文章おかしいよ・・・ No: 300

投稿者:なるみん 01/12/12 Wed 21:47:22

勢いで書いちゃったから(恥)
とうこちゃんとわたるくんが最後
どうなったかはきかないでねん♪

とうこ☆愛の説教部屋 No: 299

投稿者:なるみん 01/12/12 Wed 21:42:58

トウコちゃん、必死に抵抗しますがワタルくんに喰われてしまうのも時間の問題。
ねったん自分の力ではどうにもならないことを悟り、プロデューサー・トドの元へ走ります。
が、楽屋、控え室、編集室とひととおり探してみたがトドの姿はどこにも見当たりません。
ねったん、「もしかして・・・」とおもってトドしか入ること出来ない【トドの部屋】に急いだ。
この部屋はトドしか入ることが許されず、勝手に中に入ろうものなら運がよければ局をクビ
運が悪ければその場で抹殺と言うぐらい恐ろしい部屋。
局ビルの最上階の薄暗い廊下を駆け抜けねったんはそんな部屋の掟のことなんか忘れて
勢いよく扉を開けた。 ねったん 「トドさ~ん。・・・はぁはぁ。トウコさんがぁぁぁ!!!」

そこには昨日経費で買ったばかりのNORUSHIBA製31型テレビデオに
かぶりつくトドの姿がっ!!!
しかもテレビの画面は今まさに襲われようとしているトウコの姿が映し出されていた。

ねったん 「なにやってるんですかぁ。トウコさん助けないと!!!
       あーーーっ!!しかもテレビデオまた経費で勝手に買ったんでしょ!?
       前のテレビデオだって3ヶ月も使ってなかったじゃないですかぁ」
トド     「・・・あぁ。でもこの新型テレビデオはここにノルマークがついてるんだ。
        これは30台限定のテレビデオだからな。 しかしまぁ
        この部屋に勝手に入ってくるとは大した度胸だな、ねったん。」
ねったん 「だってこの番組経費めちゃくちゃかかってるんですよ。
       トドさん好みのピンクのフリフリのセットだってバカにならないんですっ!!
       しかも北海道の家族だってこの番組楽しみにしてるんですから・・・。
       僕の作ってる番組がこんなんだって知ったら家族みんな泣いちゃいます。」
トド     「なぁに、これはオレの趣味さ。またワタルがシラフに戻ったら撮りなおす。
        これでコレクションビデオが増えたな・・・。」 

そしてトドはにんまり笑みを浮かべながら画面に目をやった。
トウコちゃん、まだまだワタルと格闘中。
――――次の説教部屋行きは誰にするかな??

No: 298

投稿者:なるみん 01/12/12 Wed 21:42:07

――― 都内某スタジオにて

AD  「本番いきまーす」

ワタルくんは玉座のような大きな椅子にムリヤリ座らせられ
じっと下をを向いたままピクリとも動きません。
そこへお約束のピコピコハンマーを手に(爆)トウコちゃん登場。
今日のお衣装(コスプレ)は雪ノバ、ブリーザちっくで超セクスィーvv
ワタルくんは登場したトウコちゃんに掴みかかろうとしますが
手足は鎖で椅子につながれているのでその場で暴れることしか出来ません。
さぁ、いまからトウコサマの愛のお説教が始まります(笑)

トウコ 「おいっ、ワタル!!てめぇのせいでコムがどれだけつらい思いを
     したかわかってんのか!?このクソ野獣めっ!!」

         ポカンっ!!(←ピコピコハンマーで殴る音)

ワタル 「・・・ってぇな。おめぇこそ今ごろノコノコ現れやがって。
今のおまえにコムの何がわかるってんだ!!バーカ。」
トウコ 「バカとはなんだ!?オレはわかってんねんでっ!!」 ←ハッタリ
ワタル 「ふーん(ニヤリ)。何わかってんねん。ゆーてみぃ、オラオラ・・・」
トウコ 「・・・っ」
ワタル 「ほれみぃ。なーんも分ってへんやんけ!!知ったかぶりすんな。」
トウコ 「くっそぉ~!!コムをかえせーーーーーー!!!」

   ポカポカポカポカポカッ!! (←しつこいようですがハンマーで殴る音)

番組のことなんか忘れて興奮するトウコちゃん。
お衣装からスラリと伸びた足でワタルめがけて回し蹴り。
足は見事に顔面を直撃、ワタルくんは鼻血ブーに。
蹴りを一発喰らったワタルくん、なんと線がプチっと切れて(??)野獣化してしまったのです。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」、と叫ぶや否やつながれていた鎖を引きちぎり
鼻血ブーのまんま(ここポイント)トウコちゃんに襲いかかります。
ギョッと顔を引きつらせるトウコ、スタジオを飛び出します。
しかし野獣化したワタルくんにかなうはずもなくあっとゆう間に押し倒されてしまいました。

それを別室のモニターで見ていたADのねったん。
これはトウコさんの一大事、と慌ててスタジオに駆け込みます。

ねったん 「ワタルさんっ!!やめてください。
    こんなの放送できませんよぉ。一応経費かかってるんですからぁ・・・」
ワタル  「ふんっ、ぐぅぁぁぁぁ・・・」 ←猛獣化(爆)
トウコ  「離せっ!!野獣め!!」

とうこ☆愛の説教部屋 No: 297

投稿者:なるみん 01/12/12 Wed 21:40:17

はぁ~、ついに書いちゃいました。
元ネタは日テレ系の「恋の空騒ぎ」
とうこちゃん、持ち前のおかんスピリットでほんとに
説教しちゃいそうなのでお部屋を設けてあげちゃいました。
ちなみに今日の説教部屋行きはワタルくんです。

ストーリーとはまったく関係ないんでとうこちゃんはバシバシ
かしげちゃんとヤっちゃって…いや、コムちゃん奪回作戦実行してください

水曜日の情事 楽しい No: 296

投稿者:管理人 01/12/12 Wed 21:30:17

まー 確かにみんな好きな方向で書いてるね
いぱいつまみ食いしすぎ あははは
私も樹里×さえ 書いてるし(たんなるさえちゃんと樹里を登場させたいだけ!)
でも私的にはさえちゃんは祐里かな 月コンビ!
そーんな欲望のまま書いてますわー みたいな
でも そーんな事かいてて 新しいカップルがあるとドキッ っとします。
おさ×りか や わたる×かよこ ちょっとまとぶん×タニ とか
節操ないのは わたるじゃー(コムちゃんを幸せにしてあげようよー)
わたりか愛好会の管理人

節操がなさすぎて No: 295

投稿者:0番 01/12/12 Wed 21:07:57

誰と誰がカップルなのかわからないです(大笑)
みんな、つまみ食いのしすぎだ!

真夜中に新聞が届く…のは恐怖新聞ですが、キムちゃんのもとに新聞がつくのも
真夜中、しかも三日遅れです。未だに趣味の新聞配達をやっているねったんが、
千室を超える部屋に一人で配達するせいですが、おかげで離島民の気持ちを強制
的にキムちゃん、理解させられています。
先日どうしたわけかトドさんのおさがりをもらったキムちゃん、スーツの上下は
ありがたいとして、腕と足が入るかだけが気がかりです。
ついでの気がかりは、邸内を熊のごとく歩き回ってはた迷惑な騒音を立てている
ワタルくんです。
どう邪推してもかよこちゃんに夜這いをかけようとしているのはたしかですが、
千室を超えるこの轟邸であの二人が毎日同じ部屋にいるわけはないので、毎晩無駄な捜索をする羽目に陥っているのです。
かよこちゃんとまとぶん、二人に言えることがあるとしたらそれはただひとつ、

「とっとと出てけ」

だな、と考えるキムちゃんでした。

誰ともつながらなくて、ごめんなさいね。いつも変な方向性で・・・^^

HTさま&のるぶんファンの皆様ごめんなさーい No: 294

投稿者:のる×さえ させちゃったのるぶん親衛隊 01/12/12 Wed 20:59:59

ごめんなさいねー。
私がマイペースに勝手に外の世界書き進めちゃって、
もしHTさまの芸能P編に影響与えたのだったら、すみません。
でも終わっちゃうの寂しいな・・・。
ぶんちゃんにも暗い過去があったのね?なんだかとってもソソられます(笑)。

やっぱりのる×さえはダメか・・・(泣)。
いや、のるの本命はぶんちゃんなのよー。
のる×さえは焼けぼっくいに火がついただけなの(たぶん)。

需要があれば、その後の「反省するのる」とか「激怒するぶん」とか「ぶんVSさえ」とか
また書きに来ますねー。か、誰か書いてーー。

かよこちゃんのお部屋の前 No: 293

投稿者:288番の続き 01/12/12 Wed 20:28:03

ワタルはかよこの部屋の前まで来た。
そしてドアをノックしかけて、ふと手を止めた。
(・・・まてよ・・・声で俺だと気づかれたら、お嬢ちゃん、出てこないかもしれねぇな・・・)
そこでワタルは一案を思いついた。

   コンコン・・・

「・・・誰・・・?」・・・中から、かよこの優しい声がした。
「厨房の者です~お夕食をお持ちしました~~」
咽の奥底から絞り出したような、ギリギリのファルセットで、ワタルは答えた。
(・・・ったく、何で俺がこんなこと・・・)

だが・・・「そこに置いておいて下さい」
「・・・分かりました・・・」(ちっっ・・・)
仕方なくワタルは、お盆をドアの前に置き、
ひとまず廊下の曲がり角の向こう側に姿を隠した。
(くそ~~どっちにしても、警戒して出てこない気か・・・??)

と、そのとき・・・

   キリキリキリ・・・

妙な金属音が聞こえてきた。
(うわぁ~~何だこの音は~~!?)
デカイ身体をして、実はワタルはこの手の金属音が大の苦手た。
皿をフォークで引っかいたり、黒板に爪を立てたりする音など、聞いただけで悲鳴をあげたくなる。
ワタルは思わず耳をふさいで、その場にへたり込んだ。

少しの間続いたその音がピタッとやんだとき、ドアが開いて、かよこが姿を現した。
それは、パスタでドアの鍵を開けているときの音だったのである。

だが金属音に怯んでいたワタルは、それに気づくのに一瞬遅れた。
(あっ!)と気づいた次の瞬間、かよこはお盆を取って、風のように部屋の中に戻ってしまった。
再び響く、パスタで鍵をかけ直す音・・・
(う、うわぁ~~やめろ~~!! く、くっそ~~せっかくのチャンスだったのに~~)

・・・それから大分時間が過ぎた・・・
(もう出てこないか・・・?)
ふと時計に目をやると、既に1時間近くが経っていた・・・。

・・・ちなみにこの間・・・
かよこちゃんはお部屋の中で、ゆっくりと時間をかけてお夕食をとっていたのであります。
一口につき、30回は噛むかよこちゃん・・・
「痩せの大食い」にもかかわらず、いくら食べても太らない、
あの羨ましい体系の要因は、そこにあったのです。
ワタルくんみたいに、3人分ものお夕食を、あっという間に平らげてしまうような食べ方は、
ダイエットをしたい方々には、決してオススメ出来ません・・・。

(・・・ったく、一体何やってるんだ俺・・・こんなところで・・・)
ワタルがうんざりしかけた次の瞬間・・・

   キリキリキリ・・・

再びあの金属音が聞こえてきた。
(う、うわぁ~~またかよ~~~!?)
だが・・・(そ、そうだ・・・さっきもこの音の後、お嬢ちゃんは姿を現したんだ・・・
こ、これを逃したら、もうチャンスはないかもしれねぇ・・・)

耳をふさぎながらも、ワタルは必死で移動し、
かよこの部屋の、ドアが開く反対側に身を潜めた。

はたして・・・間もなく音はやみ、
空になったお盆を手にした、かよこの小さな顔が、ドア越しに微かに現れた。
かよこがお盆を床に置いた瞬間、ワタルはドアに手をかけ、
力任せに開いた。

「・・・・・・!!!」

・・・「野獣」ワタルの、ちょっと「お笑い」系も、少しは面白いかな~と思って・・・(^^;

オサ(攻め)×りか(受け)の組み合わせ、すごく斬新でいいと思います~>ベン様
芸能P編、私も続きがもっと読みたいです~>HT様

1日か2日来なかったら No: 292

投稿者:もうこんなに 01/12/12 Wed 20:10:44

昨日来たけど読みきれず。
いやー進んでますね。とうこ×かしげっていいですね~。
かしげちゃんが絡んでくるとドキドキです。
花ちゃんの名前が出てくるとわくわくするのは何故だろうゥ・
こら、さえこ!のるに手を出すなっ!(笑)

本当は心配 No: 291

投稿者:ベン 01/12/12 Wed 20:07:44

勝手にオサ×リカにしてしまいました~。 どっちが攻めか非常に悩みました。

妖しい魅力でオサが誘惑って感じにもしたかったのですが、これからも二人の関係は
二転三転、主従逆転、色々なパターンで楽しめると思うんで(ゲームキャラか?)
イメージ違うわ、という方がいたしたらごめんなさい・・・

私も色々なリカオサ・オサリカ、読みたいので(あっ、もちろん全部のカップル
大好きです)よろしくお願いします。  

HT様 最後なのー? No: 290

投稿者:管理人 01/12/12 Wed 19:44:56

芸能P編最後なのー? ちょっと悲しい
まださえちゃんとノルの過去とか わかってきたばかりなのにー えーん(T_T)
さえちゃーん やっぱり出さなきゃ!!
そういえば兄弟&ホスト編 いったいどこへ?! あははは
きちんとやらんきゃねー

ベンさん、嬉しいです^^ No: 289

投稿者:すみれ 01/12/12 Wed 19:36:56

ベンさん、りかさんとおさちゃん、とうとう二人のお話が読めてうれしい^^
りかおさの場合は、りかちゃんが攻めかなと思ってたのに
意外にもおさちゃんが攻めとは・・・
新鮮かも^^

続きも楽しみにしてます。

ありがとうございます No: 288

投稿者:260番です 01/12/12 Wed 19:17:59

ベン様、私が勝手に出した「同窓会」ネタを使っていただき、ありがとうございます~~(^^)
こうやってうまくお話がつながっていくのですね~皆様本当に素晴らしいです~~

同窓会当日・・・
朝早く、タニとまとぶんは、轟邸を後にした。

「・・・タニ・・・何だ、その荷物・・・」
「・・・だって・・・りかさんが、これで行けって・・・」

タニが手にしたバッグには、目にも鮮やかなエルメスのスカーフがぐるぐる巻きにされ、
色とりどりのコサージュが30個もつけられていた・・・。
(・・・りかさんが、何事もなく僕を見送ってくれるとも、思ってはいなかったけど・・・。
かと言って・・・屋敷を出るところから、ゆうが一緒だなんて勿論言えなかったし・・・)

「そういえばゆう、何だか疲れているみたい・・・」
「あ、あぁ~・・・久しぶりに、同期の友達に会えると思うと、嬉しくって・・・
昨日の夜は、よく眠れなかったんだ・・・。
そういうタニだって・・・」
「う、うん・・・俺もそうなんだ~アハハ・・・」
・・・二人とも、逢えない今宵の分まで、互いの相手と張りきり頑張りすぎてしまったとは・・・
口が裂けても言えなかった・・・。

その頃、轟邸では・・・
コムに部屋を出て行かれたことは、さすがのワタルもショックだった。
朝から食事が咽を通らず、牛乳ばかりガブ飲みしていた。
・・・そうは言っても、やっぱりワタル・・・さすがに夕方には腹ペコになり、厨房に足を運んだ。
「おっ、うまそうだな~」
と、自分の分の夕食は勿論、あっという間に壮とキムの分まで平らげてしまったのである・・・。

満腹になったワタルは席を立ちかけた。
・・・と、テーブルの隅においてある、一つの和食のお盆が目についた。
「これは誰のだ?」
「あっ、いけない。かよこさんの分・・・!」
「かよこ??」
「ハーイ、いつもタニさんが持っていって下さったんですがー、今日はタニさん、まとぶんさんと一緒に
ドウソウカイに行かれたんですぅ」
「まとぶんが一緒・・・?(これは面白いことを聞いた・・・)」
「え、えぇ~(・・・どうしよう・・・ワタルさん、タニさんのこと、何か気がついたかな?
まとぶんさんとのことは口止めされていたのに・・・)」

「じゃあ、俺がこれ、もっていってやるよ!」
「あ、助かりますー!!」
「イインデスか~?」
「いいよいいよ、余分に食わせてもらった礼だ! それでその部屋はどこにあるんだ?」
「別棟の2階の、一番奥の部屋です」

これは思いがけないチャンス到来、とワタルは思った。
・・・あの夜、月明かりの中で見た、かよこの肌の白さ、美しさを忘れてはいなかった。
何としてももう一度、この手に、と思ったのも、1度や2度ではなかった。
あと少し、というところで、まとぶんにかよこを奪われたが、そのまとぶんがいない、ということは、
今、部屋にはかよこ一人のはずである。
「待てば海路の日よりあり、か」・・・そう呟くと、ワタルは、別棟への足を速めた。

その頃、厨房では・・・
「さ~次はコムさんの夕食っ♪ 今日は寒いから、コムさんの大好きな、ミルク鍋にしよっ♪」
(よかった・・・ワタルさん、タニさんとまとぶんさんのこと、何も気づかなかったみたいだ・・・
それにあの部屋には、あまり近づきたくなかったし・・・
まぁ、ワタルさんなら、噛みつかれることもないだろう・・・)
・・・赤ずきんちゃんのもとに、オオカミを使いに出してしまったことなど、
全く考えるにも及ばなかった、平和なねったんであった。

おいおい、ねったん・・・何か間違ってるぞ!
普通、かよこちゃんとワタルくんなら、どっちが“噛みつき”そうで“危険”か、分かりそーなものなのに・・・

・・・と自分で書いといて、自分で突っ込む私・・・(^^;
(りかとまとぶんのことを気づかれなかったことに安心して、自分こそ何も気づかない
超「ほのぼのねったん」が、私は大好きです)(笑)

芸能P編最終回 No: 287

投稿者:♪のるぶん親衛隊HT♪ 01/12/12 Wed 19:14:02

ぶんちゃん、ショック!さえちゃんにのるくんを奪われちゃったのね・・・
ていうかさえちゃんの方が先に関係があったの?
かよこ&まとぶんも好き。それからトドぶんも好きなので、
誰か書いてくれないかな~(他力本願)パート1では結構あったような。

