オサリカ Vol.2 No: 1100
投稿者:ベン 02/01/11 Fri 22:11:13
やっぱりバイオレンスになってしまった。
どうしちゃったんだろう。
リカさん、リカさんファンの皆さま、いじめてごめんね。
・・・
悲鳴を上げる間もなくリカの首がガックリと垂れ、オサの上に重くのしかか
った。
オサはリカの中で大きくはじけると、人形のように動かなくなったリカを
横たえ、目を細めてその美しい体に見入った。
リカの眩しい程真っ白な、その薄い胸は何故か傷だらけで、腹部にも殴られた
様な内出血のあとがいくつかあった。
ふだん縛られる側のオサも、リカのあまりにもはかなげな様子に強く心惹かれた。
そしていつも自分があさこにされている事をリカで試してみたくなった。
そばのガウンのベルトと、電話のコードが目にはいった。
ベットはおあつらえ向きに、四柱を持った天蓋付きだ。
オサはリカの手足を大きく大の字に開かせ、しっかりとベットの柱に縛り
付けた。
リカは意識が戻ると同時に、そのあまりにも無防備で、恥ずかしい姿に身を
よじって抵抗を示した。
タニにだってこんな恥ずかしい姿を見せたことはない。
ワタルにもてあそばれたのも遠い昔の事だ。
冷たい笑みを浮かべ、リカを見下ろすオサ。
リカの額にじっとりと汗が浮かんだ。
オサにこんな恐怖を覚えたのは初めてだった。
「オ・・・オ・・サ・」
喉がカラカラにひりついて、もう声も出なかった。
『オサやめて、ほどいて・・・』
オサにはリカの声が聞こえていた。だがもちろん止めるつもりはなかった。
それどころか、オサはリカに馬乗りになると一発、二発、リカの顔を殴った。
見る見るうちにリカの頬は青紫色に腫れ上がり、切れた唇から血がしたたり
落ちた。
オサはその血を美味しそうに舌で絡め取り、なおも血を溢れさせている唇に
吸い付くと、再びリカの体に侵入していった。
『こんな辱めを受けて、どうして俺はこんなに感じているんだろう。』
リカは全身の内から、外から、次々と湧き上がる激しい快感のうねりに身を
まかせ、狂ったように身を悶えさせていた。
オサも自分の暴力でリカが何度も頂点に達しようとしている事に、強い征服欲
と充足感を感じ、今までにない快感を味わっていた。
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もう、続きを書いちゃえ(やけぎみ) No: 1099
投稿者:0番 02/01/11 Fri 21:49:03
どうにもならない苛立ちのまま、力づくでかよこを征服しようとしたときだった。
レオンの鳴き声がして、いきなり窓ガラスが派手な音を立てて割れた。
反射的にベッドから離れて、窓に駆け寄ろうとしたワタルは、飛び込んできた
まとぶんに体当たりを食らう。
倒れこそしなかったが、全身でぶつかられてさすがによろめいたワタルの横を
すりぬけて、まとぶんはかよこを抱きしめる。
「またおまえかよ……」
もはやまとぶんは答えなかった。
怒りと憎悪をたぎらせて、ワタルをにらみつけている。
その沈黙を破ったのは、かよこだった。
「いいから……もう、連れて帰って」
疲れきったその声に、はっとしたまとぶんが自分のパジャマを着せかけた。
部屋に戻ると、一人で平気だと言うのを無視して、まとぶんは一緒に
シャワールームに入った。
ともすれば崩れ落ちそうになるかよこをしっかり支えて、全身を洗い清める。
両足の間に膝を入れると、かすかな抵抗があった。
「大丈夫…最後までは…されてないから」
その言葉にほっと安堵しながら、まとぶんは手をゆるめなかった。
「最後まで、されるんだよ……あんたは、オレに」
生気のなかった頬に、かすかに血の色がもどったように見えた。
「レオンが外であんまり鳴くから、何かと思って庭に出た。
そしたら服をくわえて引っぱっていくんで、ついていったらワタルの部屋だった」
「なんであんた、あいつのところになんか行ったんだ」
「コムさんが、あさこさんともめてたから。オサさんのことで」
ベッドにそっと軽い体を下ろすと、スプリングが二人分の体重で軋んだ。
「人のことなんか、どうでもいい。他人のことなんか気にするな」
あんたは、オレのことだけ考えてればいいんだ。
そう言ってきつく抱きしめると、なんだか困ったようにかよこが笑う。
「おまえも、ワタルさんと同じようなこと言うんだな」
「……その名前、二度と口にするな」
嫉妬だとわかっていながら、口調が激しくなるのを止められない。
かよこはちょっと目を大きく見開いたが、すぐにまとぶんの胸に顔を
うずめるようにして甘えてきた。
「ごめん、もう言わない」
本当は。
自分のことだけを見つめて、自分だけに笑ってほしくて。
誰にも見せずに縛りつけておきたくて。
でも、できないのだ。
それでは決して手に入れられないのだと、わかっているから。
だから、じっと抱きしめたままでいる。
この腕の中の、愛しいひとを。
どうも私は、ワタルくんとかよこちゃんをやらせたくないらしい・・・(爆)
ショーコ様、まるでワタルくん当て馬になってしまいました。
一応未遂と既遂、両方書いたのですが(馬鹿だ私…)あまりにも後者が
イタかったため(私が)、まとぶんに返しました。
いつもの文体のほうがずっと楽ですわ~。なので、きっとつまらなかったと
皆様思ってらっしゃるでしょうが、許してください。
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オサリカ Vol.1 No: 1098
投稿者:ベン 02/01/11 Fri 21:35:02
私、なにげにリカさんのお医者さん楽しみです。
30歳と12歳ですって・・・・・むむむ・・・
極道リカと子猫のくららが妄想入っちゃうじゃないですか~
プロバンスのコモ・リカ・チカの危うい関係よ再びって感じなの~?
通っちゃいそうですわ。
・・・
タニのいない夜。今夜も眠れないままに、ただあてもなく屋敷内を放浪するリ
カにオサが声をかけてきた。
「リカさんも眠れないのですか?」
「やあっ、オサか。久しぶりだな。お前も何か心配事か?」
二人は月明かりで照らされた大きな窓の下で、しばし見つめ合った。
いつも静かな笑みをたたえているオサの瞳が、今夜は心なしか憂いを含んで
いるようだ。
リカはその瞳に吸い寄せられるように近づくと、反射的に腕を広げたオサの
胸にすっぽりと収まった。
オサの柔らかい唇がリカの理性を麻痺させ、口中をスミレの香りで一杯に
した。
「オサ・・・今夜は一緒にいてくれ・・・」
オサは返事の代わりにリカを抱き上げると、ためらいもせずにリカの部屋に
向かった。
リカを懐かしいベットのそばに下ろすと、二人は立ったまま抱き合い、お互い
の唇をむさぼりあった。
ガウンがするりと足元に落ち、リカの白い肌があらわになると、オサの唇は
リカの首から胸、腹部へと下りていった。
誘うように自ら仰向けになったリカの体に、オサの長い指がしびれる様な愛撫
を繰り返す。熱い余韻を体中に残され、リカはまるで何千、何万もの手にまさ
ぐられている様な快感を味わった。手だけではなく、オサのヒンヤリした舌の
刺激が加わると、リカの体は早くも一度目の絶頂に達していた。
涙を流してのたうち回るリカに、オサは執拗な愛撫の手をゆるめることはしな
かった。
「はうっ・・・オ・・サ・・もう・・・やめ・・・て・・・」
リカの全身から汗が噴き出し、体中の神経が限界に達してブルブルと痙攣を
起こしていた。
「うう・・・くるし・・・」
「楽にしてあげるよ。」
オサは震えるリカを抱き上げると、下から一気に突き上げた。
「あ・・・」
悲鳴を上げる間もなくリカの首がガックリと垂れ、オサの上に重くのしかか
った。
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轟の先見の明(<ほんとか?) No: 1097
投稿者:836番 02/01/11 Fri 21:25:07
「りかがタニを迎えに?!」
轟は苦笑した。
あのプライドの高い男がなあ…。
タニのことになると形無しと見えるな、まったく。
「しかし…だ」
きりやは物の分かった男のようだから、心配はないと思うが
仮にも他の組の集まりに、まだ兄弟組でもない組の大幹部が出て行くことになれば…。
しかも、跡目の男をその場で連れ出そうものなら…。
「とりこし苦労とは思うが、いちおう誰かつけておくか」
りかが万一暴走しても止められる男。
こういう場合だ。その場の空気を緊張させず、
とりあえずいるだけで場を和ませられる男。
と、なると…
腕っ節でいけばワタルが互角だろうが、
あいつでは「暴走車2台」ってことになりかねない。
だいたい、和みってのは、あいつの対極にあるような言葉だ。
まあ、和み系といえばねったんやちー坊だが、あいつらではりかを止められまい。
コムやぶんでは違った意味で危なすぎる。
あさこやおさは問題外だ。かしげなど、なお悪い。
轟はしばらく考えたが、急に笑い出した。
「はははっ。なんだ。そりゃあ、タニじゃないか」
ということで、轟はふたりを放っておくことにしてしまった。
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そーか、大変な日だったんですね No: 1096
投稿者:0番 02/01/11 Fri 21:12:34
Ⅹデイにはとんと疎い私、(ワタコムⅩデイは気になってましたが)
公式の発表がある日だったのですか~
もはや、誰がどこに行こうと何をやろうと、いてさえくれればそれでよし、と
ハードルが低くなっている私なもので^^;
だもんで暢気に続きを書く私・・・しかし、シリアスは難しい・・・
書いてらっしゃる方々、すごいです。
それ以上、そのやさしい声を聞きたくなくて、ワタルは乱暴にその唇を塞いだ。
強引にこじ開けるようにして舌を差し入れ、逃げる小さな舌を捕らえる。
首を押さえてじっくりと口づけを堪能すると、自分の下で鮎のように
しなやかな体がはねた。
大きな手のひらで胸を撫で上げる。びくんと細い体が反応した。
痛いほどのキスから解放すると、大きく胸を喘がせるようにして、
かよこが息を吸い込む。
それから、深呼吸を一つして、ワタルをじっと見つめ返した。
驚くほど澄んだ、やさしい瞳だった。
自分を凌辱しようとしている男に向けられたとは思えないほど、
それは静かなプライドに満ちた瞳だった。
「見るな……そんな目をして、俺を見るな」
思わず、手加減を忘れて頬を張り飛ばす。唇が切れて、血がにじんだ。
どす黒い欲望だけが広がって、ワタルの全身にまわっていく。
あおざめた小さな顔は、それでもきれいでどこか悲しそうだった。
ほっそりとした体を拓かれて、その瞳が伏せられる。
>ショーコ様。ワタルくんが二人いないと成立しないような展開で
ごめんなさいです。別物として、無視してやってください。
で、ららら様とショーコ様のお話に割り込む私・・・いや、あさこちゃんと
オサちゃんはなんでバイオレンスな関係になるのかって話^^;
始まりがSMもどき(笑)で今ラブラブって、リカちゃんタニちゃんだと
思うんですが、あさこちゃんオサちゃんもそれで、一時期ラブラブだった
ときがあったような気が。そうなると前の二人とかぶっちゃって、なんとなく
影が薄くなって。
それで気合を入れなおして、天才俺様彫り師と不幸体質(すみません、両方
私の設定…)が前面に出た日には、もうバイオレンスになるしか…って
感じが^^;
だって、仁侠映画でこの設定だったら、絶対この二人心中とかしそうで・・・
はっ!まさか、ショーコさま、のけぞっちゃうようなってまさかこの二人、
そんなことにならないでしょうねっ?
現役の人死にだけは勘弁してくださーい(号泣)いや、OGならいいって
わけじゃなくて、パート1で、出てきたタモさんがすでに事故で死んでる
設定だったりしたもので。もっともこれも、私がなるべく現役で書いてと
言ってしまったせいだと思いますが^^
勝手な考察を並べちゃってすみませんです。
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ギャー No: 1095
投稿者:一番動揺してる 管理人 02/01/11 Fri 20:06:13
って事で なんにも驚かん と思ってたのにショックでショックで・・・。
もうわかってたけど ブンちゃんで殉情 宙は全国でカスミラ&ダンスピは。
あー でも自分のバウ初主演を持ってくることなくない? ぶんちゃんにしても理佳にしても。
あー そんなにいい作品を出せないのか? 劇団は??!
なんかサラン・愛は爆笑でした。
あつちゃんを思い出す もう私が宝塚好きになって2年経った時の作品だなー
とシミジミだねー。
懐かしすぎる!
一番のショックは一番好きな宙であんな事があるなんてー もうもう (;o;)
でも 優花だったら2番手にあいりかな? とか思いつつ それを願うわ
博多座以外全部みてやるー(そういえばあかねさす も懐かしいなー)
全国公演は違う公演を見れるって感じですね 楽しみ!!
今年も宝塚に ♪身も心も~(byタキちゃん) って感じなのかしら
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>Zさま No: 1094
投稿者:836番 02/01/11 Fri 19:57:11
いえ、あの~、あなたさまの「あの方」のつづきを待ってるんです。
これ分からないと、ちょっと書けないっていうか…。
どうしましょ? 先に書いちゃうべきですか?
わたしはガイズ観劇の合間をぬって書いてますので、ペースは落ちてます。
書かないつもりなんじゃないんですが、
本物さまを目のあたりにすると、妄想ぶっとんじゃうわたしです。
(そのわりに、結局書いてる…)
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また、レスだけ No: 1093
投稿者:華子 02/01/11 Fri 18:58:36
やっぱり、今日は落ち着かなくて何にも、浮かびませんでした。なので、またレスだけです。
Z様
この会話の噛み合わなさ。いいですねー。先が、楽しみ!
ワタコム応援団に入ります様
いよいよ架橋に入ってきた感じー。続き、待ってまーす。
0番様
ワタルくん・かよちゃん、“シリアス”その中にもそそられる会話の数々。
流石です。
HT様
私もトド・ブン派でした。ほっとして、うれしかったです。
836番様
リカさん、タニくんを迎えに行くんですね。フフ、、なんか楽しい予感が(^^)
ショーコ様
壮君の恋、登場人物多数でこの迫力、たまりません!!ワタル・アサコの様子も気になるし、オサ・壮君も気になる。でも、一番気になるのはコムちゃん!
コムちゃん、大丈夫ですよね。
コムちゃんの愛の妖精の印。ステキー!!ぜ・ぜひ、ワタルくんとの時に、、。
宜しくお願いします。(^^)(いったい何をお願いなんでしょう、、)
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レスだけです No: 1091
投稿者:あお 02/01/11 Fri 14:25:03
Xday・・・。
はっきりするのは、夕方頃ですかね。
レスだけなのに、長いです。すいません。
ベン様
私は、ベン様の独自な世界、明るいHが好きだけどなー。
これからも、その路線で、つっ走っちゃってください。
Zさま
さららんにるいちゃんも、出てきましたね。
そして、タニちゃんが組の事を考えずにはいられなくなる人って
誰が出てくるのでしょう。
まだまだ、解決(?)には、時間が、かかりそうな展開ですね。
おまけに、せっかく電話をかけてきたのに、リカさんのつい言ってしまった
一言で、あらららら。
タニちゃんの妄想、おもしろかった
836番様
ついに、リカさん動き出しましたか。
どうしても私が書くと、リカさん、暗く、いじけ虫になってしまいそうだし、
谷〇組で、大乱闘起こして、ボロボロになってしまいそうだし、
どうしましょうと思っていました。
Z様と836番様におまかせしちゃおうかなー
最初にネタ、ふったのに、ごめんなさい。
実は、どうしてもがまんできなくなって、東京からガイズ見に行きます。
だから、約2日間、PCが触れない。
無責任みたいだけど、ごめんなさい。
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タニの妄想 No: 1090
投稿者:Z 02/01/11 Fri 13:54:54
「ハーーーー…」
タニは桜の間で組員達と朝食を取っていた。
組員達は、久しぶりのタニとの再会で浮き足立っていたが、ため息ばかりのタニにどうしていいやらすっかり困り果てていた。
「ハァーーーーー……」
周りの組員達は何とかタニを元気づけようと必死にタニに喋りかけている。
しかし、そんな事も全く聞こえない程タニは考え込んでいた。
なんでりかさんにあんな事言っちゃったんだろう…
りかさんがわたるさんを抱いたって聞いてついカッとなっちゃって…
それにしたってりかさんに対してばかとかうそつきとか言うなんて…
「俺最悪だ~……」
「え!?何でタニさんが最悪なんですか!?そんな事ないですよっ!タニさんは最高です!!」
それにわたるさんと仲良くしてればなんて心にも無い事を…
あれ以上わたるさんと仲良くしてもらっちゃ…
「困る!大いに困るっ!!」
「えっ!俺達タニさんを元気付けようとしてるだけなのに…まさかそれが迷惑なんですか!?」
でもさでもさ!俺もカッとなったのは悪かったけど元はと言えばりかさんが悪いんじゃん?
俺が抱くのはタニだけだーなんて言ってたくせにさー
それも相手がよりによってわたるさんだなんて…
「ほんと信じらんないよ…」
「そんな…!ひどいっす!俺達タニさんにならどこまでもついて行く覚悟は出来てます!!」
そもそも何がどーしてどーなってそーゆーコトになっちゃったわけ?
りかさんがわたるさんを抱く…ってことはわたるさんが…受け……???
「うっ…おえっ……」
「タニさん!?大丈夫ですか!?おい!誰かきりやさん呼んで来い!!!」
だめだ…想像出来ない…
だってわたるさんが受けって事はわたるさんが下ってことで
そんで下ってことはわたるさんが「あっ」とか「やっ」とか
はたまたもしくは「そこ…」とか「もっと…」とか言っちゃったりして…
「タニさん顔赤いですよ!?大変だ!タニさんを部屋にお運びするから誰か手伝ってくれ!!」
いや、りかさんが相手なんだからそんなもんですむはずがない
もっと激しく身をよじらせたりあ…喘いじゃったりして……
んで最後はきっと耐えられなくて絶叫して気絶なんかしちゃったりなんかして……
ってうわーーーっ!俺はなんて事を考えてるんだ!!!
「タニさん!暴れないで下さい!おいみんな!!タニさんを押さえつけろ!!!」
「タニがどーしたって!?」
「あっ、きりやさん!タニさんが…」
「みんなどけ!タニ!タニ!しっかりしーや!!」
「はっ!」
きりやんに揺さぶられようやく我に返るタニ。
「きりやんにみんな…なに?どーしたの??」
「どーしたのはこっちの台詞や」
「あれ?ここ、俺の部屋?さっきまで桜の間でご飯食べてたはずなんだけど…」
きりやんはハーっと大きく溜息をついた。
「なんやよーわからんけどとりあえず大丈夫なんやな
きっとまだ疲れが残ってるんよ 今日もゆっくり休んどきや」
タニは訳がわからないまま、きりやんに促されるまま布団に入り横になった。
「じゃーまた何かあったらすぐ呼んでな ほら、みんな行くで」
「あの、タニさん お大事に…」
そう言うとみんなはタニの部屋から引き上げていった。
「お大事にって…別に風邪ひいてるわけじゃないし…それに疲れてもいないんだけど
みんなよくわかんないなー」
よくわからない…そう思ってるのはあなたではなく組員達の方です。
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>836番様
もしやりか出発の続きを書かないつもりでいらっしゃるのでしょうか。
そんな事ないですよね・・・ね?
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今日Xdayですね。 No: 1089
投稿者:keiko 02/01/11 Fri 11:36:10
今日は何時ごろ発表なんでしょうね。
気になります・・・・・・
>ショーコ様
アサコさんと壮くんどうなってしまうのでしょう?
毎日続き楽しみにしています。
>0番様
番外の番外の番外編・・・・
またもやかよこちゃんわたるくんにですか?
でもまた書いてくださってうれしいです。
>ららら様
ドクターいい人ですね~。
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今日は宝塚的Xdayですね No: 1088
投稿者:皆様ありがとう 管理人 02/01/11 Fri 09:40:33
皆様 今日はドキドキですね。
やっぱり組替えしようよ って感じなのですが 生徒が足りない気もしないでもないですねー
4組の頃からいうと全然少なくなってしまったので。
でも 私は誰が退団しようが全然平気 覚悟は毎年してるし いい頃合だろうなー
とか思うので でも 後半ラインナップですものね。
皆の注目するエ○ザは? って感じですね。でも再演ばかりは楽しくなーい!
ショーコ様 壮ちゃんと麻子はどうなるのかしらー 楽しみ楽しみ♪
私は オサりかも好きでしたなー
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レスだけ No: 1087
投稿者:ららら 02/01/11 Fri 06:49:24
>らんさま、すみれさま、ショーコさま
レス、ありがとうございました。m(_ _)m
壮君のをアップした後、あまりの読みにくさに唖然として、落ち込んでしまいました。初めて書き込んだわけでもないのに...ションボリ
文字・文字・文字・文字...で、自分でも読む気がしない。
でも、そんなときに限って削除パスワード入れ忘れちゃってるし...(泣)
開き直ってオサちゃんのも全部アップしちゃったんだけど、後悔しどおしでした。
読んでくださって、ありがとうございます。m(_ _)m
また1から修行して出直してきたいと思います。
で、ショーコさま、わたしもアサオサのバイオレンスはよくわかりません。(^^;
わからないまま書いてます。すみません。
オサがいじめられキャラだからでしょうか?(笑)
私は長編書く想像力がないのですぐ安易な方向に持って行っちゃうんですが、
ショーコさまの連載はワタコム・アサオサ・壮君と、いろんな人がそれぞれ魅力的に存在してて、すごいなぁ...って思ってます。
ショーコさまなら、コムちゃんとわたるくんはきっと幸せにしてくれると思ってるので、心配してません。(^^)
アサオサのええーって、のけぞっちゃうのも、楽しみにしてますよ。(^^)
なにやら周辺で0番さまも書いてくださってるようだし、目が離せませんわ。
久々のシリアス編、期待してます~>0番さま
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いきなりバリ編22 No: 1086
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/11 Fri 02:09:25
翌日、コムとワタルはバリの街を楽しんでいた。
「ね、ワタルさん」
「なんだ?」
「腕組んでもいい?」
コムは照れながら、ワタルに言った。
「今日だけだぞ」
ワタルは優しく、そして少し照れながら、コムに言った。
コムは嬉しそうにワタルの腕にしがみつく
「今日だけなの?」
とワタルを見上げながら言った。
「いくぞ」
ワタルは照れて、コムに言った。
「なんか、夢みたい…」
「え?」
「こうして、ワタルさんと腕組んで歩いてるなんて…」
「コム…」
「そうだ!皆にお土産買わなくちゃ…」
コムはワタルの腕引っ張り、民族品が並ぶ店の方に向かった
「また荷物持ちか…」
ワタルは小さく呟いた。
「ワタルさん、今なんか言った?」
「いや別に…」
日が落ち始め、バリの街が黄昏色に染まり始めた。
「そろそろ時間だな…」
ワタルは腕時計を見る。コムはワタルの時計を覗き込む
「楽しい時間って早く終わっちゃうね…」
少し寂しそうに言う…
「コム…」
「でも、これからはずっといっしょだもんね」
コムはにっこり笑う…
二人はずんこのホテルへと向かった
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いきなりバリ編21 No: 1085
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/11 Fri 02:08:36
その夜、ワタルはずんこの部屋を訪ねた。
ワタルはずんこに座るように言われ、ソファーに腰をおろした。
「何か飲むか?」
「いや…」
ワタルはずんこの言葉にワタルは断る。
「ま、そんなこと言わずに一杯付き合え」
とずんこはバーボンをグラスの注ぎ、ワタルに渡す。
ワタルは手渡せたグラスをテーブルの上に置いた。
ずんこはワタルにグラスを手渡すと、ソファーには座らず、窓の側に立ち
グラスを傾けながら、窓の外を眺めていた。
「ずんこさん…俺…」
「なんだ」
ワタルの方を振り返るずんこの視線が鋭くワタルを刺す
ワタルは一瞬目を背ける
「ワタル…ちょっと来い」
ワタルは立ち上がり、ずんこの側に歩みよった
ずんこはワタルの真正面に立つ…
バッシン!
