ワタリカ オフィスラブ編3 No: 500

投稿者:ベン 01/12/17 Mon 14:54:36

『ふう~、またやっちまったかァ?』

横を見ると予想どうり、リカが床に気絶して転がっている。
一応生きているか心配して寝息をうかがってみる。激しかったからな。
うん、大丈夫。

『はあ、俺ってどうして・・・・』

うつぶせのリカの、むき出しの肩に自分の上着をかけてやりながらそのポケットから
煙草を取り出した。

「フウーッ」
リカを抱いたあとの煙草はやっぱり美味いや。
ブンの時は少し苦かった。
コムを抱いたら・・・コムを抱いたあとの煙草はどんな味がするのだろう・・・・

「コム・・・」
「うう~~ん。」
「おっ、リカ、気がついたか? 俺、もう帰るわ。」

まだうっとりと自分を見上げるリカの視線を気にしながらも、ワタルは素早く身支度を
整えていった。

「そんな格好でカゼひくなよっ」

『コムに会わなければ。もう一度コムと自分の関係をはっきりさせなければ』

ワタルはコムのもとへいそいだ。

No: 499

投稿者:836番 01/12/17 Mon 14:32:43

>Zさま ありがとーございます。身に余るお言葉…って、いやーーーっ、
気になるから、早くこの続き書いて書いて!たにはどーなっちゃうのー!!(爆!)
ベンさまも! りかワタはどーなっちゃうのーー!
わたし書かないで待ってますんで(^^)

ワタリカ オフィスラブ編2 No: 498

投稿者:ベン 01/12/17 Mon 14:28:48

「それとも他の男に抱かれたばかりの俺といるのはイヤか?」

からかっているのか、と振りいて見たリカの顔は意外にも真剣だった。

「樹里には気を付けろ」

ワタルのその言葉が、リカに予想以上の打撃と不安を与えていたのだ。

『リカ、そんなすがるような目で俺を見んなよ・・・』

ワタルはリカの目に引き寄せられるようにソファーまで戻ると、リカの肩を優しくつかんだ。

そういえば「優しい抱き方講座」で大失敗をやらかしてから、リカに触れるのはこれが
初めてだった。今日の俺は大丈夫。ブンともあんなに上手くいった。ようーし今日も・・・

ワタルの優しさにリカはハッと目を上げた。乱れた前髪の間からリカの長い睫毛がまだ
不安そうに揺れている。

『くうう~~、やっぱりたまらん!!!』
思わずリカの肩をつかむ腕に力が入る。
リカもワタルの大きな手の温かさに不安も消え、オサと燃え尽きたと思っていた欲情の火が、
また体の奥に点るのを感じた。

野獣が2匹。夕暮れのオフィスで遠吠えを始めた。

りかたに No: 497

投稿者:Z 01/12/17 Mon 14:15:53

夜の六時半、たにが部屋へ帰ると、もうそこには二人分の食事が用意してあり、
りかが足を組んで椅子に座って待っていた。
(うっ・・・怖いよ~)
たには恐る恐るりかの正面の椅子に座った。
りかはたにが座ると、たにのグラスにワインを注いで自分のグラスを持ち上げた。
たにも慌てて自分のを持ってりかのグラスと合わせた。
りかはグラスのワインを一気に飲み干し、静かに食事を始めた。
たにもワインに一口口を付けた。
りかは黙々とご飯を食べている。
(何で何も言わないんだろう)
りかの沈黙の意味がわからず、たにはグラスのワインをちびちび飲んだ。
たにのグラスのワインが無くなると、すぐにりかが新たなワインを注ぎいれた。
「そんな事やらなくていいよ!」
たにはりかの手からワインのボトルを奪った。 普段のりかでは、こんな気を使ってくれるということは有り得ない。
(りかさんが優しい・・・何で?)
たにはりかの様子を伺うようにじっとりかの顔を見つめた。
りかは変わらずに食事を食べ続けている。

りかはたにとゆうの関係がどんなものか、気になって気になって仕方なかった。
が、そんな自分を認めたくない自分が存在しており、
たににゆうの事を問い詰めるのは、りかのエレベスト級に高いプライドが邪魔をしていた。
なので、りかはだんまりを決め込んで、たにが自分からゆうの話をするのを待った。
(俺がたにに聞くんじゃない。たにが勝手に俺に話すんだ)
りかはそう自分に言い聞かせながら、たにに一切目線をやることなく、食事をしていた。
しかし、食事を食べ終えても、たには何も話そうとしない。
それどころか、食事を食べている気配も感じられない。
流石に気になって、ちらっとたにの方を見てみると、右手にボトル、左手にグラスを持って
グラスにワインを注いでいる姿があった。
たにの顔は既に真っ赤である。
「たに?」
りかは慌てて立ち上がり、たにからボトルとグラスを取り上げた。
確かめると、もうワインのボトルは空に近い状態だった。
「お前・・・飲みすぎだぞ!」
りかが驚いていると、たには椅子に座ったままりかを見上げた。
「りかさん!!」
そう言うと、突然目から大粒の涙をぽろぽろこぼした。
「おれだけ じゃ 不満なの!?」
いきなりのたにの涙にりかは訳がわからず戸惑った。
「おれだって いっしょーけんめー頑張って るのに なんで
 わたるさん とか おささんのとこに 行っちゃう の?!」
「たに・・・」
たにはしゃくり上げながら叫んでいる。
「おれ が わたるさんやおささん ぐらい の ワザを持ってたら りかさんは どこにも行かないの?」
「は?・・・ワザ??」
普段のたになら絶対に口にしないような言葉に、りかは驚いた。
「たに、何言って・・・」
「それならおれ! やっぱりわたるさんと おささんに りかさんを メロメロにするワザを教えてもらってくる!!」
そー言ってたには勢いよくりかの部屋から飛び出して行ってしまった。

「あいつ、泣き上戸だったのか・・・」
りかはボトルとグラスを手にしたまま、呆然と開いたままの扉を見つめた。
(はっ こんなとこでぼーっとしてる場合じゃねー!!)
たにはワザを教えてもらうと言って出て行ったのだ。
あの状態だと、おそらく本気なのだろう。
「たにっ!」
りかは慌ててたにの後を追った。 オックス男爵様から台詞をお借りしてしまいました。
>836番様
 謝らないで下さい!
 私はいつも何も考えないで書いちゃってるので、もーどんどん書いちゃって下さい。
 836番様の文章、リズムが良くて好きなのです。  

ワタリカ オフィスラブ編1.  No: 496

投稿者:ベン 01/12/17 Mon 14:05:17

あれ以来、オサは度々リカの執務室を訪れるようになった。
そして短い逢瀬を楽しむ。
そのおかげか、リカは毎日ご機嫌で仕事も体も順調だ。
だがオサは、自分の満たされない感情がどこから来るのかわからずいらついていた。

リカのオフィスを出るオサは、その日ドアの前でワタルとすれ違った。

「俺は仕事の話をするだけだ。」
ワタルはオサと目を合わせず、まっすぐに扉の奥に消えた。

部屋ではリカがまだ息を弾ませたまま、深々と椅子に沈み込んでいた。

オサが戻ってきたのかと顔を上げたが、入ってきたのがワタルだと気が付くとあわてて
シャツの胸をかき合わせ、床に落ちたネクタイを拾った。

「あっ、飲み物を作るが、お前も一杯どうだ?」
「ああ。吸ってもいいか?」

ワタルはソファーにどっかりと腰を据えると、リカの返事を待たずに取り出した煙草に
火をつけた。

「ああ、かまわないよ。どうした、こんな時間に来るなんて?めずらしいな。」

オサとの鉢合わせを恐れて、最近ワタルは夕刻のこの時間を避けていた。

「樹里のことだ。」
「???」
「あいつが時々出かけているのは知ってるだろう?」
「ああ、もちろん。ボスの指示で、だろ?」

氷の入ったグラスを二つ手に、リカもワタルの隣に腰を下ろした。

「それだけじゃない、あいつが女とホテルにいるところを見た。いや、女みたいな男だったのかもしれん、
妙な雰囲気のある奴だった。あれはその辺のシロウトじゃねえな。」
「へえ~。だが、ここで何の噂もたたない樹里が外でプロの女を会っていたとして、
それが何の問題があるっていうんだ?ん?(まあ男より女だなんて、俺には信じがたい趣味だけどな。)」

「そうか、お前が気にしてないんじゃ俺の取り越し苦労かもしれんが・・・リカ、
とにかくあいつには気をつけろ。それだけだ。じゃましたな。」

ワタルはまだ、ほとんど吸っていない煙草をもみ消し、ウイスキーを口に放り込むと
いそいで出ていこうとした。

「ワタル、俺も今日はもう仕事はやめだ。せっかくだからゆっくりしていけよ。それとも
他の男に抱かれたばかりの俺といるのはイヤか?」

ワタルの肩がピクッと動いた。

続きかくのーーー No: 495

投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/17 Mon 13:54:39

コムは足早に自分の部屋へと向かった。
『皆にお別れ言わなちゃ…』
コムはこの館に来てからのことが走馬灯のように頭を過ぎっていった。
ねったんが何時も入れてくれた、カフェオーレ、ブンさんの笑顔…
なによりも、自分が食事をまったくしなくなってしまった時、
ワタルの口移しでくれた食事…

コムは自分の部屋のペットに座り、
声を殺して泣いてた…

トントン
「僕だけど入ってもいい?」
コムの部屋にブンは訪ねてきた。
「あ、ブンさん…」
ブンはコムのベットに座り、
「本気で行きの?」
ブンの質問にコムは答えることが出来なかった…

ぶんちゃんこむちゃん:悲しい編 No: 494

投稿者:836番 01/12/17 Mon 12:57:35

ワタルと寝てしまって、ぶんはすごく悲しくなった。
なによりコムに後ろめたい。
コムのためとは言え、コムがそんなことを知って喜ぶとは思えない。
今会ってどうするんだ、とは思いながら、
ぶんはコムの部屋に来ていた。
「ぶんちゃん!」
「コムちゃん、ずんこさんは?」
「うん、今夜は帰って来ないみたい」
「そう…僕今日泊まっていっていい?」
「うん。いいよ、もちろん」
コムは屈託なくいつもの笑顔をむけてぶんを部屋に入れた。
「コムちゃん、一緒に寝よ?」
二人はまたいつかのように一緒にふとんに入った。
コムがぶんの胸に顔をつけて眠ろうした時、
ぶんがコムを抱き締めた。
「ぶんちゃん?」
「ごめんね。今日はこうやって寝ていい?」
ぶんは後ろめたさと、コムへの愛しさでたまらない気持ちだ。
せめて抱き締めていたい。
「うん…いいけど…」
コムは苦しいくらいに抱き締められた時
かすかだが、ワタルの匂いがしたような気がした。

++++++++++
なんか、わたしって匂い専門?

>Zさま、いえ、あのZさまのほのぼの(?)した冷戦の後に、わたしのようなものを書くと、波風が立つかなーと思って一回削除したんです。ですので波風立ててるの、わたしです。すいません。

とどあさこ No: 493

投稿者:Z 01/12/17 Mon 12:00:38

ららら様の続きいきます

トントン とドアをノックすると中から「入れ」と低く声が響いた。
「失礼します」
あさこは静かに部屋へ入り、轟のデスクの前に立った。
「何でしょうか」
轟はゆっくりと肺に入れた煙を吐き出した。
「その顔、どーしたんだ?」
あさこの顔には、あの夜のゆうひとの殴り合いの後がまだ残っていた。
「あの、これは・・・」
あさこはあの殴り合いをどう説明していいかわからなかった。
ゆうひが来て、おさとりかの事で言い合いになって、気付いたら殴り合いになっていた。
「まーいい。予想はついてるからな」
轟はタバコをもみ消して言った。
「お前、最近のおさ どー思う?」
「どーって・・・」
「お前にべったりだったあいつが、近頃りかに乗り換えたそうじゃないか」
(乗り換えた・・・)
わかっていた事だが、はっきりと他人の口から聞くと、胸が痛む。
「元々おさはすみれを彫る為のものだったので、もう俺とは関係ありません」
轟は目を細めてあさこを見上げた。
「りかのあの声、お前も聞いてるだろ?」
「・・・・・」
「あんな声、どーやってあげさせてるんだろうなあ。
 あさこ、興味ないか?」
「別に・・・」
轟は楽しそうにあさこの顔を見つめている。
「おさにりかを骨抜きにしちまうテクニックを伝授してもらえばどーだ?」
あさこはうつむいて唇をかみ締めた。
自分がからかわれている事はわかっている。
だが、どうしても轟の思う通りの反応をしてしまう。
轟は立ち上がり、あさこの顎を掴んで顔を上にあげさせた。
「お前、最近してなくて溜まってんだろ」
そう言って、噛み付くようにあさこの唇を奪った。
あさこは突然の轟の行動に、思わず轟の手を払いのけて後ずさりした。
「なっ・・・!」
「昔はよくしてただろ?もう忘れちまったか?」
轟はゆっくりとあさこに近付いた。
あさこは轟に睨まれ、動く事が出来ない。
「それとも、おさ以外とはしたくないとでも言うのか?」
轟はあさこの腕を掴むと、ギリギリと締め上げた。
「お前とおさがどーなろーが、俺の知ったことではない。
 だがな、お前に今腑抜けになられると組の頭として困るんだよ。
 匠のとことも、いつ何が起こるかわからない状況なんだ。
 いい加減目を覚ませ」
轟はあさこをドアへ突き飛ばすと、あさこに背を向け、自分のデスクへ戻っていった。
「失礼します」
そう言って頭を下げるとあさこは轟の部屋から出て行った。

自分の部屋に帰って、落ち着こうと水を飲もうとしたが、身体が震えてうまくコップに水が注げない。
水を飲むのを諦め、どさっとベッドに倒れ込んだ。

轟が怒るのも無理は無い。
最近の自分がおかしいということは、自分が一番良くわかっている。
だが、どうすればこの状況を打破出切るのか、その糸口さえも見つからない。
考えなくてはいけないことは沢山あるはずなのに、脳が考えるのを拒否するかのように全く働かないのだ。
今まで何事にも冷静に対処して、必死でここまでのし上ってきた。
なのに何故こんなにも今、自分をコントロール出来なくなってしまったのか・・・。
まるで巨大な迷路に放り出され、手も足も出ないという状態だ。
(情けねー・・・)
あさこは己に嘲笑を向けた。

836番様に続く・・・
轟にいたぶられてないですね・・・期待していた方、すみません。
前の話で、本当はゆうひはあさこを優しく慰める予定だったんですけど、
私の意図とは反して勝手に二人で殴りあいを始めてしまったんです。
そーゆーことって無いですか?ただの私の力不足ですね(笑)
あさことおさってどーなっちゃうんだろう・・・。

後、りかとたにの間に波風を立ててしまってごめんなさい~!
おさの時みたいにどろどろではないし、あの二人絡んだら面白いかな~と思って・・・
だからと言って先の事を考えてる訳じゃないんですけどね・・・ヘヘッ

りかの知らないゆうとタニ No: 492

投稿者:836番 01/12/17 Mon 10:26:55

うっ!管理人さまにいきなり名指しされて、ドびっくり。
ごらんになっちゃいましたかー。隠し事できないなー(^^ゞ
なんかね、わたしはどうもりかの話しに偏るから
遠慮してみようかと思ったんですよー
それと、またりかタニに波風たてるのもなーと…。
でも、はい、再度アップします。ちょこっと変わってますが。

 ++++++++++++++++++++

なんだよ、王子はオデット姫がいるんだろうが!
なんでタニにちょっかい出すんだ!? 
せっかくワタルに釘さしといてやったのに、
けしかけとけば良かったぜ。
オデット姫がいるからな、
タニとどうこういうこともないのかもしれないが、
それにしても雪の日といい、さっきの厨房でのようすといい
ずいぶん仲がいいじゃないか。
あの二人、どこでそんなつきあいになったんだ?

  怒りにまかせて厨房から出てくると、
すごい勢いで廊下を歩くりか。
ちゃんと前を見ていないので、
ワタルが来たのにも気がつかない。
「おい、おいって! りか!」
これ以上ないというくらい不機嫌な顔でりかはワタルを見た。
「なんだよ、おまえ。いきなりすげー目で睨むなよ」
そんなりかも、いいじゃないか、とワタルはちらっと思ったが、
どうもりかの様子はそれどころではなさそうだ。(珍しいな)
「おい、ワタル。あの雪の日にタニに馴れ馴れしくしてた王子な、
あれ、あいつら、どういう知り合いだ」
ワタルはにやにやして「なんだよ、やっぱり気になるのかよ」
りかはまたギリっとすごい目で睨んだ。
(うわっ、こえーなー)
りかは何も言わずにその場を去った。

(タニが同窓会にゆうと一緒に行ったことは知らなかったのか?)
これはうかつに口に出せないな-と、珍しくワタルは機転がきいた。

836番さん No: 491

投稿者:管理人 01/12/17 Mon 10:12:32

なんで488消してしまったの?
面白かったなにー 次に見たときには消えてた。
りかとワタルの話でしたのにー
そういえば ベンさん 見られましたね オサりかの行為をわたるに
キャー ワタルはどうするのかな?
わたるオサのりか取り も楽しいに りかゆうのタニ取りも楽しいねー
ぶんちゃん最近でませんねー ノル関係も ノルはさえこに溺れてるのでしょうか?
アサコの本命はオサなのか? タニりかの冷戦 たのしー ぶんちゃんの講座もねー もう みんな最高です。
さえちゃんはどうなるのか?? リカ絡みがツボです。 なんか昔の花組を思い出しますね。

アサオサ続くかな? No: 489

投稿者:836番 01/12/17 Mon 08:48:08

自分が書いたところから行かれるオサをちょっと書いてみました。
「あさ/おさ友の会 会員NO.Q」さんと
「ららら」さん
あるいは他の方に
この後つづけて戴けるといいのですが…

+++++++++++++++++++++
オサは厨房から出てくると、むなしい思いで胸がつまった。
(りかさんはやっぱり、まずタニなんじゃないか。)
急いでタニを厨房まで迎えに来て、
すぐに一緒に帰って行ったりかの姿が頭から離れない。
夢遊病にまでなったりかの気持ちはわかっているつもりだ。
いつもはなんとも思っていないはずだったのに、
今日はなぜかこたえた。
ワタルと変にはりあったからだろうか。
(そのワタルさんだって、本当はコムさんという人がいる。)
自分だけがなんだか一人のような気分で、オサは堪らなくなった。
だからだろうか、足が自然にあさこの部屋に向っていた。

りかとゆうの冷戦・3 No: 487

投稿者:Z 01/12/17 Mon 04:51:32

「どーしたの!?」
と大きな音に慌てて厨房から駆けて来たねったん。
そこでねったんが見たものは、
テーブルから離れた所で椅子に座ったまま固まってるキム、荘、いずるん、水、
ひっくり返ったパスタの皿を片付けているちー坊、
困り顔でうつむいているたに、
そのたにの手を両手で握っているゆう、
そして、その横で普通にパスタを食べているかよこ、
という何ともまとまりの無い光景だった。
(一体何が起こったんだ??)
「ねったんさん」
不意にかよこがねったんに声をかけた。
「はい、あの、どーしたんですか?」
「このパスタ、すごくおいしいです」
「えっ!ほんとですか!?」
心配そうだったねったんの顔が、一気に輝き出した。
「はい。これは私の過去の経験を含めても、三本の指に入る逸品です」
「ほんとですか~!?すごく光栄ですっ!
 僕、料理しか取得がないから・・・
 嬉しいな~、よ~し、夕飯も腕を奮うぞ~!!」
ねったんは食堂のおかしな雰囲気など一瞬にして忘れ去り、
小躍りしながら厨房へと帰って行った。

真正面からりかに喧嘩を売ったゆうに
あの緊迫した状況下でパスタを食べ続けたかよこ・・・
(この二人、ただ者じゃない!)
四人は、まだ良く知らないこの二人を、
ある意味尊敬の眼差しで見詰めていた。

