ワタりかにおしおき No: 700

投稿者:836番 01/12/26 Wed 16:26:04
事故現場に背を向けて歩き出すと、轟が立っていた。
「りか、おまえは~~っ」
そこには轟に耳を引っ張られてワタルも立っている。
「す、すいません。ボス」
「まったく、おまえは何回床抜けば気が済むんだ?」
(…ああ~、そういえば、タニとベッドごと落ちたこともあったなあ…)
「プライベートの寝室の床を抜くのはともかくっ!!
事務室の床からソファごと落ちたりするなっ!! 
仕事中だろうが、ばかやろー!!」
(いや、まったくその通りです…)
二人はちょっと下を向いた。
「まったく、修理代は馬鹿にならんのだぞ。
また善良な市民の皆さんからカンパを募らねばならないじゃないか。」
(なんて言ってカンパしてもらうんだろう?)
二人はちょっと興味をそそられた。
「おまえとワタルは、向こう2週間ふたりっきりになるな!
分かったな!」
「……」
「このくらいの罰は当然だろう」
そういうと轟は
(ふっ、おまえらに耐えられるかな?)
という目をしてほくそ笑んでその場を離れた。
りかは(まあ、別に…)と思ったが
ワタルは(えーーーーっ!!?)という顔を露骨にしていた。
それを見てりかは(ばか…)
と思ったが、まあ、かわいいとこあるじゃねーか、と
ふふふっと笑った。

ワタ・マトブン? No: 699

投稿者:ベン 01/12/26 Wed 16:18:26

ワタルは屋敷を壊しまくり、皆をあんなにオロオロさせて、それでもしごく
ご機嫌であった。

リカが元気になり、飛びかかったり、殴ったり、押し倒したり、縛ったり、首を
絞めたり、ムチで・・・昼間なので自粛。まあ、こんなコトあんなコト、がまた
リカ相手にできるのが嬉しくてしかたないのだ。
体調はもちろん、すこぶる良い。
こういう時は寝てなくても仕事もはかどるので不思議だ。

「ワタルさん、今にぶっ倒れるんじゃないの?」
厨房チームの心配をよそに、中庭でワタルは今日もやばい表情を浮かべ、うっとり
とバケツの牛乳を飲んでいる。もちろんガウン姿でだ。クルクル回る地球の中心に
いる様な高揚した気分で3バケツめを飲み干すと、新聞に目を通した。

「ふんっ、ただの野獣のくせに。」
ワタルの機嫌が良ければ良いほどマトブンは不機嫌だった。

「今に思い知らせてやるからな。ね~、かよこ。」

静かに自分にもたれかかるかよこを、すっぽりと腕に抱きながら、マトブンは
バケツから新聞、新聞から乾布摩擦、とオヤジな行動をとるワタルを観察し
続けた。信じがたいことにこの寒空の下、オヤジ、もとい、野獣は今度は
水浴びを始めた。

マトブンの険しい目が水浴びをするワタルの姿に釘付けになった。
ワタルの逞しい体の上で、水しぶきが生き生きと跳ね上がっている。

肩から二の腕にかけての美しく盛り上がった筋肉。そしてキュッとしまった
鍛え上げられた胴と大きな背中に、何故かときめきを覚えるマトブン。

それを打ち消すかのように、かよこを抱くマトブンの腕に力が入った。

「えっ・・・」

かよこは瞬時にマトブンの心を読んだ。
「???」

確かめるのが恐くて、マトブンの表情を振り向いて確かめることはしなかった。

笑っちゃいました・・・・ No: 698

投稿者:keiko 01/12/26 Wed 15:57:18

ベン様。
おもしろいです・・・・
床をぶちぬいて落ちたことを知らない
リカさんおもしろいです。
ワタルさんはケガしなかったのかな?
厨房の皆さんも大変ですよね・・・・・・

書くのは難しい。 No: 697

投稿者:ももんが 01/12/26 Wed 15:51:12

 はじめまして。そしていつも楽しませて頂いて、感謝です。
私にも文才があったら、書いてみたいのですがゥゥ。なかなか
思うようにいきません。でも書いてみたい。
(自給自足では0番さまもお可哀相ゥゥ。)
皆様の邪魔にならないように、頑張ってみようかなぁ。

 この年末年始は盛り上がるのでしょうか。楽しみです!

勝手に続き ワタりかタニ No: 696

投稿者:ベン 01/12/26 Wed 15:01:01

久々のワタリカが受け入れていただけたようで安心しました。皆さま、素敵な
レスをどうもありがとうございます。嬉しいです。

管理人さま、おわかりになりました~~あのワタル君のガ・ウ・ン。素敵です
よね~~~。注射のところ、私もあぶないと思いました。きゃ~好き。

というわけで、またまた底抜け836番さまに嵌りました。

 :
 :
意識が戻ったとき、リカは目の前にあったタニの怒った顔を不思議そうに
眺めた。

「んん・・・なんで。ここは?」
「・・・」
「おいっ、イテテテ・・・」
体中の痛みにリカは顔をしかめた。

「どうしてなの、どうしてリカさんはこんな無茶をするの。」

アザもミミズ腫れも明らかに増えている。床をぶち抜く程激しかったのだから
当然といえば当然だ。

「どうしてって言われても・・・」
リカの野生の本能がワタルを求めるのであって、頭で考えてどうにかなるもの
ではない。これだけはタニにはわからないだろう。

「タニ・・・」
キスに持ち込んで、なし崩しにしようというリカの意図は明らかだった。
引き寄せようとするリカの腕を振りほどくと、タニは勢いよくベットを離れた。

「くらら、おいで。こんなリカさんなんか放っといて二人で散歩に行こうっ。」
タニは、リカの今一番のお気に入りのサイコロ柄の風呂敷でクララを飾り立て
ると、振り向きもせずに部屋を出た。

「ふうう~~」
タニとくららの後を追おうにもまだ体に力が入らない。とほうに暮れてベット
の天蓋を仰いだ。

「タニ・・・」
タニを愛しいと思う気持ちは変わらない。いや、愛情という点ではむしろ日ごと
に深まっている気がする。
なのにワタルとの関係は、これはこれで、なくてはならないモノだ。

「やり方に問題があるのかなあ?・・・」
大ありである。
今日も床をぶち抜いたことを、リカはまだ知らない。

  
一寝入りしてようやく動ける様になったリカは、タニを探しに部屋の外に出た。
階段のあたりがなにやら騒々しい。
周囲に張り巡らされたロープと、天井からつり下げられたシートにリカは愕然
とした。

「おい、何があったんだ。・・・ひどい・・・。なんだあ、爆弾かあ?どこの
組の奴らだ!! こっ、この上はワタルの部屋じゃないか!! ワタル、ワタル
はっ??? ワタルは無事なのか!!!」

一人大騒ぎをするリカ。

厨房チームはキョトン、としたあと、全員恥ずかしそうにうつむいた。

ミズが廊下の端によせてある、壊れたソファーを黙って指さした。

それでもリカは全く状況が飲み込めずにいる。顔は真っ青だ。

「・・・いったい・・・」
「あの~・・・落ちてきたんです・・・」
「だから何が!」 リカの顔は引きつり、声は怒りに震えている。

「リカさん、と・・・、ワタルさん・・が・・・」
「どうしてっ!!・・・えっ・・・?」

ねったんが天井を指さして、消え入りそうな声で言った。
「ソファーごと・・・」

カーッとリカの頬に血が上り、耳まで真っ赤になった。

厨房チームは慌ててリカから目をそらすと、もくもくと作業を続けた。

「そっかっ、じゃあワタルは元気なんだなっ。ならいいんだ。ちょっとどうして
るかなって思って。ははは。悪いなっ、いつも。ごくろう!!」

リカはひっくり返った声でトンチンカンな事を言うと、その場を立ち去った。

「はあ~っ、タニが怒るわけだ。」
次からはもう少し、足場の良いところでしよう。

どこまでもトンチンカンなリカであった。

どなたか No: 695

投稿者:836番 01/12/26 Wed 12:38:21

あの~、もし受けキャラのワタルを書きたい方いらしたら
ご遠慮なくどーぞお願いします。
わたしには書けないだけですので(^^ゞ

あ~ No: 694

投稿者:keiko 01/12/26 Wed 10:01:15

やっぱりワタルさんは野獣になっちゃうんですね・・・・
受けキャラじゃないのかもしれないですね。
ベン様の優しい野獣vol1は笑えました。

水もどうなるのでしょう?
楽しみです。

ワタりかタニ No: 693

投稿者:836番 01/12/26 Wed 03:22:14

やっぱり俺らはこうでなくっちゃなっ。

りかとのドキドキなど、あまり考えたくないし
りかに抱いてもらうチャレンジャーな夢も、やはり違うか、
と悟ったワタルは(いや、もちろんあのキスはいい…)
近頃りかとの情事ではことさらバイオレンスに走っていた。

激しい攻めを受けるりかの方は、毎度毎度ヘロヘロだ。
部屋に戻ったりかの身体を見るタニも、仰天することしばしば。
キスマークやあざなどは当然として、
近頃なにやら背中にみみず腫れまでつくってくるりか。
さすがにこれは、と思ったタニはワタルに意見しようと
仕事時間の事務所を訪ねてきた。

勢いで来たものの、どうしたものか…と階段の下で逡巡していると
メキっ、という鈍い音が…
(?)と辺りを見回しているうちに
ミシミシッ… 
(?)
ベキベキ…
(??)
ドン!!! がらがらがらがら、ずっだーーーーーーんっ!!!
(!!!!!)
と、激しい音と震動がして、タニは危うくころびそうになった。
階段の手すりにつかまって、伏せた頭をあげてみると
もうもうとたつほこりと、飛び散る木片の中には
上の階の床が抜けて階下に落ちてきたソファが……。
そのソファの上には、やっぱり、というか、当然、というか、
ワタルとりかが乗っていた。

「りかさんっ!!」
ワタルはタニに気づいて、まずい~っという顔をするが、
もちろん遅い。
「ワタルさん!もう!! 何やってんですか!!」
タニは素っ裸のワタルを見ても
あまりのことに、恥ずかしいとか、気まずいとかいう感覚は
吹っ飛んでいるらしく
そのままツカツカとソファに近づくと
気絶しているりかをワタルの腕の中からはぎとった。

「ワタルさん! りかさんまだ本調子じゃないんですっ!
いくらなんでも、ちょっとは考えてくださいっ!」
すごい剣幕でそう言うと
りかに自分の上着をきせかけ、抱き上げて
ずんずんと凄い勢いで帰って行ってしまった。

ワタルは呆然と見送りながら、
それでもなんだか清々しいような気分だった。
(…タニ、おまえ……なかなか、おっとこ前だなぁ…)

そのまわりでは、全然清々しくないものを見せられて
ワタルに何か着せようとギャラリーが半泣きになりながら
ガウンやら、ロングはっぴやら、派手なコスチュームやらを
差し出していたが、ワタルはなかなか気づいてくれない。
りかを抱いたタニの後ろ姿をまぶしそうに見送っていた。

野獣の本能 1 No: 692

投稿者:ゆうち 01/12/26 Wed 02:10:51

ワタルがバリに行く前のたわごとと思って下さい(笑)

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

コンコン
ノックをしてドアを開ける。
誰もいない部屋。
コムがバリにいってしまって主のいない部屋。
コムがいるときはこの部屋にはなかなか近づけなかった。
しかし、来てみたもののコムの気配はどこにも感じられない。
ワタルはベッドの上に腰掛けた。
『これからどうしよう・・・手当たり次第の野獣なんて呼ばれてるんだよな・・・、オレ』
ため息をつきながらふと窓の下をみると、外ではキムと水が洗濯をしていた。

「何、してるの?」
ドアにはいつのまにかかしげが立っていた。
「別に・・・」とワタル。
「最近、ワタルってばすごいんだってね。コムがいなくなったからあれてるの?」
と、かしげが意地悪そうに笑った。
「うるさいな、あっちにいけよ」
「何みてるの?ん?水君じゃない。そういえば、ワタルは水君の本当の職務を知ってるんでしょ?」
「ああ、ボスから聞いてるがそれがどうかしたのか?」
「水君はエキスパートなんだよ。」
「だから、それがどうしたんだ?」と怪訝そうなワタル。
かしげが怪しく笑いながら
「だからぁ~、あっちの方もエキスパートなんだよ・・・」といって部屋を出て行った。
『あいつ、なんなんだよ全く・・・』とワタルは窓の外にもう一度視線をおとした。
『ちょっと待て、あっちの方もエキスパートっていったっけ・・・どういう意味なんだ?
それって・・・まさか・・・・いや・・・もしかして・・・』
ああ、妄想が広がるワタル、どこまでも野獣なのね♪

水君っていままで誰とも絡んでなかったのでちょっといじってみました。
もっと、水君にも怪しくなって欲しいのです。
でも、水君がエキスパートならもしかしてちー坊も???なのかしら(爆)

むふふふふ No: 690>P> 投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/26 Wed 01:26:57

そうか、ブンちゃんは何かしでかしそうなのね…
期待に応えなくちゃいけないかしら…
考えておきます

やっと家に着いた No: 689

投稿者:管理人 01/12/26 Wed 01:03:17

お疲れ様です。 帰ってきました 25日の26日になりそう っていうギリギリの時間に。
でももうクリスマスは終わり・・・ さー 新年に向けて頑張りましょう!

皆が言ってる意味がわかりましたー! ワタルのガウンとか いろいろ
なんか今のこの世界をカステルミラージュが演じてくれてる って感じですねー
アンダーワールド!!
あの ワタルが注射する場面 注射してる時のあの顔 といい やべっ って感じ
東京はあれが樹里ちゃんなので 楽しみですねー!!
この 小説がどう樹里ちゃんが変わるのか楽しみ♪

千秋楽は泣き泣きでしたー
ひなちゃん たまきちゃん ミズ 麻耶ちゃんが泣いてましたよー。
でもカスミラは楽しかったですー アドリブが 流石!トップ貴子ですわ
では 明日から 頑張ります
今日は大好きなワタリカ見れてよかった! ベン様 いつもありがとー!

レスだけ~ No: 688

投稿者:836番 01/12/25 Tue 23:36:57

>べんさま
うん、りかさん無事で、良かったです…(泣)
わたしもワタルと一緒に泣かせて戴きました。

>ショーコさま、華子さま
なんか、…おふたりはXday書かないおつもりのように
聞こえますけど…まさかね。(^^)
どうぞそのまま行ってしまってください。
で、ショーコさま、正確には(<何が?)
「おへその下、内腿の上」です。(<をいっ!)