ずんこは力に任せて、ワタルの顔を殴った
ワタルの唇から血がにじむ。
「痛っ…」
「あーすっきりした。一度お前は殴ってみたかった」
「ずんこさん…」
ワタルは指で血をぬぐいった。
「こんな時ぐらいしか、お前を殴れない…」
ずんこは、窓の方を振り向くた
「コムを泣かすなよ…」
と一言呟いた
「ずんこさん…」
ずんこはワタルの方を振り返る
「ワタル、今夜は飲まないか?」
「え?」
「今夜ぐらい、俺に付き合え」
ワタルは戸惑いながらも、ソファーに座り、グラスを持った
ずんこもワタルの前に座る。
「な、ワタル、何時までこっちに居られるんだ?」
「飛行機のチケットが取れれば、2,3日中には…」
「そうか…」
「黙って出てきたし、年始の行事もあるし…遅くても今年中には戻らないと…」
「日本の極道も大変だな…」
しばらく黙ってグラスを傾け合う二人…
「帰るのは、明後日にして、明日は二人でバリ観光に行ってきたらどうだ?」
ずんこの以外な言葉にワタルは驚く。
「お前も轟さんの片腕だ、日本の戻ったら、そう二人でゆっくりしてる時間は取れないだろう」
「ずんこさん…」
「夜、俺のホテルで合流して4人で食事しよ…、予約は入れておく」
「そんな、悪いですよ」
「遠慮するな、俺の経営するホテルも見せたいなー、豪華だぞ」
「ずんこさんのホテルか…」
「帰りの飛行機のチケットは俺が手配しとくから、明日は二人で楽のしんでこい…」
ずんこの顔に昔と変わるぬ、優しい笑顔が戻っていた。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋18 No: 1084
投稿者:ショーコ 02/01/11 Fri 01:51:18
ワタルが、アサコの右手を掴む手に、さらに力を入れようとしたその時、
「待って!ワタルさん!お願い」
オサが飛んできて、ワタルの手を押さえる。
「オサ......」
「ワタルさん。コムちゃんは大丈夫だから、無事だから、アサコを許して!」
「オサ。お前、言ってんだよ。
コムは俺の腕の中で、よがって、気絶したんだぜ。」
アサコが挑戦的な視線でワタルを見上げる。
「オサさん、どうして、アサコさんを......」
そんなに庇うんだ......
只ならぬワタルの様子に、心配して
アサコの部屋にやってきた壮がつぶやく。
「壮、オサを向こうに連れて行け。」
「ワタルさん、お願い、アサコを.....」
「うるせーんだよ。
お前みてえな、誰とでも寝るヤツなんかに庇われたくねぇ。」
「アサコさん!」
「なんだよ、壮。オサが悪く言われるのはいやか?
オサは、お前のものかよ。寝たのかお前ら。」
「アサコ.......」
「壮、残念だけどな。そいつは一度寝たぐらいじゃ、
どうにもならないぜ。寝るぐらい、なんとも思っちゃいない。」
「アサコさん。今の言葉、撤回してください。
これ以上、オサさんを貶める事は許さない。」
壮が、腰に下げている刀に手をかける。
「おい、壮。これは、俺の問題だ。
お前は、オサを連れてさっさと部屋に帰ってろ。」
「ワタルさん、すいません。でもこれは俺の問題です。
コムさんをこんな目に合わせることになったのも、元はと言えば......」
コム!........
不意にワタルの胸に激しい痛みが湧き上がる。
「ワタルさん、この場は俺にください。
ワタルさんは、早くコムさんをみてあげて...」
ワタルが馬乗りになっていたアサコから身体を離した。
オサが、ワタルの腕から、手を離す。
ワタルは黙って、コムの傍に歩いて行く。
アサコが飛び起きて、壮と対峙した。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋17 No: 1083
投稿者:ショーコ 02/01/11 Fri 01:46:36
0番様が、お逃げにならないと聞いて、一安心です(^^)
で、おーいワタル、あんたのコムちゃんほっといて、かよこちゃんに何するの~~
と、叫んでおります。
************************************
ドアを突き破るようにして、ワタルがアサコの部屋に飛び込んで来た。
アサコは作業台の上で、熱心に何か調べものをしているらしく
振り向きもしない。
ワタルの視線が、必死の思いで、コムの姿を探す。
部屋の隅の、ベッドの向こう側の床に、白い人影が見える。
ワタルが、恐る恐る近づく。
両手を頭上高く一つに縛られ、ベッドの足にくくり付けられた
コムの白い裸身が、そこにあった。
「コム!」
目を閉じて、口元から一筋血を流し、
頬は、殴られた跡なのか赤紫色に変わり.........
「コム.......」
ワタルが、走りより、コムを抱き起こす。
グッタリとして、何も応えないコム。
「コム.......死んでる?」
「大げさだな。死んじゃあいないよ。良すぎて、気絶してるだけだ。」
皮肉な笑みを浮かべて、アサコがワタルの方を振り返る。
ワタルのどこか深い部分で、何かが切れる。
静かに、上着を脱ぐと、そっとコムに着せ掛け、立ち上がる。
「ワタルさん、そいつすげえな。あんた毎晩抱いてるんだろ?妬けるな。」
ワタルは、何も応えない。シーンとして凍えるような静寂がワタルを包む。
「ワタルさん。あんた、汚れちまってヤダって言うなら、
俺、引き取ってもいいですよ。」
「うるせえ。ガキが、ガタガタいってんじゃあねえ。」
ワタルの、低く押さえた声。
「ずいぶん甘く見られたもんだなあ、俺も。
お前ら、ガキには、分からねえだろうがな。
惚れたヤツがどんなになろうが、一度惚れたら、とことん惚れぬく。
何があっても、気持ちは変わらねえ。」
「ずいぶん、センチメンタルだなあ。
ま、あんたが良いなら良いけどね。ご馳走様。」
「おい、アサコ」
ワタルが一足飛びにアサコに近づくと、アサコの襟首を締め上げる。
「コムがどうあろうと、気にしねえがな、別にお前を許したわけじゃねえ。」
どこか危険なものを感じさせる、静かで穏やかなワタルの声。
「せっかく、穏やかに暮らしているあいつを、傷つけた事の責任は
しっかり、取って貰う。」
「言っとくけど、そいつがここに飛び込んできたんだぜ。
俺が無理に連れてきたわけじゃない。そんなに大事なら、鎖にでも
つないどけよ。うろうろ歩き回らないように。」
次の瞬間、ワタルの拳が飛んで、アサコが床に飛ぶ。
立ち上がりかけるアサコを、強い勢いで蹴上げる。
床に転がったアサコにワタルが馬乗りになる。
「コムは.....どんな怖い目にあったんだ?
言ってみろよ。しっかり同じ目にあわせてやるぜ。」
薄く笑いながら、ワタルがネクタイを緩める。
「何する気だよ。」
「コムと同じ目だって、言っただろう?」
そう言うと、ワタルは、アサコの右手を逆手にねじリあげる。
「確か、お前の右手は、彫り士の命だったよなぁ......」
「ウゥ!......やめろ!」
「あとひとひねりしたら、骨が折れるかもな.....」
深い怒りを秘めて、冷たく静かなワタルの視線が
苦痛でゆがむアサコの顔を見つめる。
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レスです。 No: 1082
投稿者:ショーコ 02/01/11 Fri 01:32:48
HT様。え~~~、どうしてですか?ロム専なんてぜ~~ったいダメですよ。
必ずまた書いてくださいね。
ベン様。私はストレートHが書きたいんです。書けないけど(^^;)
ベン様のウフフとドキドキのミックス度が好きなんですよね私。
華子様。イイ感じですね。トウコかしげ。コムちゃんが刺激になって
ますますラブラブ度が増しているような(^^)
私も、あのフィナーレの歌聞いた時、ドキドキしちゃいました(^^)
こちらのコムちゃんのバラは神様が彫ったものなんです。
愛の妖精の印に.....キャ!キザですね。ごめんなさい。
ワタコム応援団に入ります様。ずんこさん、寂しくなりますね。
熊ちゃんがいるから大丈夫でしょうか?
なるみん様。お久しぶりです。つづきは?早く読ませてください。
ももんが様。読んでくださってありがとう。私自身結構先が見えてません。
で、なかなか、前に進みません(:^^:)
ただ長いだけになってしまいます。反省......。
らん様。読んでくださってありがとう。ゆうかちゃんと水君、可愛いですね。
私も、あの可愛い感じのワタコムに戻る事が出きるでしょうか?
本当に自分で書いてて、辛くなっているお馬鹿な私です。
ららら様。じっくり読ませていただきました。
私、アサオサのバイオレンス、も一つ分からなくて(なぜ、ああなのか)
(んなんで、書くなって叱られそうですけど^^;)
とても参考になりました。
アサオサファンには、お叱りを受けそうな、
ええーー、って、のけぞってしまうような事?考えてます。
でも、まだヒ・ミ・ツ(^^)
本当にしょーもないことなんです。
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りか出発 No: 1081
投稿者:836番 02/01/11 Fri 01:28:28
「ボス!!!」
すごい勢いでりかが、ノックもそこそこに轟の部屋に入ってきた。
「なんだ、りか。なにごとだ!!!」
「ボス! タニは…」
りかは息が切れている。
「タニはなんだって実家に帰ってるんです!?」
「ああ…」
「ボスが知らないはずないでしょう。教えてください!
何があったんです!!」
(まったく、タニのことになるとなんでこう冷静さを欠くんだ、りかは)
「ボス!」
「法事だ」
「? ほ、…ほうじ?」
「そうだ。法事だ、親父さんの一回忌だ」
「な、…じゃあ、なんで、言ってくれなかったんですか?」
「おまえが人の話も聞かずに勝手に飛び出していったんだろうが。
まったく、ちっとは冷静になれ。」
(法事い~? じゃあ、俺は法事で実家に帰ってる奴に、
わたるのことまでベラベラと?)
りかは信じられない、という表情で立ち尽くした。
(ああ、ったく! どうすんだ!!)
りかは混乱していた。
いつ轟の部屋を出たのか覚えていないが、気づくと厨房にきていた。
「おーう、りかさ~ん。タニ君はまだ家ですかあ?」
「ちー坊おまえ、知ってたのか?」
「はい~? タニさんの法事のことですかあ?別に秘密じゃありませーーん」
(うっ…。なんだよ、俺だけか?知らなかったのは)
「おう、りか。お前も飯か?」ワタルが入ってきた。
「お前は?おまえはタニがおやじさんの法事で帰ってたって知ってたのか?」
「あ?法事? いや、別にしらなかったが…。
なんだよ、おまえ、あんなに取り乱して、
タニは法事にいっただけだったのかよ?」
ワタルは鬼の首でもとったようにうれしそうだ。
「馬鹿やろう!おかげで俺はおまえとのことまで…」
「俺と?」
「うっ…い、いや、なんでもない。とにかく!」
(とにかく…そうだ!迎えにいかねば…。
いや、だが、法事で組の者が集まってるだろうところに
轟組幹部の俺が行ったら…)
まずいかもしれない、という考えが浮かんだが
(ええい! なにがどうでも、今のままにはしておけないぜ。
仕方ない、行くか。まずかったら、そん時はそん時だ!)
りかはとにかく、とるものもとりあえず、タニを迎えに行くことにした。
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え~っ!どうして~? その2 No: 1080
投稿者:雪だるま 02/01/11 Fri 01:05:45
♪HT♪さま!
ロム専なんて言わないで下さい!
明るい不倫最終回、私はトドぶん派です。
最後のトドさんの言葉に大感動してます!
ありがとうございます!
これからもどんどんノルぶん、トドぶん
書いてくださいね。私の生きがいを奪わないで~
あー、しつこく出て来てスミマセン。
もう出てきません(たぶん…?)。
ライターの皆様、お風邪など召さないように、
頑張って下さいね(ハート)。
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番外の番外のそのまた番外? No: 1079
投稿者:0番 02/01/11 Fri 00:57:28
本日(あ、もう昨日です)私の雪組初日でございました。
ショーで、パックのキムちゃんが豪快にかつらを飛ばし、片手で引っつかんで
再び出てきたときには乱れまくった髪形で、お得なものを見た気がしました^^;
タイトルが変なのは、私もちょっとショーコ様の流れを
借りちゃってるからなんですが、明らかにやっぱりつながりません。
全然違う流れになってるというか、主役が違ってます・・・とにかく、失礼!
そして、シリアスで行きます!
冷蔵庫を開けると、珍しくミネラルウオーターが切れていた。
喉は渇いているし、台所に行ってくるか、とかよこは部屋を出る。
ドアを閉める前に、ベッドで眠るまとぶんがちらりと目に入った。
すぐ戻ってくるね、と心の中でつぶやいたのは嘘ではなかったのだけれど。
長い廊下を歩いていたかよこは、ふとあさこの部屋の前で足を止めた。
なんだか、胸騒ぎがする。
もれてくる声は、あさことコムだ。
はっきりとは聞き取れないが、明らかに争っている声。
これは、ちょっと、良くない気がする。
パスタは持っていないし、自分が入るより、ワタルを呼んできた方がよさそうだ。
そう判断して、かよこは風のように走り出した。
ノックと同時にドアを開けると、窓辺に立っていたワタルが振り返った。
「お嬢ちゃん?なんでおまえ……」
「そんなこと、どうでもいいです。コムさんが、あさこさんに」
またかよ、と自嘲気味にワタルはつぶやく。
「だから、かかわるなって言ったのに。オサのことも、壮のことも」
そうやってコムは自分を振り回す。無意識に首を突っ込んで傷つく。
事情がよくのみこめないかよこは、それでも説得しようとした。
「行かなくていいんですか?あなたの大事なひとでしょう?」
「その大事なひとってのに、不用意に首突っ込むからいけないんだよ。
おまえもだ、お嬢ちゃん。
自分に大事な奴がいるくせに、なんで俺のところになんか来た」
空気が、いきなり緊張をはらんで凍りついた。
ワタルは、何かに憑かれたような目をしてかよこを見つめている。
かよこは、本能的に一歩退いた。
けれど足元に雑誌があるのに気づかず、踏んでしまってバランスを崩す。
それは一瞬のことだった。
あっという間にワタルがかよこをつかまえ、ベッドに放り出す。
シルクのパジャマが悲鳴のような音を立てて引き裂かれ、白い肌があらわに
なった。
「二度目はないって言ってたよな。
そうだな、終わらせない。ずっと、このまま、おまえを俺のものにしてやる」
狂おしい目をしている。
「俺は…あいつのです。
あなただって、わかってるはずだ。コムさんでなきゃだめだって」
それ以上、そのやさしい声を聞きたくなくて、ワタルは乱暴にその唇を塞いだ。
・・・なんか、大変そうだわ。(他人事のように・・・)
とりあえず私、逃げませんので足首までつかむのは許してくださいませ、で
ございます。
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いちごさ~ん!! No: 1078
投稿者:♪HT♪ 02/01/11 Fri 00:50:34
今、雪だるま様のカキコを見て直ぐに確認に行ったら、
本当だ~~!!削除されてます・・・
だめ、だめ、だめ、だめ、絶対にいけません。
私もここは老後の楽しみにと全てのログをとっておきたかったのです。
管理人様がしっかり過去ログものせてくださるから
安心しきって保存をおこたってました。
お願い!もう一度のせてくださいませんか。
いちご様の大ファンなの・・・
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明るい不倫?(とどぶん編最終回の続き) No: 1077
投稿者:♪HT♪ 02/01/11 Fri 00:39:51
ひっそりと轟邸に戻ったぶん。
丁度夕食時なので、皆食堂か自室にいるお陰で廊下では誰ともすれ違わない。
(良かった・・・これを戻したら僕はここを出よう)
最上階にあるトドの部屋、その向かいにぶんの部屋があった。
ドアが開け放されているのに気づく。広くがらんとした空間。
(僕の部屋、からっぽだ・・・)
もうこの部屋の主はいませんよとばかり家具一つなく片付けられている。
(そっか、そうだよね。僕は出て行ったんだもの)
トドの部屋、固く閉じられたドア。何度これを開けてトドさんを愛しただろう。
そっとそこに伝説のサファイアの包みを置く。
(トドさん、今までありがとう・・・)
目を閉じてこの場所から離れがたい辛さにじっと耐えるぶん。
(これで最後なんだ。何もかも・・・)
再び目を開けた瞬間、トドが中からドアを開いた。
笑っている。「帰ってきたな。たっぷり遊んで来たか?」
「とどさん・・・そうじゃなくて僕はもうここには・・・」
「あ、お前の荷物な、全部俺の部屋に移させた。
もうどこにも行かないようにな。一日中見張ってるぞ!」
トドはニヤリとし、ぶんを部屋に入るよう促す。
「じゃあ・・・許してくれるの?」
「何をだ?このサファイアはキムに磨くように頼んでおいたのだ。
ほう、綺麗に輝いているな。後で誉めてやろう」
「・・・・。」ぶんは言葉にならない。
「ぶん、一度だけ言う。一生俺と生きろ」
トドはぶんをきつく抱きしめた。がっしりとした腕で力一杯。
その横顔は優しさに満ちていて、その胸は熱くぶんの心を溶かす。
「トドさん・・・」
ぶんはトドに出逢えた事を神聖な気持ちで感謝し、
トドの胸の中で(ずっと着いていこう)と心から思えたのであった。
全て終わったはずのぶんの新しい人生が今、始まった・・・。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
こちらのトドさんはグッドタイミングで現れ過ぎですね(笑)
以上、何とか2パターン載せることができ、嬉しく思います。
KARARA様、ぶんネタ続けて下さいね。
これからはロム専になるかもしれない私の為にも・・・
ではでは、皆様のご繁栄をお祈りしています!!
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え~っ!どうして~? No: 1076
投稿者:雪だるま 02/01/11 Fri 00:35:57
いちごさん!どうして「ブンちゃんがゆく」の最終回
それに「嫉妬」の最後削除しちゃったんですか????
すごく気に入ってたのに悲しいです…
保存してなかったのに~(涙)
ぶんちゃんファンなので、いちごさんの書くぶんちゃん
トドさんが大好きで、いつ書いてくれるかと毎日心待ちに
しています。またよろしくお願いします。
ここを読み出してから、今までなんとも思わなかった
ジェンヌさん達のファンになってしまいました~(笑)
わたるくん、りかさん、たにちゃんが気になって
仕方有りません!罪な作家さま達…
皆さん!これからもよろしくお願い致します。
ロム専門の癖に、出て来てすみません。
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ぶんちゃん病気にかかる<2> No: 1075
投稿者:KARARA 02/01/10 Thu 23:25:09
ほのぼの系のつもりでつくったわけじゃないんですが。。。。
前書きのつもりで書いたのがほのぼのになってしまった。
今回までなので・・・すいません。
★★★★★★★★★★★★★★★
コンコンッ
「ブンサーン。お水もってきまシター。はいりますネー。」
「あ…ちー坊。あり・・がと。」
ブンは重くなった体を起こそうとした。
「オウ!!ぶんサン、ぶんサン。いけまセーーーン!!
起きちゃNOデェェス!!!」
ちー坊はベッドに駆け寄りぶんを寝かせた。
「冷たい水デェェェェス!!!!サァのみましょう。」
ぶんはこんな状態でどうやって飲むのかと悩んだ。
(まさかちー坊…)
しかしちー坊は急にエプロンからストローを取り出したと思えば
それをコップに入れ、その場にしゃがむと、ぶんの口元に持ってきた。
「あ……ありがと……。」
ぶんはちー坊をこんな近くで見るのは初めてで、一瞬戸惑いを見せたが
素直にコップの中の水をストローを伝いくちへとすべて流し飲み干した。
(あー、気持ちいい…)
ちー坊はスマイル顔で
「おいしかったデスカー?ぶんサン、はやく元気になってくだサイネー。」
ぶんは目の前のちー坊の柔らかい笑顔と優しい言葉にほれぼれとした。
「うん…。ありがと、ほんと。あ……風邪……うつっ…ちゃうよ。
早く出ないと、…ね。」
「ノーノー!ぶんサーン。あなたはニッポンジン。ワタクシニッポンジンからうつらないネ。OK?」
「……ふふふ。OKOK。ちー坊って…へんだよぉ…ははは。なんか僕、ちょっと元気出ちゃった。」
「オウ?でもでも寝てなきゃダメヨ?早く元気になってボス、安心させるノネ。」
そう言うとちー坊は部屋を出て行った。ぶんは再び眠りについた。
★★★★★★★★★★★★★★★
つづきは半分できてます。
みなさんのすばらしい作品の中で書くのはすごくはずかしい・・・。
ほんと文才ゼロの私。
おゆるしください。
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ぶんちゃん病気にかかる<1> No: 1074
投稿者:KARARA 02/01/10 Thu 23:16:24
こんにちは。ちょっとぶんストーリつくってみました。
今回はまだ準備文(なんじゃそりゃ)ってことで、
読みたい方だけよんでくださいませ。
★★★★★★★★★★★★★★★
朝からトドは自分の部屋で窓の外をじーっと眺めていた。
実はブンは3日前から伝染病にかかっていた。
はじめはただの風邪だと思い、トドが看病をしていた。
しかし、風邪は悪化するばかりだったのでドクターの所へ連れて行き
伝染病だと発覚したのだ。
これではトドの部屋にいさせるわけにはいかないと他の部屋に移すように
といわれたのだ。
トドは何日も(っといっても3日だけだが…)ブンを抱くことができずに
イライラの日々がつづきなかなか仕事にもつけずにいた。
ブンはというと、一日中ベッドの中で寝ていた。
だんだんと病状も良くなってきていた。
しかしまだ体や頭が重く起きあがることはできなかった。
ふと目を覚ますと時計の針は2時をまわっていた。
日当たりのよい部屋で真昼間に布団をかぶっていて
おまけに熱があるとなると喉がかわいてたまらない。
ブンはなんとか電話まで手を届かせると厨房に電話をかけた。
「はーい。もしもし?厨房ですが。」
「・・・あ…ねっ…たん?ブンだけどぉー…。」
「え?ブンさん!??ちょ…だいじょうぶなんですかぁ???」
「あ・・・うん。だい…じょーぶ。ははは。あのさ、ちょ…喉かわいちゃって。」
「あ!はい!!!すぐ持ってきますね!水でいいですか?あ、それとも暖かいのがいいですか?」
「ううん。水がいい。つめたいの…ね。うん、ありがと。じゃぁ……ねぇ。」
キム「ねったんだれからー?」
ね「あ…。うん、ぶんさん。水がほしいんだって。」
ミズ「え??俺??俺をほしいわけ?まじ?じゃぁいってくるわ。」
ね「ちちちち…ちがうってば!お水だよ!飲む水!!!」
ちー坊「ワタクシがもっていってきマース!!」
タニ「病気、うつらないようにね!気をつけて。」
ちー坊「オウ!ダイジョーブデェェス!ワタクシ、日本人からはうつされませーんネ!」
「…………。そう。いってらっしゃい。」
★★★★★★★★★★★★★★★
つづき、すこしできてるので書きますね。
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らららさま、ドクター素敵 No: 1073
投稿者:すみれ 02/01/10 Thu 23:09:01
らららさま、おさちゃん色っぽ~い。
壮君もかわいいし。
それにドクター大人~ 素敵です。
これからも、どんどん書いてくださいね。
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レスだけです No: 1072
投稿者:らん 02/01/10 Thu 22:49:30
>ももんが様
つたない私の文を楽しみに読んでくださってありがとうございます。
また、別バージョンで二人を登場させたいと思ってます。
>ショーコ様
早く続きが読みたいですぅ~(笑)
せつない壮君、アサコとコムちゃんはどうなるのでしょう?
>Z様
きりやんの大阪弁が楽しいです~
タニちゃんの電話にあわてふためくリカちゃんも可愛い♪
>ららら様
ドクターって本当に良い人~~
作家の皆様の大作に私も毎日ここをのぞいてしまう一人です
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きりやん他 No: 1071
投稿者:Z 02/01/10 Thu 22:33:00
きりやんは、自分の部屋に北翔、さららん、るいを呼んだ。
三人はきりやんの前に星座している。
「タニが帰ってきて、みんな喜んどるか?」
「もうすごい喜びようですよ まぁ俺も相当なんですけどね」
とさららんは少し照れながら答えた。
「そーか だけどくれぐれもあの事をタニの前で口にすんなよ」
「はい」
「るい、あの方はいつこっちに着くって?」
「お頭の一周忌の次の日にいらっしゃるそうです」
「そうかゥ・あの方が来たらタニに話すから
それまで口滑らさんように下の奴らにもよー言っとけよ」
「はい」
「あの話したらタニはいやでも組の事考えなならんよーになる
それまではとりあえず組の事は忘れてくつろいで欲しいんや
せやからタニの前で組の話せんといてな」
「はい それもみんなによく言っておきます」
「その為に今日の夕飯みんなと別々にしたんやけど明日からはそーもいかんからな
さっきもタニにみんなと一緒に食べたいって言われてひやひやしたわ」
「タニさんらしいですね」
北翔は笑った。
「さ もー下がってええで 明日からよろしく頼むな」
「はい それでは失礼します」
三人は立ち上がり、きりやんの部屋から出ていった。
--------------------------------------------------------------------------------
オサ・診察室にて3 No: 1070
投稿者:ららら 02/01/10 Thu 22:14:53
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
どれくらい泣いていたのか。オサは涙をぬぐって、ドクターに向き直った。
「ありがとう、ドクター。僕とアサコの、それは運命なんだね...。強くなるよ。僕の弱さが壮を傷つけてるんだろうな...」
「壮は大丈夫だ。」ドクターは確信を持ってそう答えた。「アサコのもとへ帰るか?」
「そこしか僕には帰るところはないよ。」ふっとため息をついて、オサは立ち上がった。
診察室を出て行こうとするオサにドクターは声をかけた。
「もうひとつ忠告。」えっ?というように首をかしげるオサに、ドクターはウインクして言った。
「銭湯には行かない方がいいぞ。欲情した男どもによってたかってやられても知らないからな。」
ドクターは笑っていた。オサはドクターのやさしい瞳に出会い、ほっこりとした気持ちになった。
「銭湯に行くときにはアサコと一緒に行きますよ。ありがとう、ドクター。」
オサもやっと微笑んで、診察室を出て行った。
「どいつもこいつも、けなげな野郎どもだよ...」ドクターはつぶやいた。
「だが、まったく、役得なんだかどうなんだか...何度も見慣れてる俺でも、あれ見ると押し倒したくなるんだよなあ。
俺が理性的なやつでよかったよなあ、オサ。。。それにしても、身体に悪い。」
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
むっちゃ、読みにくい~。。すみません。m(_ _)m
しかも、なんか、理屈っぽくって、変ですね。(泣)これじゃオサちゃんって、絶対普通の生活できなくなっちゃう...
