リクエストしてもいいですか? No: 400
投稿者:あさ/おさ友の会 会員 01/12/14 Fri 10:55:53
管理人様リクエスト受け付けていただけますか?
@おさの件でトドさんにもてあそばれるあさこ
@りかさんの愛で順調に回復するおさ
@壮くんに興味津々のおさ
@その他いろいろな方と新しい出逢い
ずーと遠回りしてからで結構ですので最後はラブラブにしてあげて下さい
図々しくてすみません
ライターの皆様よろしくお願い致します
期待しています!
皆様大丈夫? No: 399
投稿者:管理人 01/12/14 Fri 10:45:49
朝起きて会社で見てみたらカキコすごーい!!
夜遅くから早朝まで 大丈夫ですか?
皆様 体壊さないでくださいね。
りかとタニが元に戻りましたが 私はおさリカやわたりか や他の人との絡みも見たいですよー
タニには悪いですがm(_ _)m
確かわたるもおさもリカが好きだ と告白してませんでしたっけ?
かしちゃん あなたは今どこに??
そういえばコムちゃんって誰にも抱かれてないわけではないけどワタル一筋なの?
でもみんな未遂ですねー コムちゃんはまじに永遠の未遂なのかしら?
誰かちょっとでもワタルと純情を書いて?!
愛のソナタ見て 私の頭の中は今りかですねー
展開早いですね。 No: 398
投稿者:keiko 01/12/14 Fri 10:40:18
朝開いたらたくさんの書き込みで
ビックリしました。
展開も早いし・・・・
なんだかちょっと乗り遅れ気味になっています。
読んでいて思ったのですが最近あさ・おさの絡み最近ないですね・・・・
よかった、元通り No: 397
投稿者:あお 01/12/14 Fri 09:52:39
836番さん、ありがとうございます。無事にタニちゃんは、リカさんの元へ戻れたのですね。
私もリカさんの夢遊病(笑)を治すのはタニちゃんと思っていました。
でも、どうやって、その展開に持っていこうかと悩みつつ、昨日は寝てしまった(笑)
いや~~よかった。
たぶん、リカさんはまた、誰かと浮気(笑)するかもしれないけど、
やっぱり、そばにタニちゃんがいないとね・・・・・と、私は思う。
ベンさんのユーモアセンスは最高ですね。まさか、「どっこいしょー」の大漁節が出てくるとは思わなかった。
リカxアサ4 No: 396
投稿者:紫月 01/12/14 Fri 09:46:24
4
電話の向こうでは、何も知らずに話しを始めていた。
別に電話をしてくるくらい何でもないことなのに、アサコの心がざわめいた。
何故だ。何故・・・・・
自分とは、もう関係などないのに・・・
アサコは、リカの手に子機を手渡した。
いや、無理矢理握らせていた。
「あっオサ・・・ゴメン、今お客さん来てて」
リカの声はうわずっていた。
「大丈夫、昨日飲み過ぎただけだから・・・この前はありがとう、本当に感謝してる。
あぁ今度店に顔だすよ。うん、わかった、電話するよ・・・」
リカは努めて明るく振る舞い、すぐに電話を切った。
死なせてくれなかったオサだったが、今になると、本当にありがたいと思った。
生きているからこそ、こうしてアサコに出逢えたのだから。
オサは気がついただろうか。電話の声が、かつて愛したアサコの声だと。
電話をしている間、アサコはベッドを出て、ガラス越しの空を眺め考えていた。
一方的に別れの言葉を突きつけたのはアサコだ。だが、未だ、心の奥にはオサがいるのかも知れない。
アサコは心のもやもやを打ち消すかのように、
「リカさん、・・リカさんに溺れても良いですか?こんな時にこんな事言うのは狡いかも知れないけど」
そして、言い終わらぬ内に、リカの胸に飛び込んだ。
「アサコ・・・」
「・・・何も言わないで・・・」
リカは、子供のように飛び込んできたアサコを、あやすように抱きしめ、想い出に縛られていた自分をあざ笑った。
リカxアサ 3 No: 395
投稿者:紫月 01/12/14 Fri 09:43:41
1.2と、再掲載したのですが・・・・投稿後、誤字発見!
みなさま、誤字脱字が多くセンスのない作品ではございますが、
勘弁してやってくださいね。
またまた
懲りずに、投稿!
***************
3
「・・アサコ・・・」
躰を引き離しアサコを見上げ、何か言いたげな目で見ていた。
「・・・・・・」
アサコは黙ったまま、その目を見返していた。
「驚いた・・・」
「・・・・・・・・・」
アサコは何を言えばいいのか、わからないのだろう。
何も言えないまま、心臓だけが活発に動いていた。
リカは黙ったままの相手の胸ぐらをつかみ、自分の方へと引き寄せた。
アサコは殴られる・・・・そう思い、ギュッ、と目を瞑った。
しかし、飛んできたのは拳ではなくて、甘くて柔らかな唇だった。
リカは、唇を離すとアサコの額をなでた。
驚きの色を隠せないでいるアサコを見上げ、リカはそれを楽しんだ。
アサコは無言のまま、リカのシャツのボタンに手を掛けた。
リカは、止めようとはしない。むしろアサコが脱がせやすいよう、躰を浮かせていた。
胸元には、ゴールドの細いチェーンが息づかいと同じように波打っている。
アサコの指がチェーンをなぞり上げると、リカの躰が微かに震えた。
「何も考えないで・・・・今は僕のことだけ考えて」
リカは、こくりとうなずいた。
アサコは、細いからだを抱きしめ、目を閉じた。
だが、冷たい電子音が、ほんの一時の静寂を引き裂いた。
「そのうち切れるさ、どうせ事務所からだ・・・・」
「出なくて良いの?まだ、鳴ってるよ。急用かもしれないじゃないか」
アサコが子機を手にすると、番号だけが掲載されていた。
子機を差し出しても、リカは出ようとしなかった。
事務所からの電話は、必ず携帯に掛かってくる。
リカは、電話の主の、おおよその見当がついていた。
「リカさん、出なくて良いんですか?」
電話は無情に鳴り続けている。
アサコはもう一度ディスプレーに目をやった。
そして、何とも言えない衝撃が心を突き刺した。
オサの番号だよな・・・・・
「はい・・」
アサコは、無意識のうちに電話に出ていた。
りかタニvol.3 No: 394
投稿者:836番 01/12/14 Fri 05:07:38
りかはそのまままっすぐにタニに近づくと、
すぐ目の前で立ち止まり、タニの唇に唇を重ねた。
タニはあまりのことに硬直している。(り、りかさん?)
そのままりかはタニの手をとると自分の胸元へと導き、
「タニ?」と呼ぶ。
「え、は、はい。」
タニは呼ばれたので素直に返事をした。
すると、その瞬間りかは急に目がさめたようだ。
一瞬なにがどうなっているのか??という顔をしてあたりを見回した。
(野次馬1 キム:本物が出てくるとここで目が醒めるんだなー)
急に自分が廊下にいて、目の前にタニがいるのを見て、
りかは混乱していた。
タニも混乱していたが、りかの顔を見たとたん泣きだしてしまった。
(野次馬2 ねったん:もらい泣き)
「りかさんっ!」
りかはオサのことを知られてから、
ちゃんとタニと向き合うのは初めてだ。
どう対応したらいいのか分らなかった。
「りかさん、俺! 俺りかさんが好きですっ!!」
タニは考える前に言ってしまっていた。
りかはびっくりしたが、次の瞬間ものすっごく嬉しそうに顔をほころばせた。
(野次馬3 ワタル:……あんな顔すんだなぁ、あいつ)
「ああ」りかはタニに近づこうとした。
「俺!りかさんが好きですっ」
あとずさりしてもう一度言うタニに、りかは笑って
「分かってるって」と、もう一歩近づこうとした。
タニはまた後にさがりながら、もう一度言った
「俺、りかさんが好きなんですっ!!」
「……」
今度はりかは笑わなかった。
(野次馬たち:…しーーーん…)
「お、俺…俺…」
りかはその場に立ち止まって、タニを見た。
「俺も、おまえが好きだぜ、タニ」
「で、で、でも…」
「そうだ。でも、俺はこういう人間だ。おまえを泣かす」
「俺はなあ、不自然なことは嫌いなんだ。
できない約束もしたくねえ。自然体でいるつもりだ」
タニはしゃくりあげながらりかを見ている。
「だから、おまえ以外の誰とも寝ないなんて、
約束はしないぜ。本気になることもあるかもな」
(野次馬4 かしげ:うっわ~~りかさん、鬼畜~~笑)
「それでもな~~タニ」りかはタニの顔をのぞきこんだ。
「俺はおまえのものなんだぜ」
「それじゃ、だめか?」
(野次馬5 ゆう:だめだよタニくん!だめって言わなきゃだよ!)
(野次馬6 オサ:…まあね、夢遊病になるくらいだもの(苦笑))
タニはものすごくひどいことを言われたような、
ものすごく嬉しいことを言われたような、
訳のわからない気分だった。
でも、もう、何もまともに考えられなかった。
「うっ…ふ…、りか、さ…」
泣きじゃくりながら、りかに飛びついていった。
りかはタニを両手で受けとめた。
その瞬間クラッカーが鳴り、
ピューーーーッと口笛があちこちから聞こえて、
まるでお祭りのようなけたたましさが廊下に響いた。
(野次馬7 トド:事務所の窓から双眼鏡で観察。「ふっ」と一笑)
(野次馬8 きりやん:あーあ、またもってかれたかぁ(苦笑))
隠れていた邸の住民たちは廊下に出てきて
お祭りのように騒ぎまくっていた。
が、りかとタニには、そんなものは全然聞こえても見えてもいないようだった。
そこには完璧に「二人の世界」が生まれていた。
(野次馬9 コム:……)
りかタニvol.2 No: 393
投稿者:836番 01/12/14 Fri 05:03:20
深夜、見回り当番がりかとはち会う大きな窓のある廊下の一角に、
いったいどうやって…と言いたくなるほど、
ほとんど邸の住人全員が潜伏していた。
こんなに邸中の注目を浴びているのに、
タニひとりだけ何も知らないままだ。ある意味、すごい。
タニは厨房のみんなに言われるままに、邸の見回りに出た。
相変わらずぼーっとしている。
おまえこそ夢遊病じゃないかと言いたくなるほど、
魂が抜けたように歩きながら、タニはりかのことを考えていた。
もう何日りかさんに会ってないんだろう。ゆうのことも考える。
ゆう…手をつないで眠ったのが遠い昔のようだ。
(また会いたいな)ゆうを思うとなんだか明るい気持ちになる。
しかし、すぐにりかのことに頭がいってしまう。
いまさらながら、りかへの想いは強烈だ。
同時にワタルのこと、オサのことが想い浮かぶ。
身体はともかく、本気になるのは自分にだけだと想って
納得しようとしていたタニにとって、
りかがオサに本気だと聞いたのはショックだった。
階段を昇って長い廊下を歩き始めると
(その辺りに皆は潜んでいるのだが…)、
むこうから人が歩いてくる。
持っていた明かりをかざしてみると、りかだった。
タニはぎょっとして、動けなくなった。
りかタニ再会vol.1 No: 392
投稿者:836番 01/12/14 Fri 05:00:44
ごめんなさい、ごめんなさい!! 先に謝っておきます! ものすごく長い、ものすごく勝手なものを書きました。
アップします。すいませ~~ん <アップ逃げ?(^^ゞ
*****************************
りかが夢遊病なのをいいことに、
おいしい思いをしていた邸の男たちの間でも、
「そろそろだな」という感触が強まってきた。
そろそろタニを見回りに行かせた方がよさそうだ。
ふたりの間が吉と出るか凶と出るかわからないが、
そろそろ答えを出してもいいだろう。
厨房チームは数週間も続けてぼーっと過ごせるタニに
ほとんど感心すらしていたが、それもそろそろ見ていられない。
数日前から、Xデーはいつだ?と邸中の男達は気にしていたが、
それがついに今夜らしいという噂は邸中を静かに駆け巡った。
まるで何かのイベントのようだ。
「かよまと」ストーリーの展開に感謝!! No: 391
投稿者:317・318番です(^^; 01/12/14 Fri 04:33:07
皆様、本当に素晴らしいです~~
かよこちゃんを野獣ワタルくんに襲わせ(爆)
まとぶんをタニと温泉に行かせて、いいムードにさせたところで
そのまま丸1日「書き逃げ」(^^;していた
317番・318番です。
固定HNは恥ずかしい(^^;ので、その都度変えていたら・・・
今頃気づいたのですが、318番が「294番の続き」になってました・・・。
これは勿論「317番の続き」の間違いです。
本当にすみません~もし直せるようでしたら、直していただけるでしょうか>管理人様
今一通り読ませていただきましたが、
続きを書いてくださった、蘭々様、Z様はじめ、
その後の「かよまと」ストーリーをつなげてくださった皆様、
本当にありがとうございました~。
蘭々様、317番の投稿は、実は下書きの時点では、
もうちょっと長くて、描写も細かかった(^^;のですが・・・
一応まだ「嫁入り前」(爆)の身ゆえ、
あまり・・・な文を、公のネット上に載せるには(一応)タメライがございましたので・・・
少し(?)修正&削除したんです(^^;
書きたかったことまで続きを書いていただき、すごく嬉しいです~。
Z様、私もタニまとぶんの方は、やらせる(あわわ・・)つもりはありませんでした。
でももしあそこで止めたら、どんな風に展開するだろう(笑)・・・と書き逃げしたわけですが(^^;
いい感じでまとめてくださり、大変感謝しています~。
ワタルくんに対する、あまりの野獣ぶりに、悲鳴の声も沢山あるようですが・・・
ふと思ったんですよ、何故ワタルくんは、あんなにも「野獣」(^^;なんだろうと・・・??
(自分でも書いといて、言うかぁ~!?)(爆)
コムちゃんという、大切な人がありながら・・・。
そう考えたら、なんだかワタルくんと「光源氏」が重なって思えたんです。
(タモさんとは、大分イメージが違うけど・・・)(^^;
愛すべき人がいながらも、心の空白を埋めるために、多くの女人を求め続けた光源氏・・・
ワタルくんのケースも、そういうことなんじゃないかと・・・。
ここでは、コムちゃんが勿論、最愛の紫の上で、
りかが、いけない関係だと思いながらも、その情愛に溺れていく朧月夜の君かな~?
で、かよこちゃんは、夫の留守中に1夜限りの関係を結んだ空蝉の君、かしら?
「たおやかなのに、決して折れない、『なよ竹』のような人」とかいうような表現も、確かありましたし
>蘭々様。
・・・でも、そうなると、あの熊のような、夫の伊予の介が、まとぶん~~~!?
そ、それはいやじゃ~~~~~~!!!
(・・・す、すみません、『あさき』原作の、メチャメチャファンです・・・)(^^;;
だから今回も、(自分でも読みたかった)(笑)かよこちゃんの一件を通して、
ワタルくんが、コムちゃんへの「真実の愛」に目覚めるきっかけになれば・・・とも思ってましたが、
まさにその通りの展開に話が進んでいて、驚きで舌を巻きました~~本当に嬉しいです!!
(・・・ひどい目にあわせて、ゴメンネ>かよこちゃん・・・これでも一応ファンですから)(^^;;
レスだけでこんなに長くなってすみません~~これからも皆様の力作、楽しみに待ってます~~!!
(そのうちまた、ネタだけ落として、また「書き逃げ」するかもしれませんが(^^;
・・・自分でうまく、結論をまとめる文章力が無いので・・・)(涙)
トドの過去(トド番外編) No: 390
投稿者:ミモザサラダ 01/12/14 Fri 03:09:44
轟組の頂点に君臨するボス。偉大なるそのお方は攻め専門。
エッチでも喧嘩でもやられる事は決してはありません。
たまにはやられる場面もみてみたい。
初の書き込み行かせていただきます。
************************
轟は極道の血を引いているわけではない。
今から10年以上も昔のお話。
彼は画家志望の某美大の学生、れっきとしてかたぎであった。
出身地はど田舎、性格は素朴で硬派。
ルックスはあの通り文句なしの美男子で男女を問わずモテる男。
そんな彼は画家を夢見て2年間パリへ留学する。
そこで著名な画家の目にとまり手ほどきを受け
将来を嘱望されるかたちで帰国する。
が、帰国後、彼は一人の女性と恋におちる。
この女性が彼の将来を大きく変えた。
萬のひとり娘、まりこである。
よく晴れた秋の午後。
紅葉の皇居をキャンバスに写す轟の前をハスキー犬の散歩をさせる一人の女が通りかかる。
木漏れ日を浴びハスキー犬に笑いかけるその笑顔に彼は一目で惹かれてしまった。
「美しい。まるで天上に咲く花のようだ。あのように美しい人を見たのははじめてだ・・・」
そしてまりこも彼を・・・。
彼らが結ばれるのにそう時間はかからなかった。
彼は故郷の事、パリの事、将来の夢、自分の事はなんでも彼女に語った。
だが、まりこは何故かあまり自分の事は語りたがらなかった。
ただ二人で過ごせる時間が輝いていればそれで良かった。
道往く二は人誰もが羨み振り返るほど美しいカップルだった。
ある日の広尾、オープンカフェ。
轟がふと路上に目をやると黒いフォードが停車していた。
ガラスは全面に濃いスモークが貼られ中は全く見えない。
人が乗っているのかいないのか・・・。
「あれ?あの黒い車・・また止まってる。この前来た時もあそこにいたような気がする」
轟がまりこに話しかける。
「え?どーれ?」
一瞬、まりこの表情がこわばったのを轟は見逃さなかった。
「そう?この前は気づかなかったけど...。それより、明治屋さんでお夕飯 のお買い物しない?私なんか作るから」
「へえ、まりこの手料理かあ。いいね~。じゃあ一番得意なもの作ってよ。 目玉焼き?」
「失礼ね!これでも花嫁修業はバッチリなのよ」
「期待しないで待ってます」
「待ってちゃ駄目!。トド、あなたもて・つ・だ・う・の!」
そういいながらまりこは轟の高い鼻の頭にキスをした。
二人がカフェを出ると、その車もゆっくりと走り出した。
(コンコン)ノックをしても中からは返事がない
(おかしいわね。時間通りに来たのにいないなんて...)
ゆっくりとドアを開け中を覗くといつもの椅子に萬は腰をかけて 窓の外を眺めていた。
「パパ、なあに、こんなところに呼び出して。仕事場へは来るなって いつもは怒るくせに...」
はしゃぐまりこに萬はいきなり切り出した。
「まりこ、お前、男が出来たのか?」
「・・男?。呆れた・・。パパ!娘が18にもなって彼がいないなんて その方が恥ずかしいわ。それに男友達ならたくさんいるわよ。
今更パパに報告するような事じゃないわ」轟の事を言っているのは直ぐに わかったが、とぼけるしかなかった。
萬の目は笑っていない。背筋が寒くなった。
とぼけなければ轟が危ない。
「お前には和央組の若頭との縁談が控えている。男遊びも程々にせんとな」
「その話ならこの前はっきり断ったはずよ。私を組同士の勢力争いの道具 に使わないで!。」
(フフ...きつい女だな。母親にそっくりだ)
「何の為にお前を養女にしたと思ってるんだ。ん?。お前の母親の店、流行ってるぞ。
この不景気に銀座に店をもてるのは誰のお陰かな?。和央との結婚が嫌なら母親と
よく相談してから出直して来い。」
「・・・・」
「この縁談は何がなんでもまとめにゃならん。お前の美貌に全国の組員の
生活がかかってるんだ。うちの組だけじゃない、和央のところもだ。わかるか」
「・・・・」
「とにかく、どこの馬の骨かわからんようなやさ男とは別れろ!
