おさちゃんと壮くん 気になります No: 1000
投稿者:すみれ 02/01/08 Tue 07:53:36
ショーコさん、いつも楽しみにしてます。
あさおさもいいですけれど、おさちゃんを思う壮くんの姿が
いじらしい。
おさちゃんのはかない色気もいいですね。
つづき、すごく期待してます。
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リカタニ番外 No: 999 <
投稿者:R 02/01/08 Tue 06:20:58
サーバーダウンかという恐怖に、心残り無いよう(?)のこのこ出てきてしまいました。
べン様、ごんた様、とても素敵にタニリカまとめて下さっており、流石です~。
あお様も(それこそ、私が言うことではないですが)少しも早く書いてくださいませ。
ガイズですっかりこの二人が頭回りっぱなし・・・・・
妙にメロウですみません。
§§§§
リカが一日の仕事を終え、車を降りた。
明日の仕事の段取りを考えながら、ゆっくりと歩を進める。
勝手口の階段に腰掛けるタニが目に入る。
真っ白のギャルソンエプロンにシャツを腕まくりして、珍しく考え込んでいる。
頬杖をつく横顔に、傾く日差しが陰をつける。
ぼんやりため息をついた髪に、長い指が絡みつく。
「あ、リカさん、早かったね。」
「ん、今日は早く終わったんだ、仕事始めだからな。」
リカの細い手首の赤い疵に目が止まり、またため息をつく。
「どした、あ、ヒゲ剃っちまったのか。」
「やっぱ、まだ、似合わないかな、って。」
口を尖らす顔はやっぱり可愛くて、並んで腰を下ろした。
「今日はメシの手伝いか?」
「うん、あんまり忙しそうだから手伝おうと思ったんだけど。」
夕日を眺めたまま、のろのろとタニが呟く。
「だけど?」
「なんかさ、張り切り過ぎちゃったみたいで、皿は割るわ、砂糖と塩間違えるわで。
お願いだから、気持ちだけにしてくれ、って皆に言泣かれちゃってさあ。」
又、疵に目を留めて、大きくため息をつく。
「そりゃそうだな。」
目を細めるリカに顔が向く。
「でもさ、俺っていっつもそうじゃん。」
思いの外神妙な顔付きに、つい覗きこんでしまった。
「張り切れば張り切る程、やり過ぎちゃうんだよね。」
「例えば?」
半分分っていることを、聞いてやる。
「これとか・・・」
リカの手首を取って、赤い筋を見つめる。
「半人前の癖に何やってんだか、ってカンジ。
本当にリカさんの事、大好きなんだけど、好き過ぎてダメなんだね。」
大きな瞳をこちらに向ける。
「好き、なんだろ。」
思いっ切り、頷く。
「じゃあ、いいじゃんか。」
肩を抱き寄せると、暖かい体温が流れ込む。
「まだまだ、やろうぜ。
突っ走るお前も、かっこいいからさ、俺には。」
頬をくすぐり、髪が小さく頷いた。
少し赤くなった目を覗きこみながら、優しく口付ける。
「俺さ、ホントにリカさん素敵でカッコ良くて憧れてて・・・・
でも、時々可愛いとか思っちゃったりもするからさ、つい。」
唇が離れた途端、堰を切ったように言葉が出る。
大真面目な顔に、噴き出してしまう。
風が強くなってきた。
二人でコートを掛け、日が落ちるまで座っていよう。
§§§
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いきなりバリ編18 No: 998
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/08 Tue 01:14:23
「ところで、コム、不気味じゃない、かわいい熊ちゃんと散歩に行ったんじゃなかったけ?
どうしてワタルといっしょなの?」
「浜辺であったんだよね」
「ああ」
二人の様子をしみじみ眺めるブン…
「ねぇー、一つ聞いても良い…どうして二人して砂だらけなの?」
ブンはニヤリ笑いながら聞いた
「あ…」
二人顔を合わせて口篭もる…
「ね、僕お腹が空いちゃっただけど…、なんでもいいから、シャワーでも浴びてきたら…」
「あ…ワタルさん先に使っていいよ」
「コムこそ先に…」
譲りあっている二人をみかねたブンが
「二人でいっしょに使ったら?」
ブンの言葉にまた顔を見合わせ照れる二人…
「あのな…シャワールーム、1階と2階、二つあるんだが…」
ずんこが一言呟いた…
「じゃ、僕2階の使うね…」
コムはすばやく2階へと向かった
ワタルがシャワールームに向かおうとすると
「ワタル…後で話がある…」
と言った、ずんこの顔には先ほどまでの笑顔は消えていた。
二人がリビングから出て行くのを確認したかのようにブンが
「ね、ずんこ、今日さー、マヤちゃん貸してくれない?」
「どうしたんだ?」
「ワタル、着の身着のままだったからさ、ワタルと買い物行こうと思ってさー」
「いいけど、どうせワタルを荷物持ちにでもさせるんだろ」
「だって、昨日、ずんこ本当に何も持ってくれないだもん!」
「持ったら最後、止めど無く買うだろ」
「見抜かれてたか…」
「ま、いいけど、案内なら、俺が行ってやるぞ」
「ずんこはいいよ、それにさー今日がコムと二人きりで過ごす、最後の日かもしれなよ」
ブンは意味ありげに笑う…
「お前、何か企んでないか?」
「人聞き悪いなー、どうして僕が親切にするとさー、皆してそう言うだよー」
「ま、日頃の行いだが悪いからだろう…」
ずんこの言葉に悔しいが、否定しきれないブンだった。
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隠しておりましたが、実はまだ去年の12月26日なんですよね
この話の設定…
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わー、ごめんなさい! No: 997
投稿者:ごんた 02/01/08 Tue 01:13:22
>ベンさま
思いっきりかぶせちゃいました。
↓の私のはベンさまのVOL.2の続き番外編ってことで、
(このあとは続かないの。恥)
平にご容赦を~!!
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いきなりバリ編17 No: 996
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/08 Tue 01:12:14
「パォン!パォン!」
玄関から、熊の鳴き声がする。
「コム、散歩から戻ってきたのかな…」
ずんこは、立ち上がり、玄関のドアを開けた。
そこには、熊の姿しかなかった。熊はずんこをすり抜そのまま、ブンに飛びついた。
「何だよ…この犬…昨日から…僕に何か恨みあるの…」
「そうじゃないよ、ブンのことが気にったみたいだ」
「僕、こんの不細工な犬の好かれても嬉しくないーーー、だいたいずんこ趣味悪すぎーーー」
「そうか、見慣れれば、かわいいぞ」
熊はしばし、ブンにじゃれてたかと思ったら、そのままキッチンの方に向かった。
「うわー、やっと離れた…、ね、コムってあの趣味悪い犬と散歩に行ったんじゃなかったけ?」
「趣味悪い犬じゃない、熊だ。名前ぐらい覚えろ…」
「なんだっていいじゃん」
「良くない!」
「たかが犬の名前でそんなにムキになることないじゃないかー」
「俺にはただの犬じゃない、かわいいペットだ」
「どこが…ずんこ、絶対、趣味悪すぎーーー」
「ブン、これ以上、熊の悪口言うと、追い出すぞ」
「ひどーい、ずんこは、僕とあの不気味な犬、どっちが大事なの?」
「不気味…、熊に決まってる…」
「ずんこなんか嫌いーーー」
「嫌いでいいーー」
「ね、二人して何喧嘩してるの?」
コムがちょとんとして、二人の側に立っていた。その隣にはワタルも居た。
「お帰り、コム、だってさーーずんこの馬鹿が、僕よりあの不気味な犬の方が
大事だって言うだよ、ひどいと思わない…」
「だから、熊だ。」
「わかったよ、かわいい熊ちゃんね」
「わかればいい」
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いきなりバリ編16 No: 995
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/08 Tue 01:11:28
「パォン!パォン!」
熊がワタルに突進きてきた。
巨体犬の体当たりに、いささかのワタルもバランスを崩し後ろに倒れてしまった。
「なんだよ、この犬は…」
「ワタルさん大丈夫?」
コムはクスっと笑いながら、ワタルに手を差し伸べた。
ワタルはそのままコムの手を強く引っ張り、抱き寄せた。
「コム…日本に戻ってきて欲しい…」
「え?」
「ずっと、側に居て欲しい…」
「ワタルさん…」
「コム…」
「僕もずっと、ワタルさんの側に居たかった…こうして抱きしめられたかった。」
コムを抱きしめる腕に自然と力が入った。
「な、コム…いっしょに日本に帰る前に、やらないといけない事がある…」
「え?」
コムは少し身体を浮かせ、ワタルの顔を見た。
「ずんこさんと話をつけないと…、コムもそうだろ?」
「そうだね…僕もちゃんとしなくちゃね…」
「それまでは…お預けか…」
「え?おあず…やだな…」
コムは少し照れる…
「ね、ワタルさん、キスぐらなら、いいでしょ?」
コムはワタルの唇に軽く唇をつけた。
「そうだな…」
ワタルはコムの上になり、今度はワタルから、コムの唇に自分の唇を重ね
深い深い口付けをした。
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ワタタニ? No: 994
投稿者:ごんた 02/01/08 Tue 01:08:22
腹ペコくららの愛らしさと反して、ハードさを増すリカタニ&ワタリカ。
くららってこんな人達に飼われてるのに高貴なんですよね、お言葉が(笑)
で、ベンさまの続きです。
ワタルはタニにリカを奪われて呆然と歩いていた。
とても、コムが待つ部屋には帰れない。
屋敷を出て、青い月が美しく輝く川べりに佇んだワタル。
「リカすまねぇ、あんな目に遭わせちまった。あんな風にするつもりじゃ
無かったんだ。でも、俺、どうしようもなくタニに嫉妬しちまったぁ・・・。」
堪えていた悔しさと後悔が熱い涙となって、こぼれ落ちた。
「もう、リカは俺と会ってくれないだろう・・・。」
不埒な間柄ではあったが、一方でかけがえの無い友情をはぐくんだダチ公。
憎まれ口を叩きながらも、暖かく甘えるような瞳でいたずらっぽく俺を見つめたリカ。
俺の腕の中で猫のように気まぐれにじゃれ、時におののくような目をして甘い予感に震えていた。
とめどなく流れる涙。月が歪む。
タニよ、どうか、もうリカを自由にしてやってくれ。
あれは、俺の知ってるリカじゃねえんだ!
言い訳がましいかもしれん。でも、どうにも俺には耐えられなかったんだ。
あいつは、何物にも縛られない奴。
そう、タニにも俺にも、トドさんにも、・・・世界中の誰にも・・・だ。
タニはリカの死んだような姿を見つめていた。
ワタルとタニに暴虐の限りを尽くされ、躯のように横たわる姿。
タニは満足したように、ため息をついた。
「これで、やっとリカさんを俺のモノに出来た・・・。」
ふと、リカを運んできたワタルを思い出すタニ。
ワタルさん、目が真っ赤だった。俺が殴る直前のワタルさんの目ときたら・・・。
俺に対する憎しみに燃えていた?いや、違う。あれは、哀しみだった。
哀しみ・・・。
ワタルさんが、リカさんをあんな目に遭わせたのは、もしかして俺のせい?
いや、ワタルさんだってリカさんに散々なことをしてきたじゃないか!
あの、写真。ワタルさんの部屋で見つけたリカさんの惨い姿。
あいつに俺を責める権利なんて無い!
でも・・・。タニは思い出した。リカがワタルを、ワタルがリカを命を賭して互いを守りあったことを。
俺は?俺はどうなんだ?
初めの頃こそリカさんに酷い目にあったけど、それから心が通いあって、リカさんは優しく暖かく俺を愛してくれた。
辛いこともあったけど、いつだってリカさんは俺を一番に愛してくれた。
俺が冬の池に落ちてヤバかった時だって、リカさんが必死に俺を暖めてくれた。
じゃあ、俺はリカさんに何をしてあげたんだ?
リカさんの側にいてあげたって?・・・そんなことじゃないんだ!
ワタルさんとリカさんの関係は、培った年月があるから深い絆があるからこその戯れなんじゃないのか?
タニはハッとしてもう一度リカの姿を見つめた。
違う!違う!こんなのリカさんじゃないよ!
俺は、何てことしちまったんだ!
ガクガクと全身が震え出す。何てこと・・・何てことを!
タニは半狂乱になりながら、血まみれのリカを毛布で包むと抱きかかえドクターの
元に走った。
「リカさん、ごめんよ、俺。」はだけたリカの胸の傷にタニの涙が落ちる。
「・・っつう。」傷に沁みたのかリカの意識がうっすらと戻った。
「リカさん!」
「タニよぉ・・・。どうでも、いいけど、もう少し優しくできねぇ、か?
いっくら、俺でも限度があらあな・・・。おまえ・・ワタルより・・
野獣だぜ・・。」
リカはうっすらと笑い、再び目を閉じた。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋 11 No: 993
投稿者:ショーコ 02/01/08 Tue 01:03:30
コムの後姿を優しい気持ちで見送る壮。
ドアが、内側からそうっと開く。
中から、柔らかい手が壮の肩に置かれる。
驚いて、壮が振りかえると、オサが立っていた。
「オサさん!起きて来て大丈夫なんですか?」
「平気。壮......来て。」
「オサさん?」
オサの柔らかい手が壮の手をひっぱる。
「どうしたんですか?」
「壮....痛い?」
オサのしなやかな指が、ワタルに殴られた壮の頬をなでる。
「だ、大丈夫です。これぐらいたいした事ありませんから」
「.....可哀想に......」
オサが、壮の顔を両手で包むと、殴られて赤くなっている頬にくちづける。
「オ、オサさん!」
驚いている壮の唇にオサの唇が柔らかく重なる。
「お礼.....抱いて、壮。」
「お、お礼だなんて、俺....ダメです」
なぜか体が小さく震え出して、止まらない壮。
「ううん。壮、優しいから.....うれしかった。」
「オサさん........」
オサの唇が、もう一度壮の唇を求める。
捜し求めていた物にやっと出会えたとでもいう様に、
壮の唇が、強くそれに応える。
堰を切って流れ出した水を留めることが出来ないように
壮を止めることは、もう、壮自身にもできなかった。
壮は、オサを抱き上げると、ベッドへと運ぶ。
オサが小さなため息のような声をあげ、壮の胸に顔をうずめる。
オサのしなやかな手が壮を優しく導き、
壮の震える手が、オサのなめらかな肌を、おののきながら愛撫して行く。
オサの小さな喘ぎ声が、次第にたかまって行く.........
「ソ.....ウ.....、入って.....来て....」
壮の一瞬のためらい。
「壮......おねがい......」
戸惑う壮を、オサが静かに導き入れる。
力強く壮が押し入ってくる。
ア....サ....コ!
やがて、壮の肩にすがって耐えていたオサの指先に力が入り、
高まりの絶叫となって.......二人の時が果てた。
壮は、オサを胸に抱きながら、絶え間ない寂しさに襲われていた。
こんな、せつなさは、はじめてだった。
アサオサファンの皆様、壮君ファンの皆様。ごめんなさい。こんな展開で。
でも、もう少し続けさせてください。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋 10 No: 992
投稿者:ショーコ 02/01/08 Tue 00:55:59
コムは気を取りなおし、深呼吸して、大きくノックをすると
思いきり明るい声で
「オサちゃん、シーツ取替えに来たよ。」
「コ、コムさん」
壮が慌ててベッドの端から立ちあがる。
「わっ、お邪魔虫だった?」
「いえっ、そんな事......い、いまオサさんの薬を.....」
「
フフ。今日ドクターの所に行かなかったの?」
「今日は、ドクター、ふ、二日酔いで、休診だそうす。」
そっかぁ...。ねえ、壮君、オサちゃんをちょっとだけ、どこかへ
移動させてくれる?ベッドのシーツ取りかえるから。」
「は、はい。.......オサさん、良いですか?少し動きますよ。」
オサがコクンと頷いて、壮の首に手を廻す。
壮が抱きかかえて、ソファーにそっと下ろす。
その二人のタイミングが、二人の過ごしてきた時間をコムに感じさせた。
「コムさん........」
「うん?」
「今日本当は、ドクターに聞いて、良い様なら、
オサさんをアサコさんの所に連れて帰ろうかと......」
どうして!?」
「オサさん、帰りたいだろうから。」
「壮君は、」
それで良いの?と言う言葉をコムは飲み込む。
壮の顔に、いいわけない、と書いてあるから。
「でも、今日、休診で。伸びてしまったから、
オサさん、元気ないんです。」
無理に笑顔の壮。
「そう。....また、なあんにも食べてないの?」
「はい。」
「オサちゃん。ちゃんと食べて、元気出さないと、
ケロ先生だってOK出してくれないよ。」
「だって、食べられないから.......」
「そんなこといってると、僕が口移しで食べさせちゃうよ。」
「ウフ...、コムちゃんの口移しなら、食べても良いよ。」
しばらくぶりのオサの笑顔。
「もう、しょうがないなぁ。
壮君、口移しでもなんでも、無理やり食べさせちゃえ。」
「オ、オレ、そんな事.......」
「壮君に甘えてるだけなんだよ。オサちゃんは。」
「甘えてるなんて」
壮、少しうれしい。
「オサちゃん、純情青年、もてあそんじゃダメだよ。」
「もてあそんでなんかいない。」
しっとりと濡れたような瞳がコムをとらえる。
少しドキッとしてしまうコム。
「と、とにかく、ちゃんと食べて、早く元気になって.......」
それからどうすると言うのだ.........
コムは暗い思いを振り払うように、カバーを取り替えた枕を
パンパンと大きく叩いた。
仕事を終えたコムを、壮がドアの外まで見送る。
「コムさん。ありがとうございました。
オサさんの笑顔しばらくぶりで見ました。」
壮はうれしそうに笑うと、コムの頭についた羽根枕の羽根を
何気なくつまんで払った。
コムが、うれしそうに見上げる。
「壮!お前!」
ワタルの声がして、次の瞬間には、
壮が殴られて廊下の床にしりもちをついていた。
「ワタルさん!?」
「コム、お前この部屋で、何してたんだ?」
「何って?」
コムがあっけに取られている間に、ワタルは全身を怒りにして
さっさと行ってしまった。
「壮君、大丈夫?」
倒れている壮を抱き起こそうとするコム。
「コムさん、俺の事なんていいです。早くワタルさんを追いかけて。」
「なぜ?なんで怒ってるかぜんぜんわかんないよ。
いきなり壮君殴るし。」
「コムさん、どう考えたって、ワタルさん、誤解してますよ。
俺とコムさんのこと。」
「ええっ?またどうして....」
「どうしてって、ワタルさんの現れるタイミングから考えると、
そうなるんです。」
「ふうん.....じゃあ、とりあえず追いかけるね。」
コムさん、どうして自分の事となると、あんなに分からないのかなぁ。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋 9 No: 991
投稿者:ショーコ 02/01/08 Tue 00:48:08
管理人様、お帰りなさーい。良かった(^^)ここが再び見られるようになって。
今日一日、泣きそうでした(^^;)
お疲れのところ、管理,ありがとうございます。
0番様。良かった、皆が無事で(^^)。私、0番様が描く壮君大好きです。
その壮君にこんな事やあんな事させちゃう私って、やっぱりかなり罪深いです。
ちょっと自己嫌悪気味になっております。
ベン様、お帰りなさい。早速、ハードなリカタニ。ありがとうございました(^^)
華子様もお帰りなさい。トウコかしげとワタコム、楽しませていただきました。
凛とした、コムちゃん、よかった~~。
らん様。ゆうかちゃん、か~わ~いい!
でも、聞きに行く人、間違っちゃった?かな?
でも、このワタル君は良い感じで、ホッ。
HT様、不倫を明るく書けるなんて、うらやましいです。
どうして、私は明るく書けないのでしょうか?フ~~~。
と言うわけで(どんなわけや?)、今日は一気に行きます。相変わらず長いです。
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雨脚が早くなってきた。珍しく轟邸の外は雨。
「キム君、今日はお洗濯できないね。」
「はい.......。」
「ちょうど良いじゃない。いつも一生懸命なんだから、
今日は、休養日。」
コムの優しい笑顔。
キム、お洗濯が出来なくてイラついていたのが、少し癒された気分。
「そうですね。今日は、各部屋のリネンの点検をする事にします。」
と、どこまでも働き者。
「そうだ。僕、オサちゃんの部屋のシーツと枕カバー持って行かなきゃ。」
「僕が行きますよ。オサさん今日はドクターのところに行く日だから
居ないうちに、取り替えちゃいます。」
「ううん。行かせて。壮君の様子も心配だし。」
「壮君、この頃顔色冴えないです。」
「うん。.....ケロ先生が言ってた事、分かった気がする。
辛くなるだけだって...」
「いつも傍に居られるのにですか?」
「うん、傍にいるから余計辛いのかも.......」
コムはオサの部屋のドアをノックもせずに開けた。
二人ともドクターのところへ行っていて留守だと思ったから。
ハッとして、慌ててドアを閉めて、飛び出す。
ドアに持たれて、呼吸を整える。
ほんの瞬間だったのに、いけないものを見てしまったような気が.....
よく考えれば、どうってこともない光景。
ベッドの上に座ったオサが、浴衣の襟を大きく抜いて、
なめらかな背中を晒していた。
壮が、その背中に、薬を塗っていただけなのだ。
そうっと、宝物にでも触るように大切そうに薬を塗っていた。
本当に短い時間だったのに、コムはその時の壮の顔まで見てしまっていた。
切なげに苦しげに、何かを必死に絶えている横顔。
壮君.........
