえりのところにある、タグに書かれている文字を見せた
「これはっ!」
そこには、リカと書かれてあった。
「リ、リカさんの・・・」
「来い、リカのところへ連れて行く」
&&&&&&
防弾チョッキって、こんな使い方もできるのでしょうか。
くわしい方、つっこまないで、見逃してくださーーい。
--------------------------------------------------------------------------------
レス No: 1442
投稿者:あお 02/01/22 Tue 15:44:45
kekio様 以前、今のちー坊は仮の姿で実はスペシャリストで
トドさんのボデイガードという設定がありましたよね。
あれのおかげで、今回は書いていくのにかなり助かってます。
ベン様 お帰りなさい。ベン様のワタリカ読んでるとなぜか、ほっとする私
です(なんでだ・・・)
タニちゃんが見つけた写真ネタ。最初にふった身としては、とって
もうれしい今回の作品(笑)もちろん、いろんなパターンで撮っ
た写真があったと思いますよ。
そして、新シリーズはどんなふうに展開するのでしょう。
こちらも楽しみにしています。
ももんが様 なんか、コムちゃんも変身(?)してきましたね。
他の方も言ってましたがコムちゃんが攻めキャラになると妖しいです。
密偵は836番様の設定をお借りしましたが、誰たちがいいでしょうね。
いちご様 ブンちゃん、ノルさん、せつないですね。私もこんなふうに心情が
うまく書けたらいいのにな。
ショーコ様 すごいや、どうなってっちゃうの?
ぼん様 バルコニーで、ロミオとジュリエットを思い出しました。
でも、わたるロミオは、行動的だーー。
836番様 きれた(?)リカさん、書いたらとまらなくなったって、
わかる気がする。
蜜偵は私の誤字ですーー、何て間違いするんだ、私。
836番様に指摘されて、PCの前で爆笑です。
華子様 らん様 HT様
レスありがとうございます。も、もう少しで終わると
思うのですが、最終回は明日に延びましたー。
パナマ様 外でやっちゃうタニちゃんもすごかったど、リカワタのけんか(?)
もすごい。一体、どうなっていくのでしょう。
早く続き、書いてくださいね。
0番様 カーペットの理由、私も知りたい。すいません、ほんとにわからないです。
R20様 誰にも真似できないですよ、その文章表現。
すごい。
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 ワタリカ Vol.2 No: 1441
投稿者:ベン 02/01/22 Tue 15:21:22
「で~~~なっ、なんで俺が野獣のルームメートなんだよっ!!」
「さあ・・・。ボスの命令なんで。」
厨房チームの(いったいこの頃の厨房チームって誰?どなたか教えて。)同情
的な視線がリカに注がれる。
「くっそ~そんな目で俺を見んなっ!俺は同情されるのは大っ嫌いなんだっ!!」
荷造りしてくれている厨房チームを残し、荒々しく部屋を飛び出るとリカは轟
の元に向かった。
「ボスっ!なんでまた、あんな奴と俺がっ・・・!?」
「あんな奴?」
むぎゅっ。
轟はリカの胸ぐらをいきなり掴むと、勢いよく壁に背を押して当てた。
轟の顔はリカの脚がすくむ程に冷たく恐ろしい。
「リカよお~。お前、何か勘違いしてねえか。ワタルはお前の兄貴分だぜ。
お前ボコボコにされてえのか~?」
轟の顔がぐっと近づく。
「この組の和を乱す者は、俺が許さねえ。今日からワタルに張り付いてあいつ
から全てを学べっ。極道の生き方を体に叩き込めっ。それが出来ねえのならこ
の組にはいらねえっ!!」
轟は最後に燃える目ですごみを効かせると、喉元の拳にぎゅっと力を入れた。
「むぐっ、ゲホゲホッ・・」
解放されたリカの脚はがくがく震え、全身冷たい汗でびっしょりだった。
「・・・ワタルから学べって・・・いったい何をだよ???・・・」
--------------------------------------------------------------------------------
轟組の男達 ワタリカ Vol.1 No: 1440
投稿者:ベン 02/01/22 Tue 14:30:13
>華子様、コムちゃんに対して野獣になるワタルってひょっとして初めて?
なんだかドキドキします。コムちゃんだいぶ強くなってきたし。楽しみです。
>らん様、ミズゆうかもラブラブなのですね。ミズ君もゆうかちゃんもあまり
なじみがないものですから興味津々です。
初々しくないまま、組み配属(って言うのかな?)直後のワタリカ続けます。
・・・
リカはなかなか他の組員達とうち解けることが出来ないでいた。
掃除をサボるのは相変わらずだし、一日のほとんどを一人で過ごしていた。
仕事時間中に部屋に一人引き隠るのはさすがにはばかれるのか、リカなりに組
に慣れようと思うのか、屋敷のあっちこっちをフラフラして様子を見ていた。
そして日に一度は、どこからともなく現れたワタルに殴り倒されて、どこかの
部屋に引きずり込まれ乱暴された。
「あいつの性格が問題だな。」
轟がつぶやいた。
『リカは変にプライドばかり高くて、ワタルをはじめ、学のない極道連中を小
ばかにしている風がある。見てくれがよくて目立つのもあいつの高ピーな態度
に拍車をかけているのだろうな。
リカはこの世界で生きていくのに必要の無いモノばかり持っていやがる・・・
いやっ、あのルックスと体は絶品だが・・・・・。
ここはあいつの根性をたたき直すしかないだろう。ようし。』
「おいっ、ワタル。お前、今夜からリカと寝ろ。」
ワタルは信じられないという顔で耳まで真っ赤になった。
「ええっっ・・・てボス、おれ毎日ヤってますけど・・・ご存じかと・・・」
「いやっ、そんなちょこちょこっと、でなくて・・・あいつにお前の力を見せ
てやれ。かなわん相手だとな。」
「はあ・・・。」
「あと、猿ぐつわは止めとけっ。」
「はっ??」
「いいから行けっ。リカの荷物はあとから運ばせるから。」
リカの修行が始まった。
ってナンの修行だ~~~。でもあまりエッチではない予定です。真面目な極道
モノを書きたいな。でも私にはムリ???(いえ、エッチでないという方)
--------------------------------------------------------------------------------
No: 1439
投稿者:いちご 02/01/22 Tue 14:17:07
昨日は酸欠でレス出来なかったので 改めて。
今日はスランプ(笑)なので長レスします。
ベン様 お帰りなさい(言うのが遅いっ!) お陰様で図書室が
隠微な場所に思えてゾクゾクします~。どんな写真なんだろう。
keiko様 そうなんです。トドさんはブンちゃんが何より大切なんです。
もちろん私の脳内決定ですが^^;
あさこちゃんの心境良かったです。なぜわからないー。
あお様 ちー坊の活躍が嬉しすぎ。口調が普通なのがかっこいい。
それにしても836番様の密偵って各部屋のH覗き放題でしょうね。
パナマ様 書いて下さって良かった!トイレでの様子わくわくしちゃった。
潔い文といいますか、ストレートに「小便」と書くあなた様がステキ。
ももんが様 コムちゃん変貌?!普段は可愛いけど怒ったらホントに
恐そうですね。
らん様 ミズくん色っぽーい。抗争って弟は無事なんでしょうか。
ゆうかちゃんを見るトドさん気になる(笑)
華子様 苦しい?嬉しい!(←なんで?) もうちょっと待ってー。
ワタルくん本当にコムちゃんが愛おしいのですね。羨ましいぞ。
ショーコ様 あなたの頭の中覗いて見てみたい。次から次ぎへと凄い。
笑いのセンスもいい! 酸欠?嬉しい!(←だからなんで?)
卯月様 初めまして。ここでブンちゃんがかなり好きになってくれた
なんてとても嬉しいです。本当にここに出てくる人みーんな好き
になってしまいますよね。文壇デビューお待ちしてます。
0番様 (だから私が依頼しますってば) ワタルくんin庭 楽し~い。
0番様の世界だわ~。はるひくんは庭師の弟子でしたでしょうか?
ちょっと記憶が怪しいぞ。今回はじめて?作品の中に「ぶん」と
いう字を見つけ、やたら嬉しい私。実はその昔、0番様の完璧な
設定のの中にビラビラのブラウスを着たキレたブンちゃんをトドさん
の愛人にしてイスの肘掛けに座らせたのは私です。
その節はすいませんでした。カミングアウトしてしまったわー。
あや様 リクエストありがとうございました。はるひくんは出演して
いましたので、づう川さんでいこうと思います。口調もづう川さん
の方がイメージ合うかも。名前はみかげかな。
836番様 ブンちゃんせつない? りかちゃんもせつないわ~。
よしよしってしてあげたい。(りかちゃん嫌でしょうけど)
タニちゃんも罪ね♪
R20様 ステキです。(何をいきなり・・・) ビビる必要などまったく
ございません!!!どうかこのままお続け下さい。(外道は私です。
極道とはまったく関係ない色恋しか書けません。)
応援団様 いよいよ帰国ですね。楽しみだわ。ああ、でもずんちゃん
せつないですね。
KARARA様 トドさんステキー。続きが気になって仕方ないです。
るり様 屋根裏面白かったです。麻路さんとこでの修行もぜひ。
ぽん様 ワタルくんすごい!ベランダ登っちゃうなんて。コムちゃんも、
もう許しちゃうのかな。
K様、HT様 他の誰になじられようとも お二人にツボッて頂ければ
書いたかいもあるというものです。ありがとうございました。一日を
ゆっくり書こうと思ったら無駄に長くて引っ張ってすみません。
--------------------------------------------------------------------------------
ミズゆうか(エピローグ)完 No: 1438
投稿者:らん 02/01/22 Tue 14:09:06
コンコン
ドアには鍵がかかっている。
コンコン
もう一度ノック。
部屋の中から
「誰だ?」と険しい声。
「あの、ゆうかです」
ガチャ
「入れよ」
扉が開くとそこにいたのはまとぶん。
ゆうかちゃんが部屋に入るとベッドの上にはかよこちゃんがいました。
ついさっきまであんなことやこんなことが
繰り広げられたと思われる二人の様子に
ポーっと赤くなるゆうかちゃん。
「何赤くなってるんだよ」
「こんにちはゆうかちゃん」とシーツをまきつけにっこりかよちゃん。
「こ、こ、こんにちは」
「お前、大丈夫か?」
「あ、うん。本当に色々とありがとう・・・(ふかぶかとおじぎ)
で、ミズさんがこれを届けるようにって」
ゆうかは大きな箱をまとぶんに手渡した。
「それじゃ、僕・・・」
「またね、ゆうかちゃん」とにっこりかよちゃん。
「なんだこれ?」
箱をあけるなりいきなり笑うまとぶん。
「何もらったの?」
箱の中には何点かいろんなパターンのかよこちゃんの衣装が入っており、
さっそくまとぶんによるかよこちゃんの着せ替えショーが
始まったのはいうまでもありません。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
あーこんな終わりでいいのだろうか・・・・・(--;)
読んでくださっている方、ありがとうございます。
しばらく、ロム専になっておとなしくしています・・・・・
わたるもまだゆうかちゃんの事ねらってるよね~?