いや、普通の生活って...(笑)
力作ぞろいの皆様の作品の中にアップするのは非常に恥ずかしいんですが、
時々、書きたくなっちゃうんですよね。。。で、書いたからには成仏させてやらないと...(笑)
それにしてもドクター、いい人だぁ
お目汚し、失礼いたしました。m(_ _)m
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オサ・診察室にて2 No: 1069
投稿者:ららら 02/01/10 Thu 22:12:08
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
オサはドクターに背中を向け、唇をかんでいた。
ドクターがその背中に一筋、指でツーっと線を描く。びくっとして、オサは小さく「あっ」と声をあげた。
「相変わらず、感じやすい肌だな。すぐに染まってくる。」
「ドクター!」オサがきっと睨むが、かまわずドクターはオサの背中に指を這わす。オサは身をよじって逃げようとするが、ドクターに腕をつかまれ動けない。
「動くな!」ドクターは指でたどった跡に唇をつけ、舌でなぞっていく。
「ドクター...やめて...」舌からの刺激で敏感なオサの肌は次第に染まっていく。
その肌に、アサコの彫った刺青が浮かび上がってきた。ドクターはその動きを止め、刺青に見入った。
「鏡を見てみろ」
「えっ」オサは振り返って、後ろの鏡に映る自分の背中を見つめた。
まだ完全に浮かび上がってはいないが、そこには確かにアサコの彫った唐獅子牡丹(とすみれ)が咲き誇っていた。
「ドクター、何を...」
「おまえのその彫りもの、見たやつがどう思うか知ってるか?」
「おまえを抱きたい、抱きたいってな、、、、アサコの声が聞こえるようだよ。」
オサは改めて、鏡に映る自分の背中を見つめる。
「でもアサコは...彫ってる間、僕を抱こうとはしなかったんだ。」
「あいつは彫ってる間は寝食忘れるタイプだからな。それだけ彫ることに集中してたんだろうさ。」
「だが、それを見りゃわかるだろう。それはアサコの思いの結晶だろうな。」
「僕は...アサコが彫ってる間中思ってた。アサコに抱かれたいって...
抱いて、抱いてってずっとずっと思ってたんだ。だから、痛くても耐えられた。
でも、仕上がったときには轟さんのところに連れて行かれた。。。」
「アサコがそんな思いで彫ってたなんて...僕には...わからないよ。」
オサはあふれる涙を押さえきれなかった。
「アサコの思いに涙するのもいいがな...俺が言いたいのはその先だ。
おまえの彫り物にはそのアサコの思いが込められている。いや、怨念といってもいいかもなあ。
だから、それを見たやつはおまえを抱きたがる。」
オサは濡れた瞳でドクターを見ながら、恐る恐る疑問を口にする。「ドクターも?」
「俺は...まあ、彫ってるときからずっと見てるからな。おまえたちのことを。。。おまえ、襲われたいのか?」
「ううん。」あわてて思わずかぶりを振るオサ。ふふっと笑いながらドクターが続ける。
「おまえがボスに差し出された後、アサコがあれほど荒れていたのにボスがおまえをアサコに返さなかったのは、
その呪縛から逃れられなかったからだと俺は思ってる。わかるか?あのボスですら、おまえをなかなか手放せなかったんだ。」
オサは驚いたようにじっとドクターを見つめている。
(まったく、俺だってやっとのことで自分を押さえてるんだぞ。そんな瞳で見つめるな!)
「だから、不用意に誘惑するな。いや、無意識でやってるんなら、自覚しろ。今に自分で自分の首をしめるぞ。」
「僕は...」
「壮にはつらい思いをさせてるぞ。」
オサはハッとして、両手で顔を覆って泣きだした。ドクターは震えるオサの肩を抱き寄せた。
「強くなれよ。壮は壮で、耐えなきゃいけないんだ。」
--------------------------------------------------------------------------------
オサ・診察室にて1 No: 1068
投稿者:ららら 02/01/10 Thu 22:10:07
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
「もう、ずいぶんよくなったようだな。」
診察室で、ドクターはオサの背中を見ながら声をかけた。
「ハイ...」
その白い背中を見ていると、ドクターの頭には壮の悲痛な顔が浮かんだ。
「壮に抱かれたか?」
はっとして振り返ったオサの顔がその問いに答えていた。
「あんまり、純情青年をたぶらかすんじゃないよ。」
「たぶらかしてなんか......いない...」
「ああ、そうだな...おまえにとっちゃそうだろうな。
だがな、おまえ、もう少し自覚しろよ。おまえを一度でも抱くことが、どういうことを意味するのか。」
ドクターの顔を見つめていたオサが、ふっと目を伏せ、つぶやいた。
「アサコにも言われたことがある...だれかれかまわず誘惑するなって...」
オサは力なく笑った。
「そんなこと、考えてもいないのに...僕にはアサコしかいないのに...」
「だが、壮には抱かれたわけだ。」
「あっ...だけど、それは...」
オサにも説明できなかった。一途に慕ってくる壮が、「愛している」と声にならない叫びをあげる壮の瞳が、
あの時、あの一瞬、オサの心に突き刺さって、望むものを与えたくなった。
「僕がいけないんだね...アサコをあんなにしてるのも。」
「おまえのせいじゃないがな。それがおまえらの運命だろうさ。」
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壮・診察室にて No: 1067
投稿者:ららら 02/01/10 Thu 22:08:12
毎日、毎日、すごい量の書き込みにわくわくしながら読ませていただいてます。(^^)
>ショーコさま
「壮君の恋」目が離せません~~壮君も、オサちゃんも、アサコちゃんもどうなっちゃうんでしょう。
早く続きが読みたい~。毎日、楽しみにしてます。(^^)
というところで、ショーコさまの作品に刺激されちゃって、ちょっとキャラクター違うかもしれないんですけど、
書いてみました。ショーコさまの作品とは続かない...でしょうね。すみません、すみません。
でも、ショーコさまのお邪魔をするつもりはないので、パラレルな世界の出来事ってことで気にせず、
がんがん続きを書いてくださいね。うっ、うっ、実は自分の作品とすらつながっていない...(泣)
断片しか書けないので、お邪魔ならば読み飛ばしてくださいませ。m(_ _)m
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
「まあ、調子はいいようだな。」
ドクターは壮の胸を見た後、カルテに書き込みながら言った。
「ハイ」壮はシャツの前を合わせながら、答えた。
「ツライか?」
いきなりドクターが壮に尋ねた。
「えっ、何が...」聞かれてる意味はわかっていたが、壮は答えられなかった。
「アサコも荒れてるようだな。いつものことだが...」ドクターは笑いながらつぶやいた。
思い切って壮は尋ねた。
「アサコさんはどうして...?」
「どうしてオサをいたぶるのか?」壮の言葉を引き取って、ドクターが答える。
「ま、そりゃ、愛してるからだろう。」
「ドクター!そんなことを聞きたいんじゃ...」
「まあ、落ち着け。おまえにはわからないかも知れんが、そういうこともあるんだ。アサコとオサはやっぱり運命なんだろうさ。」
「でも...」つらそうに壮はうつむく。
「運命なんて言葉で片付けられちゃかなわんか。そうだろうな...だが、そんなこと、誰にもわかりゃしないんだよ。」
「俺はアサコがああまで一人の人間に執着するとは思ってなかったんだ。」
「えっ?」
「アサコはあの腕だ、昔から群がる野郎どもはいっぱいいた。
アサコに彫ってもらえりゃ、ハクがつくからな。だから、アサコはそんなやつらを手当たり次第にいたぶったり、
抱いたり、好き放題だったよ。あの頃はすごかった。」その頃のことを思い出すのか、ドクターはふっと笑った。
「だけどな、三日と同じやつを相手にすることはなかったんだ。
まあ、相手が耐え切れず逃げ出すってのもあったけどな。
それでも、気に入ったやつには彫ってやったりもしてた。だが、彫ったあとはボスに差し出して終わり。」
「それが、オサの刺青を彫りだしてから奴は人が変わったようだった。
どこがどうっていうんじゃないが、どうしたんだろうって思ってたよ。
だが、彫り終えれば同じようにボスに差し出してそれで終わり。
俺もああ、大作を彫ってたからなあとそのくらいに思ってた。
実際、見事な彫りもんだったし。だから、その後アサコがあれほど荒れてるのがなぜかわからなかった。」
「ボスにしたって、アサコがそれほど執着してるとは思いもしないから、どんどんオサにのめりこんでいった。
あの彫りもんは一度見ると執着せずにはいられない...」
「そうじゃないか?」ドクターは壮の目を見つめ、尋ねた。壮は思わず目をそらした。胸の鼓動がどんどん速くなっていく。
「アサコの元にオサが戻ったとき、俺ははじめて、アサコがどんなにオサを求めていたかわかった。
だから、アサコがオサにどんなことをしようと、それを否定する気にはなれない。」
「いろんな求め方があるんだよ。あいつ らにはあいつらの...ま、アサコはちょっと屈折しすぎてるがな…」
「でも...」壮には何も言えなかった。ただ、オサの白い肌を思い出し、その涙を思い出していた。
(俺はどうしたいのだろう。。。)壮は自問自答する。
「ツライか?」ドクターがもう一度尋ねた。
しばらく迷ったあと、壮はまっすぐにドクターの目を見て答えた。
「つらいです。。。でも、僕もオサさんを愛してるから。この気持ちはごまかせないから。」
「そうか...つらいな。」ドクターは誰に言うでもなくつぶやいた。
しかし、壮はもう吹っ切れたかのようにいつものさわやかな顔に戻っていた。
「ありがとうございました。ドクター」
壮は立ち上がり一礼すると、診察室を出て行った。
「大人になったな...。きっと、いい男になるだろうさ。がんばれよ、壮。」
ドクターは壮の出て行った扉を見つめ、つぶやいた。
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タニりか(?) No: 1066
投稿者:Z 02/01/10 Thu 20:40:15
りかはぼんやりとベッドに横になっていた。
やはりこっちもなかなか眠れない様子。
すると突然、傍に置いてあった携帯が鳴った。
(ったく 誰だよこんな夜中に・・・)
りかは寝たまま手を伸ばして携帯を取った。
「誰だ」
「あの、タニです」
「タニ!?」
電話の相手がタニだとわかって、すぐにベッドから体を起こした。
「あの、りかさん、ごめんね 勝手に出てきちゃって…」
「おまえ今どこにいるんだ?」
「今は実家にいるんだけど」
「実家?何でそんなとこいるんだよ」
「なんでって…」
「俺がわたるとやってるのがやだったのか?」
「え?」
「それとも、野郎どもといろいろやってたから怒ってるのか?」
りかはタニが何故突然姿を消したのかがわからず、思い当たる事をかたっぱしから聞いた。
「りかさん…何言ってんの?」
「あれは不可抗力だろ?俺にはあーするしかなかったんだよ おまえだってわかってんだ
ろ?」
「それはわかってるよ」
「じゃーわたるのことか?」
「わたるさん?」
「確かに最近のわたるは激しかったけど…わたるとのことはおまえも納得してくれただろ?」
「・・・まー納得はするよーにしてたけど・・・」
「わたるを抱いたのだってそれなりの事情があって・・・」
「わたるさんを・・・抱いた?」
タニの声の調子が変わって、りかははっとした。
りかがわたるを抱いた事なんてタニが知ってるはずが無い。
「りかさん 今…なんて……」
「え?あーー 何の事だ?」
りかはとりあえずとぼけてみた。
「とぼけないでよ!今わたるさんを抱いたって言ったよね!?それほんとなの!??」
りかは心は焦るものの、何と言っていいのかわからなかった。
「・・・本当なんだね」
「いや、だからな、これにはいろいろと…」
「俺が抱くのはタニだけだって言ってたくせに…」
「タニ…」
「あれは嘘だったの?」
「タニ、落ち着いて聞いて…」
「りかさんのバカッ!!うそつきっ!!!
勝手にわたるさんと仲良くしてれば!!?俺もこっちで楽しむから!!!!
じゃーね ばいばいっ」
「ちょっ 待て・・・」
受話器からは既に電話が切れた事を伝える音が聞こえている。
りかは携帯を棚に置き、頭を抱えた。
「やっべーー……」
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タニちゃん、りかさんにばかなんて言える程強く(?)なったのね・・・。
予定外の展開になっちゃったけど、まーいーや。
>あお様
今後の展開はほんとに深く考えてないんですよ。
どーなるんでしょーねぇ・・・(こんなのんきでいいのか!?私)
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タニりか(?) No: 1065
投稿者:Z 02/01/10 Thu 20:18:38
「う~~~~ん」
タニは寝返りをうつ。
・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・
「ううぅぅぅぅぅ」
タニはまた寝返りをうつ。
「はーーー 眠れない・・・」
タニは布団から出て、明かりをつけた。
一人で寝る事に慣れないタニは、かれこれ数時間布団の中でもがいていた。
(りかさんに抱かれない(抱かない)なんて、何日振りだろう・・・
一日りかさんと離れただけでこんなに寂しいなんてほんっと俺ってだめだなー)
タニは溜め息をついて時計に目をやった。
時計の針は、もう二時を回っている。
「電話・・・してみよっかな・・・・・・」
タニはバッグを引き寄せ、中から一枚の紙切れを出した。
そこには轟邸の電話番号と、りかの携帯の番号が書いてある。
それは、タニが轟に法事へ行くと言いに行った時に
轟から何かあったら電話しろ、と渡された物だった。
(轟さんってほんと気が利くよなー)
タニは轟邸の番号も、りかの携帯の番号も自分がかける機会があまりないので覚えていないのだ。
タニは部屋の隅に置いてある電話の受話器を取り、りかの携帯の番号を押した。
受話器からはコール音が聞こえる。
りかに電話することなど滅多にないので、タニは自然と胸がどきどきしてきた。
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いつものワタリカ No: 1064
投稿者:ベン 02/01/10 Thu 20:15:29
>あお様、「今夜のリカさんどっちだ賭博」って面白過ぎ~
>HT様、ぶんちゃんノルさんを選んだのですね・・・感動・・・
でもトドさん可哀想。誰かトドさんを慰めてあげて。
明日の公式発表何が出るのか?ホントに出るのか? 私も心配です。
リカワタ、なんとか認めていただけた様でホッと致しました。本当にこんな
モノを人様の前に出していいものやら悩みましたが書いて良かったです。
今回はなんだか殺伐としたモノを書いちゃった。↓
流れ的に大した話ではないので(いつもそうだけど)暴力シーン苦手な方は
飛ばしてくださいねっ!
・・・
あの日から二人の関係は前以上にしっくり上手くいくようになった。
もちろんベットの中だけの話ではない。
仕事の上でも、友情の点においてもである。
ほとんどは以前と変わらず、もっぱらワタルがリカに飛びかかったり、
殴り倒したりで始まるわけだが、時にはリカが押し倒したり、
ワタルのほうから求めたり・・・
まるで何通りもの恋を同時進行させているようで、二人にとっては新鮮で
胸ときめく関係だった。
そして何より変わったのはワタルが以前ほど野獣ではなくなり、
リカの生命を脅かす様な抱き方をしなくなったことだろう。
只一度、リカがうっかり黒燕尾でワタルの前に姿を表してしまい、
半殺しの目にあった時を除いては・・・
・
・
リカは黒燕尾姿で、屋敷の廊下を自室に向かっていそいでいた。
なにせこの格好良さである、一歩踏みとどまったが最後、若い連中に何をされ
るか分かったものではない。
ガラスにうつる己の姿を見たくてしかたないリカであったが、我慢に我慢して
人混みをかき分けていた。
そう、新年明けの邸内は非常に混み合っていた。
しかもワタルは廊下の数百メートル向こうにいたはずだった。
だがリカがワタルの姿に気づいた時にはすでにワタルの一撃を受けていた。
気絶したリカを担ぎ上げたワタルは人目もはばからず図書室に飛び込んだ。
「ワタル、たっ、頼む。これだけは、こ、この燕尾だけは・・・」
口から鼻から血を流して懇願するリカに、ワタルの野獣の血が騒いだ。
「お願いだ、これはナツメブランドの超お気に入りの燕尾なんだ・・・
頼む、破かないでくれ。」
恐怖におののいて涙を流すリカがたまらなかった。
「ええいっ、それがナンだ~~~」
ビリビリっっ
「ひいい~~~」
何だかんだ言ってリカを心底愛するワタル。
リカがその燕尾をどんなに大事にしているかは誰よりも良く分かっていた。
すさまじい音を立てて、シャツだけを器用に引き裂くと燕尾の方は素早く、
だが丁寧に脱がせ脇にどけた。
燕尾も引きちぎられたと思ったリカは恐怖に加え、絶望と怒りの入り混じった
えもいわれぬ表情でワタルを睨み付けると反撃に出た。
「よくも俺のナツメ燕尾を~~~」
バキッ、ドスッ。
リカよりも拳一つ分リーチのあるワタルの鋭い一発が、リカのみぞおちに
もろに入った。
「ぐうっっ・・・」
よろめいたリカにとどめの膝蹴りを食らわすと、ワタルは完全に意識を失った
リカの体に覆い被さり、むさぼるように何度もそのグッタリした体を奪った。
「ふ~~~。」
煙草をくゆらすワタルの顔は満足げだった。
久々に本能のままにリカを抱いてしまった事をワタルは後悔していなかった。
リカが何度も登りつめるのを肌で感じたせいだろうか。
リカもまた、裸のワタルの胸にもたれ% 82ネがら、久しぶりに味わったワタルの激
しい暴力の余韻に浸っていた。
「んんっっ・・・」
「・・・・・」
どちらかともなく唇を寄せ合った。
ワタルは口の中に広がるリカの血の味にうっとりとした。
だからなんだと言われそうなエピソード。
やっぱ野獣でしたねワタル。これが言いたかっただけか~?
暴力シーンばっかでごめんなさい。自分で自分が心配です。
もうしません・・・
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明るい不倫?(とどぶん最終回) No: 1063
投稿者:♪HT♪ 02/01/10 Thu 19:34:06
どうやって終わろうか考えたんだけど、どうしても
絞りきれなかったんで両方書いちゃったんですー。
お好きな方だけ、良かったら読んでみてくださいまし。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
トドに心の中でそっと別れを告げ、バリ着いたぶん。
空港の到着ロビーで待っているはずののるを探す。
「まだ来ていないのかな・・・」
何だか少しほっとする。
ぶんは何も問い詰めずに去っていったトドの寂しげな背中が
忘れられなかった。責められて、殴られて、罵られたかった。
もしあの場で「行くな」と言ってくれれば、ぶんは留まっただろう。
(でも、トドさんは・・・何て深い優しさなんだろう・・・)
全てを知りながら、ぶんを行かせたトドの胸のうちを思うと
ぶんの胸は引きちぎられるようだった。
のるはロビーの片隅でベンチで放心状態のぶんをずっと見ていた。
(負けたな・・・ぶんにあんな顔をさせるなんてトドの野郎、幸せ者だぜ)
ぐっとコブシに力を入れると上着のポケットから携帯を出し
ぶんに電話を入れる。
「ぶんか。せっかく運んでもらったが、そいつはもういらなくなった。
俺は違う島に行くことになったよ。いい仕事をもらったんでな」
「だって・・・これを渡せばのるさんは自由な身になれるんでしょ。
そして一緒に暮らそうって言ってくれたじゃない」
「俺はお前の兄貴だ。どんなに離れたってずっとお前を見守ってるよ。
運命の星が許してくれたらいつかまたどこかで逢えるだろう」
「何で?僕もその島に行くよ!危険だっていい」
「ぶん・・・達者でな」
「のるさん、待って!僕まだ・・・」
プツン。回線は途絶えた。直ぐにのるに電話を入れてみたが通じない。
ぶんはその場にへなへなと座り込んでしまった。
ロビーに夕陽が差し込んできた。何時間過ぎたのだろう。
ぶんはつっぷしたまま身動き一つ出来ないでいた。
(こんな別れ方ってあるかよ!のるのバカ!!)だんだん腹が立ってきた。
(やっぱりこれは返さなくちゃな・・・)
ずっしり重いサファイアはあるべき場所に戻さなくては。
鉛のように重くなった体を何とか動かしながら日本行きの手配をしに行くぶんを
のるはやはり何時間もずっと動かずにその場にいて見ていた。
(ぶんもトドの元なら何不自由なく暮らせる。バリの束の間の夢。
何もなかったんだ。そう思えばいい。アデュー、ぶん)
のるの頬に一筋の涙がつたった。
。。。。。ちょっと急用ができたのであとで続き書きにきます。失礼!
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明るい不倫?(のるぶん最終回) No: 1062
投稿者:♪HT♪ 02/01/10 Thu 18:28:34
明日の公式発表で、私どうにかなってしまうかもしれないので
今日のうちにパーッといっちゃいます。
レスくれた皆様、反応していただけてありがとうございました!!
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
のるは家にいても落ち着かない。
ぶんからバリに着いたけど自分で行くから迎えはいらないと連絡があった。
もし、気が変わったら・・・?すぐに抱きしめたいのに!!
気を紛らわせるため海岸に出た。
下を向きながら繁華街を通り抜け、砂浜をとぼとぼ歩くぶん。
一歩踏み出す度、靴が砂に埋もれて足取りは益々重くなる。
(一体僕は何をしているんだろう。のるさんとの未来、それは輝かしい夢だけど
トドさんは全てを知っていたんだ。それでいて僕を行かせてくれた・・・)
「ぶん!」ハッと見上げるとすぐ目の前にのるがいた。
夕陽が沈みかけた海をバックにのるは輝くばかりの笑顔だ。
ぶんの迷いは一気に吹っ飛んだ!
「持ってきたよ、のるさん!」
「ありがとう。こんな事をさせて悪かった。
でもこれを渡せば安全な暮らしができるんだ。お前と二人で!」
「のるさん・・・泣いてるの?」
「ばかっ。眩しすぎて涙が出ただけだ」
賭けだった。
トドの愛情が薄ければぶんはその場で撃たれていただろう。
ぶんがトドに未練があったら二度と戻ってこなかっただろう。
のるは危険を冒しても自分の所に戻ってきてくれたぶんが
この上なく愛しくて、涙が後から後から流れ出るのだった。
つられてぶんも激しく泣き出した。
「嬉しいはずなのにおかしいな。
のるさん、僕たち昔のままだね・・・」
ぶんは全てを捨ててバリに来た。大事なものと引き換えに選んだ道。
(大好きだった人たちの為にも幸せにならなくちゃ)
「そうだな。絡まった糸が今解けたんだ。
最初からこうなる運命だったんだよ」
「もう離さない」
「もう絶対に離れないよ」
二人は寄り添いきつく抱きしめあい、口づけした。
いつまでも・・・
椰子の木がそよそよ揺れる海岸。
二人のシルエットは1枚の絵のように
静かにその場に溶け込んでいるのだった。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
ぶんちゃんたら、いけない子!って怒りだした皆様ごめんなさい。
本当のぶんちゃんはもっと一途なはず。
<当たり前ですが・・・この話はフィクションであり、
ぶんちゃん本人とは全く関係ございません>
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レスのみで。 No: 1061
投稿者:ももんが 02/01/10 Thu 17:38:28
凄い勢いで1000番超えちゃいましたねー。
毎日ここに来るのが楽しみで、これない日があると大変って
感じです。
らん様、素敵な水&可愛いゆうかちゃんを書いてくださって
嬉しいです。正直どちらもあまり知らなかった私なのに、ファン
になってしまいました。これからの宙組が楽しみ~。
ショーコ様、長篇っていうか連続ドラマのようで、次が楽しみ
になってしまう作品ばかりですね~。あさことコムちゃんにもう
ドキドキしちゃってます。ほんとショーコ様ったら良いところで
また明日・・続く・・って感じなので、早くーーーって叫びたく
なっちゃいます。(笑)
ベン様、毎回驚かされてます。自分では絶対書けないから。
部屋に入れないトドさんが可愛いくて笑ってしまいました。
華子様、気になってたんです。とうこかしげ&わたコム書いて
たのは誰だったかしら?って。続きを書いて下さって感謝です。
確か「姫じゃない!」ってコムちゃんも怒っちゃったんですよね?