>ワタコム応援団に入ります様
ぶんちゃんワタルのコンビ好きです。楽しみにしてまーす。

今日は一本も書いてないな~わたし
書けなくなっちゃったかしら…(^^ゞ

みんな、素敵! No: 687

投稿者:華子 01/12/25 Tue 23:09:26

今日もレスだけですいません。
管理人様 宝塚でクリスマスを過ごすなんていいですねー。
     羨ましい。タップリ充電されてここで、皆に分けてくださいね。

0番様 “前夜祭”雰囲気ありありですねぇ。すごい!
     この序章だけでもう、、(ヨダレが、、いやいや、はしたない)
     本編が楽しみ!!

くーろ様 トド様の様子、すっごく意味深。何があるのでしょうか?
     妖しく不思議な中にのめり込んでしまいます。

ベン様  優しい野獣 Vol.1.2 もう、たっぷりと楽しませていただきました。いつもながらこの雰囲気、ス・テ・キ!
ワタコム応援団に入ります様 
     バリに着いたワタルくん。ずんこさんとの様子が気になるー。
     ところで、ブンちゃんは単なる観光?なんか、こちらも気になります。
     そして、ブンちゃん何をしてくれるのか、、楽しみ。

ショーコ様 お疲れ様でした。もう、毎日楽しみにワクワクしながら読ませて頂きました。ワタルくんとコムちゃんの「一生抱いてやんねー」
「一生抱かれてやらないから」には、参りました。こんな風に書けるなんて素敵すぎ!!最終章1のトウコちゃんとコムちゃんには、思わず涙が出ちゃいました。(グスン!)
かしげちゃんとトウコちゃんはこのまま行ってしまうのかしら?ちょっと惜しい気もしますが、、。
さあ、とうとうXDay。すっごく楽しみにしています。みなさーん、楽しみにしています。
(自分では、皆さんの様には書けないので期待しちゃってます。)

長~~いレスで、ゴメンナサイ。でも、一言伝えたくて、、。

いれてぇぇ~・・・・。 No: 686

投稿者:KARARA 01/12/25 Tue 18:53:48

バス旅行に「いづるん」がいない・・・・・・。
いれてぇ~・・・・・。おねがいします。

ベン様(^^) No: 684

投稿者:ショーコ 01/12/25 Tue 17:38:54

優しい野獣,いいです~~~。
vol.1で笑い転げ、vol.2で、もうドキドキ(*^^*)
Hが、描写できない私には、参考にさせていただくことばかりです。
でも、無理みたい......(:^^:)
ワタル君こんなで、Xdayはどうなっちゃうんでしょう。

ワタリカ 優しい野獣 vol.2 No: 683

投稿者:ベン 01/12/25 Tue 16:42:48

こらえていたワタルの口から、小さなため息が漏れた。

二人は自然に唇を求め合った。ワタルの包み込むような優しい口づけにリカが情熱的
に応える。リカの接吻に次第に熱が入り、大胆な舌遣いがワタルを圧倒する。なんせ、
タニをキスだけで失神させたリカである。濃厚な攻めを受けたことのないワタルは
ひとたまりもなかった。

「やっぱり、ずげえ・・・。タニのとは・・比較にならねえ・・よ・・・」
がくがく、と膝をついたワタルをリカはなおも楽しそうに攻め続ける。

だがリカの上気した頬、濡れたように妖しく輝く瞳。

「ダメだ、俺は・・・リカ、やっぱりお前が欲しい・・・」

ワタルはひざまずいたままリカを力一杯抱きしめると、そのまま押し倒した。
そしてガウンのベルトをはずすとリカの両腕を縛りあげた。

リカは久しぶりに感じる危険な刺激で、体中がもう色づいていた。それに気づいた
ワタルもますます理性を失っていく。頭上で縛った腕と肩をおさえつけたまま、
ワタルは一気にリカを突き上げていった。

「うっ、んんっ。」
一瞬苦しそうにゆがんだリカの表情が、次第に陶酔のそれへと変わっていく。

ワタルの激しい息遣いと、ほとんど悲鳴に近いリカのあえぎ声だけが夕闇に満ちて
いた。退院後初めて受けるワタルの激しい攻めに、リカは早くも気を失っている。
その様子にワタルも満足げに体を離した。

ワタルはふと、リカの体に目をやった。
痛々しい腹部の手術痕にどうしても目がいってしまう。
今こうしてまたリカを抱いていることがワタルには奇跡のように思えた。

波打って赤みをましたその傷を、ワタルはそっと指でなぞった。
リカの細く、美しい胴体を、みぞおちから下腹部まで縦に長く引き裂く線。

ワタルの冷たい指が、その熱を帯びた線の上でビクッと震えた。
電気の走る様な強い衝撃がワタルの体を貫く。
次の瞬間、ワタルの目から熱いものがとめどもなくあふれ出した。

「くっ、リ・・カ・・・、リカあああ・・・・」

リカの腹部に顔を埋めると、その傷跡に何度も何度も激しく唇を押し当てた。

かけがえのない、大切な友、愛する男。

リカを失わずに済んだその安堵が、ワタルの全身から今、関を切ったように
あふれ出るのだった

ワタリカ 優しい野獣 vol.1 No: 682

投稿者:ベン 01/12/25 Tue 16:31:36

Xday が近づいているというのに、しかも今日は聖夜。
一人、不埒な内容でごめんなさいね。しかも、長いの。

 :
 :
『リカを攻めにまわすってことは、俺がこう、イヤイヤってするんだよな・・・
じゃあ、まずリカが襲いかかってこないことには、成立しないってわけだ。』

今まで飛びかかったり、殴ったり、押し倒したり。そうしてからでないとリカと
関係を結べないワタルには、こういう考え方しか出来なかった。

「う~~ん、リカが飛びかかりたくなるようないい男・・・ってタニ???
俺にタニみたいになれってか、う~~~~ん。」

本気で悩むワタル。
一方リカもワタルと持ったあの甘酸っぱいような、妙な雰囲気が忘れられない。
「あれはホントやばかったな・・・。ワタルが俺に何かを求めてるってことだけ
は確かなんだが。最近は一緒に仕事していてもどうもすっきりしないし、このまま
ではいかんな。」

リカは急いで仕事を片づけると、わたるの部屋に向かった。

コンコンッ
「俺だ、リカだ。ワタルもう帰ってるんだろ、入るぞ。」

入ってきたリカを一目見て、ワタルはビクッとした。

リカにしてはめずらしく、ダークなスーツで渋くキメている。最近のリカはどうも、
NYのギャンブラースタイルに凝っているらしい。いつもの「ミナミの帝王」ばりの
派手さはないが、男らしくダンデイーで、最高にオシャレなリカの姿にワタルは
新鮮なときめきを感じていた。

『ううっ、抱かれたい・・・(いっ、いかんいかん。)』
ワタルは声がうわずってないか気にしながら、努めて平静を装った。

「どうした、こんな時間に。」
「ワタル・・・」

リカはどう切り出したらいいかわからず、勧められるままに椅子に腰掛けた。
ワタルは早々とガウンに着替えて、もうくつろいでいた様子だ。

長い足をこれみよがしに組み、タイをゆるめるリカのしぐさはもう、男の色気
ムンムンである。

『ああ、今日のリカはなんていい男なんだ。このまま押し倒すのは簡単なのに・・・』
『ワタルの奴、いったいどうしたんだろう。こんなに思い詰めた顔をして。グリーンの
ガウンがたまらんな。』
ガウンの下の逞しい体を思うと、リカの心も平静ではいられなかった。

「なあ、ワタル。」
思い切ってリカが口を開いた時にはもうワタルの手が肩に掛かっていた。

てっきりそのまま押し倒されるか、強く抱きしめられるのだと思った。
が、ワタルは目をつぶってカチンコチンで突っ立っている。

「ワタル・・・?」
『お前がすればいいじゃないか・・・・』
「はは~~ん。」
リカはあの時のワタルの言葉を思い出した。

リカは肩に置かれたワタルの手をそっとはずすと、その手を自分の腰にまわし、
ワタルの体をぎゅっと抱きしめた。

「くっ・・ふ」
それまでこらえていたワタルの口から、小さなため息が漏れた。

No: 681

投稿者:♪HT♪ 01/12/25 Tue 15:56:40

ワタコム応援団に入ります様!
 すっかり気分はバリですね。(行った事ないですけど)
 プレゼントを用意していたトドちゃん、いいわ~。
 ぶんちゃんはバリでどんな事をやらかしてくれるのか楽しみです!
野次馬様!
 バス旅行の部屋割りが決めて貰ったお陰で勝手にイメージを膨らませて
 楽しんでます(書けないけど・・)是非、話を進めて下さい。
ショーコ様!
 コムちゃん無事帰還、うれしいです。さて、いよいよ・・・?
836番様!
 リカたには幸せなイブで良かった。。。やっぱりこうじゃないとね。
管理人様!
 ワタコムXデーはお正月ですね。いい正月になりそう。。。
0番様!
「愛セレ2001」フルコースで期待してま~す。

皆さんはどんなクリスマスだったでしょうか・・・
私はご贔屓さんのクリスマスカードが届いてそれだけで幸せだったです。
本物が隣にいてくれればもっといいのにーなんて思いますが
ここに来るようになってジェンヌさんのことを考える時間が増え
いつもほっこりできるので皆さんに感謝してます。ありがと~!

御礼状 No: 680

投稿者:耶悉茗 01/12/25 Tue 12:12:22
づっと読み専門でしたが、今年もあと少しとなり、一言御礼申し上げたくて、参上しました。
もう、ここ二ヶ月ほど、リレー小説読みたさに一日を送っていたようなもんです。
決して下品にならないお洒落なH系。特に0番様。妖しい文章にさり気なく挟み込むギャグのセンス。どうぞ師匠と呼ばせてください。
・・といつも思いつつ自分ではなかなか創作できない現実。来年は是非一編でも挑戦できればと思っています。
では、「愛のセレブレーション2001」ノーカット版の試写会応募葉書をあと二十枚ほど書かなくてはいけないので・・・。また、来ますう。

宝塚記念特別レース No: 679

投稿者:予想屋 01/12/25 Tue 11:49:09

「愛のセレブレーション2001」ノーカット版公開も
待ちどうしいの今日この頃
バス旅行部屋割りに大ニュース 各部屋にチラシが配られました。
 
 創立八十八周年記念 組公認「お試しチャ~ンス!!」
 特別キャンペーン中  
 この機会に新しいお相手と刺激的なひとときをあなたも・
 素敵な特典も多数御用意してお待ちいたしております。

  トド・ワタル  恐い物見たさ。本当に恐いに10.000ジェンヌ。
◯ リカ・カヨコ  実は相当の暴れ馬。天才騎手リカは乗りこなせるか
  かしげ・ちー坊 あのキャラで果して濡れ場まで持ち込めるのかちー坊。
× ぶん・マトブン 有馬記念も真っ青。大穴はここだ
  こむ・ねったん 純情ねったん。追い込みなるか。
  たに・壮くん  リカ直伝の帝王学。どこまで伝授できるかこうご期待。

未定の部屋割りも勝手に追加発表

◎ おさ・ミズ   このシリーズ初顔合わせ。意外にここが大本命
△ あさこ・ユウヒ あの殴り合い以来気まずい二人ここで一気に巻き返し
  トウコ・キム  初体験のキム。やさしくしてあげてね、トウコ

参加者随時募集中
ついでに救護班としてドクターケロとハンサムな青年医師成瀬、
若くてがたいの良い看護士(蘭とむ?)が飛び入り参加の予定です。

久しぶりにきました。 No: 678

投稿者:keiko 01/12/25 Tue 11:20:58

5日ぶりにこれました。
職場のネットサーバーの調子も悪いし・・・・
すでにうらしま太郎状態になっています。
たくさん書き込みがあって読みがいがありました。
(朝っぱらから・・・・)

>いちご様
ちょっと話が前になってしまいますが
ブンちゃんのおみあげパジャマなんですね。
しかもペアで・・・・
そうかな??っと思いつつ違うものかな?
と色々考えてました。
わたるさんがうろたえているのがおもしろかったです~。

>管理人様
色々ご迷惑おかけしました。
今日はちゃんとたどり着けました。
ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

バス旅行楽しみ!! No: 677

投稿者:部屋割り編 01/12/25 Tue 05:34:59

ベン様

>>りか・カヨコ(りか・・・ふ~~ん。カヨコ、ノホホン)

>こ、この部屋割りは、マトブンはOKなのでしょうか・・・
>まあ、リカさんは病み上がりだし、ワタルほどの野獣ではないけれど・・・

私も同じことを心配しました。
一応リカも「野獣」だし、ねぇ~(かよこちゃんの「ノホホン」の反応も笑える・・・)(^^;
その上、タニを巡って、まとぶんとは「天敵」同士だし・・・(修羅場再び!?)