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ワタ・リカ・タニ Vol.4 No: 990
投稿者:ベン 02/01/08 Tue 00:36:32
ワタルが事務所に入ると、もうリカの姿があった。
ワタルの気配にリカもちらっと視線をあげた。
『よかった。リカの奴、意外に元気そうだな。』
安心して自分のデスクに向かおうとしたワタルにリカがニャッと笑いかけ、シ
ャツの襟元を少しゆるめた。その手首と、少しはだけた首筋にくっきりと浮か
ぶ赤い線が、離れて立つワタルにもはっきりと見えた。
「くっうっ。」
リカの奴、俺を挑発しようっていうのか、昨日の今日だぞ。やっぱりあいつの
考えてることはよう分からん。
ワタルはそのあとずっとリカのことが気になって仕事に集中できなかった。
とうのリカは涼しい顔をしてもくもくと仕事を片づけているようだ。
ワタルはどうにも落ち着かないままコムと食事でもしようと、時報とともに
待ちかねたように食堂に向かった。
リカも空腹を覚え席を立った。
「俺の体ってそんなにいいのかな・・・」
事務所の壁一面に貼られた鏡の前でリカはターンしたり、フッと笑いかけてみ
たりする。いつの間にか手に持ったソフト帽を被ると、ポーズをとった。
「う~~ん、今日もきまってる。いい男だ。モテモテなのもムリないかっ。」
リカは鏡の中の自分にウインクを送ると、踊るような足取りで食堂に向かった。
一応今回はこれで・・完・・です。
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ゆうかちゃんの悩み 5 No: 989
投稿者:らん 02/01/08 Tue 00:21:09
「ねった~ん。カフェオレいれて~~」
コムの陽気な声に振り向くねったん。
しかし、コムと一緒に入ってきたのが水君だと知るとちょっと水君をにらみます。
「水君どこにいってたのさ~繕いものたまってるよ~」
ちょっぴりやきもちまじりに愚痴るねったん。
でもコムちゃんの「ありがと~」のキスでご機嫌回復!
離れた一角で繕いものにとりかかる水君に近寄ったコムちゃん。
「ねえねえ、わたるさんとゆうかちゃんあれからどうなっただろうね?」
「さあ?」
「なんだかワクワクするね~」
「コムさんがワクワクしてどうするんですか・・・」
「えっ、だって、興味あるじゃん(笑)いつもと違う水君をみてるのも楽しいし
おとなしいゆうかちゃんが何をやってくれるのか楽しみじゃない~♪」
「だから痛いですって・・・つつかないで下さいよ、コムさん」
(どうやら、コムちゃん最近人の恋路が気になるご様子)
「あっゆうかちゃんが戻ってきたよ」
まったりとゆうかちゃんが食堂に戻ってきた。
「ね、ちゃんと報告してよ」
と小声で水に囁きコムちゃんはゆうかちゃんに近づいた。
「ゆうかちゃ~ん」
「あっコムさん、さっきはすいませんでした。」
消え入りそうな声だ。
「お話終わったの?」
「はぃ・・・・」
チラっと水君を盗みみるゆうかちゃん。
水君はしらんふり。
「あ。あの、わたるさんが牛乳もってきて欲しいっておっしゃってました」
「牛乳ね、わかった僕が持っていくよ♪」
らんらん♪しながら牛乳を持ってわたるの部屋に戻ってきたコムちゃん。
「は~い、牛乳だよ」
「なんだ?ご機嫌なお姫様だな」
「ねえ、僕にも野獣になって欲しい?」
牛乳が気管に入ってむせまくるワタルくん。
「おいっ・・・コ・・・コム・・・・・」
「ふふふふっ」
「オレには天使だけで十分だよ」
「わ・たるさん・・・」
いきなりコムを引き寄せ激しい口づけ。
かくして二人は甘いひと時を・・・・・・
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だから、ゆうかちゃんはどうなった?って石が飛んできそう・・・
ごめんなさい~~~、その続きは次に(^^ゞ
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レスのみ失礼 No: 988 <
投稿者:あや 02/01/08 Tue 00:14:01
パート1を熟読(^^;していたのでつい当時の設定を使いたくなってしまいます。
836様のオマージュ編も0番様のシリアス編としてかなり印象的で好きな場面だったのでなつかしかったです。
と言ってもたった2ヶ月前なんですよね。
いちご様・HT様 エステ確かタニちゃんも行ってましたよね。
ショーコ様・わんこ様 ユウヒくんたまに出演しても続きませんよね。
パート1ではユウヒくん結構活躍してたのにあの時のユウヒくん担当の方はココにはいらしてないのかなー?
らん様 水さんの登場シーンが増えてうれしいです。
皆様がちりばめていらっしゃるわかる人にはわかる、わからない人もそれなりに・・・のツボを探すのも楽しみです。
皆様どんどん腕を上げてるから勢いでアップした自分の読むとホント情けなくなりますね。
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ワタ・リカ・タニ Vol.3 No: 987 <
投稿者:ベン 02/01/08 Tue 00:13:44
は~0番さま面白かった~!!ゆうかちゃんのセリフが最高でした。
・・・
どれくらい眠ったのか。さすがにワタルとタニ、一晩に二人の野獣の相手じゃ
身がもたん。寝返りを打つだけで体がミシミシきしむ様だ。浅いまどろみの後
目を開けると目の前にタニの寝顔があった。
『こんなに可愛い顔して・・・やっぱりタニはタニなんだよな。こうして見る
とちっとも変わっていないのに・・・ん・・・?』
タニの口元にうっすらとひげが見える。
「くすっ。伸ばしてるのかな、こいつ。」
甘い雰囲気に、少し大人ッぽさが増したように見えたのはこのせいか・・・
リカは愛おしそうにそっとタニのひげに手を触れてみた。
「う・・・ん・・・」
くすぐったそうに口をもごもごさせた後、タニの重たい瞼が開いた。
寝顔をリカに見つめられていたのがわかると、タニの顔がパッと赤くなった。
伏せた睫毛がかすかに震えている。
「リカさん・・・ゴメン、痛かった?昨夜はちょっとやりすぎちゃった。
でも、リカさんが悪いんだよ。ワタルさんとはもうしな・・・」
リカの熱い口づけにタニは先を続けることができなかった。
「あ・・・ん・・・りかさん・・・・(やぱりすごいや・・・・)」
タニはうっとりと憧れの眼差しでリカを見つめた。
このあと二人がどうなったか・・・・
私にもわかりません・・・・・・・・・
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管理人様 No: 986 <
投稿者:ロム専8号 02/01/07 Mon 23:18:24
素早い対応ありがとうございました。
私も見られましたぁ。\(^O^)/
もうすぐ1000件ですね~。
でも、途中、削除されてるのも結構あるので、焦らなくてもよいかと思われます。
ロム専の私が言うのもなんですが。(^^ゞ
では、管理人様、ライターの皆様、これからもよろしくお願いします。
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ワタコムVSトウコ・かしげ③ No: 985
投稿者:華子 02/01/07 Mon 23:02:46
その様子を見ていたトウコが、かしげに駆け寄り腕を掴み
力強く自分に引き寄せた。
「ワタルさん、すいません。かしげ!いいかげんにしろ!」
かしげの大きな瞳からは、涙が溢れていた。
「かしげ、お前は俺だけじゃ不満なのか?」
優しくかしげの髪を掻き上げてやる。
「だって、、トウコが優しすぎるから、、悪いんだ。」
かしげは、甘えるように、泣きじゃくりながらトウコの首に抱きついてくる。
コムは、すっかり力が抜けて、ワタルの膝の上に座り込みながら
2人の様子を見ていた。
「すいません、先に失礼します。」
トウコは、かしげを庇う様に抱きしめながら食堂を出て行った。
厨房チームもホッと胸を撫で下ろします。
「コムさん、かっこ良かったー。美しいー横顔でしたー。」
チー坊は、またまた感激。
ねったんは、力なく仕事に取り掛かります。
他一同も口々に今の場面を楽しんで??いる様子。
そんな外野は、おかまいなしの2人がいます。ワタルとコム。
さっきからワタルの膝の上にチョコンと座ったままのコムに
「あのー、お姫様。このまま膝の上におられますと、
食事が出来ないんですが、、。」
後ろからコムの顔を覗き込み、まだ少し青みの残る頬にキスをする。
コムは、慌てて膝から飛び降りると、
「姫じゃない!!」
恥ずかしそうに、
そして、プーと頬を膨らませて怒る可愛い表情を見せながら
食堂を飛び出していってしまった。
食事をしないで出て行ってしまったコムを心配して
ねったんは、恐る恐るワタルに声を掛けた。
「ワタルさん、食事、どうしますか?」
「ああ、じゃ2人分、俺の部屋に運んでくれ。」
そういい残すと、少しニヤリとしながらワタルも食堂を出て行った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ああ、またこんな、詰まらないのを書いてしまいました。
もし、こんなくだらないものと、笑ってやってください。
ただの自己満足で書いてしまいましたので。
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レスだけです No: 984
投稿者:あお 02/01/07 Mon 22:34:48
ショーコ様、華子様、感想ありがとうございます、うれしい。
836番さんの作品って、いつもほのぼのしていて、いいな。
こんなのが書けるというのがうらやましいです。
そしてそして、ベン様が戻ってきてくれてうれしい。
私は、もう書かないで読み専門にと思っていたのですが、
それでも頭の中には妄想が繰り広げられるようです。
アデレイドキリやんとタニネイサンがラブラブというのを
聞くたびに、タニちゃんがキリやんのところへ帰っちゃうというのは
どうかなー(密かに、〇岡組が再結成されてたりして)と考えてしまいます
それをリカさんが単独取り返しに行くの
くわしい設定とか、なーんにも考えていないのですけど。
ラブラブな状態になった2人を見て、
何となく風を起こしたくなりました(笑)
もちろん、リカタニを書いてくださる人たちが、他のストーリーを
考えているのなら、それはそれで構わないです。
これは読み流してください。
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ワタコムVSトウコ・かしげ② No: 983
投稿者:華子 02/01/07 Mon 22:30:13
一方、かしげは、コムとトウコのさっきの様子に
まだ、気持ちが治まらずにいた。
かしげは、スッと立ち上がり歩き出す。
「かしげ、何処に行くんだ。」
トウコは、慌ててかしげの腕を掴む。
しかし、かしげは思い切り振りほどくと
「ほっといて、、」
ツカツカとワタル達のテーブルに近づく。
さっきのトウコとコムの様子に、かしげの眠っているキレた部分に
火を付けてしまったようだ。
かしげの瞳には、妖しい光が浮かんでいる。
またまた、厨房チームに緊張が走る。
『あー、今度こそ何かが起きる。あのかしげさんの様子では、、、』
厨房チーム一同、身動きが出来なくなってしまった。フリーズ状態。
かしげは、ワタルの傍らに立ち、細く白い指でスゥーとワタルの頬を撫でる。
「ワタル、たまには僕の事もかまってよ。
また、ワタルと楽しい事したいな。」
妖しく微笑みながら、ワタルに寄り掛かってくるかしげ
コムは、その様子を見て、真っ青になる。
そのまま、気を失ってしまうかに見えた。
コムは、勢いよく立ち上がると、ワタルとかしげの間に立ちはだかる。
青く透き通るほどの中に、凛とした表情で言う。
「かしげさん、ワタルさんは、もうあなたの所には、行かない。
だって、ワタルさんは、僕の傍にいる人だから。」
かしげを見据えたコムの表情は、美しかった。
かしげは、黙ったままコムを見詰めている。
「かしげ、そう言う事だ。俺のお姫様の機嫌を損ねたら困るよ。」
そう言いながら、コムを後ろからすっぽりと抱きしめていた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もう少し、続くんですが、良いでしょうか?
ベン様
タニくん、凄すぎます。いつの間にこんなに野獣になってしまったんでしょうか。
リカさんの様子も凄い!リカタニは、どうなてしまうのでしょか?楽しみ??
0番様
おもしろーーい。それぞれの会話で吹いてしまいました。ここでのゆうかちゃんの
キャラ、私は、好きです。
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見れるようになりました No: 982
投稿者:管理人 02/01/07 Mon 22:19:04
ロム専8号様
見れるようになりました。
すみません この前 変になったときに変えてそのままになってましたー
見れるようになってます。
あと 1000近いですが 1000以上になったとたん、きっと過去のものから消えるはずです。
私もとにかく101~200等のページ作らないといけませんね。
あー もう力なしです。
眠くて眠くて・・・ とにかく疲れてるので早く寝ます
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「愛のセレブレーション2001.5」しつこくてごめんなさい! No: 981
投稿者:0番 02/01/07 Mon 21:48:49
よかった~もうこれで終わってしまうのかと思いました~(号泣)
PCに関して全然素人なんで、これで強制的に終わってしまったら
もうどうにもできないと思って。
恐いから、とりあえずアドレスだけでも残しとこ・・・(役に立つか
わからないけど)
>わんこ様
なるべくキャラが立つようにと思って、かよこちゃんはああなりました^^
>ももんが様
私なんかの書いた「愛セレ」好きだと言っていただけてほんとに嬉しいです^^
>いちご様
大好きとまで言ってくださって、なんか、もったいないです(照)
>ショーコ様
大丈夫、私が書くとワタルくんはかわいそうになりません。
シリアス版だと怪しいけど……そっちはお願いします!(そっち?)
>らん様
あなたのゆうかちゃんは可愛いのに、私の方はちょっと・・・(泣)
ああなりました。
>華子様
この先は、こうです(笑)
目の前で繰り広げられる安物ドラマにめまいをおこすリカちゃんは、
これ以上長引いたら俺の繊細な神経が参ってしまう、と多大な勘違いを
しています。
しかし時間的に朝の食堂で妖しい空気がそう続くわけもなく、救いの主が登場。
「そいつはオレのだって何度言ったらわかるんだ?」
殺意十分で入ってきたまとぶん、なぜかコムちゃんをお姫様抱っこです。
その後ろからタニちゃんまでついてきて、わけのわからないスリーショット。
「人のもんに手を出す前に、自分の人形くらい面倒見ろ。
廊下の隅っこで足引きずってうずくまってる小動物拾う羽目になったじゃ
ねーか」
「だから俺がおんぶするって言ったのにー」
「腰痛いとか言ってゆっくり歩いてる奴にそんなことできるか」
「だってリカさんが『宴会の無礼講はベッドでも無礼講だ』とかなんとか
言って……」
「その先は言わなくていい」
なんでしょうまとぶん、両手に花?本人さして嬉しそうでもありませんが。
それぞれの相手が来たため、三組カップルが成立したところで、いかなる
ことにもあまり動じない(らしい)ゆうかちゃんが、日本茶とコーヒーと
紅茶と牛乳と麦茶を持ってやってきます。どれか当たると思ったのでしょう。
山盛りのお盆を置いて静かに去るゆうかちゃんを見送ってリカちゃん、
「あいつ、しゃべれんのか?一回も声聞いたことないぞ」
「俺、ある!」
元気よくタニちゃん、手を上げます。
「ちゃんとしゃべってるよ。よくミズさんの部屋から『いやっ』とか
『許して』とか聞こえてるから」
牛乳が気管に入ってむせまくるワタルくんとリカちゃん。真っ赤になる
コムちゃん。
よかったねえと妙なコメントをするかよこちゃんにうなずくまとぶん。
「タニ……おまえ、そんなの聞いてんのか……?」
年末忙しくて会わなかったあたりの結果に、リカちゃん脱力です。
「えー、そんなのばっかりじゃないよ。
ちゃんと『やめないで』とか、『もっと』とかも言ってたよ」
呼吸困難になるワタルくんとリカちゃん。顔面トマトのコムちゃん。
愛だねえとコメントするかよこちゃんにうなずくまとぶん。
ついでに厨房では、
「ゆゆゆゆうかちゃん、早まるな!」「タニさんは天然なんです、許して
あげてくださいっ」「日本刀で切腹なんて無茶です~っ」
……かなり気の毒な状況になっているようです。
悪気はまるでないタニちゃん、そう言えば、と話題を変えます。
「二人とも新年会に来なかったね。何してたの?」
「姫始めに決まってんだろ」
まとぶん即答。ワタルくん、もはやこれまでとコムちゃん抱えて洗面所へ。
「姫始め……ってなに?リカさん」
不運にも逃げるタイミングを逃したリカちゃん、あの世の入り口を見ています。
「後でゆっくり説明してもらえ。オレちょっと編集しないと……」
何やら不用意な発言をしたまとぶんに、かよこちゃん怪訝そうな顔。
「編集?おまえ、まさか昨日も撮ったんじゃ……」
「撮ったんですか?!」「ダビングしてくださいっ!!」
いきなり厨房から躍り出してくる壮くんとキムちゃん、若さの勝利です。(?)
「そんなの、聞いてないぞ」
「撮ってないって。あんなのあれ一回で十分だろ」
「あたりまえだ」
ものすごく恥ずかしかったんだからな、とつぶやくかよこちゃんはやっぱり
心臓わしづかみのキュートさです。
撮っていると言えば、その恥ずかしがりっぷりが倍増、征服欲も倍増、では
ありますが。
何も知らずに、大胆にあんなことやこんなことをしちゃったりさせちゃったり
したあの夜を永久保存したいのが男のロマン。
今度のは絶対他人には見せない、あの一番星に誓って!と、朝から時間帯を
間違うまとぶんなのでした。
うちの○○が、とか書くのは気が引けるのですが、あきらかに私の書く壮くんは
能天気すぎです(泣)
皆さんみたいなせつないお話、書きたいなあ……
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管理人様 No: 980
投稿者:ロム専8号 02/01/07 Mon 21:20:28
あのぉ、過去ログ1~100がどうしても開きません。
私だけでしょうか?(T.T)
御確認お願い致します。
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ワタコムVSトウコ・かしげ① No: 979
投稿者:華子 02/01/07 Mon 21:03:59
思いつくままに、書いてみました。でも、登場人物が多くなると、どんな展開だったか、自分でもメチャメチャ。
(頭が無いのでー!)かなり支離滅裂ですが、新年の戯言?(新年明けてかなり経つのに、、)という事で、
私のわがままで書かせていただきます。
**************************
トウコとかしげは、少し遅い朝を迎えていた。
「ねぇートウコ。今日の朝食は、食堂に行こう。」綺麗な笑顔で言った。
「えっ、俺なんか行っていいのか?」
「良いに決まってるじゃないか!トウコは、もうここの住人なんだから。」
甘えながらトウコに寄り添うかしげ。
「そうだな、じゃ行くか。」
まだ、迷いながらもかしげの笑顔に負けてしまう。
トウコの不安は、万一コムと顔を合わせたら、、そんな不安が、あった。
“もう、吹っ切れたはず。俺には、かしげがいる。”
と、思う心の隅でやはりコムの事は、眠っている。
2人は、仲良く腕を組んで食堂に現れた。
一瞬、厨房チームの面々に緊張が走った。
しかし、かしげの様子に一同は、ホッとする。
入り口で、そっとトウコのシャツの襟を直すかしげの様子が見られたから。
「本当にお2人は、ラブラブなんですねー。」と、ねったんはのんびりと言う。
「かしげさんのあの様子、いいですねぇー。美しーいでーす。」
チー坊は、なんにでも感激するらしい。
厨房チームの見守る中、トウコとかしげは奥のテーブルに付いた。
「ねったん、2人分ね。」ねったんにニッコリと微笑みかける。
ねったんは、あまりにも美しい微笑みに返事も出来ずに、戻ってきた。
そこに今度は、ワタルに肩を抱かれ、ワタルを見上げて天使の微笑を浮かべた
コムが入ってきた。
「こちらのお2人も、ラブラブなんですね。」ねったんは、急に不機嫌。
「オー、コムさんのあの笑顔、たまらないでーす。」チー坊は、またまた感激。
ワタルに連れられ、かしげ達とは反対奥のテーブルに付こうとした時、
コムは、トウコに気が付いた。
「トウコ!おはよう。久しぶり!!元気?」
コムは、満面の笑みを浮かべトウコに走り寄った。
ワタルの表情が曇った。かしげの表情も曇った。
厨房チームは、この様子に物凄い緊張が走った。
『う、、これはまずい!ただでは済まないぞ.』
と、一同、固唾を飲んで見守る。
コムは、全く周りの様子など気にせず、無邪気にトウコに話しかける。
「ああ、コム、久しぶり。お前は元気そうだな。
ワタルさんと仲良くやってるか?」
トウコは、優しく暖かい眼差しでコムに答えた。
「うん、ワタルさん、、優しくしてくれるよ。トウコは、?」
「ああ、こいつと仲良くやってるよ。それにここは住み心地いいし。」
チラッとかしげを見る。
かしげは、トウコとコムの様子を射るような瞳で見詰めている。
「あんまり、会えないね。」コムが、ポツンと言う。
「そうだな。こんなに広い邸の中だから、それに俺は居候の身だから
あんまりウロウロすると迷惑だしな。」
「トウコは、居候なんかじゃない!!