こちらの二人の方のその後も是非お願いしますね。
0番様、私はもうすっかり0番様落ちでございます!足首握って
離しませんから!! 逃げるなんて絶対無理ですわよ。(笑)
これからも期待しております。
私も清く正しく美しい月組を見てきました。男役がづらーっと
並ぶと、こことタブッちゃって(爆)壊れそうな自分でした。
きりやんが可愛いかったし、さららん&みっちゃんも良かったです。
Z様あお様、彼らも使ってやって下さい。(他力本願?)
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タニがいなくなってからの、リカ・・2 No: 1060
投稿者:あお 02/01/10 Thu 16:42:00
見回り当番がまわってくる若手たちの間では、夢遊病のリカに当たるか
ただ単に眠れなくて歩いているだけのリカに当たるかで、
サイコロ賭博ならぬ
今夜のリカさんは、どっちだ賭博が静かに流行していた。
「2日間、夢遊病が続いたから、今夜は、
ただ単に歩いているだけじゃないか?」
「いや、もう一日、夢遊病で賭けるよ。」
そんな会話が繰り広げられる。
リカはリカで、眠れないと邸内を歩いていれば、いきなり、見回り当番の若手
が自分の前で立ち止まる。
「?」と思っていると、
「なんだ・・・起きてるのか・・」と、言うなり残念そうに
立ち去って行く。
かと思うと
「起きてるんですねっ!」と言うなり、いきなり抱きついてきて
キスしてくるから
ますます、わけわかんない状態になっていた。
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タニがいなくなってからの、リカ No: 1059
投稿者:あお 02/01/10 Thu 16:32:21
引っ込むとか言いながら、また出てきた・・ごめんなさい。
そして、何となく長いような気がして、2つに分けました。
¢¢¢¢¢¢
リカに夢遊病が再発した。
そんな話が邸の若手たちの間に広まった。
すでに、誰々が夜の見回りで、すごいキスとか、いろいろ おいしい思いを
したらしい。
そんな噂の中、当番がまわってきたねったん(毎回、出てもらって、すいま
せん)ちょっと期待しつつ、ドキドキしながら、邸内を歩いていると。
(いたっ!)
廊下の先の方に人影が見える。ガウンをはおったリカだ。
近づいて来たリカの前に緊張しながら、立ちふさがった
「なんだ、お前。昼間だけじゃなくて、こんな夜中も俺を襲う気か?
夜でも、昼でも、そんな事は無駄だぞ」
(あれ?)
「あの、リカさん?」
「何だよ、何か用か」
「起きてるんですか?」
リカは、何言ってんだ、こいつは・・という顔をした。
「見りゃわかるだろ、何とぼけた事、言ってんだよ」
「あ、そ、そう・・ですよね・・・」
ねったんは、おかしいなーーという顔をして、廊下に置いた
ライトを手に持った。
リカは大きくの伸びをした。
「なんか、眠れないんだよ、酒を飲んでもダメだし。
見回りか・・・?」
「え?あ、そうです。」
リカは、ふっと笑って、懐かしそうに、
「俺も昔やってたな・・・下っ端の中でも、番付けがあって・・
今でもそうか?なかなか、俺の下に、人が入ってこなくて、ずっと、一番下
で・・・見回りなんて、みんなやりたくないから、いろいろ言いくるめられて、
週に何回もやらされた・・・だから毎日、寝不足で・・・」
(リカさん・・・なんだか、いつもと違うような気がする・・・)
リカは、はっという顔をした。
「おっと、引き留めてしまったな。悪い。行けよ」
「は、はい。失礼します」
廊下を歩いて行く、ねったんを見送ると、リカは、大きくため息をついた。
「やれやれ、あいつに、こんな話をするとは・・・俺もどうかしてるよ」
実際、タニがいなくなってから、なかなか眠れない。
寝ても熟睡できない夜(そりゃ、本人自覚がないけど夢遊病で歩いてるし)が
続いている。
(このままじゃ仕事にも影響してくる。何とかしなくちゃな・・)
リカは、もう一度大きなため息をつくと、自分の部屋へと戻って
行った。
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レスです。 No: 1058
投稿者:あお 02/01/10 Thu 16:20:46
Z様。
どうぞタニちゃんをきりやんの元で、ゆっくりさせてあげてください。
私がもともと、この話を書いてみたいと思ったのは、たまには、リカさんにタ
ニちゃんのことで悩ませたい。困らせたい。焼きもちをやかせてみたいと思っ
たところから考えたので。(パート1の時と逆のイメージ)
でも、最終的にはリカさんのところへまた戻ってきてほしい(笑)
それで、リカさん一人で連れ戻しに行かせたいなーと思っていましたが、
まだ先の話でいいです。
でも、Z様のを読んでると、なんだか簡単には、轟組に戻ってこれなさそうな
雰囲気がありますね。どう展開するのか楽しみにしています。
keiko様。
レスありがとうございます。ああいうのって、わかるように(?)
書くのって、難しいです。ここで書いてるみなさん、尊敬してしまいます。
ベン様。
私もワタリカ好きですが、まさかリカワタが読めるとは思わなかった。
一度、リカワタで話が進み、最後にまたワタリカでというのがよかったなー。
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タニきり No: 1057
投稿者:Z 02/01/10 Thu 15:04:37
「タニ タニ 」
「タニちゃ~ん ご飯ですよ~」
「タニー 早よ起きんとご飯冷めるでー」
「タニ!起きろって!飯やで!!」
「おいこら!タニ!いい加減目ー覚ませ!!」
背中を蹴られて漸くうっすらと目を開けるタニ。
「夕飯の準備もう出来てんねんで 俺腹減ってんだから先食べるぞ!」
タニは体を起こし、背中をさすりながらきりやんを上目遣いで見た。
「もーちょっと優しく起こしてよー」
「何言うてんねん いつまでたっても起きないのが悪いんやろ」
きりやんは既にご飯を食べ始めている。
「あれ…きりやんもここで食べるの?」
「タニ、部屋で一人で飯食べんのいややろ?それとも俺と二人で食べんのはもっといやか?」
「そーゆー意味じゃなくて!!他の人たちはどこで食べてんの?」
「食事はみんな桜の間って決まっとるやないか 俺らもあそこで食べてたやん」
「なら俺達もそっちで食べよーよ」
「え?」
タニの言葉に箸を止めるきりやん。
「でも、タニ疲れてるやろ?いちいちあそこまで行くのめんどいやろな~と思ったからわざわざ食事運んできたんやで」
「俺全然疲れてないよ まだまだ若いもん!それにみんなとも久しぶりに話ししたいし」
「や、でも…ほら、若い奴らも久しぶりにタニが帰ってきて興奮してるから今タニに会うと大変な事になるし…
そう!それにもう今から行ってもみんなきっと食べ終わってるんやないかな~
だから今日は我慢してや な?」
きりやんは顔の前で手を合わせた。
「そっかー そーだよね 別にみんなと会えるの今日だけってわけでもないしー」
きりやんは心の中でほっと胸を撫で下ろした。
「それにしてもあれだけの人たちがよく集まったよね びっくりした」
「そりゃー親父さんの一周忌なんやから」
「そうだけどさ 組は解散してるし、みんなばらばらになってそんなに集まらないと思ってたから」
「解散…ね」
「それに親父があんなに人望あるとは思えないし…」
「そーやなー 親父さん結構あくどい事して組員の反発かったりしてたからな
まー深く考えんなや タニ、みんなと会えて嬉しいやろ?」
「うん」
「ならえーやないか みんなもタニが帰ってきて喜んでるし…
タニの迎えも何人も着いてくる言うたんやけど、いきなり大人数で行ったらタニが驚くからって断ったんやで
今日宴会も開く予定やったんやけど親父さんの一周忌の前にそれはちょっとあかんやろって事で
一周忌が終ったら盛大にしてやるから楽しみにしとき」
「別に宴会なんかしてくれなくていいのに…」
「何言うてんの 組の頭の息子が帰省したんやから開いて当たり前やんか」
「確かに息子だけど、俺はもう…」
「タニ!」
きりやんは勢いよく立ち上がって言った。
「今日はもう疲れたやろ?さっきも熟睡しとったもんな 布団はもう敷いてあるから今日はもう寝な」
そう言って、きりやんは二つのお盆を持とうとした。
「あ!これぐらい自分で持ってくよ」
タニは慌てて立ち上がり、お盆を持とうとするきりやんの手を掴んだ。
きりやんはタニに手を掴まれると、そのままタニの目をじっと見つめた。
そして、自分の手を掴んでいるタニの腕を取り体を引き寄せタニを強く抱きしめた。
「タニが帰って来てくれて、喜んでんのは若い奴らだけじゃないねんで
駅で待ってるタニを見つけた時、俺は涙が出る程嬉しかった」
(きりやん…)
きりやんの言葉が胸にしみ、タニは思わず泣きそうになる。
「俺だってこーやってきりやんに会えてほんとに嬉しいよ」
「ほんまか?」
タニは黙って頷いた。
「何泣いてんねん」
「泣いてないです!!」
きりやんは笑顔でタニの体を離し、お盆を持ってドアへ向かった。
「今度は畳じゃなくて布団で寝るんだよ」
「うん」
「あ それから」
そう言ってきりやんは振り向いた。
「ちゃーんと歯も磨かなきゃあかんよ」
「もー!子ども扱いしないでよ!」
きりやんは笑いながら扉の向こうへ消えていった。
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>華子様
どーぞ訪ねて来て下さい(笑)
きんきらきんの豪邸にしようかとも思ったんですけど、それはエダ組の邸の方かなと思いまして・・・
なんとなーく和風にしてみました。
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とうこ・かしげ~食堂でのあと・・2~ No: 1056
投稿者:華子 02/01/10 Thu 14:43:25
トウコは、かしげのシャツを思い切り開く。飛び散るボタン。
開かれたかしげの白い滑らかな肌に、トウコは唇を這わせる。
胸から首筋へ、そして、耳元へ熱い舌を這わせる。
唇に辿り着いた時には、既にかしげは陶酔の表情を浮かべていた。
恐ろしいほどのトウコの情熱に、かしげは酔っていた。
甘く激しく重なり合う唇、そして、絡み合う舌。
トウコの愛を感じてかしげは、あえぐように
「トウ、、コ。ちょう、、だい、。」
その声にトウコは答えるように、かしげの着けているものを一気に剥ぎ取る。
そして、自分のものも、、。
トウコは少し、かしげを焦らすように全身に愛撫を繰り返す。
その度に身を捩じらせて声を漏らす。
肌は、ピンクに上気し滑らかさを増していく。
「うっ、、ト、ウ、コ。」
うっすらと涙を浮かべたかしげの瞳
その瞳をトウコは見つめながら、かしげの体を貫いた。
「あ、、、」
かしげは、声を上げると共に気を失い、トウコもグッタリと果てていった。
お互いに体を重ねたままの甘~~いまどろみの時。
気が付いたトウコは、ゆっくりとかしげの体から離れる。
そしてかしげの体にそっと触れ
「かしげ、お前が可愛い。」
そう言いながら、結んだままだった手を解いてやる。
かしげが、気が付く。
「トウコ、ごめん。」
上目遣いに謝るかしげが、愛しかった。
「痛かったか?このあざ、当分消えないな、」
縛っていた手首に、くっきりと残ったあざにトウコは口付けた。
「大丈夫。トウコが付けたものだから。でも、次は優しくしてね。」
満ち足りた笑顔のかしげは、さらに美しい。
そんなかしげに負けて、また抱いてしまうトウコでした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
また、皆さんの眼を汚してしまうものを書いてしまいました。
応援団の私ですが、どうもあのXDayを書いてからワタコムが書けなくなってます。
きっと皆様のお話しで、すごーく満足するからでしょうね。フフフ、、。
--------------------------------------------------------------------------------
とうこ・かしげ~食堂でのあと・・1~ No: 1055
投稿者:華子 02/01/10 Thu 14:06:36
また、随分間があいてしまいましたが、ワタコムVSトウコ・かしげの続きです。
ぜーんぜん皆さんの流れとは、関係ないところですが、、。こんなのしか書けなくて、グスン!暇な方は、読んでみてくださいませ。
*********************
食堂の一件の後、部屋に戻ったトウコとかしげ。
かしげを無言のままで部屋に押し入れるトウコ。
ドアを閉めるなりトウコは、かしげの体を壁に押し付けながら
激しくくちづける。
部屋に着くまでの優しいトウコとは違う。
激しく強いくちづけに、かしげは思わず崩れ込む。
「う、、く、、。どう、、したの?」
トウコを強く押し離しながら聞く。
「お前は、どうして分からないんだ。勝手な事ばかり、、。」
今の激しさは消え、いつもの優しいトウコの表情があった。
かしげは、少し俯いたまま苦しそうに答える。
「トウコは、いつも僕を抱きながらコムを追ってるような気がして、、。
僕は、コムの替わりかと思って、、
だから、さっきは少しコムを苛めたくなったんだ。」
伏せた瞳から溢れる涙。白く透き通る頬を伝って落ちる。
トウコは、少しドキリッとするものを感じながら
自分の事を思い涙するかしげが愛しかった。
かしげの柔らかい頬を両手で優しく包み、溢れる涙を唇でぬぐってやる。
「ばかげた事を考えてるんだな。
そんな事ばかり言ってると、本気で怒るぞ!」
座り込んだままのかしげが見上げると、そこにはトウコの優しい瞳があった。
それでもかしげは、聞き分けのない子供のようにトウコを責める。
「さっきのコムと話している時のトウコの顔は、優しかった。
僕にもあんな顔を見せてよ。」
「かしげ、本気で怒らせるんだな!」
座り込んでいるかしげの腕を強く掴み、引きずるようにベットに向かう。
「トウコ、痛い。痛いから離して、、。」
振り払おうとしても、すごい力で掴まれ全くビクともしない。
驚いてトウコ見る。瞳の中に熱い炎が見える程の表情だった。
トウコはかしげの体を払い落とす様に、激しくベットに押し倒した。
「かしげ、俺の気持ちをお前に判らせてやるよ。」
かしげの両手を掴み上げ、傍にあったガウンのひも縛り上げる。
いつもと全く違うトウコの姿に、かしげは声も出せずにいた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
皆さんの使っている様子、方法をパクらせて頂いてます。
なんせ、才能がないもので、、。すいません。
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ありがとう! No: 1054
投稿者:皆様ありがとう 管理人 02/01/10 Thu 13:17:20
あー 皆様ありがとう りかわたってパラレルで書こう という意見もあったけど こんな書き方もあるんですねー ベン様に感謝です。
でもいいですねー ハードハード 嬉しい限りです(^o^)
私が書いてたバス旅行ですが 今書いていたFDが見つからないので待っててくださいませー(☆o☆)
でも 違うカップリングももうちょっと見たい気がしますぅぅ。
っていうことで 需要と供給を自分でしようかなー。
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こちらも、レスだけ。 No: 1053
投稿者:華子 02/01/10 Thu 13:15:16
べン様
トドさんの貼る、工事中の張り紙、笑えました。また、工事費が増えなければ良いですが、、。
Z様
タニ君の実家は、純和風なんですね。ちょっとお邪魔してみたいです。
ワタコム応援団に入ります様
なんか、ずんこさんが可愛そうになってしまいました。でも、ワタコム応援団ですものねー。
HT様
ノルブン・トドブンどうなってゃうんでしょう。
ショーコ様
私が、レスを書き込んでる間に進んでましたねー。
コムちゃん大丈夫でしょうか?アサコちゃんにこんなにされてしまって、、。
ところで、ちょっと気になったんですが、コムちゃんの刺青のようなあざ?
これを読んでいて、コムちゃんのフィナーレの歌が浮かんでしまったのですが、。
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やっぱりレスだけです・・・ No: 1052
投稿者:keiko 02/01/10 Thu 11:42:16
>ショーコ様
邪魔していなくて良かったです。
毎日続きが楽しみにしています。
また書いてみようと思います。
(でもいつになることやら・・・・・・)
>HT様
明るい不倫が・・・・・・
続き気になります。
>あお様
第一会議室偏。
ドキドキしてしまいました。
>ベン様
リカワタ偏良かったです~。
なんだか良かったとドキドキしましたしか
書いていないですね。
どれも楽しんで読んでます。
ここに来るのが日課になっている今日この頃です。
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タニきり No: 1051
投稿者:Z 02/01/10 Thu 11:36:44
谷〇邸は、立派な日本家屋である。
邸は、外観、庭、内装、作りも全て純和風だ。
長い長い廊下を歩き、一つの部屋の前できりやんは足を止めた。
「どーぞ」
きりやんは部屋に入るように手を差し出した。
「ここ、俺の部屋?」
「当たり前やろ もー忘れたんか?
タニが出てってからもちゃーんと掃除しといてんで」
ゆっくりと扉を開けると、奇麗に掃除された自分の部屋が温かくタニを向かえ入れた。
「わ…ほんとに変わってない」
轟邸では味わえ無い、自分だけの部屋の独特な雰囲気に、タニは立ったままその空気に浸ってい
た。
そんなタニを横目に、きりやんはタニのバッグを部屋の隅に置き、座布団を敷いた。
「そんなとこ突っ立ってないで早よ座り
今、茶ーいれるから」
「え?あ いーよいーよそんなの俺やるから」
「いーから そこ座んな」
タニは大人しく、指定された座布団の上に正座した。
きりやんは急須から湯呑みにお茶を注ぎ、タニの前に出した。
「粗茶ですが(笑)」
「いただきます」
タニは湯呑みをそーっと持ち、ふーふーとお茶に息を吹き掛けてから口を付けた。
「あつっ!」
唇がお茶に触れた瞬間、その熱さに思わず手で口を押さえる。
「あっつ~~ 舌やけどしたかも~」
タニは舌の先を出して手で扇いだ。
きりやんはそんなタニの姿に、声を出して笑っている。
「…そんなに面白い?」
「ごめんごめん なんかあ~ほんまにタニやな~と思って」
「なにそれ?」
「や 何でもない
それより、今日は長旅で疲れたやろ?
後で夕飯部屋に運んでやるからゆっくり休み」
そう言ってタニの頭をポンとたたいて、きりやんは部屋から出ていった。
きりやんの後姿を見届けると、タニは座ったままどさっと後ろに倒れ込んだ。
俺、本当にまた自分の家に帰ってきたんだなー
タニは天井を仰ぎ、そのまま深い眠りに落ちていった。
>836番様
詳しい説明ありがとうございます!
や~そんなにお話あったんですねー。
そーいえばそーだっけ・・・(汗)とか思いながらしっかり頭に叩き込みました。
私のパート1はいずこへ・・・シクシク
>あお様
あお様の意図とは全然違う方向に持ってってしまいましたね・・・すみません。
私も関西弁わかんないんで、ドキドキしながら書いてます。
引っ込むなんて言わないでどんどん書いて下さい!!!
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リカワタ 続完結編(?) No: 1050
投稿者:ベン 02/01/10 Thu 08:53:38
新聞のかさかさいう音でワタルが目を覚ますと、そこにはコーヒーを飲んでい
るスーツ姿のリカがいた。
「おうっ、ワタル。起きたか?」
新聞から顔を上げたリカはいつもと変わらないリカだ。
「お前事務所に着替えは置いてあるか?でなかったら早く出るぞっ。」
「あっ、大丈夫だ。俺も直接で・・・」
ワタルはいそいでシャワーを浴びようとベットから滑り降りた。と、そのつもり
が腰から下の力が抜けてズデンッとベット際に崩れ落ちた。
『これがリカの凄いワザか・・・。噂以上だ・・・。』
ワタルは尊敬の眼差しでリカを見上げた。
新聞から上目使いで目だけ覗かせたリカも、嬉しそうにワタルの様子を伺って
いる。
『どうーだ、ワタル、手加減してこれだそ~、次からは容赦しないからな。』
二人はコーヒーとクロワッサンだけの軽い朝食を終えると、身支度を整えて部
屋を後にした。朝からバリバリにキマッた二人の姿にロビーを行き交う人々も
立ち止まって見とれたていた。リカなんか可愛いベルボーイを振り返ってウイ
ンクを送ったりしている。
「リカの奴、朝からよけいなことを・・・」
ドサッ。後ろからベルボーイの倒れる音がした。
・
・
事務所には幸いまだ誰も来ていなかった。新しいワイシャツを取り出すとリカ
は背を向けたまま無言で着替え始めた。ワタルはリカの方を向いてジッとその
体に見入った。胸だけでなく背中にもムチかベルトで打たれた様な痕が沢山あ
る。細い腰は、ゆうべあんなに激しく自分を責めたとは思えないしなやかさと
色気に溢れている。
「リカ・・・」
ワタルは思わず後ろからリカを抱きしめた。
「おいっ、やめろっ。そろそろ皆来るぞ。お前、もう俺にメロメロか?」
リカは驚いてワタルの腕の中で体の向きを変えた。
ワタルの顔は真剣だった。
リカを抱く腕に力が入った。だがそれは以前のように締め上げるような抱擁で
はなかった。
ワタルは、まだボタンをかけていないリカの裸の胸に顔を埋め、ソファーに倒
れ込むと首筋に雨のような口づけを降らせた。リカの腰はもう震え始めていた。
「むんっっ。」
「あうっ・・・ワタル・・・」
「ゆうべのリカは最高だったよ・・・お前にも最高の思いをさせてやる。」
「はううううううっっっ・・・・」
・
・
始業時間をとっくに過ぎても、ドアを開けることの出来ない轟の姿があった。
轟はゆうべ二人が並んで邸を出ていく姿を見ていた。
『二人の間に何か特別なことがあったのだろう。まあ今日はそっとしとくか。』
「事務所工事中。今日は全員直接外回り、直帰も許す。轟」
張り紙を残すとドアを離れた。
「ホントに事務所壊して工事中にするなよっ、お二人さんっ!」
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ついに ワタリカ 完結編 No: 1049
投稿者:ベン 02/01/10 Thu 03:03:43
>あお様ちっとも暗くなんかないですよ~。人格が違うのはそれぞれの思い入れ
が違うわけですし・・・私のリカ・ワタ・タニも相当変かも。
>美的極道もなんだか展開楽しみです。
>ショーコ様にはいつもドキドキさせていただいています。私もストレートH
でなく、そこはかとないきれいなドキドキ目指したいです!!