ワタコム応援団に入ります様

>私は、イシちゃんと、ワタルのお部屋が気になるなーー
>結局は、ブンちゃんに追い出されるのか、ワタル君・…

で、私が気になったのが、この「りか・かよこ」部屋で(^^;
この「二人」が揃っている、ということで、
又の名を「野獣の餌食」部屋(爆)
・・・こちらに転がりこんで、まとめて「いただきます」(爆)状態になるんじゃないかと・・・(^^;;

何だかんだ言って、最近ワタルの「野獣」振りを見てないような気がするので、
そろそろまた・・・(コラ!)(^^;


0番様の「愛セレ2001」!!! も~期待大です!!!
続きを楽しみにお待ちしています!!!(^^)


今日は朝が早いので、急いでいるのに・・・
やっぱり水、イエ(笑)見ずにはいられないんです・・・(^^;

わーーい! No: 676

投稿者:くーろ 01/12/25 Tue 01:57:25

いちご様
お話続けて頂いたんですねー ありがとうございます。

今日はクリスマスパーティ様にバタバタっと家の掃除をしてました。
明日はクリスマス本番。
何か良い事がお話のメンバーに有りますように!!
私は一日仕事ですが……夜までに、料理ができるかな(誰を料理するとかじゃなく~)

0番さま~私もダビングお願いしますっ!(笑)
前野菜がすんだら、いきなりメインですか?!
まずはスープ等で、のどの乾きをいやしてからでしょうかぁ~~?
楽しみにしておりまーす。

いきなりバリ編 No: 675

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/25 Tue 01:55:37

『コムが死にそう』
その言葉を聞いたとたん、ワタルの身体は勝手に空港へと向かっていった。
ワタルは車を走らせながら、ブンの『コムが死にそう…』頭の中でリピート
続けていた…

空港に着いたが良いが、この時期、バリ行きの飛行機は満席状態…
キャンセルがあるかどうか…
ワタルは途方にくれ、放心状態のままロビーの椅子に座っていた。

「ワタル、やっぱりここにいたんだね」
ワタルが顔をあげると、そこには大きな荷物を持った
ブンの姿があった。
「ハイ」
ブンは、パスポートと、バリ行きのチケットをワタルに手渡した。
「行くよ、ハイ、これ持って」
ブンは、ワタルに自分の荷物を渡し、ワタルの手をとり、搭乗口へと
引っ張っていった。

飛行機は無事離陸し、シートベルト着用解除のアナウンスが機内に響く…
やっとワタルも我に戻った…
ワタルの隣には、楽しそうにバリの観光ブックを見ているブンの姿がった。

「ブン…なんでここにいるんだ?」
「まあーいいじゃん、気にしない、気にしない。それより誰のおかげで
飛行機に乗れたと思っているの?」
「それもそうだけど…」

ブンはワタルのことを半分無視しつつ、バリのガイドブックに目を移した…

***********************

その頃、屋敷では…

「ボス、ワタルの姿が見当たらないですが…携帯も留守電状態で…」
リカは轟の部屋にワタルと連絡がつかないと報告に来たのでたった。

轟は、おもぐろに、リカにディスクの上にあった、メモを手渡した…
そのメモには『イシちゃんへ、これからワタルを連れてバリに行ってきまーす。
お土産かってくるね(はーと)byブン…』と書いてあり、おまけにキスマークまであった。

「そこに書いてある通みたいだな…」
轟は半分呆れ顔で答えた。
「ったく、心配させやがって…」
二人は、顔を合わせ、苦笑いをした…

リカは轟にディスクにある、綺麗にラッピングされた包みに気づく。
「ボスそれは…」
「ああ、これか…なんでもない」
「あああ、そいやー、今日ボス、一人で出かけてたのは…」
「うるさい…」

「ボス、今夜は俺が、付き合ってやりますよ…」
「いいのか、タニは、せっかくのイブなのに」
「ああ、タニですか、組の若いのと、出かけていきました。どっちしろ、今日は
ワタルを励ますつもりでいたし…」
「そうか…」
「ボス、今日は二人で飲み明かしましょう」
「そうだな…」

No: 674

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/25 Tue 01:35:06

ショーコ様

>「いいよ。一生抱かれてやんないから。」
のコムちゃんのセリフ…凄いツボですーーー

なんか、ほっこり出来てよかったです!
出来れば、一線超えるまで…書いてください!

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還最終章2 No: 673

投稿者:ショーコ 01/12/25 Tue 01:23:25

ワタコム応援団に入ります様、やっぱりずんちゃんていい人ですね~~
ワタル君が惚れた人なだけのことはあります(^^)
早くワタル君に逢えるといいなコムちゃん。
ところで、ぶんちゃんもバリに行きそうですけど、どうなるんでしょう?

こちらはいよいよ最終回デス。

************************************

トウコが曲がり角を曲がるまで、コムはその後姿を見送っていた。
その曲がり角で、かしげをみたような気がしたが、
気のせいかも知れない。

泣きじゃくりたいような寂しさが、コムを襲ってきたけれど
自分で選んだ事なのだから、と歯を食いしばる。
俯きながら、雪の道を一歩一歩踏みしめながら歩く。
トウコから次第に遠くなって行く。

ふと顔を上げると、ワタルが
両手をポケットにいれて、ケヤキの幹に背をもたせかけて立っていた。

「もう、行ったのか?」
「うん.........」
「いいのか、それで....」
「うん」
「泣くなよ。」
「うん...」
「コム.....」
「ワタルさん」
コムが駆け出して、ワタルの胸に飛び込む。
ワタルの大きな胸に包まれて、コムがやわらかなため息をつく。

「帰ろうか」
「うん。ワタルさん、おんぶして。」
「おんぶ?ハッピーエンドは姫抱っこでしょう。」
「ううん。僕、ワタルさんのおおきな背中が好きなんだもの。」
そう言うと、コムがワタルの大きな背中に飛び付く。

「はあーん、ということは、
俺のこの逞しい、広い胸は好きじゃないってことで.....。
お前、一生抱いてやんねー。」
「いいよ。一生抱かれてやんないから。」
「..................」(負けた.....)
ワタルの背中で、コムが小さく笑う。

「..............とけよ。」
「うん?なんて言ったの?」
コムが聞き返す。
「(今夜は寝かさねーからな)覚悟しとけよ。」
始めの言葉を、気弱につぶやきながらワタルが言う。

「うん。.......ワタルさん。」
ワタルの背中のコムがやわらかな声でつぶやく。

一瞬、ワタルは遠い昔の甘い切なさを思い出す。
あの時、自分の心の奥底に沈めた悲しみが、
今、コムの声と共に跡形も無く消えて行くのを、ワタルは静かに感じていた。


は~~~、やっと終わりました。クリスマスに間に合った?
だらだらと長くて、申し訳ありませんでした。
読んでくださった方、ほんとうにありがとうございました。

後のことは(Xdayのことも)よろしくお願いいたします。
836番様が下半身は描けないっておっしゃっていたようですけど、
私は、それどころか首筋止まりでございます(byオサ&壮)
ワタコム応援団の皆様、その他支援団体の皆様ご協力をお願いいたします。
読ませていただくのが楽しみです。

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還最終章1 No: 672

投稿者:ショーコ 01/12/25 Tue 00:36:28

ベン様、そんな風に言ってくださるなんて、私の方が感激です。

0番様、ため息が、ピンク色です。お見せしたい(^^)
ところで、ウチのワタルがほんとうに申し訳無いことを...って、私は親か?
大事なコムちゃんが、もうすぐ帰ってきますので、少しは落ち着くと想うのですが。
そんな、ビデオ見てしまった日にゃあ、どうなってしまうんでしょ(^^;)

という事で最終章です。

**********************************

夜の間降り続いた雪が轟邸の広い庭を一面に多い、
オデット姫の噴水に出来たツララが朝の光に輝いている。

東の空に朝焼けの朱色がほのかに残るクリスマス・イヴの朝。

コムとトウコは何も語らぬまま黙って、轟邸の正門に向って歩いていく。

ふと、コムが立ち止まる。
「クリスマスが、過ぎてから行けばいいのに」
「轟さんに、いつまでも迷惑はかけられないよ。」
「だって、1日や2日伸ばしたからって、変わらないじゃないか。」
「うん、1日、2日伸ばしても何も変わらない。」
「トウコ........」

「コム。いつまで居たって、なにも変わらない。そうだろう?」
「うん........」
「そんな顔するなよ。また、必ず逢えるって。」
「ほんとうにまた逢えるよね?」
「ああ........」
涙をこらえるために、見上げた空の色がまぶしくて、コムは目を閉じる。

「お前が困っていたら、必ずすぐに来るから、
なあんて、正義の味方じゃないからな、俺。期待するなよ。」
「しないよ。」
少しすねたコムの顔に朝日が射して、ばら色に輝いてみえる。

「コム........。きれいだ......」
トウコが、片手で、そっとコムの頬をおおう。
「トウコも......」
コムの手も、トウコの頬をおおい、どちらからとも無く
唇がふれあった。
やがて、トウコがコムを押し返すように唇を離すと
「じゃあな。」
「うん。」

トウコが、コムに背を向けて、正門を通りぬけ
真っ直ぐ、歩いていく。降りかえることも無く.........

「遅いぞ。」
轟邸の長い塀の曲がり角で、不意に人影が現れた。
「お前.......」
「何してたんだよ。この寒いのに、ずうと待ってたんだからな。」
「別に頼んじゃいない......」

「コムと、長々と別れを惜しんでたんだろう。」
「まあな。」
「コムとキスした?」
「そんなこと余計なお世話だろ?お前に関係ない。」

「お前には余計なお世話が焼きたいんだもん。」
「かしげ......」
「世話焼きついでに、一緒に付いていってやるよ。」
「遠慮しとくよ。」

「無理するなって。惚れてるくせに。」
「お前、どこをどう考えると、そういう結論が出るんだ?」
「俺が惚れてるから。」
そう言うとかしげは、トウコの手を取って、
引っ張るように歩き出す。

今日は一日、天気は良いようで.......

いきなりバリ編 No: 671

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/25 Tue 00:17:36

「まったく誰だよーー」
ブンはワタルとのやり取りで不機嫌のまま受話器を取った
「もしもい、え、外線、誰?ずんこーーーいいよ繋げてぇー」

ワタルは、ブンの電話の相手がずんこと聞き、気になり
ブンの話に耳を傾けた…

「何?なんかよー」
不機嫌の延長戦でぶっきらぼに答えるブン
「コムがーーー、食事を取らないって僕に言われたって知らないよー」
「そんなの、自分で連れて行っただもん、自分で考えればいいじゃないーーー」
「冷たくないよ、今ねぇーそれど頃じゃ…」
ブンの頭に『そうか、これを伝えれば、ワタルはバリに行く…僕も…』
ブンは顔に薄笑いをした。それよりさっきで、不機嫌のしゃべり方が
一変して、甘ったるししゃべりかたに変わった。

「そうなのーー、それは大変だね…、コム、死にそうなほど衰弱しちゃったんだー」
先ほどまで、ぶっきらぼうのしゃべり方が一変したのに対して、受話器の向こう側
で、ずんこは戸惑ったというより、不気味さを感じていた
『俺、死にそう何て言ってないが…』
ずんこが受話器の向こうからブンに言った。
「いいの、いいの、気にしない…、まっいいやー、後で電話するねーー」
ブンは一方的に電話を切ってしまた。

「ねぇー、ワタルー、コムがねぇーー」
と言いながら、ワタルの方を振り返ると、そこにはワタルの姿はなかった。
飲みかけのコーヒーと、開け放されたドアがあっただけだった。

「まったく、猪なんだからー、ま、野獣って異名を持つ人だから、仕方ないけどねぇー」
ブンは、ワタルが開け放したドアを閉め、クローゼットの中から、すでに荷造りすんだ
スーツケースを取り出す。
そして、ディスクの引き出しから、パスポートの二人分取り出して、ニヤリと笑った。

ひゃあ~~ No: 670

投稿者:836番 01/12/24 Mon 23:17:44

うわわ~っ!
超Hの大予感~~っ!!
ついに出るか!って感じですねぇ
ドキドキドキドキ…

きゃあ~~ No: 669

投稿者:ベン 01/12/24 Mon 21:50:44

導入部だけてこれだけ感じさせて下さるとは・・・

やはり本編は18禁になっちゃいます??

とりあえず、前野菜。もとい、前夜祭。 No: 668

投稿者:0番 01/12/24 Mon 21:43:23

かよこちゃん&まとぶんの「愛セレ2001」(略してもらうとなんか業界っぽい
ですねえ)考えてみたら私が見たいのに自分で書いたらまた自給自足じゃん、と
自虐的になりつつ、本編の前に予告編を入れます。
だって、いきなり本編じゃ、ただのアダ○トビデオに……(それはそれでいい
かも、とか思う自分が悲しい)
とにかく必然性(あるのか、そんなもん?)をつけるため、本編よりちょっと
時間を戻します。

真夜中、ふと目を覚ますと、抱きしめて眠ったはずのかよこちゃんがいません。
まとぶんが起き上がってみると、大きく張り出した出窓の上で空を見ている
かよこちゃんが目に入ります。
白いパジャマの上だけはおって、すんなりした足を惜しげもなく見せるのは
ちょっと目の毒。ちなみにパジャマの下は当然まとぶんがはいております。
気配に気づいて振り向いたかよこちゃん、にこにこしてまとぶんに両手を伸ばし、
抱っこしてのポーズ。思いっきしパジャマの前全開でそれをやるのは悩殺度
69%アップ(当社比)です。
当然まとぶんの視線は胸元に釘付け。
……ですが、今日のまとぶんちょっとブルーパッションブルー。
「……何もない」
人の胸見て何もないたあ失礼千万ですが、この場合はいろいろと事情がアリです。
「あの日、あんまり傷だらけで、あんた死んじまうのかと思った」
悠河、もとい優雅に旅行に行ったその日を狙って、野生の王国ワタルくんが夜の
密猟者と化して白鳥狩りをやらかしてくれたのは数日前です。表現がエロおやじ
だ、と誰かに突っ込んでもらいたい気がします。
しかもやったらやりっぱなしで放置と言う、小学生のお片づけ以下の返却を
されては、まとぶんがコムちゃん殺害に走るのも無理はありません。
「あんたのこと守れなかった。そばにさえいなかった。
オレは、オレが許せない」
ふわふわしているくせに凛とした表情でかよこちゃん、こたえます。
「守ってくれたよ。
俺はずっとおまえのこと呼んでた。おまえのことしか考えてなかった。だから、
何も感じなかったよ、最後まで」

これまでも、これからも、俺はおまえのだよ。

出窓から自分の胸の中にぱふっと収まったかよこちゃんがあんまり愛しすぎて、
まとぶん気が遠くなるのをやっとの思いでこらえて言葉をつなぎます。

「あんたのためなら死ねる」

まとぶん、どうやら前世は古代エジプトファラオの護衛、傭兵あがりのセイタハト
(一日限定)だったようです。(細かすぎ)
それに対して、死ぬときはいちにのさんで一緒に死のうね、と返すかよこちゃん、
演歌の世界です。
「……ほんとは誰にも見せたくないけど」
「?」
「オレ以外の奴になんか死んでも見せたくないけど、見せてやる」
何を?とかよこちゃん。
「あんたがどんなに感じて乱れるか、オレ相手だったらどれだけ違うか、ワタル
だけじゃなくここの奴ら全員に見せてやる」
ぎゅっと抱きしめると、かよこちゃんは凄絶なくらい綺麗に笑います。
「じゃあ、いっしょに天国にいこう」

……というわけで本編に続く(笑)やはりイヴですから、夢々しくないと…って
これで夢々しいのだろうか?
そして、あのセリフを言わせたかったばかりにまとぶん、かよこちゃんを
あんた呼ばわり^^;まあ、下剋上のおまえ呼ばわりはあさこちゃんがやって
いることですし(笑)
ああ、本編が見たいのは私のほうなのに!←しつこいぞ、自分!

むくわれないのね No: 667

投稿者:ベン 01/12/24 Mon 21:07:41

でも、いたわり合うトウコとコム。なんだか涙出てきました。

私もこういうが書けたらいいな・・・

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還その9 No: 666

投稿者:ショーコ 01/12/24 Mon 21:01:15

朝日がまぶしい。
白いカーテンがゆれて風が入って来た。
トウコは目を覚まし
自分のベッドサイドにコムが顔を伏せて眠っているのに気付いた。

「コム........」
手を伸ばして、柔らかい髪を撫でてみる。

ずうっと俺の傍に付いていてくれたのか..........