こんな時間に何やってんだ私・・・。

りかとゆうの冷戦・2 No: 486

投稿者:Z 01/12/17 Mon 04:49:28

「おマタセしましたー」
そこへちー坊がりかの元へパスタを運んできた。
(ちー坊!?今来ちゃだめだ!!)
四人は必死に心の中で叫んだが、そんな心の叫びが届くはずもなく、
ちー坊は軽快な足取りでりかの前へ皿を置いた。
「オウ、おフタリさんともタニさんとテーつないで
 タニさんモテモテですねー!」
(空気を読め!空気を!!)
「ちー坊、今日の夕飯は俺の部屋に二人分運んでくれ
 たに、今日はゆっくり二人で食事しような」
りかはそう言うと、たにの手にキスをした。
「う、うん」
「ワカリましたー!
 リカさんのヘヤにタニさんのリョウリハコブの、ヒサシブリですネー!」
(バカーッ!いらん事言うなー!!)
四人はもう冷や汗たらたらである。
ゆうはたにの手を両手で握って言った。
「良かったねたに!今日は久し振りに気まぐれで
 たにと一緒に過ごしてくれるって!」
その瞬間、 ガシャン! とりかはテーブルを両手でたたきつけて立ち上がった。
その拍子に椅子も ガターン! と大きな音をたてて吹っ飛んだ。
(ついにりかさんがキレた!!)
四人は体をビクッとさせ、思わずガタタと椅子を後ろへ引いた。
しかし、りかは
「たに、今夜はたっぷりかわいがってやるからな」
と言って食堂から出ていった。

どうやらこの獣二匹はお互いを敵と見なしたらしい。
今回、二人は一度も視線を交わすことなく戦いを終えた。

りかとゆうの冷戦・1 No: 485

投稿者:Z 01/12/17 Mon 04:47:23

雪の日に、りかに訳も分からず睨まれたゆうは
何であいつに俺が睨まれなきゃいけないんだよ、と
少々腹を立てていた。
今日もいつものように、明るい笑顔でたにがゆうの部屋へ遊びに来た。
あの雪の日以来、厨房チームとも少しだけ
仲良くなり、ちょっとづつ邸内を出歩くようになったゆうとかよこ。
今日は食堂で昼食を取ろうということになり、三人は食堂へと向かった。
食堂では、キム、荘、いずるん、水が昼食を食べてる真最中だった。
早速ちー坊が三人分の昼食を運んできてくれた。
今日の昼食はパスタだ。
パスタにはうるさいかよこも
「うん、この麺のアルデンテ具合、最高だね」
と御満悦の様子。

そこへ、仕事でへろへろのりかが食堂へ入ってきた。
りかはたにの隣にゆうがいるのを見つけると、
今にも閉じてしまいそうな半開きだった目を急に鋭くし、
ガタンと大きな音をたててたにの隣に座った。
たにはゆうとりかに挟まれて、どうしていいのか
わからないといった感じでおろおろしている。
同じテーブルで食事をしている四人も、
この不穏な空気に(どーなっちゃうんだろう)と固唾を飲んで見守った。

「たに、悪いな最近かまってやれなくて」
先に口を開いたのはりかだった。
「え?あ、うん」
「仕事の方が今忙しくて・・・」
「たには俺がいるから全然寂しくないよね」
ゆうはりかの言葉を遮り、
たにの手を取ってにっこりとほほ笑んだ。
「そ、そーだね」
(あの人、何て怖いモノ知らずなんだ・・・!)
ゆうの大胆な行動に、思わず息を飲む四人。
りかは明らかに不機嫌な顔をした。
「たに、俺が最近忙しいから退屈してるだろ」
りかはたにのもう片方の手を握って大きな目でたにを見詰めた。
「たには全然退屈してないよね。
 毎日俺のとこに遊びに来てくれるもんね」
たにが答える暇を与えずに、ゆうが口を挟んだ。
りかは目を吊り上げて、ゆうはほほ笑みながらたにを見詰めている。
たにはどうすることもできずにうつむいている。
(しゅ、修羅場?これって修羅場ってやつ!?)
この二人の冷戦に、四人はぴくりとも動くことが出来なかった。

>アサオサさま(誰だ、それ?) No: 484

投稿者:836番 01/12/17 Mon 01:36:26

あー、ちょっとオサまわり、触っちゃいましたね。すいません。
なんか、そろそろたまにはちゃんとHも書かないと…
という気もしてきました、わたし(^^ゞ 
(書けなくなっちゃってるかなー)

コムちゃんバリに・・・ No: 483

投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/17 Mon 01:34:26

「本当に、いいのかい?」
ずんこの問いかけに
「うん、少し日本を離れるのもいいかなーと思って…」
とコムは答えた…
「後悔はしない?」
「だって、何時だって戻って来られるし…」
「そうだな…」

ずんこは、しばらく黙ったままコムを見詰めていた。

「荷造りしなくちゃ…」
コムはずんこの視線を振り払おうように、部屋を出て行った…

ショーコ様 No: 482

投稿者:ミモザサラダ 01/12/17 Mon 01:32:36

ミモサラです。
私がかかせていただいてるトドさんのお話は大昔の若い頃のトドさんです。
今は皆さんが描かれている何でもアリアリ、われが法律ののトドさんです。
その昔は画家志望の美青年でまりこと大恋愛。
まりこの父、萬組長に引き裂かれその後は萬の情夫に。
まりこは和央と政略結婚を強いられ、萬に溺れるトドを愛しながら
深い憎しみを抱く。
この憎しみが後にブンチャンを傷つけた「論破」のあの抗争事件へと
発展する。
という、昔昔のお話のつもりでして。
皆様のお目汚しでほんとうに番外中の番外のつもりなんですけど・・・。

また寄らせて下さい。

タニの決意vol.2 No: 481

投稿者:836番 01/12/17 Mon 01:26:30

「そうすれば、りかさんきっと、
俺だけのりかさんでいてくれるんじゃないか、と思うんだ」
(う、う~ん…どうかなあ…そういう問題かなあ…)
「タニくん!」(それは違うよ)
とねったんが言おうとしたところへ
「へぇーー。タニ、おまえ、なんか面白いこと言ってんな」
とワタル登場。
「僕も聞こえました」
とオサまで登場。
厨房チームは固まったまま、ワタルとオサに座を開けて、
それぞれ湯のみを持ってそそくさと厨房の奥に移動。
「タニ、そんならやっぱり、俺のワザを伝授してやろうか。
何しろりかは俺とは切ってもきれねーところまで、
はまっちまってるようだからな」
ワタルはタニに、というよりはむしろオサに牽制をかけているようだ。
「それを言うなら僕でしょう。
何しろりかさん、僕には骨抜きですからね」
ワタルとオサは、ばちばちと音が聞こえそうなくらい
火花を散らしあっている。
厨房組はあまりのことに身体を小さくしていた。

タニは、急にこの二人が現れたので、ぎくっとしたし、
本当にりかと寝ている相手だけあって気まずい気持ちにもなったが、
この際背に腹は変えられない(<は?)。
それに、そう言われてみれば、実際にりかを魅了しているらしき
この二人から学ぶのはいいかもしれない。
「…そうですね。うん。はい、是非お願いします」
厨房チーム&ワタル&オサ(な、なにぃーーーーーーーっ!!?)
ワタルもオサも、かなり冗談のつもりだったので、これには焦った。
「二人一緒にだと大変だから、じゃ、一人ずつお願いします」
厨房チーム&ワタル&オサ(はあああーーーーーーーっ!!?)
オサはたじたじとなって、
「そりゃ、……二人一緒は…いずれにしても…」
と言って、ちらりとワタルを見て、すぐに目をそらせた。
「じゃあ、えっと、早速ここで、いいですか?」
厨房チーム&ワタル&オサ(おいおいーーーーーーーっ!!?)
「いや、ここで、ってわけには…いかないだろう、
……いずれにしてもだ」
ワタル、ちょっとその気になりかけているのか?
ねったん厨房を駆け出して行った。

タニはにっこり笑って
「大丈夫、ここで。俺、紙とペンはいつも持ってるんだ!!」
(……紙とペン???)
「あの、じゃあ、詳しく教えてくれますか? 
箇条書きみたいにできるといいんだけど。
あ、それで、図とか絵とかも入れてもらえると分かりやすいかも」
(はあぁーーーーーーーっ………)
全員一斉に安堵ともとれるため息をもらした。
(そうだよね、それでこそタニくんだよね)

しかし、そういう時には地獄耳のかしげちゃんまで、
いつの間にかそこに立っていた。
「ふう~~ん、タニ。色々知りたいんだ~?」
(うわっ!まずい、まじでまずいよ、タニくん!!!)
「ちょっと僕の部屋に来ない?」
一同、これは大変なことだ…と緊張。

そこへ、堪らず駆け出して行ったねったんにつれられて、りか登場。
「タニ、おまえ、馬鹿、なにやってるんだ?」
りかはワタル、オサと順番に視線を投げ、
なにげにちゃんと視線を絡ませてから、かしげを睨んだ。
「おい、かしげ。こいつにかまうなよ」
かしげは、別に面白くもない、という顔でそっぽを向いた。
「なんだよー、ねったん。どーしてりかさん呼んで来ちゃうのさー」
厨房組(呼ばずにおけるかっ!! ねったんに10票!!)
「タニ、いいから! 帰るぞ」
りかにつれられてタニは厨房を出て行った。
「とかなんとか言って、結局タニ一人を連れていくんだから、
いいじゃないかそれで」と苦しそうにオサ。
「それ以上、何が欲しいんだよ…」
一同なんとなくオサに共感。
(しかし…夜のワザ、ねえ…)
「まあ、僕、正直タニにはそれほどそそられないから、いいんだけどさ。
あいつ、ずーーーっとりかさんに抱かれてるんでしょう?」とかしげ。
「それって、思うに、十分その道の『帝王学』って奴を
学んでるんじゃないの?」
それを聞いて一同、夢遊病のりかから受けた
「すごい」キス、など、を思いうかべた。
(たしかに…)
やっぱりタニは幸せ者だ。
ということで、みんなは厨房を出ていった。

No: 480

投稿者:♪のるぶん親衛隊♪HT 01/12/17 Mon 00:42:54

どんどん話が進んでいってますねー。
管理人様、いつもありがとうございます。またサーバー落ちちゃったら困っちゃいす・・・
ここは私の一番の娯楽なのです。
いちご様の「優しい抱き方講座」、終わっちゃったの?
是非、続きが読みたいわ。
ベン様の樹里さえは妖しくて好きですよ。
836番様とZ様のりかわたの普段の会話はホントに笑えちゃう。
1214様、ぶんこむは爽やかでいいですー。
K様、ぶんちゃんはさえちゃんの存在に気づいてしまうんでしょうね。。。
芸能P編のサイドストーリーって途中だったと思うのだけど、また読みたい!!

のるぶん親衛隊としてはハイビジョンで二人が離れていても
目で絡み合っていた(らしい)報告をもとに新しいお話を考えようと
思います。でも、まだ練れてないの。また出直しますね。

やっぱオサリカ No: 479

投稿者:ベン 01/12/17 Mon 00:37:15

では、管理人様の続きを・・・・

オフィスに突然訪ねてきたオサにリカはとまどいの色を隠せなかった。

オサの計算でもあったのだろう。
ここなら逃げられない。不意打ちならなおさらだ。

連日連夜の激務で疲れがたまったリカ。
それでなくともアチラの方もたまっているリカ。
(しかも、もともと、こーいうコトが大好きな)そんなリカがオサの妖しい魔力に逆らえるわけがない。

が、ここは男の仕事部屋。
こと、仕事に関しては意外に真面目なリカ。一応、拒絶のそぶりをしてみる。

「あ~~オサ、そこに掛けててくれ、目を通さなければならない書類があるんでな。」

オサはそれでもかまわずリカに歩み寄った。
デスクの向こう側に回り込むと、驚いているリカの唇をいきなり奪った。
「ん、何を・・」(ガリリッッ)
オサはリカの下唇を軽く噛むとスミレの吐息を吹き込んだ。

疲労もソチラもたまりにたまったリカ。
鼻孔をくずぐる甘い香りにあえなく撃沈。
ヘナヘナと腰の力を失うと椅子からずり落ちた。

そんなリカをオサはすかさず抱きかかえると、デスクの上に仰向けに横たえた。
「どうっ、こんな所で抱かれる気分は? 刺激的だろ?」

オサの口元にはいつもの悪魔の微笑みがすでに浮かんでいる。
「いやっ(きっぱりっ!)トドさんの机であるっ!!」って自慢してどうする。
自分でつっこみを入れつつだまって頷くリカ。

オサの愛撫もしびれるような舌遣いも、今のリカには刺激的すぎた。
昼間だというのにリカは自分を押さえきれず、襲ってくる快楽の波にゆだねた。

二人の動きが激しくなるに連れ、デスクの上のものが次々と散乱し、硬い机に当たるリカの
肩も背中も体中のあちこちから悲鳴があがる。こらえきれず、
リカの口から漏れた絶叫が隣のワタルの部屋に届かない訳がなかった。

「ガタガタッ、どうしたっ!?リカっ大丈夫か!?」

さすがのワタルも、まさかこんな時間からオフィスでなさってるとは思わなかった。
せっかくオサがかけた扉の鍵など簡単に壊れてしまった。
机のあたりは凄まじい様相を呈していた。
だが何よりもワタルの目を釘付けにしたのは、もちろん、リカとオサの衝撃的な姿だった。

「リカ・・・・おまえ・・・・」

「ワタ・・ル・・・」

部屋に入ってきた勢いから、飛びかかられるかと思った二人はワタルの態度に逆に驚いた。

「ああ、悪かった。ジャマしたな・・・」

呆然としてワタルはリカのオフィスを出た。

「勝った。!!」
寂しそうなワタルの背中に、オサは満足そうに笑みを返した。

なんだか変な方向に行ってしまいました。しかも夜なのをいいことにエッチ系かな?
管理人様の思う方向からずれてしまったかもしれません・・・     

タニの決意vol.1 No: 478

投稿者:836番 01/12/17 Mon 00:23:21

わたコムまわり、オサまわり、りか樹理檀も
ちょっと見守ろうかなーということで
(>ベンさま 身に余るお言葉ありがとーです)、
全然関係ないところでお話は停滞って感じですが、
やらせて戴きます。

+++++++++++++++++++
この寒いのにタニに水で洗濯物をさせるな!という
りかの鶴の一声で、轟組には冬の間だけ洗濯機がリースでやってきた。
これも善良な町の皆さんのご好意だ。
ごうん、ごうんと洗濯機をまわしながら、
厨房で呑気にお茶を飲むタニたち。

しかしなにやら物思いに沈んでいるらしいタニ。
(りかさんとはあれから上手くいっているはずなのに、
どーしたんだ、タニくん。)
「俺さぁ…」と口を開くタニくんにみんなは固唾を飲んで聞き入る。
「俺、やっぱり、修行が必要かな~と思うんだよね」
(なにが?)と思う一同。
「やっぱりさ、俺がもっと、すっごく、すっごく上手くなって、
もう、バリバリのエロエロになれば」
(バ、バリバリのエロエロ?)
タニは「エロエロ」なんて言った自分が恥ずかしくなって、
声を小さくして続けた。
「だからさ、夜の……さ…」言い淀むタニだったが
(なんだ、なんだ?)
急に思いっきり
「夜のワザをもっと習得しようと思うんだ!!」と叫んだ。
ねったんは飲んでいたお茶を思わず吹き出してしまった。
キムは口をぱっくり開けてタニを見た。
チー坊は小さく「オー…」と言ったまま固まった。
ミズは「む」と言っただけで表情を変えなかった。

真夜中の出来事 No: 477

投稿者:ふぁんしー 01/12/17 Mon 00:07:24

さっき投稿したんですがタイトル忘れててのに気づいたので
もう一度入れ直しました~
そそっかしくてすみません・・・m(__)m
―♪―♪―♪―♪―♪―♪―♪―♪―
昨日「時間が無い!」と言いながら書きこんでから^^;やっぱり時間が無くて
丸1日来れなかったら なんと沢山のお話が進んでる~

トウコちゃんのコムちゃん奪回作戦もぶんちゃんの優しい抱き方講座も
わたるくんの逆襲もほのぼの厨房チームも壮くんの災難も
ぶんこむの怪しい(?)関係もお掃除が好きそうないづるんも
トドサンの過去も樹里ちゃん登場もリカタニも・・・(抜けてるの無い?)
PCの前でニタニタどきどきハラハラしながら一気に読ませて頂きました~
で、凝りもせずまた書いてみました^^;
『ワタコム応援団に入ります』さんのお話の ずんちゃんがトドさんの
お部屋に行く前のお話にしていただけたらつじつまが合うかなと・・・
勝手に入れちゃってすみません・・・

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
ずんこがわたるの部屋で話をしている時・・・

コムがふと目を覚ました。
ソファーを見るとずんこの姿は無い。
「やっぱりソファーじゃ眠れないよな・・・このまま甘えていていいのかなぁ・・・」
コムはずんこに申し訳無く思った。
ずんこはコムに限りなく優しかった。
仕事は多忙だったが 出来る限り時間を作ってそばに居てくれたし
ずっと部屋で過ごすコムが退屈しないように 
面白い本を買ってきてくれたり色々気を使ってくれた。

ノドの渇きを覚えたコムは時計を見た。
こんな時間じゃもう厨房には誰もいない。
(いつもは連絡してねったんに部屋まで運んでもらっている)
コムは厨房に行く事にした。
あの事件以来 ずんこの部屋を出るのは初めてである。
そっとドアを開ける。廊下には人影は無かった。
恐る恐る足を進める。
しばらく部屋の中だけで(そのうちほとんどはベットの上で)
過ごしてきたので せっかく良くなってきていた足も前に戻ってしまっていた。
しかし ゆっくり歩けば痛みも無い。
1歩1歩ゆっくり進んで やっと厨房にたどり着いた。
「ふぅ~・・・・」
長いため息をつく。
グラスに水を注ぎ一気に飲んだ。足が少し痛む。
「ちょっと休憩してから帰ろう・・・」
・・・と振り向くと 入り口にかしげがにやにやしながら立っていた。
「あ・・・かしげさん・・・」
「めずらしいね~君がずんこの部屋から出てくるなんて。
わたるでも探しに来たの?」
コムはちょっとムッとして
「いえ、水を飲みに来ただけです。」
「ふ~~ん。そうなんだ~。てっきりちっとも会いに来てくれないわたるを
探しに出てきたんだと思ったよ。」
「・・・・・」
「でも、仕方ないよね~わたるはここのところずっと僕のところに来てるんだもの。」
「え・・・?」
「知らなかったんだ。そうだよね。部屋から出ないからわからないよね。
食事を運んでくれるねったんは そんなことわざわざ言わないだろうしね。」
コムの顔がだんだん青ざめる。
そんな事は気にしないで、いや それを楽しむかのように続けるかしげ。
「わたるはとっても優しくしてくれるんだ~すっかり僕の虜になってるみたいだよ。」
「・・・うそだ・・・」
「嘘じゃないよ。わたるの胸を見ればわかるよ」
『胸・・・・この間 診療所の前であった時に確か胸に怪我をしたといっていた。
何か関係があるの?』
「失礼します・・・」
やっとそれだけを言うとまだ少し痛む足を引きずりながらコムは厨房を出ていった。
後ろでは かしげが笑う声が聞こえる。
『わたるさんが かしげさんと??そんなこと・・・・』
頭の中で必死に否定しながら コムの足はわたるの部屋へと向かっていた。
もう 痛みも感じなかった。知らない間にコムは走り出していた。

コンコン・・・
返事をする前にドアがスッと開く。
そこには息を切らした コムが立っていた。
「コム・・走ってきたのか?そんな無茶をして・・・」
抱き上げようとずんこが出した手を振り払って コムはふらふらとわたるに歩み寄った。
わたるはコムを見つめたまま動けないでいる。
コムの手がわたるのシャツにかかる。
ありったけの力を振り絞って シャツの胸元を広げた。
広く逞しいわたるの胸・・・そこには「かしげ」の文字が
赤く浮かび上がっている。
「・・・そんな・・・・」
わたるはやっと事情がわかり慌ててシャツを合わせた。
しかしすでに遅く コムの目には見る見るうちに涙が溢れた。
「ち、違うんだ!コム!これは・・・」
わたるが取り付く島も無いくらいコムは頭を激しく振った。
「どうして!・・・どうして・・・・」
コムはその場で意識を失った。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
凄く長くなってしまいました。すみません~
私が書くと何故か何時も気を失うコムちゃん・・・^^;
どうしてなんだろう??