と言いつつ続きです
・・・
「ワタル・・・ほんとうにいいんだな?」
目をつぶったまま額に汗を浮かべ身を固くして横たわるワタルに、リカは今一
度尋ねた。
「あ・・ああ。」
かすれた声でワタルは答える。
リカは得意の凄いキスでワタルの意識を遠のかせると、静かに腰をおとしてい
た。
「くっ・・・ううう」
灼けるような痛みと衝撃にワタルの腰はまたも逃げ始める。それをリカはがっ
しりと押さえ込み、時に優しく、時にはなだめるようにリズムを付けて侵入を
続けた。
「ふ~~っ・・・・」
リカと完全に一つになった時、ワタルの口から安堵のため息が漏れ、頬には一
筋の涙が伝わり落ちた。
「リカ・・・ありがとう・・・」
・
・
リカはベットを抜け出すと、全開のシャワーの下にしばらく立ちつくした。
『これで本当によかったのだろうか・・・』
ワタルは本当に満足したのだろうか、俺は興味半分で抱いてしまったのではな
いだろうか・・・自分の下で硬直していたワタルの筋肉の感触だけが、リカの
体に残っていた。どうにもやりきれない気分だ。
バスローブを羽織るとベットの側まで椅子を引き寄せ、ワタルの寝顔に見入っ
た。その表情からはなにも読みとれなかった。ワタルはただ疲れた様子で軽い
いびきをかきながら眠っている。
『俺はお前の親友のつもりでいた。だが何も分かっちゃいなかったんだな。
友情を確かめ合ったと思っていいのか?これでよかったのか?なあワタル。』
「んん~~・・・リカ・・・」
ワタルは答える代わりにリカの名を寝言で言った。
リカの胸の中に何か、今までとは違った感情が波紋のように広がった。
『悩むことなんか無かったんだ。お前は俺に取って大事な男だ。それで十分だ』
リカは吹っ切れたように静かな笑みをたたえると、静かに首を振ってバスロー
ブを脱ぎ捨て、ワタルの隣に滑り込んだ。
夜明けのホテルの一室に甘いうめき声が響き渡った。
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いきなりバリ編20 No: 1048
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/10 Thu 02:18:11
その頃、部屋で一休みしていたコムがリビングに降りてきた。
「あれ、皆は?」
「マヤの案内で買い物に出かけた」
「そうなんだ…」
『ずんこんさんと二人きりか…なんか気まずいな…』
ずんこは、気まずさを感じているコムの気持ちを察してか、
「コム、コーヒーでも飲むか?」
と優しく話しかけた
「うん、ありがとう…僕がやろうか?」
「いい、たまには、俺するよ」
とずんこは立ち上がり、キッチンヘと向かった
コムは先ほどまでずんこが座っていた会い向かいのソファーの座った。
『ずんこさんに何て言おう…』
コムは考えていた。
マグカップを二つもってずんこが戻ってきた。そしてコムに手渡す
そしてそのままコムの会い向かいに座った。
「頂きます」
コムは小さく呟き、コーヒーを一口飲んだ。
しばらく二人の間に沈黙が続く…
「コム、何か俺に話があるんじゃないのか?」
耐え兼ねたずんこが、自ら話を切り出した。
「うん…」
コムはうなずきはしたが、そのまま黙って俯いてしまった。
「僕……」
コムの目から涙が溢れでた。
「コム…」
「ずんこさん、ごめんなさい…」
「なぜ、お前が謝る…」
「だって、だって…僕…」
「いいよ、それ以上言わなくっても良い、ワタルと日本に帰りたいんだろ?」
「ずんこさん」
コムは真っ赤な目をしてずんこを見た
「悔しいが、俺はワタルに勝てなかった…」
「ずんこさん…」
「幸せになれよ」
「うん」
コムはずんこの言葉にほっとしたかのように、手に持っていたコーヒーをゆっくりと飲み始めた。
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いきなりバリ編19 No: 1047
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/10 Thu 02:10:16
「ワタルー、これ似合いそうだよ」
ブンはワタルに派手なシャツを見せた。
「俺はちょっと…それより、まだ買うのか?」
ワタルの両手にはブンが買いあさった、荷物があった。
「だって、珍しい物が沢山あるんだもん、それに安いしさーーいいじゃん」
「あのな…」
「僕が半分持ちましょうか?」
マヤが気を使ってワタルに言った。
「いや、大丈夫だよ」
ワタルは優しく、マヤに言った。
「ワタルってさー、誰にでも優しいだよね、その優しさが何時も誤解を招くだけど」
「わるかったな」
「ねね、これ見て、かわいいーーコムに似合いそう」
ブンはちょっと変わった銀細工のブレスレットを取った
「ね、ワタル、コムに買ってあげたら?」
「いいよ」
「あ、照れてるー、それよりさーお腹空いたー、そろそろお昼にしよう」
ブンとワタルはマヤに案内されて、地元で有名なレストランに来ていた
3人は、食事を楽しんでいた。
「あ、俺ちょっと…」
ワタルはそれだけ言って、席を離れた
「ワタルさん、どこに…」
マヤは慌ててワタルの行き先を聞こうとした
「どうせ、ワタルのことだから、さっきの店に戻って、ブレスレット買ってるんだよ」
しばらくするとワタルはレストランに戻ってきた。
「さーてと、今度はどこ行こうかな…」
ブンの言葉に
「まだ、買うの?」
ワタルは呆れて言った。
「せっかく来たんだもん、悔いが残らないようにしなくちゃ、それに荷物もち居るの今日だけかも
しれないしさー」
「ブン…お前な…」
「行くよ」
結局、ワタルとマヤは一日中、ブンに振り回せれたのであった。
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明るい不倫?6 No: 1046
投稿者:♪HT♪ 02/01/10 Thu 01:09:40
翌朝、何週間ぶりかの自分の部屋に戻ったぶん。
昨晩のトドとの抱擁のせいか体がまだしっとりとしているようだ。
(でも、荷物片付けなくちゃ)
ぶんがスーツケースを開くと一通の手紙が目に入る。
バリの空港で別れ際にのるから渡されたものだ。
(この手紙、何だったのかな~のるさんたら恋文~?)
「ぶん、頼みがある。轟邸の伝説のサファイアを持ってきてくれ。
戻ったらすぐ、一緒に暮らそう byのる」
(えっ?これって・・・)
みるみる顔が青ざめていくぶん。しかし、最後の1行がぶんの心を縛りつける。
(ああ、のるさん。やっぱりそう思ってくれていたんだ!)
昨晩、あんなに愛してくれたトドを思う。うわ言のように僕の名を囁く声。
(できない、できないよっ、のるさん。だってトドさんはあんなに僕の事を!)
急にぶんは激しい頭痛に襲われ、頭を抱えて苦しみだした。
そしてドクターケロのところに何とかたどり着いた。
「しっかりして下さい、ぶんさん」
医務室のドアにもたれたまま気絶していたぶんを介抱してくれたケロ。
うっすら目を開けるぶん。
「ごめんね、もう大丈夫みたい」
「まだ、顔色がすぐれないですね、薬を出しましょう。
ぶんさんがいない間、ボスも毎晩睡眠薬を取りに来ましたよ。こっそりとね」
「トドさんが・・・?」
ケロはぶんに薬を飲ませながらクスリと笑う。
(相当派手になさったのかな、ボスは・・・)
「もちろん、昨晩はすこぶるご機嫌のようでしたがね。
でも今朝は早くからお出かけで・・・忙しい方ですよ」
「ありがとう、ケロさん。部屋で休んでるね」
だが、ぶんの足は自分の部屋でなくトドの部屋に向かった。
薬のせいか妙に感情が高まっている。
(やるとしたら、今しかない!)
合い鍵でそっとドアを開ける。
一度だけベッドの中で聞かせてもらった、伝説のサファイアの話。
太陽の輝きにも劣らない荘厳なブルー。轟家に先祖代々伝わる王者の宝石。
轟組繁栄のシンボルともいえるそのサファイアを僕が手にする?
金庫のキーの隠し場所も知っている。
前に「僕の事愛してるなら教えてよ」って軽い調子で拗ねてみたら
教えてくれた。トドは全面的にぶんを信用していたし、
ぶんがこんな事する必要もまったく無かったのだから。
金庫はあっさりと開いた。
そして深い海の色をしたサファイアが輝きを放つ。
(まぶしい・・・。)
ぶんが手にとったその時。
「ぶんさん!!何してるんですか」掃除をしにきたキムだった。
「キム・・・」ぶんの表情を見てキムは何が起きているか悟る。
「ぶんさんはボスの所に帰ってきたんでしょ。それを持ってどこに行くの!
僕は憧れのボスみたいになってぶんさんみたいな素敵な恋人が欲しいって
ずっと思ってたんだ!二人は愛し合っているじゃないか。どうしてなの?
あのボスが泣いてたんだよ!僕の好きなぶんさんはそんな人じゃない!!」
キムは泣きながらぶんに掴みかかろうとする。
ぶんは今目が覚めたかのように意識がハッキリし、事の重大さに気づいた。
そこへ・・・
「キム、いいんだ。渡してやれ」トドが背後から静かに現れた。
「・・・でも・・・」
「いいから、もう行け」
「トドさん・・・あのね、僕・・・」ぶんの言葉を制したトド。
「お前がこんな事をするのはよくよくの事だろう。
なに、これ位の宝石がなくたって轟組はビクともせんよ」
そういい残してトドは部屋から出て行った。
(ごめんね、トドさん。今までありがとう・・・)
=========
正直にいいます!観劇された方はおわかりでしょうが
「愛燃える」パクってます。酒井先生には内緒で・・・(笑)
もちろん、比べ物にはならないですが。
きっと他にも過去にも未来にもどこかで色々「パクリっ」としてると思うので、
ごめんなさい!!!謝っておきます。
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やっと読み終わりました。 No: 1045
投稿者:ごんた 02/01/10 Thu 00:44:30
今日の分。(笑)皆様素晴らしい。恐れ入りました!
ゥ・個人的にこっそりおねだりで恐縮です。
「ついに ワタリカ・か? Vol.3」ちょっとコワイ気もしますが(爆)
よっ、読んでみたいっ!!<一大決心時のワタル口調で
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美的極道 1 No: 1044
投稿者:なるみん 02/01/10 Thu 00:04:10
ある日のこと。
リカはひとり、書斎にこもって仕事をしていた。
書類のすみからすみをくまなく見てチェックを入れていく。
一通り目を通し終え、ほっと一息つくとデスクの隅にある電話が鳴った。
轟組代表の電話はこの書斎だけでなく広間でも取れるようになっている。
自分に直接関係のある電話なら内線でとばしくるだろうし、
電話をとるのは下っ端の大切な仕事でもある。
オレにはカンケーねえと思いコーヒーを飲もうと席を立った。
インスタントコーヒーをマグカップに入れポットのお湯を注ぐ。
いつもどおりお砂糖を2個と半分、ミルクをたっぷり入れ
ゆっくりかき混ぜる。が、電話はまだ鳴り続けている。
「ったく!!野郎どもは何やってんだよ!!」
リカは普段電話とることはないが対抗勢力に関することや
組のメンツに関することなど万が一のことに備えて電話にでることにした。
「もしもし?」
「あーっと、轟組様ですね?いつもお世話になっております。」
「はあ・・・?」
リカがまだ下っ端で電話番をしていた頃なら声を聴けば相手が誰なのか
わかったものだが、今では声だけでは誰なのかさっぱりわからない。
「えーっと、『極道の友』編集部の未来でございます。」
あー、あのペラい雑誌(・・・ゴメンナサイ)のことかと思いつつ
「あっ、はいはい。いつも楽しく読ませていただいてます。」
なんておべんちゃらをいう。
「実はですね、巷でお宅のぶんさんとちー坊さんの美貌が噂されてましてね、
再来月号あたりの『極友』で是非特集を組ませていただきたいと思いまして・・・。
来週水曜に取材いきますんで、よろしいですか?」
「はいはい、全然おっけ―ですよ」
「おっと、取材は突撃訪問チック(なんじゃそりゃ)に行いたいのでこのことはお二人にナイショに
しといて下さいね。」
「はいはい、任せてください。」
「それでは失礼します。」
電話を切るなり、リカはくっくっくと無気味な笑いを浮かべた。
「いいこと聞いたぜ。やっぱ極道にも美貌は必要だな。」
そして鏡の前にセクシーポーズを決めて立つと
「やっぱオレ、イケてるな。」
そういうと胸の開きをいつもの倍にし、仕事そっちのけで書斎を飛び出しっていった
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ご無沙汰でございます。
1000件達成のお祝い(?)はおろか
新年の挨拶もせずいきなり登場してしました。
でもでも、皆様の力作は全て読ませていただきました。
ロムに徹しようと思っていたのですが、ネタが思い浮かぶと
書かずにいられなくって(爆)
これまでの話のいろんなネタが練りこまれることになると思いますが
元ネタの作者様、お気を悪くされたらごめんなさい。
そのときは静かに消えますので。。。
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今日は、本当に・・ No: 1043
投稿者:華子 02/01/09 Wed 23:45:08
どうしたんでしょう?!すごーい量の書き込みが・・。仕事が立て込んでいて、見られなかった為かもしれませんが、、、。
PCの前に張り付き状態で、読みまくりました。(仕事で、グッタリ。でも、おめめは、パッチリ!)
まずは、管理人様。遅くなりましたが、1000件達成おめでとうございます。
これからも、お世話にまります。
今日は、ノルブン・トドブンにトキメキ、ワタルくんの抱かれる姿にぶっ飛び
トドリカの様子にドキッ!・壮君の憂いを感じ、パート1に思いを馳せ、楽しいひとときを持てました。
ショーコ様、HT様、あお様、Keiko様、836番様、Z様、ベン様、いちご様
ありがとうございました。これからも、頑張ってください。楽しみにしています。
そして、ワタコム応援団の私としましたは、アサコちゃんに襲われるコムちゃんが
心配で、、、。ショーコ様、こんなところでやめちゃ、、「いや、、!」
早く先が、、気になりまーす。(疲れてるため、少し?壊れてます。)
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋16 No: 1042
投稿者:ショーコ 02/01/09 Wed 23:39:53
ワタルさん......助けて......
「えっ?、りか、お前、何か言ったか?」
「あん?イヤ、別に。」
「そうだよなぁ。今のはコムの声だった......」
「なんで、ここでコムの声が聞こえるんだ?」
「だけど、聞こえた......」
「幻聴聞こえるようになっちゃお終いだぞ。
昨日、やりすぎたのか?
それとも、やれなくて、頭に来ちまったか?」
りかがからかうように見たワタルの顔が青ざめている。
「おい、ワタル?」
「りか、悪い。俺、ちょっと、帰ってくるわ。」
「何かあったのか?」
「いや、分からない。分からないけど、
とりあえず、緊急に、コムが俺を必要としている.....らしい。」
「まったくな。轟さんが、コムとお前を引き離したがるはずだ。
昼間っから、やりたくなっちまうようじゃ、しょうがない。」
「ばかやろう。そんなんじゃねえよ。」
そう言うと、ワタルは事務所を飛びだしていった。
轟邸に着くと、すぐに、厨房へ向う。
胸騒ぎがだんだん激しくなって行く。
厨房の扉を、荒々しく開けると
「コムは!?」
「オーゥ、コムさんそう言えば、まだ戻っていませんネ-。」
「コムさんどうかしたんですか?」
ワタルの顔色に驚いて、ねったんが聞く。
「居なきゃ、いいんだ。じゃあな。」
「ワタルさん、コムさんに何か...」
「なんでもネエよ。」
「探してるんですか?それなら俺達一緒に行きます。」
とねったん。
「来るんじゃねぇ。お前達ここから一歩も出るな。」
「でも、もし探すなら、皆で探した方が......」
「見られたくない、ってこともある。」
とミズ。
「どう言うことですか?」
とねったん。
「それだけの事だ。何かあったら、誰にも見せたくねぇ。俺も。」
流石、恋してるだけのことはあるミズ。
ワタルは、広い轟邸を、壮の居た部屋に向う。
壮の居た部屋をノックもせずにに押し開ける。
ベッドの背に寄りかかって、修行僧のような顔をしている壮。
壮の胸にすがるようにして眠っているオサ。
「壮、お前.......」
その様子に驚くワタル。胸に抱いているのはコムか?
「コ、コム........」
「ワタルさん!コムさん、どうかしましたか?」
「壮.....お前......オサ.....か.....」
その声に眠りから覚めるオサ。
「ワタルさん。コムちゃん?......アサコ?」
「アサコ?」
「コムちゃん、アサコの所のような気がする......」
「なんで、アサコの所に。」
「コムちゃん、優しいから......」
「そうか。アサコ........か.....。」
絶望が、ワタルを襲う。
アサコか、アサコなら.....。
コム、お前死ぬなよ。
俺に黙って、俺の前からいなくなるなんて、絶対許さねえ。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋15 No: 1041
投稿者:ショーコ 02/01/09 Wed 23:33:15
keiko様。ありがとうございました。邪魔だなんて、とんでもない(^^)
長いだけが取柄?の私の駄作。それぞれの思いを、もう少し掘り下げて
書きたいのですけど、それじゃやなくても長いのに、ただの迷惑陳列物になってしまいそう。
時々、今回のように、助けて下さると、本当に助かります。
また、書いてくださいね。
0番様。私、『攻め]だなんてはじめて、気付きました(^^)
そう言えば、そうかも?(^^;)
お前を,絶対離さねえ(なあんて、すぐ調子に乗ってしまう私っていったい....)
ところで、ここの流れにぜんぜん乗れていない私。
申し訳有りません。まだ、続いちゃいます。
********************************
いきなり、アサコの平手打ちが、コムを襲う。
2度、3度.........
「ウッ!」
「お前、舌でもかんで死ぬ気だろう?
そうは、させないよ。今死なれちゃ困るんだ。」
そう言うと、アサコは、コムの口に、今、引き裂いたばかりの
シャツをつめ込む。
「うむ.......む....」
「苦しいか?少し我慢してろ。すぐによくなるさ。」
アサコの、彫り士としての繊細な指が、丁寧にコムの肌をなぞって行く。
唇が、指に反して荒々しく、コムを刺激する。
コムの身体が、コムの意志に逆らって、次第に熱を帯びて行く。
ワタルさ.....ん.....ごめんなさい.....
死ぬことも出来ない........
コムの肌が、うっすらと汗ばみ、桜色に染まる。
せめて、声は出さない。絶対、感じない........。
全身を硬くしながら、そう決意する。
だが、ワタルによって開かれてしまった、感覚の扉は、
容易に閉じる事が出来なかった。
「う......う.....む......」
低いうめき声がもれ始め........
身をよじって拒否しつづけながら、身体が応えてしまう。
くやしさに、涙が溢れる。
アサコがコムの両足を大きく開くと、内腿に熱く息を吹きかける。
やめ.....て......
「あっ!、ほら、見えてきた!」
アサコが、子供のような無邪気な歓声を上げる。
コムの真っ白な内股に、ほのかに赤いつぼみが浮かび出し、
やがて、高速撮影を見るように、次第に大輪のバラの花が開いて行く。
それは、刺青のように、人の手が加えられていない神秘。
真紅のバラのようにに見える、生まれながらのアザ.........
「俺、轟さんにこの話し聞いてから、忘れられなくて、
オサに化粧彫りしてみたけど........
やっぱり、ぜんぜん違う。どうやったら、こんなふうに........」
目を輝かせながら、アサコが、コムのバラの花に見入る。
アサコの執拗な愛撫から開放されて、気を失いかけるコム。
「オイ、まだ気絶するには早いだろう?もう少し楽しめよ。」
そう言うと、アサコがコムの腰をしっかりと抱え込む。
イヤだ!
コムがアサコから逃れようともがく。
アサコが再び、コムに愛撫をはじめ、逃れようのない時間が近づいて来る。
ワタルの時でも、怖い、と思う瞬間.......
ワタルさん......助けて........
どのぐらい、時間が経ったのだろうか。
アサコが、ふっと、身体を離す。
「えっ??!」
どうして....?なぜ?......
その意味に思い当たって、コムの緊張の糸がプツンっと切れた。
そのまま、コムは気を失った。
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すごいですね。 No: 1040
投稿者:keiko 02/01/09 Wed 22:46:09
皆さんすごいですね。
ドキドキしてしまいます。
時々思わず笑ってしまうところもあり
楽しんでしまっています。
皆さんみたいに書けるようになりたいです・・・・・・
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第一会議室のワタリカ・・の続き No: 1039
投稿者:あお 02/01/09 Wed 21:46:51
「今日の俺はいつもと違うぞ」
ワタルの舌が、耳の後ろから首筋へと少しずつ、移動していく
「うっ」
耐えきれないという声がリカから漏れた
「何だよ、これくらいで。」
ワタルの指が、少しずつ、下の方へと移動していく。
「あ、ダメ・・・」
「辞めてほしいのか?」ワタルは身体を離した。
リカは眼を大きく見開いて、ワタルを見つめ、激しく首を振った。
ワタルはリカを後ろ手に縛り上げ、
さらに両足を軽く開かせると近くにあった棒で動かないように固定して、
縛り上げた。
「こうしないと、気分が出ないな。リカ、思い出せ、お前だって昔は
俺の下についていた若手の何もできないやつだったんだぞ。
誰がここまで育てたと思う。昔は、しょっちゅう弱音を吐いてたくせに、
何か悩みがあるなら、吐き出してしまえよ!」
ワタルの手が舌が 、リカを後ろから前から攻めていく。
リカの意識が飛びそうになり
頂点に行くかと思うと、その寸前で、すっと、手を引いてしまう。
それはあまりにも絶妙なタイミングで、何度も何度も、繰り返され
リカは気がおかしくなりそうだった。
「ワタル、頼む、頼むから、そのまま・・・行かせ・・」
「だったら・・・早く言って楽になっちまえよ。
それとも、この姿のまま、外へ放り出してやろうか、昔のように」
リカは、ビクっとして、ぽろぽろと涙をこぼし始めたかと思うと
堰を切ったように大声を上げて泣き出した。
「リカ・・・」これにはワタルも、ちょっと驚き、あわてて抱き起こした
「だ、だからさ、言ってみろって・・そりゃ俺はお前の身体が無性に欲しくな
る時もあるけど、対等の親友とも思ってるんだぞ。さっきタニが・・と
言ってたよな。タニがどうしたんだよ」
「タニが・・・」
リカは、子供のように、泣きじゃくりながらも、昔のワタルとの
事を思い出したのか、話し出した。
「出て行ってしまった・・・」
「出、出て行った?何で?」
「わからない、わからないから・・・だから・・・でも、きりやと一緒に
・・・出て行ったらしい・・。」
そこまで言うと、また、泣き出した。
リカに、何かあるのなら話せと言ったワタルではあったが
聞いたら聞いたで、どうすればいいのか、わからなかった
しばらく、泣いていたリカではあったが、
「ごめん、変なところを見せた、忘れてくれ。仕事に戻る。
この、縛った手と足、ほどいてくれるか」
「あ、ああ・・あ、でも・・・」
ワタルはリカに軽くキスをすると、
「きっとタニにも何か理由があるんじゃないか?2~3日、様子、見てみろよ
ひょっこり戻ってくるかもしれないぞ。夜、寂しかったら
俺の部屋に来いよ。あ、変なこと考えてんじゃないからな。
コムもいるし、3人で、話をしながら酒を飲んでも、いいじゃないか。」
「ありがとう、ワタル・・・。
でも・・・だから、これ、ほどけって言ってるだろ。仕事に行かなきゃ」
「あ、ああ・・そうだったな・・でも・・・」
ワタルはもう一度激しく、リカにキスをすると
「その前に、やっぱり、お前をもらっておく!」と言うなり、
リカを押し倒し、そのまま、2人で頂点へと登って行った
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まずはレスだけ No: 1038
投稿者:あお 02/01/09 Wed 21:37:16
えっと、勝手にタニちゃんを法事で出してしまいました。ごめんなさい。
Z様、タニキリ、ありがとうございます。
私もキリやん、他のネタでも出したかったのですが、
関西弁が書けないというネックが、ありまして。
管理人様にレス、もらって感激。
どうしよう。私、H書くのって苦手なんです。
Z様のタニキリや、836番さんのトドリカを読んだら、
すごい~と、うなってしまいました。
私は適当なところで、リカさんに勘違いしたまま、単独、乗り込んで行ってもらって
タニちゃんを連れ帰ってきてもらおうかと思っていたのですが、
どうも、そう簡単には行かない様子。
なんだか、話がふくらんできて、簡単には終わらせず、もっと長く
読みたくなってきました。
そういうわけで、私は、第一会議室にいるワタリカの続きを
書いて、引っ込んでいようかと・・・。
(そう、言いながらまた出てきたらごめんなさい)
Z様、どんどん続けて書いてください。
836番様、キリやんのエピソードって、それで全部だと思いますよ。
ベン様~。
私の書く、ワタリカって、暗いかも~。
でもって、全く、人格が違うような・・・。
すいません、全然雰囲気が違う。でも、書いてしまったので、アップさせてください
おじゃまします。
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これは黙っておられん、ので No: 1037
投稿者:836番 02/01/09 Wed 21:28:27
0番さま。むちゃくちゃな思い違いをしていらっしゃるようなので、
今日何回書き込んでるんだ!のところを、敢えて出てきました。
あなたは「真ん中0番さま」じゃあありませんか!