トウコは、僕の一番大切な人」かしげは、突然大声で叫んだ。
「だそうだ、コム。」トウコは、ニッコリと微笑む。
「かしげさん、ありがとう。これからも、トウコの事よろしくね。」
コムにそう言われても、ツッと横を向いてしまうかしげ。
そこへ少し不機嫌そうなワタルがやってきた。
そして、コムの肩に両手をポンと掛け、強く掴む。
「トウコ、久しぶりだな。」
「あ、ワタルさん、おはようございます。」
緊張気味の表情%8 2フトウコ。
「コム、食事が来るぞ。」
そう言うとワタルは、トウコとかしげに
「じゃ、悪いが、、」
コムを少し強く抱き寄せると、元の席に戻っていった。
厨房チームは、ホッと胸を撫で下ろしていた。一同は、緊張が解けると
食事を運び始めた。
コムを席に付かせると、ワタルは何も言わずに窓の外を眺めている。
「ねえ、ワタルさん?妬いてるの?」
コムは、穏やかな微笑を浮かべながら、ワタルを覗き込む。
「あー?妬く?何を?」少しとぼけた表情のワタル。
「僕がトウコと話したから。」
「別に、、トウコは、コムにとって兄貴のようなものだ。
同じ邸に居て、会えば話しもするだろう。」
ワタルは、静かに言った。
「うん、トウコは、僕の兄さん、、」
寂しそうに下を向くコムにワタルは慌てて
「またいつでも会えるさ。同じ邸に居るんだし、
会いたい時に会えばいいさ。」
ワタルは、コムに負けて優しく言ってしまう。
(本当は、心配でたまらないくせに)
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ワタ・リカ・タニ Vol.2 No: 978
投稿者:ベン 02/01/07 Mon 21:03:25
「くしょ~、よくもリカさんをー!!」
タニの拳が、リカを抱えたままよけきれなかったワタルの顎にもろに入った。
ワタルがよろめいた瞬間、タニはリカを奪い返すとものすごい勢いで部屋に入
りドアを閉めた。
残されたワタルは、今のリカとタニの関係を初めてはっきり分かった様な気が
した。そして、やりきれない気持ちで天井を仰ぐと静かにその場を離れた。
「リカさん・・・どうして、どうしてまたワタルさんと会ったりしたの?」
リカはうっすらと目を開けると、そのままタニの腕の中で意識を失った。
次にリカが目を覚ますともう空は白みがかっていた。痛む体を恐々動かそうと
したが、手も足も何かに引っ張られている様で動かない。強く引いてみたが、
明らかに抵抗がある。
ハッとして目を開けると手も足も、そして体中が細い革ひものようなもので縛
られていた。しかもそれは、動くたびに強く締め付けるようになっていた。
「タニ・・・タニ、ほどいてくれ・・・体中が痛むんだ。」
タニは待っていたとばかりにムックリと起きあがった。
「リカさんっ、痛くて当然だよ。痛くなるようなコトをワタルさんとしたんだ
からね。俺との約束を破ったバツだよ。」
「たのむ、もうしないよ。仕方なかったんだ・・・だから・・・」
「俺だけだって、俺だけがリカさんを抱けるんだって、約束したよねえ。約束
を破るとどうなるか・・・」
「はううっ・・・」
「どう?リカさん」
「うっ、や・・・めろ・・・」
「悪い子には罰を与えないとね。」
「あううっっ・・・」
タニの鋭い一突きにリカは思わずのけぞり、胸と足に革ひもが激しく食い込ん
だ。
「いっ、痛・・・い・・・」
身もだえするリカの体をタニはベットに押しつけた。
「ダメだよリカさん。そんなに動いたらもっと痛くなるよ。」
薄笑いをうかべながら、タニは更に激しくリカを攻め立てた。
リカが腰をくねらせる度に締め付けは強くなり、ついに柔らかい皮膚の一部が
裂け始めた。首に巻き付けられたひもが、耐えられない程にきつくなるとリカ
の口から歓喜の声が漏れ、それと同時に体が痙攣を始めた。リカの血でタニの
体も血まみれになり、二人は同時に絶頂に達した。
タニは満足そうに体を離すと、まだ痙攣のように震えているリカの体から革ひ
もをはずしていった。全ての場所にくっきりとみだらな赤い線が残っている。
裂けた腹部や胸の皮膚だけでなく、動きの激しかった他の部分もこすれて血が
にじんでいた。タニはうっとりと首の赤い筋に唇を這わすと、再びリカの体に
深く沈み込んでいった。
・・・
でもちょっと野獣にしすぎてしまったかも。リカさんが総受けっていうのも
ナンですしね。またそろそろ流れを正常に(もともと正常だったかは??)
もどしましょうかね?
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心配しました。 No: 977
投稿者:keiko 02/01/07 Mon 20:55:55
やっぱりサーバー落ちてしまっていたんですね。
自分のPCでも職場のでも開けなかったので
心配してしまいました。
今ちゃんと開けてよかったです。
もうすぐ1000になりますね。
続きぜんぶ気になります。
楽しみです。
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ゆうかちゃんの悩み 4 No: 976
投稿者:らん 02/01/07 Mon 20:41:31
「水を驚かせるって?」とわたる
「あのね、いつもね、僕は水さんにかなわないんだ。
それでね僕がいつもの僕じゃなくって(ゆうかちゃんの頭の中では何故か野獣)
水さんを驚かせてね、水さんを愛してあげたいんだ!」
「うわはっはっはっはっはっはっ」お腹をかかえて笑うわたる・・・
(こいつ、おもしろい~~~~~~)
「ゲホッ!!ゲホゲホッ」
「大丈夫?水君」
再び優しいコムちゃんは水君の背中をなでてあげます。
「ゲホゲホ・・・・(あいつ、何を馬鹿なこといってるんだ)」
「ふふふふっ」
「何ですか?コムさん。その不気味な笑いは?」
「愛されてるんだね~、水君ったら」
「痛い!もう、つつかないで下さいよ、コムさん」
「あれ?もう、行っちゃうの?」
「もう、聞いてる必要ないと思って。まだ、仕事も残してるし。
それに、もしゆうかがオレを驚かせたいならこれ以上聞いてたら楽しみも半減だし(笑)
コムさんも厨房に行きませんか?」
「そうだね、わたるさんも大丈夫そうだし。ねったんにカフェオレ入れてもらお~っと」
そして、二人仲良く(?)ドアの前から去っていっちゃいました。
さて、一方室内では・・・
思いっきり笑い飛ばしていたわたる君でしたがゆうかちゃんの
あまりに真剣にきらきらした瞳でまっすぐにみつめられたものだからぐっと笑いを飲み込んだ。
「い・いや、すまない・・・しかし、そういうことなら何も野獣になる必要はないんじゃないのか?
それに、水はそんな事望んでないような気もするのだが・・・
それに、驚かせたいなら別に野獣になる必要はないだろう?」
「じゃあ、どうしたらいいと思います?」
「え~~っと、まず、いつも水は、その、どうやって・・・ゆうかに?」
「えっ・・・・」ポッと顔が赤くなるゆうかちゃん
『なんだ?何をされてるんだ、こいつ・・・』
「そんなこと・・・・」ますます赤くなるゆうかちゃん
『何だ何だ?ますます気になるぞ・・・・
そういえば、以前かしげが水のことを「あっちの方でもエキスパート」とかなんとかいってたよな
何をやってるんだ、あいつ・・・ゆうか相手に・・・
いや、まさかこいつも純情そうにみえて、かなりのやり手だとか・・・ん~侮れん』
目の前で赤くなってモジモジしているゆうかちゃんをジっとみつめるわたるであった・・・
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本当に良かった。 No: 975
投稿者:華子 02/01/07 Mon 19:32:22
やっぱり、落ちてたんですね。そろそろ、1000になるので、重いのでしょうか。
管理人様、お帰りなさーい。また、色々宜しくお願い致します。
私も出かけてましたが、ここが気になって用事を早々に切り上げて帰ってきました。
夜中に帰ったので、皆さんのお話しを読むだけでレスは、今日にと思っていたら繋がらなくて、
私と同じで回線が、壊れてしまったと思いました。
0番様 ちょっと穏やかで、それでいて刺激的なお話し。これもまた良いです。
「愛セレ・5」のかよちゃんとワタルくんの会話、ツボです。この先は?
気になります。
K様 ノルブン、病気をしながらでもこの激しさ。流石です。
いちご様 トドブン、この醸し出す雰囲気。ウットリです。しっとりとしたお話しで嵌ってます。
プラチナのペアリング、私も欲しいです。
らん様 なんか、リカさんの大人の雰囲気、いいですねー。
「ゆうかちゃんの悩み」ゆうかちゃん、ワタルくんに相談したりなんかして大丈夫かしら?
心配です。
836番様 うれしー!!久しぶりにお会いできて、、(^^)
くららちゃん、かっわいいー!くららちゃん視線のリカタニの様子がまた、面白いです。
ポッコリしながら、楽しんじゃいました。
ショーコ様 “壮君の恋”すっごく、胸が詰まってきます。苦しい壮君の様子が
気になります。そして、間に入るワタルくんの雰囲気、かっこいー。
先が楽しみです。とうこちゃんとかしげちゃん、考えてみましたが、、
皆さんの中に入れていいものかどうか、、。
HT様 明るい不倫?のノルブン、明るい感じでノルさん、ブンちゃんの感じが、
良いですね。でも、トドさんの事もちょっと気がかり。どんな展開が、待っているのかしら?
また、長~~いレスでごめんなさい。
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ワタ・リカ・タニ Vol.1 No: 974
投稿者:ベン 02/01/07 Mon 19:08:06
うわ~良かったー。ここが無くなると本当に困ります~。いかに依存してるか
良ーく分かりましたわ。
・・・
ある日の夕方、事務所を出たリカをワタルが呼び止めた。
「リカちょっといいか?」
「なんだ? まあ、少しなら。」
「静かなところがいい。」
ワタルが向かったのは図書室だった。
「ここか・・・」
図書室とは名ばかりの(もちろん本は山ほどあるが)ここでしてくれ、といわ
んばかりの立派なソファーがどーんとある、この思い出一杯の部屋にワタルと
また来てしまった。
リカは警戒の念を抱きながらもワタルについて部屋に入っていった。
「ワタル、なんなんだいったい。そんなに深刻な話なのか?」
入り口で立ち止まっていたワタルにリカが声をかけた。
「リカっ!」
振り向きざま、突然ワタルはリカに襲いかかった。
「なっ・・・やめろ、ばかっ・・」
ワタルは無言でリカの胸元をつかむと、背中を強く壁に打ち付けた。
「リカっ、お前は俺のモンだ」
「なにトチ狂ったこと言ってんだよ、お前にはコムがいるだろうがっ。」
「コムはコムだ。お前は・・・お前は誰にも渡さねえ~」
壁にリカの体を激しく押しつけたまま唇を奪おうとした。
「ワタル、やめろ!!」
リカは顔をそむけた。
ワタルはこんなリカを前にも見たことがあった。
この部屋で、オサと情事を交わした直後のリカを強引に抱こうとした時だ。
あの時のリカの冷たい拒絶と、その時のショックがワタルの胸を締め付けた。
「ちくしょ~、今度はタニか?タニ以外の男には抱かれたくないと言うのか!!」
ワタルは我を忘れてリカを殴りつけた。
リカの唇が割れ、血が噴き出した。
恐怖に大きく目を見開き、力を失ったリカの体をソファーに投げ出すと、
シャツをビリビリに引き裂いた。懐かしいなめらかなリカの白い胸。
だが、そこには無数の傷跡が残されていた。それはただの愛の印とは明らかに
違う、荒々しい暴力によってつけられたものだった。
「タニに何をされたんだっ!! タニと何をしてるんだ~! リカっ!!!」
ワタルは嫉妬と、激しい怒りの全てをリカの体にぶつけた。
リカは気を失うまで責め立てられては平手で殴られ、気が付くとまた気絶する
まで激しく貫かれ、その苦痛は永遠に続くかのように思えた。
ワタルに抱きかかえられてリカが部屋に戻ったのはもう夜もかなり更けてから
だった。
「リカさ~ん、どうしたんだよ、俺しんぱ・・・・」
ワタルの姿にタニはハッとの体に緊張が走った。
「リカさん・・・どうして・・・・」
リカの痛々しい姿に目がいくとタニの瞳に激しい怒りが宿った。
「くしょ~、よくもリカさんをー!!」
--------------------------------------------------------------------------------
ゆうかちゃんの悩み 3 No: 973
投稿者:らん 02/01/07 Mon 17:25:18
お帰りなさい、管理人様
復旧してよかったです~
にしても、すぐ1000までいっちゃいそうですね。
1000いっちゃッたらどうなるんでしょう?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
「で、えっと・・・・その・・・オレに何か?」
とソファーに座っているわたるの前に、
そのソファーのわたると真正面になるようにテーブルの上に正座するゆうかちゃん
「あの~わたるさんを野獣と見込んでお願いがあるんです!!」
「へっ?」(野獣と見込んでって何だ????)
「どうやったら、わたるさんみたいな野獣になれるんですか?」
「ええっ?!野獣????」(こいつ頭おかしくなったんじゃないか?)
ドアの外では・・・・
「何やってるんですか?コムさん」
「ん?何って・・・あれ、水君じゃない、どうしたの?」
「ゆうか見ませんでしたか?」
「ゆうかちゃんなら今、この中に」
「やっぱり・・・あいつなんかこの間から変なんだよな。で、どうなってるんですか?」
「どうって、まだこれからだよ。じゃ、一緒にどう?」
(何、誘ってるんだ、コムーーー)
「ゆうかに手を出したらわたるさんといえども許しませんよ」
「大丈夫だよ、僕もくぎさしといたから。それにもしそうなったら僕も黙っていないからね」
二人して何故か硬い握手をし、ドアに耳をくっつけて続きを待つコムと水・・・
「おい、ゆうか・・・ちょ~っと待て。れ・れ・冷静に考えろ。」
「お願いします、教えて下さい。僕、野獣になりたいんです!!」
と、うるうるした瞳でわたる君を真剣にみつめるゆうかちゃん。
(こいつ、本当に大丈夫かよーーー!!!頭おかしんじゃないの??
しかし、このうるうるっとした瞳はいいよな~なんか儚げでさ~
ちょっとオサにも似てるけどまた違うんだよな~真剣な瞳も可愛いぜ~
オレの野獣の血が騒ぐぜ、な~んて・・・でも、こいつの場合はなんか違う
襲ってやりたいっていうより、守ってやりたいっていうか・・・
あ~オレなんか今、オヤジ入ってる・・・(苦笑)
でも、こいつって確か水のもんじゃなかったっけ?)
「わたるさん!!教えてくれないのですか~(T_T)」(今にも泣きそうなゆうかちゃん)
「ちょっと待て、まずなんでお前は野獣になりたいんだ?」
ポッと赤くなるゆうかちゃん
「・・・・・・・水さんを驚かせたいから」
「ブッ・・・ゲホゲホ」
「大丈夫?水君」
優しいコムちゃんは水君の背中をなでてあげます。
「ゲホゲホ・・・・」
「ね、水君~これってどういう事?」
「オレに聞かれてもわかんないっすよ」
「水君がゆうかちゃんに野獣になれっていったの?」
「ゲホゲホゲホゲホ・・・・・そんなわけないでしょう」
「だよね~」
『あいつ、なんでおれを驚かせたいんだろう・・・今のままでも十分なのに』
と不思議な水君でした。
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すっごく遅くなりましたが・・・ No: 972
投稿者:ぽん 02/01/07 Mon 17:19:52
しばらく来ていなかったら、相変わらずすごい書き込み(^^)
遅ればせながら、レスでございます。
いちご様、わんこ様 私のつたないネタを使っていただいて、ありがとうございます~~。うれしかったです。
ショーコ様、華子様 感想、ありがとうございます。私もお二人のように上手にかけたらなぁ~。
ももんが様 ずーずーしくも、また出てきてしまいそうな予感がします。今、膨らんできてしまってる妄想がありますので(笑)。
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よかった♪ No: 971
投稿者:ASO 02/01/07 Mon 17:05:50
やっぱりサーバー落ちてたんですね...
私だけ見れないのかと思ってちょっとドキドキしちゃいました(^^;)
復旧して安心しました(^。^)
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サーバー落ちてた!! No: 970
投稿者:管理人 02/01/07 Mon 16:59:16
なんか今までサーバー落ちてましたね。
私のせいではないですので・・・。ごめんなさいー
メールまでいただいてて
存分皆様 カキコしてくださいー。
私ごと・・・
久々 東京に帰ってきました。
実家は北海道なんですが 東京は暖かいなーと思ってしまった。
1ヶ月は宝塚三昧になりそうです。
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おかえりなさい No: 969
投稿者:836番 02/01/07 Mon 02:09:46
あ、いーなーベンさん。
わたしはご本人様たち見ちゃったら
妄想ぶっ飛んじゃったんですよおーーっ
ははははー(笑)
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帰りました~ No: 968
投稿者:ベン 02/01/07 Mon 01:58:08
R様、あお様素敵です~。
ごんた様の続きかけるかしら、頑張ります。
華子様いつもありがとうございます。
ちょっとお正月の間ガイズ観に行ってたもので、ここに来る暇と体力無くなっ
てました~。でもますます色男ぶりが上がったリカさんと、男らしくなった
タニちゃんに妄想・・・いえ、創作意欲も増してきましたのでまた書かせてく
ださいね~。本年もよろしくお願い致します!!
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ゆうかちゃんの悩み 2 No: 967
投稿者:らん 02/01/07 Mon 01:13:54
ショーコ様。私にも水君は不思議な人なのですよ(^^ゞ
0番様。愛セレ素敵です~0番様の書くゆうかちゃんも待ってます。
ももんが様。水×ゆうかちゃん続けて頑張りますです。
イチゴ様。トド×ぶん素敵でした~これからも楽しみにしています
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問題はどうやって、水さんを驚かせることができるかって事なんだよな・・・
ゆうかちゃんは一生懸命考えました。
当の水様はゆうかちゃんの隣で、すやすやと寝息をたてております。
やっぱり誰かに相談すべきだよな~
水さんっていつもクールだし、何でもお見通しって感じで僕の手におえないし、
いつもの僕じゃ負けちゃうからな・・・
ん?いつもの僕?
そうか、いつもの僕じゃなければいいんだ!
そうだ!明日、あの人に聞いてみよう!!
「おやすみ、水さん」とゆうかちゃんは水の頬に軽くキス・・・
きゃっ、僕の方からキスしちゃった・・・
(またもや赤くなるゆうかちゃん・・・何やってんだよ、おい)
(さて、ゆうかちゃんの頭に浮んだ顔は・・・・)
次の日の朝。
「ゆうか早くしろよ!オレもう先にいくぞ」
「は~い、水さん」
と、ゆうかちゃんはベッドの上で水君お手製のお洋服にお着替え中。
(ゆうかちゃんのお洋服は全て水君のお手製なのだ)
「おい」
「ん、なあに?」
「昨日みたいに『いってらっしゃ~い』ってな具合に頬にキスしてくんないの?」
カーーーーっとゆうかちゃんの顔が赤くなる
「やだ、水さん、知ってたの~~~~!!」
「当たり前じゃん、何いってんの?お前。今度はオレが起きてる時にもやってくれよな」
と言い残し水が出て行った。
うっ・・・やっぱり侮れないな・・・水さんったら・・・
そうだ、あの人の所に行かなきゃ。
急いで、着替えを済ませてゆうかちゃんはお部屋を後にした。
コンコンとノック
「は~い」
「あの、ゆうかです・・・・」
「あれ~ゆうかちゃんだ~めずらしいね~どうしたの?」とコムがお出迎え。
「あの、わたるさんにちょっとお話が・・・・」
「ワタルさん、ゆうかちゃんだよ~」
「ゆうか????」
「ちょっと、お時間いいですか?」とゆうか
「オレ???」と怪訝そうなわたる
「はい」
「じゃ、僕ちょっと外に出てるね」
コムはわたるに「襲っちゃダメだよ」と笑顔で言い残し部屋から出て行った。
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明るい不倫?3 No: 966
投稿者:♪HT♪ 02/01/07 Mon 00:29:37
のるの家。組を纏める身にしてはメイドの一人もいない、こざっぱりとした家だ。
ぶんは二人で住んでいたアパートを思い出す。
(いつも食事はのるさんが作ってくれた。洗濯も掃除も。僕が時々頑張って卵焼き
なんか作ると大喜びしてくれたっけ。いつものるさんの帰りを待ちわびて・・・
そして一つのベッドで何度も愛し合って、色々な話をして、眠ったっけ)
「ねぇ!パンケーキ作って!のるさんの味、忘れられなかったんだ」
「お前は昔から色気より食い気だったなー。今作るから待ってろよ」
「お礼に後で肩揉んであげるね」
「お前が殊勝なことを言うと後が恐いから遠慮しとくよ」
「揉ませてよー。他にも色々揉んであげたいのっ!」
「ぶん!!そんな事言ってると今すぐ襲っちゃうぞ」
二人は笑い転げた。何だか凄く可笑しかった。
今までの距離が嘘のように二人にあった隙間はピッタリと閉じた。
夜も二人は会わなかった時間を埋め尽くすように激しく求め合った。
ぶんはのる以外の事は一切忘れようと努めていた。特にトドの事は・・・
(記憶喪失になっちゃえばいいのにな・・・僕。)
二人だけの生活。昼過ぎから夜半までのるは家を空けるが、それ以外は
殆ど二人は部屋で過ごす。ぶんはのるの心を少しでも癒したくて
何でもしてあげたかった。
食べ終わった食器を片付けようとするのるに
「僕の仕事、とっちゃダメだよ」
「って言うけど、昨日も割っただろ」
「・・・今度プラスティックのお皿買いに行こう!」
こんな調子で他愛無い毎日が続く。
また、ある朝の話。得意の卵焼きを嬉しそうに運んで来たぶん。
そこには真っ赤なケチャップで大きなハートが描かれていた。
「ぶん・・・いくつになった?恥ずかしくないのか」
「・・・せっかくのるさんが喜ぶと思って描いたのに!」
ぶんは持っていたケッチャップをぎゅっと押し、のるの顔めがけて発射!
のるの顔には甘酸っぱいケチャップがべっとり。
「ぶん!!許さない」ぶんの持っていたケッチャップをひったくり
逃げるぶんを追いまわす。
「へへーん。僕のほうがすばしっこいよ!これでどうだ!」
のるのお気に入りの絵の額を楯にし、隠れながら逃げ回るぶん。
「全く・・・もう止めた。食べようぜ」
「そうだね、冷めちゃう」素直に席にもどったぶんにのるはケチャップをビュ!!
「あ・・・傷にしみる・・・」ぶんが泣きそうな声で言うと
「ごめん、ぶん。昨日の晩少しきつく吸いすぎたかな」
のるは優しくぶんの頭を撫でぶんの口元についたケチャップを舐めてやる。
ぶんも嬉しそう。そして何か思いついたように目を輝かす。
「今晩体にも塗っておくから舐めてね!」
「塩分過剰で早死にさせる気か」
「じゃあ生クリームなんてどう?」
「気持ち悪くなりそうだ」
「じゃあのるさんの好きなブランデーは?」
「悪くないかもな」
「ダメだ。もっと傷にしみそうだ~」
二人がふざけている間に卵焼きはすっかり冷めてしまいましたとさ。
。。。あー。変な暴走してしまいました。お許しください!
次回はシリアス&過激に行きたいです。
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明るい不倫?2 No: 965
投稿者:♪HT♪ 02/01/06 Sun 23:38:37
日本の轟邸。トドの部屋。
ぶんがバリに行ってしまって茫然自失のトド。
デスクの書類に目を向けながら心ではずっと自問自答している。
(二度も迎えに行くのは男のプライドが許さない)
この前確信したばかりだった。俺にはぶんが絶対必要だと。
(何が不満なんだ。どうしろと言うのか)
(やはり、ぶんはのると・・・)
そこへノックもそこそこにキム君登場。本人はとても気を利かせたつもりで
「ボス!またヘリの手配しておきました!」
トドは恐ろしい形相でキッと睨む。
「その必要はない!」
「すっすみませんでした。すぐキャンセルします!」
しかしキムは見てしまった。トドの瞳が潤んでいるのを・・・
厨房組に言いたい!でも言っちゃいけない気がする。
(帝王トド様の目に涙って凄く意外だけど、人間らしくて好きだな・・・
あんな人になりたい!)