わかったな。見合いの予定を早めるぞ。一週間後だ。ちはる!例の料亭だ セッテイングを頼む」
「はっ」
「パパ!。待って嫌よ私・・・・」まりこの叫びを無視して萬は部屋を 後にした。
「パパ!!」呆然とドアを見つめるまりこに
「お嬢様、もう後戻りは出来ません、ボスは一度お決めになったら 死んでも後へは引きませんから」
後ろからちはるが優しく肩を抱く。
「愛しているの・・あの人を・・。私どうしたらいいの?」
ちはるは驚きを隠せなかった。まさかお嬢様、本気で・・。
顔色をとり繕うのに必死だった。
「大丈夫ですよ。彼には逢えます。結婚してからでも。この世界では 男も女も浮気は甲斐性みたいなもんですから」
「いやよ!浮気だなんて、私は彼と...彼と...」
まりこはちはるの胸で泣きじゃくっていた。
数日後の萬の部屋。
「ちはる、その後まりこはどうだ?」
「はっ、それが・・・」
「まさかまだつき合ってるわけじゃないだろうな。お前がついていながら 何をぐずぐずしている。早くその男を消せ!」
いつもなら言われなくても相手に脅しをかけるなり金を掴ませて
とっくに手をうっているちはるだが、轟と逢っている時のまりこの生き生きとした表情をみていると、
どうしても手が出せずにいた。
そして見合いの日が迫った。
「申し訳ございません。たぶんお嬢様も婚約までのお戯れのおつもりでは ないか・・」(バシッツ!)
言い終わらないうちに萬のパンチが飛んだ。
血が滲んだ口元を拭いながら直ぐに立ち上がるちはるをみながら萬は言った。
「もういい、お前はまり子に甘過ぎる。ガイチ!」
「はい」
「お前にも手伝ってもらいたい。直ぐに色男をしょっ引いて来てくれ」
「今ですか?」
「今だ」いつになく短気な萬であった。なんとしても和央組とは手を結ばねば。
こんなチャンスは二度とない。
「はい、かしこまりました。」
「ちはる、まり子の色だからといって、傷をつけるんじゃないぞ。相手はかたぎだ。いいな」
「・・・はい」まさかボスは俺の気持ちに気づいているのか?。
前置きが長くなりましたが、次はいよいよトドさんがボコボコになります。
そして、論波時代のあの女帝まり子の執拗なまでのトドへのご執着の訳が明らかになります。(続)
あ、失敗だ。 No: 389
投稿者:初挑戦 01/12/14 Fri 02:52:38
下の二つ、「・・・」が文字化けしてしまいました。
後、改行も失敗。なんか、初歩的なミスばっかりで、
重ね重ねすみません・・・。
No: 388
投稿者:初挑戦 01/12/14 Fri 02:48:40
続きです。
****************
「僕は、この家に生まれたんだ。」
「ま、またゥ・。」
また、茶化されたかと思ったゆうのほっぺは、
今にも破裂しそうだったが、目をつぶったかよこは、
そのまま続けた。
「僕の母親は、今は和央組の、まり子さんなんだ。
父親は、誰かわからないけれど。
小さい頃から、自分の身は、自分で守れるように、それなりの戦い方は叩き込まれた。
僕が、パスタで、自由に鍵を操れるのも、見かけよりは、強い腕を持ってるって言われるのも、
そのせいだ。」
かよこは、ゆっくりと目を開けた。
ゆうは、既にかよこから手を離し、呆然と、その話を聞いている。
「ただ、僕は、昔から、体が弱かったし、ここは、こういうところだから、
女の子として、育てられてたんだよ。でも、先代が亡くなったり、
和央組が独立したりで、ばたばたした時、病気の体では、和央組でも、
轟組でも、この先、仕事はつらいだろうってことで、
まり子さんの知り合いの、和菓子屋に養子に出された。
轟組は、女人禁制だっていう、表向きの理由でね。
そこの両親は、子供がいなくて、僕にとってもやさしかったけど、
自分の家じゃないと知ってて、家を継ぐことなんて、ゆうならできるかい?」
ゆうは、ぶんぶんと、頭を振った。
「養子に出されてからは、僕は、男に戻っていたし、両親がかわいがって
くれるのをいいことに、好き放題やってたよ。いろいろゥ・。
で、香寿警部に拾われてからは、ゆうも知っているとおりさ。」
話ながら、いつしか涙を流していた、かよこに気づいて、
ゆうは、かよこをぎゅっと、抱きしめた。
「ごめん、かよこ。ごめん。俺、何にも知らなかった。話すの辛かったよね?
ほんとに、俺、かよこを泣かしてばっかりだ。」
かよこも負けずに、ゆうにしがみつきながら、
「僕こそ、もっと早く話すべきだったよ。僕は、自分から逃げてた。
そして、ほんとのことを話せば、ゆうが、自分から離れていくんじゃないかって
一人で、怯えてたんだ。今、話せるのは、これだけで、精一杯だけど。」
「十分だよ。話してくれて、ありがとう。
でも、ここで、かよこの事、知ってる人、いるんじゃないの?」
ゆうの素朴な疑問に、かよこは、やっと、笑って答えた。
「いや、僕が小さかった頃からいるのは、轟さんくらいさ。
多分、気づいてるんだろうけど、何も言わないってことは、
当分は、置いてくれるってことじゃないかな?あの人のことだし。
どうせ、この体じゃ、出て行ってもろくなことは出来ないもの。」
二人は見詰め合って、お互いの顔の涙を、口で受けた後、
優しい、昼下がりの光に包まれて、大切な宝物を慈しむように、
一つになっていった。
**********************
すいませーん。どっかで轟組と接点を作ろうと思ったら、
こんなことになってしまいました。
論破からのネタ、引きずらせていただいちゃって。
あの、無視して頂いて結構ですんで、他のお話、続けてくださいね。
かよこ×まとぶん 回想1 No: 387
投稿者:初挑戦 01/12/14 Fri 02:47:00
初めてで、かなり緊張してるんですけど、
かよまとの二人が、何故轟邸に居付いたのかが気になって、
考えてみました。
結構、怖いことになってしまったかも。ごめんなさい。
************************
「なんで、あの時逃げなかったんだ?」
ある日の昼下がり、窓辺で、柔らかい日の光を浴びながら、
かよこが突然言い出した。
「なんだよ、やぶから棒に」
「縄がほどけていさえすれば、ゆうのことだもの、逃げられたはずだよ?
この屋敷を出たって、こんな体の僕じゃともかく、
ゆうなら、香寿警部のところに戻って、活躍できたはず。なのに、なんで…。」
窓の外を見ながら話す、かよこの表情は読み取れない。
その声のあまりのよそよそしさに、思わず、ゆうは、かっとなって、
かよこの小さな顔をつかみ、自分のほうへと引き寄せた。
「もう一回、俺の目を見て言ってみろ!!」
しかし、かよこの、あまりに切なそうな表情に、はっとして、
ゆうは、かよこを離して、答えた。
「俺に、他に居場所があると思うのか?
二人でコンビを組む前なら、黙って逃げたかもしれない。
なんせ、坊ちゃんの道楽だって、思ってたからな。でも、一緒に仕事を
するようになって、どんどんお前に、惹かれていったんだ。
今の俺には、かよこ無しの人生は、考えられない。
俺ゥイお前のためなら、死ねる!」
「どっかで、聞いたような台詞だね。」
茶化すように、くすっと笑う、かよこ。ゆうは、こらえきれなくなって、
かよこをその腕に、かき抱いて続ける。
「いや、むしろ、お前のために生きるよ。お前の居場所が、俺の居場所だ」
どちらからともなく、顔を寄せ合い、口づける。二人の顔が離れるとき、
ゆうが不思議そうにつぶやいた。
「でも、俺たち、何で、ここにいられるんだろう?」
その言葉で、かよこを包んでいた、柔らかい微笑みがきえ、
張り付いた笑みに変ったのに、ゆうは、気づかない。
「さあね、ワタルを、グーで殴る奴なんか、ここにはいないからじゃない?」
「俺、真剣に聞いてるんだけど?」
ただでさえ、ふっくらしている、ゆうのほっぺたが、ますます膨れている。
そんなゆうの目を、直視できないかよこに、いらいらしたゆうが、肩をゆすった。
「さっきから、俺を試してんのか?はぐらかしたり、茶化したり、 そんなに俺が、信用できないって言うわけ?言うまで絶対離してやんないから。」
勢い余って、かよこを押し倒してしまう、ゆう。
そのまっすぐな目に、射すくめられ、
かよこは、(そんなの、いつもじゃん)と思いながらも、覚悟を決めた。
深く、静かに息を吸い、目をつぶって、一気に言った。
「僕は、この家に生まれたんだ。」
******************
長くなるので、いったん切りますね(ここまででも、十分長いけど)。
本命は No: 386
投稿者:ノル×ぶんな私 01/12/14 Fri 02:21:58
ここの掲示板のせいでかしげちゃんファンになりました。
雪公演楽しみだわ。ではでは失礼。
No: 385
投稿者:ベン 01/12/14 Fri 01:49:59
トウコちゃんの回想
とっても感動して一気に読んでしまいました。
分かっていたことなのに二人が可哀想で可哀想で・・・。
:
:
むこうと違って落ちたり消えたりの心配はないのに、今日も寝不足。
トウコちゃんの回想その5 No: 384
投稿者:ショーコ 01/12/14 Fri 01:34:23
「おおーい、見つかったか?」
「いや、こっちにはいないようだ。」
「コムを連れているんだ、そんなに遠くには行けないはずだ。」
屋敷中が騒然としている
草むらに、身を潜めながら、二人はその声を聞いていた。
「もう逃げられないよ。」
「痛むのか?」
「ううん。大丈夫。だけど僕がいたら、足手まといだ。」
「バカだなあ。お前は心配しないで俺と一緒にいればいいんだ。」
「トウコ.....ありがとう」
コムの瞳に不意に涙があふれた。
「どうしたんだよ急に」
「トウコ、僕をかばって、あんなこと.....いつも.....」
「何言ってんだ。お前をかばったわけじゃないよ。」
「ううん。あいつが話してくれた。
なかなか僕を.....出来なかったって。
いつも、トウこが身代わりに....ごめん、トウコ」
「コム!」
トウコがコムを強く抱きしめる。
「俺がお前を守るっていただろう?守りきれなくて、ゴメンな。」
トウコの目にも涙があふれ嗚咽となった。
「トウコ、かわいそうに。辛かったよね。」
コムが細いしなやかな指で、トウコの涙をぬぐった。
「僕も言ったよ。僕もトウコを守ってあげるって。
だから、今度は僕の番だ。」
「どうする気だ?」
「トウコは、あいつを刺してるし、もう死んじゃってるかもしれない。
もし、捕まったらタダじゃ済まない。殺されちゃうかも....」
「ああ、そうだな。」
「僕なら、捕まったって、たいしたことないさ。」
「コム、お前....」
「だから、その隙に逃げて。」
「だめだ、そんなこと、絶対」
「トウコ、聞いて。僕もトウコを守りたい。
トウコを死なせたくない。」
「だめだよ。お前は俺のそばにいなきゃだめだ。」
「もう、決めたんだ。着いて来ないで。」
「コム!」
コムはきっぱりと、トウコの手を振り払うと、
素早く、草むらから立ちあがり、男達の方へ歩き出した。
引きとめようとしたトウコのその手を
誰かが止めた。
驚いて振り向くと、ガイチが静かに立っていた。
「シッ。静かに。コムは俺が連れて行く。
ここは、コムのいう通り、お前は逃げろ。」
「ガイチさん!」
「お前達、二人を助けてやりたいけど、
傷だらけのコムを連れていては逃げ切れない。」
「だけど。」
「今、ここでお前が死んじまったら、誰がコムを守ってやるんだよ。」
「ガイチさん、俺....」
「見つからないうちに早く」
トウコは決心して大きく頷くと
「ガイチさん、コムに伝えてください。
どこにいても、どんなになってても、必ず見つけ出して助けに行くからって。」
そう言い残して、トウコは暗闇に走り去って行った。
「おおーい、コムが見つかったぞ」
遠くで誰かの叫ぶ声が聞こえていた。
ということで、終了です。
もし、読んでくださった方がいらっしゃったら
最後までお付き合いくださってありがとう。
トウコちゃん、コムちゃんに逢えるといいな。
華子様、期待してますよ(^^)
トウコちゃんの回想その4 No: 383
投稿者:ショーコ 01/12/14 Fri 01:26:26
間に合ってくれ。
そう願いながら走る、トウコ達の車の横をすれ違って
黒塗りのベンツが通りぬけて行った。
トウコ達の住んでいる屋敷から出てきたようだった。
車が屋敷の門をくぐると、トウコはいても立っても居られず、
車から飛び降り、屋敷をめざして走り出した。
玄関でさっきのベンツを見送ったのだろうか、数人の男達とすれ違った。
「トウコ!残念だったな。」
男達が笑いながら、トウコに声をかける。
こいつら、いつか必ず叩き殺す!
「今は、やめとけ。目の毒だ。」
「それに、まだオヤジさんの用が済んでいない。」
トウコはそんな声を無視して、二階へと駆け上った。
客間のドアを幾つか乱暴に開けながら、
コムの居る部屋を必死で探す。
幾つ目かの部屋を開けた時、無残な光景がトウコの目に飛び込んできた。
引き裂かれて、真紅の血にまみれ
呆然と仰臥しているコム......。
思わず目をそむけたくなり、
けっして目を離すことが出来なくなる、残酷で美しい光景。
身動きをしないコムに、養父が覆い被さろうとしているのを見て
トウコの怒りが頂点に達した。
「コムから、離れろ!!
薄汚い手で、コムに触るな!!」
「トウコ、お前、ずいぶん早かったじゃないか。
こんな所を、お前に見せたくないと思っての親心だったのにな」
薄笑いを浮かべて養父が言う。
「畜生......」
トウコは、いつもポケットに入れて持ち歩いているナイフを手にしている。
「バカなことを。やめておけ、ただじゃ済まんぞ。」
バカにしたように、驚きもしない男に、
トウコは全体重を懸けてぶつかって行った。
「うっ」
短いうめき声を上げて、男が倒れ、
トウコがよろめきながら、コムに近づく。
「イヤダ!、やめて!」
「コム!俺だよ」
手をかけたトウコの手を振り払って、逃げようとするコムを
トウコは強く抱きしめる。
「トウコ......ああ、トウコ....」
「コムしっかりしろ。逃げなきゃ。立てるか?」
「逃げる?殺しちゃったの?」
トウコの言葉にはじめて状況に気づいて、
コムが恐る恐る、倒れている男を見る。
「こんな奴、」
トウコが男を足で転がす。
「まだ、息はあるかもな。」
「トウコ、逃げて。」
「バカ、お前も一緒に逃げるんだよ。」
「僕はいいんだ。」
「何言ってるんだよ。さあ、早く。」
トウコはコムを抱えて立たせると、
裸の上半身に自分の上着を着せ掛けた。
いろいろと No: 382
投稿者:836番 01/12/14 Fri 01:23:48
>あおさん、勝手に夢遊病つづけちゃってます。ごめんなさい。
すごい受けちゃったので *^-^* v
>ベンさん、勝手にタニ家出させてごめんなさい。
トウこちゃんの回想その3 No: 381
投稿者:ショーコ 01/12/14 Fri 01:21:24
トウコは義父から頼まれた使いを果たして、
帰り道の車の中にいた。
長い道のりで、もう夜もだいぶふけてしまった。
また、コムが心配しているだろうな。
そう思いながら、心地よいまどろみが襲ってきて、
何時の間にか眠ってしまっていた。
ふと気づくと、車は止まっていて、
運転をしているはずの、ガイチがいない。
「ガイチさん?」
「オッ、トウコ、目を覚ましたか。」
車の外で、タバコでも吸っていたのか、窓からガイチが顔をのぞかせた。
「どうしたんですか?こんな所で。」
「ああ、ちょっと時間調整だ。」
「時間調整?」
「今、帰っちゃ、ちょっとまずい。」
「どうして?」
イヤな予感が走って、急き込んでトウコが訊く。
「トウコ、まあしょうがないじゃないか。」
「しょうがないって。まさか!?」
「あそこに暮らしていたら、避けられないことだろう?」
「コム.....」
トウコは車を飛び出すと、ガイチの襟をつかんで詰め寄った。
「どうして、早く知らせてくれなかったんだ。」
「だから、それを知ったら、お前が必ず大騒ぎをすることは
分かってるから、それで今日は遠出を.....」
「ガイチさん、ガイチさんは俺達の味方だったじゃないか。」
「今でも、そのつもりだよ。だけど、もう庇いきれないんだ。」
「だって、コムにそれをさせたくなくて、
だから、俺、コムの分まで引き受けて.......」
「分かってるさ。だけど、
いつまでもそんなことしていられないだろう?」
「だって、あんまりじゃないか。コムは俺の大事な......」
トウコの澄んだ目に涙があふれた。
「オヤジさんは、それも心配だったんだ。
コムを高く売る前に、お前らがどうにかなっちまうんじゃないかって。」
俺が、コムにそんなことする分けない。
無邪気に信じきっているコムに。
「ガイチさん、お願いだ。急いで帰ってよ。」
血相を変えて懇願するトウコにガイチが折れた。
「分かったよ。早く車に乗れ。」
トウコちゃんの回想その2 No: 380
投稿者:ショーコ 01/12/14 Fri 01:18:03
ヒャ~~~、すごい伸びですね。
皆さんの作品ほんとうにすばらしいです。
う~~ん、そう来たか。とか、ナルほどねぇ。とか、上手い!とか
ぶつぶつ言いながら(もちろん心の中で)楽しませていただいております。
この流れに、今回、私が書いたものは見事に乗れてないのです。
しかも、超超なが~~いのです。
でもお邪魔だろうが何だろうが、書いちゃいます。
もし、読んでくれる方がいたらうれしい.。
無視してもいいです(ウソ)すいません図々しくて(^^;)
********************************
そして歳月は流れ、トウコとコムの周りにも
変化は確実に訪れていた。
「トウコ、この頃どうしたの?」
「どうもしないよ。」
「ウソだ。時々、僕が眠ってしまうほど遅い時間になっても
帰って来ないし。
それになんだか、とても疲れてるみたいだ。」
「このところ、オヤジさんの仕事が忙しいんだよ。」
「僕には手伝えないことなの?」
「お前の手伝いは......絶対いらない。」
「ひどいなあ。僕そんなに頼りなくないのに。」
「そういうことじゃないんだ。」
「じゃあどういうことさ。」
「うるさいなあ。もう寝ろよ。」
くるっと、コムに背を向けると、トウコはフトンを頭からかぶってしまった。
コムも、心配な気持ちをはぐらかされて、ふくれて、トウコに背を向ける。
暫くの静寂が流れて、
それまでじっと我慢していたコムが声をかける。
「トウコ、寝ちゃった?」
「いや。」
「ねえ、そっちに行ってもいい?」
「うん?」
「足が冷たくて、眠れない。」
「ああ、いいよ。」
「サンキュー」
コムがトウコのフトンのなかに飛び込んできた。
「わっ、冷てえ。」
「へへ、ごめん。」
「たく、冷え性だなお前。」
「トウコは、暖かい。」
そう言うと、コムはトウコの背中に抱きついて、
なめらかな素足を、トウコの足に絡めてくる。
一瞬の衝動を押さえて、トウコがコムの方に向き直り
胸の中に、コムを包み込んだ。
「こうしててやるから、早く寝ちまえ。」
「うん、お休み....」
安心したのか、もうすでに眠そうな声でコムが答えた。
コム、お前といつまでこうしていられるんだろう。
もう、俺、知ってしまったんだよ。
二度と帰れない道を歩き出してしまったんだ.......