***
既にトドは決心していた。早朝全社員を集めると社長を辞任する旨を告げたのだ。
誰もが耳を疑って騒然としている中をトドはまっすぐにかしげの方に向かった。
驚きの余り彫刻のように固まったかしげの頬にトドはそっと口付けした。
「おまえのした事は全て私が償うよ」
「社長・・・」

そこへ刑事わたるが朝刊を握った壮&キムと共に乗り込んで来た。
「出頭願います」警察手帳を見せながらわたるは辺りをぐるりと見渡す。
「コム!」わたるは手錠をかけるのも忘れてしまっている。
「わたさん!」コムが晴れやかな顔でわたるの胸に飛び込んできた。

「これで良かったのかな・・・」
ぶんはのるに肩を抱かれながらこの光景をじっと見ていた。
「しょうがない。社長が望んだことだ」
「ねぇ、のるさん。昔もこんな事あったよね」
遠い目をしたぶんの心にセピア色の映像が流れていた。
封印してあった過去の呪縛が解けていく。
(父さんも母さんも僕を捨てたんじゃない。だって社長がかしげさんにしたように
 優しい目をして去っていったんだから)
「ああ、お前の両親に約束した。これから俺がお前を守っていくとな」

トドはわたる刑事達と部屋を出て行く瞬間、ふっとぶんとコムに微笑みかけた。
「君たちを抱けなかった事が一番の心残りだ」
ぶんは叫んでいた。「待ってるよ。皆で出直そう!」
コムも精一杯大きな声で「僕も!ずっと待ってるから」
「ありがとう」
トドの両頬にぶんとコムがそっとキスした。
<↑歌劇12月号に類似写真がありますー。>

全社員の目に涙が滲んでいた。そしてトドが戻ってくる日までこの会社を
守っていこうという意思を誰もが抱いていたのだった。

===数年後===
この事件を元にした映画がクランクインした。
轟社長の自叙伝「雪の花道」
配役 少年時代トド・・・コム
   青年時代トド・・・ぶん
   壮年時代トド・・・トド本人(やっぱり・・・)
トドを追って自首したかしげこそまだいなかったが
轟エンタープライズ社は以前のような活気を取り戻していた。
そして敏腕マネージャーのると、刑事をやめたわたるが甲斐甲斐しく
ぶんとコムの世話を焼くのであった。

***ふぅ。辻褄合わせるの大変だったよ。
管理人様、わたりか・わたこむ・あさおさの皆様。そしてのるぶん親衛隊の皆。
つたない文章を書かせてもらって有難うございました!
「自分の文章、すごい恥ずかしい」に同感です。
もう思い残すことはござらん。(アデューのイシちゃん風)
いつかまた、どこかで・・・

炎の同窓会? Vol.5 No: 285

投稿者:ベン 01/12/12 Wed 18:24:15

暖炉の火がはぜた音と、強い喉の渇きでリカは目を覚ました。
いつの間にかベットに移され、皿もグラスも片づけられていた。

「あうっっ、つうう。」
水を飲みに立ち上がりかけて、リカはベットからずり落ちてしまった。
起きあがろうとしても足に全く力が入らない。
腰から下が、まるでとろけてしまったかのようだ。

こんな事は初めてだった。
あんな風に抱かれたのも。いや、抱いたのか抱かれたのかもはっきり覚えていない。

あるのは体の奥の、まだしびれているように残る、甘美なうずきだけだった。

ワタルとの関係はいつも暴力的で、時には襲われるような状態で無理強いされる
ことも多かった。。
いずれにしても、リカが苦痛で意識を失うまで続けられるのが普通だった。

轟の時もそうだった・・・・

タニはいつでも力一杯、全身でリカを受けとめようとしていた。
最初の頃も、幾分おだやかになった近頃でも、やはりリカが力で
押さえ込むことが多かった。

ユウヒはリカの暴力を、陶酔と至福の表情で迎え入れていた。

そして・・・
       etc. etc. etc. etc...........

書ききれないので省略するが、

とにかく、今までリカの上を、下を、通りすぎていったどの男達のそれとも、オサと
と持った関係は違ったのだ。

リカの体は、本当の意味で骨抜きにされてしまっていた。

ハジメマシテ No: 284

投稿者:なるみん 01/12/12 Wed 17:34:48

ろんぱ時代からロムっ子やってます。
うちも小説書きたいんだけど、どぉしても
キャラ達にツッコミいれたくなっちゃうんですよね。
なんか漫才みたいになっちゃうの。。。

話の流れでツッコミ出来そうなとこみつけたら
ゼヒいれてやってくださいませ。

トウコちゃん・かしげちゃんよみたいですぅ~。
もしよければ続きお願いします!!

芸能P編 苦悩する?かよ×まとぶ No: 283

投稿者:あくまでマイペースなのるぶん親衛隊 01/12/12 Wed 17:28:45

「かよこーかよこーーーーー大変だよ~~~~~~」
「どうしたの。そんなあわてて。ちょうどお昼にしようと思ってたんだけど」
血相を変えて事務所に飛び込んで来たまとぶんを見て、
焼肉弁当の包みを開いたばかりのかよこは顔をあげた。

「お昼どころじゃないよ。これ見て!今日発売の『週間フライ○ー』に・・・!!」
まとぶんが広げた写真週刊誌にはでかでかと

『新進アイドルSの”愛人”発覚!深夜の密会撮った!!』

のまがまがしい見出しと、マンションの部屋の前で
抱き合う人影を望遠レンズで撮ったらしい数枚の写真があった。

「えー・・・なになに?

『○月×日深夜0時過ぎ、赤坂の高級マンションで男と密会するアイドルS。
人気番組『ボーイズ・ナイト・バリバリ全開』のマスコットボーイとしても活躍中の彼は、
中性的な色香と個性的な歌声で人気急上昇中・・・』

って、これ、さえこじゃん!!」
写真には、サングラスもしていないさえこの顔がはっきりと写っている。

「それだけならいいよ・・・。問題はその相手だよ」
ふるえながらまとぶんが指差した、さえこと抱き合う写真の男は
一般人なためだろう、黒い目隠しが貼られている。
が、その肩幅、形のよい口元、ルナ・マティーニの特注の背広、
第一写真の背景となっているマンションにはかよこも見覚えがあった。

「うそ・・・のるさん・・・?な、何やってるんだよ・・・。
ぼ、僕がこんなに会社の売り上げを伸ばすために苦労してるのに~~~~!!!!!」
かよこが、怒りに任せて週刊誌をぐしゃぐしゃに引き裂きそうな勢いだったので、
あわててまとぶんはかよこから雑誌を取り上げ、記事の続きを読んだ。

「『相手の男は、Sの所属する事務所「A」のライバル社「Z」の敏腕マネージャーN氏である。
N氏は、業界ではアイドルとしてよりトラブルメーカーとして有名なBを担当している。
たび重なるBのトラブル処理に、N氏はしばしのやすらぎをSに求めたのか?
いやはや驚きのカップルである・・・』

どうしよう、かよこー。これ、のるさん知ってるのかなあ?」

「知るかよ!!のるさんの馬鹿ぁーーーーーーーー!!!!!」

いつも冷静沈着なのに、切れると別人になるかよこだった。
窓から外に吼えているかよこに、余計なことを言わなければ良かったと
後悔するまとぶんだったが、もう遅いのだった。

出来たての焼肉弁当はもうすっかり冷えていた。

芸能P編 苦悩する?のる×さえ・・・2 No: 282

投稿者:マイペースですみません 01/12/12 Wed 17:25:31

翌朝、できぱきと身支度をすると、さえこは昨晩来た時とはうってかわって
鼻歌さえ出るほど上機嫌でのるの部屋を出て行った。

「大丈夫。一人で帰れるから。送らないで」
「ああ・・・気をつけてな」
「素敵な夜だった・・・。ね?」
「・・・」
「あ、その毛皮、もう捨てちゃっていいから」
「・・・」

(やられた・・・。あいつの欲情至上主義な性格を知らないわけじゃなかったのに)

のるの胸の中は激情に流されるまま昔の恋人を抱いてしまった後悔が渦巻いていたが、
やってしまったことは仕方がない。
さえこも今はターという保護者の元にいる、まがりなりにも芸能人だ。
また突発的にやってくるかもしれないが、自分がしっかりしていれば大丈夫だ。

とにかく、さえことのは昨晩限りのことにしなければ。
周りに、ましてぶんに知られたらただ事じゃすまない。

強く、心に誓ったのるだった。

が、数日後・・・つづく・・・

炎の同窓会? Vol.4 No: 281

投稿者:ベン 01/12/12 Wed 17:15:51

ねったんには昼のうちから言っておいた。
リカさんの夕食は自分が運ぶと、そしてタニがヤキモチを焼くと可哀想だから
誰にも内緒にしておいて、と。

リカの食事と自分で用意した極上のワインを手に、オサは扉を叩いた。

リカは暖炉の前で、くつろいだ様子で食前の軽い飲み物を楽しんでいた。
だが食事を運んできたのがオサだと分かると、リカの表情に緊張が走った。

「あっ、どうして、ああ、ありがとう。君もどうだ、一杯。」 「ええ、いただきます。」
オサは素早く皿や食器をセットすると、暖炉の前のリカのそばに立った。

「この前はありがとう、美味かったよ。」
リカはオサとグラスを合わせた。シェリーの甘い香りが立ち上る。食前酒が二人の
食欲を刺激し、強い空腹感を覚えさせた。

「こっちでいただこうか。暖かいし。君ももっとくつろげるよ。」
綺麗に焼き上がったローストビーフの皿と、ワインを満たしたグラスを暖炉の前に置くと
夢のような二人の晩餐が始まった。

ルビーの様に真っ赤な肉汁があふれる一切れを、まるでピクニックの様に寝そべって
二人で分け合って食べた。そして深紅の液体を喉に流し込む。肉汁とワインでリカの
赤い唇がいっそう濡れたように輝いている。

オサはフォークを置き、その長い指で肉の一片をつまみ上げるとリカの口に運んだ。リカは
素直にそれを飲み込むと、血の様な肉汁をしたたらせたオサの指も口に含んだ。オサの指先から、
しびれるような快感がリカとオサの体に同時に広がる。

オサは濡れた指をリカの口から抜き取ると、ワイングラスに手を伸ばした。自分で一口含んだあと、
リカにも口移しで赤く燃える液体をそそぎ込んだ。ワインで冷えたオサの唇と舌が、リカの体中に、
震えるような感覚を次々と残していく。

暖炉の火がパチパチとはぜる音だけが部屋に響いていた。

オサは静かにリカの体に重なると、優しく入りこんだ。リカの体につむじ風の様な
快楽の波が押し寄せ、意識だけを遠くに流し去った。
「あううああ~~・・・」
遠くで聞こえる甘い声が自分の声だとは気付かなかった。

ありがとうございます No: 280

投稿者:あさ/おさ友の会 01/12/12 Wed 17:14:34

管理人様素早い対応をして頂き感激です
なんにも知らなくてごめんなさい
なんとなくいつもの呼び方で書いてしまいました

そしてそしてZ様
私の思っていたどうりの展開で続いて下さって嬉しいです
期待していますのでどんどん続編をお願いします

りかわたあさ No: 279

投稿者:Z 01/12/12 Wed 16:18:39

わたるはあさこが落ち着くまで、静かに抱いてあげていた。
今、あさこはわたるの腕の中で眠っている。
わたるは寝ているあさこを抱き上げ、ベッドにその身体を横たえた。
布団を肩までかけてやり、初めてじっくりとあさこの寝顔を見た。
その寝顔は、おさをあんなにした人間と同一人物だとは思えない程、かわいらしい。
まるで赤ん坊のようだ・・・
わたるはあさこの頭を撫で、そっと唇を重ねた。

その時、わたるの部屋の扉が勢いよく開けられた。
振り向くと、そこにはりかが立っていた。
わたるはりかの顔を見てはっとした。
その顔に表情は無く、ただただ深い闇を帯びている。

この顔は・・・

りかはつかつかと部屋へ入り、ベッドへ近付いた。
「りか ちょっと待て」
わたるは慌ててりかの前に立ちはだかった。
「わたる どけ 」
りかは表情を変えることなく、わたるの目を見つめた。
「あさこはやっと落ち着いたんだ。今はそっとしといてやれ」
「そっとしとけだと・・・?」
りかの目に、怒りの炎が燃え上がった。

「ふざけんな!」

りかはわたるの胸ぐらを掴んだ。
「おさをあんなにしたのはあいつなんだぞ!!
 もし俺らが止めてなかったらおさは死ぬとこだったんだぜ!!!」

りかのあまりの勢いに、わたるは驚いていた。
どーしてりかがおさのことでこんなに熱くなるんだ?
わたるは疑問に思ったが、とにかく今はりかを落ち着けるより、早く外に出た方がいい。

「りか とりあえず外で話そう」
「お前に用は無い」
りかはわたるを突き飛ばした。
「おい!起きろあさこ!!」
りかがあさこの布団に手をかけた瞬間、わたるがりかの手を止めた。
そして、そのまま強引に部屋の外へ連れ出した。

ああああ~~~どーしよー
りかが思いのほかマジになっちゃってるよ。
自分で書いておきながら言うのも変だけど、
こんなにりかが真剣になるとは思ってもみなかった・・・(笑)
果たして無事におさはあさの元へ帰ることが出来るのだろうか・・・

会が増えてますね No: 278

投稿者:keiko 01/12/12 Wed 16:00:49

今開いたら色々な愛好会・応援団とかできているので
ビックリしました。
どれも好きです。
あさ・おさが最近あるのでとてもうれしいです。

追加しました あさ/おさ友の会 No: 277

投稿者:管理人 01/12/12 Wed 15:44:52

おさ/あさ友の会 って書いてましたが 一応攻めは前に書くのが一般的なので
おさちゃんを後ろにしました。
そういえば だんだん会みたいになってきているぞ!
いつか 倶楽部 やら Clubやらでてくるのでしょうか?
それもそれで楽しいか・・・。
あっ なんかノルさえも楽しいし リカおさも楽しみですねー
最近 わたるにお灸をすえるべく わたりか はないですね。
でも ちょっとは見たいきもします。
そういえばとうこちゃんは まだかしちゃんの部屋?
とうこは何処へいったのだー??

炎の同窓会? Vol.3 No: 276

投稿者:ベン 01/12/12 Wed 15:42:39

 タニが同窓会で留守にする。

 リカが一人で夜をすごす・・・・かあ・・・・?

リカをめぐる様々な思惑が、朝から屋敷中にドロドロと立ちこめていた。

轟は、やはりリカの上司として、そうあからさまに振る舞うわけにはいかなかった。
『この前の一件もあるしな、ま、リカもまんざらではなかった様だが。まあリカの方
から訪ねてきたら寝酒くらいつきあってやるか!』
と、リカが行きそうな場所をグラス片手に一晩中歩き回っていた。

野獣になったワタルは居ても立ってもいられなかった。
だが、今がふんばり所だった。コムが部屋を出た今こそ!ワタルがリカに対して
理性の働く男であることを知らしめるのだ。
そして悶々としつつ、ただひたすら牛乳をがぶ飲みするのであった。

そしてオサ。
オサには覚悟と準備があった。
まだ、オサの手にも、唇にも、リカの滑るようになめらかで柔らかい肌の感触が
残っている。
『ああ、夜が待ち遠しい。今すぐにでも抱いて、めちゃくちゃにしてやりたい。』
貴公子然とした、オサのその穏やかで涼しげな姿の下に悪魔が潜んでいるのをまだ
誰も、オサ自身も気づいていなかった。

リカはまだ、オサに対して迷いとためらいがあった。
タニに対する遠慮からではなかった。
『俺はオサをどうしたいんだ? どうされたいんだ?』
大きくて暖かい手、柔らかなすみれの香りの唇、そしてあの悪魔のように魅惑
的な微笑み。リカの記憶の中のオサは漠然としたものだった。

『この先、俺はオサとどうなってしまうのだろうか・・・・』

芸能P編 苦悩するのる×さえ No: 275

投稿者:のるぶん親衛隊を名乗りつつ、のる×さえに走ってる私 01/12/12 Wed 15:17:44

のる×さえ、需要も全然なさそうですが(笑)、書いちゃったから投稿しちゃいます。
あくまで本命はのる×ぶん。二人の幸せを願ってまーす。(説得力ないな・・・)
轟組ストーリーの息抜きにみなさま読んでね~

・・・・・

「とにかくシャワーを浴びろ。風邪をひくぞ」
「うん・・・」
のるの促すとおり、さえこは素直にバスルームに入っていった。

(急にどうしたっていうんだ、いったい・・・)
仕事の関係で顔をあわせることがないわけではなかったが、
二人っきりで会うことはお互いに避けていたはずだった。
混乱しながら、のるはさえこの着替え用に自分のバスローブを用意した。

「さえこ、上がったらこれを着ろ。着替え、ここにおいておくぞ」
バスルームのドアを開け、バスタブのカーテンごしに声を掛けたが、返事はなかった。
ただ、シャワーの水音だけが勢いよく浴室に響いている。
いやな予感がした。

「さえこ!?」
のるは、シャワーカーテンを勢いよく引いた。

湯気がもうもうと立ち込める湯を張ったバスタブの中、
だらりとのびて気を失っているさえこの姿があった。
「大丈夫か!?」
あわてて抱き起こそうとのばしたのるの両腕が、思いがけず強い力で引っ張られた。

あっという間に、のるは服を着たまま、バスタブの中に引きずり込まれていた。
目の前には、してやったり、というさえこの猫のような微笑がある。

「だましたな、さえこ」
「僕を捨てて、あんな子に走ったお返しだよ!」
笑いながら強い口調で言葉を吐くさえこだが、その瞳は真剣だった。

「今さら・・・昔のことだろう」
「昔のことなんかじゃない!」
さえこは大きくかぶりを振った。
「あなたは何にもわかってないんだ。僕がどうしてターさんの言うなりになっているか。
どうして僕がここへ来たのか」
さえこは、のるの素肌にはりついたワイシャツの胸元を開こうと手を掛けた。
「やめろ、さえこ」

のるとさえこは、出しっぱなしのシャワーに打たれながらしばらく揉み合っていた。
二人の荒い息遣いが大理石の浴室にこだまする。
やがて、息を切らせながら、のるはさえこを押さえ込んだ。

「ったく。冗談もいいかげんにしろ。本当に溺れるぞ」
「溺れたって、いいんだ・・・」
見れば、さえこは目にいっぱい涙を溜めている。
「あなたに見放されて、生きてる価値なんかない」
「さえこ・・・」

