2018年11月25日(日)ROCK CAFE LOFT is your room
【講師】牧村(第1サブステージ)憲一
【ゲスト】上條G.G(メインステージ進行補佐)俊一郎
1969年夏、中津川の椛の湖で開催された『第1回全日本フォークジャンボリー』に集まった2,000名弱(と、言われている)の観客が、1970年の第2回には8,000名、1971年の第3回には18,000名へと膨れ上がっていった。
およそ50年の歳月は今、そこにいた観客、出演者、主催者たちの記憶と記録を失わせつつある。大げさに聞こえるかもしれないが、生存者の証言をきちんと残さねばならないと考えた。その後編です。(文責・牧村憲一)
第1サブステージの「人間なんて、ラララ」
牧村:それでは、2日目のお話をしましょう。プログラムでは第1サブステージの吉田拓郎と六文銭の出演時間は夕方と記してありますが、遅くても15時には第1サブステージに着いていたと思います。すでに「3バカトリオ」と呼ばれていた高田渡、加川良、岩井宏がステージ上にいました。渡さんは酔いが回っているのか、ブツブツ言いながら演奏していました。一方、拓郎も酒が入っていた様子で、ステージ脇からヤジを飛ばし、渡さんをからかうとステージから渡さんが「死ね!」と返しました。録音だけ聴くと喧嘩している、吉田拓郎と高田渡は犬猿の仲だとか言われますが、実際は酔っ払い同士がバカヤロウとやっているだけですね。
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