ある日のアサコ No: 476

投稿者:ららら 01/12/16 Sun 23:33:01

初めて書き込みします。
ほんと、難しいですね。読むのと書くのは大違い。ちっとも上手く書けない(泣)皆さん、やっぱスゴイです。
でも、書きたいから書く!の潔さが身上の掲示板だと思う(違うかなあ)ので、書かせていただきます。
流れに合ってないような気はしますが、すみません。m(_ _)m

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

アサコは窓の外を眺めていた。頼まれていた急ぎの仕事も一段落し、煙草に火をつけ、
見るともなしに窓の外の中庭を眺めていた。

仕事は順調にこなしている、それなりに遊んでもいる、なのに、なぜこんなにむなしいのか...

ぼぉーっと眺めていたアサコの目の端にチラッと映った人影。中庭のベンチに誰かが腰をおろしている。
「あれは、、、、オサ?」
珍しく晴れた冬空を見上げながら、日向ぼっこでもするようにオサがベンチに座っている。穏やかな顔だ。
アサコがついぞ見たことのないような穏やかな顔だった。
ついこの間まで、オサはアサコの腕の中にいた。トドのお人形となってはいたが、
アサコを見れば必ずうれしそうな顔で「アサコ」と呼びかけた。殴られ蹴られ、
いたぶられても、オサはアサコからはなれようとはしなかった。それが、今は...

アサコはオサを見つめていた。
そのとき、アサコは自分の頬に熱いものが流れるのを感じた。そっと触れてみる。
涙?...まさか...しかし、それはアサコの目から次々と流れ落ちた。
「どうかしてるよ...まったく。。」
アサコは一人、自嘲気味に笑った。そして、ユウヒの言葉を思い出した。
「オサを愛しているんだろう??」

「それがどうした。もうオサには俺は必要ない。」
いや...アサコは思った。最初からオサには俺など必要ではなかったのだ。
そもそも、俺が自分の作品に最適な、完璧なまでに白い肌を持つオサを望まなければ、
オサはこんな境遇に陥ることもなかったのだ。そう、俺があの日、オサの肌を見なければ...

「オサを愛しているんだろう?」ユウヒの言葉がよみがえる。

「ああ、愛しているよ」
アサコはつぶやいた。そして、アサコは窓の外のオサを見つめつづけた。

そのとき、ドアをノックする音が聞こえた。
「誰だ?」
「荘です。アサコさん、ボスがお呼びです。」
「わかった。すぐ行く。」
アサコは思いを断ち切るように窓に背を向けると、上着を取ってドアを出て行った。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

かな~リ、アサコをめめしくしちゃったでしょうか?...すみませんです。
さて、トドの用事は何なのかなぁ~(って、何も考えてないらしい(^^;)
オサはなんだか、人格が分裂しちゃってます?? 
でも、でも、やっぱりオサはアサコと幸せになって欲しいのよぉぉぉ(泣)どなたかよろしくお願いします。(懇願)

コム奪回作戦~トウコちゃん編4 No: 475

投稿者:華子 01/12/16 Sun 22:54:45

「ワタコム応援団に入ります」様
 気にせずに、書いちゃってください。
 ずんこさんとコムちゃんの先が気になるんです。
 色々な設定の中で展開していって良いと思うので、
 ドンドン進めちゃいましょう。(自分への弁解も含む)

という事で、マイ・ペースで進めまーす。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
トウコにしがみついたまま、動かないコムを少し引き離し
「どうした?行くぞ。」
コムの瞳が寂しく見えた。

“俺に思いっきりしがみつついて来たくせに
 あのワタルの事を考えてるのか、、。”
トウコの気持ちを感じたのか、
コムは、振り切るように明るい天使の笑顔で言った。

「トウコ、連れってて!僕は大好きなトウコと居たい。
 昔のようにいつも一緒に。トウコは、僕を守ってくれるんだよね?」
「ああ、俺は絶対にお前を守ってやる。絶対にな!」
トウコは、コムを思い切り抱きしめていた。

コムは、心の中でワタルに別れを告げた。
“ワタルさん、さようなら、、、いつも僕を大切にしてくれて、ありがとう!
 僕は、トウコと行きます。でも、僕はワタルさんを、、愛してる!”

そんなコムの心をトウコは、感じていた。
“大好きなトウコ、、っか。やっぱり、時間の流れって
 残酷だよな。俺は、少し取り残されたかな。”

トウコは、コムをヒョイと抱き上げ、そっと部屋を出た。
コムもトウコの首にしっかりと手を回して、優しい目で見つめていた。

2人は、無言のまま邸内の廊下を抜け、厨房の裏口へ急いだ。
この時間、厨房には誰も居ない。
そこを通り抜け、闇にまぎれて裏口から外に出た。
約束の場所に、約束どおり1台の車が置いてあった。

この後の展開、色々パターンを考えていますが、取り敢えずはトウコちゃんの
思いを少しは汲んであげたいと思ってます。(ショーコ様の“トウコチャンの回想”
でトウコちゃんにも少し幸せな時間を作りたいと思いました。)

寂しいおさ No: 473

投稿者:あさ/おさ友の会 会員NO.Q 01/12/16 Sun 22:36:27

病室の窓から中庭を一人で眺めていた
眩しかった・・・
雪も・・はしゃいでいる人たちも・・・

一日中ベッドでぼんやりしていると
ここへ来てからの事を思い出してしまう

気がつくとベッドにうつ伏せに縛られていた
背中の痛みに叫び声をあげると
若い男がこれから僕がされる事の説明を笑いながらしてくれた

毎日泣きながら耐えていたのに
いつの間にかその男の事を好きになっていった
どうしてなのかは今でもわからない

そうして背中の入れ墨が完成しトドさんに差し出されたとき気がついた
あさこは僕を本気で愛してはいなかった
トドさんの気に入る作品にするためだったんだと・・・

トドさんと夜を過ごして初めて男の人に抱かれる事の意味を知った
快楽は覚えたけれど寂しかった・・・
話し相手はわたるさんだけだったから
独り占めしたくてコムに意地悪をしたこともあった

そのうち忙しいわたるさんに変わってまたあさこと過ごす日々がやって来た
今度こそ愛して欲しくて甘えたけれど
あさこはやっぱり僕を泣かせてからやさしく抱きしめてくれるだけで
トドさんのベッドへ送り届けられる毎日だった

そしてあの日・・・若くて可愛い子に僕から初めてキスしてみた

あさこはなんだか悲しそうな顔をしていた
何度も何度も愛しているよとささやいてくれた
僕も答えた 愛している・・・と

目が覚めると病室のベッドの上にいた
やさしく髪を撫でてくれていたのはりかさんだった
毎日来てくれて嬉しかった・・・
甘いキスで起こして欲しくて毎朝寝たふりをしていた
心穏やかな日々だった
早く元気になってりかさんに思いっきり抱かれたいと心から願った

それなのに・・・雪のなかでたにを抱いていた・・・
そこだけキラキラと輝いて眩しかった・・・

**********************************

ごめんなさい
雪の日に登場させたくて設定だけかなり前に戻っています

皆様、すばらしい。 No: 472

投稿者:ショーコ 01/12/16 Sun 22:00:58

こんばんわ。
管理人様、削除ありがとうございました。
お忙しい所お手を煩わせて、ほんとうにごめんなさい。

今日は一言?感想を。

いちご様、ドキドキしながら、読みました。お上手ですね(^^)
私、あの場面をきちんと描けないんですよね。さらっとHに描くのって難しい。

836番様、いっぱい笑わせていただきました。
軽妙できわどくて、とっても良いんですよねー。

華子様、とうとうトウコちゃんとコムちゃん会いましたね。
私、トウコちゃんと会ってしまったコムちゃんの心情を思うと
それから先に進まなくなっちゃうんです。
ワタル君とトウコちゃんの間で、コムちゃん辛いだろうなって。
華子さんがんばってくださいね。
それから、ガイチさんの周りって、トウコ&コムの敵ばかりのような・・・
大丈夫でしょうか?心配です。

「ワタコム応援団に入ります」様、やっぱりコムちゃん、バリに行くのかな?
展開が楽しみ(^^)

KARARA様、はじめまして。
そう言えば、轟邸でお掃除しているの見たこと無かった(^^;)
アーネスト・いづるんがお掃除好きそうで良かった。

ベン様、樹里さん、登場で新展開ですね。今後どうなるのでしょう?
ある意味平和な轟組に、暗雲が!興味津々です。

1214様、ぶんちゃんコムちゃん、無事な関係のようでホっといたしました(^^)

Z様、やっぱり、ワタル君は可愛いわ~~~って、思わずニンマリしました私。

K様、ノルさんといるぶんちゃんて、ホンとかわいい。

ミモザ・サラダ様、トドさんって、いつから、
こんな風に??いつか解明されるのでしょうか? すいません。勝手なことばかり書きました。
それから、これを書いている間にどなたかアップしてたらごめんなさい。
その方の感想は抜けてると思います。

オサは諦めん! オサ×リカ No: 471

投稿者:管理人 01/12/16 Sun 21:20:00

いづるん 出てきましたねー
どうなるのかな?? いづるんにはコムちゃんがいいなー 堕天使コンビ
あとログアップしましたが 一応48~100までのをアップしました。下にリンクがあります。
1000投稿にしましたが サーバー側が可哀相なので 1000までにしておこうかな と思ってます。
この前みたいにサーバー落ちるかもしれないですしね。

さて タニにお預けをくらってしまった リカの事 ベン様の続きだねー
*************************************

リカはとても疲れていた。 毎日毎日 先日休んだせいで忙しい。
リカが休んでる間 ワタルが何かとサポートをしてくれたけれど それでも猫の手も借りたいくらいだった。

また 執務でだんだんと身体に疲労がたまってきていた。
毎日仕事しては寝るような ことを続けていた。
タニは抱いてくれないのが寂しいのか 最近は欲求不満だ。
それを解消しに ゆうに会いにいっていた。(ゆうにはかよこがいるから話ししに という事で)

リカはというと 寝て起きて執務の繰り返しだとしても欲求は溜まる。

そんなある日の執務中であった・・・。

リカの執務部屋で机に向かっていたとき
「コンコン」 とノック の音
「入れ」
と誰かわからず確認しないで返事をしてしまったが そんな事はまったく気がついていないほど
書類に熱中していた リカだった。

ガチャ

と音がして一人の人が入ってきた。
バタン とドアを閉めると 鍵をかけた 無論リカには聞こえないくらい静かに

コツ コツ コツ コツ

足音がリカに近づいてきていた。 リカは「誰だ」 と言って顔をあげたとたん
目の前にいる人に驚いた。
オサだった。
前の一夜以来 なんの関係ももたなかったオサが目の前にいる。

「オ・サ」

と 言葉につまったが
「どうしたんだ こんなところまで」
と声をかけた。

「リカさん 俺が何故ここに来たかわかる?」と問う。
わからなかった訳ではないが「いいや」 とリカは言う
リカもオサには会いたかった 自分をここまで骨抜きにしたのは オサが初めてだったくらいの
不思議な夜(受け)だったからである。
「リカさん 最近俺を避けてない そんな感じがする」
「避けてなんて・・・」と言ったが 執務が忙しかったのとタニに・・・ と心の中では思っていたが
口に出さずにいた。
「俺は あの時の事が忘れられない ワタルさんにリカさんを取られたくない なのでここに来たんだ!」
と小さな声で叫んだ。

とここで終わり 続き誰かかいてー 470 私の誤字により削除 でまた転載がこのカキコになります。

樹里さえ No: 468

投稿者:ベン 01/12/16 Sun 21:03:04

二人が落ち合ったのは1ヶ月前の再会と同じ、ホテルのバーだった。

相変わらず妖しい美しさをたたえたさえ子が切り出した。
「で、どうなの、轟組には入り込めたの?」
「ああ、助かったよ。」
「もう轟には抱かれた?」
「バカをいうなよ。俺は誰ともそんなことはしちゃいない。」

樹里のピッチは今日も早い。バーテンにお代わりの合図を送った。

「あそこでは新入りは皆、轟のお人形になるって聞いてるけど?」
「ああ、実際見てきたよ。だが俺は組員として入った。あそこで飼われる為に入った連中
とは違うさ。」
「へえ、で、樹里は何をしようって・・・」
「おい、さえ子。お互い仕事の話はしない約束だ!!」

乱暴にグラスを置くと樹里が言った。

お互い詮索はしない。連絡はし合わない。
それが互いの身を守るための手段であり、相手の身をも守る気遣いだった。

幼なじみの二人が別々の道を歩み続けると知ったとき、どちらからともなく提案された
二人の約束ごとだった。

刑事と殺し屋。この二人はそうやってお互いを、自分を守りながら生きてきた。樹里が
警察を追われたあともその約束は守られたままだった。

「それより、今日はいいんだろ?」
「ん?樹里、何が?」
樹里はカウンターの下でさえ子の脚に手を這わせた。

「えっ、あっ・・。」
さえ子は豊かな前髪を揺らせて樹里の手を取った。
「今からでも部屋、とれるかしらん?」

スイートのドアを開けるやいなや、樹里はバーから持ち帰ったシャンパンのボトルと
上着をベットに放り出しさえ子の細い胴を引き寄せた。

ワンピースのようなさえ子のスーツの背に手をかけると、一気にチャック引き下ろした。
一糸まとわぬ姿になったさえ子が、今度は樹里のネクタイに、シャツに、そしてズボンに
手をかける。

さえ子は乾いた喉を潤すように、そして樹里はこれから自分が行う事への不安を
かき消すかのように、互いの体をむざぼり合った。

>836番さまありがとうございます。
でもべつだん、たいそうな構想を持っているわけではないのですよ・・・
マミリカの絡みも用意してありませんし、ちょっと話の流れ的に檀ちゃんを
お借りするって感じになると思います。836番さんの文章小気味が良くて大好きです。
どんどんリードしてくださいませ。           

その後りかは No: 467

投稿者:836番 01/12/16 Sun 20:31:48

純真無垢な光景にすっかりそそられた
「根っから邪(よこしま)りか」は、ワタルをおいて庭まで出ていくと一直線にタニのところに向い、
腕をとって部屋に連れ帰って早速、と思ったが、まだ遊びたいからとタニがぐずるので、仕方がない、
ここで始めるか、というところを、まわりのみんなが、もういいから、明日また一緒に遊ぶから、
頼むから帰ってやってくれ、と言われ、なんとなーく心残りそうなタニの腕を強引にひっぱって部屋に帰って行くにあたり、
もちろん、ゆうにひとさし眼(がん)を飛ばすのを忘れはしなかった。

+++++++
すいません、わたしもつい便乗。(^^ゞ

>ベンさま No: 466

投稿者:836番 01/12/16 Sun 20:04:16

檀ちゃん的には終わってたんですが、あの後一回だけまみさんに回想(夢)
で出てきてもらおーかと思ってたんですよ~ん。でも、なんか、「まみではなく」(管理人さま談)
ということだったので、まみりかはいけないのかなー、と、やめてましたー
(どっちにしろ、一回以上は書く気なかったですが)。実はりか檀のほのかな絡みってーのもあったんです。(笑)
緋牡丹お檀、また出してくれてありがとー。りか樹里檀と構想が大きそう?なので、見守っておりますー。

わたるの逆襲 No: 465

投稿者:Z 01/12/16 Sun 19:53:32

昨日から、轟邸には早めの雪が降っていた。
夜中から朝方にかけて激しく降ったらしく、外は一面雪景色だ。
空には雲一つ無く、太陽が真っ白な地上にさんさんと照り付けている。
邸の外からは、楽しそうな声がいくつも聞こえてくる。
その声に、ふとわたるは足を止め、廊下の窓から中庭を見下ろした。
そこには、雪の積もった中庭でコム、たに、荘、キム、ねったん、ちー坊、まとぶん、かよこが遊ぶ姿があった。

(コム・・・なんてかわいいんだ)
コムが雪の中で遊んでいる姿は、それはそれは愛らしい。
最近、まともにコムと話しをしていないどころか、
顔も合わせていなかったわたるは、眩しそうにコムの姿を見詰めた。

「何見てんだ?」
いい気分でコムを見ていると、廊下の奥からりかがやって来た。
りかはわたるの隣に立って窓を覗き込んだ。
「・・・すげーなぁ」
「よくこの時期にこんな積もったよな」
「すげー倒錯的な光景」
りかの言葉に眉をひそめてりかの顔を見るわたる。
「一面雪の中戯れる純真無垢な顔した野郎共」
なんつー言い方すんだよ、と思いつつも改めて外を見ると
(確かに・・・)
と納得してしまう。

「すげーそそられる」

りかは真面目な顔をしてそう言い放った。
「はあ?」
「そー思わねぇ?」
(こいつはそーゆー見方しかできねーのかよ)←わたるに言われたくない
「思わねーよ」
少し腹立たしげに答えると、
りかは目を丸くしてわたるを見上げた。
「コムに欲情すんのもいやなのかよ」
りかの豪速直球的な言葉に、わたるは思わず顔を背けた。
「は・・手当り次第のわたるちゃんがコムの事となるとこれだもんな」
りかは呆れたという顔をして腕を組んだ。
(お前だってたにがいなくなった時夢遊病にまでなっただろーが)
わたるがそう言うより先に、りかが口を開いた。
「確かにコムのやつかわいいよなー
 こーやって雪の中にいると天使みてーだな」
りかの言う通りだった。
真っ白なコートに真っ白な帽子を被って雪と戯れるコムの姿は
この世のものとは思えない程美しかった。
「天使様は汚せないってか」
「・・・・・」
「俺なら真っ白であればある程俺の手で俺色染めてやりてーと思うけどな」
(こいつ コムをそんな風に見てんのか?)
わたるは何だかコムが汚された感じがして腹が立った。
ふと外に目をやると、ある光景が目に飛び込んできた。
(これは!)
わたるは何かを思いついたらしく にやり と笑った。
「お前も人のことばっか言ってねーで自分の心配しろよ」
「どーゆー意味だよそれ」
「見てみろよ」
外では、自分のマフラーをゆうに巻いてあげ、
ゆうの手を両手で包み込み、温めてあげているたにの姿があった。
「あんなの心配するうちにはいんねーよ」
「そーかなー あいつを見るたにの目、まじじゃねーか?」
そんな風には見えなかったが、たまには形勢逆転してみたかった。
いっつもコムの事でりかにからかわれてるわたるだが、
今度ばかりは俺と同じ思いをお前に味わわせてやる、と思っていた。
(いつもやられてばかりの俺じゃねーんだぞ!)
りかは真剣に外の光景に見入っている。
(気にしてる気にしてる!  クククッ )

「まさかたにが浮気するなんて・・・
 いやいや、まさかそんな・・・なぁ~」
わたるはわざとらしく、誇張気味に言った。
りかはわたるの言葉が届いているのかいないのか、全く表情を変えない。

(りかが俺の言葉で動揺してるよ~!)
わたるはおかしくておかしくてしょうがなかった。

「わたる」
りかが外を見つめたまま真面目な顔をして言った。
(お?不安になってきたか!?)
わたるは今にも吹きだしそうなのを必死でこらえてりかの真剣な横顔を見た。
「あれ」
りかは中庭の噴水の辺りを指指した。
「ん?」
りかの指指した方を見ると、そこにはコムをお姫様だっこしているねったんの姿があった。
「あんなの、コムの足が悪いから抱き上げて移動させてやってるだけだろ」
内心、少し動揺したが、ここで焦ってはせっかく主導権を握ったのに
全てが水の泡になってしまう。
わたるは動揺を悟られまいと平静を装った。
しかし、ねったんがコムを噴水の脇に下ろした次の瞬間、
コムがねったんの首に腕を回してほっぺにチュッとキスをした。

「!!!!」

わたるは思わず窓にはりついた。

   な、なんだ今のはー!!
   あ、あれじゃーまるで・・・まるで恋人みたいじゃねーか!
   いや、落ち着け 落ち着け俺! 
   あれはただのお礼だ
   この前も壮にやってたじゃねーか
   でもねったんはコムに気があるみてーだし・・・
   うぉ~~~!!
   お前!嬉しそうに頬を赤らめるな~~~!!!
   コム!そいつから早く腕を放せ!!