わたしは836番。上手も上手、劇場外です。比較になりませんっ。
んなことはどーでもいいから(<あれ?)書いてくださいったら。
……書けたら書いてください。(急に弱気)
Zさま。別につながりむちゃくちゃな板なので、
いいんじゃないかと思うけど。リクエストには応えましょう。
では覚えている限りを…。
ええとね、最初はタニ奪還失敗でしょう。それからゆうひの話しの中で、
きりやんがタニは死んだことにして組員をあきらめさせて、
「りかって奴が敵だ」と思っている奴らに
「りかに手を出したらゆるさん」って言って密かに
「鬼のきりや、仏のきりやん」の睨みをきかせてかばっているっていうのが
あって、そんでゆうひがきりやんに轟組に来てくれって迎えに行って、
そんできりやんは轟組の近くで(?)たこ焼き屋さんかなんかやっている。
で、和央組との抗争の際に最後にバンで駆けつけてきたのが、たしかきりやんとトウコと、
えーと後ひとりはねったんかな(<ここ、自分で書いたはずですが、忘れてます)。
で、りかと一緒に部屋に帰ってタニに会って、タニに「今幸せなんだ」と言われて、
「見たらわかるで」「大事にされてんのやろ」
というような会話があり、みんなでたこ焼きを食べた後、
抗争に行ったりかを心配していたタニは、その夜、同じ部屋にきりやんがいるのに、
きりやんがソファで居眠りしてしまっているのをいいことに、
無事で良かった~とか言って二人でいたしてしまうんでした。
その後は、タニがりかの部屋を出た時に、
もしここを出たいなら連れていく」と言いに来た、という話しがあったんでした。
ほっくんは、りかさんが敵だと思っていたから、
別荘にりかさんを殺しにくるんだけど、タニが生きていてりかといるのを知って、
「きりやさんは全部知ってたんですね」とか言って、
とにかく再会を喜んで帰って行きました。
ふうう…我ながら、パート1熟読してるなあ(<ばか?)。
でも、この中に入ってないきりやんエピソードもあるかもしれないです。
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とにかく、レス No: 1036
投稿者:0番 02/01/09 Wed 20:51:43
>らん様
ミズくんとゆうかちゃん、殺伐としたカップルの多いこのお話の中で
(それはそれで刺激的で好きですが)たぶん一番波風立たないお幸せな
二人ではないかと。
ぜひとも続けていっていただきたいです。私はやっぱり無理^^ゞ
>ショーコ様
ちゅーされて、手を握られて・・・私、受けですか?(爆)
>836番様
またしてもちゅーのお誘い・・・やはり受け?(だから、その発想はよせ)
私が退くより、836番様が退かれる方が大打撃なので、
ここの皆様にどれほど恨まれるかわからないので、お願い、いなくならないで
くださいませ(泣)
>ベン様
需要と供給はですね、かよこちゃんとまとぶんを読んで下さる方はいらしても
書いて下さる方がなかなかいらっしゃらない、ということです。
他のカップリングは十分供給されておりますので、別に私が欲求不満に
なっているわけではありません(笑)
皆様は違うかもしれませんが、自分で自分の書いたもの読んでも、ちっとも
ドキドキしないんですもの(泣)
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皆様も書いて下さい No: 1035
投稿者:Z 02/01/09 Wed 20:44:58
>836番様
違う違う!謝らないで下さいっ!
ただ私がとんちんかんな事書いちゃったから訂正しただけです。
私は教えてもらって感謝してるんですよ!?
逆にもっといつきりやんが出てきたのか教えて欲しいぐらいです・・・。
>ベン様
いろいろなんてぜんっぜん書けないですよ。
私はベン様のようなHシーン(爆)が書けないのでうらやましいです!
私はりかタニ中心なもんで、二人に絡んでる事を書いてるって感じです。
きりやんはちょっと前から書きたかったんですけどね。
谷〇組も気になってたし・・・。
タニがどうなるかは、私にもわかりません(笑)
きりやんとか谷〇組とか書きたい方いらっしゃいましたら
どーぞ是非書いてください。
組対組の話しは私一人の手には負えないので^^;
先の話を決めてるわけでもないし・・・
なら書くなよって感じ???
や、でも、ほら、リレー小説だから・・・ね?
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ついに ワタリカ・か? Vol.3 No: 1033
投稿者:ベン 02/01/09 Wed 18:59:12
Z様色々書けて素晴らしいですね。こんな風に迎えられたらタニちゃんも
まんざらではなくなっちゃったりい~?心配・・・
私はどうもリカさんがらみでないと筆が進まず・・・それでもなかなか思い
浮かばなくて、ついに禁断の(?)ワタリカ突入なのですが・・・
続けてよいのかな・・・?
・・・
「リカ、俺を抱いてくれっ。」
「バッ、バカ、何を言い出すかと思やあ、こんなところで言うことかあ?」
「いや、あれ以来、あの別荘からお前が命がけで俺を助け出してくれた時から
ずっと考えていたんだ。あん時やあ、そりゃあびっくりしたぜ。あんな所に
吊された俺をさんざんいたぶりやがって・・・。」
「おいっ、声がでかいよっ。」
関を切ったように話し始めたワタルの大声に、リカはヒヤヒヤものだ。
そんなリカにおかまい無しでワタルはまくしたてた。
「あん時や~ほんとうにショックだったぜ。だがな、考えてたんだ、ずっと。
こんな野獣な俺だけどよ、大切なコムやお前のことを思ったら、たまには抱か
れる側のことも考えてやらなきゃなんねえなって。」
「うう~~ん。(どこか間違ってるぜ、お前・・・。だがせっかくその気にな
ってるものを無碍にはできないしな。)」
それにリカにもワタルの気持ちはわからないではなかった。ただ、りかの場合
抱くのも抱かれるのもその時の気分、その時の相手次第でどうにでも出来る。
成りきりタイプのリカとしては、いつでもどこでも誰とでも、それなりに対処
できるという自身があった。
「リカっ」
ワタルはグラスをもて遊ぶリカの手を両手で包むと、真剣な顔で言った。
「俺を抱いてくれ。」
・
・
ホテルの部屋に入るとワタルはまっ直ぐにシャワールームに向かった。
完全には納得できないまま、それでもリカはなんとかワタルの力になってやり
たいと、付いてきてしまった。
「ふ~~っ」
リカが吐き出す煙草の煙もどことなく力がない。
シャワーの音を聞きながら、リカはどうワタルを攻めたものか考えあぐねてい
た。実際、ほんとうにワタルを抱いていいものかどうかも、まだ結論に達して
はいなかった。
と、シャワーを終えたワタルが、腰にタオルを巻き付けただけの姿で現れた。
ワタルは冷蔵庫のビールを取り出すとグッと一息に飲み、覚悟を決めた様子で
ベットに横たわった。
「本当にいいんだな。」
リカはにらむようにワタルの顔をのぞき込むと、ネクタイをはずし、腕まくり
をしながらベットに近づいた。
ワタルに覆い被さりながら、リカは自分のシャツのボタンをはずしていった。
上半身裸になったリカを下から見上げたワタルは、いつもと違った眺めに緊張
と恐怖を覚えた。ワタルにまたがったまま、リカはベルトとズボンに手をかけ、
ワタルが思わず顔をそむけている間に全裸になっていた。
ワタルの胸に舌を這わせている間中、リカの少し汗ばんだ体がワタルの上で蛇
のようにクネクネと動く。そのざわざわとした不思議な感覚と、的確なリカの
舌使いに早くもワタルの呼吸が乱れ始めた。
「はあ~はあ~っ、リカっ・・・」
リカはワタルに濃厚な口づけを与えながら、長い指でワタルの下半身をもてあ
そんだ。
「ううっ~」
「だめだよっワタル。あともう少し我慢しろっ。」
リカは、のけぞって果てそうになるワタルの体をふいに離すと、腰を高く持ち
上げ一気に突こうとした。
「あっっっ・・・やめ・・・っつうう・・・」
激しく拒絶し、腰を引くワタルにリカは思わず身を離した。
スーっとシーツに赤いシミが広がっていく。
「お前・・・こっちは・・・初めてなの・・か?」
「・・・・」
「そうか・・・そうなんだな」
リカは微笑むと、ワタルの蕾を優しく、ゆっくりとこじ開けていった。
・・・ここで終わってもいいし、どうしましょう?
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Zさま No: 1032
投稿者:836番 02/01/09 Wed 18:05:02
えええーーーっ!!?
なんで、なんで削除しちゃったんですー?
そんなつもりじゃなかったんですようっ!
別にいーのにー、そんな…
どうせ、流れはむちゃくちゃな板なんだからー(<おいおいおいっ)
余計なこといってごめんなさい。すいません。申し訳ないっ。うっ(泣)
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タニきり No: 1031
投稿者:Z 02/01/09 Wed 17:06:07
車は賑やかな街並みをゆっくりと走っている。
「元気やったか?」
きりやんは前方を見つめたまま話し掛けた。
「うん 元気元気。きりやんは?」
「こっちも特に変わりなく元気にやっとるわ タニも変わってないなー」
そう言って横目でちらっとタニの顔を見た。
「でもちょっと男前になったかも」
「ほんとーーー!?」
大人の男を目指している今のタニにとって、きりやんの言葉は最上級の褒め言葉である。
「嬉しいなー きりやんにそんな事言われるなんて」
「ちょっとやでちょっと」
「きりやんはねー・・・・・なんかかわいくなった」
「それぜんっぜん嬉しくないんやけど」
「髪型ってゆーか髪の色のせい…かな?」
「あーこれか?」
きりやんは自分の髪を引っ張った。
「ちょっといろいろあってな・・・変?」
「全然変じゃないよ!似合ってるよその赤い髪!」
タニは必死でフォローする。
「そお?」
「かわいいって言っても、けなしてるわけじゃなくて、
あの なんてゆーか・・・いい意味でのかわいいってゆーか・・・・
とにかくきりやんにすごい合ってていいと思う!」
きりやんはわかったわかったと笑みをこぼした。
車内では、他愛も無い会話が交わされる。
タニは今でもそんな風にきりやんと会話出来る事が嬉しかった。
りかとはまた違った居心地のよさがそこにはあった。
そんな話をしているうちに、車は谷○邸に着いた。
車が止まると、門の前に立っていたスーツ姿の男が助手席のドアを開けた。
「お帰りなさいませ」
そう言って男は深々と頭を下げる。
タニが車から降りるとドアを閉め、タニの方へ体を向けた。
「え?ほっくん!?」
「お帰りなさい タニさん」
北翔は涙を目にためながらタニを見つめている。
「ほっくん!」
二人は固く抱き合った。
「びっくりしたー!!かっこよくなってたから誰だかわかんなかったよ!!!」
「そんな…俺なんかタニさんに比べたらまだまだです」
「タニ、感動すんのはまだ早いで」
きりやんはタニに、門の中へ入るよう促した。
門の両脇にいた男がきりやんの合図で同時に門を開くと、
そこには家まで続く道の両脇にスーツを来た男達がズラッと並んで頭を下げている。
「なっ・・なにこれ・・・」
「全部組の若い奴らや みんなタニの帰りを待ってたんやで」
タニはこの光景に、驚きのあまり固まってしまっている。
「ささ とりあえず部屋入ろ」
きりやんはタニの背中を押し、頭を下げている男達の前を通って家の中へ入って行った。
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>管理人様
ほんとにありがとうございます。恐縮です。
管理人様に引き止めて頂けるなんて嬉しい限りです。
>836番様
教えて下さってありがとうございます。
別荘云々は削除しました。
てゆーか私の覚えてるのは一番初めの一つだけ!?
記憶力の無さが露呈してますね・・・。ほんとイタイです。
きりやんの関西弁、合ってます?
おかしかったら読み飛ばすか訂正して下さいませ。
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ついに ワタリカ・か? Vol.2 No: 1030
投稿者:ベン 02/01/09 Wed 15:53:09
836番さま、格好いいですっ、トドさん。凄いドラマを見ているみたい。
さすが極道なんだな~、リカさんがまだ太刀打ちできない凄いボスですね!!
・・・
「おいっ、リカっ。お前もそろそろ終わるんだろう、一杯付き合わねえか?」
「ん、ああ。そうだなっ、たまには行くか。ちょっと待ってくれ。」
事務所を並んで出る二人の大幹部に、廊下を歩いていた組員達はさっと道を
空けた。夕刻の廊下は人通りも多いはずなのに、水を打ったように静まりかえ
っている。
リカはえんじのスーツに同色の毛皮を襟元にあしらっている。ソフト帽は少し
濃いめの赤だ。ワタルは明るめの濃紺のスーツに、やはり同系色の帽子を被っ
ている。こんなに完璧にして麗しいツーショットを間近に見れる幸せを噛みし
めながら、組員達は身じろぎ一つせず二人を見送った。
「バーボン、ストレートで。」
「スコッチを、俺はロックで。」
二人はバーの奥まった席に着くとそれぞれの飲み物を注文した。
カチンッ。軽くグラスを合わせると、ワタルは一気にバーボンを飲み下した。
リカは少し口を付けただけですぐにグラスを置いた。
「ワタル、どうしたんだ? 急に飲もうだなんて。」
ワタルはお代わりを瓶ごとたのむと、ぽつりぽつり話始めた。
「お前の・・・ううっ、お前と・・・ああ・・・」
ワタルはウエイターからバーボンの瓶を受け取ると、グラスになみなみと注い
で一気にそれを飲み干した。
「ふーっ、・・・お前と、俺の関係のことだ。」
カランっ。リカのグラスも空になり、氷が音をたてた。
「俺とお前の?なんだ今更。これからホテルにでも行こうってのか?」
「ばかっ、茶化すな。リカ、俺は真剣に話してるんだっ。」
またボトルに手を掛けようとするワタルをリカが制した。
「ワタルっ、もうその位にしておけ。飲まなきゃできねえ話ならすんなっ。」
ワタルはしばらく空いたグラスを無言で見つめていたが、リカの熱い、真剣な
眼差しに気付くと、少しずつ心の内を明かしていった。
「リカ、お前は俺のダチだ。一番のダチだと思っている。それと同時に愛・・
あっ、愛してもいるっ。あらゆる点で大切な奴なんだ、お前は。で・・・」
「ん・・・?でっ・・・?」
「で・・・・」
「・・・・・」
「でっ、・・・俺を抱けっ!!」
「ブッーッッ」
リカは2杯めのスコッチを全部吹いてしまった。
「リカ、俺を抱いてくれっ。」
・・・ Vol.3に続く
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ついに ワタリカ・か? Vol.1 No: 1029
投稿者:ベン 02/01/09 Wed 15:08:52
「朝っぱらからあんな声をあげさせてるようじゃ、リカも今朝は遅刻だろうな。」
そう思ってワタルが新聞を広げていると、リカはしれっとした顔で定刻には現
れ、涼しい顔でデスクに向かった。が、髪はなにげに乱れ、首にはたった今付
けてきましたっ!といわんばかりの濃いアザがいくつも残されていた。
ワタルはリカが席を離れるたび、その腰のあたりに目がいかずにはいられなか
った。タニを抱いてきたばかりのリカの腰・・・。
疲れなど微塵も感じさせない、引き締まった形のいい臀部と、きびきびと良く
動く細くしなやかなリカの腰・・・。
「フーッ・・・」
そういや俺、リカに犯られたかどうかまだはっきり確かめてなかったっけ。
『あの腰に犯られたらどんななんだろう・・・』
まだ耳に残る今朝のタニの絶叫を思うと、ワタルはリカのワザに興味を覚えず
にはいられなかった。
「おいっ。ボーっとして、いったいどこ見てんだ~」
轟が心配そうな顔で立っていた。
今朝のタニの絶叫を知らない者はいなかった。リカの「すごいキス」と「すご
い指使い」をごく最近受けた野郎どもの体は熱くなり、その異様なまでのエネ
ルギーが屋敷中に溢れているのを轟は感じていた。
ワタルの胸の内は痛いほど良く分かった。
がだからこそ轟はドスの利いた声でワタルを一喝した。
「おいっワタルっ! そんな情けない顔するなっつ!! 仕事中だぞっ!!」
轟の目にはワタルへの深い愛情が溢れていた。
「はいっっ。ボスっ!!」
轟の愛には、きっちり仕事でお返しせねば。
極道ワタルは厳しい表情で仕事に戻った。
目の前のリカを見ても、もう欲情はしなかった。(たぶん・・・)
・・・Vol.2に続く
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トドとりかの会話 No: 1028
投稿者:836番 02/01/09 Wed 14:56:08
りかが轟の部屋を訪ねてきた。
「おお、りか。近頃珍しいな。おまえの方からくるなんて」
「そうですか?」
しょっちゅう轟の方から呼ばれて入ってきている部屋だ。
自分から来ていないなんて意識もしていなかった。
「で、なんだ?」
「タニのことなんですけど」
「ああ、なんだ。あいつ最近おまえの用心棒してるらしいな」
轟は面白そうに笑った。
「あいつもおまえの相手じゃ苦労が耐えんだろう」
「いや……手を焼いてるのはこっちですよ」
りかは苦笑した。
(ほう?)轟はちょっと興味を持ったが、とりあえず話の先を促した。
「で、タニがなんだ」
「あいつ、今は俺の用心棒気取ってますが、
もともとは厨房・洗濯組でしょう。
そろそろ組の方の仕事やりたいみたいなんですが、どうですか」
轟はマジな顔になって座り直した。
「りか」
轟がマジになったので、りかは少し驚いた。
「いい機会だからおまえにも言っておく。
おまえも分かっているだろうが、あいつは谷○組の後継だ」
「え、ええ」
それは知っている。
「だからおまえに任せている」
「……」
「谷○組はいまでこそ解散状態だが、
組の連中は他のどこの組にも流れずにいるぜ。
恐らく待ってるんだろうさ。」
「…ええ」
それも知っている。
「タニが組を再興したいと思うなら、俺はさせるつもりだ。
ただし、その時はうちの組とは兄弟組になってもらう。
あそこの団結力は馬鹿にならんからな。敵にまわすのは惜しい。
そういう意味でもおまえの元においている」
そういうことも、もちろんりかは分かっていないわけではなかった。
しかし、タニが自分の元を離れて
組を再興しに出ていく日がくるなんてことは、想像もできない。
「それまでは、うちで大事に預かっている。
あいつがその気にならなければ、ずっとうちにいればいい。
ま、その可能性が高そうだがな」
轟はりかを見てにやりと笑った。
立ち上がるとりかの方に歩み寄る。
「だから、厨房においているんだ。
あそこにいれば身の安全は絶対だからな。」
(た、たしかに…あそこはエキスパートの集まりだ。
この邸の中で一番安全なところはあそこだろう。
それに、俺の側にいるのだからどこの誰も手出しをするはずがない。)
「おまえの側にいて、あいつは帝王学を学べばいい。
なにも他のチンピラと一緒になって下積みするこたあないぜ。
おまえがついてりゃあ、自然と男っぷりもあがってくるだろう?」
(た、たしかに…まだまだとは言え、
最近のタニは俺から見てもなかなか…。
しかしトドさん、そこまで見越して?)
いつトドの跡目をワタルと二人で継いでもいいのではと
目されているりかだが、この時はさすがにボスの慧眼に恐れ入った。
(やはり俺達ふたりでやっと一人前か…)
「ですが…本人は…」
「組の仕事をしたいってか」
「…ええ」
(ふんっ。ぶんの奴もそんなこと言ってたな)
「まあいい、考えておこう。
とりあえずハジキの扱いくらいは覚えておいて損はない。
ま、それも、おまえが教えてやればいい話だがな」
轟はいつのまにかりかのすぐ横に立っていた。
「…ところで…りか」
「はい?」と顔を上げると轟がりかの顎を掴んだ。
「おまえ、今日は何人骨抜きにしたんだ?」
「え…?」
「おまえを落とすと強くなれるとかいうらしいじゃないか」
轟は顎を痛いほどに掴んだままりかの唇を奪った。
男臭い、ねじ伏せるような口づけだった。
りかは息が苦しくなってその場に崩れそうになった。
「なんだ、これくらいで…落としがいのない奴だなあ」
轟は急に手を離して、りかが床に崩れるままにさせて、笑った。
(冗談…ボス…。これ以上強くなってどうするんです…)
「いいから行けよ」
りかはほっとして立ち上がると、少し乱れたスーツをさっさっと直した。
轟は礼をして出ていこうとするりかに
「りか、あんまり若手を惑わして遊んでくれるなよ」と声をかけた。
りかはドアの前でもう一度頭を下げると出ていった。
+++++++++++++++++++
>Zさま
引き留めますよ~そりゃあ、もう。
で、別荘に来たのはほっくん(谷○組の下っ端)で~す。
きりやんも来ましたっけ?
きりやんは和央組との抗争の時に来ましたよ。
あと、タニがりかさんの部屋を出ちゃってる時にも。
別にどうでもいいことなんだけど
この3つはわたしが絡んでいるもので…(^^ゞ
管理人様、それはわたしで~す。一本書く気になったので、
それと一緒にと思って消しました。
あなたさまがお読みになったのは↑の文でございました。(失礼しました)
このトドとりかの会話はずーーっと書きたくて機会を待っていたんですが、
谷○組の話が出てきたことだし、
もうちょっと、他の話しの流れに紛れ込ませようかと思ってましたが、
今出してしまいます。あーすっきりした。
--------------------------------------------------------------------------------
ちょっと リカタニ No: 1027
投稿者:ベン 02/01/09 Wed 14:33:19
836番様のタニリカはリカさんが大人っぽくて素敵~。
あお様、続きありがとうございます。ワタリカ続けたいのですが、私の頭の中
では既にリカワタの構想が・・・いいかしら・・・?
0番様に満足していただけるような供給もとっていったい・・・いつも楽しむ
だけ楽しませていただいてまーす。
Z様のタニちゃん最高に可愛いですね。野獣じゃないタニ、やっぱ良いかも。
不倫あり、家出あり(あっ、タニちゃんは家でじゃなくて法事でしたね)、
ブンちゃんと伝説のサファイア、どうなるの~~???
・・・
タニはあれ以降すっかりおとなしい。何度もパターンを変え、リカを縛りあげ
ては今持てる全てのワザをリカに出し切って、もう満足したようだ。
今では時々リカを少し乱暴に抱くだけで、あとはもとの様にすっかりリカに身
をまかせている。
今朝も、タニはゆうべの余韻を楽しみながらガウン姿でくららと遊んでいた。
まだベットの中のリカは、けだるそうに半身と起こすと、タニの様子をじっと
うかがった。
『また一段と大人っぽくなったなあ。精悍さと、男の色気も出てきた。』
優しくくららを見つめるタニの視線には、嫉妬を覚える程の艶っぽさえうかがえ
えた。
「タニっ、こっちにこいよ。」
「あっ、りかさん。おはよう、起きたの?」
タニはベットに腰をおろすと、かがみ込んでリカに口づけをした。
タニには軽いおはようのキスのつもりだった。が、リカの口づけは熱く、濃く
からみつき、いつの間にか忍び込んだガウンの中の手にも力がこもってきた。
「リカさん・・・仕事・・・遅れちゃうよ・・・」
「大丈夫だ。まだ早い。朝メシを抜いてけばいいさっ。」
言い終わる頃にはガウンの前は完全にはだけ、馬乗りになったリカの体温でタ
にの体はとろけかかっていた。首すじから胸に、リカの唇が触れたところ全て
にしびれる様な快感が広がっていく。
「ああっ りかさん・・・俺 おかしくなりそうだ・・・」
「いくらでもおかしくなれっ。思いっきり乱れさせてやる。」
「んん・・・」
リカの熟達した腰使いに、タニは自分でも気付かないまま絶叫していた。
「あ~あ、朝っぱらから。もうーあの二人は・・・」
「はー・・・・・・」
「おう~タニさん、羨ましいですね~。今日はお休みですか~~?」
厨房チームの面々でさえ、リカの「すごい舌使い」と「すごい指使い」を思い
出し、体が火照るのを押さえようがなかった。
--------------------------------------------------------------------------------
私も引き止める! No: 1026
投稿者:ワタリカもっと見たい管理人 02/01/09 Wed 14:29:22
ありがとう(^^)あお様!
わたりか これからも楽しみにしています。
これからのシーンを ちょっとふかーくお願いします(爆)
私もZ様を引き止めますよー! せっかくいろいろ書いてくださってるのにロム専にならないでくださいませー!