(なにをやってるんだ、俺は。ぶんが、俺にはぶんがいるのに・・・)
目の前にいるさえこと、ついさっき別れたばかりのぶんへの想いが
のるの中で激しくせめぎ合う。
そして・・・のるはごく正常な大人の男らしく目の前の激情に負けた。

強いシャワーに打たれながら、のるとさえこは激しく互いをまさぐり、求め合った。
「のるさん・・・」
甘やかな、さえこの吐息が漏れる。

二人は、夜の都会の片隅で、一晩限り(?)の逢瀬に溺れていった。

炎の同窓会? Vol.2 No: 274

投稿者:ベン 01/12/12 Wed 14:57:53

オサは自分がこんなにウキウキとした開放的な気分でいられる事に驚いていた。
アサコが留守の間の、ほんの一時ではあったが、思いがけずリカと二人きりに
なれたことは新鮮な喜びだった。

あの状況では奪う気になれなかったが。
それでも、想像を遙かに越えて美しかったリカの裸体が、強く脳裏に焼き付いたまま
どうしても離れない。
「あの体を好きに出来たら、全部俺のものに出来たら、どんなに素晴らしいだろう。」

その時がそれほど遠くない事を、オサは予感していた。
 :
 :

「あ~洋なし~、リカさんこれどうしたの?」
「あっ・・・、オサが、さっき持ってきた・・・」
「へー、オサさんが? めずらしいねー。」
リカは一瞬赤くなった自分を、タニが気づいてない様子なのでホッとしていた。

タニはタニで同窓会の事をどう切り出そうかで頭が一杯だった。ゆうのことが
あるので、どうしてもうしろめたいのだ。

「あのう、リカさん。僕ねっ、あさって同窓会があって・・・で、温泉なんで
夜も泊まってきたいんだけど・・・。」
タニからは学生時代の話など一度も聞いたことがない。旧友のことすらだ。
不思議には思ったが、たまにはそんな事があってもいい。

「ああ、いいよ。ずっとこき使われっぱなしだったからな、お前。たまには、
ゆっくり羽を伸ばしてこいよ。うん、遠慮しないで行って来い。」

すんなり、あっさり許可はおりた。

その週末、どんな運命が二人を待ちうけているかも知らずに・・・・・

りか壮 No: 273

投稿者:Z 01/12/12 Wed 14:47:58

りかが邸に着くと、門の前に壮が待っていた。
壮はりかの姿を見つけると、駆け寄って来た。

「あの、おささんは・・・」
壮は心配そうに尋ねた。
「かなりやばいらしいが、大丈夫だ」
「そうですか・・」
大丈夫だと聞いても壮の顔は晴れない。

「壮 お前、こうなったのは自分のせいだって言ってたよなあ」
自分に向けられるりかの鋭い視線に思わず足がすくむ。
「どーゆーことだ?」
「あ  あの・・・」
りかの瞳の深い闇に、壮は震えがとまらない。
「俺・・・トドさんにおささんを部屋に送るよう言われて それで・・・」
「それで?」
「余りにもおささんが美しかったんで・・・つい・・・」
壮はそれ以上声が出なかった。

「お前 自分の立場をわかってないようだなあ」

    バ キ ッ

りかは力のままに壮を殴り、そのまま邸の中へ消えていった。

りかは一直線にあさこの部屋へ向かったが、そこにあさこの姿は無かった。
そこでは何人かの人間がせわしなく動いている。
「あさこはどこだ?」
りかの声に全員が一気にドアの方へ振り向いた。
「えっと・・あさこさんはわたるさんの部屋に・・・」
そこまで聞くとすぐさま踵を返し、わたるの部屋へと向かう。

「りかさん…やばくない?」
部屋で掃除をしている一人が言った。
「あんな目をしたりかさん見たの、久しぶりだよ・・・」

炎の同窓会? Vol.1 No: 272

投稿者:ベンヤミン,改め ベン 01/12/12 Wed 14:18:40

リカオサのZ様へ至る経過なんかを書いてみたいと思います。
ちょっと長くて、横道にも反れますけど・・・
 :
 :
リカの体には、まだしびれるような柔らかな唇の感触が残っていた。
左の耳たぶに、ちくっとしたかすかな痛みが走る。

「んん、オサ・・・や・め・・・」
オサの髪に触れようと手を伸ばすと、もっと小さなふわふわしたモノに触れた。
「???」
くららが心配げにリカの顔をのぞき込んでいる。
「なんだ・・くららか・・・」
自分を見てがっかりするリカなど、くららにとっては初めてだった。
それでも、リカに抱き上げられると嬉しそうにゴロゴロ喉を鳴らした。
胸の上で丸くなったくららをなでながら、リカは体中を覆う不思議な感覚にまだ
酔いしれていた。
『あれは夢だったのだろうか? 俺はいったいオサと何を・・・?』
 :
 :
タニは、ゆうの部屋から戻る途中でオサとすれ違った。

「あっ、オサさん、どうも。」
タニの会釈に対してオサはフワッとした笑みを返しただけだった。
「何だ?あの勝ち誇ったような顔は?」
一瞬ムッとしたタニだったが、明後日の同窓会の事をどうリカに切り出そうか
また悩み出した。

「かなうといいな~ゆうと過ごす楽しい週末。」
タニはオサの意味ありげな表情のことなど、すぐに忘れてしまった。

わたあさ No: 271

投稿者:Z 01/12/12 Wed 14:05:12

りかが出て行った後、わたるはあさこを抱きしめたまま、ドアの外で呆然としている壮に声をかけた。
「おい、この部屋綺麗にしとけ」
あさこの部屋はめちゃくちゃだった。
ベッドのシーツは剥がれ、枕は引き裂かれて中の羽毛が雪のように部屋中に舞っている。
所々におさのものと見られる血液も飛び散っていた。
その血液は、まだ鮮やかな色を保っている。

「わたるさん・・俺・・・」
壮はかなり動揺している様だ。
わたるはあさこを抱き上げ、「おさはきっと大丈夫だ。落ち着け」
と言って部屋を後にした。

わたるは自分の部屋にあさこを運び、ゆっくりとソファーに下ろした。
そして、隣に腰掛け、あさこの肩を優しく抱いた。
あさこの目は虚ろで、その目からはただ涙がこぼれている。
そっと手の平で頬に流れている涙を拭う。
しかし、後から後からとめどなく涙は流れてくる・・・。
わたるはあさこの頭を抱きしめた。

「可愛そうな奴だな・・・俺と似ている」
わたるの言葉にあさこは顔を上げた。
「俺もお前も、不器用な愛し方しか知らない」
あさこはじっとわたるを見つめている。
「愛してるのに、傷つけたくないのに、いつも傷つけちまう・・・」
わたるはコムの顔を思い浮かべた。
しかし、わたるの頭の中のコムの顔は、寂しそうな顔をしている。
わたるは力なくふっと笑った。

「わたるさん・・・」
あさこの目からは相変わらず涙がこぼれている。
しかし、今はその瞳からは切なさが溢れていた。

「人を愛するってことがこんなにつらいことだとはな・・・」

そう言って、わたるはあさこの頬を伝う涙を唇で辿った。

りかおさ No: 269

投稿者:Z 01/12/12 Wed 12:48:40

りかおさいきます!

ドクターケロが診察室から出て来た。
「ドクター・・」
りかは椅子から立ち上がり、ドクターの顔を見た。

「かなりひどい状態だ」
ドクターケロの表情は険しい。
「おさの身体はとっくに限界を超えている。今は少しでも動かしてはだめだ」
「あさこの野郎・・・」
りかはふつふつと怒りが湧いてきた。
そんなりかを見て、ドクターは疑問に思った。
「あさこは今、どうしてるんだ?」
「知るかよ」 りかは吐き捨てるように言った。
「何でお前がおさを連れて来た?」
その言葉に、りかはうろたえた。
「わたるがあさこを見てる…だから俺がおさを連れて来た ただそれだけだ・・」
ドクターケロは、真っ直ぐりかの瞳を見つめている。
ドクターのその目で見つめられると、全てが見透かされそうで、りかは焦った。
「おさは暫くここに置くんだろ?そんじゃー俺行くから・・」
「…あぁ」

ドクターは嫌な予感がした。
まさか…りかの奴…
しかし、すぐに思い直した。
いや…りかには今たにがいる…そんなことはない・・・

だが、ケロの胸騒ぎはおさまらなかった。

りかおさとか言いつつりかけろになっちゃったよ・・・

続きが、楽しみ! No: 268

投稿者:華子 01/12/12 Wed 12:39:52

管理人様 先日は、失敗投稿を直ぐに削除してくださって
ありがとうございました。

ちょっと見ない間にすごーくたくさんの話しが、進んでますね。
うーん、良いです。楽しくて一気に読んでしまいました。
(トドリカ、リカワタ、おさちゃんの絡み具合etc,,,)
楽しみ、楽しみ。
836番様のワタコムの様子、いいですねぇ。
コムちゃんの最後の言葉、なんかジーンと来ちゃいました。

ショーコ様 コムちゃんの浮気、さわやかでかわいいです。
ずんこさんの感じが、私的にはツボです。
このまま、さわやか系もいいですが、ちょっとドキドキ系も
期待しちゃいまーす。続きが、たのしみです。(^^)

トウコちゃんとかしげちゃん、そのままにしちゃってますが、
どうしましょう。(需要がないようなので、迷ってます。)
みなさんの様子を見ながら、続けられるようだったら
書いていきます。

コム奪回作戦この後どうなっていくのか、楽しみです。
でも、最後はワタコムで!!

ショーコ様 Prev: 265 / No: 267

投稿者:836番 01/12/12 Wed 12:36:57

> それで、836番様のにつながるように最後の部分だけ書きなおしてみます。

す、す、すいませんです~~っ(^^; お心使いありがとーございました。

爽やかとおっしゃいますが、十分いい感じになってる二人ですよ~。
こういうところから、ワタルさん一筋のコムちゃんが何気によろめいて行くっていうのは、い~ですわ~。
続き楽しみにしております。

久しぶりにおさあさ No: 266

投稿者:おさ/あさ友の会 01/12/12 Wed 11:34:18

はじめまして
勝手に友の会作ってしまいました
お仲間に入れて下さい
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いつになく穏やかな昼下がり厨房ではめずらしくりかとわたるが
忙しく働く若者たちを見ながら楽しそうに語らっていた

そこへ激しくドアを開け走り込んで来たのは壮だった

「おささんが・・・おささんがぁ~」

何事かと手を止める皆に「あさこさんの部屋で~」と続けると
口々に「なぁんだよ いつもの事じゃないか」
と笑いながら仕事に戻っていった

りかを見付けた壮は「僕のせいで・・・」と助けを求めるように走りより
「僕のせいで おささんが死んじゃう・・・」そう言って泣き出した

りかはひとりいやな胸騒ぎがしていた
「そんなのはいつもの事だ知らないのか壮は」
あの日ドクターの所で会った壊れそうなおさが頭から離れなかったりかは
言葉とは裏腹にあさこの部屋へと急ぎ足になっていた

「あさこ 入るぞ」
返事も待たずにドアを開けたりかの目に飛び込んで来たのは
鎖に繋がれ傷だらけで横たわるおさの姿だった

「あさこ いいかげんにしないか」

まさに振りおろそうとしている腕をつかみりかは叫んだ

「ボスのお相手が終わった後はどうしようと俺の勝手だ」

「今は弱っていただろう 死んでしまうぞ」

入り口で立ちつくす壮を押し退けわたるが様子を見に入って来た
この光景を見てすべてを悟ったかのようにあさこをぎゅっと抱きしめると

「可哀想に こんな愛し方しか出来ないんだよな おまえは」

あさこの力がすっと抜け頬には涙がひとすじつたわった

りかがそっとおさを抱き上げるとうわ言のようにつぶやいた
「あ・い・・して・・る・・・ あ・・さ・・・」

「後はまかせろ 早くドクターのところへ連れて行け」

わたるはあさこを抱きしめたままりかの後ろ姿を見送った

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

すみませんどなたか りか/おさ  わた/あさ お願いします
できれば最後はおさ/あさを幸せにしてあげて下さい
勝手なお願いですみません

ワタコム応援団・コムちゃんの浮気?編の続き Follow: 267 / No: 265

投稿者:ショーコ 01/12/12 Wed 11:32:41

836番様、邪魔だなんてとんでもないです。
私、コムちゃんを浮気させることに精一杯で(^^)
怒らせちゃったワタル君をどうしようかと.....
こんなにすぐに、コムちゃんに会いに来てくれるなんて感激です(^^)

ただ、私も書いてしまったので、少し辻褄が合わないかもしれないのですが、
話しを前後させて読んでいただけると,良いかなあと。
私が今回書いた場面の後に836番様の場面があるというように。
それで、836番様のにつながるように最後の部分だけ書きなおしてみます。

でも、私的には少しくらい辻褄が合わなくてもワタコム応援団の皆さんに
どんどん書いてほしいです。
ワタコム読みた~~~い。皆様よろしくお願いします。

********************************

長い廊下を壁伝いに歩いてきて、やっと階段の前までたどり着いた。
足が激しく痛み出して立っているのも辛い。
この階段を上ることが出来るだろうか。
その時、背後から誰かがふわっと、コムを抱きかかえた。

「あっ!」
「ごめん。あまり歩けなかったのを忘れてた。」
「ずんこさん。」
「部屋はこの上?」
ずんこが階段を見上げて訊く。

「はい。あの、すみません。」
「いいよ、どうせ俺も部屋へ行くんだから。」
にこっと笑うと、コムを抱えなおして、階段を上り始めた。
「あのさ、両手を首に廻してくれないかな。
そのくらいは、役得ってことで。」
「はい。こうですか?」
「フフ。まったく素直なんだから。
キスしろって言ったら、しちゃいそうな勢いだな。」
「えっ、そんな......」
さっきのずんこの唇の感触を思い出して、
コムは耳まで赤くなってしまった。

大きな広い胸が、ワタルを思い出させ、
コムは、そっと頭をもたせかけてみる。
「こらこら。そんなことしたら、その気になっちゃうだろ。」
「あっ、ごめんなさい。」
慌てて頭を起こし、体を硬くするコム。
「うそだよ。力を抜いて、体重を預けてくれないと動きにくい。」
「はい」
また、自分の返事が素直すぎることに気づいて
コムはクスっと笑った。

「元気が出た?」
「は....、出ました」
「いいよ、はい、でも」
二人でなんだか可笑しくて、声を出して笑ってしまう。
「可愛い笑顔だな。ワタルはその笑顔何度見たんだろう?」
「そう言えば、僕、ワタルさんの前で、泣いてばかりいたような気がする。」
「ふーん、そうか」
「だから、きっと、うっとおしくてワタルさん」
僕を避けていたんだ、という言葉をコムは飲み込んだ。
声に出すにはあまりに悲しい言葉。

「そんなことははないさ。ワタルは涙の意味をわかっていただろうから。」
「えっ?」
「雪解け水みたいなものだって。」
「雪解け水......」
「凍っていた心が解け始めたんだって。」

  ずんこさん、僕の事がどうしてそんなに分かるのですか?

コムが訊こうとした時、
ずんこの歩みが、部屋の前で止まった。
「ここでしょ?」
「どうして、分かったんですか?」
「なんでも、お見通し、なあんてね。」

部屋のドアを開けると、ずんこはコムをかかえたままで
「姫、ベッドにお連れしてもよろしいでしょうか?」
「姫じゃない。」
「ごめん。では王子」
「僕が王子なら、ずんこさんは何?」
「当然、姫、じゃない、王子を守る騎士でしょう。」
「騎士なら、ベッドに行っても、悪いことはしないね。」
「あっ、しまった!上手く、はめられた。」

殺風景な部屋に
二人の笑い声が明るく広がって行った。

ずんこは部屋の隅の椅子にコムをそっと下ろした。
「あの、ずんこさん.....」
「じゃあな。ベッドに連れて行くのはこの次にするよ。」
ニヤリと口の端で笑って、ずんこが部屋を出て行った。

「一人きりだね。」
そうつぶやいて、コムは部屋を見まわす。
ねったんは、まだ来てないようだ。
「どうしたのかな?」
ワタルに叱られているのかもしれない。
探しに行こう。

コムは一人きりの部屋に絶えられなくなって
言い訳を見つけて、自分の部屋を後にした。

うう~~ん、こんなさわやか系にするつもりは........
でも、二人並べると、みょう~にさわやかだ。
さわやか以外に考えられない。ウ~~~~ム。
で、ドキドキ系に移れるか?もう少し続きます。

私信ですみません>すみれさまへ No: 264

投稿者:紫月 01/12/12 Wed 09:51:13

大変申し訳ありません、メールが送信できません。
私が原因なのかどうなのかさえ、?です。
もう一度、メールを頂けないでしょうか?