わたるの頭の中は一気に混乱状態に陥った。
わたるは窓にへばりついたまま固まっている。
りかはそんなわたるを横目で見て、ぽんとわたるの肩を叩き、
「さっさとしないと誰かさんに取られっぞ」
と耳元で囁き、ふんと笑って去って行った。

(くっそ~りかの奴~!)
とは思うものの、コムとねったんから目が離せないわたるであった。

りかをはめようとして逆にはめられてしまったわたる。
結局はりかの思う壺・・・。
やっぱりこっちの方がお似合いね。

私も暇だったのでついつまらんものを書いてしまった・・・。
全くの流れ無視の話ですいません。

タニリカ No: 464

投稿者:ベン 01/12/16 Sun 19:19:24

近頃の轟組は忙しい、何だかやたらと忙しい。

リカはくららと遊ぶ暇もなければ、タニを抱いている暇も無い程だ。
ワタルやオサとは、仕事の合間をぬってちょっとだけ・・・ある。

今夜もコルベットの鍵をミズに放り投げると、フラフラした足取りで食堂にも、書斎にも
寄らず、まっすぐ部屋へといそいだ。

タニは天使のような顔で、クララを抱いたまま眠っていた。

「フウ~ッ」
ネクタイをはずしソファーに身を投げ出すと、ウイスキーを一気にあおった。

そのまま眠ってしまったのだろう、カチャカチャとベルトをはずす音で目が覚めた。

「んっ、タニっ? よせ。」
ワイシャツの前はすでに全開で、ズボンがス~と下ろされるのを感じながらも、疲労と眠気で
抵抗できない。リカは期待半分でなすがままになっていた。

「リカさんっ、ダメですよっ。こんな所で寝たら風邪引きますよっ。」

「んんっ、なんだ・・脱ぐだけ・・か・・・・Z Z Z・・・」

そのまま眠りこけてしまったリカを、タニは軽々と抱き上げると優しくベットに横たえた。

ミャ~~『頼もしくなったね、タニちゃん。』
タニの大きな背中を見上げて、くららも満足そうな様子でまた眠りに落ちていった。

期待した方はごめんなさい。
あんまり暇だったものでつい・・・

前回、檀ちゃんを出してしまってよろしかったでしょうか?別荘の訪問者で完結
していたのかもしれないのですが・・・
また帝劇組を今後、悪い人達にするつもりなのですが、これはフィクションで実在する
帝劇とは一切関係ございません(ってあたりまえ?)。一応おことわりしておこうかなと。

トドの過去(トド番外編2) No: 463

投稿者:ミモザサラダ 01/12/16 Sun 17:35:36

こんにちは、・390の続きなんですけど、間があいてしまってすみません。

*********************

「祝言は3日後だ。あの男とは別れろ」冷ややかに萬が。
「・・・・・」唇を噛みしめ黙るまりこ。
「まあ、全てを知って男の方から別れたいと言い出す場合もある。今までもそうだったようにな。」

まりこはトドには何も話していなかった。いや話せずに来てしまった。
トドもまた、そんなまりこを気遣い無理には訊かなかった。
いつか話してくれる日を待とうと。
しかしもう二人には時間がなかった。

「今、ちはるが色男を連れてくる。お前が言いづらいなら俺から頼んで
やろう。別れてくれと。金を積んでやってもいいぞ。お前が心底惚れた
男だからな。」
「パパ!。止めて・・・。わかっています。私、その日が来たらきっぱり
彼を諦めるつもりでおつき合いして来たんですから」
「お前がそういうつもりでも、あいつは知らないんだろう。教えてやらんと
かわいそうじゃないか。まあ俺に任せろ。」萬の口元が緩み不敵な笑みが
浮かんだ。
「嫌!。私は彼の前から消えます。彼には手を出さないで、パパ!お願い」
まりこは背筋が凍る思いがした。
もっと早くに彼を諦めておけば良かった。彼に為に・・・・。
表に急ブレーキの音が響き、黒塗りベンツが停車した。
「・・・・。もう遅いよ、まりこ。色男のご到着だ」

**********************

ちはるさんは車を買い換えました。
車検が来たので走行距離が5万キロを超えたフォードを
やめてベンツにグレードアップしたんです。
「まりこお嬢様を乗せてドライブしたいな・・・」
ふと納車の時に思ったりもしました。

心の友!?続き No: 462

投稿者:KARARA 01/12/16 Sun 16:24:20

「わぁ。みんなここにいたんだー?へぇー。それにしてもここってすんごいねー。」
いづるんは轟屋敷の天井をぐるりと見まわして言った。
「ここ、すごく広いよ。部屋なんか1000部屋くらいあると思う。ぼくもよくわかんないけどね・・・・。」
っとタニ。
「ふーん・・・。あ!!そーだ。ね、そこに6人立ってよ。写真撮るから。」
っといづるんは急にカメラを取り出して言った。
「へ?しゃ・・・写真?」っと戸惑っている5人にちー坊は
「彼は写真が大好きなんデース。並んでくだサイ。いいからいいから。」
と小声で言った。
写真を撮り終わるとミズが尋ねた。
「でも、どーしていづるん、ここに来たの?」
するとちー坊が口をはさんだ。
「あのデスネー。本当はワタクシと一緒にここへ来る予定デシター。
しかーし、いづるんが『世界のいろんなものを撮りたい』と言い出して
ワタクシを一人ぼっちにしたデェェェェェス!!」っと泣きまねをした。

「さっきから思ってたんだけど、ここ汚いね~。掃除してんの?」
っといづるん。
「え・・・・?は・・ははは。」
キムたちは顔を見合わせて笑ってごまかした。
「してないんでしょ?おれするよ!こうみえても掃除うまいんだぞー!」
「で・・でも。轟さんに許しを得ないと。」っとねったんがいうと、
「あ・・そーだ。あいさつにいかなくちゃ。じゃぁねー。」といづるんは行ってしまった。
「・・・・・。ここの恐ろしさをまだ知らないんだな・・・・。」
キムがぼそっというと、
みんなはうなずき、ため息をついた。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
勝手なこと書いてすいません。。。。
でも、スッキリしましたー。文は変ですがゆるして。

どなたか続きをかいてくださるとうれしいです。
続きっていっても・・・・。まぁ、いづるんがここの恐ろしさを知るところとか?

心の友!? No: 461

投稿者:KARARA 01/12/16 Sun 15:58:58

すいません。ちょっと前に戻ってもよろしいでしょか。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
太陽が少しずつ傾き始め、久しぶりにポカポカと暖かかった昼も終わりに近づいてきたころ、
厨房では夕食の準備にぼちぼちと取りかかっているねったん&ちー坊と、
仕事の休憩にコーヒーを飲みながらくつろいでいるキムたちの姿があった。
ねったんはどうしてもコムのことが頭から離れずにボーっとしながらフライパンを振っていた。
「オオウ!ねったんサァン。それ、またまたNEW特製料理デスカ~?酢豚じゃなくて
『ソース豚』デスネェ~。GOODアイディアデース!」
「え?お・・・わぁぁ!!!どどどどうしよぉー。酢豚にソースいれちゃったぁ」
ちー坊の声でふと我に戻りねったんはあわてまくった。(酢豚にソースはいれんじゃろ・・・・。)
もったいなさそうな顔をして酢豚を捨てるねったんを見て、
「おいおい。ちー坊に指摘されてっぞー。どーしたんだぁー?」っと笑うキムたち。
「ワカリマシター!今日はワタクシが変わりに作りマース!(ウキウキ)」
っとちー坊が言うと「あぁ――っと。ぼくがするよ!」とキム&ミズ&壮&タニが
いっせいに言って立ちあがった。
「オ?そうデスカ?ではお願いシマース。(……オウ,ノォ~……)」
ねったんは、はじめて見るキムたちの調理姿に最初は興味津々で見ていたが、我慢できずに
「あぁー。貸して貸して。ぼくがやるからいいよ。」
っと慣れた手つきでパッパとやらかした。
「さっすがー。ねったん!」っと感心するキムたちの後ろでは、
机に飾ってあるお花を指でプルプルしながら(ワタクシの出番ガァ―――・・・・涙)
っとふてているちー坊の姿があった。

酢豚も無事にでき、ねったんはさっそくコムのところへと運ぼうと厨房を出ようとした。
「ん・・・?誰なんだ?ありゃ。」
ねったんはふと窓の外をみて言った。
窓の外には屋敷の庭のあちこちをはしりまわっては立ち止まりなにかをしている人影が見えた。
「どーしたのデスカ~?みなさん。」
っとちー坊も窓の外をみた。その瞬間
「オォォォ―――――ウ!!!!!!」と叫びねったんをぶち押しのけて
「オオォーウ!!心の友ヨォォォォ――――――!!!!」
っと大声を上げながら玄関を飛び出して行った。
その声に気がつきこちらを振り向いたその人物はその勢いにびっくりしたが
ちー坊だとわかり、走り寄った。
ねったんはあまりの急な出来事になにがなんだかわからなかった。
すると玄関に出てキムが言った。
「あれ・・・・?あれってアーネスト・・・じゃなくっていづるんじゃん?」
「え??」っとミズ&壮&タニも玄関にでた。
「ホントだー。いづるんだ!!!」
ねったんは耳元で叫ばれてまだ頭がガンガンしていた。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
すいません、1回あげます。

ぶんこむ続き No: 460

投稿者:1214 01/12/16 Sun 01:47:45

一日たったら、ぶんちゃんたらわたるくんと!?(いちごさん、ありがとう!)
のるさんも一応ぶんちゃんの元に帰ってきたようですね。
ぶんこむはやっぱりほのぼの系がいいのかな?
過激なのは野獣チームにお任せして、続きを書きまーす。

、、、コムの部屋。
舌を火傷したこむは軽い痛みに眉をしかめる表情をした。
でもすぐに「大丈夫だよ」と健気な表情を見せる。
ぶんはこむがたまらなく愛しかった。ぶんの愛した人への感情とは違う、
もっと強いもの。守られる立場から守ってやらなければという感情が芽生え、
ちょっとお兄さんになったような気がしてぶんはうれしかったりしたのだ。

自分から壮やチー坊を誘惑した事はあった。好きだったから誘った。
けど、ふざけ半分で妖しいムードを楽しんだだけで何もしていない。
「ため息が出るほど綺麗だ」「見つめられるでけで抱きしめてしまいそうになる」
ぶんが今まで他の男たちに言われてきた言葉。
そのままこむに言ってしまい、その勢いでこむを抱いてしまいたい!!
自分にこんな感情があったことを驚きながら
ぶんはこむの頬を撫でた手を今度は首筋に動かす。
(いけない・・・僕はわたるの胸に飛び込めって説教しにきたんだ、でも・・・)

「ぶん、だーめ」「なっ、何が?」とぼけるぶん。
「変な事、考えてたでしょ」こむちゃん、図星です。
「・・・そうだよな(笑)。僕たちって敏感すぎて相手の考えることが
 わかりすぎてしまうんだよね」
「そしてどんどん傷ついていく・・・」
「ごめん、でも傷つくだけじゃないと思うんだ」
「そうだね・・・ぶんちゃんにならいいよ」ニコッと微笑むこむ。
「ホント?じゃあ、いっただっきま~~す」
ぶんはこむの体をくすぐりだした。こむはキャッキャッ言いながら体をよじって
「こら~ぶん!やめて~」と半分喜んでる様子。
「こむと遊ぶのが一番楽しいや」
ぶんの先程の感情はどこへやら。思いついたように言う。
「でもさー、ここの人たちって結構乱暴だよな」
「そうそう、ガンガンいっちゃう人が多くってね」
「縄とか蝋燭とか使う人もいるしねー(そんな人いたっけ?)」
結局世間話になってしまう受け専のふたりであった。
支配欲がないんだよね、頑張れ!!
そういえば、ぶんちゃんたらこむちゃんに
「強引に飛び込む方法」伝授しに来たのでは?ま、いいか。
こむの部屋からはまた、楽しそうな歓声の他に、時々
「やめて~」「ドスン、バタン(プロレスごっこのノリ)」など聞こえちゃうので
やっぱり厨房チームは中を見れる魔法の望遠鏡が欲しいと思っていた。

、、、私は美形の青年同士の絡み、見てみたいって思うんですよ。
受けと責めが半々のバランスで、二人とも悶えながら責めるってのに憧れるな。
多分、非常に少数派なんだと思いますがー。

No: 459

投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/16 Sun 01:25:17

トントン
「コムです」
「入れ…」
コムは轟の部屋に入った…
轟の部屋に入るのは、久しぶりのことだった。
「あの・・・」
「ずんこから、話は聞いた…、コム、バリに行け」
轟の思いがけない言葉にコムは驚いた…
「バリにですか…ずんこさんと…」
「ああ…」
轟は、くると椅子を後ろに向けてしまった…

「轟さんが言うなら、僕、バリに行きます…」
コムはうつむき、今にも大きな瞳から、涙がこぼれ落ちそうになっていた。
「それに、ここには、僕の居場所がないような気がするし…」
轟はだまったまま、窓の外を眺めていた。

「お世話になりました。失礼します」
コムが轟の部屋を出ようとしたとき

「いつでも戻って来て良いぞ、お前の部屋はそのままにしておく…」
「轟さん…」
「早く行け…」
「ありがとうございます」

コムは轟きの部屋を出た…

こんなにのびてるー No: 458

投稿者:ASO 01/12/16 Sun 01:23:44

毎晩このページを覗くのが日課となってしまいました。
寝不足ですー(^^;)

いちご様、『ブンちゃんの優しい抱き方講座』最高です(^O^)
是非、続きをお願い致しますm(^o^)m

コムちゃんバリに・・・ No: 457

投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/16 Sun 01:16:17

「コム、轟さんが部屋に来るようにだそうだ」
ずんこは部屋に戻ると、コムに轟の伝言を伝えた…

「轟さんが…」
コムはちょっと驚いた…
「ああ、今コムをバリに連れて行きたいって轟さんに了解を得てきた」
「轟さんはなんて?」
「コムの好きにしろだそうだ…」
「そう…、轟さんの所行ってくる…」

コムは、ずんこの部屋を出て、轟の部屋へと向かった

No: 456

投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/16 Sun 01:11:48

ずんこは、轟の部屋を訪ねた
「コムをパリに連れて行きたいのですが…」
ずんこは、コムをパリに連れて行き了解を取りにきたのだった
「コムはなんて?」
「まだ、返事はもらってないです」
「コムはもう私の私有物ではない…」
「じゃ、コムが行くと言ったらいいってことですね」
「ああ、かまわん」
ずんこは、轟に一礼して、部屋を出ようとした

「後で、私の部屋に来るようにコムに伝えてくれないか」
「わかりました。失礼します」

ずんこは、足早に自分の部屋へと向かった…

「イシちゃん、いいの行かせても…」
「どうせ、ワタルが追いかけていくだろう…」
「それもそうだね...]

ブンはその時ある計画を立てたのであった…

華子さんごめんなさい、
勝手に進ませていただきます

轟 VS 檀 !? No: 455

投稿者:ベン 01/12/16 Sun 00:44:30

「樹里が轟組に入りこんだってえ?」

革張りの椅子が乱暴に回った。
振り向いた美女はギリギリと爪を噛むと、並びいる男達に言い放った。

「いいかい、絶対に屋敷から目を離すんじゃないよっ。」
「へいっ!!」

帝劇組の親分の情婦になってから一年。
檀は妖艶なまでの美しさを増していた。陶器の肌。みずみずしく熟れた唇。悩ましい肢体。
神が、いや悪魔が与えた最高の贈りもの・・・

再び一人になると檀の美しい顔に悲しみが宿った。

轟の名を聞くと、忘れたはずの真琴との思い出がイヤでも蘇ってくる。
そしてリカのことも。
真琴と自分の間にはいつもリカがいた。愛されていても、常にリカの亡霊が真琴に
とりついて私を拒絶することさえあった・・・。
そしてリカの裏切りによる真琴の死。
一度はふっ切れたリカとの確執だったが、時間が経つに連れ真琴を失った悲しみと、
リカへの憎悪は増していた。

手下を一人呼び戻すと檀は言った。

「樹里を動かす必要があったらリカって男を遣いな。」

檀は謎の笑みを浮かべると、その真っ赤な唇を残酷なほどにゆがめた。

コム奪回作戦~トウコちゃん編3 No: 454

投稿者:華子 01/12/16 Sun 00:40:00

836番様 もう、PCの前で、大爆笑です。お腹抱えて笑ってしまいました。
      あー、お腹痛い。今は、トウコちゃん編ですが、コムちゃんは
      必ずワタルくんに帰るはず?です。ですから、それまでに絶対
      ワタルくんに「優しい抱き方」を修得させて上げてください。
      お願いします。でないと、怖くてコムちゃん返せないですので。
       (またまた、爆笑ー!!)
*******************
その時が、来た。
トウコは、かしげの部屋にワタルが来ているのを確認すると
自分の部屋を後にした。
そして、誰にも会わないようにゆっくりとコムの部屋の前へ
静かにドアをノックする。

  コッコッ  返事がない。寝てしまったのだろうか?
ノブに手をかけた時、コムの声
「誰?」トウコは、なんと答えようか一瞬迷った。
「、、トウコ、、」反応が無い。と思った瞬間
「ト、トウコ、、!」思い切りドアが開いた。
滑り込むようにトウコは、部屋に入った。

コムは、既に泣き顔になっていた。
「トウコ?トウコ!?トウコー!!」
泣きじゃくりながら、しがみついて来るコム。
「シー!コム。コム、いい子だから泣かないで。泣かないで聞くんだ。」
コムは、しゃくりあげながら声を落として
「トウコ。本当にトウコだよね。会いたかった。会いたかったぁー」
コムの顔は、涙でクシャクシャになりながらも、美しい笑顔だった。

「コム、ごめんな!俺の為にたくさん辛い思いをさせた。
 こんなところにまで、連れて来られて、、。」
トウコの眼にも涙が光っていた。
しかし、今は、ゆっくりとしている時間は無い。急がなければ!