「トウコ、目がさめたの?」
「眠っていたのはお前の方だろう」
微笑みながら、トウコが言う。
「あっ、僕、何時の間にか眠ってた。これじゃあ看病にならないね。」
「ありがとう、ずうっと居てくれたんだ。」
「うん。かしちゃんは怒ったけど、僕がずうっと居た。」

「いいのか、それで?」
「どうして?」
「あいつが心配するだろう?」
「ワタルさん?ワタルさんはそんなことで怒らないよ。」
コムが屈託のない笑顔を向ける。

「幸せか?」
「えっ?」
「お前が幸せなら、それで良かったんだ。何も連れ出すことなかったな。」

「トウコ、僕ね、」
「もう何も言わなくていいよ。わかってるから。
何だかあの爆発ですっきりしちゃった。
俺達のイヤな過去、みんな吹っ飛んだような気がする。」

「トウコ、そばに行っていい?」
「えっ?」
返事を待たずにコムがトウコのベッドにもぐり込む。

「バカ、何するんだよ。」
「なんにもしないよ。」
そう言ってコムがトウコにそっと寄りそう。

「コム.........」
「トウコ。ずうっと、こうすることを、思いつづけていた。
どんな時でも、トウコとこうして眠っていた時のこと思い出すと
暖かくなれた。」

トウコが黙ってコムを抱きしめる。

「一度も疑わなかったよ。トウコが迎えに来てくれること。
うれしかった。トウコが来てくれて。」

「トウコは、僕の魂の一部。僕のプライド。」
「コム、もういいから.........」
「ううん、聞いていて。
トウコがどこかで生きていると信じたから、僕も生きてこれた.....」

「コム。俺も、お前を助け出すことだけを思って......」
「ありがとう。トウコ.....」
「ううん。俺が礼をしなきゃな。お前は遠い遠い灯りで、
それを見つめることで、勇気が持てたんだから。」

トウコのコムを抱く手に力が入り、コムもまたトウコを抱きしめる。

「トウコと居るとこんなに安心なのに......だけど........。」
「俺じゃ、お前の渇きを癒してやれない........」
「トウコ.....」
「お前の渇きを癒せるのは、あいつだけだ。」

「トウコ、分かってたんだね。
僕ね、水を飲んでも飲んでも満足できない人みたいに
僕の心が求めて止まないんだ。」

「コム。お前が望むなら、苦しくったって、求めつづければいいよ。」
「トウコ。」
「さっきも言ったろう?吹っ切れたって。
何だかいきなり鎖から離された犬みたいに頼り無いけど
お前から、解き放されたって感じかな。」

「トウコ、あの、」
「なんだ、もったいなくなったのか?
振られた男の強がりぐらい認めろよ。」
トウコは、もう一度強くコムを抱きしめた。

「さあ、もう行けよ。ドアの外で心配してるから」
「ええ?」

コムが、ベッドから出て、ドアを開けてみる。

ねったんが朝食のトレーを持って立っていて、
キムが、新しいシーツを持って立っていて、
ちー坊が、いずるんから借りたどこでも合鍵を持って立っていて、
タニがクララを持って立っていて、
かしげがカミソリの刃を持って立っていた。

「皆何してるの?」
「えっ?ト、トウコさん、何か用事はないかなと思って。」
「ないと思うけど....トウコ何か用事有る?」
「皆にありがとうって、言ってくれ。心配いらないって。」
「.....だって。」
コムがかわいい笑顔を見せた。

「お前、嫌いだ。」
かしげが不機嫌な顔でコムに言う。
「かしちゃん!ありがとう!」
コムが不意にかしげに抱きついた。
「なんだよ。急に。」
「トウコの事で焼きもち焼いたんでしょ?
トウコの事、想ってくれてうれしい!」
「変なヤツ。」

コムはトウコの方を振り向き、柔らかく微笑むと
部屋を出て行った。
外に居た皆はホッとし、ベッドの上のトウコは大きく深呼吸をした。
呼吸が苦しくなるほどの、寂しさが襲ってきたから。


つづく。もうすぐ、最終章になります。

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還その8 No: 665

投稿者:ショーコ 01/12/24 Mon 20:46:42

KARARA様、wk様、最初に謝っておきます。ごめんなさい。
しょーもない展開です。『壮大な』とまで言っていただいたのに・・・。

ベン様、836様、初恋はいつも悲しい・・・しみじみさせていただきました。
それから、りかちゃん、タニちゃん、かわいいなあ。
ワタコムにもいつかこんな日が来るのでしょうか。

ワタコム応援団に入ります様、私もその意見に一票(^^)
コムちゃんてそんな感じです。私は、1晩中、二人に何をして遊ばせようかと
悩んでおりました(^^)

管理人様うらやましい。たくさん楽しんで、ご無事のご帰還を!

では、しょーもない続きです。許して。

*******************************

「ウソでしょ?ミズ君.........」
キムが泣きそうな声を出した。

「何か用か?」
背後から声がして、ミズがキムのすぐ後ろを歩いていた。

「ミ、ミズ君!!」
「だから、何の用だ」
「な、何の用って........俺達てっきり、ミズ君は.......」

「死んでネェよ。」
「うん.....」
全員が納得してうなずく。

「まったく、お前って奴は.........」
ワタルが首を振る。

「俺、投げるの得意だから。」
「だからって言って、命中しすぎだよ。燃料タンクじゃあな。」

「何のことですか」
心配と恐怖が去って、
急に腹立たしくなったねったんが、ぶっきらぼうに聞く。

「トウコさんが投げ損ねて、足元に落ちた手榴弾、投げたんだミズが」
「手榴弾?!」( 古い!)
「何だって、そんなもん持ってるんですか?」
「何かあったら、自爆するつもりだったんじゃないか?」とワタル。

「脅すつもりで持っていただけですよ。米軍からかっぱらったヤツ。」
ワタルの肩からうめくような声が聞こえた。
「トウコ!」
かしげとコムが同時に叫ぶ。

「気づいたのか?」
「ええ、ご迷惑かけました。俺もう歩けますから」
「イヤ、もうすぐ車に着く。このままでいい。とにかくここから急いで出よう」

7人は足早に車に向って歩き出した。

メリークリスマス 皆様♪ No: 664

投稿者:管理人 01/12/24 Mon 19:33:22

メリークリスマス まー今はむなしく一人で大阪を満喫?しております。
今回も宝塚の為に来たようなモノで もーーねーー
嬉しいんだか 悲しいんだか・・・。
大阪のネットカフェで書いてます。 これ・・・
3日で4回の観劇でございまして 今日はチャーちゃんのお披露目に行ってまいりましたよ。
凄く面白かったので 皆さんも観てくださいませ!!

轟組バス旅行の部屋割りは私も絶対カップルでは組ませないとしていたので
野次馬さまの通りにしたいと思います。
コム命のハチマキに大笑い! でもそんなの本当にあったらウケル
どこかの会でやってくれないかなー?? ゲラゲラ

ゆうとかよこのビデオ 私にもダビングお願いします。
っていうか タカコまで欲しがるとは・・・ ウケマスわ。

ワタコムXdayですが 私はクリスマスがいいな と思ったのですが それは唐突なので

正月

でお願いします。
って事で 正月からみんなでおかしくなりましょう!!
で 一応最初の方でやっていた ホストの事ですが それも違う掲示板たてて
やりたいと思いますが 私が家に戻って回復したらの事になります。
イヴに何やってんだか の管理人でした

爆笑!! No: 663

投稿者:ごんた 01/12/24 Mon 17:49:07

>836番様
 もう最高です!妄想大爆発のうろたえりかちゃん。
 蝶結びのネクタイで平静を装う姿を想像したら(^O^)
 ほんとにタニくんのことが好きなのね~。
 でも、妙に初々しいリカワタも楽しみにしております・・・。ぽ♪

 自分は書けないんですけど、ライターの皆様張り切って下さいね。

いろいろ No: 662

投稿者:836番 01/12/24 Mon 17:47:39

>ベンさま 便乗失礼しました。
あれを書きたかったんですよー、実は。
超自己満足ですが。チャンスを下さってありがとう。(^^ゞ

>野次馬様 
りかとかよこちゃんじゃ、
0番さまにお出まし願いたいところですねえ(^^)

一度書き込んだけど改行忘れてたので、削除して入れ直します。
わたしももう今日はこのくらいにしとこー
みなさまMerry Christmasです!

むふふう No: 661

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/24 Mon 17:41:39

私は、イシちゃんと、ワタルのお部屋が気になるなーー
結局は、ブンちゃんに追い出されるのか、ワタル君・…
そして、ねったんとコムちゃんの部屋に転がり込む…

「ワタルさんは、大きいから、一人で寝ていいよ。
僕は、ねったんのベットでいっしょに寝るから…」
とコムちゃん・・・
コムちゃんは、別に深く考えておりません。大体コムちゃんは
ねったんがコムに対する気持ちも気づいてなく
「ねったんって良い人、大好き」
だから…
その一言でワタルはどうするんだろう・…

なんて部屋割りを見て考えちゃいました

りかタニのクリスマスイブ No: 659

投稿者:836番 01/12/24 Mon 17:30:52

「タニ、おまえ今日は何してる?」
クリスマスイブの朝、
りかはネクタイをしめながらタニに聞いた。
「うん、俺、組の若手のひとたちから
飲み会に誘ってもらってるんだ」
(飲み会?)
りかの眉がぴくっと動いた。
「俺、ふだんあんまり組の人たちと会う機会もないし、
少しはいろんな人と知り合った方がいいかな~、と思ってさ」
タニがにこにこと嬉しそうなので、
りかは「ふ~ん」と言っただけで、それ以上何も言わずに、
タニの頬にキスをして部屋を出た。

しかし、りかの心の中には嵐が吹き荒れていた。
タニが飲み会? あいつ、酔っぱらったら、
またこの間みたいに暴れるんじゃねーのか? 
また、誰かれかまわず、キスして回ったりした日には…。
りかは外見上努めて平静を装っていたが、
想像の翼は力強く羽ばたきはじめていた。

タニが部屋に入っていくと野郎どもが迎えて、
タニを真ん中に座らせて、どんどん酒をついでいくと、
タニはどんどん飲んで、そのうち顔が真っ赤になってきて、
目がとろんとしてきて、ああ、暑くなってきちゃったー、
とか言って上着を脱いで、もしかするとさらにシャツのボタンも
はずしてしまうかもしれない。さらに飲むと泣き出して、
りかさんがひどいだのなんだの言い出して、まわりの野郎どもが、
タニ大丈夫か、とかなんとか言ってタニの肩を抱いたりして、
なんか可愛いなあタニは、とかなんとか言ったりして、
タニも、ああ、りかさんに対抗するためにワザ教えてくださ~い、
なんて言ったりして、相手がその気になったりしたら、いや、
ならないとしても、タニがうっかりキスしたりなんかしたら、
それも、あの、(俺ほどではないにしろ)すごいというキスを
したりしたら、野郎どもが一気にタニに群がって、
タニは次々にいろんな奴にキスして回って、
そのうち野郎どもがみんな獣になったりしたら……


りかは外見上きわめて平静を装っていたが、どうにも上の空だ。
ワタルがさっきから呼んでいるのにも気づかない。
「りか!おーーーい、りかーー!?」
耳元でワタルが叫んで、りかはやっとワタルの方に顔を向けた。
「ああ、ワタル、なんだよ」
「おまえ、さっきからず~っと呼んでるのに、何ぼーっとしてんだよ」
「俺はぼーっとなんかしていな~い!」
(ばか、してるじゃねーか。だいたい、なんだそのネクタイは。
いくらおまえでもネクタイを蝶結びにするのは許せねえぞ)
りかはネクタイを結んでいる途中で妄想に入ってしまったのだった。
動揺はかくせない。

気が気でないが、仕事をほっぽって行く訳にはいかない。
いや、そんなに気にしているということ自体を認めたくない自分がいた。
りかは必死に堪えて仕事をこなした。
こんな日に限って仕事はなかなか片づかない、
早く終えてタニを迎えに行った方がいいのかもしれない。
何かあってからでは遅いかもしれない。
とにかく一度部屋に帰って、タニがどこで飲んでいるか確かめて、
様子だけでも見に行こう。
プライドも限界に達し、りかは帰り支度をして部屋に向かった。

部屋に近づくと明かりがついていた。
「?」と思いながら開けると
「おっかえりなさーい!」とタニが明るく出迎えた
面食らったりかは部屋中を見回し
「なんだよ、おまえ。飲み会行かなかったのか?」
「ん?行ったよ。でも、七面鳥とか色々出てさ。
おいしくて、見てたらやっぱりりかさんと食べたくなったんで、
すぐ厨房に行ってねったんにもう一羽焼いてもらって、
帰って来ちゃったんだ。」
「今日はクリスマスイブじゃん。二人で食べようよ。」
タニはえくぼをつくって嬉しそうに言った。

りかもつられてほほえんでしまう。
「それでおまえ、酒は? 飲んだのか?」
タニは真っ赤になった
「の、飲まないよ。」
「だって、また、ワタルさんにしたみたいなことしたら困るし。
俺、りかさんと一緒でない時は飲まないようにしてるんだ」
(なんだ、ちゃんと分かってんじゃねーか)
りかはほっと安心して、蝶結びのネクタイをほどきながら、
タニの頭をぐしゃぐしゃとなぜた。

色々楽しいね~~ No: 658

投稿者:ベン 01/12/24 Mon 17:07:10

野次馬さま、
>りか・カヨコ(りか・・・ふ~~ん。カヨコ、ノホホン)

こ、この部屋割りは、マトブンはOKなのでしょうか・・・
まあ、リカさんは病み上がりだし、ワタルほどの野獣ではないけれど・・・

にしても、同窓会にも笑ったけど、マトブン・カヨコは囚われの身から一緒に
組旅行に参加するほどとけ込んでる。面白い。

>0番さま。「愛セレ2001」ノーカット版出たら私も絶対買います!

>836番さま。綺麗に続けてくださって有り難うございます。私は今日は
もう後のんびり読むだけでーす。

ワタコム応援団 No: 657

投稿者:WK 01/12/24 Mon 15:30:19

私もクリスマスイブに風邪をひいてしまい暇です。
何度もこのページを開いてます。

ショーコ様の壮大な物語は一体どうなってしまうのでしょう。
早く続きが読みたいです。ミズくんはどうなるの~
ベン様 836番様 (マミ)リカもいいですね。

自分で書かないでこんなことを言うのは何なのですが
(すみません文才がないので)
ワタコム最初の夜はやはりクリスマスイヴがいいのでは~。

ショーコ様、ワタコム応援団に入ります様 期待してます。
(プレッシャーだったらごめんなさい)
(それに皆様はもっと引っ張って欲しいかしら??)

管理人様は今ごろ宝塚でクリスマスを迎えているのでしょうか。
野次馬様の部屋割りでバス旅行ますます楽しみになりました。
0番様の愛のセレブレーション2001ノーカット版も楽しみっ

ここには書ききれないですがライターの皆様の作品
本当にすごいです!!