トドさんも・・・・?
自分で話をふっておきながら書けないやつ・・・
どなたか書いてくださる?(人任せ/汗)
--------------------------------------------------------------------------------
ミズゆうか(再会 2) No: 1437
投稿者:らん 02/01/22 Tue 13:49:02
体調も良くなってきたのでゆうかを厨房の仕事場へと送り出したミズ。
ドクターから部屋に帰ってもいいといわれ、
ゆっくりと自分の部屋へと戻ってきた。
部屋の中はきちんと片付けられていたのだが、
ソファーのわきにまるめられたものに視線をうつすミズ。
広げてみると、ところどころに破られたタキシードだった。
「まさか、あいつ・・・・」
「ミズさん~!ドクターから部屋に戻ってるって聞いて・・・・あっ・・・・」
「ゆうか、これはいったい・・・」
「あ・・あの・・・・それは・・・わたるさんが・・・・」
「わたるさん・・・?」
「ごめんなさい!!」
ミズの顔から血の気が引いていく。
「お前、まさか・・・・」
「ぼ、僕、わたるさんにキスされちゃったの・・・
ぶんさんの所にお茶を持っていく途中で・・・
でも、途中でまとぶんが助けてくれたんだ」
「キ・・ス・・だけか?」
「うん・・・・」
ふーっとソファーに倒れこむミズ。
「ミズさん・・・?」
「こっちに来いよ」
両手をひろげるミズ。
「お前を早く抱きたい・・・ずいぶん我慢してたんだぜ」
引き寄せられるようにミズの胸に飛び込むゆうか。
ゆうかを抱きしめ甘いキス。
「ん・・・・ミズ・・・さ・・・ん」
「そんなキス、オレが忘れさせてやるよ」
優しく、時には激しく、止まることなく続くミズの攻撃に気が遠くなりながらも、
ゆうかは幸せを感じミズにしがみついて何度も果てた。
いく度もゆうかに沈み、ゆうかが何度も気を失っていく姿に、
『こいつは、オレだけのものだ』
と、思うミズ君でした。
--------------------------------------------------------------------------------
ワタルくんの悩み?パート2その5 No: 1436
投稿者:華子 02/01/22 Tue 13:48:37
ワタルは、思わずコムを抱きしめ、そのまま抱き上げると
ベットへ少し乱暴に放り出した。
バスローブの下から、華奢でしなやかな足があらわになる。
「もう、ヤダ!ワタルさん。昼間でしょう。それに仕事中!」
すねて顔をそむけるコム。
「もうコム、許さないぞ。さっきの平手のお返しをしないとな、、。
お前、結構力あるから痛ーんだよ。」
コムの顎を掴み、自分の方を向かせる。
それでもコムは、ワタルを見ない。
ワタルも痺れを切らして、コムの唇を激しく奪う。
コムは、暴れだしワタルを押し離そうとする。
「もう、ワタル、、さん。今は、、ヤダッ!」
「コム、いいかげんにしろよ!」
ワタルは、暴れるコムの両腕を掴み、頭の上に捻り上げた。
凄い力で捻り上げられ、痛みで顔をしかめるコム。でも、声は、あげない。
ワタルは、コムを見下ろし、再び唇を塞いだ。
硬く閉じられた唇をこじ開け、舌を差し入れようとした。その時、
「うっ!!」
ワタルは、驚いて唇を離す。
コムは、思い切りワタルの唇を噛んでいた。
ワタルの唇からは真っ赤な血が、したたっている。
「コム、、おまえ、、」
ワタルの唇から流れる血に、青ざめるコム。
コムに噛まれ、流れ出る血を舐めながら、、ワタルは、キレた。
「ワタル、、さ、ん、、」
そして、ワタルの表情の変化にコムの白い肌が
いっそう透き通るように青くなった。
***************************
どうしましょう。コ、コムちゃんが、、、って自分で書いてるのに
なんだか、よく分からなくなって来ました。
--------------------------------------------------------------------------------
追伸 No: 1435
投稿者:るり@会社 02/01/22 Tue 13:42:24
出入りのときに羽や燕尾服を着るのは、もちろん、
和央組との抗争ばなしへのオマージュでございます。
(っていうか人の落としていったネタを落ち穂拾いしているだけの私です)
836番様とベン様でしたか~。
あのあとコムちゃんに「ワタルさんはなんで正装じゃないの?
僕を助けるために急いできてくれたんだよね」なんて、
か~わいぃ台詞を言わしめたのは、どなただったんでしょう・・・。
--------------------------------------------------------------------------------
ワタルくんの悩み?パート2その4 No: 1434
投稿者:華子 02/01/22 Tue 13:07:23
ワタルは、びしょ濡れのコムを抱きかかえたまま部屋に入った。
とにかく、コムの濡れた服を脱がせようとする。
「ヤダッ。ワタルさん、自分で出来るから大丈夫。仕事中だったんでしょう?
戻っていいよ。心配しなくても大丈夫だから。」
コムは、恥ずかしそうにバスルームに向かう。
「何恥ずかしがってるんだよ。コム、、」
後ろからギュッとコムを抱きしめるワタル。
そして、耳元に囁く。
「夜のコムは、何なんだぁー。すご~く、淫らだぞ。」
クルッと振り向いたコム。
バシッーとワタルの頬に平手打ち。真っ赤な顔のコムは、
「ワタルさんのエッチ!!」
と、バスルームに入っていった。
「コム、悪かった。でも、コム、本当にハラハラさせないでくれよ。
昨日といい、今日といい、落ち着いて仕事も出来ないんだ。」
「・・・・・」
返事が無い。響くのは、シャワーの音だけ。
鍵が掛かっていて、ドアは開かない。
「コム、コム。何とか言ってくれ、、。」
だんだん情けない声になっていくワタル。
シャワーの音が止まり、ドアが細く開く。
「あれー?ワタルさん、まだ居たの。仕事に行ったと思ったのに、、」
シラーとして言うコム。
シャワーを浴びて出て来たコムは、バスローブをきっちり着込んでいる。
洗い立ての石鹸の香り。暖まったコムの頬は、ほんのりピンク色。
(そんな美しいコムちゃんの姿を見たら、ワタルくん我慢出来るわけありません)
*****************************
ということで、もう少しだけ続きます。読んでくださっている皆様、ありがとうございます。
面白くないものですのに、、。この先は、皆様の作品に大きく影響を受けてしまって、、いるようです。
--------------------------------------------------------------------------------
ミズゆうか(再会 1) No: 1433
投稿者:らん 02/01/22 Tue 13:03:48
ガチャ
ドアが開きドクターが出てきた。
「君は、ゆうかだっけ?」
「はい」
「ずっと、そこにいたのかい?
意識が戻ったのでちょっとだけなら入っていいよ。くれぐれも・・・・」
ドクターの言葉を最後まで聞かずにゆうかはドアの中へと
飛んで入っていった。
「おいおい・・・ま、大丈夫かな。わたるやりかとは違うみたいだし・・・」
飛び込んで入ってゆうかが見たものは
ベッドの上に寝ている青ざめた顔のミズ。
体には包帯がまかれ点滴がつながっている。
「ミズさん・・・・」
そっと、ミズの手をとり自分の頬にあてる。
「ん・・・・・ゆ・・・・うか・・・・・?」
「ミズさん!」
思わずだきついてしまうゆうかちゃん。
「いてっ・・・!!」
「あ・・・・ごめんなさい・・・僕・・・僕・・・・」
引っ込んでいた涙がミズの声を聞いたとたんあふれてくるゆうかちゃん。
「おい、せっかく久しぶりに会えたのに泣くな」
「だって・・・・グスン、ヒック」
「待たせたな・・・・ってこのざまだけど」
かげりをおびたミズの顔が伏し目がちにうっすらと微笑む、
それはぞくぞくするほど色っぽくてゆうかはドキドキしていた。
「ミズさん・・・大好き・・・」
気が付くとゆうかの方からミズへとキス・・・
ゆうかの長く優しく、それでいて情熱的なキスを受け
「ゆうかにこんなキスしてもらえるなら、ケガするのも悪くないな」
と小さくつぶやくミズ君でした。
その後、ゆうかのつきっきりの看病のもと、ミズは順調に回復していった。
看病している間に、ミズの本来のエキスパートな仕事について、
和央組にいる双子の弟について、
今回のケガにいたるまでのいきさつを淡々と話すミズ、
ただ黙って聞いているゆうか。
「オレはこれからも、お前をおいて出かけなくてはならない時がある。
それでも、いいか?」
しばらく黙っていたゆうかちゃん、
「ミズさんが死ぬ時は僕の死ぬ時。
何かあった時にも僕はいつでもミズさんのそばにいたいんだ。
その為にはやらなくちゃいけない事が山ほどあると思うけど、
僕がちゃんと出来るようにミズさん僕に色々と教えてくれる?」
そう、言い切ったゆうかの瞳はきらきらと輝いていた。
「そうだな・・・でも・・・・・」
「でも?何?」
「もうちょっと今のままの、オレだけの可愛いゆうかでいてくれよ。」
--------------------------------------------------------------------------------
ミズゆうか(一人になったゆうか 6) No: 1432
投稿者:らん 02/01/22 Tue 13:00:00
ドクターの所って・・・・?
弟?
なんだろう・・・?