「コム、ここから一緒に逃げるんだ。助けに来たんだよ。
 今、詳しく話す時間は無いが、とにかく行こう。」
コムの顔に一瞬、迷いの表情が走るのをトウコは見ていた。

「本当に、本当にここから出られるの?
 それに、僕今は上手く歩けないんだ。また、トウコのお荷物になるよ。」
コムは、美しい瞳に涙を一杯にしながら、またトウコにしがみついた。

「うん、大丈夫だ。コム。知っているよ。
 だから、ガイチさんに頼んで車を用意して貰っている。
 安心して2人で行こう!」
優しくコムの頭を撫でながら、トウコは言った。
“トウコは、どうして僕の足の事を知っているんだろう?”
コムは、不思議だった。

トウコと2人でここを出るという事。
それは、ワタルから遠く離れるという事
“ワタルさんは、もう僕の事なんか、、。ここで、じっとワタルさんを
 待っているのも、ワタルさんの邪魔になるのかも知れない。”

そんな事を思いながら、
“今、ずーと思って来た、心の支えでもあったトウコが 今、助けに来てくれている。
 トウコは、心底僕の事を大切に思ってくれている。
 危険なこの邸に入り込んでまで僕を、、。”

“そうだ、トウコと行こう。そして、昔のように2人で過ごそう。
 2人でいれば、、。大好きなトウコが、僕を暖かく包んでくれる。”

また、長~~くなってしまいました。すいません。

帰ってきました 茶会からー No: 453

投稿者:管理人 01/12/16 Sun 00:29:21

もういい時間なので寝ます。
茶会は東京のなので星組の下級生です

今日朝やらかした事は・・・ 言えません。
うふふん 自分で自分の首をしめてるぅぅー

あら わたる×かしげ も わたる×コム も最高ですねー
とうこ 頑張れ コム姫助け
っていうか 連れ出す時にはワタルがっ って展開になるんでしょうかねー??
あははは おもろい では 明日。
今日、観劇してロータスさえのかつらがパターン2だったので嬉しかったー
2個目の見るのは初なのでーす。
モスキートのところではとうこ遊んでるしさー。
そうそう まだ大丈夫ですよ カキコして。
100くらいまでは過去文とってあるので 心配しないで書いてくださいね

NO.8 No: 452

投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/15 Sat 23:46:19

稔が部屋に戻ると、ぶんはあどけない顔をして眠っていた。
閉じられた目には薄っすらと涙の跡が残っている。
「ごめんな、ぶん」(もう全て終ったから・・・)稔は涙の跡に軽いキスをすると、
そのまま倒れこむように眠りについた。

「ふうぁ~よく寝たぁ・・・」
(・・?!ノ・ノルさんは・・・)
上体を起こしてキョロキョロと辺りを見まわすと、ベットにもたれかかるようにして稔が寝ていた。
(良かった。帰ってたんだ・・・)ホッと胸をなでおろした。昨日初めて見るノルの姿に、
もしかしたらこのまま戻って来ないんじゃないかと不安だったのだ。
ぶんは毛布を取り出すと稔にかけた。暫く嬉しそうにノルの寝顔を眺めていたが、悪戯心が芽生えてきた。
マジックを持ち出し、ノルの額に『ぶん命』と書いてみた。反応はない。
(えへへ、もっとやっちゃお。)笑いをこらえながら、口のまわりに円を書く。
そしてゆるんでいたネクタイを外すと頭に巻きつけた。(おやじの完成だぁ)
満足げなぶんは鼻歌を歌いながらバスルームに向かった。

優しい抱き方講座 失敗編 No: 451

投稿者:836番 01/12/15 Sat 23:12:01

「ワタルに『優しい抱き方講座』ねえ…」
厨房組が驚いて振り向くと、いつの間にかりかが立っていた。
にやにや笑いながら
「ふーーん、おもしれーなぁ。…よし!まあ、俺にまかせろよ」
と言って、りかはとっととワタルの部屋へ向ってしまった。
「りかさんがーーー?」
「いや、無理だろう、いくらなんでも」
「オウ~~~」
(でも、ひょっとして?)
ということで、気になるので厨房組、りかを追って
ワタルの部屋まできてみた。
ドアが開き、りかが部屋の中に消えていった。
厨房組、ゴクリと唾を飲み込んで、ドアに近づいたみた。

ほんの3秒もたたないうちに、中から椅子を叩き付けるような
バキバキバキバキーーーーッ!!!!
という激しい音がして、床が揺れ、厨房組も一瞬宙に浮いた。

「ま、待て、ワタル…ちょっと、話しを…あ、おいっ」
「話し~~? そんな格好で来ておいて、話しなんかしてられるかーーっ!! りかーーーーーーっ!!!」
そういえば、りかはまたしてもガウン姿で厨房を
うろついていたところだった。そんな格好のりかを見れば、
ワタルの理性が(あれば、の話だが)3秒ともたないのは当たり前だ。
りかが座った椅子もろとも、床に押し倒してしまった。
床に少し穴が開いた。

りかの絶叫とワタルの遠吠えを聞きながら、
厨房組はドアを離れた。
「ま、やっぱりそーだろーね」
「あの二人じゃ、無理だな」
「だな」

ねったんは、
(あ、あんなこと間違ってもコムさんにされたら……)
と、講座開催に本気で一票入れたくなった。

******
コムちゃんとワタルの話しが色々進んできて、楽しみですー。
ショーコさん、診療所の話、またまた大受けっ(^^)
いちごさん、いーですねー。反応しちゃいました。

コム奪回作戦~トウコちゃん編2 No: 450

投稿者:華子 01/12/15 Sat 23:01:18

ショーコ様に同じく、保存件数が気になる所ですが、また仕事が忙しくなると
書き込めないので厚かましく書いちゃいます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ルル、、ルル、、ピッ、
「あ、もしもし、、」
「ああ、ガイチだが、、誰だ!」
「あ、、俺です。トウコ」
「おい、トウコ?トウコなのか?どうした?元気なのか?
 今、何処に居る?何をやってるんだ?」
矢継ぎ早の質問攻め。

「ガイチさん、俺、元気ですよ。
 あの時は、世話になりました。迷惑掛けたままで、、」
(あの時とは、ショーコ様の“トウコちゃんの回想”を参照してくださいませ。
 ゴメンナサイ!勝手に使ってます。)

「いや、いいんだ。あれから、コムは、、」ガイチは、口ごもった。
「ガイチさん、知ってますよ。轟邸に居るんでしょう。」
「何で知ってる!」驚くガイチ。
「実は、俺も轟邸に居るんです。」
「なんだってー!どういう事なんだー。」電話の向こうで大声を張り上げる。

「詳しくは、また話しますけど、とにかくここからコムを助け出したいんです。」
「大丈夫なのか、そんな事を考えて、、轟さんっていう人は、、」
「ええ、知ってますよ。でも、その轟さんから好きにしろと言われてるんです。」
「そうか、まあいい。で、俺にどうしろって言うんだ。」
いつもの優しいガイチの声。トウコもホッとする。
そして、安心して話し出した。

「車を1台、貸していただけませんか?あまり目立たない物を」
「ああ、分かった。何とかする。それで、どうすればいい?」
「16日の午前2時、轟邸の裏口を出た少し先の角の所に
 車を置いてください。」
トウコは、色々と場所を考えたが、とにかくコムを歩かせたくなかった。

「ああ、わかった。そうしておくよ。まあ、良くわかんねーが
 コムと会えたんだな。じゃ、とにかく気をつけろよ。」
ガイチの心からの声だ。

「すいません。いつも迷惑ばかり掛けて、、」
「ああ、良いってことよ。じゃ、16日午前2時に、」ピッ!

“ガイチさん、本当にいつもすいません。”
トウコは、ケイタイに向かって深々と頭を下げた。

とうとうその日が、やって来る。
また、コムと一緒に過ごせる日々が、、。1歩ずつ近づいていた。

樹里とリカ No: 449

投稿者:ベン 01/12/15 Sat 22:56:30

翌朝、ざっと屋敷を案内するリカ。だが案内といっても、広いし面倒だったので
厨房と、ドクターの診療所と、色々役立つ書斎だけをささっと廻ると、食堂に引き
返してイチゴ牛乳を勧めた。

「ここではね、いっさいの詮索をしないこと。人間関係も悩み出したらキリがないんだ。
あと、色んな物音がするけど気にすることないよ。って、その顔じゃあもう聞いちまった
ようだな。あはは。」
昨夜のは俺があげさせたタニの声なんだ。自慢したいのをぐっとこらえて、寝不足の樹里の
目をじっとのぞき込んだ。

「リカさん、そんな目で見ないで下さいよ。」
照れてエクボを見せる樹里。
『あれ、違ったか? てっきりこいつもそのケがあると思ったが・・・』

大学時代の二人はそういう関係ではなかった。リカも、あの事件があるまでは・・・

「お二人さん、みんなが待ってるぜっ!!」
新しい牛乳樽を取りに来たワタルが大きな声で割って入った。

「わからないコトがあったら俺にも聞いて下さい。リカより古いし、屋敷の面白い所にも
今度案内しますよ。」

樹里に見せつけるかのようにワタルは樽をひょいっと担ぐと、先に轟の部屋にむかった。

最高!! No: 448

投稿者:KARARA 01/12/15 Sat 22:45:56 こんにちわーっていうか、こんばんわ。 ここにカキコするのは初めてですね。よろしくおねがいしまーす! ショーコさん、最高です!! もうおもしろかった★ ほかの皆さんもすごいです!!!私は感動しまくってます。 えぇーっと、今からお風呂なので、上がってからわたしもなにかに挑戦しようかな?

ついに樹里もか・・・ No: 446

投稿者:ベン 01/12/15 Sat 22:30:02

樹里ちゃんをさえことリカの両方に繋げるのは、ちょっと難しそう
なのですが強引にやってみます。変だったら修正を入れてくださいね。

思いがけない場所での樹里との再会は、リカにとって喜びよりとまどいの方が大きかった。
リカの大学の後輩というだけでなく、リカと香寿、そして萬教授の関係をただ一人知って
いる人物でもあった。

樹里も卒業後は香寿と同じ道を選んだ。
樹里は優秀な刑事だった。それがある麻薬事件で嫌疑をかけられ、それ以来裏の世界
で生きてきた。昔の甘い雰囲気は多少残っているものの、今リカの目の前にいるのは
鋭い嗅覚と、鍛錬された肉体をもった一人の魅力的な男だった。

「樹里、あれからどうしてたんだ。すっかり立派になったなあ。これからここで?」
「ええ、リカさんもお元気そうで安心しました。一緒に働けるなんて光栄です。」

『ちえっ、もうリカさんのものに決まってたのか。』轟の部屋のあっちこっちで落胆の
ため息がもれた。どんな関係だったのか、どっちが攻めで受けなのかを早くも賭ける
失敬な輩までいた。

  「リカ、そういうことだ。今回の仕事から樹里も仲間だ。この屋敷での生活に慣れるまで
お前が面倒見てやってくれ。」

組の皆は人なつっこい樹里を歓迎した。
だが、ワタルだけはどうも心を許す気になれなかった。

リカに馴れ馴れしいからか?
いや、俺の知らない昔のリカを知ってるからか?
いや、ワタルの野生の部分が樹里の危険な香りを察知していたのだ。

だが胸の中の警笛が、ワタル自身にもまだはっきりとは聞こえていなかった。

しばらくぶりに,ワタコム応援団・壮君も No: 445

投稿者:ショーコ 01/12/15 Sat 21:40:22

管理人様に削除していただくまで、書き込みしないつもりだったのですが、
お茶会なら、お帰り遅いのかも。というわけで書いちゃいます。
保存件数考えると遠慮するべきなんですけれど。

紫月様、あや様、華子様、ワタコム応援団に入ります様、いちご様
(今日書いてくださった方でお名前抜けてたらごめんなさい)
すごーく楽しんで読ませていただいてます。
どんどん続けちゃってくださいねー(^^)
私の書いたの皆様の流れを邪魔してないと良いんですけど。

*******************************
ケロ先生の診察室。
(すいません、どなたか教えて。轟邸の中にあるんでしたっけ?)
その待合室で、順番を待っているコムちゃん。
そこに静かに入ってきて、コムちゃんの隣に座る壮君。

「あっ、壮君。体の調子悪いの?」
人懐っこい笑顔で聞いてくるコムちゃん。
「いえ。定期検診です。」
(ワっ、かわいい)と思いながらも、落ち着いて答える壮君。
「そうか。でもこのあいだ、りかさんに殴られたんだって?
怪我しなかった?」
「大丈夫です。」
緊張してどこまでも寡黙な壮君。

(オサさんもきれいだけど、コムさんもきれいだなー。なんとなくラッキー)
この日壮君は自分の身の上に起こる不幸を知る由も無く
コムちゃんの隣でムフフな妄想したりして。

そこへ、両手をポケットに突っ込んで、少し前かがみに歩きながら
ワタル君が........。
コムちゃんを見つけて、ちょっと気まずい様子で壮君の隣に。

「壮君!どこか悪いの?」
「いえ、ですから、定期検診......」
といいかけて、コムちゃんの視線が自分を通りすぎて
ワタル君を見ているのに気づいて
「あっ。......ですか?」
と、ワタル君の方を向いて訊いてみる壮君。

「うん。ちょっと胸に怪我して。」
「だそうです。」
と、コムちゃんのほうを向いて言う壮君。

「壮!...お前の足は?」
「いえ、俺、足は別に......。あっ、どうですか?」
途中で気づいて、コムちゃんに訊く壮君。

「もう、だいぶ歩けるようになった。
壮君!どんな怪我なの?痛い?」
「いえ、俺、別にもう痛くは......ああ、.....でしょうか?」

「いや、痛みはない。壮!何か困ったことはないのか?」
「困ったって言えば、今がけっこう.......、あっ、あの、ないか?です。」

「うん。大丈夫だよ。皆親切にしてくれるし。
壮君!あんまり無理しないで、体大事にして」
「あっ、ありがとうござい......。いえ、...下さい。」
「うん。」

まっすぐ、自分を通りすぎて見詰め合っている二人を見て
やってられねー、と感じた壮君。
「あのー。俺、ね、ねったんの用事思い出しましたから、ちょっと..」

立ちあがりかけた壮君の上着のすそを、
コムちゃんとワタル君に同時に引っ張られて、
しぶしぶ着席させられる壮君。

「壮!悪かったな、この間、助けられなかった。」
「助けは別に.....あーそうか。....ごめんなさい、だそうです。」
「ううん。怪我もたいしたことなかったし......」

そこで、診察室からコムちゃんの名前を呼ぶ声が。
「はあーい。」
元気に返事をして立ちあがるコムちゃん。

しばらくぶりに、ワタル君に会えたうれしさで、
思わず、壮君を抱きしめ
「壮君!ありがとう」
両方の頬にキスするコムちゃん。

コムちゃんのバニラの香りにうっとりとして、見送る壮君。
ワタル君の、お前タダじゃおかねえ的視線に気づいて
恐怖を感じた壮君、意を決して

「えっと、あのー、コムさんからです。」
ワタル君を抱きしめて、両方の頬にキス。

あー、俺なんてことを!

ワタル君はと言えば、コムちゃんからの間接キッスに
すごーく満足そう。

というわけで、壮君は人生の教訓をひとつ学んだのでした。
幸福と不幸は常に隣り合わせ.......かも?

コム奪回作戦~トウコちゃん編 No: 443

投稿者:華子 01/12/15 Sat 18:52:38

『ワタコム応援団に入ります』様
お話しが、被ってしまいそうですが、ゴメンナサイ!
トウコちゃんの作戦、始めさせて頂きますね。
邪魔でしたら、無視して進めてくださいね。

********************
狂気のかしげだが、ワタルに抱かれる時のかしげは
少しだけ、天使の顔を見せる。
そして、ワタルもかしげを抱く時は、何故か優しくなって行く。
始まりは野獣ワタルだが、お互いに体を開き始めると優しくなる。
かしげの美しい白い肌にコムの面影を見ているのか。
このところ、ワタルは毎晩のようにかしげの部屋を訪れていた。

一方、その頃トウコは、やっとの事でコムの部屋を探し当てていた。
(広い邸の中で、似たような造りでなかなか見つからなかったのだ。)

ある日、夜中に邸内をウロウロと探し回っていると、
あの懐かしく、愛しい声がドアから漏れてきた。
「ここが、、ここがコムの、、部屋なのか?」

そっとドアに耳を寄せた。 笑っている声。誰かと楽しそうに話している。でも、寂しそうな笑い声。

“誰と居るんだ、、誰と、、”心配になるトウコ。
話しはよく聞こえないが、ただ話しをしているだけの様だ。
“そんな話しをするだけの友達もいるんだな。コム
 少し安心した。もう少し、待ってくれ。もう少しで
 お前を助ける。”
心の中で、コムに話し掛けていた。

手を伸ばせばそこに、このドアの向こうにコムがいる。
愛しくてしかたがない、コムが、、、。
トウコは、焦る気持ちを抑えて、じっくりと行動する事にした。

トウコは、一旦自分の部屋に戻って考える。
このところ、ワタルはコムの所へは、ほとんど行っていない様だ。
今が、チャンス。
ただ、邸を出ても歩いて出る訳にはいかない。
コムの足の事がある。コム、少しは歩けるのだろうか?
車が、必要だな。だが、今の俺には、、と思った時
以前の邸で、トウコやコムを助けてくれていた、ガイチの事を思い出す。
「ガイチさんなら、なんとかしてくれるか、、。」
とにかく、連絡をしてみる事にした。

勝手に進めます No: 442

投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/15 Sat 16:56:33

トントン、
「ワタル、俺だ入るぞ」
ずんこはコムが寝付いてから、ワタルの部屋を訪ねた。
「また、飲んでるのか、体壊すぞ…」
ワタルは黙って、ソファーにすわり、一人グラスを傾けていた…
ずんこはワタルの隣に座った。
「来週の明け、バリに戻る…コムも連れて行くつもりだ。」

「え、コムをバリに…」
ずんこの言葉にワタルは驚きをみせた。
「ああ、何か問題でもあるか?」
ずんこはワタルの気持ちを試すかのように問い掛けた
「別に…、コムはなんて…」
「さぁーな、本人に聞いてみたらどうだ?」

ずんこは、ワタルにそれだけ言い残すとワタルの部屋を出て行った。

「コムがバリ…俺の側から居なくなる…」

わたる×かしげ No: 441

投稿者:華子 01/12/15 Sat 15:55:35

管理人様 お忙しそうですねー。寒いですから、風邪などお引きにならないように
     ご注意くださいませ。かしげ×ワタル読んで頂けたんですね。
     うれしい!でも、文才のない私ですので表現が、、苦しい!

今日は、お休みなので時間が、あるのです。だから、またまた書いちゃいます。
もう、ホントずーずーしい奴!
*******************

冬の暖かい日差しが降り注ぐ部屋の中で、ワタルとかしげは朝を迎えていた。
ワタルは、縛られたままである。眼を覚まし、、
「?!うん!」
“ああ、夕べは、、かしげに薬を飲まされたんだ。そして、、かしげに、、
 何故か不思議な気持ち。心地よく抱かれていた気がする。
 何だ、この気持ちは、、。”

今まで抱かれるという事の無かったワタル。
何故か満ち足りた気持ちになっていた。
かしげに好きなようにされながらも、何度も絶頂を味わっていた気がする。
“たまにはいいか!俺もかしげにやられちまったか、、。”

「おい、かしげ!起きろよ。なあ、この手なんとかしてくれよ!」
優しく美しい寝顔を見せているかしげを揺り起こす。
眼を覚ましたかしげは、いつに無く済んだ瞳である。

「ああ、ワタルさん。お・は・よ!体、大丈夫?夕べは、凄かったから。
 ワタルさんの体って、素敵。皆が離れなくなるのも分かるなぁ。」
と、また妖しい瞳に変わっていた。
「しっかり僕の印を付けさせてもらったけど。
 どう、僕の魅力、分かって貰えた?」
ワタルは、それに答えなかった。

「なあ、手を外せよ!」
「うーん、どうしょうかなぁ。外して、僕が傷つけられたら困るもの。」
かしげは、ソファーから半身を起しながらワタルを見つめた。
「こんな事はしねーよ。だから、外せよ。」
ワタルは、爽やかな笑顔を見せて言った。
かしげは、その笑顔に誘われるように、縛っていた手を外した。

手を外された瞬間にワタルは、
「そんな事はしないが、こんな事はするんだよ!」と
ソファーからかしげの体を軽々と抱き上げ、ベットに放り出した。

「夕べは、可愛がってもらったから、礼をさせて貰うよ。」
怯えた様な眼をワタルに見せながら、その裏では、
妖しく輝く炎があった。
“ワタルは、僕に落ちたんだ!”