ちょっとリカタニ No: 656

投稿者:ベン 01/12/24 Mon 13:00:23

私も暇ですの、クリスマスイブ。
マミリカはあまり歓迎されないのかな~?と思いつつ、名前だけならいいかな
と書いてしまいました。でもやっぱリカタニに戻します。

 :
 :
ワタルの変化を解せないまま、リカは今日も疲れて足を引きずるように部屋に戻った。
ネクタイをほどく間もなく、ドサッとソファーに身を投げるリカをタニは心配そう
に見守った。

「リカさん、まだムリしないでね。」
ソファーに近づくとタニはリカを慰めようと、積極的に唇を合わせた。
疲れも手伝ってリカの頭の芯がしびれてきた。

「タニ、お前うまくなったな。」
「うん、ワタルさんも誉めてくれ・・・ハッ。」
タニが気づいた時にはもう遅かった。リカの目の奥にはもうすでに嫉妬の大火
が上がっている。

「お前、ワタルにこんなキスをしたのか?」
「えっ、いやっ、覚えてないよ僕。酔ってて・・・」

「こんな風にしたのか???」
リカはゆがむ程の力でタニの顎をつかむと強引に唇を押しつけ、タニの口をむりやり
こじ開けた。
「ん、く、苦しい・・・」
甘い吐息と共にリカの舌が絡みつく。口づけだけなのに、タニの体中がリカを感じ、
激しい快感にうち震えた。

「んん・・リカさん。こんな・・・すご・・・・」

リカがつかんでいた顎を離すと、タニはその場に気を失って倒れた。

「フッ、キスってのはこうやるもんなんだよ、坊や。」」

なんだよ、ワタルが誉めてくれただと~~百年早いんだよっっ。

タニとワタル、どっちに嫉妬してるのか分からなくなりながら、でも俺のワザも
まだまだイケテルなっ、と内心得意なリカであった。

病院の(マミ)りか、勝手に続き No: 655

投稿者:836番 01/12/24 Mon 12:45:42

りか

誰かに呼ばれた
りかはぼんやりと辺りを見回す
どうやらどこかの庭に立っているらしい
光が射していて
目の前の背の低い木の緑の葉の上が
明るくきらめいている
まぶしい
目がちゃんと開けられない

りか

もう一度誰かに呼ばれた
だれだ
ふりむいてみると
あふれる光の中に
道がみえる
その道の向こうから
誰かがこちらに近づいてくる

りか

その人はまっすぐにりかを見てほほえんでいる

まみ…ちゃん

端正な顔のその人は
立ち止まって
少し離れたところから
りかを見つめている

なつかしい人に見つめられて
りかは全身があたたかくなるのを感じる
まみちゃん、やっぱり綺麗だ…
うっとりと見とれてながら、そう思う

りか、大丈夫か

うん

悪いな、檀のこと

自分の裏切りで命を落としたまみに
りかは自分の方こそ許しを乞いたいのに
黙って首をふるしかできなかった
なんと言えばいいんだ、他に

じゃあ、行くよ

まみを包む光が濃くなり
はっきり姿がみえなくなってきた

まみ、ちゃん。また会えるかな

まみはにこにこ笑っているだけだ

りか。愛してるよ

きざな投げキッスをして
光の中に溶けていった



次の瞬間、りかは目が覚めた。
(ああ、夢、だったのか…)
ベッドの横をみると
タニが腕の上に頭をのせてつっぷして眠っている。
タニの髪にそっと触れて
やさしくその頭を撫でながら
りかの目からは止めどもなく涙が溢れた。

生きているものは生き続けていく
そういうものだ

りかは涙を拭って、目を閉じた。


++++++++++++++

ベンさんにちょっと便乗。邪魔したらごめんなさい。

ちょっと戻って。病院の(マミ)リカ No: 654

投稿者:ベン 01/12/24 Mon 11:59:56

爆発炎上のド迫力ドラマの傍らでちょっと時間を戻してみました。

 :
 :
病院の硬いベットでリカは、日に数度顔を見せるハンサムな青年医師成瀬と、
若くてがたいの良い看護士に体を拭いてもらう時間だけを楽しみに、あとは
もっぱらテレビのワイドショーで時間を潰していた。

「あっ・・・檀。」

テレビでは先日崩壊した帝国組とその愛人のスキャンダルが流れていた。

「檀、そういうことだったのか・・・」

あの倉庫で檀の名を聞いたような気がしていた。その後のことはよく覚えてない。

あの女も今思えば不幸な星を背負ってたんだな。哀れな女だ・・・。

昔、俺が愛し、愛された男マミ。・・・・・。
最初に挑発したのはリカの方からだった。リカの挑発にマミはなかなか乗って
こなかった。いつも眉間にしわを寄せ、悩ましそうに目をふせるだけでリカの
ことなど全く眼中にないように振る舞った。だがある日、ついに諦めたかのように
ふっ、と笑顔を見せるとリカを力強く抱きしめ、その日からリカを大きな愛情で
包み込んだ。

「マミちゃん・・・」

リカの目にみるみる涙がたまり、あふれ出した。

真琴をマミちゃんと呼ぶのはリカだけに許されることだった。

マミとの刺激的で、それでいて安らかな日々。そこに突然現れたのが檀だった。
決してマミのリカへの愛情が薄れたワケではなかった。だがそれでもリカは傷つき
檀を憎んだ。そして檀もリカを。

そんなことが無ければリカは轟を選ぶことは無かったかもしれない。そして結果
的にリカはマミを裏切る形となり、マミは無惨な死をとげた・・・。

「マミちゃん・・・。」
リカは病室がひどく寒いのに気づいた。
マミの包み込むようなあの暖かい愛情が懐かしかった。

うわぁぁぁぁ。 No: 653

投稿者:KARARA 01/12/24 Mon 10:29:57

どーしよ。どーしよ。どーしよ。どーしよ。
ミズ君死んじゃったのぉ~~~???
・・・い・・・・いきてるよね??
もうすごいことになってきましたね。
続きがかな~りきになります~。


ああ、わたしはもうROM専になってしまっている・・・・。
みなさんの中にはいりこんだら崩れでしまうので・・・・。

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還その7 No: 652

投稿者:ショーコ 01/12/24 Mon 10:10:21

おはようございます。皆様。クリスマス・イブの朝ですね。
きっと、私のように暇な方は一人も居ないはず・・・寂しい(:^^:)

華子様、そんな風に驚いて下さると、私調子に乗っちゃいますよ(^^)

0番様、大歓迎,祝賀パーティーものです。『2001』などと言わず、
『2002』にも続けてください。お願いします。

野次馬様、う~~ん、部屋割りだけでこれだけ、萌えるのか(^^)
これが、宴会とか宴会芸とかになったらどうなるんでしょ。たのしみ~~。
ところで、キムちゃんとミズ君も仲間に入れて、って必然的に同室ってことかな?

では、またまた、長々と.......

*********************************

黙って、燃え盛る屋敷に近づいていく4人には
永遠の時が流れたようにも、永遠に時が止まったようにも感じられた。

やがて、激しく燃え上がる炎と黒煙の中から、黒い陰があらわれ、
次第に形を取り始める。大きな人影は一人?二人?

声を出すことも出来ずに見つめる4人の前で、
その人影がはっきりと見分けられるようになった。

大きな男が、一人を肩に担ぎ、一人に肩を貸して抱えるように歩いてくる。

「ワタルさん!」
コムが悲鳴のような声を上げ、そのままその場に座り込んだしまった。
キムとねったんが走りより、
ワタルに肩を借りながら、苦しそうに歩いてくる壮を抱きかかえる。

かしげがワタルに担がれている男の顔を覗き込む。
「死んでる!?}
「イヤ、まだ息はしてるよ。」

「トウコ!」
かしげが、トウコを抱え下ろそうとする。

「ダメダ。一刻も早くここから離れろ。また爆発するかも知れない。」

ワタルはその場に座り込んで、動けなくなっているコムを抱き起こすと
また黙々と歩き始める。

「ワタルさん........。」
「しっかり歩け。急ぐんだ。」
かしげが、担がれているトウコを支えながら、歩き始めた。

「ミ、ミズ君は?」
ねったんが、恐る恐る聞く。

「あいつは.........まったく........」
ワタルがつぶやき、恐ろしい想像が全員を包む。

「ミ、ミズは.........」
壮が首を振り、うなだれる。

「ウソでしょ?ミズ君.........」
キムが泣きそうな声を出した。

バス旅行のお部屋割り No: 651

投稿者:野次馬 01/12/24 Mon 08:09:55

一回目のが、操作ミスで・・・。お仲間に入れて下さいまし。

轟組の旅行。
最初に部屋割りした人が、港に浮いて(コワ・・・)以来、恨みっこ無しのアミダくじにて、公平に決めております。

結果は、当日バスの中で発表。
天国組も地獄組も・・・たったの1晩乍ら
好きな子と一緒かな、だの
今度はどんな子を(野獣ね)だの
ワクワク悶々。
一応、二人部屋のみです(当然ね)
今回はぁ~~~ジャジャーーン。
トド・ワタル(二人はノーコメント)
りか・カヨコ(りか・・・ふ~~ん。カヨコ、ノホホン)
かしげ・ちー坊(かしげは、不機嫌)
ぶん・マトブン(可も無く不可も無く)
こむ・ねったん(顔見合わせて、微笑む二人)
たに・壮くん(りかは、ホッ)
さぁ、二泊目のお宿の部屋割りも決まりで、取り敢えず、一泊目の座禅へ・・・。
ネタ振りだけで、申し訳ないです。
後、よろしく。

えー!びっくり! No: 649

投稿者:華子 01/12/24 Mon 03:19:51

ショーコ様
こんな遅くですが、今クリスマス会から帰って開いたら、とんでもない事になっていてビックリ!こんな展開とは、、。
ワタルくんは、壮君は、ミズは、、どうなっちゃうのでしょうか?気になって眠れませんよー。

0番様
いつも、楽しーく、ワクワク、ドキドキ、、しながら読ませて頂いてます。
0番様の表現力、いつも感心しております。その才能のほんのかけらでも
私にあったら、、と思ってしまいます。「愛のセレブレーション2001」
ノーカット版!すごーく楽しみにしています。ぜひ、クリスマスプレゼントにお願い致します。

ええっ!!? No: 648

投稿者:836番 01/12/24 Mon 00:09:54

「愛のセレブレーション2001」ノーカット版!!!
それはーーーっ!! 「いかが」も何も…いいに決まってます!
お待ちしてますっ
(ものすごい力入ってるかも、わたしっ(^^ゞ

見たいっす!「愛セレ2001」 No: 647

投稿者:0番様ス・テ・キ 01/12/23 Sun 21:07:31

初めてカキコします。
0番様の独特のワールド、いつも楽しみにしてます(~~~)
かよちゃん&まとぶんの「愛のセレブレーション2001」かなり期待大!です。頑張って下さいまし~♪

皆さま、すみません^^; No: 646

投稿者:0番 01/12/23 Sun 20:56:21

いつも自分ばかり愚痴って、そのたび皆さまに慰めていただいてすみません。
Z様、ベン様、836番様、ショーコ様、続・0番(の後は、おこがましくて
省略)様、いちご様、わざわざありがとうございました。
しかし、慰めてというよりは、なだめてもらっている感じ…ダメじゃん、自分。
まあ、顰蹙覚悟でうぬぼれて言ってしまえば、いちおうおおもとは私だから、
皆さまに続けてもらってる!ってことになるはず(笑)
あ、書いてみたらすごい自慢できることのような……^^;でも私には自慢できる
ヅカ友はいないのでした(泣)
皆さまが己の道を突っ走っていいと仰ってくださったので(そんな風には言って
ない気も)とりあえず私、かよこちゃん&まとぶんの
「愛のセレブレーション2001」ノーカット版を目指してみようかと思います
が、いかがなものでしょう(笑)

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還その6 No: 645

投稿者:ショーコ 01/12/23 Sun 20:11:02

華子様、気にしてくださって、ありがとう(^^)

MK様、賛成してくださる方がいてくださって良かった。

ワタコム応援団に入ります様、私もとても気になります。続きが読みたいです。

くーろ様、いちご様、またまた新しい展開ですね。目が離せません。
アサコちゃん書いてみたいんですけど、難しそうなのであきらめます。

ところで、私の方は、さらに長々と続きます。だらだらとすみません(^^;)

************************************

まだ、上手く歩けないコムを抱きかかえるようにして、
ねったんとキムが、かしげとガイチの待つ、車に帰って来た。

「コム!、無事だったんだね。」
かしげが流石にうれしそうに呼びかける。

「かしげさん、この人達どうしたんですか?」とねったん。
車の周りには3人ほどの男が倒れている。

「うん。突然襲ってきたから、片付けちゃった。」
「かしげさんて、強かったんですね。」
キムはとても感心した様子。

「まあね。この人のそばに残ってて良かったよ。
危ないとこだったもん。」
皆で車の中を覗き込む。
「ガイチさん.......、まさか、死んじゃったの?!」
コムが、ガイチの姿を見て叫ぶ。

「ううん。気絶してるだけ。気づいても、痛むだけだから
きっと本人はこの方が楽だ。」
「そうか、僕達の為に........。」
「ねえ、それよりトウコは?」
コムの瞳に涙が溢れ出した。

「まさか、トウコ........。」
「違いますよ。コムさん、妙なときに涙をあふれさせないで下さい。」
生真面目にキムがコムに注意。

「ごめん。ワタルさんと壮君とミズ君が助けに行ってる。
でも、間に合わないかもしれない........。」
「大丈夫ですよ。きっとワタルさん達、無事に助け出してきますから。」
ねったんが、やさしく慰める。
 
その時、背後の屋敷から爆発音がした。
「えっ?」
驚いて、皆が振りむく。
屋敷は爆発音と共に炎をあげはじめていた。

「う...そ....」
「ワタルさん.......」
呆然と見つめる4人の目前で、炎はますます勢いを増して行く。

「ワタルさん!、トウコ!」
コムが、突然はじかれたように、叫び声をあげて
屋敷の方へ走り出した。

「コムさん!だめです。危ない!」
ねったんとキムが、慌てて引き止める。
「だって、だって、ワタルさんが.....どうしよう」

かしげが、その3人の脇を通りすぎて、黙って屋敷に向って歩き出した。
「かしげさん!」
「止めるなよ。助けに行かなきゃ。」
「だって、どうやって。」

「とにかく、もう少し近くまで行って見る。
壮やミズや......あいつらが死ぬわけない。」
そう言うかしげの後を、ねったんとキムも、コムを抱える様にして歩き出した。