ショーコさま No: 263

投稿者:836番 01/12/12 Wed 06:50:22

続く、って書いてらしたんですね。ごめんなさい。(今気がついた…(^^ゞ)
もしかして、↓これ、邪魔だったら無視してくだされ。

ワタルの部屋を出たコム(続き) No: 262

投稿者:836番 01/12/12 Wed 06:36:50

ワタルは息をきらしていた。
ねったんはドキーーッとして、その場に立ちすくんだ。
コムは平然としていた。
「コム!!」
「なあに? ワタルさん」
なあに?と言われてワタルは次ぎの言葉が出なかった。
「さっき勝手にしろって言ったばっかりなのに、また来たの?」
コムにおかしそうにそう言われて、ワタルはカッと来た。
確かに、さっき厨房から怒りにまかせて大股で立ち去った後、
やみくもに邸内を歩いて、結局すぐにここへ来てしまったのだ。
「コム、とにかく…
こんなところに一人でおいておけるわけがないだろう。
とりあえず一緒に帰ろう」
ワタルは部屋の中をチラリと見て言った。
コムは轟のお人形の頃に部屋を与えられていた。
だが、その頃も今もほとんど自分の部屋は使っていなかった。
長年使われずに放置されていた部屋だ。
そんなに居心地のいいものには見えない。
「大丈夫だよ。部屋はすぐ片付けられるし、すぐ慣れるよ」
コムは取りつくしまもない。

ねったんは部屋から出るに出られずそこにいたが、
いないことにしたくて(なぜか)必死に息を留めている。

コムはまっすぐワタルを見た。
「ワタルさん。僕に会いたいと思ったらいつでも来て。
待ってるから」
ワタルは訳が分らなくなった。
(俺から離れたいんじゃないのか?)
「ワタルさんの部屋で帰ってこないのを待ってるのはいやだけどね。
僕に会いに来てくれるのをここで待つなら、いくらでも待つよ。」
そういってコムはワタルに近づき、そっとキスをした。

ワタルはぼーっとして、コムに見送られるままに
なぜかそのまま部屋を出て行ってしまった。
すぐに整理できないくらい頭の中がぐるぐるしていたのだ。
コムの言葉を理解するのに時間が必要だった。

ねったんはワタルが出て行ってもまだ息を留めてそこにいた。
コムが背中を見せたままじっと動かないから、
ねったんも動けないのだった。

ワタルの部屋を出たコム No: 261

投稿者:836番 01/12/12 Wed 05:09:47

ねったんはコムの部屋に荷物を運びいれるとふーっとため息をついた。
コムの荷物は本当に少なかった。
(でも、コムさんがワタルさんの部屋から出るなんて…。)
ねったんはコムがどうしてもと言うから手伝ったが、
後味は良くなかった。
(ワタルさんのいない間に運び出してくれって言われたけど、
さっきワタルさんに会っちゃったしなあ。
血相かえてコムさん探しに行ったけど、どうしただろう、あの二人。)
やっぱりワタルのところにすぐ帰るのかもしれないから、
荷物はほどかないでおいた方がいいだろうか、などと考えていると、
コムが足を少し引きずりながら入ってきた。
「あ、コムさん。荷物、持って来ときました」
「うん、ねったん。どうもありがとう」
いいんですか?と聞きたかったが、なんだか何も言えなかった。
「あの、すいません。ワタルさんに見られちゃいました」
「うん、知ってる。さっき厨房まで文句言いにきたよ」
コムはくすっと笑った。
でもねったんにはコムが笑っているようには見えなかった。
怒っているのでもない、なんとなく、あきらめたような美しい無表情。
ねったんはワタルと知り合う前のコムを知らないので
初めて見る顔だと思った。
しかし、以前のコムはいつもこんな顔をしていたのだ。
そしてお人形と呼ばれていた。
「コムさん…」
そこへドカドカとけたたましい足音がして、
誰かが乱暴にドアをあけた。
ワタルだ。

かよこ×まとぶん No: 260

投稿者:変なの書いちゃってゴメンナサイ>0番様(^^; 01/12/12 Wed 04:17:36

初めて書きます。
上の3つでは、「♪のる×ぶん親衛隊♪」ですが(笑)
既に皆様が力作を書かれていますので、
0番様の「かよこ×まとぶん」も大好きなので、そちらで書かせていただきます。

・・・・・

いつとはなしに、「轟邸」の住人と化した、かよことまとぶん。
(↑この辺をつなげるのが、難しくて・・・)(^^;
毎日のように遊びにやってくるたにとは、すっかり仲良しになっていた。

まとぶんとたには、いろいろと話をするうちに、
実は同じ学校の同級生だったことが分かり、びっくりしたのだった。

「じゃあ、ゆうのところにも、明後日の『宝塚温泉』での同窓会の案内、来た!?」
「ああ・・・」
「俺行く予定にしているけど、ゆうは!?」
「・・・分からない、まだ決めてない・・・」
「どうして!? 行こうよ!! ゆうと一緒なら、きっと楽しいよ!!」
泊りがけだし、という言葉を言いかけて、たには顔を赤らめた。
(ゆうと泊りがけで一緒に行けたら・・・)

だが、難しい顔をしたまとぶんは、それに気づかなかった。
「・・・やっぱり無理だ」
「どうして??」
「・・・かよこを置いては、出かけられないよ・・・」
「・・・・でも・・・でも、ゆう自身の気持ちははどうなの? 行きたくないの?」
「・・・まぁ、行きたい気持ちもあるけど・・・」

そこへ、シャワーを浴びたかよこが戻ってきた。
「じゃあ、俺、帰るね。ゆう、今の話、考えておいて」

「行って来いよ」
たにが帰った後、かよこが口を開いた。
「・・何だお前、聞いてたのか?」
「俺なら大丈夫だ。このところ体の調子も良いし」
「・・・でも・・・この間の、わたるとのこともあるし・・・」
「大丈夫さ。部屋からは一歩も出ないし、パスタでしっかり鍵をかけておけば」
「でもなぁ・・・昼は宝塚歌劇見て、夜は温泉でどんちゃん騒ぎ、ってやつだぜ。温泉はともかく、男が宝塚見てもなぁ~」
「いいじゃないか、俺もあそこで同窓会やったときに見たけど、結構楽しかったな。特にラブシーンなんか」(笑)
「お前、何見てるんだよ~」(笑)
「ま、まぁ、昔仲間と久しぶりに会う、っていうのも楽しいだろう。たにが一緒なら、なおさらな」
「まぁな・・・」
「あ、そうだ。昔あそこで食べた『Pasta』って店のスパゲッティ、すごくおいしかったんだ!
確かテイクアウトもやってたから、お土産に買ってきてくれよっ!」

突然、まとぶんはかよこを抱き締めた。
「ゆう・・・どうしたの・・・?」
「嬉しいんだ。お前がこんなに元気になってくれて。
食事だってほとんど取れなかったのに、パスタが食べたいだなんて・・・」
「失礼だな~俺だって、こんな体になる前は『痩せの大食い』の異名を取ってたの、忘れたのか」

屈託なく笑うかよこの顔は、眩しいほどだった。
まとぶんはかよこの唇に自分の唇を重ね、そのままベッドに押し倒した。
(本当はお前と、1日だって離れていられないのに・・・)
かよこを求めながらも、何故か胸騒ぎを覚えずにはいられなかった・・・。

まとぶんの不吉な胸騒ぎは、やがて現実のものとなってしまった・・・。

・・・・・

ふぅぅ~~自分で書くのって、本当に難しいですね~~(^^;
皆様天才だわ、本当に。尊敬しちゃいます~~(笑)

ちなみにこの後、かよこちゃんには、ズタボロ(!)な運命が待ち構えてます・・・
先に謝っておきます、ファンの皆様ゴメンナサイ(^^;
でも最後は、まとぶんとハッピーエンドになる予定なので、許して~~

寒いよ~~リカオサ? No: 259

投稿者:ベンヤミン 01/12/12 Wed 00:43:45

連日の冷え込みでリカはすっかり部屋に閉じこもっていた。
完治したと思っていた肩も、冷え込むとうずくし、胸の病までぶり返した様な
気がして熱っぽい。
くららが前ほどリカになついていないのも、どうも腑に落ちない。

「俺のどこが気に入らないんだよ。こんなにかまってやってるのに。」

「そのリカさんのかまい方が問題なんですよ。」
タニにはどうしても言いだせなかった。
リカが着飾らせたあと、くららが必ずタニに助けを求めに来ることも。

「リカさん、僕が留守の時もくららをあんまりいじくり回さないで下さいね。
猫はかまわれすぎるのも嫌いらしいですよ。」

勇気をふりしぼってそう言ったこともあったが、リカはいじくり回しているつもりが全くないらしい。
リカが部屋にいて、タニが留守がちなこの頃。
くららには災難であった。

だが今日はリカにも、くららにとっても気が紛れる出来事があった。

オサが尋ねてきたのだ。

「リカさん、ご無沙汰しています。先日はすっかりお世話になって。今日は
ラ・フランスをいただいたのでリカさんにも少し、お好きだったでしょう?」

嬉しい訪問にリカの胸の鼓動が高まった。毎日何らかのかたちで、オサはリカの
意識にのぼっていたのだ。タニを抱きながらオサならどんな風に反応するのだろうか
と想像したことも一度や二度ではなかった。

リカはオサと握手をかわしながら、胸の鼓動が伝わりはしないかと心配だった。
二コッ。オサは相変わらずこぼれるような笑みをリカに向けた。

「お休み中だったようですね。体はもういいんですか?」
寝間着にガウン姿のリカにオサは尋ねた。
「えっ、いやあ。」
寒いのでベットの中で、さっきまでふてくされていたとはとても言えなかった。
オサの気を引きたかったのかもしれない。
「ああ、ちょっと熱っぽくてな。」
こんこん咳き込んでみたりもした。(『俺ってちょっと子供っぽいかも・・・』)

だが心配そうにリカの額に手を当ててきたオサに、リカは本当に熱とめまいを感じた。
「リッ、リカさんっ!!」

そのまま赤い顔で気絶してしまったリカを、オサは軽々と抱き上げるとベットに運んだ。
どんどん熱は高くなっているようだ。リカの額と胸に浮かぶ汗を、オサは冷たいタオルで
器用に拭っていく。ヒンヤリした感触と、すみれの香りにリカは夢心地だった。

「んん、オサ・・・」 リカは胸の上を滑るオサの手を無意識のうちに取ると、自分の唇に押し当てた。
ハッとして手を引こうとしたオサも何故かリカの口づけに素直に応じてしまった。
気が付くとオサは手の代わりに冷たい唇をリカの額に、そして唇に押し当てていた。

ワタコム応援団 No: 258

投稿者:No: 235 です 01/12/12 Wed 00:19:14

ショーコ様!
きゃあぁぁぁぁぁーずんこさん!そうかその手があったか(>_<)
ずんこさんならワタル君に対抗できそうですよね。
さすがショーコ様でございます。
私のつまらない設定なんて無視してドンドン続きを書いてくださいね。
なんだか宙エリザのビデオが見たくなってきた。

そうそう、今日、明日と轟組(雪組)のバス旅行ですね。
今頃は大宴会をしてるのでしょうか・・・?

あー 今日は投稿できなかった No: 257

投稿者:管理人 01/12/12 Wed 00:13:39

今日は一応 樹里さえこの次を書いたのにー あとちょっとなんです。
アップできません うーん
そういえば雪組は今日から組旅行ですよー! どんなふうになるんだろう??
あとそういえばコムちゃんは この前 宙を観てミズに声かけられるわ ワタルにウインクもらうわ 投げキッスもらうわ
で凄かったらしいですねー
きゃー このサイトを見てたら 変な事ばかり思ってしまうわ・・・。
ワタコム応援団さま達 今こそ出番です!!
そういえば トドぶん ってないですよね この板きたら・・・? トドぶんよりノルぶんの方が好きって事かなー??!

Re: 初投稿宜しくお願い致します Prev: 255 / No: 256

投稿者:ワタリカ愛好会 01/12/11 Tue 22:32:40

いやあ、和央さんのところや轟さん、花さんの関係が復習ができて嬉しいです。

  > 「先代が跡目を継だとたんアッというまに亡くなって今の轟さんが組長に・・ ・先々代の姐さんだった花さん・・・ 
> 花さんとこは次の組長さんもすぐにポックリ逝って、ここから一緒に連れてった和央さんが今の組長って訳です。・・・恐ろしい女です。

ってまあ、確かに。大笑いさせていただきました。  

初投稿宜しくお願い致します Follow: 256 / No: 255

投稿者:あや 01/12/11 Tue 20:20:48

これからの事を考えるとどうにも眠れなくなりリカはベットからそっと体を滑らせた。
幸せそうに寝息をたてるタニとくららを起こさぬように部屋を出るとさすがにひんやりした廊下は物音ひとつしない。
厨房のそばまで来るとわずかに明かりがもれている。
『誰だ?まさかワタルか・・・?』一旦戻ろうかとも考えたが『まっ、そん時はそん時さ』
とふたたび足を進めると冷蔵庫の扉を開けて中を覗き込んでいる若者の後ろ姿が目に入ってきた。
「オイ!」
「あっ。リカさんどうしたんです?こんな時間に」
「おまえこそ何冷蔵庫の中なんか物色してんだよ」
「いや、眠れないんでホットミルクでも飲もうかと思いまして」
「ははは、俺もだ」
「じゃ二人分あっためますよ」
「悪いな・・・ところでミズ・・・おまえに聞きたいことがあったんだ」
「何ですか?」
「こないだの出入りの時だ。和央組のまり子のそばに居た奴がおまえにそっくりで、それどころかミズと呼ばれていた。
まさかおまえじゃあるまいし・・・。」
ミズはリカに背を向けたまま黙ってなべを見つめている
「おまえは俺がここに来る前から轟さんのそばに居た。おまえほどの奴がなぜ未だにボタン付けや繕いものなんかしてるんだ。」
「熱いですよ。やけどしないように注意して下さい。」
薄い膜がはったマグカップをコトリとリカの前に置いてミズは口を開いた。
「あれは俺の双児の片割れです。」
「えっ、おまえが双児・・・。」
「先代が跡目を継だとたんアッというまに亡くなって今の轟さんが組長になったんですがそれ以前から俺らは組に世話になっていました。 先々代の姐さんだった花さん・・・
今はまり子さんと呼ばれていますが・・・随分かわいがってもらいました。
でも轟さんと合わなくて組を出る時あいつは花さんについて行き俺が残った・・・。
花さんとこは次の組長さんもすぐにポックリ逝って、ここから一緒に連れてった和央さんが今の組長って訳です。
・・・恐ろしい女です。」
うつむいたまま静かに話す口調とは裏腹に涼し気な目もとに暗い炎が宿っていた。
「そうか・・・。だがミズそれと今のおまえの立場とは・・・」
美しい横顔がオサと重なり思わずリカが指先を差し伸べそうになった時
「ハ-イ。ドウシマシタカ?こんな夜中にふたりだけで宴会デスカ-」
まだまだリカには聞いておきたい事がたくさんあった。しかしここはひとまず帰った方がミズの為にもよさそうだ。
「いや、ちょうどミズが居たんでホットミルクをたのんだところさ。ミズ、ごちそうさん。おやすみ。」

「おやすみなさい」
部屋に戻りながらミズの話しを思い出していた。『ミズもちー坊と同じ立場の人間か?昔オサが言ってたな・・・
厨房の連中は皆只の使用人とは違うと・・・俺も随分長くここに居るし轟さんの片腕とまで言われているがまだまだ謎ばかりだ』
静かにドアを開けるとスゥ-スゥ-と安らかな寝息が聞こえる。この幸せがいつまで続くのかリカにもわからなかった。

 **************

今後のことはな~んも考え無しで書いちゃった。だってミズさんにももう少し役付け良くして欲しかったの。ゴメンナサイ。

芸能P編 苦悩するのる No: 254

投稿者:のるぶんの愛は障害があってこそ燃えるのよ~♪ 01/12/11 Tue 19:55:11

ぶんと満ち足りた甘い一夜を過ごし、別れてから、帰りの車の中で
のるは何度も何度も、自分で自分に問い掛けていた。

ぶんを無理にでも連れ帰るべきではなかったのか?
暗雲立ち込める轟エンタープライズ社にひとり置いてきたことが
取り返しのつかないことになりはしないだろうか?

最後に別れるとき、自分を見詰めたぶんの大きな瞳を思い出していた。
言葉では気丈に「大丈夫だよ」と言っていたが・・・。
どんなことがあってもぶんは俺が守る。ぶんは俺の命だ。
のるは心の奥底で、強くそう誓ったのだった。

いつのまにか、窓の外は雨が激しくなっている。
のるは不安を振り払おうとするかのように、アクセルを踏みしめ車のスピードを上げた。

のるが自宅の高級マンションについたときは夜中だった。
と、部屋の扉の前に人影が見えた。

「誰だ・・・?」
のるのいぶかしげな声に、人影はゆらりと立ち上がった。
「のる、さん・・・久しぶり・・・」
「さえこ・・・!?どうしたんだ、こんな夜中に」
そのまま、さえこはのるに身を投げかけてきた。

のるが抱きとめたさえこの身体は、全身ずぶぬれ状態だった。
きっとターに買わせたものに違いない、ミンクのファーも雨でぐしょぐしょに濡れそぼっている。
「傘もささずに来たのか?」
「うん・・・。僕、かよこに聞いたんだ。今、ぶんは泊り込みで外部レッスン中なんだってね」
「ああ。それで、来たのか?ターは知ってるのか?」
「・・・寒いよ・・・のるさん」

髪から全身から雨のしずくをしたたらせながら、熱い目でのるを見詰めるさえこ。
全然似ていないのに、ついさっき別れたばかりのぶんの目を思い出し、
のるはさえこを突き放すことが出来ないのだった。

「とにかく、部屋に入れ」
「うん・・・」

・・・カチャッ。
オートロックの扉は二人を吸い込み、硬く閉じられたのだった・・・。

・・・・・ 勝手にのるを下界に返しちゃった。ごめんなさ~い。
うまくつながるといいんですけど・・・。

Re: 今日はトドリカ Vol.3 チー坊の秘密 Prev: 247 / No: 253

投稿者:ワタリカ愛好会 01/12/11 Tue 18:41:16

> 『あれはいったい何だったのだろう、萬教授、リカはそう言ったのだろうか?』
> 轟は、リカの秘密の部分をこじ開けてしまった自分に対する嫌悪感と、もっと
> リカを知り尽くしたいという好奇心が胸の内で揺れ動くのを感じていた。

書いた本人です。

どうも気に入らなくって。

「リカを知り尽くしたいという『好奇心が』」の所を
「リカを知り尽くしたいという『欲望が』」に変えて読んで下され。

ついでに胸の中でせめぎ合うのほうがよかったかな?まあきりがないんで・・

勝手でごめんなさい。

あと、ボスの轟さんを悪い人にしてしまってご免なさい!!!