ワタルは、かしげの体に激しく覆い被さって行った。
激しく、乱暴なキス。いつもの野獣化したワタルであった。
が、しかし、かしげの白く透き通る肌を傷つける事はなかった。
(それは、ワタルの潜在意識の中に、コムの陶器のような滑らかな肌への思いが
 あったからだ。)
優しく、丁寧に愛撫を繰り返していた。

ワタルの脳裏にコムの事がよぎった。
“誰かがコムを奪い返すって言ってたな。あれは、どういう事なんだ?”
そんな思いも走ったが、直ぐにかしげの体にさらなる愛撫。
かしげは、耐え切れずに声を上げていた。
「うっっ、、ああ、、ワ・タ・ル、、」

もう、昼間からこんなの書いてる私って、、?ですよね。
さあ、そろそろトウコちゃんの『コム奪回作戦』始めましょうか。
ちょっとは、考えてるんですけど、ショーコ様は、いかがですか?
何か、考えていらっしゃいますか?
また、もう少ししたら書いちゃいます。(もう、すっかり自己満足の世界)    

恋がしたいキム No: 440

投稿者:あや 01/12/15 Sat 15:20:34

厨房は相変わらずバス旅行の話で持切りです。
恋人の居る人は勿論、たとえ片思いでも恋をしている人は
バスの席順、グループ分け、宿の部屋割り、etc・・・気になって仕方ありません。
「いいよな~。タニはウキウキ上の空だし、ねったんさんはソワソワ落ち着かないし、
ちー坊さんはイソイソ怪しいし・・・。僕たちは僕たちで仲良くしようね。」
「うっ、うん・・・・・・。」
親し気に話し掛けるキムに壮くんは目線が合せられません。
「あっ、壮くんはオサさんだもんね。僕はぶんさんとこがいいな」
慌てていずるんの口をおさえてミズが
「オッ、オレも誰も居ないから・・・」と言った時すでに遅し。

『壮くんまで恋してるなんて!僕だけ誰も居ないなんてどうしてなんだ!』
オレンジ色の日差しが長い影を落とす冬の夕方
ふてくされたキムはひとり中庭でしゃがみ込んでいた。

その時、背後から忍び寄る暗く大きな影。
いきなりキムの後ろから襲い掛かると全体重をかけ組み伏せた。
「誰だ!」
叫ぶ声もかき消され熱い舌が強引にキムの唇を押し開け
顔中をくまなく嘗めまわす。
肩口を押さえ込んだ大きな手は毛深くチクチクと首筋を刺激する。
「や、やめろ!!」
ようやく声をあげるが体格の違いは如何ともしがたい。
どうにか相手から逃れ必死で叫んだ

「れおん!コラッ!・・・わかったよ散歩連れてくよ。」
れおんは嬉しそうにめいっぱいシッポを振って
キムの顔をふたたび嘗めまわした。

リカxアサ番外編 オサ物語4 No: 439

投稿者:紫月 01/12/15 Sat 13:55:01

4

5年という歳月はアサコをどう変えてしまったんだ。
オサはソファーに寝そべりながら、うとうとし始めていた。
「オサ、色々案内してやれ。今度、アシに入ったアサコだ」
夏美に紹介され、アサコが口を開いた。
「アサコです、よろしくお願いします」
「こちらこそオサです、解らない事があったら何でも聞いて、答えられる範囲なら何でも・・
あっオレは昼間しか此処に来てないんだ。夜はある店を手伝ってる。今度飲みに来ないか?」
「ありがとう。その前に此処の暗室、案内して貰えるかな」
アサコの表情は変わらない。オサはこいつ少し気を遣う奴なのかなと、少し気分が重かった。
「あぁ、こっち。君はあまり話さないんだね、オレが話しすぎるのかな」
「苦手なんです、こういうの。慣れるまでなかなか・・・・」
そう言っている内に暗室へと着いた。
薄暗い暗室の中は、所狭しと機材や写真などが置かれていた。
「中はあまり広くないけど、機材だけはオヤジの趣味で凄い奴が揃ってる。
君が入ってくれたお陰で、オレは此処から解放って訳だな。助かった」
「オサさん、ここに入っていったっ!」
アサコは足下のゲージに気づかず、スネをぶつけてしまった。
「ゴメンゴメン、自分が慣れてるから、うっかり君の不案内を忘れていたよ。大丈夫?」
アサコは、機材を支える鉄パイプにぶつけてしまったようだ。
「あ、あぁ大丈夫です。オサさんって優しいですね。自分はこんなだから・・・いつも疎まれて・・」
特殊なライトの下で、アサコはオサを見た。
オサは照れたように笑い、話しをそらしてしまった。
「暗室の奥に、写真とフィルムをを保存しておく部屋がある、ちょっと覗いてみる?」
こくりとうなずくアサコを見て、何とも言えない感情がわいてきた。
「此処だよ、そこのドア締めちゃって・・・今ライトつけるから」
二重になった扉の間で、アサコはオサの背中にぶつかった。いや、<それ>は背中では無く胸だった。
次の瞬間、アサコの躰は身動きがとれなくなっていた。
「オサさん?」
オサは答える変わりに、アサコの下唇を噛んだ。
不意打ちに驚き、唇をきつく結んだアサコだったが、オサの優しい舌遣いに我慢できなくなっていた。
ドアとオサに挟まれるような形で、やっと立っていられる、そんな状態だった。
「ん・・ぐ・・」
もうだめだ、そう思ったとき、オサが入ってきた。次の瞬間、躰の芯がじんと熱くなるのを感じた。
ここから先は、何をどうされたのか覚えていないアサコだったのだが、
オサは、最初から最後までアサコに対して優しかった。
**************************
懲りずに・・・続けちゃいました(^^;
すみません。

もうすでに応援する側 No: 438

投稿者:あや 01/12/15 Sat 13:53:00

すんごいスピードでお話が進んでいますね。
読むだけで精一杯。
ワタルくんはそうきたか、リカさんとタニは・・・・・。
なんて考えてるともう過去の話になっていて書くことなんてできません。
みなさんすごい!!
腕に天使(悪魔?)が降りてきて自動書記状態としか思えません。
感想レスでさえ間に合わないほどですもの。
そういえば、れおん君って大型犬でしたよね。くららちゃんは子猫で
研3以下はペットなのねー。でもずんこさんの熊も笑わしていただきました。
管理人様どなたのお茶会いかれるのかしら?
ご報告お待ち致しておりますってここはそうゆうところじゃないか・・・。

ごめんなさい No: 437

投稿者:ショーコ 01/12/15 Sat 13:39:31

管理人様、超忙しい時にごめんなさい。
下の436番削除してください。間違えました。

管理人様が『入り』でナニが会ったのか知りたかっただけです(:^^:)
良かったらそれも教えて。

人が忙しい時になんて奴でしょう、私。

今日は皆様お出かけなのかな? No: 435

投稿者:ショーコ 01/12/15 Sat 13:31:02

華子様、いよいよ始まりましたね。今後の展開が楽しみです。
攻められるワタル君てけっこう刺激的(^^)
ついでなので、『やさしく抱く方法』の講義もお願いします(なん~~て)

「ワタコム応援団に入ります」様、
>ペットの熊も心配だからなー  受けました(^^)
今、『スタ小』見てたら、コムちゃん、南の島へ行きたいそうな....
この際、バリへ行かせてあげましょうか?
その場合は『麗しのサブリナ』方式でいかがでしょう?
単なる希望です、気にしないで下さい。

どんにゃ様はじめまして。
私読みたいです(^^)書いてみてくださいな。

管理人は今日はお茶会 No: 434

投稿者:管理人 01/12/15 Sat 13:14:55

書きたいけど 今日は朝から入り お茶会と忙しい で明日は始発なんですー
今日の入りでは凄い事してきた。
********************************
ゴメンなさーい 皆様!
ビー様 樹里の本命さえちゃん ですか。
でもベン様のときはリカにあったし でさえちゃんの本命はノル ノルの本命ぶん
 ぶんちゃんの本命?となーんて 悲しい事なんでしょー
おいおい リカと樹里が会ったので そこからが樹里がどう攻め入るか ですね。
華子さんのかしげ×わたるも超楽しみ!!
あと、どんにゃ様 ケロ×ゆうひもOKですよー
PART1ではやってましたよね(爆死)
今ゆうひは麻子と殴り合い?! どうなったんだ ゆうひとあさこは??

かしげ×ワタル 続き No: 433

投稿者:華子 01/12/15 Sat 11:44:42

あれー?夜中から伸びてないですねー。
皆さん、チョットお疲れでしょうか?毎晩、遅くまでですものね??

で、私は、マイ・ペースでまたまた書いちゃいます。

ショーコ様 「ある日の厨房」笑わせて頂きました。
       ねったんのキャラ、やっぱりいいですね。

        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ワタルは、深い眠りに着いていた。
さっき飲まされたワインに薬を入れられていたのだ。
睡眠薬 深く眠り、そして程好いところで眼がさめる様に
    調整された薬(そんな薬が、あるのかしら?程好い所で眼が覚めるって
    どういう所?)

かしげは、またワタルの耳元で囁いていた。
「ワタルさん。僕の力ではあなたにかなわない。
 でも、こうしたら僕の勝ちさ。」
悪魔のように美しい微笑を浮かべたかしげの手には
光る物、いつも小道具に使っているペーパーナイフが握られていた。
(これが、結構切れる)

そのナイフで、ワタルのシャツのボタンを外していく。
そして、一気にシャツを剥がした。現れた逞しい胸。
「ワタルさん、、、」かしげは、冷たく微笑みながらワタルの胸に顔を埋めた。
そして、形の良いワタルの唇へ愛おしそうに、キスをした。
その唇を首筋、そして全身へと這わせていった。

ワタルは、少し体を動かす。
眼を覚ました時の為に、、とかしげは、ワタルの両手をしっかりと結び
ソファーに結び付けていた。

かしげの瞳に一層妖しい輝きが宿った時、手に握られていたペーパーナイフで
ワタルの胸に“かしげ”と刻んでいた。
薄く血が滲む。
その滲んだ血にかしげは、愛おしそうに口づける。

痛みが走ったワタルは、朦朧とした意識の中で
「かしげ、、、何を、、?」
「気持ち良いでしょう。こういうの僕に任せて。
 天国のお花畑を見せてあげるから。」

かしげは、ワタルの精悍な体に陶酔していった。
ワタルも戻りつつある意識の中で、かしげの体のしなやかさに
そして、押し倒し攻めまくるばかりとは違う、快楽を味わっていた。

なーんか、こんなになってしまいました。
いつもの野獣なワタルではないですが、いかがでしょう?
攻められるワタルくんも一興かと、、?    

初めまして No: 432

投稿者:どんにゃ 01/12/15 Sat 11:29:53

あの~、ケロゆうひ書いても良いですか?
ゆうひさんはドクターに幸せにして頂こうと思っているのですが
賛同してくれる方います?
全然無いので、書いても良いものか迷っています。

ずんことバリに行くかな・・・ No: 431

投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/15 Sat 11:20:13

カチャ、
ずんこは部屋の明かりをつけた。
明かりに反応して、コムはずんこの方をみた。
「また、明かりもつけずにいたのか?」
「あ、ずんこさん・・・」
コムは力なしに答えた。
「バリ行きの件は答えでたか?」
ずんこの問いかけにコムは黙ったままうつむいた。

「ワタルかゥ・」
思わぬずんこの言葉にコムは戸惑いをみせた。
「ずんこさん・・・」
「もっと、自分に自信を持って、ワタルにぶつかってみたらどうだ?」
「でも…」
「コムの笑顔は、最高だよ、がんばれ」
ずんこは、コムの頭をグシャグシャにかき回しなでた。

「俺は、来週バリに帰る。向こうに残してきた。ペットの熊も心配だからなー」
「ずんこさん…」
「さーもう遅いから今日は寝よう…」

おもしろい~ No: 430

投稿者:Z 01/12/15 Sat 11:19:13 >ベン様  ツボって頂いてありがとうございます(笑)
 あのりかならどこであろうが誰がいようがやりたいと思ったらやる(キャー)
 であろうと思ったので。

皆様、ほんとに素晴らしい!
一人一人にレスつけたいんですけど、それしてたらとんでもなく長くなりそうなので
やめておきますが、ほんとにいろんな話があって面白いです。
一人でパソコンの前で爆笑してる私・・・かなり怪しい人物になっちゃってます。
バス旅行、やりたいですね~。
どんな旅行になるのか・・・想像しただけですごそうです。

No: 429

投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/15 Sat 02:25:53

長かった一日が終わり空が白み始める。

昨夜の二人は留まる事を知らずに何度も何度も絶頂を迎えた。
シャワーを浴び、横で寝ているさえこをよそに、腰掛けてシャツのボタンを嵌めていく。
(終ったんだ、これで・・・・・・)
疲れ果てていながらも、稔はすがすがしさを感じていた。

ネクタイを首に巻いたその時、背後からさえこの声がした。
「ひどい人・・・僕の心をこんなに掴んでおいて貴方は僕を見てくれない。」
「!!!」
振り返ると、さえこは顔を叛けている。剥れているようだった。

「お前は何処に行ってもやっていけるよ」
そういい残して、コートを羽織ると稔は部屋を後にした。

ボスッ。
フカフカの羽根枕を思いっきりドアに投げつけ、ギリギリと唇を噛締める。
(口惜しい・・・僕と引き換えにする程、大事な人って一体・・・・・)
少し落ち着きを取り戻すと、不敵な笑みがこぼれた。
(いつか必ずそいつから稔さんを奪ってやる・・)
さえこは耐えがたい屈辱(誰もが僕に溺れていくのにという)に、まだ顔すら知らないぶんに、
怒りの矛先を向け始めていた。

りか×タニ(836番仕様) No: 428

投稿者:836番 01/12/15 Sat 02:22:47

これこそ勝手な方向ですが
これを書かないと、わたしは成仏できないようなので(^^;
みなさま、(特に管理人様、ベンさま)
ごめん!(おさむらい風に)

++++++++++++++++
オサとの逢瀬でまたも骨抜きにされて帰ってきた、りか。
ふらふらだったが、部屋に入ってタニの顔を見たとたん
疲れもとんだ。
上機嫌で食卓につくとタニのグラスにもワインを注ぐ。
タニはりかが部屋に入ってきた時にもう、身体から
すみれの香りがするのに気がついていた。そして、
(よーし、今夜も頑張って、いつかりかさんを
独り占めにしてやるぅーっ!)と、食事中から
闘志を燃やしていた。瞳の中にめらめらと炎を
燃やしながら、あらぬところを見つめてパンを
かじるタニを見て、りかは
「あ、こいつ、燃えてやがる」
と、まんまな事を思った。
(そしてちょっと欲情した)

夜もふけてベッドにはいるとタニは早速りかに
覆いかぶさろうとした。その腕を取ると、りかは
「タニ、今日はいいだろ」と身体を入れ替えた。
「だって…」と言いかけたタニの唇を激しく奪う。
「俺だってな…」
(受けてばかりじゃ身体がもたねえよ)
と思ったが、もちろん声には出さなかった。
「抱かせろよ」
そういうとタニの首に丹念に舌を這わせはじめ、
本格的に攻め落としにかかった。

(うっ…りかさん、な、なんか、ちょっ……こんな…すご……)

今日のりかはいつにもまして、
本気でタニを落とすつもりらしく、
すぐにタニはふらふらになってしまった。
りかの思い通りにあっと言う間に絶頂に追い上げられて、
遠のいていく意識の中で

(さ、す、が…)

とうっとり思った。

+++++++++++
気が済みました(^^;

ある日の厨房・2 No: 427

投稿者:ショーコ 01/12/15 Sat 01:57:53

836番さま、どうもありがとう。
誉められると、単純にうれし~~~い。
で、今からアップするのは、図に乗ったわけではありません(^^;)
836番様に誉められる前に書いてしまったので
恥ずかしいんですけど(じゃあ、やめれば?って、一人突っ込みの私)
今回は文芸シリアス路線です(ウソ)(^^)

*********************************
コムが無事だと知って、胸を撫で下ろし
厨房へ戻る皆。
クララって何?と思っても、
何でも有りの轟組では大した問題でもなさそう。

「でもさあ、コムってやれないんだよね。ずんこもそうでしょ?」
「うん」
「なんでだろう?」
「さあな。」

コムをやる、やらない(キャッ、はしたない。)の話になって、
またまた落ち着かないねったん。
ベーキングパウダーと間違えて、壮君の龍角散を.....
不運にもまた見てしまったキム君。
(明日のパンは食べるのよそう....)

「なんか、やっちゃあいかんだろう、って気になっちゃうンだよね。」
「うん、そうそう。」

ねったん、なんかうれしくなって、つい、
「コムさんは、夜明けに降る雪ですから」
「あいつ、コムに惚れてるの?」とずんこ
「そうそう、あいつもやれない口。」
なーるほど、というように二人に見られてねったんは真っ赤に。

「オウ、ナニですかその意味は」
「明け方に降る雪って、前の日どんなにドロドロになってても
また朝になると、一面真っ白できれいになっているだろう?」
「はーい、とてもきれいデース。」

「ふうん。足跡をつけるのももったいないか.....」
「ううん、一番最初に足跡をつける快感、っていうのも有るけど」
「ぶんさん!」
皆に大顰蹙のぶん。

「ワタルもその口だよね。真っ白なまま見ていたいって」
「って言うより、足跡のつけ方もわからない、ってとこかな」
「ワタルがーー?」
「うん、足跡どころか、あいつはグチャグチャ、ドロドロにしちまう」
「で、恐くて近づけないってわけか.....」

「もっと、やさしく抱く方法っていうのを、
ワタルに教えてやればいいんじゃないかな。」

そんな講習会があったら、是非アサコとりかさんにも参加してもらいたいと
思うキム君とねったん。洗濯物や繕い物が.....
講師によっては絶対参加したいと思う壮君とミズ君。
で、チー坊は.....講師になりたいと思っているのか??

かしげ×ワタル No: 426

投稿者:華子 01/12/15 Sat 01:57:43

すごーい!今、帰って見たらこんなに、、。
じっくり読んでいたら時間が、随分経ってしまいました。
皆さん、すごーい力作ばかり!感動です。

ショーコ様 遅れましたが、『トウコちゃんの回想』
      感動でした。なんか、ジーンっとしてしまいました。
      なんか、トウコちゃんとコムちゃん結ばせたくなってきました。
      ワタルくんとも、、と思うし。

またまた、皆さんの話しの流れとは合わない、マイ・ペースな書き込みを
しちゃいますね。(そして、長い。)
****************************
かしげは、ワタルを従えてゆっくりと廊下を歩いていった。
部屋の前に来ると、振り返り薄笑みを浮かべながら、ワタルに
「入って、、。ああ、そのソファーにでも座ってよ。」
(白で統一されたかしげの部屋)
ワタルは、無言のままソファーに座った。

「何か飲みながら話そうか。ワタルさんは、なんでも飲めるんだよね。」
「別に結構です。」
「いいじゃないか。こんな風にワタルさんと2人きりなんて無かったんだから。」
用意していたワインを取り出し、グラスに注いだ。
がしげは、ウットリと注がれたワインを見つめ、そのグラスに口づけをした。
(その様子は、ワタルには見えていない。背中越しの一瞬の出来事)

ワイングラスをワタルに差し出し、かしげは不敵な微笑を浮かべていた。
「初めての2人の夜に、、」無理やり、ワタルのグラスと合わせた。
ワタルは、飲むことを少し躊躇っていた。かしげが、危険な行動を取る事は
良く知っていたからだ。

「、、うん、おいしい!ワタルさんもどうぞ。」
かしげは、一口飲んだところでワタルに薦めた。
一瞬は、戸惑ったワタルだが、薦められるままに
一杯に注がれたワインを一気に煽った。

「さあ、コムの何を話したいんですか?」
「ねぇ、コムを取り返そうとしている奴がいるのワタルさんは、知ってる?」
ワタルは、最近のコムの行動が、把握できていなかった。
(自分が、悪いのであるが。)
“コムを一人にして置いた間に、何か起こっているのか?この前は、ゆうに
襲われるところをずんこさんに助けられた、、。他にも何かあるというのか。”

「コムを取り返すってどういうことですか?」
ワタルは意識が、スッーと遠退くのを感じた。
“眠い、この眠気は何だろう?”“!?、かしげの奴、、まさか、、。”

「ワタルさん、眠くなってきたの?寝るなら僕のベットにどうぞ。」
妖しく美しい微笑をワタルに向けた。
「かしげ!おまえ、し、、く、、ん、、。」
ワタルから全身の力が抜けていった。

「コムの話は、ワタルさんの子守唄の変わりに話してあげる。」
かしげは、ワタルの隣に寄り添い、美しい悪魔となり頬を寄せていた。
そして、耳元で囁く様に話し始めた。

「コムを奪い返そうとしているのは、トウコっていう奴。
 コムの最愛の人。ああ、でも今はワタルさんなのかなぁ。
 そのトウコが、あの晩、あのトド義兄さんが、あなたに
 自分の目の前でコムを抱けって言った日。
 その日に、この屋敷に忍び込んでいたのさ。
 だけど、その日はあんな事になって奪い返せなかったのさ。」

かしげは、細くしなやかな指でワタルの頬から首筋をスウッーと撫でた。
「あれー。ワタルさん寝ちゃったの?」美しい悪魔が、微笑む。
ワタルは、かしげの話しを意識の隅で聞いていた。
しかし、もう身動きが出来ない。
ワタルの体は、ソファーにドップリと沈み込んでいた。

「コムの最愛の人」 ワタルは、深い眠りに落ちていった。

と、また長くなりなした。でも、もう少し先もあるんです。
また、勝手に書いちゃいますが、夜も遅いので、また明日にします。
ショーコ様 こんなですが、トウコちゃんはコムちゃんの奪回
      出来るのでしょうか。             

>ショーコさま No: 425

投稿者:836番 01/12/15 Sat 01:26:15

「ある日の厨房」大爆笑~~っ!!
いいです、これ~っ(お腹痛い…(^^;)
ちょっとといわずに、どんどん行っていただきたい~っ!
それと、↓(すでにすっごく下のほう)ではどうもありがとー。

初投稿 No: 424

投稿者:ビー 01/12/15 Sat 00:30:33

管理人様、樹里さんの本命リクエストしていい?個人的には、さえちゃんがいいなぁ。
わざわざスイート用意するぐらいだし、気合い入っています。樹里さん
一見遊び人でお調子ものだけど実は純情で一途な樹里さんと
勘は鋭い(特に狙った相手に関することなら)が、妙なとこで鈍感なさえちゃん(笑)

でもここの皆さんすごーい。
うらやましいよ。文才無いものからみたらうらやましいよ
自分の考えたことをこうやって文章にして展開していけるんだも・・・・

ある日の厨房 No: 423

投稿者:ショーコ 01/12/15 Sat 00:07:41

は~~、進展が早いので、着いて行くのが大変(^^;)
やっと一周してきたら、皆は三周目を走ってるって感じです。
もう、この際走らずに、見て応援してるに限りますね(^^)
フレ~フレ~皆、って感じです。
私も、バス旅行読みたいです。どなたか是非!