その道にお前だけは踏み込ませたくない。
俺が、必ず守ってやるから.......。
胸の思いを確かめるように、コムを抱く手に力を込める。
コムの安らかな寝息が、沸き立つようなトウコの衝動を押さえ
穏やかな眠りへと誘った。
その3 につづきます。
Re: 症状さらに悪化 Prev: 377 / No: 379
投稿者:ベン 01/12/14 Fri 00:52:00
当番の間で新しい噂が流れた。
> 最近のりかさん、キスして胸をさわらせてくれるだけじゃなくて
> 抱き締めて首筋にキスもしてくれるらしい。
> それがまたすごいらしい。
すごいらしいって・・・う~~ん本当にすごそう。
私も見回り当番になりたい・・・
NO.6 No: 378
投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/14 Fri 00:41:31
管理人さま、削除有難うございました。
本日最後(って日付変わっているけど突っ込まないでー)の投稿です。
今日一日投稿三昧だったよ。何やってんだ私。
では、お休みなさいませー(爆笑)
*************************************
稔はグラスにシャンパンを3分の1だけ注ぐと一気に飲み干した。
(ぶんは今頃どうしてるか・・・そうかあいつと出会ってからこうして別々に夜を迎えるのは初めてだ・・・
そんな事にも気付かない程2人でいる事が当たり前になっていたのか。
あと3日で出られる。あそこを出たらずっと一緒にいられる。ぶんはどれ程喜ぶだろう・・・
もう少しだけ待っててくれ)
こうして離れてみて、ぶんが存在がいかに大きかったか。ぶんの事ばかりが浮かんでくる。
なんだか可笑しかった。ククッ・・静かに切なく笑った。
カタッ
バスルームから聞こえる物音に、冷淡な顔つきに戻っていく。
ガチャッ
少しして、白いバスローブを身に纏ったさえこが出てきた。
稔に近づくとシャツの上から、稔の背中に両手をあてがいピトッと頬をすり寄せた。
(あぁ、この背中・・・)さえこは高揚していた。
(なんだこいつと思いながらも)
「飲めよ」
稔がグラスにシャンパンを注ぎさえこに手渡すと、
嬉しそうにグラスに口をつけた。
蒸気で頬が紅潮し、ふっくらと艶やかな唇、濡れた瞳がさえこの妖しい魅力に益々拍車をかけていた。
「稔さんも飲んで・・・」
「さっき飲ませてもらったよ・・・」
「じゃあ、あと少しだけ」
そう言うと稔の唇に、含んでいたシャンパンを流し込んだ。
「うっ・・・」
そのまま稔に抱きつき、楽しそうに舌を絡めた。
「ふふっ」上目遣いで稔をみる。
(こいつ・・・)
稔はさえこが身に纏ったバスローブに手をかけると、一気に前を開いた。
「!!!」
さえこを腕の中に抱え込むと肩から首筋にかけ唇を這わせていった。
さえこは全身に電流が走ったような感覚に襲われ、力が抜けていった。
息が荒くなっていく。稔の頭を抱え込み必死にしがみついた。
(こんな感覚初めてだ・・・あぁなんてす・て・きな人)
「あっ・・お・お願い・・ベットに・・・」
言い終わらないうちに体が宙に浮いた。
稔は何も言わずさえこを抱き上げベットに移した。白い肌がいっそう引立っていた。
ネクタイを外しシャツを脱ぎ捨てるとさえこに重なった。
全身くまなく唇を這わせていく。滑らかな稔の肌、しっとりとした唇の感触がとても心地良かった。
「稔さん、今度は僕が・・・」
そう言って身体を起こすと稔の上に乗りあげ、今されていたように稔の身体に唇を這わせた。
「ウッ・・・」稔の洩れでた声に満足そうに微笑む。
「もういいよ・・」少ししてそう言うと、再びさえこに重なった。
稔の動きが激しくなっていく。
「アッ・・・み・の・・るさんっ・・ん・・」
「さえこ・・・」(ぶんっ・・)
心でぶんを思いつつ、初めて稔はさえこの名を口にした。
濃すぎてしまった(反省)。さえちゃん難しい・・・。
症状さらに悪化 Follow: 379 / No: 377
投稿者:836番 01/12/14 Fri 00:41:23
「タニくんのところに、きりやが来たみたいですねー」
朝食を運びにりかの部屋にきたキムは
なに気な~く、さりげな~くを装って言ってみた。
りかはネクタイをしめていた手を一瞬とめた。
「ここを出るなら連れてく、って言ってたみたいで」
りかをちらちら見ながらキムはつづけた
りかは「ふ~ん」と言ったまま、後は何も言わなかった。
「これできっと、りかさん少しは心配になって、
タニと話しする気になるかもしれないな」
キムはタニにちょっと悪いことしたな、と思っていたので、
少しなんとかしたいと考えたのだ。
でもその後もりかはタニに会いに来なかった。
2、3日すると見回り当番の間で新しい噂が流れた。
最近のりかさん、キスして胸をさわらせてくれるだけじゃなくて
抱き締めて首筋にキスもしてくれるらしい。
それがまたすごいらしい。
ウェイティングリストは二巡目を待つ若手で
二倍の長さになってしまった。
「うっ、そ、そうきたか…」
厨房チームは唸ってしまった
かしげ×ワタル No: 376
投稿者:華子 01/12/14 Fri 00:31:42
リカさんの夢遊病者状態、いいですね~。
ツボでした。そして、昼間のスーツ姿。なんか、笑えます。
タニちゃんが、くららになっちゃったのも、かわいくて、、(^^)
コムちゃんは、ずんこさんとバリに行っちゃうの~。
もう少しで、ワタルくんはコムちゃんの所に戻るのでは?
と思うので行かせないでくださいねー。
ワタコム応援団の私です。
ところで、かしげちゃんとワタルくんてどうなんでしょう。
もう、すっかり野獣と化したワタルくん。かしげちゃんなんて
一捻りって言う感じでしょうか?
でも、かしげちゃんには秘策があるのでした。
ということで、続きを少し。
***********************
かしげは、ワタルがトドの部屋から出てくるのを待っていた。
必ずこの時間には、トドに報告をする。
カチッ という音と共にワタルが、
「じゃ、これで今日は失礼します。」
ワタルが振り返ると、かしげが壁に寄り掛かり
スラリと伸びた腕を柔らかく組んで微笑んでいた。
ワタルは、“フッ”と一瞥しただけで、通り過ぎようとした。
「ワタルさん、ずいぶんじゃないですか。」
「ああ、、かしげ、、さん。何か?ボスに用があって
来られたんじゃないんですか?俺は済みましたから、どうぞ。 じゃ、失礼します。」
「ああ、待ってよ。僕は、ワタルさんに話しがあるんだけど。」
「!?話し!」
「ええ、コムの事。コムの話しだったら聞きたいと思うだろう。」
「コムが、、どうかしましたか?」ワタルは、少し動揺した。
“なんでこのかしげから、コムの話しなんだ。
また、コムにちょっかいを出そうと言うのか?”
「そうだなぁ、ここじゃなんだから僕の部屋に来てよ。
そこでゆっくり、、話すから。」
かしげの瞳の奥で妖しい炎が、燃え始めていた。
なーんて、書いてみました。また、長くなるので一度切ります。
なんか、自己満足で書いちゃってますが、みなさんのはなしと
合わないのは、承知の上。ゴメンナサイ!
Re: あー 毎日最高 (笑) Prev: 374 / No: 375
投稿者:ベン 01/12/14 Fri 00:24:38
喜んでいただけて嬉しいです。
「フンドシ」ダンサー&シンガーズですが、ミズというのも大ありなんですよ。なにせ、キリヤンと共に
ベルリンのソーラン節の歌手ですから。
結構あれでやられた知人も大勢おりますのです。
> 今、愛のソナタ見てリカに萌えです(^0^)
たしかに・・・でもオックス男爵キャラのリカさん・・・
ここで使うのムズカシソー。
単なるオヤジだからそうでもないって?
あー 毎日最高 (笑) Follow: 375 / No: 374
投稿者:管理人 01/12/14 Fri 00:11:19
>だがワタルはとうに妄想に入ってしまっていた。
>『大漁旗はためく漁船の甲板、真っ赤な夕陽を背にフンドシ姿で仁王立ちするリカ・・・
>(注;この時、フンドシの男S(リカ)は青天で手ぬぐいを肩に掛けていても可。但し
>その場合「どっこいしょ~」のバックコーラスは不可欠。フンドシの歌手A・Bがミズと
キリヤンならなお良い。)
ゲラゲラ
私も想像した。キリヤンの歌は良いのですが ミズの歌 すごいわ
覚悟して聞いた方がよさそうね(歌 頑張ってーちかちゃん)
今、愛のソナタ見てリカに萌えです(^0^)
ノルさえも楽しみです。 明日も楽しみでーす
たまにはお仕事。 No: 373
投稿者:ベン 01/12/13 Thu 23:22:08
リカさん、夜は夢遊病者でも、昼は一応極道しています。
轟の部屋の前。
そこで落ち合ったワタルとリカは、眩しそうにお互いの姿を見つめ合った。
ワタルは上等なイタリア製のスーツを着込んでいる。ダークなグレーがワタルの精悍さを引き立て、
一級の手による縫製が広い肩と厚い胸をいやでも強調していた。
片やリカはストライプの、細身で派手なスーツに身を包んでいた。背中から腰にかけて、
リカの流れるようなラインが映える作りだ。
「リカ、やっぱりお前は、こういうバリッとしたヤクザな格好が最高だぜっ!!フリフリ
のブラウスじゃあ、すぐ押し倒したくなっちまうのになっ。」
「フッ。何を今更(俺がキマッテルのはいつものことだ)。俺はスーツだろうと
フンドシいっちょうだろうと、ワタル、お前をメロメロにしてやるよ。」
勢いでフンドシなんて言葉を使ってしまった自分のセンスを、リカは呪った。
『ヤッベ~ワタルの奴だまっちまったよ・・・』
だがワタルはとうに妄想に入ってしまっていた。
『大漁旗はためく漁船の甲板、真っ赤な夕陽を背にフンドシ姿で仁王立ちするリカ・・・
(注;この時、フンドシの男S(リカ)は青天で手ぬぐいを肩に掛けていても可。
但し その場合「どっこいしょ~」のバックコーラスは不可欠。フンドシの歌手A・Bがミズと
キリヤンならなお良い。)
「くう~~(フンドシ姿のリカか)たまらねえ。」
ネクタイの結び目をいじるワタルの大きな手が、やたらとセクシーだ。
自分が噛んでまだ腫れているワタルの唇を。リカはそっと指でなぞった。
と、扉が中から開いた。
「おいおい、お二人さん。朝っぱらからイチャツイてないで早く入って来い!」
轟の部屋の前に防犯用のカメラが付いてることを二人は忘れていた。
「はいっ!ボス!!」
さすがに轟の片腕といわれる男達だ。
部屋に一歩入ると「泣く子も黙る轟組」幹部の顔になっていた。
「来年はいよいよ匠組が活動を始める。襲名披露パーテイーのことはお前達も聞いているだろう。
和央のところは今のところ動き無し、だ。古い連中がこの辺にゾクゾクと 集まり始めている。
その中には何かおっぱじめようという不穏な輩も大勢いる。でだ。
我々も今の組を固めて、いつでも応戦できる体制作りがしたい。おまえ達が直接動く必要
はない。二人で適当な若いモンをまとめる準備を進めてほしい。まあ、オサ・アサコ・
ユウヒ・キリヤ・タニ・マトブこのあたりを上手く使ってみてくれ。」
「はいっ!!!」
さあっ!いよいよだ。
今二人の若い極道にはエッチな妄想も下心もない。
ただあるのは熱く燃える闘士だけだった。・・・いつまで続くかはわからないが・・・
No: 372
投稿者:836番 01/12/13 Thu 23:21:23
厨房チームはジリジリしていた。
見回り当番表を部屋に貼って心待ちにしている奴らには悪いが、
どーにかしてタニとりかを会わせたい。
タニがぼーっとしているので、厨房の雰囲気がどことなく重いのだ。
タニに「りかさんと会わなくていいの?」と聞いても
「りかさんが俺なんかに会いたくないよ」と言うばかり。
りかはりかで夢遊病にまでなっているくせに
タニに会いにこない。
この時点で厨房チームは全員見回り当番をすませていたので
まあ、もう、その辺色々に関しては気がすんでいるのだった。
タニひとり No: 371
投稿者:836番 01/12/13 Thu 22:52:16
タニは用意してもらった部屋で
今日もぼーっと日なたぼっこをしていた。
いろんなことがあって、うまく考えられなかった。
ただ、ぼーっとしていた。りかには会っていない。
よくねったんがピザやらなにやらをつくってもってきてくれる。
ぽかぽかの日なたにすわって、ふわふわしながら
ぼーっときりやんの言葉を思い出していた。
りかの部屋を出た翌日にきりやんも訪ねてきたのだった。
ここにいられないなら連れて出てやる、と言われて
タニは、考える、と答えてきりやんを帰した。
りかさんと離れて、邸を出る?
やっぱりうまく考えられずに
タニは今日もぼーっと一日を過ごした。
ふぁんしーさんの続き 2 No: 370
投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/13 Thu 22:22:12
「コム・・・いっしょにバリに行こう」
ずんこの思わぬ言葉にコムは驚いた。
「バリ…」
「ああ、俺も後少しで、日本での仕事も終わる、もうすぐバリに帰る
お前もいっしょにくるか?」
ずんこは優しく微笑みながらコムに言った…
コムはずんこの言葉に戸惑いの顔をみせた。
「返事は急がなくてもいいさ、ゆっくり考えてくれ、今日はここで寝ろ、
俺はソファーの寝るから」
ずんこは子供を寝かしつけるかのように、コムをぽんぽんと叩くと
毛布を持って、ソファーに向かった
『ずんこさんとバリ…』
コムは戸惑った。
『このまま、ここに居て、ワタルさんに受け入れてもらえないのなら、いっそうの事…』
コムは暗闇の中、ずんことバリに行くことを真剣に考えはじめたのだった。
*ワタルーーーいがせるな!
NO.5 (この前はNO.4でした) No: 369
投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/13 Thu 22:21:09
管理人さま、
スミマセン↓(NO:368)削除お願いします。遂にやってしまいました。ごめんなさい。
わたる君の暴走も去ることながら、番外編のたにちゃん。傑作ですー(爆笑)
ホントここ読んでると興味のなかった生徒さんまで応援したくなっちゃう。
あっ本題行きます。
*************************************
(何とでも言ってろ・・・
!!!今確かに『引き換える』って言ってたな。紫苑さんもマリコさんも漏らす事はありえない筈だ・・
やはり侮れない奴だな・・・・・・・)
稔は冷淡にフッと微笑むと、さえこの手をとり強引に唇を重ねた。
「んぁ・・」
突然の事にたじろいだものの、稔の感触が心地よく益々稔に興味を持ち始めていった。
(この人は・・・今夜は素敵な夜になりそう・・フフ)
稔から体を離し妖しく揺らめく瞳で稔に微笑みかけて言った。
「待って、シャワー浴びてくるよ」「あぁ」
「貴方は?」「俺はいい」
「そう・・・そこのシャンパンでも飲んで待ってて・・・」
そう言ってシャワールームに姿を消した。
ちょっぴり残念だったが時間はまだたっぷりある。
さえこは今までにない感情を稔に感じ、これから起きる出来事に期待を弾ませていた。
(稔さん貴方を僕の虜にしてみせる)
妖しい笑みを浮かべていた。
【番外編・くららになったタニ4】 No: 367
投稿者:なるみん 01/12/13 Thu 22:02:52
「・・・っ、うん?」
ぱっと意識を戻すとタニは自分の手足を確認した。
さっきまでふさふさしていたくららのものではなくタニ自身の手足だった
(なんだ、夢だったのか・・・)
目が覚めるとガラスの外はすでに日が落ちていた。
ふと横見ると片手でタニを抱えつつ、頭をタニに預けているリカの姿があった。
(リカさんいつ戻ってきたんだろ?)
タニが動いたことでリカが目を覚ました。
「おはよ、タニ。仕事もしないで何寝てるんだよ。ねったんたちが怒ってたぞ」
「それならリカさん蹴り飛ばしてでも起こしてくれたらよかったのに。
なんでリカさんまで一緒にねてるんですか!?」
「え~?タニがかわいかったから(笑)」
それを聞いたタニは耳まで真っ赤になった。
「ほらっ。なに赤くなってんの!!ご飯たべよ。」
「はっ。そうだね・・・。ははっ。」
慌てて部屋を出ると広い廊下をダッシュした。
そしてハタと立ち止まりさっきの言葉を思い出して
「やっぱリカさん大好き!!」
と心の中で叫んだ
--------------------------------------------------------------------------
>みなさま
タニくんお部屋でて行っちゃったのにこんなお話・・・。
スミマセンm(_ _)m
ただリカ・タニの絡み(しかもほのぼの系)が全然登場してくれ
なかったのでこちらで書いちゃいました。あくまで番外編です(笑)
【番外編・くららになったタニ3】 No: 366
投稿者:なるみん 01/12/13 Thu 22:00:52
しばらくするとリカが勢いよく部屋の中に入ってきた
「くららっ!!大丈夫かっ?」
「ミーッ (リカさん!!)」
タニは自分がくららであることも忘れてリカに飛びついた。
不安なときに一番会いたいと思っていた人に会えたからだ。
ネコになったタニの体は軽く、ぴょんとジャンプするといつも
くららがやっていたようにりか飛び、りかわたり、りかのぼりをし、
ちょこんと肩に止まってごろにゃーんと頬ずりした。
「なんだぁ~、おどかすなよ。廊下歩いてたらお前の声がきこえるから。
ほんと、何事かと思ったよ。」
タニはここぞとばかりにリカの頬をぺろりと舐める。
が、ふと鼻についたのはリカの匂いではなく他の誰かの移り香だった。
(リカさん・・・)
わかっていた。
厨房の休憩室でキムたちが話してるのを聞いたから。
それでもこうまざまざと見せつけ(匂わせ?)られるとタニは涙が出てきそうだった。
タニはスッとリカの肩から降りるとくらら用ベッドの上にうずくまり、顔を伏せた。
目は開いたまま、ボーゼンと肩で息をしていた。
本当は声をあげて泣きたかった。けれでも声も涙もでない・・・。
何も知らないリカは自分が着ていた服をハンガーにかけるとくららのほうを見て、
「タニしらねぇ?って知ってても教えてくんないか。」
と軽く笑った。
(ぼくはここにいるのに・・・。)
リカはくららの中身がタニだと知ってか知らずかこう続けた。
「タニのヤツにはいろいろ余計な不安ばかり与えちまったからなぁ。
ワタルのこともアサコのことも。この屋敷内じゃ外野もごちゃごちゃうるさいし、
かといってあいつに面と向かって言うのもなんだし。
――なぁ、くらら?オレの一番がタニだってことわかってもらえるとおもうか?」
そういい終えるとリカはくららをぎゅっと抱きしめた
「今言ったことはオレとお前だけの約束だぞ。
こんなの俺が言ったなんて知ったらあいつら全員爆笑するぜ」
(・・・きゅ~ん)
くららになったタニはリカの腕の中で静かに眠りに落ちていった
轟組員あらたなブーム No: 365
投稿者:836番 01/12/13 Thu 21:59:15
りかさんに(すごい)キスをしてもらえる。
その上、あの白い胸にさわれる。
──ということで、夜中の見回り当番は
今空前の大人気当番である。
すでにウェイティングリストも一杯だ。
タニに知られるとこの楽しみも終わりかも知れない。
とりあえずみんなに一巡するまでは
この話はタニには黙っておこう。
邸内には静かな団結のムードができあがっていた。
強いかよこちゃん No: 364
投稿者:蘭々 01/12/13 Thu 21:42:50
かよこちゃんはしなやかなのに折れない葦なんです・・・
ってなに言ってるんだか >自分(^^;
****************************************************************************
ずんこに、「階段の下で伸びてる奴をどうにかしておいてくれ」と言われたねったん。
コムの部屋までとりあえず駆けてゆく。
”伸びてる奴って誰だ・・・???”