僕の知らないミズさん・・・・・
なぜか涙が出てきてしまうゆうかちゃんでしたが
ドクターの所に行こうとした時窓からふと玄関をみると
ちょうどチー坊の車が入ってきた。
車が玄関に横付けになるとチー坊が毛布につつまれた何かを運んでいる・・・
もしかして、あれ・・・・
そのままドクターの所に全力疾走するゆうかちゃん。
ハーハーと肩で息をしながらドクターの所にいくと
遠くから誰かが病室に移されているのが目に入った。
「ミズさん!ミズさん?!」
「ん?」
ドクターが視線をおくるとゆうかが走ってくるのが見えた。
ドクターの前まで来て勢いあまってこけてしまったゆうかちゃん。
「いたっ・・・・あの・・・・ハーハー・・・今・・・はこばれたの・・・って・・・・」
息も整わないままのゆうかちゃんに
「外で待ってなさい」
とドクターは病室に入ってしまった。
「開けて!開けてよ・・・先生!!」
ドンドンとドアをたたくゆうかちゃんの肩をつかんで
「ダイジョウブデ~ス。ミズさん死にまセンネ~。落ち着くデス~」
涙で前がみえなくなってるゆうかちゃんをチー坊が慰めます。
「ミズさんどうなっちゃったの?」
「抗争に巻き込まれひどいケガしてマス。デモ、ミズなら、すぐなおりマスネ。」
「ミズさ~ん」
と泣きじゃくるゆうかちゃんは誰が何をいってもてがつけられませんでした。
そのまま、病室の前から動こうとしないゆうかちゃん。
時折ドクターが出入りするのをただ見つめています。
夜がふけても眠ることもなく、もちろん何も食べません。
薄暗い病室の前にうずくまり、ドアをじ~っとみつめるのみ。
その時、ふわっと何かがゆうかちゃんを包みました。
「おい、自分の身は自分で守れっていっただろ。風邪ひくじゃないか」
顔をあげるとそこにいたのは毛布をもったまとぶんです。
「お前が倒れたら、お前はあいつに会えなくなるぞ」
ゆうかちゃんが何かを言おうとしますが毛布だけを置いてまとぶん静かに立ち去ります。
『ありがと・・・』
毛布にくるまり、ミズの安否を気遣うゆうか。
いつのまにか夜が明けてきました。
--------------------------------------------------------------------------------
レスだけ(^^) No: 1431
投稿者:華子 02/01/22 Tue 12:18:07
>パナマ様 お久しぶりです。ワタリカ、やっぱり、す・凄いです。
タニくんの激し~~い感じにもドキドキしちゃいました。
>ワタコム応援団に入ります様 ずんこさんに挨拶するコムちゃん。なんかじ~んとしちゃいました。
>0番様 カーペットが、どのように使い物にならないのか私も知りたいでーす。
(鼻血は、止まりました。でも、ドクターにも見て欲しいかも?優しくね。)
>836番様 リカさん、だ・だいじょうぶでしょうか?でも、こんなリカさんも魅力的です。
>ぽん様 ワタルさんって、本能の人なんですね。(私も、話の方向かえなくては、、?)
>R20様 スッーと引き込まれる感じで、ドキッとしますね。
>ショーコ様 おもしろーい!!み~~んな登場の巨大化、楽しみです。でも、いったい誰が、アサコちゃんに・・・。
う~ん、気になりますね。ワタコムのバスルームシーンには、ドキドキしました。
こんな2人の雰囲気、大好きです(チュッ)
--------------------------------------------------------------------------------
レスれすレス No: 1430
投稿者:ベン 02/01/22 Tue 07:36:16
>ここであんな事やこんな事してる人たちが歌って踊ってるー!!(反対?)
って私も思いました、ガイズ観て。あれ?ドクターが極道してる~何でえ~?
なんかも思っちゃって・・・。もはやここ中心の生活なのですよね。
>R20 様。ひょっとして、タニちゃんしちゃった?ゆうひ君寂しげでよいで
す。タニちゃんとリカさんにオーバーラップするところに月日の流れが感じら
れますね。
>パナマ様。今回のごーごーシリーズ、1・2とも凄く面白かったです。屋外
であんなこことを・・・タニちゃんも大胆になりましたね~。個室の中の格闘
もなんだか男っぽくて、迫力あってHその物にも負けず劣らずHな気分にさせ
られました。続きがあるのかしら・・・期待・・・。
--------------------------------------------------------------------------------
0番様~そういう意味ではないんですよ~(焦) No: 1429
投稿者:0番様最高~改め白い星 02/01/22 Tue 07:01:15
ハイ、さすがに固定HNに改めさせていただきます(今更・・・)^^;
あの~私が言いたかったのは、0番様の作品があまりにも素晴らしいので、
0番様が書かれようと書かれまいと、他の方の作品を望まれようと(笑)
もはや「かよこちゃん・まとぶんストーリー」は、0番様専属のもので、
触れてはいけない『聖域』のようなもののように感じられるのでは、
(私がそうでした)^^;
というようなことが言いたかったのです~
私の文が拙くて、誤解されてしまわれたのなら、本当にすみません・・・(泣)
これからも、沢山沢山書いて頂けるのを、楽しみにお待ちしています^^
ららら様も言われてましたが、0番様のかよこちゃんとまとぶんの、
切なくも激しく燃え上がる「愛の嵐」の世界は、
本当に、エンカレの『せっかい(笑)の終わる日まで』
(by「小部屋」でのかよこちゃんのコメント)^^;
の歌詞そのものですよね・・・
「誰一人にも祝福をされなくても 僕らこの愛を信じて生きようー」
(・・・歌うなーっ)(爆)
・・・って書いてて・・・あーーーーーっっっ!!!
昨日は、そのエンカレCDの発売日だったんじゃないのーーーっ!?
ここに夢中になるあまり、すっかり忘れてた・・・私ってホントバカ・・・(号泣)
それから・・・
「愛の嵐」ノーカット版、私も是非是非見たいですー!!^^
轟組の面々は勿論(笑)、組を支える善良な市民の皆様、ならぬ、
この掲示板を盛り上げてくださるライターの皆様、そして
それを楽しみにしているロムラーの皆様が心待ちにしていると思います^^
という訳で・・・決めの台詞はやっぱり
「やめちゃやだ」「もっと」でございます^^
--------------------------------------------------------------------------------
錯乱編・続Ⅲ No: 1428
投稿者:R20 02/01/22 Tue 06:04:59
逃げるな!とのお言葉に取り合えず少し続きです。
皆様みたいにちゃんとカタつけられるような文才が無い上、なんか酔っ払いの愚痴みたいなシロモノで・・・
メンタルな3×に成り下がってしまいました。
見逃してください。
§§§§
放たれた言葉だけが、静かに凍りつく。
この美貌の青年とりかの事は、噂では知っていた。
りかの背を追いかける自分が、考えるのもおこがましい事だった。
半人前の自分と、彼の差は嫌というほど分かっていたつもりだった。
そんな自分が出来ることは、前を向く事だけだった。
だから、ゆうひを真っ直ぐ見つめてしまった。
「言うはず無いな、あの人が。」
目を眇めて笑うしかない、俺。
罅が入った空気の中、タニの唇だけがやけに紅い。
一片落ちた、花弁の様に。
未明の雪の中、一人立ち尽くすゆうひはもう凍えてしまいそうだ。
あの花弁は、もしかしたら暖かいのかもしれない。
あの人が求めた、ただ一つの花弁だ。
吸い寄せられるように、薄い唇でそっと触れてしまった。
この瞳に映るのは、一体誰の目だ。
あの人が求めた、この瞳に。
群れから逸れた狼の仔は、こんな目をしているのかもしれない。
何処からか、雪の舞う音がする。
瞳の奥に微かな曙光を見たような気がした。
あの人を暖めた、光。
寒さは耐え難いものになっていた。
一筋でいい、陽の光が欲しかった。
驚くほど優しい唇の感触に、ゆっくりと頭が覚醒する。
静かに割って入る舌は、りかと同じ匂いがした。
まだ誰も踏んでいない、雪の匂いが。
切ない程の冷たさに、思わず指を伸ばしてしまった。
ゆうひの髪は、淡雪のように柔らかい。
あの人にするように、深く指を沈めてしまった。
震える唇を暖めてあげたくて、少しだけ微笑んだ。
あの人とするように、舌が深く絡み合う。
首筋から背骨を、タニの華奢な指が滑る。
唇から首筋へ、ゆうひの冷たい唇がなぞる。
鎖骨に浮く汗を、舌で掬い取る。
汗は陽の匂いがした。
りかの翳に抱かれたように、お互いの吐息だけが部屋に響く。
溶け合う汗が、粘つくように音を立てる。
お互いの瞳に映るのは、いつしか同じものになっていた。
肩甲骨に浮かぶりかの口付けの名残を、ゆうひは丹念に追っていく。
封じ込めていた孤独を吐き出すように。
長く細い指の一つ一つに、タニは指を回してゆく。
あの人を暖めるように。
しなやかな背が強張り、反り返るのを胸で感じる。
薄い曙光が差すように、静かにお互い果てていった。
何したんだよ、俺。
目覚めると、一人だった。
心の奥底で凍りついていた涙が、初めて溶けて頬を伝った。
§§§§
--------------------------------------------------------------------------------
えっと、レスです No: 1427
投稿者:R20 02/01/22 Tue 05:56:19
836番様:暖かいお言葉を有難うございました.外道というか、何か余りに設定・文体共々浮きまくりでいいんだろーかと
ビビりながら書いているもので・・・・同じ人でもこうも違うのかと危ういりかさま拝読しております。
華子様:ワクワクしていただいて、すみません、腰砕けもいいところです。
ワタルさんのドタバタぶりがラブリイで楽しいです。
あお様:あのような駄文を個性と仰って頂けて、すみません(こればっか)。
「ワタルだけが分からない」に密かに受けてしまいました。
ベン様:写真の謎がやっと解けました。いい夢見られそうです(笑)
私も東京よりムラの滞在時間が長いかもなんできっと劇場ですれ違ってますね(~_~;)。
ももんが様:新しいと、いうより多分くどくてて誰も書かないだけだと思いますです。かしげちゃん好きなんですよ、実は。
タニと、とか妄想したこともありましたがいかんせん繋がらなくて断念。
あや様:いえ、そんな・・・カッコつけすぎの玉砕になること確実なので。ゆっくりとか読まないで下さい(願)。
ららら様:よかった、ゆうひさんカッコよく見えて頂けて。イメージぶち壊しだったらどうしようと思っていたもので。
ショーコ様:シビレ・・・それは何か悪いものを召し上がってしまったのです。
受難、大受けです。リカタニで乱入したい自分。
0番様:すみません、私のような陰惨系がかよこちゃんに目をつけてしまって。
普段の舞台で時折見せるかよこちゃんの表情とかに、もっと強い役をやらせたら面白いのになーと常々思っていたもので、
お許し下さいませ。
HT様:さ、作品とか言わないで下さい・・・・単なる寝言のようなものですので、お恥ずかしい限りです。
バナマ様:今更のゆうひ、かもしれません。時流に乗れない私です。
呼び方はなんでもいいです(「変態のリカの人」はちょっと情けない(旭;))。
バナマ様の清々しいようなHが陰気な私は羨ましい。続き楽しみです。
--------------------------------------------------------------------------------
めんずごーごー2 No: 1426
投稿者:パナマ 02/01/22 Tue 03:15:19
【2】
コムのこともある....暫くの間はワタルは耐えた。しかし、我慢は体によくない。
だから些細なことで、そのタガがはずれるようになっている。
ワタルはトイレでリカとはち合わせた。
ワタル:「おう。」
リカ :「ああ・・・」
2人の小便の音だけが響く。
ワタル:「最近どうだ。」
リカ :「別に・・・だいだい、しょっちゅう顔会わせてるじゃないかよ。」
ワタル:「でも、話してない。」
リカ :「何、話すことあるんだよ、今さら。」
ワタル:「・・・タニとはどうなんだよ。」
リカ :「どうって・・・お前、見てたんだから分ってんだろ。うまくやってるよ。」
ワタル:「お前、オレ見てたの気付いてたのか? 」
リカ :「はっ、お前みたいなデカイ図体、誰だって気がつくってーの。
そもそも隠れようって気があったのかよ。」
リカはズボンのチャックを上げると歩きだした。
ワタルも用を済ませチャックを上げる。そして、リカの腕を掴んだ。
リカ :「きったねーな。ちゃんと手を洗ってから触ってくれ。」
ワタルはリカの言葉にはおかまいなしで、その手を離さず、
リカを引っぱるように個室に連れ込んだ。
リカ :「何だよ!」
ワタルは何も言わず、リカのベルトを外しにかかった。
リカ :「何してんだよ! お前は!」
ワタル:「いいから、黙ってろ!」
リカ :「よくねーよ!!」
手を止めないワタルの股間にリカの膝が勢よく入った。
ワタル:「っつ・・・ばかやろう・・・男同士でそれはないだろ!」
リカ :「お前相手に反則使わんでどうするっ!」
リカがガキに手を掛けたがワタルがそれを上から押さえる。
そして、今度はワタルがリカのみぞおちに1発拳を食らわせた。
そのままワタルの腕に落ちるリカ。それを強引に起こし上げ、
ワタルはリカの唇を奪った。
ワタル:「ここ、狭いんだから暴れんなよ。」
リカはふっとワタルに笑って見せるとワタルの頭に手を延ばした。
ゴンッ!...リカの頭突きをもらってリカの前で頭を下げるワタル。
リカはすぐに、ボディに1発。さらに体が下がったところに、両手を組んで
それを背中に落とす。ワタルが膝をついた。リカは容赦なくケリを入れた。
ワタルの体が浮き、今度は腰をついた。
リカはワタルの髪を掴んで便器を抱かせるようにうつ伏せにする。
それからワタルの右手を取り、ねじ上げ組み敷いた。
リカ :「ワタル、お前ね、つまんないヤキモチ妬くなよ。
オレがタニとどうしようとオレの勝手だろっ!