キムは改めてトドに尊敬の念を抱くのだった。
一方、すっかりその気のぶんちゃん。ずんこ邸に戻るやいなや
「昔の友達と偶然会ってね、今晩からそっちに泊まるから」
「怪しいなー。誰だよ、それ」さすが、ずんこは鋭い。
「大丈夫。いいヤツだよ。それよりあいつらの心配しててよ」
ワタルとコムは何やら険悪なムード。
「ワタルさんたら僕に何か隠してるよ。絶対!」
「違うってば。俺は忘れっぽくて・・・」言いながらぶんを睨むワタル。
「あれー。もしかしてさっきの僕の暴言が原因!?まずい。退散しよ~」
あっという間にぶんはいなくなってしまった。
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明るい不倫?1 No: 964
投稿者:♪HT♪ 02/01/06 Sun 23:16:00
超ご機嫌でぶんはバリのずんこ邸の玄関に立つ。
「やっぱりいいな~。バリは!僕の第二の故郷だ~。
今戻ったよぉー。ずんこー」
中からずんこ、ワタル、コムが飛び出してきた。皆「目が点」状態。
「戻ったって?この前帰ったばかりじゃないか。トドさんと何かあった・・・
にしては明るいな」
「う~ん。トドさんは愛してるよ。でもワタルとコムが心配でねぇ」
「ぶんちゃん、僕たちの事そこまで・・・」感動するコム。
「(コム、それは違うぞ)ぶん!どうせまた、からかいにきたんだろ」
「やだなー、ワタル。僕が教えたあれ!忘れたの?」
「ばっ、ばか。ぶん」
「わたるさん、あれって何?」「いや、何の事だっけ、おい、ぶん!」
「わたるさんてばー」コムのほっぺが膨らんでくる。
「ハハハ。夫婦喧嘩みたい。ずんこ!ちょっと出かけてくるから荷物よろしく」
「ああ。で、来て早々どこへ行くんだ」
「訊・か・な・い・で」とウインクして、ぶんは通りに消えてしまった。
こうして歩いていればきっと僕の前に現れてくれる。いつだって突然現れて
僕を驚かせるんだ。ぶんはのるの事だけを考えながら角を曲がるとやはり
帽子を深くかぶったのるが煙草をくゆらせて壁に寄りかかっていた。
「ぶん・・・決心してくれたか」
ぶんは一瞬固まった。この前は話の途中でトドさんに連れ戻されてしまったから、
のるの最後の言葉に返事をしていなかった。もっともっと離したかったから来た。
でも僕はトドさんのもので、とても大事にしてもらって・・・
ぶんは後悔した。こんな軽い気持ちでここに来ちゃいけなかったんだ。
昔みたいに兄弟のようにポンポン言いあって過ごせる時を、
今の二人のままじゃもてないんだ。
ぶんが言葉に詰まっているのを悟り、のるはふと寂しげな表情を見せる。
「いいんだ。また逢えただけでも」
そっとぶんの頬を撫で、背を向けて歩き出す。ぶんはその3歩後ろを着いて行く。
振り返りフッと笑いながらのるは言う。
「俺が任されている組はな、勢力争いが激しくて、人種も言葉も入り乱れている
殺伐とした所なんだ。信頼できる部下なんかいない。いつ俺に刃を向ける奴が
出てきてもおかしくない・・・お前にここで暮らそうと言ったのは忘れてくれ」
「・・・のるさん」
ぶんはのるの気持ちが解かり過ぎて胸が締め付けられるようだった。
危険なことをしていてもかなりの怪我をしていてもいつも僕に心配させないように
何のそぶりもみせず、平静で穏やかに振る舞ってくれた。
でも、今まで見た中で今日ののるさんが一番小さく見える。
たった一人でバリに来て、闘いながら生きてきたんだ!!
ふと日本にいるトドの笑顔がよぎる。血筋のいい(?)極道の家に生まれつき、
若くして組を纏めているトド。両腕のリカとワタルはボス思いの優秀な輩だ。
組員全員から慕われているボス。何不自由ない生活。何でも手に入れられる生活。
僕なんかいなくてもトドさんはきっと大丈夫なんだ・・・
ぶんの心は昔ののるとの思い出でいっぱいになり
「のるさん、僕なんて何の役にも立たないけど、側にいてあげる」
のるはやんちゃな弟分だったぶんの健気な言葉にじんとしていた。
。。。
いちご様、トドさんが可哀想(私がのるとくっつけたからだった・・・)だったけど小さな爆弾で良かったわ。
私もその昔ぶんこむをエステに連れて行きました!
で、まひるちゃんを受付に置いたので何だか気があうようで嬉しいです。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋 8 No: 963
投稿者:ショーコ 02/01/06 Sun 22:21:27
コムから受け取ったおかゆのトレーを持って、
壮が部屋に帰って来た。
オサがベッドの背にもたれて、窓の外を見ながら座っている。
「オサさん、疲れませんか?少し横になった方が......」
ううん、と言うようにオサが首を振る。
「おかゆ、食べませんか?」
ううん。とまた首を振るオサ。
「オサさん、お願いですから、少し食べてください。」
泣き出したいような気持ちで壮が言う。
壮のその様子に、オサが困ったように
「じゃあ、少しだけ」
「はいッ」
壮が、やっと笑顔になって、オサの前にトレーを置く。
一口二口、食べた振りをして、オサは箸を置いてしまう。
「オサさん.......」
俺はどうすればいいんですか。
壮が、途方に暮れて、唇を噛む。
「明日、ドクターに聞いて、怪我の方が良いようなら.........」
言いよどむ壮を不思議そうに見つめるオサ。
なあに、と言うように、首をかしげる。
「ア、アサコさんの所に.........帰り....ましょう。」
口に出したくない言葉を、無理に口にする壮。
「帰っていいの?」
オサの顔にほんの少し血の気が戻る。
「いいに決まってるじゃ有りませんか。
オサさんがそうしたいなら。」
心の中に、血が流れ出す。
「アサコに叱られるから........」
「どうして、アサコさんが怒るんですか?」
「黙って、来てしまったから。」
「だって、あの時、オサさんは傷だらけで、
良いも悪いもないじゃないですか」
「でも、あの時、アサコの『行くな』って言う声が聞こえて、
それでも僕が行こうとするから、
アサコは怒って、ずうっとずうっと遠くへ行ってしまって。」
あの時、見ていた夢ですね.......
壮はオサが流した一筋の涙を思い出した。
オサさん........俺.......
後どのくらい、血を流したら、あなたに近づけますか?
後どのくらい、歯を食いしばったら、あなたを忘れる事ができますか?
俺は、後どのくらい....あなたを愛したら....あなたを幸せにできるのだろう。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋 7 No: 962
投稿者:ショーコ 02/01/06 Sun 22:14:35
836番様。なんだか、ずいぶんお会いしてないような気が......
また、作品を読むことが出来て、うれしいです。
クララちゃんて、結構おねえさま?ラブリーですけど(^^)
いちご様。トドさんとぶんちゃん、無事で良かった(^^)
ぶんちゃんて、可愛いし、色っぽい。トドぶんって大人ですよね。
0番様。かよこちゃんと出会っちゃったのねー、ワタル君(:^^:)
ワタル君、痛い目にあって、終わり、って予感が......
少し可哀想な気もします、ウチのワタル.......。
ももんが様。Xday読んでくださってありがとうございました。
華子様。お早いお帰りを。トウコ、かしげまた読みたいです。
らん様。水君て不思議....。私の中で、さらに謎は深まっております。
あや様。ゆうひ君久しぶりです。また書いてくださいね。
で、またまた長レスしてしまいましたが、
そろそろ、私の方も続けさせていただきます。
秀作出そろった後では、気が引けますけど(^^;)
*******************************
厨房で、コムが熱心に、ねったんの手元を見ている。
「あー、ねったん上手だよね。ぎょうざっって、そうやって包むんだぁ。」
「そうです。こうやって...こうやる...
コムさんもやってみます?」
「うん。」
ここの所、ねったんの幸せは最高潮で、王様にしてやると言われたって
自分の今の立場を取りかえる気にはなれないぐらい。
陽だまりのようなコムが居るせいで
厨房の皆も、なんだかぽかぽかと幸せ気分。
「ハーイ、コムさん、オサさんのおかゆできましたよ。」
「ありがとう、ちー坊。僕、壮君に届けてくるね。」
「オーゥ、今日は、オサさん、ちゃんと食べてくれるとイイです。」
「うん。そうだね。」
壮君は、まさか、オサちゃんに口移しは出来ないだろうし.....
オサちゃん、なんで食べてくれないんだろう?
コムは心配で、ふと顔が曇る。
「アサコさんも、あまり食べませーん。」
「アサコさんも?」
「ハーイ、あんまり食堂に来ないので、様子見に行きました。
食事したくない、言って、絵ばかり書いていマス。」
「そうか..........」
「俺、その絵見たぞ。」とミズ。
「どんな絵だった?」キムが興味津々で。
「般若と仏様だった。背中合わせで。オサさんに似てたかな。」
「オサちゃんに.......見てみたいね。」
「オーゥ、コムさん近づくの危険です。山猫のような危険な目つきヨ。」
僕、二人に悪い事しちゃったのかな.......地雷原か.......
考え事をしながら、歩いていたので、コムはもう少しで
反対側から来る壮とぶつかりそうになった。
「コムさん!」
「壮君。オサちゃんのおかゆ届けに行く所だったんだ。」
壮の瞳の色を見てコムは驚く。
この目、どこかで見たことがある..........
そうだ、あの頃の、ワタルさんの目。
もの狂おしく、求める視線。
行動は、完全に感情を押し殺しているのに。
あの頃僕は、『あなたを愛している』という声にならない叫びを、
毎日、毎日聞いていたような気がする。
そして、僕も『愛しています』とずうっと叫びつづけていた。
視線だけで..........
あの頃、僕はワタルさんの叫びに応える事が出来たけど
壮君、壮君の叫びに、オサちゃんは応えてくれているの?
「どうしたの?そんなに驚いた顔して。」
「いえ、なんだか空気が急に暖かくなったみたいだったから」
冷たく凍えてしまいそうな気持ちを抱えた壮にとって
コムの姿は目を見張るほど暖かく見えた。
「壮君.........」
見詰め合う二人.....傍から見ると怪しく見えなくもない。
疑われたって知らない............。
「コム!」
ワタルの声がしたと思ったら、もうすでに
すっぽりとワタルの胸の中に抱きかかえられて、
しかも、しっかり唇もふさがれていた。
「!?.......」
思いきり甘く、優しいくちづけ。
昨夜あった全ての事を思い出させるような......くちづけ。
コムは、壮がそばに居ることを一瞬忘れて、
ワタルの腕に縋り付いてしまう。
立っていられないから........
壮が、コムから渡されたおかゆのトレーを持ったまま赤くなってうつむく。
こちらを向いているワタルの視線が、鋭く、壮を射る。
どんなもんだい、良く見とけよとでも言うように。
「コム、出かけるよ。
コムも厨房が忙しいんだから、早く戻ってやれ。」
抱きかかえるようにして、その場からコムを連れ去ろうとするワタル。
うっとりと、ワタルの腕に抱えられながら、
それでも、コムは振り返って
「壮君、じゃあ、また後でね。」
と、可愛い笑顔で。
壮、さらにワタルから、鋭い視線。お前もう後はないからな的な。
コムさん、どうして、あなたはいつも、そう、無邪気なんだ........
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レスです。 No: 960
投稿者:ももんが 02/01/06 Sun 20:07:16
らん様☆嬉しいーーーっ!!
「ゆうかちゃんの悩み」ずーっと続けて下さいませ。
楽しみにしています。
いちご様 「嫉妬」良かったですぅ。「ぶんちゃんがゆく」
何だか面白くなりそうですね。
ぼん様 トドコム復活?!にちょっとドキドキでした。
また書いてほしいなー。
0番様 愛セレは不滅ですね!!0番様の独特な世界が好きです。
実はまだ読み返しをしてる途中なのだ。何度読んでも面白い!!
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皆様期待してま~す!! No: 959
投稿者:わんこ 02/01/06 Sun 20:03:29
今、帰ってきて、PC開いたら、結構、新展開で進んでる話が多いので、嬉しくなってでてきましたー。
皆様にレスしたいのですけど、とりあえず・・・。
836番様>くらら、いいですね~!ちょっと高貴な(?)あの言葉使い・・・(爆)
あや様>勝手なお願いですが、ユウヒくん、ぜひ幸せにしてあげてください!!
0番様>かよこちゃん、妙に人間離れした(?)感じがするのは私だけでしょーか??
いちご様>よっ!!待ってましたっ!!(なにもんだ、私??)トドブン期待してます!!
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「愛のセレブレーション2001.5」 No: 957
投稿者:0番 02/01/06 Sun 18:16:41
>ももんが様
ミズくんとゆうかちゃんは、らん様が盛り上げて下さってるので大丈夫かと^^
私の文才のなさでは、無理でございます。つーかゆうかちゃん、わからん!
(なら書くなという気も・・・すみません)
>オレンジ様
新年会の盛り上がりは素晴らしかったです^^;
ウエディングドレスのかよこちゃんは新年会に出したかったのですが、
間に合いそうもないのでビデオに出しました。
オデット姫もいいけど、なんかお笑いになりそうな・・・(笑)
で、申し訳ないんですが、自分の書き足しを。
新年会の翌日と言えば二日酔い。(と、一部の腰痛)
毎度おなじみのリカちゃんとワタルくん、食堂で向かい合わせに牛乳タイム。
それぞれの天使は、ベッドでお休みです。
本能で生きるワタルくんよりは二割くらい理性のあるリカちゃん、
パスタの日でないことを確認してからここに来ました。
「言っとくけどな、ワタル。
頼むからあのお嬢ちゃんにちょっかい出すのはやめとけよ」
お嬢ちゃんとは、お嬢ちゃんではないかよこちゃんのことです。
「新年早々そんな話かよ」
「おまえは三歩あるけば忘れるんだから、新年でもなんでもいいんだよ。
おまえのつまみ食いのせいで、どれほど迷惑がかかったと思ってる。
全員の鼓膜は破れて治療費かかるわ、テープ代が異様にかさむわ、和央組から
追加注文はくるわ。(それは儲かるんじゃ……)
おまえはうちの組を破産させる気か」
「あ、それ大丈夫です」
反論しようとしたワタルくんより先に、牛乳バケツを運んできたねったん発言。
「こないだオデット姫がシーツ埋め尽くすほど真珠こぼしてくれたでしょう?
あれ鑑定してもらったら、一粒数百万は下らないって。
当分、組全員の生活費には困りません」
「あのお嬢ちゃんは、何一人でメルヘン畑やってんだ……」
欲のないかよこちゃん、真珠よりも愛の方が大事です。
「そういえばあの二人、新年会に出てませんでしたね。
料理にパスタなかったからですかね~」
のほほんと言うねったん。それが理由になるのでしょうか。
しかし、言っているそばから隣のテーブルでパスタを食べているキムちゃんが
目に入ります。
「おいっ!なんで今日パスタなんだよっ?!」
「去年の残り物の始末ですけど」
そんなん食べて大丈夫なのでしょうか。
しかも、しかもです。
「なんだかパスタの匂いがする……」
この広大な屋敷のどこからかぎつけたのか、犬並みの嗅覚ですか?の
かよこちゃんがご登場です。
あの事件以来、初めて顔を合わせてしまったワタルくんにかよこちゃん。
ねったんとキムちゃん、現実逃避とばかりに厨房にダッシュ。
ファッションセンスとHのモラル以外は常識人のリカちゃん、
思わず天を仰ぎます。
かよこちゃん、それはそれは深々とお辞儀してご挨拶。
「新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします」
別に間違っちゃいませんが、何をよろしくお願いするのでしょう?
ワタルくん、テーブルと椅子とバケツを蹴倒して立ち上がります。
「二度目はないと思ってたぜ」ほんとか?
「ないですよ」
きっぱり言うのに、どこか笑顔のかよこちゃん。本命のコムちゃんと
ちょっと違うところが、逆にワタルくんの好奇心をそそってしまうのかも
しれません。
もっともワタルくんは、手当たり次第に好奇心をそそられる人ではありますが。
二度目って、今ここで二度目を始める気なら、死ぬ気で止めねばと思う
リ% 83Jちゃん、とりあえず麻酔銃を探すあたり、かなり動揺しています。
「あの坊やはそんなによかったか?俺じゃご不満だったのか?」
笑顔のままでかよこちゃん、
「遊びの相手は、ごめんです」
「本気だって言ったら?」
んなわきゃねーだろお、とリカちゃん内心で絶叫。
「嘘つきは、もっとごめんです」
なんだか、安っぽいトレンディドラマみたいな会話に……(泣)
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リカ・ユウヒ・タニ 2 No: 956
投稿者:あや 02/01/06 Sun 16:58:46
この部屋を訪れるのはいったいどれくらいぶりだろうか。
タニに出会ってからユウヒを忘れていた訳では無い。
むしろ、気になっていたくらいかもしれない。
ワタルやオサと関係を持つ事には罪悪感がまったく無いにもかかわらず
なぜかユウヒを抱くことは出来なかった。
コン・コン
「俺だ。入るぞ。」
ドアを開けると二人の男が驚いたように立ち上がった。
「あっ。オレすぐ帰ります。」
「いいんだぞリュウ。お前が居てもかまわない。」
「いや、オレまだ仕事が残っていますから。失礼します。」
リュウが閉めた扉の音が部屋に響いた。
ユウヒは直立不動で立ちすくしたまま肩が小刻みに震えていた。
リカが声を掛けようとした途端
「俺、行きますから。俺が行くことで組の為になるなら、リカさんのお役に立てるなら・・・
俺なら少しは使えるし・・・タニはまだ何もできない・・・でも、リカさんには必要な人間です。」
かすれる声でそれでもしっかりと自分に言い聞かせるようにユウヒは言った。
「ユウヒ、お前は本当に昔の俺そっくりだな。まっ、座れ。」
ユウヒをソファの隣に座らせると震える肩を抱き寄せた。
「昔、俺がボスに麻路のオジキの所へ行けと命じられた時、
今のおまえと同じことを言った。
なあ、ユウヒ・・・一度っきりの人生だ。
勿論、義理は通さなくちゃならねえ。だがそうやって自分を殺してだけ生きていたらおまえの人生とやらはどうなるんだ?
前にもおまえとリュウに言ったよな、お前ら二人優し過ぎる。
そんなことで、ココでは生きていけないと。」
「お前が居なくなっても俺が何とも思わないと思ったか?
タニさえ居ればあとの奴らはどうなってもいいと、平気で売り渡すと・・・。
俺にとってはユウヒもタニも同じくらい大切だって事忘れるな!!」
ポタポタと大粒の涙がユウヒの瞼から膝に落ちた。
リカはさらに肩を引き寄せるともう片方の手でユウヒの頬をやさしく包み唇を重ねた。
そのまま静かにソファに倒れ込み指先は頬から首筋、胸へそしてゆっくり下腹部へとすべりおちた。
なつかしい香り、『リカさんの香りだ。』ユウヒは忘れかけていたあの幸福な時間の中でだんだんと気が遠くなっていった・・・。
廊下に出るとしゃがんでいたリュウがあわてて立ち上がった。
「すみません。」
「なんでお前があやまる。」
「ありがとうございます。」
「なんでお前が礼を言うんだ。」
「リュウ!」「はい。」
「もっと強くなれ!強くなってユウヒを守ってやれ!頼んだぞ!」
リュウの肩をグァシッと掴んでリカは部屋をあとにした。
* * * * * * * * * *
タニの部屋の方はまたの機会に
やはり自己満足ってことでお許しください。
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リカ・ユウヒ・タニ 1 No: 955
投稿者:あや 02/01/06 Sun 16:50:56
あんまりすごい量なんで読むだけで4時間くらいかかってしまいました。
もっぱらROM専ですがお正月休みに思い付いたので書かせていただきます。
なぜか需要の無いユウヒくんですが自己満足とお許し下さい。
* * * * * * * * * * *
「仕事がすんだら帰りに俺の部屋に顔を出してくれ。」
轟からの呼び出しはそうめずらしい事では無い。
しかし、今日は何か嫌な予感がしてリカは落ち着かなかった。
大きく深呼吸してドアをノックする。
「遅くなりました。リカです。」
「おお、入れ。」
大きな机の奥で皮張りの椅子に深く腰掛けたトドは、明かりに透かしたグラスを眺めていた。
「今でこそシャンパンやブランデーしか飲まなくなったが、
昔はこればっかり飲んでたもんさ。お前もつき合え。」
そう言ってトドはリカのグラスにジャックダニエルを注いだ。
リカが「いただきます。」と口をつけると早速トドが話し始めた。
「匠組の襲名披露の一件はお前も知ってのとおりだ。
その匠から正月早々連絡があってな・・・。
どうやらエダ組が後ろで糸を引いてたようだ。」
「やっぱり!!あそこはいつも強引に事を進めやがる。」
怒りに拳を握ったものの、その話かとリカは少し安心した。
「跡目も決まっているようだが、匠としては残された組の奴らの将来も気になるところだろう。
そこでの頼みごとってなわけだ。」
トドはひとくち旨そうに酒を飲むと話しを続けた。
「ユウヒかタニを組に欲しいと言ってきた。」
「えっ・・・・!」
いきなりのトドの言葉に一瞬リカの顔から血の気が引いた。
ユウヒやタニが自分の元から去ることなど考えた事も無かった。
自分が捨てる事はあっても取り上げられる事なんて想像もしていなかったのだ。
「ユウヒは俺の元で随分仕事もこなしてきましたから・・・即戦力となるでしょう。が、何故?タニが・・・。
あいつははまだ洗濯や厨房の手伝いくらいで、ろくな仕事もしていないのに何故・・・?」
「なんでも匠んとこの娘がタニを見初めたんだそうだ。」
「娘が見初めた?(タニはカワイイからそりゃ誰もが惚れるかもしらないが、よりにもよってなんで女なんかに)何処で・・・?」
「エステだとよ。」
「エ・ス・テェ-・・・・あの馬鹿!」
「それで、二人は何と・・・。」
「タニは『俺は嫌です!リカさんと一緒ならどこにでも行きます。死ぬことだって平気です。
でもリカさんと離れることは絶対に嫌です。たとえボスの命令であろうとも』だそうだ。涙ためて俺を睨み付けやがった。ははは。」
「ユウヒは?」
「あいつは俯いて『分かりました。』と一言だけだ・・・。」
「ボス。俺に時間をいただけませんでしょうか。」
「明日の夜、匠と食事をする約束になっている。それまでだ。」
「ありがとうございます。」
轟の部屋を後にしたリカはまっすぐユウヒの部屋へ向った。
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りかタニの一週間:くらら編vol.2 No: 954
投稿者:836番 02/01/06 Sun 12:09:53
あ、あら?