ところで、ちょっとだけお邪魔しちゃおう。

********************************

広い轟組の食堂で、一人ブランデーを飲んでいるずんこ。
厨房では、ねったんが明日のパンの仕込みをしていて、その周りでは
厨房チームの皆がバス旅行の話で大盛り上がりの様子。

「コムはもう寝たの?」
ぶんが入ってきて、ずんこに尋ねた。

「コム と は もう寝たの?」
と聞こえてしまった、ねったん&厨房チーム。
ピタっと話をやめ、お耳がダンボに。

「ああ、とっくに。」
ねったん、卵を取り落とし、カラごとパンの生地の中に....
キム君が、気づいて
「ねったん。卵...」
「シッ」

「で、どうする気?」
「どうにもしないさ。」
怒りに震えるねったん。手には包丁が.....
またまた気づいてしまったキム君
何か言うと叱られるので、見てみぬ振り(って、いいのか?それで)

「少しは、ワタルの刺激になるかと思ったんだけどね。」

「オウ、少しの刺激どころではアリマセーン」
とヒソヒソ声のチー坊。

「そろそろ、何とかしないとねー。」
「ぶんはどう思う?」
「ずんこが、おままごとしてるのが信じらんない」
「おままごとじゃないって言ったら?」
「本気だったら....ちょっと悔しいかも」
「どっちに対して?」
「どっちにも。」
「欲張りだな」
「だって、どっちも可愛いんだもん。」
といって、ぶんがずんこにキッス。
ちょっと、ラブラブな雰囲気になってしまう二人。

たまりかねたねったん、皆が止めるのも聞かず
ずんことぶんの前に飛び出し
「いい加減にしてください。
コムさんが、コムさんが可哀想じゃないですか。」

「なんで?」
「なんでって、つまりその.....」

「そう簡単に、寝ちまっていいのかって問題だ」
ミズ君がいきなり長いフレーズを。

「寝た?寝たって誰が?」
「ずんこさんがコムさんと」
「いつ?」
「とっくに、って、さっき。」

「コムは寝てるけど、俺とじゃない。
りかが貸してくれたクララとだよ。」

で、まあ夜も更け、厨房チームの夜はまだまだ続くにでした。

ぶんこむ書いてみます No: 422

投稿者:1214 01/12/14 Fri 23:44:04

Z様、836番様、ぶんこむの流れをちょっと変えてみました。いいかな?

コムがずんこからのバリ行きの誘いに迷っている事を
心底可哀想に思うぶんだった。
「僕だったらたとえ、何日帰って来なくても待つだろうな。
 たとえ嫌われていても すがっていくだろうな・・・」
(ぶんの相手ってのる?トド?ごっちゃになっちゃった、一応トドにしておくね)
ぶんは相手に一度心を許すと全てを信じ、思い続ける性格だった。
わたるが一番いけないのは百も承知だが、こむからわたるに飛び込んでいく
そんな強さも必要だと思っていた。

いつものようにこむの部屋へ。今日はロイヤルミルクティーだ。
「いらっしゃい、ぶん」満面の笑みでこむは迎えた。
「今日は顔色がいいね、こむ」
(触れると壊れてしまいそう、相変わらずこむは綺麗だな)
ソファでミルクティを一口飲んだこむが「あっつ~い」と舌を出す。
「僕、猫舌なんだ・・・いつも火傷しちゃうの」
「大丈夫?見せてごらん」
ぶんはこむのちいちゃな水ぶくれのできた舌を舐めたくなってしまった!!
今まで同じ境遇のわかりあえる仲、それ以上の感情はなかった。
だが、急にぶんの中の男が芽生えてきてしまったのだ。
こむが愛しい。自分の腕に包んで守りたい。
今まで自分がトドに愛されてきたように慈しみ、優しい愛情で満たしてあげたい。
「こむ・・・」
ぶんの手はそっとこむの頬を撫でていた・・・

こんな感じです。どなたか続きを!

ありがとう>ベン様 No: 421

投稿者:管理人 01/12/14 Fri 23:09:54

樹里は一応さえちゃんの手先できたって事でお願いします
私の樹里×さえとつなげてって事でお願いします。
さえちゃんはどうやって轟組と関わったのでしょうかねー
ノルさんにお願いしたのかな?(ノルさん死んで無いって設定でお願いします)
私も書きますねー

皆好きなので、決められないかも No: 420

投稿者:どこの所属にしようかな 01/12/14 Fri 23:06:35

500件が迫ってきてますねー
っていうのにお話のカキコじゃなくてごめんなさーい
一応まともだったタニとまとぶんの関係ですが、たにも野獣化しちゃったんですね
のるさえの濃さもいいですねー。もちろん、わた・りかも!
心臓バクバク表現が多くって。
ほのぼの系が好きなので、ぶんこむやそうくん、きむくんのネタではほっと一息
しています。
お願い・・・バス旅行の話、誰か書いて下さい!!!
できればストーリー性のある長いのを。

その後 No: 419

投稿者:836番 01/12/14 Fri 22:48:03

あの夜以来、なぜか轟組内でりかは男をあげたようだ。

クラッカーと口笛の興奮の中、世界は二人のためにあるかのような
ラブラブの背中を平和な気持ちで見送った後、
男たちが冷静になってよくよーく考えてみれば、
泣きじゃくるタニに
「これからも好きなようにやる」
と言っていたとしか思えないのだから、恐れ入る。
勝手横暴な発言を手品のように純正愛の告白に聞こえさせ、
タニを再び落としたのだから、やれやれ、すごい。
あれは男として見習うべきものがある。
日が経つにつれ「やっぱりりかさんはすごい」という事になってきた。
それに第一、邸の男達はほぼまんべんなく、
夢遊病のりかの「すごい」キスの洗礼を受けた者ばかりだ。
若手の中には忘れられずにりかの愛用の香りを購入する者も少なくない。
おかげで邸内はどことなく甘~い香りが漂っている。

一方ワタルはふたりの世界を見せつけられて、
自分の問題に立ち返っていた。
野次馬の中にまじってコムの姿をみかけたが、
声をかけることもできずにその場を離れてしまった。
ワタルはこのままコムを手放す気など毛頭ないが、
どうしたらいいのか皆目見当がつかない。考えてみたいのだが、
考えて答えを見つけられるタイプではないのが残念なところだ。
動物的直感がすべてのワタル。コムの前では動物になれないのが、
最大のネックということか。

しかしワタル。コムは考えているぞ。

解き放たれた野獣ども No: 418

投稿者:ベン 01/12/14 Fri 22:46:30

退院は朝のうちだった。睡魔に負けたドクターがとっとと二人を追い出したのだ。

もう厨房の朝の忙しい時間は過ぎてしまった。
タニはチー坊の部屋までくららを引き取りに、リカは着替えにだけ部屋に寄るとビシッと
キメまくりで仕事にでかけた。

轟の部屋にはリカがくたばっていた間にも、むくつけき男達が昼夜をたがわず、組の
強化と若い組員の訓練のため集まっていた。
リカの復活を皆笑顔で迎えたが、とりわけワタルとオサの表情には喜び以上の感情が
見て取れた。
さすがに照れくさくなって、会話の輪から少しはずれたリカに歩み寄る見慣れない
男。男はリカと握手している手を強く引くと、あっという間にリカを抱きしめた。

周囲の男達はさっと身構え、ワタルは飛びかかりそうになり、オサは冷静に胸の
銃に手をかけた時だった。

「リカさん、しばらくっ。懐かしいな~」
「???」
驚きを隠せないリカはそのスマートな若い男をまじまじと見つめた。

くったくのない笑顔。くりっとした目に少女のような小さな顎。その口のすぐ側に
えくぼがあった。
「ジュリッ。ジュリなのか~」
リカも興奮して抱きしめた。

スーツ姿で無邪気に抱き合って喜ぶ二人の男。

リカにとって嬉しい再会であった。

管理人様へ No: 417

投稿者:ベン 01/12/14 Fri 21:47:21

>タニには悪いですがm(_ _)m~~
というNO.399を読んだものですから。それでゴメンなさいしました。

○里ちゃんですか~。どっちが受けで攻めなんでしょうかね?
最近の樹○ちゃん知らないからなあ~
「ボレルー」や「ブエノス」のビデオみて復習(予習か?)しておこうかな?

そういえばあさ/おさ友の会の皆様 書かないの? No: 416

投稿者:管理人 01/12/14 Fri 21:36:26

>管理人さまごめんなさい。
>やっぱりリカとタニ、一度はくっつけておこうかと・
ってなんでごめんなさい?
いいじゃないですかー でも反対も想像してみるとまたまたGOOD
私もるり様と同じ 好きでないジェンヌが好きになってきた タイプです。
例えばリ○ねー 花組時代そうでもなかったのにー
今日マミジャズ見て りかジャズの方がよかったねー とか思ってしまった
あー なんて変わり様だ
ベン様 リカの相手はそろそろ誰ですか? 樹○なんてどうでしょ?
濃い やっぱ濃い?
で 500になったら消えるのですが 今 過去分の移行を考え中です。
明日は早いので早々に作らないと!
とうこの奪回も書きたいし あさ/おさ友の会 会員様のリクエストにもお答えしなければ!

勝手に タニ×リカ パート3 No: 415

投稿者:ベン 01/12/14 Fri 21:24:04

強制入院と、ドクターを真ん中にはさんだ「川の字・睡眠法」が効をはくし、二匹の
野獣は日に日に元気を取り戻した。まあ、もともとやり過ぎただけなので当たり前だが。

今度はドクターが寝不足で亡霊のようになていた。
毎夜、川の字の間で寝ぼけた二人にキスされたり、胸をまさぐられたり・・・
リカのあまりにも激しい行為、あれはだけは寝ぼけたフリだったと今でもドクターは考えていた。

いよいよ退院の日、解き放たれた2匹の猛獣の前に魅力的な獲物がやってきた。
 :
 :

さあ、誰にしましょうかね?

管理人さまごめんなさい。
やっぱりリカとタニ、一度はくっつけておこうかと・・・

  >Z様の
  その場で始めてしまおうとするりかを皆で慌てて止め、
 りかがたにを抱きしめたまま部屋へ帰る後ろ姿を見送った。
がめちゃくちゃツボだったもので・・

でも、あのリカがずっといい子にしてられる訳もなく、そろそろ・・・

いつもここから(笑) No: 414

投稿者:0番 01/12/14 Fri 21:14:45

うーん、お話がそこここでもりあがってて楽しい^^;
書いて書いてと望んでいたかよこちゃん、出たら出たでエライ事になってましたが
そもそも捕虜だったまとぶんがタニちゃんと温泉旅行に行っちゃうあたりが
笑いのツボを押しまくってくれるので、ここは犬、じゃない野獣に噛まれたと
思って強く生きていただきたい私であります(笑)
お話が全部つながるとしたら、(無理だけど)ワタルくん一晩に体がいくつあっても足りなさそうですからねえ^^;

ワタルくんの牛乳消費量が膨大なため、厨房では乳牛を飼う話が真剣に出る始末の
轟邸。
この上家畜の世話までやるのかいとキムちゃん一人で気が遠くなっています。
頼みの綱と言うには頼みたくない壮くんがさわやかにちょっとオトナの世界に
行ってしまったため、超巨大犬のレオンくんが牧用犬になるのを期待するしか
ありません。

そのワタルくん、荒れ放題乱れ放題のお部屋でヤケ牛乳第二弾中。なんでここに
いるのか自分でも状況がつかめないリカちゃん、タニちゃんの元に帰りたくて
ホームシックになりそうです。
大体誰がどこにいるのか把握は不可能です(爆)
「……おまえ自分がなんて呼ばれてるか知ってるか?」
「野獣なら聞き飽きた」
リカちゃん、ぼそっと。
「『手当たり次第のワタル』だそうだ」
とたんに牛乳ビン、もとい牛乳ダルが破裂。ワタルくん、握力は調節しましょう。
「おまえがそれを言うかあ?!」
「俺じゃない。世論がそう言ってる。第一やってばっかのおまえの方が受けは
悪い」
珍しく反論しないワタルくん。実は世論と言う単語の意味が理解できてないだけです。
「おかげで若手がおびえまくっていくら呼び出しかけてもきやしねえ。
『ワタルと目が合ったらやられる』って流言蜚語まで乱れ飛んで、おまえは
いろは坂の猿か」(意味違うけど)
「しょうがねーだろ、やっちまったもんは」
ふてくされるワタルくん、すわっているのは血染めのシーツの上です。かよこ
ちゃんに狼藉をはたらいた部屋で飲み会とは、立派な変態です。
「オデット姫と王子なあ、ありゃダメだぞ」
「なんで」
「あのタイプは、対なんだよ」
「そりゃ勢いでついやっちまったけど…」
これだから中卒は、と自分のことは棚に上げるリカちゃん、それでも口に出さないだけ大人です。
「あいつらは、二人で一人みたいなもんなんだよ。片方なくなったら意味がないんだ。
あんまりオデット姫にちょっかいかけると、本当にあの坊やはコムを殺すぞ?」

私が書くと、なんでかまとぶんがなかなか出てこないです(笑)かよこちゃんさえ
出てこない^^;

ロム専ですみません No: 413

投稿者:るり 01/12/14 Fri 21:07:47

い、いつのまにかすごい投稿数に! 
たにが旅行に行って、戻ってきて、部屋を出て、復縁して。盛りだくさん!
これのおかげで、知らなかったジェンヌさんも知ったし、
好きでなかったジェンヌさんも好きになっちゃいましたよ。
なんて歌劇団に貢献してる掲示板なんだ(笑)。

ところで、リクエストですぅ。
萬教授時代のリカ&香寿、ぜひ続きをお願いします~。
いつか思いついたら書いてくださいね。

娘役も出して、というコメントありましたけど、
なんで我々、現実は女性のタカラジェンヌで、
ここまで男性性にこだわるのか、すっごく不思議です、
でも楽しいんだよなあ~。

それでは、これからもライターさん、よろしくお願いします!
そうだ、管理人さん、これって500件こえたら、消えてしまうんですか?
保存せねば・・・。

勝手に タニ×リカ パート2 No: 412

投稿者:ベン 01/12/14 Fri 20:54:23

翌朝、トロンとした目つきで、うっとりとタニを見つめるリカの姿があった。
リカの視線に気づくと、タニは朝食の準備の手を止めて言った。

「あっ、起きた?・・・何だよ、リカさんにそんなにジッと見られたら照れる
じゃないか・・・」
リカをあんな風に抱いた自分が、まだなんだか照れくさい。

『タニ、昨夜は凄かったよ・・・』
そう言いたかったリカも、タニの下であんなに乱れた自分が照れくさかった。

しばらくモジモジしながら見つめ合う二人には、足元で風呂敷を口にくわえ、リカの
気を引こうとしているくららの姿は目にはいらなかった。
 :
 :

連日連夜、時には朝も昼も、タニはリカの為に頑張った。
厨房で働くタニも、轟達と出かけていくリカも、目の下は隈だらけで、ユラユラと
した後ろ姿はまるで亡霊のようだった。

「おい、あの二人やり過ぎじゃねえか?」
「ああ、最近壮絶だよな~」
「今にぶっ倒れるんじゃないかー?」

予想は当たった。二人して仕事中にぶっ倒れ、ドクターケロの元に運ばれた。

「せっかく仲直りしたお二人さんに、こんなコト言いたかないが・・・」

「少しは控えろおーー野獣ども!!!」

ああ、ついにドクターストップ。
ああ、ついにタニも野獣の仲間入り。

勝手に タニ×リカ パート1 No: 411

投稿者:ベン 01/12/14 Fri 20:30:52

 (私も、どういった展開でリカの元に戻るのか興味津々でございました。
ひとまずは安心ってコトで都合よく書いてしまいました。
前後にお話が入っても良いように時間は適当にしております。)

リカの夢遊病はもちろん、その日からピタリとなくなった。
悔し涙に暮れる多勢の野郎どもをしり目に、リカとタニは別れ別れになっていた夜を
取り戻すかのように熱く激しい夜をすごすのであった。

「タニも久々に絶叫マシーンに返り咲きですね。」
「うん、いいんだか悪いんだか・・・」
「でも、こう毎晩じゃあ聞かされてるこっちの身が持たないよ~」
厨房チームも口では文句を言いながらも、皆、タニとリカの復活を心から喜んでいた。

リカとタニ。新たな「二人の世界」の住人になった二人は、以前より強く心で結ばれた
だけでなく、当然その夜の生活も新たな段階に入っていた。

「リカさん、最高だったよ・・・・(うっとり)」
何度目かの絶頂のあと、リカの裸の胸に頭をもたせながらタニがささやいた。

リカの胸は激しい呼吸にまだ上下していた。
「ああっ、俺もだ・・」

リカが両手でタニの頬をすくい、二人は熱い唇をむさぼり合った。身を起こし、再びタニに
覆い被さろうとするリカの胸を、タニはそっと押し返し、逆にその上にのしかかった。

「僕がしてあげる。今度は、ボクが・・・」

気の遠くなるような長い口づけのあと、タニの唇は鼓動の激しさが増したリカの胸をさまよい、
滑るようにリカの体を這うとその下腹部を捉えた。

「くっ、ううっ・・」
リカはあまりの快感に切なく声を漏らすと、弓なりに体をしならせた。

なおも攻め続けると、タニのサラサラの前髪がリカの長い指でめちゃくちゃに
乱れていく。

『リカさん、リカさんは僕が満足させてあげる。僕が最高の喜びを与えてあげる。
だから、だから僕だけのものになって。もう他の男に抱かれたりしないで・・」

「あうっっ・・タニ、もうっ・・・あ・・・」
リカの髪は乱れきり、瞳からは涙が幾重にもこぼれ落ちている。

「ダメだ。リカさん。まだダメだよ・・・」
絡みついたリカの指を自分の前髪からはずすと、タニはゆっくりとリカに覆いかぶさった。

「はうっう・・・」

めくるめく快楽の波に飲み込まれ、二人はもう訳が分からなくなっていた。
二人の絶叫が混ざり合い、夜の静寂を震わせた。

「なっ何だっ!今のは?」
「何だろっ?あんなすごいの聞いたことないぜ~???」
「いったい何が起こってるんだ!!」

リカの部屋もガラス張りにして欲しい。とちょっと思った厨房組だった。

轟組のバス旅行@係 No: 410

投稿者:ふぁんしー 01/12/14 Fri 19:25:15

時間が無いので ぱぁ~っと考えてみました。(時間が無いのにこんな事考えてる私って・・・^^;)
どうでしょう??忘れてる人いないでしょうか??
他にいい案があれば どんどん変えて下さってOKです~

しかし 轟組長の宴会芸って・・・^^;

舞妓・芸者・ホステス:絶対ブン・コム~(美しいコンビ、目の保養(はーと)ぜひ芸者で!)
ホスト:これもコンビでオサ・アサ
宴会芸係:轟組長&かしげ 特別参加でトウコ

天国班:わたる(じゃんけんでリカに勝った!)
天国班副班長:コム(必然的に)
地獄班:リカ(じゃんけんでわたるに負けた!)
地獄班副班長:タニ(必然的に)
どん尻係:ずんこ(特別参加)

運転手:チー坊・ねったん(他の人には安心して運転を任せられないので・・・幹事兼任)

バスガイド天国天使:かよこ・まとぶん
      地獄小悪魔:いづるん・キムちゃん

モーニングコール係:いつも早起き爽やか壮君(幹事兼任)
流し係:きりやん(付いて行くの?)
体操係:ユウヒ
ナース:ミズ(何となく・・・)
医者:これはやっぱり ドクターけろ(係じゃない?本職?^^;)

便乗して希望~バス旅行 No: 409

投稿者:くーろ 01/12/14 Fri 18:04:40

お初にお目にかかります~~

轟組バス旅行の設定までは考えてみました。
とは言っても、お話はかけないので、どなたか書いてくださんせ~~~

何年かぶりの全員旅行。二泊三日懺悔と酒池肉林の旅
(だってねぇ、清く正しく美しい轟組だし)
1泊目は、禅寺で、一日修行。座禅して妄想しじゃなくて、瞑想し自分を見つめ、この何年かの垢を落とす。
2泊目は、温泉宿で大宴会。垢を落としたら、後はもう好き放題、し放題!!