オレがお前とコムのことで何か言ったかよっ!
いいよ、しようぜ・・・でも、今回はオレがお前をヤラせてもらう。」
リカがワタルのベルトに手を掛けた。
ダンッ!!...
ワタルがリカに手を取られたまま、勢きよく体を起こし、そのままリカを扉に打ちつけた。
ワタル:「冗談じゃねえ! ヤラれんのは、前回の1回こっきりと決めている!
オレがヤキモチ・・・・それも冗談じゃねえや!」
背中をしこたま打ってしゃがみ込んだリカを、今度はワタルが髪を掴み立たせた。
ワタル:「なんのことはない、今までのは前儀ってもんだな。 燃えたか・・・リカ。」
リカ :「ふんっ。」
立ち上がったリカとワタルの目が合う。
--------------------------------------------------------------------------------
めんずごーごー1 No: 1425
投稿者:パナマ 02/01/22 Tue 03:07:54
長い作品になってしまいました。同じ題名、名前で投稿しますので面白くねえッ、
興味ねえッと思いのお方、すっ飛ばしてくださいませ。
おバカ野郎系のちょっとだけハードでH(というより下ネタ)な話になると思います。
というわけで『いけいけごーごー』のその後、 すかっりリカ×ワタが認知されてる中、
ここではまだ未遂、ワタコムXday終了後、タニ君少し危ない路線入ったな・・・
って感じのところからよろしくお願いします。
【1】
「?」外回りから戻ったワタルは、裏庭の駐車場でリカの上着を見つけた。
「・・・何で・・・」ワタルはあたりを見回すと雑木林に向かって、
今度は靴が落ちている…。
轟屋敷。そのまわりをぐるりと林に囲まれていて、その内部は一般には
明かされていない。故に市民の皆さんは、ここを秘密の花園と言ったとか...
言わないとか...。
(リカのヤツ~、まった、若いのにちょっかい出してるのか~。そーいや、
リカとはここんとこ御無沙汰だったな。コムと晴れて夫婦になってから・・・)
とワタルはリカの上着を肩にひっかけ薮に向かった。
「うっ・・・ん・・・あっ・・・」
「!」 ワタル君、ショ~~~ック。(ウソだろ・・・・・・)
ワタルが目にしたのは、木の幹を背にして抱かれているリカの姿だった。
リカの両の手首はネクタイで縛られて男の首にかかかり、
男が突き上げると同時に、抱え上がられた右足と一緒に力なく揺れていた。
(抱いてるんじゃなくて、抱かれてる・・・)
ボキボキッ...ワタルは思わず目の前の小枝を握った。
すると「しっ!」とその手を掴むモノがいた。...ミズだ。
ミズ :「今、いいところなんです。」
ワタル:「は!?」
ワタルは視線を脇にずらすと、そこには厨房組と若手の面々がズラリと
ギャラリーとなって静かに薮や落ち葉に身を沈めていた。少し離れたところでは、
チ-坊が気を失ったねったんの鼻にティッシュを詰めている。散らばるじゃがいも、
さつまいも、熊手にほうき....。つまりは、落ち葉を集めて楽しく焼きイモ大会が、
この場に遭遇して生本番鑑賞大会になったというワケだ。
そして、もうひとり...
「ははっ、ワタルじゃない。 乱入するかな・・・」
ぶんも屋根の上から双眼鏡で鑑賞していた。
「はあっ・・・ん・・・ううっ!」
リカの苦痛とも喜びとも区別つかない声がひときわ大きくなるにしたがい、
あたりは静寂をおびてギャラリーの喉をならす音が今にも聞こえてきそうだ。
ワタルは、朦朧としたリカの表情をただ見つめるだけだった。
(相手・・・誰だ・・・)
ワタルはリカを突く男の背中に眼を飛ばす。
ドサッ...足を離されたリカが落ち葉の上にしゃがみこんだ。
男がリカに何か語りかけながら手首のネクタイをほどく。
白い シャツだけを羽織ったリカは黙ったまま幹に寄り掛かり目を伏せた。
そのリカが儚げで、それでいて綺麗でなぜかワタルを泣きたくさせた。
男は四方に散らばったリカの服を拾いはじめた。
その男がワタルのほうを見た。ワタルが「はっ」としたときにはすでに遅く、
その姿は見られていた。しかしミズはじめとする他ギャラリーはうまいことはけて、
すばやく別の場所に身を隠した。
《すばやいっ・・・も、もしやこのなかに836番様のボス・トドの密偵が・・・》
その男がワタルに向かって歩いてくる。
ワタルの瞳孔が開く。(タニ・・・・・なのか)
「ワタルさん、すいません。」
にっこり笑いながら、タニが手を差し出す。しかし、その目は笑っていない。
ワタルは茫然とタニの顔を見た。
「ワタルさん、リカさんの上着。」
ワタルは何も言わずにタニに上着を渡した。タニは満足そうにそれを受け取ると、
リカに素早く身支度をさせ、リカの肩を抱いてその場を去っていった。
ミズを除くギャラリーは、気まずい雰囲気に先ほどのリカとタニの情事の興奮を
押さえ、流れる鼻血もそのままに、皆ぞれぞれ静かに熊手にほうき、
そしてイモを抱え消えていった。ねったんはチ-坊に回収された。
ワタルは立ち尽くしていた。
ミズは、それを見て立ち尽くしていた。ミズは男の色気、美学を勉強中。
リカのことには興味津々。そしてワタルとの男同士の友情ってやつにも....。
だから、ワタルがこの様子を黙っているわけがないと思っていたが....。
(ワタルさん、背中が寂しそー。こういうの、男の背中が泣いているっていうのか。)
....違う。それは、寝取られ男の哀愁....なにぶんミズは勉強中だ。
「ちぇっ、つまんないなー。ワタル情けない、タニに食われてんの。
でも、これって、コムにとってはいいことだよね。」
屋根の上のぶんが双眼鏡をおろして呟いた。
--------------------------------------------------------------------------------
投稿再びのご挨拶レス No: 1424
投稿者:パナマ 02/01/22 Tue 02:58:59
【ロムの皆様、ライターの皆様へ】
久しぶりにレスしたら・・・煩悩爆発。やってしまいました。休みに時間が取れたのを
いいことに書いて・・・しまいました。で、書いたんなら送っちまえと勇気(無謀とも言う)
を奮い立たせてしまいました。(この書き物ってここをバックボーンを軸に描いてるので
独立して作品としてなりたたない。ここに乗せない限り完成しないかなと・・・)
再び御迷惑おかけしますが、よろしくお願い致します。
煩悩溜め込み一挙大量放出タイプの私は、勢いだけで書き綴ります。まとまりがない
・・・・で、長くなる。先(書きたいシーン)は見えてるのに、そこにうまく辿り
着つけない。(もしくは、それだけうまく取り出せない。)で、更に長くなる...。
ですので、心苦しいですが今回も時給自足リレーで失礼します。 前回書いてた暮の
4日間は話をなんとかこことリンクさせようと必死こいてしまいましたがそれも無理
そうなので少し遡ったときのお話をば。間の抜けた感もごさいましょうがお許しください。
(あーー、言い訳も長い・・・私って・・・・。)
【いちご様】たんに長いだけの作品を大巨遍とは・・・やさしいお言葉にジ~ンでございます。
私のほうこそいちご様の作品を再び読めることうれしく思っています。私が『ぶん』を書くと
「ぶん」ですが、いちご様の作品のなかの『ぶん』はかわいいので「ぶんちゃん」になります。
【ショーコ様】ドクター、いいです。報われないところが・・・。ミズの「素直に受けろ」って
ことは、あさこ初体験は『受け』でしょうかねえ。まずは相手の気持ちを知ってから?(笑)
【あお様】ミステリー風、今までなかったですよね。先が楽しみ。
【ぼん様、TH様、836番様、華子様】『受け』の反逆が一斉にはじまりましたね。でも、みんな
可愛い反抗なので返って『攻め』をその気にさせちゃうってのが・・・。(笑)
【ごんた様、836番様】リカの気持ち作品。836様・・・暗いではなく、深かったです。
「危ない」ではなく「危うい」ってのがドキドキ・・・・。
ごんた様、男クサイですねー。(あっコレ、褒め言葉です。私は野郎系・・・)
【0番様】暗く冷たい部屋で、2人だけが熱くなっていく感じが、いいわ~。後始末編 は『笑』。
【R改めR20様】久々のユウヒ、たんたんとしてるのがかえって涙・・・。あのー、ものすごく
間抜けな質問なんですが・・・R改めR20様は『R改めR20』様?それとも『R20』様と
お呼びしたほうがよろしいのでしょうか?