部屋を見回すと、
いまやりかとタニがベッドに倒れ込もうとしているところだった。
ああああ!!? いつのまにーーーっ??
時既に遅しで、すぐにベッドからは
「あ…ああっ…」とか
「はうっ…そこ…」とか
いろんな声やら音やら声やら音やら声やら音やらが聞こえ始める。
…だめですわ…
明日の朝までごはんはなしですわ…
まだ真っ昼間なのだが、たしかに、
明日の朝まで続くという可能性は大ありである。
ふうう…
ため息をついてテーブルの下に入り、
しかたなく目を閉じようとしたところ
「あ、タニ、なんだよ」
「ごめん、りかさん。ちょっと待って」
タニがベッドから出ると、ごそごそと冷蔵庫を探っている
「なにしてるんだよ」
「うん、さっきくららのお腹が…あー、これしかないなあ…
くらら、黒豆だけど、食べる?」
え! 黒豆? ええ、嫌いではありませんもの、
この際贅沢は言っていられませんわ。エクボのお兄さま…ありがとう…
くららは目を潤ませてタニの手から黒豆を受け取り、
嬉しさのあまりタニ飛びで一気に頭の上までかけのぼった。
すると、いつのまにかタニの後ろにりかが立っている。
「タニ、ばかだな。くららの好物はこっちだぜ」
そういうりかの手には、裸のくせにどこから取り出したのか、
まる○の「純缶ご飯とサラダ」が…
ああ!! や、やっぱり、わたしのお兄さま!!!
大好きですわーーーーっ!!!
くららはタニの頭の上からりかの頭へ飛び移り、肩に降りて
ぺろぺろと激しくりかの顔をなめ出した。
「くらら~、くすぐったいだろう~」
りかは嬉しそうにくららの顎の下を撫でながら
チュッとキスをする。
なんだか二人はラブラブだ。
りかがあまり嬉しそうな顔をするので、
タニはつい、くららにライバル意識を燃やしてしまった。
りかの前に立つと、
くららがなめているのと反対側の頬をぺろりとなめた。
「うわっ、タニ、なんだよおまえ」
りかの言葉を無視して、タニはさらにチロチロと頬に舌を這わせ、
耳まで移動する。耳たぶを甘噛みしながらなおも耳を舌でくすぐると
舌を差し入れた。
耳に舌を差し込まれて、りかは「あっ…」と小さく声をあげてしまう。
その瞬間、さきほど途中で中断された情事の炎が一気に燃え上がった。
ふたりはどちらからともなくベッドに雪崩れ込んでいった。
…あ、あの? ちょっと、お兄さまたち??
缶のふたを、ですね…開けて戴かないと…あの…
りかの肩に乗っていたので一緒にベッドに落ちてしまったくらら。
しかし、ベッドの中からはすぐに
「ああっ…」とか
「はああ…」とかいう
いろんな声とか音とか声とか音とか声とか音とかが聞こえ始めた。
…だめですわ…これは…
あきらめてくららはまたテーブルの下に戻った。
悲しいことだが、くららは「ご飯とサラダ」の缶をなめながら、
やっぱり朝を待つことになってしまったようである。
その後、缶を自力であけるワザをモーレツに練習しているくららの姿が、
邸内で度々目撃されることになる。「一日一歩」だ、がんばれくらら。
++++++++++++++
おくればせながら、
みなみなさま、明けましておめでとうございます。
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りかタニの一週間:くらら編vol.1 No: 953
投稿者:836番 02/01/06 Sun 12:08:47
りかのベッドの上でくららはお昼寝している。
ああ、なんだか冬だけど、今日は暖かいですわ~。まどろみですわ~。
目を閉じてとろとろとまどろんでいると、きゅる~…と音が…。
あ、あら、わたくし、おなかがすいているみたいですわ。
いえ、みたいでなく、かなり空腹ですわ。
お兄さまはこの2日ばかりお部屋にず~っといて下さっているのに、
今日はどこかにお出かけなのですわねえ……
さびしいですわ、っていうか、おなかすきましたわねえ。
そこへりかとタニが帰ってきた。
あ、お兄さま!
くららはりか飛びで迎える。
「くらら~、ただいま~。いい子にしてたか?」
してましたわ、で、あの、早速ですけれども…
「退屈してただろう?二人ででかけちゃったからな」と言って
りかは色とりどりの猫じゃらしから、今お気にいりの
ダイスのついた猫じゃらしをとってくららにちょっかいを出し始めた。
いえ、あの、遊びたいのではなくて…
「ほら~、くらら~」
鼻の先や耳をねこじゃらしでくすぐられて
……い、いやん…お兄さまったら、すぐわたくしのお耳を…
いえ、そ、そうですわね…ちょっと遊びたい気もしてきましたわ…
くららはけなげにも空腹をおさえてりかと遊んであげる。
「りかさん? 轟さんに電話いれるんじゃないの?」
「ああ、そうだったな」
なのに、りかはポイっと猫じゃらしをタニに渡すと
携帯で轟と話しだした。
……お兄さま…(泣)
そうやって…いつも突然気が変わってしまうんだから……
しょんぼりとこうべを垂れていると
「くらら~、ほら~っ、りかさんの代わりに俺が遊んであげるよっ」
タニの太陽のほほえみにくららの涙も思わず引っ込む。
…ああ、エクボのお兄さま…。
お兄さまなら、分かって下さるわよね、わたくしお腹が…
そこで、小さくきゅるっとお腹が鳴った。
「あれ、くらら? いま…」
くららは真っ赤になって(<?)うつむくと、
爪で床にのの字を書きながら
……はずかしいですわ…レディーがお腹を鳴らすなんて…。
あの、でも、そうなんですの。わたくしさっきからお腹がぺこぺこで…。
あの、ぜいたくは申しません、なにかあるもので結構ですので、
でも、できれば大好物の「まる○」の「純缶ご飯とサラダ」とかだと、
なおいいって言うか…
恥じらいながら顔をあげると、いつのまにかそこにタニの姿がない。
あ、あら?
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ゆうかちゃんの悩み 1 No: 951
投稿者:らん 02/01/06 Sun 11:01:49
僕、近頃どうにかなってしまったみたいだ。
水さんったら、僕が厨房で働いていても、レオンの散歩に出てても
あのクールな涼しげな瞳でずっと僕のことを見ているんだ。
直接見てなくても何故か僕には水さんの視線が感じられる。
僕が一人で歩いていたらどこからともなく現れて僕を抱きしめたり、
キスしたりするんだ。
最初はびっくりしていたんだけど、今では早く水さんに抱きしめてもらいたくって
一人で歩いている僕がいる・・・早く来てって・・・
「ヤダ。僕ったら・・・」
ポッ(顔が赤くなるゆうかちゃん)
僕、いつのまにか水さんのこと好きになってるんだ・・・
でも、水さんはぼくのこと好きでいてくれてるのかなぁ?
こんなこと厨房のみんなには相談できないし、どうしよう。
「ゆうか」
「ひゃっ」
(いきなり水に後ろから抱きしめられたゆうかちゃん)
「なんて声出してんだよ」
「み・み・水さん・・・」
「ん?お前、顔赤いぞ」
「い・・いや・・・別に・・・あの・・・その・・・」
「変なやつだな」
水はゆうかちゃんの顔を自分の方に向けて熱いキス。
「今晩も可愛がってやるからな」
「はい・・・」
と素直にお返事するゆうかちゃん。
「じゃあな」
去り行く水の後ろ姿を見ながら
「僕も一度あの人を驚かせてみたいな・・・」
とひそかな野望に燃えるゆうかちゃんでした。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
とうとう、水君とゆうかちゃんを書いてしまいました。
もうちょっと続きます。
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ふう。 No: 949
投稿者:KARARA 02/01/06 Sun 01:25:36
あー、5日に帰宅し、1週間ぶりにPC開いてここにくると、
すごいすごいすごい!!!!!!
頑張ってよみましたぁ~(^^)ふう。
もうみなさん最高です~。楽しいお話わんさかわんさかですね☆
ほんとうはひとつひとつにレスつけたいのですが・・・ごめんなさい。
ではでは。
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すみません。書き逃げしてました。 No: 948
投稿者:オレンジ 02/01/06 Sun 00:33:58
新年会、無事終わったのね~
忙しくて、しばらくぶりに来てみれば、う、嬉しい・・・。素敵だわ、皆様。
個人レス苦手なので、まとめてでごめんなさいですが、
新年会ネタを使って下さった皆様には心よりの感謝と愛を!!
かよちゃんのウェディングドレス姿もいいなあ・・・
新年会でオディット姫して欲しかったけど、撮影中で忙しかったものね。
のるぶんトド、なにげにいっぱい展開してますね。嬉しい~。
期待してます!!HTさま、Kさま、いちごさま。
実はのるぶん親衛隊な私です・・・。
ごめんなさい、作品じゃなくて。またそのうちおじゃまするかも?
そのときはまたよろしくお願いします。
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やっとこ No: 947
投稿者:ももんが 02/01/05 Sat 22:18:37
皆様あけましておめでとうございます!(今頃スミマセン)
年末からやっとこPCの前に座る事ができまして、必死で
読破したところです。正直、脳みそがグチャグチャになってます。
ライターの皆様のHNと、ストーリーが絡まって大変な状態。
も、もう一回読み直そうと思います。(^^;)
らん様 ミズ君とゆうかちゃんに年越しさせて下さって嬉しい!
0番様 もう崇拝しております。
ミズ君ゆうかちゃんも何とか進めてやって下さい。
とにかく、愛セレが気になって眠れません。今年も
0番様の世界を楽しみにしております。
管理人様 この掲示板を作って下さって感謝しています。
今年もどうぞヨロシクお願いいたします。
ショーコ様 わたコムXDAYに感動しました。思っていたこと
を解決して下さったって感じです。これからの二人も
楽しみにしています。
もっと皆さんにレスしたいけど、もう一回じっくり読み返してから
にします。 あーでも今、トドぶんとあさおさ&壮君が気になって
眠れないなぁ。。。
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エピソード 2 ・その⑤ No: 946
投稿者:K 02/01/05 Sat 22:11:13
翌朝、稔がハッとして目を覚ました。
腕の中で寝ているぶんがやけに熱かった。呼吸が荒く額から汗が吹き出ている。
下着とパジャマを着せるとひたいに氷嚢をあてた。
(俺は何て事を・・・)
昨日の出来事を思い出し苦しんだ。
ぶんが気を失っている事に気付き慌てて着替えぶんを担ぎ上げるとコートを被り部屋に向かった。
シャワーを浴びて冷え切ったぶんの身体を綺麗に洗い上げるとぶんを抱え、そのままベットに移動させた。
(俺の身体で暖めてやるからな、ぶん)
毛布の中でぶんを腕の中にしっかりと抱きしめて眠った。
「み・水・・」
うわ言のようにつぶやいたぶんの言葉に稔は急いで水を用意し口に含むと、抱き起こして飲ませた。
(なんだかとっても気持ちいいや)
こくん。
ぶんが目を覚ますと稔の声が耳元に響いた。
「ぶん・・・すまなかった。どうかしてたんだ・・・」
悲しげな声にぶんは首を振ると微笑んでいった。
「ううん、僕、怖かったけど、ノルさんが来てくれてやっぱり嬉しかった」
ぶんの言葉が愛しくて、そのままぶんを抱きしめる。
「・・・・当たり前じゃないか」
「うん、そうだね」
稔に笑顔が戻ったのを感じ取るとぶんはへらっと笑って頷いた。
翌日にはすっかり熱は引いたが、セキと鼻水が辛そうだった。
なのにぶんは何かと稔に話し掛ける。ぶんの鼻声が可笑しくて稔は笑ってばっかりなのが勘に触る。
「お前、喋るのやめとけよ」
「らんらよ(何だよ)ほんなに(そんなに)笑わなくたって・・・」
言葉では言い合っているものの互いに笑顔が何より嬉しかった。
(あの時のノルさんは別人のようだった・・・あ~あ、早く優しいノルさんに・・・)
途中まで思うと顔が赤くなる。
「何考えてるんだ?」
「な・なんれも(何でも)ないよ」
(どうしよ、言ってみようかな?)
「れぇ(ねぇ)・・キスして」
(エッ?!)戸惑いを見せたが、ぶんの欲求が嬉しくて
(あんな事をしてぶんはもう求めてこないかもしれないという不安があったのだ)顔を近づける。
(あっ!!・・)
「ら(ダ)メ-!やっぱりまら(ダ)ら(ダ)メら(ダ)、ノルさんに風邪移っ・・・」
既にぶんの唇は塞がれていた。優しく当てられたノルの唇の感触が懐かしく感じられる。
(あぁ~ノルさーん。これがノルさんだよー)
ぶんは嬉しかった。
キスをしたままノルのようにノルの服のボタンをごそごそと外し始めるもののなかなか上手くいかない。
稔が気付きぶんの手を掴むと一緒に自分のボタンを外し始めた。
(やっぱり、ノルさん凄いや・・・)舌を絡ませながら久しぶりのノルとの行為に胸を弾ませていた。
(1週間か・・・)
声が出ないのをいい事に言いたい放題のぶんに苦笑するしかなかった。
「はい、薬。飲んで早く良くなってね。」
「あぁ」
まだ熱が引かないらしい。上気しポーっとなった顔、ハスキーになっている声に ぶんはドキドキしてきた。
「熱のあるノルさんって色っぽいんだね・・・」
(・・・ぶん?!)
稔の動揺を見るとぶんは積極的に稔を求め始めた。
稔の上にまたがりボタンを外し始める。
「お・おい、ちょ、ちょっと待て・・ぶん、お、お前、何考えて・・・」
出ない声を振り絞って告げるが既にぶんの目から蒼い光が放たれる。
「ダメだよ喋っちゃ。こないだの罰だよ。僕が元気にしてあげる」
ぶんの興奮した様子に焦りが生じた。露わになった稔の肌に手を滑らせる。
「あぁっ・・・や・・めろ、ダメだ・・ぶん」
苦痛とも悦びともいえぬ顔でぶんを見る。
稔の乱れた吐息にぶんの行動は益々大胆になっていった。
「ノルさんに風邪移しちゃったけどさ・・あれで僕は元気になったんだ。ノルさんだってきっとそうだよ、ネッ」
フフッとぶんは悪魔の微笑を浮かべた。
「あっあぁー」
稔の声がぶんの耳に溶けていった。
エピソード 2 完
NORUXBUNXNORUXBUNXNORUXBUNXNORUXBUN
またしても濃すぎました。(反省2)。
かなりヤバかったかなと長文のくせに一気に上げてしまいました。
ご容赦を!
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エピソード 2 ・その④ No: 945
投稿者:K 02/01/05 Sat 22:02:34
「なんで・・・僕の事なんかほっとけばいいじゃないか!そうすればノルさんだって好きなように出来るんだ!僕だって何しようと勝手だろ!!」
ぶんの肩を掴んだ手に力が入る。
「痛いよ・・・」
「許さない」
「えっ?!」
稔の胸から引き離されたぶんは稔の目にビクッと震えた。
「俺以外の男に抱かれようなんて許さない!」
冷たい土の上に押し倒すと、両手首をぶんの頭の上で押さえた。
そのままぶんに乗り上げシャツを剥ぎ取るとベルトに手をかける。
ぶんは怯えたまま身動きがとれずにいた。
「んんっ」
一瞬のうちに唇が奪われた。
息が出来ない位、長く激しい強引なキスだった。
(怖い・・・いつものノルさんじゃない)
貪るようにぶんの体中に唇を這わせていく。
「あっ・・・
(・・本当にこれがノルさんなの?!・・・こんな乱暴に・・・・)」
目を閉じたぶんの目から涙が流れ出た。
容赦なく稔の愛撫は続いていく。
熱く激しい吐息がかかる度にぶんは身をよじらせた。
「ぶんっ、愛しているんだ!お前だけなんだよ!!」
激しい吐息を洩らしながら稔が叫んだ。
まわりなど気にしない、稔の言葉が叫びが嬉しかった。
(・・・・・こんなに僕の事思って・・・・・・・・あっ・・こんなの嫌だ・・・)
紅潮していく稔の姿が切なかった。
もう一度、唇に舌を差し入れると、ぶんは応じるように舌を絡めた。
(ぶん・・・)
(ノルさん・・・)
脚に手をかけ大胆に開くとぶんは稔にしがみついた。
稔はぶんを感じながら突き上げた。
事が終ると同時に、ぶんは気を失ってしまった。
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エピソード 2 ・その③ No: 944
投稿者:K 02/01/05 Sat 21:57:20
茂みの奥に連れていかれると少しだけ不安になってきた。
(なんだこいつ、こんなとこでやるつもりかよ・・・)
「ぶんーっ」
街灯の明かりの中に息を切らしている稔の姿が2人の目に飛び込んできた。
(えっ?!ノルさん・・・?)
ぶんは稔の声を聞くと、一瞬嬉しくなったもののまた怒りが湧き上がってくる。
「ねぇ 早くやってよ」
男の首に手を巻きつけ見つめていった。
「あっああ」
ぶんの瞳が蒼い光を放つのをみて男は更に動揺した。
(やっべぇ、早くしねーとさえこの奴に・・・)
慌ててベルトに手をかける。思うようにはずれない。
見かねたぶんに手をかけられ、驚き思わず後ろにさがると何かにつまずいた。
ガサッワサワサワサ
「うわー」「痛たた」
ぶんもろとも崩れ落ちた。
ハッとして稔は振り返った。
(今確かにぶんの声が・・まさか・・・・)
ガサッ。
草むらに分け入る。
ベルトに手がかかったまま、男の上に乗り上げたぶんがいた。
シャツのぼたんまで外れている。(←部屋でノルが外したものだが自分でやったと気付いていない)
「痛ってー」
男は起き上がろうとしたが、ぶんが固まっているので身動きが取れなかった。
「おい、兄ちゃんどしたい?」
視線の先に男(=稔)の姿を捉えて青くなる。
(あちゃーさえこ失敗だよ・・・)
初めてみる稔の悲しげな顔にぶんは胸が痛んだ。
だがここで負けてはいけない。
(もっともっと苦しめばいいんだ、僕のために・・・)
「早くやろ」
稔を意識しながら男にキスをした。
「やめろっ」
稔がぶんを引き離すとコートの中にぶんを包み込むように抱きしめた。
その様子を見て男は半分ホッとしていた。
(さえこ、俺だってやっぱりお前しか愛せねーよ)
「あんた、こいつの事本当に愛しているんだな。こんな無茶させないよう大事にしてやれよ。じゃあな色魔さん」
男は立ち上がると笑いながら去っていった。
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どうもありがとうございます^^; No: 943
投稿者:0番 02/01/05 Sat 21:41:28
>続々0番様(以下略^^)様
あー、あなた様のワタルくんでございましたか^^;
でも、確かにアレがなければ「愛セレ2001」はありませんでしたので。
本命以外とやっちゃったからって、あんなにしつこくフォローした私って
いったい・・・。(コムちゃんとかオサちゃんとか、どーすんだって気が)
この先、何かあったらどなたかにぜひフォローしていただきたいものです。
(まとぶんにとって)大事なかよこちゃんではありますが、いかんせん
何か事が起きないことには話も発展しませんので、お気が向きましたら
ぜひ・・・(ぜひ、なんなんだ?)だって、読みたいんですもの!
>華子様
待ってくださる皆さんて、どの皆さん・・・(泣)?どなたか、私にも愛を・・・
と、いうわけで、ようやく日常生活に戻れます^^
相変わらずお洗濯にいそしむ下っ端キムちゃん。なぜいつも庭で、なおかつ
たらいと洗濯板なのかは謎です。
その横で真剣素振りにいそしむさわやか壮くん。煩悩に流されそうになったときは
素振り五千回を己に課しているらしいのですが、その計算で行くと、
ここのところの事態から言って一日中素振りをすることになります。
もともと壮くんの役職は斬り込み隊長なので、やることといったら後は
吐血くらいです。
煩悩滅却のため、一心不乱に素振りをしまくる壮くんでしたが、
なんだか頭上が騒がしい気がして、見上げたとたん、いきなりどでかい枝が
降ってきて壮くんの顔面を直撃。
煩悩はなくなりましたが、意識もなくなったようです。
その前にさっさとたらいと洗濯板を持って避難したキムちゃんに声がかかります。
「生きてるかな?」
「龍角散飲めば大丈夫でしょう」
説得力のない返事をして見上げた大木からすとんと降り立ったのは、
長身の男前、はるひくん。庭師見習です。
正規の庭師、汝鳥さんがギックリ腰で休職中のため、いきなり庭師になった
はるひくん、壮くんとは同期の桜。
通販で買った高枝切りばさみを片手に、気絶した壮くんをキムちゃんの
邪魔にならないところにもう片方の手で放り出します。さすがです。
「今頃剪定ですか?」
正月早々、そんなもんやるのかどうか定かではありませんが。
「まあ、剪定っちゃあそうなのかな。やれって言われたんだし」
「そのわりには見た目あんまり変わってませんねえ」
「そりゃそうだろ。俺が切ってんの、中の方だから」
「中?」
こんもり茂った常緑樹を高枝切りばさみで指したはるひくん、
「外側はそのままで、中の方の邪魔な枝切れって。人間二人が寝っころがれる
くらいのスペース空けとけって言われたから」
「………」
そうですか・・・。
一体誰に頼まれたのか、聞くのはよそうと切に思うキムちゃん。
床ぶち抜きの前科から言って、ワタルくんやリカちゃんではないような
気もしますが、外でのHに意欲的なかよこちゃんとまとぶんでもなさそうな
気もします。
消去法で考えると答えが出てしまいそうな気がして、洗濯にかかろうとした
キムちゃんをよそに、はるひくん暢気そうに見上げて声をかけました。
「そんくらい空けとけば大丈夫ですかあ?」
それに対しての返事があまりに小さいので、つられて上を見てしまった
キムちゃん。
寡黙で静かな、椿の花のゆうかちゃんがひっそりと木の上にいるのを目撃です。
ミズさんかい……。
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋 6 No: 942
投稿者:ショーコ 02/01/05 Sat 20:57:50
いちご様。ステキなお話。こんなふうに嫉妬されてみたい(^^)
ぶんちゃん、幸せ者ですよね、ある意味。
でも、この先もっと大変な事になるのでしょうか?とても気になります。
keiko様。私にも分かりません(^^;)悩み中でございます。
HT様。こちらのトドぶんも良いんですよね~~(^^)
キムちゃん、大変でしたね。お疲れ様。
あなたもそうやって成長して行くのね、としみじみ。
あお様。楽しかった(^^)
りかちゃんって何やっても(されても?)カッコイイのはなぜでしょう。
0番様。そうなんです....まったくうちのワタルときたら(^^;)
せっかくの名作なのに、コムちゃんには絶対見せられません。(って、私は姑か?)