私の下のカキコ消しましたねー 誰のカキコだったか忘れましたが。1026番ですよー その方もZ様を引きとめてましたよー。
--------------------------------------------------------------------------------
タニきり No: 1025
投稿者:Z 02/01/09 Wed 13:28:59
午後の明るい日差しの中、大きめのバッグを持って待ち合わせ場所できりやんを待つ。
どんな顔して会えばいいんだろう・・・
きりやんとは幼い頃からの親友で、二人は家族同然の生活をしていた。
朝起きてから夜眠るまで、とにかくいつも一緒だった。
しっかり者でいつも自分を守ってくれた大好きなきりやん・・・
その思いは今でも変わらない。
だが、自分は谷○組を裏切った人間だ。
きりやんは、轟組に乗り込み捕えられた自分を、危険も省みず一人で助けに来てくれた。
それなのに、自分は助けに来てくれたきりやんではなく、初めて会ったりかを選んだ。
きりやんが刃物でりかに切りかかった時、頭で考えるより先に体が反応し、
気付いたらりかを庇っている自分がいた。
あの時のきりやんの驚いた顔を、忘れる事が出来ない。
その後も何度か顔を合わせはしたが、りかのいない生活など考えられないタニは谷○組に戻ることは無かった。
そーいえば、りかさんに何も言わないで飛び出して来ちゃったけど、怒ってるかな・・・
そんな事を考えていると、タニの前に黒塗りのベンツが止まった。
「タニ!!」
ベンツのドアが勢いよく開き、中からきりやんが飛び出してきてタニに抱きついた。
「久しぶり~!元気やったか?」
きりやんの熱い抱擁と、明るい笑顔でさっきまでの緊張が一気にほぐれる。
「迎えに来んの遅れてごめんな」
「そんなの全然!それよりきりやんも元気そうで安心した」
「それはこっちの台詞や とりあえず外寒いから車乗って」
きりやんは助手席のドアを開けタニを助手席に座らせると、
小走りで反対側へ回り車に乗り込んでエンジンをかけた。
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あお様のタニバージョンです。
いつかきりやんを出したいと思ってたからつい嬉しくなって書いてしまいました。
タニときりやんの過去というか関係を振り返ってみたんですけど、
保存しておいたパート1をいつの間にかなくしてしまった私は確認出来ないうえに、
詳しく覚えてないんでちょっと違うかもしれない・・・(焦)
関西弁も知らないくせに書いてるからあやしいし・・・(なら書くなって感じ^^;)
おかしかったらどなたか直して下さいm(_ _)m
>836番様
私なんかを引き止めて下さってありがとうございます。
また出て来てしまいましたー。
もうこれを書くのが一つの趣味になってるな私・・・。
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タニの物思いvol.2 No: 1024
投稿者:836番 02/01/09 Wed 12:31:18
「あの、りかさん?」
「ああ、ちょっと一服するから。おまえも座れよ」
タニがりかの横に座ると、りかはタイをゆるめながら
「どうだ、用心棒の気分は?」
ちょっとからかうように言ってみた。
「…りかさん、ほんとは俺の用心棒なんていらないんだよね…」
「ん?」
思いがけずタニはしょげているようだ。
「りかさん、ほんとは、俺なんかいらないくらい、強いんだし。
俺が守るっていったって…なんかさ…」
タニはさっきのりかとワタルの姿を思い出していた。
「なんだよ、タニ、どうした?」
タニはりかの方に向き直った
「りかさん、俺にすっごい手加減してるんだよね?」
「あ?」
「本気になればあんなに何人もいっぺんにやっつけれらる人が、
俺なんかに…あんな…い、色々…させてくれる、なんて…」
(させてくれるーーっ!!?)りかは吹き出しそうになった。
「別に、手加減してるとか、そんなんじゃないぜ」
(単に気持ちいいから、っていうか…、
別の意味で本気になってる、っていうか…)
「だって!」
「タニ、なんだよ、今日は。」
「…だって…」
「なんだ、この前の勢いはどうしたんだよ。
まあ、あれはなかなかキツかったけどなあ」
りかは笑ってタニの頭をくしゃくしゃ撫でた。
「だ、だから…あれは、勢いだったんだよ…」
(そうなんだ。そんなんじゃなくて、もっと、ほんとに大人になりたい。
ワタルさんみたいに、りかさんと対等になりたいよ。
りかさんへの気持ちに見合うだけの俺に。)
りかの唇がそっとタニの唇に触れる。
「おまえだから、だろうが。他の奴にいちいちその気にならねえよ」
愛しそうに瞳をのぞきこむ。
「俺が、好き…だから?」
「ああ」
りかはまた笑ってタニの顔を引き寄せて、もう一度今度は長いキスをする。
頭の芯が痺れるようなキスだ。
(……でも、りかさんはワタルさんにならその気になるんだよね。)
タニはさっきの二人の姿をまた思い浮かべていた。対等な二人。
かなわない、と思いながら、
胸の奥がちりちりと焼けるようなジェラシーを感じる。
タニは自分を見ながら嬉しそうに笑っているりかの顔を見た。
……可愛い人だ。
つられて嬉しそうに笑いながら、タニはハッとした。
(なんか、俺、気が変になりそう…)
(ついさっきまで、りかさんのことかっこいいと思ってたのに、
そんな顔されたら、可愛くてしょうがないよ。)
タニはりかの首に両手をまわして抱きしめた。
(りかさんのこと、かっこいいと思ったり、頼り切ったり、
そうかと思えば可愛くてしょうがなくて、守りたくなったり、
いじめてめちゃくちゃにしたくなったり。
俺だけのものになって欲しくて突っ走ったり。心配になったり。)
(こんな気持ち、全部、全部、りかさんのせいだよ。)
抱きしめる腕に力が入る。
(これから、どうなっちゃうんだろう、俺…)
腕をゆるめてりかのことを見ると、りかは「ん?」という顔をして
今度はタニを包み込むような大人の男の顔で微笑んでいる。
「やっぱり、りかさんって…」
次の瞬間には妖しく唇をぬらすりかに、
吸い寄せられるように唇を寄せながら
(怖い、なあ…)と思った。
++++++++++++++
うわっ、なんか、こんなになっちゃった…。
(ど、どーしたことだ…自分でビックリ)
おそらく、わたしの中でタニちゃんが壊れてるンだと思われます…ふう。
わたしの妄想の部屋から姿を消してたと思ったら
戻ってきたら、こんなんなってた…(^^ゞ
どうしようかと迷ったんだけどアップしてみます。
みなさんは無視してください。これこそほんとの自己満足ですので。
1023は失敗。すいません管理人さま。
0番さま、あなたが退いたらわたしも退くと言ったわっ!
で、見えないところならよろしくて?ほほほ
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タニの物思いvol.1 No: 1022
投稿者:836番 02/01/09 Wed 12:16:25
仕事中のりかの部屋の前でタニが仁王立ちしている。
(まいったな…)と苦笑しながらワタルが近づいてくる。
「タニ、悪いな、仕事なんだよ」
タニはちらっと上目遣いでワタルを見ると
黙って道をあけた。
「いや…そうだな。おまえも一緒に入って来いよ」
「え、でも仕事なら別に俺…」
「いいから、来いよ」
二人は一緒にりかの部屋に入っていった。
ワタルとしては、先日のことは勢いだったとして、
いまはコムのことを考えるとそうそう以前のようにりかと…
というわけにもいかない、と思ってはいるのだ。
部屋に入るとワタルは大股でりかに近づき、
りかもデスクの正面のイスをワタルにすすめ、
二人でマジの仕事の話を始めた。
タニはドアの前に立って二人を見ていたが、
仕事中のこの二人を見るのは初めてで、なんだかドキドキしていた。
(なんか、ワタルさんとりかさんって、かっこいい)
ワタルはシルバーグレーのダブルのスーツを着て、
イスに深く腰掛け足を組んでいる。
肘掛けに肘をのせて両手を前に組んでいるが、
その大きな手がとても頼もしい。
りかはなぜか室内なのにソフト帽をまぶかにかぶり、
何か考え込んでいるようだった。
(ワタルさんとりかさんって…
やっぱり、さすがに「対等」って感じだなあ)
ふうっ…とタニはため息をついた。
(俺とりかさんじゃ、こうは行かないよね…まだ…)
おもわずほれぼれと二人を見ているうちに、
仕事の話は一区切りついたらしい。
「じゃ、そういうことだから、りか。ちょっと考えておいてくれよ」
ワタルは立ち上がるとりかのデスクを離れた。
「ああ、わかった。まあ、やっかいな話しではあるな」
りかも立ち上がって、粋なしぐさでソフト帽を取り、
ワタルに手を振るとデスクの向かいの応接セットに腰をおろした。
ワタルと一緒にタニが部屋を出ようとすると
「タニ」とりかが呼ぶ。
「はい?」
「おまえはちょっとこっちに来い」
ワタルにすれ違いざま「あんまり無茶すんなよ」と言われ
タニは思わず下を向いてしまった。
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アサコの心境・・・・ No: 1021
投稿者:keiko 02/01/09 Wed 11:51:32
自分の部屋で1人ベットに横になりながら
思いふけっているアサコ・・・・
『俺はどうして心の中で叫んでいることが言えないんだろう?
あの時だって一言「オサは俺の大事な人だから連れて行くな!」
って叫んでいたら状況が変わったのか?
言ったところで拒絶されたらと思うとどうしても言えなかった・・・
もうあいつは戻って来ないのか?』
人前で弱音のはけず自分の胸の中にしまいこみ
1人どうしていいのかわからず苦しむ毎日。
目から涙があふれ出していた・・・・・・・
*******************************
ふ~。
なんだか書くのに苦労してしまいました。
ショーコ様のを読んでいてふっとアサコの胸の内を
書いてみたくなって書いてみました。
邪魔してしまっていたらすみません・・・・・・・
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ワタリカ No: 1020
投稿者:あお 02/01/09 Wed 09:47:12
「あ・・」
2人同時につぶやいた・・・。
廊下で、ばったり出会う時は、なぜか変に意識してしまうことが多い。
ワタルとリカ・・・
互いを意識しながら、ただ、通り過ぎようとした・・・が。
「おい・・・」
先に声をかけたのは、リカだ。
珍しいこともあるものだとワタルが立ち止まる。
「あ・・・いや、特別、用があるというわけではないんだが・・・」
黙り込んでしまったリカを見て、ワタルは何か悩み事でも
あるのか?と思い、近くの第一会議室へと招き入れた。
「ここは最近使ってないから、誰もこないぞ、どうした?」
「・・・・」
何から話せばいいのか・・・という様子のリカ
薄くなってきてはいるものの、まだ手首に赤い傷跡が残っている。
いや、よく見れば、その近くには新しいものと思える傷も並んでいる。
ワタルはリカのシャツのボタンを一つ二つと
はずしていった。リカも、そのまま、身をまかせている
以前はその下に白い胸が顔をのぞかせていたはず。
だが今は、古い傷、新しくつけられたばかりの傷が無数に広がっている。
ゆっくりと、身につけていた服を全部脱がせると
リカをそのまま、立たせた。
「よく、これだけ、つけられたもんだな。何、やってんだタニと2人で」
「別に・・・。タニも以前ほどの事はしてこない。
だんだんとコツを覚えてきたんだろ。」
「コツって・・・」
「だけど、そのタニが・・・」
「タニがどうした?」
ワタルの顔を見て、何か言おうとしたリカだったが、すぐにうつむいてしまった
「いや、何でもない。仕事もあるから戻る」
服をとろうとしたリカの手をワタルが止めた。
「待てよ、こんなお前を見て、俺がおとなしく帰れると思うか?お前を
帰せると思うか?」
リカは、そのまま、床の上へと寝かされた。
「冷たいよ、ワタル」
「すぐ暖かくさせてやるよ。何か話したいことがあるんだろ?
言わせてやるよ」
ワタルは上から包み込むように抱くと、そのままリカの中へと入り込んで行っ
た。
¢¢¢¢¢¢
このあと、どうしよう・・・
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事件(?)の始まり No: 1019
投稿者:あお 02/01/09 Wed 09:41:45
管理人様のワタリカ読みたいに何となく、考えていたら、こんなのを
書いてしまいました。
久々に出てきてくださったZ様。あのネタを使ってくださって
ありがとうございますの、836番様。
そしてR様、また出てきてくださいーー。
ベン様の後編(すごい、よかった)の数日後に続くという感じで
いいでしょうか。
¢¢¢¢
仕事が珍しく早く終わり、部屋に戻ってきたリカ。
ふと、テーブルの上のメモが目についた。
(ん・・・?)
それは、かなり急いでいたと思える走り書きのメモだったが、
【しばらく出ます。轟さんに聞いて、タニ】と書かれてあった。
(タニ・・どうしたんだ。)
リカは轟の部屋へと急いだ。
ドアをノックすると返事も聞かずに部屋へと飛び込んだ。
「お・・リカ。どうした、そんなにあわてて。ああタニの事か?」
リカはタニが置いていった走り書きを手にして叫んだ。
「しばらく出るってどういうことですか?」
「ん。なんか、急にきりやから連絡があったらしい。」
(きりや?なんで?
どうして、俺に何も言わないで出て行く・・。)
「お前、最近、邸の若手たちと、いい事、やってるらしいな。」
「え・・あ、あれは、不可抗力というか、正統防衛というか・・・」
「タニも、怒って出てっちゃったんじゃないのかぁーーははは」
(そんな・・・、確かに見られてしまったけど
タニは怒っていた様子はなかったし。あの夜は久々に俺のほうから
攻めて、タニは満足してたはず・・・)
リカはそのまま、轟の部屋を飛び出した。
「まぁ、それは、冗談として・・・」と、轟が振り向くと、
すでにリカはいなかった。
「あれ、もう出てっちゃったのか・・・話の続きがあるのに。
おやじさんの一周忌が決まったと、きりやから連絡が入って
出かけたんだが・・・。急な話なので戻るのがいつになるかわからないとは
言ってたが、タニが喪主になるわけだし。
それでも、たぶん1週間ぐらいで戻れると思うと言ってたぞ・・・って
大事なところを聞かずに飛び出して行っちまった。
いつもは、もっと冷静な男のはずなんだが、タニに関してはダメだな、
あいつは。もしかして、何か勘違いさせてしまったかな・・・。
ま、いいか、おもしろそうだから、このまま様子を見よう。」
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明るい不倫?5 No: 1018
投稿者:♪HT♪ 02/01/09 Wed 01:31:15
ぶんが轟邸に戻るや皆がどやどや集まってきた。
「ぶんさん、無事で良かったです!」
「少し、小麦色になって色っぽいデース!」
「トドさんもこれで元気になります」
ワタルとコムも駆け寄ってきた。
「ごめんね、ぶんちゃん。先に帰ってきちゃって」
「随分バリの街中を探したんだけど、俺もいつまでも組を空けていられなくて」
「僕の方こそごめん!!ちょっとリフレッシュしすぎたね」
まっすぐトドの部屋に向かう。不倫ごっこを演じている気分のぶんは明るい。
「トドさ~ん。今帰ったよ。お土産もあるよ」
「お帰り。ぶん」トドはゆっくりと微笑んだ。
ぶんはつかつかと歩いていき、当然のようにトドの膝に座る。
「ねぇ見て、綺麗でしょ。貝殻のタイピンだよ。
トドさん、こういうのしないかな?」
「いや、ありがとう。お前がつけてくれるか」
「うん、いいよ。・・・ほらっ。トドさん似合うよ」
ぶんの髪から薔薇の香りが漂う。
逢いたくて狂いそうだったぶんが今自分の膝の上にいる。
(何も考えなくていい、ぶんをかき抱きたい!)
トドはぶんを抱え、ベッドに横たえ覆い被さった。
「ぶん、お前が欲しかった・・・」
激しくぶんの桃色の唇を吸い始める。
「トドさん・・・」
ぶんは懐かしい男らしい匂いに酔いしれて、トドの動きに合わせて
優雅に乱れていく。
(お前がいなきゃだめだ、もうどこにも行くな、俺から離れるな)
トドは心の中で叫びながらぶんを突く。
「ぶん・・・ぶん・・・ぶん・・・」
うわ言のようにぶんの名を囁き続けるトドに
「ハアハア・・・大好きだよ、トドさん・・・」
声にならないほど感じながらもぶんは答えるのだった。
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明るい不倫?4 No: 1017
投稿者:♪HT♪ 02/01/09 Wed 01:00:24
「じゃあ、行って来る。おとなしく待ってろよ」
「ふぁーい。いってらっしゃーい・・・」
ベッドの中からのるを見送るぶんは相変わらず朝が苦手。
「あーあ、行っちゃった。もう一眠りしよ」
日が高くなり、ぶんはやっと起き出してシャワーを浴びた。
腰にタオルを巻いただけの姿で出窓に腰掛け、冷たいビールを流し込む。
静かだ。窓から見える街の賑わいは眩しいほどだったが、この部屋は
時間がゆっくり流れるようだ。ぶんには考える時間が来るのが恐い。
日本の事は思い出したくないのだ。
ふと通りの向こうを小走りであっちへ行ったり、こっちを覗いたりしている
二人連れが見えた。必死な顔をしたワタルとコムだった!
「僕を探しているんだ・・・」
咄嗟にぶんはカーテンを閉めた。
(皆に迷惑かけているよな。逃げないではっきりしなくちゃ)
と、思うもののトドに別れを告げる自信がなかった。
(でも、トドさんはのるさんとの事を知らないはず。
黙っていれば、今なら元通りの関係に戻れるかも)
心配しているだろうトドの顔をとうとう想像してしまったぶん。
やはり涙があふれてきた。
(日本に帰ろう!極道らしくケジメをつけなきゃ)
「ただいま、ぶん!」
毎晩帰ってくるなりしっかりぶんを抱きしめるのる。
爽やかなのるの笑顔にぶんは日本行きを切り出しづらい。
「おかえり。今ピラフ温めるね」
「お、すまないな。今日は料理に挑戦してたのか」
「うん。要はやる気だね(冷凍だけど)」
「それより、ぶん。そろそろ日本に戻らなくていいのか」
上着を脱ぎながらさらりと言うのる。
「え?だって僕はのるさんの側にいるって・・・」
「ハハハ。俺は時々会えればいいって言ったじゃないか。
お前の立場が悪くなるような事は望まないさ」
「そうだったの・・・?」
ぶんはほっとしたようながっかりしたような複雑な気持ちだった。
のるはもちろん本心ではなかった。ここは危険が多すぎる。
(ぶんと二人で危険が及ばない生活をしたい)
組に未練は無いが、組み抜けするにはそれ相当の事をせねばならなかった。
(元締めは「轟組の伝説のサファイア」をぶんに運ばせろという)
ぶんに頼んで日本に帰したら嘘のつけないぶんの性格から計画は失敗するだろう。
そしてトドは二度とぶんを国外にださないに違いない。
でも、ぶんが軽い遊びのつもりでいてくれたら?
トドだってバリ行きを許すのではないか?あいつもぶんの我儘には弱いはずだ。
上手くサファイアを持ってこれれば・・・俺たちは晴れて自由になり、結ばれる!
翌日、「じゃあ、また来るね。Chu!」のるにキスして
何も知らないぶんは明るくバリを発った。
=================
ベン様、タニの変身ぶり興味深かったです。
華子様、コムちゃんも強くなってきましたねー
ショーコ様、明るい不倫目指してたけど少し陰りが・・・
切ない壮くんそそられます
ワタコム応援団に入ります様、熊ちゃんにホレてるずんこちゃんが笑えた。
ぶんちゃんの企み、興味深々です。
R様、りかたにのほっこりした場面好きです。
いちご様、ピンポーン!あんなの誰も読んでくれないと思ってたの。
香寿警部の下心まで覚えていてくれるなんて感激!
チー坊株、急上昇。どんどん続けて下さい。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋14 No: 1016
投稿者:ショーコ 02/01/09 Wed 00:33:58
「お前には関係ない。」
アサコは強引にコムの顔を片手で引き寄せると、
強く唇を押し付けてきた。
「ウッ、痛てッ」
コムが、アサコの唇を噛んだ。
アサコが手の甲で、唇の血を拭う。
「フ-ン。強くなったなお前。そんなに嫌がるなよ。
ちょっと、見せてくれたらさ、すぐ返してやるよ。
大事なワタルさんの所へさ。」
「イヤだ。離せ。」
「そんなに逆らうとさ、二度とワタルさんの所へ帰れない体にしちゃうよ。」
アサコの腕の中で、身をよじって逃れようとするコム。
「熱くなるだけで見られるものならさ、鞭、二,三回使えばいいだけなんだけど
厄介な事に、燃えないと、見れないんだよね、お前のは。
抱かれて、熱くなって、体の芯から燃えてこないと出てこないって聞いた。」
「ウソだ!そんなもの知らない!」
「そうか、お前自分じゃ、見れないもんな。
もしかして、ワタルさんもまだ知らない?」
ワタルさん.......珍しがって、何度も何度も見たがった.....
何度も、何度も愛されて......その度に.......
「そうだよなぁ。轟さんだって、一度しか見てないって言ってたからな。」
そういいながら、アサコの手は器用に動いて、コムの両手を縛り上げる。
「ア、アサコさん、こんなことしても、無駄だよ。
ぼ、ぼくは、燃えないから。」
「さあ、どうかな?俺、ワタルさんよりイイかもしれないぜ。」
コムの力では、どうにも逃れられないアサコの力。
引き裂かれたシャツの中から、透き通るようなコムの素肌が現れる。
ワタルに日ごと慈しまれているコムの裸身は、
白い花が匂い立つように美しく、つややかだった。
「ヒュー。すっげー。きれいだなお前。」
コムはかたく目を閉じる。
ワタルさん。もう逢えないね。喧嘩したままなのが心残りだけど.......
でも、ずうと幸せだったから、思い残す事はないんだ。
ワタルさん!
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋13 No: 1015
投稿者:ショーコ 02/01/09 Wed 00:19:46
アサコの部屋をノックする。
返事はない。
いないのかな?
コムはそっとドアを開けてみる。
鍵はかかっていなくて、部屋には誰もいなかった。
アサコの部屋は散らかっていて、流石のいづるんも、
この部屋には手出しが出来ないらしい。
アサコの作業台の上に、描き掛けの絵が広がっている。
ミズ君が言ってたのって、これ?
背中合わせの般若と菩薩。
そのどちらも、オサに良く似ている。
慈愛に満ちたまなざしで、限りなく優しい口もとの菩薩
なんて、美しい.......
背面の般若。邪悪で、卑猥な........
アサコさんの目には、このどちらにも見えているんだろうな、オサちゃんが。
こんなに、愛してたんだね。
菩薩の手には、すみれの花。
「すみれの花か」
コムが小さくつぶやく。
「その花にさ、少し細工をしたいんだ。」
驚いて振り向くと、ドアに寄りかかって、アサコが立っていた。
「お前、勇気あるな。一人で俺の部屋に来るなんて。
それとも、やられたいのか?」
山猫の目....ちー坊が言っていた.....
「ア、アサコさんが、あまり食事をしないって聞いたから、
少し、気になって........」
山猫に射すくめられた、獲物のようにみえるコム。
「ケッ、余計なお世話だ。どうせ世話してくれるなら、
あっちの方の世話してくれよ。」
アサコが一歩近づく。
コムの視線が逃げ道を探す。
「ちょうど良かった。さっきスミレの花に細工をしたいって言っただろう?
見せてくれよ、お前の。」
「ぼ、ぼくのなにを?」
「フン、とぼけるなよ。轟さんに聞いてるよ。」
コムが唇を噛む。
「見てみたいんだよ、どうしても。」
「見せるものなんて、何もないよ。」
そう言って逃げようとするコムの手をつかんで、強引に引き寄せるアサコ。
「お前、責任てものがあるんじゃないか?
俺から、勝手にオサを奪っておいて、後は、勝手にしろってか?」
「奪ったわけじゃない。」
そう、強く言おうとして、壮とオサのさっきの様子を思い出し、
つい、くちごもる。
「へー、何か隠してないか、お前?」
「べ、別に........」
「あいつ、壮と寝たのか?」
「ど、どうして、そんな事......」
「じゃあ、俺にも権利があるよな?お前を抱く。」
「な、なぜ?」
「お前らが、皆して、オサを連れて行ったじゃないか、俺のところから。
あいつは、いやだって言っていたのに。」
次第に強くなって行くアサコの腕の力に抗いながら、
「アサコさんはどうなの?オサちゃんが大切なら、どうして
行くなって。大事だから行くなって、言ってあげなかったの?」
言ってたさ。ずうと心の中で.......
そして、俺のオサにさわるなって.........
--------------------------------------------------------------------------------
ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋12 No: 1014
投稿者:ショーコ 02/01/09 Wed 00:14:44
今日、清く正しく美しい、雪組公演を見てまいりました。
で、私、清く正しく美しい、気分でございます。
すみれ様。読んでくださってありがとうございます。
すみれ様もこちらに書いて下されば良いのに、と思っております。
0番様。素敵な壮君だなんて。うれしい、褒めてくださった?
私もまねして、感激の投げキッスです(チュッ)。
もちろん、清く正しく美しい所にです。
書き逃げ、なんて、許しません(^^)絶対また書くといってくださるまで
この手を離しません(って、どの手でしょう?)
で、つづきですが、
気分は清く正しく美しいのですが、性格が清く正しく美しくないので、
だんだん、とんでもなくなってます。すいません。
************************************
コムが怒りながらオサの部屋の前の廊下に戻ってきた。
ワタルさんたら、人の話ぜんぜん聞かずに出かけちゃうんだから。
もう、勝手に怒ってればいいよ。
ぶつぶつ言いながら、とにかく壮に謝らなければと、戻ってきたのだ。
ノックをしようとして、ハッと手を止める。
部屋の中の気配に気付いて、思わず息を殺す。
壮君.........たいへん........
慌てている自分が可笑しくて、心の中でクスっと笑ってしまう。
そっか、そっか......
くすぐったいような妙な気分。
きっと、今誰かが僕の顔を見たら、やーらしい顔してるんだろうな。
よかったね.....よかったのかな......よかったんだろうけど.......
足音を殺しながら、静かに部屋の前を離れるコムの心に、戸惑いが生まれる。
アサコさんはどうしてるんだろう......
コムの脳裏にアサコの顔が浮かんだ。
傷ついた獣のようなアサコ。
寂しいとか、苦しいとか、一度も口に出さないけれど
いつも体中で、何かを欲して叫んでいるようだ。
ちー坊は近づくなっていったけど.....