【ベン様】ハードなHのなかに一人つっこみ。リカの「感覚人間」、トドの「見つめてただけ?」
など夜中にPC前で「ふっ」と鼻から息を吹いて笑ってしまう私です。
【ノルXぶん親衛隊様】・・・・わかります。私も読むのに必死でございます。
アホみたいに長いの投稿している私がいうのもなんですが・・・・・・(苦笑)
--------------------------------------------------------------------------------
いきなりバリ編30 No: 1423
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/22 Tue 01:28:33
「コム、荷造りは出来たか?」
ワタルがやってきた。
「あ、ブンさんが手伝ってくれたから…」
「へぇーブンが…珍しいな…」
「僕が手伝って悪い!」
「冗談だよ」
コムは立ち上がり
「僕…ちょっと」
と言い残し部屋を出ていった。
ワタルがコムの荷物を持ち部屋を出ようとするとブンが呼び止めた。
「ね、ワタル…」
「ん?」
「コムがね…、やっぱいいや」
「気になるなー、言いかけたら最後まで言えよ」
「ん~」
「行くぞ」
ワタルは部屋を出ようとした。
「あ、待って…」
ワタルは半分怒りながら、振り向く。
「コムがね、さっき僕に言ってただよ『好きな人に抱かれるってどんな気持ちかな…』って」
「え…」
「コムさ…考えてみればさー、好きで屋敷にきた訳じゃなかったんだよね…」
「ブン…」
「僕、あのさーほら…」
「わかってるよ」
「ね、ワタル…コムを大事にしてあげてよ」
「ああ、わかってる。」
「ちゃんと優しく抱いてやるんだよ!」
ワタルはブンの言葉に思わず苦笑いをした。
その頃コムはずんこの部屋の前に立っていた。
「ずんこさん、僕だけど入ってもいい?」
「ああ、どうした?」
ずんこは相変わらず、優しい笑顔でコムをみる
コムはずんこの顔を見ると、何も言えなくなってしまった。
「気をつけて帰れよ」
「うん…」
「ずんこんさん…」
「ん?」
コムはずんこの唇に軽く自分の唇をあてた。
「コム…」
「ずんこさん…色々ありがとう…」
コムはそれだけ言い残すと、ずんこの部屋を出ていった。
「コム…そんなことされたら、帰したく無くなるじゃないか…」
コムが出ていったドアを見つめ、先ほどコムの唇が触れた自分の唇を指でたどった。
--------------------------------------------------------------------------------
本日のレス No: 1422
投稿者:836番 02/01/22 Tue 01:21:07
あおさま。密偵が時々「蜜偵」になってたりして…わざとじゃないのかな?
轟組なだけに、なんかウケてしまいました。
どうぞ、どうぞ、お使いください。
華子様。こちらのやきもちやきのワタルくんだったら、
うちのタニちゃん今頃どうなっていたことか…。
ベン様。タニコム、かわいいですか?そうですか?
読んで下さってありがとうございます。おひとりでも読んでくださるなら、
続き書きましょう。ちなみに次は「危ういタニ」なんですが、
明日書く時間あるかしら…。
いちご様。う~ん、ぶんちゃん、せつないぞーー。
らん様。こちらのトドぶんも、いいコンビでいいですねえ。
ショーコ様。大爆笑させて戴きました。
りかさんもタニちゃんも巻き込まれてしまうんでしょうか?
0番様。ちがああう! 3……はいいとして(なに?)
教えて戴くのはわたしの方に決まっているでしょうが!
ショーコさまと二人がかりでみっちりヤって戴くっての、いいですねえ
(うっとり)
HT様。ありがとうございます。そういって戴けて…(涙)
--------------------------------------------------------------------------------
No: 1421
投稿者:♪HT♪ 02/01/22 Tue 00:30:47
雪公演の余韻にひたりきってます。
ここであんな事やこんな事してる人たちが歌って踊ってるー!!(反対?)
836番様。。荒れたリカ、魅力的かも・・・
ベン様。。図書館のでっかいソファ、私もとっても気になっていたの。
0番様。。日常を異常に面白く書けるってホレボレ(うまく韻がふめた?)
いちご様。。サファイア使ってくれたのね?『「俺はコーヒー、こいつは紅茶」
当たり前のようにノルが言った』が私的に凄いツボでしたわ。
切ないノルさんの心境がわかり過ぎて・・・あ~恋って辛い。
あお様。。スリリングな展開、目が離せないわ。最終回なんて言わないでね。
ワタコム応援団に入ります様。。あなた様の周りってとっても優しく時が流れて
いるのだなーと感じます。
華子様。。わたるくんたらこむちゃんの事となるとねー、羨ましいわー。
R20様。。重みのある内容にドキドキ。どうしたらそのような作品が書ける
のでしょう?結構本気で質問してます、私。^^;
ぼん様。。ブンコム難しいって気持ち、わかります。私、いつも同じオチ(悲)
ショーコ様。。痴話喧嘩って笑えました。ますます巨大化楽しみです!
KARARA様。はっ早く続きを~。私パソコンの前で待ってますから~(笑)
--------------------------------------------------------------------------------
レスだけ~ No: 1420
投稿者:ベン 02/01/22 Tue 00:10:05
作者のかたお一人ずつにレスするのって大変で(頭混乱してしまうの)、色々
失礼もあるかもしれません。でもやはりご丁寧にレスをいただくと嬉しいので
私も頑張ってみます。
>読んでますとも836番さま。おっかない、キレてストイックなリカさんに
凄く憧れてるんです私。でもどうしても受けのリカさんか野獣のリカさんしか
書けなくて。続きぜひお願いします。
>0番さま、「小学生のお片づけ以下」そうですの。前の私のレスを見ると、
改行がめちゃくちゃで、どこにつながる文かわからなかったですね。今回も軽
快にしてツボを押さえた楽しい文章、大笑いさせて頂きました。
>ついにショーコ様の投げキッスとゲット!!やったね。ベットで目を細めて
煙草を吸うワタル君を想像して一人クラクラしてます。コムちゃん可愛い・・・
>ももんが様、私もSのコムちゃんとても気になります。誰よりも野獣だった
りして・・・
>るり様。keiko 様。らん様。ぼん様。華子様。レスありがとうございました。
とっても励みになります。明日もがんばろ~~っと。
ではおやすみなさーい。
--------------------------------------------------------------------------------
かよこちゃん失踪・愛の嵐の後始末 No: 1419
投稿者:0番 02/01/21 Mon 23:13:05
ワタルくんin庭です。なんて半端な日本語。
結局かよこちゃんを見送ったまま、仁王立ちして一晩過ごした模様。
傷心の夜と言えば聞こえはいいですが、常人は普通やりません。
噴水で顔を洗っていると、健康的病人・壮くんがさわやかな笑顔を
振りまきながら歩いてきます。
「おはようございます」
苦しい恋を克服した壮くん、あいさつはいいから真剣で素振りしながら
こっちに来ないように。
「……元気だな、壮」
「はい、朝晩の吐血は欠かしません」
壮くん、さわやかに言えばいいってもんじゃありません。
その横を、レオン君といっしょにキムちゃんがばたばたと
走り抜けていきます。散歩というより、競争です。
「何やってんだ、あいつは?」
「ダイエットだそうです。なんでもぶんさんからお下がりのスーツを
もらったそうなんですが、腕と足が入らなかったとかで」
ダイエットメニューも、ねったんさんのキャベツの千切りが、イナバ物置に
大量にあるので(まだあったの?)好都合です、とさわやかに語る壮くん。
ちなみに壮くんも先日トドさんからお下がりをもらいましたが、こちらは
袖も裾も寸足らずで、つんつるてん状態です。
俺のハートブレイクにもかかわらず、日常ってのは無情にやってくるんだな、
あ、なんだか韻を踏んでる、俺って詩人?と
寒すぎる心のエッセイを綴るワタルくんの横を、今度はいづるんが
ぱたぱたと走り抜けようとします。
人の迷惑顧みず、至近距離で素振りの壮くんに斬首される寸前に
いづるん、自分でコケてセーフ。
「今度はなんだよ、おまえもダイエットか?」
「違います。冗談はガタイだけにしてください。
部屋の改装に業者が入るんで、忙しいんです」
いづるん、さりげなく大変失礼なことを言っています。
「改装?どこの部屋だよ」
「オデット姫とまとぶんさんの(いづるん、ねったんのがうつった?)
いた部屋です」
「あいつらまで床ぶち抜いたのか?」
ワタルくん、もしそうなら改装じゃなくて修繕です。
「違いますよ。ここ一週間、まとぶんさん荒れまくって部屋の家具みんな
こわしたでしょう。天井とか壁とか、すごいことになっちゃって。
それで、この際だから改装しようってことになったんです。
カーペットも使い物にならなくなりましたし」
いづるん、さりげなく最後にすごいことを言っています。
「カーペット?」
聞き流せばいいものを、わざわざ聞き返すワタルくん。
「じゅうたんのことです」
「んなこたわかってる!誰も意味なんか聞いてねーよ。
何でカーペットが使い物にならないんだって聞いてんだ」
「忙しいんで失礼します」
いづるん、さわやかに(今度は壮くんがうつった?)ダッシュで逃亡。
「なんだあいつ、まずいこと聞かれたみたいな顔しやがって」
みたいじゃなくて、まずいんですが。
なんだよなー、壮?と向き直れば、壮くんとうの昔に庭木の手入れ中の
はるひくんと談笑中。
事の真相がわからないまま立ちつくすワタルくんに、
食堂の方からねったんのよく通る怒号が響いてきます。
「ワタルさん!!!とっとと朝ごはん食べてくださいよ!!!