轟さんは部下に手をかけるなんて、しないだろうな~と思いつつ、リカさんの匂いをプンプンさせながら廷内を歩いているわたる君に、つい心動かされちゃたの・・・ 

芸能P編partいくつだ? No: 252

投稿者:♪のるぶん親衛隊HT♪ 01/12/11 Tue 18:10:10

こんにちわ!まだ夕方ですが、ちょっと時間ができたので
ついつい来ちゃいます。
  *  *  *
ぶんはとろけたままの瞳でのるを見つめていた。
いつまでもこの余韻に浸っていたい。
しかし、そんなぶんをのるが現実に戻す。
「ぶん、ここを出よう」
「え?まだ1ヶ月経ってないよ。僕ね、レッスンが面白くなってきたんだ。
 それに友達も出来たんだよ」
のるは驚いた。ぶんのこんな前向きな発言は聞いたことがなかった。
いつもふて腐れて他人との関わりを拒んでいたぶん。
(ここの何かがぶんをいい影響を与えているというのか?だが、やはり・・・)
「この会社は危ない。お前の経歴にも傷がつくんだ」
「ここがどんな常態かは知ってる、コムから聞いたよ。でもね、この会社の人、
 いい人ばかりなんだ。ダンス講師のチー坊や音楽講師のはまこ、演技指導の
 しい、映像指導のいづるん、ギャグ指導のまりえったとみやたん・・・。
 それに皆トド社長が大好きで!」ぶんの感情が高まってきた。
繁忙な社長業をかかえながらも時間を見つけてはレッスン室の隅でぶんたちを
優しく見つめていたトド。寂しさで狂いそうだったあの夜、きつく抱きしめて
くれたトド。
「この会社を、社長を助ける方法はないの!?」必死になって叫ぶぶん。
「落ち着け。全てを社長に話すんだ。あの人は既に気づいているかもしれんが」
「くそっ。あの人辛いだろうな」

刑事わたるはとうとう轟エンタープライズカンパニーの悪事の証拠をにぎった。
すぐさま仲間の新聞記者、壮&キムに連絡をとる。
「極秘で書いてくれ。俺がGOというまではな」
壮「大スクープだー!記者生活7年。やってて良かったよ~」
キム「わ~い。金一封出たら、何買おう」

社長の部屋。かしげはいつものようにソファに寝そべっている。
「・・・ところでオーディションに残るのは二人のうちどちらでしょうね。
 どっちも捨てがたいな。あ、ダブルキャストとかどうでしょう」
「かしげ。お前、何か隠していやしないか」
「私はあなたの為なら何でもするだけですよ」艶めかしい視線をトドに投げかける
(かしげの誘惑には何度も乗った。あいつは私に惚れている。だが、悪は悪ゥ・)

数千万もの使途不明金はかしげが横領していた。生徒たちの純潔もかしげが
奪っていた。有能な秘書かしげ。生徒の管理、会社の運営・経理などトド社長は全てを信頼し任せてきた。
トドは気づいていた。全てはトドへの愛からだった。かしげなりの精一杯の愛。
あらゆる贅沢品を調達し、自分を美しく飾り立て、トドにも送ったりしていた事。
トドの周りのレッスン生を食い尽くしていった事。そんなかしげをトドは怒る気になれなかった。

わたるは警察署の屋上でトレンチコートの裾を靡かせて考えていた。
コムをスパイにして轟エンタープライズ社に送り込んだことは大正解だった。
あいつは本当に良くやってくれた。俺のために、危険な思いをしながらも。
「コム・・・」わたるは早くコムを抱きしめてやりたかった。
この仕事に区切りはついた。これからはコムとずっと一緒にいてやろう。

***かしげちゃん&かしげファンの皆様、ごめんね、ごめんね、ごめんね~。
前にも言ったけど私も好きなのよ、かしち。雪の皆だいぶ出演させましたー。
一言だったりするけれど。早く東京公演みたいよーーー。

リカユウヒも読みたいな No: 251

投稿者:あや 01/12/11 Tue 18:09:12

最近論破もおもしろくないな~
そういえばあそこはどうなってるんだろ?
どうせ「誰か作家さん書いて~!!」
なんてことになってるんだろうな・・・。
と 期待もせずに来てみれば
「大海賊」時のナオちゃんの会服にも負けない
目にも眩しい黄色の壁紙。
あ~~た!こんなに盛り上がってるじゃあーりませんか。
今日一気に読ませていただきましたとも。
おもしろかったよー。
これからは朝、昼、晩、深夜とおじゃまさせていただきます(私って暇人?)。

すみません・・・ No: 250

投稿者:keiko 01/12/11 Tue 17:43:18

↓の2つアホなことしてしまってすみません。
名前入れ忘れたので書き込もうとしたら
何も書かないで投稿してしまいました。
削除パスワードも入れぬまま投稿してしまったし・・・・
すみません。
気をつけます。m(_ _)m

どうしよう・・・ No: 248

投稿者: 01/12/11 Tue 17:33:23

ねったんとゆうかちゃんを登場させたのはいいのですが
これから先どうしよう??とちょっと頭を悩ましています。
ねったんはこのままほのぼの系の方がいいのかそれとも。。。
う~ん。
もうちょっと考えます。

今日はトドリカ Vol.3 チー坊の秘密 Follow: 253 / No: 247

投稿者:ワタリカ愛好会 01/12/11 Tue 17:13:30

「リカ、どうしたんだ、しっかりしろっ!」

轟が急いでリカの猿ぐつわと腕の拘束を解くと、その両手首にも同様のアザがくっきりと
印されていた。 痙攣はじきにおさまったものの、意識のないグッタリとしたリカの体を
ソファーに横たえると、轟はリカの上半身をしっかり抱きしめた。

口移しで気付けのブランデーを飲ませ、静かに抱きしめているとリカの頬に赤みが
戻ってきた。いつのまにか醜いアザも消えていた。

『あれはいったい何だったのだろう、萬教授、リカはそう言ったのだろうか?』
轟は、リカの秘密の部分をこじ開けてしまった自分に対する嫌悪感と、
もっとリカを知り尽くしたいという好奇心が胸の内で揺れ動くのを感じていた。

「リカ、すまなかった。お前を怖がらせるつもりはなかったんだ。」
轟は、リカの汗と涙で張り付いた髪をなでながら語りかけた。

「ボ・ス?、え、あ、俺はどうして・・・」
すぐに記憶を取り戻したリカは、轟の目に浮かぶ深い後悔の色を感じると無理に笑顔を作った。

「あっ、俺はまだまだ此処で働かせていただきますから。そいうことでっ」
それだけを精一杯で轟に告げるとリカは無理に立ち上がった。

まだフラフラしているリカの体に、轟は思わず駆け寄って支えそうになった。
だが、そのまま背を向けるとデスクの後ろにまわった。

「ああ俺だ。すまないが、部屋まで来てくれ。」
「前からリカとワタルにだけは紹介しておこうと思っていたんだ。」

インターコムで呼ばれたのはチー坊だった。

「天希だ。ロシア語と5カ国の政治経済に精通する、元軍事アナリストだ。
色々訳ありでな、今は俺のブレインの一人だが普段は厨房で働いてもらっている。
まあ、内部をスパイする工作員ってとこだ。もちろん俺の用心棒でもある。
リカも知らないで何度か世話になっているはずだ。」

「あっ。」
リカの脳裏に、チー坊が突然海辺の別荘に現れた時の事や、他にも何度か気が付いたら
チー坊の広い背中に背負われていた時の事などがよみがえってきた。

「チー坊、リカを部屋まで送ってくれ。今はタニと二人になりたくないだろうからな。
お前、しばらくお茶でもご馳走になってこい。」

「助かります。」

リカは轟に礼を言うと、チー坊にすっかり体を預けて部屋を後にした。

今日はトドリカ Vol.2 エッチ編 No: 246

投稿者:ワタリカ愛好会 01/12/11 Tue 17:03:20

「リカ・・・」

轟は、リカの顎をいきなりとると、強く唇を押し当てた。

「ボスっ、何を!!」
慌てて轟の胸を突いたリカはバランスを失い、後ろのデスクにぶつかった。
逃げ道はなかった。轟はそのままデスクにリカを押し倒すと、再び唇をおおった。
華奢に見えても轟の腕は力強く、リカがどんなに抗っても叶う相手ではなかった。

轟は、自分のネクタイをはずすとリカの両手をきつく縛り上げ、デスクにゆわえ
つけた。次いでリカのネクタイもはずすと、声が漏れないように猿ぐつわを噛ませた。

尊敬して止まない轟の、仮面のような美しい顔に浮かぶ、残忍な微笑み。
その氷の様な微笑がリカに言いしれぬ恐怖を与えた。

以前どこかで味わった、そう、気の狂うような恥辱と痛み、残酷だが甘美な記憶。

「ぐううっっ、いやあ、ああ~~~」
猿ぐつわのせいで、喉がちぎれるほど叫んでも声にならない。

あらわになったリカの胸を 轟の手がまさぐり、ワタルの付けた紫の印を覆い尽くすように、
轟の唇がまた新たな刻印を残していく。

リカの全てを何度も奪ったあと、更に轟が両手で細い首を締め上げようとした
その時、リカの体に激しい痙攣が起こった。
「うぐっ、んああ・・・・ば・ん・・・きょ・う・・・」
慌てて手をゆるめた轟の目に、信じられないような光景が映った。
今まで手を掛けていたその場所に濃い紫色の、醜いアザが浮き上がっていた。

「リカ、どうしたんだ、しっかりしろっ!」

・・・・・・・つづく

今日はトドリカ Vol.1 No: 245

投稿者:ワタリカ愛好会 01/12/11 Tue 16:53:51

一度書き込んだのですがあまりに長かったので削除させて頂きました。
で、ばらして、一部手直ししてまた送ります。

くららを残し部屋を一歩出ると、とろけそうになっていたリカの顔がピリッとした
極道の顔に戻っていた。口元の可愛らしさは隠しきれないが、その鋭い眼光には
すれ違うどんな人間も、すくんだように一瞬足が止まる。

リカは厨房に立ち寄り、コーヒーとイチゴミルクだけ採ると轟の部屋に向かった。

自らドアを開け、リカを迎え入れた轟の目は真っ赤だった。その目が、
リカのワイシャツのカラーからのぞく紫色のアザの上でふと止まった。

昨夜遅くすれ違ったワタルの体から立ちのぼっていたリカの甘い香りが、
その夜の間中轟を苦しめ、寝不足にしていたのだ。
昔、俺の人形にせずにワタルに与えてしまったそのリカの香り。
人形にするには危険すぎた。そう判断してワタルの手に託したのだ。

「ボスっ、例の仕事の件ですが、やはりお断りしようと。」
「うん、そうか・・・それは萬教授のことと・・何か問題があったかな?」
「いえ・・、まだ中枢部でデスクワークってのは。最近は体調もだいぶいいんで、
まだボスの側で仕事がしたいんです。」
「ワタルとも離れたくないってか?」
「えっ。い、いえ、それは・・・」

突然出たワタルの名に、めずらしくうろたえているリカを、
轟はもっといじめてみたくなった。

「まあ、それはいい。ワタルとは好きにするがいい。それより、萬教授とお前の
関係なんだが、どんなだったんだ? ゼミの教授だったなんて話はゴメン だぞ。」

リカの顔色がかわり、汗が頬を流れ始めた。

「教授、教授は俺の同期の香寿刑事の指導に、直接あたっていました。」
リカは無意識のうちに『直接』という言葉に力を込めていた。
そして慎重に言葉を選びながら続けた。

「あんなに優秀だった香寿が、萬教授の指導に限界を感じて、それで、香寿が道を断念して・・・
俺は、俺は香寿の親友として、その教授が許せなくて、それで俺も大学を中退した。
どれだけのことです。そして俺はここへ・・・。」

「それで、お前はここへ助けを求めて来た、かあ?(これ以上は今はいいだろう)」
轟は苦しそうに大きく上下するリカの肩をポンっと叩いた。

一晩中自分を悩ませた、甘くむせる様な香りが立ちのぼり、轟は軽いめまいを覚えた。

「りか」

・・・・・・・・・つづく

たにねったん No: 244

投稿者:Z 01/12/11 Tue 16:53:10

「ねったん、カフェ・オレ三つくれない?」
たにが夕食の仕度をしている厨房へ入ってきた。
「いいですよ、ちょっと待っててくださいね」
お鍋の火を止め、早速カフェ・オレの用意をする。
たには鍋を覗き込んだ。
「もう夕飯の用意してるの?いつもより早くねー?」
「あぁ、なんだか今日はパーティーがあるらしいですよ」
「パーティー?何の???」
「よくは分らないんですけど、お客様が来たらしくてわたるさんに頼まれたんですよ
りかさんから聞かなかったですか?」
「あー・・りかさんまだ寝てるから・・・」
たにが顔を赤くするのを見て、自分もつい頬を赤らめてしまう純情ねったん。

「はい、どーぞ」
三つのカップが乗っているお盆を差し出した。
カフェ・オレからは温かそうな湯気が立ち、甘い香りが鼻をくすぐる。
「ありがとう ねったん」
そう言ってお盆を受取り出て行こうとするたにの背中に声をかけた。

「たにさん」

たには足を止め振り返った。
「なに?」
「あの、今からまとぶんさんとかよこさんの所に行くんですよね?」
「・・・うん」
「このこと、りかさん知らないですよね?」
たには黙って頭を縦に振った。
「昨日、りかさんがたにさんのこと探してて、厨房にも来たんです」
「え!?」
「ここにいないってわかるとすぐに出て行っちゃったんですけど、
 結構必死に探してたみたいで・・・だから、たにさんがあの部屋に行ってること
 知らないのかなって思ったんですけど」
たには混乱した。
りかが自分のことを必死に探してくれたということへの嬉しさと
もしかしたら感づかれたかもしれないという不安な気持ちが同居していた。
「ねったん・・もしかして・・・」
「あっ!あの部屋に行ってるってことは言ってないですよ!」
「そう・・・」
たにはとりあえず、ほっと胸を撫で下ろした。
「あのさ、おれが部屋に行ってるってこと、内緒にしててくれないかな・・・」
「あ・・はい」
たには不安そうな目でねったんを見ている。
「大丈夫!僕、口堅いんですよ!」
そう言うと、少し微笑んで
「 ありがとう  ごめんね 」
と言って厨房から出て行った。

ねったんは、今まで明るいたにしか見たことがなかった為、
いつもと違うたにの様子が心配だった。

芸能P編 苦悩するさえちゃん No: 243

投稿者:これでも一応のるぶん親衛隊の自分 01/12/11 Tue 16:17:13

のるぶん結ばれたのね!!
でもまだ「合宿」は続きそうだし、障害が多いほど愛は燃え上がるもの。
二人の愛がどうなるのか楽しみです。

のるぶん親衛隊といいながら、またもやのるもぶんも出ていない・・・。
いつかはのるぶんにたどり着けるのか・・・たどり着きたい・・・

ということで本文へ。

ここは虎ノ門にある芸能プロダクション「アマゾン」の事務所の一室である。
今や、この事務所の看板タレントさえこと、彼に常に寄り添うターマネージャーの姿がそこにあった。

「どうした?さえこ。元気がないな」
「うん・・・ちょっと疲れたみたい」
窓辺に立って外を眺めているさえこに、ターは声を掛けた。

「このところ仕事が立て込んでたからな。お前もようやく一人前に売れてきたってことだ」
「ターさんのおかげで僕は今じゃ街を歩けば人が振り返るくらいになった。
でもさ、本当の僕はこの世界に入る前と全然変わってないんだよ。
あの頃、夜の街だけで生きていた頃の僕とね。なんだか不思議な気分だ」
「昔に戻りたいのか、さえこ」ターの眉間にしわが寄った。

「ううん、そうじゃないよ。ただ・・・」さえこの声が弱々しくなった。
「・・・あいつのことを、のるのことをまだ忘れられないのか?」
「まさか・・・昔の、話だよ・・・」
そうは言ったが、さえこの伏せたまつげが細かく震えたのをターは見逃さなかった。
さえこの両肩に置かれたターの手にぐっと力が入った。

「俺はお前のためなら、お前をスターにするためならなんでもしてやる。さえこ、俺は・・・」
ターはさえこをそのまま抱きしめ、唇を重ねようとした。
が、それより一瞬早くさえこはターの腕からすり抜けた。

「悪いけど、そんな気分じゃないんだ。あなたにはいろいろ感謝してる。
でも無理強いはしないって約束だよね」
「わかった。わかったよ・・・。気位の高いお姫様だ、まったく」
甘えるときと、突き放すときの差が激しいさえこだった。
でもそんなさえこがターにはたまらなく愛しいのだった。

一人で帰れる、とさえこが言い張るので、仕方がなくターは先に事務所を出た。
一人残ったさえこは、事務所の窓に写る自分の姿をじっと見ていた。
艶やかな黒髪。妖しげな眼差し。薄く開かれた濡れた唇。
今や、自分の微笑みひとつ、言葉ひとつに値段がつき、驚喜する人がいるという現実がある。
なのに・・・

「のるさん・・・どうして、僕じゃなかったの・・・?」

ため息とともに漏れたその弱々しい訴えは、都会の闇にかき消されていった。

リカくらら No: 242

投稿者:ベンヤミン 01/12/11 Tue 14:10:44

リカが次に目を覚ました時、すでにタニの姿は部屋になかった。
タニの奴はさすが元気だな、昨日の今朝で俺はもうヘトヘトだぜ。
もう日は高い。

「さっ、くらら、おいでっ!」
リカが起きるのをずっと待っていたのだろう。呼ぶより早く、くららはリカの肩に
よじ登り、腕にのって伸び上がると胸としがみついてミーミー嬉しそうに鳴いた。
シルクの寝間着がまた台無しだ。だがリカはそんなくららを決して叱ったりしない。
着替えの間、リカの頭に乗せられたくららは、落ちないよう器用にバランスをとっている。

ネクタイを締め上着を手に取るとやっとくららを降ろし、行ってきますのキスをした。
「んっ?なんだかヘンチクリンだぞ、おまえ。」
タニが風呂に入れたのだろう。ピンクがまだらになっている。

「まっ、これはこれで変わっていていいか? くららも色々冒険が必要だもんな!
そうだっ、今日のお前にピッタリのを選んであげよう~。」
リカが手にしたのは、濃い桃色の水玉模様の風呂敷だった。

「淡い桃色からのグラデイエーションが最高にオシャレだろっ~? ふんふん、
よし、仕上げはこれだ!!」
紫がかった、大ぶりのグレーのコサージュが付けられた。

「すごい美人になったぞおーーくららあ~。」
リカは、うなだれている子猫の頭をポンポンッと2回たたくと、ご機嫌で部屋を出た。

「ふうっっっ~っ」くららが小さなため息をついたのをリカは知らない。

ワタコム応援団・コムちゃんの浮気?編 No: 241

投稿者:ショーコ 01/12/11 Tue 12:19:03

トウコちゃんのコムちゃん奪回作戦ですけど、
ワタル君のこのところの様子見てると、
作戦立てるまでも無く、楽勝で奪い返せそう......
トウコちゃんとかしげちゃんとの仲も上手く行ってそうだし、
オサちゃんは、りかさんに狙われてるし、
壮ちゃんは未経験みたいだし、
と言うわけで、少し皆のことは放って置こうかと(^^)

235番様、
私、ナルちゃんはどうしても三野村さんのイメージから抜け出せなくて。
(品行方正で、まじめな人っていう感じなので)
ごめんなさい。今回出演させれませんでした。

***********************************

コムは、広い食堂に一人、ぽつんと座って、ねったんが入れてくれた
カフェオレを飲んでいた。
「悪いけど、コーヒーを入れてくれないか」
不意に見知らぬ男がコムに声をかけた。
誰?と言うように、コムが首をかしげる。
「新入り?」
背の高い男が、笑いながら訊く。

お客様?