「愛のセレブレーション2001」 No: 643

投稿者:続・0番様最高~ 01/12/23 Sun 03:03:39

私も0番様のお話、大好きです~~
毎回楽しみなんです~~
続きも、口移し秘話(笑)も、それから濡れ場^^;も、お待ちしております~~^^

それから・・・私にもダビングしてください!!
かよこちゃんとまとぶんの「愛のセレブレーション2001」(爆)

むーーーー No: 641

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/23 Sun 00:45:42

WKさんへ

むふふふふ・・・
プレッシャーだ

ワタコム応援団 No: 640

投稿者:WK 01/12/23 Sun 00:12:46

ショーコ様 ワタコム応援団としては 色々な方に二人のXdayを書いていただく
のに賛成です~。
ここまで待ったのですもの。
思い切り幸せな二人をたくさん読みたいです。

バリに行ったコムちゃんもずんこさんと どうなってしまうのか気になる~

わっ、うれしい!0番さまがお出ましだったのですね No: 639

投稿者:ショーコ 01/12/22 Sat 23:35:38

ほんとうに、皆様がおっしゃるように、0番さまの描かれる物は
独特の、魅惑の世界なんですよね。

0番様が立ち上げた、人物を勝手に使わせていただいてますけど
あの独特の魅力を表現することは出来ません。

大好きです。もっと読みたい(キャッ、愛の告白みたいになっちゃいました(^^))
お待ちしてます、いつも。

ゼ、0番さま… No: 638

投稿者:836番 01/12/22 Sat 22:38:41

>続けてくださる方がいないので
って、続けてよろしいので? っていうか、…やっぱり無理(^^;
一言二言や、状況は引きずらせて戴いてますんですけども…。

浮いてるっていうか「浮かんで」ます。こちら側でばちゃばちゃと水しぶきを立ててるそのかたわらで、そこだけ静かな水の上に浮かんだ0番さまの島は聖域として、
みなで遠巻きにあがめているのであるのことよ。(^^)

度々下界においでくださいませ。

きゃ~好き。私も No: 637

投稿者:ベン 01/12/22 Sat 22:21:30

口移し。

でもね、~0番さま。浮いてるから続けられないのではないんです。
0番さまの独特の世界を壊したくなくって、そっと、モノ影からなりを潜めて
ジッと見守ってるだけなのです。それもジッと・・・←かなりあやしい

とにかく毎回楽しみにお待ちしております。また続きを・・・・

ふー No: 636

投稿者:Z 01/12/22 Sat 22:21:10

あさおさ、皆様受け入れて下さったようで安心しました。
あんなのを褒めて下さった方、本当にありがとうございます!
なんかあれ書いたら一安心したのか、燃え尽きた感が・・・。

>0番様
浮いてるから続きを書かないのではなく、私は0番様の続きを書くなんておこがましいっ!って思ってしまうのです。
0番様のお話の雰囲気、好きですよ!

やっぱり自給自足です、私。 No: 635

投稿者:0番 01/12/22 Sat 21:44:16

自分のパソコンじゃないと間があいて、お話もあっちこっち進んでて大変です^^
でも、どう見ても私の話(と言うのはおこがましいが)は自分で書くしかない…
というか、続けてくださる方がいないので(変な話ばっかりだから…)どんなに
はるかかなたの話でも許してください。

さて、かよこちゃん&まとぶんの「愛のセレブレーション2001」(古っ)公開
翌日、ほぼ全員睡眠不足のなか、お疲れ気味のリカちゃんとワタルくん、食堂入場です。
結局リカちゃんは第一視聴覚室にたどりつく前に体力不足でリタイヤ、ワタルくん
に至っては第一視聴覚室がどこにあるかわからなかったためリタイヤと、理由は
違えどレベルの低さは似たもの同士。
着席と同時にねったん、モーニング牛乳のバケツを台車に載せて運んできます。
リカちゃんの分は銀のトレイと、本人たちのイメージに合わせた差別、いえ区別は
忘れません。
しかし見たところ、なぜか広い食堂にはねったん一人の様子。
「おい、他の奴らはどうしたんだ?」
牛乳一気のワタルくんを横目にリカちゃんご質問、ねったんお返事。
「視聴覚室です」
「そんなとこで何やってんだ」
「今朝オデット姫とまとぶんが(ねったん、呼び方はどっちかに統一しましょう)
昨日のマスターテープを持ってきたんですけど、とたんにダビングの依頼が殺到
したもんで、俺以外のメンバーがダビングに駆り出されてます」
思わず牛乳を鼻から吹くワタルくんからさりげなく距離をおくリカちゃん。
「あー、後で発送作業もしなきゃならないんですよね。和央組のタカコさんから
発注あったし」
せっかく距離をおいたのにリカちゃんもいちご牛乳を吹きだし、テーブルは洪水
です。
「ななななんで昨日の今日でそんな奴から注文がくんだっ!」
「そりゃ今はITの時代ですから、情報伝達の技術は進化してますよ」
質問も返答もどっかズレてる気がしますが。
「そんであのバカップルはここで平然とメシ食って帰ったわけか?」
大体いつからあの二人は客人扱い(?)になったんだ、とリカちゃん。
「いえ、今日はパスタの日じゃないんでここでは食べてません」
またねったんの返事が意味不明です。
「なんだって?」
「オデット姫、パスタ以外は食べないんですよ。それじゃ栄養が偏るからって
パスタ以外の日はまとぶんが口移しなんです。
それ見たミズが自分もやりたがったり、タニが複雑な顔したりするんで、パスタ
以外の日は部屋に運ぶことにしました。
口移しでなきゃ食べないなんて、オデット姫も子供ですよねえ」
子供なのはおまえだよ、とむせながら思う二人。
そんな和やかな空気の中、突如三人の耳にどっぱーんとえらく勢いづいた水音が
とびこんできました。
「なんだ?こんな朝っぱらから白鳥の水浴びじゃないよな?」
「そんな優雅な音じゃなかったですよ。なんかもっと重たいものが落ちたみたいな」
三人が窓の外を見ると、音の発信源は庭の温水プールです。
「あ、レオンが溺れてる」
プールのど真ん中でばちゃばちゃやっているのは超巨大犬のレオン君、水遊びが
好きなのは結構ですが、泳げないのでは話になりません。
しかしそのとき、誰かがプールに飛び込みました。それに気づいたリカちゃん、
「ありゃ天然記念保護動物じゃねーか?」
「は?レオンが?」
「違う違う。なんかいるだろ?この邸内の奥深くにいるんでめったに誰も会った
ことないとかいう、幻の珍獣扱いされてる奴。
レオン助けようとしてんの、そいつじゃないのか、ねったん?」
それをきいたとたん、お代わり用の牛乳バケツにけつまずき、床まで洪水にした
ねったん、そのまま窓から飛び出してプールに駆けていきます。
レオンくんが溺れたら飛び込む宿命をしょって立つのは、初登場以来、活躍どころ
か出番も(たしか)めったにない一輪の椿の花、ゆうかちゃんだったからです。

出したとたんに死にそうなゆうかちゃん(笑)私の書くのってお話の本筋に
関係ないせいか、一人で浮いてますねえ(苦笑)続けてもらえないわけだ。
しかも私的にはこの先より、かよこちゃんとまとぶんのお食事の方が気になる
し^^;口移し好きだなあ、私(爆)パート1の初期から引きずってる……^^

リカワタ、どうなるの? No: 634

投稿者:ベン 01/12/22 Sat 20:44:02

事務所に一人残ったリカはまだ、胸の動悸がおさまらなかった。
ワタルの奴どうしたんだよ、何なんだよあれは・・・! 
もう今日は仕事にならんっ(ってだから何の仕事よ?) 

『もう辛抱たまらんっ』
て目でヒトを見ておいて、こっちがその気になったらなったであんな妙~な
雰囲気を作りやがってっ。

『いや、だから、俺じゃなくて、おまえがすればいいじゃないか』

ありゃ~どういう意味だ~?
「俺が・・・ワタルを・・・抱く?・・・」

つ、つまりワタルは俺に抱かれたいのか????
なんでそういうコトになるんだよっ。

リカにはワタルの真意が全くつかめない。
だが、あの胸の高鳴り・・・あの高揚感・・・。

「いいかもしれない。」

リカはワタルの悩ましい視線を思い出し、半分「気持ち悪~」と想像しながら
ちょっといいカモ、と新たな喜びが胸の内にわき上がるのを感じていた。

よかった、ホッ! No: 633

投稿者:華子 01/12/22 Sat 19:02:04

ショーコ様
コムちゃんの帰還 コムちゃんの危ないところ間に合ってよかった。(^^)
やっぱり、コムチャンとワタルくんが良いです。
周りの皆の感じも、とーてもいい感じ。この後も楽しみ!
トウコちゃんは、無事かしら、、?こちらも気になりまーす。

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還その5 No: 632

投稿者:ショーコ 01/12/22 Sat 17:03:33

これじゃ、まるで忠臣蔵だな。炭小屋なんかにいたりして。

と、ねったんが思いながら、開けたドアの向こうに、
捜し求めるコムの姿が........

「コムさん!」

コムは後ろ手に縛られて、床に転がされ、
引き裂かれた白いシャツには血がにじみ、
しかも、男が、あらがうコムに、今にも不埒な事をしようとしているところ。

それを見たねったん、完全に頭に血が上り、
持っていた長ドスの鞘を抜くことも忘れ
男の頭を思いっきりポカリ。
男は、声もあげずに、コムの上に倒れ込む。

「コムさん!大丈夫ですか?」
ねったんは、コムのうえに倒れている男を蹴飛ばしてどけると
コムを助け起こし、急いで縄を解く。

そこへ、ねったんの声を聞きつけて、ワタル達が部屋に飛び込んできた。
「コム!!」
「ワタルさん!」
二人は同時に走りより、強く抱きしめあい、熱いくちづけを。

あれ?こんなに簡単なこと?(俺達が悩んでいたことなんて)

二人のこれまでの、ためらいも、戸惑いも、嫉妬も、寂しささえも
こうして、抱きしめあって、唇と唇を重ね合わせたら、
跡形も無く消えてしまって、
お互いはお互いのためだけのものと確信できる。

何が起ころうと、どんな時でも、絶対に。

「無事か?」
ワタルは、しがみついているコムを引き離して、問い掛ける。
「うん。...ワタルさん。」
コムが背伸びをしてもう一度、くちづけを。

「あのー、すいません。ワタルさん?」
ねったんは、ただうっとりと見とれているだけなので、
キムが恐る恐る、声をかける。

「なんだ?」
「えっとー、今、そんな場合じゃあ.....。」

「あっ、そうだ!トウコを、トウコを助けて!殺されちゃう!」
「どこにいるか分かるか?」
「多分、地下室.....」
「分かった。ねったん、キム。コムを頼む。車に戻っていてくれ。」

「あの、ワタルさん.....トウコは僕の.....」
「分かってるよ。お前の大事な奴は、俺にも大事だ。」
爽やかな笑顔を返すと、ワタルはもう走りだしていた。
「壮、ミズ。早く来い。」

で、私一人で、大騒ぎしておりますが、もう少し続きます。

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還その4 No: 631

投稿者:ショーコ 01/12/22 Sat 16:58:31


華子様、トウコ・コム何事も無かったようで.....少しホッ。
そうは言ってもなかなか複雑な心境です。

********************************

山の中の別荘の前に一台の車が止まった。
中から颯爽と降り立つワタルたち6人。

揃いの特攻服の背中には「轟組」の文字も冴え冴えと。
ワタルの長い鉢巻には、「コム命」と鮮やかに書かれ、
ねったんも書きたかったけれど、遠慮して無地。

「皆、行くぞ、いいな。」
「おお!」

「ワタルさん、こいつ死んじゃいそうだよ。」
「かしげ、お前、付いていてくれ。」
「ヤダよ。トウコの事が心配だもん。」
「かしげさん。この人、トウコさんの恩人なんですよ。
大事にしないと、後でトウコさんに叱られますよ。」
とキムがなかなか良いことを。
「分かった。じゃあ、看てるよ。」
と、ふてくされるかしげ。

「じゃあな。」
ワタルが、片方の頬でニヤリと笑い、くるっと背中を向けると
後の4人を従え、別荘の長いアプローチを悠々と歩いて行く。

「わっ、惚れそう。コムにやるのはもったいないかも。」
と、この大変な時に、不穏なことを思うかしげ。

屋敷の玄関には、案の定、見張りの男達が数人。
その男達を、鮮やかな手捌きで斬って行く壮。もちろんみ峰打ち。
ワタルは、微動だにせず、余裕で腕を組んだまま。

「ミズ、ねったん、キム。お前たちは、先に二階へ。
ひと部屋残らず探すんだ。気を付けろよ。」
「はい。」
特攻デヴュ-の、ねったんとキム、なかなか勇敢な様子。
謎の多いミズは、いつもと変わらず、マイペース。

ワタルと壮は、一階のドアというドアを蹴破りながら
屋敷の奥へと進んで行く。

一方、二階の3人も、それぞれに手分けしながら、部屋を一つ一つ
確認して行く。 
轟邸とまではいかないまでも、なかなか広い邸内。
コムとトウコはどこにいるのか?

ごめんなさい。それから、ありがとう。 No: 630

投稿者:ショーコ 01/12/22 Sat 16:48:01

836番さま。大変失礼いたしました。
私何を焦ってたんでしょ。恥ずかしいデス。
>どーぞ、ワタルとコムちゃん、その手で幸せにしてあげてくださいませ。
そんなこと、おっしゃらずに、来るXdayには、どうぞよろしくお願いいたします(^^)

実は私、せつなる願いがひとつ。
今までここに書いてくださってる皆様に、色々なパターンでXdayを
書いていただきたいのです。
これまで、待ちに待った二人ですもの(待っていたのは私達か?)
(すみません。パート1では終わってるんだけど)
いろんなパターンで、楽しんでもらいたい(いや楽しみたい?)(^^)
まったく不埒な願いですが、どうぞ叶えてくださいませ。よろしくお願いいたします。

それから、
いちご様。どうもありがとう。少し勇気が出てきました。

照れるなー No: 629

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/22 Sat 15:31:45

いちごさんへ

いちごさんのワタル×ブンちゃんの関係、好きですーー

リカワタ 心は純情ね 実は・・・ No: 627

投稿者:管理人 01/12/22 Sat 13:08:43

リカワタ かなり見たかった あははは
まー もう攻めも受けもないでしょうねー
コム ぶん 麻子(?)以外は攻めも受けもしてしまったし
新たな新境地 と感じたのですが(爆笑)
あれ? キスを受けたかったんでなかったっけ? ワタルの本当の目的は??