片づかないじゃないですか!!!」
--------------------------------------------------------------------------------
その後:危ういりか No: 1418
投稿者:836番 02/01/21 Mon 23:13:05
りかが荒れている。
そんな噂が邸内に流れた。
りかは毎日仕事に来ているし、仕事はきちんとこなしている。
だが、心ここにあらず、といったふうなのだ。
心はここにないくせに、時折きまぐれのように見せる冷徹さに
組の者たちは震え上がっている。
「りかさんて…そういえば、怖い人だったよな」
「ああ、最近柔らかくなってたけど」
「昨日はりかさんと知らずに難癖つけた奴が、指の骨折られたって」
「え…」
「俺の知ってる話じゃ、昨日のヤマで相手がナイフで耳切られたって…」
「ええっ」
「相手のボスが首しめられて気絶したって話も聞いてるぞ」
「ええええっ」
「おいっ!!」
「あ、ワタルさん」
若手たちは一斉に居住まいをただしてワタルに礼をした。
「余計な話、してんじゃねーぞ」
「は、はいっ」
「失礼しますっ」
去っていく奴らを尻目に、ワタルはりかの事務室のドアを開けた。
「りか」
「ああ、ワタルか」
「おまえ~、最近評判悪いぞ」
「あ? おまえほどじゃないだろう」
「ばかやろう。冗談で言ってるんじゃないっ!!」
りかは、どうでもいい、という顔をしてワタルを見る。
ワタルはりかに近づくと顎を掴んで口づけをした。
唇を離してりかの顔をみると、りかはうつろな目で見返してくる。
(ちっくしょう、まだ、どうでもいい、って面しやがって)
ワタルはそのままりかを床に押し倒して、勢いよく服を剥いでいった。
りかはいつものように、ワタルの腕の中で
快感の嗚咽をもらしながら果てた。
しかし、ワタルはどうもしっくりこない。
そうだ、ノリが悪いんだ。
「ええとな、おい、りか」
自分の胸にぐったりと身体を預けているりかを揺さぶった。
「…なんだよ」
「なあ、今度はおまえがするか? (それで、ちょっとはノれよ)」
「あ? …ああ…」
りかは重い身体を起こすと、手慣れた様子でワタルを攻め始める。
「うっ…ああ、りか…」
「いいか?ワタル」
「ああ、おまえ、やっぱりすげえな…すげえ…感じるぜ…
はっ…うっ…っつーー」
床の上で抱き合っているふたり。
りかはゆっくりとワタルの中に入っていった。
腰をつかいながら、ふとりかの目には
今日届いた宅急便を縛ってあった麻ひもが飛び込んできた。
りかは無表情にそのひもを手にすると
ワタルの首に回した。
「あ、…りか?」
そしてひもの両端を両手で握ると、ぐいっと両方から引いた。
「ぐっ……っ、う、……」
ワタルはもがくが、りかは手をゆるめない。
りかの腰の動きも激しくなっていく。
「り……か…」
ワタルは苦しそうに首のひもに手をかけながら、
それでもりかの攻めに追い上げられて、果てた。
同時に、りかもひもから手を離した。
「りか…おまえ…俺を殺す気かよ」
ワタルはせき込みながら首に指をはわせてみた。
指の腹でも感じられるくらい、くっきりと細い溝がついていた。
「ああ、別に…。苦しかったか。」
「苦しいに決まってんだろ!」
「悪かったな」
「りか、おまえ…」
りかの顔はまた、どうでもいい、という表情になっている。
「おっかねえ奴だなあ、おまえは…」
首をさすりながら、どうかしてるな、とワタルは思った。
+++++++++++
ど、ど、どうしましょう。とまらなくなってきちゃった。
こんなのじゃなくって、ほのぼのが書きたいよーーーっ
りかさん、もうわたしを許して~~(号泣)
タニに浮気させて、ごめんなさい、ごめんなさい、もうしませーん
(嘘です。続くんだもん……汗)
しかし……読んでくれてる方、いるんでしょうか?こんなの。(泣)
--------------------------------------------------------------------------------
はじめまして! No: 1417
投稿者:卯月 02/01/21 Mon 23:03:19
管理人さま、作家の皆様、はじめまして。
毎日、毎日、毎日・・ココにくるのをかなり楽しみにしてます!
仕事の合間にも「あの話はどう続くのかしら」なんて考えたり
相当 ハマッてます~~
そのせいか、「割りと好き」っていう程度だったはずのぶんちゃんが、
今や、「かなり好き」になってしまいました!
昨日 雪初観劇だったんですが、もうドキドキ・・
今年はロム専を脱し、ここでの「文壇デビュー」をナントカ果たしたい、
と思います。(ああ、言ってしまった)
では これからもどうぞよろしくお願いします!
--------------------------------------------------------------------------------
ショーコさん、だめですか? No: 1416
投稿者:すみれ 02/01/21 Mon 22:48:41
ショーコさん、たまにはおさちゃんにも、いい思いさせてあげてくださいませ。
コムちゃん、ワタルさんに愛されて幸せそう~ いいな~
あさこちゃんがだめなら、誰か~愛してあげて~
それにしも、ショーコさんのセンスすごく素敵。
いつも、笑いながらも、妖し~い、気持ちになってしまいます。
--------------------------------------------------------------------------------
レスでございます。 No: 1415
投稿者:0番 02/01/21 Mon 22:26:53
>ぽん様。「愛の嵐」と言う副題、ほめていただいて嬉しいです。
私、嵐の中では大野くんが好きなので(意味不明)。
>華子様。今度は鼻血ですか?ドクター、急患です!
>ショーコ様。二人の愛・・・私にはうまく書けない世界(泣)
ところで、個人レッスンてのは、私が836番様にレッスン受けるって
意味じゃないのですかね?混ぜろってことは、ショーコ様も私に
教えてくださるってことですか?
>K様。せつないと思ってくださるなら大感激なんですけど。
でも、やっぱりまとぶんのほうなんですね^^
>R20様。なぜ、かよこちゃんは受でありながらこうもかっこいいと
ほめられるんでしょう^^
>続々続々(以下略)様。はい、私もそのお名前ではご本人が恥ずかしい
のではないかと思っておりました(笑)
長い感想、とても嬉しいです。でも、自分の読んでも自分じゃちっともせつなくも
可哀想でもないので、やっぱり私にもどなたか供給して
いただきたいんですけど^^それともご意見を参考にするなら、
私が書かないでお邪魔をしなければ、皆さん書いてくださるんでしょうか。
>836番様。つまり、こういう意味ですね。私は、836番様に、
みっちり個室で個人レッスンを受けろと。ショーコ様も、私にレッスンを
したいそうですし、3・・・いえ、何でも。
>ベン様。H書いてHだと言っていただけるのはありがたいですね~^^
特に、御大にそう言っていただけるなんて(笑)
ところで、「小学生のお片づけ以下」は私宛ってことでよろしいんでしょうか^^
>keiko様。副題、一応ない知恵絞って考えた甲斐があるってものです^^
いつもレスくださって嬉しいです。
>ももんが様。「愛の嵐」ノーカット版、誰が見たいんでしょう・・・
少なくとも轟組の面々は、もうこりごりなのでは・・・(泣)
>らん様。あんなに可愛いゆうかちゃんを書く方が、可愛いのを書けない私に
何を教わるというのでしょう^^あ、社交辞令を本気にしちゃいけないですね。
>ららら様。
やっぱり、かっこいいですか、かよこちゃん(笑)
かっこいい受に、可哀想な攻って、なんか私、まちがってませんかー?
--------------------------------------------------------------------------------
レスです No: 1414
投稿者:るり 02/01/21 Mon 22:17:05
みなさまこんばんわ。
会社で読んで、ぬお~~っ、とうめいておりました!
部分的にレスをば・・・
ベン様 使っていただけて光栄ですーーー。先生が示してくれるお手本を、
胸の前で手をあわせて、ぼーっと見ている生徒のようになっております!
あお様 あのころの星って、ノル、リカ、ブン、ワタル、と、
この板的には、なかなか豪華ですよね~。
keiko様 じつは射撃訓練とゆうのがどういうものかわからないんです、とほほ。
自分でふっておきながら・・・。
マリコさんはOGだから、射撃の先生は本専科あたりから出すべきか。
それがじつは磯野さんだったりして???
K様 というわけで、全然続きが書けていませんのです。
ぜひ便乗してくださいませ!!
ららら様 はじめてヅカを見たとき、ヅカって不思議なところだなぁと、思ったんです。
なんでキャベツを持っているんだろう、って(笑)。
ほかにも、レスくださった方、ありがとうございました。
手短ですみません。また明日、会社で読みまっす!
--------------------------------------------------------------------------------
No: 1413
投稿者:keiko 02/01/21 Mon 22:01:56
こんばんは~。
仕事が終わってホッと一息ついたので
PC開いてみたらいっぱいお話が進んでいて
ビックリです。
>ショーコ様
受難笑ってしまいました~。
アサコちゃんはトドさんに呼び出しが・・・・・
どうなっちゃうんでしょう。
巨大化していますね。
毎日楽しみです~。
でもアサコちゃんは抱かれることにおびえているのかも
しれないですね。
>らん様
ミズくん戻ってくるんですね~。
でもなぜドクターのところに直行なんでしょう??
続き気になります。
>ベン様
あ~。
ワタルさんは下っ端の頃から野獣だったんですね。
刺激的です。
>ももんが様
コムちゃんSっ気があるかも・・・ですね。
かしげちゃんもビックリ!!ですね。
ところでとうこちゃんはどちらへ??
とうこちゃんも気になります。
皆力作ぞろいなので毎回楽しみにしています。
最近ロム専・レス専ばっかりな私です・・・・・
--------------------------------------------------------------------------------
個人レス失礼 No: 1412
投稿者:836番 02/01/21 Mon 21:34:38
ショーコさ~~ん。
ますます巨大化ーーーっ!大爆笑ーーーっ!!!
--------------------------------------------------------------------------------
受難6 No: 1411
投稿者:ショーコ 02/01/21 Mon 21:30:56
無事に服も脱ぎ終わったらしく、立ったままのワタルとコムのシルエットが
バスルームのガラス窓に映り............
今夜は、見ているのがお月様だけだからいいけど、
やっぱり、カーテンは引いておいた方が............
「ワ・タ・ル....さ........ん、た、立ってられない........」
「...............」
「ワタルさ......ん........ベッドに.....連れて........行って」
「途中で、やめていいのか?」
ううん、と頭を振るコム。
「じゃあ、このまま歩いて行く?」
「そ、そんな............」
涙目のコム。
「それじゃあ、もう少し我慢しろ........」
と、自分じゃ我慢しないくせに、人にはさせるワタル。
「で、で.....も、こんな、後ろ向きは.....いや.....だ」
「分かった。やめよう。」
きっぱりとワタル。
「イジワル.........あっ.....ああ......」
言葉とは裏腹に、激しさを増すワタルの動き。
ひそやかに咲き始めた真紅の薔薇は、すでに見事に開ききっていて.........