「あ、今誰もいなくて.....」
「君は入れられないの?」
「あ、そうか。僕が入れればいいんだ。」
そんな当たり前なことにも気づかないほど、
コムは自分が日常生活で何もしていなかったことに気づいて
可笑しくなった。

「ごめんなさい。今入れてきます。」
慌てて立ちあがって、厨房の方へ歩いて行こうとして
足がもつれた。
「あっ!」
転びかけたその時、風が走って、大きな手がコムを受け止めた。
「大丈夫?」
白い花が開くようにその人が微笑んだ。
コムのなめらかな頬が赤らむ。

「ごめんなさい。まだよく歩けなくて。」
その人の顔がふっと曇った。
「アキレス腱を切られた?」
「えっ、どうしてそれを?」
「相変わらずだなあ。轟さんも。」
コムは無言で俯いてしまう。

「そうか、君が噂の。轟さんお気に入りのお人形......
なるほどね。」
「今は違います。」
意味ありげな相手の視線を感じて、
コムは真っ赤になりながらムキになって否定した。

「そうか。そうだろうな。歩けるようになって来たということは、
逃げる心配が無くなったってことか、
逃げてもかまわないってことか、どっちかだものね。
捨てられた?」
「いえっ...」
悔しさで絶句したコムは、
怒りながら再び厨房へ歩きだそうとした。

「ごめん、ごめん。冗談だよ。
そんなもったいないことするわけ無いさ。そうだろう?」
そう言って、コムを引き止めると、椅子に座らせた。
「いいよ。コーヒー自分で入れてくる。」
見知らぬ男は身軽に厨房に入って行き、
入れ替わりに食堂のドアを強く押し開ける音がして
ワタルが入ってきた。

「コム、お前、自分の部屋に帰るんだって?」
「ワタルさん。あの...」
「今、ねったんが俺の部屋から、お前の荷物運んでいった。」
「うん、やっぱり僕がいると、ワタルさんに迷惑がかかると思うし。」
「迷惑だなんて、どうして.....」
怒った顔で詰め寄るワタル。

「だって、ワタルさんちっとも帰って来ないじゃないか。
僕に逢いたくないなら、逢いたくないって言えばいいのに。」
「誰がそんなこと....」
「僕がいなければ、りかさんだって
ワタルさんの部屋に来れば済むことだし
そうすればタニ君だって、辛い気持ちにならずにすむし。」
「りかって、お前。」
ワタルが慌てて言葉をさがす。

「はあい、ストップ。痴話喧嘩はお部屋でどうぞ。」
厨房から声がして、ニコニコと笑いながら出てきた男を見て
ワタルの顔に喜びがあふれた。

「ずんこさん!」
「ワタル、お前、ずいぶんえらくなったなあ。
こんな可愛いコ、泣かせてるんだ?」
「ち、ちがいますよ。勝手に誤解してるだけです。」
チラッとコムの方を見たワタルの視線をはずして
コムがそっぽをむく。
「ハハ、可愛いな。」

「ずんこさん、いつ戻られたんです?
今度はいつまでいらっしゃるんです?」
「うん、さっき着いたばかり。
匠組の襲名披露に出席するように轟さんに言われて。」
「じゃあ、それまではいらっしゃるんですね。
皆、喜びますよ。」
「ああ、二、三、難しいヤマも抱えてるしね。」
「今日は宴会だなあ。準備しなくちゃ。
コム、帰るぞ。」
そっぽを向いたまま、ワタルの言葉を無視しているコム。
「コム!......勝手にしろ。」

「ああ、怒って行っちゃった。
まあ、少し怒らせといた方が良いかもしれないけどね。」
と言いながらずんこがコムの顔を覗き込む。
コムの瞳に涙があふれ、今にも零れ落ちそうになっている。

「そんな顔しちゃだめだ。抱きしめたくなっちゃう。」
大きな手がコムの小さな顔を包み込み、
唇がやさしく、あふれ出た涙をぬぐった。
その唇がそのまま、コムの唇に降りて来て、そっと口付ける。

驚いているコムにずんこは無邪気に笑いかけ
「ホンの挨拶代わり。元気付け。ワタルにはナイショだよ。」
と、もう一度軽く口付けて、コムを立ちあがらせた。

「さあ、もう部屋に帰った方がいい。
じゃないと、この場で押し倒しちゃいそうだ。」
「あ、あの、僕は....」
「もちろん、自分の部屋に帰るんだな。
ワタルには少しお灸が必要そうだし。」
「はい。」
「素直だな。素直過ぎるのか。
とにかく、鍵を忘れずに。ボディーガードが居ないと
君は物騒だ。」

と言うことで、異常に長いですけど、続きます。

223番様 No: 240

投稿者:管理人 01/12/11 Tue 11:31:12

良いのですよ さえちゃんは女っぽくて でもナルド見たく男っぽくしようかな?
でも 無理ですよー だってさえちゃんは蓮の花だし ゆりの相手役でしたから!
う○も下手なのは仕方ないのです そこがさえちゃんのいいところ!
私は大好きですわ(告白か?!)

樹里の続きかきますわ ねったんとゆうか はどのように絡ませますか?
せっかく書いていただいたので絡ませたいですねー
あと コム奪回に暴走してます とうこの次は??
あー 見たいでございます。
とうこちゃんには もうちょっとかしちゃん以外にも誰かと絡んでほしいですねー

りかたに No: 239

投稿者:Z 01/12/11 Tue 11:17:16

たにが目覚めた時、りかはまだ眠っていた。
窓からは柔らかな日差しが差し込んでいる。
りかを起こさないようにそーっとベッドから降りて、シャワールームに入った。
シャワーから激しく噴出す水を頭から浴びると、
はっきりとしない頭がだんだんと覚醒してくるのがわかる。

そういえば、昨晩りかさん帰って来るの遅かったな・・・

朝一番に嫌なことを思い出してしまった。
りかの身体にくっきりとつけられた青紫のあざを、たには見落としはしなかった。
またわたるさんと・・・

まつげが震え、視界がぼやける。
たには天を仰ぎ、頭をぶるぶると振った。
   りかさんとわたるさんの間には切っても切れないものがあるんだ
   強くなるって決めただろ!
と自分に強く言い聞かせた。

それに、自分だってりかさんに隠し事してるじゃないか・・・

たにはハァ~と大きく溜息をついて、シャワーの水を止めた。
いつまでも隠しておけないことはわかっている。
もしかしたら、もう気付いているかもしれない。
それでも、今のたににとってゆうに会えなくなるのは、何よりもつらいことだった。
バスローブを身にまとい、シャワールームから出ると、りかはソファーに座って
コーヒーを飲んでいた。
たにの心臓が  ドキッ  と大きく一回鳴った。

「りかさん、もう起きたんだ」
「あぁ、っつってももー十時半だぜ」
「でも、昨日帰ってくるの遅かったし・・・」

カチャ   とりかは持っていたカップをテーブルに置いて真っ直ぐ前を見つめた。
「たに」
「あ、おれわかってるから」
たにはりかの言葉を遮った。
りかはたにの方へ顔を向けた。
「・・・何がわかってんだ?」
「え・・その・・・りかさんとわたるさんのこと・・・」
りかはたにを見つめている。
「でも、おれ、わかってるから・・ほんと。だから大丈夫だよ!」
たには無理矢理笑顔を作って明るく言った。
りかはたにから視線を外さない。
「あーあ、洗濯やだなー。こーんな寒いのにお湯使わしてくれないんだもん」
たには明るく振舞いながらクローゼットから服を取り出した。
「おかげでおれのこのキレーな手がカサカサになっちまうよ」
おどけながら振り向くと、目の前にりかが立っていた。
驚く間もなく、強く抱きしめられる。
「りかさ・・・」
抱きしめる腕に更に力が加わえられる。
「・・・っ・・ちょっ・・・くるし・・・・・」
腕の力を弱めることなくりかは唇を重ねた。
たには舌を挿し入れられ、息が出来なくて必死でもがいた。
だが、りかの強い力から逃れられるわけもなく、そのまま二人はベッドに倒れ込んだ。

「ん・・・」
たにの口から甘い声が漏れる。
たにはりかから与えられる快感に、もう何も考えることができなかった。
しかし、りかはたにの全身に唇を這わせながら、複雑な想いを抱いていた。

こんなにもたにが愛しいのに・・
どんなことがあっても失いたくないと思うのに・・・
どうしてもおさのことが頭から離れない

二人はそれぞれの想いを胸に、快楽の波に溺れていった。

たにまとぶんかよこ No: 238

投稿者:Z 01/12/11 Tue 09:23:29

たに、まとぶん、かよこ、りか、わたる、おさ・・・
そしてその裏にいるこむ、あさこ・・・
かーなーり複雑なに入り組んできましたね。
この先どーなってしまうのでしょうか・・・。

たにはりかに内緒でゆうの部屋へ通っていた。
りかに秘密にしたのは、きっと知られたら
会いに行くことを禁じられるだろうと思ったからである。
それに、自分がゆうに少なからず興味を持ったという事実が
なんだか後ろめたかった。

今日もまた、洗濯を終え、そそくさとゆうの部屋へ向かった。
その部屋は、たにのいる本館とは別の棟にあり、歩いて5分はかかる。
周りに誰もいないことを確かめ、目的の部屋へと足早に消えていった。

   トントン

小さく扉をたたき、静かに部屋へ体を滑り込ませた。
「おはよう」
「おはよう」
ゆうはベッドに腰掛け、優しい笑顔でたにを向かえた。
初めて会った時からは、想像出来ないような笑顔だ。
「かよこさん、今日の調子はどお?」
横になっているかよこに声をかける。
「今日はとても調子が良いよ」
と言ってゆっくりかよこは体を起こした。

何度かこの部屋に通ううちに、かよことも話ができるようになった。
かよこはとても穏やかで優しい人だった。
だが、かよこは持病を持っているらしく、たにが遊びに行く時にはたいてい横になっていた。
たにはかよこの病気がどんなものかはまだ知らない。

たには、ゆうといると落ち着いた。
理由は分からないけれど、何も言葉を交わさなくてもわかりあえる気がしていた。
ゆうは、とても奇麗な顔立ちをしている。
口数は少なかったが、いつもたにの話をじっと目を見て聞いてくれていた。

この部屋で、たには他愛のない話をした。
二人のことは聞かなかったし、自分のことも詳しくは話さなかった。
どこまで聞いていいかわからなかったし、
また、どこまで話していいかわからなかった。
だけど、今はただ、この部屋部屋へ遊びに来ることが楽しかった。

「あ、やべっ もうこんな時間!?」
部屋の時計は六時を少し過ぎた頃を指していた。
「おなか空いたよね。 おれ、食事持ってくるよ」
ゆうは短く「うん」と言って頷く。

部屋を出ると、駆け足で本館へと戻った。
その時、思わぬ所でりかと遭遇した。

下の方のわたりか愛好会様につながるたにの話・・・ということで。
前後しちゃってごめんなさい。

ありがとー。 No: 237

投稿者:836番 01/12/11 Tue 08:50:07

ベンヤミンさんのも読んでますよー。桃色のくらら、わたし的にツボでした!
だって、ほんとにありそうなんだもん~~っ(^^)

パチパチ・・・面白すぎ! No: 236

投稿者:♪のるぶん親衛隊HT♪ 01/12/11 Tue 01:59:47

「その頃外の世界では」を書いてくださった親衛隊メンバーさま。
どんどん書いちゃってくださいね。のるのその後も!
私は何となく思っている方向へ流れていきそうなので(先が読めちゃってつまんないかもなので)
「オー!そうきたか」と楽しめる芸能P編、すごくファンですぅ。

では一応自分のも。

秘書かしげが社長室のソファに寝そべって言う。
「残るは極上の二人ですね。美味しい物は最後にとっておくんだから、社長は。
 他の奴らは喜んで社長と寝たがるのにあの二人はなびきませんね。
 反抗するのを無理矢理押さえつけるのもいいし、
 人形のように抵抗しないのを弄ぶのもいいでしょうに」
「お前も早くおこぼれにあずかりたいんだろう」
「いえいえ、私は社長さえいればゥィ
空気が一転して妖しい香りになったがかしげの誘いに今日のトドはのらなかった。
「どうかしたんですか」「今日、わたるが来た」「では、コムを返せと?」
「いや、経営状態など質問していきおった」「・・・・・。」

コムと一頻り話した後ぶんが部屋に戻ると閉めていたはずの窓が開け放されカーテンが不気味に揺れていた。
「誰だっ」ぶんが構えると
「お前のサンタさ」懐かしいあの声・・・のるさん!
そう、のるが両手を広げて立っていた。
「プレゼントは?熱いキスがいいよっ!」ぶんははっとした。
こんなにストレートに自分の欲求を口にしたことはなかった。
「ぶん・・・?」のるも抑えきれなかった。
側にいて当たり前だったぶんの存在の大きさ。それが愛だと気づいてしまった今、
のるはぶんの唇に精一杯の心をこめて優しくじぶんの唇を合わせていった。
そして二人は会えなかった日々の隙間を埋めつくすようにぴったりと体を寄せ合い、
のるは深く深くぶんの中に入っていったのだった。(キャー!書いちゃった。18禁)

続きもあるけどこれ書けて満足しちゃったので、気持ちのいいまま寝ます(笑)

ワタコム応援団入団希望! No: 235

投稿者:はじめまして 01/12/11 Tue 01:42:32

タイトルの通り“ワタコム応援団”に入れてくださいー!
私も某HPから流れてきました。
やっぱりワタコムが好きですー。
でもワタリカも結構好きなの・・(^^ゞ
そんな二人の様子に傷ついてるコムちゃんがまたいいのよねー。
あ・・でも最後はワタコム幸せにしてあげてね・・っていうか
もうそろそろワタコムのラブラブ話が読みたいです。

ショーコ様、コムちゃんの浮気話も期待してますよ。
お相手はナルちゃんなんてどうでしょうか?まだ登場してないですよね。
傷ついたコムちゃんをやさしく包み込むナルちゃん・・とか。
動揺するワタル君が見てみたいです。

私は全く文才が無いのでリクエストばかりでスミマセンーーー。

ワタコム応援団・コムちゃん奪回作戦・亜ほのぼの系 No: 234

投稿者:ショーコ 01/12/11 Tue 00:43:37

コムちゃんの浮気、期待していただいたみたいなのに(^^;)
済みません。こんなしょーも無いもの書いてました。
コムちゃんの浮気、言っちゃったものの、誰とすればいいんだろ?

******************************

「ねえねえ、かしげさんの話し、どう思う?」
シーツをゴシゴシと洗濯しながらキムが、
傍らで、一緒に洗濯をしている、ミズに話しかける。
「わかんない」
「壮君は?」
「さあ?」
竹刀で素振りをして、オサの面影を忘れようと一生懸命で
今のところ、他人の事どころではない壮。
「オーゥ、何のことですかぁ?」
ジャガイモの皮をむきながら、ちー坊が訊いた。

「ホラ、あのトウコさんの話し。コムさんを助け出すっていうの。
「なんで、コムさんを助け出さなきゃならないんだ」
ねったんが、不機嫌そうに聞き返す。
「だってさあ、ここにいたら、コムさんいろいろ大変だし......」
「コムさんは、ワタルさんといれば幸せなんだから、いいんだよ。」
と、ねったん。
「オー、そのワタルさん、
コムさんのところに、ちっとも帰ってきませんねぇ。」
「りかさんのとこに居るの見た。」
「ミズ、ほんとう?タニ君は?」
「居なかった」

「だからさあ、ねったん。コムさんは、あのトウコって人と
一緒に出て行くほうがいいんだよ」
「僕は反対だ。」
ますますムキになるねったん。
「壮君はどう思う?」
「オサさんは、アサコさんと一緒に居たいんだろうな。」
って、誰もそんなことは訊いていない......

「オー、でもそれがどーしましたか?」
「うん、それでね。誰かにワタルさんを嵌らせて、
コムさんにワタルさんをあきらめさせる。っていう作戦なんだって。」
「でもシカ-シ、それとてもムズカシイでーす。」
「うん、だからさ、僕達も協力しようと思うんだけど」

「どうヤリマスカ?」
「誰が、ワタルさんを溺れさせることが出来るか、ってことなんだけど。」
「オレが、やろう」
「ミズが.....?」
一瞬、ミズがワタルを抱いている?もとい、抱かれている?
光景が頭をよぎってしまったキム.......。

「泳ぎ、得意だし」
「ミ、ミズ。そうじゃないって」

「壮君が、刀で脅して、ヤッチャウとか.....」
「なんで、俺がそんなことしなきゃならないんだ?」
「だって、ワタルさん強いし、そう簡単に溺れそうに無いし」

「ちー坊だって強いぞ」
ミズに言われて、ちー坊とワタルが....を想像してしまいそうになるキム。
「K‐1グランプリするわけじゃないんだから、
強ければいいってもんでも......」

「のあは?」
「僕はコムさんを泣かせるようなことはしたくない」
「キムがすれば?」
「ぼ、ぼくはそんなことしたこと無いし。」

「オレ達、みんな、したことないぞ。」

と言う壮君の一言で、厨房チームの参加は今回見送りとなったのでした。

管理人さま&さえちゃんファンのみなさまごめんなさい No: 233

投稿者:№223です 01/12/11 Tue 00:17:00

さえちゃんのう○、私好きです。
けしてさえちゃんをボウトクしてるわけじゃないの。愛情表現なの。
許して~わかって~

ちなみに、極道轟組のさえちゃんのしゃべりが女っぽいのも
最初に私がそう書いたせいかも・・・かさねがさねすみません。
男らしく生まれ変わらせて下さってもOKですよ!(無理か?)
P編ではさえちゃんは普通の男の子?の予定・・・です。

                 過去に殺し屋さえちゃんを登場させたおんなより

コムちゃんの浮気もいいですね~ No: 232

投稿者:すみれ 01/12/11 Tue 00:04:53

みなさん、どんどんいろいろに
枝がのびて、見ていて楽しい。

オサちゃんも、TCAスペシャルのときの女装で
りかさん絡んだ時の笑顔が素敵で
ぜひ、ここでもりかさんと絡んでほしいな~

わたるさんとは、絡んだのを見たことないから
新鮮。
でも、わたるさんのキャラとしては
オサちゃんには、結局惑わされないで
コムちゃんのもとへ
という感じでしょうか?