だから、こっそり隠れて夜中に見てます、ワタルと(ウソよ‘^^)。
またのご登場を一日千秋の思いでお待ちしております。
*************************************
その夜、厨房での仕事も終わって、
コムはバスタイムで火照った体を、夜風に当てている。
濡れて少し巻き毛になっている柔らかい髪。
ほんのり上気したなめらかな頬。
後ろから、そうっと、ワタルが抱きしめる。
俺の天使...........
口に出しては照れてなかなか言えない言葉を、
抱きしめるその手にこめる。
「何を、考えてる?」
コムの耳元でささやくワタル。
「あのネ、壮君がね、」
「うん?壮?」
ちょっと、ワタルの眉が上がる。
「うん。オサちゃんをね、.......アッ.....」
ワタルの方に振り向いたコムの唇を、ワタルの唇がふさぐ。
「ウ...ム...く...る..しい....」
ワタルの強引なくちづけで息も出来ないコム。
「ワタルさん、どうしたの?いきなり」
「どうもしないよ。」
「そんな事ない。怒ってるみたいだ。」
「別に、怒ってなんかいない。」
「キスで分かるもの.....」
「お前、厨房で働くの止めろ。」
「どうして?ワタルさん賛成してくれたじゃないか。肉まんまで買ってくれて」
「お前、そんなに丈夫じゃないし」
「丈夫だよ」
怒って、むきになっているコムの表情が可愛くて、
ワタル、コムにもう一度くちづけを。
「もう、ワタルさん、真面目に聞いて....」
ワタルの唇を無理やり放して、話し続けようとするコムを
ワタルが抱き上げる。
「話しは後で聞くよ。」
(後って、何の?)
コムがそんな夜を迎えてる頃、
厨房に近い、普通の部屋では、壮が満たされた思いで
ベッドの傍らに座っていた。
ベッドの上では、オサが安らかな寝息を立てている。
清潔なシーツの石鹸の匂いと、オサの肌のほのかなスミレ色の香りが
交じり合って、甘く切ない。
オサさん、僕が守ってあげますからね。安心して眠ってください。
オサの白く整ったさびしげな寝顔を見ながら
壮が、呪文のように幾度も繰り返す。
眠ったままのオサの手が何かを探す。
ベッドの端に置かれた、壮の手に触れると、
安心したように、握り締める。
「アサコ.........」
「オサさん.........」
悲しみが壮の胸に、たった今、住みついた.......
暗い部屋で、アサコが目を覚ます。
ちー坊に当て身を食わされた事をぼんやりと思い出す。
「オサ..........」
お前、もう帰って来ないのか.............
アサコは、一人ぼっちの広いベッドの上で、
ごろごろと転がりながら、眠れない長い夜を過ごす。
「あいつ、俺を裏切って......絶対ゆるさねぇ。」
オサの血に汚れたシーツを体に巻きつけて、
何度も繰り返して、思う......オサ...オサ....オサ......
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いけいけトドさん No: 941
投稿者:隠れトドブンファン 02/01/05 Sat 20:00:34
ブンちゃんをがしっと取り戻すのよ(爆)
いちご様
ここにもファンがおります。
続きをお待ちしてま~す。
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No: 940
投稿者:わんこ 02/01/05 Sat 18:12:40
いちご様、大ファンです。(笑)
トドさんのジレンマにドキドキです。
もっと、トドブン書いてくださいー!!
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レスだけ(^^) No: 938
投稿者:華子 02/01/05 Sat 15:50:53
ちょっとだけ、PCの見れないところに行くのですが、寂しい!
PCと回線も持って行けたらなんて馬鹿な事を考えてしまいました。
0番様
自給自足なんて、そんな事、、、。皆さんが待ってるんですよー。
私なんか愛を込めて(えっ?)待ってます。(告白、、ポッ)
文才・表現力・発想etc,,,ただただ、尊敬です。
いちご様
トドさんの嫉妬にもう、ドキドキです。悲しさも伝わってきて
トド・ブンに胸が熱~~くなってしまいました。
あお様
皆に襲われる?!リカさん、そして、噂が1人歩きに笑いました。
こんなリカさんもとても素敵。
HT様
ヘリでの甘~い時間。発想が、素敵。雰囲気の素敵、ウットリしました。
“ブンちゃんの不倫?”興味津々です。
ショーコ様
壮君の恋、どうなるんでしょう。気になります。可愛い壮君ですから
心配です。
PS:その通り、コムちゃんは一段と綺麗になってました。ワタルくんとの事が
あってから、ますます、、??いえ、これはここでの事でした。
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いちごさま! No: 936
投稿者:雪だるま 02/01/05 Sat 12:41:55
なんか読んでて涙出てきちゃった…
ノルぶんも好きな私ですが、トドさんの気持ちを
思うとトドぶん応援団に入ろうかなぁ
この先どうなっちゃうの?
もうドキドキです。
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嫉妬 3 No: 934
投稿者:いちご 02/01/05 Sat 10:14:37
ブンの好きなワインを持って部屋へ向かうトド。
(喜んでくれるだろうか。)
いつになく弱気な自分に苦笑した。
「なんだ、電気もつけないで。」
「トドさん。・・・今日は早かったんだね。」
ノルを想っていたことに後ろめたさをかんじながらもなんとか平静を
装うブン。
「お前が飲みたがっていたワインが手に入ったぞ。」
「うわぁ、すごーい。飲みたかったんだ、これ!」
明るく笑うブンにトドはホッとした。
「一緒に飲もうと思ってな。」
「ありがとう。今用意するね。」
そう言って後ろを向く瞬間、ブンの顔から笑顔が消えたような気がした。
(ブン?)
しかし、グラスとオープナーを持ってきたブンは満面の笑みだ。
(気のせいか。)
ブンの一挙一動が気になって仕方ない。
こんなにもブンにのめり込んでしまったのか?
(俺もヤキがまわったかな・・・)
フッと笑いを漏らすトド。
「らしくないな。」
「えっ、なに? はい、どーぞ。」
「いや、何でもない。 ブン、乾杯しよう。」
「何に?」
「俺達二人に。」
一瞬、ブンの顔が曇ったのをトドは見逃さなかった。
しかし、ブンはすぐに笑顔を作り
「やーだ、トドさんたら。恥ずかしくないのー?
そんなクサいセリフ吐いちゃって。
はいはい、トドさんと僕にかんぱーい!」
チン、とグラスを合わせた。
「おいし~。早く飲んでみて。」
ブンに促され、グラスに口を付けるトド。
「ん・・・俺はプランデーのほうがいいな。」
と笑った。
楽しい会話が進み、トドの不安が消えかかった頃。
少しずつ、ブンの無言が増えてくる。
「・・・ン。ブン。・・・ブン!」
「えっ?あ・・ごめん。ちょっと、酔っっちゃったかな・・・」
トドがブンのグラスに目を移すと、ワインはほとんど減っていなかった。
「何を考えている?」
「別に、何も・・・」
「まだ怒っているのか?」
「何のこと?」
トドが言っているのはコムのことだとわかったが わざとトボける。
「あれは宴席での戯れ事だ。」
言い聞かせるようにトドが言った。
「もういいよ。トドさんがコムに引かれるのはわかるよ。
それに・・・僕はトドさんに飼われてる身だもの。
トドさんが何をしたって僕に文句を言う権利はないんだ。」
「やめろ!飼われてるなんて二度と言うな!」
声を荒げるトドに身を縮ませるブン。
「どうでもいいよ・・・。トドさんの言う通り戯れ事だったんでしょ。
全然気にしてないよ。」
吐き捨てるように言うと、ブンは顔をそむけた。
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「やめちゃ……やだ」 No: 933
投稿者:続々0番様最高~ 02/01/05 Sat 03:39:11
0番様~「愛のセレブレーション2001」、最高でした~^^
0番様の、かよこちゃん・まとぶんストーリーが、大・大・大好きなので、
この年末年始は、最高に萌えさせていただきました~^^
固定ハンドルは恥ずかしい^^;ので、その都度変えていましたが、
何を隠そう(!?)、実は私が、
大分~下~~~~~っ^^;の方で、
野獣ワタルくんに、白鳥かよこちゃんを襲わせた^^;張本人です(爆死)
(あの後、自己嫌悪に陥り、レス以外はロム専に戻りましたが)
あのときは、大切なかよこちゃんをズタボロにして、本当にすみませんでした・・・。(まとぶんもゴメンね・・・)^^;
でもそのおかげ(?)で、このように素晴らしい「名作」が生まれたのであれば
(・・・↑絶対に、そんなことはないっ!!)(爆)
かよこちゃんファンとして(0番様のおかげで、ファン度がアップしました)(笑)
そして0番様の「隠れファン」として(パート1でそう書いたのも、実は私です・・・)^^;
最高に幸せでございます~~。
とにかく、このHPは、今の私にとって、日々の一番のお楽しみです!
毎日ここに来るのが、楽しくて仕方ないです~^^
パート1が終わってしまったときは、本当に残念で仕方なかったのですが、
管理人様が再び掲示板を立ち上げてくださり、本当に感謝しています。
(ところで・・・書き込みが1000に到達したら・・・どうなるのでしょうか??)
どうか0番様はじめ、ライターの皆様、絶対に「身を引く」なんて、おっしゃらないで下さいね。
(あとそれから「バス旅行」の続きが、非常に気になっています!)
それから0番様、今度は、かよこちゃんとまとぶんの愛が、よりパワーアップ(笑)した
「愛のセレブレーション2002」^^を、お待ち申し上げております。
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バリ編・ずんこ邸に戻り・・・ No: 932
投稿者:♪HT♪ 02/01/05 Sat 02:08:01
ずんこ邸に着くと「お待ちしておりました」
黒燕尾できめたずんことわたる、それに更紗を纏ったコムが笑顔で迎えてくれた。
トド「久しぶりだな、ずんこ。今晩世話になるぞ。お前達も元気そうだな」
コムとワタルは顔を見合わせて頷きあう。
ブン「ずんこ、トドさんは僕の部屋でいいからね。そうそうキムに部屋を頼むよ」
ずんこ「もちろん。キム君、今日はカップルが多いから僕の話し相手に
なってくれるかい?」
キムはウォーっと叫び出したい気分だった。
籐のソファでトドに寄りかかり、ぶんはそっと尋ねる。
「のるさんの事、何も聞かないの?」
「お前の悪ふざけは今に始まった事でもないだろう。だが、お前は俺のものだ。
わかっているな」
「うん・・・。僕はトドさんのものだよ」
ぶんはまっすぐトドを見つめ、瞳から大粒の涙を流す。
トドが「泣くことはない」と言いながら優しくぶんの髪を撫でると
ぶんも答えてトドの首に腕を回す。
(マリア像のように神聖な微笑みをしたかと思えば、小悪魔の笑みで
俺を狂わせる・・・)
「全くお前は何度抱いてもまた抱きたくなるな。もう一度だ」
トドは今度はいきなりぶんの感じやすい所に触れていった。
「あ・・・トドさん、もっと僕を壊して!」
トドは帝王に相応しく激しく動き、ぶんを支配していく。
ぶんはトドを深く受け入れ、捕らえて離さない。
二人は絶頂の味を揃って確かめ合った。
(何時の間にか俺にはぶんがどうしても必要な存在になっていたんだな)
トドは本当は鳥篭に入れてしまいたいほどぶんを拘束したかった。
(僕の永遠の居場所・・・何て心地いいんだろう)
ぶんはトドの胸の中で幸せに満ち足りていた・・・はず。
翌朝、コムとワタルに別れを告げ一足先に帰国したトド・ぶん・キム。
極道上層部の新年会やら、市民の皆様への挨拶回りやら
トドはまた繁忙な日々に戻った。
そして数日後。
「ワタルとコムの様子見に行って来るね。ぶん(はあと)」
キスマークつきのメモがトドの机の上にあり・・・
♪のるさ~ん、今行くからね~♪鼻歌を口ずさみながら
ぶんは空港で2冊目のガイドブックをパラパラめくっていた。
。。。。のるぶんの遠距離恋愛(不倫)が始まってしまいましたー
久々に♪ノルXぶん親衛隊♪を名乗れそう。しつこいナー私も。
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リカ VS ねったん・壮 No: 931
投稿者:あお 02/01/05 Sat 01:34:06
壮に後ろから羽交い締めにされ、
ねったんのキスを受けているリカだったが・・・・
そのまま、やられるリカでもなかった。
(しかたない・・・本気を出さなきゃ逃げられない)
リカは、手を押さえ込まれているぶん、ねったんの唇へと全神経を
集中させ、いわゆる・・・すごいキスというのを猛然としかけた。
(あ・・ダメだ、こんなの反則・・・)
「ああ・・」
ねったんがため息をもらし、さきほどのかしげのように、
そのまま、座りこんでしまった。
「ねったん、どうしたの、大丈夫?」
壮はつい、リカの手を押さえ込んでいた力をゆるめてしまった。
(よし、今だ)
リカは、勢いよく手を引き離し、「ごめんよ、壮!」と言うなり、
今までとは逆に壮の手をつかんで、背負い投げ!
「いってーーー」
「悪いな、手加減はしたつもりだぞ。ドクターのところへ行って
湿布でも、もらってこい」
「それからなーーお前らの中で、どんな噂になってるのか
知らんが、俺を落とせば強くなれる・・って、そんな話があるわけないだろ!
よく考えろ!!いいか、そんな噂は否定して歩け、わかったな!」
2人は、ただ、ぼーーっとリカを見つめているだけだ。
「まぁ、いい。次からはこんなバカな事はやめろ。ああ、そうだ、
タニ・・・は、いっか、もう・・・知られたら、その時はその時だ・・・」
(くそっ!誰だ変な噂流したのは・・・。今のは、2人だったから、
まだ何とかなったけど、これが3人4人がかりで来られちゃいくら俺でも・・
んーーー、これじゃしばらく、落ち着いて歩けねーよ)
リカはぶつぶつ言いながら、自分の部屋へと戻って行った
あとに残された2人。
「ねったん、やっぱり、強くなるには、簡単にはいかないね。
もう一度挑戦する?」
「え・・・いいや、もう・・・。ああ、久しぶりに、すごいキス、受けちゃった」
「ああ、ずるいっ!僕だって受けたかったのにぃぃーー」
「じゃんけんに負けたのが悪いんだよ~」
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リカVSねったん・壮 No: 930
投稿者:あお 02/01/05 Sat 01:29:44
かしげちゃんとの後の続きです。
最近、抱かれてばかりだったけど、責める方の感も鈍ってないなと
少々ご機嫌で部屋に帰ろうとしたリカだったが、いきなり後ろから羽交い締め
にされた。
(な・・・今度は、何だ!)
「おい、誰だ、放せ!」
「すいません、リカさん・・・」いきなり、目の前にねったんが現れた。
「おい、何のまねだ、放せ」
後ろでリカをおさえているのは、壮だ。
「何だよ、お前らはーー!新手の特訓かーー?!ボスの命令かーー?!」
「いえ、違います。実は、最近、タニちゃんが頼もしくなってきちゃって」
「その原因がリカさんを抱いているからだという話なんです」
「な・・・(こ、こいつらも、さっきのかしげと同じか??)」
「リカさんをキスで落とすと、強くなれるらしい、頼もしくなれるらしいとい
う話があって」
(なんだよ、それ・・・)
リカは体中から力がぬけそうになった。
「でも、一人では、まだリカさんに立ち向かえないだろうから
こうして、2人で」
「すいません、リカさん、僕らも強くなりたいんです、まずは、僕から
失礼します!」
ねったんが、リカの上にかぶさってきて、唇を重ねた
(ま、待て、そんな話があるわけ・・・ぐ・・・)
(くっそぉぉぉぉーーーー)
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リカ・かしげ No: 929
投稿者:あお 02/01/05 Sat 01:26:51
なんか、リカタニが出てくるのが無くなってしまったのは
私があんなものを書いたからでしょうか。(自意識過剰?)
私も、ロムに戻ろうと思いましたが、もう一つだけ、書かせてください。
長くなってしまいそうなので3つに分けました。
ごんたさんのに続けられればいいのですが、私が書くと、また
とんでもない事になりそうで。
836番さんや、ベンさんなら、ワタリカやリカタニをうまく書いてくれそう
な気がしますが
お二人は書くのをやめてしまったのですか?
Rさんも、また書いてほしいな(私が言うことではないかもしれませんが)
あ、ショーコさん、かえって気をつかわせてしまったみたいで、ごめんなさい
前回までのネタをまだひきずっております。本文行きます。
リカが廊下を歩いていると(また、この出だしか)かしげに呼び止められた。
「リカさん」
「ああ、かしげ・・・何か用か」
「みんなが噂してますよ、リカさんがタニに抱かれたって」
「・・・・」
「タニにできるのなら、僕にもできますよね」
「え・・・何だって」
かしげは、いきなり、リカに唇を合わせてきた。
(こいつ・・・う・・・)
そのまま、身を任せそうになるのを必死にこらえたリカは
かしげの背中に手をまわし、ゆっくり、シャツの下の方から
手を差し入れた。
手の動きが胸の方へとまわる
(あ・・・)
かしげは思わず、そのまま、座り込んでしまいそうになった。
ふ・・と笑ったリカは、そんなかしげを立たせて改めて唇へと、自分から重ね
ていく
舌の動きとシャツの中に入れた手がかしげを責める。
(ああ・・・ダメだ)
かしげは、そのままリカの腕の中へと倒れこみそうになった。
立っていられない。
「おい、かしげ。何を聞いているか知らないが
お前が俺を抱くなんて10年早いんだよ・・ああ、そうだな、それでも
そんなに悪くはなかったから、5年・・かな。」
リカは、笑いながら言った。
そして、そのまま、立ち去ろうとしたが、あっ、と思い出したように、
座り込んでいるかしげに向かって言った。
「おい、今の事は、タニに言うなよ」
「あ・・言わない・・・よ」
(誰がリカに、けしかけて反対にやられたなんて言えるか)
「よし・・」
まったく、何で、こんな事をいちいち気にしてなきゃいけないんだ。くそっ!
タニは昔は俺のおもちゃで、かわいい、お人形だったはず。まぁ、今でも
かわいいけど。すっかり、立場が逆じゃねーか。
それでも、タニから離れられなくなってる自分が不思議でもあった。
「ああーーー!!!誰がタニをあんなふうに変えて行ったんだよ~!!」
それは他の誰でもない、あなたでしょうという、つっこみは
今のリカには、まだ聞こえてこないようで。
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バリ編・ヘリでの救出劇のあと No: 928
投稿者:♪HT♪ 02/01/05 Sat 01:01:56
ヘリの中はまだ吐息が聴こえてきそうなほど蒸していた。
ぶん救出の為トドに急遽バリに連れてこられ、
ヘリの操縦をさせられたキム。(できたんかい?)
予想はしていたものの後部席で起こったことは・・・@@@
いつもどこか品の良さを残したぶんが、別の生き物に変わってしまった衝撃。
振り返らずじっと操縦桿を握りしめていたが若いキムには刺激が強すぎた。
ヘリの振動も手伝って、キムは爆発しそうだった!!
(俺も仲間に入れてください!!・・・言えねーよなー)
後ろの二人が余韻に浸っている今でもキムは想像しまくり
耳にはぶんの「あゥ・」「もっとゥ・」「お願いゥ・」が
何度もこだましているのだった。
濃く熱い時間のあと、ぶんは子供のように甘える。
「バリの夜景を見ながら遊覧飛行、ロマンティックだね。
トドさんと二人で新しい年を迎えられたし」
トドはヘリから垂らした縄梯子に掴まり、ピストルを構えながら
のるからぶんを取り戻した。
まるで映画に出てくるような雄姿だったとそっちを誉めて貰いたかったりしたが、
ぶんを抱きしめる手にギュッと力を込めていう。
「お前の為だと何故か俺らしくないことをしてしまうよ」
ぶんは自分にだけみせるトドのそんなところが可愛く思えて大好きだった。
小高い丘のヘリポートに機は到着した。
一足先に下りてドアを開け、二人が降りるのを見届けるキム。
(あ~、よく体がもったよ)
そこにぶんが近づいてきてキムの腕をそっと掴み、耳元で囁いた。
「キムゥ・。聴こえちゃった?皆には黙っててね」
そして口の前で人差し指を立てる仕草をして恥じらうように笑っている。
(ぶんさんってこんなに可愛い人なんだ!)
キムはぶんとの秘密を持ったこともすご~く自慢したい気分だったし、
ヘリでのめくるめく出来事を厨房組に事細かにすご~く報告したい気分だった。
(俺って超ラッキー!)
トド「キム!早く車を出せ」
キム「はっ、はい。今」
車は3人を乗せてずんこ邸へと向かった。
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レスだけです・・・・ No: 927
投稿者:keiko 02/01/04 Fri 22:04:36
>ショーコ様
アサオサ番外編続き気になります・・・・
最後はオサちゃんアサコさんのところに戻りますよね?