「ああ.......んんん........もう.....」
「もう、イっていいよ。」
「ワ....タ.....ル.....は?」
「いっしょにイクさ、俺も.........」
しっかりと背後から抱きかかえたまま、コムの耳元にささやく。
ワタルのリズミカルな動きがさらに激しを加えて行き、
コムが大きくのけぞって、ワタルの腕の中に倒れ込み...........
コムの希望通り、ベッドに入れたのは、どのぐらい経ってからだったろうか。
ワタルは上半身裸のまま、ベッドの背に寄りかかって、煙たそうに目を細めながら
タバコを吸っている。
その横で、子猫のようにまあるくなって、まどろんでいるコム。
月明かりが、コムのあどけない寝顔に優しくさしている。
「コム~。なんで俺に黙ってたんだよ。
俺に一言相談すれば、俺がなんとかしてやったのに。」
「ううん?.........」
夢の中でも、答えようとするコム。
「しかも、アサコに教えられたやつは、お前とオサの熱い抱擁とキスが
もれなく付いて来るって.......まったくなんでそんな事言っちゃうんだよ。」
「エッ!!」
いきなり目が覚めてしまったコム。
「ワタルさん、今なんて?」
「なんだ起きてたのか。」
「ううん。今起きた。今言ったこと、誰が?」
「誰だったかな?とにかく屋敷中で皆が夢中になってる。
こんな一粒で3度おいしい、みたいな話めったにないからな。」
「ウソ!!」
「でも、まあ、安心しろ。俺がお前の唇は守ってやる。」
「で、でもそれって、アサコさんを.......しかもオサちゃんと......
ダメ!ぜ~ったいダメ!」
こうして、アサコの受難は、コムの受難となり、ワタルを巻き込んで
さらに巨大化(ちょっと大げさ)して行き、
こうなったら、リカタニだって巻き込むぞぉ。
(って、竜巻じゃないんだけど............)
--------------------------------------------------------------------------------
受難5 No: 1410
投稿者:ショーコ 02/01/21 Mon 21:27:20
部屋に灯りがついていて、鍵は.......開いていた。
「コム、ただいま。........コム?」
部屋には誰も居ない。
「コム?............コム!」
ワタルは、コムを探しに部屋を飛び出そうとして、ふっと、水音に気付く。
「シャワー?」
慌てて、バスルームを覗く。
バスタブからお湯が溢れ出して、辺りを水浸しにしている。
コムが、目を閉じて、バスタブに横たわっている。
「コム!」
ワタルが、急いで湯を止め、コムを抱え起こす。
「う~ん........ワタルさん?」
「寝てたのか?」
上気して、桃色に染まった頬で、コムがニコッと微笑む。
「いつのまにか.......。」
「お前、風呂場で寝ると死ぬぞ。」
「だって、気持ち良かったんだもん。ワタルさん、なかなか帰って来ないし...」
「第一、なんで鍵をかけておかないんだ。」
「あっ、忘れてた?」
「お前..........まったく.......」
ホッとして、自分の服が、びしょぬれなのに気づいたワタル。
「あっ、いけねえ。しょうがない、一緒に入るか。」
(別にしょうがなくはないけど.......)
「ダメ~。ワタルさん、大きいから、二人なんて無理。
僕、今出るから、外で待ってて。」
「いいよ。じゃあ、ここで待ってる。」
と、ニヤつくワタル。
「ヤダ。見てたら、出れないよ。」
「なんでだよ。今さら。」
「だって、恥ずかしいんだもん、なんとなく.........」
俯いてしまうコム。
ク~ッ。か・わ・い・い........
日ごろ、こういった事で、『我慢』という言葉とは無縁のワタル。
今も、別に我慢しなければならない理由もなく........
バスタブの栓をおもむろに抜くワタル。
「あっ、何するの、ワタルさん!」
「お湯は邪魔だ。」
「えっ?.........ヤッ.......」
コムを無理やり立ちあがらせると、抱きしめて唇を強く重ねる。
「ウ.......ム......服....濡れる.....」
「服なんて、濡らしておけ.............」
腕の中で、無駄な抵抗を試みるコムが愛しい。
やがて、ワタルのくちづけに応えて、コムもくちづけを返しながら
ワタルの上着を脱がせ始める。
「ちょっと待った」
「待てない........」
「いや、服脱ぐから、待てよ。」
「イヤだ」
「オイ、コム..........」
もどかしげに、ワタルの服を脱がせようとするコムが可愛くて、
成すがままの態勢のワタル。
「ワタルさんも、少しは手伝ってよ。」
「だから、俺が脱ぐって。」
片時も離れようとしないコムを片手で抱きながら、
脱がせるのは簡単だけど、脱ぐのは難しいとつくづく思うワタル。
(で、いつになったら、先へ進むのでしょう、と思う私.........)
--------------------------------------------------------------------------------
堕天使コムちゃん13 No: 1409
投稿者:ぽん 02/01/21 Mon 21:24:59
とりあえず、今はupだけ。明日はお休み、じっくりここに遊びにこよ~♪
*************************************
今日で一週間、コムとやっていない・・
もう、我慢の限界だ!!
わたるの中で、何かが切れた。
冬の寒い夜の中、外に出る。
ここからのぼれば、コムの部屋のバルコニーにたどり着くはず・・
なんと、わたるは、他の部屋のバルコニーや、窓をつたって、のぼりはじめた!!
他の部屋の住人が、突然自分の部屋から見えるわたるの体に気が付いて、騒ぎ始めた。
見物をしに、外に出てくる。
そんなことは全然知らないコムは、持て余している体のほてりを冷ますために、バルコニーに出ていた。息が白い。
ああ・・・わたるさん・・・今日は、僕の部屋に来てくれないんだね・・・
僕、とうとう愛想つかされたのかな・・・
そんなことになったら・・・僕、もう、泣きたい・・・
目が潤んできた。
ギシッ・・
びっくりして音のした方に目をやると、バルコニーに手がのびていた。
思わず後ずさりをする。
「な・・なに・・・?」
次の瞬間、現れたのは、汚れまくり、シャツもぼろぼろに破けたわたるだった。髪の毛もぐしゃぐしゃだ。
「わたるさん!!」
わたるの息はあがっていたが、コムに駆け寄ると、きつく抱きしめる。
下にいた見物人たちから、どよめきがあがる。
「わたるさん・・・こんなになってまでして・・・」
コムの目から、涙がおちる。
「お前が・・お前が欲しい!!俺は・・もう、おかしくなっちまいそうだ!!」
コムは、わたるの首に手をまきつけてきた。
--------------------------------------------------------------------------------
受難4 No: 1408
投稿者:ショーコ 02/01/21 Mon 21:21:58
ららら様。書いてくださっていたのなら、私もう少し待てば良かった。
すごく、残念です。読ませては下さらないの?
*************************************
息を切らして、廊下の壁に寄りかかる。
何がなんだかわからないが、どうもモテモテなのだ。
すれ違いざまに抱きしめられたり、色っぽい視線を送られたり........
とにかく、追いかけて来るやつを上手く巻いたらしい。
ホッとしているアサコの肩に、誰かの優しい手が触れて、
そのまま、ドアの開いた部屋に引き込まれてしまった。
いっけねぇ。油断した.......
と、思う暇もないほど、素早く唇をふさがれる。
だ、誰だよ!
「アサコちゃん......汗びっしょり.....」
ブンが、唇を離して、アサコの胸のボタンを、さりげなくはずし出す。
「な、なにを.........」
するんだ、と聞こうとする唇をまたふさがれた。
「こんなに汗かいてると、風邪引くよ。シャワーすれば?」
気づいたら、しっかり上着を脱がされていて、
ブンの落ちついた手は、すでにズボンのベルトに.......
「シャ、シャワーなら、自分の部屋で.......」
します、と言うつもりが、ズボンを引き下ろされそうになって
あわてて、それを押さえるために、途切れる。
「ブンさん、ブンさんまでいったい.............」
ブンが、アサコの胸に寄り添って、ささやく。
「アサコちゃんに教えたいの。」
「教える?...........何を?」
「いろいろ.............」
「シャ、シャワーなら、俺、入り方知ってるし.......
えっと、バスタブから、水を飛ばさない、それから.......」
「おばかさん。そんな事じゃないの、分かってるくせに。」
「俺、ちゃんと知ってますから。心配しなくても。
それに、ブンさん、傷つけると、轟さんに殺されますから。」
「だからね、傷つけない方法。」
ブンが耳元に意識的に息を吹きかけながら、ささやく。
アサコの若い血が騒ぎ出した瞬間、
「おい、ブン。そのくらいにしておけ。」
轟の低い良く響く声がした。
「ヤダ。今日は遅くなるって.........」
「虫の知らせだ。」
「何の虫だか.........」
ふくれるブン。
「アサコ、あとで俺の書斎へ来い。」
「は、はい...........」
固まっているアサコと、ニヤついている轟の様子を見ていたブン。
不意に、轟のスーツの襟を掴む。
「トドさん。何考えてるの!」
「いや、別に何も.........」
「ウソ!ちゃんと顔に書いてある。」
「お前がやきもち妬くのか?それはこっちのせりふだと思うが。」
「あのね。アサコにも妬かない。オサにも妬かない。でもねコムはダメなの!」
「なんの事だよ。ったく。」
と、取り残されたアサコ。
痴話喧嘩を始めてしまった二人を残して、壁伝いに、気づかれないように
部屋を出て行く。
アサコの受難は、轟をも巻き込み、次第に巨大化していくのであった.....
(って、サスペンスじゃないんだから........)
--------------------------------------------------------------------------------
レスです。 No: 1407
投稿者:ショーコ 02/01/21 Mon 21:12:15
すみれ様。 オサちゃんから伝言『そんな事できません。キャッ(*^^*)』
KARARA様。 ぶんちゃん、体が覚えてるなんて....オトナだあ~~~(^^)
K様。 いちご様の作品アップ、ありがとうございました。
ご自身は、いつ書いてくださるのでしょう?お待ちしてます。
華子様。 コムちゃん、ゆうかちゃん、カワイイ。
ワタルくんもミズちゃんも、
可愛すぎる恋人を持つのはさぞ心配なことでしょうね。
R改めR20様。シビレております私。タニちゃんが見てしまった写真、
見てみたい。陰惨系?ですか?はまりそうでコワイ(^^;
keiko様。 アサコちゃんの気持ち、ありがとうございます。
私、思いますに、アサコちゃんて、
どうも『抱かれる』のが怖いようです、なぜでしょう。
836番様。 あの二人、は、タニコムです。分かりにくいレスして
ごめんなさい。ところで、つづき気になるんですが........