幹事は、ねったん、壮、キム&ちーぼうの厨房組。(結局何時でも何でも屋)

バス1台では乗り切れない為。2台のバスに分乗~が、し~~かし、配席がとっても難しい。

旅には3つのお約束。
1泊目は、カップル!?だけにならない。いちゃつかない(笑)。
移動中の飲酒禁止。(みーんな大トラに変身するから)
ひとり一つは係りをする。(働かざるもの遊ぶべからず!?)

ということで、基本の3原則。は喧嘩をしないで、皆仲良く、楽しく~~ってことです。
…が、うまく行くのかなぁ~~~???(疑)

幹事以外の係りは

宴会 舞妓/芸者/ホステス(わたしはだーれ!?)
   ホスト(夜ばいもします~御指名どーぞ)
   宴会芸係(君はみやこをしのげるか!)

  移動 天国班/地獄班 班長(何するんだろ?)
   各副班長(以下同文??)
   どん尻係(誰か取り残さないように監督)
   運転手(天国班のバスは豪華皮張り~、地獄のバスは…みた事もないボンネットバス)
   バスガイド(天国班天使と地獄班小悪魔)

その他 モーニングコール係(禅寺の朝は早い)
    体操係(朝起きたら体操は基本)
    流し係(お風呂に入ったら任せてね)
    ナース(気持ち悪くなったらいつでもどーぞ)
    医者(できるだけ呼ばないで~)

    っとこんなんでどうでしょう?   

こむぶん No: 408

投稿者:Z 01/12/14 Fri 17:36:33

コムはずんこの部屋のベッドから窓の外を眺めていた。
ゆうに襲われて以来、コムはずんこの部屋で生活していた。
ずんこはキス以上のことをコムにしようとはしなかった。
昼間は仕事で留守にしてるし、夜はソファーで寝ている。

コムは昨夜のりかとたにの光景を思い出していた。
(あの二人、幸せそうだったな)
たには泣きじゃくりながらりかにしがみつき、そんなたにをりかはずっと抱きしめていた。
その場で始めてしまおうとするりかを皆で慌てて止め、
りかがたにを抱きしめたまま部屋へ帰る後ろ姿を見送った。
そしてその夜、ドッタンバッタンという音が鳴り止むことは無かった。
(たにくんはいいなー・・・)
コムはハーッと大きく溜息をついた。
(わたるさんは僕のこと、どー思ってるんだろう・・・)
他の人の所へ行ってばかりで、自分のいる部屋には戻って来てはくれなくなったわたる。
手は出さないが、自分のことは好きでいてくれていると思っていた。
だけどもう、今はそれすらもわからない。
(ずんこさんとバリか・・・)
誘われてからずっと考えてはいたが、今の自分にとってあまりにも現実離れしていて、
リアルに考えられなかった。

そこへ コンコン と扉を叩く音がした。
「誰?」
「僕だよ」
そう言ってぶんが湯気の立っているカップを持って入ってきた。
「ぶんさん!」
今のコムにとって、こうしてぶんが自分を訪ねて来てくれることが、唯一の楽しみだった。
「はい、ココア。好きでしょ?」
ぶんはコムにココアを手渡すと、コムの隣に座った。
「ありがとう」
コムはふーふーと息を吹きかけて、一口ココアを飲んだ。
甘い香りが鼻をくすぐり、熱い液体が体の芯から温めてくれる。
「おいし・・・」
コムの瞳が揺れ、一粒の雫がこぼれた。
「どーしたの!?」
余りにも突然のことに、ぶんは訳がわからず動揺した。
「あ、ごめんね」
コムは涙を拭って言った。
「なんか、ぶんさんがこうやって僕に優しくしてくれることが嬉しくて・・・」
「コム・・・」
ぶんはどう慰めていいのかわからず、ただコムを見つめていた。
「実はね、僕、ずんこさんに一緒にバリへ行かないかって誘われてるんだ」
「バリ!?」
思いがけないコムの言葉に、ぶんは驚いた。
「そんな・・・それでコムはOKしちゃったの?」
「まさか。急いで答えを出さなくてもいいから考えてくれって・・・」
「コム!バリなんかに行かないでよ!お願い!!」
ぶんはコムの手を取った。
「コムがいなくなっちゃうなんて僕、耐えられないよ!」
「まだ行くなんて決めてないから・・」
「でも考えてるんだろ?」
「うん・・・だけど、バリなんて僕、想像もつかなくて・・・」
へへっと笑ってコムはココアに口をつけた。
「このこと、わたるは知ってるの?」
ぶんは気になって尋ねてみた。
コムはココアを飲む手を止め、静かに首を横に振った。
「言いづらいの?僕があいつに言ってやるよ」
「だめ!わたるさんには言わないで!」
コムは必死にぶんの腕にしがみついた。
「何で?わたるがこのこと知ったら絶対止めに来るよ!」
「だからだよ」
ぶんにはコムの言ってることがよくわからなかった。
「わたるさんがこのこと知ったら多分行くなって言ってくれると思う。
 だけど、それは僕が好きだからじゃなくて僕を傷つけてしまったっていう同情からだ。
 わたるさんに同情なんかされたくないし、
それに何よりも、わたるさんの重荷になるのだけは嫌なんだ・・・」
「コム・・・」
「ぶんさんだから相談したんだ。だから他の人には内緒だよ」
そう言ってニコッと笑った。
ぶんは無理に作っているコムの笑顔を見るのはつらかった。
「わかったよ・・・」

(わたるの馬鹿!どーなっても知らないからな!!)

勝手にコム書いちゃいました。

>836番様
 ゆうひを楽しみにして下さってありがとうございます。
 でも、実は登場させたものの、何も考えてないんです(笑)
 なので是非是非書いて下さいませ。
 皆様も何かあったら書いて下さい。

光源氏???? No: 407

投稿者:ショーコ 01/12/14 Fri 17:16:23

317・318番様、なんだかとても受けちゃいました(^^)
これからは、『ワタル源氏』って呼んじゃったりして・・・・・
ということは、源氏の永遠の人、藤壺の宮を登場させなければ・・・・・
それって誰?考えると楽しみ(^^)

ベン様、なるみん様、トウコちゃんの回想、読んで下さってありがとう。
とてもうれしいです。
ベン様やなるみん様のセンスが少しでも私に有ると良いのですけど。
無理なようです(^^;)

836番様、すご~~く面白かった(^^)、いいセンスですねぇ。うらやましい。
それから、
わたる君に救いの手をありがとう(なんだかすごく古い話題のようですが)

ふぁんしー様、爽やかなずんちゃん・コムちゃん大好き。また読ませてください。

「ワタコム応援団に入ります」様、ワタル君とコムちゃんに救いの手をありがとう。
ワタル君野獣化防止対策委員長に任命したいくらいです。
ところで、「ワタコム応援団に入ります」は固定ハンドルでしょうか?
何かもうちょっと短いのにしてくださるとうれしいのですが。

華子様、お仕事お忙しいのでしょうか?続き楽しみにしてます(^^)

レスだけでこんなに長くて、ごめんなさい。
誰か私に、簡潔に書く方法教えてくださるとうれしいかも。

リカxアサ番外編 3 オサ物語 No: 406

投稿者:紫月 01/12/14 Fri 15:51:54

 3
「ねえ、知ってる?今日クラブの撮影だったんだけど、リカさん新しい恋人ができた見たいよ」
スタイリストとヘアーメイク嬢がなにやら噂話をしているようだった。
そこへ通りかかったオサが、
「それホント?」
「ホントよ、今朝だって電話取り次いだの私なのよ、ねぇコモちゃん」
スタイリストの由良と、ヘアーメイクのコモは興奮気味に話してくれた。
そこへ、オサの父親「夏美よう」が、(業界では名の知れたカメラマンだ)モデルの女性を連れて入ってきた。
「おう、珍しいな、現場にお前が来るなんて」
「やぁ父さんも元気そうだね、僕だって、曲がりなりにもフードコーディネーターですから。あの子も?」
オサはそう言い、小指を立てて見ると、夏美は、意味深な笑みを浮かべて、スタッフとともに隣のスタジオへと消えていった。
「オサちゃん?、オサちゃんじゃない」
聞き覚えのある、ドスの利いた声。
入れ違いに控え室へ入ってきたのは、六本木のクラブ「立」の、ともみママだった。
「ともみママこそ珍しいですね。集金ですか?」
「上まで来たついでに挨拶でもと思ってね、アサコちゃんが用事があるって言うから、私もついて来ちゃったのよ」
ともみは、上を指さしてそう言った。
「あぁ画廊の方にね・・・アサコがまた何か作品でも?」
スタジオは、画廊の地下になっている。夏美が、愛人にやらせている店だ。
「それより、アサコちゃんいい人できたのよ」
「えっ?そう」
オサは、アサコのことなど興味が無いと言うような返事を返した。
新しい恋人がね・・・あれから5年の月日が流れているんだ、恋人の一人や二人居たところでおかしくはない。
「あらっ終わった見たいね。じゃ行くわね。たまにはうちの店にも顔だしてちょうだい、店の子達が寂しがってるから」
「あぁ、近い内に必ず。アサコに宜しく」
ともみは、オサを残して出ていった。

リカxアサ番外編 2 オサ物語 No: 405

投稿者:紫月 01/12/14 Fri 15:42:14

自分でも思わぬ方向に・・・・とりあえず、オサxユウヒから続いてます。
*****************************************
2
ガレージに車を入れると、リカが物陰からやってきた。
黒いスーツにブルーグレーのサングラス姿が、やけに似合う。
「おはようございます、調子はどうです?」
「えっあ、まぁぼちぼち・・・この近くで撮影だったから。この前せっかく電話くれたのに、申し訳なかったと思って寄ってみた」
「元気そうな声だったから、かけ直さなかったんです。体調の方も、随分快復してるみたいですね」
リカの顔に、血が昇った。
なぜなら、アサコと過ごすようななって、今の自分を取りも出せたと思っていたからだ。
オサは、アサコがリカと一緒にいることを知らない。
リカも、かつてオサとアサコが恋人同士だったことなど知る由もない。
「これから店開けるの?」
「ええまあ、でも、今日は予約が入ってて、一般はアウトなんです・・間もなくユウヒも来ると思いますけど、中に入りませんか?」
オサはキーを回し、ドアを開けた。
リカは部屋へ入るなり、
「んー久しぶりだ・・・この店に来るのも」
「そうですね、何年たちますか?あれから・・・」
リカはすつーるにこしかけると、もう一度煙草に火をつけた。
「何か作りましょうか、あまり上手くないけど」
リカは、無名時代にこのカウンターの中でシェーカーを振っていたことがあった。
オサは、その頃からのつき合いになるだろう。
「ん?何でもいいよ、任せる」
オサはてきぱきと手際よく氷を割った。
なかなか堂には入った身のこなしで、その成長ぶりにリカは目を細めた。
程なくして、琥珀色のショートドリンクが差し出された。
「マンハッタン。チェリーは必ず2つ、リカさんのお気に入りだったでしょ」
「覚えていてくれたの?」
リカの顔が、嬉しさで一杯になった。
「リカさん、ホントに、もう大丈夫なんですか?」
「オサには格好悪いところ見られちゃったね、反省してるよ。今はもう大丈夫、躰の方は完全では無いけど、
こうして仕事もこなせるようになった。」
リカは、恋人を亡くしたショックで、自殺をしようとしたのだ。
たまたま、リカの元へオサが尋ねて行き、大事には至らなかったのだが。
オサは、あの時のリカの顔が忘れられなかった。
『どうして、死なせてくれない・・・死なせてくれ』
顔面蒼白で、瞳だけが異様な輝きを放っていた。

レスオンリー No: 404

投稿者:836番 01/12/14 Fri 14:51:34

>あおさま 勝手に夢遊病ネタでここまで引っ張って、しかも寝てらっしゃる間に(^^ゞ終わらせちゃって、ごめんなさい。

>なるみんさま 野次馬の一言、読んでて戴けて嬉しいです。あのわけのわからない「りか飛び、りかわたり、りかのぼり」
も使って戴いてありがとうございました。くららになったタニ、かわいかったです。

>Zさま わたしも、そろそろゆうひが~、と思ってたので、楽しみです。

あさこゆうひ No: 403

投稿者:Z 01/12/14 Fri 14:08:39

あさこは今も、以前と変わることなく仕事をしている。
あの事件があった次の日も、何事も無かったかのように普通に生活していた。
皆、あさこはどーなってしまうかと心配していたが、いつもと変わらない様子に胸を撫で下ろした。
口々に「あのあさこさんのことだ、心配無用だったな」と言っている。
だが、一人だけあさこの異変に気付いてる者がいた。

夜、あさこが仕事を終え、部屋で休んでいると コンコン とドアをノックする音がした。
「おさ・・・?」
あさこは急いで駆け寄り扉を開いた。
「おさ!」

だが、そこにいたのはおさでは無く、ワインとグラスを手にしたゆうひだった。
「今、暇か?」
「・・・あぁ」
あさこはゆうひを招き入れると、椅子に腰掛けた。
ゆうひは手にしていた二つのグラスを並べ、ワインを注いであさこの前に差し出し、
あさこの正面の椅子に座った。
あさこは差し出されたワインを一口飲んだ。

「最近、調子はどーだ?」
ゆうひはワインに口を付けているあさこに尋ねた。
「普通だよ」
あさこはゆうひとは目を合わさずに答えた。
「そーかな。俺にはそんな風には見えないんだけどな」
「何でだよ。仕事だってきちんとやってるし、睡眠だって取れてる」
「確かに仕事のミスも無いし、顔色もいい。だけど、お前の目は死んでいる」

あさこは黙っている。
「あれ以来、あんなに情熱的だったお前の目から、何も感じられなくなっちまった」
じっとワインを見つめたまま、あさこは動かない。

「どーしておさに会おうとしない?」
「それはお前だってよく知ってんだろ?」
どこからともなく聞こえてくるりかとおさの嬌声・・・
もちろんこの二人もりかとおさの関係は知っていた。

「おさはもうりかさんのものなんだよ」
ワインを見つめたまま、呟くように言った。
「でも、おさを愛しているんだろ?」
「おさを・・・愛してる・・?」
あさこはふっと笑みをこぼし、ゆうひの顔を見た。
「愛してたらどーだっていうんだよ。おさをりかさんから取り返せとでも言うつもりか?」
「そんな・・・」
「お前、大事な大事なりかさんをおさに取られて悔しいんだろ」
あさこの言葉にゆうひはむっとした。
「別にそーじゃねーよ」
しかし、あさこはそんなゆうひに気にも留めずそのまま続けた。
「たにの時も相当荒れてたもんなぁ。やっと落ち着いたと思ったらおさが出て来て
 しかも、今まで聞いた事も無い様な声上げさせるもんだから・・・
 だから俺にりかさんからおさを引き離して欲しいだけなんだろ?」
「そーじゃねーよ!」
ゆうひは思わず椅子から立ち上がって怒鳴った。
「俺はお前の事が心配なだけだよ!素直におさを愛してると認めたらどーだ?」
あさこも立ち上がった。
「お前愛なんて信じてんのかよ!」
「あー信じてるよ!」
「ばっかじゃねーの!?お前りかさんに裏切られてんじゃねーかよ!」
その言葉にゆうひはぶち切れた。
「ふざけんな!」
ゆうひはテーブルの上にあったワイングラスを力まかせに手の甲で払い落とした。
グラスは粉々に砕け、破片が四方に飛び散り、真っ赤なワインが絨毯にじわじわと染みて広がって行く。

だが、あさこは引こうとはしない。
「俺はお前と違っていつまでもおさを想ってるよーな女々しい男じゃねーんだよ!」
「女々しいだとー?」
ゆうひはあさこの胸ぐらに掴みかかった。
「そーじゃねーかよ!自分がりかさんの気を引くことができないからって
 俺を使っておさを引き離そうとしてんじゃねーよ!」
ゆうひは思いっきりあさこを殴りつけた。
あさこは吹っ飛び、壁に背中を強く打ちつけた。

「っ・・・のやろー」
あさこは口から流れ出る血を拭ってゆうひに飛び掛った。

あさことゆうひの殴り合いは深夜まで続いた・・・。

長くてすいません。
ゆうひ登場です。いつか出してあげたかったので・・・。
やっぱりあさこは難しい!

>@おさの件でトドさんにもてあそばれるあさこ

につなげられればいいけど・・・
気長に待っててください(笑)

充実してますねー No: 402

投稿者:なるみん 01/12/14 Fri 14:01:02

サイドストーリー、いいですね。
轟組の面々のキテレツな行動にはそれぞれに
いろんな過去があるからなのね、と納得。

>ミモザサラダ様
トドさんボコボコになっちゃうの?
イヤン、たのしみ~

>836番サマ
タニちゃんがリカさんのもとに帰ってきてくれて
よかったですwうち的にはヤジ馬の一言がかなりツボっすね

>ショーコサマ
遅レスですがトウコちゃんの回想よかったです!!
楽しませていただきました♪

それでは。。。

皆様すごい! No: 401

投稿者:Z 01/12/14 Fri 11:29:58

ホ~
たにがりかの元へ無事戻ってくれた・・・
とりあえず一安心(笑)

ここ、ほんとにすごいですね。
一晩見なかっただけでこんなに沢山のお話が・・・

そーいえば、あさこ出て来てないですよね。
でも、おさがあさこから離れて行ってしまった今、
なかなかこの人を書くのは難しい・・・と思うのは私だけかもしれないけど(笑)
あさこさんもなかなか難しい人で動かしにくいのです。
でもちょっとその後のあさこも気になるので書いてみよー。