そうそう TOPページからはただいま入れません あははは
来週中には入れる予定です。 うー馬鹿馬鹿自分・・・。

嬉しいです~りか×ワタ No: 626

投稿者:ベン 01/12/22 Sat 12:07:51

836番さま、早速にありがとうございます。
もう、ワタルの単純にすぐ行動を起こすあたりが、らしくておかしい~

>得意そうな顔で
「いや、だから、俺じゃなくて、おまえがすればいいじゃないか」
「は?」

がめちゃくちゃ受けました。
おもしろくってドキドキのりか×ワタ(もちろんワタ×りかでも)楽しみに
してますね~

あおさま~ごんたさま~読んでくださってありがと~~~。

>ショーコさまへ No: 623

投稿者:836番 01/12/22 Sat 12:00:50

あれ~? そんな絶叫されて…(^^; (なんか脅かしちゃった?)
待ってますようっ、もちろん。
>前段階まで
とか言わずに、どーぞ、ワタルとコムちゃん、
その手で幸せにしてあげてくださいませ。他のワタコム応援団のみなさまも、ふたりをよろしくお願いします。(懇願)

836番さま~~~~並びにワタコム気になる派の皆様へ勝手なお願いです。 No: 621

投稿者:ショーコ 01/12/22 Sat 11:27:34

お願い!もう少し待て~~~~。
コムちゃんの帰還編で、私、二人を何とかする(何とかなる?)前段階まで
持って行きます。って言うか、持って行きたいんデス。
イエイエ、持って行かせてください。
その後は、皆様に、煮るなと、焼くなとお任せします。
というより、お願いしたいです。
皆様のハイテクニックで是非是非読ませてくださいませ。
でもでも、お願いもう少し待って~~~~~。

ありがとうございます No: 620

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/22 Sat 10:41:40

mitooさんへ

仕事中、暇に任せて、キーを打ってたら
ブンちゃんが勝手に暴走して、言わせたました。
キャラクターが暴走するってこと本当にあるんですね
自分でもびっくり

ちょっとウルッ~・・ No: 619

投稿者:mitoo 01/12/22 Sat 10:25:15

ワタコム応援団に入ります様・・

ブンちゃんに図星な事を言われているワタルくんが
なんだか切なくって、ちょっと泣いてしまいました(;_;)

ブンちゃんのお部屋にかかってきた電話は誰からでしょうね・・?ドキドキ・・

そうか No: 618

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/22 Sat 10:23:50

836番さんへ
ワタルは「優しく」なると理性がじゃまして何もできなくなるのね…
野獣に入ってると理性はどっか行ってしまって本能だけで行動するのか…
なるほど…

ワタル、りか×ワタに挑戦? No: 617

投稿者:836番 01/12/22 Sat 09:34:48

ベンさま
>開けてはいけない扉状態になるかしら・・・
ということになると、
わたし836番がピクっと反応せねばならないような気が致しまして…(^^ゞ
そんじゃひとつ書かせて戴きます。
++++++++++++++++++++

ワタルは、いや~いいアイデアだ~、と喜び勇んでりかの元へ向った。
もちろんタニのいるところはだめだ。事務所だ。
りかはまだ全快したわけではないから、
一日にほんの少しだけ事務所にきて、
最低限のことだけをしてすぐ帰る。
(<しかし、極道が事務所で何やるんだろー?) 
今日の今頃はたぶん事務所に来ているはずだ。

ワタルが入っていくとりかはソファにすわって新聞を読んでいた。
「おお、ワタル」
「りか、もう、大丈夫か?」
ワタルはりかの隣に座った。
「ああ、世話かけたな」といいながら、
(なんで隣に座るんだよ…)
りかは嫌な予感がした。
「りか!」
ワタルはりかの手を取って、もう辛抱たまらんっ、
という熱い目をしてりかを見た。
「お、おいっ、ワタル! だめだぞ、お前は。
お前とはまだだめだって、ドクターに言われてるんだからな」
りかはワタルの手をふりほどこうとしたが、
ワタルはりかの手を離さない。得意そうな顔で
「いや、だから、俺じゃなくて、おまえがすればいいじゃないか」
「は?」
りかは怪訝そうな顔をして、顔を背けながら目はワタルを見ていた。
「俺がおまえを抱くんじゃ、体にさわるだろうってのは、分かってる。
だから、おまえが俺を抱けばいいんじゃないか。な?」
いーアイデアだろうー、とでも言いたげにワタルはにこにこ笑っている。
「……」
りかは背けていた顔をワタルにむけて、一瞬固まったが、
すぐにワタルの手をふりほどいた。
「ばっ、ばかかっ!! なに考えやがんだよ!」
りかは即座に却下した。
「なんでだよー」
ワタルはおもいがけないりかの反応に傷ついたようだ。
「おまっ、…ばっ…、ばっかじゃねーの? 
あーーっ!! もう、やめてくれよ、んなこと考えるのは。
冗談じゃねーよ」(一瞬想像しちまったじゃねーか)
あんまりりかが思いっきり嫌がるので、ワタルもむっとした。
「じゃ、いいのかよ、俺がやって、おまえの体にさわっても」
「だ…だから…、…じゃあ、激しくなくやればいいじゃねーか…って、
何言わすんだよ!」
「帰るぞ!どけっワタル」
りかはソファから立ち上がった。
すかさず、ワタルは立ち上がったりかの腰を掴んで、
一気にソファに押し倒した。
(じゃあ、優しくやれば、いいんだな?)

ワタルはいったん目をつぶって心の中で
(やさしく、やさしく、やさしく)
と三回唱え、目を開けるとりかの顔を見た。

りかは怯えたような、期待しているような、
微妙な目をしてワタルを見上げている。
(こいつの、この目がそそるんだよなー)
「りか…」
久しぶりに腕の中にりかを感じて、ワタルは心から嬉しかった。
とにかく両腕でぎゅっと抱き締めると、
少しやせたりかの体はすっぽりとワタルの腕の中におさまった。
やさしい気持ちでりかを抱いていると、
触れている胸から、腕から、指の先から、
愛しい気持ちが溢れだしてくるようだった。
少し体を離してあらためてりかの顔を見ると、
りかもワタルをなんとも言えない目をして見上げている。

吸い込まれそうだ……

少し開いた唇を指でなぞると、りかは目をつぶって
小さくため息を漏らした。
ワタルは柔らかそうなくちびるにくちびるを寄せ、
ほんの少し触れるかというくらいの軽いキスをした。
それから鼻にもキスをしてもう一度りかの目を見ると、
見つめあったふたりの胸はこれ以上ないほど激しく高鳴っていた。

(……)
(これは…、かなり…)
(まずいぞ…やっぱり…)

ワタルはこんなにどきどきしているのが、自分の胸なのか、と驚いていた。
おそらくりかも同じ気持ちなのだろう。目を見れば分る。
(どうする? このまま続けて、大丈夫なのか?)

ワタルは迷いながらも、りかから体を離すことができずにいる。
りかはりかで、これはまずいと思いながらも、動けずにいる。
緊張の糸がぴーーんっとはっているような数秒間。
ワタルは無意識にもう一度りかを抱き締めたが、
少し力が入りすぎたらしく、りかの傷痕がきしんだ。
「いっツっ!」りかは思わず声をあげた。

ワタルは、はっとして力を抜き、りかの体を離した。
(いま…、いま離れねーと、まずい)
ふたりは、我ながら無理矢理な、と思いながら
思い切って体を離した。

りかは荒い息をしながらソファに座りなおし、
ふたりはしばらく黙って見つめあっていたが、
あきらめたようにワタルの方が先に立ち上がった。
「ま、…いいや。おまえが元気になるまで待ってやる」
といって、部屋を出ていった。

(ワタル、おまえ…、いちおう理性あるんじゃねーか…)
りかは、ほーーっと安堵のため息をついて、ワタルの後ろ姿を見送った。

ワタルはといえば、部屋の扉を後ろ手に閉めると、
そのまま頭を抱えて座り込んでしまっていた。


+++++++++++
ベンさまのご期待の方向(?)には行きませんでしたねー。すいません。
でも、これはこれで、まずいことを書いてしまったんじゃないかと、ちょっと思うわたしです…。(^^; 
はやくワタルとコムちゃんなんとかしてあげてくださーーーーいっ!
(絶叫)

ショーコ様 No: 616

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/22 Sat 03:07:32

>ところで、皆のお支度ですけど、特攻服がいいな、なあんて。
>背中に、コム命、とか書いてあったりするの。

思わず、ミレチャレのソーランの「ロングハッピ」が浮かんでしまいました…

ありがとうございます♪ No: 615

投稿者:ごんた 01/12/22 Sat 02:33:25

>ベンさま
 続きを書いていただいて感謝ですぅ。気になって眠れなかったんですの。(笑)
 そんでもって、りかちゃん元気になってくれてほんと嬉しい!
 やっぱりかちゃんは、エロエロ豪速球で、でもたまにデリケートなのが最高で
 す。
 さーて、傷が癒えてからのワタさんとの再会が楽しみですねっ!

いきなりバリ編6 No: 614

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/22 Sat 02:21:40

「何か飲む?って、さっき持ってきてもらったコーヒーしかないけど…」
ブンはカップにコーヒーを注ぎ、ワタルに出した。

ブンはワタルの前のソファーに座った。
「ねぇーワタルー、コム迎えに行かないのー?」
「なんで俺が?」
「何でってさー」
ブンはワタルの一言に呆れてしまった。
「コムは自分でバリに行くのを決めたんだ。俺には関係ない…」
「関係ないって言ってる人が、夜中にその辺のチンピラ相手に喧嘩して警察のお世話になるわけ?」

ワタルはブンから顔を背けた。
「別にいいけどね…」
ブンはコーヒーを一口飲んだ。

しばらく沈黙が続く…

「ね、ワタルどうしてコムにやさしくしたんだよ」
「え?」
「中途半端な思いなら、イシちゃんの所から連れださなかよかったじゃない」
「中途半端な思いじゃない…」
「じゃあさー、なんでさー、コムを受け入れてあげずにさー、手当たりしだいに手を出しまくってたわけ?」
ワタルは俯き、何も答えなかった。
「ワタルは今まで本気で人を好きになったことないじゃないの?ワタルが誰かを抱くのは好きとか嫌いとかじゃなくって、
ただ単にさー、自分の欲求を満足させるだけだったんじゃいの?」
続けてブンはワタルに向かって
「それでさー、コムに初めて本気で惚れちゃってさー、どうしていいかわかんなくなったんじゃないの?」

「そうかもしれない…」
「じゃあさー」
ブンが言いかけると
「俺にどうしろって言うだ。コムは俺じゃなくずんこさんを選んだ…」
「ワタル…」
「突然、別れも告げず、バリに…、引き止める事さえも許されなかった…」

ブンの部屋の電話が鳴った。

いきなりバリ編5 No: 613

投稿者:ワタコム応援団に入ります 01/12/22 Sat 02:10:39

トントン
「ブン、悪いが包帯巻きなおしてくれるか?」
ワタルはシップ薬と包帯を片手に、ブンの部屋を訪ねた
「いいけど…どうしたのその顔」
ブンはワタルのアザだらけの顔を見て、思わず噴出した。

ワタルはソファにすわり、ブンはワタルの手に包帯を巻いた
「ついでに顔のバンソコも替えてあげるよ」
ブンは思いっきり、ワタルの顔のバンソコはいだ。
「痛っ…」
「あ、ごめん痛かった?」
「わざとだろう…」
「ばれた」
ブンは笑いながら舌を出した。

「ところでさー、どうしたのこの怪我…」
「昨夜ちょっと…」
「あー、そう言えばー、リカが夜中に血相変えて出ていったよねーもしかして、喧嘩でもして、警察のお世話にでもなってたの?」
ワタルは黙ったまま何も言わなかった。
「その顔みると図星って感じだね…、でもさー、なんでまた僕のところわざわざ来たわけ?包帯くらいなら、若い子に頼めばいいじゃん」
「頼もうと思ったんだが…」
「無視でもされた?」
「ああ」

「それは仕方ないよ、コムが居なくなってから、ねったんの料理めちゃくちゃだもん、砂糖と塩は間違えるしさー」
「それが、どうして俺が無視されるんだ?」
「ワタルも鈍いねーー、コムが居なくなったのはワタルが原因でしょ?」
「俺が…」
「ハイ、出来た」
ブンはワタルの怪我した手を軽くたたいた。


*********************
ワタルとコムは何時になったら、くっつくことができるのかな・・・

トウコとコム~別荘編・完~ No: 612

投稿者:華子 01/12/22 Sat 01:59:31

かなり前の続きです。(541)一応、トウコちゃんとコムちゃんの事を
はっきりさせておきます。(ただ、自分が書きたいだけ?かも。誰も、気にしてないと思うけど、、)

*************************
トウコは、無言のままコムを抱き上げるとベットへと歩いた。
そして、コムを優しくベットへよこたえた。
コムは、じっと動かない。ただ、トウコを見詰めていた。

「コム、ありがとう。そう言ってくれただけで充分だ、、、。
 もう遅い。早く寝ろ。また、明日はリハビリだぞ。」
トウコに掛けられたふとんを被ったまま、コムはうなづいた。

トウコが、部屋を出て行くと、コムの瞳から涙が溢れていた。
コムも何故かは分からなかった。

ワタルへの気持ちからなのか、トウコへの気持ちからなのか、、。
“きっと、トウコは僕の心の中が分かってるんだ。
 だから、、、”

トウコも1人、暖炉の前で考えていた。
“コムは、ワタルを忘れるため俺に抱かれようとした。
 ワタルにも抱かれた事が無い筈なのに、、。
 それ程、あいつを、、。
 やっぱり、コム。お前は、ワタルの所に帰った方が幸せになれそうだな。”

こんな2人は、この後降りかかる出来事を知る由も無かった。

***************
という事でトウコちゃんとコムちゃんは、なーんにも(キスのみでした。)
ありません。この後の展開は、ショーコ様、ぜひお願い致します。
間に、私も参加しちゃいますので。(トウコちゃんは、かしげちゃんに返しましょうか?)