あお様。 なんてワクワクする展開でしょう。早く、先が知りたいです。
ベン様。 お帰りなさい。いきなり、ハードで喜んでおります。チュッ(^^)
ももんが様。 コムちゃん、トランス状態になるようで..........
少し心配で、ドキドキしてます。
いちご様。 私も一緒に酸欠状態です。
ああ、どっちも好き(って、私は関係ないんですけど^^;)
らん様。 ミ、ミズ君、どうしたんでしょうか?
ゆうかちゃん、トドさんに会わせちゃダメなのに~
と、ハラハラしてます。
0番様。 個人レッスンはダメですよ~~。
私、絶対混ぜていただきますからね(^^)
--------------------------------------------------------------------------------
レスだけ No: 1406
投稿者:ららら 02/01/21 Mon 20:48:03
なんか、最近、開けるたびにスゴイ。スゴすぎ...
あっという間においてかれちゃいますね。なので、今さら...な偏ったレスですが。
>るりさま
>>「これ、このキャベツみたいなのは何に使うんだ?」
この、「キャベツみたいなの」ってのにむっちゃ受けてしまいました。(^o^;
極道入りの道具だったとわ!奥が深いですね~
なんだかりかちゃんとわたるくん、かわいいわぁ~(^^)
>0番さま
やっぱ、スゴイ。としかいえない。語彙の貧弱な私...
0番さまの描く、カッコいいかよこちゃん、何か思い出すなぁ...ってずっと引っかかってたんですが、
今日、思い当たりました。(って、ご大層に書くことじゃないんですが...)
星組エンカレで「世界の終わる日まで」を歌うかよこちゃん!
いやぁ~、カッコよかったですよ。(^^)それに、歌詞もなんか、
0番さまの描くかよこちゃん・まとぶんにぴったりな気がして...
今日一日、一人で悦に入っておりました。
これからも、どんどん書いてくださいね。
>ショーコさま
「受難」おもしろーーい。\(^o^)/書き始めてくださって、ほんとありがとうございます。
「壮君の恋」が終わっちゃって寂しかったので、また毎日読む楽しみが増えました。
私も修行中の課題制作で書いてみてたんですが、暗い・長い・つまんないでこりゃダメだ...と思ってたんで、
書き始めてくださったの見て、ものすご~~く、喜んじゃいました。(^^)
一筋縄じゃ行かないアサコちゃん、大変だと思いますが、よろしくお願いしま~す。(^^)
>R改めR20さま
何気にゆうひ君、カッコいい~(^^)黒っぽいの似合いますよね。エルアルコンのプルミタスを思い出しちゃいました。
お兄ちゃんにまとわりついてたかわいいプルミタスも好きだったけど。続き、楽しみにしてます。
ああ、レスだけなのに、また長くなってしまう...
偏ってて、ほんとすみません。
ライターの皆様(と、まとめてしまってすみません。m(_ _)m)読ませていただいて、ありがとうございます。m(_ _)m
--------------------------------------------------------------------------------
その後:危ういふたり No: 1405
投稿者:836番 02/01/21 Mon 20:30:41
ベンさま。失礼。アップしたら、ちょっと文字化け見つけたもんで
直そうといったん削除したらば、お出かけの時間になってしまい
(そんなギリギリまでPCいじってんなって…(^^ゞ)
帰ってから~~と思っていました。
見られちゃったのね(笑)とりあえず、その分だけ先にアップします。
いや~~、じゃあ、カミングアウトのところは
もう消しといていいですね(^^)
+++++++++++++++++
ワタルはもう我慢ができなかった。
どういう結論でもいい。分からないでうじうじするのはたまらない。
頭でごちゃごちゃ考えるのは根っから性に合わないのだ。
「コム!!」
ワタルは仕事から戻るなり、大股でコムに近づき
両肩を掴んだ。
「きゃっ! なに、ワタルさん」
「俺は、どういう返事を聞いても、おまえに対する気持ちは
変わらない。だがな、知っておきたいんだ。」
ワタルは怖いほどマジな顔でまっすぐコムを見ている。
「どうなんだ。おまえはタニとヤったのか!!?」
「ちょ…ワタルさん…声大きい。」
「声なんてどーだっていい!!」
もーワタルさんてば、と、コムはにっこり微笑んだ。
「大丈夫。ワタルさんが思ってるようなことはなかったよ」
「ほ、ほんとだな?」
「うん。ほんと。(全然何もなかったともいわないけど)」
コムはぽっと頬を染めた。
(だから!なんでそこで、赤くなるんだよおまえーーーっ!!)
「でもね…」
(はあ、はあ)「?ん、でも?」
「うん…でも、タニくんはちょっと…危ないかなあ、って…」
「タニが?」
「うん。あんまり素直すぎて、汚いもの知らなすぎて、
なんていうのかな、まっすぐすぎて危ないような気もしたの」
「……」
「あの二人、どうなるんだろうね」
「おまえ…、タニがどうかなったら、りかの方が危ねえよ」
コムは片方の眉をあげた。
「りかさんが心配?」
「あ、いや!
…あ、ああ、…いや…そうだな、…心配だよ」
「……だね」
りかは野生という意味ではワタルよりはずっと人間的だった。
理性も知性もある(って、ワタルっていったい…)。
しかし今回それがかえってりかを苦しめていた。
タニとはその話をしない、いや、できないまま日々を過ごすうちに
我知らず、心に重い病巣のようなものが広がっていた。
例え今「なにもなかった」と言われても、そのことだけでは
状況は変わらないほど、りかの心は暗い闇に覆われていた。
言葉でも、約束でも、暴力でも、縛れない。
それはそっくりそのまま自分が証明していることだ。
自分ではタニを縛れない。そんな当たり前のことを
今まで考えたこともなかった。
愛されていることは知っている。
でも、愛でもタニを縛れない。
いつか俺のもとを去ることになっても、とめられない。
足下に突然深い闇があらわれたようだ。
りかは目眩がとまらない。
+++++++++++++
どうしましょう。この話まだ続くみたい…(汗)
--------------------------------------------------------------------------------
取り急ぎ用件のみ失礼します No: 1404
投稿者:あや 02/01/21 Mon 19:13:43
R20さま
こっ、これです!私が読みたかったのは。
リカを巡る屈折したゆうひと残酷なまでにまっすぐなタニ。
もちろん、他の設定もそれぞれおもしろいのですが
ハードボイルドのこの感じ!!
あとでゆっくり読み返させていただきます。
いちごさま
玄関番の男、長身ということで私は
づう川(苑みかげ)さんorあひる(遼河はるひ)くん
をリクエストさせていただきます(^^;。
ほかの皆様レスできなくてごめんなさ~い。
--------------------------------------------------------------------------------
レス~ No: 1403
投稿者:らん 02/01/21 Mon 18:39:31
>華子さま
ずぶぬれコムゆうか、可愛いですね~
ミズ君をすぐにお迎えにだしてくれてありがとうございます。
>いちごさま
あ~ぶんちゃんどうなっちゃうのでしょう?
>ももんがさま
コムちゃんSって怖いんですね?(笑)妖しい感じが好きです
>ベンさま
あの写真はこういう具合に撮られたのですね・・・う~ん、すごい!
>あおさま
『ちー坊 and ザ・蜜偵』って誰がいるのですか?(笑)
>KARARAさま
記憶がなくても身体で覚えてるぶんちゃん。これからいったいどうなるのでしょう?
>ショーコさま
あさこちゃんの展開がこのようになるなんて・・・
あ~誰があさこちゃんに教えてあげれるのかしら?
>0番さま
続き書いてくださってありがとうございました~
もう、わくわくです♪
あ~私が0番さまに弟子入りしたいですわ
レスくださったみなさま、ありがとうございます。
もうちょっと続きますので読んでやってください(^^ゞ
皆様の力作に毎日PCを開けるのが楽しみです!!
--------------------------------------------------------------------------------
また、レスです。 No: 1402
投稿者:華子 02/01/21 Mon 18:36:52
べん様
お帰りなさいませ。待ってましたわー。そして、帰って早々この激しさ。流石です。
ワタリカって、昔から凄かったんでしたよね。なんか、刺激受けてしまいました。
あお様
リカさんの催眠術ですかー。発想が、凄い!すっかり、あお様の世界に嵌ってます
ももんが様
コム対かしげには、ビックリ!でも、コムちゃんのSっていいかも、、。実は、
私も考えてました。
いちご様
もうー、凄く思わせぶり。ブンちゃんは、どうするのか気になりすぎて、苦しい!
は・はやく続きをーー!!
--------------------------------------------------------------------------------
ミズゆうか(一人になったゆうか 5) No: 1401
投稿者:らん 02/01/21 Mon 18:26:01
コンコン
「入るよ~」
「ん?ぶんか?」
轟はぶんの後ろから入ってきたゆうかに目をむける。
そんな轟の視界をさえぎるように立ちながら轟にキスするぶんちゃん。
ぶんちゃんの腰に手をかける轟。
二人の自然なやり取りをポーっと赤くなりながらみているゆうかちゃん。
「ね、さっき和央組から連絡なかった?」
「何で知ってるんだ・・・」
と苦笑する轟。
ふぅ~と轟がため息をつきながらゆうかに向かって、
「詳しいことはミズから直接聞くといいだろう。しかし、直接聞くのはもうちょっと後だろうな」
「ミズどうかしたの?」
「今、チー坊に迎えに行かせてるのだが・・・・・・」
「?」話がわからずきょとんとするゆうか。
「もうすぐ帰ってくると思うがゆうかの所ではなくてまずドクターの所だな」
「大変だったんだね。弟はみつかったの?」
「ああ、弟の方が重症らしいがな。和央組の方に一緒に戻ったそうだ。」
「??」わけがわからないゆうか。
「まあ、とりあえず生きて帰ってくるさ。」
「ゆうか、ここはいいから早くドクターの所にいってきなよ」
「はい」
ペコっと頭をさげ部屋を出ていくゆうかちゃん。
その様子をじっとみている轟に向かって
「何みてるの?若いコに手を出したらダメっていったでしょ」
とぶんちゃん。
そのままぶんちゃんを抱きしめながら
「ああ、お前だけだ」
といいつつ目線はドアにむけられる轟さんでした。