「うっわーーーーーっ!! ゆうさん! ゆうさん!! しっかりして!!!」
肩をつかんで 揺り起こす。
(横レスですが、ねったん、脳震盪を起こしてる人を揺さぶったらいけないんですよ)
ふっと気がついて目をあけたゆう。
一瞬、どうしてこんなところに・・・という訝しげな表情になったが、
すぐ思い出して 目が血走る。
「コムは!! どこへ行ったんだ!!! 離しやがれ!!!」
暴れ出したゆうを押さえられなくなったねったんが叫ぶ
「ぎゃ~っ 誰かきてーっ 助けてーーーーーっっ!!」
その叫びに、ちょうどねったんを探しにきた壮ちゃんとキムくんが駆けつけて
ゆうを二人がかりで押さえ込もうとするが、暴れて手をつけることができない。
壮ちゃん、自分にも色々あって少し大人になりました。
これはかよこを連れてくるしかないと判断して 咄嗟に廊下を一人駆け出して行く。
残されたキムくんが、一人暴れるゆうにぼこぼこに蹴られ殴られつつ、
必死で押さえ込もうとしているとき・・・
「オ~~~! プロレスですか~???」
ねったんとキムくんが叫ぶ
「チー坊! こいつをおさえてくれ!!!」
チー坊 のんきに「オサエレバヨイノデスネ~~」
ゆうが叫ぶ
「どけ! 邪魔するならお前も同じ目に合うぞ!」
「オ~ コワイデスー デモ ワタシモチョーット強いデスヨ~」
笑みがきえたチー坊とゆうが 睨み合う。
そのとき、かよこの声が響いた。
「やめて!」
「ゆう! 僕は大丈夫だから! もうやめて!!!」
振り返ったゆうの目に、壮ちゃんに連れられてきたかよこが写る。
思わずかよこのほうに歩み寄ったゆうが、膝をがっくりついて声を振り絞る。
「だって・・!!! だって・・・・!! お前が!!! お前のことアイツが!!」
ギラついていた目にみるみる涙があふれ、かよこに取りすがって泣き出してしまったゆう。
「絶対許さない!! アイツ・・・!!」
何があったのか大体の察しがついて、うなだれてしまうねったん・壮ちゃん・キムくん
黙って二人を見つめるチー坊。
かよこがゆうの肩を両手で抱いて立ち上がらせた。
「ゆう 僕を見て・・・。 僕は誰にも傷つけられてなんかいない。傷ついてなんかいないんだ。
だって、なにがあっても僕を抱いてるのはいつもゆうなんだから・・・」
ゆうがぽろぽろ涙をこぼしながらじっとかよこを見つめる。
かよこがなおも言う。
「ゆう・・・ 僕を傷つけられるのはゆうだけだよ。」
「俺はお前を傷つけたりなんかしない!! 守りたいんだ!! なのに・・・・・!!!」
激しく嗚咽にむせぶしかないゆう。
じっと見守るかよこ。
ゆうの泣き声のトーンが下がったとき、かよこがゆうに優しく言った。
「さ、行こう・・・・」
ゆうは、しゃくりあげながらかよこの肩に頭を持たせかけて
素直に歩いていく。
二人にチー坊が声をかけた
「コノ館ニハ、ワタクシニオ覚エキレナイホド部屋ガアリマス~。
ベツノ部屋ニ 移ラレタライカガデスカ~?」
ぱーーーっと顔が明るくなったねったん・壮ちゃん・キムくん
「そうですよ!! 毎日どっか移ればいいんですよ。」
「荷物、運びますね!」
嬉しそうに叫んで、ねったんが駆け出していった・・・
****************************************************************************
かよこちゃん、まとぶを幸せにしたげてね(爆)
タニ家出前夜 No: 363
投稿者:ベン 01/12/13 Thu 21:38:35
836番さま、あお様。前後しちゃってごめんなさい。
でもお話を読ませていただいたら、時間経過が逆なだけで矛盾しなさそうな内容でした
のでそのまま私のも残しておきますね。
タニが出ていく前の晩のお話ってことで読んでください。
オサ・リカ・タニ No: 361
投稿者:ベン 01/12/13 Thu 21:28:11
「おい、リカ、起きれるか?」
「ん? ワタル? いけねっっ、今夜は帰らないと。」
「ああ、今ならタニも食事の後片付けの時間だろう。そのカッコウで会うのはまずいからな。」
リカはいつの間にか薄手の、すみれ色のブラウスに着替えさせられていた。
「俺のはデカすぎたんで、オサのやつを借りてきたんだ。悪いが、お前の着てた物は
勝手に処分させてもらったぜ。」
「ああ。」リカは、ズタズタにされたブラウスと自分の体を思い出し、返事だけすると
だまってドアに手をかけた。
リカの頼りなげな背中を見ると、ワタルはたまらなくなって声を掛けた。
「リカ。お前、体だけは大切にしろよ。」
「ん? ああ。だがな、ワタル、お前にだけは言われたかねえよ。」
リカは乱暴にドアを閉めると自分の部屋へと急いだ。
まずはシャワーと着替えだっ!
勢いよくドアを開いたリカは、思いがけないタニの出迎えに必要以上にうろたえてた。
タニも戻ったばかりだった。夕方厨房を出た後、どこをどう歩き回ったのかも覚えて
いなかった。ただ、リカとオサが絡み合う幻影を頭から振り払うので精一杯だったのだ。
「あっ、リカさん。お帰り。仕事大変だったみたいだね。僕ばっかり温泉でゆっくり
させてもらっちゃって・・・」
リカさん、本当に疲れた顔してるな。そう思った瞬間、リカが見覚えのないブラウスを
着ていることに気付いた。 次の瞬間タニの目から大粒の涙がどっと溢れた。
「リカさん、リカさん。どうしたの?僕じゃあだめなの。僕だけじゃあ不満なの?」
「タニ、聞いてくれ。悪かった。でもそうじゃあないんだ。昨夜ワタルの所に泊まったのは
本当だ。だけど違うんだ。」
リカは、タニがオサの事を言っているのだとは、まだ気づいていなかった。
抱きしめて、いつもの様にタニをなだめようとした。
「いやだっ、僕に触れないでっ!オサさんを抱いてきた手で僕に触れないで!!」
『オサだと・・・・!!!』
とうとうタニに知れてしまったんだ。
リカの足元から急激に力が抜け、ヘナヘナをその場に座り込んでしまった。
リカ・タニ・・・ねったん? No: 360
投稿者:あお 01/12/13 Thu 21:20:50
836番さんの続きじゃないけど、ちょっと書いてみたので、
投稿してみます。
最終的には、タニちゃんにリカさんの元へ戻ってほしいのですが。
おさとリカの関係を知ってしまったタニは、リカの部屋から姿を消した。
そのうち、戻ってくるだろうと、思っていたが、
帰ってはこない。
「まぁ、いいさ。いないなら、いないで自由にやる」
しかし、タニがそばにいないという事がリカにとっては思いもよらぬ
異変をもたらした。
タニがいなくなって数日後の事。
夜中、屋敷の見回り担当の一人になっているねったんに数日ぶりにまわってきた
担当日。
いつものように、ライトを持って屋敷の中を歩いていると、
誰か人影が。
「ん?こんな夜中に・・・誰だ?」
すーーっと音もなく、歩いてきたその人影は、リカだった。
「リカさん・・・どうしたんだろう。」
リカは、ねったんに気づくと、いきなり、ねったんの顔をつかみ
唇を合わせてきた。
(え?え!何!?一体何??)されるがままで驚くことしかできないねったん。
リカは深く濃厚なキスをすると、ゆっくり唇を離し、
次に自分のガウンの胸元を広く開け、ねったんの手を自分の胸の中へと
招き入れた。
「リカさん・・・」
(このあと、一体どうなるんだ・・・)
ドキドキのねったんだったが、リカはそっと、招き入れた手をはずしつぶやいた。
「タニじゃないのか・・タニはどこ・・」
(え?)
リカはまた、音もなく、すーーーっと歩いて行ってしまった
「どうしたんだ、リカさん。なんか変だったぞ」
リカが夜中歩きまわり、見回り担当の若手にキスをし、胸の中に
手を入れては、「タニは、どこ?」とつぶやく。
翌日の昼間にリカに会い、昨夜、会いましたよねと、
言っても覚えていない様子のリカ。
見回り担当若手たちの間では、俺、昨日会ったぞ。俺は今夜見回りだ、
会えるかなという話でもりあがる。
もしかして、リカさんやばくないか?夢遊病?ドクターとかボスに
知らせたほうがいいんじゃないか?
そんな話も、持ち上がった。
が、しかし、リカさんのあのキスはすごい。
その上、あの白い胸にさわれるのだ。
昼間は別に何ともないようだし、もう少し黙っていよう・・。
という話で落ち着いた。
だがリカにしてみると、
自分でも、気づかぬうちに、無意識のうちにタニを探して歩いているのだ。
どうなる、リカ!
また、タニとの元通りの生活に戻れるのか?!
部屋を出るタニ No: 359
投稿者:836番 01/12/13 Thu 21:04:37
ねったんは荷物を運び出すとふーっとため息をついた。
コムに続きタニまでも部屋を出ると言い出すとは。
(もう、なにがどうなっちゃってるんだか…)
タニがどうしてもというから、タニの荷物を持って出たが、
タニにはもともと自分の部屋は与えられていなかった。
轟組に来てすぐに、りかが自分の部屋に連れていったからだ。
新しい部屋を用意するには少し時間がかかる。
(どうしよう…)
その頃タニはくららの頭を撫でながらお別れをしていた。
「くらら、またね。りかさんに変なことされても、我慢するんだよ。
あの人あれで、くららを可愛がってるつもりなんだからね」
(りかさんには会わずに行こう。会うのが怖い。
全然興味ない、って顔されたら…)
どこに行ったらいいか分らず、
とりあえず厨房でねったんを待つことにした。
Zさん、タニは知ったまんまでつづき行きましたです。ごめんなさい。
現実の世界に No: 358
投稿者:ふぁんしー 01/12/13 Thu 20:55:05
今から もうすぐ塾から帰ってくる娘たち(実在・笑)の晩ご飯と
山のような洗濯物&アイロンがけにとりかかります~
もしよろしければ どなたか続き書いてくださいませ。
ひじょーに勝手なのですが出来ましたら
わたるくんを猛烈に反省させて改心させて でもやっぱりコムちゃんにはわたるくんしかいないとゆーことで
ゆくゆくはわたるくんの元に返してあげてコムちゃんを幸せにしてあげて欲しいんですが・・・^^;
もちろん ゆう&かよこも幸せにしてあげてください。
こんなお願いしてもいいでしょうか??^^;
時間が出来たらまたお邪魔させていただきます。
ふぁんしーさんの続き No: 357
投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/13 Thu 20:21:15
ふぁんしーさんの続き勝手に書かせていただきます
「コムが…」
コムの哀れな姿がワタルの目に焼き付いて離れない…
自分が巻いた種とはいえ、考えてもいなかった出来事だった。
『いったい俺は、今まで何やっていたんだ…」
ワタルはふら付きながら、部屋に戻った
ずんこはコムを自分のベットに寝かしそっと布団を掛けた…
「かわいそうに…」
ずんこはコムの髪の毛を書き上げた…
うっすらとコムの目が開いた…
「ワタルさん・・・・」
意識が戻った時のコムの第一声の声にずんこは戸惑った。
すこし前までは、自分の後を子犬のように纏わりついていたコムの
心の中にいる人物が自分でないことが…
「あ、ずんこさん…」
「気が付いた?」
ずんこはやさしく微笑んだ…
ごめんなさい、続きを書いちゃいました
無視しても良いです
早まったかな? No: 356
投稿者:Z 01/12/13 Thu 20:10:51
>ふぁんしー様
全然いいですよ~どんどん書いて下さい。
私はとりあえず、まとぶんとたにを健康的な関係のまま
ゆうとりかの元へ帰せれば良かったのですから(笑)
んで、たににおさのこと気付かせちゃったんですけど、
ちょっと早まったかな・・・と思ったので、
何かある方は無視して書いて下さって結構です。
コムの危機!@わたるは? No: 355
投稿者:ふぁんしー 01/12/13 Thu 19:57:48
ねったんが廊下をすごい勢いで駆けて来た。
曲がり角で誰かと思いっきりぶつかり ねったんは物の見事に
跳ね飛ばされた。
「あいたたた・・・すみません。急いでたもので・・・あ~!わたるさん!」
「どうした?ねったん。そんなに急いで」
「わたるさん 大丈夫でしたか?」
「何をわけのわからんことを言ってる。このとおりお前がぶつかったくらいでは
何とも無い。」
「違いますよ~僕じゃなくて~~ゆうさんが~~」
「???」
「さっき ゆうさんとかよこさんの食事を持って部屋に行ったら
ゆうさんが・・・すごい勢いで出ていったって・・・
かよこさんが言うにはきっとわたるさんの所だろうって・・・」
「俺は今帰って来た所だけど・・・」
「ゆうさん 『絶対に許さない』とか何とか言ってたらしいんですけど」
「・・・かよこ・・・ゆう・・・・」
「わたるさん ゆうさんの留守にかよこさんに何かしたんですか?」
わたるには何か心当たりがあるようだ。
「・・・コム!!」
わたるは脱兎のごとく駆け出した。
「コム・・・コム・・・無事で居てくれ・・・」
長い長い廊下を駆けぬけ 階段を上がった所でわたるは急に立ち止まった。
わたるの前に 気を失ったコムを抱えたずんこが歩み寄った。
「お前が守れないなら 俺が頂く」
何が何だかわからないまま追いかけてきて階段の途中でへばっているねったんに
「ねったん コムの部屋の戸締りを。それと階段の下で伸びてる奴を
どうにかしておいてくれ。あのままじゃ凍死だ」
そう言ってずんこは自分の部屋に入っていった。
その後ろ姿をわたるは呆然と見送っていた。
自分の部屋に戻ったわたるは青い顔をして呆然と立ち尽くしていた。
ずんこが抱いていたコムのブラウスは引き裂かれ
白く細い首には確かに締められた赤いあざがあった。
コムの部屋のテラスの下で伸びていたゆうの姿、割れたワイングラス。
それだけ見れば わたるにもそこで何があったか容易に想像できた。
「コム・・・・」
わたるは頭を抱えて崩れ落ちた。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
さあ~~わたるくんはどうするんでしょう?
ずんちゃんは コムちゃんをどうするつもり??