僕が、オサさんを連れて行ってしまったから、
寂しい思いをしているのかも知れない。
コムは、広い轟邸のアサコの部屋をめざして歩き出した。
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久々?リカタニ 後編 No: 1013
投稿者:ベン 02/01/08 Tue 21:56:09
「タニ・・・今夜はお前が欲しい。」
「うん。抱いて・・・リカさん。」
リカは優しくタニを抱き上げベットに運んだ。そして倒れ込むと同時にタニの
首筋と胸に唇を這わせ、驚くような器用さでタニを裸にした。
「ん・・・リカさん俺・・・もう・・・」
「どうした、昨日の勢いは。ゆうべのお前はこんなもんじゃなかったぞ。」
リカは久しぶりに味わうタニの体を、ここぞとばかりに楽しんだ。
タニの全てを知り尽くしたリカの濃厚な攻めは、タニごときが耐えられる代物
ではなかった。あっという間にタニは陥落し、信じられない程の快楽と幸福の
渦に飲み込まれていった。
「タニっ、おいっタニ・・・」
リカの心地よい低音の声が遠くで聞こえる。
「おいっ、いつまで寝てるんだ~もう朝だぞっ。くららも腹空かしてるぞっ!
なあ~くらら。」
「ええっっ!!」
慌てて起きあがるとリカはとっくに身支度を済ませ、タニの朝食もくららのミ
ルクの準備もすでに整っていた。
「たまには抱かれるってのもいいもんだろっ?俺の腕が鈍らないように時々つ
きあえよ。」
「腕がにぶるなんて・・・そんな。リカさんに比べたら俺のなんかまだまだ・
・・抱いてるうちにはいんないよ・・・。」
タニにはリカの姿が眩しくてしょうがなかった。
・
・
「ふんっ~ふ~ふんっ~~」
鼻歌を歌いながら上機嫌で事務所に入ってきたリカは、ワタルのデスクの前で
ターンをキメると帽子のつばをちょってあげ、強烈なウインクを投げかけた。
『おおっ~~~、ナンなんだいったい・・・俺が何をしたっていうんだよ!』
バキッとペンの折れる音が事務所に響き渡った。
リカはそれを見ると口の端をニッとあげて笑い、席に着いた。
『リカの奴、みょうに顔色がいいじゃねえか。仕事のペースも昨日以上だし。
くっそ~タニといい夜を過ごしやがったんだな~。俺だって、俺だってコムと
最高だったんだぞーっ。』
ベキベキッ今度はペンが砕ける音がした。
リカはピクッとしたが書類から顔を上げもせず、ふふんっと鼻で笑っただけで
黙々と仕事を続けた。
「さあてとっ、お先に失礼するよっ。運動した翌日は腹が減るな~」
ワタルは、席を立ったリカの手首をすれ違いざまに取るとねじり上げた。
「つうっっ。痛えよ、ワタル・・・」
苦痛にゆがむリカの顔が一昨日の夜の興奮を呼び覚ました。
「リカっ、あんまりふざけたマネすんなっ。俺は悪かったなんて思っちゃいね
えぜっ。これからも好きなときにお前を抱く。いいなっ、タニにもそう言っと
けっ!!」
絞り出すようにそれだけ言うと、ワタルは部屋を出ていった。
リカは手首の赤い筋と並んでくっきりと残ったワタルの指の跡を見て、何故か
胸のときめきをおぼえずにはいられなかった。しばらく動けないでいたが、フ
ッと顔を上げたリカの目はいたずらっこの様に笑っていた。
「そんなに俺ってイケテルかあ~?」
鏡の前で帽子をとると胸の前でかかえ、ポーズをきめた。
「う~~ん、確かに・・・今日も決まってるわ、俺。ん~しかし、ちょっと胸
の開きが足りなかったかな。」
ガバッと開きを加えると、満足して食堂に向かった。
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ゆうかちゃんの悩み 完 No: 1012
投稿者:らん 02/01/08 Tue 21:37:26
その後何度か色々チャレンジしてみるゆうかちゃんですが、何故か失敗ばかり。
天然タニ君の妨害にあったり、キムちゃんにつれまわされたり、
壮君に素振りの指導を受けたりと忙しい毎日で、
ただただ日々が過ぎていきます。
僕ってやっぱりダメなのかなぁ~
今度こそ失敗しないようにしなきゃ!頑張るぞっ!!
熱い闘志にもえるゆうかちゃん、
すでに水君のお部屋でしか生活していませんがコンコンと一応ノック。
「ただいま」
「ん?ゆうか?」
と、新しいゆうかちゃんのお洋服を作っている水君に近づくゆうかちゃん。
「ねったんさんにアイスオーレ作ってもらったの」
「サンキュ」
「ぼ・ぼ・僕が飲ませてあげる」
ゆうかちゃん、アイスオーレを口に含んだまま水に近づく。
「ゆうか・・・」
と、ふいに水に抱きよせられた瞬間力が抜け
ついついゴックン・・・・と飲み込んでしまったゆうかちゃん。
「あっ」
そのまま、キス
「なんだ、飲んじゃったのか?でも、ま、おいしかったかな(笑)」
ゆうかちゃん、なんとなく情けなくなってしょんぼりとベッドに腰掛ける。
「はぁ・・・」と小さなため息。
その様子を見ていた水君、
「どうしたんだよ」と、ゆうかちゃんのそばに座ります。
そしてゆうかちゃんの唇に指を這わしながら細い肩を抱き寄せ、
まぶたの上から順番に頬へ、耳へ、そして口びるに熱いキス・・・
「あっ・・・ん」と思わず声を出すゆうかちゃん。
軽いキスからだんだんと激しくなっていく水のキスに気を失いそうなゆうかちゃんを
ベッドに押し倒し、手馴れた様子で服を脱がせていく・・・
首、肩、胸・・・水のしなやかな細い指と舌が怪しく動き
だんだんと悩ましげな声を出しながら快楽の波にのみこまれていくゆうかちゃん。
ゆうかちゃんの白い肌に椿のような赤い刻印をつけながら水の手が下にのびていく。
「あ・・・いや・・・」
水の指がゆうかちゃんのウイークポイントを攻めまくる
「あ・・・・ミ・・ズ・・さん・・・・も・・・っと・・・」
止まることない激しい水君の下でゆうかちゃんはだんだんと気が遠くなっていった。
ベッドの隣で水君が自分の髪をやさしくいじってるのに気が付いたゆうかちゃん。
まだ、余韻にひたっていて頭がボーっとしています。(ん?いつもか?)
「おい、ゆうか。お前さ、何か勘違いしてないか?」
「?」
「お前はそのままでいいんだよ」
「??」
「野獣なんかになる必要ないんだ」
「どうして、そのこと知ってるの?」
「お前の考えている事は何でもわかるんだよ」(盗み聞きしてたくせに・・・)
「僕、ミズさんが好きだよ」
「わかってる」
「ミズさんも僕のこと好き?」
「言葉がないと不安か?」
「聞きたいんだ・・・」
「仕方ないやつ・・・一度だけだぞ。お前はオレだけのもんだ、愛してる・・・」とキス。
「それから、もうわたるさんの所には行くな。いつ襲われるかわかんないからな。」
「嬉しい・・・」涙目でうるうるして水に抱きつくゆうかちゃん。
「そういえば・・・わたるさんに何を言われたんだ?お前」
「えっ・・・・えっと・・・・あのね、
『まずは野獣になるよりミズさんにされてる事をそのままやり返して様子をみれば』って
それから、『ちゃんと報告に来るように』って」
「オレにされてるようにだって?100年早いんだよっ!」ペシッとゆうかの頭をたたく水君。
「これからもっとオレが仕込んでやるから覚悟しろよ」
「はいっ!」にこっとゆうかちゃん。
かくして、またもやシーツの波にうもれていく・ F1人でありました。
水『あの二人(ワタコム)にはゆうかともどもしばらく近づかないようにしよ・・・』
ゆうか『僕、やっぱりこのままが一番♪』
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ああ、ごめんなさい。
つまんない文を書いてしまいました。しかもオチなし・・・恥ずかしい・・・
とりあえず、これで終わりです。
作家の皆様、またこの二人をいじってあげて下さいね(笑)
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ゆうかちゃんの悩み 6 No: 1011
投稿者:らん 02/01/08 Tue 21:34:27
きゃ~~0番様、ミズくんとゆうかちゃんの出会い良いですね(*>∇<*)
『お休み処・小とりあのん宮』には笑いました(笑)
もう書かないなんていわずにこれからも書いてください~
わたしの書いてるものなんて恥ずかしいったらありゃしない(^^ゞ
でも、とりあえず最後までかいちゃいますので
もう少しお付き合いくださいm(_ _)m
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とある暖かい昼下がり。
レオン君を散歩させながらわたる君に言われたことを思い出すゆうかちゃん。
オデット姫かよこちゃんが水浴びした噴水前でぼーっと考える。
ワンワンとレオン君が吠える方を見ると水が近寄ってきていました。
「ゆうか、こんなところにそんな格好でずっといたら風邪ひくじゃないか」
と、ニットのカーディガンをかけてあげる(もちろんお手製さ!j
「ありがとう・・・」
「そろそろ戻らないか?」
「うん・・・ねえ、水さん」
「なんだ?」
「ちょっとここに座って」
「どうしたんだ?」
「いいから」
噴水のそばのベンチに座る水君。
ベンチの後ろまわったゆうかちゃんは軽く深呼吸・・・
「水さん・・・」
後ろから水に抱きつくゆうかちゃん
「ゆうか?」
「だ・黙ってて・・・」
と震える手で水君の顔を自分の方に向けてキスしようとした途端、
「うわっ」
ワンワンワンワンとレオン君にひきずられて、遠ざかっていくゆうかちゃん
水君一言ぼそっ
「おい、ゆうか・・・これがオレを驚かせるって言うことなのか?」
(だから、ゆうかちゃん。レオン君はおいとかなきゃ!)
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あっ(^^ゞ なんか当初考えてたのと違ってきた・・・
これじゃコメディじゃん。
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需要はあるけど、供給がないってことに気づきました、私(泣) No: 1010
投稿者:0番 02/01/08 Tue 21:18:41
ベン様、華子様。私の書いたゆうかちゃん、けなされなくてよかったです^^
あや様。私のシリアス話、覚えてくださってて嬉しいです。自分ではあの話、
好きなもので^^;
ショーコ様。あんなに素敵な壮くん書いてる方に、私のところの壮くんでは
太刀打ちできませんね。(何を競うのか・・・)
836番様。そんなとこにキスマークつけないで下さいっ!(一体どこに
ちゅーされたつもりなのか)
で、書かない気だったんですが、書き逃げってやつですか?
もっかい、ミズくんとゆうかちゃん書きます。ちょっと自分のとつなげたいので。
らん様のとは、全然比べ物になりませんけど、出会いだけなので、ちょっと
戻ります。
だだっ広い轟邸の庭で、クールなミズくん見回り中。
セキュリティは万全ですが、たまに行方不明者が出たりするので、
こまめに見張らないといけません。
この間も、タニちゃんが遊びで掘った落とし穴に、放牧中の乳牛とキムちゃんが
ハマッてえらいことになりました。
たかが落とし穴に5mも掘るのはやめましょう。
木々の間をぬって歩いていく人影に気づき、ミズくん目を凝らします。
ひっそりと散策しているのはゆうかちゃんとレオン君、レオン君がいれば
妙な輩がいても大丈夫そうです。
口数の極端に少ないゆうかちゃん、なまじ顔立ちがはっきりしていて
きつめにみえるせいか、どこにいても孤立していて、かつ目立ちません。
気にはなるけど近寄りがたい、そんな雰囲気のゆうかちゃんですが、
気になるからには近寄らねば話にならぬ、多方面のエキスパートミズくん。
気配を絶って近づいてみると、意外にもゆうかちゃん、笑いながら
レオン君とじゃれています。
(なんだあいつ、あんな顔できるのか)
自分よりはるかにデカいレオン君にじゃれつかれながら、ゆうかちゃんは
楽しそう。
思わず一歩踏み出したミズくん、足元の小枝をばきり。
振り向いたゆうかちゃん、ミズくんを認めるや何も言わずに駆け出します。
遊ぶの?と大喜びのレオン君も後からダッシュ。
「おい!ちょっと待てよ!」
なんで人の顔見て逃げんだ、とムカついたミズくん、追っかけます。
全力疾走で追っかけること数分後、やっとのことでゆうかちゃんをつかまえて、
勢いでそのまま地面に二人してへたり込み。
息を整えないと話もできず、ミズくん酸欠になりながら同じく肩で息をする
ゆうかちゃんの顔をながめます。
あまり表情を変えることのないゆうかちゃんですが、全力で走って
頬は紅潮、語らない口もちょっと半開きで荒い息。
あ、なんだか、けっこうくるかも。
「おまえ……なんで逃げんだよ」
まだ息が整わないゆうかちゃん、ふるふると首を横に振ります。
「逃げてないって…逃げてんじゃん」
しっかりとつかまえた手首を見せると、ゆうかちゃん振り放そうとします。
そういうことをされると、かえってかまいたくなるのが性ってもののミズくん、
手首ごとぐいと引き寄せて、ゆうかちゃんを抱きしめてしまいます。
野生の動物のように驚いて、身をよじって逃げようとするゆうかちゃんが
かえって刺激的で、ミズくん思わず唇を奪います。
「……っ……!」
とたんに硬直して動かなくなったのをいいことに、角度を変えて長いキス。
思う存分口内を味わって唇を離すと、ゆうかちゃん腰砕けになって動けない
ようです。
「逃げないのか?」
わざと耳元でささやくと、ゆうかちゃんは黙って俯きます。
ゆうかちゃんが何を考えてるのかはわかりませんが、ミズくんの考えて
いることは一つです。
「逃げないなら、俺が貰うからな」
そう言うや体の下に腕を差し入れ、ゆうかちゃんをひょいと抱き上げます。
いきなりの浮遊感に、反射的にミズくんにしがみついてしまったゆうかちゃん、
面白そうに笑われて、頬にさらに血が上ります。
「おまえ、可愛いのな。どんな声出すのか楽しみだ」
そう言ってミズくん、ゆうかちゃんをしっかり抱いて雑木林の奥へ。
そこには『お休み処・小とりあのん宮』という名のあずまやがあるのです。
そこでかれこれ一晩中、ミズくんはゆうかちゃんの声を聞くことに。
でもって一夜明けた次の朝、ずっとそばで見ていて興奮したレオン君が
温水プールに飛び込んで溺れ、ゆうかちゃんが助けに飛び込む例の事件に
なるのでした。
もう書きませんので、許してください。
千件突破、おめでとうございます。
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>Zさま No: 1008
投稿者:836番 02/01/08 Tue 16:57:16
そのまま! そのまま!!
立ち去らないで、いてくださいませんか~~??
便乗大歓迎です。その勢いでこのままどうぞ。
そういうわたしの↓は、あおさまに続けさせて戴きました。
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久々?リカタニ 前編 No: 1007
投稿者:ベン 02/01/08 Tue 16:19:14
>836番様。「すごい指使い」の歩くセクシーダイナマイト状態って~
リカさんもの凄いことになってますね。さすがです。
>ごんた様。かぶっても何でも書いて下さいませ。色んな結末が楽しめるのも
此処の醍醐味ですし、ごんた様のワタタニ好きでございます。
>管理人さまのお好きなワタリカになるか分かりませんが、またぼちぼち考え
てみます。
今日はリカタニです。
・・・
「リカさんお帰りっ!!」
タニはいつも通りドアまですっ飛んできてリカを迎えた。部屋にはかすかだが
葉巻の甘い香りがした。
「ん・・・タニ、お前吸うのか?」
「あ・・・うん・・・。」
タニはポッと頬を赤らめてうつむいた。
「俺もかっこいい極道を目指すことにしたんだ。リカさんみたいに自分だけの
こだわりを持ってね。」
ニッコリ顔を上げたタニはやっぱり太陽の子タニだ。リカはその前髪を可愛く
てしょうがないといった様子でくしゃくしゃにした。
自分の言ったことに照れくさくなってタニはあわてて続けた。
「今夜はリカさんの好きな物ばかり用意したんだよ。ワインもね。昨夜は
疲れただろうから。」
ウインクをするとタニはワインの栓を抜きにかかり、リカは上着とネクタイだ
けはずし、シャツの胸を全開にするとテーブルに着いた。
「どれ、かしてみろ。ワインは俺がやっとくよ。」
コルクと格闘しているタニの手から瓶を取ると、リカはあざやかな指使いで簡
単にコルクを抜きその香りを楽しんだ。
「ロートシルトの83年か。悪くないな。」
リカが二人のグラスにワインを注ぎ、その色と馥郁たる香りを十分に堪能した
頃タニも席に着いた。
「タニ、お前ほんとうに男前になったなあ~。」
リカは、廊下で手ぐすね引いて待ちかまえている野郎どもを思い出していた。
『確かにこの成長ぶりには、タニに何かが起こったとしか思えねよな。』
だが美味しいワインと、とびきりの料理を口に運ぶうちに、そんなことはもう
どうでも良くなってきていた。
食後のコーヒーの後、珍しく暖炉の前でゆっくりとコニャックをたしなむ時間
があった。いつもはデザートの前にベットに雪崩込んでいるのに・・・。
二人で琥珀色のグラスを傾けていると幸せすぎて、逆に話がはずまない。
「あ・・・っと、タニ。」
「なに?リカさん。」
「・・・・・・・」
やっぱり話なんかはずむわけがない。
リカはコニャックを口に含むと吸い寄せられるようにタニの唇を覆い、熱く灼
ける液体を流し込んだ。タニはうっとりとそれを全部飲み干した。アルコール
の刺激とリカの口づけにタニの目はもう潤んでいる。
「タニ・・・今夜はお前が欲しい。」
「うん。抱いて・・・リカさん。」
・・・
後編に続く
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便乗 No: 1006
投稿者:Z 02/01/08 Tue 16:18:35
今日も一仕事終え、昼食を食べに食堂へ集まる洗濯物班、繕い物班の面々。
今日の昼食のメニューはホワイトシチューだ。
運ばれて来た途端、皆が待ってましたとばかりにがっつく中、
タニだけは目の前のシチューに手をつけず、なにやら難しい顔をしている。
(今度はなんなんだ?)
そんなタニの様子に気付き、周りの皆はちょっとの心配と多大な好奇心の目でタニを見つめた。
「なんで・・・」
タニはそんな視線にも気付かずに話し出す。
(なんで・・・?)
「なんでりかさん、あんな目にあってるんだろう」
(あんな目って・・・あぁ、あのことか・・)
今一番旬なりかの噂も、タニの耳に入れると危険(タニがキレる危険・もうりかに挑戦出来なくなる危険)だと、タニには一切秘密にされていた。
「なんでか知ってる?」
タニは大きな瞳で皆を見つめた。
あの噂をタニに教えていいのかどうか・・・
しかし、タニの真っ直ぐで澄んだ瞳に見つめられると、何故か嘘をつく事に胸が痛む。
「ねー、知ってるの??」
タニの不安げな顔に、皆どうしていいかわからずおたおたとお互いの顔を見合うばかりである。
「ワタシ知ってまーす」
その時、食堂の入り口からお盆を持ってちー坊が入ってきた。
「ちー坊知ってるの?教えて!!」
「リカさんの噂のコトですよネー」
「りかさんの噂?」
りかの噂などここ最近聞いたことのないタニは、不思議そうに首を傾げた。
「ハイ リカさんを落とすとツヨくなれるそーでーす」
「りかさんを・・・落とす・・?」
(あーあ 言っちゃったー)
あーあー なんて思うものの、ここにいる面々は、もう既にりかのすごいキスやら指使いやらを経験済みの為、
まぁどっちでもいーよ的な感じである。
「ハーイ オトせなくてもリカさんのスゴイキス受けられるからオイシーってみんな言ってまーす」
「なんだよそれーーー!!」
タニは真っ赤な顔して立ち上がり、ちー坊の肩を両手で掴んだ。
「ってことは、みんなりかさんの体を狙ってるってこと!?」
「そーですネー ここの人タチはみんな野獣でーす」
みんな 野獣
その言葉に、タニはこーしちゃいられないと、一目散に食堂を飛び出していった。
それからというもの、タニは自分の仕事もそっちのけで、片時もりかの傍から離れないようになった。
りかが仕事の時には部屋の前で仁王立ちで目を光らせ、移動する時には手に金属バッドを持ってりかの後を着いて行く。
それ以来、タニはおいしい思いをせずしてその志を断たれた野郎どもからこんな風に呼ばれるようになった。
「金魚のフン」
すいません、便乗しちゃいました。
失礼しましたー
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りか(+タニ)vol.2 No: 1004
投稿者:836番 02/01/08 Tue 14:32:14
ある日、その日5人目の挑戦者をすごいキスとすごい指使いで倒した後、
「おい、タニには言うなよ」と、
いつもの捨てぜりふを吐いて立ち去ろうとすると
廊下の角になんと、タニが立っていた。
「タ、タニ! おまえ、いつからそこに?」
「え、あの…ちょっと前から…」
(……見られてたか…)
タニに怒られるかと思って身構えたりかだが、そうでもなさそうだ。
タニはといえば、心底びっくりした、という顔をしている。
「タニ?」
「え、あ…」
「どうした?」
「…りかさん……この人たちに、……何したの?」
(なんか、いま俺……すごいもの見たような気がするんだけど…)
りかが5人に襲いかかられてからの数分間をずっと見ていたタニは、
りかが本気全開で男達を骨抜きにするのを目撃してしまった。
それは、タニと部屋で過ごすりかとはまた違う、
別の生き物のような妖しさだった。助けに入ろうも何もない、
声さえかけられないような凄みだ。
「あっ!しょーがねーだろーー!?
こいつらにいちいち犯られてるわけにはいかねーだろうが。
ちょっとくらいキスしたり、………(聞き取れない)…くらい
別にいいだろう?」
タニは魂を抜かれて転がっている男達を見た。
(……ちょっと? これで??……<絶句>…)
りかはタニが別に怒ってないらしいので、安心した。
近づくと、にやっと笑ってタニの顎を取り
「おまえになら、いつでも犯られてやるけどな」といって唇を合わせた。
さっきと同じ人とは思えない、甘く優しいキスだ。
「じゃあ、俺、ずいぶん時間とっちまってるから、行くわ。
タニ、あとでな」
りかは上機嫌で歩き出した。
しかし、数歩行ってから、思い直したように戻って来た。
「タニ、ちょっとおまえ、やっぱり一緒に来い」
「え?」
「おまえが一緒なら、さすがに野郎ども手出ししてこねえだろう。
今日は急いでるンだ」
(今日は…って、……りかさん、何日この状態で……<絶句>…)
タニはのろのろとりかの後をついて行ったが
なんとはなしに、三歩さがってしまう。
りかの背中を見ながら
(なんか…俺、ちょっと………
まだまだ、りかさんの手の上にいるってことなのかも…)とか思っていた。
さらに、その去っていくふたりを
りかに魂を抜かれた男達がぼーっと見ている。
そして、
(あの人のキスを受けて平気で立って歩いていられるなんて
タニ、おまえって奴は………)とかなんとか、思っているのであった。
+++++++++++
レスくださった方々、ご挨拶くださった方々
お返事が溜まりにたまってしまったようで、一括でお礼させて下さい。
どうもありがとうございました。
0番様、ちゅっ(<あ、えこひいきっ(^^ゞ)
管理人さま、昨日はびっくりしましたが
もちなおして良かったです。お世話になってます。
当時わたしもタニを数回エステに行かせましたっけねえ…(^^ゞ
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りか(+タニ)vol.1 No: 1003 BR>
投稿者:836番 02/01/08 Tue 14:28:25
「りかさんを落とすと、強く頼もしくなれるらしい」
という変な噂がたってからというもの、
りかが邸内を三歩あるくと暴漢(?)にあたる、という
高確率状態が続いている。
歩く端から二人がかり、四人がかり、時には十人がかりで
猥褻行為に及ぼうとする輩を、あの手この手で振り切って進むのだ。
300メートル先まで永遠に辿りつかないのではないかと思うこともある。
もちろん、次々と襲いかかる男どもを、ばったばったとなぎ倒すには、
時にはすごいキスだけでは済まないこともある。
この際使われるのは「すごい指使い」と呼ばれるもの……らしい。
詳細は不明。
すぐに邸内では「りかさんに勝てばすごくなれる」という噂に、
「たとえ負けてもすごくおいしい」という噂が加わり、
挑戦者は後をたたない。りかも持てる力をほぼ全開にしているので、
自然と妖しいムードを立ちのぼらせて、
もはや歩くセクシーダイナマイト状態だ。
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いやー 1000越しましたよ No: 1001
投稿者:ワタリカ欠乏症の管理人 02/01/08 Tue 11:01:27
おはようございます。
皆様のおかげで1000越しましたー!
ありがとうございます。
昨日のサーバーダウンも私に堪えました。皆様も此処の依存症になってるのかしら??
これも皆様のおかげですのでこれからも宜しくお願いします。
また 違う掲示板も新設します。
さてさて 管理人 わたりか愛好会なので只今欠乏症です。
タニが野獣なので なんだか 最初と違うぞ状態で・・・
最初 わたりかがやってしまった(爆)ドキドキ感をまた味わいたいので(爆笑)どうぞ皆様 わたりか書いてーーーー!!