りかさんとオサちゃん、どなたか宜しくお願いできませんか?

それぞれの展開 No: 231

投稿者:華子 01/12/10 Mon 23:50:03

たのしいですねー。刺激されちゃいますぅ。
オサちゃんの絡み具合が、興味津々。
ワタコム応援団の私ですが、オサちゃん借りちゃおうかしら。
なんか、皆さんの文章から食指が沸きます。

「チョット、横道」を書こうと思いましたが
今日は、失敗書き込みをしてしまったので
また後で、書き込みまーす。

ショーコ様、コムちゃんの“浮気”いいですねぇ。
興味ありありです。でも、やっぱり最後はワタコムで行きたいですね。

ワタリカ書いてます~ No: 228

投稿者:ベンヤミン 01/12/10 Mon 22:44:29

うかつなワタル、いいですね。
短い文章なのにいい味出ていて笑えました~
また移り香でコムちゃんも怒っちゃうよ!!

書斎のあとは? No: 227

投稿者:リカタニも 01/12/10 Mon 22:26:51

リカは部屋の前まで来ると、そっと空けたドアの隙間から中の様子を伺った。

暖炉の火が燃えているだけで部屋の明かりは消えているようだ。
「さすがにもう寝たのかな?」
ベットの横をすり抜け、素早くシャワールームに向かったリカえをタニの声が出迎えた。

「お帰りなさい、リカさん。随分遅かったね。」
タニは暖炉を背にしていたのでその表情までは見えない。だが視線が自分の胸元に
むけられているのを感じて、リカは無意識のうちにはだけたシャツの胸元を押さえた。
「ああ、ただいま。遅くなって悪かった。先にシャワーを浴びてくるよ。
(ボタンがちぎれて無くなっていることまで気づいたかな?)」

シャワーの下でリカは考えを巡らした。
『ワタルのとのことは今に始まったことではない、俺の健康状態に響くほどでなければ
そうは怒らないはずだ(まあ、いささか勝手な解釈ではあるが)。
でもさっきのあの厳しい態度。あれはどう見ても怒ってる感じだった。やはりあれか、オサか?そうか、
オサと会っていたと誤解してるのか・・・?』

シャワーを終えると鏡の前で最後の点検を行った。首から胸、そしてもっと遙か下の方にも
無数の紫色の印が・・・だがこれはもう誤魔化しようがない。
あきらめてバスローブを羽織るとタニの居る寝室に戻った。

「えっ、タニ?」
一瞬またタニがどこかへ行ってしまったかと思った。だがタニはもうベットの中でリカに
背を向けて眠っていた。寝息を聞くとリカはホッとしたが明日、明るい部屋でタニと向き合う
ことの方が恐かった。

「ゆ・う」 タニ寝返りをうつと何か言った。

「ゆう? 誰だ、そりゃ?」

「ゆ う」

もう一度タニはその名を口にすると、静かに寝息をたてはじめた。

今日もにぎやかですネ No: 226

投稿者:ショーコ 01/12/10 Mon 22:09:28

ワタコム応援団の皆様、ご加入を感謝。うれしいです。
もっと、どんどん書いてくださいね。楽しみにしてます。

ノル×ぶん親衛隊の皆様、発足オメデトウ。

「わたりか愛好会」様、壮君をケロ先生に診せて下さってありがとう。
壮君、廊下に放りっぱなしで置いて来ちゃった(^^)ので、心配してました。
とうとう、オサちゃんにリカちゃんがかかわってきましたね~。
オサちゃん、魔性だからな~、今後の進展が心配です。

ところで、華子様、かしちゃん、かわいい(^^)
トウコちゃんの方が溺れそうで心配なんですけど。

うう~ん。心配ばかりだあ。

ワタルく~~ん。もう、いいかげんにコムちゃんのところへ戻ってきて~。
コムちゃん、浮気させちゃうぞ(^^)
な~んちゃって。

パソコンの前で一人爆笑! No: 225

投稿者:管理人 01/12/10 Mon 22:01:20

>「でもちょっと不安だな。テレビの仕事って歌が多いから・・・」
>ちょっと表情を曇らせたさえこは、すねたシャム猫のようだ。
>こんな顔をすれば飼い主が放っておかないことを知っている。

>「大丈夫だ。俺にまかせておけ、さえこ!」
>ターはさえこを抱き寄せ、力強く言った。
>「お前は立ってるだけでいいんだ。歌は裏で俺が歌ってやるさ」

あはははは 私ものるぶん親衛隊!様最高です。
さえちゃんとターを絡ませましたね アマゾンな二人です。
この文最高さえちゃんのう○の下手さを巧みに言った感じですねー あはははは
マジつぼです。 ターは○たが上手いから もーマジつぼです でも今回 ベルばらより
かなーりお○上手くなったんですよさえちゃんは。 ワタリカもマジつぼですわー♪

うかつなワタル(いつも) No: 224

投稿者:836番 01/12/10 Mon 21:50:38

重い気持ちでコムの待つ部屋へ帰ろうと、邸の廊下を歩いていると
轟がガウン姿で部屋から出てきた。
「おお、ワタルか」
と、声をかけてから轟は「ん?」という顔をした。
「あ…轟さん、ええ」
轟はすぐニッと笑って言った。
「相変わらず、りかはいい匂いがするなぁ」
そのまま階段を降りて行ってしまった。
ワタルは「?」と思ったが、
別によく考えもせずにそのまま部屋に帰っていってしまった。

芸能P編 その頃、外の世界では・・・2 No: 223

投稿者:長いから2回に分けます 01/12/10 Mon 21:29:21

「こ、ん、に、ち、わ~」
部屋の片隅でぐったりと重なり合い、情事の余韻を楽しんでいたまとぶんとかよこの耳に、
最近テレビでよく聞くようになったハスキーな声が聞こえた。
「あの声は・・・さえこ?」
まとぶんとかよこはあわてて起き上がり事務所の受付へ急いだ。

受付には、トレンチコートを着た、いかにもやり手営業マン風の男と
毛皮にくるまれたすらりとした肢体の妖艶な青年が立っていた。
「いらっしゃい。ターさん、さえこさん」
あたふたと二人を出迎えたかよことまとぶんだった。

「どうしたんです。今日は」
「いや、ちょっと寄っただけさ。のるは出かけてるのか?ぶんは?」
「お二人はお仕事ですよ」

ターは一瞬、まとぶんがシャツの胸元を慌てて閉じたのを見たが、見ないフリを決めた。
(なかなか可愛い子だ・・・。うちの事務所に引き抜こうかな)

「あれっ?まとぶん、寒くないのー?そんなシャツはだけちゃって」
そんなターの思惑も知らずまとぶんにちょっかいを出すさえこ。
「いえ、あの・・・」
まとぶんは赤くなって、そ知らぬふりをしているかよこの影に隠れたのだった。

「実は今度、うちのさえこが『ボーイズ・ナイト・バリバリ全開』のレギュラーに決まったんだ」
脱いだトレンチコートをさえこに手渡しながら、上機嫌でターが言った。
「ええっ。あの、超人気深夜番組の!?すごいですね・・・」と、まとぶん。

(なんだよ。自慢しに来たのか・・・ぶんさんも候補だったの、知ってるくせに)
(ぶんちゃん、面接でプロデューサーの股間蹴り上げて帰ってきたって話だもん。仕方がないよ)
ひそひそと話すまとぶんとかよこの会話を知ってか知らないでかターは話を続ける。
「番組のプロデューサーがすっかりさえこのこと気にいってな」

「でもちょっと不安だな。テレビの仕事って歌が多いから・・・」
ちょっと表情を曇らせたさえこは、すねたシャム猫のようだ。
こんな顔をすれば飼い主が放っておかないことを知っている。

「大丈夫だ。俺にまかせておけ、さえこ!」
ターはさえこを抱き寄せ、力強く言った。
「お前は立ってるだけでいいんだ。歌は裏で俺が歌ってやるさ」
「そんなー、ターさん」色っぽい眼で、ターを見るさえこ。

「はっはっ。俺も若い頃は男らしい風貌に不似合いな甘い歌声で売ってたときもあるんだぞ。
ま、それは冗談だが、とにかく心配するな。
さえこにデカい仕事も決まったことだし、今夜は焼肉でも行こうと思ってな。
どうだ、かよこ、まとぶんも一緒に行かないか。今夜は俺のおごりだ!」

「えー。いいんですか、僕達も」
「いいとも。俺は若い子が食べるのを見るのが好きなんだ」

「わーい。焼肉、焼肉ーー」
「もう今日の仕事はお終いだねっ」

情事の後はおなかがすくものだ。
ついさっき、自慢げなターを憎らしく思ったことは
キレイサッパリ忘れたかよことまとぶんだった。

大好物の焼肉につれられ、無邪気に喜ぶまとぶんとかよこ、
そしてもちろん目に入れても痛くない秘蔵っ子さえこを連れ、
上機嫌のターは夜の新宿へと繰り出していった。

・・・・・
あれ?
のるぶん親衛隊といいながら、のるもぶんも出んかった・・・
HTさま、とりあえずかよこ×まとぶ、ター×さえこ(?)で書き始めたけど、
ぶんちゃんを待つ間ののるのその後って書いちゃってもよいのかしらん?

芸能P編 その頃、外の世界では・・・1 No: 222

投稿者:私ものるぶん親衛隊! 01/12/10 Mon 21:24:29

HTさま、続き、待ってます。
でもぶんちゃん、何があっても負けてはいけなくてよ!!
のるとの純愛を貫くのよーー!!!

と、勝手な私。
ぶんちゃんのその後はHTさんにお任せして、私も芸能P編、ちょっと書いてみた・・・

・・・・・ ここは赤坂の一等地にある芸能プロダクション「ザ・プリンス」の事務所の一室である。
年内に処理しなければいけない書類の整理を熱心にする二人の青年がいた。

「ねえ、かよこ。今度はぶんさん、うまく行くかなあ?」
仕事の手を止め、まとぶんが聞く。
今年入ったばかりの新人社員で、まだスーツが着慣れていない。

「無理じゃない。のるさんは気合入れてたけど・・・轟社長って怖いらしいよ。
ぶんちゃんが今年怒らせる最後のおじいになるだけだよ、きっと」
仕事の手を止めず、かよこはあっさりと言い放った。
かよこはまとぶんの一期先輩で、主に事務所の経理関係をまかされている。

「のるさん、ぶんさんに相当入れ込んでるものね。
たしかにぶんさん、とってもキレイだし、歌も芝居も上手いし、魅力的だと思うけど、あの性格がね・・・。」
ドタキャンしたり、生放送で暴言吐いたり、トラブル三昧だもん。
ぶんさんが稼ぐお金より弁償金とかで払うお金の方が多かった気がするの、気のせい?」
まとぶんは言いながら、ため息をついた。

「気のせいじゃないよ。経理上もそうなってる。
のるさんがぶんちゃん売り込みに掛かりっきりだったせいで、
今年はうちの会社の売上ガタ落ちだったよ。ボーナスも減ったし・・・。
のるさん、今年はターさんにだいぶ差をつけられたね」
経理台帳をめくりながら冷静にかよこが言った。

ターは、「ザ・プリンス」のライバル会社の看板営業マンである。
ターとのるは同じ大学の一期違いだが、その頃から何かとはりあっている犬猿の仲らしい。
それでいて、ときどきターはのるのところにもちょっかいを出しに来る。
どうやら目当てはぶんらしいともっぱらのうわさだ。

「いっそ僕のこと売り込んでくれないかなあ、のるさん」
鏡を見てポーズを取るまとぶん。
だが、かよこは静かに首を振った。
「君じゃ色気不足だね」
「なんだよぉ」
ふくれたまとぶんのほっぺたをかよこがつついた。
「いいんだよ。俺はそんなお前が可愛いんだ・・・」
「かよちゃん・・・」
二人の唇が重なりあった。

かよこは、まとぶんの視線を捕らえたまま、自分からデスクの上に身を投げ出した。
「かよちゃん、仕事中だよ・・・まずくない?」
そう言いながら、言葉とは裏腹に
まとぶんは背広を脱いで自分のネクタイを引き抜いた。

かよこは、妖艶に微笑み、自分からシャツをはだけてゆく。
「大丈夫。のるさんとぶんさんは出かけたばかりだし。来て・・・まとぶ」

全面ガラス張りの明るいオフィスの中で、
二人の若い美しい青年の肢体は激しく絡み合い、燃え上がっていった・・・。

今日退団発表あったから No: 221

投稿者:管理人 01/12/10 Mon 21:22:29

拓ちゃんなんてどうかしら?
拓ちゃんいなくなるのは寂しいですねー
新公では猛きではワタルの役で 今回はかしちゃんの役です。
今日から雪組はお稽古かー ちょっとかなしーくなる管理人でした

836番様へ No: 220

投稿者:0番 01/12/10 Mon 20:58:45

話の流れがどうでもかまわないです(笑)それらしい設定から、
皆様が妄想・・・じゃなかった想像力を駆使して色んなパターンで話を広げて下さったので、
たぶん現時点でもそれぞれの流れができてるでしょう(笑)
タニちゃんとかよこちゃん&まとぶん、オサちゃんの関係も、それぞれの正体
さえ、なんか数種類ある気がしますし^^;
タニちゃん、研7以下の族の頭とかってのもあったし^^

私のヒステリーにつきあってかよこちゃん&まとぶんを書いてくださった方々、
どうもありがとうございました^^;

メアド訂正(^^; No: 219

投稿者:紫月 01/12/10 Mon 20:15:38

すんません、抜けてました。

書斎 Vol.2 No: 218

投稿者:ワタリカ愛好会 01/12/10 Mon 20:10:47

今日いったい何度の絶頂を味わったんだろう。
タニと、そしてワタルと。

そんなことをぼんやり考えながら、まだ荒い呼吸のままソファーで横になっているリカに、
ワタルは氷の入ったグラスを差し出した。リカはゆっくり起きあがると、カラカラの喉に
冷たい液体を流し込んだ。

ワタルは上半身裸のまま、ウイスキーがリカの口元からあふれ、喉を伝わってはだけた
胸まで流れる落ちるのを見ていた。そして、いきなりリカの手からグラスを取りあげると
その跡をたどって舌を這わせはじめた。

「もうやめよう、ダメだ、今日はもう・・・」
力ないリカの声に一度は体を離したワタルだったが、リカの切ない表情と濡れた唇に、
またもワタルの欲望は押さえが効かなくなっていた。
「やめろっ・・くっ・・フウウーー・・」
言葉では抵抗しているリカも、もう立ってはいられない様子だ。
なおもワタルが唇を這わせ続けると、リカはがくがくと崩れおちた。
「ワタル・・・」
今度はリカの方からワタルを求めた。
 :
 :
書斎のソファーにそれぞれ背を向けて腰掛け、無言で服を身につけたときにはとうに
深夜をまわっていた。
ぬるくなったウイスキーを二人で飲み干すと、どちらともなく唇を合わせた。

こんなに穏やかに二人の情事が終わるのは初めてだった。
だが二人の心は重い。
夜中まで留守にしていてタニが黙っているはずがない。リカを捜し回り、
ここにワタルといることに気づいたかも知れないのだ。情事を見られてしまった可能性もある。
コムだって部屋で心配してるに違いない。

もう一度長い口づけを交わすと、二人はそれぞれの帰るべき場所に戻っていった。

うれしいです。 No: 217

投稿者:LOVE 01/12/10 Mon 19:52:30

HTさま~。いづるんを登場させてくれてありがとうございます~♪
まってたんです、ひそかに・・・・(笑)
えっといっつもROM専でごめんなさい。
私も書いてみようと思うのですが、難しいですね~。
みなさんの文才には感激です。

さっきの№214 No: 215

投稿者:HTです 01/12/10 Mon 19:11:11

芸能P編part5、ぶんこむ登場!って題名でした。

Kさま。「のる×ぶん親衛隊!」気に入ったです~。
シブガキ隊のファンだった頃を思い出す・・・超ふるーい。
ありがとうー!Vol2楽しみにしてますよ。

さえちゃん、樹里ちゃんも登場ですね。ゆうかちゃんはこの先どうなるんだろ。
まとぶん×かよこに加えてたにも絡んじゃって・・・フクザツですが最高です!
またまた寝不足になりそうだー

No: 214

投稿者:HT 01/12/10 Mon 18:44:34

昼時のカフェテリアは混み合っていた。窓際の一角のテーブル、そこだけが別世界のように静まり返っている。
ぶんは吸い寄せられるように彼の前に立った。「ここ、座ってもいいか」
愛想のないぶんが気を使ってしまう程、消え入りそうなコムはぶんをまっすぐ見て、頷く。
(綺麗だ・・・)レッスン生達は皆それなりに整った顔立ちをしていたが、
ぶんからすれば存在自体がかぼちゃやじゃがいもだった。
話したかった。でもぶんの口から出てきた言葉は「天気いいな」
(何、舞い上がってるんだ。僕は)ぶんは失笑する。
「わたさんが、来ないんだ」突然コムが呟いた。
「ブッ」飲んでいたコーヒーを噴きだしそうになるぶん。
(何だよ、唐突に。でもこの子も誰かを待ってるんだ。僕がのるさんを待つように)
「わたさんって君のマネージャー?」
「・・・」
「でも一月たてば会えるだろ」
「・・・」コムは既に貝になってしまった。
(駄目だ、こりゃ。)「僕、ぶん。ここの劣等生だよ、またな!」

また夜が来た。一人の夜。昼に会ったコムも寂しい夜を迎えているのかと思うと
ぶんは心強く思った。そして思い切ってコムの部屋を訪ねたのだった。
意外とすんなりコムはぶんを入れてくれた。世間話をいくつか考えてきたぶんに
コムはいきなり「ぶん・・・くん。社長と寝た?」
ぶんは1メートル位飛び上がりたいほど驚いてしまった。
(多分、僕より年下だよな。落ち着かなきゃ)
「ぶんでいいよ。寝たけど寝てないってとこかな」
「あ、僕も」コムの口元がほころんだ。
それからコムは好きなダンスの話などぽつりぽつり話始めた。