Z様
勝手にお話借りちゃいました~^^;
続きがあるようでしたらこちらは無視してお続け下さいませ~m(__)m
コムの危機!@騎士 No: 354
投稿者:ふぁんしー 01/12/13 Thu 19:49:40
気絶したのを確かめゆうはやっと手を離した。
コムの細い首にはゆうの指の跡が赤くくっきりと残っていた。
「許さない・・・絶対に許さない・・・」
そうつぶやきながら ゆうはコムのブラウスを引き裂いた。
その時 誰かがゆうの腕を掴み思いきり投げ飛ばした。
不意を突かれたゆうはそのまま階段のしたまで転げ落ち
そのまま気を失った。
「・・・わたるさん・・・」
かすかに戻った意識の中で月を背に黒く浮かび上がる
大きな人影を見てそうつぶやき コムの意識は再び暗い闇の中へと
落ちていった。
「コム・・・」月の灯りに照らし出されたのはずんこだった。
コムの危機!@月夜 No: 353
投稿者:ふぁんしー 01/12/13 Thu 19:45:38
自分の書いたもの読みなおすのは恥ずかしいですね^^;
何回も読みなおして書いたつもりでもやっぱり変なところがいっぱいだわ。
頭の中ではいっぱい妄想が広がるんだけど 言葉にするのは難しい~~
皆様 変な所は無視して適当に読み飛ばしてくださいませm(__)m
ショーコ様
勝手にずんちゃん使わせて頂きました。立派に成長するかどうかわかりませんが
もうちょっと 使わせてくださいね。
華子様
喜んでいただけてよかったです♪
皆様のようにうまくは書けませんが もうチョット頑張ってみます。
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
・・・絶対許さない・・・
コムは部屋で一人ワインを飲んでいた。
美味しいワインが手に入ったとずんこが持ってきてくれたのだが
用事があるからと コムを一人部屋に残して行ってしまった。
滅多にアルコールを口にしないのだが この日は何となく
飲んでみたいと思い封を開けたのだ。
ひとくち 口に含むと芳醇な香りが広がる。
「美味しいや・・・」
ちょっと微笑むとコムは一気にワイングラスを空けた。
心地よい酔いが体を包む。
グラスにもう一度 ワインを注ぐ。
ふと目を上げると 空に美しい月が昇っていた。
グラスを持って 吸い寄せられるように テラスに出た。
「綺麗な月だ・・・」
蒼く光る月の光に照らされてコムはそのまま月に
昇っていってしまうのではないかと思われるほどじっと見入っていた。
しかし外の空気は身を切るように冷たい。
数分も居ると凍えてしまいそうだ。
「寒い・・・。」部屋へ入ろうとした時「コト・・・」
何か物音がした。
「・・・誰かいるの?ずんこさん?・・・わたるさん?」
そこに居たのは 獣の目をしたゆうだった。
「誰?」
コムはゆうを知らない。
「おまえがコムか?」
「そう・・・だけど・・・」
『君は?』・・・と言いかけた瞬間コムの首にゆうの手が伸びた。
『何を・・・たす・・・けて・・・』 声にならない。
「同じようにしてやる!あいつがかよこにしたように
お前も滅茶苦茶にしてやる。 絶対に許さない!」
コムはテラスに崩れるように倒れた。
手にしていたグラスが激しい音を立てて割れた。
倒れたコムに馬乗りになり直も手に力をこめるゆう。
『君は誰?・・かよこって?・・・苦しい・・・・誰か助けて。わたるさん・・・』
声にならない叫び声を上げながらもだんだん意識が遠のいてゆく・・・
NO No: 352
投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/13 Thu 19:35:01
(これが最後・・・『1901』間違いない)
ルームナンバーを確かめ、時計に目をやる。21時25分を指していた。
深く息を吐き、部屋の扉をノックする。
ガチャッ
「稔だ」
「早く入って・・・」
絡みつくようなハスキーボイスに誘われ足を踏み入れた
「!!!あなたが・・・稔さん?・・」
「あぁ」
一瞬だったが、この男の顔が輝き目が妖しく煌いたのを稔は見逃さなかった。
(確かに危険そうな奴だ・・・スキを与えてはいけない。慎重にしなければ・・)
コートを脱ごうと手をかけると、既にさえこが後ろにまわりこみ脱がせながら耳元で囁いてきた。
「あなたの事は聞いていたよ。でもこんなに素敵だなんて誰も教えてくれなかった。あなたの大事な
人と僕を引き換えるんでしょ。なんだか妬けちゃうな・・・。でも今日あなたは僕だけのものだ。」
リカxアサ 2 No: 351
投稿者:紫月 01/12/13 Thu 18:43:49
2
確か、空には、ぼんやりとした月が浮かんでいた。
アサコは、何気ない事を良く覚えていることが多いのではないだろうか。
互いの予定をこなした後、ロビーで遭遇した2人は、ホテルのバーへと向かった。
そこは、ホテルの中でも人目に付きにくい所にもかかわらず、人気の場所だ。
店内は薄暗く、蝋燭の炎がゆらゆらと揺れているだけ。
そして、バックミュージックはピアノの生演奏。
2人はボックス席に付くと、
「リカさん、結構飲んでませんか?」
「そんなこと無いよ、ほんのちょっとワイン飲んだだけだもん」
ボーイにシャンパンを注文すると、リカはアサコの煙草を取り返し、ゆっくりと煙を吐いた。
アサコはなんとなく落ち着かない様子だ。
なぜなら、こんな落ち着いたバーへ来るより、居酒屋のようなにぎやかな店でわいわい飲む方が多いからだ。
「リカさん、いつもこういう所で飲むんですか?」
「たまにね、落ち着くでしょ」
そう言っている間に、シャンパンが運ばれてきた。
ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン・イエローラベル・ブリュット。
ボーイが何かを説明しながら、グラスに注いだ。
繊細で美しい輝きが、気分を高揚させた。
しなやかなフルートグラスに立ち昇る気泡、リカはキャンドルの光にグラスを翳しながら、
「この泡って、儚いと思わない?人生みたいだ」
「美しいです」
アサコも、まじまじとグラスを眺めた。
きらきらと生まれては消え、その繰り返しが、星空のようでもあるとアサコは思った。
「なぁーんね、ちょっとカッコつけてみた」
リカは切ない気持ちを、おどけることで打ち消した。
この店のことも、シャンパンの楽しみ方も、全て想い出の中にしまってしまおうかと思っていたのだが、
アサコといることで、そんな後ろ向きな気持ちも、前向きに変えられるような気がした。
アサコはぼんやりとリカの口元に目をやった。
ふっくらとした愛らしい唇、笑った時にきゅっと上がる口角。
「アサコ、聞いてる?」
リカの呂律が、妖しくなっていた。
「はい、聞いてますよ。それより、もうそろそろ帰りませんか?」
アサコはリカの酔った姿を見て、可哀想に思っていた。
タクシーを拾い、部屋へ戻ると、
「適当にくつろいで、今布団用意するから」
「すみません、突然・・・」
リカは手際よくソファーの背もたれを倒し、布団と毛布を用意した。
その間、アサコはリカに渡されたスエットに着替えていた。
「・・っよしっできたよ。私は隣の部屋にいるから、何かあったら呼んで」
「うわぁ凄い、何時の間に・・・・リカさんって意外だ」
「なんでよ、これくらいできるっちゅーの!」
そう言って、アサコを寝かせると部屋を出ていった。
そして、一夜空けた今、アサコはリカの寝顔を見ていたいと思った。
しばらくの間、リカはピクりともしなかった。
「・・・・・み・・ん・・かないで・・」
夢の中なのだろうか、アサコは、微笑ましくそれを眺め続けた。
寝返りを打ったとき、涙がリカの頬をつたった。
アサコの指は、そっと涙を拭うように頬に触れた。
その時、リカの目が見開かれ、アサコは驚いた
「すみません、泣いていたようなので・・・・怖い夢でも見てたんですか?」
「・・・・・・・・」
リカは、応えなかった。
しかし、目には溢れんばかりの涙が・・・・・
「・・・お水・・飲みます?」
リカはこくりと頷いた。
アサコはグラスの水を差し出し、クッションと枕をリカの背中に入れてやった。
一気に飲み干したリカの喉元を、唇から漏れた雫が伝っていく。
色白な肌が、痛々しいほどに輝いて見えた。
リカにとって、こんなにもゆったりとした時間が流れてゆくのは、久しぶりのことなのでは無いだろうか。
アサコは、リカの手から空のグラスを受け取ると、
強引にリカの唇を塞いでいた。
アサコの足下には、空のグラスが転がっていた。
「・・・・うっ・・・あ・・・」
突然の出来事に、リカは驚きを隠せなかった。
そして強ばっていたリカの躰が、次第にアサコを受けいれていった。
【番外編・くららになったタニ2】 No: 350
投稿者:なるみん 01/12/13 Thu 18:41:43
「・・・う~ん。」
なんだか体ムズ痒くてタニは目がさめた。
背中に手を伸ばし、ぽりぽりとかく。
どういうわけか毛がふさふさ生えていてやわらかい
(あれっ?ぼくこんなに毛深かったっけ??)
今度は顔がムズ痒くなってきた。
とにかく気がすむまでかく。
タニは書き終えた手を顔の前にやるとようやく自分の体の異変に気づいた。
(ネコっ!!ネコの手だぁぁぁ!!)
慌てて鏡の前に立つ。
そこには真っ白なネコの姿が映っていた。
(えっ?!これくらら?)
その証に自分の首にはリカが一番気に入っていたコサージュの
ミニレプリカが首輪と一緒につけられていた。
「ミー、ミー (どうしよう、なんでぼく、くららなの??)」
声にだして叫んでみる。しかしそれはまさしくネコの声だった。
「ミーッ、ミーッ!! (あわわわ!!どうしよう・・・)」
完璧にパニックになったタニはひたすら叫び続けた。
リカxアサ 書き直してみました No: 349
投稿者:紫月 01/12/13 Thu 18:41:16
ちょっと書き以前のお話を削除し換えてみました。
マイナーチェンジ程度ですが・・・、お目汚しに、読んでみて下さい。
1
目覚めたリカは、出て行ったと時と、ほぼ変わらぬ姿で眠っていた。
酒はたしなむ程度と決めていたが、昨夜はどうしたことか、この有様だ。
情けないことに、リカはベッドに倒れ込んだまま、身動きがとれないでいた。
ティファニーがかすかに香るピロウカバー。
薄目を開けて辺りを伺ってみると、紛れもなく自分の部屋だ。
どんな風にたどり着いたのか気になるところだが、ほっと安堵のため息が漏れた。
コト・・・
隣の部屋で、人の気配がしていた。
時々、事務所の人間が何かの用事で泊まることもあったので、それほど驚きはしなかったが、
「誰かいる?」
リカは、消え入りそうな声で読んでみた。
「はい?呼びました?」
・・・・ん?リカは一瞬聞き覚えのない声に戸惑った。
「誰?」
「アサコです。」
「えっ?」
思いも寄らない相手からの声に、
「アサコ?何で?」
「リカさん、何も覚えてないんですか?」
アサコはリカのスウェットを着ていた。
何故か、自分はスーツのままベッドにいた。
リカは薄い記憶を辿ったが、どう考えても、スポンサーとの打ち合わせしか出てこない。
「それより、いいんですか?スーツのままですよ」
「良くない、良くないさ、でも頭痛くて動けないんだ・・・」
リカはあまり動けないようだった。
「アサコ、お水持ってきてぇ」
「いいっすよ、水みずミズぅ~」
アサコは、キッチンからグラスとミネラルウォーターを持ってやってきた。
「リカさん・・・リ・カ・さ・ん?」
「ん~っ」
リカは苦しそうに眉間に皺を寄せ、眠ってしまってようだ。
アサコは、ベッドサイドのソファーに腰を下ろし、昨日のこと考えていた。
【番外編・くららになったタニ1】 No: 348
投稿者:なるみん 01/12/13 Thu 18:41:05
ふっと思いついたので書いちゃいました
今回はお笑いじゃないです。
かなり横道にそれちゃうので出来るだけ短くします。
よろしくおねがいします。
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タニはぼーっとバルコニーの前に座っていた。
ここ数日でたくさんことがありすぎて頭の中で整理がつかなくなっていた
何か考えているわけでもなく、誰かのことを思っているわけでもなかった。
ただ、いろんなシーンがぐるぐると頭の中で回っていた。
ガラスからはさんさんと差し込んでくる日差しがなんとも心地よい。
いくら冬とは言ってもリカの部屋のバルコニーは南向きなので
昼間は日が差し込んでいて、ひなたぼっこには最適の場所だった。
「あったかい・・・。」
ふと横を見るとミーミーいいながらくららが近づいてきた。
どうやらくららも一緒にひなたぼっこがしたいようだ。
それに気づいたタニはくららを抱っこしてぽつりと言った。
「くららぁ~。おまえはいいよなぁ。ただそばにいるだけでリカさんを
笑顔にできるんだもんなぁ。オレなんかさぁ・・・」
これ以上言うと本当に自分がツラくみじめになってしまいそうなので
そこで言葉をとめた。くららはそんなことおかまいなしに小さく
あくびをし、気持ちよさそうにタニのひざに寝そべった。
そんなくららを愛しそうにみつめ、優しく背中をさすってやった。
(ぼくもくららになりたいなぁ・・・)
それからどのくらい時間がたっただろうか?
「ふぁ~、眠くなってきた・・・。」
タニは次第に夢の中へと引きずり込まれていった。
猛獣じゃいや4 No: 347
投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/13 Thu 17:47:51
翌朝、
「あれぇーー、ここどこだっけぇ~」
ブンは自分が寝ている所がわからず、辺りを見回した。
『あっそうか、昨夜そのまんま、ワタルの部屋で寝ちゃっただっけーー
あれ?ワタルは・・・』
ブンはワタルの姿を探す…
ワタルは、ソファで毛布に包まって寝ていた…
「ワタルって、猛獣なのか、紳士なのかわかんないやつ・・・」
ブンはワタルの寝ているソファーに近づき、まじまじとワタルの顔を見た
「かわいい寝顔~、ワタルも馬鹿だよね…」
ブンは、ワタルの部屋を出て行った
猛獣はいや3 No: 346
投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/13 Thu 17:38:11
ワタルは部屋に戻り、一人グラスを傾けていた…
なぜ、コムを抱けない…
他の奴なら、なんのためらいもなく、抱けるのに…
部屋をノックする音がする。
「ワタル、入ってもいい?」
声の主はブンだった。
ブンはワタルの隣に座った。
「お前、コムの部屋に居たんじゃなかったのか?」
「気になる?」
「別に…」
「無理しちゃって―」
「無理なんて…」
「僕も飲んでいい?」
ブンはワタルのグラスを奪い取って、一気にグラスを開けた。
「相変わらず、強いな・・・」
「ワタルの底抜けには負けるけどね」
ワタルはブンに新しいグラスを用意してバーボンを注ぎ渡した。
「ところでコムは・・・」
「あ、コムね、酔いつぶれて寝ちゃった。襲うだったらいまだよ」
ブンはワタルをからかうように笑った。
「あー、でもさー、ワタルったらコムの事、好きすぎて、何も出来ないだっけ」
ワタルはブンの問いかけに、黙ったままグラスを傾けてた。
トウコ×かしげ? No: 345
投稿者:華子 01/12/13 Thu 17:27:33
かしげ×とうこ でしょうか?
ショーコ様の“回想”と一緒に考えて頂くと
読み易いかもしれません。
少し、長いかもしれませんが、行っちゃいます。
*************
最近、かしげの行動はメッキリ落ち着いていた。
以前の様に手段を選ばず、人に手は出さなくなっていた。
周囲でも、ちょっとした噂になっている。(特に厨房で)
『最近のかしげさん、大人しいよね。僕達を見ても
スッて見るだけで、すぐに部屋に行っちゃうもの』
『そう!前は、怖かったから、、。何をされるか分からなかったし、、。
トウコってやつが、かしげさんをそんな風にしたのかなぁ。
でも、被害に合わなくて済むから、ずっとこうだといいのにね。』
という感じ。
トウコは、コムをワタルから奪い返す計画を考えようとしていた。
けれど、どうしてもかしげに甘い瞳を向けられると、、
逆らえきれずに、抱いてしまう日々が続いていた。
あのしっとりとしたかしげの肌。抱いていると上気して
ほんのり桜色になり、輝いてくる。
そんなかしげに、トウコものめり込んでいた。
しかし、そんな思いを振り払いように
今日こそは、作戦を次の段階に、、と心に決めるトウコ。
今夜も激しく甘やかな時間がはじまっていた。
ひととき、激しく絡み合った後、トウコはぼんやりしていた。
「また、ぼんやりしてる。何かんがえているの?」甘い声でかしげが聞く。
「ああ、、」
「気の無い返事。僕の事考えてるんじゃないな。」かしげは、鋭い。
「なあ、かしげ、、ワタルってどんな奴だ?」務めて冷静に聞くトウコ。
「ワタルさん、、そうだなぁ、僕よりは力があるか、、。
トド義兄さんの片腕。仕事も出来るけど、体もすごいって、
結構好きらしいよ。僕とは違った意味でね。
僕は、ワタルさんに近づいた事無いから体は知らないけどね。」
かしげに、あの妖しい微笑が浮かんだ。
トウコもその表情を見逃さなかった。
“いけるかな?かしげのやつ。仕事も、体も、、でも、コムの事は、
抱いていないって言うのか?”トウコは、少し苛立ってきた。
「かしげ、少しワタルに興味ありって顔してるぜ。どうなんだ?」
「そうーだなぁー、興味ある。あのワタルさんを弄ぶのも
面白いかなって思うけどね。」
「ずいぶん自信ありだなぁ」
「だってぇー、トウコだってコムを奪う目的で来たのに
今は、僕に夢中じゃないか!」
トウコは、ドキッとした。かしげの言う通りではある。
でも、コムを助けるまでの一時的なもの。そう思いながらも
心のどこかで、チクリとするものがあった。
この気持ちには、トウコ自身もまだ、はっきりと気づいていなかった。
「じゃ、今度、ワタルさん誘ってみようかなぁ。
思いっきり燃え上がらせてみせるよ。
トウコが妬くくらいにね。」と、かしげは妖しく美しい横顔を見せていた。
トウコは、“コム、もう少しだから、、。
コム、お前の事は俺が、絶対に守るから。”心の中で叫んでいた。
次の日からワタルの行動を観察し始め、近づく機会を狙っていた。
すごい長文で許してください。
今のワタルくんなら、作戦を立てることも無くコムちゃんを奪えそうですが、
一応、話しの流れとしてみました。
猛獣じゃいや2 No: 344
投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/13 Thu 17:19:40
ワタルはコムの部屋の前に立っていた。
中から、笑い声が聞こえる…
「やだなー、ブンさんたら」
「えぇー、でもねぇ~~~~」
「きゃははははは・・・」
『ブンの奴、何してきてるんだ?』
この前までは、ライバル同士…いきなり仲良くなっている
光景にワタルは驚いていた。
ワタルはそっと、コムの部屋を前を去った。
コムの部屋の中では・・・
「ね~コム~せっかくさ~イシちゃんがから~自由になったのに~
このままでいいの~」
「ブンさん…」
「ワタルってさ~ああ見えても~、結構~純情なんだよね~、押しが弱いというか~」
「ワタルさんがね、僕のこと避けてるのはわかってるよ、リカさんや、色々な人と…」
コムの目に涙がにじんできた・・・
「コムちゃん・・・・ね、今日はー飲もうよーーー」
「うん」
二人は朝まで飲み明かした…
こんにちはです No: 343
投稿者:なるみん 01/12/13 Thu 17:19:10
ほんとにココ回転すごいですね~
ちょこっとこない間に浦島太郎状態(笑)
受けのワタルくんっておもしろそうだけど一体誰がワタルくんを
攻めるのでしょうか??ムズカシイっすね
それにしてもワタルくんだんだん自分との戦いになってきましたねー
自分の野獣っぷりに悩んでるワタルくんって結構いいかも。
たに・ゆうのほんわかダイスキです。
この2人だけは大切にしてあげたいなぁ
シメさん死んじゃったのか・・・ No: 342
投稿者:管理人 01/12/13 Thu 17:05:24
♪ノルXぶん親衛隊♪ K 様
何何? ノルさんはどこにいくのー?
とっても楽しみだー 続き!!
そういえば皆さんタータンは出さないですよね。
タカコも。
絡みづらいですか?
ゆうひちゃんと越リュウのお話も楽しかったなー とおもいつつ
コムちゃん奪回のとうこが見たい
0様
女性ですか この板はや○いですからねー
違うところ探した方がいいのかな?!
女役と絡ませたら 成人向けになっちゃうよー(そういう意味でなくてですか?)