壮君が取らないですよね・・・・・
>0番様
すごいですね~。
最後のオチが笑えました。
ゆうかちゃんが出てくるなんて・・・・
そういえばあと少しで1000になりますね。
なんだか最近レスばっかりしか書いていない私です・・・・
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ワタコム番外?アサオサ番外?壮君の恋 5 No: 926
投稿者:ショーコ 02/01/04 Fri 21:27:23
ららら様、ご親切にありがとうございます。お邪魔じゃなくて、良かった(^^)
ららら様が言ってくださったような、
雰囲気がもう一度出せるかどうか........少し不安です。
ふたり(アサオサ)の間にも、確実に時が流れているので。
書き始めて、少し後悔してます。私の手には負えない予感が........。
**********************************
「ドクター、オサさんは.........」
「ああ、大丈夫だ。前のに比べりゃ、たいしたことはない。」
「だって、あんなに出血して..........」
「見た目よりは、人間の体は丈夫に出来てる物だよ。」
穏やかな笑顔の、ドクター・ケロ。
「それより、お前の方はどうなんだ?最近見せに来てないが。」
「俺は、大丈夫です。」
「そうか、まあ油断は禁物だよ。」
「ドクター、オサちゃんとアサコさん、しばらく一緒にしない方が
いいと思うんですけど。」
と、コム。
「君はどうかね?ワタルと離れ離れにされて、うれしいか?」
「それは............」
「ハハハ、まあ、あの傷が治るまでは、離しておくのも悪くはない。」
コムの顔がぱあっと明るくなって
「じゃあ、厨房のそばのお部屋で、皆で交代に看病しよう。」
とニッコリ。
「あ、あの、それ、俺にやらせてください。」
赤くなりながらも、きっぱりと言う壮。
(壮君、決心したんだね。)コム、なんとなくホッコリ。
「壮。それは止めておいた方がいいな。辛くなるだけだ。」
何もかも知り尽くしているかのような、ドクターの言葉。
「なぜですか?俺、ちゃんと看病できます。」
「そういう事じゃないんだが.......
まあ、やってみなきゃ分からん事も有るか。」
「壮君、よかったね。いづるん、厨房に一番近い部屋で、
誰も使ってなくて、きれいな部屋って有る?」
「部屋、全部きれいです。いつも掃除してるから」
「あ、ごめん。じゃあ、いづるんの一番お勧めの部屋は?」
「鏡の間......」
「えっ?」
「ベッドが回る......」
「ええっ?」
「ベッドが動く.......」
「ウソ!?」(リハビリ専用か?.......って、ねぇ.......)
何しろ広い轟邸、どんな部屋があるか、誰も全部を把握してないような......
「ねえ、普通の部屋で良いんだけど。」
「有ります。案内します、これから。」
オサを背負って(来る時は必死だったので、姫抱っこで平気だったのに)
なんとなく照れくさい壮。
ドクターに挨拶をして、皆は診察室を後に。
「コム君。」
呼びとめるドクター。
「はい?」
「なんの酔狂か知らんが、人の恋路に立ち入る時は
それなりの覚悟がいるよ。分かっているのかな?」
「僕、立ち入るつもりなんて.......
ただ、オサちゃんが、あんまり可哀想だったから。」
「不用意に、地雷原に入ったってことか.......」
「ドクター........」
「ま、私の言った事を心にとめておきなさい。
小さな親切、大きなお世話ってことも有る。」
「はい..........」
「あ、此間のお土産、ありがとう」
「ドクター、気に入ってくれました?
やっぱり、ぴったりだと思ったんだ。」
うれしそうなコム。
(いったい、何がぴったりだと言うんだ?)
どうしても、誰かに聞いてみたいドクターだった。
******************************
この、お土産は、パナマ様の所から引用させていただきました。
木彫りのクマ、ツボだったもので(^^)。勝手にすいません。
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レスだけでごめんなさい No: 925
投稿者:0番 02/01/04 Fri 21:24:25
>ショーコ様
思うに、私が年越しで「愛のセレブレーション2001」書いたのは、
お宅のワタルさんあってのことだと思うんですけど^^;違いました?
独断と推察で言わせて頂ければ、ここでの一番人気はまちがいなくワタルくん。
とにかく登場回数と出番がやたら多い(笑)
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「愛のセレブレーション2001」映像特典 No: 924
投稿者:0番 02/01/04 Fri 20:52:48
>わんこ様、Keiko様。
お二人ですごいすごいとありがとうございます(笑)すごいですか?
>華子様
この続きを見たいのは私のほうなんですけど(泣)なんでこう自給自足・・・
>836番様
(需要が)ないものはないんだ(無理やりルキーニにする意味がどこに・・・)
あなたがついていけないなら、私はどうすればいいのでしょう、このマイナー
路線。それとも書きたい方、私がいけないのでしょうか?
>いちご様
私はどうでもいいので、836番様を引き止めてください。
まとぶんの腕の中でくったりとしていたかよこちゃんですが、はっとしたように
身を離します。
余韻に浸りまくっていたまとぶんがなおも抱き寄せようとするのを制して、
もぞもぞとベッドを抜け出し、ドアの方へ。
「どこ行くんだ?」
ごもっともな問いかけに、
「着替え」
というシンプルなお答え。
納得できるようなできないような顔をするまとぶんに、オサちゃんの着ていた
ガウンを羽織ったかよこちゃんはにこやかに言います。
(あさこちゃんとオサちゃん、隣接のシャワールームにて第二ラウンド継続中)
「着替えてくるから、下の噴水で待ってて」
まとぶん、ビデオカメラ片手に庭に移動です。
よく考えたら、何で着替えて外なのかさっぱりわかりませんが、
愛の営みの後では脳も臨界点。
噴水のふちに腰かけていたまとぶん、邸内からとことこと駆けてくる
かよこちゃんを見たとたん、ひっくり返って噴水に落ちそうになります。
「ごめん、着るのに手間どってた」
そう言いながらやってきたかよこちゃんが着ているのは、なんと純白の
ウエディングドレス。
ふわふわしたかすみのような長いベールに花冠、今なら家紋をお入れします。
あんまりかよこちゃんがきれいだったりきれいだったりきれいだったり
(以下省略)するので、まとぶん満足に声も出ません。
「それ……」
「これもね、ミズさんの手作り。頼んで作ってもらった。
ちゃんと体に合うようにって、ものすごく熱心にサイズ何度も測ってくれたよ」
あの野郎……、と黒い感情が噴出するまとぶんです。
ちなみにミズくんが、同時にピンクのフリルのエプロンも縫っていたり、
後日新年会にてそれをゆうかちゃんの素肌にじかに着せようとして
追っかけまわしたりすることは、まとぶんの知るところではありません。
「ほんとは、こんなの着なくても俺はおまえのなんだけど、せっかくの
記念だから」
一体何の記念……。ワタルくんに××された記念?
「こんなの着るの、最初で最後だから」
「そりゃそうだ……もったいなくて見せられねーよ。
第一、こんなキレイなもん何度も見せられたら、オレマジで死にそう」
嬉しいな、とにこにこと見上げてくる優しげなかよこちゃんが愛しくて、
まとぶんそうっと抱きしめます。
ふと気づいたように、小さな桜色の唇に自分のそれを重ね合わせると、
かよこちゃんも気づいたように笑います。
「まだ、キスもしてなかった」
そう言って、またキスをして。
それからかよこちゃん、何を思ったかドレスの裾をつまんで、ひょいと
噴水のふちに飛び乗りました。ドレスの下は、裸足です。
危ないぞ、と言うまとぶんに大丈夫、と笑いかけます。
「おまえ以外の、誰にも直接見せないって、決めてたから」
その言葉の意味を理解するより早く、かよこちゃん身を翻して
噴水に飛び込みました。
「おいっ!?」
あわてて引き上げようとしたまとぶん、ドレスをつかんだつもりが
かよこちゃんの素肌なのにぎょっとして、思わず自分もダイビング。
ずぶぬれになって引き上げたかよこちゃんの体には、糸くず一本すら
ついていません。
月光のもとで、まぶしいくらいの白い裸身をさらしたかよこちゃん、
「頼んで作ってもらったって言っただろ……?
水に濡れると溶ける、紙でできてる」
たまには小細工野郎も役に立つ。
ここはおまけ映像として、ラストに流そう、と思うまとぶんでありました。
なお翌朝から、噴水の水をご神水とか言って飲む輩が殺到しましたが、
そこは毎朝超巨大犬のレオン君が水浴びしていることを
言うべきなのかどうか悩む、無口なゆうかちゃんでした。言えよ……。
なんでゆうかちゃんで締めるか、私・・・
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古いレスもありますが No: 923
投稿者:♪HT♪ 02/01/04 Fri 20:51:45
今は家族がちょろちょろしていてここのムードに浸りきれない!
後で、ゆっくり書きにきたいのでレスだけ~。
オレンジ様、新年会、お見事でした。多くのキャラをそれぞれ
魅力的に書かれていて脱帽です!!暫く自分のを書きにこれなかったよ~。
ワタコム応援団に入ります様、勝手に帰っちゃいそうなぶんですが・・・
バリ編、大好きです。ゆっくり進むワタコム、味わってますよ~。
わんこ様、トドぶん需要大有りです。私的には。楽しみにしてます。
華子様、かしげちゃんの酔ったトコロ、イイですね。ちゃんと放送して下さい。
いちご様、トドぶんに爆弾!?ヒヤヒヤしてます。
私のフレーズ使ってくれて凄くうれしいです!!
K様、憧れのK様。私ものるぶん、頑張ります。
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長レスです。すみません(^^;) No: 922
投稿者:ショーコ 02/01/04 Fri 20:49:44
華子様。初日のコムちゃんステキだったんですね?良かった(^^)
私の初日が明けるまでには、まだまだ日があるので、もう気になって気になって。
早くコムちゃんとブンちゃんとトドさんに逢いたいで~~~す。
それから、厨房チーム?にも。
かしげちゃんとトウコちゃん、ラブラブで良かった(^^)また書いてくださいね。
0番様。あなたは一筋の光。
たとえ取り残されても、探し当てて必ずあなたについて行く......
もう、ほとんど恋(^^;)デス。置いて行かないで~~~。
いちご様。お会いしたかった(^^)
トド、ぶん、コム....今後が気になります。続きが早く読みたい。
ごんた様。いつもの、ノーテンキなわたる君復活ですね。
会員NO-AA様、keiko様、アサオア、読んでくださってありがとうございます。
お叱りを受けるかと、ドキドキしておりましたので、ホッと致しました。
それから、遅レスですけどMK様、私の書いたXdayに
優しいお言葉ありがとうございました。
ぽん様。ダメですよ~~(^^)トドさんたら、コムちゃんに手を出さないで~~。
って、思わず言っちゃいそうでした。
わんこ様、書き逃げじゃなくて、戻ってきてくださって良かった(^^)
k様、本当にk様の、のるぶんに対する、深い愛を感じます。
いつも皆様楽しませて下さって、ありがとうございます。
ところで、管理人様。もうすぐ1000件ですね。
いつも大きなお心での管理ありがとうございます。
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ショーコさま No: 921
投稿者:ららら 02/01/04 Fri 20:31:13
すごい量の書き込みに、御礼が遅くなってしまって、すみません。
>ショーコさま
「壮くんの恋」書いてくださって、どうもありがとうございます。m(_ _)m
私はな~んも考えてなかった、というか、断片しか書けないもので、
誰か書いてくれるといいなあって思ってたんです。だから書いてくださって、とってもうれしい。(^^)
以前にショーコさんが書かれてたオサちゃんと壮くんの絡み、とっても好きでした。
何気に無自覚に壮くんを誘惑しときながら、アサコを見れば罪の意識なく無邪気に嬉しそうに
「アサコ...」と呼びかけるオサちゃんってのがむっちゃツボだったんです。
なので、その雰囲気がつながってる今回のもすごく楽しみです。
でも、アサコちゃん、切ないですね~(;_;)オサちゃんは身体がボロボロだけど、
アサコちゃんは心がぼろぼろなのね。。それを見つめる壮くんも...いやぁ~、みんな切ない。
続き、よろしくお願いします。m(_ _)m
ところで、関係ないけど、轟組新年会のアサコちゃんはやっぱ、白いシャツに黒の皮のパンツ、黒い着物を肩に羽織って…でしょうか。
オサちゃんはまあ、十六夜ちゃんかしら(^^;
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エピソード 2 ・その② No: 920
投稿者:K 02/01/04 Fri 20:19:00
稔の部屋のあるマンションから少し離れた場所に一台の車が止まっていた。
少し乱れた服のままぶんが飛び出てくる様子を見て男は笑みを洩らした。
「あいつだ」
「OK」
もう一人の男が車から降りるとぶんの後を追った。
(なんでぶんの奴、今頃あの時の事を知ったんだ・・・)
ぶんに殴られた頬を冷やしながら考えていた。
ふと窓の外に目をやると小雨が降りだしていた。
(ぶん・・・)
コートを羽織り傘を2本取り出すとぶんを迎えにでた。
稔の姿を捉え、男は胸の鼓動が早まるのを感じた。
(そんなにあいつが大事なの!)持っていた新聞をグシャっと握りしめる。
稔の姿が見えなくなると少し落ち着いてきた。(フン、今頃・・・)フフッっと笑みがこぼれた。
「よぉ、そこの綺麗な兄ちゃん。そんな格好でどうした?恋人にでも振られたか?」
ぶんはキッと一睨みすると無言のまま歩き続けた。
「おー怖い怖い。図星だな、その顔は。こんな綺麗な兄ちゃんを振るなんてろくな奴じゃないなぁ」
ヤケになったぶんを反応させるのに充分な言葉だった。
「あぁそうさ。ろくな奴じゃないよ。節操のない色魔さ(ノルさんのバカッ!)。」
しめた!とばかりに男はぶんを煽っていく。
「そんな奴忘れちまえ。憂さ晴らしに付き合ってやるゼ、いい男なんて一杯いる。俺もかなりなもんだぜ。どうだ、後腐れないぞ!」
確かにいい男だった。それに明るい調子が別の方向にぶんを和ませ怒りが消えてきていた。
(ノルさんに僕と同じ気持ちを味わせてやる!僕にだってその位出来るさ)
「よし、決まりだ」
ぶんの肩を抱き寄せると公園内の茂みに入っていった。
男の目が光ったのをぶんは知らない。
はぁ はぁ ・・・
(ぶん、何処にいったんだよ・・・)
近くの広い公園内を探し回ったがぶんの姿は見当たらなかった。
NORUXBUNXNORUXBUNXNORUXBUNXNORUXBUN
またまた、長くなりそうです。スミマセン。
ノルXぶんも早く終らせなきゃと思いつつ妄想が・・・もう少し(?!)続けさせて下さい。
ノルXぶんの字が目に入ると嬉しくって萌えてしまうんです♪
私もすっかりパクリ状態で轟組に執着しています(笑)。
殆ど自己満の世界(流れ、キャラ無視状態・・・爆)なので、皆様もどんどん続けて下さい。
ノルXぶん話とっても楽しみですわ。
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いきなりバリ編 No: 919
投稿者:ワタコム応援団に入ります 02/01/04 Fri 20:07:20
翌朝、ブンが目覚めると、コムの姿は隣にはいなかった。
ブンは時計を見る・・時間はまだ朝の7時だった…
「時差の関係かな…なんか早起きしちゃった…」
ブンは着替えて、下のリビングに降りた。
そこにはずんこがソファーに座り、新聞を読んでいた…
「おはよう…、ずんこって何時もこんなに早起きなの?」
「まーな、仕事上、朝早いミーティングも多いしな…」
ブンは、ずんこの隣に座った
「ね、コムは?」
「あ、コムは、ちゃんと食べたせいか、熊と散歩に出かけた」
「ワタルはまだ寝てるのかな…」
「あ、ワタルか、俺のトレーニングウェアーを着て、走りに行った」
「そうなんだ…」
ブンは大きなアクビをした…
「もう少し寝てれば?」
「なんか自分だけ寝てるの悔しいから、良い」
「お前らしいな」
その頃、コムは浜辺に座り熊が走り回るのをボーと見てた。
頭の中では昨夜のブンの話がリフレーンしていた。
「コム」
不意に、後ろかな名前を呼ばれて、コムは驚いて、振り向いた
「ワタルさん…びっくりした」
「なにやってるだ?」
「熊の散歩…ワタルさんこそどうしたのその格好…」
「いや、ちょっと走りに…」
ワタルはコムと隣に座った。そして互いに言葉も交わさず海を眺めていた。
「なんか、ここにいると日本が冬だって信じられないね…」
「そうだな…」
「日本の皆、元気かな…」
「相変わらずだ…」
「良かった…」
「な…コム…」
「何?」
「日本に戻る気はないのか?」
「…わからに…ワタルさんは…なんでもない…」
本当は『どうして欲しいの?』と聞きたかったが、言葉に出来なかった。
そのままコムは俯いて黙ってしまった。
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嫉妬 2 No: 918
投稿者:いちご 02/01/04 Fri 14:51:28
正月早々 辛気くさいもの書いてます。申し訳ない・・・
K様、ノルブンの過去 いつも楽しみにしています。
特にブンちゃんの過去は話を考える時かってに参考にさせてもらってます。
キャラに反映していないのは私の腕不足ですが、ありがとうと言わせて
ください。m(_ _)m
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
昨夜。
ブンは新年会でのトドとコムの姿が脳裏に焼き付いて離れない。
(コムが悪いんじゃない。)
頭ではそう思っていてもコムを目の前にすると、つれない態度をとって
しまう自分に腹が立つ。
あの晩、泣いてしまった僕にトドさんは優しかった。
愛してるって言ってくれた。
トドさんが他の人に手を出すのはいつものことだ。
オサのときも我慢してたら、僕の元に戻ってきてくれた。
でも、コムは嫌だ。コムだけは絶対に嫌だ!
トドさんが再びコムに手を出したら、僕はもうここには居られない。
耐えられない。
ワタルと寝てしまった、罰なのかな・・・
「なあ、ブン。ここで暮らさないか。」
ノルの優しい声が耳によみがえる。
「ノルさん、会いたいよ。」
自分を抱きしめてノルを思った。
トドさんもコムも、ここのすべてを捨ててバリに飛んでしまおうか。
ノルさんは両手を広げて僕を迎えてくれるだろう。
昔は仕事で他の人を抱いたりしてたけど、今度はきっと僕だけを
愛してくれる。
バリで抱かれたことを思い出し、体が疼く。
「もう一度、ノルさんと・・・」
ベッドでうずくまっていると、突然、部屋が明るくなった。
「なんだ?電気もつけないで。」
トドがワインを持って入ってきた。
トドもまた、ブンの様子が気がかりだった。
ブンがあんなに哀しそうな顔をするとは・・・
ブンに泣かれるのだけはかなわない。
トドにはもう一つ、振り払っても振り払っても消えない物思いがあった。
「まさか、な。そんなこと、あるはずがない。」
そう思えば思うほど、疑惑が大きくなっていく。
あのノルがブンに再会して何もせずにいられたわけがない。
ノルに抱かれるブンを思うと、はらわたが煮えくり返りそうだ。
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路線外~トウコ・かしげ2~ No: 917
投稿者:華子 02/01/04 Fri 12:52:23
甘い時間の後のまどろみから眼を覚ましたかしげ。
スッとベットから降り、テーブルに残ったワインを一気に煽った。
(激しく抱き合ったので、喉が渇いたようです。フッ)
何も纏わず、ワインを煽るかしげの姿。これもまた、悩ましく美しい。
トウコも眼を覚まし、ベットに片肘を付いて満足そうに眺めていた。
「?!」かしげの様子が、、“動かない。”と思った時
「と~~う~こ~。もう一度、抱いれ~!」
と、振り返った眼は完全に据わっていた。
足元をふら付かせながらベットに向かい、トウコに覆い被さる。
「バカー!一気に飲むから酔いが回ったんだ!」
かしげは、全く聞いていない。トウコに抱きつき、求めてくる。
「もう、やめろー!大人しく寝ろよ。」
「寝る?じゃその前に~~やりたい事があるぅーー!」
かしげは、トロンとした眼で言う。
「何を??」と、聞く間も無く
何も纏わない状態で部屋を飛び出そうとするかしげ。
トウコは、慌ててかしげを捕まえて、とにかくシャツを着せようとする。
「いいよぉー!着なくたってぇ。
ここのみ~んなは、こんな格好見慣れてるからぁ~~。」
「そういう問題じゃない!」
(その通り、何が起こるか考えてだけで、、恐ろしい!!
リカさん、ワタルくんも、、大変。厨房チームには、刺激が強すぎるし。)
なんとか、暴れるかしげを押さえつけシャツだけは着せた。
「放送室に行くのー。僕の歌を皆に聞かせるのーー。」
と部屋を飛び出してしまった。
追いかけるトウコ。
酔ったかしげは、物凄い勢いで放送室に入っていく。
“ピン、ポン、ポン、ポ~~ン”
あ~~もう遅い。かくして、真夜中の邸内放送が始まったのでした。
~~~~~~~
すごーーく詰まらない。お正月疲れの頭のせいか、さんざんなお話しになってしまいました。
ごめんなさーい。次は、ちゃんと考えます。
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エピソード 2 ・その① No: 916
投稿者:K 02/01/04 Fri 12:06:16
ゲホッ ゲホッ
ぶんの手が額にあたると冷んやりと気持ちがよかった。
「大丈夫?」
ぶんの問いかけに黙って頷く。
「ごめんね僕の風邪本当に移しちゃったね・・・ダメっていうのにキスなんかするからだよ」
へらっと笑っている。
頑丈な稔が風邪で寝込んで3日目に入った。
「ホントにノルさんは節操がないから、僕も大変だよ」
(ったくこいつは・・・お前から求めてきたくせに・・・)
*一週間前*
「ぶん、落ち着こう」
「うるさいよっ!!来ないでっっ!」
稔は手のひらをぶんに向け両手を前に出し腰は引け気味の体勢。
「ノルさんは僕の事なんてどうでもいいんだよねっっ!!」
ぶんはえらい剣幕でそこらへんにある物をノルに向かって投げ続ける。
「ど、どうでもいい訳ないだろ」
「ウソだっ!そう言って僕の事思ってるように言っといて裏切ってたんじゃないかっ!」
「そうじゃない!」
「何が違うんだよ!僕がいるのに平気で他の男と寝てたんじゃない!ノルさんはもう僕に飽きたんだ!そうなんでしょっ!」
「違うよ、ぶん。俺が愛しているのはお前だけだよ」
ぶんに近づく。
「いい加減なこと言わないでっ!!」
「本当だよ」
真顔になりぶんの腕を取る。
「汚い手で触んないでっ!!僕はノルさんだけを愛しているのに!!」
「俺だってぶんだけを愛しているんだよ。信じられないか?!」
ぶんの目を見つめ首筋に顔を埋める。手はボタンを外しにかかっていた。
バッコーン。
「ノルさんのばかぁっっ!酷いよ。ノルさんなんて大嫌いだっっ!」
バタンっ。
ぶんは力が抜けそうになりながらも、気を取り直し、拳で思いっきりノルを殴りつけるとそのまま外へ飛び出していった。
NORUXBUNXNORUXBUNXNORUXBUNXNORUXBUN
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嫉妬 1 No: 915
投稿者:いちご 02/01/04 Fri 11:01:26
コムはこのところ、ブンが自分にそっけないような気がして悩んでいた。
僕、何かしたのかな。
新年会の次の日からよそよそしいような・・・・・・新年会!