ぶんはコムと気が合った。ぶんをみて変な妄想を抱かない男はのる以外には初めてだった。
どこか自分と似ているのかもしれない。同志を見出したようだった。
「かしげさんていつも社長の部屋に入りびたりなんだよ。知ってる?」とコム。
「コム、何で詳しいんだよ」
「それに、あんなに几帳面そうなのにかしげさんの部屋って散らかり放題なんだから」
「・・・もしかして、かしげとは寝たのか、コム・・・」
「違うよ。ぶんと同じ。社長に助けられた」
「って、何でそんな事まで知ってんだよ!?」

***後は誰に登場してもらおうかな。そういえばのるさんはどーしたんだ?>自分。

すごーい一杯だぁ No: 213

投稿者:K 01/12/10 Mon 18:34:25

嬉しい~ドキドキの題材が一杯ですねー。
管理人さま、突然ですが、『ノルXぶん親衛隊(死語?)』なんてのはいかがでしょうか?
HTさまはじめノルXぶんフリーク(爆笑)の皆様いかかでしょ?
それから発端の(笑)O番さま、主役がタニちゃんって初めて知りました(爆)ごめんなさいー。
ちょっと顔?出してみました。
近々Vol.2行きますねー。

すぐ沈みそうな感覚が抜けてなくて都度保存してしまう(がはは)重症のKより

芸能P編part4 No: 212

投稿者:HT 01/12/10 Mon 17:53:17

「ぶんくん、君はもっと笑わなくちゃいけまセーン!」(やはり外人風)
ダンス講師のチー坊は元気良く説明する。「こうです。このターンでニコッ」
何度もやって見せるのだがぶんは刺すような目つきで「いやだね。可笑しくないのに笑えるかよ」
「オーウ!ぶんくん、楽しいこと忘れてるんですね。カワイソウデス・・・」
(可哀想?ここに来た時から僕は人形になったんだ。一月我慢すればまたのるさんとの生活がはじまるんだ)

しかしここでの暮らしは案外気ままでいい。他のレッスン生とも何人か遭遇したが
皆お互いに関わろうとしない。食事は社内のカフェテリアでとる。
だが1週間もするといつも同じ窓側の席でひっそりと座っている生徒に目が行くようになった。
他人に無関心のぶんがなぜか気になる彼はコムというらしい。
(僕もフキゲンな顔をしてるけどアイツは何か寂しそうな顔をしているな・・・)

「いいよ。いい!その表情」
被写指導をするいづるんは、いつもぶんを褒めちぎる。
「もっとカメラを睨んでごらん。トップグラビアは間違いなしだ!」
(こいつも危なそうな奴だよな・・・)

最初の夜以来、トドもかしげもぶんの部屋には入れていない。
与えられたスケジュール通りの生活をすれば良く、無事に日々が過ぎていく。
ただ毎晩くる夜だけがぶんはいやだった。一人で寝るのだけは慣れない。
(のるさん・・・)子供のように体を丸めて布団を頭までかぶる。
(あの人・・・)トドの暖かい腕を知ってしまったぶんはトドをも懐かしんで焦がれてしまうのだった。

***登場人物、増やしちゃった。りかちゃん&たにちゃんは上手くからませられないんだけど。
できる人がいたらやって欲しいな。勝手に進めてるけど横道、サイドストーリー、大歓迎なのよ。
ここは何ていう会になるんだろう。皆考えて!

タニの秘密?&ワタリカ No: 211

投稿者:ワタリカ愛好会 01/12/10 Mon 17:43:44

リカが目を覚ましたとき、昼の暖かだった日はとうに傾いていた。
自分でもびっくりする程のさわやかな目覚めだった。
痛めた方の肩をぐるりと回してみる、いい運動になったのか随分軽くなっている。
リカはもう一度タニを味わおうと手を伸ばした。

「ん・?タニ?」

真っ先にリカが考えたのはオサのことだった。途中までオサを想像しながらタニを抱いて
いたことは確かだった。もしやオサの名を口に出して言ってしまったのかもしれない・・・。
リカの胸に後悔と不安が広がった。

あわててシャツとズボンだけ身につけると、足元にまとわりつくくららの頭をポンっと
なでるように叩くと部屋を後にした。

広い屋敷中全て探し回るわけにはいかなかった。だいたい広すぎてリカにもまだ構造すべて
を把握できていなかった。厨房にも中庭にも洗濯場にもタニの姿はなかった。
薄暗くなった屋敷の中を部屋に戻りかけると、考えもしなかった別棟の方角からタニが現れた。
「タニっ、心配したゾ。」
「リカさん!!あっ、ごめんなさい。」

お互い後ろめたい気分で、どうも目を合わせることが出来ない。
「あの、僕、ねったんに頼まれたことがあって・・これからまた厨房に戻るんだ。」
「そっか、あっ、俺も書斎で調べモノがあるんだ。食事は遅くていいよ。」

タニが厨房になど行っていないことは分かっていた。だがオサのことを気にしている
リカは自分のせいでタニの様子がおかしいのだと思っていた。
ゆっくり頭を冷やそうと書斎に向かった。
:
:
書斎のドアに手を掛けたリカは、さっきまで暗かった部屋に明かりがついている事に気づいた。
誰かいたのか、出直してこようか・・・ドアを閉めかけた時中にいた人影が動いた。
「ワタル・・・」

逃げるようにドアを閉じようとするリカをワタルはむりやり部屋に引きずり込んだ。
ワタルとリカはあの厨房での一夜以来関係を持っていない。
腕をつかまれ怯えたような目でワタルを見上げるリカはたまらなく魅力的だった。
「くっう、離せっ!」
ワタルの腕はぴくりともしない。
それどころかますます強引にリカの体を引き寄せ、唇を奪った。
次の瞬間リカはポンッとソファーに投げ出されるとシャツの前を一気に引きはがされた。
ワタルの鋼のような体にのしかかられると抵抗することも、息をすることすらできない。

「ぐっうっ、ううっっ」
ワタルの動きに合わせてリカの口からはあえぐようにしか呼吸が出来なかった。
「どうして俺はまたワタルの暴力に身を任せているんだ・・・」そう思いながら
リカの意識はどんどん薄れていった。

ねったん・ゆうかちゃん。 No: 210

投稿者:keiko 01/12/10 Mon 16:50:33

今日も元気に皆の料理を作るねったん。
できあがった料理をコムさんのところにいそいそ
と鼻歌を歌いながら持っていくねったん。
廊下でいきおいよく誰かとぶつかる。
なんとか持っていたお盆はひっくり返さないですみ
ホッっと一息。
「ごめんなさいい。大丈夫ですか?ケガはないですか??」
と言いながらねったんは相手をみてビックリした。
「ゆうかちゃん・・・・・」
ゆうかちゃんもねったんをみて何も言えず呆然としたまま・・・・
ねったん「どうしてこんなところに?」尋ねても
黙ったままじっとみつめているゆうかちゃん・・・・・

この後どうしましょう・・・・・
なんとなくゆうかちゃんも出したくて書いてみたのですが・・・・
どうしよう・・・・
いいのかな??
こんな調子で・・・・・

いやー 壮ちゃんいいですねー No: 209

投稿者:管理人 01/12/10 Mon 16:44:44

わたリカに続き壮ちゃんにもはまってしまいそうです。
皆様 壮ちゃんもわたリカも宜しくお願いします。
とうこもいいんでないかい でも実際の背だとかしちゃんととうこは6cm位はなれて
ますよね。(爆死)もてるのか とうこにかしちゃんが?! というツッコミはあとにして

では 何に続こうかなー?

樹里だします 樹里もリカに絡んでほしいし さえちゃんや 樹里って絡みづらい? 紫月さんがりかあさこだしなー
タニを困らせてあげたくないし・・・

******************************
ここはホテルのバー
一人たたずむ 妖しいオーラを漂う人
女の人とも思えるその人が声をかけられた。
「お嬢さん 俺と付き合わない?」
「あら ご冗談 あなたには本命がいたんでなくって」
と女と思われる男に声をかけたのは樹里だった。
「今はおまえに夢中なんだぜ」
声をかけられたのはさえこだ。
その妖しい雰囲気の女とさえ思えるさえこと ギャングかと思えるような装いをしている樹里との二人は
他人から見ると普通の人とは違う何かを持っていた
「お客様 ご注文は?」とバーテンは尋ねると
「ウイスキーを」と樹里がいう ほどなくウイスキーがやってくる。
「では 再会に」「乾杯」 とさえこのワイングラスと樹里のウイスキーグラスが鳴った。
「今回呼んだのは何? また何かやらかすの?」と言葉をかけたのはさえこの方だった。
「やらかすとは人聞き悪いな」と樹里は交わす
「あなた 轟組と関わろうと思ってる? 私はボスのところ(ノル)にずっといるけれど・・・ 
私を呼んだのはそれしか考えられない」 とさえこは言う。
「良くわかったな」
「何年付き合ってきてると思うのさ」 とさえこ
「さあな もう忘れたくらい長い年月だな」
「で どうするのそれで 轟組は要注意だな」
「なんとかして欲しい だからおまえを呼んだんだ」
「だと思った OK 取り次ぐよ」とさえこは言う
「ここではなんだ いこうぜ」 お金を置いて席を立つ樹里。
「? どこへ」 とさえこも席を立つ
樹里は歩いていった 足が長いので歩くピッチが速い さえこも背は樹里に負けずとおとらずあるが「待って」
と言わさる程速かった。
エレベーター乗り場へ着いた エレベーターはガラス張りになっていたが
樹里が乗り さえこが乗った途端 樹里は閉めるのボタンをバンと押し その瞬間 さえこの腕を引っ張り
目の前のガラスにもたれる様に いきなりさえこにキスをした。

長くなったのでここで一端切ります。
誰か書いてくださいなー 先をねー
書かなければ書きますわー っていうか さえちゃんの喋り方が苦労します。
女っぽいんですもの あははは

たにまとぶん No: 208

投稿者:Z 01/12/10 Mon 15:56:56

相変わらず、鋭い目でたにを見つめるまとぶん。 たにはどうしていいかわからず、困り果てている。

「ゆう」

唐突に口を開いた少年に、たにはおもわず体をビクッと跳ね上がらせた。
「え?」

「 ゆ う 」

まとぶんは聞き取り易いように間を置いて言った。

「あ、ゆうさんっていうんですか?」

たには少し顔を明るくした。
まとぶんが自分に声をかけてくれたことが嬉しかったのだ。

「あの、ゆうさん、」
「ゆうさんじゃない  ゆ う  」

「え?あ・・・っと じゃあ、ゆう」

まとぶんは鋭かった目を少し緩めた。

「また今度、ここに来てもいい?」

その言葉に、まとぶんはゆっくりと首を縦に振る。
たには顔を輝かせた。
「じゃあまた来るね!」
ゆうは少しだけ口角をあげてニコッと微笑んだ。

たにの廊下を歩く足取りは軽かった。
ただ少し、まとぶんが自分に微笑みかけてくれただけ・・・
それだけだったけど、たにには充分だった。
何でこんなにまとぶんに引かれるのかわからなかったが、
とにかくもっとあの人と話がしたいと思っていた。

たにが出て行った後、かよこはむくっと起き上がった。
「珍しいね、ゆうがこんなに早く他人に気を許すなんて。」
まとぶんは扉を見つめながら言った。

「あの子は大丈夫だよ」

りかがおさに気をとられている時の裏の、
たにの行動ってことにしておいて下さい。

やっぱリカ×タニ・くららもね No: 207

投稿者:ベンヤミン 01/12/10 Mon 15:18:13

肩の回復は順調だった。タニとくららの3人(?)で囲む食卓は毎日楽しく、
リカの頬にも少しずつだがふくらみが戻ってきたようだ。

タニが洗濯から戻ると、部屋の外にまでくららのミーミー激しく泣く声が聞こえた。
「リカさんと一緒のはずなのにな~? ハッ、リカさん!!!!」

リカの身に何か起こったのでは、とタニは洗濯物を放り出してドアに飛びついた。
リカはケロッとした顔で勢いよく開いたドアを不思議そうに見つめていた。

次にタニの目に飛び込んできたのはピョンピョン跳ねている桃色の塊だった。
「?????」
「く・ら・ら・・????ええ~~~くらら~!!!」」

リカから逃げるようにしてタニの胸に飛び込んできたのは桃色に染めあげられ、
おびえきった様子の子猫のくららだった。
「りいーかあーさんっ!! なんて可哀相なことするんですか!!」
「だって、くららにはこの方が似合うと思ったんだ。可愛いし・・・、
ただの白猫じゃあ普通すぎるじゃないか・・・」

リカの言い訳などタニの耳には入らなかった。
タニのあまりの剣幕にめずらしくシュンとなったリカは、小春日和の穏やかな午後の間中
おとなしくタニの説教に耳を傾けていた。

上目づかいに大きな目でじっとタニを見つめるリカ。午後の日差しはいやおうなくリカの
意識を遠いところへと運んでいく。
オサの唇と暖かな手の感触。思わず握りしめた瞬間その手と唇がタニのものであることに
気づいた。
「リカさんったら、これじゃあ怒る気もなくなるよ。そんな可愛い顔で居眠りされちゃあ~」
おでこにキスをして立ち上がろうとしたタニの腕をリカはすばやくとった。

「人がせっかく気持ちよく眠っていたのを起こしたバツだ!!」
夢からまだ醒めきっていないリカは、オサとの幻影をタニに重ねたままその体におおいかぶさった。
「り・かさ・ん・・・・」

あっという間に身動き取れない状態にされ、久しぶりのリカの激しさに戸惑いを感じながらも
タニは快楽の泉に深く、深く沈んでいった。

たにまとぶんかよこ No: 206

投稿者:Z 01/12/10 Mon 15:06:19

たにはある部屋の前に立っていた。
以前、一度だけ来たことがあるこの部屋に、あの不思議な感覚が忘れられず、再び来てしまった。
食事を持って行った後、ねったんにあの二人のことを尋ねてみた
「あの二人はまとぶんとかよこって呼ばれてます。以前は地下室にいたそうですが。
 何故この邸にいるのかは知らないんですけどね。」
   地下室・・・
実際に見たことは無かったが、そこからものすごい叫び声や嬌声が聞こえてくることから、
なんとなくの予想はついていた。

おれは何をしにここへ来たのだろう・・・
あの二人に会って何を話すつもりなんだ・・・

いろいろなことが頭をよぎるが、もう一度会ってみたいという気持ちは静まることはなかった。

勇気を振り絞って扉を叩く。

   コンコン

・・・・・・・・・・・・・・
返事はやはり無い。
そっとノブを回し、扉を開けてみる。
「失礼します・・・」
そう言って中を覗くと、この前と同じ光景が目に飛び込んできた。
横たわる青年に、その前に青年を守るように座っている少年。
この前と同じ、獣のような目をしていた。
たには部屋に入ると後手にドアを閉め、その少年の目を見つめた。

重い沈黙が続く・・・。

たにはごくりと唾を飲み込み、声を喉から絞り出した。

「あの、おれ たにって言います」

反応は無い。

たまにはベンヤミンさんへ No: 205

投稿者:すみれ 01/12/10 Mon 14:53:02

りかさんとオサちゃんで
ぜひお願いしたいです~

襲われるオサちゃんも
さすが受け専で好き。
ショーコさんの壮くんを誘惑するオサちゃんも
好き。

う~ん、オサちゃんならなんでもいいのか(苦笑)

たにとまとぶん No: 204

投稿者:Z 01/12/10 Mon 14:45:01

たにとまとぶんの関係ってゴチャゴチャになっちゃってるんですね。
836番様、ありがとうございます。

たにとまとぶんを会わせたものの、その先の展開を
よく考えていないZです(笑)

何故かリカ×オサ・アサ No: 203

投稿者:たまにはベンヤミン 01/12/10 Mon 14:34:40

診察室のあと続けちゃいます。

診察室を飛び出したリカはほどなくしてオサに追いついた。
スラリとした縦長の後ろ姿が美しく、ずっと見つめていたい光景ではあったが
その足元のあまりのたよりなさにリカはたまらず駆け寄った。

「オサ、肩をかそう。」
リカは痛まない方の肩を差し出し、オサの背中に触れないようにそっとその体を引き寄せた。
気を付けたつもりが、オサのしなやかな腰に手をまわすとリカの腕には自然と力が入ってしまった。

「うっ・・つう」
オサが小さくうめいた。
「悪い、痛かったか?ん?」
リカはオサの片方の手をとって(腰にました手はもちろんしっかりはりついたまま)
そろそろと進み始めた。

「すみません。リカさんも怪我してるのに。でも、助かります。」
オサはくったくのない、輝くばかりの笑顔をリカに見せた。
「なーに、俺はもうリハビリ中だ。いい運動になるよ。このところ運動不足でな。
(そういえば最近は激しいのはなかったな~)」

広い中庭を横切る間、二人はしばらく無言のままお互いの呼吸と体温だけを感じていた。

「リカさん。」
「うん?」
「リカさんって不思議な方ですね。」
「何が?」
「頭が切れて(行動もキレテルけど・・・)、すごく仕事のできる厳しい人っていうイメージしか
普段はないけど・・・こんな、こんなに・・・暖か・い・・・」

リカの手をぎゅっと握り、熱っぽいうるんだ瞳で自分を見つめるオサが、
野獣になりつつある今のリカには誘っている様にしか見えない。
オサをこのまま抱きかかえて部屋に連れて帰りたかった。
『オサのばっきゃあ郎~!そういうことを真っ昼間の中庭でなんか言うなよな!!』

案の定、母屋のポーチに足をかけたとたん誰かが飛び出してきた。
アサコだった。
「すみません、リカさん。抜けられない仕事があったもんで、すっかりご面倒をおかけしました。
オサ、大丈夫か? 悪かったな、迎えに行けなくて。」

さすがにリカからオサを奪い返す様な態度こそとらなかったものの、
丁寧な口調に反してアサコの瞳には明らかな敵意と警戒の色が見られた。

『あいつが付いてる限り、オサを落とすのはムズカシそうだな。かといって壮じゃタニ2号だしな~~~』
部屋でかいがいしく自分の世話を焼くタニと壮のほのぼのとした情景を頭から振り払うように、
リカは激しく首を振った。診療所に戻る気はとっくに失せていた。

「さあ、早く帰ってくららと遊ぼうっっおっと~~~~~」

初めまして・・・ No: 202

投稿者:紫月 01/12/10 Mon 12:10:48

みなさま初めまして。
いつもROM専だったのですが、書いてみたくなり
書いてしましました。
あまりハードな物は書けませんが、続きも執筆中です。
(つってもそんな大袈裟じゃないが)
あぁついに出しちゃった(^^;恥ずかしいっすね。