たにねったんキム壮 No: 341
投稿者:Z 01/12/13 Thu 16:53:29
たにが部屋へ帰ると、中にりかの姿は無かった。
「まだ仕事中かな」
りかが部屋にいないことには気に留めず、ねったんのために買ってきたお土産を持って厨房へ向かった。
「ねったん!」
元気良く厨房に入ると、そこにはまだ誰もいなかった。
(そっかー まだ飯作る時間じゃないか)
たにが厨房を出ようと思ったその時、厨房の隣の休憩室から話し声が聞こえてきた。
(なんだ こっちにいたのかー)
たには休憩室の方へ行った。
「最近、りかさんとわたるさん、どーしちゃったんだろ・・・」
休憩室から聞こえてきた会話に、たには思わず足を止めた。
「わたるさんの野獣っぷりは前からだけど、
最近のりかさんの声・・あんなの今まで聞いたことないよ」(キム)
「相手はおささんだよ」(壮)
「えーーーっ!!??」(キム・ねったん)
「壮、それほんと!?」(キム)
「うん、りかさん、おささんに本気らしいんだ」(壮)
「だって、りかさんにはたにさんがいるじゃないか」(ねったん)
「よくはわからないよ。だけど、りかさんのあの目は本気の目だった・・・」(壮)
「じゃあ、りかさんはたにからおささんに乗り換えたってこと?」(キム)
「さー・・・でもその可能性が高そうだな」(壮)
「でも、おささんすごいなー。りかさんにあんな声出させるなんて・・」(キム)
「やめようよ!そんな話!」(ねったん)
「あ、ごめん。ねったんてこういう話、あんまり好きじゃなかったっけ」(キム)
「そんなことないけど・・・」(ねったん)
「あー 顔赤くなってるよー」(キム)
「ぼ、僕 コーヒー入れてくるよ」(ねったん)
ねったんが厨房に行くと、そこには呆然としているたにがいた。
「たにさん・・・」
「えっ!?」
そのねったんの言葉にキムと壮も休憩室から顔を出した。
「まさか、今の聞いて・・・」
たには何も言わず、ふらふらと厨房から出て行った。
「どーしよー、今の絶対聞かれたよ!」
壮とねったんはおろおろしている。
「でもいずれは気付くことだろ?それが今ってだけのことだよ」
キムのその発言に二人は固まった。
「お前、あっさりしてんな・・・」
(俺達に仕事押し付けて一泊旅行なんて羨ましい事してるからだ)
キムが毒づいてる・・・。
たにもりかおさに気付いちゃいました。
さて、ここからどーしよー・・・
Vol・2 3話 No: 340
投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/13 Thu 16:52:47
「早く帰ってシャワー浴びとこ・・・今日はきっと・・・」
ぶんは足早に部屋へ戻った。
(あれっ?)ドアノブを握ると鍵が開いていた。
険しい表情で警戒しながら そっと扉を開けドキっとした。
奥の窓辺に白いロングコートを着たまま稔が立っている。夕日が稔の影を映していた。
(なんだノルさん戻ってたのか・・・コートなんか着ちゃってどっか行くのかな?)
「た・だ・い・まっ」
わざと大声で言ってみた。
「あ・あぁ・・ぶんか・・・」
「ノ・ル・さっ・・・・・!!!」言いかけて戸惑った。
(な・泣いてる?・・・)
涙こそ出ていないがあきらかに目が赤く拳を握り締めている。こんな稔の姿を見たのは初めてだった。
言葉が見つからずどうしようか戸惑うぶん。
「ぶん、ごめん。これから出掛けてくる。今日は帰れないんだ。」
「・・・・!!!あぁそうなんだ・・・大変なんだね・・・行ってらっしゃい」
落胆しながらもぶんは何とか答えると稔の唇にキスをした。
「ごめんな・・・」ぶんを胸に抱き、上を向いてつぶやく。ぶんの髪に唇を押し当てると、身を離しそのまま部屋を後にした。
「なんだ、つまんないの・・・」稔が出て行くと淋しさが込み上げてきた。
シャワーを浴びて、夕食(もちろん用意されている)をとり終えるとすぐに布団にもぐり込んだ。
(今日は変な一日だったなぁ・・・あっそうだ!こんな筈じゃなかった・・・ちぇっ、なんだよ。ノルさんのバカ!)
身を丸くして眠りについた。
稔の相手はきっとご想像の通りです。
既にいくつか書かれているので迷ったんだけど・・・。
樹里×さえこ じゅりの本命誰にする? No: 339
投稿者:管理人 01/12/13 Thu 16:49:30
樹里の本命誰にしましょう?
と超考えこんでます チャーリー?直ちゃん?リカ? っていうか樹里は攻め 受け?
誰か教えてーーー って事で 続き書きます。
***************************************
さえこはその特徴のある唇と上手いキスに心酔していた。
樹里の腕がさえこの腰にまわり ガラスにつけていた手の方を さえこのブラウスの方へまわしていったその時である。
「痛っ!!」
樹里の唇は真紅に染まっていた。
「ちょっとワルフザケがすぎたんでないかな?」とさえこが言う さえこは樹里の唇を噛んだのである。
「わかったよ」と樹里は仕方なく言った。
その時、丁度目的の階についた。
「チン」 とエレベーターが止まった。
また 樹里が先に歩く でもさえこもそれに着いていった。
樹里はそのホテルの最上階の部屋の鍵を開ける
「どうぞ」 と言いながら手招きを樹里がした。
そこにはスイートルームでもかなり豪華なモノであった 3部屋もある。
さえこはこのホテルに何回か来た事はあるが スイートルームとは と驚かされたが 表面に出さずにいた。
「それで 何の用 こみいった用だからここまで連れてきたんだよな」
「どうして関わろうとするんだ?樹里? 轟組に何かあるのか?」
「・・・」樹里は黙っている。
「これ 飲もうぜ」と樹里は年代もののワインを手にして 注いだ。
「2回目の乾杯だ」「チン」(ちょっとここでサリュート って言ってほしい血と砂病の管理人・・・)
とグラスが鳴る。(ちょっとここでも「飲むな そのワインには毒が入ってるんだー」 と樹里アンドレに
言って欲しい さえちゃんオスカル♪)
「本題に戻すがどうして 関わりたいのだ スパイか?」
「違う・・・ どうしても会いたい人がいるのだ・・・」と樹里は口を開く。
「会いたい人? その子が本命ってわけ?」とさえこが茶化しめに言う。
「誰?誰か教えてくれたら 取り次ぐさ」
「・・・」樹里は口をつむいだ。
その瞬間 さえこの体は宙を舞った!
「ひゃっ」といった瞬間 樹里の腕の中に自分の体が あった。
ホテルの一室に行った以上こうなる事は予測はしていたが樹里とは初めてである。
樹里はそのままとなりのベットルームへ連れて行く その間の樹里の顔は真剣な眼差しであった。
さえこをベットにそっと置く前にいきなり樹里の顔が目の前にきた。
軽いキスだったがさえこを置いている間もずっとその行為は続いていた。
樹里がさえこの上に覆い被さった時 樹里の片方の手がさえこのプラウスを引きちぎり その指先はさえこの白い肌に這わせていった。
さえこも身動きがとれなくはなかったが 樹里のその甘いキスに酔いしれていた。
「この様にするのか・・・」と思いながら。
さえこの観念し 樹里の上着をスルスルと脱がせていった。
樹里の肌は肌色で生き生きとした肌だった。
「うっ」といろっぽい声が部屋に響きながら 二人は心酔していった。
樹里は誰かを重ねるようにさえこを抱いていた。
という事で樹里の本命誰にするか募集中です。
一応リレー小説なので 続き誰か書いてねー 樹里は一応攻め ってことでお願いします。
O No: 338
投稿者:希望 01/12/13 Thu 15:35:47
男役さん同士も良いですが、娘役さんと
男役さんの話も読んでみたいなーと
思ってしまいます。私は読み専門なので
書けませんが、どなたかお願いします☆
希望はりかさんとえみくらか、雪のまひるちゃんぶんちゃん
コムさんとか。
他にも良いHPあればURLとか教えていただきたいのですが。
あつかましくてすみません!!
つづき No: 337
投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/13 Thu 15:33:59
静寂を破ったのはシオンだった。
「私の後はこのマリコに受け継がせる事になったよ。お前はまだ世間に姿を出すには早すぎる。
このマリコを陰で支えて組を守って欲しい。」
そういうと、マリコに視線を向けた。
「稔さん、君の事を紫苑様はとても心配されていたんだよ。
今君はぶんという子と一緒にいる事も聞いた。紫苑様が君に命令を出したのは、一番いい方法で
ぶんという子を受け入れて下ろうとした結果なんだ。今までの命令だって組のため。
君を立派な後継者に育てようとしての事なんだ。頭のいい君の事だから分かっているとは思うが。
この内部にも反対勢力は所々にあったんだ。紫苑様はその基盤を作り上げて下さったんだ」
(この組は確かに団結力はあるものの今ひとつとびきり腕のいい人間はいない。
紫苑さんがいるからこそまとまっていたが・・・もしいなくなったら内部抗争が起こっておかしくなかっただろう。
それに他組もあからさまに手出ししてくる事はなかった・・・)
ハッとした。
(そうか・・・腕がおとる分、敢えて関係を持つ事で相手に打撃を与えていく。
今まで俺が抱かされてきたのはもうすぐ実力者となるであろう者たちばかりだ。
俺に手出し出来る奴はまずいない。紫苑さんが何故他の組頭からも一目置かれていたのか・・・。
俺を見込んで下さったのか。本意ではないものの不満を感じる事もなかった。
俺の本質を見抜いていたのか。)
今までは仕事と恩と割り切って与えられた事を全うしてきただけだった。
自分を殺し割り切る事で生きてきた。ぶんを知るまでは。
「マリコ、もういい」
紫苑が止めた。
「心配するな、話はつけてある。惜しいが最近此処に来た男・・・今日お前が相手する男だが、
そいつを条件に応じてくれた。
今夜が最後・・・せいぜい可愛がってやることだ。敵にするには危険すぎる奴だからな。
お前の最初で最後のわがままだ。任務もしっかり果たしたし、私からの褒美だ。」
「紫苑さん・・・」
「褒美といってもお前は自らの手で勝ち取ったようなものだ。部屋は用意したからいつでも迎えればいいさ。
マリコもこのように事情は分かっている。問題はないだろう。
これからはぶんって奴とお前でこのマリコを支えて行く事だ・・・頼んだぞ」
紫苑の最後となる言葉に稔は言葉が出なかった。
「あ・ありがとうございます」稔は深々と頭を下げた。
(最後・・・なのだ、今夜で・・・・ぶん、これでお前と・・・)
顔を上げ、紫苑を直視して行った。
「紫苑さん・・・俺はこの組を守りぬいてみせるよ。」
(紫苑さん。これからは俺の意志で生きていくよ、ぶんと共に・・・)
与えられた運命と割り切って淡々と生きてきた稔がこの世界で生きていく事を決意した瞬間だった。
稔の目から涙が流れ出ていた。
紫苑は大きく頷くと
「待っていたぞ、その言葉を・・・」
そう言って目を閉じたが、そのまま永遠の眠りにつき2度と目を覚ます事はなかった。
相変わらず長くてすみません。
ゆうかよこ No: 336
投稿者:Z 01/12/13 Thu 15:13:06
たにとゆうは轟邸へ帰ってきた。
門を入ったところで二人は別れた。
ゆうは足早にかよこの待っている部屋へと歩く。
一日会っていないだけだが、ゆうはかよこの顔を早く見たかった。
だが、ゆうは部屋に入ったとたん凍りついた。
部屋の中は荒れていて、かよこは全裸のままベッドに横たわっている。
「かよこ!」
ゆうはベッドに駆け寄り、かよこの身体を起こした。
かよこはありとあらゆる所に赤や青のあざを作っていた。
手首には縛られていたであろう傷も残っている。
かよこはゆっくりと目を開けた。
「 ゆ・・う・・・」
かよこはゆうの顔を見ると力なく微笑み、確かめるようにそっと顔を撫でた。
ゆうはその手を取り、ギュッと握り締めた。
そのまままた、かよこは意識を失った。
「かよこ・・ごめん・・・!」
ゆうの目から大粒の涙が一粒落ちた。
そのこぼれた涙が、かよこの頬を伝っていく。
ゆうはかよこを強く抱きしめ、ベッドに寝かせると、優しく布団をかけた。
「許さない・・・」
ゆうの心に怒りの炎が激しく燃え上がった。
かよこにも救いが入りました。
リカアサ番外編オサxユウヒ No: 335
投稿者:紫月 01/12/13 Thu 14:37:12
リカアサ4につながるお話です。
*******************************
オサは電話を切ると、リモコンのボタンを押した。
『もしもし・・』
あれはリカの声じゃない。
変な間が一層猜疑心を煽った。
「ぼんやりして、どうした?ん?」
何かを盆に乗せ、ユウヒが部屋へ入ってきた。
ユウヒの声に、オサは我に返った。
「お待ちどう様、冷めないうちに・・・」
「あぁ、う~ん旨そうだ」
オサは、とっさに笑顔で応えた。
ユウヒの作る雑炊は、オサの大好物。
ふうふう言いながら頬張る姿は、本当に旨そうだった。
「何かあった?」
ユウヒは、何気なくしているがぎこちない風にしているオサが気になった。
「何も・・・」
「嘘だ、何か隠してる」
「何も隠してないさ、今日はスーラータン味だ」
「話しを逸らすなっ」
ユウヒは真剣な顔でオサに迫った。
だが、オサは決して言うまいと思っていた。
リカがどん底を這っているなど、ユウヒには言えなかった。
ユウヒにとって、リカは憧れの人だ。
リカ自身も、自分を慕う後輩に、そんな無様な姿は見せたくないはずだ。
「あぁ旨かった、お礼に・・・」
オサはユウヒの頬にキスをした。
「ん~もぉいつもそうなんだ、オサはそうやってはぐらかすんだ・・・」
ははははっ
オサは笑いながら、食べ終わった皿を盆に乗せ、部屋を出ていった。
キッチンへの道すがら、リカの事を考えていた。
どうして・・・あんな事に・・・
シンクの中へ、皿を置き蛇口をひねった。
すぐ後から、ユウヒがやってきた。
「本当に何も隠して無いんだなっ」
「本当さ、それより、お前何時からそんなに執拗な性格になったんだ?」
オサは、眉間に皺を寄せるユウヒをすっぽりと抱きすくめた。
「心配なんだ、わかる?どんな気持ちでいるか?オサにわかる?」
きっと睨むと、応えようとするのを妨げるかのように、ユウヒの唇が、乱暴にオサの唇を塞いだ。
*****************
ん~苦しっ・・・
午前中も盛り上がりましたね No: 334
投稿者:管理人 01/12/13 Thu 13:34:41
午前中も盛り上がりましたね
午後も盛り上がってください!!
私はもー 会社でにこやかに(?)見ています!
午後も語り合いましょー! わたるはかよちゃんを上手く抱いてますね
やり手だ(爆死)
わたおさりか も楽しみ
なんか最近りかはうけ ですね アサコちゃんも出してあげてねー
別な話となりますが ノルさんのウェディングドレス姿をはじめてみました。
すごーく シメさんそっくりでした。
そーいえばマリコさんもこの前結婚記念日3周年でした。
しみじみって感じです。
猛獣はいや No: 333
投稿者:『ワタコム応援団に入ります」 01/12/13 Thu 13:22:47
『ったく、俺はいったい何やってるんだろう』
ワタルは自分の抑えきれない行動に、苛立ちを感じていた。
例え、誰を抱いたとしても、コムの替わりにはならないのは
ワタル自信が一番良くわかっていたのだった。
体は満たされたとしても、心の中までは満たされることはけしてなかった。
コムが居なくなった部屋を見回す。
ちょっと前までは、ワタルのベットで、眠っていたコムが居た。
今は誰もいない・・・
誰もいないベットに座り、
『俺は何時まで、馬鹿な真似を続けるきだ・・・』
ワタルは心の中で呟いた…
あのー No: 332
投稿者:836番 01/12/13 Thu 13:03:15
思わず、ワタル救いに入ってしまいました。
タニとゆうが、かわいく手をつないで寝てくれて嬉しい…。
不満なぶん No: 331
投稿者:836番 01/12/13 Thu 12:58:17
「トドさん、俺ちょっと出てくる」
ベッドの横で身支度を整えながら言った。
「またコムのところか、お気に入りだな」
トドはシャワールームからガウンをはおって出てきたところだ。
たばこをくわえて火をつける。
「妬けるの?」
いたずらっぽく言ってみるが
「犬ッころがじゃれあってるのに妬く馬鹿はいない」
とまったく意に介していないようすだ。
(ちぇっ、まあそうだけどさ)
「それにしても…ワタルさん、どーなってんのさ?
あんな人だったとはね、コムが部屋を出るのも無理ないよ」
和央組との抗争で身体をはってコムを守ったぶんは、
心底最近のワタルに腹をたてていた。
ついトドに文句の一つも言いたくなる。
「コムが出ていったから、だろう」
「え?」
「あれは、あいつ、昔返りしてるんだな、完全に。
昔はあんなだったんだぞ、あいつ。
まあ、だんだん変わったけどな。
コムと出会ってずいぶん落ち着いてたんだがなぁ。
ワタルのようすを見て、これはついに、って思ったもんだ。
しかし、あそこまで不器用だとはな」
トドは吸っていたたばこを灰皿で揉み消しながら、苦笑した。
「ま、本当にこれでコムと切れるっていうなら、
俺のお人形に戻すだけだ」
ぶんはきっ!とトドを睨んだ。
「ふふ。俺を取られたくないのか、コムに手を出されたくないのか
どっちなんだ? おまえは。」
ぶんの顎を引き寄せてキスをすると、すぐに背を向けた。
「まあ、いい、俺も今日は遅くなる。おまえはコムと遊んでろ。」
そう言うとトドはさっさとベッドルームから出て行った。
(コムが出て行ったから…って、コムのところに来もしないで
あんなことしてたらますますやばいじゃないか。
ワタルさん、何考えてんだ? コムのことはどーでもいいのかよ)
ぶんにはワタルの気持ちはまったく理解できなかった。
たにゆう No: 330
投稿者:Z 01/12/13 Thu 12:33:27
ゆうの思いがけない言葉に、たには頭を上げてゆうの顔を見た。
ゆうは優しく微笑んで、たにの前に座った。
「別に俺、嫌じゃないよ。俺もたにのこと好きだし」
たには予想外の展開に、頭が混乱した。
「でも、たににはちゃんと相手がいるんでしょ?」
「え!?何で知ってんの?」
たには今までりかの話をゆうにしたことは無かった。
と言うよりも、自分がりかのお気に入りだと知られたら、警戒されると思ったので言えなかったのだ。
「たにを見てればわかるよ。誰かに愛されてることぐらい」
たには顔を少し赤らめてうつむいた。
「それに、俺も大切な人がいるから」
「・・・かよこさんのこと?」
ゆうは頷いた。
たにはゆうとかよこの関係がわからない程アホでは無かった。
だが、はっきりとゆうの口から聞いてしまうと、少し寂しい気持ちになる。
「でも、たにも大切だから、一緒にいたい」
ゆうはしっかりとたにの目を見据えて言った。
「ずっと一緒にいるよ!おれもゆうのこと失いたくない!」
たには思わず必死になって叫んだ。
あまりのその声の大きさに、たにとゆうは目を合わせて笑った。
「俺も寝ようかな」
ゆうは布団に目をやった。
「あ、ごめん、おれ自分のだけ・・・もう一つ敷くね」
そう言って立ち上がろうとするたにをゆうの手が止めた。
「いいよ 一つで」
「え!?」
ゆうは驚いてるたにを尻目に一人でもぞもぞと布団に入った。
「ちょっと、ゆう!」
「たにも早く寝たら?」
(ど、どーしよ・・・)
たには少し考えたが、電気を消してゆうの隣に潜り込んだ。
ドックンドックンと、たにの心臓は大きく早く波打っていた。
りか以外の人間と一緒の布団で寝たことなんて轟邸に来てから無かった。
「手 つなご」
そう言ってゆうは右手を伸ばした。
(えぇっ!?)