ひょっとして、トドさんに抱き寄せられたところ見られてたのかな。
それしか考えられない。
ブンちゃんが怒っても無理ないか・・・
ガックリと肩を落とす。
(でも、このままじゃ嫌だ!ブンちゃんと話さなきゃ。)
コムは意を決してブンの部屋のドアを叩いた。
コンコン、
「ブンちゃんおはよう。・・・・・・まだ寝てるの?」
返事がない。あきらめて帰ろうとすると、静かにドアが開いた。
「ブンちゃん!ごめんね。起こしちゃった?・・・ブンちゃん?」
ドアを開けたブンは顔を傾け、コムを真っ直ぐ見ようとしない。
(やっぱり怒ってるんだ・・・)
「コム、入って。」
低い声でブンが言った。
「・・・うん。」
(ブンちゃん目が赤いみたい。泣いてたのかな)
「そこ座ってて。」
ブンは顔をそむけるようにしてそう言うと、冷蔵庫に向かい飲み物を
探した。
「今、これしかないや。ごめん。」
と缶コーヒーを二つテーブルに置いた。
「いいよ。ありがとう・・・・・えっ?!」
初めてブンの顔を正面から見たコムが驚きの声を上げる。
「どうしたの?その顔!」
ブンの白く可愛らしい顎に紫色のアザがくっきりと浮かび、下唇には
噛み切ったような痛々しい傷があった。
(ブンちゃんの綺麗な顔にこんな傷・・・まさか、トドさんが?)
「ねえ、どうしたの?」
ブンは何も答えず、コーヒーに口を付けた。
「っつ!・・・いったぁ・・・」
唇が痛み、顔をゆがめる。
「大丈夫?・・・ねぇ、その傷、もしかしてトドさんなのっ?」
ブンはチラッとコムを見ると、黙って頷いた。
「どうして?トドさんがブンちゃんを傷付けるなんて信じられないよ。
何があったの?」
ブンは目を閉じて泣くのをこらえているようだ。
「・・・僕が悪いんだ・・・」
「ブンちゃん・・・?」
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0番様 No: 913
投稿者:836番 02/01/04 Fri 07:13:05
どこまでも追いかけて行こう。(今度はトートか)
ちゃんとついていきますから、どーぞ心おきなく
突っ走って下さいませ。(^^)
(いや~ね、もう、何度も言わせないで~(^O^))
でも、わたし本人はもうついて行くのがやっとかも~~
どーなっちゃうんでしょーねー、りかタニとワタりか…
(もう他人まかせの他力本願…(^^ゞ)
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路線外~トウコ・かしげ~ No: 912
投稿者:華子 02/01/04 Fri 03:06:40
皆さんのお話しとはぜ~~んぜん違う所に行ってしまいますが、
雪初日を観て、かしげちゃんがとても綺麗で気になり、ここでの事もあって
書いちゃおうって思います。皆さんの興味とは全く違う次元ですので、邪魔でしたら、飛ばしてください。
以前香蘭様のお話しの中にかしげちゃんが、邸内放送をしているのがありまして、
その辺りと思ってください。
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最近のトウコとかしげは、かなりのラブラブモード。
かしげが、静かになりおとなしい事で安心している人も多いようだ。
特に厨房チームは、ホッとしている。何かといつも、ちょっかいを
出されていたから。
「最近、一段と綺麗になりましたよね。かしげさん。」ねったんがポツンと言う。
「うん、肌なんかつやつやに輝いてるよねぇー。」壮くんは、うっとり。
「恋する乙女?!アー違いましたァー男は、綺麗になりますぅー。」とチー坊
「ああ、トウコって奴が、相当いいらしいよ。」ミズが、ボソッと言う
「何が??」一同、聞き返す。(みんな、分かってるくせに)
こんな感じで、厨房も平和?でした。(まあ、色々他にも大変な事も多い
ようですが、、。)
一方、トウコとかしげは部屋でくつろいでいる。
「新しい年に乾杯しょうよ。」と優雅な手つきでワインをグラスに注いだ。
お互いにグラスを合わせ、静かにワインを飲む。
ソファーに座り足を組んでいるトウコは、しっとりとした雰囲気。
かしげは、そっと頭をもたれかかる。
「もう今日も遅い。寝るぞ!」トウコは、さっさとベッドに向かう。その姿に
「う~ん、ねぇ~。トウコ、抱いてって、、」
両手を伸ばし甘えるかしげ。少し酔って潤んだ大きな瞳が、可愛い。
「しょがねぇなー。でも、かしげ、お前の方がでかいんだぜ。
細いからいいけど!」
そう言いながらも優しく抱き上げるトウコ。(結構、力は有るトウコ)
ベットに横たえられると、そのままかしげはトウコの唇を求めてきた。
ワインの酔いもありほんのりと桜色に染まったかしげの肌が、美しい。
そのまま2人は、激しく絡み合い熱いひとときの後
心地よいまどろみに身を置いていた。
な~~んにも面白くないお話し。でも、この後もうちょっとだけ続きます。
わがまま言って、書いちゃいます。
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皆さんに脱帽! No: 911
投稿者:華子 02/01/04 Fri 02:11:19
ちょっと見ない間に沢山のお話しが、花開いていて、、うれしーい!!
皆さんの才能に、ただただ脱帽です。
オレンジ様
新年会のトドさん&ブンちゃん、コムちゃん、いいですねー。
こんな新年会お邪魔してみたいものです。
ベン様
タニちゃん、な、なんか凄い。でもこんなリカタニも、う~~ん、読んでるだけで
私もフラフラに、、、。やられました。タニちゃん素敵。
ぽん様
トドさん&コムちゃん、なんかドキッ!!でした。逆らわないコムちゃんが
何故かいいですねぇー。
あお様
タニちゃんの「リカさんを抱くのは、、」が、良いです。
タニちゃんがドンドン、、、フゥ~~。(ピンク色の溜め息です。)
ショーコ様
“壮くんの恋”なんか、壮絶な感じ。コムちゃんも絡んで
すっごく気になる展開です。続きを~~!
わんこ様
トド&ブン、ドキドキです。雪初日を観たもので、トキメキ倍増です。
0番様
待ってましたー!何処までも着いて行きますので、つ、続きをーー!!
(お願いする声も出ないくらいやられてますぅ。)
長々と失礼しました。
なんせ、元旦のNHKのワタルくんにやられていまい、そして、雪初日では
コムちゃんにときめいて、仕事に成らなくなっているのです。
その上、ここでの話しを重ねてしまい、私の頭の中は大変な事になっています。
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ワタリカちょっとだけ。 No: 910
投稿者:ごんた 02/01/04 Fri 01:21:29
世の中のワタコム&タニリカに萌えまくりですが・・・。←思いこみ過ぎ。
でも、男の中の男っ!ワタルとリカはやはり無くてはならないものだと。
新年会もたけなわ、コムちゃんと大事を成し遂げたワタルはすっかりいい心持ちだった。
「ふぅ~、酒も旨いし、コムとも最高だし(ムフッ)言うことないぜよ~。」
と、気持ち良く酔っ払いつつ厠所へ向かった。
と、向こうからやはりご機嫌なリカが酒に酔ってフラフラとこちらに歩いてくる。
「おっ、リカ。謹賀新年だぜ。ご機嫌さんか?」
「阿呆か、お前は。てめえは天使食って喜んでんじゃねえよ。この、野獣。」
「お、ご挨拶じゃねえか。」
大概な口をきかれても、今日のワタルは怒ったりしません。
とは言うものの、久しぶりのりかとのご対面。ちょっと、ちょっかい出したくもなります。
「よ、りかよぉ。タニに可愛がられてさらに色っぽくなったんじゃないか?」
ちと、自意識過剰気味のワタル、調子に乗って続けます。
「ふっ、次は俺がいい夢見してやろうかぁ・・・。」
ばっち~~~ん!!
ワタルの頬にくっきりとのこる、リカのグローブ跡。
「てっめえ、ふざけんな!命があるだけ拾いもんと思えっ!!」
スタスタと去っていくリカ。でも、ちょっと千鳥足である。
・・・・。
「へっ、リカの奴。気ばっかりは上等でやがる。
ま、それがあいつの可愛い所だがな。」
と、憤りつつも腫れ上がった頬を押さえつつワタルはリカを愛しんだ。
あいつは、やっぱ無くちゃあならねえ男だぜ。
ふっ、次会う時はどうして、可愛がってやろう・・・。(^_^メ)
ふと、タニがリカをモノにしたらしいという噂を思い出すワタル。
タニがリカを?ありえねえ!リカを思いのままにするのは俺だけだぜ。
だが、今のリカの態度は??
ワタルの心に不安が巣食う。
そりゃ、俺だってやっとコムを抱きかかえたばかりだ。
やっと、幸せとかいうものを味わえたところだが・・・。
だが、リカが、リカが俺以外の男に抱かれて(それが例えタニだとしても)
夢うつつの世界に行っているなんて・・・。許せねえ!!
くっそーー!!タニも征服した気でやがるとしっぺ返しを食うぜ。
リカはほんと一筋縄じゃいかねぇ男だからな!
っと、どなたかワタリカかリカタニにつなげて~。
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すごいです・・・・・・ No: 909
投稿者:keiko 02/01/03 Thu 21:50:20
>ショーコ様
アサ・オサはどうなっちゃうんでしょう?
またもや??
続き気になります・・・・・・
0番様
「愛セレ2001」すごいです。
すごすぎます。
ドキドキしてしまいました。
がんばってついていきます。
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ショーコ様 No: 908
投稿者:会員NO-AA 02/01/03 Thu 21:44:23
不快だなんてとんでもない
どきどきしながら読んでいます
早く続きを・・・(懇願)
さかのぼって取り入れて下さって嬉しいです
いろんなおさちゃんが登場するのが楽しいので
どんどんお願いします
あさこちゃんとわたる君なんてのもあったような・・・
もう私はネタ切れで書けそうもありません
皆様の作品におさ、あさ、の名を見つけるだけで喜んでいます
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すごすぎ・・・ No: 907
投稿者:わんこ 02/01/03 Thu 20:37:16
0番様。すごすぎです・・・・。
ついていくの必死です・・・。
それでも、続きをおねだりしてしまう自分
は何なんだろう??
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轟邸の新年会 トドブン編2 No: 906
投稿者:わんこ 02/01/03 Thu 20:28:50
トドがコムに対して、特別な思い入れを持っているのはわかってる。昔のトドが
コムをどんな風に扱っていたかを聞けば、いやでもわかる。
だから、コム自身に悪気はないと知りながらも、トドがほかの誰かに手を出すの
は許せても、コムだけはなんだか許せなかった。
トドは、ブンがいつになく真剣な目で見つめるのが不思議で、
ん?と片目をピクッとさせて、口の端を上げながら
「なんだ?やきもちか?」ブンの様子を窺うように目を覗き込み、
意地悪そうに微笑む。
「そんなんじゃないよ。」ブンは、トドの目に吸い込まれそうなのを
必死で堪え、顔を俯けて不満そうに呟く。
「じゃ、どんなんだ?」ブンの小さな顎をクイッと掴み、顔をこちらへ向けさせ
ようとする。ブンは少し抵抗するが、トドは顎を強く掴み、目をそらさせない。
ブンはトドの強い目に吸い込まれて、自分を見失いそうになりながらも、必死で
「トドさんは、いじわるだゥ・。」
とだけ言うと、なんだか悲しくなってきて、涙が溢れてきた。
トドはブンがそんな反応をするとは思ってもいなかったので、少し驚いたが、
大きな手でブンの顔を包み込むと、頬を伝う涙をやさしくふき取り、
「どうしたんだ?ん?」
と今度は心配そうな顔でブンの顔を覗き込み、やさしく口づけた。
「トドさんが悪いんだゥ・。」泣きながらも、少し挑むような目でトドを
見つめ返してくるブンが堪らなく愛しくて、トドは思わず強く口づけ、
ブンの口に舌を差し入れていた。
「トドさんゥ・」
目を瞑って、赤い唇を少し開きながら囁く姿にトドは我慢できず、
着物に手を差し入れ、ブンの太ももをまさぐり始めた。
「だ、だめだよ。こんなところでゥ・。」
ブンは力強いトドの手を一瞬、押しとどめようとするが、気持ちよさには逆らえず、
許してしまう。
ブンはそのまま崩れ落ちそうになるが、そんなブンの腰をトドは
ガシッと支えながらも、手を休めることはなく、ブンを攻め立てていく。
トドはもう片方の手で、手馴れた(?)ように帯をスルスルとほどきにかかる。
ブンの白い胸元がハラリとはだけ、トドは唇、首、そして胸へと指でなぞる。
今度は指でなぞった後をくまなく口づけていった。
ブンは耐え切れず、声を漏らす。
トドはブンの唇を自分の唇で覆うと、恍惚とした表情のブンを離し、
「続きは俺の部屋だ。来るか?」
ブンがコクンとうなずくと、トドは乱れた姿のブンを抱き上げ、
自分の部屋へ戻ろうとした。
抱き上げられたブンは涙のあとが残る顔で、幸せそうに笑うと、
腕をトドの首に巻きつけながら、だだっこのような、それでいて
小悪魔な表情で
「僕のこと、愛してる?ねぇ、どうなの?」
と問い詰めてくる。
トドは思わず、
「そんなに言わせたいのか?」と苦笑いしながらも、
部屋へ向かう足取りが早まってしまうのだったゥ・。
ボスとブンのそんな様子に偶然出くわし、柱の影からみていた厨房組、
鼻血とよだれを抑えながら、二人の後をこっそりついていってしまう
のだったゥ・。
*****************************
ヘタクソな文章ですみません。
年明け早々ということもあり、皆様、許してください。
ではでは、退散しまーす。失礼しましたー。
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「愛のセレブレーション2001」ようやく本番突入 No: 904
投稿者:0番 02/01/03 Thu 20:18:41
ベッドの上の総勢四人、とはいえ別に乱○じゃありません。
片やSMショー、片や二人の愛ランド(また古っ)と、同じベッドの上なのに
別世界になっています。
前者における悲鳴と罵声をBGMに、かよこちゃんとまとぶんは
二人の世界に浸りまくりです。あさこちゃんとオサちゃんも、愛あれば命は
永遠に世界は一つでしょう、たぶん(意味不明)
あさこちゃんが何をおっぱじめようと気にはかけませんが、抵抗する
オサちゃんに蹴られでもして、かよこちゃんのお肌に傷がつくのだけは
避けたいまとぶん。
幸いにして、あさこちゃんがガウンのベルトでオサちゃんを縛り上げて
事に及んだので、ひと安心です。
オサちゃんのおびえた泣き声がいっそうひどくなったようですが、たいした
問題じゃありません。
なめらかな乳白色の体の隅々まで触れて、ワタルくんどころではない数の刻印
をちりばめていくと、かよこちゃんのかわいい唇からひっきりなしに
せつなそうな声がこぼれます。
細心の注意を払って、傷つけないように、こわさないように優しく愛撫する
まとぶんに、細い腕がぎゅっとからみつきました。
「もっと……ひどくして……やさしく……しないでっ……」
うっすら目元を赤くして、かよこちゃん煽るようにささやきます。
「できないよ……ワタルと同じこと、あんたにしたくない」
手首の痛々しい痣、切れた唇、両足の間を伝う鮮血。
あれほど心臓が凍ったのは初めてだったまとぶん、今でも思い出すと胸が
引き裂かれそうです。
「同じじゃない……おまえ、言ったろ……自分だったらどれだけ違うか
見せてやるって……。
同じことしても、おまえだったら違うから……もっと……してっ……」
かよこちゃん、渾身の力をこめてまとぶんの肩を噛みます。
惚れた相手におねだりされて知らんぷりできるほど枯れていない、青春真っ盛り
のまとぶん、かぼそい理性の糸が切れるのも時間の問題。
しなやかな肢体を抱き起こし、自分の上に跨るようにさせて、まとぶん一気に
かよこちゃんを引き下ろします。
「……っ……!」
体重がグラムとは言え、全体重でまとぶんを受け入れたかよこちゃん、
衝撃の大きさに息が止まりそうです。
その息も整わないうちに、まとぶん自分のペースで動きはじめます。
とにかくきつくて狭いかよこちゃんですが、どこをどうすれば一番いいか、
そんなことは百も承知。燕尾の手入れは忘れても、かよこちゃんとの
愛の営みは欠かしたことがないのが誇り、そんなもん誇るなって気もします。
「あ……あっ……」
生理的な涙がこぼれて、シーツを真珠で埋め尽くします。かよこちゃんの
流す涙は、誰がなんと言おうとモノホンの真珠。
まとぶん、かよこちゃんといれば一生生活には困りません。あまりに無理な
メルヘン設定です。
「ワタルと……どっちがいい?」
激しく細い腰を揺さぶりながら、まとぶんが聞きます。
ほとんど意識を飛ばしかけていたかよこちゃんは、喉から声を振り絞って
答えを返しました。
「ワタルって……誰?」
この状況でそんなことを言われて。理性がすっ飛ばないわけはありません。
ベッドの軋みが加速度を増し、かよこちゃんの喘ぎ声がますます熱っぽく
なっていきます。
まとぶんが何か言っていますが、ベッドの軋みが大きすぎて聞き取れません。
でも、最後にとなりの悲鳴も消し飛ぶほどの音量でかよこちゃんが絶叫したのは、
「……すきっ……」
の、ひとことでした。
その大音量に、とうの昔に気絶していたキムちゃん以外のほぼ全員の
鼓膜が破れたのは言うまでもありません。
読み飛ばしている方も多いとは思いますが、ついてきて下さっている方、
大丈夫でしょうか?
私は、ついていけなくなりそうです。
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わっ、大変(^^;) No: 903
投稿者:ショーコ 02/01/03 Thu 19:23:03
あお様。
ごめんなさい。私,な~~~んにも責めてないです。
そういう様に読めてしまったのなら、本当にごめんなさい。
『すごい』っていうのは、私の最上級の褒め言葉です(語彙力がないんです^^;)
だって、タニ君、魅力的ですもの。
コムちゃんにとっては、本当によかったと思いますし(^^)
ただ、ワタルの野獣、一人で受けるのはナニかなと・・・・
ワタルもたまにはりかさんと・・・・もいいかな、と。
もう、何てこというんでしょ、私ったら(^^;)
これからも、どんどん書いてください。楽しみにしてます。
R様。
タニちゃん杜さんのファンだったんですよね(?)
ほほえましく、読ませていただきました。
ぜんぜん、調子になんか乗ってないです(^^)
調子に乗ってると言えば私。
ウザイから、出て行けっていわれそうで、毎回怖いです。
でも図々しいから居座ってますけど(^^)
ロム専なんていわずにまた書いてください。待ってます。
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轟邸の新年会 トドブン編1 No: 902
投稿者:わんこ 02/01/03 Thu 19:05:32
皆様、あけましておめでとうございます。
今年も皆様の作品をウキウキドキドキしながら楽しませて
もらってます。
で、どーしても新年会の続きを書きたくなってでてきてしいました。
数少ない(?)トドブンファンなもんですから、あまり需要は
ないかと思いますが、許してくださーい。
*******************************
日もどっぷりと暮れたが、轟邸の大広間ではまだ、新年会のドンチャン
騒ぎが続いている。
酔っ払って寝てしまう者、その寝込みを襲う者、色気より食い気の者
(轟邸ではそんな奴は少ないと思うが)etc、etcゥ・。
大ボス、トド様は一日だけとは言え、皆の自由奔放なあばれっぷりに
満足していた。
皆、それぞれに悩みを抱えているだろうが、この日だけはそんな悩み
を忘れて、ついでに我を忘れて楽しんでいる。
トドはそんな異次元(?)状態の大広間を後にすると、ロビー(ホテルか?)
で一人ゆっくりと葉巻を吸い始めた。
「こんなとこに主役が一人でいちゃダメじゃない。」
振り返るとブンが立っていた。
ブンははしゃぎすぎたのか、新年会が始まったときより、さらに着物の襟が
大きく開き、裾も少し乱れて白い足が膝上までのぞいている。
首筋のおしろいも薄くなって、柔らかそうな素肌が少し浮き出て、
それとは対照的に艶やかな唇の赤さが浮き立っている。
さっき大広間では、そんなブンを見て、とうとうチー坊は鼻血をツーっと
垂らしながら、ブンの後を追っかけまわしていたゥ・。
そんなブンを品定めするように目を細めて、ゆっくりと煙を吐き出しながら、
トドは言う。
「いいんだ。俺がいない方がみんな好き勝手できるだろう?
俺も今日は楽しませてもらったし、このくらいでゆっくりさせてもらうよ。
それより、お前はもっと楽しんでこなくていいのか?」
トドはブンにやさしく微笑みかける。紫の煙がトドの周りを覆いはいじめる。
ブンはゆっくりとトドの横に立ち、煙に包まれた端整な横顔を指でなぞりながら、
「さっきコムにキスしようとしたでしょう?」
ブンはワタル同様、さっきのトドとコムの様子を目をそらすことができずに、
手にもっていた酒を震わせて、固まって見ていた。
ブンの心に、コムに対してか、トドに対してか自分でもわからないが、
憎しみと悲しみの感情が同時に湧き出てきた。
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私も・・・・m(__)m No: 901
投稿者:R 02/01/03 Thu 17:45:14
調子乗りすぎちゃったようで、すみません。
リカさん、タニちゃん、そして杜さんファンの方々お許し下さい。
あおさんのとてもドキドキもので読ませていただきました。
(リカさんもタニちゃんもファンですが・・・)
おとなしくロムさせて頂きますので、ごめんなさいっ。