ワタリカも? 狂宴の夜 No: 611

投稿者:ベン 01/12/22 Sat 01:59:26

タニの『ものすごいワザ』を知ってしまってからというもの、ワタルは悶々と
した時間を過ごしていた。

「あ~リカのはもっと凄いんだろうな~・・・」

タニのここ毎晩のようにあがる絶叫を聞きながら、
リカのあんなワザ、こんなワザを想像するワタルだった。

「今度は俺が受けになってみるかな~」

この突然のひらめきに、ワタルは思わず起きあがった。

「そうだよ、今までどうして思いつかなかったんだろう。俺が受けになれば、
リカの傷にだってひびかないし・・・」

ワタルは大問題を片づけたような満足感で久しぶりにグッスリ眠った。
リカとのアレコレ、楽しいコト想像をしながら・・・
まるで遠足前の子供のような寝顔だった。

で、リカ×ワタに興味の有る方いらっしゃる?
私には書けないけど・・・

この前の、開けてはいけない扉状態になるかしら・・・
それはそれでドキドキね。

リカタニ 狂宴の夜 No: 610

投稿者:ベン 01/12/22 Sat 01:42:10

リカの腹部を引き裂く、なまめかしい傷跡を、タニの唇がたどった。
リカの体温が上がるにつれ、その線はまるで生きているかの様にうねり、赤みを
いっそう増していく。

「リカさん大丈夫、痛くない?」
「ああっ、早く。タニ、お前が欲しい・・・」
「リカさん、ああ、リカさん。僕も・・・」

二人は唇を合わせた。
甘い、気の遠くなるような時間のあと、タニの唇がそのままリカのうなじに
からみついた。稲妻のような快感がリカの体を走る。

「タニ、すごい。」

このまま全てをまかせてみたい欲求にかられながらも、リカはそのままタニの
唇を逃れ、タニに覆い被さった。

『やっぱり、こっちだろ~』

再び濃厚なくちづけを交わし、リカの大きな手がタニの胸をまさぐる。

「あっダメ、リカさんっ。もう、僕・・それだけでイッちゃう・・・」
「タニ?」

「ああーーーっっっ」

「お前・・・なんなんだよ・・・」

シクシク泣き出すタニ。

「だって、だって、リカさん・・・。待ってたんだ。待ってたんだ・・・僕は
リカさんだけを待ってたんだ。」

「タニ、お前・・・」

たまらない愛おしさがリカの胸に満ちてくる。

「タニ、今夜は何度でもイカせてやる。」
「グスンッ、リカさん・・・」

リカの唇がタニの涙をふき取った。その唇と舌がしだいに熱を帯びてくる。
タニの嗚咽が甘いうめき声に変わるのに時間はかからなかった。
リカの体重を体全体で受けとめ、お互いの体温をお互いの体の芯で感じた時、
そのうめき声も絶叫に変わった。

「やっぱスゲーよな~リカさん。」
「うん、これがまたしばらく続くのか・・・」
「おう~皆さん、また寝不足の日々になりますね~」

耳をつんざくばかりのタニの絶叫は、ワタルの部屋にも届いていた。

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還その3 No: 609

投稿者:ショーコ 01/12/22 Sat 00:46:38

「トウコとコム?」
ワタルの顔色が変わる。
「かしげ、お前何か知っているのか?」
「知らない。こんな男。」

「ワタルさん、コムさんはトウコさんと...」
「コムがどうしたんだ!」
ワタルが、話しかけたねったんに噛みつきそうな顔で詰め寄る。

「俺、この男、見たぞ。」
「ミズ、いつだ?」
「トウコって奴が、車に乗る時、運転席に居た。」
「ミズ君、そこまで見ていて、何も気づかなかった?」とキム。
「別に。」
「まあ、そうだろうな.....」

「とにかく、この人を何とかしなくちゃ。」
壮が、その男を抱え起こすと、活を入れる。
「うっ!」
男が息をふき返した。

「あんた、大丈夫か?話すことが出来るか?」
気の焦っているワタルが、たたみ込むように聞く。
「はい、水です。」
ねったんが、水を差し出す。
一口飲んで、意識がはっきりしたのか男が話し出した。

「ありがとう。俺、ガイチって言います。
頼む。トウコとコムを助けて。」
「二人がどうしたんだ。」
「あいつら、昔の仲間に襲われる!」
「襲われるって!?」
「トウコは、俺達のオヤジを刺して、逃げていて、
それが、コムをここから助け出して、別荘に隠れていることがばれて.....
俺、なんとか二人に知らせようとしたんだけど、こんなハメに...」

「コムを助け出した?何のことだ?」
「ワタルさん、詳しい話は後で聞きましょう。それより、早くコムさん達を助けに」
ねったんが、もどかしそう言う。
「ああ、そうだな。で、コム達はどこにいるんだ?」

「オヤジの別荘です。」
「あんた、案内できるか?」
「はい。急いで....」
また、気を失いかけるガイチ。
「しっかりしてください」
ねったんが、ガイチにもう一度水を飲ませた。

「よしっ。皆、支度をしろ。」
「はいっ。」

「タニ、お前は残れ。お前に何かあったら、りかに申し訳けない。」
「いやです。俺も行きます。」
「いや、お前は残って、俺達が遅くなっても帰ってこなかったら、
このことを、轟さんとりかに知らせてくれ。
ちー坊、いづるん。お前達も留守を頼む。」

「わたるさん、支度が出来ました。」
「よしっ。かしげ、壮、ミズ、ねったん、キム、行くぞ!」
「はいっ!」

つづく。


華子様、いよいよ、トウコ・コム、はっきりするのですね(^^)

ところで、皆のお支度ですけど、特攻服がいいな、なあんて。
背中に、コム命、とか書いてあったりするの。

ワタコム応援団・コムちゃんの帰還その2 No: 608

投稿者:ショーコ 01/12/22 Sat 00:35:20

ハフーーー。Z様、836番様。流石でございます。
思わず、色っぽいため息が・・・・・・(^^)

なんだか、私のお子様文を出すのは恥ずかしいです。
H系なのにHが描けないのって、冬のお化けみたいですよね?
間が抜けてるって言うか、場違いって言うか。

でも、まあ、持ち前の図々しさで、書いちゃいます。ごめんなさい。

**********************************

ねったんの顔が、見る見る蒼白になって行く。

なぜ、気がつかなかったんだ。
あれほど、コムさんを奪い返すって言う話を聞かせられていたのに.....。

悔しさに、強く唇を噛むねったん。

「もう、そんな顔しないでよ。すぐ、帰って来るんだから。」
「帰ってくる?どう言うことですか、かしげさん。」
怒りの為に口もきけないでいるねったんの代わりに、キムが訊いた。

「うん。トウコが2・3日したら帰ってくるから、
それまで、コムが居ないのばれないように頼むって、言ってたもん。」
「かしげさん、それ信じたんですか?」
「当然でしょ。」

「だって、トウコって人は、コムさんを助け出すためにここへ来たんですよ!
なんで、戻ってくるんですか?」
「トウコは俺にまいってるもん。当然、俺のところに帰ってくるよ。」
「オーウ、かしげさん、かわいいデース。見直しました。」
「どこを見直したんだよ、ちー坊さん。」とあきれて聞く壮。

「ハーイ。愛する人の言うことは絶対なのデース。
かしげさん、恋するかわいいボーイなのデス。」
「アハ。やっぱり分かる?ちー坊。」
と、うれしそうなかしげ。

「そんな、のんきなこと言ってる場合じゃないですよ!」
ねったんが、怒りを爆発させた。
「かしげさん、二人がどこへ行ったか、分かってるんですか?」
「知るわけないだろう。」
「と、とにかく、ワタルさんに、」

そう行って、ねったんが駆け出して行こうとするところへ、
当のワタルが、傷だらけでボロボロになった男に
肩を貸しながら、入って来た。

「かしげ、お前に客だ。」
「客?...こいつ誰?」
「帰って来た時に門の所に倒れていた。
だいぶ、ひどい目に遭ったようだが......
お前の名を口にしたから連れてきた。」

「か、かしげさんは......」
「俺だけど。あんたは?」
「ガイチ......トウコとコムを....助けて.....」
そこまで言うと見知らぬ男は気を失った。

すごい! No: 607

投稿者:華子 01/12/22 Sat 00:32:04

Z様
「初めての夜」すごい!いいですねー。ドキドキを通り越してしまいました。
読み返してしまいました。恥ずかしいなんて、、そんなことないてすよー。
ドンドン書いてくださいませ。ドンドン読ませていただきます。自分では、あんな風に絶対書けないから、羨ましいでーす。

836様
また、ワクワクしながら読ませていただきました。リカタニの雰囲気やっぱり
良いです。ワタルくんとコムちゃんもって考えてしまいます。

ショーコ様
なんか、気にしていただいてありがとうございます。
厨房の様子、面白いです。こんなだったのかしらって、笑ってしまいました。
トウコちゃんとコムちゃん。一応、関係をはっきりさせておきますね。

という事で、もう少ししたら、また来ます。

No: 606

投稿者:管理人 01/12/22 Sat 00:25:05

すみません バス旅行してます。
一応前夜を書いてる途中なんですが 明日入りをしなければならないので
うー 寝ます・・・
明日からムラへ行くので 大変です。 今年のクリスマスはヅカと一緒に アハッ
明日 書きます ガンバロー

いいですねぇー☆ No: 605

投稿者:KARARA 01/12/22 Sat 00:11:46

スイマセン、↓まちがえました~・・・。
削除をおねがいします~。<管理人さん

ちょっと来ないうちにいろんな話しで盛り上がってますね-♪

おさあさの初めての夜かなりよかったです~。
いいなぁ、あんなふうに私も書けたら・・・・。

リカさん、元気になってよかった~。

えっと、バス旅行ってなくなっちゃったんですか~?
個人的にちょっと楽しみだったのですが・・・・。

みなさんもっとドンドンはじけちゃって!萌えちゃって!書いちゃって!

またまた No: 603

投稿者:ASO 01/12/22 Sat 00:07:21

Z様
あさおさ初めての夜...萌えさせて頂きました。
(なんだか萌えてばかりの私(^o^;))

Z様も836様もかなりツボをついていらっしゃいます。
文字にするのって難しいですものね...
素敵です!(^^)

リカ・タニちょっと一息 No: 602

投稿者:あお 01/12/21 Fri 23:11:09

ベンさん、お疲れさまでした。
(こんな言い方、変かしら)

どういうふうにストーリーが続いていくのかなーと思っていたので、
最後まで読めてうれしい。

また、こんなの書いてください。

何か轟組に事件が起きないと、トドさんの出番がないんだもん。

ベンさんの作品のあとに、こんなの書くのも恥ずかしいのですが、
リカタニがもっと読みたくて、つい、書いてしまいました。

リカは夢を見ていた。
夢の中で、タニが別の男と一緒にいる。誰だ・・?暗くて、よくわからない。

そのまま、2人でどこかへ歩いていこうとしている。
「タニ・・・」リカが呼んだ。
「どこへ行く・・・?」

タニがゆっくり振り向いた。リカは手を差し出した。
『おいで・・・』

だが、タニは悲しそうに笑うと、そのまま、相手の男について行く
「タニっ!!」
タニは振り返らない。

そばにいた男の顔が見えた。
「キリヤっ!?」

リカは黒燕尾を着て、外へ飛び出し、踊り出した・・・

じゃなくて・・・違う、違う・・・失礼しました。

「タニっ!タニっ!おいっ!」

リカはタニを追いかけようとするが、足が動かない。

「タニっ!タニぃっ!」

「ねぇ、どうしたの?リカさんっ!リカさんっ!」

遠くでタニの声がする、「タニっ、行くな!」と叫んだとたんに、
リカはベッドから落ち、夢から覚めた。
「・・・っ痛・・」

タニもあわてて、ベッドから飛び降りた。
「リカさん、どうしたの、なんか、うなされてたよ」

「タニ・・・」
リカはタニを見上げた。
「どうしたの?大丈夫?変な夢でも、見たの?」
タニは座り込んで、リカの眼を見つめた

「ああ、夢・・・か」
(なんで、あんな夢・・・キリヤ・・あいつが、タニを取り戻しに来るとでも
言うのか・・・それとも、別の誰かがタニを・・・)

「リカさん?」
リカは、タニの頭を抱きしめると、「タニ、お前は、どこにも行かないよな。
俺のそばにいてくれるんだろ」

思わず言ってしまったあとで、自分の顔が赤くなるのを感じた。
(何、言ってんだ、俺は・・こんな事言うなんて俺のプライドが許さねぇ)

リカは立ち上がった。「もう一度シャワーを浴びてから、寝る。お前は先に寝
てろ」

(リカさん・・・)
タニはリカを見つめていたが、にこっと笑って同じように立ち上がった。
「僕もシャワー浴びる、一緒にやろうよ」

「何、言ってんだ、お前、さっさと寝てろ。まだ、夜中だぞ」

「昔、一緒に浴びた事、あったじゃーん・・・それにさ、」

タニはリカの耳元に口を寄せた。
「もちろん僕、リカさんのそばにいるよ」

リカは、また、顔が赤くなるのを感じた。
(聞こえてたか・・・くそっ!)

「いいから、さっさと寝ろっ!」

かまわず、追いかけてくる、タニ。
2人、じゃれ合ういつもの夜・・・。夜中か・・・。

勝手にハードボイルド 番外編 No: 601

投稿者:ベン 01/12/21 Fri 22:21:55

リカの退院が決まった。
予定より随分早い退院だ。
食事が不味い。ベットが硬い。看護士が少ない(美人のナースは多いのに・・)。
これが原因の全てだった。

タニはいつも以上に部屋を飾りたてた。
ベットの天蓋にはもちろん、ありったけのコサージュを散りばめた。

そしてくらら。
『くらら、ゴメンっ。許して。でもリカさんのためなんだ!!!』
可哀想に、またもやくららは桃色になっていた。

車イスはもちろん特製。紫色の総ラメだ。

「リカさん!!お帰りなさい!!」

屋敷の全員で作られた花道を、真新しい車イスで通るリカは照れくさそうに笑った。
その姿を見て、ワタルも轟も目頭が熱くなった。
もうリカが生きて帰ることはない、と一度は確信した二人だった。

「リカ、お帰り。」
ワタルは遠くからそっとつぶやくとその足で仕事場にもどった。
『ダメだーっ、リカが完全に良くなるまでしばらく距離を置いた方が良さそうだ。
花道で飛びかかりたくなったぜ。』

リカはリカで花道だろうとどこだろうと、早くタニと二人になりたかった。

「リカ、傷が開くゾッ。」
車イスを押しながら、リカの心を見透かしたようにドクターが声をかけた。

・・・・・一ヶ月後

「もういいようだな。リカ、傷は心配ない。一ヶ月もよく我慢したな。
もう何をしてもいいゾ。」

リカのあまりにも嬉しそうな顔にドクターは慌てて付け加えた
「おっと、まだワタルとはダメだっ。それと、あんまり無茶はするなよ。
 リカ、ほどほどにな。(まあムリだとは思うが)。」

は~、分かってくれたかな?
しょうがない、タニにクギをさしとくか。

「こりゃダメだ。」
タニも満面に笑みを浮かべ、リカと見つめ合うタニの瞳はすでに潤んでいた。

まあいい。ここで始めないだけ二人も大人になったってことかな?
こん夜はスゴイことになりそうだ。

ケロは今夜の狂宴を思って首をふった。