この鼓動が伝わってしまうのではないかと戸惑ったが、そっとゆうの手に自分の手を重ねた。
すると、不思議なことに、今までドキドキしていた心臓が落ち着いてきた。
「ゆうの手、あったかい」
「たにの手もね」
そう言って二人はふふっと笑った。
「たにってすごく純粋なんだね」
「そーかな」
「だってキスぐらいであんなにうろたえるなんて
あそこの住人はみんなキスなんて挨拶程度にしか思ってないじゃん」
そう言ってゆうはクスクス笑った。
「あ~おれのことバカにしてんだろ?どーせおれはお子様ですよ!」
たにはむくれた。
ゆうはそんなたにの横顔を見つめた。
「きっとたにの相手はそういう所が好きなんだね」
そう言ってむくれたホッペにチュッとキスをした。
「!!!!!」
「おやすみ」
ゆうはゆっくりと瞼を閉じた。
「おやすみ」
二人の手はしっかりと結ばれたまま、深い眠りに落ちていった。
勝手に続き書いてごめんなさい。
この二人だけはまともでいて欲しかったんです・・・。
理性的な人間も必要です!
もう、ホントにすごい! No: 329
投稿者:華子 01/12/13 Thu 12:16:57
チョット見ない間に、すごい事になってますねぇー。
仕事が、忙しくてなかなか書き込めなくて、、(グスン!)
ふぁんしー様のコムちゃん、かわいいー!なんか、ホッとします。
皆さんの激しい中、良い感じです。
ショーコ様 とうこちゃんの回想、いいですね。
「コムの事は、俺が守る。」ってセリフ?私も使おうと考えてました。
おこがましいですが、とうこちゃんとコムちゃんの関係が、
私が考えてた事と似ています。(^^)うれしい!
ちょっとだけ、重複する感じはありますが、
とうこ・かしげ?かしげ・とうこ?行ってみます。
夕方には、書き込みたいと思ってます。
興味のある方は、待っててください。(ずいぶんずーずーしい私)
ワタル×かよこ No: 328
投稿者:蘭々 01/12/13 Thu 12:12:00
317番様
すいません、もーちょっと続きがほしくて書いちゃいました。
かよこちゃん好きなんですよ~
あああ、しっかし昼間っからなに書いてるんだ~ >自分
******************************************************************************
どれほどの時間がたったろう。
ベッドから降りて、水のボトルを手にとったワタルが振り返る。
そこには、手首をしばられたままぐったりと横たわるかよこの姿が。
”少し手荒にしすぎたか”
野獣ワタルもいささか気がとがめたようで、サイドテーブルにボトルを置き
ベッドに腰かけて、かよこの手首をしばっていた布をほどいた。
かよこは目をあけたが、横たわったままじっとワタルを見上げた。
凌辱されてなお、その瞳には刺すような光がやどっていて
ぞくぞくとワタルを刺激する。
かよこを抱き起こして、水を口移しで飲ませる。
唇が触れた瞬間、かよこの身体にびくっと震えが走るのがわかったが、
抗う術もなく、おとなしく水を受け入れたかよこだった。
唇がはなれたあと、かよこが呟いた。
「もういいだろう。離してくれ・・・」
ワタルの腕からなんとかすりぬけようとしたかよこの手首をわたるがつかんだ。
振り返ったかよこの瞳が怒りを帯びて妖しく燃え上がっている。
「忘れられない夜にしてやると言っただろう。今度はもっと優しくしてやるさ。
坊やが帰ってきても、俺の身体を忘れられないようにね。」
「離せっ・・・・・」
抗ってはみても今のかよこの力では、ワタルの腕からのがれられるはずもなかった。
後ろから抱きすくめたわたるが、かよこの首筋に唇をはわせ、身体をまさぐる。
かよこの吐息がもれる
「あ・・・・ 」
窓から差し込む月明かりに、ワタルの印が刻まれた真っ白な身体が浮かび上がっていた。
・・・しかし、ワタルは気づいていなかった。
かよこが声にならない声で「ゆう・・・」と呼びながら抱かれていることに。
******************************************************************************
まとぶ~~~~~~っ
温泉でタニといちゃついてる場合じゃないっ
とっとと帰ってきてかよこを救うのだっ(笑)
たにゆう No: 327
投稿者:Z 01/12/13 Thu 11:57:08
ゆうは目を丸くして固まっている。
たには自分がしてしまったことに気付き、顔が真っ赤になった。
「ご、ごめん!」
そう言ってたにはその場から逃げ出した。
その場に一人残されたゆうは、そっと自分の唇を指でなぞった。
「たに・・・」
たには一心に走った。
途中で何人かとぶつかったりしたが、それにかまってる余裕は無い。
息を切らせてホテルの自分の部屋に駆け込むと、へなへなと玄関に座り込んでしまった。
(あーー 何であんなことしちゃったんだろー)
たには激しい後悔の念に駆られた。
ゆうの驚いた顔を思い出すとやりきれなかった。
(宴会場には戻れないな・・・・・もー寝よ)
ハーッと大きく溜息をついて布団を押し入れから出した。
綺麗に布団を敷き、その上にごろんと横になって頭まで布団を被った。
その時、 カチャ と部屋の扉が開く音がした。
(誰だ?)
布団から頭を出して見てみると、そこにはゆうが立っていた。
「ゆう!?何でここに・・・!」
たには急いで上体を起こした。
「え?だってここ、俺の部屋でもあるから」
そう、この部屋はたにとゆうの二人部屋なのだ。
(そーいえばホテルに着いてすぐ、荷物を置きにここに二人で来たっけ・・・)
部屋の奥にはコサージュだらけの自分のバッグの隣に、ゆうの黒いシンプルなバッグが置いてある。
「たに・・・」
たにの心臓は飛び上がった。
あんなことをしてしまって一体何を言われるのか・・・
(きっと嫌われた)
ゆうの口から嫌な言葉を聞きたくなかったので、慌てて自分から話を切り出した。
「ごめん!」
たには思い切り頭を下げた。
「おれ、ゆうの気持ちも考えないで・・・」
「たに・・」
「それに!その・・・ゆうとどうこうしたいと思ってやったわけじゃなくって
おれ酔っ払ってたし、ゆう綺麗だから、その・・ついそーなっちゃったわけで・・・」
「ありがとう」
「ほんとごめ・・・・え?」
今日はお休み!嬉しい~ No: 326
投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/13 Thu 11:30:33
(今日は調子が悪いな・・・)
的の中心から僅か数ミリ外れた場所に弾があたる。
一人射撃場で黙々と銃を撃つ稔の姿があった。
「やっぱりここにいたか。稔さん大変です。紫苑様が・・・」
この世界に足を踏み入れてから兄のように可愛がってくれた麻路が血相を変えて飛び込んできた。
「マリコさん、何があったんです?」
「うん、落ちつけよ。・・・紫苑様が花組の奴らに不意打ちをかけられた。このまま出るぞ。
意識はあるがかなりの重症だ・・・。急激にのし上がった安寿の手下たちが勝手に動いちまったらしい・・・。」
「あ・あぁ・・・」
(そんな・・・まさか・・)稔は気が動転していた。今日、紫苑と会う約束を取り付けていたのだ。
そう、ぶんを引き取る手段を相談していたのだ。その為に新たなる命令を受け入れてきたが、
今夜を限りに最後の仕事とするつもりだったのだ。そろそろ怪しんでいるであろうぶんに残酷な現実を知らせたくはなかった。
いや知られるのが怖かったのだ。
「お帰りなさいませ」
門に車をつけると、英真がホッとしたようにドアを開け先導した。
何重にも続く最後の襖を開けると、痛々しい程に包帯をまとい横になっている紫苑の姿があった。
紫苑が手をかざすと部屋にいた10人近い黒スーツの側近たちは一礼をして出て行った。
今この広い部屋に紫苑、マリコ、稔の3人だけとなっていた。
カムバッ~ク ワタリカ Part 3 No: 325
投稿者:ベン 01/12/13 Thu 11:14:16
翌日リカは、見覚えのあるガランとした殺風景な一室で目を覚ました。
ワタルの部屋だった。
「いてっっ、つうう~・・・」
背中と腰に鋭い痛みを感じて、またすぐに横になった。
「オサは・・・??」
それが一番気がかりで、やはり寝てはいられなかった。が、体を起こし、
ふとサイドテーブルに目をやると、ラ・フランスの盛られた皿があるのに気づいた。
『オサが持ってきた。食えっ!!』
ワタルの字で走り書きが添えてあった。
あいつら、大丈夫だったのか?ぼんやりとリカの記憶が戻ってきた。
「オサ、お前もリカを愛してるんだなっ!!体だけが欲しくて、リカをあんな風に
したんなら俺は貴様を許さねええっ!」
「ああ、俺もリカを愛してる・・・」
そんな会話を、意識の奥底で聞いたような気が、しないでもない。実際リカの単なる
思い込みだったかも知れない。が。
『ふ~~ん、俺ってモテモテじゃんっ。♪』
嬉しそうに甘い果実を口いっぱいに頬張ると、リカはまた深い眠りについた。
これからの三人の楽しい関係を思い描きながら・・・。
リカが次に目を醒ましたのは、もう午後遅かった。食事はチー坊が運んできてくれた。
「いやあ、すまない。君にはいつも恥ずかしいところばかり見られちゃうな。」
チー坊はそれには表情を崩さないで答えた。そういう訓練を受けてきたのだろう。
「ワタルは知ってるのか?チー、あっ、いやあなたの本当の仕事のことを・・・」
「はい、あなたに知らせたあとボスがワタルさんを部屋に呼んで。」
「そうか。ところで、タニには厨房で会ったか?あいつ、どうしてる?」
「はい、昨夜オサさんが、あなたがワタルさんの部屋に泊まると告げに来たと、
不思議そうに言ってました。仕事がらみだと思っている様子でしたがね。」
「そうか・・・」
そうだよな、ワタルとオサと、そして俺と・・・3人の関係がタニに理解できる
訳ないよな・・・
食事を済ませると、リカはまたすっぽり毛布にくるまり、3人の楽しい夢の続きに 落ちていった。
好奇心うずく轟組員 No: 324
投稿者:836番 01/12/13 Thu 10:18:16
ぶんはコムの部屋で過ごすことが多くなった。
美しい二人が閉ざされた部屋の中でどうすごしているのか
邸の住人たちは気になってしかたがない。
二人はどうも妖しい仲ではなさそうだが
部屋の外に漏れ聞こえてくる楽しそうな笑い声は
聞く者をドキドキさせる。
あの、危ない美しさで、触ると切れそうなぶんと
白く透き通る磁器人形のような、これまた妖しく美しいコムが
子犬や子猫のようにくったくなくじゃれあっている
完璧で美しい、しかし邪心のない図を想像するのは
……ここの男達には難しい。
あの二人がどんな顔して…どんなふうに…
みんなは気になって気になってしょうがない。
(ボスーーっ!あの部屋だけガラス張りにしてくださーーーいっ!!)
と轟に直訴したいと思っている輩は一人や二人ではないようだ。
やれやれ。
野獣ワタさんをオサちゃんに No: 323
投稿者:すみれ 01/12/13 Thu 10:17:02
野獣ワタさん、素敵。
オサちゃんとお手合わせ願いたいくらいです。
りかさんを取り戻す為、野獣ワタさんに
オサちゃんを襲わせてくださいな^^
オサちゃんもワタさんに骨抜きにされる?
ここは、いろいろな方向に話が
進んでいて面白いですね。
ほんとにっ節操なさすぎ(^^; No: 322
投稿者:836番 01/12/13 Thu 09:44:07
おい、ワタル、いいかげんにしとけよ
と、邸の廊下ですれ違ったら言ってやりたいです(^^;
少し遠くの廊下を歩いてるのを見かけたら
おーーーい! いいかげんにしろよーーーっ!!
と大声で叫んでやりたいです(^^;
そ、そしてりかさん…(ああ、あなたって人はっ)(泣)です(;_;)
興奮状態? No: 321
投稿者:紫月 01/12/13 Thu 09:43:56
なんか、わくわくしちゃいますねー
特に野獣(?)となったワタルさんがツボです(*^-^*)
今後も楽しみにしております!
ふぅ~上手く書けなくて、悩み中なのですが・・・(・_・)?
文才のあるみなさんが羨ましいです。
すごい・・・ No: 320
投稿者:Z 01/12/13 Thu 09:43:06
こらっ!わたる~!
あんた野獣すぎるぞ!(笑)
コムがほんとに可愛そうになってきた・・・
りかはりかでおさに骨抜きになっちゃってるし
たには旅行でまとぶんといい感じになってるし
複雑だわ・・・
うふふ、うれしい~~ No: 319
投稿者:ショーコ 01/12/13 Thu 07:05:19
ふぁんしー様 LOVE!
素敵ですね~~、ずんちゃんコムちゃん。
こんな事言うとおこがましいのですけど、自分で立ち上げたお話が
素敵に続いているのって、
立派に成長した息子を見るようで(^^)
母の気持ち?です。
どなたか、壮君も立派に育ててください(^^)
836番様。
私もぶんちゃんコムちゃん、大好き。
もっと読みたいです。
それにしても、寂しいコムちゃんを尋ねてくれたのが
ぶんちゃんとずんちゃんで良かった(ホッ)
コムちゃん、戸締りは厳重に。
ワタルく~~~ん、コムちゃんはモテるんだぞ。
忘れちゃったの?
タニちゃんとまとぶんは、早く帰って来てください。
ワタル君の暴走が~~~~~
朝っぱらから、なにしてるんだろ、私(^^;)
タニ×まとぶん No: 318
投稿者:294番の続き 01/12/13 Thu 04:17:08
その頃・・・
ここは兵庫県宝塚市にある、宝塚温泉・・・。
レヴューの園・宝塚大劇場の裏手を流れる、婿川の対岸にある、
「ホテル老水」・・・(呆)
タニとまとぶんの母校・第八十一学校の同窓会会場である。
(・・・ったく、もう少しマシな名前思いつかないのかよ・・・つくづく自分の文才の無さに泣けてくる・・・)
(号泣)
懐かしい旧友たちとのひとときに、場はすっかり盛り上がっていた。
同じく浴衣姿のまとぶんを、宴会部屋の外の庭に誘った。
川の向こうには、昼間皆で観劇した、宝塚大劇場が、夜の闇の中に微かに見える。
川岸を渡る冷たい風は、酔ってほてった頬に心地よかった・・・。
この同窓会で、一段と親交を深めていった二人・・・
「意外と宝塚歌劇、面白かったな~。ラストシーンの紙ふぶきが舞うあたりなんて、壮絶だったし」
「主役の『等々力裕』、カッコよかったなー! うちの組長にそっくりの、いい男で」
「いやぁ~あれは一応『女』らしいけど」(笑)
「歌も覚えやすかったし。『愛は愛は~萌えて萌えて~』だっけ??」
「それを言うなら『燃えて燃えて~』だろ!」(笑)
(・・・すみません・・・『カスミラ』見てないので、公演データが・・・ない・・・(^^;
そーいえば、前のHPによると、このお話の題は、『愛萌える』(!)でしたね・・・
このネタ(?)思いつくまで、すっかり忘れてました・・・)(^^;
たわいない話で、すっかりと打ち解けあう二人・・・。
だが、そんなまとぶんの様子を見て、タニは高鳴る胸の鼓動を押さえられずになっていった・・・。
(どうしたんだろう・・・前はゆうと一緒にいられるだけで、あんなにも楽しかったのに・・・
今は・・・ゆうを見ているだけで・・・胸が苦しくなる・・・息も出来ないくらい・・・。
こんな気持ち、初めてだ・・・りかさんに対するものとも、全く違う・・・。一体どうして・・・)
「タニ、どうしたんだ? 顔が真っ赤だぞ?」
「あ、いや~・・・べ、べ、別に・・・」
「まだ酔いが覚めないのか?」
「う、う、うん・・・」
「俺、そろそろ寒くなってきたから、先に部屋に戻るよ」
と、まとぶんは踵を返した。
「・・・待って・・・!」
思わず、まとぶんの腕をつかむタニ・・・
次の瞬間・・・タニはまとぶんの唇に、自分の唇を重ねていた・・・。
「・・・・・・!?」
やっとでた! No: 316
投稿者:わ~い! 01/12/13 Thu 02:24:46
ブンコムのほのぼの系大好き。
だれか書いてくれないかな~と待ってました。
そしてひそかにトドブンも復活か?
こっちもお願いします!!
しかしここを読み始めて
なんだか贔屓の組以外の組も観にいくのが楽しみになってきました!
皆様、がんばって~~~
コムちゃんブンちゃん No: 315
投稿者:836番 01/12/13 Thu 02:15:00
ドアをノックする音がする。
ワタルのノックでないことはすぐ分かった。
こんな遅くに誰だろう?
見当もつかないながら扉をあけると
そこにいたのはぶんだった。
「!ぶんちゃん!!」
「コムちゃん、今こっちの部屋にいるんだって?
僕、今日コムちゃんのところで寝てもいい?」
「え? って、トドさんは?ぶんちゃん」
「いーんだ。今夜は顔見たくないんだ。」
怒ったようにそっぽを向くぶん。
すぐにコムの方に顔を向けると
「だから、いーい?ここにいても。」
(何かあったのかな…トドさんと)
本当はぶんは心配して来てくれたのだろう。
自分がワタルの部屋を出たことは、
どうせ邸中で噂の種になっているんだろう。
どうでもいい。
でも、噂を聞きつけてぶんが来てくれたのは嬉しい。
二人はソファで仲良くワインを飲みはじめた。
「ねえ、コムちゃん、良かったら明日一緒に買い物に行かない?
もうすぐクリスマスだし、綺麗なプレゼントでも見に行こうよ」
「あ、足…大丈夫なら、だけど…」
(プレゼント…? 僕が誰のプレゼントを買いにいくんだろう…。
ワタルさんの? でも…ワタルさんと一緒にクリスマスを
過ごすのは僕なのかなぁ…)
コムの顔が曇った。涙が溢れそうになった。
ぶんはびっくりした。
(え?まさか…そんなにワタルさんとの仲、まずいのか?!)
「あ、いいや。明日のことは明日考えよ。
それより眠いよコムちゃん」
ぶんはそういうとさっさとコムのベッドに入って寝てしまった。
コムももそもそとベッドに入っていくと、
ぶんの体温が温かくてなんだか安心した。
ふたりは二匹の猫のように、寄り添って丸まって眠った。
コムちゃんの浮気?@続き~ No: 314
投稿者:ふぁんしー 01/12/13 Thu 01:03:56
「ちょっと休もう」
ずんこはそう言うと 雪を払ったベンチにコムを座らせ
ねったんに用意してもらったポットからカフェオレをカップにそそぎコムに勧めた。
その様子を 少し前からじっと見つめる人影があった。
一仕事終えて帰ってきたわたるだった。
「あんなに楽しそうにコムが笑うなんて・・・」
わたるはショックだった。
あの 天使のような笑顔が向けられているのは自分ではなくずんこさん・・・
「おいしい・・・」
カフェオレを口にしたコムが花がほころぶように微笑んだ。
わたるはいたたまれなくなってその場を離れた。
コムはふと真顔に戻って
「どうしてずんこさんは 僕に優しくしてくれるの?」
と ずんこを見上げた時 ひゅ~っと風が吹き コムの帽子を飛ばした。
「アッ」
コムはカップを置くと 帽子を追いかけた。
帽子は噴水の方へと飛ばされていく。
「そっちはあぶないよ!」
ずんこが叫んだ。
帽子は 噴水の薄く張った氷の上にふわりと落ちた。
「よかった。氷が張ってて・・・あっ・・・」
帽子に手を伸ばした時 コムは足を雪に取られ氷の上に倒れこんだ。
コムの後を追いかけてきたずんこの伸ばした手も一瞬間に合わなかった。
いくらコムが軽いとは言え 薄い氷が耐えられるはずも無く
コムは氷の噴水の中に落ちてしまった。
ずんこは水の中からコムを慌てて抱き上げると階段を駆け上り
テラスからコムの部屋へと駆け込んだ。
ずぶ濡れになり震えながらもコムは今にも消え入りそうな声で
「帽子・・・僕の帽子は・・?」
「え?帽子?ああ 帽子ならココにあるよ。それより早く着替えるんだ」
「・・・よかった・・・」
コムは余りの水の冷たさに震えるばかりで自分で服も脱ぐ事が出来ない。
仕方が無いので ずんこが服を脱がせ始める。
透けるように白いコムの体が露わになる。
ずんこはベットから毛布をはがしてきて コムを包みこみ 暖炉の火をおこし 前に座らせた。
コムは毛布に包まれまだ震えている。ずんこはそっとコムを抱きしめた。
「帽子なんか放っていけばよかったのに」
暖炉の火とずんこの腕の温かさでコムの震えは少しづつおさまってきた。
「この帽子は・・・わたるさんにもらったんだ・・・」
帽子を愛しそうに抱きしめながら ぽつりとコムはつぶやいた・・・
前にコムがわたるがかぶっていた帽子をどうしても欲しいとねだってもらったものだった。
どうりでサイズがあわないはずだ。
いつの間にか コムの目に涙が溢れていた。
コムちゃんの浮気?@雪合戦 No: 313
投稿者:ふぁんしー 01/12/13 Thu 00:57:48
え~~~~!わたるくん また浮気するの~???
コムちゃんとのことはどうなるの~????
・・・って突然すみません・・・
パート1から ロム専の ワタコムファンです。
わたるくんの野獣振り毎回読みながらコムちゃん以上に泣きそうになってます^^;
で、恥ずかしながら初めて書いてみました。
ドキドキ・・・・
***********************************
12月にしては珍しい雪が轟邸の広い庭を埋め尽した。
(チョット前にかよこちゃんが水浴びをしていた)噴水にも氷が張り
その上にも雪が積もっていた。
雪にきらきらと反射するお日様の光で コムは目を覚ました。
太陽はもうかなり高く上っている。
カーテンを開けたコムは 「わぁ~雪だ~」と窓をあけた。
その時 柔らかい雪の塊が コムの額に当った。
「わッ!」コムがびっくりして声をあげた。
「ははは・・・ごめんごめん。本当に当てるつもりは無かったんだよ。起こしてやろうと思って
窓に当てようと思ったら急に開いたから」
明るい笑い声の主は
「ずんこさん!」
「王子様 やっとお目覚めですか?よろしければ雪遊びのお相手など・・」
「待ってて。すぐに着替えます。」
「暖かくしておいで。」
コムは暖かそうな真っ白なアンゴラのハイネックセーターに
白いダウンのコートを羽織りマフラーを巻いてブーツを履いた。
真っ白ないでたちでテラスの階段を駆け下りてくるコムは まるで天使のようだった。
ただ帽子だけが ちょっと不釣合いに大きめで コムの小さな顔がすっぽりと
隠れてしまいそうな大きさだった。
「すべると危ないから ゆっくりおいで。まだちゃんと歩けないんだから・・・」
ずんこが言い終わるか終わらないかの時に
ステン!
コムがしりもちをついた。
「いたたた・・・」
「ほら、だから言ったじゃないか~」
ずんこは雪まみれになったコムを起こすと服についた雪を払ってあげる。
そんなずんこの頭の上から コムはぱぁ~っと雪を振りまいた。
「うわ~やったな!!」
ずんこは コムから離れて 柔らかい雪の塊を作り雪合戦を始めた。
コムも周りの雪で玉を作り応戦する。
余り動けないコムの周りを ずんこが円を書くように逃げまわり
雪合戦は続く。
2人の楽しそうな声が 広い庭に響き渡っていた。
長くなるので 一度切ります。
ぶんの回想 Vol.2 No: 312
投稿者:♪ノルXぶん親衛隊♪ K 01/12/13 Thu 00:26:52
勢いがありますねー(笑)
私の方も第2弾の登場でっす。
(ノルさん近頃は僕の相手をしてくれない・・・帰りはいつも遅いしとても疲れているみたいだ。
一体何をしているんだろう)
隣りで爆睡している稔を眺める日々が多くなっていた。
朝、目を覚ますと稔の姿は見当たらずぶんは焦った。
(ノルさんがいなかったら飢え死にしちゃうよー。)
慌てて飛び起きたが、テーブルの上に朝食が用意されているのを見てホッとした。
紙が添えてある。
『ぶんへ これ食ったらしっかり訓練受けて腕を上げるんだぞ サボるなよ 稔 』
「なんだよ、まるで僕が聞き分けのない子供みたいじゃないか」
ブツブツ言いながらも稔からの初めての手紙がとても嬉しかった。
(今夜はきっと・・・久しぶりだしきっとノルさんも・・・ノルさん、顔に似合わず結構激しいし、
そろそろ限界の筈)
期待に胸を躍らせつつぶんは朝食を平らげた。
(この手紙大切にしまっておこっ。どこにしようかな。)
いつも稔が使っているぶんとは縁のない机が目に止まった。机といっても一段だけ引き出しのついたシンプルなものだ。
(そういえば最近遅くまでここで何かやってたな。よし、ここに隠しトコ。)
椅子に座り、引き出しを開けてみる。中で何かが引っかかったらしい。
10センチ程開くがそれ以上びくともしない。筆記用具やらメモやらが入っているようだ。
手前にあった定規で奥をつつく。
カチッ。何かに当たった。それからどの位かかったか、ぶんの額には汗が滲んできた。
カタッと倒れる音がしたが、まだ開く様子はない。「よーし、あと少し」手前に手繰りよせると、
それは写真たてだった。裏向きになったまま立てかける所が引っかかっていたらしい。
カタッと再び音がして、漸く開ける事が出来た。
(こんな奥に入れとくなんて何の写真だろ・・・これノルさん?・・・)表を向けると屈託のない笑顔をみせる稔と、3人の少年の姿があった。
中をあけると、裏に『19XX.7月 マミ、タモ、イシと強化合宿にて』と書かれていた。
そしてもう一つ古い新聞の小さな記事が入っていた。去年の日付になっている。
『雪組・月組抗争の窮地。この抗争で月組組長の真琴が銃弾を受け死亡。
尚、警察では今後も捜査を続ける見込みだ』
記事を目にして、稔の過去を垣間見たような気がして、ぶんの鼓動は早くなっていた。
急いで奥にしまうと訓練場に向かった。
この先どうなるのか私にも分かりません(笑)。
マミの死亡(マミちゃんファンの方許してー)は、イシちゃんの裏切りにちょっとだけ絡めてみました。
最近何処よりも真っ先にここに来ている自分がコワイ・・・。
かえってごめんね~ No: 311
投稿者:♪のるぶん親衛隊HT♪ 01/12/13 Thu 00:18:30
のるさえ進行係さま。
違うのよ~~。明日から仕事が忙しくなるからカキコできないと思い
強引に終わらせたの。でも読みにくる時間はあるかも・・・
(というか何としても来たいから)
続きは絶対絶対に書いてね。
反省のる、怒るぶん、ぶんさえ対決、かよまとぶんも
題名だけでワクワクしちゃいますよ。
ついでにトドぶんも好きだったの・・・書けない?
♪のるぶん親衛隊♪の皆、しばらく留守しますのでよろしくね!
ROM専の人も書いてね~
ありがとうございます。 No: 310
投稿者:ベン 01/12/12 Wed 23:55:30
早急な対応ありがとうございます。
次の瞬間消えたのでビックリしました!!
お礼だけで使っちゃうのもなんだと思ったのですが、次の投稿の時にも
一言添えるのを忘れてしまったので。
確かにさっきは変でしたよね~。ここもこの時間すごく賑わってるんで しょうね!!
ワタコム応援団だけど、トウコちゃんの回想その1 No: 309
投稿者:ショーコ 01/12/12 Wed 23:51:40
「コム、寒くないか?」
「うん、大丈夫。トウコは?」
「うん、大丈夫。コムが暖かいから。」
トウコとコムは肩を寄せ合って、広い駐車場で、最後の一台が帰るのをじっと待っていた。
今日は二人の養父の別荘で月に一度のパーティーのある日で、
二人は、駐車場の整理係をさせられているのだった。
兄弟といっても、生まれたところも、育った場所も違う二人だった。
この家に養子として来る前は、それぞれが、それぞれの持って生まれた
運だけを頼りに生きてきたのだ。
二人とも親の顔は知らない。
ただ、どちらの親も余程美しい人だったのだろう、
なにも与えずに捨てた子供ではあったけれど、
その美しさだけは、まぎれもなく、親たちから与えられたものだった。
養子とは名ばかりで、ここに来た日から、二人には仕事があった。
まだ、あどけなさの残る少年だったから、
任される仕事と言ったら雑用ばかりだったけれども、
もっと年上の義兄達は、今日のようなパーティーがある日には
会場で、客の接待をすることもあった。
美しい少年や青年ばかりが集められたこの屋敷でも、
コムとトウコの美しさは際立っていて、
養父のお気に入りであった。
お気に入りなのが、良いことなのか悪いことなのか
少し年下のコムには計り知れなかったが、
トウコには、うすうす察しがついていて
そのことをコムが知る日が来なければ良いがと
祈るような気持ちで思っていた。
「お客様がお帰りになります。」
「はあい。」
トウコとコムが慌てて飛びあがり、トウコが最後の客の
運転手に車を廻すように告げるために走って行く。
コムは背伸びをして客に上着を着せ掛ける。
中年のその客は、コムをなめるように見ると、
上着を着せ掛けているコムのほっそりとなめらかな手にそっと手を重ねた。
コムが驚いて手を引く。
着せ掛けていた上着がハラリと地面に落ちた。
「失礼いたしました。」
その客に付き添って出てきていた養父が、
その上着を拾いながら、詫びた。
「いや、かまわんよ。」
コムが無言でぺこりと頭を下げる。
「可愛い子だ。大人になるのが楽しみだね。」
コムにとも養父にともつかず言う。
「はい。その節はよろしく。」
意味ありげに養父がお辞儀をしながら、上目遣いに客を見た。
「ああ、その時はな。」
もう一度コムに視線を移すと、客は目前に止まった車に乗り込んだ。
トウコが走ってきてお辞儀をする。
「ご苦労さん。なかに入って、暖かい物でも食べなさい。」
「はい。」
トウコはコムの様子がおかしいのに気づいた。
「どうしたの?」
「ううん、なんでもない......。」
「なんでも無いようには見えないよ」
トウコがコムに笑いかける。
「ううん、ちょっと気持ち悪かったから。さっきの人。」
「なにかあったの?なにかあったら俺にすぐ言えよ。
お前は俺が絶対守ってやるから。」
「うん。ありがとう。僕もトウコを守ってあげる。」
リスのような笑顔でにこっとコムが笑って答えた。
は~~~~、また長くなりそうです。
あちこちに続くばかり作って、混乱を増やしてしまってすみません。
でも、これ以上書かなくても、二人の過去に察しはつきますよね。
でも、書いちゃうんです。図々しいから(^^;)
カムバッ~ク ワタリカ パート2 No: 308
投稿者:ベン 01/12/12 Wed 23:49:57
唐突に(というより作者の都合により)その機会はやってきた。
かよこの一件で学習したワタルは、リカが3時間前に入った書斎の扉の外で、
再び扉が開かれるのを辛抱強く待っていた。
カチャッ。
ノブのまわる音を聞くとワタルはドアに体当たりをした。
だが、そこにリカ以外の人間がいる可能性までは考えていなかった。
「オサっ・・・!!!このヤロー」
扉に手を掛けていたのはオサで、リカはまだソファーにグッタリとした姿勢で腰 掛けていた。
二人がこの部屋で3時間も何をしていたかを察した瞬間、ワタルはオサに殴りかかっ ていた。
ワタルの全力の一撃を食らって平気なはずがない。オサはうっと短く声を
漏らすと気を失ってその場に倒れ込んだ。
「何てことをするんだ!!」
オサに駆け寄ろうとするリカのブラウスはまだ乱れたままで、首筋には汗が光っていた。
怒り狂ったワタルはリカの腕をねじり上げると、猛烈な勢いでリカを壁に押し当てた。
あまりの痛みにリカは声を上げることもできない。そのゆがめられた唇をワタルの唇が 覆い、
強引にこじ開けようとした。
「っっうう、リカあ、なんて事しやがるんだっ!!」
ワタルの唇からポタポタと血が流れ落ちた。
本気で自分を拒絶している。リカが初めて自分に見せる嫌悪の表情にワタルは逆上した。
猛烈な勢いでリカを押し倒すと何度も床に叩きつけた。そしてグッタリしたリカの
ブラウスを引きちぎると強引にリカの中に分け入った。
「くっそおお~~。」ワタルは泣いていた。
リカの上体を抱き起こすと、ワタルはまだ痛む唇をリカの胸に、首筋にと這わせていった。
「リカ、愛してるんだ。俺は、お前を愛してるんだ。」
リカがそっと薄目を開けた。
「ワ・・ワタ・ル・・」
リカはそっとワタルの頬に手をかけ、涙を拭った。そしてゆっくり微笑むと、再び意識を失った。
「リカあああ。」
リカをいっそう強く抱きしめるワタルの背中を、オサはまだぼんやりした頭で見つめていた。
ってワタルを本当の野獣にしてしまいました。
でもこの後は、ドクターにかかることもなく、穏便にってことで・・・
No: 307
投稿者:管理人 01/12/12 Wed 23:42:02
なんか 今ちょっとサーバー落ちてたねー
せっかく書いた文も消えた あー悲しい
ベン様 大丈夫ですよー 管理人は寝てる時いがい ここ来てるので早急に作業しています。
のでご安心くだされ。
なるみん様 確かに一番に説教部屋いかないといけないのはワタルですね。
今度ワタルを受けにしてみてはどうですかい? 皆様??それ嫌?
カムバッ~ク! ワタリカ No: 304
投稿者:ベン 01/12/12 Wed 22:43:05
ちょっと時間経過を無視で、話もずれますが・・・
:
:
近頃ワタルは悩んでいた。
最近のリカの悩ましさに悩んでいた。
『リカの奴、何で俺を避けるんだ。目を合わせねえどころか、遠くから俺の姿を見つけ
ただけで引き返しやがって。』
オサの奴と何か有ったことはだけ間違いない。でもそれだけであんなに変わるものなのか?
もともと男にしちゃあ、ナヨナヨした軟体動物系だとは思っていた。
だが最近のリカの腰のあたりの頼りなさ、妙な色っぽさはまともじゃない。
あれは男を抱いてる腰じゃあない。男に抱かれてる腰だ。
だがあのオサにリカが抱けるのか~?
リカとタニに嫉妬したのは、リカの奴がやけに幸せそうにしていたからだ。
(俺とコムがちっともうまくいってないのに・・・)
リカと寝ているタニに嫉妬していたわけではない。
だがオサに抱かれて変わっていくリカを、ワタルはどうしても許すことができなかった。
『リカに会って、ぶん殴ってでもどういうつもりなのか確かめてやる!!』
ワタルはリカと二人になる機会をうかがっていた・・・・・・・
ごめん。すごく間が抜けてた。 No: 303
投稿者:ショーコ 01/12/12 Wed 22:21:35
なるみん様。大笑いさせていただきました。
タイムラグがあったのでなるみん様の読まずに上げてしまいました。
あなたの後では、わたしの書いたものは、ほんとうにお間抜けです。
恥ずかし(^^;)
どうしよう No: 302
投稿者:ドキドキ 01/12/12 Wed 22:05:33
えーっと、まずは始めまして。
いつも楽しく見させてもらっています。
実は、埋もれているねったんゆうか、少し書いてみたんですけど、
やっぱりねったんはほのぼの系で色恋とは関係ないほうが良いですよね。
(書いた中でも、私は、ハードなのは書けないので
ほのぼの系になると思うんですけど。
っていうかまだ序章しか書いていない。)
ここに投稿しようか迷っています。
うーん、もう少し様子見てみます。
(ねったんのほのぼのさを壊してしまいそうなので)
ワタコム応援団だけど、とうこちゃんの回想のプロローグ No: 301
投稿者:ショーコ 01/12/12 Wed 22:03:17
確かにこうなるとなんでも有りってことでしょうか?
小さな脳ミソが大混乱です(^^)でも楽しいです。
それにしても、ワタルく~~ん。今度は、かよこちゃんて、もう。
いいかげん、コムちゃんだってぶち切れるぞーーーー!
しばらくぶりに0番様登場でうれしい。
管理人様、轟組の旅行、楽しみにしてるんですけど、
この状況を見ると、こわいような気も(^^;)
あや様、ごめんなさい、ミズちゃんで遊んじゃいました。反省(^^;)
華子様、トウコかしげ待ってますよ。
でも、トウコちゃんの回想のプロローグで少しだけ登場させていただきました。
もし,書いていらっしゃることの邪魔になったら、ごめんなさい。
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かしげは、トウコの腕枕の中で快楽の余韻にうっとりしながら、
トウコの翳りのある綺麗な横顔を見つめていた。
トウコの遠い視線が、何を見つめているのか
知りすぎるほど、知っている。
別に心の中が、何を求めていたとしても
そんなことは関係ないと思っていた。
現実の快楽だけが真実。
良いんじゃない?気持ち良ければ.....
だけど時々、発作のように、トウコの胸を切り開いて
そこに住みついているコムの面影を引きずり出してしまいたいと
本気で思うことがある。
あんなお人形のどこが良いい。
さっきお前にうめき声をあげさせたのはこの僕。
だけど........
「ねえ、コムってさ、そんなによかった?」
「えっ?」
遠い回想から引き戻されて、
トウコが訊かれた意味がわからず訊き返す。
「よっかった?ああ、お前は最高さ。」
「ウソばっか。第一そんなこと訊いてない。」
「だって今、よかったかって。」
「フフ。コムのこと」
「あいつとは....そんなんじゃないんだ。」
「そんなんじゃないって。抱いてないってこと?」
「抱いてなんかいないさ。」
自嘲気味にトウコが苦く笑う。
「へぇーーーーー!」
思わず、かしげは起きあがって、トウコの顔をからかうように覗き込んだ。
「そんなやつの為に、わざわざ危険に飛び込んだんだ。」
「ああ。」
「ふうん。コムってかわいそうだね。」
「かわいそう?」
「だって、ワタルさんだってまだ抱いてないんだよ。
ホントにほれてるやつには、抱かれない運命なんだもん。」
「運命か.....」
そう....俺とコムは運命みたいなもの......
ここから、トウコちゃんの回想に入ります。
とりあえず、上げます。